JPH08335600A - 接着剤のない1層配線tcpテープ - Google Patents

接着剤のない1層配線tcpテープ

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JPH08335600A
JPH08335600A JP7138319A JP13831995A JPH08335600A JP H08335600 A JPH08335600 A JP H08335600A JP 7138319 A JP7138319 A JP 7138319A JP 13831995 A JP13831995 A JP 13831995A JP H08335600 A JPH08335600 A JP H08335600A
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coating layer
wiring
solder resist
thickness
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JP7138319A
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Kenji Yamaguchi
健司 山口
Osamu Yoshioka
修 吉岡
Hiroyuki Okabe
宏之 岡部
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屈曲性に強く、しかも被覆層のキュア温度が
200°C以下で処理可能な1層配線TCPテープを提
供する。 【構成】 厚さ6〜75μmのベースフイルムと、厚さ
4〜25μmで配線間のピッチが100μm以下の1層
配線層を形成する銅箔層と、配線層を覆う厚さ6〜60
μmのソルダレジスト被覆層とから構成され、しかも前
記ソルダレジスト被覆層は、200°C以下の温度でキ
ュア熱処理が可能なポリイミドとエポキシ系のソルダレ
ジストインクから成る接着剤のない1層配線TCPテー
プ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TCP(Tape C
arrier Package)用のTAB(Tape
Automated Bonding)テープに関
し、特に接着剤のない1層配線TCPテープで微細パタ
ーン(配線間のピッチが100μm以下)の配線間の保
護並びに絶縁のための被覆層を有するTCP用TABテ
ープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】TCP用TABテープにおいて、配線間
の保護並びに絶縁のための被覆層を有する構造として、
従来は、被覆層となるソルダレジストインク(エポキシ
系樹脂)、あるいはポリイミド系樹脂インクを、例え
ば、印刷法で所定の厚さ約10μm厚さに塗布後、大気
中で120〜300°Cに加熱し、1〜5時間ベーク処
理して乾燥並びに反応凝固をさせて被覆層を形成するこ
とによってTCP用TABテープを製造している。
【0003】しかし、従来のTCP用TABテープにお
いては、技術的課題がある。すなわち、従来、配線層を
形成する銅箔厚さが4μm以上35μm以下で配線間の
ピッチが100μm以上までの領域は、銅箔厚さが34
μmまでフオトレジ・パターンエッチングが技術的に可
能であった。ところが配線間のピッチが100μm以下
の領域になると、例えば80μmとなると銅箔厚さが2
5μm以下の領域ではフオトレジ・パターンエッチング
が不可能となる。
【0004】また、接着剤のない1層配線薄厚TCPテ
ープにおいて、配線間の保護並びに絶縁のための被覆層
を有する構造では、被覆層となるソルダレジストインク
(エポキシ系樹脂)、あるいはポリイミド系樹脂インク
を、例えば、印刷法で所定の厚さ約20μm厚さに塗布
後、大気中で120〜300°Cに加熱し、1〜5時間
キュア処理して乾燥並びに反応凝固をさせて被覆層を形
成することによってTCP用TABテープを製造する
と、200°Cを越える領域では露出している銅箔の配
線の酸化の進行が著しくそのための後処理に工夫が必要
になる。さらに使用する恒温槽が高温キュア熱処理用の
ため高価になるのと高温作業のため作業効率が低下する
という技術課題がある。
【0005】さらに、TCP用TABテープの、繰り返
し曲げ試験(例えば、曲げ半径2mmのMITの曲げ試
験機)として屈曲回数100万回以上を保証するために
は、配線間の保護並びに絶縁のための被覆層は、さらに
屈曲性が要求される。この被覆層については、曲げ弾性
