JPH08337827A - 酸化性火炎により加熱された回転炉床炉中で金属酸化物を還元する方法 - Google Patents
酸化性火炎により加熱された回転炉床炉中で金属酸化物を還元する方法Info
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- JPH08337827A JPH08337827A JP8143009A JP14300996A JPH08337827A JP H08337827 A JPH08337827 A JP H08337827A JP 8143009 A JP8143009 A JP 8143009A JP 14300996 A JP14300996 A JP 14300996A JP H08337827 A JPH08337827 A JP H08337827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属酸化物から安価な合金化金属を製造する
ための金属酸化物の還元方法を提供する。 【解決手段】 環状プラットフォーム(33)及び少な
くとも一つの燃料バーナー(36、40)を有する炉
(14)を用意し、酸素結合金属及び還元剤を含有する
混合物の第1層を該プラットフォームの上表面に設置
し、該プラットフォームを該バーナーを通して回転させ
て、酸化性火炎により該第1層を加熱し、該第1層を覆
う還元剤の第2層を供給し、少なくとも部分的に還元さ
れた混合物を形成するのに十分な温度及び時間、両層の
加熱を続け、それにより第2層が炉内で部分的に還元さ
れた混合物の再酸化を防止する。
ための金属酸化物の還元方法を提供する。 【解決手段】 環状プラットフォーム(33)及び少な
くとも一つの燃料バーナー(36、40)を有する炉
(14)を用意し、酸素結合金属及び還元剤を含有する
混合物の第1層を該プラットフォームの上表面に設置
し、該プラットフォームを該バーナーを通して回転させ
て、酸化性火炎により該第1層を加熱し、該第1層を覆
う還元剤の第2層を供給し、少なくとも部分的に還元さ
れた混合物を形成するのに十分な温度及び時間、両層の
加熱を続け、それにより第2層が炉内で部分的に還元さ
れた混合物の再酸化を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸化性火炎により加
熱された炉中で酸素結合金属(oxygen-boundmetal)を
還元する方法に関する。さらに詳しくは、金属酸化物と
還元剤の混合物を含有する第1層を炉内の環状プラット
フォームに設置し、還元された金属酸化物の再酸化を防
止するために、第1層を還元剤の第2層で覆うことであ
る。還元された金属酸化物は、溶融鉄との合金用の精製
炉へ金属を供給するための装入原料として使用すること
ができる。
熱された炉中で酸素結合金属(oxygen-boundmetal)を
還元する方法に関する。さらに詳しくは、金属酸化物と
還元剤の混合物を含有する第1層を炉内の環状プラット
フォームに設置し、還元された金属酸化物の再酸化を防
止するために、第1層を還元剤の第2層で覆うことであ
る。還元された金属酸化物は、溶融鉄との合金用の精製
炉へ金属を供給するための装入原料として使用すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】金属酸化物及び金属鉱石を還元された生
成物で還元し、ついで該生成物を鉄又は鉄合金の製造用
精製容器への装入原料として使用することは公知であ
る。金属鉱石の還元に通常使用される炉のタイプは、垂
直シャフト、ロータリーキルン又は回転炉床である。米
国特許第4,701,214号明細書は回転炉床炉の使用を開示
し、その際鉄鉱石、石炭及び石灰は一緒に混合され、微
粉砕され、ペレットに圧縮される。鉄鉱石ペレットは炉
内の回転プラットフォームに2〜3個のペレット深さで
供給される。鉄鉱石ペレットは、回転プラットフォーム
の上の方に環状に配置されたバーナーにより1000℃
に加熱される。水素及び一酸化炭素の還元性燃料がバー
ナーで使用される。還元後、鉄鉱石ペレットは溶融炉に
供給され、溶融鉄中に溶解される。
成物で還元し、ついで該生成物を鉄又は鉄合金の製造用
精製容器への装入原料として使用することは公知であ
る。金属鉱石の還元に通常使用される炉のタイプは、垂
直シャフト、ロータリーキルン又は回転炉床である。米
国特許第4,701,214号明細書は回転炉床炉の使用を開示
し、その際鉄鉱石、石炭及び石灰は一緒に混合され、微
粉砕され、ペレットに圧縮される。鉄鉱石ペレットは炉
内の回転プラットフォームに2〜3個のペレット深さで
供給される。鉄鉱石ペレットは、回転プラットフォーム
の上の方に環状に配置されたバーナーにより1000℃
に加熱される。水素及び一酸化炭素の還元性燃料がバー
ナーで使用される。還元後、鉄鉱石ペレットは溶融炉に
供給され、溶融鉄中に溶解される。
【0003】米国特許第4,622,905号明細書は、酸化鉄
を金属化するために回転炉床炉の使用を開示している。
石灰粉及び酸化鉄のペレットは炉内の回転プラットフォ
ームに置かれる。該ペレットは回転するプラットフォー
ムの上部に配置されたバーナーからの発光炎により加熱
される。加熱炎は粉化された石灰及び酸素の燃焼により
形成される。
を金属化するために回転炉床炉の使用を開示している。
石灰粉及び酸化鉄のペレットは炉内の回転プラットフォ
ームに置かれる。該ペレットは回転するプラットフォー
ムの上部に配置されたバーナーからの発光炎により加熱
される。加熱炎は粉化された石灰及び酸素の燃焼により
形成される。
【0004】米国特許第5,186,741号明細書は重金属を
含有する酸化鉄スチールプラントの微粉を金属化するた
めに回転炉床炉の使用を開示している。酸化鉄ペレッ
ト、炭質材料、バインダー及び場合により酸化カルシウ
ムがペレットに形成される。これらのペレットが回転炉
床炉中のターンテーブルに置かれる。該ペレットは90
0℃以下の温度で、15分間までの時間乾燥され、つい
で1150℃の温度で30分間までの時間還元される。
含有する酸化鉄スチールプラントの微粉を金属化するた
めに回転炉床炉の使用を開示している。酸化鉄ペレッ
ト、炭質材料、バインダー及び場合により酸化カルシウ
ムがペレットに形成される。これらのペレットが回転炉
床炉中のターンテーブルに置かれる。該ペレットは90
0℃以下の温度で、15分間までの時間乾燥され、つい
で1150℃の温度で30分間までの時間還元される。
【0005】米国特許第3.443,931号明細書は酸化鉄の
金属化のために回転炉床炉の使用を開示している。石灰
及び酸化鉄のペレットは炉内の回転プラットフォームに
ペレット1〜2個の深さに置かれる。該ペレットは回転
プラットフォームの上部に配置されたバーナーにより約
1425℃までの温度の、遊離酸素のない雰囲気中で加
熱される。
金属化のために回転炉床炉の使用を開示している。石灰
及び酸化鉄のペレットは炉内の回転プラットフォームに
ペレット1〜2個の深さに置かれる。該ペレットは回転
プラットフォームの上部に配置されたバーナーにより約
1425℃までの温度の、遊離酸素のない雰囲気中で加
熱される。
【0006】米国特許第4,772,316号明細書は鉄含有ク
ロム鉱石を金属化して、クロム鋼の製造における基合金
として使用されるフェロクロムの製造のために、回転式
炉の使用を開示している。クロマイト鉱石、石炭及びフ
ラックスの混合物は一酸化炭素含有雰囲気中で加熱され
る。該混合物は炉の一末端に供給され、炉を通り、炉の
他の末端から連続的に排出される。バーナーガスは炉の
排出末端を通り、クロム鉱石の流れに直接対向して流れ
る。CO2及びH2Oの燃焼生成ガスを還元して一酸化炭
素及び水素を形成させるのみならず、金属化されたクロ
ムの再酸化を防止するために、石炭が使用される。
ロム鉱石を金属化して、クロム鋼の製造における基合金
として使用されるフェロクロムの製造のために、回転式
炉の使用を開示している。クロマイト鉱石、石炭及びフ
ラックスの混合物は一酸化炭素含有雰囲気中で加熱され
る。該混合物は炉の一末端に供給され、炉を通り、炉の
他の末端から連続的に排出される。バーナーガスは炉の
排出末端を通り、クロム鉱石の流れに直接対向して流れ
る。CO2及びH2Oの燃焼生成ガスを還元して一酸化炭
素及び水素を形成させるのみならず、金属化されたクロ
ムの再酸化を防止するために、石炭が使用される。
【0007】米国特許第4,971,622号明細書はクロマイ
ト鉱石の還元及び脱硫に関するものである。クロマイト
鉱石は炭質材料と混合され、ロータリーキルン中で15
00℃に加熱される。酸化クロムの少なくとも90重量
%が金属状態に還元され、酸化鉄の100重量%近くが
金属状態に還元される。酸化カルシウム及び過剰の炭素
を含有するこの還元生成物は脱硫のためにアーク炉へ供
給される。
ト鉱石の還元及び脱硫に関するものである。クロマイト
鉱石は炭質材料と混合され、ロータリーキルン中で15
00℃に加熱される。酸化クロムの少なくとも90重量
%が金属状態に還元され、酸化鉄の100重量%近くが
金属状態に還元される。酸化カルシウム及び過剰の炭素
を含有するこの還元生成物は脱硫のためにアーク炉へ供
給される。
【0008】頂部に酸素吹き込みランス及び底部に撹拌
ガス吹き込み羽口を有する精製容器中にクロマイト鉱石
及び/又はニッケル鉱石を直接供給することによりステ
ンレススチールを製造することも公知である。米国特許
第5,047,0824号明細書はフェロニッケルの代わりに低
硫黄ニッケル鉱石を使用して酸素コンバーター中でステ
ンレススチールを製造することを開示している。ニッケ
ル鉱石は溶融鉄中に溶解した炭素及びスラグ中の木炭に
