JPH083312A - ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物

Info

Publication number
JPH083312A
JPH083312A JP14153094A JP14153094A JPH083312A JP H083312 A JPH083312 A JP H083312A JP 14153094 A JP14153094 A JP 14153094A JP 14153094 A JP14153094 A JP 14153094A JP H083312 A JPH083312 A JP H083312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
polymerization
acid
weight
xylylenediamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14153094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Iwamoto
正聰 岩元
Kazuhiko Kominami
一彦 小南
Kazuki Miyamoto
和樹 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP14153094A priority Critical patent/JPH083312A/ja
Publication of JPH083312A publication Critical patent/JPH083312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】キシリレンジアミンとベンゼンジカルボン酸を
主成分とするポリアミドであって、複数の重合装置を用
いる溶融多段重合で得られることを特徴とするポリアミ
ド、および多段重合が、1%硫酸溶液の25℃における
相対粘度が1.04から2.5の1次縮合物を溶融重合
し、次いでその1次縮合物を溶融高重合度化するもので
あることを特徴とする前記に記載のポリアミドの製造方
法。 【効果】本発明により、高耐熱性、低吸水性の結晶性ポ
リアミドが容易に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、低吸水性に優
れたポリアミドに関するものであり、特に、自動車部
品、電気・電子部品などの成形品に適したポリアミド、
その製造方法および樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドはその優れた加工性、耐久
性、耐熱性、ガスバリヤ性、耐薬品性から、繊維、フィ
ルム、樹脂として産業用、民生用に幅広く使用されてい
る。
【0003】ポリアミドの耐熱性、低吸水性を向上させ
る方法としては、ポリアミドの原料成分として、ベンゼ
ンジカルボン酸であるテレフタル酸やイソフタル酸を用
いることが提案されている(特開昭59−161428
号公報、特開昭59−155426号公報、特開昭59
−53536号公報、特開昭62−156130号公
報)。製造法としては、ナイロン塩より重合物に至るま
で固体状態で重合反応させる方法などが提案されてい
る。(特開昭62−20527号公報)。
【0004】また、キシリレンジアミンを用いたポリア
ミドとしては、メタキシリレンジアミンとアジピン酸の
ポリアミド(MXD6)が知られており、重合法として
はMXDを添加しながら重合する方法などが提案されて
いる(特開昭58−111829号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のテレフタル酸、イソフタル酸含有ポリアミドは通常の
溶融重合法では吐出不可能だったり、ポリマ融点がポリ
マの熱分解温度に近いため溶融重合時に分解や劣化を起
こしたりしていた。また、ナイロン塩より重合物に至る
まで固体状態で重合反応させる方法は、重合時間が長す
ぎるなどの問題点があった。また、MXD6は融点が2
45℃前後であり、耐熱ナイロンとして用いるには融点
が低い。よって本発明は、高い耐熱性と低吸水性を有
し、劣化物(ゲル化物)を含まない高品質なポリアミド
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の状況に顧み、本発
明者らは、上記課題を解決する方法について鋭意検討し
た結果、キシリレンジアミンとフタル酸を含有するポリ
アミドを溶融多段重合で得ることにより、上記課題を達
成できることを見出し本発明に到達した。すなわち、本
発明は、キシリレンジアミンおよびベンゼンジカルボン
酸から由来する構造を含有するポリアミドであって、複
数の重合装置を用いる溶融多段重合で得られることを特
徴とするポリアミドを提供するものである。
【0007】以下、本発明の詳細を説明する。
【0008】本発明のポリアミドとは、キシリレンジア
ミンとベンゼンジカルボン酸成分を含有するポリアミド
である。キシリレンジアミンとしては、オルソキシリレ
ンジアミン(以下OXDと略)、メタキシリレンジアミ
ン(以下MXDと略)、パラキシリレンジアミン(以下
PXDと略)があり、好ましくはMXD、PXDが用い
られる。
【0009】これらのジアミンは単独で用いても良い
し、2種以上用いても良い。本発明の目的から、得られ
るポリアミドの融点が250℃以上となるようにジアミ
ン種、組成を選択するのが好ましい。
【0010】ベンゼンジカルボン酸としてはテレフタル
酸(以下Tと略)、イソフタル酸(以下Iと略)、フタ
