JPH08332903A - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置

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JPH08332903A
JPH08332903A JP16802095A JP16802095A JPH08332903A JP H08332903 A JPH08332903 A JP H08332903A JP 16802095 A JP16802095 A JP 16802095A JP 16802095 A JP16802095 A JP 16802095A JP H08332903 A JPH08332903 A JP H08332903A
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notch groove
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lever
base
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正己 藤本
Toshiyuki Kimoto
俊之 木元
Shinji Nakayama
真次 中山
Akio Saito
昭夫 斉藤
Tomoyuki Akama
智幸 赤間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大画面の表示装置を用いてもコンパクトで安
定した構造を有し、容易な操作で確実な収納引き出しの
できる収納型表示装置を提供する。 【構成】 基台と、弾性部材によって互いに引き合う方
向に付勢され、具備するスリット及び立ち上げ部によっ
て係合し互いの摺動ストロークを規制されるレバー対
と、基台とレバー対との間に配設される回動部材とを具
備し、回動部材は、レバー対にそれぞれ植設されたピン
軸を択一的に回動支点として回動可能に設けられている
収納型表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の移動手段に組
み込まれ、収納引き出し可能な表示部を有する収納型表
示装置に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来車両等に搭載される収納型表示装置
として例えばカーナビゲーション装置があり、車の運転
に必要な情報を装置に付属された液晶ディスプレイ等の
表示装置によって利用されている。
【0005】また車両用表示装置は限られた車内のスペ
ースに置かれるためコンパクトであることが望ましく、
また表示装置は使用時には必要な方向に表示され、使用
後は収納されるのが望ましい。このため従来のカーナビ
ゲーション装置は車のダッシュボード等に組み込まれ
て、表示装置自体もカーナビゲーション装置本体に収納
可能に設計されていた。
【0006】
【0003】図9は従来における収納型表示装置を示す
図である。図中(a)は液晶ディスプレイ等の表示装置
101が本体102に収納された状態である。表示装置
の使用時には(b)に示すように取手104を手動にて
矢印Aの方向へ引いて基台103に取り付けられた表示
装置101を引き出し、さらに(c)に示すように取手
104を手動にて垂直軸105を中心に矢印Bの方向に
回動させて、表示装置101を垂直方向へ所定の角度
(90度前後)に設定する。
【0007】
【0004】また、表示装置101は図10のように基
台103に設けられたピン軸106、板バネ107、ポ
リスライダ108によって一定のフリクショントルクが
与えられて水平方向に回動自在に保持されている。図1
0は図9の(c)における表示装置101を垂直上方よ
り見た図であり、図中(a)は表示装置101が基台1
03に対して正面(水平方向0度)に設定された状態を
示す。
【0008】また、ピン軸106は表示装置101が所
定の角度回動できるように、表示装置101の背面が基
台103より距離C離れるように設けられていて、表示
装置背面の逃げスペースを確保するようにしている。
【0009】また109は基台103中央部に取り付け
られたプッシュスイッチであり表示装置101が基台1
03に対して正面(水平方向0度)に振角している場合
は表示装置101の背面側中央部に形成された突起10
3に押されてONの状態となり、0度検知する。
【0010】
【0005】また、図中(b)は表示装置101が基台
103に対して矢印Dの方向に水平角度α傾けた様子を
示したものであり、同図からわかるように表示装置10
1が基台103に対して正面(水平方向0度)以外に位
置している場合はプッシュスイッチ109は突起103
によって押されることがないのでOFFの状態を保って
いる。プッシュスイッチ109は以上のように動作して
