JPH08335501A - サーミスタ素子とその製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサ - Google Patents
サーミスタ素子とその製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサInfo
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- JPH08335501A JPH08335501A JP7141544A JP14154495A JPH08335501A JP H08335501 A JPH08335501 A JP H08335501A JP 7141544 A JP7141544 A JP 7141544A JP 14154495 A JP14154495 A JP 14154495A JP H08335501 A JPH08335501 A JP H08335501A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の形状で再現性の良いサーミスタ素子を
得ることを目的とする。 【構成】 積層体4の上に白金板5を載置し、この上に
積層体6を載置し、次にこの上に白金板7、積層体8の
順に載置した後、上から加圧して接着して、ここの素片
に切断した後焼成してサーミスタ素子9を得る。
得ることを目的とする。 【構成】 積層体4の上に白金板5を載置し、この上に
積層体6を載置し、次にこの上に白金板7、積層体8の
順に載置した後、上から加圧して接着して、ここの素片
に切断した後焼成してサーミスタ素子9を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーミスタ素子とその
製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサに関
するものである。
製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来温度センサに用いられるサーミスタ
素子は、図13に示すようにビート型サーミスタ素子と
呼ばれるものであった。この製造方法は、まず、互いに
接触せずに平行に保持された白金線1,2上に、サーミ
スタ材料を含む流動物3を付着させ、次に白金線1,2
を所定の位置で切断した後、焼成するものであった。
素子は、図13に示すようにビート型サーミスタ素子と
呼ばれるものであった。この製造方法は、まず、互いに
接触せずに平行に保持された白金線1,2上に、サーミ
スタ材料を含む流動物3を付着させ、次に白金線1,2
を所定の位置で切断した後、焼成するものであった。
【0003】そしてこのようにして得たサーミスタ素子
を図4に示すような温度センサに組み込んで温度センサ
として使用していた。
を図4に示すような温度センサに組み込んで温度センサ
として使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のサーミスタ
素子は、白金線1,2に付着した流動物3の量、形状に
より抵抗値が変化するが、流動物3の付着量、付着状
態、形状を量産時に一定に保持することは難しく、特性
にばらつきが生じてしまうという問題点を有していた。
素子は、白金線1,2に付着した流動物3の量、形状に
より抵抗値が変化するが、流動物3の付着量、付着状
態、形状を量産時に一定に保持することは難しく、特性
にばらつきが生じてしまうという問題点を有していた。
【0005】また、流動物3には多量の有機物が含まれ
ているため、焼成時に有機物が飛散し、その後には大き
な気孔が形成されるため、サーミスタ素子の密度が低下
し、信頼性も低下してしまうという問題点を有してい
た。
ているため、焼成時に有機物が飛散し、その後には大き
な気孔が形成されるため、サーミスタ素子の密度が低下
し、信頼性も低下してしまうという問題点を有してい
た。
【0006】そこで本発明は、所望の形状で再現性の良
いサーミスタ素子を得ることを目的とするものである。
いサーミスタ素子を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のサーミスタ素子は、少なくとも3枚のセラミ
ック層と、少なくとも2枚の金属板とを交互にかつ前記
セラミック層が外側に来るように積層した積層体におい
て、前記金属板の一部はこの積層体外部に突出している
ものである。
に本発明のサーミスタ素子は、少なくとも3枚のセラミ
ック層と、少なくとも2枚の金属板とを交互にかつ前記
セラミック層が外側に来るように積層した積層体におい
て、前記金属板の一部はこの積層体外部に突出している
ものである。
【0008】
【作用】この構成によると、所望の形状のサーミスタ素
子を得ることができ、量産時にも特性ばらつきも少なく
なる。
子を得ることができ、量産時にも特性ばらつきも少なく
なる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。
