JPH08338363A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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JPH08338363A
JPH08338363A JP7142099A JP14209995A JPH08338363A JP H08338363 A JPH08338363 A JP H08338363A JP 7142099 A JP7142099 A JP 7142099A JP 14209995 A JP14209995 A JP 14209995A JP H08338363 A JPH08338363 A JP H08338363A
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JP
Japan
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swash plate
shoe
sliding
ring
plate
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Pending
Application number
JP7142099A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Koji Kawamura
幸司 川村
Tomohiko Yokono
智彦 横野
Masahiko Okada
昌彦 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH08338363A publication Critical patent/JPH08338363A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2230/00Manufacture
    • F05B2230/40Heat treatment
    • F05B2230/41Hardening; Annealing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜板式圧縮機のクランク室内が貧潤滑状態と
なっても、斜板及びシューの焼付きを防止すること。 【構成】 クランク室46内には、駆動シャフト6とと
もに回転する斜板15に、シュー23,24を介して片
頭ピストン22が係留される。又、斜板15とシュー2
3との間にリング14を、斜板15に対して摺動可能に
配設する。駆動シャフト6の回転により、斜板15が回
転し、斜板15の回転によってピストン22を往復直線
運動させる。更に、斜板15の回転に伴い、リング14
がすべりながら回転する。リング14の回転速度は、斜
板15とリング23との摺動面のすべりによって、斜板
15の回転に対して遅くなる。又、シュー23とリング
14との相対回転速度は、シュー23と斜板15との相
対回転速度より小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、斜板式圧縮機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】斜板式圧縮機では、駆動シャフトととも
に回転する斜板にシューを介して、ピストンが係留さ
れ、前記斜板の回転によってピストンが往復運動され
る。従って、シューは斜板上を移動することになり、両
者間の摺動抵抗が小さいことが好ましい。
【0003】このため実開昭54−99107号公報に
おいては、斜板とシューとの間にころがり部材を配設し
た斜板式圧縮機が開示されている。又、実開昭54−9
5008号公報においては、アルミニウム合金からなる
斜板のシューとの摺動面に、鉄系の溶射膜を形成した斜
板式圧縮機が開示されている。
【0004】前者の公報の技術は、摺動抵抗の低減を目
的としているが、後者は斜板とシューとの間の焼付き防
止を目的としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の前者
の公報の技術においては、斜板とシューとの間にころが
り部材が配設されるため、斜板が薄くなってしまい、斜
板の強度に問題が生じる。又、ころがり部材と斜板とは
ころがり接触であるため、それの接触面積が減少する。
そのため、ころがり部材と斜板との接触面にかかるピス
トンの圧縮反力に基づく単位面積当りの圧力が大きくな
り、貧潤滑状態では、ころがり部材や斜板が摩耗するお
