JPH0833011B2 - 密閉型ケーソンの中詰方法 - Google Patents
密閉型ケーソンの中詰方法Info
- Publication number
- JPH0833011B2 JPH0833011B2 JP7467089A JP7467089A JPH0833011B2 JP H0833011 B2 JPH0833011 B2 JP H0833011B2 JP 7467089 A JP7467089 A JP 7467089A JP 7467089 A JP7467089 A JP 7467089A JP H0833011 B2 JPH0833011 B2 JP H0833011B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- sand
- caisson
- return pipe
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、防波堤や護岸等の建設において沈設される
密閉型ケーソン内に、中詰砂を水搬によって充填する密
閉型ケーソンの中詰方法に関する。
密閉型ケーソン内に、中詰砂を水搬によって充填する密
閉型ケーソンの中詰方法に関する。
(従来の技術) 従来、密閉型ケーソンの中詰は、第7図及び第8図に
示すように、ケーソン本体1の頂面を頂板2をもって閉
鎖した状態で沈設し、その頂板2にあけた注入口3より
注入管4を通して水と中詰砂とのスラリーを送り込み、
ケーソン本体1内で中詰砂5を沈降させ、余水を頂板2
の排水口6より返送管7を通して送り返し、再度スラリ
ーに使用するようにしている。なお、図において8は隔
壁9によって仕切られた隔室であり、10は隔壁9にあけ
られた隔室8間の流通孔である。
示すように、ケーソン本体1の頂面を頂板2をもって閉
鎖した状態で沈設し、その頂板2にあけた注入口3より
注入管4を通して水と中詰砂とのスラリーを送り込み、
ケーソン本体1内で中詰砂5を沈降させ、余水を頂板2
の排水口6より返送管7を通して送り返し、再度スラリ
ーに使用するようにしている。なお、図において8は隔
壁9によって仕切られた隔室であり、10は隔壁9にあけ
られた隔室8間の流通孔である。
この従来の中詰め方法では、注入口3が設けられた隔
室8aでは、スラリーが注入口3から下方に流速2〜4m/s
程度の速度出注入され、注入されたスラリーは、流通口
10を通って隣接する隔室に流過し、最終的には排水口6
から余水が排出されるものであり、排水口6が設けられ
た隔室8bでは排水口6が頂板2に垂直に設けられている
ため、隣接の隔室8から流過して来る余水が上向きに向
きを変えて排出される。そして、中詰が進んだ充填末期
には、第8図に示すように注入口3を設けた隔室8aで
は、下向きにかなりの速度でスラリーが注入されている
ため、質量の大きな粒子が堆積するが、ほとんどの粒子
が堆積できずに下流側に流され、スラリー注入量に見合
った空隙の状態が保たれる。一方排出口6を設けた隔室
8bでは隣接した隔室8の最上部の流通口10から流れて来
た余水が上向きに流水方向を変えて排出されるため、排
出口6近傍では、流水口に大きな乱れが発生し、ある限
界状態の空隙が保たれることとなっている。
室8aでは、スラリーが注入口3から下方に流速2〜4m/s
程度の速度出注入され、注入されたスラリーは、流通口
10を通って隣接する隔室に流過し、最終的には排水口6
から余水が排出されるものであり、排水口6が設けられ
た隔室8bでは排水口6が頂板2に垂直に設けられている
ため、隣接の隔室8から流過して来る余水が上向きに向
きを変えて排出される。そして、中詰が進んだ充填末期
には、第8図に示すように注入口3を設けた隔室8aで
は、下向きにかなりの速度でスラリーが注入されている
ため、質量の大きな粒子が堆積するが、ほとんどの粒子
が堆積できずに下流側に流され、スラリー注入量に見合
った空隙の状態が保たれる。一方排出口6を設けた隔室
8bでは隣接した隔室8の最上部の流通口10から流れて来
た余水が上向きに流水方向を変えて排出されるため、排
出口6近傍では、流水口に大きな乱れが発生し、ある限
界状態の空隙が保たれることとなっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したような従来の方法では、注入口及び排出口を
有する隔室の数が全隔室の1/4程度になり、これが中詰
砂充填率に大きく影響を及ぼしており、最近、注入、排
出口部分の隔室の充填率を高めたいとする要望がある。
有する隔室の数が全隔室の1/4程度になり、これが中詰
砂充填率に大きく影響を及ぼしており、最近、注入、排
出口部分の隔室の充填率を高めたいとする要望がある。
かかる状態にかんがみ、本発明では、通常の密閉型ケ
ーソンでは排出口の数が流入口の2倍存在したことに注
目し、排出口がある隔室の中詰砂充填を高め、全体の充
填率を高める密閉型ケーソンの中詰方法の提供を目的と
したものである。
ーソンでは排出口の数が流入口の2倍存在したことに注
目し、排出口がある隔室の中詰砂充填を高め、全体の充
填率を高める密閉型ケーソンの中詰方法の提供を目的と
したものである。
(課題を達成するための手段) 上記の如き目的を達成する本発明の特徴は、密閉型ケ
ーソンの頂面板に開口させた注入口より水搬によって中
詰砂を注入し、中詰砂沈降後の搬送水を、該頂面板に開
口させた排水口より返送管を通して排水させつつ中詰す
る密閉型ケーソンの中詰方法において、前記排水口の口
径を前記返送管の管本体部の径より大きくし、かつ、該
返送管の先端に前記返送管本体部の管径より大径の拡開
