JPH08336940A - 易引裂性防湿包装材料 - Google Patents
易引裂性防湿包装材料Info
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- JPH08336940A JPH08336940A JP7146289A JP14628995A JPH08336940A JP H08336940 A JPH08336940 A JP H08336940A JP 7146289 A JP7146289 A JP 7146289A JP 14628995 A JP14628995 A JP 14628995A JP H08336940 A JPH08336940 A JP H08336940A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 開封に際して手切れ性に優れ、かつ防湿性に
優れた包装材料を提供する。 【構成】 (A)無機物を減圧下で被着させた、厚みが
8〜20μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
イルム、(B)該フイルムAの無機物被着面側に接着層
を介して積層した、厚みが8〜20μmの二軸配向ポリ
エチレンテレフタレートフイルム、及び(C)該フイル
ムAの非無機物被着面側に直接又は接着層を介して積層
した、フイルム厚みが15〜60μmのポリエチレンを
主成分とするヒートシール性フイルムを含む積層フイル
ムであって、該無機物がアルミニウムまたはSiOx
(但し、1.5<x<1.9)で示される酸化ケイ素で
あり、該フイルムA及びフイルムBの二軸方向の屈折率
の差(NTD−NMD)が0.01〜0.100であり、積
層フイルムの水蒸気透過率が15g/m2 ・24hr以
下で、引裂強度が10〜80gである易引裂性防湿包装
材料。
優れた包装材料を提供する。 【構成】 (A)無機物を減圧下で被着させた、厚みが
8〜20μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
イルム、(B)該フイルムAの無機物被着面側に接着層
を介して積層した、厚みが8〜20μmの二軸配向ポリ
エチレンテレフタレートフイルム、及び(C)該フイル
ムAの非無機物被着面側に直接又は接着層を介して積層
した、フイルム厚みが15〜60μmのポリエチレンを
主成分とするヒートシール性フイルムを含む積層フイル
ムであって、該無機物がアルミニウムまたはSiOx
(但し、1.5<x<1.9)で示される酸化ケイ素で
あり、該フイルムA及びフイルムBの二軸方向の屈折率
の差(NTD−NMD)が0.01〜0.100であり、積
層フイルムの水蒸気透過率が15g/m2 ・24hr以
下で、引裂強度が10〜80gである易引裂性防湿包装
材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は易引裂性防湿包装材料に
関し、詳しくは開封に際して手切れ性に優れており、か
つ防湿性に優れているための内容物の保存性に優れた包
装材料に関する。
関し、詳しくは開封に際して手切れ性に優れており、か
つ防湿性に優れているための内容物の保存性に優れた包
装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】包装材料(フイルム)には内容物が飛散
したり、消失しないようにする強度、物性が求められる
ほかに、内容物の品質が十分保たれるような、いわゆる
保護性能が要求される。この保護性能の一つとして防湿
性がある。
したり、消失しないようにする強度、物性が求められる
ほかに、内容物の品質が十分保たれるような、いわゆる
保護性能が要求される。この保護性能の一つとして防湿
性がある。
【0003】二軸配向ポリエステルフイルム、例えばポ
リエチレンテレフタレートフイルムは、包装材料として
の強度等は十分であるが、防湿性が十分とは言えない。
リエチレンテレフタレートフイルムは、包装材料として
の強度等は十分であるが、防湿性が十分とは言えない。
【0004】そこで、(1)実公昭62―13796号
ではアルミニウム蒸着ポリエステルフイルムとポリエチ
レンフイルムの複合シートを防湿性包装材料として用い
