JPH08330175A - セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents
セラミック電子部品及びその製造方法Info
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- JPH08330175A JPH08330175A JP15991795A JP15991795A JPH08330175A JP H08330175 A JPH08330175 A JP H08330175A JP 15991795 A JP15991795 A JP 15991795A JP 15991795 A JP15991795 A JP 15991795A JP H08330175 A JPH08330175 A JP H08330175A
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱バインダーを確実に行い、デラミネーショ
ンの発生を防止することが可能で、かつ、内部電極と外
部電極の接続信頼性に優れたセラミック電子部品の製造
方法及びセラミック電子部品を提供する。 【構成】 内部電極2の端部2aが露出した素子3の両
端面3a,3bに、形成部7と非形成部8が混在するパ
ターンの卑金属膜5を付与し、熱処理を行ってバインダ
ーを除去した後、卑金属膜5が付与された面に、少なく
とも卑金属膜5を介して内部電極2と導通する外部電極
4を配設する。また、形成部7と非形成部8の両方を含
む卑金属膜パターンの面積全体に対する卑金属膜5の非
形成部7の割合(開口率)を50%未満とする。
ンの発生を防止することが可能で、かつ、内部電極と外
部電極の接続信頼性に優れたセラミック電子部品の製造
方法及びセラミック電子部品を提供する。 【構成】 内部電極2の端部2aが露出した素子3の両
端面3a,3bに、形成部7と非形成部8が混在するパ
ターンの卑金属膜5を付与し、熱処理を行ってバインダ
ーを除去した後、卑金属膜5が付与された面に、少なく
とも卑金属膜5を介して内部電極2と導通する外部電極
4を配設する。また、形成部7と非形成部8の両方を含
む卑金属膜パターンの面積全体に対する卑金属膜5の非
形成部7の割合(開口率)を50%未満とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、セラミック電子部品
及びその製造方法に関し、詳しくは、積層セラミックコ
ンデンサや積層LC複合部品などのような、セラミック
中に内部電極を配設してなるセラミック電子部品及びそ
の製造方法に関する。
及びその製造方法に関し、詳しくは、積層セラミックコ
ンデンサや積層LC複合部品などのような、セラミック
中に内部電極を配設してなるセラミック電子部品及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、代表的なセラミック電子部品の一つである積層セラ
ミックコンデンサは、図4に示すように、セラミック1
中に複数の内部電極2を配設してなる素子(コンデンサ
素子)3の両端側に、内部電極2と導通する外部電極4
を配設することにより形成されている。
ば、代表的なセラミック電子部品の一つである積層セラ
ミックコンデンサは、図4に示すように、セラミック1
中に複数の内部電極2を配設してなる素子(コンデンサ
素子)3の両端側に、内部電極2と導通する外部電極4
を配設することにより形成されている。
【0003】そして、このような積層セラミックコンデ
ンサには、例えば、Ni、Cuなどの卑金属からなる内
部電極を、非還元性誘電体セラミック(焼成工程におい
て銅やニッケルなどの卑金属電極材料が酸化されないよ
うな酸素分圧の低い中性または還元性の雰囲気下で焼成
しても還元されて半導体化することがなく、誘電体材料
として使用するのに十分な比抵抗と誘電特性を有するセ
ラミック材料)中に配設してなるものがある。
ンサには、例えば、Ni、Cuなどの卑金属からなる内
部電極を、非還元性誘電体セラミック(焼成工程におい
て銅やニッケルなどの卑金属電極材料が酸化されないよ
うな酸素分圧の低い中性または還元性の雰囲気下で焼成
しても還元されて半導体化することがなく、誘電体材料
として使用するのに十分な比抵抗と誘電特性を有するセ
ラミック材料)中に配設してなるものがある。
【0004】ところで、このような卑金属からなる内部
電極を有する積層セラミックコンデンサにおいては、内
部電極2を構成する卑金属(例えばNi)と外部電極4
を構成する電極材料(例えばAg−Pd)とが合金しな