それがある。
【0006】又、後者の公報の技術においては、溶射膜
を形成するという余分な工程を必要とするばかりでな
く、摺動抵抗を下げることができず、焼付きのおそれが
依然として存在した。
【0007】加えて、近年の圧縮機においては気筒数が
増加しているために、シューと斜板との間に作用する圧
縮反力、すなわちシューと斜板との接触圧が増大してい
る。又、圧縮機とエンジンとが電磁クラッチを介するこ
となく直結された、いわゆるクラッチレスタイプにおい
ては、冷房が不要な場合でも圧縮機が常時回転されるた
め、焼付きのおそれが高い。
【0008】本発明は、簡単な構成をもってシューと斜
板との間の摺動抵抗を低減できる圧縮機の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、駆
動シャフトとともに回転する斜板に、シューを介してピ
ストンを係留し、斜板の回転によってピストンを直線運
動させるように構成した斜板式圧縮機において、前記斜
板とシューとの間に摺動板を斜板及びシューに対して摺
動可能に配設した。
【0010】請求項2の発明では、摺動板を複数枚重合
した。請求項3の発明では、前記斜板と摺動板との間の
摺動面の一方に、放射方向へ延びる溝を形成した。
【0011】請求項4の発明では、斜板の表面に耐磨耗
性被膜を施した。請求項5の発明では、ピストンはその
一端部にシューを配置した片頭型とした。
【0012】請求項6の発明では、斜板の圧縮反力受け
面側のみに摺動板を配設した。請求項7の発明では、駆
動シャフトに対して傾動可能に斜板を支持した。
【0013】
【作用】請求項1及び5の発明では、斜板の回転に伴
い、摺動板も回転するが、摺動板の回転速度は斜板と摺
動板との摺動面のすべりによって、斜板の回転速度に対
して遅くなる。そのため、シューと摺動板との相対回転
速度はシューと斜板との相対回転速度より小さくなる。
【0014】請求項2の発明では、斜板の回転は複数の
摺動板を介してシューに伝達されるため、シューと摺動
板との相対回転速度は、シューと斜板との相対回転速度
より大幅に小さくなる。
【0015】請求項3の発明では、斜板と摺動板との間
の摺動面の一方に、放射方向へ延びる溝を形成すること
により、摺動板と斜板との前記摺動面に、前記溝により
潤滑油が保存される。
【0016】請求項4の発明では、斜板の表面の耐磨耗
性被膜により、斜板と摺動板との摺動面における耐磨耗
性が向上する。請求項6の発明では、摺動板がシューを
介して圧縮反力を受ける。
【0017】請求項7の発明では、斜板の傾動により、
圧縮機の容量を変えることができる。
【0018】
【実施例】以下、クラッチレス可変容量型斜板式圧縮機
に本発明を具体化した第1実施例を図1〜図5に基づい
て説明する。
【0019】図1に示すように、シリンダブロック1の
前端にはフロントハウジング2が固定されている。シリ
ンダブロック1の後端にはリヤハウジング3がバルブプ
レート62を介して固定されている。クランク室46を
形成するフロントハウジング2とシリンダブロック1と
の間には駆動シャフト6が回転可能に架設支持されてい
る。駆動シャフト6の前端はクランク室46から外部へ
突出しており、この突出端部にはプーリ7が止着されて
いる。プーリ7はフロントハウジング2にアンギュラベ
アリング9を介して、回転自在に支持されているととも
に、ベルト8を介して、電磁クラッチを介することなく
車両エンジン(図示略)に作動連結されている。従っ
て、この実施例はクラッチレスタイプである。
【0020】駆動シャフト6の前端部とフロントハウジ
ング2との間には、クランク室46内の圧力洩れを防止
するためのリップシール10が介在されている。駆動シ
ャフト6には回転支持体49が止着されると共に、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金よりなる斜板15が傾
動可能に支持されている。図2に示すように、斜板15
には連結片42,43が止着されている。連結片42,
43には一対のガイドピン18,19が止着され、その
先端部にはガイド球54,55が形成されている。回転
支持体49には支持アーム50が突設されており、支持
アーム50にはガイド孔52、53が形成されている。
ガイド球54、55はガイド孔52、53にスライド可
能に嵌入されている。支持アーム50とガイドピン1
8,19との連係により斜板15が駆動シャフト6の軸
方向へ傾動可能で、かつ一体回転可能である。
【0021】シリンダブロック1の中心部には収容孔2
