JPH08338225A - 包囲型エンジンの騒音低減装置 - Google Patents
包囲型エンジンの騒音低減装置Info
- Publication number
- JPH08338225A JPH08338225A JP7142812A JP14281295A JPH08338225A JP H08338225 A JPH08338225 A JP H08338225A JP 7142812 A JP7142812 A JP 7142812A JP 14281295 A JP14281295 A JP 14281295A JP H08338225 A JPH08338225 A JP H08338225A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- engine
- duct
- wind speed
- vibration
- Prior art date
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- Pending
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で包囲型エンジンの騒音を低減す
る。 【構成】 防音ケースによって囲まれたエンジン発電機
にアクティブノイズコントロール(ANC)による騒音
低減を行う場合において、参照騒音マイクの代わりにエ
ンジンの振動を検出する振動センサ18と、ラジエータ
ファンの風速を検出する風速センサ11とを設け、AN
Cコントローラ25が残留騒音マイク19からの残留騒
音信号と両センサ11,18の信号に基づいて、エンジ
ン音、ファンの風切り音を消音する。
る。 【構成】 防音ケースによって囲まれたエンジン発電機
にアクティブノイズコントロール(ANC)による騒音
低減を行う場合において、参照騒音マイクの代わりにエ
ンジンの振動を検出する振動センサ18と、ラジエータ
ファンの風速を検出する風速センサ11とを設け、AN
Cコントローラ25が残留騒音マイク19からの残留騒
音信号と両センサ11,18の信号に基づいて、エンジ
ン音、ファンの風切り音を消音する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は騒音低減装置に関し、よ
り詳しくは、防音ケースなどの包囲体によって囲まれた
エンジンの騒音を低減する、包囲型エンジンの騒音低減
装置に関する。
り詳しくは、防音ケースなどの包囲体によって囲まれた
エンジンの騒音を低減する、包囲型エンジンの騒音低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン、排気ダクトの騒音
を低減する技術として吸音材、制振動材を設けるという
受動的な方法が提案されている。これに対し、近年、騒
音に対して同振幅、逆位相の相殺音を放射して、音波の
干渉効果により騒音を低減する能動的騒音制御(アクテ
ィブノイズコントロール、以下、ANCと称する)が実
用化され、各方面で盛んに研究されている。ANCによ
れば、吸音材では低減しにくい100Hz付近〜500
Hz付近の低周波の騒音においても低減効果を有するの
で、車室のこもり音、空調ダクト騒音などを低減するこ
とに使用されている(特公表平2−503219号、特
開平3−204354号公報等)。
を低減する技術として吸音材、制振動材を設けるという
受動的な方法が提案されている。これに対し、近年、騒
音に対して同振幅、逆位相の相殺音を放射して、音波の
干渉効果により騒音を低減する能動的騒音制御(アクテ
ィブノイズコントロール、以下、ANCと称する)が実
用化され、各方面で盛んに研究されている。ANCによ
れば、吸音材では低減しにくい100Hz付近〜500
Hz付近の低周波の騒音においても低減効果を有するの
で、車室のこもり音、空調ダクト騒音などを低減するこ
とに使用されている(特公表平2−503219号、特
開平3−204354号公報等)。
【0003】図7は上記ANCの一例として、空調ダク
ト騒音を低減するダクト消音装置の概略ブロック図であ
る。同図において、空調ダクト101は左側から右側に
向かって空気が流れるように構成され、その空気の流れ
にしたがって騒音も空調ダクト101を伝搬する。空調
ダクト101には参照騒音マイク102と、排気口10
3近くに残留騒音マイク104が設けられ、両マイク1
02,104の間に相殺音を発生するラウドスピーカ1
05が設けられている。
ト騒音を低減するダクト消音装置の概略ブロック図であ
る。同図において、空調ダクト101は左側から右側に
向かって空気が流れるように構成され、その空気の流れ
にしたがって騒音も空調ダクト101を伝搬する。空調
ダクト101には参照騒音マイク102と、排気口10
3近くに残留騒音マイク104が設けられ、両マイク1
02,104の間に相殺音を発生するラウドスピーカ1
05が設けられている。
【0004】このダクト消音装置では、参照騒音マイク
102で検出される参照騒音が相殺音と干渉して残留騒
音となり、残留騒音マイク104から検出された残留騒
音信号により残留騒音が最小となるようにANC制御部
106のフィルタ係数を逐次更新することにより、ラウ
ドスピーカ105から放射される相殺音を変化させ、騒
音を低減する。この消音装置の場合、ラウドスピーカ1
05から放射される相殺音が参照騒音マイク102に入
る構成となっているので、ラウドスピーカ105と参照
騒音マイク102間の電気音響特性をシステム同定の段
階において、予め求めておく必要がある。そして、AN
Cを実行する段階で演算の中で、ラウドスピーカ105
と参照騒音マイク102間のハウリング補正を行わなけ
ればならない。
102で検出される参照騒音が相殺音と干渉して残留騒
音となり、残留騒音マイク104から検出された残留騒
音信号により残留騒音が最小となるようにANC制御部
106のフィルタ係数を逐次更新することにより、ラウ
ドスピーカ105から放射される相殺音を変化させ、騒
音を低減する。この消音装置の場合、ラウドスピーカ1
05から放射される相殺音が参照騒音マイク102に入
る構成となっているので、ラウドスピーカ105と参照
騒音マイク102間の電気音響特性をシステム同定の段
階において、予め求めておく必要がある。そして、AN
Cを実行する段階で演算の中で、ラウドスピーカ105
と参照騒音マイク102間のハウリング補正を行わなけ
ればならない。
【0005】一方、近年、環境に優しい製品の開発が要
望され、エンジン発電機などおいて、騒音を低減するた
めにエンジンを防音ケースに収容する形態のものが好ま
れるようになっている。上記環境問題の高まりを考慮す
ると、上記ANCを包囲型エンジンに適用して騒音を低
減することが考えられる。
望され、エンジン発電機などおいて、騒音を低減するた
めにエンジンを防音ケースに収容する形態のものが好ま
れるようになっている。上記環境問題の高まりを考慮す