い場合、接続信頼性を向上させる目的で、外部電極4の
下地層として、膜厚が5〜10μm程度のNi膜5(図
4)を付与することが考えられている。なお、このNi
膜(下地層)5は、例えば、図5に示すように、プレー
ト6上に薄くのばしたNiペースト5aに、焼成前の素
子3をディッピングすることにより付与されている。
電極を有する積層セラミックコンデンサにおいては、内
部電極2を構成する卑金属(例えばNi)と外部電極4
を構成する電極材料(例えばAg−Pd)とが合金しな
い場合、接続信頼性を向上させる目的で、外部電極4の
下地層として、膜厚が5〜10μm程度のNi膜5(図
4)を付与することが考えられている。なお、このNi
膜(下地層)5は、例えば、図5に示すように、プレー
ト6上に薄くのばしたNiペースト5aに、焼成前の素
子3をディッピングすることにより付与されている。
【0005】そして、このNiペースト5aを付着させ
た素子3を所定の条件で熱処理して、脱バインダー(脱
脂)及び本焼成を行った後、外部電極ペースト(例えば
Ag−Pdペースト)を塗布、焼付けすることにより図
4に示すような構造を有する積層セラミックコンデンサ
を形成している。
た素子3を所定の条件で熱処理して、脱バインダー(脱
脂)及び本焼成を行った後、外部電極ペースト(例えば
Ag−Pdペースト)を塗布、焼付けすることにより図
4に示すような構造を有する積層セラミックコンデンサ
を形成している。
【0006】しかし、上記のように、内部電極と外部電
極の接続信頼性を向上させるためにNi膜などの下地層
を配設した積層セラミックコンデンサにおいては、素子
の焼成工程において効率よく脱バインダーを行うことが
できないためデラミネーションを引き起こす場合があ
る。すなわち、脱バインダーは、素子を所定の温度に加
熱することによりバインダーを分解、燃焼させることに
より行われるものであり、Ni膜などの下地層が形成さ
れていない場合には、脱バインダー工程で発生する蒸発
ガス、分解ガスあるいは燃焼ガスなどの相当部分が、内
部電極に沿って端面側から外部に放出されるが、端面全
体にNi膜などの下地層が形成されている場合には、蒸
発ガス、分解ガスあるいは燃焼ガスなどが端面から逃げ
出すことができなくなり、デラミネーションを発生させ
る原因となる。
極の接続信頼性を向上させるためにNi膜などの下地層
を配設した積層セラミックコンデンサにおいては、素子
の焼成工程において効率よく脱バインダーを行うことが
できないためデラミネーションを引き起こす場合があ
る。すなわち、脱バインダーは、素子を所定の温度に加
熱することによりバインダーを分解、燃焼させることに
より行われるものであり、Ni膜などの下地層が形成さ
れていない場合には、脱バインダー工程で発生する蒸発
ガス、分解ガスあるいは燃焼ガスなどの相当部分が、内
部電極に沿って端面側から外部に放出されるが、端面全
体にNi膜などの下地層が形成されている場合には、蒸
発ガス、分解ガスあるいは燃焼ガスなどが端面から逃げ
出すことができなくなり、デラミネーションを発生させ
る原因となる。
【0007】なお、Ni膜を形成した場合とNi膜を形
成していない場合のデラミネーション発生率に関して
は、例えば、Ni膜を形成していない場合には、デラミ
ネーションの発生率が0%(試料数500個)であるの
に対して、Ni膜を形成した場合には、デラミネーショ
ンの発生率が5.4%(試料数500個)に上昇すると
いう実験結果を得ている。なお、この結果は、外径寸法
が、長さ1.6mm×幅0.8mm×厚さ0.8mmで、内部
電極が40層の積層セラミックコンデンサについてのも
のである。
成していない場合のデラミネーション発生率に関して
は、例えば、Ni膜を形成していない場合には、デラミ
ネーションの発生率が0%(試料数500個)であるの
に対して、Ni膜を形成した場合には、デラミネーショ
ンの発生率が5.4%(試料数500個)に上昇すると
いう実験結果を得ている。なお、この結果は、外径寸法
が、長さ1.6mm×幅0.8mm×厚さ0.8mmで、内部
電極が40層の積層セラミックコンデンサについてのも
のである。
【0008】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、脱バインダーを確実に行い、デラミネーションの
発生を防止することが可能で、かつ、内部電極と外部電
極の接続信頼性に優れたセラミック電子部品の製造方法
及びセラミック電子部品を提供することを目的とする。
あり、脱バインダーを確実に行い、デラミネーションの
