JPH08333086A - 吊り荷の撮像画像処理装置 - Google Patents
吊り荷の撮像画像処理装置Info
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- JPH08333086A JPH08333086A JP16798695A JP16798695A JPH08333086A JP H08333086 A JPH08333086 A JP H08333086A JP 16798695 A JP16798695 A JP 16798695A JP 16798695 A JP16798695 A JP 16798695A JP H08333086 A JPH08333086 A JP H08333086A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の主な目的は、明度が変化する環境下で
も吊り荷の位置の追跡を精度よく行なえるようにするこ
とである。 【構成】パターン画像の画素の明度が、撮像画像とパタ
ーン画像とがマッチングしたときの当該撮像画像の画素
の明度になるように、パターンマッチングが行われる毎
に、パターン画像の画素の明度のデータを逐次更新され
る。
も吊り荷の位置の追跡を精度よく行なえるようにするこ
とである。 【構成】パターン画像の画素の明度が、撮像画像とパタ
ーン画像とがマッチングしたときの当該撮像画像の画素
の明度になるように、パターンマッチングが行われる毎
に、パターン画像の画素の明度のデータを逐次更新され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブームの先端に吊り下
げられた吊り荷を撮像し、この撮像画像を処理すること
により、吊り荷の位置を追跡する等の所定の処理を行う
装置に関する。
げられた吊り荷を撮像し、この撮像画像を処理すること
により、吊り荷の位置を追跡する等の所定の処理を行う
装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ラフ
テレンクレーンのようなクレーン車のブームの先端にロ
ープを介して吊り下げられた吊り荷の荷振れを停止させ
ることは、作業の安全を確保する等の理由から重要であ
る。
テレンクレーンのようなクレーン車のブームの先端にロ
ープを介して吊り下げられた吊り荷の荷振れを停止させ
ることは、作業の安全を確保する等の理由から重要であ
る。
【0003】従来行われている荷振れの停止制御は、特
開平4ー89795号公報にみられるごとく、画像処理
によって得られた吊り荷の位置(振れ角)を、フィード
バック量として用い、吊り荷が停止(ブームの鉛直下方
に停止)するように、吊り荷の位置(振れ角)をフィー
ドバック制御するというものである。
開平4ー89795号公報にみられるごとく、画像処理
によって得られた吊り荷の位置(振れ角)を、フィード
バック量として用い、吊り荷が停止(ブームの鉛直下方
に停止)するように、吊り荷の位置(振れ角)をフィー
ドバック制御するというものである。
【0004】ところが、このようなフィードバック制御
をクレーン車に適用すると、操作レバーがニュートラル
の状態においても制御ループが働き、何がしかの原因で
荷が振れたときには、操作レバーがニュートラルにもか
かわらず車体が動いてしまう。
をクレーン車に適用すると、操作レバーがニュートラル
の状態においても制御ループが働き、何がしかの原因で
荷が振れたときには、操作レバーがニュートラルにもか
かわらず車体が動いてしまう。
【0005】また、操作性が要求されるクレーン車にお
いて、特に微操作時(操作レバー開度が小さい時)は、
フィードバックの効果は小さい方が望ましい。
いて、特に微操作時(操作レバー開度が小さい時)は、
フィードバックの効果は小さい方が望ましい。
【0006】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、フィードバック制御によらないで、吊り荷
の振れ停止制御を行うことを第1の目的とするものであ
る。また、上述するような吊り荷の振れ停止制御を行お
うとする場合、その前提として、画像処理によって吊り
荷の位置を逐次検出し、吊り荷の位置を追跡(トラッキ
ング)する必要がある。
ものであり、フィードバック制御によらないで、吊り荷
の振れ停止制御を行うことを第1の目的とするものであ
る。また、上述するような吊り荷の振れ停止制御を行お
うとする場合、その前提として、画像処理によって吊り
荷の位置を逐次検出し、吊り荷の位置を追跡(トラッキ
ング)する必要がある。
【0007】ここに、ブームの先端に吊り下げられた吊
り荷を撮像し、この撮像画像と、吊り荷を示すパターン
画像とのパターンマッチングを逐次行い、これにより、
撮像画像上の吊り荷の位置を逐次検出し、吊り荷のトラ
ッキングを行うようにしたトラッキングシステムが、既
に公知のものとなっている。
り荷を撮像し、この撮像画像と、吊り荷を示すパターン
画像とのパターンマッチングを逐次行い、これにより、
撮像画像上の吊り荷の位置を逐次検出し、吊り荷のトラ
ッキングを行うようにしたトラッキングシステムが、既
に公知のものとなっている。
【0008】この種のトラッキングシステムとして、た
とえば東京大学井上研究室の「MEPシステム」を挙げ
ることができる。
とえば東京大学井上研究室の「MEPシステム」を挙げ
ることができる。
【0009】この「MEPシステム」では、撮像画像の
全領域を使用せずに、撮像画像の局所領域の画像と、予
め記憶してある基準となるパターン画像(例えば、吊り
荷を示すものとして、吊り荷のフック近傍に設けられた
ターゲットマークが使用された場合には、このターゲッ
トマークを示す画像)とを突き合わせることにより、パ
ターンマッチングを、相関演算によって高速に行うとい
うものである。
全領域を使用せずに、撮像画像の局所領域の画像と、予
め記憶してある基準となるパターン画像(例えば、吊り
荷を示すものとして、吊り荷のフック近傍に設けられた
ターゲットマークが使用された場合には、このターゲッ
トマークを示す画像)とを突き合わせることにより、パ
ターンマッチングを、相関演算によって高速に行うとい
うものである。
【0010】この「MEPシステム」は、屋内のような
照度がおおよそ一定の環境で使用する場合には、吊り荷
のトラッキングの精度上、特に問題はないものの、屋外
で使用する場合には、照度変動によって吊り荷のトラッ
キングの精度が悪化することがある。 そこで、本発明
は、明度変動が発生する環境下であっても、吊り荷の撮
像画像と、吊り荷のパターン画像とのパターンマッチン
グを、精度よく行えるようにし、もって吊り荷の位置の
追跡を精度よく行えるようにすることを第2の目的とす
る。
照度がおおよそ一定の環境で使用する場合には、吊り荷
のトラッキングの精度上、特に問題はないものの、屋外
で使用する場合には、照度変動によって吊り荷のトラッ
キングの精度が悪化することがある。 そこで、本発明
は、明度変動が発生する環境下であっても、吊り荷の撮
像画像と、吊り荷のパターン画像とのパターンマッチン
グを、精度よく行えるようにし、もって吊り荷の位置の
追跡を精度よく行えるようにすることを第2の目的とす
る。
【0011】また、上述するようなパターンマッチング
を行うには、その前提として、ブームの先端に吊り下げ
られた吊り荷(吊り荷を示すターゲットマーク)を、ブ
ーム先端に取り付けられたテレビカメラによって撮像
し、この撮像された画像の大きさと、撮像された吊り荷
(ターゲットマーク)の大きさとの比を一定にすること
が必要である。撮像画像の中における吊り荷(ターゲッ
トマーク)のサイズと、パターン画像の中における吊り
荷(ターゲットマーク)のサイズとは、一致している必
要があるからである。
を行うには、その前提として、ブームの先端に吊り下げ
られた吊り荷(吊り荷を示すターゲットマーク)を、ブ
ーム先端に取り付けられたテレビカメラによって撮像
し、この撮像された画像の大きさと、撮像された吊り荷
(ターゲットマーク)の大きさとの比を一定にすること
が必要である。撮像画像の中における吊り荷(ターゲッ
トマーク)のサイズと、パターン画像の中における吊り
荷(ターゲットマーク)のサイズとは、一致している必
要があるからである。
【0012】しかし、クレーン作業中には、ロープ長が
変化し、テレビカメラとロープ先端の吊り荷(ターゲッ
トマーク)までの距離が変化するのが普通であり、クレ
ーン作業中はカメラの撮像画面中の吊り荷(ターゲット
マーク)の大きさも絶えず変化してしまう。
変化し、テレビカメラとロープ先端の吊り荷(ターゲッ
トマーク)までの距離が変化するのが普通であり、クレ
ーン作業中はカメラの撮像画面中の吊り荷(ターゲット
マーク)の大きさも絶えず変化してしまう。
【0013】ここで、線等のように、対象物の「形状」
を特徴量として画像処理する場合は、特に問題はない
が、対象物の「大きさ」が特徴量に影響する画像処理を
行う場合は、上記「大きさ」の変動は処理の精度に多大
な影響を与える。とりわけ、上述するようなパターンマ
ッチングを行うときは、「大きさ」がきわめて重要な特
徴量であるため、撮像画像中の吊り荷(ターゲットマー
ク)の大きさが変化する毎に、その大きさに応じて、基
準となるパターン画像を交換してやる必要がある。しか
し、これは、処理時間、記憶容量の増大を招来し、望ま
しくない。
を特徴量として画像処理する場合は、特に問題はない
が、対象物の「大きさ」が特徴量に影響する画像処理を
行う場合は、上記「大きさ」の変動は処理の精度に多大
な影響を与える。とりわけ、上述するようなパターンマ
ッチングを行うときは、「大きさ」がきわめて重要な特
徴量であるため、撮像画像中の吊り荷(ターゲットマー
ク)の大きさが変化する毎に、その大きさに応じて、基
準となるパターン画像を交換してやる必要がある。しか
し、これは、処理時間、記憶容量の増大を招来し、望ま
しくない。
【0014】ところで、クレーン等に設けたテレビカメ
ラの撮像画像を調整する従来技術して、例えば特開平6
ー80388号公報、実開平3ー89083号公報に開
示されたものがあるが、いずれもオペレータの操作性や
視野調整を目的とするものであり、テレビカメラで撮像
される吊り荷の大きさを一定にするという目的とするも
のではない。
ラの撮像画像を調整する従来技術して、例えば特開平6
ー80388号公報、実開平3ー89083号公報に開
示されたものがあるが、いずれもオペレータの操作性や
視野調整を目的とするものであり、テレビカメラで撮像
される吊り荷の大きさを一定にするという目的とするも
のではない。
【0015】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、クレーン作業等によってロープ長が変動し
たとしても、撮像手段の撮像画像に対する吊り荷の大き
さの比が常に、所望の一定値となるようにして、パター
ンマッチング等の処理を作業効率よく、しかも記憶容量
の増大を招かないで行えるようにすることを、第3の目
的とするものである。
ものであり、クレーン作業等によってロープ長が変動し
たとしても、撮像手段の撮像画像に対する吊り荷の大き
さの比が常に、所望の一定値となるようにして、パター
ンマッチング等の処理を作業効率よく、しかも記憶容量
の増大を招かないで行えるようにすることを、第3の目
的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1発明では、ブームの先端に吊り
下げられた吊り荷を撮像し、該撮像された画像を処理す
ることにより、画像上の吊り荷の位置を検出し、該検出
された画像上の吊り荷の位置に基づいて、前記吊り荷の
振れを停止させる振れ停止制御を行う吊り荷の撮像画像
処理装置において、前記吊り荷の振れ角度および振れ角
速度と前記ブーム先端の移動加速度との関係を記述した
運動方程式を求め、該運動方程式に基づいて、前記吊り
荷の振れ角度が前記振れ停止制御を開始すべき所定振れ
角度になった時点から前記吊り荷の振れ角度および振れ