ることが提案されている。また(2)特公昭53―12
953号公報にはSixOy蒸着による防湿性の改善が
言及されているが、このx,yについてはx=1,2、
y=0、1、2、3と規定されている。
ではアルミニウム蒸着ポリエステルフイルムとポリエチ
レンフイルムの複合シートを防湿性包装材料として用い
ることが提案されている。また(2)特公昭53―12
953号公報にはSixOy蒸着による防湿性の改善が
言及されているが、このx,yについてはx=1,2、
y=0、1、2、3と規定されている。
【0005】(3)特公昭56―40032号ではガス
バリアー性包装材料が提案されているが、このガスバリ
アー性はフイルムのもつガスバリアー特性に依存してい
る。また、(4)特開平3―9930号公報にはイソフ
タル酸系無配向ポリエステルフイルムを主体とする防湿
性の包装材料が開示されている。
バリアー性包装材料が提案されているが、このガスバリ
アー性はフイルムのもつガスバリアー特性に依存してい
る。また、(4)特開平3―9930号公報にはイソフ
タル酸系無配向ポリエステルフイルムを主体とする防湿
性の包装材料が開示されている。
【0006】本発明者の検討結果によると、これら包装
材料は開封に際して手切れ性が十分とは言えないこと、
また上記SixOy蒸着膜やフイルム自体でのガスバリ
ア性では防湿性が十分とは言えないことが明かとなっ
た。
材料は開封に際して手切れ性が十分とは言えないこと、
また上記SixOy蒸着膜やフイルム自体でのガスバリ
ア性では防湿性が十分とは言えないことが明かとなっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、開封
に際して手切れ性に優れ、かつ防湿性に優れているため
の内容物の保存性に優れた包装材料を提供することにあ
る。
に際して手切れ性に優れ、かつ防湿性に優れているため
の内容物の保存性に優れた包装材料を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、本発明
によれば、第1に、(A)無機物を減圧下で被着させ
た、厚みが8〜20μmの二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルム、(B)該フイルムAの無機物被着面
側に接着層を介して積層した、厚みが8〜20μmの二
軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム、及び
(C)該フイルムAの非無機物被着面側に直接又は接着
層を介して積層した、フイルム厚みが15〜60μmの
ポリエチレンを主成分とするヒートシール性フイルムを
含む積層フイルムであって、該無機物がアルミニウムま
たはSiOx(但し、1.5<x<1.9)で示される
酸化ケイ素であり、該フイルムA及びフイルムBの二軸
方向の屈折率が下記式1を満足しかつ密度が1.400
〜1.420g/cm3 であり、そして積層フイルムの
水蒸気透過率が1.5g/m2 ・24hr以下でありか
つ引裂強度が縦方向及び/または横方向において10〜
80gである易引裂性防湿包装材料によって達成され
る。
によれば、第1に、(A)無機物を減圧下で被着させ
た、厚みが8〜20μmの二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルム、(B)該フイルムAの無機物被着面
側に接着層を介して積層した、厚みが8〜20μmの二
軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム、及び
(C)該フイルムAの非無機物被着面側に直接又は接着
層を介して積層した、フイルム厚みが15〜60μmの
ポリエチレンを主成分とするヒートシール性フイルムを
含む積層フイルムであって、該無機物がアルミニウムま
たはSiOx(但し、1.5<x<1.9)で示される
酸化ケイ素であり、該フイルムA及びフイルムBの二軸
方向の屈折率が下記式1を満足しかつ密度が1.400
〜1.420g/cm3 であり、そして積層フイルムの
水蒸気透過率が1.5g/m2 ・24hr以下でありか
つ引裂強度が縦方向及び/または横方向において10〜
80gである易引裂性防湿包装材料によって達成され
る。
【0009】