発生を防止することが可能で、かつ、内部電極と外部電
極の接続信頼性に優れたセラミック電子部品の製造方法
及びセラミック電子部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のセラミック電子部品の製造方法は、セラ
ミック中に卑金属からなる内部電極が配設された素子
の、前記内部電極の端部が露出した端面に、前記内部電
極と導通する外部電極を配設してなるセラミック電子部
品の製造方法において、前記内部電極の端部が露出した
素子の端面に、卑金属膜を、その形成部と非形成部が混
在するパターンとなるように付与する工程と、熱処理を
行ってバインダーを除去した後、前記卑金属膜が付与さ
れた面に、少なくとも前記卑金属膜を介して前記内部電
極と導通する外部電極を配設する工程とを具備すること
を特徴としている。
に、本願発明のセラミック電子部品の製造方法は、セラ
ミック中に卑金属からなる内部電極が配設された素子
の、前記内部電極の端部が露出した端面に、前記内部電
極と導通する外部電極を配設してなるセラミック電子部
品の製造方法において、前記内部電極の端部が露出した
素子の端面に、卑金属膜を、その形成部と非形成部が混
在するパターンとなるように付与する工程と、熱処理を
行ってバインダーを除去した後、前記卑金属膜が付与さ
れた面に、少なくとも前記卑金属膜を介して前記内部電
極と導通する外部電極を配設する工程とを具備すること
を特徴としている。
【0010】また、本願発明のセラミック電子部品は、
セラミック中に卑金属からなる内部電極が配設された素
子と、前記素子の、前記内部電極の端部が露出した端面
に配設された、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜と、前記卑金属膜が配設された前記素子
の端面に配設された、少なくとも前記卑金属膜を介して
前記内部電極と導通する外部電極とを具備してなること
を特徴としている。
セラミック中に卑金属からなる内部電極が配設された素
子と、前記素子の、前記内部電極の端部が露出した端面
に配設された、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜と、前記卑金属膜が配設された前記素子
の端面に配設された、少なくとも前記卑金属膜を介して
前記内部電極と導通する外部電極とを具備してなること
を特徴としている。
【0011】また、前記形成部と非形成部の両方を含む
卑金属膜パターンの面積全体に対する非形成部の割合
(開口率)が50%未満であることを特徴としている。
卑金属膜パターンの面積全体に対する非形成部の割合
(開口率)が50%未満であることを特徴としている。
【0012】
【作用】内部電極の端部が露出した素子の端面に、卑金
属膜を、その形成部と非形成部が混在するパターンとな
るように付与した場合、脱バインダー工程において、バ
インダーの分解ガスや燃焼ガスが、内部電極に沿って素
子の端面に達した後、卑金属膜の非形成部から外部に放
出されるため、迅速かつ確実に脱バインダーを行うこと
が可能になり、デラミネーションの発生を防止すること
ができるようになる。また、脱バインダー後に、卑金属
膜が付与された面に、外部電極を設けることにより、外
部電極を主として卑金属膜を介して内部電極と確実に導
通させることが可能になり、外部電極と内部電極の電気
的接続の信頼性を確保することが可能になる。
属膜を、その形成部と非形成部が混在するパターンとな
るように付与した場合、脱バインダー工程において、バ
インダーの分解ガスや燃焼ガスが、内部電極に沿って素
子の端面に達した後、卑金属膜の非形成部から外部に放
出されるため、迅速かつ確実に脱バインダーを行うこと
が可能になり、デラミネーションの発生を防止すること
ができるようになる。また、脱バインダー後に、卑金属
膜が付与された面に、外部電極を設けることにより、外
部電極を主として卑金属膜を介して内部電極と確実に導
通させることが可能になり、外部電極と内部電極の電気
的接続の信頼性を確保することが可能になる。
【0013】なお、本願発明のセラミック電子部品の製
造方法において、卑金属膜を、その形成部と非形成部が
混在するパターンとなるように付与する方法としては、
例えば、剛性材料あるいは弾性材料からなる平板上に卑
金属ペーストを所定のパターンに印刷(塗布)し、これ
に素子の所定の面を押し付ける方法などにより形成する
ことが可能である。
造方法において、卑金属膜を、その形成部と非形成部が
混在するパターンとなるように付与する方法としては、