より還元される。米国特許第5,039,480号明細書はフェ
ロニッケル及びフェロクロムを溶融する代わりに、低硫
黄ニッケル鉱石及びクロマイト鉱石を暫時溶解及び還元
することにより酸素コンバーター中でステンレススチー
ルを製造することを開示している。
ガス吹き込み羽口を有する精製容器中にクロマイト鉱石
及び/又はニッケル鉱石を直接供給することによりステ
ンレススチールを製造することも公知である。米国特許
第5,047,0824号明細書はフェロニッケルの代わりに低
硫黄ニッケル鉱石を使用して酸素コンバーター中でステ
ンレススチールを製造することを開示している。ニッケ
ル鉱石は溶融鉄中に溶解した炭素及びスラグ中の木炭に
より還元される。米国特許第5,039,480号明細書はフェ
ロニッケル及びフェロクロムを溶融する代わりに、低硫
黄ニッケル鉱石及びクロマイト鉱石を暫時溶解及び還元
することにより酸素コンバーター中でステンレススチー
ルを製造することを開示している。
【0009】シャフト炉又はロータリーキルン中で鉱石
を処理することに関連して不利な点がある。シャフト炉
においては、鉱石は、鉱石床又はカラムを通って向流で
流れる加熱還元ガスに向けて、シャフトを通って下方へ
移動する。鉱石はシャフトを通過中は互いにそれ程混合
しない。キルンにおいては、鉱石は比重により一端から
他端へ移動し、キルンの回転によりある程度混合され
る。この二つの炉は炉壁に関係する鉱石の移動があり、
鉱石の温度を知り且つ制御することを非常に困難にす
る。シャフト炉及びロータリーキルンは固着又は固化す
る問題を有する傾向がある。シャフト炉では鉱石がそれ
自身固着する傾向があるが、ロータリーキルンでは鉱石
がドラムの内壁へ固着及びそれ自身固着する傾向があ
る。そして、これらの問題は操作温度をより高くさせ
る。場合により操作中に、キルンに局部的なホットスポ
ットが発生し、ここで鉱石の溶融が起こり、その結果、
製造に悪い影響を与える鉱石の激しい凝集が起こる。
を処理することに関連して不利な点がある。シャフト炉
においては、鉱石は、鉱石床又はカラムを通って向流で
流れる加熱還元ガスに向けて、シャフトを通って下方へ
移動する。鉱石はシャフトを通過中は互いにそれ程混合
しない。キルンにおいては、鉱石は比重により一端から
他端へ移動し、キルンの回転によりある程度混合され
る。この二つの炉は炉壁に関係する鉱石の移動があり、
鉱石の温度を知り且つ制御することを非常に困難にす
る。シャフト炉及びロータリーキルンは固着又は固化す
る問題を有する傾向がある。シャフト炉では鉱石がそれ
自身固着する傾向があるが、ロータリーキルンでは鉱石
がドラムの内壁へ固着及びそれ自身固着する傾向があ
る。そして、これらの問題は操作温度をより高くさせ
る。場合により操作中に、キルンに局部的なホットスポ
ットが発生し、ここで鉱石の溶融が起こり、その結果、
製造に悪い影響を与える鉱石の激しい凝集が起こる。
【0010】ステンレススチールの製造中において、精
製容器中で鉱石を完全に処理することに関連する不利な
点は、鉱石が通常少量の金属を含有しており、溶融が難
しいことにある。また、一般的に、多量のエネルギーが
金属酸化物を合金に適した金属へ還元するために必要で
ある。高度の後燃焼を行う手段があるが、これは浴に固
形炭質材料を添加することが必要となる。この炭質材料
は浴スラグの形成の防止及び合金のスラグへの再酸化の
防止のために必要である。十分な量で炭質材料をスラグ
中に存在させることは浴の炭素濃度を高める結果とな
る。この炭素は精製中に除去しなけらばならない。さら
に、鉱石の溶融は、鉱石の80重量%程度がスラグへ変
換するために、特にニッケル鉱石のような低品質の鉱石
の場合に、望ましくない。ニッケル鉱石は約1〜3重量
%のNiのみを含有する。
製容器中で鉱石を完全に処理することに関連する不利な
点は、鉱石が通常少量の金属を含有しており、溶融が難
しいことにある。また、一般的に、多量のエネルギーが
金属酸化物を合金に適した金属へ還元するために必要で
ある。高度の後燃焼を行う手段があるが、これは浴に固
形炭質材料を添加することが必要となる。この炭質材料
は浴スラグの形成の防止及び合金のスラグへの再酸化の
防止のために必要である。十分な量で炭質材料をスラグ
中に存在させることは浴の炭素濃度を高める結果とな
る。この炭素は精製中に除去しなけらばならない。さら
に、鉱石の溶融は、鉱石の80重量%程度がスラグへ変
換するために、特にニッケル鉱石のような低品質の鉱石
の場合に、望ましくない。ニッケル鉱石は約1〜3重量
%のNiのみを含有する。
【0011】それにもかかわらず、合金化された鉄又は
スチール、例えばクロム合金スチール又はステンレスス
チールを製造するための安価な金属ユニットを提供する
必要性が長い間そのままにされている。また、安価な金
属酸化物から金属ユニットを提供する必要性も残されて
いる。合金化のための安価なCr及び/又はNiユニッ
トを提供するための現実的且つ首尾一貫したプロセス開
発の必要性も残されている。
スチール、例えばクロム合金スチール又はステンレスス
チールを製造するための安価な金属ユニットを提供する
必要性が長い間そのままにされている。また、安価な金
属酸化物から金属ユニットを提供する必要性も残されて
いる。合金化のための安価なCr及び/又はNiユニッ
トを提供するための現実的且つ首尾一貫したプロセス開
発の必要性も残されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、溶融鉄を含有する精製容器中に供給するための、金
属酸化物から安価な合金化金属を製造することにある。
本発明の他の目的は、酸化性火炎で加熱された炉中で金
属酸化物を還元することにある。本発明の他の目的は、
金属酸化物を酸化性火炎による加熱の際に炭質還元剤と
接触させることにより還元し、ステンレススチール製造
用の価値ある合金化金属を製造することにある。本発明
の他の目的は、酸化性火炎により加熱された炉の中で金
属酸化物から還元された金属の再酸化を防止することに
ある。本発明の付加的な目的は、合金化されたスチール
の製造中に精製容器及び/又はアーク炉への装入原料と
して使用される、金属酸化物及び硫化物から還元された
安価なCr及びNiユニットを提供することを包含す
る。
は、溶融鉄を含有する精製容器中に供給するための、金
属酸化物から安価な合金化金属を製造することにある。
本発明の他の目的は、酸化性火炎で加熱された炉中で金
属酸化物を還元することにある。本発明の他の目的は、
金属酸化物を酸化性火炎による加熱の際に炭質還元剤と
接触させることにより還元し、ステンレススチール製造
用の価値ある合金化金属を製造することにある。本発明
の他の目的は、酸化性火炎により加熱された炉の中で金
属酸化物から還元された金属の再酸化を防止することに
ある。本発明の付加的な目的は、合金化されたスチール
の製造中に精製容器及び/又はアーク炉への装入原料と
して使用される、金属酸化物及び硫化物から還元された
安価なCr及びNiユニットを提供することを包含す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状プラット
フォーム及び少なくとも一つの燃料バーナーを有する炉
を用意し、酸素結合金属及び還元剤を含有する混合物の
第1層を該プラットフォームの上部表面に設置し、該プ
ラットフォームを該バーナーを通して回転させて、酸化
性火炎により該第1層を加熱し、該第1層を覆う還元剤
の第2層を供給し、少なくとも部分的に還元された混合
物を形成するのに十分な温度及び時間、両層の加熱を続
け、それにより第2層が炉内で部分的に還元された混合
物の再酸化を防止することを特徴とする金属酸化物を還
元する方法である。
フォーム及び少なくとも一つの燃料バーナーを有する炉
を用意し、酸素結合金属及び還元剤を含有する混合物の
第1層を該プラットフォームの上部表面に設置し、該プ
ラットフォームを該バーナーを通して回転させて、酸化
性火炎により該第1層を加熱し、該第1層を覆う還元剤
の第2層を供給し、少なくとも部分的に還元された混合
物を形成するのに十分な温度及び時間、両層の加熱を続
け、それにより第2層が炉内で部分的に還元された混合
物の再酸化を防止することを特徴とする金属酸化物を還
元する方法である。
【0014】本発明の他の特徴は、前記第1層が、第2
層で覆われる前に少なくとも1000℃に加熱されるこ
とである。本発明の他の特徴は、前記混合物が少なくと
も10重量%の固定化された炭素を含有することであ
る。本発明の他の特徴は、前記混合物が微粉砕されたク
ロマイト鉱石及び微粉砕された石炭を含有することであ
る。本発明の他の特徴は、混合物中の前記部分的に還元
された酸素結合クロムの少なくとも40%がクロム又は
炭化クロムへ金属化されることである。本発明の他の特
徴は、前記第1層が40mm以下の深さであることにあ
る。本発明の他の特徴は、前記第2層が10mm以下の
深さであることにある。本発明の他の特徴は、微粉砕さ
れた硫黄含有ニッケル精鉱物(concentrate)を付加的
に含有することにある。本発明の他の特徴は、前記部分
的に還元された混合物が金属として又は硫化ニッケルと
して0.1重量%のニッケルを含有することにある。本
発明の他の特徴は、前記第1層が少なくとも30分間、
少なくとも1300℃の温度に維持されることにある。
層で覆われる前に少なくとも1000℃に加熱されるこ
とである。本発明の他の特徴は、前記混合物が少なくと
も10重量%の固定化された炭素を含有することであ
る。本発明の他の特徴は、前記混合物が微粉砕されたク
ロマイト鉱石及び微粉砕された石炭を含有することであ
る。本発明の他の特徴は、混合物中の前記部分的に還元
された酸素結合クロムの少なくとも40%がクロム又は