【0010】(実施例1)まず例えばMg(Al,C
r,Fe)2O4系などの金属酸化物よりなるサーミスタ
材料に有機結合剤、可塑剤、有機溶剤を加え、通常の方
法を用いてスラリー化し、ドクターブレード法により厚
さ20〜30μmのグリーンシートを得る。このグリー
ンシートを10層加圧積層して積層体とする。次にこの
積層体を3mm×150mmの長方形に切断し、切断した積
層体4の上に、図2のように2mm×4mm×厚み0.2mm
の白金板5を載置し、次に図3のごとくその上に積層体
4と同一形状の積層体6を位置を合わせて載置した後、
同形状の白金板7を積層体6を挟んで白金板5と対向す
るように位置合わせをして載置し、さらに、積層体4と
同一形状の積層体8を載置し上、下より加圧し、3枚の
積層体4,6,8と白金板5,7とを図3のように接着
した。次に図3において各々2枚の白金板を有するよう
に切断し、個々の素片とした後、焼成して図1に示す形
状のサーミスタ素子9を得た。このサーミスタ素子9を
図4に示すように、二芯管10のリード線11の一端に
溶接し、耐熱金属(例えばSUS301S)製キャップ
12内にサーミスタ素子9を収納し、耐熱金属製キャッ
プ12と二芯管10を溶接して温度センサを得た。
r,Fe)2O4系などの金属酸化物よりなるサーミスタ
材料に有機結合剤、可塑剤、有機溶剤を加え、通常の方
法を用いてスラリー化し、ドクターブレード法により厚
さ20〜30μmのグリーンシートを得る。このグリー
ンシートを10層加圧積層して積層体とする。次にこの
積層体を3mm×150mmの長方形に切断し、切断した積
層体4の上に、図2のように2mm×4mm×厚み0.2mm
の白金板5を載置し、次に図3のごとくその上に積層体
4と同一形状の積層体6を位置を合わせて載置した後、
同形状の白金板7を積層体6を挟んで白金板5と対向す
るように位置合わせをして載置し、さらに、積層体4と
同一形状の積層体8を載置し上、下より加圧し、3枚の
積層体4,6,8と白金板5,7とを図3のように接着
した。次に図3において各々2枚の白金板を有するよう
に切断し、個々の素片とした後、焼成して図1に示す形
状のサーミスタ素子9を得た。このサーミスタ素子9を
図4に示すように、二芯管10のリード線11の一端に
溶接し、耐熱金属(例えばSUS301S)製キャップ
12内にサーミスタ素子9を収納し、耐熱金属製キャッ
プ12と二芯管10を溶接して温度センサを得た。
【0011】(実施例2)まず実施例1と同様にしてグ
リーンシートを積層して縦3mm×横150mmの長方形の
図5に示す積層体13を得、この積層体13の上に図5
に示すように縦2mm×横4mm×厚さ0.2mmの白金板1
4を載置した。次に、この白金板14の上に積層体13
と同一形状の積層体15を位置合わせして載置した後、
白金板14と同形状の白金板16を白金板14と逆方向
に突出するように位置合わせして載置した。次いで、こ
の上に積層体17を同様に載置して、上、下方向から加
圧し、3枚の積層体13,15,17と白金板14,1
6とを図5に示すように接着した。次にこれを実施例1
と同様に各々2枚の白金板14,16を有するように切
断し、ここの素片とした後、焼成して図6に示す形状の
サーミスタ素子18を得た。このサーミスタ素子18を
実施例1と同様にして図7に示す温度センサに組み込ん
だ。
リーンシートを積層して縦3mm×横150mmの長方形の
図5に示す積層体13を得、この積層体13の上に図5
に示すように縦2mm×横4mm×厚さ0.2mmの白金板1
4を載置した。次に、この白金板14の上に積層体13
と同一形状の積層体15を位置合わせして載置した後、
白金板14と同形状の白金板16を白金板14と逆方向
に突出するように位置合わせして載置した。次いで、こ
の上に積層体17を同様に載置して、上、下方向から加
圧し、3枚の積層体13,15,17と白金板14,1
6とを図5に示すように接着した。次にこれを実施例1
と同様に各々2枚の白金板14,16を有するように切
断し、ここの素片とした後、焼成して図6に示す形状の
サーミスタ素子18を得た。このサーミスタ素子18を
実施例1と同様にして図7に示す温度センサに組み込ん
だ。
【0012】この構成によるとサーミスタ素子18の白
金板14,16がお互いに逆方向に突出しているのでリ
ード線11の溶接時や、温度センサの使用時のなんらか
の振動により白金板14,16がショートしてしまうこ
とを未然に防止することができる。
金板14,16がお互いに逆方向に突出しているのでリ
ード線11の溶接時や、温度センサの使用時のなんらか
の振動により白金板14,16がショートしてしまうこ
とを未然に防止することができる。
【0013】またサーミスタ素子18を温度センサに組
み込む場合図7に示すように白金板14を折り曲げてリ
ード線11と接続する際、折り曲げた白金板14と近接
するサーミスタ素子18の面に高抵抗層を設けるとさら
に効果がある。
み込む場合図7に示すように白金板14を折り曲げてリ
ード線11と接続する際、折り曲げた白金板14と近接
