JPH0833210B2 - 電子レンジ調理用紙容器 - Google Patents
電子レンジ調理用紙容器Info
- Publication number
- JPH0833210B2 JPH0833210B2 JP62225864A JP22586487A JPH0833210B2 JP H0833210 B2 JPH0833210 B2 JP H0833210B2 JP 62225864 A JP62225864 A JP 62225864A JP 22586487 A JP22586487 A JP 22586487A JP H0833210 B2 JPH0833210 B2 JP H0833210B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper container
- polybutylene terephthalate
- terephthalate resin
- laminated
- food
- Prior art date
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- Electric Ovens (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品の保存性に優れ、そのまま電子レンジ
で調理出来、無味、無臭であり調理後の食品の味、臭い
の変化のない事を特徴とする食品紙容器に関する。
で調理出来、無味、無臭であり調理後の食品の味、臭い
の変化のない事を特徴とする食品紙容器に関する。
近年、電子レンジにかけてそのまま調理出来る食品が
脚光を浴びてきている。その容器としては板紙、陶器、
プラスチック、耐熱ガラス、アルミニウム等が有り、そ
れぞれ用途に応じて使い分けされている。その内でも、
板紙を使用したものは安価な事、廃棄処理が容易な事等
多くの利点が有り、最も多く使用されている。板紙を使
用したものは紙単独で構成されているのではなく、主と
して片面、時には両面に耐熱性のある合成樹脂フィルム
をラミネート(貼り合わせ)した複合材料であり、耐熱
性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポ
リメチルペンテン樹脂、ポリプロピレン樹脂をそれぞれ
目的に応じてラミネートしたものがある。しかしこれら
の紙容器は種々欠点が有り、電子レンジ調理用紙容器と
して満足されるものではない。即ちポリエチレンテレフ
タレート樹脂をラミネートした紙容器は電子レンジで調
理した際、食品の味、臭いが変化する場合が有り、又食
品との剥離が悪く、パンやケーキ等付着し易く、この点
で食品用としては不向きである。又、食品による容器の
汚染も多い。ポリメチルペンテン樹脂をラミネートした
紙容器はヒートシール性、ガスバリアー性が劣るため、
用途が制限される。ポリプロピレン樹脂をラミネートし
た紙容器は、耐熱性が劣るため油脂分の多い食品には使
用できない。又ガスバリアー性が劣るため用途が制限さ
れる。
脚光を浴びてきている。その容器としては板紙、陶器、
プラスチック、耐熱ガラス、アルミニウム等が有り、そ
れぞれ用途に応じて使い分けされている。その内でも、
板紙を使用したものは安価な事、廃棄処理が容易な事等
多くの利点が有り、最も多く使用されている。板紙を使
用したものは紙単独で構成されているのではなく、主と
して片面、時には両面に耐熱性のある合成樹脂フィルム
をラミネート(貼り合わせ)した複合材料であり、耐熱
性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポ
リメチルペンテン樹脂、ポリプロピレン樹脂をそれぞれ
目的に応じてラミネートしたものがある。しかしこれら
の紙容器は種々欠点が有り、電子レンジ調理用紙容器と
して満足されるものではない。即ちポリエチレンテレフ
タレート樹脂をラミネートした紙容器は電子レンジで調
理した際、食品の味、臭いが変化する場合が有り、又食
品との剥離が悪く、パンやケーキ等付着し易く、この点
で食品用としては不向きである。又、食品による容器の
汚染も多い。ポリメチルペンテン樹脂をラミネートした
紙容器はヒートシール性、ガスバリアー性が劣るため、
用途が制限される。ポリプロピレン樹脂をラミネートし
た紙容器は、耐熱性が劣るため油脂分の多い食品には使
用できない。又ガスバリアー性が劣るため用途が制限さ
れる。
そこで本発明者はこれらの従来品の欠陥を除くため、
その材質について種々探索、検討した結果、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムが高い耐熱性及び高剛性
を有している事、更に無味、無臭である事等に基づき、
ポリブチレンテレフタレート樹脂を耐熱紙にラミネート
した積層体(ラミネート板紙)をポリブチレンテレフタ
レート樹脂層が内側になる様に成形した紙容器が電子レ
ンジ用紙容器として充分な機能を有している事を見出
し、本発明を完成するに至ったものである。
その材質について種々探索、検討した結果、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムが高い耐熱性及び高剛性
を有している事、更に無味、無臭である事等に基づき、
ポリブチレンテレフタレート樹脂を耐熱紙にラミネート
した積層体(ラミネート板紙)をポリブチレンテレフタ
レート樹脂層が内側になる様に成形した紙容器が電子レ
ンジ用紙容器として充分な機能を有している事を見出
し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明はポリブチレンテレフタレート樹脂と紙
により構成される積層体をポリブチレンテレフタレート
樹脂層が内側になる様に成形してなることを特徴とする
電子レンジ調理用紙容器を提供するものである。
により構成される積層体をポリブチレンテレフタレート
樹脂層が内側になる様に成形してなることを特徴とする
電子レンジ調理用紙容器を提供するものである。
本発明の電子レンジ調理用紙容器はポリブチレンテレ
フタレート樹脂、好ましくは固有粘度が0.9〜2.5のポリ
ブチレンテレフタレート樹脂を押出成形機にて加熱溶融
