JPH0833644A - 外科用器具 - Google Patents
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- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
端部3に設けられた例えば鉗子機構のような外科動作手
段4と、器具本体2の基端側に設けられた操作部9と、
器具本体2内に回転可能に設置され、操作部9での操作
により回転する伝達部材6と、伝達部材6の回転を外科
動作手段4の開閉または回動動作に変換する変換手段5
とを有する。変換手段5は、先端部3に形成された雌螺
子と、伝達部材6の先端に連結された回転軸と、該回転
軸の外周に形成され、前記雌螺子と螺合する雄螺子とを
有し、ノブ92を回して伝達部材6を回転することに伴
い前記回転軸が進退し、スライダ45が移動し、固定お
よび可動挟持片41、42が開閉するよう構成されてい
る。器具本体2は、湾曲部23において屈曲または湾曲
可能とされている。 【効果】外科動作手段の姿勢を確実に固定することがで
き、操作性に優れる。
Description
な外科用器具、特に、腹腔鏡下手術に用いるのに好適な
外科用器具に関するものである。
作部にて遠隔操作する構成の鉗子が知られている(実開
平05−076413号)。この鉗子は、先端に開閉可
能な一対の爪部材よりなる鉗子機構を有し、この鉗子機
構に連設された伝達軸の基端部に、固定把持部と、この
固定把持部に対して接近・離間する方向に回動可能な回
動把持部とからなる爪操作手段を設け、この回動把持部
を回動することにより、伝達軸に内蔵された伝達杆が牽
引されて長手方向に移動し前記爪部材が開閉するよう構
成した鉗子であって、前記固定把持部および回動把持部
のうちの一方にラチェット部材、他方にラチェット部材
の歯と係合する係合部材を有するものである。そして、
ラチェット部材と係合部材との係合位置の調整により、
前記固定把持部に対する前記回動把持部の開き角を任意
に設定し、前記鉗子機構の両爪部材の開き角を固定する
ことができる構成となっている。
おいて、従来の開腹手術に代わり、非開腹で行う腹腔鏡
下手術が注目されている。この腹腔鏡下手術は、図8に
示すように、腹壁100を貫通して腹腔101内に例え
ば4本のトロカール管107を挿入し、その内の1本の
トロカール管107を介して挿入した小型カメラ102
によって腹腔101内をモニター画像103に映し、こ
のモニター画像103を見ながら、他のトロカール管1
07を介してそれぞれ挿入された鉗子104、鋏105
および電気メス106を適宜操作して、所望の外科的処
置を腹腔101内で行うものである。
であるトロカール管107は、腹壁100に貫通、固定
され、しかも、貫通部の組織保護のために、トロカール
管107の腹壁100に対する角度もほとんど変更でき
ないため、鉗子104、鋏105および電気メス106
は、それぞれ、外科的処置の可能な領域が狭い範囲に限
定されてしまう。そのため、これを解決する方法とし
て、例えば、鉗子104をトロカール管107に挿入
後、鉗子104の長尺な器具本体(伝達軸)108の先
端付近を屈曲または湾曲させ(図8中の一点鎖線)、鉗
子104の回転との組み合わせにより、先端の鉗子機構
が届く領域を拡大することが提案されている。
変形しない直線状の伝達軸を前提とし、かつ、鉗子機構
の両爪部材の開き角を固定するためのラチェット機構
(ラチェット部材および係合部材)が手元のハンドル操
作部に設けられているため、伝達軸を屈曲または湾曲可
能とした場合、次のような問題が生じる。
場合、それに伴って、伝達軸に内蔵された伝達杆の張力
が変化し、両爪部材の開き角や把持力が変化してしま
い、外科的処置に支障を来すおそれがある。また、この
問題は、伝達軸を屈曲または湾曲させた場合に限らず、
例えば、環境の変化や材料特性等による伝達杆の伸び
や、爪操作手段の遊び、ガタツキ等によっても生じる。
動作手段の姿勢を確実に固定することができ、操作部の
構成が簡素で、操作性に優れる外科用器具を提供するこ
とにある。
(1)〜(14)の本発明により達成される。
先端側に設けられ、開閉または回動動作を行う外科動作
手段と、前記器具本体の基端側に設けられ、前記外科動
作手段を遠隔操作する操作部と、前記器具本体内に回転
可能に設置され、前記操作部での操作によりその軸を中
心に回転する長尺な伝達部材と、該伝達部材の回転を前
記外科動作手段の開閉または回動動作に変換する変換手
段とを有することを特徴とする外科用器具。
先端に設置された回転体と、その相手体とを有し、前記