部を設け、該拡開部の拡開側端部を前記排水口に連続さ
せ、前記注入口から中詰砂とともに注入された搬送水の
排水口部における流速を、中詰砂の静水中沈下速度より
遅くしつつ中詰することにある。
ーソンの頂面板に開口させた注入口より水搬によって中
詰砂を注入し、中詰砂沈降後の搬送水を、該頂面板に開
口させた排水口より返送管を通して排水させつつ中詰す
る密閉型ケーソンの中詰方法において、前記排水口の口
径を前記返送管の管本体部の径より大きくし、かつ、該
返送管の先端に前記返送管本体部の管径より大径の拡開
部を設け、該拡開部の拡開側端部を前記排水口に連続さ
せ、前記注入口から中詰砂とともに注入された搬送水の
排水口部における流速を、中詰砂の静水中沈下速度より
遅くしつつ中詰することにある。
(作用) この中詰方法では、注入口より中詰砂とのスラリーが
送り込まれると、ケーソン内では中詰砂が沈降分離して
堆積され、余水が排水口から返送管先端の拡開部を通り
返送管内を返送される。そして、中詰が進み、充填末期
においても排水口及び拡開部を通る流速は、中詰砂の静
水中沈下速度より遅いため、排水口下側に大きな空隙が
のこることなく中詰砂の沈降堆積がなされ、充填率の高
い中詰がなされる。
送り込まれると、ケーソン内では中詰砂が沈降分離して
堆積され、余水が排水口から返送管先端の拡開部を通り
返送管内を返送される。そして、中詰が進み、充填末期
においても排水口及び拡開部を通る流速は、中詰砂の静
水中沈下速度より遅いため、排水口下側に大きな空隙が
のこることなく中詰砂の沈降堆積がなされ、充填率の高
い中詰がなされる。
(実施例) 次に本発明の実施例を第1図〜第8図について説明す
る。なお、前述の従来例と同じ部分には同じ符号を付し
てその説明を省略する。
る。なお、前述の従来例と同じ部分には同じ符号を付し
てその説明を省略する。
この方法では、ケーソン本体1の頂板2に、開口部断
面積の注入口3の5倍程度の大きさの排水口11を開口さ
せるとともに、第3図に示すように返送管7の先端に下
端開口が排水口11とほぼ同径をしたラッパ状の拡開部12
を設け、その拡開部12の先端を排水口11に連結してい
る。また排水口11は、従来の排水口6と同じ位置に同じ
数だけ、即ち、ケーソン本体1の頂板2の四隅に1個づ
つあけられている。なお、注入口3は従来と同じ口径の
ものが同じ配置に2個設けられ、また拡室8a,8a,8bの配
置も従来と同様である。
面積の注入口3の5倍程度の大きさの排水口11を開口さ
せるとともに、第3図に示すように返送管7の先端に下
端開口が排水口11とほぼ同径をしたラッパ状の拡開部12
を設け、その拡開部12の先端を排水口11に連結してい
る。また排水口11は、従来の排水口6と同じ位置に同じ
数だけ、即ち、ケーソン本体1の頂板2の四隅に1個づ
つあけられている。なお、注入口3は従来と同じ口径の
ものが同じ配置に2個設けられ、また拡室8a,8a,8bの配
置も従来と同様である。
このようにして注入口3より流速2〜4m/sにてスラリ
ーを注入すると、各排水口11では、その開口部断面積が
注入口3の5倍であり、しかも排水口の数が2倍である
ため流速が1/10、即ち0.2〜0.4m/sに減速され、注入さ
れた中詰砂の内静水中沈降速度がこれより速い粒が排出
されずに排水口11下の隔室8b内に堆積される。
ーを注入すると、各排水口11では、その開口部断面積が
注入口3の5倍であり、しかも排水口の数が2倍である
ため流速が1/10、即ち0.2〜0.4m/sに減速され、注入さ
れた中詰砂の内静水中沈降速度がこれより速い粒が排出
されずに排水口11下の隔室8b内に堆積される。
上述と同じ方法によって中詰を行った結果は、第4図
に示す如くであった。図中における枠内の数字は各隔室
如の中詰砂充填率(%)を示している。この結果から平
均充填率(%)は次の如くである。
に示す如くであった。図中における枠内の数字は各隔室
如の中詰砂充填率(%)を示している。この結果から平
均充填率(%)は次の如くである。
(1)注入口設置隔室 98.1 (2)排水口設置隔室 95.9 (3)前期(1)(2)以外の隔室 99.0 (4)全隔室 98.1 なお、上述の実施例では返送管7の拡開部としてラッ
パ状のものを示しているが、この他第5図に示すように
垂直部分を拡径のストレートな筒状にした拡開部12とし
てもよく、また第6図に示すように隔室8bの上部全体を
高くした形状の拡開部としてもよいものである。またこ
の拡開部は、返送管7に一体に設ける他、頂板2に一体
に設けてもよいものである。
パ状のものを示しているが、この他第5図に示すように
垂直部分を拡径のストレートな筒状にした拡開部12とし
てもよく、また第6図に示すように隔室8bの上部全体を
高くした形状の拡開部としてもよいものである。またこ
の拡開部は、返送管7に一体に設ける他、頂板2に一体
に設けてもよいものである。
(発明の効果) 上述の如く本発明の密閉型ケーソンの中詰方法によれ
ば、排水口の口径を大きくし、かつ、これに連結される
返送管の先端に拡開部を設けたことにより、従来と同じ
速度の中詰によっても排水口下の隔室への充填率が著し
く向上されることとなり、より安定度の高いケーソンの
設置がなし得られることとなったものである。
ば、排水口の口径を大きくし、かつ、これに連結される
返送管の先端に拡開部を設けたことにより、従来と同じ
速度の中詰によっても排水口下の隔室への充填率が著し
く向上されることとなり、より安定度の高いケーソンの
設置がなし得られることとなったものである。
第1図は本発明に使用するケーソンの部分横断平面図、
第2図は同縦断面図、第3図は排水口部分の拡大断面