角速度が同時に零になる時点までの前記ブーム先端の移
動速度の変化の様子を示す移動速度変化パターンを生成
する移動速度変化パターン生成手段と、前記画像上の吊
り荷の位置を追跡することにより、前記吊り荷の振れ角
度が前記所定振れ角度になったことを検出する制御開始
時点検出手段と、前記制御開始時点検出手段によって前
記所定振れ角度になったことが検出された時点より、前
記移動速度変化パターン生成手段で生成された移動速度
変化パターンに従って、前記ブーム先端の移動速度を制
御する移動速度制御手段とを具えている。
るために、本発明の第1発明では、ブームの先端に吊り
下げられた吊り荷を撮像し、該撮像された画像を処理す
ることにより、画像上の吊り荷の位置を検出し、該検出
された画像上の吊り荷の位置に基づいて、前記吊り荷の
振れを停止させる振れ停止制御を行う吊り荷の撮像画像
処理装置において、前記吊り荷の振れ角度および振れ角
速度と前記ブーム先端の移動加速度との関係を記述した
運動方程式を求め、該運動方程式に基づいて、前記吊り
荷の振れ角度が前記振れ停止制御を開始すべき所定振れ
角度になった時点から前記吊り荷の振れ角度および振れ
角速度が同時に零になる時点までの前記ブーム先端の移
動速度の変化の様子を示す移動速度変化パターンを生成
する移動速度変化パターン生成手段と、前記画像上の吊
り荷の位置を追跡することにより、前記吊り荷の振れ角
度が前記所定振れ角度になったことを検出する制御開始
時点検出手段と、前記制御開始時点検出手段によって前
記所定振れ角度になったことが検出された時点より、前
記移動速度変化パターン生成手段で生成された移動速度
変化パターンに従って、前記ブーム先端の移動速度を制
御する移動速度制御手段とを具えている。
【0017】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の主たる第2発明では、ブームの先端に吊り下げ
られた吊り荷を撮像し、該撮像画像と、前記吊り荷を示
すパターン画像とのパターンマッチングを逐次行うこと
により、撮像画像上の吊り荷の位置を逐次検出するよう
にした吊り荷の撮像画像処理装置において、前記パター
ン画像の画素の明度が、前記撮像画像と前記パターン画
像とがマッチングしたときの当該撮像画像の画素の明度
になるように、パターンマッチングが行われる毎に、前
記パターン画像の画素の明度のデータを逐次更新するよ
うにしている。
本発明の主たる第2発明では、ブームの先端に吊り下げ
られた吊り荷を撮像し、該撮像画像と、前記吊り荷を示
すパターン画像とのパターンマッチングを逐次行うこと
により、撮像画像上の吊り荷の位置を逐次検出するよう
にした吊り荷の撮像画像処理装置において、前記パター
ン画像の画素の明度が、前記撮像画像と前記パターン画
像とがマッチングしたときの当該撮像画像の画素の明度
になるように、パターンマッチングが行われる毎に、前
記パターン画像の画素の明度のデータを逐次更新するよ
うにしている。
【0018】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の第3発明では、ブームの先端に吊り下げられた
吊り荷を撮像手段によって撮像し、該撮像された画像の
大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比を一定にす
ることにより所定の処理を行う吊り荷の撮像画像処理装
置において、前記吊り荷のロープ長を検出するロープ長
検出手段と、前記ロープ長検出手段で検出された吊り荷
のロープ長に基づいて、前記撮像手段で撮像される画像
の大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比が所望の
一定値になるように、前記撮像手段のズーム量を変化さ
せる制御手段とを具えている。
本発明の第3発明では、ブームの先端に吊り下げられた
吊り荷を撮像手段によって撮像し、該撮像された画像の
大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比を一定にす
ることにより所定の処理を行う吊り荷の撮像画像処理装
置において、前記吊り荷のロープ長を検出するロープ長
検出手段と、前記ロープ長検出手段で検出された吊り荷
のロープ長に基づいて、前記撮像手段で撮像される画像
の大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比が所望の
一定値になるように、前記撮像手段のズーム量を変化さ
せる制御手段とを具えている。
【0019】
【作用】上記第1発明によれば、吊り荷の振れ角度およ
び振れ角速度とブーム先端の移動加速度との関係を記述
した運動方程式が求められる。そして、この運動方程式
に基づいて、吊り荷の振れ角度が振れ停止制御を開始す
べき所定振れ角度になった時点から前記吊り荷の振れ角
度および振れ角速度が同時に零になる時点までのブーム
先端の移動速度の変化の様子を示す移動速度変化パター
ンが生成される。そして、画像上の吊り荷の位置を追跡
することにより、吊り荷の振れ角度が所定振れ角度にな
ったことが検出され、この検出された時点より、移動速
度変化パターンに従って、ブーム先端の移動速度が制御
される。この結果、やがて荷の振れが完全に停止する。
び振れ角速度とブーム先端の移動加速度との関係を記述
した運動方程式が求められる。そして、この運動方程式
に基づいて、吊り荷の振れ角度が振れ停止制御を開始す
べき所定振れ角度になった時点から前記吊り荷の振れ角
度および振れ角速度が同時に零になる時点までのブーム
先端の移動速度の変化の様子を示す移動速度変化パター
ンが生成される。そして、画像上の吊り荷の位置を追跡
することにより、吊り荷の振れ角度が所定振れ角度にな
ったことが検出され、この検出された時点より、移動速
度変化パターンに従って、ブーム先端の移動速度が制御
される。この結果、やがて荷の振れが完全に停止する。
【0020】このように、画像処理によって得られる吊
り荷の位置データは、制御開始の位置の検出のみという
最小限の使用にとどめられ、後は、吊り荷の位置をフィ
ードバックすることなく、荷振れの停止制御が行われる
ので、フィードバック制御をすることによる不都合が回
避されつつ、吊り荷の停止制御が精度よく行われる。ま
た、上記第2発明によれば、パターン画像の画素の明度
が、撮像画像とパターン画像とがマッチングしたときの
当該撮像画像の画素の明度になるように、パターンマッ
チングが行われる毎に、パターン画像の画素の明度のデ
ータを逐次更新される。
り荷の位置データは、制御開始の位置の検出のみという
最小限の使用にとどめられ、後は、吊り荷の位置をフィ
ードバックすることなく、荷振れの停止制御が行われる
ので、フィードバック制御をすることによる不都合が回
避されつつ、吊り荷の停止制御が精度よく行われる。ま
た、上記第2発明によれば、パターン画像の画素の明度
が、撮像画像とパターン画像とがマッチングしたときの
当該撮像画像の画素の明度になるように、パターンマッ
チングが行われる毎に、パターン画像の画素の明度のデ
ータを逐次更新される。
【0021】このように、屋外のように、絶えず明度変
動が発生する環境下であったとしても、吊り荷の撮像画
像の画素の明度と、吊り荷のパターン画像の画素の明度
とが、逐次同じとなるように、パターン画像の画素の明
度が更新されるので、パターンマッチングが、精度よく
行なわれ、もって吊り荷の位置の追跡が精度よく行える
ようになる。
動が発生する環境下であったとしても、吊り荷の撮像画
像の画素の明度と、吊り荷のパターン画像の画素の明度
とが、逐次同じとなるように、パターン画像の画素の明
度が更新されるので、パターンマッチングが、精度よく
行なわれ、もって吊り荷の位置の追跡が精度よく行える
ようになる。
【0022】また、上記第3発明によれば、ロープ長検
出手段で検出された吊り荷のロープ長に基づいて、撮像
手段のズーム量が変化され、撮像手段で撮像される画像
の大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比が所望の
一定値にされる。
出手段で検出された吊り荷のロープ長に基づいて、撮像
手段のズーム量が変化され、撮像手段で撮像される画像
の大きさと、撮像された吊り荷の大きさとの比が所望の
一定値にされる。
【0023】このように、クレーン作業等によってロー
プ長が変動したとしても、撮像手段の撮像画像に対する
吊り荷の大きさの比が常に、所望の一定値となるように
されるので、パターンマッチング等の処理を作業効率よ
く、しかも記憶容量の増大を招かないで行えるようにな
る。
プ長が変動したとしても、撮像手段の撮像画像に対する
吊り荷の大きさの比が常に、所望の一定値となるように
されるので、パターンマッチング等の処理を作業効率よ
く、しかも記憶容量の増大を招かないで行えるようにな
る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る吊り荷の
撮像画像処理装置の実施例について説明する。
撮像画像処理装置の実施例について説明する。
【0025】図1は、実施例に適用されるクレーン車1
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【0026】同図1に示すようにクレーン車1は、大き
くは、上部旋回体4と、この上部旋回体4に配設された
ブーム2およびキャブ(運転室)3とから構成されてい
る。図1では、アウトリガによってクレーン車1が地面
に固定されている様子を示している。
くは、上部旋回体4と、この上部旋回体4に配設された
ブーム2およびキャブ(運転室)3とから構成されてい
る。図1では、アウトリガによってクレーン車1が地面
に固定されている様子を示している。
【0027】キャブ3内には、ブーム2、上部旋回体
4、走行機構を操作するための電気操作レバー18(図
2参照)が配設されており、この電気操作レバー18の
操作量に応じて、対応するブーム2、上部旋回体4、走
行機構が駆動される。
4、走行機構を操作するための電気操作レバー18(図
2参照)が配設されており、この電気操作レバー18の
操作量に応じて、対応するブーム2、上部旋回体4、走
行機構が駆動される。
【0028】ブーム2は、起伏方向Aおよび上部旋回体
4の旋回方向である旋回方向Bに回動自在となってお
り、ブーム2はつぎのようにして回動される。
4の旋回方向である旋回方向Bに回動自在となってお
り、ブーム2はつぎのようにして回動される。
【0029】すなわち、ブーム2駆動用の操作レバー1
8の操作量を示す信号が旋回・起伏コントローラ16に
加えられ、このコントローラ16から駆動信号が出力さ
れる。そして、旋回・起伏コントローラ16から出力さ
れる駆動信号は、旋回・起伏油圧回路17により電気/
油圧変換され、ブーム駆動用の油圧シリンダに上記駆動
信号に応じた流量の圧油が供給され、これによりブーム
2が回動される。
8の操作量を示す信号が旋回・起伏コントローラ16に
加えられ、このコントローラ16から駆動信号が出力さ
れる。そして、旋回・起伏コントローラ16から出力さ
れる駆動信号は、旋回・起伏油圧回路17により電気/
油圧変換され、ブーム駆動用の油圧シリンダに上記駆動
信号に応じた流量の圧油が供給され、これによりブーム
2が回動される。
【0030】ブーム2の先端より、ロープ5が滑車を介
して鉛直下方に垂れ下がっており、ロープ5の先端に
は、吊り荷7を吊着したフック6が配設されている。こ
のフック6の上部には、上面からみると円環形状のター
ゲットマーク8(図8参照)が配設されている。
して鉛直下方に垂れ下がっており、ロープ5の先端に
は、吊り荷7を吊着したフック6が配設されている。こ
のフック6の上部には、上面からみると円環形状のター
ゲットマーク8(図8参照)が配設されている。
【0031】ここで、ロープ5は、ウインチ等により巻
取り自在となっている。また、ブーム2は、その長さの
伸張・縮退が自在となるよう構成されている。この結
果、ロープ長(ブーム先端2aからフック6までの長
さ)は変化するが、その変化するロープ長は、ロープ長