回転体および前記相手体のうちの一方に凹部が形成さ
れ、他方に前記凹部に嵌合する凸部が形成され、前記回
転体の回転に伴い前記凹部と前記凸部との嵌合位置が移
動して、前記回転体と前記相手体とが相対的に変位する
ことにより前記外科動作手段が開閉または回動するよう
構成されたものである上記(1)に記載の外科用器具。
先端部に形成された雌螺子と、前記伝達部材の先端に設
置された回転軸と、該回転軸の外周に形成され、前記雌
螺子と螺合する雄螺子とを有し、前記伝達部材の回転に
伴い前記回転軸が進退するよう構成されたものである上
記(1)に記載の外科用器具。
回転に伴って回転するカムと、該カムに当接する従動部
材とを有し、前記カムの回転により前記従動部材が変位
するよう構成されたものである上記(1)に記載の外科
用器具。
回転に伴って回転する筒状のカムと、該カムの外周面に
形成されたカム溝内に挿入する突部を有する従動部材と
を有し、前記カムの回転により前記従動部材が前記カム
の軸方向に移動するよう構成されたものである上記
(1)に記載の外科用器具。
回転に伴って回転するウォームと、該ウォームに噛合す
るウォームギアとを有し、前記ウォームの回転により前
記ウォームギアが回転するよう構成されたものである上
記(1)に記載の外科用器具。
シュを除去するための付勢手段を有する上記(1)ない
し(6)のいずれかに記載の外科用器具。
一部が可撓性を有する線状体である上記(1)ないし
(7)のいずれかに記載の外科用器具。
能に支持されたノブとを有し、前記ノブの回転軸が前記
伝達部材の基端部に連結されている上記(1)ないし
(8)のいずれかに記載の外科用器具。
記操作部本体に対し変位可能な可動ハンドルと、前記伝
達部材の基端部に連結された回転子と、前記可動ハンド
ルの操作に伴い該回転子と係合し該回転子を回転させる
回転子駆動部材とを有し、前記回転子および前記回転子
駆動部材の一方が前記可動ハンドルに設置され、前記回
転子および前記回転子駆動部材の他方が前記操作部の前
記可動ハンドルを除く部分に設置され、前記可動ハンド
ルの操作に伴い、前記可動ハンドルに設置された前記回
転子および前記回転子駆動部材のいずれかが移動して、
前記回転子と前記回転子駆動部材とが係合し前記回転子
が回転する請求項1ないし8のいずれかに記載の外科用
器具。
固定ハンドルに対し開き角が変化するよう回動する可動
ハンドルと、該可動ハンドルの回動中心と反対側の端部
および該固定ハンドルの前記回動中心と反対側の端部付
近のいずれか一方に設けられ、その長手方向に沿って複
数の凹部または開口が所定の間隔で形成された回転子駆
動部材と、該可動ハンドルの回動中心と反対側の端部お
よび該固定ハンドルの前記回動中心と反対側の端部付近
のうち前記回転子駆動部材を有しない方に設けられ、前
記伝達部材の基端部に連結し、前記凹部または開口に係
合する複数の凸部が外周に形成された回転子とを有し、
前記回転子が前記伝達部材の基端部に連結されている請
求項1ないし8のいずれかに記載の外科用器具。
れ、前記伝達部材または前記変換手段を、長手方向にほ
ぼ動かないように支持する支持部を有する上記(1)な
いし(11)のいずれかに記載の外科用器具。
とも一方が駆動して開閉する一対の開閉部材を有してな
るものである上記(1)ないし(12)のいずれかに記載
の外科用器具。
可能である上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の
外科用器具。
好適実施例に基づいて詳細に説明する。
した場合の構成例を示す全体側面図、図2および図3
は、それぞれ、図1に示す外科用器具の先端部付近の構
成を拡大して示す部分断面側面図である。なお、以下の
説明において、図1〜図3中および後述する図4〜図6
中の右側を基端、左側を先端という。
子)1は、主に、腹腔鏡下手術において使用されるもの
であり、長尺な器具本体2と、器具本体2の先端側に設
けられた先端部3と、先端部3に設けられ、開閉または
回動動作を行う外科動作手段4と、器具本体2の基端側
に設けられた操作部9と、器具本体2内に回転可能に設
置され、先端部3と操作部9との間を接続する長尺な伝
達部材6と、伝達部材6の回転を外科動作手段4の開閉
または回動動作に変換する変換手段5と、コイルバネ5
9とで構成されている。以下、これらの構成要素につい
て順次説明する。
得る空間21が形成された中空の長尺部材である。器具
本体2の横断面形状は、例えば、円形、楕円形、多角形
等、特に限定されず、円形の場合、その外径は、前記ト
ロカール管107に挿入可能な程度とされる。具体的に