するサーミスタ素子18の面に高抵抗層を設けるとさら
に効果がある。
【0014】(実施例3)実施例1と同様にして、サー
ミスタ材料を用いてグリーンシートを作成するととも
に、同様にして、例えばアルミナなどの高抵抗材料を用
いて、サーミスタ材料を用いて形成したグリーンシート
よりも高い抵抗値を有するグリーンシートを作製し、サ
ーミスタ材料を用いて形成したグリーンシートを9層加
圧積層して、次にこの上に高抵抗のグリーンシートを1
層積層して積層体を形成する。次いでこの積層体を縦3
mm×横150mmの長方形に切断し、切断した図8の積層
体19を高抵抗層31を下にして配置し、この上に図8
に示すように縦2mm×横4mm×厚み0.2mmの白金板2
0を載置した。次にこの上に積層体19と同一投影形状
の表面に高抵抗層を形成していない積層体21を載置
し、その上に白金板22を位置合わせして載置した。そ
の後、積層体19と同様に高抵抗層32を有する積層体
23を高抵抗層32を上にして位置を合わせて載置し、
上、下より加圧して積層体19,21,23と白金板2
0,22とを接着した。次に各々2枚の白金板20,2
2を有するように切断し、ここの素片とした後、焼成し
て図8に示すサーミスタ素子33を得た。このサーミス
タ素子を用いて実施例1と同様にして温度センサを得
た。
ミスタ材料を用いてグリーンシートを作成するととも
に、同様にして、例えばアルミナなどの高抵抗材料を用
いて、サーミスタ材料を用いて形成したグリーンシート
よりも高い抵抗値を有するグリーンシートを作製し、サ
ーミスタ材料を用いて形成したグリーンシートを9層加
圧積層して、次にこの上に高抵抗のグリーンシートを1
層積層して積層体を形成する。次いでこの積層体を縦3
mm×横150mmの長方形に切断し、切断した図8の積層
体19を高抵抗層31を下にして配置し、この上に図8
に示すように縦2mm×横4mm×厚み0.2mmの白金板2
0を載置した。次にこの上に積層体19と同一投影形状
の表面に高抵抗層を形成していない積層体21を載置
し、その上に白金板22を位置合わせして載置した。そ
の後、積層体19と同様に高抵抗層32を有する積層体
23を高抵抗層32を上にして位置を合わせて載置し、
上、下より加圧して積層体19,21,23と白金板2
0,22とを接着した。次に各々2枚の白金板20,2
2を有するように切断し、ここの素片とした後、焼成し
て図8に示すサーミスタ素子33を得た。このサーミス
タ素子を用いて実施例1と同様にして温度センサを得
た。
【0015】この構成によるとサーミスタ素子は上、下
面に高抵抗層31,32が形成されているので、サーミ
スタ素子33周辺の雰囲気変化の影響を受けにくくな
る。また同時にサーミスタ素子33が耐熱キャップ12
内壁に接触することによるショート事故を防止すること
ができる。
面に高抵抗層31,32が形成されているので、サーミ
スタ素子33周辺の雰囲気変化の影響を受けにくくな
る。また同時にサーミスタ素子33が耐熱キャップ12
内壁に接触することによるショート事故を防止すること
ができる。
【0016】なお、本実施例においては高抵抗層31,
32の材料としてアルミナを用いたが、マグネシアやガ
ラスなど使用温度において溶融したり、反応したりせ
ず、化学的、物理的に安定な高抵抗材料であれば構わな
い。また、高抵抗層31,32を上、下面にのみ設けた
が、側面にも設け、サーミスタ素子33表面が周辺の雰
囲気にさらされる面積を小さくするほどよい。
32の材料としてアルミナを用いたが、マグネシアやガ
ラスなど使用温度において溶融したり、反応したりせ
ず、化学的、物理的に安定な高抵抗材料であれば構わな
い。また、高抵抗層31,32を上、下面にのみ設けた
が、側面にも設け、サーミスタ素子33表面が周辺の雰
囲気にさらされる面積を小さくするほどよい。
【0017】(実施例4)実施例1において白金板5,
7間に挟まれる積層体6の厚みを2倍にして、実施例1
と同様にしてサーミスタ素子を形成すると、実施例1の
サーミスタ素子9の抵抗値の2倍の抵抗値を有するサー
ミスタ素子を得ることができる。
7間に挟まれる積層体6の厚みを2倍にして、実施例1
と同様にしてサーミスタ素子を形成すると、実施例1の
サーミスタ素子9の抵抗値の2倍の抵抗値を有するサー
ミスタ素子を得ることができる。
【0018】このように白金板5,7の間の積層体6の
厚さに抵抗値は比例するので、積層体6の厚みを変える
だけで所望の抵抗を有するサーミスタ素子を得ることが
できる。
厚さに抵抗値は比例するので、積層体6の厚みを変える
だけで所望の抵抗を有するサーミスタ素子を得ることが
できる。
【0019】(実施例5)実施例1において白金板5,
7の代わりに、図9に示すように、積層体に挟まれる部
分を薄くした白金板34を用いて、実施例1と同様にサ
ーミスタ素子を形成した。この構成によると、積層体に
挟まれる部分の白金板34は薄いので、積層体上に白金
板34を載置し、加圧接着する際の積層体の変形を小さ
くすることができるので、特性ばらつきが小さくなる。