センサ23によって逐次検出される。
取り自在となっている。また、ブーム2は、その長さの
伸張・縮退が自在となるよう構成されている。この結
果、ロープ長(ブーム先端2aからフック6までの長
さ)は変化するが、その変化するロープ長は、ロープ長
センサ23によって逐次検出される。
【0032】ブーム先端2aには、ターゲットマーク8
を撮像するカメラ9が配設されている。カメラ9は、起
伏方向Aにブーム2が回動したとしても、カメラ9の撮
像する方向が常に鉛直下方となるように、カメラ9を傾
斜させるカメラ搭載機構部10を介してブーム2に装着
されている。このカメラ搭載機構部10により、ブーム
2の起伏角度にかかわらず、カメラ9の視野内に常にタ
ーゲットマーク8が捕えられる。
を撮像するカメラ9が配設されている。カメラ9は、起
伏方向Aにブーム2が回動したとしても、カメラ9の撮
像する方向が常に鉛直下方となるように、カメラ9を傾
斜させるカメラ搭載機構部10を介してブーム2に装着
されている。このカメラ搭載機構部10により、ブーム
2の起伏角度にかかわらず、カメラ9の視野内に常にタ
ーゲットマーク8が捕えられる。
【0033】カメラ9で撮像された撮像信号は、電送モ
ジュール11を介してキャブ3内の画像処理装置13に
伝送される。ここで、撮像信号を伝送するコードの長さ
は、コードリール12によって調整される。
ジュール11を介してキャブ3内の画像処理装置13に
伝送される。ここで、撮像信号を伝送するコードの長さ
は、コードリール12によって調整される。
【0034】キャブ3には、自動荷振れ停止ボタン1
5、ディスプレイ14が配設されており、自動荷振れ停
止ボタン15がオンされたことを示す信号は、画像処理
装置13に入力され、画像処理装置13の処理結果は、
ディスプレイ14に表示される。
5、ディスプレイ14が配設されており、自動荷振れ停
止ボタン15がオンされたことを示す信号は、画像処理
装置13に入力され、画像処理装置13の処理結果は、
ディスプレイ14に表示される。
【0035】・第1の実施例 つぎに、図2から図7を参照して、吊り荷7の荷振れ停
止制御について説明する。
止制御について説明する。
【0036】図2は、第1の実施例の荷振れ停止制御装
置の構成を示すブロック図である。図6は、図2の荷振
れ停止制御装置で行われる処理の手順を示すフローチャ
ートである。
置の構成を示すブロック図である。図6は、図2の荷振
れ停止制御装置で行われる処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【0037】図6のステップ101に示すように、まず
始めに、画像処理装置13において、吊り荷7の荷振れ
位置が荷振れ角度に換算される。
始めに、画像処理装置13において、吊り荷7の荷振れ
位置が荷振れ角度に換算される。
【0038】すなわち、クレーン車1の吊り荷7は、起
伏方向Aおよび旋回方向Bに振れる。そこで、この状態
をカメラ9で撮像すると、吊り荷7が振れを起こしてい
るときの軌跡は、画像イメージ面25上にQに示すごと
く投影される(図2参照)。なお、実際には、ターゲッ
トマーク8の軌跡が撮像されることになる。
伏方向Aおよび旋回方向Bに振れる。そこで、この状態
をカメラ9で撮像すると、吊り荷7が振れを起こしてい
るときの軌跡は、画像イメージ面25上にQに示すごと
く投影される(図2参照)。なお、実際には、ターゲッ
トマーク8の軌跡が撮像されることになる。
【0039】起伏方向Aの振れは、画像イメージ面25
上でy方向の位置変化として捕らえられる。そして、旋
回方向Bの振れは、画像イメージ面25上でx方向の位
置変化として捕らえられる。
上でy方向の位置変化として捕らえられる。そして、旋
回方向Bの振れは、画像イメージ面25上でx方向の位
置変化として捕らえられる。
【0040】以下、両方向の振れのうち、旋回方向Bの
振れを停止させる場合を代表して説明する。
振れを停止させる場合を代表して説明する。
【0041】旋回方向の位置xは、画像処理装置13に
よって、後述する第2の実施例、第3の実施例に示すご
とく、検出される。
よって、後述する第2の実施例、第3の実施例に示すご
とく、検出される。
【0042】そして、この旋回方向の位置xは、ロープ
の長さ(振り子長)Lp、画像イメージと実寸との比
(カメラ9の画角、被写体までの距離等)に基づいて、
旋回方向の荷振れ角ψに変換される。この結果、吊り荷
7の最大振れ位置xmaxに対応する最大振れ角ψmaxも求
めることができる。
の長さ(振り子長)Lp、画像イメージと実寸との比
(カメラ9の画角、被写体までの距離等)に基づいて、
旋回方向の荷振れ角ψに変換される。この結果、吊り荷
7の最大振れ位置xmaxに対応する最大振れ角ψmaxも求
めることができる。
【0043】旋回方向荷振れ角度ψは、乗算器19を介
してコントローラ16に加えられる。同様にして、起伏
方向荷振れ角度θは、乗算器20を介してコントローラ
16に加えられる(ステップ101)。つぎに、ブーム
2を旋回させるための操作レバー18がニュートラル位
置にあるか否かが、操作レバー18の操作ストローク量
Stを検出することによって判断される(ステップ10
2)。
してコントローラ16に加えられる。同様にして、起伏
方向荷振れ角度θは、乗算器20を介してコントローラ
16に加えられる(ステップ101)。つぎに、ブーム
2を旋回させるための操作レバー18がニュートラル位
置にあるか否かが、操作レバー18の操作ストローク量
Stを検出することによって判断される(ステップ10
2)。
【0044】この結果、旋回用操作レバー18がニュー
トラル位置にないと判断されると、ステップ106〜1
08に示すように、荷振れ角ψをフィードバック量とし
て荷振れを停止させる制御が実行される。
トラル位置にないと判断されると、ステップ106〜1
08に示すように、荷振れ角ψをフィードバック量とし
て荷振れを停止させる制御が実行される。
【0045】すなわち、検出された操作ストローク量S
tは、乗数演算部21に入力され、操作ストローク量St
の絶対値に応じた乗数Lsが演算され、乗算器19に出
力される(ステップ106)。
tは、乗数演算部21に入力され、操作ストローク量St
の絶対値に応じた乗数Lsが演算され、乗算器19に出
力される(ステップ106)。
【0046】そして、 Fs=ψ・K1・Ls …(1) ただし、ψ:現在の旋回方向荷振れ角度 K1:ゲイン というフィードバック量Fsを求める演算が乗算器19
においてなされ、コントローラ16に入力される(ステ
ップ107)。
においてなされ、コントローラ16に入力される(ステ
ップ107)。
【0047】そして、コントローラ16では、現在のレ
バー指令である操作ストローク量Stと上記フィードバ
ック量Fsとの偏差を求める演算、 Sv=(StーFs)・K2 …(2) ただし、K2:ゲイン が実行され、偏差Svに応じた駆動信号が旋回・起伏油
圧回路17に出力される。この結果、荷振れが停止する
ように、上部旋回体4(ブーム2)が旋回される。
バー指令である操作ストローク量Stと上記フィードバ
ック量Fsとの偏差を求める演算、 Sv=(StーFs)・K2 …(2) ただし、K2:ゲイン が実行され、偏差Svに応じた駆動信号が旋回・起伏油
圧回路17に出力される。この結果、荷振れが停止する
ように、上部旋回体4(ブーム2)が旋回される。
【0048】ここで、上記(1)式より、操作レバー1
8の開度が小さくなる程、荷振れ角度ψのフィードバッ
クの効果がより小さくなることがわかる。
8の開度が小さくなる程、荷振れ角度ψのフィードバッ
クの効果がより小さくなることがわかる。
【0049】このため、操作レバーの操作性が向上する
という効果が得られる(ステップ108)。
という効果が得られる(ステップ108)。
【0050】一方、旋回用操作レバー18がニュートラ
ル位置にあると判断されると(ステップ102の判断Y
ES)、ステップ103〜105に示すように、オープ
ンループ制御によって荷振れが停止される。
ル位置にあると判断されると(ステップ102の判断Y
ES)、ステップ103〜105に示すように、オープ
ンループ制御によって荷振れが停止される。
【0051】すなわち、まず、現在時点において自動荷
振れ停止ボタン15がオンされているか否かが判断され
る(ステップ103)。
振れ停止ボタン15がオンされているか否かが判断され
る(ステップ103)。
【0052】この自動荷振れ停止ボタン15が押されて
いないオフ状態のときは、以下のオープンループ制御に
よる荷振れ停止制御は行われない。
いないオフ状態のときは、以下のオープンループ制御に
よる荷振れ停止制御は行われない。
【0053】一方、自動荷振れ停止ボタン15が押され
ているオン状態のときは、以下のオープンループ制御に
よる荷振れ停止制御が実行される。
ているオン状態のときは、以下のオープンループ制御に
よる荷振れ停止制御が実行される。
【0054】この制御は、吊り荷7の振れを停止させる
ためのブーム2の旋回方向の移動速度変化パターンを求
め、この移動速度変化パターンに従った速度で、ブーム
2旋回駆動用(つまり上部旋回体4駆動用)の油圧アク
チュエータを駆動することにより行う。
ためのブーム2の旋回方向の移動速度変化パターンを求
め、この移動速度変化パターンに従った速度で、ブーム
2旋回駆動用(つまり上部旋回体4駆動用)の油圧アク
チュエータを駆動することにより行う。
【0055】図4は、吊り荷7が振り子運動をする様子
をx−y座標で示す物理モデルである。
をx−y座標で示す物理モデルである。
【0056】ただし、m:吊り荷7の重量 xs:ブーム先端2aの旋回方向の位置 x:吊り荷7の旋回方向位置 y:吊り荷7の鉛直方向位置 g:重力加速度 である。また、以下において「x.」とあるのは、xの
1階微分を、「x..」とあるのは、xの2階微分を表
すものとする。また、(x)2とあるのは、xの2乗を
表すものとする。
1階微分を、「x..」とあるのは、xの2階微分を表
すものとする。また、(x)2とあるのは、xの2乗を
表すものとする。
【0057】すると、運動エネルギーTは、 T=(1/2)m[(xs.+x.)2+(y.)2]…(3) となり、位置エネルギーVは、 V=ーmgLpcosψ …(4) となり、吊り荷7の位置は、 x=Lpsinψ、y=ーLpcosψ …(5) となる。
【0058】よって、ラグラジュアンLは、 L=TーV=(1/2)m[(xs.)2+2xs.ψ.Lpcosψ+ (Lp)2(ψ)2]+mgLpcosψ …(6) よって、 ∂(L)/∂(ψ.)=mLpxs.cosψ+m(Lp)2ψ. …(7) d/dt(∂L/∂ψ.)=m(Lp)2ψ..+mLpxs..cosψ ーmLpxs.ψ.sinψ …(8) ∂L/∂ψ=ーmxs.ψ.LpsinψーmgLpsinψ …(9) となる。 ここで、 d/dt(∂L/∂ψ.)ー∂L/∂ψ=0 …(10) である。 よって、 ψ..+(g/Lp)sinψ=ー(xs../Lp)cosψ …(11) となる。 ここで、sinψ→ψ、cosψ→1とおく
ことができ、結局、 ψ..+(g/Lp)ψ=ーxs../Lp …(12) が得られる。
ことができ、結局、 ψ..+(g/Lp)ψ=ーxs../Lp …(12) が得られる。
【0059】このようにして求めた運動方程式により、
時間tを変数とする荷振れ角ψ(t)、荷振れ角速度
ψ.(t)、荷振れ角加速度ψ..(t)が以下のよう
にして求められる。
時間tを変数とする荷振れ角ψ(t)、荷振れ角速度
ψ.(t)、荷振れ角加速度ψ..(t)が以下のよう
にして求められる。
【0060】 ψ(t)=A(cos√(g/Lp)t)+B(sin√(g/Lp)t) ーxs../g …(13) ψ.(t)=A√(g/Lp)(sin√(g/Lpt))+B√(g/Lp) ×(cos(g/Lpt)) …(14) ψ..(t)=ーAg/Lp(cos√(g/Lp)t)ーBg/Lp× (sin√(g/Lp)t) …(15) ここで、荷振れ角度ψ=0、荷振れ角速度ψ.=ψ0.