炭化クロムへ金属化されることである。本発明の他の特
徴は、前記第1層が40mm以下の深さであることにあ
る。本発明の他の特徴は、前記第2層が10mm以下の
深さであることにある。本発明の他の特徴は、微粉砕さ
れた硫黄含有ニッケル精鉱物(concentrate)を付加的
に含有することにある。本発明の他の特徴は、前記部分
的に還元された混合物が金属として又は硫化ニッケルと
して0.1重量%のニッケルを含有することにある。本
発明の他の特徴は、前記第1層が少なくとも30分間、
少なくとも1300℃の温度に維持されることにある。
【0015】本発明の利点は、溶融鉄を合金化し、30
分間以下で金属酸化物を部分還元し、炉の中で酸化性火
炎で加熱することにより少なくとも40%のクロム金属
化及び70%の鉄金属化を達成させ、凝集物を高い強度
にする必要はなく、金属酸化物凝集物を部分還元し、そ
して回転炉床炉中で、還元された金属酸化物の再酸化を
防止するために使用することができる、価値ある金属を
製造するための経済的な方法を包含する。本発明の上記
及び他の目的は、特徴及び利点は以下の詳細な説明およ
び添付図面により明らかとなろう。
分間以下で金属酸化物を部分還元し、炉の中で酸化性火
炎で加熱することにより少なくとも40%のクロム金属
化及び70%の鉄金属化を達成させ、凝集物を高い強度
にする必要はなく、金属酸化物凝集物を部分還元し、そ
して回転炉床炉中で、還元された金属酸化物の再酸化を
防止するために使用することができる、価値ある金属を
製造するための経済的な方法を包含する。本発明の上記
及び他の目的は、特徴及び利点は以下の詳細な説明およ
び添付図面により明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は酸化性火炎で加熱された
炉の中で酸素結合金属を金属へ少なくとも部分的に還元
する方法に関する。本発明の本質的な特徴は、酸化性火
炎に曝されている間に再酸化されることを防止するため
に、炭質材料のカバー又はブランケットで金属を保護す
ることにある。本発明の他の重要な特徴は、酸素結合金
属を支持している間、回転に適合したプラットフォーム
を有する加熱炉にある。
炉の中で酸素結合金属を金属へ少なくとも部分的に還元
する方法に関する。本発明の本質的な特徴は、酸化性火
炎に曝されている間に再酸化されることを防止するため
に、炭質材料のカバー又はブランケットで金属を保護す
ることにある。本発明の他の重要な特徴は、酸素結合金
属を支持している間、回転に適合したプラットフォーム
を有する加熱炉にある。
【0017】本発明は、酸化性火炎で加熱された、環状
プラットフォーム及びその上部の位置に設けられた少な
くとも1つの燃料バーナーを有する炉を提供するもので
ある。酸素結合金属、即ち金属酸化物及び還元剤の混合
物の第1層はプラットフォームの上表面に置かれる。金
属酸化物及び還元剤は微粉、凝集物、焼結物、圧縮物、
ペレット又はそれらの混合物の形態であることができ
る。混合物は加熱ゾーンを通過後、少なくとも約100
0℃、好ましくは少なくとも1100℃、より好ましく
は少なくとも1200℃に加熱され、炭質還元剤の第2
層が第1層を覆うように置かれる。第2層は第1層が加
熱される前に第1層を覆うことができるが、第1層が金
属化温度に至った後まで第2層の供給を遅らせることが
望ましい。第1層の不十分な加熱の前に第2層を供給す
ると、第2層は単離し、回転炉による効果的な加熱が行
われない。第2層の供給を遅らせた場合には、金属酸化
物を金属化温度し且つ酸化物を還元するのに必要な加熱
時間は最小となる。プラットフォームはバーナーを通っ
て調節された速度で連続的に回転され、その際混合物は
プラットフォームの上部表面に動かずに留まっている。
混合物はバーナーから発射される酸化性火炎からの輻射
線により、第1層中で金属酸化物が金属及び/又は炭化
物へ少なくとも部分的に還元され、過剰の炭素が残るの
に十分な時間及び温度に加熱される。還元された金属酸
化物が炉から除かれるまで、第2層は火炎から発射され
る酸化性ガスにより部分的に還元された金属酸化物の再
酸化を防止する。部分的に還元された混合物は、溶融炉
又は精製容器中で溶融鉄により合金化するための装入原
料として使用するこができる。還元性火炎よりむしろ酸
化性火炎で炉を加熱する理由は、より高い温度が酸化性
火炎から得られるからである。
プラットフォーム及びその上部の位置に設けられた少な
くとも1つの燃料バーナーを有する炉を提供するもので
ある。酸素結合金属、即ち金属酸化物及び還元剤の混合
物の第1層はプラットフォームの上表面に置かれる。金
属酸化物及び還元剤は微粉、凝集物、焼結物、圧縮物、
ペレット又はそれらの混合物の形態であることができ
る。混合物は加熱ゾーンを通過後、少なくとも約100
0℃、好ましくは少なくとも1100℃、より好ましく
は少なくとも1200℃に加熱され、炭質還元剤の第2
層が第1層を覆うように置かれる。第2層は第1層が加
熱される前に第1層を覆うことができるが、第1層が金
属化温度に至った後まで第2層の供給を遅らせることが
望ましい。第1層の不十分な加熱の前に第2層を供給す
ると、第2層は単離し、回転炉による効果的な加熱が行
われない。第2層の供給を遅らせた場合には、金属酸化
物を金属化温度し且つ酸化物を還元するのに必要な加熱
時間は最小となる。プラットフォームはバーナーを通っ
て調節された速度で連続的に回転され、その際混合物は
プラットフォームの上部表面に動かずに留まっている。
混合物はバーナーから発射される酸化性火炎からの輻射
線により、第1層中で金属酸化物が金属及び/又は炭化
物へ少なくとも部分的に還元され、過剰の炭素が残るの
に十分な時間及び温度に加熱される。還元された金属酸
化物が炉から除かれるまで、第2層は火炎から発射され
る酸化性ガスにより部分的に還元された金属酸化物の再
酸化を防止する。部分的に還元された混合物は、溶融炉
又は精製容器中で溶融鉄により合金化するための装入原
料として使用するこができる。還元性火炎よりむしろ酸
化性火炎で炉を加熱する理由は、より高い温度が酸化性
火炎から得られるからである。
【0018】本発明の酸素結合金属は、低硫黄ラテライ
ト又はガルニエライト、クロマイト鉱石又は精鉱物、鉄
鉱石、微粉砕された金属鉱石、ステンレススチール燃料
微粉及びそれらの混合物等のニッケル鉱石から形成され
る種々の精鉱物又は酸化物鉱石のいずれも包含するもの
と定義される。
ト又はガルニエライト、クロマイト鉱石又は精鉱物、鉄
鉱石、微粉砕された金属鉱石、ステンレススチール燃料
微粉及びそれらの混合物等のニッケル鉱石から形成され
る種々の精鉱物又は酸化物鉱石のいずれも包含するもの
と定義される。
【0019】酸素結合クロムは特に望ましく、他の酸化
物とスピネル形態でクロマイト鉱石又は精鉱物中に存在
するか、又はステンレススチール燃料微粉中に、CrO
z(Z=1.0、1.5及び/又は3)として存在す
る。クロマイトスピネルは化学量論的には(Mg,F
e)(Cr,Al,Fe)2O4[Mg++とFe++の比及
びCr+3、Al+3及びFe+3の相対割合は原料鉱石に依
存して各々変わる]で表される。一般には、全Fe(F
e+++Fe+++)に対する全Crの比は鉱石原料に依存
して約1〜3の範囲である。
物とスピネル形態でクロマイト鉱石又は精鉱物中に存在
するか、又はステンレススチール燃料微粉中に、CrO
z(Z=1.0、1.5及び/又は3)として存在す
る。クロマイトスピネルは化学量論的には(Mg,F
e)(Cr,Al,Fe)2O4[Mg++とFe++の比及
びCr+3、Al+3及びFe+3の相対割合は原料鉱石に依
存して各々変わる]で表される。一般には、全Fe(F
e+++Fe+++)に対する全Crの比は鉱石原料に依存
して約1〜3の範囲である。
【0020】炭素によるクロマイトスピネルの還元中
に、少量の金属Fe及びCrがまず沈殿し、炭素と接触
して炭化物Fe3C及び(Fe,Cr)3Cを形成する。
第2鉄イオンの初期還元は一般に第2鉄の初期還元より
も速く、沈殿金属中の初期Cr/Fe比は低くなる。還
元された金属中のCr/Fe比は時間と共に大きくなる
ので、Fe-Cr-C層ダイアグラムの支持により、金属
は過剰の炭素と反応して炭化物(Cr,Fe)7C3を形
成する。反応中は、スピネル中に初期に存在する酸化物
MgAl2O4は同じ酸化状態で残る。
に、少量の金属Fe及びCrがまず沈殿し、炭素と接触
して炭化物Fe3C及び(Fe,Cr)3Cを形成する。
第2鉄イオンの初期還元は一般に第2鉄の初期還元より
も速く、沈殿金属中の初期Cr/Fe比は低くなる。還
元された金属中のCr/Fe比は時間と共に大きくなる
ので、Fe-Cr-C層ダイアグラムの支持により、金属
は過剰の炭素と反応して炭化物(Cr,Fe)7C3を形
成する。反応中は、スピネル中に初期に存在する酸化物
MgAl2O4は同じ酸化状態で残る。
【0021】クロムの還元の場合は、クロム金属化%及
び鉄金属化%は、それぞれ、酸素結合クロム中の全酸素
に対する除去された酸素の比及び酸素結合鉄中の全酸素
に対する除去された酸素の比のことであると理解するこ
とができる。金属化プロセス中に沈殿するクロマイトス
ピネルの部分は、化学量論式FeO(CrFeW)O
3[wはF+++とCr+++の比]により表される。金属化
プロセスは下記反応式で表すことができる: FeO(CrFeW)O3+(x+y)C=FeO1-x(C
rFeW)O3-y+(x+y)CO [式中、x及びyは、それぞれ、還元しうる第1鉄イオ
ン(F++)に対する除去された酸素の比及び還元しうる
第2鉄イオン(Cr+++及びFe+++)に対する除去され
た酸素の比を表す]。還元が金属化0%である以前はx
=y=0、金属化100%ではx=1及びy=3であ