ル酸があり、好ましくはテレフタル酸またはイソフタル
酸、さらに好ましくはテレフタル酸が用いられる。
【0011】また、本発明の目的を損なわない範囲で、
上述した以外のポリアミド原料を併用することもでき
る。併用することができるポリアミド原料としては、例
えばε−カプロラクタム、ζ−エナントラクタム、η−
カプリルラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム
類、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタ
ン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘプ
タン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノ
ナン、1,10−ジアミノデカン1,11−ジアミノウ
ンデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,13−ジ
アミノトリデカン、1,14−ジアミノテトラデカン、
1,15−ジアミノペンタデカン、1,16−ジアミノ
ヘキサデカン、1,17−ジアミノヘプタデカン、1,
18−ジアミノオクタデカンなどの炭素数4〜18の脂
肪族アルキレンジアミン、芳香族ジアミン類、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウ
ンデカン二酸、ドデカン二酸、プラシリン酸、テトラデ
カン二酸、ペンタデカン二酸、オクタデカン二酸などの
炭素数2〜18の脂肪族ジカルボン酸などがある。ここ
でポリアミド原料および組成の選択の目安としては、得
られるポリアミドの融点が250℃以上になるように選
択することが好ましい。具体的には、キシリレンジアミ
ンおよびベンゼンジカルボン酸から由来する構造を10
重量%、さらに20重量%以上、またさらに25重量%
以上含有することが好ましい。
【0012】ポリアミドの重合度については特に制限が
なく、通常1%硫酸溶液の25℃に置ける相対粘度(以
下ηrと略)が1.8〜8.0にあるものを任意に用い
ることができる。
【0013】本発明のポリアミドは、複数の重合機を用
いた溶融多段重合で得られるものであり、好ましくは2
段重合で得られる。第1段でのηrは、低いと、後の重
合工程で高重合度化が難しいという問題があり、高い
と、得られるポリアミドが着色するという問題があるこ
とから、1.1以上2.5以下であるのが好ましい。第
1段の反応の到達温度としては温度210℃〜310
℃、反応圧力5〜50kg/cm 2 -Gで行うのが好ましい。
【0014】第1段の重合装置については特に制限がな
く、バッチ反応釜または、連続反応装置など公知のもの
を使用できるが、品種切替えの容易さから、バッチ反応
釜が好ましく用いられる。バッチ反応釜の場合における
一次縮合物の吐出は、水蒸気加圧下で行うことが好まし
い。水蒸気圧力は、5〜50kg/cm 2 -Gに保つのが好ま
しい。
【0015】第2段以降(以下後段と称する)の重合
は、第1段の重合よりも重合温度を高く設定することが
必要で、一次縮合物の融点よりも5〜70℃高い範囲が
好ましいが、ポリマの熱分解や熱劣化を防ぐため上段温
度を370℃以下に設定することが好ましい。後段の重
合装置については特に制限がないが、押出機、ニーダー
の利用が好ましく、特に二軸スクリュー押出機が好まし
い。ここで重縮合によって発生する水分は、速やかに除
くことが好ましく、特に減圧脱気することが好ましい。
【0016】押出機での滞留時間は特に定めないが、好
ましくは20秒以上、特に好ましくは30秒以上であ
る。滞留時間が短いと有効に高重合度化が進まないため
好ましくない。滞留時間を長くし高重合度化を進めるに
は、溶融機を2台以上直列でつなぐのも有効である。
【0017】通常のポリアミド重合では、モノマーおよ
び塩中に含まれているトータルカルボキシル基量とトー
タルアミノ基量が等量になるように原料仕込みするのが
一般的であるが、本発明では原料仕込み時にジカルボン
酸成分またはジアミン成分を過剰にして、末端カルボキ
シル基量または末端アミノ基量の多い一次縮合物を作る
こともできる。また、一次縮合物の重合度調節、高重合
度化での重合度調節などの目的でモノアミン化合物、モ
ノカルボン酸化合物、モノアミン化合物とジカルボン酸
化合物、モノカルボン酸化合物とジアミン化合物などを
組み合わせて用いることもできる。好ましくは、ジアミ
ン化合物とモノカルボン酸化合物との組み合わせであ
る。ジアミン化合物としては特に限定されないが、例え
ば炭素数4〜18の脂肪族および芳香族のジアミン化合
物を挙げることができ、好ましくは炭素数8〜14の脂
肪族および芳香族のジアミン化合物である。モノカルボ
ン酸化合物としては特に限定されないが、例えば酢酸、
安息香酸、ステアリン酸などを挙げることができ、好ま
しくは酢酸、安息香酸が用いられる。重合度調節剤は、
構成成分モノマーのモル数、および塩のジカルボン酸単
位とジアミン成分単位の総モル数に対し0〜0.1倍モ
ル、好ましくは0.0001〜0.05倍モル用いられ
る。
【0018】リン系触媒は高重合度化に有効であり、必
要に応じて添加しても良い。リン系触媒としては、たと
えば、次亜リン酸塩、リン酸塩、次亜リン酸、リン酸、
リン酸エステル、ポリメタリン酸類、ポリリン酸類、ホ
スフィンオキサイド類、ホスホニウムハロゲン化合物な
どが好ましく、次亜リン酸塩、リン酸塩、次亜リン酸、
リン酸が特に好ましく用いられる。次亜リン酸塩として
は、たとえば、次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリ
ウム、次亜リン酸カルシウム、次亜リン酸マグネシウ
ム、次亜リン酸アルミニウム、次亜リン酸バナジウム、
次亜リン酸マンガン、次亜リン酸亜鉛、次亜リン酸鉛、
次亜リン酸ニッケル、次亜リン酸コバルト、次亜リン酸
アンモニウムなどが好ましく、次亜リン酸ナトリウム、
次亜リン酸カリウム、次亜リン酸カルシウム、次亜リン
酸マグネシウムが特に好ましい。リン酸塩としては、た
とえば、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸二
水素カリウム、リン酸カルシウム、リン酸バナジウム、
リン酸マグネシウム、リン酸マンガン、リン酸鉛、リン
酸ニッケル、リン酸コバルト、リン酸アンモニウム、リ
ン酸水素二アンモニウムなどが好ましい。リン酸エステ
ルとしては、たとえば、リン酸エチルオクタデシルなど
が挙げられる。ポリメタリン酸類としては、たとえば、
トリメタリン酸ナトリウム、ペンタメタリン酸ナトリウ
ム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ポリメタリン酸など
が挙げられる。ポリリン酸類としては、たとえば、テト
ラポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。ホスフィン
オキサイド類としては、たとえば、ヘキサメチルホスホ
ルアミドなどが挙げられる。リン系触媒の添加量として
は、該ポリアミド100重量部に対して0.0001〜
5重量部が好ましい。また添加時期は原料仕込み時から
製品化工程完了までの間であればいずれであってもよ
く、たとえば、原料仕込み時と後段の重合工程の両方で
添加するような多数回の添加をしても良い。
【0019】高重合度化したポリマは必要に応じ固相重
合してさらに重合度を上げることもできる。本発明のポ
リアミドを固相重合する方法としては不活性ガス存在下
で加圧または常圧でする方法、または、減圧でする方
法、あるいはこれらを任意に組み合わせることもでき
る。固相重合温度は150℃〜融点以下であることが必
要であり、好ましくは200℃〜<融点−10℃>、さ
らに好ましくは220℃〜<融点−15℃>である。固
相重合温度が150℃よりも低いと反応速度が遅くなり
好ましくない。固相重合時間は目標とする相対粘度にな
るまで任意の時間を選ぶことができる。固相重合装置に
ついては特に制限がなく、公知のいずれの方法も使用す
ることができる。固相重合装置の具体例としてはニーダ
ー、二軸パドル式、塔式、回転ドラム式およびダブルコ
ーン型の固相重合装置などが挙げられる。
【0020】本発明のポリアミドにはさらに充填剤を添
加してポリアミド樹脂組成物とすることができる。充填
剤とは、ガラス繊維、金属繊維、あるいはビ−ズ、タル
ク、カオリン、ウオラストナイト、マイカ、シリカ、ア
ルミナ、ケイソウ土、クレ−、セッコウ、ベンガラ、グ
ラファイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、銅、ステンレス
などの粉状または板状の無機系化合物、他のポリマ−繊
維(炭素繊維)などであり、好ましくはガラス繊維であ
る。ガラス繊維として特に好ましいのは直径3〜20μ
m程度の連続長繊維のストランドから作られたガラスロ
−ビング、ガラスチョップドストランド、ガラス糸など
である。かかる充填剤の配合割合は通常、該ポリアミド
100重量部に対して0〜200重量部の範囲であり、
好ましくは0を越えて150重量部の範囲、とくに好ま
しくは10〜100重量部である。充填剤の配合割合が
200重量部を越えると、溶融時の流動性が悪くなり、
薄肉成形品を射出成形する事が困難となるばかりでな
く、成形品外観が悪くなるので好ましくない。
【0021】本発明のポリアミドに充填剤を配合する方
法については特に制限がなく、公知のいずれの方法も使
用することができる。配合方法の具体例としては、溶融
機の途中から充填剤を添加する方法が生産効率が高く好
ましい。
【0022】本発明のポリアミドにはさらにポリアミド
以外の樹脂を配合してポリアミド樹脂組成物とすること
ができる。ポリアミド以外の樹脂としては、熱可塑性樹
脂あるいは熱硬化性樹脂のいずれであってもよい。熱可
塑性樹脂としては、たとえば、ポリオレフィン(ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン・α
−オレフィン共重合体など)、ポリエステル(ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートな
ど)、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ゴム系樹脂(SB
S,SEBS、ジエン系樹脂など)、シリコーン系樹脂
液晶ポリマー、フッ素樹脂、ポリフェニレンエ−テル、
ポリフェニレンスルフィドポリエ−テルスルフォン、A
BS樹脂、SAN樹脂、アクリル樹脂、アイオノマ−樹
脂などが好ましく用いられる。特に好ましくはポリオレ
フィン、ゴム系樹脂である。また、これらの樹脂を併用
してもよい。さらには、変性剤で処理した熱可塑性樹脂
を用いてもよい。変性剤としては、例えば、無水マレイ
ン酸系、エポキシ系、アクリル系、シラン系など公知の
ものが用いられ、アロイ化時に添加することもできる。
熱硬化性樹脂としては、たとえば、エポキシ樹脂、アク
リル系樹脂、イソシアナート系樹脂、ビスマレイミド系
樹脂、ポリウレタン系樹脂などが用いられる。
【0023】本発明におけるポリアミド以外の樹脂の添
加量としては、ポリアミドと樹脂の和に対して、0.1