は、器具本体2の外径は、5〜18mm程度とするのが好
ましい。
ロカール管107への挿入を考慮して、直線状をなして
いるが、これに限らず、所望の形状に予め湾曲または屈
曲したものであってもよい。
変形可能な少なくとも1つの湾曲部23を有するもので
あってもよい。このような構成とした場合には、外科動
作手段4による生体組織上の外科的処置の可能な領域が
拡大し、また、より適正な姿勢で外科的処置を行うこと
が可能となる。
する部材であって、好ましくはその全部または一部(特
に、湾曲部23や図6の通路901内に対応する部分)
が可撓性を有する(湾曲可能な)線状体で構成されてい
る。この線状体としては、例えば、ステンレス鋼、タン
グステン、炭素鋼、超弾性合金等よりなる金属線や、ポ
リアミド(全芳香族系ポリアミド)、ポリエステル、超
高分子量ポリエチレン、カーボン繊維等の比較的高張力
に耐え得る高分子材料よりなる繊維(高張力繊維)を素
線とするもの、あるいは、これらの素線のうちの任意の
ものの集合体またはその他の複合体を用いることができ
る。
ば、1本以上の前記素線(特に金属線)の外周に、1本
以上の同種または異種の素線を所定方向に巻きつけ(例
えばコイル状に)、さらにその外周に1本以上の同種ま
たは異種の素線を前記と逆方向に巻きつけたものが好適
に使用される。このような線状体によれば、操作部9に
おける回転操作に対する追従性に優れ、ねじれや曲げに
よる長さの変化(歪み)が抑制されるという利点があ
る。このような線状体による伝達部材6の外径は、特に
限定されないが、本実施例の場合、1.0〜2.5mm程
度、特に1.0〜1.5mm程度とするのが好ましい。
ば、アルミニウム、真鍮、銅、ステンレス鋼、タングス
テン、炭素鋼、超弾性合金等の金属材料、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル等の比較的硬質な樹脂等で構成され
た回転軸を挙げることができる。
は、外科動作手段4と、外科動作手段4と伝達部材6と
の間に設けられ、伝達部材6の回転を外科動作手段4の
開閉または回動動作に変換する変換手段5とが設置され
ている。
鉗子機構を構成するもので、一方が駆動して開閉する一
対の開閉部材、すなわち、固定挟持片41と、該固定挟
持片41に対し回動する可動挟持片42とを有してい
る。可動挟持片42は、その基端部において、ピン43
により固定挟持片41の基部に回動可能に取り付けられ
ている。
には、切欠き31が形成されており、この切欠き31内
には、先端部3の長手方向に摺動可能なスライダ45が
設置されている。スライダ45の先端部には、ピン46
が突設されており、このピン46は、可動挟持片42の
基端上部に形成された長孔44内に挿入されている。
置するときには、固定挟持片41および可動挟持片42
は閉じているが(図2に示す状態)、スライダ45が切
欠き31内の先端側へ移動すると、ピン46が長孔44
の先端側内周面を押圧し、可動挟持片42がピン43を
中心に回動して、可動挟持片42が開く(図3に示す状
態)。なお、長孔44を設けず、スライダ45の移動に
伴ってスライダ45が歪み、ピン46の図2中上下方向
の動きを吸収するような構成であってもよい。
回転軸51の先端側に設置された移動体57と、器具本
体2の先端部3に形成された回転軸51の支持部(相手
体)54および移動体57の収納空間56とで構成され
ている。
連結され、回転軸の途中の外周には、螺旋状の雄螺子
(凸部)52が形成されている。一方、支持部54に
は、前記雄螺子52と螺合する雌螺子(凹部)55が形
成され、回転軸51は、雄螺子52および雌螺子55が
螺合した状態で支持部54に支持されている。
移動体57を軸方向に移動可能に収納する収納空間56
が形成されている。この収納空間56の先端側は、前記
切欠き31に連通している。
または一体化されている。回転軸51は、この移動体5
7に対し回転可能に連結されている。すなわち、回転軸
51の先端には、円盤状のヘッド53が固着され、該ヘ
ッド53は、移動体57の内部に形成された、例えば円
盤状の凹部58内に回転可能に挿入されている。
6の回転により回転軸51が所定方向に回転すると、雄
螺子52と雌螺子55との螺合位置が移動して、回転軸
51が器具本体2に対しその軸方向に進退する。これに
より、移動体57およびスライダ45が軸方向に移動
し、可動挟持片42が開閉する。
回転軸51と移動体57とのバックラッシュ(部品間の
遊び)を除去するための付勢手段として、コイルバネ5
9が、収納空間56の基端側内壁と移動体57の基端面
との間に圧縮状態で収納されている。このコイルバネ5