して、耐熱紙等にラミネートしたラミネート板紙を打ち
抜き後、熱プレス等により成形することにより容易に得
ることができる。尚、積層体はポリブチレンテレフタレ
ート樹脂と紙の2層でも、又3層以上でも良いが、最内
層にポリブチレンテレフタレート樹脂があるように構成
することが必要である。
フタレート樹脂、好ましくは固有粘度が0.9〜2.5のポリ
ブチレンテレフタレート樹脂を押出成形機にて加熱溶融
して、耐熱紙等にラミネートしたラミネート板紙を打ち
抜き後、熱プレス等により成形することにより容易に得
ることができる。尚、積層体はポリブチレンテレフタレ
ート樹脂と紙の2層でも、又3層以上でも良いが、最内
層にポリブチレンテレフタレート樹脂があるように構成
することが必要である。
本発明の紙容器は耐熱性、食品との剥離性に優れ、食
品の味、臭いの変化がないため、電子レンジ調理用とし
て好適な紙容器である。又、ガスバリアー性が良く、特
に酸素透過度が小さい事、ヒートシール性が良い事は食
品を密封し、外気を遮断する事が出来、食品の保存を兼
ね備える事が出来るのも有利な点である。
品の味、臭いの変化がないため、電子レンジ調理用とし
て好適な紙容器である。又、ガスバリアー性が良く、特
に酸素透過度が小さい事、ヒートシール性が良い事は食
品を密封し、外気を遮断する事が出来、食品の保存を兼
ね備える事が出来るのも有利な点である。
本発明におけるポリブチレンテレフタレートとは、1,
4−ブタンジオールとテレフタール酸又はその低級アル
コールエステルとを縮合して得られるポリエステルであ
り、ポリブチレンテレフタレートを主体とする共重合体
であっても良い。
4−ブタンジオールとテレフタール酸又はその低級アル
コールエステルとを縮合して得られるポリエステルであ
り、ポリブチレンテレフタレートを主体とする共重合体
であっても良い。
本発明に使用するポリブチレンテレフタレート樹脂は
固有粘度(オルソクロフェノール中25℃で測定した値)
が0.9〜2.5の範囲のものが好ましく、特に好ましくは固
有粘度が1.0〜2.0のものである。固有粘度が0.9未満で
は押出ラミネーション時、固有粘度が小さいため溶融膜
の安定性が悪く、又2.5を越えると押出成形機の負荷が
大きすぎ、安定した運転が困難になる。
固有粘度(オルソクロフェノール中25℃で測定した値)
が0.9〜2.5の範囲のものが好ましく、特に好ましくは固
有粘度が1.0〜2.0のものである。固有粘度が0.9未満で
は押出ラミネーション時、固有粘度が小さいため溶融膜
の安定性が悪く、又2.5を越えると押出成形機の負荷が
大きすぎ、安定した運転が困難になる。
又、ポリブチレンテレフタレート樹脂には、本発明の
使用目的、即ち食品と接して電子レンジで加熱調理した
場合に食品により抽出されず、食品を汚染しない物質で
あれば、可塑剤、酸化防止剤や紫外線吸収等の安定剤、
帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤、染料や顔料等の着色
剤及び流動性の改善のための潤滑剤及び結晶化促進剤
(核剤)等の配合を妨げるものではない。又、目的に応
じ少量の他の熱可塑性樹脂、無機充填剤等も要求性能に
応じ、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜使用する事
も出来る。
使用目的、即ち食品と接して電子レンジで加熱調理した
場合に食品により抽出されず、食品を汚染しない物質で
あれば、可塑剤、酸化防止剤や紫外線吸収等の安定剤、
帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤、染料や顔料等の着色
剤及び流動性の改善のための潤滑剤及び結晶化促進剤
(核剤)等の配合を妨げるものではない。又、目的に応
じ少量の他の熱可塑性樹脂、無機充填剤等も要求性能に
応じ、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜使用する事
も出来る。
以下、実施例をあげて本発明を更に詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 固有粘度が1.26のポリブチレンテレフタレート樹脂
(融点228℃)を90mmφの押出成形機を使用して、Tダ
イのスリット巾0.8mm、樹脂温度300〜305℃で坪量320g/
m2の板紙に26μmの厚さとなるようラミネートした。樹
脂と板紙の接着を良くするため板紙はコロナ放電にて前
処理したものを使用した。得られたラミネート板紙を打
ち抜き後、熱プレスを使用して、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂層が内側になる様、130℃で成形しヒートセ
ットして紙容器を得た。得られた容器について耐熱試験
(電子レンジによる熱変形試験)を行った。又、市販の
電子レンジ調理用食品等を使用して加熱調理時の食品と
の付着性、食品による汚染性の試験を行った。その結果
を表−1に示す。又、気体透過度を測定した。その結果
を表−2に示す。
(融点228℃)を90mmφの押出成形機を使用して、Tダ
イのスリット巾0.8mm、樹脂温度300〜305℃で坪量320g/
m2の板紙に26μmの厚さとなるようラミネートした。樹
脂と板紙の接着を良くするため板紙はコロナ放電にて前
処理したものを使用した。得られたラミネート板紙を打
ち抜き後、熱プレスを使用して、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂層が内側になる様、130℃で成形しヒートセ
ットして紙容器を得た。得られた容器について耐熱試験
(電子レンジによる熱変形試験)を行った。又、市販の
電子レンジ調理用食品等を使用して加熱調理時の食品と
の付着性、食品による汚染性の試験を行った。その結果
を表−1に示す。又、気体透過度を測定した。その結果
を表−2に示す。
比較例1,2 市販の電子レンジ調理用紙容器について、耐熱性、食
品との付着性、食品による汚染性、気体透過度の試験を
行った。その結果を表−1及び表−2に示す。市販の電