0が貫設され、その内部には筒状の遮断体21がスライ
ド可能に収容されている。ばね11は遮断体21をフロ
ント側へ付勢する。
【0022】遮断体21の内部には駆動シャフト6の後
端部が挿入され、駆動シャフト6はボールルベアリング
25により支持されている。リヤハウジング3の中心部
には吸入通路26が形成されている。吸入通路26は収
容孔20に連通しており、収容孔20側の吸入通路26
の開口の周囲には位置決め面27が形成されている。遮
断体21は位置決め面27に当接可能である。
【0023】斜板15と遮断体21との間の駆動シャフ
ト6上には伝導筒28がスライド可能に支持され、吸入
通路開放ばね11のばね力によって常に斜板15に向か
って付勢されている。
【0024】斜板15が遮断体21側へ移動するに伴
い、斜板15の傾動が伝導筒28を介して遮断体21に
伝達する。この傾動伝達により遮断体21が吸入通路開
放ばね11のばね力に抗して位置決め面27側へ移動
し、遮断体21が位置決め面27に当接する。斜板15
の回転は伝導筒28の存在によって遮断体21へ伝達さ
れない。
【0025】シリンダブロック1に貫設されたシリンダ
ボア44内には片頭ピストン22が収容されている。斜
板15の回転運動は鋼製(SUJ2)のシュー23,2
4を介して片頭ピストン22の往復揺動に変換される。
【0026】斜板15のシュー23,24と対応する部
分は若干薄くなっており、その部分には鋼板よりなるリ
ング14が摺動可能に配置されている。このリング14
は斜板15と同心状をなし、斜板15の段差15aに係
合するとともに、シュー23と斜板15との間に挟持さ
れている。リング14は本発明でいう摺動板を構成す
る。
【0027】図1及び図3に示すようにリヤハウジング
3内には吸入室47及び吐出室48が区画形成されてい
る。バルブプレート62上には吸入ポート4及び吐出ポ
ート17が形成されるとともに、吸入弁5及び吐出弁1
6が設けられている。吸入室47内の冷媒ガスは片頭ピ
ストン22の復動動作により吸入ポート4から吸入弁5
を押し退けてシリンダボア44内へ流入する。シリンダ
ボア44内へ流入した冷媒ガスは片頭ピストン22の往
動動作により吐出ポート17から吐出弁16を押し退け
て吐出室48へ吐出される。吐出弁16はリテーナ56
に当接して開度規制される。
【0028】回転支持体49とフロントハウジング2と
の間にはスラストベアリング29が介在されている。ス
ラストベアリング29はシリンダボア44から片頭ピス
トン22、シュー23、斜板15、連結片42,43及
びガイドピン18,19を介して回転支持体49に作用
する圧縮反力を受け止める。
【0029】吸入室47は通口57を介して収容孔20
に連通している。遮断体21が位置決め面27に当接す
ると、通口57は吸入通路26から遮断される。駆動シ
ャフト6内には通路30が形成されている。通路30の
入口59はリップシール10付近でクランク室46に開
口しており、通路30の出口45は遮断体21の筒内に
開口している。図1及び図4に示すように遮断体21の
周面には通口58が貫設され、遮断体21の内部と収容
孔20とを連通している。
【0030】図1に示すように吐出室48とクランク室
46とは圧力供給通路31で接続されている。圧力供給
通路31上には電磁開閉弁32が介在されている。電磁
開閉弁32のソレノイド33の励磁により弁体34が弁
孔12を閉鎖する。ソレノイド33が消磁すれば弁体3
4が弁孔12を開く。即ち、電磁開閉弁32は吐出室4
8とクランク室46とを接続する圧力供給通路31を開
閉する。
【0031】吸入室47へ冷媒ガスを導入する入口とな
る吸入通路26と、吐出室48から冷媒ガスを排出する
出口45とは外部冷媒回路35で接続されている。外部
冷媒回路35上には凝縮器36、膨張弁37及び蒸発器
38が介在されている。膨張弁37は蒸発器38の出口
側のガス温度の変動に応じて冷媒流量を制御する温度式
自動膨張弁である。蒸発器38の近傍には温度センサ3
9が設置されている。温度センサ39は蒸発器38にお
ける温度を検出し、この検出温度情報が制御コンピュー
タCoに送られる。
【0032】図1の状態ではソレノイド33は励磁状態
にあり、圧力供給通路31は閉じられている。従って、
吐出室48からクランク室46への高圧冷媒ガスの供給
は行われない。この状態ではクランク室46内の冷媒ガ
スが通路30及び放圧通口58を介して吸入室47に流
出するばかりであり、クランク室46内の圧力は吸入室
47内の低圧力、即ち吸入圧に近づいていく。そのた