また温度センサに組み込む場合、リード線と接続する部
分の白金板34は通常の厚みなので確実に電気的接続す
ることができるとともにその接続部の強度は変わらな
い。
7の代わりに、図9に示すように、積層体に挟まれる部
分を薄くした白金板34を用いて、実施例1と同様にサ
ーミスタ素子を形成した。この構成によると、積層体に
挟まれる部分の白金板34は薄いので、積層体上に白金
板34を載置し、加圧接着する際の積層体の変形を小さ
くすることができるので、特性ばらつきが小さくなる。
また温度センサに組み込む場合、リード線と接続する部
分の白金板34は通常の厚みなので確実に電気的接続す
ることができるとともにその接続部の強度は変わらな
い。
【0020】(実施例6)実施例1において図10に示
すように白金板5,7に挟まれる積層体6は、その上、
下面に白金電極24を印刷したものを用い、その他は実
施例1と同様にしてサーミスタ素子を形成した。
すように白金板5,7に挟まれる積層体6は、その上、
下面に白金電極24を印刷したものを用い、その他は実
施例1と同様にしてサーミスタ素子を形成した。
【0021】この構成によると、積層体4,6,8と白
金板5,7とを加圧接着するときに、白金板5,7が変
形し、電極面積が変化することによる抵抗値のばらつき
を低減し、より高精度なサーミスタ素子を得ることがで
きる。
金板5,7とを加圧接着するときに、白金板5,7が変
形し、電極面積が変化することによる抵抗値のばらつき
を低減し、より高精度なサーミスタ素子を得ることがで
きる。
【0022】本実施例において白金電極24は積層体6
の上、下面の全体に設けたが、白金板5,7を覆うとと
もに、これよりも大きく形成すれば全体に設けなくても
構わない。また全体に設けるよりも、周囲にマージンを
残して形成したほうが、後に加圧接着する際、積層体
4,6,8同士の密着強度が向上する。
の上、下面の全体に設けたが、白金板5,7を覆うとと
もに、これよりも大きく形成すれば全体に設けなくても
構わない。また全体に設けるよりも、周囲にマージンを
残して形成したほうが、後に加圧接着する際、積層体
4,6,8同士の密着強度が向上する。
【0023】(実施例7)実施例1において、温度セン
サのセンサ感温部となる耐熱キャップ12の径が直径5
mmのものと直径3mmのものと2種類作製した。同じ特性
を有するサーミスタ素子において、本実施例品直径3mm
のものに収納できるが、従来品は直径5mmのものにしか
収納できない。そこで、この2種類の温度センサにおい
て、室温25℃から1000℃の恒温槽内に挿入し、温
度センサの指示温度が恒温槽と室温の差63.4%に達
するまでの時間を測定し応答時間として、各々の応答時
間を調べて(表1)に示す。
サのセンサ感温部となる耐熱キャップ12の径が直径5
mmのものと直径3mmのものと2種類作製した。同じ特性
を有するサーミスタ素子において、本実施例品直径3mm
のものに収納できるが、従来品は直径5mmのものにしか
収納できない。そこで、この2種類の温度センサにおい
て、室温25℃から1000℃の恒温槽内に挿入し、温
度センサの指示温度が恒温槽と室温の差63.4%に達
するまでの時間を測定し応答時間として、各々の応答時
間を調べて(表1)に示す。
【0024】
【表1】
【0025】(表1)を見てもわかるように、本実施例
の温度センサは応答時間が速く高性能であることが分か
る。また、従来よりも小型の温度センサを得ることがで
きる。
の温度センサは応答時間が速く高性能であることが分か
る。また、従来よりも小型の温度センサを得ることがで
きる。
【0026】(実施例8)実施例1において、白金板
5,7の代わりに図11に示すごとく積層体4,6,8
外の部分より小さくなった形状の白金板30を用いて、
図12に示すようなサーミスタ素子を形成し、温度セン
サに組み込んだ。この構成により、上、下の白金板30
は積層体4,6,8外では重なりあっていないので、白
金板30同士が接触し、ショート不良を起こすのを防ぐ
ことができる。
5,7の代わりに図11に示すごとく積層体4,6,8
外の部分より小さくなった形状の白金板30を用いて、
図12に示すようなサーミスタ素子を形成し、温度セン
サに組み込んだ。この構成により、上、下の白金板30
は積層体4,6,8外では重なりあっていないので、白
金板30同士が接触し、ショート不良を起こすのを防ぐ
ことができる。
【0027】(実施例9)実施例1において、白金板
5,7の間の積層体6の代わりに、内部にダミー電極を
有する積層体を用いて同様にサーミスタ素子を形成し
た。この構成によると抵抗値のばらつきを低減すること
ができる。
5,7の間の積層体6の代わりに、内部にダミー電極を
有する積層体を用いて同様にサーミスタ素子を形成し
た。この構成によると抵抗値のばらつきを低減すること
ができる。
【0028】なお、実施例1〜9においては、白金板
5,7,14,16,20,22,30,34を電極板
として用いたが、白金ロジウムなど積層体4,6,8,
13,15,17の焼結温度よりも高い融点を有する金