表示装置のホームポジション(水平方向0度)を検出す
ることにより図示しない表示ランプを点灯させて、使用
者が表示装置を誤って破損することなく収納装置本体に
収納できるようにしている。
【0011】従来の収納型表示装置は以上のように構成
されて、手動により表示装置の水平垂直の各表示角度を
調整して用いられていた。
【0012】
【0006】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一方近年画像情報の多
様化により表示装置の大画面化が要求されている。
【0014】ところが、大型の表示装置を従来と同等に
水平方向振角を設定して使用しようとすると、表示装置
背面の逃げスペースをより多く確保する必要があり図1
0(a)に示す距離Cを大きく設定する必要がある。こ
のため収納表示装置本体から表示部を水平に引き出す距
離が長くなり装置が大型になってしまう。またさらに表
示部を垂直方向に角度調整した後も収納装置本体と表示
装置が離れてしまうので、車の振動に対しても構造上強
度が不安定なものとなってしまう。
【0015】
【0007】また、表示装置に設けられた突起は回動し
ながらプッシュスイッチを押すため、プッシュスイッチ
を破損しないで動作させるには突起の高さに制限があ
る。このためプッシュスイッチを押すストロークを大き
くできないので、プッシュスイッチのON/OFFの動
作点のバラツキによっては表示装置のホームポジション
(水平方向0度)の検出に誤差を生じる場合があり、確
実な収納動作の妨げになっていた。
【0016】
【0008】また所定の水平方向角度に振られた表示装
置をホームポジション(水平方向0度)に戻そうとした
場合に表示装置がピン軸を中心に回動するのでプッシュ
バック動作を伴うので両手で0度調整する必要があり、
操作が容易でない。これは表示装置が大型化して慣性質
量が増すほど顕著となる。
【0017】
【0009】また、表示装置は大型化して重量が増す
と、車の振動等により一定のフリクショントルクでは保
持できなくなって滑ってしまい角度ズレを生じて不安定
な構造となってしまう。一方角度ズレを生じさせないた
めにあらかじめ比較的大きなフリクショントルクで保持
すると表示装置の微妙な角度調整が困難となり操作が容
易ではなくなるといった欠点があった。
【0018】
【0010】本発明はかかる事情に基づいてなされたも
のであり、本発明の目的は大画面の表示装置を用いても
コンパクトで安定した構造を有し、容易な操作で確実な
収納引き出し動作のできる収納型表示装置を提供するも
のである。
【0019】
【0011】
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右端近傍に長孔を有する基台と、長孔の一方に各々ガ
イドされる第1および第2のピン軸が植設された第1お
よび第2のレバー対と、レバー対を互いに引き合う方向
に付勢する弾性部材と、基台とレバー対との間に配設さ
れ第1、第2のピン軸が落ち込むノッチ溝部と該ノッチ
溝部の延長に他方のノッチ溝部を中心としピン軸が当接
する円弧状スリットとを各々有する回動部材とを具備
し、回動部材の一方の引き出しに対し対向する側のノッ
チ溝部と当該ノッチ溝部に対応するピン軸とを支点とし
一方のピン軸は当該ノッチ溝部の落ち込みを乗り越えて
回動部材の引き出し回動を許容し、第1のレバーは摺動
方向にスリットを形成し、第2のレバーはスリットに嵌
入する立上げ部を具備し、レバー対の摺動ストロークは
スリットの長さ及び立上げ部の寸法により規制され、更
に一方のノッチ溝部を一方のピン軸が乗り越えるのに必
要な寸法であることを特徴とする収納型表示装置で構成
される。
【0021】
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の収
納型表示装置において、レバー対の一方のレバーには第
1、第2のピン軸が対応する双方のノッチ溝部に落ち込
んだことを検知するスイッチを設置したことを特徴とす
る収納型表示装置で構成される。
【0022】
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の収
納型表示装置において、回動部材が有する円弧状スリッ
トの中心側はノッチ溝部より小なるノッチ部を具備する
ことを特徴とする収納型表示装置で構成される。
【0023】
【0014】
【0024】
【作用】本発明は以上のように構成したので、請求項1
記載の発明によれば、表示部の回動支点を、弾性部材で
引き合うように付勢されたレバー対の両端2ケ所に設
け、さらに回動部材の両端付近に設けられた2ケ所の円
弧状スリットの各延長線上にノッチ溝を設けて、それぞ
れレバー対に設けられたピン軸を係合させて、回動部材
の左右端いずれかを引き出す場合には、一方のピン軸が