係数Eは、被覆層に作用する曲げ歪εに対応する曲げ応
力бを低減するためには小さい方が望ましい。すなわ
ち、被覆層に働く曲げ応力бは、б=E・εで表わされ
ることから、一定の曲げ歪εが作用する条件の下では曲
げ弾性係数Eの小さい方が小さくなる。なお、曲げ歪ε
は、1層配線TCPテープの中位軸までの距離C(前記
テープの約半分の厚さ)を曲げ半径R+Cで割ることに
よって求められる。ところが、この被覆層に作用する曲
げ応力を低減するためポリイミドテープ並みの材料で
は、曲げ弾性係数が450〜800kgf/mm2 であ
り、このような値では曲げ歪みに対応した曲げ応力を低
減することはできず、これを満足させる被覆材料がほと
んどないのが実情であった。しかも被覆層となるソルダ
レジストインク(エポキシ系樹脂)、あるいはポリイミ
ド系樹脂インクを、例えば印刷法で所定の厚さ20μm
厚さに塗布後、200°Cを遥かに越えた350°Cに
近い高温キュア熱処理が必要となる。
【0006】周知の技術としては、フレキシブル回路基
板においてソルダレジストを薄く塗布し硬化後の収縮度
合いを少なくしてテープの反りと銅箔の寸法変化を減少
させる方法、フレキシブル基板と配線パターン層とレジ
スト層を有するフイルムキャリアを電子デバイス組み込
み工程時に170°C以上の温度で熱処理する方法、T
ABテープの両面にソルダレジストインクの保護コート
をスクリーン印刷法で形成させる方法があるが、これら
の技術を接着剤のない1層配線TCPテープの製造法に
応用しようとしても、キュア処理温度が120°C〜3
00°Cの高温では、銅配線の酸化の進行があり、その
後処理の工夫が必要であると共に、作業性を低下させる
ので1層配線薄厚TCPテープには使用できないという
技術課題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の接着剤のない1層配線薄厚TCPテープによる
と、製造時のキュア処理温度が350°Cという高温の
ために、銅箔配線の著しい酸化の進行によって後処理に
問題が生じ、また、作業性が低下するという問題があ
る。
【0008】それ故、本発明の目的は、ソルダレジスト
被覆層のキュア処理温度が200°C以下の領域に於い
てもキュア処理が可能な接着剤のない1層配線TCPテ
ープを経済的に提供することにある。
【0009】また、本発明の目的は、ソルダレジスト被
覆層のキュア処理温度として200°C以下の領域に於
いて行なっても、屈曲性が良好で繰り返し曲げ試験(屈
曲試験)に強い接着剤のない1層配線TCPテープを提
供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、ソルダレジスト被
覆層のキュア処理を200°C以下の領域に於いて行な
っても、繰り返し曲げ試験(屈曲試験)回数が100万
回以上に耐える接着剤のない1層配線TCPテープを提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するために、厚さ6〜75μmのベースフイルム
と、厚さ4〜25μmで配線間のピッチが100μm以
下の1層配線層を形成する銅箔層と、配線層を覆う厚さ
6〜60μmのソルダレジスト被覆層とから構成し、し
かも前記ソルダレジスト被覆層は、200°C以下の温
度でキュア熱処理が可能なポリイミドとエポキシ系のソ
ルダレジストインクから接着剤のない1層配線TCPテ
ープを構成する。
【0012】また本発明は、上記の目的を実現するため
に、200°C以下の温度でキュア熱処理が可能なポリ
イミドとエポキシ系のソルダレジストインクから成るソ
ルダレジスト被覆層は、200°C以下のキュア熱処理
後に於ける被覆層の特性が、曲げ弾性係数30〜200
kgf/mm2 のものを使用して1層配線TCPテープ
を構成する。
【0013】また本発明は、上記の目的を実現するため
に、ポリイミドキャステング材のベースフイルムと、配
線間のピッチが100μm以下の1層配線層を形成する
銅箔層と、ポリイミドとエポキシ系のソルダレジストイ
ンクから成るソルダレジスト被覆層とから接着剤のない
1層配線TCPテープを構成すると共に、ソルダレジス
ト被覆層は、200°C以下のキュア温度で熱処理して
1層配線TCPテープを構成するものである。
【0014】
【作用】本発明においては、ポリイミドキャステング材
のベースフイルムと、配線間のピッチが100μm以下
の1層配線層を形成する銅箔層と、ポリイミドとエポキ
シ系のソルダレジストインクから成るソルダレジスト被