属であればどのような金属を電極として用いても構わな
い。
5,7,14,16,20,22,30,34を電極板
として用いたが、白金ロジウムなど積層体4,6,8,
13,15,17の焼結温度よりも高い融点を有する金
属であればどのような金属を電極として用いても構わな
い。
【0029】また、電極板は1層目と2層目とで形状、
厚み、材料が異なっていても構わない。
厚み、材料が異なっていても構わない。
【0030】さらに図2に示すように白金板5を載置す
る際、積層体4の端部に白金板5の端部が一致するよう
に形成したが、これは量産化する際、位置合わせが容易
に行えるからである。しかし、サーミスタ素子の密着強
度を考慮する場合は、積層体4の端部にまで白金板5が
到達しないように載置したほうが好ましい。
る際、積層体4の端部に白金板5の端部が一致するよう
に形成したが、これは量産化する際、位置合わせが容易
に行えるからである。しかし、サーミスタ素子の密着強
度を考慮する場合は、積層体4の端部にまで白金板5が
到達しないように載置したほうが好ましい。
【0031】また本実施例の温度センサはサーミスタ素
子をサーミスタ材料よりなるグリーンシートの積層体の
所定の位置に電極となる金属板を精度良く容易に載置す
ることができ積層体接着後に切断するので素子形状を一
定にすることができ、製品のばらつきを小さくすること
ができる。そしてドクターブレード法などで作製したグ
リーンシート中の有機物の含有量は約3〜10%と少な
いので、焼結後高密度のサーミスタ素子が得られるた
め、信頼性も良好な物が得られる。
子をサーミスタ材料よりなるグリーンシートの積層体の
所定の位置に電極となる金属板を精度良く容易に載置す
ることができ積層体接着後に切断するので素子形状を一
定にすることができ、製品のばらつきを小さくすること
ができる。そしてドクターブレード法などで作製したグ
リーンシート中の有機物の含有量は約3〜10%と少な
いので、焼結後高密度のサーミスタ素子が得られるた
め、信頼性も良好な物が得られる。
【0032】サーミスタ素子の用途としては、電極とし
て白金あるいは白金ロジウム板を用いることにより、一
般の温度センサとして、また600℃以上の高温での使
用、例えば、自動車の排気温センサ等として使用でき
る。
て白金あるいは白金ロジウム板を用いることにより、一
般の温度センサとして、また600℃以上の高温での使
用、例えば、自動車の排気温センサ等として使用でき
る。
【0033】また、サーミスタ素子形状が小さい事を生
かして、センサの感温部を小さくする事ができるのでセ
ンサの熱応答性を向上させることができる。
かして、センサの感温部を小さくする事ができるのでセ
ンサの熱応答性を向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上本発明によると、量産時にも特性ば
らつきも少ない、所望の形状のサーミスタ素子を得るこ
とができる。
らつきも少ない、所望の形状のサーミスタ素子を得るこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の斜
視図
視図
【図2】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の製
造方法を示す斜視図
造方法を示す斜視図
【図3】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の製
造方法を示す斜視図
造方法を示す斜視図
【図4】本発明の一実施例における温度センサの断面図
【図5】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の断
面図
面図
【図6】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の斜
視図
視図
【図7】本発明の一実施例における温度センサの断面図
【図8】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の断
面図
面図
【図9】本発明の一実施例における白金板の斜視図
【図10】本発明の一実施例における積層体の斜視図
【図11】本発明の一実施例における白金板の斜視図
【図12】本発明の一実施例におけるサーミスタ素子の
斜視図
斜視図
【図13】従来のサーミスタ素子の正面図
4 積層体 5 白金板 6 積層体 7 白金板 8 積層体 9 サーミスタ素子 11 リード線 12 耐熱キャップ 13 積層体 14 白金板 15 積層体 16 白金板 17 積層体 18 サーミスタ素子 19 積層体 20 白金板 21 積層体 22 白金板 23 積層体 24 白金電極 30 白金板 31 高抵抗層 32 高抵抗層 33 サーミスタ素子 34 白金板
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも3枚のセラミック層と、少な
くとも2枚の金属板とを交互にかつ前記セラミック層が
外側に来るように積層した積層体において、前記金属板