【数2】 0.100≧NTD−NMD≧0.010 ……(I) (但し、NTD:フイルムの横方向の屈折率、NMD:フイ
ルムの縦方向の屈折率である。) 以下、本発明を詳細に説明する。
ルムの縦方向の屈折率である。) 以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明における二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフイルム(フイルムA、B)は、酸成分が9
5モル%以上のテレフタル酸からなり、グリコール成分
の95モル%以上がエチレングリコールからなる実質的
に線状のポリマーから形成された二軸配向フイルムであ
る。
フタレートフイルム(フイルムA、B)は、酸成分が9
5モル%以上のテレフタル酸からなり、グリコール成分
の95モル%以上がエチレングリコールからなる実質的
に線状のポリマーから形成された二軸配向フイルムであ
る。
【0011】この二軸配向フイルムは、二軸方向への屈
折率の差(NTD−NMD)が0.010〜0.100の範
囲にあることが必要である。この屈折率の差が0.01
0より小さくなると、フイルム横方向の引裂強度が高く
手切れ性が発現しない。一方0.100より大きくなる
と製膜の安定性が得られず、製膜が困難であり、また切
断しやすく、各種の加工作業が困難となるので好ましく
ない。ここで、NTDはフイルム横方向の屈折率であり、
NMDはフイルム縦方向の屈折率である。
折率の差(NTD−NMD)が0.010〜0.100の範
囲にあることが必要である。この屈折率の差が0.01
0より小さくなると、フイルム横方向の引裂強度が高く
手切れ性が発現しない。一方0.100より大きくなる
と製膜の安定性が得られず、製膜が困難であり、また切
断しやすく、各種の加工作業が困難となるので好ましく
ない。ここで、NTDはフイルム横方向の屈折率であり、
NMDはフイルム縦方向の屈折率である。
【0012】前記二軸配向フイルムは、さらに、密度が
1.400〜1.420g/cm3であり、厚みが8〜
20μmである必要である。フイルム密度が1.400
g/cm3 未満であると、易引裂き性が劣り好ましくな
い。また、フイルムの厚みが8μmより薄くなると、フ
イルムに無機物を被着させて後の取扱いが難しく、かつ
ガスバリア性が失われやすく、一方20μmより厚くな
ると製袋した後の柔軟性が損なわれ、引裂き易さが不十
分となる。
1.400〜1.420g/cm3であり、厚みが8〜
20μmである必要である。フイルム密度が1.400
g/cm3 未満であると、易引裂き性が劣り好ましくな
い。また、フイルムの厚みが8μmより薄くなると、フ
イルムに無機物を被着させて後の取扱いが難しく、かつ
ガスバリア性が失われやすく、一方20μmより厚くな
ると製袋した後の柔軟性が損なわれ、引裂き易さが不十
分となる。
【0013】かかる屈折率や密度は、縦方向の延伸倍率
2.6〜3.3倍、横方向の延伸倍率4.0〜6.0
倍、熱固定温度230〜245℃の範囲から条件を選択
して二軸延伸、熱固定することで得ることができる。延
伸法としては逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等を採用
することができる。
2.6〜3.3倍、横方向の延伸倍率4.0〜6.0
倍、熱固定温度230〜245℃の範囲から条件を選択
して二軸延伸、熱固定することで得ることができる。延
伸法としては逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等を採用
することができる。
【0014】前記二軸配向フイルムは、易滑性(走行
性)の確保の点から微細な不活性粒子を含有することが
できる。この不活性粒子としては無機粒子でも有機粒子
でもよいが、平均粒径1.2〜3.0μmのものを0.
001〜0.2重量%(対ポリエチレンテレフタレー
ト)含有させることが好ましい。その際、フイルムの透
明性を保持するには、フイルムの屈折率に近い屈折特性
を有する粒子が好ましく、また平均粒径や含有量を調整
するのが望ましい。
性)の確保の点から微細な不活性粒子を含有することが
できる。この不活性粒子としては無機粒子でも有機粒子
でもよいが、平均粒径1.2〜3.0μmのものを0.