重量%以上99.9重量%以下が好ましい。添加の時期
としては特に限定されず、生産性の点から後段の重合と
同時、あるいはそれより後に連続して行うのがより好ま
しい。
【0024】本発明において、溶融重合、コンパウンド
あるいは成形工程などにおいて、必要に応じて触媒、耐
熱安定剤、耐候性安定剤、可塑剤、離形剤、滑剤、結晶
核剤、顔料、染料などを添加することができる。これら
の添加剤としては、耐熱安定剤(ヒンダ−ドフェノ−ル
系、ヒドロキノン系、ホスファイト系およびこれらの置
換体、ヨウ化銅、ヨウ化カリウムなど)、耐候性安定剤
(レゾルシノール系、サリシレート系、ベンゾトリアゾ
ール系、ベンゾフェノン系、ヒンダ−ドアミン系な
ど)、離型剤および滑剤(モンタン酸およびその塩、そ
のエステル、そのハ−フエステル、ステアリルアルコー
ル、ステアラミド、各種ビスアミド、ビス尿素およびポ
リエチレンワックスなど)、顔料(硫化カドミウム、フ
タロシアニン、カーボンブラックなど)、および染料
(ニグロシンなど)を挙げる事ができる。添加剤のコン
パウンドは、生産性の点から、後段の溶融重合と同時あ
るいは連続で行うのがより好ましい。
【0025】ポリアミドの色調改善には、酸化防止剤の
添加が有効であり、特に次亜リン酸ソーダおよびヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤の添加が好ましい。
【0026】本発明のポリアミドは、繊維、フィルム、
樹脂、接着剤、塗料などに有効である。樹脂の用途例と
してはスイッチ類、超小型スライドスイッチ、DIPス
イッチ、スイッチのハウジング、ランプソケット、結束
バンド、コネクタ、コネクタのハウジング、コネクタの
シェル、ICソケット類、コイルボビン、ボビンカバ
ー、リレー、リレーボックス、コンデンサーケース、モ
ーターの内部部品、小型モーターケース、ギヤ・カム、
ダンシングプーリー、スペーサー、インシュレーター、
ファスナー、バックル、ワイヤークリップ、自転車用ホ
イール、キャスター、ヘルメット、端子台、電動工具の
ハウジング、スターターの絶縁部分、スポイラー、キャ
ニスター、ラジエタータンク、チャンバータンク、リザ
ーバータンク、ヒューズボックス、エアークリーナーケ
ース、エアコンファン、ターミナルのハウジング、ホイ
ールカバー、吸排気パイプ、ベアリングリテナー、シリ
ンダーヘッドカバー、インテークマニホールド、ウォー
ターパイプインペラ、エンジンロールダンパー、クラッ
チレリーズ、スピーカー振動板、耐熱容器、電子レンジ
部品、炊飯器部品、プリンターリボンガイドなどに代表
される電気・電子関連部品、自動車・車両関連部品、家
庭・事務電気製品部品、コンピューター関連部品、ファ
クシミリ・複写機関連部品、機械関連部品、その他各種
用途に有効である。
【0027】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をさらに詳しく説
明する。なお、実施例および比較例中の諸特性は次の方
法で測定した。
【0028】1)融点(Tm) DSC(PERKIN-ELMER7 型)を用い、サンプル8〜10
mgを昇温速度20℃/minで測定して得られた融解
曲線の最大値を示す温度を(T)とする。サンプル8〜
10mgを昇温速度20℃/minで加熱しT+20℃
で5分間保持し、次に、20℃/minの降温速度で3
0℃まで冷却し、30℃で5分間保持した後、再び20
℃/minの昇温速度でT+20℃まで加熱する。この
時の融解曲線の最大値を融点(Tm)とした。
【0029】2)相対粘度(ηr) JIS K6810に従って、サンプル1gを98%濃
硫酸100mlに溶解し、25℃の相対粘度を測定し
た。
【0030】3)吸水率 ASTM 引張り1号ダンベルを用い、20℃×24時
間(水中)の吸水率を測定した。
【0031】実施例1 パラキシリレンジアミン(PXD)、テレフタル酸
(T)、安息香酸、次亜リン酸ナトリウムおよびイオン
交換水の合計30kgを、表1の原料組成比かつ固形分
濃度5%で0.10m3 のバッチ式加圧重合釜に仕込
み、窒素置換を充分行った後、加熱を続けた。撹拌下
3.5時間かけて260℃に昇温、重合圧力を35kg
/cm2 −Gとした。さらに30分間260℃〜265
℃で維持し反応を完結させた。吐出はイオン交換水を定
量ポンプにより、3l/hの割合で供給し、水蒸気圧力
を35kg/cm2 −Gに保ちながら、1時間かけて行
った。この一次縮合物の粘度はηr=1.4、融点は3
26℃であった。得られた一次縮合物を100℃で24
h真空乾燥した後、30mmφのベント式二軸押出機で
滞留時間70秒、最高樹脂温度340℃で溶融高重合度
化した。ポリマ粘度ηr=2.6、ポリマ融点332℃
の白色ペレットを得た。一次縮合物の吐出は安定してお
り、最終的に高分子量 (ηr)、高融点のポリアミド
を得ることができ、かつ吸水率が0.13%と低吸水性
にも優れていた。結果を表1に示す。
【0032】実施例2 メタキシリレンジアミン(MXD)、テレフタル酸
(T)、イソフタル酸、安息香酸およびイオン交換水の
合計30kgを0.10m3 のバッチ式加圧重合釜に仕
込み、窒素置換を充分行った後、加熱を続けた。撹拌下
5時間かけて270℃に昇温し、重合圧力を40kg/
cm2 −Gとした後、さらに270℃〜275℃で30
分間維持し反応を完結させた。吐出はイオン交換水を定
量ポンプにより、2l/hの割合で供給し、水蒸気圧を
45kg/cm2 −Gに保ちながら1時間かけて行っ
た。この一次縮合物の粘度はηrは1.5、融点は28
4℃であった。この一次縮合物を100℃で24h真空
