JPH0833441B2 - 音響測位装置 - Google Patents

音響測位装置

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JPH0833441B2
JPH0833441B2 JP31238589A JP31238589A JPH0833441B2 JP H0833441 B2 JPH0833441 B2 JP H0833441B2 JP 31238589 A JP31238589 A JP 31238589A JP 31238589 A JP31238589 A JP 31238589A JP H0833441 B2 JPH0833441 B2 JP H0833441B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水中超音波を用いて船あるいは水中の移動物
体の位置を測定する音響測位装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の技術は、「海洋音響」P.209〜P.214
(昭和59.3.1発行 海洋音響研究会)に開示されたもの
があり、SSBL方式を用いた音響測位装置は、第3図に示
すような構成となつている。
水中3には発音器1が設置されており、船4に取付け
られた受波器アレイ2により発音器1からの超音波信号
を受信し、SSBL受信機5により発音器1と受波器アレイ
2との間の直距離(以下スラントレンジという)が計測
される。SSBL受信機5からの信号は演算回路6を介して
表示器7に伝達され発音器1の深度と水平距離とが計算
され、表示器7上に表示される。
このような装置における計測動作は以下のようにおこ
なわれる。
まず演算回路6から発音指令が送信機8およびSSBL受
信機5に送出される。すると送信機8は発音器1に対し
超音波の信号を水中3に送信するよう指令する。通常、
発音器1は測定対象物体に取付けられており、船4上に
設置された送信機8とはケーブルにより接続されてい
る。
発音器1から発信された超音波信号は水中3を経て船
4に取付けられた受波器アレイ2によって受信され、SS
BL受信機5に伝達される。SSBL受信機5は送信機8によ
る送信指令から受波器アレイ2が音波を受信するまでの
時間を計測し、スラントレンジrを測定する。さらに受
波器アレイの各素子に入力される信号の位相差から方位
各θを計測する。これらのデータは演算回路6に送ら
れ、前述したスラントレンジrと方位角θとから発音器
1の深度と水平距離とが計算され、表示器7上に表示さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記構成の装置では、測位レートを上げるため
に送信周期を短くすると、もともとスラントレンジrは
送信開始から受波器アレイ2が超音波を受信するまでの
時間によって計測されているため、受波器アレイ2に最
初の音波が到達前に再び次の音波を出力せねばならず、
受信側ではどの音波がどの時点で送信されたものかを判
定することが困難となり、誤計測を引き起こしていた。
すなわち水中の音波伝搬速度をcとすれば、音波の伝
搬時間tはt=r/cで定まり、この伝搬時間tよりも短
い送信周期で音波を送信することが出来なくなる。
発音器1を取付けた物体が高速で移動する場合前述し
た伝搬時間tで定まる送信周期でしか位置の計測が出来
なくなり、この間の移動距離が誤差として現われ、計測
誤差が非常に大きくなる。したがって従来の装置を用い
た計測方法では、水中伝搬時間により測位周期が制限さ
れ、深い海中での移動体の運動の計測には不向きである
という問題点があった。
本発明は上述した測位レートをあげると正確なスラン
トレンジが測定できなくなるという問題点を除去するた
めになされたもので、測位レートを上げても所定のタイ
ミングで開閉するゲートを設け多数発射された音波信号
を分離して計測できるような構成を用いているため、測
位レートを上げても誤差なく計測を行うことの出来る音
響測位装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は水中の音源からの音波信号を送信する送信手
段、該音源からの音波信号を受信する受波器アレイ、受
波器アレイで受信した音波信号を受信するSSBL受信機及
び演算処理手段を具備し、該演算処理手段で該SSBL受信
機の出力を演算処理して音源の方位角とスラントレンジ
を測定する音響測位装置において、SSBL受信機を複数設
けると共に、それぞれのSSBL受信機は受信ゲートを介し
て受波器アレイで受信した音波信号を受信するように構
成し、更に音源にその深度を測定する深度センサを設
け、送信手段は音源から受波器アレイまでの音波伝搬時
間よりも短い周期で前記音源から音波信号を送信し、演
算処理手段は深度センサで測定された音源の深度とSSBL
受信機で測定された音源の方位角とから最初のスラント
レンジを計算し、この最初のスラントレンジを用いて複
数のSSBL受信機の各々に対応する前記音波信号の送信タ
イミングにあった受波音波信号を供給するように各受信
ゲートのコントロールタイミングを決定し、各々の前記
SSBL受信機の受信した音波信号から音源の最終の方位角
とスラントレンジを測定するようにしたものである。
[作用] 測位レートを上げると正確なスラントレンジが測定で
きなくなるため、まず発音器に取付けた深度センサで深
度を計測し、かつ音波の方向余弦を測定してその方位角
を求め、前記深度とから最初にスラントレンジを計算
し、このスラントレンジに基づいてSSBL受信機の受信タ
イミングを決定し、多数発射された音波信号を分離して
各々のSSBL受信機に供給することにより測位レートに無
関係に最終のスラントレンジを計測する。
[実施例] 以下本発明の一実施例を第1図および第2図を参照し
て詳細に説明する。
第1図は、本発明による音響測位装置の構成を示すブ
ロック図である。なお第3図に示した従来の装置と同一
部分には同一符号を付しその詳細説明は省略する。
本発明では発音器1の深度を測定するための深度セン
サ9を発音器1に取付けて使用する。したがって発音器
1と深度センサ9とは水中の移動物体に取付けられてい
る。深度センサ9からの深度データは深度処理器10によ
り計測され、演算回路6に送られる。
また受波器アレイ2からの受信信号を処理するSSBL受
信機51〜53が複数並列して設けられ、各々のスイッチ回
路11〜13を介して受信信号を受け取るよう構成されてい
る。スイッチ回路11〜13は演算回路6の指令に応答して
所定のタイミングだけゲートが開き、受波器アレイ2か
らの受信信号をSSBL受信機51〜53に伝達する。まず演算
回路6の指令に基づいて送信機8から発音器1に対し電
力が供給され、発音器1から第2図Aに示すようなパル
ス状の音波が発信される。音波信号の周期はTで各々の
タイミングT1、T2、T3で発信された音波は後述するスイ
ッチ回路11〜13のゲート開閉動作によりそれぞれSSBL受
信機51〜53により受信されるように構成されている。こ
の音波は水中3を伝搬し受波器アレイ2により受信され
る。
さらにスイッチ回路11〜13を介してSSBL受信機51〜53
に入力され、方位角θが計測される。なお、受波器アレ
イ2とSSBL受信機51〜53とを用いてスラントレンジrと
方位角θとを測定する方法については、前述した文献等
にも記載され、周知であるためここでは説明は省略す
る。
スラントレンジrを伝搬する時間tはt=r/c(cは
速度)である。送信周期Tをこの時間tよりも大きく取
れば計測上何ら問題はないが、測位レートを上げるため
にT<tの関係にしようとすると、受信側では第2図B
に示すように受波が同一の送信周期内に存在せず、他の
周期からの受波と重なって正確なスラントレンジrの測
定が困難となる。そこでまずSSBL受信機51〜53を用いて
方位角θのみを測定し演算回路6に送出する。
一方、発音器1には深度センサ9が取付けられている
ため、この深度センサ9を用いて発音器1の設置されて
いる深度を測定する。この深度データは船4上に設置さ
れている深度処理器10に伝達され、測定した深度Dから
受波器アレイ2の深度D2を減じて演算回路6に送られ
る。演算回路6ではSSBL受信機51〜53で得た方位角θと
深度センサ9で得た進度とからスラントレンジrを次式
により計算する。
(1)式にしめしたスラントレンジrを用いて伝搬時
間tDを計算すると、 が得られる。
さらにこの伝搬時間tDを用いてスイッチ回路11〜13の
ゲート開閉動作をさせるためのゲート時間Gを求める。
G=tn±tD(n=1、2、3) ……(3) このゲート時間Gは第2図C〜Eに示すように第2図
Aで送信したパルスT1、T2、T3が受波器アレイ2に到達
したタイミングE1、E2、E3に合わせてそれぞれスイッチ
回路11、12、13を開くようにセットする。すなわちタイ
ミングT1で送信された音波がt1時間後にタイミングE1
受波器アレイ2に到達する場合、t1時間の前後にtDの時
間間隔でスイッチ回路11のゲートを開き、受波器アレイ
2からの受波信号をSSBL受信器51に伝達する。
このように発音器1と受波器アレイ2との間の音波の
伝搬時間よりも短い周期で送り出される送信タイミング
の受波が受信される時間と、前回測定した方位角と、音
源の深度とをもとにスラントレンジを計算し、これにも
とづいてゲート時間を設定することにより受波どうしを
分離することが出来る。これによりSSBL受信機51はT1
タイミングでスラントレンジの計測を開始し、受波タイ
ミングE1でこのT1のタイミングで送信された受波のみを
入力するため正確なスラントレンジの計測が行える。
同様にSSBL受信機52はT2のタイミングで計測を開始
し、受波タイミングE2のみで受信を行い、SSBL受信機53
はT3のタイミングで計測を開始し、受波タイミングE3
みで受信を行う。したがって各送信タイミングに対応す
る受波のみが該当するSSBL受信機に入力され測定が行わ
れることになる。ただし誤計測を避けるため測定された
スラントレンジはゲート時間のコントロールタイミング
の決定を行うためには使用せずゲート時間のコントロー
ルは方位角と音源深度とを用いて前述したように計算す
る。このようにして最終的に計測された方位角とスラン
トレンジとは表示器7により表示される。
なお第1図に示した実施例では伝搬時間に対し送信周
期を3倍としたため、SSBL受信機を3台設けたが、一般
に送信周期をn倍(nは整数)とした場合n台のSSBL受
信機を必要とする。
[発明の効果] 以上実施例に基づいて詳細に説明したように、この発
明では最初に測定した方位角と音源深度とを用いて最初
のスラントレンジを計算し、このスラントレンジを用い
て所定のタイミングで開閉するゲートをコントロルし送
信タイミングに合った受波のみを分離して受信し、最終
的な方位角とスラントレンジとを測定するようにしてい
るため、音源と受波器との間の伝搬時間よりも短い周期
で音波が送信されても、すなわち測位レートを上げても
正確に計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の音響測位装置の一例を示すブロック
図、第2図は本発明の音響測位装置の各部信号のタイム
チャート、第3図は従来の測位装置の構成を示すブロッ
ク図である。 1……発音器、2……受波器アレイ、3……水中、6…
…演算回路、8……送信機、9……深度センサ、10……
深度処理器、11〜13……スイッチ回路、51〜53……SSBL
受信機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中の音源からの音波信号を送信する送信
    手段、該音源からの音波信号を受信する受波器アレイ、
    受波器アレイで受信した音波信号を受信するSSBL受信機
    及び演算処理手段を具備し、該演算処理手段で該SSBL受
    信機の出力を演算処理して前記音源の方位角とスラント
    レンジを測定する音響測位装置において、 前記SSBL受信機を複数設けると共に、それぞれのSSBL受
    信機は受信ゲートを介して前記受波器アレイで受信した
    音波信号を受信するように構成し、更に前記音源にその
    深度を測定する深度センサを設け、 前記送信手段は前記音源から前記受波器アレイまでの音
    波伝搬時間よりも短い周期で前記音源から音波信号を送
    信し、前記演算処理手段は前記深度センサで測定された
    音源の深度と前記SSBL受信機で測定された音源の方位角
    とから最初のスラントレンジを計算し、この最初のスラ
    ントレンジを用いて複数の前記SSBL受信機の各々に対応
    する前記音波信号の送信タイミングにあった受波信号を
    供給するように各受信ゲートのコントロールタイミング
    を決定し、各々の前記SSBL受信機の受信した受波信号か
    ら前記音源の最終の方位角とスラントレンジを測定する
    ことを特徴とする音響測定装置。
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