覆層とから接着剤のない1層配線TCPテープを構成す
ると共に、ソルダレジスト被覆層は、200°C以下の
キュア温度で熱処理して1層配線TCPテープを構成す
るすることにより、キュア熱処理温度による銅箔層の酸
化の進行は無くなる。また、ベースフイルムのキャステ
ング及びソルダレジスト被覆層の200°C以下のキュ
ア熱処理後に於ける被覆層の特性が曲げ弾性係数30〜
200kgf/mm2 に保持された1層配線TCPテー
プを実現できる。
【0015】本発明に於いて、配線層を形成する銅箔層
の厚さが4μm以上25μm以下にする理由は、配線間
のピッチが100μmを越える領域では、銅箔層の厚さ
が35μmを越える領域までは、フオトレジ・パターン
エッチングが可能であった。しかし、配線間のピッチが
100μm以下の領域では、銅箔層の厚さ25μm以上
では、フオトレジ・パターンエッチングが不可能となる
ためである。
【0016】本発明に於いて、ベースフイルムの厚さを
6μm以上75μm以下とし、配線層を覆うソルダレジ
スト被覆層の厚さを6μm以上60μm以下とする理由
は、接着剤のない1層配線TCPテープにおいて、ベー
スフイルムの厚さは6μm以上75μm以下の場合に、
製法の制限を受けずに屈曲性を維持することが出来る為
であり、ソルダレジスト被覆層の厚さは、配線間の保
護、絶縁並びに屈曲性向上の為であり、特に屈曲回数と
して100万回以上保証するためには被覆層は6μm以
上60μm以下の厚さの確保が必要である。
【0017】本発明において、厚さ4〜25μmで配線
間のピッチが100μm以下の1層配線層を形成する銅
箔層と、配線層を覆う厚さ6〜60μmのソルダレジス
ト被覆層としてポリイミドとエポキシ系のソルダレジス
トインクとから構成すると共に、ソルダレジスト被覆層
を200°C以下の温度でキュア熱処理しキュア熱処理
後に於ける被覆層の特性を曲げ弾性係数30〜200k
gf/mm2 に保持する理由は、曲げ弾性係数200k
gf/mm2 以下は、被覆層に働く屈曲の破壊応力を低
減するためである。実用上の被覆層の曲げ弾性係数は3
0〜200kgf/mm2 が望ましい。
【0018】本発明は、上記の目的を実現するために、
200°C以下の温度でキュア熱処理が可能なポリイミ
ドとエポキシ系のソルダレジストインクから成るソルダ
レジスト被覆層を使用すると共に、被覆層は200°C
以下のキュア熱処理後に於ける被覆層の特性が、曲げ弾
性係数30〜200kgf/mm2 に保持されるものを
使用した。また、銅箔層は厚さ4〜25μmで配線間の
ピッチが100μm以下で1層配線層を形成し、配線層
は厚さ6〜60μmのソルダレジスト被覆層で覆うこと
により、銅箔層の酸化の進行を低減させソルダレジスト
被覆層の200°Cキュア熱処理後に於ける被覆層の曲
げ特性を強くし、しかも繰り返し曲げ試験(例えば、曲
げ半径2mmのMITの曲げ試験機)は全体として屈曲
回数が100万回以上を保証できることを見い出した。
この場合ソルダレジスト被覆層の曲げ弾性係数30〜2
00kgf/mm2 を維持することも重要であることを
把握した。
【0019】以下、本発明の実施例を図により説明す
る。図1は本発明TCPテープの実施例を示す横断面
図、図2は屈曲試験時の被覆層・屈曲回数の曲線図であ
り、図中、1はソルダレジスト被覆層、2は配線層を形
成する銅箔層、3はベースフイルムである。
【0020】実施例1:本発明は、図1に示すように、
接着剤無しの厚さ50μmポリイミドキャステングベー
スフイルム3と、銅箔18μm厚さで配線間のピッチ6
0μm配線層を形成する銅箔層2と、ポリイミドとエポ
キシ系のソルダレジストインクのソルダレジスト被覆層
1により、接着剤のない1層配線TCPテープを構成す
る。この場合、ソルダレジスト被覆層1は、ポリイミド
とエポキシ系のソルダレジストインク(キュア熱処理後
に於ける被覆層の曲げ弾性係数は190kgf/m
2 )をスクリーン印刷法で厚さ20μmに塗布した。
塗布後200°C以下のキュア温度で3時間ステップキ
ュアを実施した。この図1に示すような構成の1層配線
TCPテープについて、繰り返し曲げ試験(曲げ半径2
mmのMITの曲げ試験機)を行ないその結果、屈曲回
数は120万回を保証できた。また、85°C、85%
湿度でDCバイアス50Vでのマイグレレーション試験
を1000時間実施したが、絶縁層の破壊はなかった。
この実施例1のように本発明の被覆層の曲げ弾性係数は
190kgf/mm2 のポリイミドとエポキシ系のソル
ダレジストインクを使用し、200°C以下の低温キュ
ア熱処理を実施することにより、耐マイグレーションの