を初期条件として、ψ=0、ψ.=0となるまでの時間
tを、上記(13)〜(15)式より求める。
を初期条件として、ψ=0、ψ.=0となるまでの時間
tを、上記(13)〜(15)式より求める。
【0061】すると、 t=π√(Lp/g) …(16) となる。これより、図5に示すような上部旋回体4の速
度xs.の変化パターンPTが求められる。
度xs.の変化パターンPTが求められる。
【0062】すなわち、時間tが0から(π/2)√
(Lp/g)までは、上部旋回体4を、加速度、 a=xs..=ψ0.√(gLp)/2 (0≦t≦(π/2)√(Lp/g)) …(17) で旋回させればよい。このときの運動方程式は、以下の
ようになる。
(Lp/g)までは、上部旋回体4を、加速度、 a=xs..=ψ0.√(gLp)/2 (0≦t≦(π/2)√(Lp/g)) …(17) で旋回させればよい。このときの運動方程式は、以下の
ようになる。
【0063】 ψ(t)=(a/g)(cos√(g/Lp)t)+(2a/g)× (sin√(g/Lp)t)ーa/g …(18) ψ.(t)=ー(a/√(gLp))(sin√(g/Lp)t)+ (2a/√(gLp))(cos√(g/Lp)t) …(19) ψ..(t)=ー(a/Lp)(cos√(g/Lp)t)ー(2a/Lp)× (sin√(g/Lp)t) …(20) また、時間tが(π/2)√(Lp/g)からπ√(Lp
/g)までは、上部旋回体4を、加速度、 ーa=xs..=ーψ0.√(gLp)/2 ((π/2)√(Lp/g)0<t≦π√(Lp/g)) …(21) で旋回させればよい。このときの運動方程式は、以下の
ようになる。
/g)までは、上部旋回体4を、加速度、 ーa=xs..=ーψ0.√(gLp)/2 ((π/2)√(Lp/g)0<t≦π√(Lp/g)) …(21) で旋回させればよい。このときの運動方程式は、以下の
ようになる。
【0064】 ψ(t)=ー(a/g)(sin√(g/Lp)t)+a/g …(22) ψ.(t)=ー(a/√(gLp))(cos√(g/Lp)t) …(23) ψ..(t)=(a/Lp)(sin√(g/Lp)t) …(24) さて、エネルギー保存則により、 (m/2)(Lpψ0.)2=mgLp(1ーcosψmax) …(25) が成立する。これより、 初期荷振れ角速度ψ0.=√(2(g/Lp)(1ーcosψmax)) …(26) となるので、これを上記(17)式、(21)式に代入
して、加速度、 a=g√((1ーcosψmax)/2) (0≦t≦(π/2)√(Lp/g)) ーa=ーg√((1ーcosψmax)/2) ((π/2)√(Lp/g)0<t≦π√(Lp/g)) …(27) を得る。ここで、吊り荷7の最大振れ位置xmaxに対応
する最大振れ角ψmaxは、上述したように画像処理装置
13によって検出される。また、ロープ長Lpはロープ
長センサ23によって検出される。よって、上記(2
7)式の右辺は一義的に定まり、上部旋回体4の速度変
化パターンPTが確定される(ステップ104)。
して、加速度、 a=g√((1ーcosψmax)/2) (0≦t≦(π/2)√(Lp/g)) ーa=ーg√((1ーcosψmax)/2) ((π/2)√(Lp/g)0<t≦π√(Lp/g)) …(27) を得る。ここで、吊り荷7の最大振れ位置xmaxに対応
する最大振れ角ψmaxは、上述したように画像処理装置
13によって検出される。また、ロープ長Lpはロープ
長センサ23によって検出される。よって、上記(2
7)式の右辺は一義的に定まり、上部旋回体4の速度変
化パターンPTが確定される(ステップ104)。
【0065】図3は、吊り荷7の旋回方向位置xが変化
する様子を示すグラフである。旋回方向の位置xは、画
像処理装置13により検出されるとともに、逐次、荷振
れ角度ψに変換されている。
する様子を示すグラフである。旋回方向の位置xは、画
像処理装置13により検出されるとともに、逐次、荷振
れ角度ψに変換されている。
【0066】そこで、x=(xmax+xmin)/2が検出
されたとき、つまり荷振れ角度ψ=0になった時点よ
り、上記速度変化パターンPTに従った速度指令(駆動
信号)がコントローラ16で生成され、旋回・起伏油圧
回路17に出力される。この結果、上部旋回体4(ブー
ム2)が上記パターンPTに応じた速度変化をもって旋
回され、やがて、制御開始から時間π√(Lp/g)経
過した時点で吊り荷7の振れが停止する(ステップ10
5;図5参照)。
されたとき、つまり荷振れ角度ψ=0になった時点よ
り、上記速度変化パターンPTに従った速度指令(駆動
信号)がコントローラ16で生成され、旋回・起伏油圧
回路17に出力される。この結果、上部旋回体4(ブー
ム2)が上記パターンPTに応じた速度変化をもって旋
回され、やがて、制御開始から時間π√(Lp/g)経
過した時点で吊り荷7の振れが停止する(ステップ10
5;図5参照)。
【0067】図7は、上記速度変化パターンによる制御
のシミュレーション結果を示すグラフである。同図に示
すように制御開始から短時間で荷振れXをほぼ零にでき
るのがわかる。
のシミュレーション結果を示すグラフである。同図に示
すように制御開始から短時間で荷振れXをほぼ零にでき
るのがわかる。
【0068】なお、この実施例では、吊り荷7が旋回方
向に振れている場合の制御について説明したが、吊り荷
7が起伏方向に振れている場合の制御も、同様にして行
うことができる。
向に振れている場合の制御について説明したが、吊り荷
7が起伏方向に振れている場合の制御も、同様にして行
うことができる。
【0069】また、実施例では、荷振れ角が零のときか
ら荷振れ停止制御を開始しているが、これに限定される
わけでなく、制御を開始すべき荷振れ角は任意に設定可
能である。
ら荷振れ停止制御を開始しているが、これに限定される
わけでなく、制御を開始すべき荷振れ角は任意に設定可
能である。
【0070】ところで、図6のステップ102、103
に示すように、操作レバー18がニュートラル位置にあ
るときは、オペレータによりボタン15が押されたとき
のみ振れを停止させる制御を行っているのは、つぎの理
由による。
に示すように、操作レバー18がニュートラル位置にあ
るときは、オペレータによりボタン15が押されたとき
のみ振れを停止させる制御を行っているのは、つぎの理
由による。
【0071】すなわち、操作レバーがニュートラル位置
にあっても自動的に荷振れ停止制御を行うものとする
と、作業をしないというオペレータの意思(操作レバー
はニュートラル)に反して、吊り荷7の振れを停止させ
るためにクレーン車1が動いてしまう。たとえば、操作
レバーがニュートラルで吊り荷7は停止していたとす
る。このときクレーン車1は静止している。しかし、風
等の影響で吊り荷7が振れた場合、その振れを止めよう
として、オペレータの意思に反してクレーン車1が動い
てしまうという不都合が生ずる。
にあっても自動的に荷振れ停止制御を行うものとする
と、作業をしないというオペレータの意思(操作レバー
はニュートラル)に反して、吊り荷7の振れを停止させ
るためにクレーン車1が動いてしまう。たとえば、操作
レバーがニュートラルで吊り荷7は停止していたとす
る。このときクレーン車1は静止している。しかし、風
等の影響で吊り荷7が振れた場合、その振れを止めよう
として、オペレータの意思に反してクレーン車1が動い
てしまうという不都合が生ずる。
【0072】そこで、こうしたオペレータの意思を尊重
して、振れ停止の意思を確認するボタン15が押された
ときのみ、クレーン車1を動かして荷振れを停止させる
ようにしているのである。ただし、特に問題がなけれ
ば、たとえ操作レバーがニュートラル位置にはいってい
ても、自動的にクレーン車1を動かして荷振れを停止さ
せるようにしてもよい。
して、振れ停止の意思を確認するボタン15が押された
ときのみ、クレーン車1を動かして荷振れを停止させる
ようにしているのである。ただし、特に問題がなけれ
ば、たとえ操作レバーがニュートラル位置にはいってい
ても、自動的にクレーン車1を動かして荷振れを停止さ
せるようにしてもよい。
【0073】・第2の実施例 つぎに、画像処理装置13で行われる吊り荷7のトラッ
キング(位置の追跡)処理について図8〜図15を併せ
参照して説明する。
キング(位置の追跡)処理について図8〜図15を併せ
参照して説明する。
【0074】図8はこの第2の実施例の装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【0075】図9はこの実施例で行われるパターンマッ
チングを説明する図である。
チングを説明する図である。
【0076】すなわち、図8に示すように、白と黒の2
色からなるターゲットマーク8がトラッキングすべきパ
ターンとして用意され、このターゲットマーク8がCC
Dカメラ9で撮像され、撮像信号が画像処理装置13に
出力される。
色からなるターゲットマーク8がトラッキングすべきパ
ターンとして用意され、このターゲットマーク8がCC
Dカメラ9で撮像され、撮像信号が画像処理装置13に
出力される。
【0077】画像処理装置13では、撮像画像の各画素
を白から黒までの所定階調の明度データ(濃淡度値)と
して表す。そして、図9に示すように、撮像画像30
と、ターゲットマーク8を示す基準パターン画像である
レファレンスブロックRBとを突き合わせ、これらの相
関をとることによりパターンマッチング(テンプレート
マッチング)を行う。そして、相関が最も高くなったと
きの撮像画像30のブロックBの座標位置に吊り荷7が
存在しているものと判断し、その吊り荷7の検出位置を
出力する。このとき、後述するように、レファレンスブ
ロックRBの各画素の明度データは、パターンマッチン
グが行われる毎に、そのときどきの撮像画像30、31
の各画素の明度に応じた明度となるよう更新され、オフ
セット、ゲインが修正される。
を白から黒までの所定階調の明度データ(濃淡度値)と
して表す。そして、図9に示すように、撮像画像30
と、ターゲットマーク8を示す基準パターン画像である
レファレンスブロックRBとを突き合わせ、これらの相
関をとることによりパターンマッチング(テンプレート
マッチング)を行う。そして、相関が最も高くなったと
きの撮像画像30のブロックBの座標位置に吊り荷7が
存在しているものと判断し、その吊り荷7の検出位置を
出力する。このとき、後述するように、レファレンスブ
ロックRBの各画素の明度データは、パターンマッチン
グが行われる毎に、そのときどきの撮像画像30、31
の各画素の明度に応じた明度となるよう更新され、オフ
セット、ゲインが修正される。
【0078】なお、後述するように、レファレンスブロ
ックRBと撮像画像30、31との突き合わせは、サー
チウンドウSWと呼ばれる局所範囲だけに限定される。
ックRBと撮像画像30、31との突き合わせは、サー
チウンドウSWと呼ばれる局所範囲だけに限定される。
【0079】こうして、逐次の吊り荷7の位置が検出さ
れていき、その結果は、ディスプレイ14に表示され
る。
れていき、その結果は、ディスプレイ14に表示され
る。
【0080】この結果、オペレータは、ディスプレイ1
4の表示内容をみてクレーン作業を監視することができ
る。とりわけ、前述した第1の実施例と組み合わせれ
ば、ディスプレイ14は、振れ停止制御の際のモニタと
して機能する。
4の表示内容をみてクレーン作業を監視することができ
る。とりわけ、前述した第1の実施例と組み合わせれ
ば、ディスプレイ14は、振れ停止制御の際のモニタと
して機能する。
【0081】つぎに、図14のフローチャートに従っ
て、吊り荷7のトラッキング処理を説明する。
て、吊り荷7のトラッキング処理を説明する。
【0082】まず、はじめに、ステップ201に示すよ
うに、CCDカメラ9でターゲットマーク8を撮像し、
所定メモリにテンプレートであるレファレンスブロック