る。クロム金属化%は全クロムに相対する全酸素未含有
クロムとして定義され、鉄金属化%はクロマイト中の全
鉄に相対する全酸素未含有鉄として定義される。 酸素
未含有とは、金属Cr及び金属Fe、並びに金属化プロ
セスに必要である過剰の炭素と沈殿性金属との、次式で
表される反応により炭化物として結合してCr及びFe
を意味する。 3(Fe,Cr)+C=(Fe,Cr)3C 7(Cr,Fe)+3C=(Cr,Fe)7C3
び鉄金属化%は、それぞれ、酸素結合クロム中の全酸素
に対する除去された酸素の比及び酸素結合鉄中の全酸素
に対する除去された酸素の比のことであると理解するこ
とができる。金属化プロセス中に沈殿するクロマイトス
ピネルの部分は、化学量論式FeO(CrFeW)O
3[wはF+++とCr+++の比]により表される。金属化
プロセスは下記反応式で表すことができる: FeO(CrFeW)O3+(x+y)C=FeO1-x(C
rFeW)O3-y+(x+y)CO [式中、x及びyは、それぞれ、還元しうる第1鉄イオ
ン(F++)に対する除去された酸素の比及び還元しうる
第2鉄イオン(Cr+++及びFe+++)に対する除去され
た酸素の比を表す]。還元が金属化0%である以前はx
=y=0、金属化100%ではx=1及びy=3であ
る。クロム金属化%は全クロムに相対する全酸素未含有
クロムとして定義され、鉄金属化%はクロマイト中の全
鉄に相対する全酸素未含有鉄として定義される。 酸素
未含有とは、金属Cr及び金属Fe、並びに金属化プロ
セスに必要である過剰の炭素と沈殿性金属との、次式で
表される反応により炭化物として結合してCr及びFe
を意味する。 3(Fe,Cr)+C=(Fe,Cr)3C 7(Cr,Fe)+3C=(Cr,Fe)7C3
【0022】本発明において、クロマイト−炭素混合物
に添加することができる高硫黄含有ニッケル酸化物精鉱
物は、1.0未満のS/Ni比、1.0未満のCu/N
i比及び0.1未満のCo/Ni比、および残部が鉄で
あり、残渣量のMgO、Si2O3、Al2O3及びCaO
2を含有するものである。
に添加することができる高硫黄含有ニッケル酸化物精鉱
物は、1.0未満のS/Ni比、1.0未満のCu/N
i比及び0.1未満のCo/Ni比、および残部が鉄で
あり、残渣量のMgO、Si2O3、Al2O3及びCaO
2を含有するものである。
【0023】金属酸化物がニッケルラテライト鉱石又は
その鉱石からの精鉱物である場合、一般にニッケル酸化
物が水和されて(Fe,Ni)OOHの形態になる。
上昇された温度での炭素との接触において、−OHは水
素及び一酸化炭素として遊離される。残りのニッケル酸
化物(NiO)及び鉄酸化物(FeO)は金属Ni及び
Feに部分的に還元される。ニッケルラテライトの還元
の場合は、ニッケル金属化%は、下記反応式により、全
ニッケルに相対する全酸素未含有ニッケルとして定義さ
れる。 (FeNip)OOH+2C=1/(1+p)Fe+p/
(1+p)Ni+2CO+1/2H2 [式中、pはニッケルラテライト中のFeに対するNi
の比]
その鉱石からの精鉱物である場合、一般にニッケル酸化
物が水和されて(Fe,Ni)OOHの形態になる。
上昇された温度での炭素との接触において、−OHは水
素及び一酸化炭素として遊離される。残りのニッケル酸
化物(NiO)及び鉄酸化物(FeO)は金属Ni及び
Feに部分的に還元される。ニッケルラテライトの還元
の場合は、ニッケル金属化%は、下記反応式により、全
ニッケルに相対する全酸素未含有ニッケルとして定義さ
れる。 (FeNip)OOH+2C=1/(1+p)Fe+p/
(1+p)Ni+2CO+1/2H2 [式中、pはニッケルラテライト中のFeに対するNi
の比]
【0024】金属酸化物の原料が燃料微粉である場合
は、酸化物はMeOy(yは、MeがCrのときは1、
1,5又は3;MeがNiのときは1;MeがFeのと
きは1.05、1.33又は1.5である)の形態であ
り、全て部分的に直接金属又は場合により金属炭化物に
還元される。例えば、ステンレススチール燃料微粉の場
合は、酸化クロムはCrO、Cr2O3又はCrO3の形
態である。この微粉は炭素により直接金属Cr及びF
e、(Fe,Cr)3C及び(Cr,Fe)7C3に還元
される。炭化物形成の程度は主にCr/Fe比及び微粉
に存在する炭素の量に依存する。
は、酸化物はMeOy(yは、MeがCrのときは1、
1,5又は3;MeがNiのときは1;MeがFeのと
きは1.05、1.33又は1.5である)の形態であ
り、全て部分的に直接金属又は場合により金属炭化物に
還元される。例えば、ステンレススチール燃料微粉の場
合は、酸化クロムはCrO、Cr2O3又はCrO3の形
態である。この微粉は炭素により直接金属Cr及びF
e、(Fe,Cr)3C及び(Cr,Fe)7C3に還元
される。炭化物形成の程度は主にCr/Fe比及び微粉
に存在する炭素の量に依存する。
【0025】ステンレススチール燃料微粉とは、アーク
炉及び精製容器のようなステンレススチール製造炉から
の微粉、微細物又はスラッジを包含する意味である。金
属酸化物が塊鉱石の形態である場合は、該鉱石は微粉砕
し、ついでペレット、焼結物、圧縮物等に固めることが
好ましい。微粉も同様に固めることが好ましい。還元剤
は、回転炉中で加熱中に炭素による還元速度を増大させ
るために、微粉砕し、微粉砕された鉱石又は微粉とブレ
ンドすることが好ましい。適した炭質還元剤はコーク
ス、コークスブリーズ、石油コークス、木炭、グラファ
イト、および低及び中揮発性ビチューメン石炭を包含す
る。金属酸化物は回転炉床炉中で少なくとも部分的に還
元し、さらにFe-Cr、Fe-Ni、Fe-Cr-Ni、
合金化されたスチール、ステンレススチール等の第1鉄
基材料を製造するための容器中で還元することができ
る。
炉及び精製容器のようなステンレススチール製造炉から
の微粉、微細物又はスラッジを包含する意味である。金
属酸化物が塊鉱石の形態である場合は、該鉱石は微粉砕
し、ついでペレット、焼結物、圧縮物等に固めることが
好ましい。微粉も同様に固めることが好ましい。還元剤
は、回転炉中で加熱中に炭素による還元速度を増大させ
るために、微粉砕し、微粉砕された鉱石又は微粉とブレ
ンドすることが好ましい。適した炭質還元剤はコーク
ス、コークスブリーズ、石油コークス、木炭、グラファ
イト、および低及び中揮発性ビチューメン石炭を包含す
る。金属酸化物は回転炉床炉中で少なくとも部分的に還
元し、さらにFe-Cr、Fe-Ni、Fe-Cr-Ni、
合金化されたスチール、ステンレススチール等の第1鉄
基材料を製造するための容器中で還元することができ
る。
【0026】本発明に使用される適当な炉としては、間
に間隙を有する外壁により周囲が囲まれ環状内壁を有す
る、連続式再加熱炉である。2つの壁の間隙はバーナー
と相対して回転するように適合された環状プラットフォ
ーム又は炉床が設けられている。この種の炉は、通常回
転炉床炉(rotary hearth furnace)、即ちRHF、と
言われている。還元されるべき金属酸化物は、通常コン
ベヤー又はシュートにより装填され、落下され、炉床の
幅に渡って制限された深さに広げられる。プラットフォ
ームが完全に一回転した後、還元された金属酸化物は、
通常取り出しスクリューのような適当な手段により連続
的に除去される。
に間隙を有する外壁により周囲が囲まれ環状内壁を有す
る、連続式再加熱炉である。2つの壁の間隙はバーナー
と相対して回転するように適合された環状プラットフォ
ーム又は炉床が設けられている。この種の炉は、通常回
転炉床炉(rotary hearth furnace)、即ちRHF、と
言われている。還元されるべき金属酸化物は、通常コン
ベヤー又はシュートにより装填され、落下され、炉床の
幅に渡って制限された深さに広げられる。プラットフォ
ームが完全に一回転した後、還元された金属酸化物は、
通常取り出しスクリューのような適当な手段により連続
的に除去される。
【0027】還元されるべき金属酸化物がクロマイト鉱
石である場合の好ましい態様においては、クロマイト中
の酸素結合クロムの少なくとも40%の金属化及び酸素
結合鉄の少なくとも70%の金属化を、溶融鉄を含有す
る容器中で最終精製をする前に金属酸化物を炭質還元剤
で予備還元することにより達成することができることが
分かった。クロマイト鉱石又は精鉱物と混合される炭質
還元剤中の固定炭素の量は、少なくとも、理論的に全て
の酸素結合クロム及び鉄が還元されて100%金属化す
るのに必要な量と等しい。より高い固定炭素の割合は、
還元速度を促進するクロマイト及び炭素粒子の接触の可
能性を高めることができるので、固定された炭素の量は
全混合物の10〜25%が好ましく、より好ましくは1
5〜20%であり、最も好ましくは20〜25%であ
る。固定された炭素%と共に、金属化の割合は粒子メッ
シュ寸法、時間及び温度に依存する。40%のクロムの
金属化度はクロマイト鉱石を少なくとも−200メッシ
ュの粒子寸法に、還元剤を少なくとも−200メッシュ
以下の粒子寸法に微粉砕することにより、好ましくは混
合物を1350℃に加熱することにより達成される。好
ましくは、石炭のメッシュ寸法は−325である。クロ
ム及び鉄の金属化において、還元に必要な過剰に存在す
る炭素は、その場で(Cr,Fe)3C及び(Cr,F
e)7C3へ還元されるので、金属を炭化することができ
る。酸素結合鉄の反応速度と酸素結合クロムの反応速度
が相違する動的プロセスの複雑さのために、各々同時に
は理論的な最大金属化が到達されないが、クロムの平均
的な中程度の金属化は、妥当な時間、1時間のオーダー
で経済的なプロセスとして達成させることができる。
石である場合の好ましい態様においては、クロマイト中