信頼性の高い1層配線TCPテープを得ることができ
た。
【0021】実施例2:実施例2の基本構成は、図1に
示すように、接着剤無しの厚さ50μmポリイミドキャ
ステングベースフイルム3と、銅箔18μm厚さで配線
間のピッチ60μm配線層を形成する銅箔層2と、ポリ
イミドとエポキシ系のソルダレジストインクのソルダレ
ジスト被覆層1により、接着剤のない1層配線TCPテ
ープを構成する。この場合、ソルダレジスト被覆層1
は、ポリイミドとエポキシ系のソルダレジストインク
(キュア熱処理後に於ける被覆層の曲げ弾性係数は60
kgf/mm2 )をスクリーン印刷法で厚さ20μm、
40μm、60μm並びに70μmの4種類を塗布し
た。塗布後、それぞれを200°C以下のキュア温度で
5時間ステップキュアを実施した。この低温キュアの熱
処理の際にレジストの僅かな流れ出しがあったが、それ
は0.2mm以内と少なかった。この実施例2(図1に
示すような構成の1層配線TCPテープ)について、繰
り返し曲げ試験(曲げ半径2mmのMITの曲げ試験
機)を行なった結果が図2に示す通りである。この図2
に示された屈曲試験時の被覆層・屈曲回数の曲線図から
も明らかなように、被覆層厚さ20μmのテープの屈曲
回数は80万回で破断した。しかし被覆層厚さ40μm
テープと、被覆層厚さ60μmテープの屈曲回数は10
0万回を保証できた。被覆層厚さ70μmテープの屈曲
回数はソルダレジスト被覆層1が銅箔層2より剥離した
ため60万回と低下した。また、85°C、85%湿度
でDCバイアス50Vでのマイグレレーション試験を1
000時間実施したが、被覆層厚さ20μmテープ、被
覆層厚さ40μmテープ、被覆層厚さ60μmテープ
は、それぞれ絶縁層の破壊はなかった。この実施例2の
ように本発明の被覆層の曲げ弾性係数は60kgf/m
2 のポリイミドとエポキシ系のソルダレジストインク
を使用し、200°C以下の低温キュア熱処理を実施す
ることにより、耐マイグレーションの信頼性の高い1層
配線TCPテープを得ることができた。
【0022】以上、本発明の実施例において、屈曲性を
向上させるための、ソルダレジスト被覆層のキュア後の
曲げ弾性係数を200kgf/mm2 以下にする理由
は、曲げ弾性係数:E=200kgf/mm2 以下では
被覆層に働く屈曲の破壊応力を低減するためである。す
なわち被覆層に働く屈曲の破壊応力:бは曲げ歪み=
[1層配線TCPテープの中立軸までの距離C(約1層
配線TCPテープの厚さの半分)]を[(曲げ半径R)
+1層配線TCPテープの中立軸までの距離C(約1層
配線TCPテープの厚さの半分)]で除した値である。
ここで被覆層に働く曲げ応力б=E・ε(曲げ応力б
は、被覆層の降伏応力より小さくないと破壊してしま
う。) また、実用上の曲げ弾性係数は30〜 200kgf/
mm2 が望ましい。なお被覆層の曲げ弾性係数が30k
gf/mm2 未満の場合は、曲げにより被覆層にくびれ
が生じ(塑性変形が起こる)1層配線TCPテープとし
て使用できない。
【0023】本発明の実施例において、屈曲性を向上さ
せるための、ソルダレジスト被覆層の厚さが6〜60μ
mのソルダレジスト被覆層厚さが6〜60μm必要な理
由は、ソルダレジストの曲げ弾性係数として30kgf
/mm2 以下の場合は、弾性係数が小さいためにソルダ
レジスト被覆層厚さを厚くして、曲げ剛性を上げる必要
があるためである。本発明の実施例2では、曲げ弾性係
数が60kgf/mm 2 の場合の結果であり、被覆層厚
さ20μmテープよりも、被覆層厚さ40μmテープ、
被覆層厚さ60μmテープの方が屈曲性は向上してい
る。一方ではソルダレジスト被覆層厚さが6以上必要な
理由は、厚さ4〜25μmで配線間のピッチが100μ
m以下の1層配線層を形成する銅箔層の、配線間の保護
と絶縁性(配線間の耐マイグレーション性も含む)を保
持するためである。
【0024】本発明の実施例では、ソルダレジスト被覆
層として、200°C以下の温度でキュア熱処理が可能
なポリイミドとエポキシ系のソルダレジストインク例を
説明したが、被覆層のキュア熱処理が200°C以下の
温度で可能でありキュア後の曲げ弾性係数が30〜20
0kgf/mm2 が確保され、しかもソルダレジスト被
覆層の厚さが6〜60μmであれば、ポリイミドとエポ
キシ系のソルダレジストインクの範囲はポリイミドとエ
ポキシ系を主体とした組成で種々実施できる。
【0025】また、本発明では、接着剤のない1層配線
TCPテープにおいて、配線間の保護並びに絶縁のため
の被覆層を有する構造のTCPテープについて説明した