例えば、剛性材料あるいは弾性材料からなる平板上に卑
金属ペーストを所定のパターンに印刷(塗布)し、これ
に素子の所定の面を押し付ける方法などにより形成する
ことが可能である。
【0014】また、本願発明において、卑金属膜の形成
部と非形成部が混在するパターンとは、格子状のパター
ンや、水玉模様状に卑金属膜が形成されていない部分が
点在しているパターンなど種々のパターンを例示するこ
とが可能であり、具体的なパターンには特別の制約はな
い。
部と非形成部が混在するパターンとは、格子状のパター
ンや、水玉模様状に卑金属膜が形成されていない部分が
点在しているパターンなど種々のパターンを例示するこ
とが可能であり、具体的なパターンには特別の制約はな
い。
【0015】また、本願発明のセラミック電子部品は、
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜を形成し、その上に外部電極を配設した
構造を有しているため、その製造工程において、脱バイ
ンダーが阻害されるようなことがなく、デラミネーショ
ンの発生や、内部電極と外部電極の接続不良の発生を確
実に抑制、防止することが可能になる。
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜を形成し、その上に外部電極を配設した
構造を有しているため、その製造工程において、脱バイ
ンダーが阻害されるようなことがなく、デラミネーショ
ンの発生や、内部電極と外部電極の接続不良の発生を確
実に抑制、防止することが可能になる。
【0016】なお、卑金属膜パターンの面積全体に対す
る卑金属膜の非形成部の割合(開口率)は50%未満で
あることが好ましいが、これは、開口率を50%以上に
した場合、内部電極と外部電極の接続信頼性が低下し、
所望の静電容量を得ることができなくなったり、等価直
列抵抗が大きくなったりすることによる。
る卑金属膜の非形成部の割合(開口率)は50%未満で
あることが好ましいが、これは、開口率を50%以上に
した場合、内部電極と外部電極の接続信頼性が低下し、
所望の静電容量を得ることができなくなったり、等価直
列抵抗が大きくなったりすることによる。
【0017】
【実施例】以下、本願発明の実施例を示してその特徴と
するところをさらに詳しく説明する。
するところをさらに詳しく説明する。
【0018】なお、この実施例では、図1に示すよう
に、チタン酸バリウム(BaTiO3)系のセラミック
1中に、Niからなる複数の内部電極2を配設してなる
素子(コンデンサ素子)3の両端側に、内部電極2と導
通する外部電極4を配設してなる積層セラミックコンデ
ンサを製造する場合を例にとって説明する。
に、チタン酸バリウム(BaTiO3)系のセラミック
1中に、Niからなる複数の内部電極2を配設してなる
素子(コンデンサ素子)3の両端側に、内部電極2と導
通する外部電極4を配設してなる積層セラミックコンデ
ンサを製造する場合を例にとって説明する。
【0019】この実施例においては、まず、内部電極用
のNiペーストを塗布したセラミックグリーンシート
と、Niペーストを塗布していない上下の外層用のセラ
ミックグリーンシートを積層、圧着し、これを所定の位
置で切断することにより、図2に示すように、両端面3
a,3bに内部電極2の端部2aが露出した未焼成の素
子3を得た。
のNiペーストを塗布したセラミックグリーンシート
と、Niペーストを塗布していない上下の外層用のセラ
ミックグリーンシートを積層、圧着し、これを所定の位
置で切断することにより、図2に示すように、両端面3
a,3bに内部電極2の端部2aが露出した未焼成の素
子3を得た。
【0020】それから、図3に示すように、内部電極2
の端部2aが露出した素子3の両端面3a,3bに、N
iペースト5aを約45°の傾斜を有する格子状のパタ
ーンに付与した。
の端部2aが露出した素子3の両端面3a,3bに、N
iペースト5aを約45°の傾斜を有する格子状のパタ
ーンに付与した。
【0021】なお、特に図示しないが、この実施例で
は、以下の方法により、Niペースト5aを素子3の両
端面3a,3bに付与した。まず、平板上にスクリーン
印刷によりNiペーストを格子状に印刷(塗布)し、こ
れに素子3の一方の端面3aを押し付けてNiペースト
5aを付与し、これを乾燥させた。それから、再び平板
状にスクリーン印刷により格子状にNiペーストを印刷
し、素子3の他方の端面3bを押し付けてNiペースト
5aを付与した。なお、素子3の両端面3a,3bに所
定のパターンのNiペーストを付与する方法は、上記の