の酸素結合クロムの少なくとも40%の金属化及び酸素
結合鉄の少なくとも70%の金属化を、溶融鉄を含有す
る容器中で最終精製をする前に金属酸化物を炭質還元剤
で予備還元することにより達成することができることが
分かった。クロマイト鉱石又は精鉱物と混合される炭質
還元剤中の固定炭素の量は、少なくとも、理論的に全て
の酸素結合クロム及び鉄が還元されて100%金属化す
るのに必要な量と等しい。より高い固定炭素の割合は、
還元速度を促進するクロマイト及び炭素粒子の接触の可
能性を高めることができるので、固定された炭素の量は
全混合物の10〜25%が好ましく、より好ましくは1
5〜20%であり、最も好ましくは20〜25%であ
る。固定された炭素%と共に、金属化の割合は粒子メッ
シュ寸法、時間及び温度に依存する。40%のクロムの
金属化度はクロマイト鉱石を少なくとも−200メッシ
ュの粒子寸法に、還元剤を少なくとも−200メッシュ
以下の粒子寸法に微粉砕することにより、好ましくは混
合物を1350℃に加熱することにより達成される。好
ましくは、石炭のメッシュ寸法は−325である。クロ
ム及び鉄の金属化において、還元に必要な過剰に存在す
る炭素は、その場で(Cr,Fe)3C及び(Cr,F
e)7C3へ還元されるので、金属を炭化することができ
る。酸素結合鉄の反応速度と酸素結合クロムの反応速度
が相違する動的プロセスの複雑さのために、各々同時に
は理論的な最大金属化が到達されないが、クロムの平均
的な中程度の金属化は、妥当な時間、1時間のオーダー
で経済的なプロセスとして達成させることができる。
【0028】クロマイト鉱石のような還元しにくい金属
酸化物の金属化の程度は、主に金属酸化物を還元する温
度、その温度における時間、金属酸化物を還元するのに
使用される炭質還元剤の量、及び金属酸化物及び炭素材
料の粒子寸法に依存する。クロマイト又はCrOy(y
は1、1.5又は3)については、酸素結合クロムは最
終還元混合物の少なくとも5.0重量%の量である、少
なくとも40%金属化に還元されるべきである。この金
属化を達成させるためには、クロムの温度は少なくとも
30分間、少なくとも1350℃にすべきであり、混合
物中に固定炭素%は20〜25重量%であるべきであ
り、クロマイト及び石炭のメッシュ寸法は少なくとも−
200であるべきである。
酸化物の金属化の程度は、主に金属酸化物を還元する温
度、その温度における時間、金属酸化物を還元するのに
使用される炭質還元剤の量、及び金属酸化物及び炭素材
料の粒子寸法に依存する。クロマイト又はCrOy(y
は1、1.5又は3)については、酸素結合クロムは最
終還元混合物の少なくとも5.0重量%の量である、少
なくとも40%金属化に還元されるべきである。この金
属化を達成させるためには、クロムの温度は少なくとも
30分間、少なくとも1350℃にすべきであり、混合
物中に固定炭素%は20〜25重量%であるべきであ
り、クロマイト及び石炭のメッシュ寸法は少なくとも−
200であるべきである。
【0029】本発明の混合物の酸素結合金属はRHF中
で少なくとも部分的に還元される。部分的な還元とは、
クロマイト又はスチール製造微粉中の鉄結合酸化物及び
クロム結合酸化物中に存在する酸素の部分が炭素により
COとして除去され、金属クロム、鉄及びそれらの炭化
物を残すことを意味する。還元されない混合物の酸化物
の他の部分はクロマイト、微粉、酸化クロム、酸化鉄及
びCaO、SiO2、MgO及びAl2O3の付随酸化物
として残留する。例えば、少なくとも40%程度に金属
化されているクロマイト中の酸素結合クロムとは、酸素
結合クロムの40%以上がクロム又は炭化クロムに還元
されていることを意味する。
で少なくとも部分的に還元される。部分的な還元とは、
クロマイト又はスチール製造微粉中の鉄結合酸化物及び
クロム結合酸化物中に存在する酸素の部分が炭素により
COとして除去され、金属クロム、鉄及びそれらの炭化
物を残すことを意味する。還元されない混合物の酸化物
の他の部分はクロマイト、微粉、酸化クロム、酸化鉄及
びCaO、SiO2、MgO及びAl2O3の付随酸化物
として残留する。例えば、少なくとも40%程度に金属
化されているクロマイト中の酸素結合クロムとは、酸素
結合クロムの40%以上がクロム又は炭化クロムに還元
されていることを意味する。
【0030】図1は本発明の方法の一態様を示す概略説
明図である。10は通常は粉砕機であり、鉱石のような
金属酸化物を粉末に微粉砕するために使用される。金属
酸化物は、微粉砕されたら、好ましくは、混合され、通
常は凝集され、焼結又はペレット成形機12で圧縮され
る。もちろん、金属酸化物は凝集させずに、微粉砕され
た還元剤と混合することができる。混合物はペレットに
凝集し又は凝集せずに、少なくとも部分的に金属化する
ためにRHF14中に供給される。金属は精製容器への
装入材料として使用することができる。残留酸化物に依
存して、金属は電極20及び/又はアルゴン酸素脱炭装
置(AOD)のようなコンバーター18又は頂部及び底
部吹き込み精製反応器(TBRR)を有するアーク炉
(EAF)16のごとき溶融浴を備えた容器中に供給さ
れる。 AOD及びTBRRの各々は、頂部吹き込み酸
素ランス22、底部ガス撹拌羽口23、鉄浴28及びス
ラグ層30を備えていることができる。金属がAOD又
はTBRRへの装入材料として使用されるときは、金属
酸化物がクロマイト鉱石である場合、精製容器としての
RHF中でスラグ化剤を予熱するために、粉砕された混
合物中にスラグ化剤を包含することが望ましい。許容し
うるスラグ化剤はCaCO3、CaO、MgO、Al2O
3、SiO2及びCaF2である。
明図である。10は通常は粉砕機であり、鉱石のような
金属酸化物を粉末に微粉砕するために使用される。金属
酸化物は、微粉砕されたら、好ましくは、混合され、通
常は凝集され、焼結又はペレット成形機12で圧縮され
る。もちろん、金属酸化物は凝集させずに、微粉砕され
た還元剤と混合することができる。混合物はペレットに
凝集し又は凝集せずに、少なくとも部分的に金属化する
ためにRHF14中に供給される。金属は精製容器への
装入材料として使用することができる。残留酸化物に依
存して、金属は電極20及び/又はアルゴン酸素脱炭装
置(AOD)のようなコンバーター18又は頂部及び底
部吹き込み精製反応器(TBRR)を有するアーク炉
(EAF)16のごとき溶融浴を備えた容器中に供給さ
れる。 AOD及びTBRRの各々は、頂部吹き込み酸
素ランス22、底部ガス撹拌羽口23、鉄浴28及びス
ラグ層30を備えていることができる。金属がAOD又
はTBRRへの装入材料として使用されるときは、金属
酸化物がクロマイト鉱石である場合、精製容器としての
RHF中でスラグ化剤を予熱するために、粉砕された混
合物中にスラグ化剤を包含することが望ましい。許容し
うるスラグ化剤はCaCO3、CaO、MgO、Al2O
3、SiO2及びCaF2である。
【0031】図2は図1に示したのRHF14を頂部か
ら見た拡大説明図である。炉14は、環状の内部耐火性
壁32、環状外部耐火性壁34、該壁32及び34の間
に環状耐火性プラットフォーム33、該プラットフォー
ムの複数箇所に位置した複数のバーナー36(これらは
各々、プラットフォーム33の上表面の上部の位置にお
いて壁の中に開口部を通して伸びているノズル38を有
する外部壁にはめ込まれている)、プラットフォーム3
3の内側の位置にある環状フレーム42に設けられた燃
料ーナー40、供給路44及び45、還元された金属酸
化物をプラットフォーム33から除去するためのオーガ
ー48のような手段46を有している。プラットフォー
ム33は矢印50で示した方向に、制御された速度でバ
ーナーを通って回転される。硫黄含有精鉱物を伴う金属
酸化物の還元中に解離された硫黄の蒸発及び燃料からの
オフガスはベント52を通って排気される。これらのオ
フガスの残留エレルギーは、燃料及び空気を予熱するた
めに熱回収系(図示せず)で再使用することができる。
バーナー36及び40はプラットフォーム33の上表面
の上部位置に配置される。
ら見た拡大説明図である。炉14は、環状の内部耐火性
壁32、環状外部耐火性壁34、該壁32及び34の間
に環状耐火性プラットフォーム33、該プラットフォー
ムの複数箇所に位置した複数のバーナー36(これらは
各々、プラットフォーム33の上表面の上部の位置にお
いて壁の中に開口部を通して伸びているノズル38を有
する外部壁にはめ込まれている)、プラットフォーム3
3の内側の位置にある環状フレーム42に設けられた燃
料ーナー40、供給路44及び45、還元された金属酸
化物をプラットフォーム33から除去するためのオーガ
ー48のような手段46を有している。プラットフォー
ム33は矢印50で示した方向に、制御された速度でバ
ーナーを通って回転される。硫黄含有精鉱物を伴う金属
酸化物の還元中に解離された硫黄の蒸発及び燃料からの
オフガスはベント52を通って排気される。これらのオ
フガスの残留エレルギーは、燃料及び空気を予熱するた
めに熱回収系(図示せず)で再使用することができる。
バーナー36及び40はプラットフォーム33の上表面
の上部位置に配置される。
【0032】RHFは、プラットフォームの上表面の方
向に並べられた炉の環状壁の一つにはめ込まれた幾つか
のバーナーを有しているので、バーナーからの火炎によ
る輻射線をプラットフォームの上表面に堆積している金
属酸化物と還元剤の混合物の表面に直接伝えることがで
きる。金属酸化物混合物がプラットフォームに置かれた
後、プラットフォームはバーナーを通って回転される。
かくして、プラットフォームは、主に混合物の表面への
輻射により及び混合物層内の伝導により、熱伝達付き向