回動部材の回動支点となるように択一的に作動するよう
にしたため確実に回動動作がなされる。また、表示部は
基台に対して常に回動部材の両端(2ケ所)で保持され
ているので外部振動に対しても安定した構造を有する。
【0025】また片端が引き出されている回動部材を収
納する場合は、回動部材の引き出されている側を基台に
片手で押し込むだけで所定の位置に確実に収納されるの
で操作が極めて容易となる。
【0026】
【0015】また請求項2記載の発明によれば、レバー
対の一方に検知スイッチを設け他方に突起を設けて、レ
バー対に設けられた各ピン軸が回動部材の各ノッチ溝に
落ち込んだ場合に、突起が検知スイッチを押して表示部
のホームポジションを検知(水平方向の0度検知)する
ようにしたため、検知スイッチの変位を大きくすること
ができるので検知誤差を少なくすることができ、表示部
の収納動作が確実になる。
【0027】
【0016】また請求項3記載の発明によれば、回動部
材の円弧状スリットの中心側にノッチ溝部よりも浅い溝
を有するノッチ部を具備したため、表示部の水平方向の
角度調整をする場合に所定角度ごとに安定した保持力が
得られ、外部からの振動等により表示部と基台との角度
ズレが生じるのを防止できる。
【0028】また表示部の水平方向を手動で角度調整す
る場合も所定角度ごとに適度なクリック感を伴うため微
小角度の調整が可能となり、操作性が容易となる。
【0029】
【0017】
【0030】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1乃至図8に基づ
いて以下に説明する。図1は本発明における収納型表示
装置の概略を示す斜視図であり、表示部が装置内部に収
納された様子を示している。図中1は筐体であり、スラ
イドフレーム2がその内部に配置され筐体1に対し収納
引き出し方向の搬送可能に設置される。また3は基台で
あり、後述するスライド駆動部(図示せず)が設けられ
ている。また4は回動部材であり基台3に係合し、基台
3と共に後述する首振り機構(図示せず)の一部を構成
している。また回動部材4には後述する立上げ駆動部
(図示せず)が設けられている。また表示部5はその左
右側面において回動部材4に対し回動可能に取り付けら
れている。また表示部5の上面は本装置の操作パネルで
あり表示部を収納または引き出しのためのスイッチ6を
有している。
【0031】
【0018】また図2は本発明における収納型表示装置
の表示部を示す概略図であり、収納型表示装置から表示
部が引き出されて、表示画面の方向が調整される様子を
概念的に示したものである。
【0032】収納型表示装置は図1のように表示部が収
納された状態でスイッチ6が押されると、装置に設けら
れた図示しないマイコンが制御動作を行ない、表示部5
は図2(a)の様に図示しないスライド駆動部が具備す
るスライドモータによって水平方向(矢印Eの方向)に
引き出される。
【0033】
【0019】次に図示しないマイコンが制御動作を行な
い、表示部は図2(b)のように図示しない立上げ駆動
部が具備する立上げモータによって矢印Fの方向に回動
されて表示画面7が起こされる。
【0034】
【0020】次に使用者が手動により表示部5の左右い
ずれかの側面部(ここでは右側)を手前(矢印Gの方
向)に引くと、表示部5は基台3に設けられた図示しな
い首振り機構より回動部材4と共に引き出されて表示画
面7を左右方向に調整される。
【0035】以上のように本発明に於ける収納型表示装
置は表示部の水平方向の引き出しと表示画面の立上げは
装置に設けられたモータによって駆動され、表示画面の
左右方向の調整は手動によりおこなわれる。
【0036】
【0021】ここで本装置のマイコンが指令を受けて表
示部の立ち上げ(又は収納)制御動作を行う過程を説明
する。
【0037】図3は本発明における収納型表示装置のマ
イコンが指令を受けて表示部が立ち上げ(又は収納)さ
れる際のマイコンの制御動作のフローチャートである。
【0038】
【0022】まず使用者がスイッチ6を押してオープン
/クローズの操作を行なうと、装置に設けられたマイコ
ンがステップS1において現在の装置の状態をチェック
する。ここでマイコンの記憶部はあらかじめ装置の状態
がオープン状態(ステータスフラグが0)またはクロー
ズ状態(ステータスフラグが1)を記憶している。
【0039】次にマイコンのステータスフラグが1であ
れば、表示部の引き出し及び立上げ動作を行なうために
ステップS2に移行してスライド駆動部が具備するスラ
イドモータを正転駆動させてスライドフレーム2および
基台3をスライドモータに設けられたギアによって筐体
1と適宜噛み合わせて装置前面に搬送させながらステッ
プS3に移行する。
【0040】
【0023】次にマイコンはステップS3においてスラ