が、本発明の技術は、屈曲性とフレックス性を加味した
フレックス樹脂系の被覆層を有する構造の接着剤を有す
るTCP用1層配線TABテープにも応用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の効果としては、接着剤のない1
層配線薄厚TCPテープ製造時に、キュア処理温度とし
て従来の350°Cという高温を使用せず、200°C
によるキュアなので、銅箔配線の著しい酸化の進行がな
く後処理が容易になり、作業性を向上させることができ
た。
【0027】本発明の効果としては、ソルダレジスト被
覆層のキュア処理温度が200°C以下の領域に於いて
行われるので1層配線薄厚TCPテープを経済的に提供
できる。
【0028】本発明の効果としては、ソルダレジスト被
覆層のキュア処理温度として200°C以下の領域に於
いて屈曲性が良好で繰り返し曲げ試験に強い1層銅箔配
線のTCPテープを提供できる(繰り返し曲げ試験(屈
曲試験)回数は100万回以上に耐える)。
【0029】本発明の接着剤のない1層配線TPCテー
プによる他の効果としては、ソルダレジスト被覆層塗布
後のキュア温度が200°C以下と低く、そのため安価
で屈曲性に優れ、信頼性(絶縁抵抗が103 Ω以上の高
絶縁抵抗性)が高く、しかも安定した量産供給ができる
ようになった。
【0030】また、本発明の他の効果としては、本発明
のTCPテープは、高絶縁抵抗で、しかも耐マイグレー
ション性に優れ、高い信頼性を有するTPCテープを提
供することが出来る。
【0031】また、本発明の効果としては、被覆層は低
温キュアのためソルダレジストの流れ出しも少なく寸法
精度に優れ、しかも微細配線(配線間のピッチが100
μm以下)を有するTCPテープを供給できるようにな
った。
【0032】また、本発明1層配線TCPテープの効果
としては、液晶のドライバー用またはASIC用の配線
間の高絶縁抵抗で、しかもフレキシブル性を有するフレ
ックスTABテープにおいて、信頼性が高く、屈曲性に
優れた、微細配線(配線間のピッチが100μm以下)
TPC用TABテープを供給できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明TCPテープの実施例を示す横断面図。
【図2】屈曲試験時の被覆層・屈曲回数の曲線図。
【符号の説明】
1.ソルダレジスト被覆層 2.配線層を形成する銅箔層 3.ベースフイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ6〜75μmのベースフイルムと、
    厚さ4〜25μmで配線間のピッチが100μm以下の
    1層配線層を形成する銅箔層と、配線層を覆う厚さ6〜
    60μmのソルダレジスト被覆層より構成されることを
    特徴とする接着剤のない1層配線TCPテープ。
  2. 【請求項2】 前記ソルダレジスト被覆層は、200°
    C以下の温度でキュア熱処理が可能なポリイミドとエポ
    キシ系のソルダレジストインクであることを特徴とする
    請求項1記載の接着剤のない1層配線TCPテープ。
  3. 【請求項3】 前記ソルダレジスト被覆層は、200°
    C以下のキュア熱処理後に於ける被覆層の特性が、曲げ
    弾性係数30〜200kgf/mm2 であることを特徴
    とする請求項1記載の接着剤のない1層配線TCPテー
    プ。
  4. 【請求項4】 前記ベースフイルムは、ポリイミドキャ
    ステング材であることを特徴とする請求項1記載の接着
    剤のない1層配線TCPテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227978A (ja) * 2007-06-07 2007-09-06 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
CN113939104A (zh) * 2021-09-08 2022-01-14 东山精密新加坡有限公司 线路板表面处理的加工方法及线路板

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JP2007227978A (ja) * 2007-06-07 2007-09-06 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
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