流熱交換器のように機能する。加熱ガスが鉱石のカラム
を通って上向きに移動するシャフト炉とは異なり、RH
Fのガスフローは、還元されるべき金属酸化物/還元剤
混合物の薄い層が酸化性火炎を通って回転され、そこで
主として火炎及び炉の内壁からの輻射により及び混合物
層内の伝導により熱が金属酸化物へ伝えられる点で、異
なる。即ち、還元されるべき金属酸化物は制御された速
度でガス火炎に対して向流に回転する。表面積が大きく
及び深さが浅いので、直ぐに高い温度に到達し、それに
より金属酸化物を還元するために1時間以下の時間で火
炎に曝され且つ還元剤との接触を必要とする材料との速
い反応速度が促進される。材料の粘着及び強化の問題な
どの垂直シャフト炉の固有的欠点はRHFの使用により
回避される。
向に並べられた炉の環状壁の一つにはめ込まれた幾つか
のバーナーを有しているので、バーナーからの火炎によ
る輻射線をプラットフォームの上表面に堆積している金
属酸化物と還元剤の混合物の表面に直接伝えることがで
きる。金属酸化物混合物がプラットフォームに置かれた
後、プラットフォームはバーナーを通って回転される。
かくして、プラットフォームは、主に混合物の表面への
輻射により及び混合物層内の伝導により、熱伝達付き向
流熱交換器のように機能する。加熱ガスが鉱石のカラム
を通って上向きに移動するシャフト炉とは異なり、RH
Fのガスフローは、還元されるべき金属酸化物/還元剤
混合物の薄い層が酸化性火炎を通って回転され、そこで
主として火炎及び炉の内壁からの輻射により及び混合物
層内の伝導により熱が金属酸化物へ伝えられる点で、異
なる。即ち、還元されるべき金属酸化物は制御された速
度でガス火炎に対して向流に回転する。表面積が大きく
及び深さが浅いので、直ぐに高い温度に到達し、それに
より金属酸化物を還元するために1時間以下の時間で火
炎に曝され且つ還元剤との接触を必要とする材料との速
い反応速度が促進される。材料の粘着及び強化の問題な
どの垂直シャフト炉の固有的欠点はRHFの使用により
回避される。
【0033】回転するプラットフォームには金属酸化物
の薄い層のみが置かれ、垂直シャフト炉の場合のように
大きなバーナー手段を使用する必要はなく、ロータリー
キルンのように衝撃させる必要がないので、凝集物は構
造的集結性を有する必要はない。これは金属酸化物が微
粉砕され、他の材料、例えば石炭及び硫黄含有ニッケル
精鉱物と混合され、ペレットに形成される場合に特に重
要である。硫化ニッケル及び硫化鉄は1200℃で完全
に溶融される。クロマイト鉱石含有ペレット共にこれら
の硫化物が存在することは、ペレット強度は問題となら
ないから、RHFの操作を危険なものとしないであろ
う。
の薄い層のみが置かれ、垂直シャフト炉の場合のように
大きなバーナー手段を使用する必要はなく、ロータリー
キルンのように衝撃させる必要がないので、凝集物は構
造的集結性を有する必要はない。これは金属酸化物が微
粉砕され、他の材料、例えば石炭及び硫黄含有ニッケル
精鉱物と混合され、ペレットに形成される場合に特に重
要である。硫化ニッケル及び硫化鉄は1200℃で完全
に溶融される。クロマイト鉱石含有ペレット共にこれら
の硫化物が存在することは、ペレット強度は問題となら
ないから、RHFの操作を危険なものとしないであろ
う。
【0034】供給路44は、プラットフォーム33の幅
を横切る薄い調節された深さを有する連続した第1層の
炭質還元剤と金属鉱石の混合物を均一な厚さを有する層
として堆積させるために使用することができる。第1層
の厚さは40mm以下、好ましくは35mm以下、最も
好ましくは30mm以下である。金属酸化物及び還元剤
が粉砕され、約10mmの直径を有するペレットに圧縮
された場合は、圧縮物は、ペレット2〜3個の深さ、即
ち25mmにプラットフォームに置くことができる。混
合物層内が均一な温度に到達するのに必要な時間は厚さ
に比例して増加し、金属化の平衡度合のためにはより長
い時間が必要なので、層の厚さは40mmを超えるべき
ではない。なお、熱は、そのロスを補うため及び炭素と
の吸熱金属化反応における熱の要求を満たすために、供
給しなければならない。好ましくは、第1層を少なくと
も1000℃、より好ましくは1200℃の温度に加熱
した後、炭質還元剤の均一な厚さを有する第2層を第1
層の上に、プラットフォーム33の幅を横切って供給路
45により約10mm以下の深さに堆積させる。第2層
は第1層を覆うことが好ましく、その最小深さは少なく
とも2mm、好ましく少なくとも3mmである。混合物
の上表面近傍に達する火炎からの酸化性ガス、例えばC
O2、H2Oを還元するのに十分な炭素を与えるために、
第2層は2〜3mmの深さを有すべきであるが、断熱す
るような深さではない。金属化が行われる混合物の下層
への伝熱による適当な熱移動がなされるためには、炭質
還元剤層は約10mmを超えるべきではない。第1層の
深さに対する第2層の深さの比率は0.05〜0.3の
範囲内に調節することが好ましい。
を横切る薄い調節された深さを有する連続した第1層の
炭質還元剤と金属鉱石の混合物を均一な厚さを有する層
として堆積させるために使用することができる。第1層
の厚さは40mm以下、好ましくは35mm以下、最も
好ましくは30mm以下である。金属酸化物及び還元剤
が粉砕され、約10mmの直径を有するペレットに圧縮
された場合は、圧縮物は、ペレット2〜3個の深さ、即
ち25mmにプラットフォームに置くことができる。混
合物層内が均一な温度に到達するのに必要な時間は厚さ
に比例して増加し、金属化の平衡度合のためにはより長
い時間が必要なので、層の厚さは40mmを超えるべき
ではない。なお、熱は、そのロスを補うため及び炭素と
の吸熱金属化反応における熱の要求を満たすために、供
給しなければならない。好ましくは、第1層を少なくと
も1000℃、より好ましくは1200℃の温度に加熱
した後、炭質還元剤の均一な厚さを有する第2層を第1
層の上に、プラットフォーム33の幅を横切って供給路
45により約10mm以下の深さに堆積させる。第2層
は第1層を覆うことが好ましく、その最小深さは少なく
とも2mm、好ましく少なくとも3mmである。混合物
の上表面近傍に達する火炎からの酸化性ガス、例えばC
O2、H2Oを還元するのに十分な炭素を与えるために、
第2層は2〜3mmの深さを有すべきであるが、断熱す
るような深さではない。金属化が行われる混合物の下層
への伝熱による適当な熱移動がなされるためには、炭質
還元剤層は約10mmを超えるべきではない。第1層の
深さに対する第2層の深さの比率は0.05〜0.3の
範囲内に調節することが好ましい。
【0035】RHF中で少なくとも部分還元するには、
混合物中に種々のタイプの鉱石が別々に又は組み合わさ
れて包含されていることが望ましい。還元金属がニッケ
ル含有ステンレススチールの製造用装入原料として使用
される場合は、混合物は酸化クロム及び硫黄含有ニッケ
ル精鉱物を包含することが望ましい。硫黄含有ニッケル
精鉱物が使用される場合は、硫化鉄及び硫化ニッケルは
溶融を開始し、そして酸化クロムの還元の開始前に、液
状硫黄は炉の雰囲気中へガス状として、部分的に解離す
る。硫化物は層の温度が640℃程度のときに溶融し始
める。
混合物中に種々のタイプの鉱石が別々に又は組み合わさ
れて包含されていることが望ましい。還元金属がニッケ
ル含有ステンレススチールの製造用装入原料として使用
される場合は、混合物は酸化クロム及び硫黄含有ニッケ
ル精鉱物を包含することが望ましい。硫黄含有ニッケル
精鉱物が使用される場合は、硫化鉄及び硫化ニッケルは
溶融を開始し、そして酸化クロムの還元の開始前に、液
状硫黄は炉の雰囲気中へガス状として、部分的に解離す
る。硫化物は層の温度が640℃程度のときに溶融し始
める。
【0036】混合物中にニッケルラテライトが含まれて
いる場合は、RHF金属生成物は最初に、溶融及び脱ス
ラグ用のEAFへ移送させねばならず、スラグは高いレ
ベルの酸化クロムを含有し、低Cr収率となるので、ク
ロマイトは混合物へ添加しな方が好ましい。RHF部分
還元生成物は少なくとも1.0重量%のNiを含有す
る。RHF中でのニッケルラテライト鉱石又はニッケル
ラテライト精鉱物の加熱反応生成物はNi、Fe、Fe
3C及び残存酸化物MeOy(Me=Niのときy=
1;Me=Feのときy=1.05,1.33又は1.
5)である。
いる場合は、RHF金属生成物は最初に、溶融及び脱ス
ラグ用のEAFへ移送させねばならず、スラグは高いレ
ベルの酸化クロムを含有し、低Cr収率となるので、ク
ロマイトは混合物へ添加しな方が好ましい。RHF部分
還元生成物は少なくとも1.0重量%のNiを含有す
る。RHF中でのニッケルラテライト鉱石又はニッケル
ラテライト精鉱物の加熱反応生成物はNi、Fe、Fe
3C及び残存酸化物MeOy(Me=Niのときy=
1;Me=Feのときy=1.05,1.33又は1.
5)である。
【0037】
実施例1 金属酸化物を還元する方法を述べる。クロム含有鉱石及
び石炭を別々に微粉砕し、一緒に混合して粉末となし、
圧縮して低強度のペレットにした。乾燥混合物は約74
重量%のクロマイト鉱石、又は精鉱物、25重量%の固
定された炭素、及び1重量%のベントナイト結合剤を含
有していた。固定された炭素とは、揮発性物質中に含有
されている炭素が除去された後石炭中に残っている炭素
を意味する。クロマイト及び石炭の粒子寸法は200〜
325メッシュ(44〜74mm)の間にあるべきであ
る。ついで、混合物を約10mmの直径を有するペレッ
トに成形した。ペレットを、その2〜3個の深さの第1
層として、回転プラットフォームの幅全体に約25mm
の深さに配置した。ついで、第1層を1200℃の温度
に加熱した後、10〜100メッシュ(0.15〜2.