イドモータのギアがスライドフレーム2または基台3と
噛み合う場合に生じるモータの回転パルスを検知して、
ギアパルスが検知されなくなった場合即ち基台3が装置
より完全に出た場合は、ステップS4に移行してスライ
ドモータの回転を停止させる。
【0041】
【0024】次にマイコンはステップS5に移行して、
基台3に設けられた立上げ駆動部が具備する立上げモー
タを正転駆動させ、立上げモータに設けられた回動ギア
を表示部5に噛み合わせて表示部5の表示画面を垂直方
向の角度に起こす。
【0042】
【0025】ここでマイコンは以前に設定された表示画
面の垂直方向に調整された角度を立上げモータのギアの
回転パルス数をカウントすることにより記憶しているの
で、ステップS6においてモータのギアの回転パルス数
が所定値カウントされた場合は、ステップS7に移行し
て立上げモータを停止させる。
【0043】
【0026】次に、マイコンはステップS8に移行して
マイコンのステータスフラグを0に変更してマイコンの
記憶部に記憶して表示部の立上がり動作を終了する。
【0044】
【0027】一方、ステップS1においてマイコンのス
テータスフラグが0であれば、表示部の収納動作を行な
うためにステップS11に移行する。ここで基台3に設
けられた首振り機構には後述する検知スイッチが設けら
れていて、手動にて左右方向に調整される表示部5が正
面(左右の振れ角0度)に位置する場合にのみONされ
るように設定されている。したがってマイコンはステッ
プS11において検知スイッチがOFFの状態であれば
ステップS13に移行して、表示部5が首振り機構によ
って左右いずれかに所定の角度で振れている状態である
と判断し、図示しない装置の警報を鳴らして使用者に知
らしめる。
【0045】
【0028】またマイコンはステップS11において検
知スイッチがONの状態であればステップS12に移行
して立上げモータを逆転駆動させ、立上げモータに設け
られた回動ギアを表示部5に噛み合わせて垂直方向に起
こされている表示部5の表示画面7を水平になるように
駆動させる。
【0046】
【0029】次に、マイコンはステップS14において
表示部5の立上げモータのギアの回転パルス数をチェッ
クして、発生した回転パルス数がマイコンが記憶する所
定値と一致するまで立上げモータを逆転駆動させて表示
部の表示画面が装置と水平になるように倒す。回転パル
スがマイコンが記憶する所定値に達すると、マイコンは
ステップS15に移行する。
【0047】
【0030】ステップS15において立上げ駆動部に具
備された図示しない立上げ検知スイッチがONされる
と、マイコンは表示部5が水平になったと判断してステ
ップS16に移行して立上げモータの回転を停止させ
る。
【0048】ここで立上げ駆動部には図示しない立上げ
検知スイッチが具備されていて、表示部5が水平に位置
した場合に、表示部5に設けられた図示しない突起によ
ってONされるように設定されている。
【0049】
【0031】次に、マイコンはステップS17に移行し
てスライド駆動部に設けられたスライドモータを逆転さ
せて、スライドフレーム2および基台3をスライドモー
タに設けられたギアによって筐体1と適宜噛み合わせ
て、表示部5を装置に収納する方向に搬送させてステッ
プS18に移行する。
【0050】スライドモータは回転中はスライドモータ
のギアがスライドフレーム2または基台3と噛み合って
ギアパルスを発生するが、表示部5が収納されて装置と
係止した場合には回転を停止するのでギアパルスが発生
しなくなる。
【0051】したがってマイコンはステップS18にお
いて、スライドモータが発生するギアパルスの有無を検
知してギアパルスが無い場合はステップS19に移行し
てスライドモータへの駆動電流の供給を停止させる。
【0052】
【0032】次に、マイコンはステップS20に移行し
てマイコンのステータスフラグを1に変更してマイコン
の記憶部に記憶して表示部の収納動作を終了する。
【0053】
【0033】次に収納型表示装置の主要各部の構造につ
いて説明する。
【0054】図4は本発明における収納型表示装置の主
要部の構造を上方から見た平面図であり、図5は図4の
右側面から見た側面図である。
【0055】図4または図5において基台3にはスライ
ダモータ8が固着されていて、その駆動力は基台3に設
けられた歯車9に伝達される。また歯車9は収納型表示
装置の筐体1及びスライドフレーム2と適宜噛み合うこ
とによりスライダモータ8の駆動力が伝達されて、筐体
1に対してスライドフレーム2と基台3をまたスライド
フレーム2に対して基台3を搬送する。またこの時基台
3に設けられた歯車10は筐体1またはスライドフレー
ム2と噛み合って筐体1に対してスライドフレーム2と
基台3をまたスライドフレーム2に対して基台3を搬送
方向にガイドする。