ると、上記ANCを包囲型エンジンに適用して騒音を低
減することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動
車、船室のキャビンなどの閉空間において、ANCを適
用した構成例、マフラの排気音を低減する装置などが提
案されているが、ANCを包囲型エンジンに適用して騒
音を低減する効果的な装置構成は開示されていないのが
現状である。したがって、包囲型エンジンにおいても一
般的なANC装置の構成を適用することが考えられる。
車、船室のキャビンなどの閉空間において、ANCを適
用した構成例、マフラの排気音を低減する装置などが提
案されているが、ANCを包囲型エンジンに適用して騒
音を低減する効果的な装置構成は開示されていないのが
現状である。したがって、包囲型エンジンにおいても一
般的なANC装置の構成を適用することが考えられる。
【0007】この場合、上記したように、ラウドスピー
カから放射される相殺音が参照騒音マイクに入るので、
ラウドスピーカと参照騒音マイク間の電気音響特性をシ
ステム同定の段階において、予め求めておく必要があ
る。また、ANCを実行する演算の中で、少なくともラ
ウドスピーカと参照騒音マイク間のハウリング補正を行
わなければならず、処理プロセッサの負担が大きくなる
問題が生じる。さらに、包囲型エンジンの場合は包囲体
内の温度が高くなりやすいため、エンジンの参照騒音を
検出する参照騒音マイクが熱により破損しやすい問題が
ある。
カから放射される相殺音が参照騒音マイクに入るので、
ラウドスピーカと参照騒音マイク間の電気音響特性をシ
ステム同定の段階において、予め求めておく必要があ
る。また、ANCを実行する演算の中で、少なくともラ
ウドスピーカと参照騒音マイク間のハウリング補正を行
わなければならず、処理プロセッサの負担が大きくなる
問題が生じる。さらに、包囲型エンジンの場合は包囲体
内の温度が高くなりやすいため、エンジンの参照騒音を
検出する参照騒音マイクが熱により破損しやすい問題が
ある。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、包囲型エンジンにおいて、簡単な構成で包
囲体から漏れる騒音を低減できる、包囲型エンジンの騒
音低減装置を提供することを目的としている。
ものであり、包囲型エンジンにおいて、簡単な構成で包
囲体から漏れる騒音を低減できる、包囲型エンジンの騒
音低減装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の包囲型エンジンの騒音低減装置は、包
囲体内にエンジンを収容し、包囲体の所定箇所に少なく
とも吸気口と排気口を設け、吸気口から外気を取り入れ
て排気口から排気する包囲型エンジンの騒音を低減する
騒音低減装置であり、吸気口あるいは排気口に連通する
ダクト部が包囲体周囲に少なくとも1つ形成され、エン
ジンの振動を検出する振動センサと、ダクト部のダクト
口の近くに設けられた残留騒音検出手段と、ダクト部内
に配設された相殺音発生手段と、残留騒音検出手段の残
留騒音信号と振動センサの振動信号とに基づいてダクト
口における騒音を打ち消す相殺音を発生させるように相
殺音発生手段を駆動する制御手段とを備えていることを
特徴とする。
めの、請求項1の包囲型エンジンの騒音低減装置は、包
囲体内にエンジンを収容し、包囲体の所定箇所に少なく
とも吸気口と排気口を設け、吸気口から外気を取り入れ
て排気口から排気する包囲型エンジンの騒音を低減する
騒音低減装置であり、吸気口あるいは排気口に連通する
ダクト部が包囲体周囲に少なくとも1つ形成され、エン
ジンの振動を検出する振動センサと、ダクト部のダクト
口の近くに設けられた残留騒音検出手段と、ダクト部内
に配設された相殺音発生手段と、残留騒音検出手段の残
留騒音信号と振動センサの振動信号とに基づいてダクト
口における騒音を打ち消す相殺音を発生させるように相
殺音発生手段を駆動する制御手段とを備えていることを
特徴とする。
【0010】請求項2の包囲型エンジンの騒音低減装置
は、包囲体内に配設された冷却用ファンの風速を検出す
る風速センサをダクト部あるいは包囲体内に設けるとと
もに、制御手段が残留騒音検出手段の残留騒音信号と振
動センサの振動信号と風速センサの風速信号とに基づい
てダクト口における騒音を打ち消す相殺音を発生させる
ように相殺音発生手段を駆動することを特徴とする。
は、包囲体内に配設された冷却用ファンの風速を検出す
る風速センサをダクト部あるいは包囲体内に設けるとと
もに、制御手段が残留騒音検出手段の残留騒音信号と振
動センサの振動信号と風速センサの風速信号とに基づい
てダクト口における騒音を打ち消す相殺音を発生させる
ように相殺音発生手段を駆動することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の包囲型エンジンの騒音低減装置にお
いては、包囲体内の参照騒音の代わりに振動センサがエ
ンジンの振動を検出し、残留騒音検出手段による残留騒
音信号と振動センサの振動信号とに基づいて制御手段の
ANC制御により、相殺音発生手段からダクト口におけ
る騒音を低減するような相殺音が発生される。このよう
なANC消音装置の構成であると、エンジン騒音を検出
する参照騒音マイクが不要になる。
いては、包囲体内の参照騒音の代わりに振動センサがエ
ンジンの振動を検出し、残留騒音検出手段による残留騒
音信号と振動センサの振動信号とに基づいて制御手段の
ANC制御により、相殺音発生手段からダクト口におけ
る騒音を低減するような相殺音が発生される。このよう
なANC消音装置の構成であると、エンジン騒音を検出
する参照騒音マイクが不要になる。
【0012】したがって、システム同定時における相殺
音発生手段と参照騒音マイク間の電気音響特性の補正を
行うことを省略できるとともに、ANC動作時における
演算の中で、相殺音発生手段と参照騒音マイクとの間の
ハウリング補正を行う必要がなくなるので、制御手段に
おける処理プロセッサの演算量を減らすことができる。
これにより、ハウリング補正に伴う多段のデジタルフィ
ルタを削除できる分だけ、プログラム処理時間に余裕が
生じ、サンプリングの高速化、適応フィルタの段数を拡
張することができる。
音発生手段と参照騒音マイク間の電気音響特性の補正を
行うことを省略できるとともに、ANC動作時における
演算の中で、相殺音発生手段と参照騒音マイクとの間の
ハウリング補正を行う必要がなくなるので、制御手段に
おける処理プロセッサの演算量を減らすことができる。
これにより、ハウリング補正に伴う多段のデジタルフィ
ルタを削除できる分だけ、プログラム処理時間に余裕が
生じ、サンプリングの高速化、適応フィルタの段数を拡
張することができる。
【0013】請求項2の包囲型エンジンの騒音低減装置
であれば、以下の作用をなす。即ち、包囲体内に冷却用
ファンを設けると、冷却用ファンの風切り音が包囲体外