乾燥した後、表1に示した条件の他は実施例1の方法で
高重合度化した。一次縮合物の吐出は安定しており、最
終的に高分子量(ηr)、高融点、かつ低吸水のポリア
ミドを得ることができた。結果を表1に示す。
【0033】実施例3〜4 実施例1の方法に従って原料組成比を変えて評価した結
果を表1に示す。実施例3〜4の方法では、いずれも吐
出は安定しており、高重合度、高融点かつ低吸水性のポ
リアミドが得られた。
【0034】比較例1 実施例1と同様の組成の原料を用い、表1に示す条件で
溶融1段重合を行った。吐出されたポリマはアンモニア
臭がし、分解発泡状態のポリマが得られた。
【0035】比較例2 原料組成比が、本発明の範囲を外れたものについて、表
1に示す条件の他は実施例1と同様の方法で行なった。
ジアミンとして、炭素数16の脂肪族ジアミンのみを用
いた場合には融点が低かった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明のポリアミドは、高耐熱性、低吸
水性のものであり、耐熱性、寸法安定性が求められる部
品、特に電気・電子部品、自動車部品として適してい
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キシリレンジアミンおよびベンゼンジカ
    ルボン酸から由来する構造を含有するポリアミドであっ
    て、複数の重合装置を用いる溶融多段重合で得られるこ
    とを特徴とするポリアミド。
  2. 【請求項2】 キシリレンジアミンがパラキシリレンジ
    アミンまたはメタキシリレンジアミンであることを特徴
    とする請求項1記載のポリアミド。
  3. 【請求項3】 ベンゼンジカルボン酸がテレフタル酸ま
    たはイソフタル酸であることを特徴とする請求項1また
    は2記載のポリアミド。
  4. 【請求項4】 キシリレンジアミンおよびベンゼンジカ
    ルボン酸から由来する構造を10重量%以上含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のポリアミド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のポリアミド100重量部
    に、充填剤0〜200重量部を含有することを特徴とす
    るポリアミド樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のポリアミド0.01〜9
    9.9重量%に、該ポリアミド以外の樹脂0.1〜9
    9.9重量%含有することを特徴とするポリアミド樹脂
    組成物。
  7. 【請求項7】 該ポリアミド100重量部に対してリン
    系触媒を0.0001〜5重量部含有することを特徴と
    する請求項1記載のポリアミド。
  8. 【請求項8】 多段重合が、1%硫酸溶液の25℃にお
    ける相対粘度が1.04から2.5の1次縮合物を溶融
    重合し、次いでその1次縮合物を溶融高重合度化するも
    のであることを特徴とする請求項1記載のポリアミドの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 溶融高重合度化を二軸スクリュー押出機
    で行うことを特徴とする請求項8記載のポリアミドの製
    造方法。
JP14153094A 1994-06-23 1994-06-23 ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物 Pending JPH083312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14153094A JPH083312A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14153094A JPH083312A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH083312A true JPH083312A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15294121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14153094A Pending JPH083312A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083312A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270940A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリアミドの固相重合方法
WO2014065594A1 (ko) * 2012-10-23 2014-05-01 제일모직 주식회사 폴리아미드의 제조방법
KR20140051778A (ko) 2012-10-23 2014-05-02 제일모직주식회사 폴리아미드의 제조방법
KR20140070342A (ko) 2012-11-29 2014-06-10 제일모직주식회사 폴리아미드 수지 및 그 제조방법
WO2015005201A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
JP2015017178A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