【0056】スライダモータ8、歯車9、歯車10はス
ライド駆動部を構成し、スライドフレーム2とスライド
駆動部はスライド機構を構成する。
【0057】
【0034】図6において4は回動部材であり、例えば
鉄板を打ち抜きプレス曲げによって形成したものであ
り、底面左右端近傍にノッチ溝19、20が設けられて
いて、ノッチ溝19、20のさらに延長には円弧上のス
リット21、22が設けられている。
【0058】また回動部材4の底面中央部にはガイド孔
25が設けられている。
【0059】また、11、12は一対のレバーであり、
例えば鉄板を打ち抜きプレス曲げによって形成したもの
であり、それぞれの一方端に鉄等を同軸に切削加工して
形成されたピン軸13、14が垂直に植設されている。
【0060】
【0035】一対のレバー11、12はピン軸13、1
4が取り付けられていない他方端の一部が互いに摺動可
能に重なる様に配置されて、それぞれバネ33の片端が
取り付けられていて、レバー11、12が互いに引き合
う方向に付勢されている。
【0061】また一対のレバー11、12に植設された
ピン軸13、14はノッチ溝19、20を通貫して、基
台3の底面左右端近傍に左右方向に長軸を有するように
設けられた長孔15、16に係合し、基台3の底面中央
部に植設されたストッパ26は回動部材4のガイド孔2
5に嵌入している。
【0062】
【0036】またレバー11は付勢されたバネ33によ
って摺動可能な方向にスリット23を有している。
【0063】またレバー12は立上げ部24を具備し、
スリット23に嵌入する。
【0064】またレバー11には検知スイッチ29が取
り付けられ、レバー12には突起30が一体に設けられ
ていて、レバー11とレバー12の相対位置に応じて突
起30が検知スイッチ29をONするように配置されて
いる回動部材4は以上のように構成されて一対のレバー
11、12と基台3との間に配設される。
【0065】基台3と回動部材4と一対のレバー11、
12とバネ33は首振り機構を構成する。
【0066】
【0037】図4図5において表示部5は左右側面を軸
17、18によって軸支されて回動部材4に回動可能に
取り付けられている。
【0067】また、回動部材4には立上げモータ27が
固着されていてその駆動力は表示部5に設けられた回動
ギア28に伝達される。
【0068】また、回動ギア28には突起31が一体に
形成されていて、表示部5が回動部材4の底面に対して
水平位置(図5に示された位置)に位置する場合に、回
動部材4に取り付けられた検知スイッチ32をONする
ように配置されている立上げモータ27と回動ギア28
は立上げ駆動部を構成する。
【0069】
【0038】次に首振り機構の動作について説明する。
【0070】図6は図4における首振り機構の動作に関
わる部分の構造図であり、表示部5が立上げ駆動部によ
って略垂直に起こされ、正面即ち首振り機構の左右の振
れ角が0度に位置する場合を表したものである。
【0071】図中回動部材4に設けられた円弧状のスリ
ット21はピン軸13の外径よりも大きな幅に設定され
ている。またスリット21を形成する内周側壁面は、ピ
ン軸14を中心軸とする円弧をなし、所定の曲率で形成
された円弧上に所定の深さを有する溝34が所定の間隔
で設けられ構成されている。
【0072】また、スリット21の延長には円弧の内側
へ屈曲するようにノッチ溝19が所定の深さで設けられ
ていて、ピン軸13がノッチ溝19底部に落ち込むよう
に構成されている。またスリット22も同様に構成され
て、ガイド孔25に対し左右対象に位置している。
【0073】
【0039】またガイド孔25は、回動部材4が図6に
おけるピン軸13またはピン軸14が有する中心軸位置
を回動支点として基台3から引き出される方向に所定の
角度だけ回動した場合に、ストッパ26によって回動部
材4上に描かれる相対軌跡に沿って形成されている。
【0074】
【0040】また先に述べたように、回動部材4は一対
のレバー11、12と基台3の間に配設され、一対のレ
バー11、12に植設され一体に形成されたピン軸1
3、14はそれぞれ基台3の長孔15、16に嵌込まれ
た状態でバネ33によって互いに引き合う方向(図面左
右方向)に付勢される。このためピン軸13、14はそ
れぞれノッチ溝19、20の底部に落ち込んで互いに付
勢されて保持される。
【0075】
【0041】また、レバー12に設けられた立上げ部2
4はレバー11に設けられたスリット23に嵌入してレ
バー対が互いに引き合う方向(図面左右方向)にのみ所
定距離だけ摺動可能に構成されている。
【0076】また、レバー12に設けられた突起30は
レバー11に設けられたスリット34に嵌入してレバー
対が互いに引き合う方向(図面左右方向)にのみ所定距
離だけ摺動可能に構成されている。
【0077】したがって、レバー対はバネ33が伸縮す