の一部はこの積層体外部に突出しているサーミスタ素
子。 - 【請求項2】 金属板のセラミック層に挟まれている部
分の厚みを積層体外部に突出している部分の厚みより薄
くした請求項1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項3】 セラミック層の金属板に接する面の少な
くとも一方に前記金属板を覆うとともに前記金属板より
も大きい金属層を設けた請求項1に記載のサーミスタ素
子。 - 【請求項4】 金属板として白金あるいは白金ロジウム
を用いた請求項1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項5】 金属板は、積層体の同じ側面から突出し
ている請求項1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項6】 金属板の突出している部分の幅を積層体
内部の金属板の幅よりも狭くした請求項5に記載のサー
ミスタ素子。 - 【請求項7】 金属板は、積層体の相対向する端面から
突出している請求項1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項8】 最上層あるいは最下層の少なくとも一方
の面に高抵抗層を設けた請求項1に記載のサーミスタ素
子。 - 【請求項9】 金属板の間にダミー電極を設けた請求項
1に記載のサーミスタ素子。 - 【請求項10】 サーミスタ材料を用いて形成した第1
のグリーンシートを作成し、次にこの第1のグリーンシ
ート上に第1の金属板を載置し、次いでこの第1の金属
板上に前記第1のグリーンシートとほぼ同一投影形状の
第2のグリーンシートを載置し、次にこの第2のグリー
ンシート上に第2の金属板を載置し、その後この第2の
金属板上に前記第1のグリーンシートとほぼ同一投影形
状の第3のグリーンシートを載置して積層体を形成し、
次にこの積層体を上、下方向から加圧して接着し、次い
でこの積層体を所望の形状に切断した後焼成するサーミ
スタ素子の製造方法。 - 【請求項11】 金属製の耐熱キャップと、この耐熱キ
ャップ内に収納したサーミスタ素子と、このサーミスタ
素子に電気的に接続するとともに、前記耐熱キャップ外
に引き出したリード線とを備え、前記サーミスタ素子
は、少なくとも3枚のセラミック層と、少なくとも2枚
の金属板とを交互にかつ前記セラミック層が外側に来る
ように積層した積層体において、前記金属板の一部はこ
の積層体外部に突出している温度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141544A JPH08335501A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | サーミスタ素子とその製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141544A JPH08335501A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | サーミスタ素子とその製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335501A true JPH08335501A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15294445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7141544A Pending JPH08335501A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | サーミスタ素子とその製造方法とこのサーミスタ素子を用いた温度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08335501A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107084801A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-08-22 | 深圳市刷新智能电子有限公司 | 可以迅速响应的高精度集成式热敏电路及其制造方法 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7141544A patent/JPH08335501A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107084801A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-08-22 | 深圳市刷新智能电子有限公司 | 可以迅速响应的高精度集成式热敏电路及其制造方法 |
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