図、第4図は中詰充填率を示すケーソン平面線図、第5
図、第6図はそれぞれ別々の他の実施例を示す排水口部
分の断面図、第7図は従来の中詰を示すケーソンの一部
横断平面図、第8図は同縦断面図である。 1……ケーソン本体、2……頂板、3……注入口、4…
…注入管、5……中詰砂、6……排水口、7……返送
管、8、8a、8b……隔室、9……隔壁、10……流通孔、
11……排水口、12……拡開部。
第2図は同縦断面図、第3図は排水口部分の拡大断面
図、第4図は中詰充填率を示すケーソン平面線図、第5
図、第6図はそれぞれ別々の他の実施例を示す排水口部
分の断面図、第7図は従来の中詰を示すケーソンの一部
横断平面図、第8図は同縦断面図である。 1……ケーソン本体、2……頂板、3……注入口、4…
…注入管、5……中詰砂、6……排水口、7……返送
管、8、8a、8b……隔室、9……隔壁、10……流通孔、
11……排水口、12……拡開部。
フロントページの続き (72)発明者 池田 省三 東京都品川区東大井1―11―25 五洋建設 株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特公 昭63−53333(JP,B2) 特公 昭63−53334(JP,B2) 特公 昭63−53335(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】密閉型ケーソンの頂面板に開口させた注入
口より水搬によって中詰砂を注入し、中詰砂沈降後の搬
送水を、該頂面板に開口させた排水口より返送管を通し
て排水させつつ中詰する密閉型ケーソンの中詰方法にお
いて、前記排水口の口径を前記返送管の管本体部の径よ
り大きくし、かつ、該返送管の先端に前記返送管本体部
の管径より大径の拡開部を設け、該拡開部の拡開側端部
を前記排水口に連続させ、前記注入口から中詰砂ととも
に注入された搬送水の排水口部における流速を、中詰砂
の静水中沈下速度より遅くしつつ中詰することを特徴と
してなる密閉型ケーソンの中詰方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467089A JPH0833011B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 密閉型ケーソンの中詰方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467089A JPH0833011B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 密閉型ケーソンの中詰方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02252820A JPH02252820A (ja) | 1990-10-11 |
| JPH0833011B2 true JPH0833011B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=13553901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7467089A Expired - Lifetime JPH0833011B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 密閉型ケーソンの中詰方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833011B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6353335B2 (ja) | 2014-10-07 | 2018-07-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 基板作業システム |
| JP6353333B2 (ja) | 2014-10-01 | 2018-07-04 | 川崎重工業株式会社 | 失火判定装置 |
| JP6353334B2 (ja) | 2014-10-03 | 2018-07-04 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 超電導電流リード |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP7467089A patent/JPH0833011B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6353333B2 (ja) | 2014-10-01 | 2018-07-04 | 川崎重工業株式会社 | 失火判定装置 |
| JP6353334B2 (ja) | 2014-10-03 | 2018-07-04 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 超電導電流リード |
| JP6353335B2 (ja) | 2014-10-07 | 2018-07-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 基板作業システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02252820A (ja) | 1990-10-11 |
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