る方向以外に相対位置は変化しない。
【0078】
【0042】また長孔15、16は首振り機構の左右の
振れ角が0度の場合には、ピン軸13、14が紙面上下
方向に隙間のないように設定されている。さらに長孔1
5と16の間隔はノッチ溝19、20の底部の間隔とほ
ぼ同じに設定されている。
【0079】ここで基台3および回動部材4は鉄板等を
打ち抜きプレス曲げによって形成したものであり、長孔
15と16の間隔およびノッチ溝19、20の底部の間
隔の仕上がり寸法には多少の誤差を生じる場合がある
が、バネ33がレバー対にそれぞれ一体に設けられたピ
ン軸13、14を互いに引き合うように付勢するので、
回動部材4と基台3はピン軸13、14によって一体に
挟持される。したがって首振り機構が左右の振れ角0度
に位置している場合は基台3に対して回動部材4がガタ
つくことなく安定となる。
【0080】
【0043】また、検知スイッチ29は例えばレバース
イッチであり、首振り機構が左右の振れ角0度に位置し
ている場合即ちピン軸13、14がそれぞれ同時にノッ
チ溝19、20底部に位置する場合にのみ突起30に押
されてONされるように構成されている。
【0081】
【0044】以上のように首振り機構は構成され、左右
の振れ角0度を保持しているが、表示画面7を向かって
左側に振る場合は表示部5の右端を手動により図中矢印
Hの方向に引いて、表示部5に取り付けられた回動部材
4を基台3より引き出すことにより可能となる。同様に
向かって右側に振る場合は表示部5の左端を手動により
図中矢印Iの方向に引いて、回動部材4を基台3より引
き出すことにより可能となる。
【0082】
【0045】次に表示画面を左右に振る場合における首
振り機構の動作について述べる。
【0083】図7は図6の首振り機構において回動部材
4の左側が図中矢印Iの方向に力を受けた場合にピン軸
14が作用する様子を示したものである。
【0084】
【0046】まず回動部材4の左側が図中矢印Iの方向
に力をうけると、ピン軸14はノッチ溝20の壁面であ
ってスリット22を形成する内側の円弧の延長に位置す
る斜面20aによって同方向(図中矢印Iの方向)に押
される。その結果基台3に設けられた長穴16に嵌入す
るピン軸14は図中矢印Jの方向に力を受けて移動しよ
うとする。
【0085】
【0047】また、図6においてピン軸13はバネ33
によってピン軸14と互いに引き合っているので、ピン
軸14が図中矢印Jの方向に力を受けるとピン軸13も
またバネ33を介して同時に同方向(図中矢印Jの方
向)に力を受ける。
【0086】しかしピン軸13が受ける力はノッチ溝1
9底部に落ち込んでいるピン軸13をさらにノッチ溝1
9底部に押しつける力として働くため、ピン軸13はそ
の中心軸の位置を変えずにノッチ溝19底部にその位置
を保つ。
【0087】
【0048】従って、図8に示すように回動部材4の左
側が図6における矢印Iの方向に力を受けた場合は、回
動部材4はピン軸13を回動支点として図中矢印Kの方
向に回動を開始する。
【0088】この時ピン軸14は、バネ33によって常
に図面右方向に力を受けているので、回動部材4の回動
動作に応じてノッチ溝20およびスリット22の内側の
壁面を摺接しながら壁面の形状に応じてバネ33を伸縮
させながらその水平方向(図面左右方向)位置を変え
る。従ってバネ33が伸びるほど壁面が受ける付勢力は
大きなものとなる。ここでピン軸13の中心軸位置から
壁面までの距離はノッチ溝20の屈曲点20bにおいて
最大値Xに、ノッチ溝20底部において最小値Yになる
ように設定されている。また複数の溝35の底部はいず
れもこれらの中間の同じ値に設定されている。このため
回動部材4は、ピン軸14がノッチ溝20の斜面20a
から屈曲点20bを乗り越える際に、バネ33をXとY
の距離差だけ延ばす必要があり、これに必要な力が働か
ない限りはピン軸14は屈曲点20bを乗り越えること
ができず、ノッチ溝20底部に引き戻される。
【0089】
【0049】また、突起30はレバー12及びピン軸1
4と一体に形成されるので、回動部材4が回動するとピ
ン軸14と共に図中矢印Jの方向に移動して検知スイッ
チ29から離れるため検知スイッチ29はOFFにな
る。ここで突起30の変位量は前記XとYの差に等しい
ため、ノッチ溝20の形状により比較的大きな距離を設
定することができる。このため検知スイッチ29のON
/OFFの動作変位を大きくすることができるので検知
誤差が少なくできる。
【0090】
【0050】次に、回動部材4は所定の力を受けてピン
軸14が屈曲点20bを乗り越えた後は比較的小さな力
によって回動して、スリット22の内側の壁面に設けら
れた複数の溝35の底部に落ち込む。複数の溝35はピ
ン軸14を所定の角度で保持するために設けられたもの