RBをロードする。なお、正確な画像取得のために、こ
のロードの際、クレーン車1を静止させ、ターゲットマ
ーク8を静止させる必要がある。こうして、図11に示
すごとく、例えば16×16画素(256画素)のター
ゲットマーク8を示すレファレンスブロックRBが取得
される(ステップ201)。
うに、CCDカメラ9でターゲットマーク8を撮像し、
所定メモリにテンプレートであるレファレンスブロック
RBをロードする。なお、正確な画像取得のために、こ
のロードの際、クレーン車1を静止させ、ターゲットマ
ーク8を静止させる必要がある。こうして、図11に示
すごとく、例えば16×16画素(256画素)のター
ゲットマーク8を示すレファレンスブロックRBが取得
される(ステップ201)。
【0083】つぎに、撮像画像の中からターゲットマー
ク8が含まれていると思われる部分画像を取り出し、こ
の部分画像を正規化相関サーチをして、X−Y座標系に
おけるレファレンスブロックRBの初期座標位置(X
1、Y1)を取得する(ステップ202)。
ク8が含まれていると思われる部分画像を取り出し、こ
の部分画像を正規化相関サーチをして、X−Y座標系に
おけるレファレンスブロックRBの初期座標位置(X
1、Y1)を取得する(ステップ202)。
【0084】こうして、初期座標位置(X1、Y1)のレ
ファレンスブロックRBが1個作成される(ステップ2
03)。
ファレンスブロックRBが1個作成される(ステップ2
03)。
【0085】つぎに、パターンマッチングが行われる。
【0086】このパターンマッチングの方法は、図10
に示すように、まず前回の撮像画像30のフレームの中
で、例えば48×48画素の局所領域画像であるサーチ
ウインドウSWを設定する。このサーチウインドウSW
の座標位置はレファレンスブロックRBの座標位置と同
じ位置である。そして、つぎに撮像したフレーム31で
は、上記設定したサーチウインドウSW内でレファレン
スブロックRBを順次動かしていき、このレファレンス
ブロックRBと同じ大きさの各候補ブロックB(撮像画
像31の一部)との相関をとり、相関が最も高くなる候
補ブロックBを探索していく。そして、相関が最も高く
なる候補ブロックBが探索できマッチングできたと判断
された時点で、そのブロックBまでの移動量V(VX1、
VY1)を算出する(ステップ204)。下記(28)式
は、Rとsとの相関度を示す関数であり、上記ステップ
204において相関が最も高くなったことは、下記(2
8)式に示す関数の値が最も小さくなったことで判断し
ている。
に示すように、まず前回の撮像画像30のフレームの中
で、例えば48×48画素の局所領域画像であるサーチ
ウインドウSWを設定する。このサーチウインドウSW
の座標位置はレファレンスブロックRBの座標位置と同
じ位置である。そして、つぎに撮像したフレーム31で
は、上記設定したサーチウインドウSW内でレファレン
スブロックRBを順次動かしていき、このレファレンス
ブロックRBと同じ大きさの各候補ブロックB(撮像画
像31の一部)との相関をとり、相関が最も高くなる候
補ブロックBを探索していく。そして、相関が最も高く
なる候補ブロックBが探索できマッチングできたと判断
された時点で、そのブロックBまでの移動量V(VX1、
VY1)を算出する(ステップ204)。下記(28)式
は、Rとsとの相関度を示す関数であり、上記ステップ
204において相関が最も高くなったことは、下記(2
8)式に示す関数の値が最も小さくなったことで判断し
ている。
【0087】 …(28) よって、この式から、マッチングがなされたときの最小
関数値が取得される(ステップ205)。
関数値が取得される(ステップ205)。
【0088】こうして相関が最も高くなったときのブロ
ックBの位置(X1+VX1、Y1+VY1)、つまりマッチ
ング位置がターゲットマーク8が存在している位置であ
ると、つまり吊り荷7が存在している位置であると検出
される。そして、上記マッチング位置(X1+VX1、Y1
+VY1)で、サーチウインドウSWの設定位置(X1、
Y1)を更新される(ステップ207)。このようにサ
ーチウインドウSWの位置が更新されて、ステップ20
4の処理が繰り返し実行される。この結果、吊り荷7の
位置が逐次検出され、吊り荷7のトラッキングを行うこ
とができる。
ックBの位置(X1+VX1、Y1+VY1)、つまりマッチ
ング位置がターゲットマーク8が存在している位置であ
ると、つまり吊り荷7が存在している位置であると検出
される。そして、上記マッチング位置(X1+VX1、Y1
+VY1)で、サーチウインドウSWの設定位置(X1、
Y1)を更新される(ステップ207)。このようにサ
ーチウインドウSWの位置が更新されて、ステップ20
4の処理が繰り返し実行される。この結果、吊り荷7の
位置が逐次検出され、吊り荷7のトラッキングを行うこ
とができる。
【0089】ただし、ステップ208において、ステッ
プ205で取得された相関値を、所定のしきい値と比較
し、エラーが発生したか否かを判断している。エラーな
しと判断されれば、更新された座標位置(X1+VX1、
Y1+VY1)にサーチウインドウSWに設定し直してパ
ターンマッチングを行うことになる。
プ205で取得された相関値を、所定のしきい値と比較
し、エラーが発生したか否かを判断している。エラーな
しと判断されれば、更新された座標位置(X1+VX1、
Y1+VY1)にサーチウインドウSWに設定し直してパ
ターンマッチングを行うことになる。
【0090】しかし、エラーありと判断されれば、現在
の座標位置(X1、Y1)にサーチウインドウSWを据え
置いたままでターゲットマーク8をサーチする処理を、
ステップ202と同様にして行う。そして、ターゲット
マーク8のサーチ後、ステップ204におけるパターン
マッチングを行う。
の座標位置(X1、Y1)にサーチウインドウSWを据え
置いたままでターゲットマーク8をサーチする処理を、
ステップ202と同様にして行う。そして、ターゲット
マーク8のサーチ後、ステップ204におけるパターン
マッチングを行う。
【0091】さて、レファレンスブロックRBの各画素
の明度データは、パターンマッチングが行われる毎に、
マッチングしたブロックBの画素の明度に応じた明度と
なるように更新される。
の明度データは、パターンマッチングが行われる毎に、
マッチングしたブロックBの画素の明度に応じた明度と
なるように更新される。
【0092】すなわち、処理がステップ206に達する
と、図15に示すサブルーチンが実行される。
と、図15に示すサブルーチンが実行される。
【0093】いま、レファレンスブロックRBの各画素
には、図11に示すように、左上から右下に向かって0
から255までの番号が付けられている。
には、図11に示すように、左上から右下に向かって0
から255までの番号が付けられている。
【0094】そこで、画素の明度を、次のように3つに
分類しておく。
分類しておく。
【0095】 白い部分に対応する画素の番号の集合 a 黒い部分に対応する画素の番号の集合 b 白と黒の中間に対応する画素の番号の集合 c 上記各集合は、例えば、 aは画素 0、1、2、5、6、20、〜134 bは画素 7、9、32、34、45、〜255 cは画素 15、16、52、94、158、204 という具合に分類される。ここで、このレファレンスブ
ロックRBにおける集合a、b、cに相当する画素の濃
淡度値の平均をそれぞれ求める。つまり、 現レファレンスブロックRBにおける集合aの画素の濃
淡度値の平均 AR 現レファレンスブロックRBにおける集合bの画素の濃
淡度値の平均 BR 現レファレンスブロックRBにおける集合cの画素の濃
淡度値の平均 CR を求める(ステップ301、302、303)。
ロックRBにおける集合a、b、cに相当する画素の濃
淡度値の平均をそれぞれ求める。つまり、 現レファレンスブロックRBにおける集合aの画素の濃
淡度値の平均 AR 現レファレンスブロックRBにおける集合bの画素の濃
淡度値の平均 BR 現レファレンスブロックRBにおける集合cの画素の濃
淡度値の平均 CR を求める(ステップ301、302、303)。
【0096】つぎに、パターンマッチングの結果、最も
相関度の高かったマッチングブロックB(注視ウインド
ウB)の座標位置(X1+VX1、Y1+VY1)を、上記ス
テップ204で取得された移動量V(VX1、VY1)に基
づき計算する(ステップ304)。
相関度の高かったマッチングブロックB(注視ウインド
ウB)の座標位置(X1+VX1、Y1+VY1)を、上記ス
テップ204で取得された移動量V(VX1、VY1)に基
づき計算する(ステップ304)。
【0097】いま、注視ウインドウBが図12のようで
あったとする。ここで、ステップ301〜303と同様
にして、注視ウインドウBにおける集合a、b、cに相
当する画素の濃淡度値の平均をそれぞれ求める。つま
り、 注視ウインドウBにおける集合aの画素の濃淡度値の平
均 AT 注視ウインドウBにおける集合bの画素の濃淡度値の平
均 BT 注視ウインドウBにおける集合cの画素の濃淡度値の平
均 CT を求める(ステップ305、306、307)。
あったとする。ここで、ステップ301〜303と同様
にして、注視ウインドウBにおける集合a、b、cに相
当する画素の濃淡度値の平均をそれぞれ求める。つま
り、 注視ウインドウBにおける集合aの画素の濃淡度値の平
均 AT 注視ウインドウBにおける集合bの画素の濃淡度値の平
均 BT 注視ウインドウBにおける集合cの画素の濃淡度値の平
均 CT を求める(ステップ305、306、307)。
【0098】現在の注視ウインドウBには、最新の照度
変動が反映されている。そこで、現在のレファレンスブ
ロックRBを最新の照度に合致するように更新すべく、
現在のレファレンスブロックRBのすべての画素(25
6個)に対して、以下のような変換を行う。
変動が反映されている。そこで、現在のレファレンスブ
ロックRBを最新の照度に合致するように更新すべく、
現在のレファレンスブロックRBのすべての画素(25
6個)に対して、以下のような変換を行う。
【0099】集合aの各画素については、AT/AR
倍する。
倍する。
【0100】集合bの各画素については、BT/BR
倍する。
倍する。
【0101】集合cの各画素については、{(ATーB
T)/(ARーBR)}×(各画素の濃淡度値ーBR)
+BT こうしてレファレンスブロックRBの明度データが更新
される。
T)/(ARーBR)}×(各画素の濃淡度値ーBR)
+BT こうしてレファレンスブロックRBの明度データが更新
される。
【0102】図13は、上記変換の様子を説明するグラ
フである。
フである。
【0103】横軸は前回の注視ウインドウB、つまり現
レファレンスブロックRBの濃淡度値を示しており、縦
軸は今回の注視ウインドウB、つまり更新されたレファ
レンスブロックRBの濃淡度値を示している。白い画素
の明度ARはATに、黒い画素の明度BRはBTに、白
と黒の中間部分は、直線N=αM+βによって補間され
ることによって変換される(ステップ308、309、
310)。
レファレンスブロックRBの濃淡度値を示しており、縦
軸は今回の注視ウインドウB、つまり更新されたレファ
レンスブロックRBの濃淡度値を示している。白い画素
の明度ARはATに、黒い画素の明度BRはBTに、白
と黒の中間部分は、直線N=αM+βによって補間され
ることによって変換される(ステップ308、309、
310)。
【0104】以上のように、この第2の実施例によれ
ば、パターンマッチングが行われる毎に、マッチングし
たブロックB(そのときどきの撮像画像)の画素の明度
に応じた明度となるように、レファレンスブロックRB
が更新されていく。このように最新の明度情報をレファ
レンスブロックRBに反映させる正規化(オフセット、