9の弾性力により、移動体57は、常に先端方向へ付勢
され、ヘッド53の基端面と、凹部58の先端側内壁と
が押圧、密着しているため、これらの間のバッグラッシ
ュが除去され、可動挟持片42のより精密な開閉動作が
可能となる。
は、外科動作手段4の開閉を遠隔的に操作する操作部9
が設けられている。この操作部9は、把持部91を有す
る操作部本体90と、操作部本体90の基端側に回転可
能に支持された円盤状のノブ92とを有している。ノブ
92の回転軸921は、操作部本体90内に挿入され、
その先端は、伝達部材6の基端に連結されている。ま
た、ノブ92の外周には、その軸方向に沿って、滑り止
め用の凹凸922が形成されている。このような構成の
操作部9では、例えば、把持部91を片手で握り、他方
の手でノブ92を回転操作する。
る。可動挟持片42が開いた状態(図3に示す状態)か
ら、ノブ92を所定方向に回転すると、その回転力は、
回転軸921および伝達部材6を介して回転軸51に伝
達され、回転軸51が同方向に回転する。これにより、
回転軸51が先端方向へ移動し、移動体57およびスラ
イダ45が先端方向へ移動する。このスライダ45の移
動により、ピン46が長孔44の先端側内周面を押圧
し、可動挟持片42がピン43を中心に回動して、可動
挟持片42が閉じる(図2に示す状態)。
転軸51が逆方向に回転する。これにより、回転軸が基
端方向へ移動し、移動体57およびスライダ45が基端
方向へ移動する。このスライダ45の移動により、ピン
46が長孔44の基端側内周面を押圧し、可動挟持片4
2がピン43を中心に回動して、可動挟持片42が開く
(図3に示す状態)。
ブ92の回転に連動しており、固定挟持片41および可
動挟持片42の開度(把持力)は、ノブ92の回転量に
対応している。従って、ノブ92の回転量を調整するこ
とにより、固定挟持片41および可動挟持片42の開度
を任意に設定することができる。また、伝達部6は支持
部54に支持されているため、ノブ92から手を離して
も、そのときの固定挟持片41および可動挟持片42の
開度は、そのまま維持、固定される。
ように、器具本体2が屈曲または湾曲して伝達部材6の
張力が変化し、伸縮を生じた場合でも、回転軸51、移
動体57およびスライダ45は移動しないため、外科動
作手段4の姿勢、すなわち可動挟持片42の開度は変化
しない。なお、外科動作手段4の開閉動作は、器具本体
2の直線状態、屈曲または湾曲状態のいずれにおいても
可能である。
動作手段および変換手段の他の構成例を示す部分断面側
面図である。同図に示すように、外科動作手段4Aは、
生体組織を挟持し得る鉗子機構を構成するもので、器具
本体2の先端部に設けられたピン477を中心に回動す
る一対の可動挟持片42aおよび42bを有している。
基端側には、延長部471が形成され、その基端部は、
ピン475によりリンク473の先端部に回動可能に支
持されている。また、他方の可動挟持片42bのピン4
77より基端側には、延長部472が形成され、その基
端部は、ピン476によりリンク474の先端部に回動
可能に支持されている。リンク473および474の基
端部は、それぞれ、ピン478により後述する従動部材
74の先端部に回動可能に支持されている。
473、474、ピン475、476、477、478
により、従動部材74の直線運動を可動挟持片42a、
42bの回動運動に変換するリンク機構47が構成され
る。
と、カム71の回転に伴って長手方向に移動する従動部
材(相手体)74と、器具本体2の先端部3に形成され
た、カム71の回転軸72を回転可能に支持する支持部
76、カム71の収納空間77および従動部材74をそ
の長手方向に移動可能に支持する支持部78とで構成さ
れている。
転は可能であるが、回転軸方向には移動できないかまた
は移動したとしても外科動作手段4Aの姿勢が実質的に
変化しない程度のわずかな距離だけ移動し得るように設
置されている。カム71の回転軸72の基端は、伝達部
材6の先端に連結されている。カム71の外周面には、
螺旋状のカム溝73が形成されている。従動部材74の
基端には、突部75が形成され、該突部75は、カム溝
73に挿入されている。なお、支持部76には、軸受
(図示せず)を設けてもよい。
すると、伝達部材6、回転軸72およびカム71が回転
する。これにより、突部75がカム溝73に沿って移動
し、従動部材74がカム71の回転軸方向に移動し、前
記リンク機構74の作用により、外科動作手段4Aの可
動挟持片42a、42bが開閉する。
動作手段および変換手段の他の構成例を示す部分断面側