JP2015017177A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
JP2015074714A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 ユニチカ株式会社 ポリアミド樹脂およびその製造方法
KR102003719B1 (ko) 2018-03-15 2019-07-25 한국화학연구원 식물유 유래 아미노산 및 다이머산 유도체로부터 제조되는 폴리아미드 수지
JP2020070419A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリアミド樹脂組成物、成形品、キットおよび成形品の製造方法
WO2021241472A1 (ja) 2020-05-29 2021-12-02 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物および成形品
WO2021241471A1 (ja) 2020-05-29 2021-12-02 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物および成形品
WO2022038864A1 (ja) 2020-08-20 2022-02-24 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
WO2022038865A1 (ja) 2020-08-20 2022-02-24 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
CN114891205A (zh) * 2022-04-22 2022-08-12 东华大学 一种对苯二甲胺基聚酰胺及其共聚物材料的制备方法
WO2022195979A1 (ja) 2021-03-15 2022-09-22 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
WO2023089941A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法、および、樹脂組成物
CN120988269A (zh) * 2025-10-22 2025-11-21 克拉玛依安耐吉分离技术有限公司 基于等温多段缩聚的mxd6智能制备方法

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270940A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリアミドの固相重合方法
US9840587B2 (en) 2012-10-23 2017-12-12 Lotte Advanced Materials Co., Ltd. Polyamide production method
KR20140051778A (ko) 2012-10-23 2014-05-02 제일모직주식회사 폴리아미드의 제조방법
JP2014084396A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Cheil Industries Inc ポリアミドの製造方法
WO2014065594A1 (ko) * 2012-10-23 2014-05-01 제일모직 주식회사 폴리아미드의 제조방법
KR20140070342A (ko) 2012-11-29 2014-06-10 제일모직주식회사 폴리아미드 수지 및 그 제조방법
WO2015005201A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
JP2015017178A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
JP2015017177A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法
US10000607B2 (en) 2013-07-10 2018-06-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method for producing polyamide resin
JP2015074714A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 ユニチカ株式会社 ポリアミド樹脂およびその製造方法
KR102003719B1 (ko) 2018-03-15 2019-07-25 한국화학연구원 식물유 유래 아미노산 및 다이머산 유도체로부터 제조되는 폴리아미드 수지
JP2020070419A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリアミド樹脂組成物、成形品、キットおよび成形品の製造方法
WO2021241471A1 (ja) 2020-05-29 2021-12-02 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物および成形品
KR20230017852A (ko) 2020-05-29 2023-02-06 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 폴리아미드 수지, 폴리아미드 수지 조성물 및 성형품
WO2021241472A1 (ja) 2020-05-29 2021-12-02 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂組成物および成形品