方法に限られるものではなく、例えば、弾力性のある材
料からなる平板上に所定のパターンの溝を形成し、この
溝にペーストを充填した後、平板に素子を押し付ける方
法などによっても容易に所定のパターンのNiペースト
を付与することが可能であり、さらにその他の方法を用
いることが可能である。
は、以下の方法により、Niペースト5aを素子3の両
端面3a,3bに付与した。まず、平板上にスクリーン
印刷によりNiペーストを格子状に印刷(塗布)し、こ
れに素子3の一方の端面3aを押し付けてNiペースト
5aを付与し、これを乾燥させた。それから、再び平板
状にスクリーン印刷により格子状にNiペーストを印刷
し、素子3の他方の端面3bを押し付けてNiペースト
5aを付与した。なお、素子3の両端面3a,3bに所
定のパターンのNiペーストを付与する方法は、上記の
方法に限られるものではなく、例えば、弾力性のある材
料からなる平板上に所定のパターンの溝を形成し、この
溝にペーストを充填した後、平板に素子を押し付ける方
法などによっても容易に所定のパターンのNiペースト
を付与することが可能であり、さらにその他の方法を用
いることが可能である。
【0022】それから、このNi膜5を付与した素子3
を所定の条件で熱処理して脱バインダーを行うととも
に、内部電極及びNi膜(卑金属膜)の焼付け、及びセ
ラミックの焼結を行った。
を所定の条件で熱処理して脱バインダーを行うととも
に、内部電極及びNi膜(卑金属膜)の焼付け、及びセ
ラミックの焼結を行った。
【0023】このようにして、図3に示すように、両端
面3a,3bに格子状にNi膜(卑金属膜)5が形成さ
れた素子3を得た。
面3a,3bに格子状にNi膜(卑金属膜)5が形成さ
れた素子3を得た。
【0024】それから、素子3の両端面(Ni膜(卑金
属膜)5が付与された面)3a,3bに、Ag−Pdペ
ーストを塗布、焼付けすることによりAg−Pdからな
る外部電極4を形成した。
属膜)5が付与された面)3a,3bに、Ag−Pdペ
ーストを塗布、焼付けすることによりAg−Pdからな
る外部電極4を形成した。
【0025】なお、上記実施例の方法により製造した積
層セラミックコンデンサにおける、Ni膜の開口率と、
デラミネーション発生率及びコンタクト不良発生率(す
なわち内部電極と外部電極の接続が不十分になって所望
の静電容量が得られなくなる不良の発生率)の関係を表
1に示す。
層セラミックコンデンサにおける、Ni膜の開口率と、
デラミネーション発生率及びコンタクト不良発生率(す
なわち内部電極と外部電極の接続が不十分になって所望
の静電容量が得られなくなる不良の発生率)の関係を表
1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】なお、表1のNo.1は、図3に示すところ
の格子(すなわち形成部)7の幅Aが0.15mm、隙間
(非形成部)8の幅Bが0.10mmで、開口率が16%
の場合、No.2は、格子(すなわち形成部)7の幅Aが
0.15mm、隙間(非形成部)8の幅Bが0.15mm
で、開口率が25%の場合を示している。
の格子(すなわち形成部)7の幅Aが0.15mm、隙間
(非形成部)8の幅Bが0.10mmで、開口率が16%
の場合、No.2は、格子(すなわち形成部)7の幅Aが
0.15mm、隙間(非形成部)8の幅Bが0.15mm
で、開口率が25%の場合を示している。
【0028】表1より、開口率が50〜80%のNo.3
(比較例)の場合、コンタクト不良の発生率が20%で
あり、開口率100%(Ni膜なし)のNo.4(比較
例)の場合、コンタクト不良発生率が80%であるのに
対して、開口率が16%及び25%のNo.1及びNo.2
(いずれも本願発明の範囲内の実施例)の場合、デラミ
ネーション及びコンタクト不良の発生率がいずれも0%
となっていることがわかる。
(比較例)の場合、コンタクト不良の発生率が20%で
あり、開口率100%(Ni膜なし)のNo.4(比較
例)の場合、コンタクト不良発生率が80%であるのに
対して、開口率が16%及び25%のNo.1及びNo.2
(いずれも本願発明の範囲内の実施例)の場合、デラミ
ネーション及びコンタクト不良の発生率がいずれも0%
となっていることがわかる。
【0029】なお、上記実施例では、積層セラミックコ
ンデンサを例にとって説明したが、本願発明は、積層セ
ラミックコンデンサに限らず、積層LC複合部品など
の、セラミック中に内部電極を配設してなる種々のセラ
ミック電子部品及びその製造方法に適用することが可能