面図である。同図に示すように、外科動作手段4Bは、
生体組織を挟持し得る鉗子機構を構成するもので、前記
と同様の固定挟持片41と、該固定挟持片41に対し回
動する可動挟持片42cとを有している。可動挟持片4
2cは、ピン48により器具本体2の先端部に回動可能
に設置されている。
と、可動挟持片42cの基端に連結または一体化され、
ウォーム81に噛合するウォームギア(相手体)83
と、器具本体2の先端部3に形成された、ウォーム81
の収納空間84およびウォーム81の回転軸82を回転
可能に支持する支持部85、86とで構成されている。
て、回転は可能であるが、回転軸方向には移動できない
かまたは移動したとしても外科動作手段4Bの姿勢が実
質的に変化しない程度のわずかな距離だけ移動し得るよ
うに設置されている。
部材6の先端に連結されている。ウォームギア83は、
ピン48を中心に回転する。なお、支持部85、86に
は、それぞれ、軸受(図示せず)を設けてもよい。
すると、伝達部材6、回転軸82およびウォーム81が
回転する。これにより、ウォームギア83がピン48を
中心に回転し、可動挟持片42cが開閉する。
83の回転により可動挟持片42cが直接回動するよう
になっているが、変換手段の構成は、これに限らず、例
えば、ウォーム81の回転により前記と同様のスライダ
45が移動するような構成、伝達部材6の回転により回
転するピニオンギアとこれに噛合するラックギアよりな
る構成、互いに噛合する少なくとも一対のベベルギアよ
りなる構成、あるいは、これらの構成に前記リンク機構
等を組み合わせた構成等、伝達部材の回転を外科動作手
段の開閉または回動動作に変換し得るものであればいか
なるものでもよい。また、図4および図5に示す構成例
においても、回転体と相手体とのバックラッシュを除去
するための前記と同様の付勢手段を設けてもよい。
部の他の構成例を示す部分断面側面図である。同図に示
す操作部9Aは、操作部本体90に対し固定的または一
体的に設けられた固定ハンドル93と、該固定ハンドル
93に対し開閉(回動)する可動ハンドル94と、該可
動ハンドル94の回動中心と反対側の端部に設けられた
円弧状の回転子駆動部材943と、伝達部材6の基端部
に連結された回転子931と、可動ハンドル94と固定
ハンドル93との開き角を増大する方向に可動ハンドル
94を付勢する付勢部材944とで構成されている。
の基端部22が嵌入されており、この部分から固定ハン
ドル93の内部に沿って固定ハンドル93の図6中下端
部まで、器具本体2の空間21に連通する湾曲した通路
901が形成されている。そして、該通路901内に、
伝達部材6が挿通されている。
定ハンドル93を貫通するガイド溝933が形成され、
このガイド溝933内には、回転子931が回転可能に
設置されている。すなわち、回転子931の回転軸93
2の両端が一対の軸受934により支持されている。ま
た、回転子931の外周面には、後述する開口945に
挿入(係合)する複数の凸部(スプロケット)935が
放射状に突出形成されている。
て、軸部材95により操作部本体90に対し回動可能に
取り付けられている。可動ハンドル94の図6中下端に
は、軸部材95を中心とする円弧状の板片よりなる回転
子駆動部材943の基端が固着または一体化されてい
る。この回転子駆動部材943には、その長手方向に沿
って複数の開口945が好ましくは等間隔で形成されて
いる。回転子駆動部材943の先端部は、ガイド溝93
3内の底部付近に挿通され、開口945と凸部935と
が係合している。
間には、トーションバネによる付勢部材944が設置さ
れている。この付勢部材944により、可動ハンドル9
4は、固定ハンドル93との開き角が増大する方向に付
勢されている。
よび可動ハンドル94を手で握って可動ハンドル94を
図6中時計回りに回動させると、ガイド溝933内で回
転子駆動部材943がその長手方向に移動し、開口94
5と凸部935との係合により、回転子931が回転す
る。これにより、伝達部材6が回転し、先端部3におい
て、前述したような変換手段5、7または8を介して外
科動作手段4、4Aまたは4Bが好ましくは閉じるよう
に作動する。
すかまたは握持力をゆるめると、付勢部材944の付勢
力により可動ハンドル94が図6中反時計回りに回動
し、回転子931が前記と逆方向に回転する。これによ
り、伝達部材6が前記と逆方向に回転し、先端部3にお
いて、外科動作手段4、4Aまたは4Bが好ましくは開
くように作動する。
ンドル93および可動ハンドル94を片手で握って操作
することができ、操作性が極めて優れている。