に漏れ、耳障りな騒音となる。そこで本発明者は冷却用
ファンの風速を検出する風速センサをダクト部あるいは
包囲体内に設け、風速センサの風速信号を調べたとこ
ろ、実際の風切り音を検出した場合の参照騒音信号と風
速センサの風速信号とが高い相関をもっており、風速セ
ンサの風速信号によりファンの風切り音を代用できるこ
とを見いだした。この構成であると、風速センサはマイ
クではないので、相殺音発生手段が発するアンチノイズ
音の影響を受けない。
であれば、以下の作用をなす。即ち、包囲体内に冷却用
ファンを設けると、冷却用ファンの風切り音が包囲体外
に漏れ、耳障りな騒音となる。そこで本発明者は冷却用
ファンの風速を検出する風速センサをダクト部あるいは
包囲体内に設け、風速センサの風速信号を調べたとこ
ろ、実際の風切り音を検出した場合の参照騒音信号と風
速センサの風速信号とが高い相関をもっており、風速セ
ンサの風速信号によりファンの風切り音を代用できるこ
とを見いだした。この構成であると、風速センサはマイ
クではないので、相殺音発生手段が発するアンチノイズ
音の影響を受けない。
【0014】したがって、システム同定時における相殺
音発生手段と冷却用ファン音マイク間の電気音響特性の
補正を行うことを省略できるとともに、ANC動作時に
おける演算の中で、相殺音発生手段と冷却用ファン音マ
イクとの間のハウリング補正を行う必要がなくなるの
で、制御手段における処理プロセッサの演算量を減らす
ことができる。これにより、ハウリング補正に伴う多段
のデジタルフィルタを削除できる分だけ、プログラム処
理時間に余裕が生じ、サンプリングの高速化、適応フィ
ルタの段数を拡張することができる。
音発生手段と冷却用ファン音マイク間の電気音響特性の
補正を行うことを省略できるとともに、ANC動作時に
おける演算の中で、相殺音発生手段と冷却用ファン音マ
イクとの間のハウリング補正を行う必要がなくなるの
で、制御手段における処理プロセッサの演算量を減らす
ことができる。これにより、ハウリング補正に伴う多段
のデジタルフィルタを削除できる分だけ、プログラム処
理時間に余裕が生じ、サンプリングの高速化、適応フィ
ルタの段数を拡張することができる。
【0015】
【発明の効果】上記作用において説明したように、請求
項1の発明によれば、以下の特有の効果を奏する。 (イ)エンジン騒音検出手段をエンジンの振動を検出す
る振動センサに代えることにより、相殺音発生手段が発
する相殺音が参照騒音検出手段に入ることを無くすこと
ができる。これにより、システム同定時における相殺音
発生手段と参照騒音検出手段間の電気音響特性の補正を
行うことを省略できるとともに、ANC動作時における
演算の中で、相殺音発生手段と参照騒音検出手段との間
のハウリング補正を行う必要がなくなり、簡単な構成で
騒音低減システムの追従性の向上、騒音低減の効率向上
が図れる。
項1の発明によれば、以下の特有の効果を奏する。 (イ)エンジン騒音検出手段をエンジンの振動を検出す
る振動センサに代えることにより、相殺音発生手段が発
する相殺音が参照騒音検出手段に入ることを無くすこと
ができる。これにより、システム同定時における相殺音
発生手段と参照騒音検出手段間の電気音響特性の補正を
行うことを省略できるとともに、ANC動作時における
演算の中で、相殺音発生手段と参照騒音検出手段との間
のハウリング補正を行う必要がなくなり、簡単な構成で
騒音低減システムの追従性の向上、騒音低減の効率向上
が図れる。
【0016】(ロ)エンジンの放熱により高温となる包
囲体内に参照騒音マイクを配設する必要がなくなるの
で、熱によるマイクの破損、マイク感度の低下等の問題
の発生がなくなる。請求項2の発明は、請求項1の発明
の効果に加え、包囲型エンジンにおいて必ず必要となる
冷却用ファンのファンの風切り音を消音することがで
き、包囲体から漏れる騒音を一層低減できるという特有
の効果を奏する。
囲体内に参照騒音マイクを配設する必要がなくなるの
で、熱によるマイクの破損、マイク感度の低下等の問題
の発生がなくなる。請求項2の発明は、請求項1の発明
の効果に加え、包囲型エンジンにおいて必ず必要となる
冷却用ファンのファンの風切り音を消音することがで
き、包囲体から漏れる騒音を一層低減できるという特有
の効果を奏する。
【0017】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図3は本発明に係る包囲型エンジンの騒音低
減装置の一実施例としての包囲型エンジン発電機の騒音
低減装置の構成を示す縦断面図である。
説明する。図3は本発明に係る包囲型エンジンの騒音低
減装置の一実施例としての包囲型エンジン発電機の騒音
低減装置の構成を示す縦断面図である。
【0018】この包囲型エンジン発電機1は、防音ケー
ス2のほぼ中央部にディーゼルエンジン3を配設すると
ともに、図中右側に発電機4を配設してある。ディーゼ
ルエンジン3の上側には、区画壁5を設け、区画壁5の
左側面にラジエータ6を取り付けることにより、防音ケ
ース2内をエンジン3発電機4が収容されるエンジン発
電室7と、排風通路8とに区画している。
ス2のほぼ中央部にディーゼルエンジン3を配設すると
ともに、図中右側に発電機4を配設してある。ディーゼ
ルエンジン3の上側には、区画壁5を設け、区画壁5の
左側面にラジエータ6を取り付けることにより、防音ケ
ース2内をエンジン3発電機4が収容されるエンジン発
電室7と、排風通路8とに区画している。
【0019】排風通路8はラジエータ6に臨ませて設け
られた上昇通路8aと、防音ケース2の上壁2aに設け
られた排出口10と連通する排気通路8bとからなり、
排気通路8b内の区画壁5上にマフラ12が配設されて
いる。マフラ12の排気口12aは図1において紙面手
前側の防音ケース2の上部に設けられている。ラジエー
タ6にはラジエータファン20が取り付けられ、ラジエ
ータファン20はファンベルトおよびプーリにより、エ
ンジン3のクランク軸に連動駆動される。
られた上昇通路8aと、防音ケース2の上壁2aに設け
られた排出口10と連通する排気通路8bとからなり、
排気通路8b内の区画壁5上にマフラ12が配設されて
いる。マフラ12の排気口12aは図1において紙面手
前側の防音ケース2の上部に設けられている。ラジエー
タ6にはラジエータファン20が取り付けられ、ラジエ
ータファン20はファンベルトおよびプーリにより、エ
ンジン3のクランク軸に連動駆動される。
【0020】防音ケース2の上壁2a上には、ラジエー
タ6側に基端部を有し、反対側にダクト出口13aを有
する略長方形状のダクト13が固定され、排出口10上
方のダクト部分には、ダクト13を水平方向に2つの部
屋に区画する遮蔽壁14が設けられている。この遮蔽壁
14によって排出口10は約半分ぐらい覆われた状態に
なっている。
タ6側に基端部を有し、反対側にダクト出口13aを有
する略長方形状のダクト13が固定され、排出口10上
方のダクト部分には、ダクト13を水平方向に2つの部
屋に区画する遮蔽壁14が設けられている。この遮蔽壁
14によって排出口10は約半分ぐらい覆われた状態に
なっている。
【0021】遮蔽壁14によって区画された上側の部屋
(上部ダクト室15と称する)にはスピーカ面をダクト
出口13aに向けて指向性のあるラウドスピーカ16が
配設されている。また、下側の部屋(下部ダクト室17
と称する)は上昇通路8a、排気通路8bを経た冷却風
をダクト出口13a方向に導風する機能がある。ラウド
スピーカ16は着脱自在に交換できるようにユニットケ
ース9に囲まれており、上部ダクト室15と隙間なく嵌
合することにより、ラウドスピーカ16のダクト13へ
の取り付けが簡単に行えるようになっている。また、ダ
クト出口13a近くの所定位置には、ダクト出口13a
付近の残留騒音を検出する残留騒音マイク19が配設さ
れている。
(上部ダクト室15と称する)にはスピーカ面をダクト
出口13aに向けて指向性のあるラウドスピーカ16が
配設されている。また、下側の部屋(下部ダクト室17
と称する)は上昇通路8a、排気通路8bを経た冷却風
をダクト出口13a方向に導風する機能がある。ラウド
スピーカ16は着脱自在に交換できるようにユニットケ
ース9に囲まれており、上部ダクト室15と隙間なく嵌
合することにより、ラウドスピーカ16のダクト13へ
の取り付けが簡単に行えるようになっている。また、ダ
クト出口13a近くの所定位置には、ダクト出口13a
付近の残留騒音を検出する残留騒音マイク19が配設さ
れている。
【0022】エンジンのシリンダヘッド近くの所定の箇
所に振動センサ18(加速度センサ)が固着され、エン
ジンの振動を振動センサ18が検出して、ANCコント
ローラ25に入力されるようになっている。また、ラジ
エータファン20の下流側で上昇通路8aの所定位置に
はラジエータファン20が起こす冷却風の風速を検出す
る風速センサ11が配設されている。
所に振動センサ18(加速度センサ)が固着され、エン
ジンの振動を振動センサ18が検出して、ANCコント
ローラ25に入力されるようになっている。また、ラジ
エータファン20の下流側で上昇通路8aの所定位置に
はラジエータファン20が起こす冷却風の風速を検出す
る風速センサ11が配設されている。
【0023】一方、防音ケース2の発電機4側の側面に
は、防音ケース2内を換気する吸気口21が設けてあ
り、発電機4の上方には区画壁5に支持された燃料タン
ク22が設けてある。なお、燃料タンク22の燃料供給
口23は図1において紙面手前側の防音ケース2の上部
に設けられている。エンジン発電室7の略中央部位置に
はエアクリーナ24が配設され、吸気口21から吸入さ
れた外気を吸気管を介して燃焼室に供給する。
は、防音ケース2内を換気する吸気口21が設けてあ
り、発電機4の上方には区画壁5に支持された燃料タン
ク22が設けてある。なお、燃料タンク22の燃料供給
口23は図1において紙面手前側の防音ケース2の上部
に設けられている。エンジン発電室7の略中央部位置に
はエアクリーナ24が配設され、吸気口21から吸入さ
れた外気を吸気管を介して燃焼室に供給する。
【0024】騒音低減装置は、上記振動センサ18、風
速センサ11、指向性のあるラウドスピーカ16、残留
騒音マイク19、およびANCコントローラ25とから
構成されており、ANCコントローラ25は防音ケース
2の下部位置にエンジンの熱の影響を受けないように防
熱部材26に囲まれて配設されている。図1はANCコ
ントローラ25の詳細を示すブロック図であり、ANC
コントローラ25は、振動センサ18からの振動信号と
残留騒音信号に基づいてエンジンの騒音を低減する騒音
アンチノイズ信号を生成するエンジン騒音ANC処理部
70と、風速センサ11からの風速信号と残留騒音信号
に基づいてファンの風切り音を低減する風切り音アンチ
ノイズ信号を生成するファン風切り音ANC処理部71
と、振動アンチノイズ信号と風切り音アンチノイズ信号
とを加算する加算部72と、加算された信号を増幅する
アンプ部73とを有している。
速センサ11、指向性のあるラウドスピーカ16、残留
騒音マイク19、およびANCコントローラ25とから
構成されており、ANCコントローラ25は防音ケース
2の下部位置にエンジンの熱の影響を受けないように防
熱部材26に囲まれて配設されている。図1はANCコ
ントローラ25の詳細を示すブロック図であり、ANC
コントローラ25は、振動センサ18からの振動信号と
残留騒音信号に基づいてエンジンの騒音を低減する騒音
アンチノイズ信号を生成するエンジン騒音ANC処理部
70と、風速センサ11からの風速信号と残留騒音信号
に基づいてファンの風切り音を低減する風切り音アンチ
ノイズ信号を生成するファン風切り音ANC処理部71
と、振動アンチノイズ信号と風切り音アンチノイズ信号
とを加算する加算部72と、加算された信号を増幅する
アンプ部73とを有している。
【0025】図2はエンジン騒音ANC処理部70の構
成を示すブロック図であり、エンジン騒音ANC処理部
70は、ラウドスピーカ16と残留騒音マイク19間の
電気音響特性Cを補正する補償フィルタ75と、適応デ
ジタルフィルタ76と、LMS制御部77とを有してい
る。なお、ファン風切り音ANC処理部71も、エンジ
ン騒音ANC処理部70と同様な補償フィルタ75、適
応デジタルフィルタ76、LMS制御部77を有してお
り、風切りアンチノイズ信号を加算部72に出力するよ
うに構成されている。なお、LMS法は下記数1に示す
数式で演算されるアルゴリズムである。
成を示すブロック図であり、エンジン騒音ANC処理部
70は、ラウドスピーカ16と残留騒音マイク19間の
電気音響特性Cを補正する補償フィルタ75と、適応デ
ジタルフィルタ76と、LMS制御部77とを有してい
る。なお、ファン風切り音ANC処理部71も、エンジ
ン騒音ANC処理部70と同様な補償フィルタ75、適
応デジタルフィルタ76、LMS制御部77を有してお
り、風切りアンチノイズ信号を加算部72に出力するよ
うに構成されている。なお、LMS法は下記数1に示す
数式で演算されるアルゴリズムである。
【0026】
【数1】
【0027】但し、 Wn:適応フィルタ係数(W[0],W[1],…,W
[L]) Xn:参照騒音信号(X[n],X[n−1],…,X
[n−L]) en:残留騒音信号 n:離散時間 μ:収束係数 L:フィルタ次数 である。
[L]) Xn:参照騒音信号(X[n],X[n−1],…,X
[n−L]) en:残留騒音信号 n:離散時間 μ:収束係数 L:フィルタ次数 である。
【0028】上記構成のエンジン発電機の騒音低減装置
の作用について図4に示すフローチャートにしたがって
説明する。まず、ステップSP1において図3のように
配置されたラウドスピーカ16と残留騒音マイク10の
間の電気音響特性<C>について上記LMS法に基づい
てシステム同定を行う。そして、ステップSP2におい
てエンジンを運転した状態で振動センサ18から振動信
号を、風速センサ11から風速信号を入力するととも
に、残留騒音マイク19から残留騒音信号を入力し、ス
テップSP3においてエンジン騒音ANC処理部70、
ファン風切り音ANC処理部71の補償フィルタ75
(<C>)の演算を行い、ステップSP4においてエン
ジン騒音ANC処理部70、ファン風切り音ANC処理
部71のそれぞれのLMS制御部77が前記数1に基づ
いて適応デジタルフィルタ76のフィルタ係数を演算
し、ステップSP5においてLMS法に基づいて適応デ
ジタルフィルタ係数を補正し、ステップSP6において
エンジン騒音ANC処理部70が騒音アンチノイズ信号
を出力するとともにファン風切り音ANC処理部71が
風切り音アンチノイズ信号を出力する。そして、ステッ
プSP7において2つのLMS制御部77のクロックパ
ルスに基づいて2つのアンチノイズ信号を加算部72で
加算し、ステップSP8においてラウドスピーカ16か
ら相殺音を発生させる。
の作用について図4に示すフローチャートにしたがって
説明する。まず、ステップSP1において図3のように
配置されたラウドスピーカ16と残留騒音マイク10の
間の電気音響特性<C>について上記LMS法に基づい
てシステム同定を行う。そして、ステップSP2におい
てエンジンを運転した状態で振動センサ18から振動信
号を、風速センサ11から風速信号を入力するととも
に、残留騒音マイク19から残留騒音信号を入力し、ス
テップSP3においてエンジン騒音ANC処理部70、
ファン風切り音ANC処理部71の補償フィルタ75
(<C>)の演算を行い、ステップSP4においてエン
ジン騒音ANC処理部70、ファン風切り音ANC処理
部71のそれぞれのLMS制御部77が前記数1に基づ
いて適応デジタルフィルタ76のフィルタ係数を演算
し、ステップSP5においてLMS法に基づいて適応デ
ジタルフィルタ係数を補正し、ステップSP6において
エンジン騒音ANC処理部70が騒音アンチノイズ信号
を出力するとともにファン風切り音ANC処理部71が
風切り音アンチノイズ信号を出力する。そして、ステッ
プSP7において2つのLMS制御部77のクロックパ
ルスに基づいて2つのアンチノイズ信号を加算部72で
加算し、ステップSP8においてラウドスピーカ16か
ら相殺音を発生させる。
【0029】さらに説明する。まず、ステップSP1の
システム同定処理においては、従来のように参照騒音マ
イクを使用せず、音とアイソレーションされた振動セン
サ18によってエンジン騒音、風速センサ11によって
ファンの風切り音を検出するようにしているので、参照
騒音マイクと残留騒音マイク19間の電気音響特性Bの
補正が不要になり、システム同定が簡素化できる。ま
た、温度の高い包囲体内位置に配設される参照騒音マイ
クを省略することができるので、参照騒音マイクの熱に
よる破損を防止することができる。
システム同定処理においては、従来のように参照騒音マ
イクを使用せず、音とアイソレーションされた振動セン
サ18によってエンジン騒音、風速センサ11によって
ファンの風切り音を検出するようにしているので、参照
騒音マイクと残留騒音マイク19間の電気音響特性Bの
補正が不要になり、システム同定が簡素化できる。ま
た、温度の高い包囲体内位置に配設される参照騒音マイ
クを省略することができるので、参照騒音マイクの熱に
よる破損を防止することができる。
【0030】ステップSP2において、エンジン発電機
1のエンジン3が運転され、発電が開始されると、エン
ジン3のクランク軸に連動するラジエータファン20が
駆動する。ラジエータファン20の駆動によりエンジン
発電機1内を冷却風が流れる。即ち、ラジエータファン
20の駆動により吸気口21から吸入された外気は、エ
ンジン3および発電機4を冷却した後、排風通路8の上
昇通路8a、排気通路8bを経て排気口10からダクト
13内を流れて、ダクト出口13aから外部に放出され
る(図中矢印M参照)。
1のエンジン3が運転され、発電が開始されると、エン
ジン3のクランク軸に連動するラジエータファン20が
駆動する。ラジエータファン20の駆動によりエンジン
発電機1内を冷却風が流れる。即ち、ラジエータファン
20の駆動により吸気口21から吸入された外気は、エ
ンジン3および発電機4を冷却した後、排風通路8の上
昇通路8a、排気通路8bを経て排気口10からダクト
13内を流れて、ダクト出口13aから外部に放出され
る(図中矢印M参照)。
【0031】この実施例では、エンジン音、ファンの風
切り音を検出する場合に参照騒音マイクを使用していな
いので、ラウドスピーカ16が発する相殺音が参照騒音
信号である参照信号に対して悪影響を及ぼすことがな
い。このことにより、ANC処理時における演算の中
で、ラウドスピーカ16と参照騒音マイクとの間のハウ
リング補正を行う必要がなくなるので、エンジン騒音A
NC処理部、ファン風切り音ANC処理部の演算量を減
らすことができる。
切り音を検出する場合に参照騒音マイクを使用していな
いので、ラウドスピーカ16が発する相殺音が参照騒音
信号である参照信号に対して悪影響を及ぼすことがな
い。このことにより、ANC処理時における演算の中
で、ラウドスピーカ16と参照騒音マイクとの間のハウ
リング補正を行う必要がなくなるので、エンジン騒音A
NC処理部、ファン風切り音ANC処理部の演算量を減
らすことができる。
【0032】したがって、ハウリング補正に伴うデジタ
ルフィルタの段数を削減できる分だけプログラム処理時
間に余裕が生じ、その分、サンプリングの高速化、また
は適応フィルタの段数の拡張を行うことができ、実際の
消音動作において騒音低減性能を向上させることができ
る。また、エンジンの回転信号に基づいてエンジン騒音
を低減する方法に比べて、加速度を検出する振動センサ
18を用いることにより、消音できるエンジンの騒音成
分を拡張できる利点がある。これは、エンジン回転信号
では基本回転数の整数倍の高調波成分の騒音しか低減で
きないのに対し、振動センサ18を用いることにより、
高調波成分以外の騒音成分を低減できる理由による。
ルフィルタの段数を削減できる分だけプログラム処理時
間に余裕が生じ、その分、サンプリングの高速化、また
は適応フィルタの段数の拡張を行うことができ、実際の
消音動作において騒音低減性能を向上させることができ
る。また、エンジンの回転信号に基づいてエンジン騒音
を低減する方法に比べて、加速度を検出する振動センサ
18を用いることにより、消音できるエンジンの騒音成
分を拡張できる利点がある。これは、エンジン回転信号
では基本回転数の整数倍の高調波成分の騒音しか低減で
きないのに対し、振動センサ18を用いることにより、
高調波成分以外の騒音成分を低減できる理由による。
【0033】図5(A)は振動センサ18から得られる
振動信号を横軸に周波数、縦軸にデジベル(dB)を取
って示した周波数特性図、図5(B)は騒音の周波数特
性図、図5(C)は両特性の相関特性を示す図である。
図5(C)において相関係数が1に近い周波数成分を四
角で示しており、これらの周波数成分について消音でき
る。さらに、ラジエータファン20の風速とファンの風
切り音においても同様に高い相関関係があることを確認
しており、風速センサ11によってファンの風切り音を
効果的に消音することができる。
振動信号を横軸に周波数、縦軸にデジベル(dB)を取
って示した周波数特性図、図5(B)は騒音の周波数特
性図、図5(C)は両特性の相関特性を示す図である。
図5(C)において相関係数が1に近い周波数成分を四
角で示しており、これらの周波数成分について消音でき
る。さらに、ラジエータファン20の風速とファンの風
切り音においても同様に高い相関関係があることを確認
しており、風速センサ11によってファンの風切り音を
効果的に消音することができる。
【0034】
【実施例2】図6はこの発明の第2実施例を示す図であ
り、図6(A)は包囲型エンジン発電機の騒音低減装置
の構成を示す概略縦断面図、図6(B)は吸風ダクトケ
ースを取り外した状態の左側面図、図6(C)は排風ダ
クトケースを取り外した状態の右側面図である。この包
囲型エンジン発電機31は、直方体形状の6つの防音壁
で構成された防音ケース2の図中右側にディーゼルエン
ジン3を配設するとともに、図中左側にエンジン発電機
4を配設してある。また、右側防音壁2bの略中央位置
に排出口10を開口し、左側防音壁2cの下部位置に吸
気口21を開口している。
り、図6(A)は包囲型エンジン発電機の騒音低減装置
の構成を示す概略縦断面図、図6(B)は吸風ダクトケ
ースを取り外した状態の左側面図、図6(C)は排風ダ
クトケースを取り外した状態の右側面図である。この包
囲型エンジン発電機31は、直方体形状の6つの防音壁
で構成された防音ケース2の図中右側にディーゼルエン
ジン3を配設するとともに、図中左側にエンジン発電機
4を配設してある。また、右側防音壁2bの略中央位置
に排出口10を開口し、左側防音壁2cの下部位置に吸
気口21を開口している。
【0035】右側防音壁2bには排出口10を上側から
覆うように排風口32を備えた導風板33が取り付けら
れ、さらにその導風板33を収容するように排風ダクト
ケース34が右側防音壁2bに取り付けられている。排
風ダクトケース34の右側上部には、ダクト出口35が
設けられ、そのダクト出口35に所定の排気面積を有す
る金網が張設されている。
覆うように排風口32を備えた導風板33が取り付けら
れ、さらにその導風板33を収容するように排風ダクト
ケース34が右側防音壁2bに取り付けられている。排
風ダクトケース34の右側上部には、ダクト出口35が
設けられ、そのダクト出口35に所定の排気面積を有す
る金網が張設されている。
【0036】一方、左側防音壁2cには吸気口21を下
側から覆うように排風口37を備えた導風板38が設け
られ、さらにその導風板38を収容するように吸風ダク
トケース40が左側防音壁2cに取り付けられている。
吸風ダクトケース40の下部位置には、ダクト入口41
が設けられ、そのダクト入口41に所定の排気面積を有
する金網が張設されている。
側から覆うように排風口37を備えた導風板38が設け
られ、さらにその導風板38を収容するように吸風ダク
トケース40が左側防音壁2cに取り付けられている。
吸風ダクトケース40の下部位置には、ダクト入口41
が設けられ、そのダクト入口41に所定の排気面積を有
する金網が張設されている。
【0037】ラジエータ6は排出口10に臨ませて配設
されており、ラジエータ6にはファンベルトによりクラ
ンク軸と連動駆動されるラジエータファン20が取り付
けられている。このラジエータファン20は防音ケース
2内の空気を吸い出す形のファンとなっている。吸気口
21には電動ファン39が配設され、この電動ファン3
9は導風板38内の空気を吸い込む方式のファンであ
る。また、エンジン3の上方には吸気管に連通するエア
クリーナ24と、排気管に連通するマフラ42を防音ケ
ース2内に設けている。マフラ42のマフラ口42aは
防音ケース2の側壁を貫通して外部に設けられている。
されており、ラジエータ6にはファンベルトによりクラ
ンク軸と連動駆動されるラジエータファン20が取り付
けられている。このラジエータファン20は防音ケース
2内の空気を吸い出す形のファンとなっている。吸気口
21には電動ファン39が配設され、この電動ファン3
9は導風板38内の空気を吸い込む方式のファンであ
る。また、エンジン3の上方には吸気管に連通するエア
クリーナ24と、排気管に連通するマフラ42を防音ケ
ース2内に設けている。マフラ42のマフラ口42aは
防音ケース2の側壁を貫通して外部に設けられている。
【0038】この実施例に係る包囲型エンジン発電機3
1は、ダクト出口35からの騒音を低減する排気側騒音
低減装置と、ダクト入口41からの騒音を低減するため
の吸気側騒音低減装置とを備えている。排気側騒音低減
装置は、エンジン3の所定位置に取り付けられた振動セ
ンサ18と、排気口10と導風板33とによって囲まれ
た排気導風室45内に設けられた排気側風速センサ80
と、右側防音壁2bの上部位置に設けられた排気側ラウ
ドスピーカ47と、ダクト出口35上側の端部位置に設
けられた排気側残留騒音マイク48と、排気側ANCコ
ントローラ(図示せず)とから構成されている。
1は、ダクト出口35からの騒音を低減する排気側騒音
低減装置と、ダクト入口41からの騒音を低減するため
の吸気側騒音低減装置とを備えている。排気側騒音低減
装置は、エンジン3の所定位置に取り付けられた振動セ
ンサ18と、排気口10と導風板33とによって囲まれ
た排気導風室45内に設けられた排気側風速センサ80
と、右側防音壁2bの上部位置に設けられた排気側ラウ
ドスピーカ47と、ダクト出口35上側の端部位置に設
けられた排気側残留騒音マイク48と、排気側ANCコ
ントローラ(図示せず)とから構成されている。
【0039】吸気側騒音低減装置は、エンジン3の所定
位置に取り付けられた振動センサ18と、吸気口21と
導風板38とによって囲まれた吸気導風室50内に設け
られた吸気側風速センサ81と、吸風ダクトケース40
の上側位置に設けられた吸気側ラウドスピーカ52と、
ダクト入口41の端部位置に設けられた吸気側残留騒音
マイク53と、吸気側ANCコントローラ(図示せず)
とから構成されている。なお、排気側風速センサ80は
ラジエータファン20の風速を検出し、吸気側風速セン
サ81は電動ファン39の風速を検出する。
位置に取り付けられた振動センサ18と、吸気口21と
導風板38とによって囲まれた吸気導風室50内に設け
られた吸気側風速センサ81と、吸風ダクトケース40
の上側位置に設けられた吸気側ラウドスピーカ52と、
ダクト入口41の端部位置に設けられた吸気側残留騒音
マイク53と、吸気側ANCコントローラ(図示せず)
とから構成されている。なお、排気側風速センサ80は
ラジエータファン20の風速を検出し、吸気側風速セン
サ81は電動ファン39の風速を検出する。
【0040】なお、エンジン3と発電機4は防音ケース
2の底壁2dの所定箇所に配設された防振ゴム55を介
して防音ケース2内に収容されているので、エンジン3
および発電機4の振動が防音ケース2に伝わることが軽
減されている。また、防音ケース2内左上部の吸気口2
1を塞がない位置には燃料タンク22が配設され、防音
ケース上壁2aに設けられた燃料注ぎ口56から燃料を
供給できるようになっている。
2の底壁2dの所定箇所に配設された防振ゴム55を介
して防音ケース2内に収容されているので、エンジン3
および発電機4の振動が防音ケース2に伝わることが軽
減されている。また、防音ケース2内左上部の吸気口2
1を塞がない位置には燃料タンク22が配設され、防音
ケース上壁2aに設けられた燃料注ぎ口56から燃料を
供給できるようになっている。
【0041】上記構成のエンジン発電機の騒音低減装置
の作用について説明する。エンジン発電機のエンジン3
が運転され、発電が開始されると、エンジンのクランク
軸に連動するラジエータファン20が駆動するととも
に、その電力を用い電動ファン39が駆動する。ラジエ
ータファン20,電動ファン39の駆動によりダクト入
口41から吸入された外気は、吸風ダクトケース40内
の吸気側上昇風路61、吸気導風室50を経て、防音ケ
ース2内に導かれ、発電機4およびエンジン3を冷却し
た後、排風ダクトケース34内の排気導風室45、排気
上昇風路62を流れ、ダクト出口35から排風される
(図中矢印M参照)。
の作用について説明する。エンジン発電機のエンジン3
が運転され、発電が開始されると、エンジンのクランク
軸に連動するラジエータファン20が駆動するととも
に、その電力を用い電動ファン39が駆動する。ラジエ
ータファン20,電動ファン39の駆動によりダクト入
口41から吸入された外気は、吸風ダクトケース40内
の吸気側上昇風路61、吸気導風室50を経て、防音ケ
ース2内に導かれ、発電機4およびエンジン3を冷却し
た後、排風ダクトケース34内の排気導風室45、排気
上昇風路62を流れ、ダクト出口35から排風される
(図中矢印M参照)。
【0042】エンジン3の運転が始まると、吸気、排気
ANCコントローラはそれぞれ振動センサ18によりエ
ンジン3の振動を検出するとともに、排気側風速センサ
80、吸気側風速センサ81によりそれぞれラジエータ
ファン20、電動ファン39の風速を検出する。そし
て、振動信号、風速信号、残留騒音マイク53,48の
残留信号に基づいて、ダクト入口41、ダクト出口35
の騒音が最小になるように、ラウドスピーカ52,47
を駆動して相殺音を発生させる。この実施例によれば、
吸気側、排気側にそれぞれ騒音低減装置を設けているの
で、排出口10、吸気口21から漏れるエンジン騒音と
ファンの風切り音を確実に消音できる。
ANCコントローラはそれぞれ振動センサ18によりエ
ンジン3の振動を検出するとともに、排気側風速センサ
80、吸気側風速センサ81によりそれぞれラジエータ
ファン20、電動ファン39の風速を検出する。そし
て、振動信号、風速信号、残留騒音マイク53,48の
残留信号に基づいて、ダクト入口41、ダクト出口35
の騒音が最小になるように、ラウドスピーカ52,47
を駆動して相殺音を発生させる。この実施例によれば、
吸気側、排気側にそれぞれ騒音低減装置を設けているの
で、排出口10、吸気口21から漏れるエンジン騒音と
ファンの風切り音を確実に消音できる。
【0043】また、吸気口21、排気口10にそれぞれ
吸気ダクト、排気ダクトを設け、導風室50,45、上
昇風路61,62を形成することにより、吸風、排風の
流れを安定したものとでき、風速センサ80,81の検
出精度を向上させることができる。また、上記の構成と
することで、ANC制御上、消音効果が高いように、参
照騒音を検出する空間、ラウドスピーカから相殺音が放
射される空間を作ることができる利点もある。また、ラ
ウドスピーカ47,52が残留騒音マイク48,53側
に相殺音を発生するような指向性を備えることにより、
ダクト出口35、ダクト入口41での騒音を効率良く低
減できる。
吸気ダクト、排気ダクトを設け、導風室50,45、上
昇風路61,62を形成することにより、吸風、排風の
流れを安定したものとでき、風速センサ80,81の検
出精度を向上させることができる。また、上記の構成と
することで、ANC制御上、消音効果が高いように、参
照騒音を検出する空間、ラウドスピーカから相殺音が放
射される空間を作ることができる利点もある。また、ラ
ウドスピーカ47,52が残留騒音マイク48,53側
に相殺音を発生するような指向性を備えることにより、
ダクト出口35、ダクト入口41での騒音を効率良く低
減できる。
【0044】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種
々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよう
な実施例を説明する。 (1)前記第1実施例において、加算部72により2つ
のアンチノイズ信号を加算してラウドスピーカ19から
相殺音を発生させるように構成したが、電気音響特性C
がほとんど変わらない近接した位置に2つのラウドスピ
ーカを配設し、それぞれのラウドスピーカからエンジン
騒音を消音する相殺音、ファンの風切り音を消音する相
殺音を発生させるように構成してもよい。
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種
々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよう
な実施例を説明する。 (1)前記第1実施例において、加算部72により2つ
のアンチノイズ信号を加算してラウドスピーカ19から
相殺音を発生させるように構成したが、電気音響特性C
がほとんど変わらない近接した位置に2つのラウドスピ
ーカを配設し、それぞれのラウドスピーカからエンジン
騒音を消音する相殺音、ファンの風切り音を消音する相
殺音を発生させるように構成してもよい。
【0045】(2)前記第1実施例、第2実施例では、
クランク軸と連動するラジエータファンにより防音ケー
ス内を換気するように構成したが、防音ケース内の空気
を吸い出すファンを電動ファンで構成することも可能で
ある。また、第2実施例において、ラジエータファンを
吸い込みファンとして吸気口21に設け、吸い出し形の
電動ファンを排気口に設ける構成も採用できる。
クランク軸と連動するラジエータファンにより防音ケー
ス内を換気するように構成したが、防音ケース内の空気
を吸い出すファンを電動ファンで構成することも可能で
ある。また、第2実施例において、ラジエータファンを