であり、その場合にも上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
ンデンサを例にとって説明したが、本願発明は、積層セ
ラミックコンデンサに限らず、積層LC複合部品など
の、セラミック中に内部電極を配設してなる種々のセラ
ミック電子部品及びその製造方法に適用することが可能
であり、その場合にも上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0030】本願発明は、さらにその他の点についても
上記実施例に限定されるものではなく、卑金属膜を構成
する材料の種類、セラミック電子部品を構成するセラミ
ックの種類、内部電極及び外部電極を構成する材料の種
類、バインダーの種類、脱バインダーやセラミック焼成
工程などにおける温度条件や雰囲気条件などに関し、発
明の要旨の範囲内において種々の応用、変形を加えるこ
とが可能である。
上記実施例に限定されるものではなく、卑金属膜を構成
する材料の種類、セラミック電子部品を構成するセラミ
ックの種類、内部電極及び外部電極を構成する材料の種
類、バインダーの種類、脱バインダーやセラミック焼成
工程などにおける温度条件や雰囲気条件などに関し、発
明の要旨の範囲内において種々の応用、変形を加えるこ
とが可能である。
【0031】
【発明の効果】上述のように、本願発明のセラミック電
子部品の製造方法おいては、内部電極の端部が露出した
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンの
卑金属膜を付与し、熱処理を行ってバインダーを除去し
た後、卑金属膜が付与された面に、主として卑金属膜を
介して内部電極と導通する外部電極を配設するようにし
ているので、迅速かつ確実に脱バインダーを行うことが
可能になり、デラミネーションの発生や、内部電極と外
部電極との接続不良の発生を抑制、防止して、信頼性の
高いセラミック電子部品を得ることができる。
子部品の製造方法おいては、内部電極の端部が露出した
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンの
卑金属膜を付与し、熱処理を行ってバインダーを除去し
た後、卑金属膜が付与された面に、主として卑金属膜を
介して内部電極と導通する外部電極を配設するようにし
ているので、迅速かつ確実に脱バインダーを行うことが
可能になり、デラミネーションの発生や、内部電極と外
部電極との接続不良の発生を抑制、防止して、信頼性の
高いセラミック電子部品を得ることができる。
【0032】また、本願発明のセラミック電子部品は、
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜を形成し、その上に外部電極を配設した
構造を有しているため、その製造工程において、脱バイ
ンダーが阻害されるようなことがなく、デラミネーショ
ンの発生や、内部電極と外部電極の接続不良の発生を確
実に抑制、防止することができる。
素子の端面に、形成部と非形成部が混在するパターンを
有する卑金属膜を形成し、その上に外部電極を配設した
構造を有しているため、その製造工程において、脱バイ
ンダーが阻害されるようなことがなく、デラミネーショ
ンの発生や、内部電極と外部電極の接続不良の発生を確
実に抑制、防止することができる。
【0033】さらに、形成部と非形成部の両方を含む卑
金属膜パターンの面積全体に対する卑金属膜の非形成部
の割合(開口率)を50%未満とすることにより、脱バ
インダーを妨げることなく、内部電極と外部電極を確実
に接続することが可能になり、本願発明をさらに実効あ
らしめることができる。
金属膜パターンの面積全体に対する卑金属膜の非形成部
の割合(開口率)を50%未満とすることにより、脱バ
インダーを妨げることなく、内部電極と外部電極を確実
に接続することが可能になり、本願発明をさらに実効あ
らしめることができる。
【図1】本願発明の一実施例にかかるセラミック電子部
品を示す図である。
品を示す図である。
【図2】本願発明の一実施例にかかるセラミック電子部
品の製造方法の一工程において形成された素子を示す図
である。
品の製造方法の一工程において形成された素子を示す図
である。
【図3】本願発明の一実施例にかかるセラミック電子部
品の製造方法の一工程において形成された素子の端面
に、卑金属膜パターンを形成した状態を示す図である。
品の製造方法の一工程において形成された素子の端面
に、卑金属膜パターンを形成した状態を示す図である。