KR20230017854A (ko) 2020-05-29 2023-02-06 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 폴리아미드 수지, 폴리아미드 수지 조성물 및 성형품
KR20230041085A (ko) 2020-08-20 2023-03-23 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 폴리아미드 수지
WO2022038865A1 (ja) 2020-08-20 2022-02-24 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
KR20230038815A (ko) 2020-08-20 2023-03-21 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 폴리아미드 수지
WO2022038864A1 (ja) 2020-08-20 2022-02-24 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
US12162985B2 (en) 2020-08-20 2024-12-10 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Polyamide resin
WO2022195979A1 (ja) 2021-03-15 2022-09-22 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂
JPWO2022195979A1 (ja) * 2021-03-15 2022-09-22
CN117015564A (zh) * 2021-03-15 2023-11-07 三菱瓦斯化学株式会社 聚酰胺树脂
WO2023089941A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミド樹脂の製造方法、および、樹脂組成物
KR20240100425A (ko) 2021-11-18 2024-07-01 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 폴리아미드 수지의 제조방법, 및, 수지 조성물
CN114891205A (zh) * 2022-04-22 2022-08-12 东华大学 一种对苯二甲胺基聚酰胺及其共聚物材料的制备方法
CN120988269A (zh) * 2025-10-22 2025-11-21 克拉玛依安耐吉分离技术有限公司 基于等温多段缩聚的mxd6智能制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH083312A (ja) ポリアミド、その製造方法および樹脂組成物
JP6521952B2 (ja) 脂肪族又は部分芳香族ポリアミドを連続的に製造する方法
JP5644037B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
CN101443382A (zh) 聚酰胺树脂
US5663284A (en) Copolymerized polyamide and a production process/thereof
JP2016521795A (ja) 固相重合を含む脂肪族または部分芳香族のポリアミドの製造法
JP2007332353A (ja) ポリアミド樹脂
JP3525607B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2000204239A (ja) ポリアミド組成物
JP3458545B2 (ja) ポリアミドの製造方法およびポリアミド重合用2軸押出機
JP3395390B2 (ja) ポリアミドの製造方法
JP3395389B2 (ja) ポリアミドの製造方法
JP3409436B2 (ja) 樹脂組成物、その製造方法および樹脂加工品
JP3367276B2 (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP3458544B2 (ja) 共重合ポリアミドおよびその製造方法
JPH07224164A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP4877433B2 (ja) ポリペンタメチレンアジパミド樹脂の製造方法
JPH07126381A (ja) ポリアミドの製造方法
JP3175478B2 (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JPH07188409A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP3248287B2 (ja) ポリアミドの製造方法
JP3525606B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH0782372A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JPH06287300A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JPH07126380A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法