001〜0.2重量%(対ポリエチレンテレフタレー
ト)含有させることが好ましい。その際、フイルムの透
明性を保持するには、フイルムの屈折率に近い屈折特性
を有する粒子が好ましく、また平均粒径や含有量を調整
するのが望ましい。
【0015】本発明においては、かかる二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルムをフイルムBとして用い
る。さらに該二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムの片面にアルミニウム又はSiOx(但し、1.5
<x<1.9、好ましくは1.5<x<1.8)で示さ
れる酸化ケイ素を減圧下で被着させた無機物被着フイル
ムをフイルムAとして用いる。アルミニウムを被着させ
ると金属光沢性の防湿薄層が形成でき、一方酸化ケイ素
を被着させると透明性の優れた防湿薄層が形成できる。
酸化ケイ素の上記xが1.5以下又は1.9以上の値を
とるものは防湿特性に劣り、好ましくない。酸化ケイ素
(SiOx)のxの値は真空釜中の残存酸素(空気)量
により調整することができる。被着させるSiOxの薄
膜は、約500Åを超えると気体防止効果が膜厚に比例
して向上しないようになると共に透明性、蒸着加工の生
産性が低下するようになるので、400〜600Å、さ
らに450〜550Å、特に500Å近辺が好ましい。
また、アルミニウム薄膜は300〜600Åが好まし
い。膜厚の調整は蒸着源の近辺を通過させる二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートフイルムの速度を調節するこ
とによって行うことができる。
チレンテレフタレートフイルムをフイルムBとして用い
る。さらに該二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムの片面にアルミニウム又はSiOx(但し、1.5
<x<1.9、好ましくは1.5<x<1.8)で示さ
れる酸化ケイ素を減圧下で被着させた無機物被着フイル
ムをフイルムAとして用いる。アルミニウムを被着させ
ると金属光沢性の防湿薄層が形成でき、一方酸化ケイ素
を被着させると透明性の優れた防湿薄層が形成できる。
酸化ケイ素の上記xが1.5以下又は1.9以上の値を
とるものは防湿特性に劣り、好ましくない。酸化ケイ素
(SiOx)のxの値は真空釜中の残存酸素(空気)量
により調整することができる。被着させるSiOxの薄
膜は、約500Åを超えると気体防止効果が膜厚に比例
して向上しないようになると共に透明性、蒸着加工の生
産性が低下するようになるので、400〜600Å、さ
らに450〜550Å、特に500Å近辺が好ましい。
また、アルミニウム薄膜は300〜600Åが好まし
い。膜厚の調整は蒸着源の近辺を通過させる二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートフイルムの速度を調節するこ
とによって行うことができる。
【0016】アルミニウムや酸化ケイ素をフイルム上に
被着させる方法としては、無機物をフイルム上に被着さ
せる方法として知られているものを用いることができ
る。
被着させる方法としては、無機物をフイルム上に被着さ
せる方法として知られているものを用いることができ
る。
【0017】本発明におけるヒートシール性フイルムは
ポリエチレンの割合が60%以上からなるフイルムであ
る。ポリエチレンの割合は80%以上が好ましい。ポリ
エチレンの種類は特に特定するものでないが、低密度ポ
リエチレンが好ましい。かかるポリエチレンには、ガス
バリア性の付与の点から、例えばエチレン・ビニルアル
コールコポリマー(商品名:エバール)等を配合するこ
とが好ましい。
ポリエチレンの割合が60%以上からなるフイルムであ
る。ポリエチレンの割合は80%以上が好ましい。ポリ
エチレンの種類は特に特定するものでないが、低密度ポ
リエチレンが好ましい。かかるポリエチレンには、ガス
バリア性の付与の点から、例えばエチレン・ビニルアル
コールコポリマー(商品名:エバール)等を配合するこ
とが好ましい。
【0018】ヒートシール性フイルムの製造は、通常イ
ンフレーション法が用いられる。押出機のリングダイの
直径をD1 、製品チューブの直径をD2 とすると、D2
/D 1 が1.1以上であることが易引裂き性を助けるこ
とから好ましい。フイルムの搬送方向に延伸することも
可能である。この場合押出機ダイからの吐出速度を
R 1 、製膜の終速をR2 とすると、R2 /R1 の値が
1.1以上であることが好ましい。縦方向に延伸するに
際しては幅方向の収縮を抑制すると横方向の易引裂性が
改良され、好ましい。インフレーション法以外の方法も
用いることができる。例えばTダイ法により、平板フイ
ルムを押出しラミネートすることができる。
ンフレーション法が用いられる。押出機のリングダイの
直径をD1 、製品チューブの直径をD2 とすると、D2
/D 1 が1.1以上であることが易引裂き性を助けるこ