ゲインの吸収)が常時行われるため、屋外のように照度
変動が激しい環境下にあっても、相関がとりやすくな
り、パターンマッチングの精度が飛躍的に向上するとい
う顕著な効果が得られる。この結果、トラッキングを安
定して行うことができる。
ば、パターンマッチングが行われる毎に、マッチングし
たブロックB(そのときどきの撮像画像)の画素の明度
に応じた明度となるように、レファレンスブロックRB
が更新されていく。このように最新の明度情報をレファ
レンスブロックRBに反映させる正規化(オフセット、
ゲインの吸収)が常時行われるため、屋外のように照度
変動が激しい環境下にあっても、相関がとりやすくな
り、パターンマッチングの精度が飛躍的に向上するとい
う顕著な効果が得られる。この結果、トラッキングを安
定して行うことができる。
【0105】しかも、上記正規化の処理は、撮像画像の
局所領域(16×16画素)についてのみ行うだけでよ
いので、計算量がきわめて少なく、高速に処理をすすめ
ることができるという利点もある。
局所領域(16×16画素)についてのみ行うだけでよ
いので、計算量がきわめて少なく、高速に処理をすすめ
ることができるという利点もある。
【0106】・第3の実施例 以下に説明する第3の実施例は、上記第2の実施例と同
様に、レファレンスブロックRBを更新するという点で
は同じであるが、その更新の仕方が異なるものである。
以下、第2の実施例と重複する説明を適宜省略しつつ説
明する。
様に、レファレンスブロックRBを更新するという点で
は同じであるが、その更新の仕方が異なるものである。
以下、第2の実施例と重複する説明を適宜省略しつつ説
明する。
【0107】図16はこの第3の実施例で行われるパタ
ーンマッチングを説明する図である。
ーンマッチングを説明する図である。
【0108】すなわち、撮像画像30と、ターゲットマ
ーク8を示す基準パターン画像であるレファレンスブロ
ックRBとを突き合わせ、これらの相関をとることによ
りパターンマッチング(テンプレートマッチング)を行
う。そして、相関が最も高くなったときの撮像画像30
のブロックBの座標位置に吊り荷7が存在しているもの
と判断し、その吊り荷7の検出位置を出力する。以上の
点は第2の実施例と同じである。
ーク8を示す基準パターン画像であるレファレンスブロ
ックRBとを突き合わせ、これらの相関をとることによ
りパターンマッチング(テンプレートマッチング)を行
う。そして、相関が最も高くなったときの撮像画像30
のブロックBの座標位置に吊り荷7が存在しているもの
と判断し、その吊り荷7の検出位置を出力する。以上の
点は第2の実施例と同じである。
【0109】更新の仕方は、マッチングする毎に、撮像
画像31の中からマッチングしたブロックBを取り出
し、現在のレファレンスブロックRBを当該取り出した
マッチングしたブロックBに置き換えることによって行
う。この点が、第2の実施例と異なっている。
画像31の中からマッチングしたブロックBを取り出
し、現在のレファレンスブロックRBを当該取り出した
マッチングしたブロックBに置き換えることによって行
う。この点が、第2の実施例と異なっている。
【0110】つぎに、図18、19を参照して処理手順
を説明する。
を説明する。
【0111】図18に示すように、ステップ401、4
02、404、405、407、408、409では、
図14のステップ201、202、204、205、2
07、208、209と同様の処理が実行される。
02、404、405、407、408、409では、
図14のステップ201、202、204、205、2
07、208、209と同様の処理が実行される。
【0112】ステップ403では、初期座標位置(X
1、Y1)のレファレンスブロック(これをRB0とす
る)が1個作成される点は、上記ステップ203と同じ
であるが、後述する座標位置の補正用に、他に複数のレ
ファレンスブロックを作成しておくようにしている。
1、Y1)のレファレンスブロック(これをRB0とす
る)が1個作成される点は、上記ステップ203と同じ
であるが、後述する座標位置の補正用に、他に複数のレ
ファレンスブロックを作成しておくようにしている。
【0113】すなわち、図17において、RBを上記レ
ファレンスブロックRB0とすると、その座標位置P0の
回りに、座標位置P1、P2、…P16のレファレンスブロ
ックRB1、RB2、…RB16といった合計16個のレフ
ァレンスブロックが設定される(ステップ403)。
ファレンスブロックRB0とすると、その座標位置P0の
回りに、座標位置P1、P2、…P16のレファレンスブロ
ックRB1、RB2、…RB16といった合計16個のレフ
ァレンスブロックが設定される(ステップ403)。
【0114】そして、上記レファレンスブロックRB0
を使用して、上記ステップ204と同様にパターンマッ
チングを行う(ステップ404)。
を使用して、上記ステップ204と同様にパターンマッ
チングを行う(ステップ404)。
【0115】ステップ406では、図19に示すサブル
ーチンが実行される。
ーチンが実行される。
【0116】すなわち、マッチングした時点の移動量V
(VX1、VY1)から、そのマッチングしたブロックBの
座標位置(X1+VX1、Y1+VY1)が演算される(ステ
ップ501)。そして、現在のレファレンスブロックR
B0を、上記マッチングしたブロックB自体に置き換
え、これを新たなレファレンスブロックRBとする(ス
テップ502)。
(VX1、VY1)から、そのマッチングしたブロックBの
座標位置(X1+VX1、Y1+VY1)が演算される(ステ
ップ501)。そして、現在のレファレンスブロックR
B0を、上記マッチングしたブロックB自体に置き換
え、これを新たなレファレンスブロックRBとする(ス
テップ502)。
【0117】さて、単にレファレンスブロックRBを、
マッチングしたブロックBに順次置き換えていくだけで
は、1画素よりも小さい位置誤差が蓄積されることによ
り、1画素以上の位置誤差が生じてしまう。そこで、こ
の位置誤差を修正するために、以下の処理が行われる。
マッチングしたブロックBに順次置き換えていくだけで
は、1画素よりも小さい位置誤差が蓄積されることによ
り、1画素以上の位置誤差が生じてしまう。そこで、こ
の位置誤差を修正するために、以下の処理が行われる。
【0118】すなわち、上記置き換えられたレファレン
スブロックRBと、最初に設定されたオリジナルのレフ
ァレンスブロックRB0との間で正規化相関を用いて、
相関度(0)を求める(ステップ503)。
スブロックRBと、最初に設定されたオリジナルのレフ
ァレンスブロックRB0との間で正規化相関を用いて、
相関度(0)を求める(ステップ503)。
【0119】ついで、上記置き換えられたレファレンス
ブロックRBと、最初に設定されたオリジナルブロック
RB0の回りの各オリジナルブロックRB1、RB2、…
RB16との間で正規化相関を用いて、それぞれの相関度
D(1)、D(2)、…D(16)を求める。
ブロックRBと、最初に設定されたオリジナルブロック
RB0の回りの各オリジナルブロックRB1、RB2、…
RB16との間で正規化相関を用いて、それぞれの相関度
D(1)、D(2)、…D(16)を求める。
【0120】なお、正規化相関は、例えば下記(29)
式に基づき行う(ステップ503)。
式に基づき行う(ステップ503)。
【0121】 …(29) つぎに、上記相関度D(0)〜D(16)を比較し、最
も相関の高いものを探索する(ステップ505)。
も相関の高いものを探索する(ステップ505)。
【0122】D(0)が最も相関が高くなる値を示して
いる場合には、位置誤差が生じていないと判断し、上記
ステップ502で置き換えられたレファレンスブロック
RBを、更新されたレファレンスブロックであると確定
し、図18のステップ407にリターンする(ステップ
506の判断YES)。
いる場合には、位置誤差が生じていないと判断し、上記
ステップ502で置き換えられたレファレンスブロック
RBを、更新されたレファレンスブロックであると確定
し、図18のステップ407にリターンする(ステップ
506の判断YES)。
【0123】しかし、D(0)以外のD(1)〜D(1
6)のいずれかが、最も相関が高くなる値を示している
場合には(ステップ506の判断NO)、位置誤差が生
じていると判断し、最も相関が高くなったオリジナルブ
ロックの座標位置を修正位置とする。
6)のいずれかが、最も相関が高くなる値を示している
場合には(ステップ506の判断NO)、位置誤差が生
じていると判断し、最も相関が高くなったオリジナルブ
ロックの座標位置を修正位置とする。
【0124】すなわち、例えばD(1)が相関が最も高
いことを示す値であるとすると、対応するオリジナルブ
ロックRB1の座標位置と、実際のパターンマッチング
に使用したオリジナルブロックRB0の座標位置との偏
差(Dx、Dy)を求める(ステップ507)。
いことを示す値であるとすると、対応するオリジナルブ
ロックRB1の座標位置と、実際のパターンマッチング
に使用したオリジナルブロックRB0の座標位置との偏
差(Dx、Dy)を求める(ステップ507)。
【0125】そして、ステップ501において取得され
た移動量Vは、下記(30)式に示すように、上記偏差
分だけ修正される。
た移動量Vは、下記(30)式に示すように、上記偏差
分だけ修正される。
【0126】 VX1=VX1ーDX VY1=VY1ーDY …(30) そして、図17に示すように、上記ステップ502で置
き換えられたレファレンスブロックRBは、上記偏差
(Dx、Dy)分だけずれた座標位置P1に存在するブロ
ックBに修正される。つまり、オリジナルブロックRB
1の座標位置に対応するブロックBに修正される。こう
して、最終的に、座標位置P1に存在するブロックB
を、レファレンスブロックRBであると確定し、図18
のステップ407にリターンする(ステップ508)。
き換えられたレファレンスブロックRBは、上記偏差
(Dx、Dy)分だけずれた座標位置P1に存在するブロ
ックBに修正される。つまり、オリジナルブロックRB
1の座標位置に対応するブロックBに修正される。こう
して、最終的に、座標位置P1に存在するブロックB
を、レファレンスブロックRBであると確定し、図18
のステップ407にリターンする(ステップ508)。
【0127】以上のように、この第3の実施例によれ
ば、パターンマッチングが行われる毎に、そのときどき
のマッチング画像によりレファレンスブロックRBが置
き換えられ、レファレンスブロックRBが更新されてい
く。よって、上記第2の実施例と同様に、屋外のように
照度変動が激しい環境下にあっても、パターンマッチン
グの精度が飛躍的に向上し、この結果、トラッキングを
安定して行うことができるという効果が得られる。
ば、パターンマッチングが行われる毎に、そのときどき
のマッチング画像によりレファレンスブロックRBが置
き換えられ、レファレンスブロックRBが更新されてい
く。よって、上記第2の実施例と同様に、屋外のように
照度変動が激しい環境下にあっても、パターンマッチン
グの精度が飛躍的に向上し、この結果、トラッキングを
安定して行うことができるという効果が得られる。
【0128】しかも、パターンマッチングが行われる毎
に、オリジナルのレファレンスブロックとの相関をみ
て、マッチング画像の位置誤差が補正されるので、位置
ずれが生じてしまう事態を回避することができる。
に、オリジナルのレファレンスブロックとの相関をみ
て、マッチング画像の位置誤差が補正されるので、位置
ずれが生じてしまう事態を回避することができる。
【0129】・第4の実施例 つぎに、図1に示すカメラ9のズーム量を制御する制御
装置について説明する。
装置について説明する。
【0130】さて、上記第2、第3の実施例のように、
ターゲットマーク8を示すレファレンスブロックRB
と、ターゲットマーク8が含まれる撮像画像とを突き合
わせて、パターンマッチングを行う場合には、撮像画像
内におけるターゲットマーク8の大きさ、つまり撮像画
像の大きさとターゲットマーク8の大きさとの比がきわ
めて重要となる。つまり、撮像画像内のターゲットマー
ク8の大きさを、レファレンスブロックRBのターゲッ
トマーク8の大きさと同じ大きさにする必要がある。
ターゲットマーク8を示すレファレンスブロックRB
と、ターゲットマーク8が含まれる撮像画像とを突き合
わせて、パターンマッチングを行う場合には、撮像画像
内におけるターゲットマーク8の大きさ、つまり撮像画
像の大きさとターゲットマーク8の大きさとの比がきわ
めて重要となる。つまり、撮像画像内のターゲットマー
ク8の大きさを、レファレンスブロックRBのターゲッ
トマーク8の大きさと同じ大きさにする必要がある。
【0131】しかし、ブーム先端2aにカメラ9が取り
付けられ、このカメラ9によりロープ5を介して吊り下
げられたターゲットマーク8を撮像する構造のクレーン
車1にあっては、作業中に、ロープ長Lpが変化するこ
とで、撮像されるターゲットマーク8の大きさが変化し
てしまう。
付けられ、このカメラ9によりロープ5を介して吊り下
げられたターゲットマーク8を撮像する構造のクレーン
車1にあっては、作業中に、ロープ長Lpが変化するこ
とで、撮像されるターゲットマーク8の大きさが変化し
てしまう。
【0132】このため、図23に示すように、撮像画像
32内のターゲットマーク8の大きさが、レファレンス
ブロックRBのターゲットマーク8の大きさと一致して
いるときには、パターンマッチングを良好に行うことが
できるものの、撮像画像32内のターゲットマーク8の
大きさが、レファレンスブロックRBのターゲットマー
ク8の大きさと不一致になったときは、パターンマッチ
ングを良好に行うことはできない。
32内のターゲットマーク8の大きさが、レファレンス
ブロックRBのターゲットマーク8の大きさと一致して
いるときには、パターンマッチングを良好に行うことが
できるものの、撮像画像32内のターゲットマーク8の
大きさが、レファレンスブロックRBのターゲットマー
ク8の大きさと不一致になったときは、パターンマッチ
ングを良好に行うことはできない。
【0133】そこで、この第3の実施例では、カメラ9
のズーム量を制御することで、撮像画像32の大きさ
と、この画像32内ターゲットマーク8の大きさとの比
を常に所望の一定値に、つまり図23の「一致する」値
にして、パターンマッチングを良好に行うようにしてい
る。
のズーム量を制御することで、撮像画像32の大きさ
と、この画像32内ターゲットマーク8の大きさとの比
を常に所望の一定値に、つまり図23の「一致する」値
にして、パターンマッチングを良好に行うようにしてい
る。
【0134】図20は、実施例の構成を示すブロック図
であり、ロープ長センサ23から現在のロープ長Lpを
示す信号が連動装置22に対して出力される。連動装置
22では、図21に示す処理が実行されて、カメラ9に
対してズーム指令Szを送出する。カメラ9では、入力
されたズーム指令Szに応じてズーム量が変化され、タ
ーゲットマーク8を含む画像を撮像する。カメラ9から
出力される画像信号は、画像処理装置13に出力され、
例えば上記第1〜第3の実施例に示す処理が実行され
る。
であり、ロープ長センサ23から現在のロープ長Lpを
示す信号が連動装置22に対して出力される。連動装置
22では、図21に示す処理が実行されて、カメラ9に
対してズーム指令Szを送出する。カメラ9では、入力
されたズーム指令Szに応じてズーム量が変化され、タ
ーゲットマーク8を含む画像を撮像する。カメラ9から
出力される画像信号は、画像処理装置13に出力され、
例えば上記第1〜第3の実施例に示す処理が実行され
る。
【0135】ここで、ロープ長Lpとズーム指令Szとの
関係について考察する。
関係について考察する。
【0136】一般に、物体までの距離とズームの関係
は、幾何光学のレンズ結像の式より求められる。簡単の
ため、1枚のレンズの場合を考えると、レンズ結像の式
は、 (1/a)+(1/b)=(1/f) …(31) ただし、 a:レンズから物体までの距離 b:レンズから像までの距離 f:レンズの焦点距離 となる。このとき、物体と像の大きさの比によって表さ
れる像倍率Rは、図22より、 R=Hb/Ha=b/a …(32) となる。上記(31)式を変形して、上記(32)式に
代入すると、 Hb={Ha/(aーf)}×f …(33) で表されるので、Hbを一定にするためには、aの変化
量に合わせて、レンズの焦点距離fを変えるように、カ
メラ9にズーム指令Szを与えればよいことがわかる。
は、幾何光学のレンズ結像の式より求められる。簡単の
ため、1枚のレンズの場合を考えると、レンズ結像の式
は、 (1/a)+(1/b)=(1/f) …(31) ただし、 a:レンズから物体までの距離 b:レンズから像までの距離 f:レンズの焦点距離 となる。このとき、物体と像の大きさの比によって表さ
れる像倍率Rは、図22より、 R=Hb/Ha=b/a …(32) となる。上記(31)式を変形して、上記(32)式に
代入すると、 Hb={Ha/(aーf)}×f …(33) で表されるので、Hbを一定にするためには、aの変化
量に合わせて、レンズの焦点距離fを変えるように、カ
メラ9にズーム指令Szを与えればよいことがわかる。
【0137】すなわち、ロープ長LpがLpからΔLpだ
け変化したときの焦点距離をf´とすると、上記(3
3)式より、Hbを一定にするためには、下記(34)
式の関係を満足することが必要である。
け変化したときの焦点距離をf´とすると、上記(3
3)式より、Hbを一定にするためには、下記(34)
式の関係を満足することが必要である。
【0138】 {f/(Lpーf)}={f´/(Lp+ΔLpーf´)} …(34) よって、この(34)式より焦点距離f´を、 f´={(Lp+ΔLp)/Lp}×f …(35) とすればHbは一定の大きさに、つまりカメラ9に撮像
されるべきターゲットマーク8は一定の大きさとなる。
されるべきターゲットマーク8は一定の大きさとなる。
【0139】一般的に、ここで想定している1枚のレン
ズでは焦点距離fを変化させることはできないが、一般
のテレビカメラ9は、数群のレンズによって構成されて
いるので、レンズ系として焦点距離fを変化させること
ができる。
ズでは焦点距離fを変化させることはできないが、一般
のテレビカメラ9は、数群のレンズによって構成されて
いるので、レンズ系として焦点距離fを変化させること
ができる。
【0140】そこで、ロープ長Lpの変化量ΔLpとズー
ム量Szとの関係((35)式)を、シミュレーション
等によって予め求めておき、この求められたロープ長L
pの変化量ΔLpとズーム量Szとの対応関係を連動装置
22に記憶しておく。
ム量Szとの関係((35)式)を、シミュレーション
等によって予め求めておき、この求められたロープ長L
pの変化量ΔLpとズーム量Szとの対応関係を連動装置
22に記憶しておく。
【0141】連動装置22では、図21に示す処理が実
行される。
行される。
【0142】まず、カメラ9のズーム制御開始時点にお
いて、初期ロープ長Lp0が検出され、記憶される(ステ
ップ601)。
いて、初期ロープ長Lp0が検出され、記憶される(ステ
ップ601)。
【0143】そして、クレーン車1において作業が開始
され、ロープ長Lpが変化するが、逐次のロープ長検出
値がセンサ23から入力され、正確なロープ長Lpが計
算される(ステップ602)。そして、現在のロープ長
Lpと初期ロープ長Lp0との偏差を求め、ロープ長変化
長ΔLpを計算する(ステップ603)。
され、ロープ長Lpが変化するが、逐次のロープ長検出
値がセンサ23から入力され、正確なロープ長Lpが計
算される(ステップ602)。そして、現在のロープ長
Lpと初期ロープ長Lp0との偏差を求め、ロープ長変化
長ΔLpを計算する(ステップ603)。
【0144】そして、ロープ長変化長ΔLpに対応する
ズーム量Szを、最初に記憶しておいたロープ長Lpの変
化量ΔLpとズーム量Szとの対応関係から読み出す。
ズーム量Szを、最初に記憶しておいたロープ長Lpの変
化量ΔLpとズーム量Szとの対応関係から読み出す。
【0145】この場合、ロープ長変化量ΔLpを所定の
しきい値と比較し、しきい値以上になった場合のみ、ズ
ーム量Szを読み出すようにし、しきい値より小さいと
きは、ズーム量Szは読み出さないようにする。これ
は、わずかなロープ長の変化により、カメラ9のズーム
量が敏感に変化し、ハンチング等が生じる事態をを避け
るためである。
しきい値と比較し、しきい値以上になった場合のみ、ズ
ーム量Szを読み出すようにし、しきい値より小さいと
きは、ズーム量Szは読み出さないようにする。これ
は、わずかなロープ長の変化により、カメラ9のズーム
量が敏感に変化し、ハンチング等が生じる事態をを避け
るためである。
【0146】また、上記(35)式に基づき、ロープ長
Lpの変化量ΔLpからズーム量Szを演算する演算式を
用意しておき、リアルタイムにズーム量を演算してもよ
い(ステップ604)。
Lpの変化量ΔLpからズーム量Szを演算する演算式を
用意しておき、リアルタイムにズーム量を演算してもよ
い(ステップ604)。
【0147】こうして、ズーム量Szが求められたなら
ば、このズーム量にするためのズーム指令Szが、カメ
ラ9に対して出力される。
ば、このズーム量にするためのズーム指令Szが、カメ
ラ9に対して出力される。
【0148】この結果、たとえクレーン作業中に、ロー
プ長Lpが変化したとしても、カメラ9のズーム量が変
化されて、カメラ9で撮像されるターゲットマーク8の
大きさが一定の大きさに保たれる。
プ長Lpが変化したとしても、カメラ9のズーム量が変
化されて、カメラ9で撮像されるターゲットマーク8の
大きさが一定の大きさに保たれる。
【0149】よって、図23に示すように、撮像画像3
2内のターゲットマーク8の大きさが、レファレンスブ
ロックRBのターゲットマーク8の大きさと、常に一致
し、、画像処理装置13において、常にパターンマッチ
ングを良好に行うことができるようになる。
2内のターゲットマーク8の大きさが、レファレンスブ
ロックRBのターゲットマーク8の大きさと、常に一致
し、、画像処理装置13において、常にパターンマッチ
ングを良好に行うことができるようになる。
【0150】なお、以上説明した第1ないし第4の実施
例では、クレーン車に適用される場合を想定している
が、ブーム先端より吊り荷を吊り下げる作業機械であれ
ば、任意のものに適用可能である。
例では、クレーン車に適用される場合を想定している
が、ブーム先端より吊り荷を吊り下げる作業機械であれ
ば、任意のものに適用可能である。
【0151】また、実施例では、吊り荷を撮像する代わ
りに、ターゲットマークを撮像し、ターゲットマークの
パターンとのパターンマッチングを行うようにしている
が、吊り荷を示すものであれば、それ以外のもの、吊り
荷それ自体、フックを撮像し、これらのパターンとのパ
ターンマッチングを行うようにしてもよい。
りに、ターゲットマークを撮像し、ターゲットマークの
パターンとのパターンマッチングを行うようにしている
が、吊り荷を示すものであれば、それ以外のもの、吊り
荷それ自体、フックを撮像し、これらのパターンとのパ
ターンマッチングを行うようにしてもよい。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、上記第1の実施例
に対応する第1の発明によれば、画像処理によって得ら
れる吊り荷の位置データは、制御開始の位置の検出のみ
という最小限の使用にとどめられ、後は、吊り荷の位置
をフィードバックすることなく、荷振れの停止制御が行
われるので、フィードバック制御による不都合が回避さ
れつつ、吊り荷の振れ停止制御が精度よく行われる。
に対応する第1の発明によれば、画像処理によって得ら
れる吊り荷の位置データは、制御開始の位置の検出のみ
という最小限の使用にとどめられ、後は、吊り荷の位置
をフィードバックすることなく、荷振れの停止制御が行
われるので、フィードバック制御による不都合が回避さ
れつつ、吊り荷の振れ停止制御が精度よく行われる。
【0153】また、上記第2、第3の実施例に対応する
第2の発明によれば、屋外のように、絶えず明度変動が
発生する環境下であったとしても、吊り荷の撮像画像の
画素の明度と、吊り荷のパターン画像の画素の明度と
が、逐次同じとなるように、パターン画像の画素の明度
が更新されるので、パターンマッチングが、精度よく行
なわれ、もって吊り荷の位置の追跡が精度よく行えるよ
うになる。
第2の発明によれば、屋外のように、絶えず明度変動が
発生する環境下であったとしても、吊り荷の撮像画像の
画素の明度と、吊り荷のパターン画像の画素の明度と
が、逐次同じとなるように、パターン画像の画素の明度
が更新されるので、パターンマッチングが、精度よく行
なわれ、もって吊り荷の位置の追跡が精度よく行えるよ
うになる。
【0154】また、上記第4の実施例に対応する第3の
発明によれば、クレーン作業等によってロープ長が変動
したとしても、撮像手段の撮像画像に対する吊り荷の大
きさの比が常に、所望の一定値となるようにされるの
で、パターンマッチング等の処理を作業効率よく、しか
も記憶容量の増大を招かないで行えるようになる。
発明によれば、クレーン作業等によってロープ長が変動
したとしても、撮像手段の撮像画像に対する吊り荷の大
きさの比が常に、所望の一定値となるようにされるの
で、パターンマッチング等の処理を作業効率よく、しか
も記憶容量の増大を招かないで行えるようになる。
【図1】図1は、本発明に係る吊り荷の撮像画像処理装
置が適用されるクレーン車の構成を示す図である。
置が適用されるクレーン車の構成を示す図である。
【図2】図2は、第1の実施例装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】図3は、吊り荷の振れの時間変化を示すグラフ
である。
である。
【図4】図4は、吊り荷が振り子運動する様子を示す物
理モデル図である。
理モデル図である。
【図5】図5はクレーン車のブームの速度変化パターン
を示す図である。
を示す図である。
【図6】図6は、第1の実施例装置で行われる処理の手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図7】図7は第1の実施例のシミュレーション結果を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】図8は第2の実施例装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図9】図9は第2の実施例の概念を説明するために用
いた図である。
いた図である。
【図10】図10は、実施例に適用されるパターンマッ
チングを説明するために用いた図である。
チングを説明するために用いた図である。
【図11】図11は、レファレンスブロックの画素の明
度を示す図である。
度を示す図である。
【図12】図12は、マッチングしたブロックの画素の
明度を示す図である。
明度を示す図である。
【図13】図13は、明度データが更新される様子を説
明するグラフである。
明するグラフである。
【図14】図14は、第2の実施例装置で行われる処理
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
【図15】図15は、図14のサブルーチン処理の手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図16】図16は第3の実施例の概念を説明するため
に用いた図である。
に用いた図である。
【図17】図17は、更新したレファレンスブロックの
周囲に存在する座標点を示す図である。
周囲に存在する座標点を示す図である。
【図18】図18は、第3の実施例装置で行われる処理
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
【図19】図19は、図18のサブルーチン処理の手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図20】図20は第4の実施例装置の構成を示す図で
ある。
ある。
【図21】図21は図20に示す連動装置で行われる処
理の手順を示すフローチャートである。
理の手順を示すフローチャートである。
【図22】図22は第4の実施例に適用される原理を説
明する図である。
明する図である。
【図23】図23はレファレンスブロックのパターンの
大きさと撮像画像のパターンの大きさとを比較して示す
図である。
大きさと撮像画像のパターンの大きさとを比較して示す
図である。
2 ブーム 5 ロープ 7 吊り荷 8 ターゲットマーク 9 カメラ 13 画像処理装置
Claims (5)
- 【請求項1】 ブームの先端に吊り下げられた吊り
荷を撮像し、該撮像された画像を処理することにより、
画像上の吊り荷の位置を検出し、該検出された画像上の
吊り荷の位置に基づいて、前記吊り荷の振れを停止させ
る振れ停止制御を行う吊り荷の撮像画像処理装置におい
て、 前記吊り荷の振れ角度および振れ角速度と前記ブーム先
端の移動加速度との関係を記述した運動方程式を求め、
該運動方程式に基づいて、前記吊り荷の振れ角度が前記
振れ停止制御を開始すべき所定振れ角度になった時点か
ら前記吊り荷の振れ角度および振れ角速度が同時に零に
なる時点までの前記ブーム先端の移動速度の変化の様子
を示す移動速度変化パターンを生成する移動速度変化パ
ターン生成手段と、 前記画像上の吊り荷の位置を追跡することにより、前記
吊り荷の振れ角度が前記所定振れ角度になったことを検
出する制御開始時点検出手段と、 前記制御開始時点検出手段によって前記所定振れ角度に
なったことが検出された時点より、前記移動速度変化パ
ターン生成手段で生成された移動速度変化パターンに従
って、前記ブーム先端の移動速度を制御する移動速度制
御手段とを具えた吊り荷の撮像画像処理装置。 - 【請求項2】 ブームの先端に吊り下げられた吊り
荷を撮像し、該撮像画像と、前記吊り荷を示すパターン
画像とのパターンマッチングを逐次行うことにより、撮
像画像上の吊り荷の位置を逐次検出するようにした吊り
荷の撮像画像処理装置において、 前記パターン画像の画素の明度が、前記撮像画像と前記
パターン画像とがマッチングしたときの当該撮像画像の
画素の明度になるように、パターンマッチングが行われ
る毎に、前記パターン画像の画素の明度のデータを逐次
更新するようにした吊り荷の撮像画像処理装置。 - 【請求項3】 ブームの先端に吊り下げられた吊り
荷を撮像し、該撮像画像と、前記吊り荷を示すパターン
画像とのパターンマッチングを逐次行うことにより、撮
像画像上の吊り荷の位置を逐次検出するようにした吊り
荷の撮像画像処理装置において、 前記撮像画像と前記パターン画像とがマッチングする毎
に、前記撮像画像の中から前記パターン画像に対応する
部分のマッチング画像を取り出し、現在のパターン画像
を当該取り出したマッチング画像に置き換えることによ
って、前記パターン画像を逐次更新するようにした吊り
荷の撮像画像処理装置。 - 【請求項4】 ブームの先端に吊り下げられた吊り
荷を撮像し、該撮像画像と、前記吊り荷を示すパターン
画像とのパターンマッチングを逐次行うことにより、撮
像画像上の吊り荷の位置を逐次検出するようにした吊り
荷の撮像画像処理装置において、 吊り荷の撮像画像の中から、前記吊り荷を示す中心パタ
ーン画像を予め取り出すとともに、この中心パターン画
像の座標位置近傍に存在する当該中心パターン画像と同
じ大きさの周囲パターン画像を予め取り出しておき、 逐次撮像される撮像画像と前記中心パターン画像とのパ
ターンマッチングを行い、該撮像画像と前記中心パター
ン画像とがマッチングする毎に、前記撮像画像の中から
前記中心パターン画像に対応する部分のマッチング画像
を取り出し、 この取り出したマッチング画像と、前記中心パターン画
像および前記周囲パターン画像との正規化相関をとり、
正規化相関が最も高くなる中心パターン画像または周囲
パターン画像を選択し、 前記中心パターン画像が選択された場合には、現在のパ
ターン画像を、前記取り出したマッチング画像に置き換
えることによって、前記パターン画像を逐次更新すると
ともに、 前記周囲パターン画像が選択された場合には、現在のパ
ターン画像を、前記取り出したマッチング画像の座標位
置近傍に存在する当該マッチング画像と同じ大きさの周
囲画像であって、前記選択された周囲パターン画像の座
標位置に対応する座標位置の周囲画像に置き換えること
によって、前記パターン画像を逐次更新するようにし
た、 吊り荷の撮像画像処理装置。 - 【請求項5】 ブームの先端に吊り下げられた吊り
荷を撮像手段によって撮像し、該撮像された画像の大き
さと、撮像された吊り荷の大きさとの比を一定にするこ
とにより所定の処理を行う吊り荷の撮像画像処理装置に
おいて、 前記吊り荷のロープ長を検出するロープ長検出手段と、 前記ロープ長検出手段で検出された吊り荷のロープ長に
基づいて、前記撮像手段で撮像される画像の大きさと、
撮像された吊り荷の大きさとの比が所望の一定値になる
ように、前記撮像手段のズーム量を変化させる制御手段
とを具えた吊り荷の撮像画像処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16798695A JPH08333086A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 吊り荷の撮像画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16798695A JPH08333086A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 吊り荷の撮像画像処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08333086A true JPH08333086A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15859691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16798695A Pending JPH08333086A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 吊り荷の撮像画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08333086A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000086159A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Hokkaido Development Bureau Construction Machinery Engineering Center | 作業船の吊荷揺れ抑制装置 |
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-
1995
- 1995-06-09 JP JP16798695A patent/JPH08333086A/ja active Pending
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