0mm)の範囲の粒度を有する粒状石炭の第2層を3m
mの深さに、第1層の上に堆積させた。第1層の深さに
対する第2層の深さの比率は約0.1である。クロマイ
ト鉱石を還元するために、第1層を少なくとも1300
℃、好ましくは少なくとも1350℃の温度に、少なく
とも30分間加熱して、クロマイト中の酸素結合クロム
の金属クロム及び炭化クロムへの金属化を少なくとも4
0%且つクロマイト中の酸素結合鉄の鉄及び炭化鉄とし
てのFeへの金属化を70%達成させた。しかしなが
ら、金属化された生成物、例えば炭化物の溶融が十分で
あると、回転炉床プラットフォームから排出が困難な金
属化層を生ずるので、第1層は1450℃より高く加熱
するべきでない。この例では、混合物層が酸化性火炎に
より1200℃の温度に10〜15分間予熱された。そ
の後、石炭層は熱い金属酸化物層の上表面に添加され
た。ついで、プラットフォーム上の2つの層を酸化性火
炎からの輻射線により付加的に30分間連続して加熱
し、その間に第1金属酸化物層の金属化が起こった。3
0分間の金属化の後、混合物を約200℃に冷却する
か、又は炉14からオーガー48により、例えば100
0〜1300℃で熱排出させた。その操作は共に不活性
ガスの保護雰囲気下に行われた。RHFからの熱排出の
場合は、部分金属化混合物はAOD又はTBRRのよう
な精製容器へ供給された。
び石炭を別々に微粉砕し、一緒に混合して粉末となし、
圧縮して低強度のペレットにした。乾燥混合物は約74
重量%のクロマイト鉱石、又は精鉱物、25重量%の固
定された炭素、及び1重量%のベントナイト結合剤を含
有していた。固定された炭素とは、揮発性物質中に含有
されている炭素が除去された後石炭中に残っている炭素
を意味する。クロマイト及び石炭の粒子寸法は200〜
325メッシュ(44〜74mm)の間にあるべきであ
る。ついで、混合物を約10mmの直径を有するペレッ
トに成形した。ペレットを、その2〜3個の深さの第1
層として、回転プラットフォームの幅全体に約25mm
の深さに配置した。ついで、第1層を1200℃の温度
に加熱した後、10〜100メッシュ(0.15〜2.
0mm)の範囲の粒度を有する粒状石炭の第2層を3m
mの深さに、第1層の上に堆積させた。第1層の深さに
対する第2層の深さの比率は約0.1である。クロマイ
ト鉱石を還元するために、第1層を少なくとも1300
℃、好ましくは少なくとも1350℃の温度に、少なく
とも30分間加熱して、クロマイト中の酸素結合クロム
の金属クロム及び炭化クロムへの金属化を少なくとも4
0%且つクロマイト中の酸素結合鉄の鉄及び炭化鉄とし
てのFeへの金属化を70%達成させた。しかしなが
ら、金属化された生成物、例えば炭化物の溶融が十分で
あると、回転炉床プラットフォームから排出が困難な金
属化層を生ずるので、第1層は1450℃より高く加熱
するべきでない。この例では、混合物層が酸化性火炎に
より1200℃の温度に10〜15分間予熱された。そ
の後、石炭層は熱い金属酸化物層の上表面に添加され
た。ついで、プラットフォーム上の2つの層を酸化性火
炎からの輻射線により付加的に30分間連続して加熱
し、その間に第1金属酸化物層の金属化が起こった。3
0分間の金属化の後、混合物を約200℃に冷却する
か、又は炉14からオーガー48により、例えば100
0〜1300℃で熱排出させた。その操作は共に不活性
ガスの保護雰囲気下に行われた。RHFからの熱排出の
場合は、部分金属化混合物はAOD又はTBRRのよう
な精製容器へ供給された。
【0038】第2炭質層は、炭素が枯渇した混合物のど
の帯域においても、金属化されたクロム及び鉄が炉内で
酸化性火炎の燃焼生成物により再酸化されるのを保護す
る。いかなる酸化性ガスを第2層の浸透のために使用し
たときでも、該ガスは第2層中の炭素により還元性ガ
ス、例えばCO、H2が再生された。Cr及びFe炭化
物、未還元酸素結合Cr及びFe、SiO2、MgO、
Al2O3及びCaOの安定な酸化物およびCr及びFe
金属からなる部分還元クロマイトは炉16中のスラグ2
6により覆われている鉄浴24へまたは精製浴18中の
スラグ30により覆われている鉄浴28へ供給され、そ
れによりステンレススール製造用の安価なCrユニット
を提供することができる。
の帯域においても、金属化されたクロム及び鉄が炉内で
酸化性火炎の燃焼生成物により再酸化されるのを保護す
る。いかなる酸化性ガスを第2層の浸透のために使用し
たときでも、該ガスは第2層中の炭素により還元性ガ
ス、例えばCO、H2が再生された。Cr及びFe炭化
物、未還元酸素結合Cr及びFe、SiO2、MgO、
Al2O3及びCaOの安定な酸化物およびCr及びFe
金属からなる部分還元クロマイトは炉16中のスラグ2
6により覆われている鉄浴24へまたは精製浴18中の
スラグ30により覆われている鉄浴28へ供給され、そ
れによりステンレススール製造用の安価なCrユニット
を提供することができる。
【0039】実施例2 他の金属酸化物を還元する方法を述べる。低硫黄ニッケ
ルラテライト鉱石は、約1〜3重量%のNiO、12〜
20重量%のFe2O3、30〜40重量%のSiO2、
15〜30重量%のMgO、[(Fe,Ni)OOH]と
して拘束されている40重量%までの水および少量のA
l2O3及びCr2O3を含有する。ラテライト及び石炭
は、実施例1に記載のように、微粉砕して粉末となし、
一緒に混合し、低強度のペレットに圧縮された。乾燥混
合物はラテライト鉱石74部、固定炭素25部及びベン
トナイト1部を含有していた。ペレットを、第1層とし
て、回転プラットフォームの幅全体に約25mmの深さ
に配置させた。ペレットの第1層を酸化性火炎により約
1200℃の温度に予熱した後、10〜100メッシュ
の範囲の粒度を有する粒状石炭を2〜3mmの深さに、
第1層の深さに対する第2層の深さの比率を約0.1と
なるように、第1層の上に堆積させた。ペレットの加熱
を続け、1200℃の温度にさらに30分間維持した。
その後、還元された酸化ニッケルペレットを炉から排出
する前に200℃に冷却しか、またはその温度で不要の
酸化物成分を脱スラグ化するためにEAF中で鉄浴へ直
接供給した。その際、還元されたニッケル鉱石ペレット
は、AISI304ステンレススチールのようなニッケ
ル合金スチール製造用のNi及びFeユニットを提供す
るために使用することができた。
ルラテライト鉱石は、約1〜3重量%のNiO、12〜
20重量%のFe2O3、30〜40重量%のSiO2、
15〜30重量%のMgO、[(Fe,Ni)OOH]と
して拘束されている40重量%までの水および少量のA
l2O3及びCr2O3を含有する。ラテライト及び石炭
は、実施例1に記載のように、微粉砕して粉末となし、
一緒に混合し、低強度のペレットに圧縮された。乾燥混
合物はラテライト鉱石74部、固定炭素25部及びベン
トナイト1部を含有していた。ペレットを、第1層とし
て、回転プラットフォームの幅全体に約25mmの深さ
に配置させた。ペレットの第1層を酸化性火炎により約
1200℃の温度に予熱した後、10〜100メッシュ
の範囲の粒度を有する粒状石炭を2〜3mmの深さに、
第1層の深さに対する第2層の深さの比率を約0.1と
なるように、第1層の上に堆積させた。ペレットの加熱
を続け、1200℃の温度にさらに30分間維持した。
その後、還元された酸化ニッケルペレットを炉から排出
する前に200℃に冷却しか、またはその温度で不要の
酸化物成分を脱スラグ化するためにEAF中で鉄浴へ直
接供給した。その際、還元されたニッケル鉱石ペレット
は、AISI304ステンレススチールのようなニッケ
ル合金スチール製造用のNi及びFeユニットを提供す
るために使用することができた。
【0040】実施例3 他の例においては、ステンレススチールの製造に使用さ
れるEAF又はAODからの酸化クロム含有微粉をRH
F中で部分還元した。このような微粉は通常、−325
メッシュの粒度を有し、12〜22重量%のCr2O3、
30〜60重量%のFe2O3および残部が本質的にCa
O、SiO2、Al2O3及びMgOを含有していた。微
粉はZnO及びPbOのような重金属も少量含有してい
た。微粉を微粉砕石炭及びある種の微粉砕クロマイトか
らの固定炭素の少なくとも15重量%と混合し、低強度
ペレットに圧縮し、実施例1と同様に、25mmの深さ
の第1層として堆積させた。該層を酸化性火炎により約
10〜15分間、約1200℃に予熱した後、10〜1
00メッシュの範囲の粒度を有する粒状石炭を、約2〜
3mmの深さに、第1層の深さに対する第2層の深さの
比率を約0.1となるように、第1層の上に堆積させ
た。ペレットを1350℃の温度に加熱し続け、その温
度にさらに30分間維持した。その後、Cr及びFe炭
化物、未還元酸素結合Cr及びFe、SiO2、Mg
O、Al2O3及びCaOの安定な酸化物およびCr及び
Fe金属からなる部分還元混合物は200℃に冷却する
か、または不活性ガスの保護雰囲気下に、炉から100
0〜1300℃の温度で溶融又は精製用AOD又はTB
RR中の鉄浴へ熱排出させ、それにより価値あるCrユ
ニットを得た。過剰の炭素は浴中で溶解し、AOD又は
TBRR精製容器へ酸素を吹き込むことにより除去され
た。かくして、酸化クロム含有スチール製造用微粉はス
テンレススチール製造用の安価なCr及びFeユニット
の提供のために使用することができた。
れるEAF又はAODからの酸化クロム含有微粉をRH
F中で部分還元した。このような微粉は通常、−325
メッシュの粒度を有し、12〜22重量%のCr2O3、
30〜60重量%のFe2O3および残部が本質的にCa
O、SiO2、Al2O3及びMgOを含有していた。微
粉はZnO及びPbOのような重金属も少量含有してい
た。微粉を微粉砕石炭及びある種の微粉砕クロマイトか
らの固定炭素の少なくとも15重量%と混合し、低強度
ペレットに圧縮し、実施例1と同様に、25mmの深さ
の第1層として堆積させた。該層を酸化性火炎により約
10〜15分間、約1200℃に予熱した後、10〜1
00メッシュの範囲の粒度を有する粒状石炭を、約2〜