吸い込みファンとして吸気口21に設け、吸い出し形の
電動ファンを排気口に設ける構成も採用できる。
【図1】ANCコントローラの詳細を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】エンジン騒音ANC処理部の構成を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
【図3】第1実施例に係る包囲型エンジン発電機の騒音
低減装置の構成を示す縦断面図である。
低減装置の構成を示す縦断面図である。
【図4】騒音低減装置の作用を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】図5(A)は振動センサから得られる振動信号
を横軸に周波数、縦軸にデジベルを取った示した周波数
特性図、図5(B)は騒音の周波数特性図、図5(C)
は両特性の相関特性を示す図である。
を横軸に周波数、縦軸にデジベルを取った示した周波数
特性図、図5(B)は騒音の周波数特性図、図5(C)
は両特性の相関特性を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す図であり、図6
(A)は包囲型エンジン発電機の騒音低減装置の構成を
示す概略縦断面図、図6(B)は吸風ダクトケースを取
り外した状態の左側面図、図6(C)は排風ダクトケー
スを取り外した状態の右側面図である。
(A)は包囲型エンジン発電機の騒音低減装置の構成を
示す概略縦断面図、図6(B)は吸風ダクトケースを取
り外した状態の左側面図、図6(C)は排風ダクトケー
スを取り外した状態の右側面図である。
【図7】従来の騒音制御装置の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
2…防音ケース、3…エンジン、10…排気口、11…
風速センサ、13…ダクト、13a…ダクト出口、16
…ラウドスピーカ、18…振動センサ、19…残留騒音
マイク、20…ラジエータファン、21…吸気口、25
…ANCコントローラ、34…排風ダクトケース、35
…ダクト出口、39…電動ファン、40…吸風ダクトケ
ース、41…ダクト入口、47…排気側ラウドスピー
カ、48…排気側残留騒音マイク、52…吸気側ラウド
スピーカ、53…吸気側残留騒音マイク、80,81…
風速センサ。
風速センサ、13…ダクト、13a…ダクト出口、16
…ラウドスピーカ、18…振動センサ、19…残留騒音
マイク、20…ラジエータファン、21…吸気口、25
…ANCコントローラ、34…排風ダクトケース、35
…ダクト出口、39…電動ファン、40…吸風ダクトケ
ース、41…ダクト入口、47…排気側ラウドスピー
カ、48…排気側残留騒音マイク、52…吸気側ラウド
スピーカ、53…吸気側残留騒音マイク、80,81…
風速センサ。
Claims (2)
- 【請求項1】 包囲体(2)内にエンジン(3)を収容
し、包囲体(2)の所定箇所に少なくとも吸気口(2
1)と排気口(10)を設け、吸気口(21)から外気
を取り入れて排気口(10)から排気する包囲型エンジ
ンの騒音を低減する騒音低減装置であり、 吸気口(21)あるいは排気口(10)に連通するダク
ト部(13)(34)(40)が包囲体(2)周囲に少
なくとも1つ形成され、 エンジン(3)の振動を検出する振動センサ(18)
と、ダクト部(13)(34)(40)のダクト口(1
3a)(35)(41)の近くに設けられた残留騒音検
出手段(19)(48)(53)と、ダクト部(13)
(34)(40)内に配設された相殺音発生手段(1
6)(47)(52)と、残留騒音検出手段(19)の
残留騒音信号と振動センサ(18)の振動信号とに基づ
いてダクト口(13a)(35)(41)における騒音
を打ち消す相殺音を発生させるように相殺音発生手段
(16)(47)(52)を駆動する制御手段(25)
とを備えていることを特徴とする包囲型エンジンの騒音
低減装置。 - 【請求項2】 包囲体(2)内に配設された冷却用ファ
ン(20)(39)の風速を検出する風速センサ(1
1)(80)(81)をダクト部(13)(34)(4
0)あるいは包囲体(2)内に設けるとともに、制御手
段(25)が残留騒音検出手段(19)の残留騒音信号
と振動センサ(18)の振動信号と風速センサ(11)
(80)(81)の風速信号とに基づいてダクト口(1
3a)(35)(41)における騒音を打ち消す相殺音
を発生させるように相殺音発生手段(16)(47)
(52)を駆動するものである請求項1に記載の包囲型
エンジンの騒音低減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142812A JPH08338225A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 包囲型エンジンの騒音低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142812A JPH08338225A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 包囲型エンジンの騒音低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338225A true JPH08338225A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15324209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7142812A Pending JPH08338225A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 包囲型エンジンの騒音低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338225A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI494513B (zh) * | 2012-11-26 | 2015-08-01 | Aisa Vital Components China Co Ltd | 風扇噪音及振動消除系統 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP7142812A patent/JPH08338225A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI494513B (zh) * | 2012-11-26 | 2015-08-01 | Aisa Vital Components China Co Ltd | 風扇噪音及振動消除系統 |
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