【図4】従来のセラミック電子部品を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来のセラミック電子部品の製造方法を示す図
である。
である。
1 セラミック 2 内部電極 2a 内部電極の端部 3 素子(コンデンサ素子) 3a,3b コンデンサ素子の両端面 4 外部電極 5 卑金属膜 5a Niペースト 7 卑金属膜の形成部 8 卑金属膜の非形成部 A 格子(形成部)の幅 B 隙間(非形成部)の幅
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミック中に卑金属からなる内部電極
が配設された素子の、前記内部電極の端部が露出した端
面に、前記内部電極と導通する外部電極を配設してなる
セラミック電子部品の製造方法において、 前記内部電極の端部が露出した素子の端面に、卑金属膜
を、その形成部と非形成部が混在するパターンとなるよ
うに付与する工程と、 熱処理を行ってバインダーを除去した後、前記卑金属膜
が付与された面に、少なくとも前記卑金属膜を介して前
記内部電極と導通する外部電極を配設する工程とを具備
することを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。 - 【請求項2】 セラミック中に卑金属からなる内部電極
が配設された素子と、 前記素子の、前記内部電極の端部が露出した端面に配設
された、形成部と非形成部が混在するパターンを有する
卑金属膜と、 前記卑金属膜が配設された前記素子の端面に配設され
た、少なくとも前記卑金属膜を介して前記内部電極と導
通する外部電極とを具備することを特徴とするセラミッ
ク電子部品。 - 【請求項3】 前記形成部と非形成部の両方を含む卑金
属膜パターンの面積全体に対する非形成部の割合(開口
率)が50%未満であることを特徴とする請求項2記載
のセラミック電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15991795A JPH08330175A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | セラミック電子部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15991795A JPH08330175A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | セラミック電子部品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08330175A true JPH08330175A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15703987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15991795A Withdrawn JPH08330175A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | セラミック電子部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08330175A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009088420A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
| JP2012119616A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Tdk Corp | 電子部品の製造方法及び電子部品 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP15991795A patent/JPH08330175A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009088420A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
| JP2012119616A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Tdk Corp | 電子部品の製造方法及び電子部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |