JPH08334685A - 投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置

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JPH08334685A
JPH08334685A JP7140233A JP14023395A JPH08334685A JP H08334685 A JPH08334685 A JP H08334685A JP 7140233 A JP7140233 A JP 7140233A JP 14023395 A JP14023395 A JP 14023395A JP H08334685 A JPH08334685 A JP H08334685A
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JP
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lens
projection
fresnel
light
equation
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JP7140233A
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English (en)
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Mitsuhiro Wada
充弘 和田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • G02B3/08Simple or compound lenses with non-spherical faces with discontinuous faces, e.g. Fresnel lens

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックフォーカスが長く、コンパクトであり
ながら周辺まで明るく、画面全体にわたって高画質な画
像を実現できる投写レンズを提供する。 【構成】 主レンズと、フレネルレンズとを備えた投写
レンズにおいて、前記主レンズは、スクリーン側から順
に正パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群
とで構成され、以下の条件式を満足することを特徴とす
る。 1.0<fG1/fG2<5.0 (ただし、fG1、fG2はそれぞれ第1レンズ群及び第2
レンズ群の合成焦点距離である。) 【効果】 上記構成によれば、良好な結像性能を維持し
ながらバックフォーカスを大きくできるので、フレネル
レンズによる光損失を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空間光変調素子上に形
成された光学像をスクリーン上に拡大投写する投写レン
ズおよびこれを用いた投写型表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面の映像を得るために、照明
光により空間光変調素子を照明し、映像信号に応じて空
間光変調素子上に形成された光学像を投写レンズにより
スクリーン上に拡大投写する方法が知られている。近
年、ライトバルブとして液晶パネルを用いた投写型表示
装置が注目されている。
【0003】現在、液晶パネルには、旋光性が電界によ
り変化する現象を利用したツイストネマティック液晶
(以下、TN液晶と呼ぶ)を用いたものが主流であり、
一部実用化されている。
【0004】(図15)に従来の投写型表示装置の構成
を示す。光源34からの放射光はフィールドレンズ35
を通過して、TN液晶パネル36を照明する。液晶パネ
ル36上には、透過率の変化として光学像が形成され、
投写レンズ37によりスクリーン(図示せず)上に拡大
投写される。
【0005】光源34はランプ31、凹面鏡32、UV
−IRカットフィルタ33から構成される。ランプ31
には、例えばメタルハライドランプ、ハロゲンランプな
どが用いられる。凹面鏡32は、ランプ31から放射さ
れる光を集めて、光軸38に沿っておよそ平行な光に変
換する。フィールドレンズ35は、液晶パネル36を照
明する光を投写レンズ37に効率よく導くために用い
る。液晶パネル36は各画素に対応して赤、緑、青色の
カラーフィルタが設けられている。
【0006】上記構成においては、1枚の液晶パネルで
カラー画像を表示できるので、構成要素が少なく、装置
の低コスト化が図れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、TN液晶パネ
ルは照明光の入射角によって表示画像のコントラストが
著しく変化する。しかしながら、(図15)に示した構
成では、液晶パネルの有効表示領域面内で照明光の入射
角が異なるため、投写画像にコントラストむらを生じる
という問題があった。この問題を解決するためには、照
明光を液晶パネル面に対して略垂直に入射させるとよい
が、この場合、投写レンズは液晶パネル側で主光線が平
行なテレセントリックであることが必要である。ただ
し、主光線とは投写レンズの瞳の中心を通過する光線で
ある。
【0008】特開平6−235884号公報では、投写
レンズを主レンズと、液晶パネルの近傍に設けたフレネ
ルレンズとで構成し、液晶パネル面から略垂直に出射す
る光線を、フレネルレンズによって主レンズに集光して
テレセントリックを実現している。しかしながら、実用
上十分な効果を得るためには、以下の問題がある。
【0009】第1に、バックフォーカスが小さいため、
フレネルレンズにおける光損失が大きいという問題であ
る。
【0010】(図16)を用いてフレネルレンズ41に
光軸44に沿った平行光が入射する場合を考える。レン
ズ面42に入射する光線のうち、Aの範囲の光線は屈折
後、フレネルレンズ41を透過する。一方、Bの範囲の
光線は、レンズ面42で屈折後、非レンズ面43に入射
し、これらの光線は損失となる。(図16)から明らか
なように、非レンズ面43による光損失はレンズ面42
の傾斜角θに比例して大きくなる。フレネルレンズ41
と主レンズ(図示せず)との間隔が小さいと、フレネル
レンズ41はより大きな屈折力が必要となり、レンズ面
42の傾斜角θが大きくなるので、光損失も大きくな
る。したがって、光損失を小さくするためには、投写レ
ンズのバックフォーカスはできるだけ大きくする必要が
ある。
【0011】第2に、フレネルレンズの界面反射による
不要反射光がゴースト像を生じ、投写画像の画質に悪影
響を及ぼすという問題があった。
【0012】また、投写型表示装置では、装置の設置
性、利便性を向上するために斜め投写が可能であること
が要求される。斜め投写を実現するためには、被投影物
体(例えば、液晶パネル)を投写レンズの光軸からずら
して配置すればよい。(図17(a))は正面投写の場
合に、投写レンズに必要とされるイメージサークルの大
きさを示す。ただし、イメージサークルとは投写レンズ
が鮮鋭な像を結ぶ円の範囲である。この場合、イメージ
サークル53は被投影物体52の対角長に等くなる。一
方、(図17(b))に示すように斜め投写を行う場合
には、被投影物体52が光軸51からずれる分だけ正面
投写の場合に比べて、投写レンズに必要なイメージサー
クル53が大きくなることがわかる。例えば、6.5イ
ンチの液晶パネルを投影する場合、正面投写に必要なイ
メージサークルは165.1mmであるのに対して、垂
直方向に1/2画面だけ斜め投写するのに必要なイメー
ジサークルは238.1mmである。しかしながら、投
写レンズに要求されるイメージサークルが大きくなる
と、十分な周辺光量を得るためには投写レンズのレンズ
径が大きくなり、投写レンズの小型化が困難になるとと
もに、諸収差の補正も困難になるという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
のであり、レンズ構成を適切に設定することにより、バ
ックフォーカスが長く、コンパクトでありながら周辺ま
で明るく、画面全体にわたって高画質な画像を実現でき
る投写レンズを提供する。また、本発明は、そのような
投写レンズを用いることにより、明るく高画質な大画面
映像を安価に実現できる投写型表示装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の投写レンズは、主レンズとフレネル
レンズとを備え、前記主レンズは、スクリーン側から順
に正パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群
とで構成され、以下の条件式を満足することを特徴とす
るものである。
【0015】
【数8】
【0016】ただし、fG1、fG2はそれぞれ前記第1レ
ンズ群及び前記第2レンズ群の合成焦点距離である。
【0017】上記第1の投写レンズは、以下の条件式を
満足することが好ましい。
【0018】
【数9】
【0019】だたし、d6は第1レンズ群と第2レンズ
群との間の軸上の空気間隔である。さらに、以下の条件
式を満足すればなお好ましい。
【0020】
【数10】
【0021】だたし、fFはフレネルレンズの焦点距
離、fは全系の焦点距離である。第1レンズ群は、正レ
ンズと、スクリーン側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズと、前記スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレ
ンズからなり、以下の条件式を満足すれば好ましい。
【0022】
【数11】
【0023】ただし、n1、n2はそれぞれ前記正レンズ
および前記スクリーン側に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズの屈折率である。
【0024】第2レンズ群は、負レンズと正レンズとを
貼り合わせて全体として負パワーの接合レンズと、スク
リーン側に凹面を向けた2枚の正メニスカスレンズから
なり、以下の条件式を満足すれば好ましい。
【0025】
【数12】
【0026】ただし、ν4、ν5はそれぞれ前記負レンズ
および前記正レンズのアッベ数である。
【0027】さらに、第2レンズ群は非球面を含んでい
ればなお好ましい。フレネルレンズは、スクリーンから
遠い側の面にフレネル溝を設けたほうが好ましく、さら
にフレネル溝は非球面をベースカーブにフレネル化した
ものであればなお好ましい。
【0028】フレネルレンズの入射面および出射面のう
ち少なくとも一方に光の界面反射を低減するための多層
膜を設けると好ましい。
【0029】主レンズとフレネルレンズとの間に光反射
手段を配置すると好ましい。本発明の第2の投写レンズ
は、主レンズと、フレネルレンズとを備え、以下の条件
式を満足することを特徴とするものである。
【0030】
【数13】
【0031】ただし、φは前記フレネルレンズの非レン
ズ面の傾斜角であり光軸と非レンズ面のなす角、ηは前
記フレネルレンズのレンズ面に前記光軸と平行な光が入
射した時に屈折光が前記光軸となす角である。
【0032】上記第2の投写レンズにおいてフレネルレ
ンズは、入射面および出射面のうち少なくとも一方に光
の界面反射を低減するための多層膜を設けると好まし
い。
【0033】本発明の投写型表示装置は、光源と、前記
光源から放射される光により照明されるとともに光学像
を形成する空間光変調素子と、前記空間光変調素子上の
光学像を投写する投写手段を備え、前記投写手段として
上記第1または第2の投写レンズを用いることを特徴と
するものである。
【0034】空間光変調素子は画素構造を有し、以下の
条件式を満足することが好ましい。
【0035】
【数14】
【0036】ただし、前記空間光変調素子の画素ピッチ
をPL、フレネルレンズのレンズ面ピッチをPF、正整数
をnとする。
【0037】空間光変調素子とフレネルレンズとの間に
空隙を設けるとともにファンを備え、前記空隙に空気を
流通させれば好ましい。
【0038】
【作用】以下、本発明の投写レンズの第1の作用とし
て、望ましい特性を実現するための条件について説明す
る。
【0039】(数8)は、良好な結像性能を維持すると
同時に、バックフォーカスを長くするための条件であ
る。(数8)の上限値を越えるとバックフォーカスを長
くするには有利であるが、レンズ構成の対象性が大きく
崩れるために全系の諸収差をバランス良く補正すること
が困難となる。また、(数8)の下限値を越えると諸収
差を補正するには有利であるが、バックフォーカスが短
くなり、フレネルレンズにおける光損失が増加するので
好ましくない。
【0040】(数9)は、良好な結像性能を維持すると
同時に周辺光量の低下を防ぐための条件である。(数
9)の上限値を越えると諸収差を補正するには有利であ
るが、主レンズの全長が長くなるため周辺光量の低下が
避けられない。主レンズの前玉あるいは後玉の有効径を
大きくすれば周辺光量を大きくすることが可能である
が、大幅にコストが高くなる。また、(数9)の下限値
を越えるとコマ収差のフレアが増加するとともに、全系
の諸収差をバランス良く補正することが困難となる。
【0041】(数10)は、投写レンズのテレセントリ
ック性を良好に維持するための条件である。(数10)
の上限値または下限値を越えると軸外主光線の像面への
入射角が大きくなり、テレセントリック性が崩れてくる
ので好ましくない。
【0042】(数11)は、像面湾曲を補正するための
条件である。(数11)の下限値を越えると、ペッツバ
ール和が悪くなり、像面湾曲が増加するので好ましくな
い。
【0043】(数12)は、主に軸上及び倍率色収差を
良好に補正するための条件である。(数12)の条件が
満足されていないと、軸上色収差と倍率色収差が大きく
なるので好ましくない。
【0044】次に、本発明の投写レンズの第2の作用に
ついて(図12)を用いて説明する。
【0045】また、(図12)に示すフレネルレンズの
部分拡大図を(図13)に示す。本発明の投写レンズで
は、フレネルレンズ12の非レンズ面13を主レンズ1
1の光軸14に対して角度φだけ傾斜させている。非レ
ンズ面13を傾斜させることにより、入射光15の反射
方向を破線17で示す方向から実線16で示す方向へと
変化させることができる。これにより反射光がフレネル
レンズ12を透過後、主レンズ11に入射するのを防止
できる。この際、非レンズ面13の傾斜角φを大きくし
すぎると、光損失が増加するという問題が発生する。
【0046】(数13)は、光損失を増加させることな
くゴースト像を改善するための条件である。テレセント
リックな系では、主光線は光軸に沿ったおよそ平行な光
としてフレネルレンズに入射する。(図14)に示すよ
うに、傾斜角θのレンズ面22に光軸と平行な光24が
入射した場合、屈折光25が光軸となす角をηとする
と、光が透過する領域Aと透過せず損失となる領域Bが
存在する。非レンズ面23の傾斜角φがηより小さい範
囲では光損失となる領域Bは変化せず、ηより大きくな
るとηに比例して光損失の領域Bが増加する。したがっ
て、光損失を増加させることなくゴースト像を改善する
ためには、非レンズ面23の傾斜角φは(数13)を満
足していることが必要である。
【0047】本発明の投写レンズを投写型表示装置に用
いれば、フレネルレンズと投写レンズとの空気間隔を十
分とることができるので、フレネルレンズの非レンズ面
における光損失を小さくできる。また、コンパクトであ
りながら周辺光量も大きいので、周辺まで明るい投写画
像を実現できる。さらに、非レンズ面を傾斜させれば、
不要反射光によるゴースト像を低減することができ、コ
ントラストの高い、高画質な投写画像を実現できる。
【0048】空間光変調素子が画素構造を有する場合に
は、画素周期構造と、フレネルレンズのレンズ面ピッチ
による周期構造とが干渉し、モアレ縞を生じる。フレネ
ルレンズの非レンズ面による光損失が大きいほどモアレ
縞の変調度は大きくなるので、モアレ縞が目立ち易くな
る。このモアレ縞を低減するためには、(数14)の条
件を満足するようにフレネルレンズのレンズ面ピッチを
選択すれば良い。(数14)の条件を満足することによ
って、モアレ縞の波長を視覚に対して十分に小さくする
ことができる。特に、(数14)のnが大きいほどモア
レ縞の変調度を小さくできるので、モアレ縞をより目立
ち難くできる。
【0049】
【実施例】以下に、本発明の投写レンズの具体的な実施
例について説明する。
【0050】第1の実施例の構成を(図1)に示す。L
Mは主レンズ、LFはフレネルレンズ、Liは第iレン
ズである。また、(図1)に関する具体的数値を(表
1)に示す。rjは第jレンズの曲率半径、djは第j
面から第(j+1)面までの軸上の間隔、ni、νiは
それぞれ第iレンズのe線における屈折率、アッベ数、
ωはスクリーン側の半画角である。*を付したレンズ面
は非球面であり、その面形状は(数15)で与えられ
る。ただし、hは光軸からの高さ、Sはレンズ面の高さ
hにおけるサグ量、κjは円錐係数、dj、ej、f
j、gjはそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面
係数である。
【0051】
【数15】
【0052】
【表1】
【0053】スクリーン側から順に、第1レンズL1は
正レンズ、第2レンズL2はスクリーン側に凸面を向け
た正メニスカスレンズ、第3レンズL3はスクリーン側
に凸面を向けた負メニスカスレンズ、第4レンズL4は
負レンズ、第5レンズL5は正レンズ、第6レンズL6
はスクリーン側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、第
7レンズL7はスクリーン側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズである。第4レンズL4と第5レンズL5とを
接合している。第7レンズL7の第12面及び第13面
は非球面である。第1レンズL1から第3レンズL3ま
での3枚で第1レンズ群G1が構成され、第4レンズL
4から第7レンズL7までの4枚で第2レンズ群G2が
構成される。
【0054】テレセントリック性を得るために、主レン
ズLMから非常に大きな空気間隔を隔ててフレネルレン
ズLFが配置されている。第14面は平面であり、第1
5面はフレネル面である。フレネル面をスクリーンから
遠い側の面に設ける方が、スクリーンから近い側の面に
設けるよりも諸収差の補正が容易に行える。
【0055】フレネル面は、非球面をベースカーブとし
てフレネル化したフレネル溝が光軸を中心にサーキュラ
ー状に設けられたものであり、特に歪曲収差を補正する
のに役立っている。
【0056】フレネルレンズLFの第14面、第15面
には光の界面反射を低減する多層膜を設けるとよい。こ
れにより、投写画像のコントラストを向上することがで
きる。
【0057】フレネル面の非レンズ面はテーパ処理を施
し、光軸に対して傾斜させるとよい。これにより、非レ
ンズ面で反射した不要反射光が主レンズLMに入射する
のを防止できるので、ゴースト像の発生を抑制する効果
がある。ただし、この場合、非レンズ面の傾斜角は(数
13)の条件を満足している。本手段は、主レンズとフ
レネルレンズで構成された投写レンズにおいては、主レ
ンズの構成に関わらず有効であることは明らかである。
【0058】フレネルレンズLFは、量産性を向上する
ために、レンズ材料としてアクリル樹脂を用い、成形加
工により製作すると良い。
【0059】(表1)に示した投写レンズの収差図を
(図2(a),(b),(c))に示す。同図(a)に
示す球面収差はe線(波長λ=546.1nm)および
F線(λ=486.1nm)に関するものである。
(b)に示す非点収差は、Δmがメリジオナル光線、Δ
sがサジタル光線に関するものである。半画角はω=2
9.1゜と広角で、投写型表示装置のセットの小型化に
有利である。主レンズLMとフレネルレンズLFとの間
隔はd13=86.9mmと長く、非レンズ面における
光損失も小さくできる。また、この空気間隔に反射ミラ
ーを配置して光路を折り曲げることができる。主レンズ
LMの全長は34.37mm、主レンズLMの最大有効
径は約36mm、最大画角における開口効率は70%以
上であり、コンパクトでありながら周辺光量比も十分に
確保できる。さらにフレネルレンズLFの第15面から
出射する主光線の角度は、光軸に対して2deg以下で
あり、テレセントリック性も良好に補正されている。
【0060】次に、本発明の投写レンズの他の実施例に
ついて説明する。第2から第5の実施例の構成を(図
3)から(図6)に、その具体的数値をそれぞれ(表
2)から(表5)に示す。また、各実施例における収差
図をそれぞれ(図7)から(図10)に示す。各図およ
び表中の記号は第1の実施例と同様である。
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】いずれの実施例も第1の実施例と同様の構
成であるが、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のパ
ワー配分を変えて、バックフォーカスを変化させてい
る。第1の実施例と同様にバックフォーカスが長いので
主レンズLMとフレネルレンズLFとの間隔を長くで
き、フレネルレンズでの光損失を小さくできる。また、
主レンズLMとフレネルレンズLFとの間に反射ミラー
を配置して光路を折り曲げることができる。
【0066】いずれの実施例も広角で、コンパクトであ
りながら周辺光量が大きく、諸収差も良好に補正されて
いる。また、テレセントリック性も良好である。
【0067】上記第1から第5の実施例について、重要
なパラメータの値をまとめて(表6)に示す。
【0068】
【表6】
【0069】上記実施例では、フレネルレンズのフレネ
ル面をスクリーンから遠い側の面に設けているが、これ
に限定するものではなくフレネル面をスクリーンから近
い側の面に設けた構成であってもよい。しかし、その場
合は他のレンズ構成の最適化により諸収差を十分に補正
する必要がある。
【0070】以下に、本発明の投写型表示装置の実施例
について説明する。本発明の投写型表示装置の構成を
(図11)に示す。4は光源、5はTN液晶パネル、8
は投写レンズである。
【0071】メタルハライドランプ1から放射される光
は、凹面鏡2により反射され、光軸9に沿っておよそ平
行な光に変換される。凹面鏡2からの反射光は、UV−
IRカットフィルタ3により赤外および紫外光が取り除
かれ、液晶パネル5の入射面に対して略垂直に入射す
る。液晶パネル5は2枚の偏光板と画素構造を備えたT
N液晶セルにより構成される。液晶パネル5では、透過
光を変調して映像信号に応じた光学像が形成される。液
晶パネル5の各画素は赤、緑、青のカラーフィルタを備
えており、フルカラーの画像を表示できる。液晶パネル
5上に形成された光学像は投写レンズ8によりスクリー
ン(図示せず)上に拡大投写される。
【0072】投写レンズ8はフレネルレンズ6と主レン
ズ7とで構成され、それぞれ(図1)に示したフレネル
レンズLFと主レンズLMに対応する。テレセントリッ
ク性が良いのでコントラストむらが小さく、高画質な投
写画像を実現できる。
【0073】投写レンズのフォーカス調整は、主レンズ
7を光軸9方向に微小移動すると良い。
【0074】液晶パネル5の有効表示領域の対角長は3
インチであり、画素サイズは150μmである。これに
対してフレネルレンズ6のレンズ面ピッチを、250μ
mとしている。このピッチは、(数14)の条件式を満
足しているので、モアレ縞をできるだけ目立ち難くする
ことができる。
【0075】フレネルレンズの非レンズ面にテーパ処理
を施し、非レンズ面を光軸に対して傾斜させれば、不要
反射光によるゴースト像を抑制し、投写画像の劣化を改
善することができる。この場合、非レンズ面の傾斜角は
(数13)を満足しておれば光損失を増加させることな
くゴースト像を抑制することができる。
【0076】液晶パネル5とフレネルレンズ6との空気
間隔にファンを設け、空気を流通してやれば液晶パネル
を効率良く冷却することができるので、より強い光源を
使用して投写画像の明るさを向上することが可能とな
る。
【0077】以上の実施例では、投写レンズとして(図
1)に示すものを用いた例を示したが、(図3)から
(図6)のいずれかに示すもの、またはそれらが準ずる
条件を満足せしめるものであれば本発明の投写レンズと
して用いることができる。また、空間光変調素子として
TN液晶を用いた例を示したが、他の方式の液晶パネル
や電気光学結晶を用いるものなど、光学的特性の変化と
して光学像を形成するものであれば、本発明の空間光変
調素子として用いることができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ構
成を適切に設定することにより、バックフォーカスが長
く、コンパクトでありながら周辺まで明るく、画面全体
にわたって高画質な画像を実現できる投写レンズを提供
することができる。また、本発明は、そのような投写レ
ンズを用いることにより、明るく高画質な大画面映像を
安価に実現できる投写型表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投写レンズの第1の実施例における構
成図
【図2】本発明の投写レンズの第1の実施例における収
差図
【図3】本発明の投写レンズの第2の実施例における構
成図
【図4】本発明の投写レンズの第3の実施例における構
成図
【図5】本発明の投写レンズの第4の実施例における構
成図
【図6】本発明の投写レンズの第5の実施例における構
成図
【図7】本発明の投写レンズの第2の実施例における収
差図
【図8】本発明の投写レンズの第3の実施例における収
差図
【図9】本発明の投写レンズの第4の実施例における収
差図
【図10】本発明の投写レンズの第5の実施例における
収差図
【図11】本発明の投写型表示装置の概略構成図
【図12】フレネルレンズによるゴーズト像の抑制法を
説明する概略構成図
【図13】非レンズ面を傾斜させたフレネルレンズの概
略部分断面図
【図14】フレネルレンズの非レンズ面の傾斜角と光損
失との関係を示す概略断面図
【図15】従来の投写型表示装置の概略構成図
【図16】フレネルレンズによる光損失の発生要因を説
明する概略断面図
【図17】斜め投写と投写レンズのイメージサークルの
大きさとの関係を示す説明図
【符号の説明】