とから好ましい。フイルムの搬送方向に延伸することも
可能である。この場合押出機ダイからの吐出速度を
R 1 、製膜の終速をR2 とすると、R2 /R1 の値が
1.1以上であることが好ましい。縦方向に延伸するに
際しては幅方向の収縮を抑制すると横方向の易引裂性が
改良され、好ましい。インフレーション法以外の方法も
用いることができる。例えばTダイ法により、平板フイ
ルムを押出しラミネートすることができる。
【0019】前記ヒートシール性フイルムの厚さは15
〜60μmである。この厚みが15μm未満では包装材
料としての強度、取扱い性が不足し、一方60μmより
厚くなると易引裂性と柔軟性が不足する。
〜60μmである。この厚みが15μm未満では包装材
料としての強度、取扱い性が不足し、一方60μmより
厚くなると易引裂性と柔軟性が不足する。
【0020】本発明においては、フイルムA、すなわち
無機物を減圧下で被着した二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルムの無機物被着面側にフイルムB、すな
わち二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを、
また非無機物被着面側にフイルムC、すなわちヒートシ
ール性フイルムを積層させる。
無機物を減圧下で被着した二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルムの無機物被着面側にフイルムB、すな
わち二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを、
また非無機物被着面側にフイルムC、すなわちヒートシ
ール性フイルムを積層させる。
【0021】フイルムAとフイルムBの積層法は、接着
剤による通常の接着積層方法が用いられるが、その際フ
イルムAの無機物被着面は極力触る機会を少なくするこ
とが防湿機能を保持する点で好ましい。したがってフイ
ルムBの片面に接着剤を塗布し、乾燥後フイルムAと加
熱加圧ラミネートするのが好ましい。フイルムBは通常
包装材料の最外層となるので印刷することが行なわれる
が、その際フイルムAに接する側(裏側面)に印刷する
のが色彩発現上好ましい。場合によっては外側(表側
面)に印刷することもできる。フイルムBの裏側面に印
刷を施したときには、印刷層の上に接着層を形成するこ
とになる。
剤による通常の接着積層方法が用いられるが、その際フ
イルムAの無機物被着面は極力触る機会を少なくするこ
とが防湿機能を保持する点で好ましい。したがってフイ
ルムBの片面に接着剤を塗布し、乾燥後フイルムAと加
熱加圧ラミネートするのが好ましい。フイルムBは通常
包装材料の最外層となるので印刷することが行なわれる
が、その際フイルムAに接する側(裏側面)に印刷する
のが色彩発現上好ましい。場合によっては外側(表側
面)に印刷することもできる。フイルムBの裏側面に印
刷を施したときには、印刷層の上に接着層を形成するこ
とになる。
【0022】前記接着剤は、例えばポリエステル系(イ
ソフタレート系共重合体)、ポリエステル―アクリル系
のものが好ましく用いられる。
ソフタレート系共重合体)、ポリエステル―アクリル系
のものが好ましく用いられる。
【0023】フイルムA(又はフイルムA、Bの積層フ
イルム)とフイルムCの積層法は、通常押出しラミネー
ト法が用いられる。その際、フイルムCが既に製造準備
されているときにはサンドイッチラミネート法が用いら
れる。例えばフイルムA、Bの積層フイルムを基材と
し、該積層フイルムのフイルムA面側にフラットダイか
らポリエチレン、特に低密度ポリエチレンを押出し該ポ
リエチレンが冷却固化する前にフイルムCを重ねて圧着
し、冷却することで積層する。この場合ダイから押出し
たポリエチレンは接着剤としての作用を奏する。また、
前記積層フイルムを基材とし、該フイルムのフイルムA
面側にフラットダイからポリエチレンを主成分とするヒ
ートシール性ポリマーを押出し、その直後にニップロー
ルにより圧着冷却することで積層することができる。こ
のときもポリエチレンを接着剤層として介在させること
もできる。
イルム)とフイルムCの積層法は、通常押出しラミネー
ト法が用いられる。その際、フイルムCが既に製造準備
されているときにはサンドイッチラミネート法が用いら
れる。例えばフイルムA、Bの積層フイルムを基材と
し、該積層フイルムのフイルムA面側にフラットダイか
らポリエチレン、特に低密度ポリエチレンを押出し該ポ
リエチレンが冷却固化する前にフイルムCを重ねて圧着
し、冷却することで積層する。この場合ダイから押出し
たポリエチレンは接着剤としての作用を奏する。また、
前記積層フイルムを基材とし、該フイルムのフイルムA
面側にフラットダイからポリエチレンを主成分とするヒ
ートシール性ポリマーを押出し、その直後にニップロー
ルにより圧着冷却することで積層することができる。こ
のときもポリエチレンを接着剤層として介在させること
もできる。
【0024】いずれの場合においても、フイルムAの非