子レンジ調理用紙容器としては、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂をラミネートした紙容器及びポリメチルペン
テン樹脂をラミネートした紙容器を使用した。
品との付着性、食品による汚染性、気体透過度の試験を
行った。その結果を表−1及び表−2に示す。市販の電
子レンジ調理用紙容器としては、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂をラミネートした紙容器及びポリメチルペン
テン樹脂をラミネートした紙容器を使用した。
実施例2,比較例3 実施例1で用いたポリブチレンテレフタレート樹脂を
ラミネートした紙容器を用いて、同じ電子レンジで調理
した食品について味、臭いの変化を10名のモニターによ
り調べた。又比較例1で用いたポリエチレンテレフタレ
ート樹脂をラミネートした紙容器について同様に調べ
た。それぞれの結果を表−3に示す。
ラミネートした紙容器を用いて、同じ電子レンジで調理
した食品について味、臭いの変化を10名のモニターによ
り調べた。又比較例1で用いたポリエチレンテレフタレ
ート樹脂をラミネートした紙容器について同様に調べ
た。それぞれの結果を表−3に示す。
使用電子レンジ 東芝製 ER−6205 出力 500W 判定は目測による。
◎:非常に良い ○:良い △:悪い ×:非常に悪い PBT:ポリブチレンテレフタレート樹脂をラミネートした
紙容器 PET:ポリエチレンテレフタレート樹脂をラミネートした
紙容器 〔発明の効果〕 本発明による紙容器は、使用するポリブチレンテレフ
タレート樹脂が成形性が良く、且つ紙とラミネートした
時の接着強度が接着剤なしでも充分な強度を持ってお
り、これを用いて成形した紙容器は耐熱温度が高く、無
味、無臭であり、食品を汚染する事がなく、調理後の食
品の味、臭いの変化がなく、又、食品の付着性が少ない
ので電子レンジによる調理用には極めて好適である。又
酸素透過度が低く、更にヒートシール性が優れている点
も電子レンジ調理用紙容器として有利であるのみなら
ず、保存兼用の容器となる利点を有する。
紙容器 PET:ポリエチレンテレフタレート樹脂をラミネートした
紙容器 〔発明の効果〕 本発明による紙容器は、使用するポリブチレンテレフ
タレート樹脂が成形性が良く、且つ紙とラミネートした
時の接着強度が接着剤なしでも充分な強度を持ってお
り、これを用いて成形した紙容器は耐熱温度が高く、無
味、無臭であり、食品を汚染する事がなく、調理後の食
品の味、臭いの変化がなく、又、食品の付着性が少ない
ので電子レンジによる調理用には極めて好適である。又
酸素透過度が低く、更にヒートシール性が優れている点
も電子レンジ調理用紙容器として有利であるのみなら
ず、保存兼用の容器となる利点を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリブチレンテレフタレート樹脂を加熱溶
融してラミネートした紙により構成される積層体をポリ
ブチレンテレフタレート樹脂層が内側になる様に成形し
てなることを特徴とする電子レンジ調理用紙容器。 - 【請求項2】ポリブチレンテレフタレート樹脂の固有粘
度が0.9〜2.5である特許請求の範囲第1項記載の電子レ
ンジ調理用紙容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62225864A JPH0833210B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電子レンジ調理用紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62225864A JPH0833210B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電子レンジ調理用紙容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6470620A JPS6470620A (en) | 1989-03-16 |
| JPH0833210B2 true JPH0833210B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=16836045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62225864A Expired - Fee Related JPH0833210B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電子レンジ調理用紙容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833210B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006104454A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-04-20 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | ラミネート紙用ポリエステル樹脂及びポリエステルラミネート紙 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60136911U (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-11 | 積水化成品工業株式会社 | 食品容器 |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP62225864A patent/JPH0833210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6470620A (en) | 1989-03-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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