部の他の構成例を示す部分断面側面図である。この構成
例では、固定ハンドル93と可動ハンドル94を、図6
の構成例とは逆にしている。図7に示す操作部9Bは、
操作部本体90に対し固定的または一体的に設けられた
固定ハンドル93と、該固定ハンドル93に対し開閉
(回動)する可動ハンドル94と、該固定ハンドル93
の端部に設けられた回転子駆動部材943と、前記可動
ハンドル94内の通路901内に設けられている伝達部
材6aの基端部に連結された回転子931と、この回転
子931の回転を前記器具本体2の空間21内に設けら
れている伝達部材6bに伝達する歯車機構99とで構成
されている。
対の軸部材95が紙面手前側および紙面奥側の外面から
それぞれ突出して設けられ、操作部本体90の紙面手前
側および紙面奥側の外面に形成された軸孔に回動可能に
取り付けられている。この可動ハンドル94の図7中下
端には、可動ハンドル94を貫通するガイド溝933が
形成され、このガイド溝933内には、回転子931が
回転可能に設置されている。この回転子931の外周面
には、回転子駆動部材943の開口945に挿入(係
合)する複数の凸部(スプロケット)935が放射状に
突出形成されている。また、この回転子931は、停止
機構946により停止されるようになっている。この停
止機構946には、ピン947を中心として揺動可能な
停止片948が設けられており、突片949を操作する
ことにより、停止片948が回転子931の外周面に形
成された凸部935に係合し、回転子931の回転を停
止する。
部には、回転子駆動部材943の基端が固着または一体
化されている。この回転子駆動部材943には、その長
手方向に沿って複数の開口945が好ましくは等間隔で
形成されている。回転子駆動部材943の先端部は、前
記ガイド溝933の底部付近に挿通され、開口945と
凸部935が係合している。
定ハンドル93と可動ハンドル94との間に、可動ハン
ドル94の固定ハンドル93に対する開き角が増大する
方向に付勢する付勢部材(図示せず)を設けてもよい。
達部材6aの端部が連結されている第1歯車991と、
前記器具本体2内の伝達部材6bの端部が連結されてい
る第2歯車992とを有し、これら歯車991、992
は、相互に噛合された状態で、ケース993内に回動可
能に支持され、回転子931の回転を伝達部材6aから
伝達部材6bに伝達するようになっている。
よび可動ハンドル94を手で握って可動ハンドル94を
図7中反時計回りに回動させると、回転子駆動部材94
3に沿ってガイド溝933にガイドされつつ可動ハンド
ル94が移動し、開口945と凸部935との係合によ
り、回転子931が回転する。これにより、伝達部材6
aが回転し、この回転は歯車機構99を介して伝達部材
6bに伝達される。そして、先端部3において、前述し
たような変換手段5、7または8を介して外科動作手段
4、4Aまたは4Bが好ましくは閉じるように作動す
る。
させるか、あるいは両ハンドル93、94間の付勢部材
の付勢力により可動ハンドル94を時計回りに回動する
と、回転子931が前記と逆方向に回転する。これによ
り、伝達部材6が前記と逆方向に回転し、先端部3にお
いて、外科動作手段4、4Aまたは4Bが好ましくは開
くように作動する。
ンドル93および可動ハンドル94を片手で握って操作
することができるのみでなく、可動ハンドル94を引き
寄せる感じとなり、一層操作性が向上する。なお、操作
部9A、9Bにおいて、可動ハンドル94は、固定ハン
ドル93に対し平行移動するものであってもよく、ま
た、可動ハンドル94と回転子駆動部材943との間に
所望の機構が介在されていてもよい。さらに、回転子駆
動部材943と回転子931との係合は、図示の構成に
限らず、例えば、ラックギアとこれに噛合するピニオン
ギアによる係合、押圧面と該押圧面に圧着されるローラ
による係合、紐と該紐の巻き取りリールによる係合であ
ってもよい。
ず、例えば先端部3付近に、伝達部材6を所定方向に回
転するように付勢するバネのような付勢部材(図示せ
ず)を設けてもよく、さらには、これらのような付勢部
材を全く設けなくてもよい。また、図7の構成例におい
て、伝達部材は、歯車機構99を介して連結する2つの
伝達部材6a、6bからなるもののみならず、図6と同
様の、回転子931の側から先端部3まで単一の部材で
あってもよい。
明においては、回転子および回転子駆動部材の固定ハン
ドル、可動ハンドルへの設置位置はどちらでもよく、ま
た、固定、可動ハンドルの前後の順序もいずれでもよ
い。したがって、これらの取り付けには、図示の例のほ