であり、回動部材4を回動動作させて、ピン軸14を複
数の溝35のいずれかに落とし込むことによって所定の
振り角度に調整できる。この時回動部材4はノッチ溝1
9底部に落ち込んだピン軸13と、複数の溝35のいず
れかの底部に落ち込んだピン軸14によってバネ33の
付勢力によって安定に保持されるので、外部振動等によ
り基台3とズレを生じることはない。
【0091】
【0051】また複数の溝35はいずれも同じ深さで形
成されるので、ピン軸14が複数の溝35のいずれの底
部に落ち込んだ場合にも回動部材4は基台3に対し一定
の力で保持されるので手動によっても安定して所定角度
引き出せる。
【0092】
【0052】また複数の溝35はノッチ溝20に比べて
浅いのでピン軸14を複数の溝35の一つの底部から他
のいずれかの底部に移す際に必要なバネ33の変位量
は、ピン軸14がノッチ溝20の底部から屈曲点20b
を乗り越える際に必要なバネ33の変位量に比べて少な
くて済む。したがって回動部材4の微小角度の調整が、
所定角度ごとに適度なクリック感を伴って容易にでき
る。
【0093】
【0053】また回動部材4に設けられたガイド孔25
は、回動部材4が所定角度回動した後にストッパ26と
係止するように設定されているので、回動部材4が基台
3から抜けることはない。
【0094】
【0054】また図8において所定角度引き出された回
動部材4を図6の状態(首振り機構の左右の振れ角0
度)に戻す場合は、回動部材を引き出す場合と逆の力を
回動部材4に加える。即ち図8における表示部5の左端
を手動により図中矢印Kと逆方向に押すと回動部材4
は、引き出される場合と逆の作用によりピン軸13を支
点にして回動する。また回動部材4は、バネ33によっ
て図中矢印Jと反対の方向に付勢されたピン軸14上を
摺動しながら回動し、屈曲点20bを経由した後ノッチ
溝20底部に落ち込んで左右の振れ角0度の位置を保
つ。
【0095】
【0055】また、回動部材4に形成されたガイド孔2
5の壁面は、ピン軸14がノッチ溝20の底部に落ち込
んで係止すると同時に基台3に固定されたストッパ26
によって係止するように設定される。したがって図7の
ように所定の角度引き出された首振り機構は、表示部5
の左端を基台3に片手で押し込むだけで左右の振れ角0
度に戻される。このため回動部材は極めて容易な操作で
基台の所定位置に確実に収納される。
【0096】
【0056】以上説明したように、首振り機構は、使用
者が表示部5の左端を手で手前に引っ張って回動部材4
を基台3より所定角度だけ引き出すことにより、表示画
面を向かって右側に振ることができ、同部分を片手で押
し込むことにより表示画面を再び正面(左右の振れ角0
度)に戻すことができると共に、図5において表示部5
の右端を矢印Jの方向に引っ張って回動部材4を基台3
より所定角度だけ引き出すことにより、表示画面を向か
って左側に振ることができる。また同部分を片手で押し
込むことにより表示画面を再び正面(左右の振れ角0
度)に戻すことができる。この場合はピン軸14が回動
部材4の回動支点となる。
【0097】
【0057】また、バネ33によって互いに付勢された
レバー対11、12は突起30およびスリット34によ
って互いに摺動可能な変位を規制されていて、回動部材
4が左右いずれかに引き出される場合において、レバー
対11、12がバネ33の付勢力に抗して変位しても、
ピン軸13、14のいずれか一方のみがノッチ溝19の
屈曲点19bまたはノッチ溝20の屈曲点20bを乗り
越え可能に変位設定されているので、図6において表示
部5の両側を同時に引っ張っても回動部材4は矢印Kお
よびJの方向に同時に引き出されずにピン軸13、14
にその位置を維持する。従って首振り機構は左右方向に
確実に回動動作させることができる。
【0098】
【0058】
【0099】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、請
求項1記載の発明によれば、表示部の回動支点を、弾性
部材で引き合うように付勢されたレバー対の両端2ケ所
に設け、さらに回動部材の両端付近に設けられた2ケ所
の円弧状スリットの各延長線上にノッチ溝を設けて、そ
れぞれレバー対に設けられたピン軸を係合させて、回動
部材の左右端いずれかを引き出す場合には、一方のピン
軸が回動部材の回動支点となるように択一的に作動する
ようにしたため確実に回動動作がなされる。また、表示
部は基台に対して常に回動部材の両端(2ケ所)で保持
されているので外部振動に対しても安定した構造を有す
る。
【0100】また片端が引き出されている回動部材を収
納する場合は、回動部材の引き出されている側を基台に
片手で押し込むだけで所定の位置に確実に収納されるの
で操作が極めて容易となる。
【0101】
【0059】また請求項2記載の発明によれば、レバー