3mmの深さに、第1層の深さに対する第2層の深さの
比率を約0.1となるように、第1層の上に堆積させ
た。ペレットを1350℃の温度に加熱し続け、その温
度にさらに30分間維持した。その後、Cr及びFe炭
化物、未還元酸素結合Cr及びFe、SiO2、Mg
O、Al2O3及びCaOの安定な酸化物およびCr及び
Fe金属からなる部分還元混合物は200℃に冷却する
か、または不活性ガスの保護雰囲気下に、炉から100
0〜1300℃の温度で溶融又は精製用AOD又はTB
RR中の鉄浴へ熱排出させ、それにより価値あるCrユ
ニットを得た。過剰の炭素は浴中で溶解し、AOD又は
TBRR精製容器へ酸素を吹き込むことにより除去され
た。かくして、酸化クロム含有スチール製造用微粉はス
テンレススチール製造用の安価なCr及びFeユニット
の提供のために使用することができた。
【0041】実施例4 クロマイト鉱石と硫黄含有ニッケル精鉱物の混合物をR
HF中でどのように処理するかについての他の例を述べ
る。クロマイト鉱石、硫黄含有ニッケル精鉱物及び石炭
を粉末に微粉砕し、一緒に混合し、低強度ペレットに圧
縮し、実施例1と同様に、第1層として、約25mmの
深さに堆積させた。ペレット層を酸化性火炎により約1
200℃の温度に約10〜15分間予熱した後、10〜
100メッシュの範囲の粒度を有する粒状石炭を2〜3
mmの深さに、第1層の深さに対する第2層の深さの比
率を約0.1となるように、第1層の上に堆積させた。
ペレットを1350℃の温度まで加熱を続け、この温度
にさらに30分間維持した。RHF雰囲気でガス状硫黄
へ解離することにより部分的な脱硫が起こる。ガス状硫
黄は第2層を通って炉の酸化性雰囲気へ流れると、すぐ
に二酸化硫黄に酸化される。硫黄含有ニッケル精鉱物/
クロマイト鉱石混合物と混合された石炭の固定炭素が,
該混合物の少なくとも10重量%である場合は、RHF
中の硫黄含有ニッケル精鉱物及びクロマイト鉱石の加熱
反応生成物は、金属Ni、未反応硫化ニッケル、Cr及
びFe金属、Cr及びFe炭化物、および未反応酸素結
合Cr及びFeである。この例では、硫黄含有ニッケル
精鉱物及びクロマイト鉱石はそれぞれRHF中で脱硫さ
れ、部分的に還元され、ついで鉄浴中へ供給された。な
お、該鉄浴はAISI304、12SR及び18 SR
ステンレススチールのようなクロムニッケル合金スチー
ル製造用のCr、Ni及びFeユニットを提供するため
に、金属化されたクロマイト及び付随のNiを溶融及び
生成するためのAOD中に設けられている。酸素結合ク
ロムの最終溶融は、主として炭素、例えば(Fe,C
r)3C及び(Cr,Fe)7C3および浴へ運ばれそして
浴中で溶解した過剰の炭素により起こり、2次的には珪
素又はアルミニウムのような浴中で溶解した他の還元剤
により起こった。この還元期間の後に残っている残留炭
素はランスから酸素を吹き込むことにより鉄浴から除去
された。金属化されたペレットを含む鉄浴中の残留硫黄
は、高純度アルゴンのような不活性ガス、例えば99.
998容量%が羽口を通して射出される場合、還元期間
中に、浴を覆っている精製スラグにより除去された。
HF中でどのように処理するかについての他の例を述べ
る。クロマイト鉱石、硫黄含有ニッケル精鉱物及び石炭
を粉末に微粉砕し、一緒に混合し、低強度ペレットに圧
縮し、実施例1と同様に、第1層として、約25mmの
深さに堆積させた。ペレット層を酸化性火炎により約1
200℃の温度に約10〜15分間予熱した後、10〜
100メッシュの範囲の粒度を有する粒状石炭を2〜3
mmの深さに、第1層の深さに対する第2層の深さの比
率を約0.1となるように、第1層の上に堆積させた。
ペレットを1350℃の温度まで加熱を続け、この温度
にさらに30分間維持した。RHF雰囲気でガス状硫黄
へ解離することにより部分的な脱硫が起こる。ガス状硫
黄は第2層を通って炉の酸化性雰囲気へ流れると、すぐ
に二酸化硫黄に酸化される。硫黄含有ニッケル精鉱物/
クロマイト鉱石混合物と混合された石炭の固定炭素が,
該混合物の少なくとも10重量%である場合は、RHF
中の硫黄含有ニッケル精鉱物及びクロマイト鉱石の加熱
反応生成物は、金属Ni、未反応硫化ニッケル、Cr及
びFe金属、Cr及びFe炭化物、および未反応酸素結
合Cr及びFeである。この例では、硫黄含有ニッケル
精鉱物及びクロマイト鉱石はそれぞれRHF中で脱硫さ
れ、部分的に還元され、ついで鉄浴中へ供給された。な
お、該鉄浴はAISI304、12SR及び18 SR
ステンレススチールのようなクロムニッケル合金スチー
ル製造用のCr、Ni及びFeユニットを提供するため
に、金属化されたクロマイト及び付随のNiを溶融及び
生成するためのAOD中に設けられている。酸素結合ク
ロムの最終溶融は、主として炭素、例えば(Fe,C
r)3C及び(Cr,Fe)7C3および浴へ運ばれそして
浴中で溶解した過剰の炭素により起こり、2次的には珪
素又はアルミニウムのような浴中で溶解した他の還元剤
により起こった。この還元期間の後に残っている残留炭
素はランスから酸素を吹き込むことにより鉄浴から除去
された。金属化されたペレットを含む鉄浴中の残留硫黄
は、高純度アルゴンのような不活性ガス、例えば99.
998容量%が羽口を通して射出される場合、還元期間
中に、浴を覆っている精製スラグにより除去された。
【0042】本出願の時点において、フェロクロムの形
態のクロマイトkg当たり及びフェロニッケル又はニッ
ケルショットの形態のニッケルkg当たりのスポットマ
ーケットコストはそれぞれ約1.5ドル及び8ドルであ
った。実施例1〜4で製造された装入原料の形態のクロ
ム及びニッケルkg当たりのコストはそれぞれ、約1.
2ドル及び6ドル程度であった。本発明の利点は、フェ
ライト系ステンレススチールの製造の場合はCr装入材
料kg当たり約0.30ドル又はそれ以上の節約が、ま
た、オーステナイトステンレススチール製造の場合はC
r及びNi装入材料kg当たり約2ドル又はそれ以上の
節約が実現可能なことである。
態のクロマイトkg当たり及びフェロニッケル又はニッ
ケルショットの形態のニッケルkg当たりのスポットマ
ーケットコストはそれぞれ約1.5ドル及び8ドルであ
った。実施例1〜4で製造された装入原料の形態のクロ
ム及びニッケルkg当たりのコストはそれぞれ、約1.
2ドル及び6ドル程度であった。本発明の利点は、フェ
ライト系ステンレススチールの製造の場合はCr装入材
料kg当たり約0.30ドル又はそれ以上の節約が、ま
た、オーステナイトステンレススチール製造の場合はC
r及びNi装入材料kg当たり約2ドル又はそれ以上の
節約が実現可能なことである。
【0043】本発明の精神および範囲から逸脱すること
なく、本発明の種々の変更が可能であることが理解され
よう。従って、本発明の限界は特許請求の範囲の記載に
基づいて決定されるべきである。
なく、本発明の種々の変更が可能であることが理解され
よう。従って、本発明の限界は特許請求の範囲の記載に
基づいて決定されるべきである。
【図1】本発明の方法の一態様についての概略説明図で
ある。
ある。
【図2】図1の方法で使用した回転炉床路の概略説明図
である。
である。
14 回転炉床炉(RHF) 16 アーク炉(EAF) 18 コンバーター(AOD) 24、28 鉄浴 26、30 スラグ層 32 内部壁 33 プラットフォーム 34 外部壁 36、40 バーナー 38 ノズル 42 フレーム 44、45 供給路 48 オーガー
Claims (8)
- 【請求項1】 環状プラットフォーム及び少なくとも一
つの燃料バーナーを有する炉を用意し、 酸素結合金属及び還元剤を含有する混合物の第1層を該
プラットフォームの上表面に設置し、 該プラットフォームを該バーナーを通して回転させて、
酸化性火炎により該第1層を加熱し、 該第1層を覆う還元剤の第2層を供給し、少なくとも部
分的に還元された混合物を形成するのに十分な温度及び
時間、両層の加熱を続け、それにより第2層が炉内で部
分的に還元された混合物の再酸化を防止することを特徴
とする金属酸化物を還元する方法。 - 【請求項2】 前記混合物が第2層で覆われる前に、少
なくとも1000℃に加熱される請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記酸素結合金属がクロムであり、部分
的に還元された混合物が、クロム又は炭化クロムへ還元
される酸素結合クロムを少なくとも40%および鉄又は
炭化鉄へ還元される酸素結合鉄を少なくとも70%含有
するものである請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記混合物がクロマイト鉱石及び硫黄含
有ニッケル精鉱物を含有しており、前記部分的に還元剤
された混合物が金属として又は炭化クロムとして少なく
とも5重量%のクロム及び金属として又は硫化ニッケル
として少なくとも0.1重量%のニッケルを含有する請
求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記混合物が、該混合物中の全ての酸素
結合金属を理論的に還元するに必要な少なくとも化学量
論量の還元剤を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 第1層の深さに対する第2層の深さの比
が0.05〜0.3である請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 前記混合物が少なくとも1300℃の温
度に加熱され、この温度に付加的に少なくとも30分間
維持される請求項2記載の方法。 - 【請求項8】 前記酸素結合金属がクロマイト鉱石を含
有しており、そして部分的に還元された混合物を精製容
器中の鉄浴へ供給し、酸素結合クロムをクロム又は炭化
クロムへ還元し、酸素を鉄浴へ吹き込んで過剰の炭素を
除去し、ステンレススチールを形成させることからなる
付加的工程を包含する請求項1記載の方法。
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