か、可動ハンドルが先端側、固定ハンドルが基端側で、
伝達部材および回転子を固定ハンドルに、回転子駆動部
材を可動ハンドルに設置した構成等、種々のものが考え
られる。
を部分的に示す分解斜視図である。同図に示すように、
湾曲部23は、相互に回動し得る複数の節輪環24を接
合したものである。なお、図8では、3個の節輪環24
が示されているが、節輪環24の設置数はこれに限定さ
れず、例えば、4〜30個程度であってもよい。
の中心を介して対向する一対のV字状の溝25が形成さ
れ、他方の面には、節輪環24の中心を介して対向する
一対の半円柱状の突部26が前記溝25と90°ずれた
位置に形成されている。隣接する節輪環24同士は、そ
れらの溝25同士が互いに90°ずれた姿勢で配置さ
れ、一方の節輪環24の両突部26が他方の節輪環24
の対応する両溝25内に挿入されるようにして各節輪環
24を接合する。
部26の位置には、それぞれ、貫通孔27が形成されて
おり、必要に応じ、4本の柔軟な線材28を各節輪環2
4の対応する貫通孔27にそれぞれ挿通することによ
り、各節輪環24を集合させることができる。
隣接する節輪環24の間には隙間が形成されるため、突
部26が溝25内で回動することができ、これにより、
隣接する節輪環24同士が回動する。隣接する1組の節
輪環24同士の回動角度は、僅かであるが、その角度が
複数組の節輪環24について累積すると、湾曲部全体と
して所望の湾曲(例えば80〜120°程度)が得られ
る。また、この実施例では、湾曲可能な方向は、器具本
体2の横断面上で上下左右の4方向である。なお、図示
されていないが、各節輪環24の外周を、例えば、弾性
または可撓性を有する材料で構成された層で被覆するこ
ともできる。
の牽引により能動的に屈曲または湾曲するものでも、外
部より応力を加えられて受動的に屈曲または湾曲するも
のでもよい。さらに、湾曲方向やその数(自由度)も特
に限定されない。また、湾曲部23の構成は、図示のも
のに限定されず、例えば、蛇腹管や可撓性チューブを有
する構成であってもよい。さらには、器具本体を先端部
側の硬管と基端部側の硬管とで構成し、両硬管同士を1
本または複数本の軸により回動可能に接続することで屈
曲させる構成としてもよい。
例について説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではない。例えば、コイルバネ59のような付勢手
段は、それに代わり、例えば、トーションバネ、板バネ
等の他の形態のバネや、ゴムのような弾性材料、あるい
は永久磁石、電磁石を用いることができる。
れ、各図に示す構成のものに限定されない。また、本発
明において、外科動作手段は、回動するものに限らず、
例えば、平行移動して開閉する構成のものでもよい。さ
らには、例えばおじぎ鉗子、電気メス、超音波メスのよ
うに、一つの部材が回動する構成のものであってもよ
い。
ず、例えば、鋏、結紮器、持針器や、電気メス、超音波
メス、レーザメス等のメスであってもよい。また、その
用途も、腹腔鏡下手術に使用されるものに限定されず、
例えば、脳外科手術、胸腔鏡下手術、泌尿器科手術等に
も適用することができる。
によれば、伝達部材の回転により外科動作手段が作動す
る構成であるため、例えば、器具本体の屈曲または湾曲
や環境変化等に起因して、伝達部材の張力が変化した場
合でも、外科動作手段の姿勢に影響を及ぼさない。その
ため、例えば鉗子においては、その把持力を一定に保持
することができる。
ック手段等を設けなくても、外科動作手段の姿勢を任意
に固定し得るため、操作部の構造が簡素化され、外科動
作手段を作動させるための操作もし易い。
付勢手段を設けた場合には、変換手段におけるバッグラ
ッシュが除去されるので、操作部における操作の追従性
が向上し、外科動作手段のより精密な動作が可能とな
る。
する構成とした場合には、それらを片手で握って操作す
ることができ、操作性が極めて優れる。また、器具本体
を屈曲または湾曲可能とした場合には、外科的処置の可
能な領域が拡大し、また、より適正な姿勢で外科的処置
を行うことが可能となる。
である。
大して示す部分断面側面図である。
大して示す部分断面側面図である。
び変換手段の他の構成例を示す部分断面側面図である。
び変換手段の他の構成例を示す部分断面側面図である。
例を示す部分断面側面図である。
例を示す部分断面側面図である。
す分解斜視図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 長尺な器具本体と、該器具本体の先端側
に設けられ、開閉または回動動作を行う外科動作手段