対の一方に検知スイッチを設け他方に突起を設けて、レ
バー対に設けられた各ピン軸が回動部材の各ノッチ溝に
落ち込んだ場合に、突起が検知スイッチを押して表示部
のホームポジションを検知(水平方向0度検知)するよ
うにしたため、検知スイッチの変位を大きくすることが
できるので検知誤差を少なくすることができ、表示部の
収納動作が確実になる。
【0102】
【0060】また請求項3記載の発明によれば、回動部
材の円弧状スリットの中心側にノッチ溝部よりも浅い溝
を有するノッチ部を具備したため、表示部の水平方向の
角度調整をする場合に所定角度ごとに安定した保持力が
得られ、外部からの振動等により表示部と基台との角度
ズレが生じるのを防止できる。
【0103】また表示部の水平方向を手動で角度調整す
る場合も所定角度ごとに適度なクリック感を伴うため微
小角度の調整が可能となり、操作性が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における収納型表示装置の概略を示す斜
視図である。
【図2】本発明における収納型表示装置の表示部を示す
概略図である。
【図3】本発明における収納型表示装置のマイコンの制
御動作のフローチャートである。
【図4】本発明における収納型表示装置の主要部の構造
を示す平面図である。
【図5】図4における右側面図である。
【図6】図4における首振り機構の動作に関わる部分の
構造図である。
【図7】図5の首振り機構において回動部材が応力を受
けてピン軸が作用する様子を示した図である。
【図8】図5の首振り機構の回動部材が回動する様子を
示した図である。
【図9】従来における収納型表示装置を示す図である。
【図10】図9の表示装置を垂直上方より見た図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 昭夫 埼玉県川越市山田字西町25番1号 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 赤間 智幸 埼玉県川越市山田字西町25番1号 パイオ ニア株式会社川越工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右端近傍に長孔を有する基台と、 前記長孔の一方に各々ガイドされる第1および第2のピ
    ン軸が植設された第1および第2のレバー対と、 前記レバー対を互いに引き合う方向に付勢する弾性部材
    と、 前記基台と前記レバー対との間に配設され前記第1、第
    2のピン軸が落ち込むノッチ溝部と該ノッチ溝部の延長
    に他方のノッチ溝部を中心としピン軸が当接する円弧状
    スリットとを各々有する回動部材とを具備し、 前記回動部材の一方の引き出しに対し対向する側のノッ
    チ溝部と当該ノッチ溝部に対応するピン軸とを支点とし
    一方のピン軸は当該ノッチ溝部の落ち込みを乗り越えて
    回動部材の引き出し回動を許容し、 前記第1のレバーは摺動方向にスリットを形成し、 前記第2のレバーは前記スリットに嵌入する立上げ部を
    具備し、 前記レバー対の摺動ストロークは前記スリットの長さ及
    び前記立上げ部の寸法により規制され、更に一方のノッ
    チ溝部を一方のピン軸が乗り越えるのに必要な寸法であ
    ることを特徴とする収納型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の収納型表示装置におい
    て、 前記レバー対の一方のレバーには前記第1、第2のピン
    軸が対応する双方のノッチ溝部に落ち込んだことを検知
    するスイッチを設置したことを特徴とする収納型表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の収納型表示装置におい
    て、前記回動部材が有する円弧状スリットの中心側は前
    記ノッチ溝部より小なるノッチ部を具備することを特徴
    とする収納型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1083079A2 (en) 1999-09-10 2001-03-14 Pioneer Corporation Display device
CN111445730A (zh) * 2020-05-09 2020-07-24 湖南文理学院 一种便携式英语学习辅助工具

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EP1083079A2 (en) 1999-09-10 2001-03-14 Pioneer Corporation Display device
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