4 光源 5 TN液晶パネル LF、6、12、21、41 フレネルレンズ LM、7、11 主レンズ 8 投写レンズ 22、42 レンズ面 13、23、43 非レンズ面

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主レンズと、被投影物体の出射側近傍にフ
    レネルレンズを備えた投写レンズにおいて、前記主レン
    ズは、スクリーン側から順に正パワーの第1レンズ群
    と、正パワーの第2レンズ群とで構成され、以下の条件
    式を満足することを特徴とする投写レンズ。 【数1】 ただし、fG1、fG2はそれぞれ第1レンズ群及び第2レ
    ンズ群の合成焦点距離である。
  2. 【請求項2】以下の条件式を満足する請求項1記載の投
    写レンズ。 【数2】 ただし、d6は第1レンズ群と第2レンズ群との間の軸
    上の空気間隔である。
  3. 【請求項3】以下の条件式を満足する請求項1または2
    記載の投写レンズ。 【数3】 ただし、fFはフレネルレンズの焦点距離、fは全系の
    焦点距離である。
  4. 【請求項4】第1レンズ群は、正レンズと、スクリーン
    側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、前記スクリー
    ン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなり、以下
    の条件式を満足する請求項1から3のいずれかに記載の
    投写レンズ。 【数4】 ただし、n1、n2はそれぞれ前記正レンズおよび前記ス
    クリーン側に凸面を向けた正メニスカスレンズの屈折率
    である。
  5. 【請求項5】第2レンズ群は、負レンズと正レンズとを
    貼り合わせて全体として負パワーの接合レンズと、スク
    リーン側に凹面を向けた2枚の正メニスカスレンズから
    なり、以下の条件式を満足する請求項1から3のいずれ
    かに記載の投写レンズ。 【数5】 ただし、ν4、ν5はそれぞれ前記負レンズおよび前記正
    レンズのアッベ数である。
  6. 【請求項6】第2レンズ群は、非球面を含んでいる請求
    項5記載の投写レンズ。
  7. 【請求項7】フレネルレンズは、スクリーンから遠い側
    の面にフレネル溝が設けられた請求項1記載の投写レン
    ズ。
  8. 【請求項8】フレネルレンズのフレネル溝は、非球面を
    ベースカーブにフレネル化したものである請求項7記載
    の投写レンズ。
  9. 【請求項9】フレネルレンズは入射面および出射面のう
    ち少なくとも一方に光の界面反射を低減するための多層
    膜が設けられた請求項1記載の投写レンズ。
  10. 【請求項10】主レンズとフレネルレンズとの間に光反
    射手段を配置した請求項1記載の投写レンズ。
  11. 【請求項11】主レンズと、フレネルレンズとを備えた
    投写レンズにおいて、以下の条件式を満足することを特
    徴とする投写レンズ。 【数6】 ただし、φは前記フレネルレンズの非レンズ面の傾斜角
    であり光軸と非レンズ面のなす角、ηは前記フレネルレ
    ンズのレンズ面に前記光軸と平行な光が入射した時に屈
    折光が前記光軸となす角である。
  12. 【請求項12】フレネルレンズは入射面および出射面の
    うち少なくとも一方に光の界面反射を低減するための多
    層膜が設けられた請求項11記載の投写レンズ。
  13. 【請求項13】光源と、前記光源から放射される光によ
    り照明されるとともに光学像を形成する空間光変調素子
    と、前記空間光変調素子上の光学像を投写する投写手段
    とを備え、前記投写手段として請求項1または11記載
    の投写レンズを用いることを特徴とする投写型表示装
    置。
  14. 【請求項14】空間光変調素子は画素構造を有し、以下
    の条件式を満足する請求項13記載の投写型表示装置。 【数7】 ただし、前記空間光変調素子の画素ピッチをPL、フレ
    ネルレンズのレンズ面ピッチをPF、正整数をnとす
    る。
  15. 【請求項15】空間光変調素子とフレネルレンズとの間
    に空隙を設けるとともにファンを備え、前記空隙に空気
    を流通させる請求項13記載の投写型表示装置。
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