無機物被着面側にコロナ処理や、アルキルチタネートの
ようなアンカーコート剤でアンカーコート処理して、ポ
リエチレン或はフイルムCとの接着力を高めるのが好ま
しい。
無機物被着面側にコロナ処理や、アルキルチタネートの
ようなアンカーコート剤でアンカーコート処理して、ポ
リエチレン或はフイルムCとの接着力を高めるのが好ま
しい。
【0025】本発明においてフイルムA、B及びCの積
層フイルムは、防湿性すなわち水蒸気透過率が1.5g
r/m2 ・24hr以下であることが必要である。この
透過率が1.5gr/m2 ・24hrより大きくなる
と、防湿材料として不満足である。この防湿性が優れて
いることにより本発明の包装材料は、特に写真用フイル
ム、薬品等の包装に適している。
層フイルムは、防湿性すなわち水蒸気透過率が1.5g
r/m2 ・24hr以下であることが必要である。この
透過率が1.5gr/m2 ・24hrより大きくなる
と、防湿材料として不満足である。この防湿性が優れて
いることにより本発明の包装材料は、特に写真用フイル
ム、薬品等の包装に適している。
【0026】本発明において前記積層フイルムは、少く
とも一つの方向(縦方向または横方向)の引裂強度が1
0〜80grである必要がある。通常積層フイルムの横
方向でこの引裂強度が得られるが、これより低い場合包
装材料としての強度が不足し、一方80grより大きく
なると引裂き易いとは言えない。
とも一つの方向(縦方向または横方向)の引裂強度が1
0〜80grである必要がある。通常積層フイルムの横
方向でこの引裂強度が得られるが、これより低い場合包
装材料としての強度が不足し、一方80grより大きく
なると引裂き易いとは言えない。
【0027】前記積層フイルムは、酸素透過率もまた小
さく、特に0.05cc/m2 ・hr・atm以下が期
待できる。従って、酸素の透過によって内容物が劣化す
るもの、特に食品等の包装に適する。
さく、特に0.05cc/m2 ・hr・atm以下が期
待できる。従って、酸素の透過によって内容物が劣化す
るもの、特に食品等の包装に適する。
【0028】本発明の包装材料は引裂き性に優れている
が、開封部分にV字形の切欠き(ノッチ)を2個所並べ
て入れておくと、さらに手で容易に開封することができ
る。従って、いわゆるティアテープのような開封手段を
付加する必要がないという利点を有する。
が、開封部分にV字形の切欠き(ノッチ)を2個所並べ
て入れておくと、さらに手で容易に開封することができ
る。従って、いわゆるティアテープのような開封手段を
付加する必要がないという利点を有する。
【0029】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。なお、本発明における物性値の測定法は以下の通り
である。 (1)フイルム厚さ:マイクロメータ(JIS B 7
502)を用いJISC 2318の方法に準ずる。 (2)フイルムの屈折率:アツベの屈折計による。 (3)フイルムの密度:密度勾配管による。 (4)水蒸気透過率:JIS Z 0208(透湿カッ
プ法)の方法に準じる。 (5)引裂強度:エレメンドルフ引裂試験機により、J
IS P 8116の方法に準じる。 (6)引裂性:引裂強度80g以下で切断線の直線性が
良いもの○、同じく80g以下で切断線が幾分曲がるも
の△、引裂強度が80grより大かまたは80gでの切
断線が曲がるもの×。
る。なお、本発明における物性値の測定法は以下の通り
である。 (1)フイルム厚さ:マイクロメータ(JIS B 7
502)を用いJISC 2318の方法に準ずる。 (2)フイルムの屈折率:アツベの屈折計による。 (3)フイルムの密度:密度勾配管による。 (4)水蒸気透過率:JIS Z 0208(透湿カッ
プ法)の方法に準じる。 (5)引裂強度:エレメンドルフ引裂試験機により、J
IS P 8116の方法に準じる。 (6)引裂性:引裂強度80g以下で切断線の直線性が
良いもの○、同じく80g以下で切断線が幾分曲がるも
の△、引裂強度が80grより大かまたは80gでの切
断線が曲がるもの×。
【0030】[実施例1、2、比較例1〜4]平均粒径
2.3μmのシリカ凝集粒子を0.05重量%含有する
ポリエチレンテレフタレートをダイより溶融押出し急冷
して未延伸フイルムとし、次いで該フイルムを縦方向に
3.0〜3.6倍、横方向に3.8〜4.5倍延伸し、
続いて210〜245℃で熱固定し、さらに冷却後所定
幅にスリットして表1に示す特性の厚さ12μmの二軸
配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを得た。これ
をフイルムA用に、またフイルムBとして用いた。
2.3μmのシリカ凝集粒子を0.05重量%含有する
ポリエチレンテレフタレートをダイより溶融押出し急冷
して未延伸フイルムとし、次いで該フイルムを縦方向に
3.0〜3.6倍、横方向に3.8〜4.5倍延伸し、
続いて210〜245℃で熱固定し、さらに冷却後所定
幅にスリットして表1に示す特性の厚さ12μmの二軸