と、前記器具本体の基端側に設けられ、前記外科動作手
段を遠隔操作する操作部と、前記器具本体内に回転可能
に設置され、前記操作部での操作によりその軸を中心に
回転する長尺な伝達部材と、該伝達部材の回転を前記外
科動作手段の開閉または回動動作に変換する変換手段と
を有することを特徴とする外科用器具。 - 【請求項2】 前記変換手段は、前記伝達部材の先端に
設置された回転体と、その相手体とを有し、前記回転体
および前記相手体のうちの一方に凹部が形成され、他方
に前記凹部に嵌合する凸部が形成され、前記回転体の回
転に伴い前記凹部と前記凸部との嵌合位置が移動して、
前記回転体と前記相手体とが相対的に変位することによ
り前記外科動作手段が開閉または回動するよう構成され
たものである請求項1に記載の外科用器具。 - 【請求項3】 前記変換手段は、前記器具本体の先端部
に形成された雌螺子と、前記伝達部材の先端に設置され
た回転軸と、該回転軸の外周に形成され、前記雌螺子と
螺合する雄螺子とを有し、前記伝達部材の回転に伴い前
記回転軸が進退するよう構成されたものである請求項1
に記載の外科用器具。 - 【請求項4】 前記変換手段は、前記伝達部材の回転に
伴って回転するカムと、該カムに当接する従動部材とを
有し、前記カムの回転により前記従動部材が変位するよ
う構成されたものである請求項1に記載の外科用器具。 - 【請求項5】 前記変換手段は、前記伝達部材の回転に
伴って回転する筒状のカムと、該カムの外周面に形成さ
れたカム溝内に挿入する突部を有する従動部材とを有
し、前記カムの回転により前記従動部材が前記カムの軸
方向に移動するよう構成されたものである請求項1に記
載の外科用器具。 - 【請求項6】 前記変換手段は、前記伝達部材の回転に
伴って回転するウォームと、該ウォームに噛合するウォ
ームギアとを有し、前記ウォームの回転により前記ウォ
ームギアが回転するよう構成されたものである請求項1
に記載の外科用器具。 - 【請求項7】 前記変換手段におけるバックラッシュを
除去するための付勢手段を有する請求項1ないし6のい
ずれかに記載の外科用器具。 - 【請求項8】 前記伝達部材は、その少なくとも一部が
可撓性を有する線状体である請求項1ないし7のいずれ
かに記載の外科用器具。 - 【請求項9】 前記操作部は、把持部と、回転可能に支
持されたノブとを有し、前記ノブの回転軸が前記伝達部
材の基端部に連結されている請求項1ないし8のいずれ
かに記載の外科用器具。 - 【請求項10】 前記操作部は、操作部本体と、前記操
作部本体に対し変位可能な可動ハンドルと、前記伝達部
材の基端部に連結された回転子と、前記可動ハンドルの
操作に伴い該回転子と係合し該回転子を回転させる回転
子駆動部材とを有し、前記回転子および前記回転子駆動
部材の一方が前記可動ハンドルに設置され、前記回転子
および前記回転子駆動部材の他方が前記操作部の前記可
動ハンドルを除く部分に設置され、前記可動ハンドルの
操作に伴い、前記可動ハンドルに設置された前記回転子
および前記回転子駆動部材のいずれかが移動して、前記
回転子と前記回転子駆動部材とが係合し前記回転子が回
転する請求項1ないし8のいずれかに記載の外科用器
具。 - 【請求項11】 前記操作部は、固定ハンドルと、該固
定ハンドルに対し開き角が変化するよう回動する可動ハ
ンドルと、該可動ハンドルの回動中心と反対側の端部お
よび該固定ハンドルの前記回動中心と反対側の端部付近
のいずれか一方に設けられ、その長手方向に沿って複数
の凹部または開口が所定の間隔で形成された回転子駆動
部材と、該可動ハンドルの回動中心と反対側の端部およ
び該固定ハンドルの前記回動中心と反対側の端部付近の
うち前記回転子駆動部材を有しない方に設けられ、前記
伝達部材の基端部に連結し、前記凹部または開口に係合
する複数の凸部が外周に形成された回転子とを有し、前
記回転子が前記伝達部材の基端部に連結されている請求
項1ないし8のいずれかに記載の外科用器具。 - 【請求項12】 前記器具本体の先端部に設けられ、前
記伝達部材または前記変換手段を、長手方向にほぼ動か
ないように支持する支持部を有する請求項1ないし11
のいずれかに記載の外科用器具。 - 【請求項13】 前記外科動作手段は、その少なくとも
一方が駆動して開閉する一対の開閉部材を有してなるも
のである請求項1ないし12のいずれかに記載の外科用
器具。 - 【請求項14】 前記器具本体は、屈曲または湾曲可能
である請求項1ないし13のいずれかに記載の外科用器
具。
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