配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを得た。これ
をフイルムA用に、またフイルムBとして用いた。
【0031】フイルムA用のフイルムの片面にSiOx
(但し、x=1.6又は2)またはアルミニウムを真空
蒸着してフイルムAとした。またフイルムB用のフイル
ムの片面に印刷を施した後印刷面の上に、ポリエステル
系樹脂(商品名バイロン)をメチルエチルケトンとトル
エンの混合溶剤に溶解させた液を塗布し、70℃で乾燥
して2〜7μm厚さの被膜を形成し、フイルムBとし
た。
(但し、x=1.6又は2)またはアルミニウムを真空
蒸着してフイルムAとした。またフイルムB用のフイル
ムの片面に印刷を施した後印刷面の上に、ポリエステル
系樹脂(商品名バイロン)をメチルエチルケトンとトル
エンの混合溶剤に溶解させた液を塗布し、70℃で乾燥
して2〜7μm厚さの被膜を形成し、フイルムBとし
た。
【0032】フイルムAの蒸着面とフイルムBの樹脂塗
布面とを合せて120℃に加熱したローラーで圧着し、
2層の積層フイルムとした。
布面とを合せて120℃に加熱したローラーで圧着し、
2層の積層フイルムとした。
【0033】得られた積層フイルムのフイルムA側にア
ルキルチタネートによるアンカー処理を施したのち、低
密度ポリエチレンをダイから20μm厚さに溶融押出
し、直後にフイルムCとしてのポリエチレンフイルム
(タマポリ製SB51―40μm厚)を重ねて圧着ラミ
ネートして複合フイルムとした。このフイルムの特性を
表1に示す。
ルキルチタネートによるアンカー処理を施したのち、低
密度ポリエチレンをダイから20μm厚さに溶融押出
し、直後にフイルムCとしてのポリエチレンフイルム
(タマポリ製SB51―40μm厚)を重ねて圧着ラミ
ネートして複合フイルムとした。このフイルムの特性を
表1に示す。
【0034】[実施例3、比較例5]実施例1、2に準
じた方法で表1に示す特性を有し厚さ12μmの二軸配
向ポリエチレンテレフタレートフイルムを得た。さらに
実施例1、2と同じように実施して積層フイルムを得
た。
じた方法で表1に示す特性を有し厚さ12μmの二軸配
向ポリエチレンテレフタレートフイルムを得た。さらに
実施例1、2と同じように実施して積層フイルムを得
た。
【0035】この積層フイルムのフイルムA側に低密度
ポリエチレンを20μm厚さに押出しラミネートし、更
にこの上に20μm厚さのポリエチレンを押出しラミネ
ートして複合フイルムとした。
ポリエチレンを20μm厚さに押出しラミネートし、更
にこの上に20μm厚さのポリエチレンを押出しラミネ
ートして複合フイルムとした。
【0036】このフイルムの特性を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明は防湿性に優れ、かつ開封に際し
て手切れ性がよく、アルミ箔を使用していないので焼却
時の公害防止性にも優れた包装材料を経済的に提供する
もので、工業的価値が高い。
て手切れ性がよく、アルミ箔を使用していないので焼却
時の公害防止性にも優れた包装材料を経済的に提供する
もので、工業的価値が高い。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)無機物を減圧下で被着させた、厚
みが8〜20μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、(B)該フイルムAの無機物被着面側に接
着層を介して積層した、厚みが8〜20μmの二軸配向
ポリエチレンテレフタレートフイルム、及び(C)該フ
イルムAの非無機物被着面側に直接又は接着層を介して
積層した、フイルム厚みが15〜60μmのポリエチレ
ンを主成分とするヒートシール性フイルムを含む積層フ
イルムであって、該無機物がアルミニウムまたはSiO
x(但し、1.5<x<1.9)で示される酸化ケイ素
であり、該フイルムA及びフイルムBの二軸方向の屈折
率が下記式1を満足しかつ密度が1.400〜1.42
0g/cm3 であり、そして積層フイルムの水蒸気透過
率が1.5g/m2 ・24hr以下でありかつ引裂強度
が縦方向及び/または横方向において10〜80gであ
る易引裂性防湿包装材料。 【数1】 0.100≧NTD−NMD≧0.010 ……(I) (但し、NTD:フイルムの横方向の屈折率、NMD:フイ
ルムの縦方向の屈折率である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14628995A JP3366775B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 易引裂性防湿包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14628995A JP3366775B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 易引裂性防湿包装材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336940A true JPH08336940A (ja) | 1996-12-24 |
| JP3366775B2 JP3366775B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=15404326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14628995A Expired - Fee Related JP3366775B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 易引裂性防湿包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3366775B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015066801A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 大日本印刷株式会社 | 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55111258A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-27 | Toyo Kagaku Kk | Compound film and bag body for packing manufactured by using said compound film |
| JPS5817136U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-02 | 帝人株式会社 | 包装材料 |
| JPH054645A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-14 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 食品包装用積層袋 |
| JPH05345383A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-12-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ガス遮断性積層プラスチックス材 |
| JPH06155682A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-03 | Kumagaya:Kk | 包装体 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP14628995A patent/JP3366775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55111258A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-27 | Toyo Kagaku Kk | Compound film and bag body for packing manufactured by using said compound film |
| JPS5817136U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-02 | 帝人株式会社 | 包装材料 |
| JPH054645A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-14 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 食品包装用積層袋 |
| JPH05345383A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-12-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ガス遮断性積層プラスチックス材 |
| JPH06155682A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-03 | Kumagaya:Kk | 包装体 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015066801A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 大日本印刷株式会社 | 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3366775B2 (ja) | 2003-01-14 |
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