め、斜板15は傾角増大方向へ付勢される。斜板15の
最大傾角は回転支持体49の傾角規制突部51と斜板1
5との当接によって規制される。斜板15の傾角は最大
傾角に保持され、吐出容量は最大となる。
【0033】温度センサ39は蒸発器38における検出
温度情報を制御コンピュータCoに送っており、検出温
度が設定温度以下になると制御コンピュータCoはソレ
ノイド33の消磁を指令する。ソレノイド33が消磁さ
れると圧力供給通路31が開き、吐出室48とクランク
室46とが連通する。従って、吐出室48内の高圧冷媒
ガスが圧力供給通路31を介してクランク室46へ供給
され、クランク室46内の圧力が高くなり、斜板15の
傾角が最小傾角へ移行する。
【0034】斜板15の傾角が最小傾角になると、遮断
体21が位置決め面27に当接する。遮断体21が位置
決め面27に当接したときには吸入通路26が遮断され
る。このため、外部冷媒回路35から吸入室47への冷
媒ガス流入が阻止される。
【0035】斜板15の最小傾角は0°よりも僅かに大
きいため、斜板傾角が最小の状態においてもシリンダボ
ア44から吐出室48への吐出は行われている。シリン
ダボア44から吐出室48へ吐出された冷媒ガスは圧力
供給通路31を通ってクランク室46へ流入する。クラ
ンク室46内の冷媒ガスは通路30及び放圧通口58と
いう放圧通路を通って吸入室47へ流入し、吸入室47
内の冷媒ガスはシリンダボア44内へ吸入されて吐出室
48へ吐出される。即ち、斜板傾角が最小状態では、吐
出圧領域である吐出室48、圧力供給通路31、クラン
ク室46、通路30、放圧通口58、吸入圧領域である
収容孔20、吸入圧領域である吸入室48、シリンダボ
ア44を経由する循環通路が圧縮機内にできている。そ
して、吐出室48、クランク室46及び吸入室47の間
では圧力差が生じている。従って、冷媒ガスが前記循環
通路を循環し、冷媒ガスと共に流動する潤滑油が圧縮機
内を潤滑する。
【0036】冷房負荷が増大し、温度センサ39による
検出温度が設定値より大きくなると、制御コンピュータ
Coはこの検出温度変移に基づいてソレノイド33の励
磁を指令する。ソレノイド33の励磁により圧力供給通
路31が閉じ、クランク室46の圧力が通路30及び放
圧通口58を介した吸入圧領域への放圧に基づいて減圧
してゆく。この減圧により吸入通路開放ばね11が図4
の縮小状態から伸長する。従って、遮断体21が位置決
め面27から離間し、斜板15の傾角が図4の最小傾角
状態から増大し、ピストン22の往復動ストロ−クが伸
長する。遮断体21の離間に伴い、吸入通路26におけ
る通過断面積が増大してゆき、吸入通路26から吸入室
47への冷媒ガス流入量は徐々に増えていく。従って、
吸入室47からシリンダボア44内へ吸入される冷媒ガ
ス量も徐々に増大してゆき、吐出容量が徐々に増大して
ゆく。また、制御コンピュータCoは空調装置作動スイ
ッチ40のON,OFFに基づいてソレノイド33の励
磁、消磁を指令する。
【0037】斜板15が回転しているとき、斜板15に
はシリンダボア44側のシュー23を介して圧縮反力が
作用しているため、斜板15とシュー23との摺接部位
は潤滑必要部位である。車両エンジンが作動している限
りは駆動シャフト6が回転し続けるクラッチレス圧縮機
では、これら潤滑必要部位の潤滑が極めて重要である。
圧縮機の運転が停止している間にクランク室46内に液
冷媒が溜まってしまうと、クランク室46内の潤滑必要
部位が液冷媒によって洗われ、圧縮機の起動に伴って摩
耗、焼付きを生じるおそれがある。
【0038】本実施例では、斜板15とシュー23との
間にリング14を摺動可能に配設したことによって、斜
板15とシュー23の摺動面における磨耗、焼付きを防
止することができる。
【0039】すなわち、斜板15の回転に伴い、リング
14は斜板15に対して、すべりが生じ、リング14の
回転速度は斜板15の回転速度に較べて遅くなる。この
リング14のすべりにより、シュー23とリング14と
の相対回転速度は、シュー14と斜板15との相対回転
速度より小さくなる。
【0040】これによって、斜板15とリング14との
摺動面及びリング14とシュー23との摺動面における
摩擦抵抗は、斜板15とシュー23との間にリング14
を配設しない場合と較べて大幅に減少する。そのため前
記摺動面における摩擦熱の発生を減少することができ、
貧潤滑状態においても斜板15とシュー23及びリング
14の焼付きを防止することができる。又、斜板15の
圧縮反力受け面は、片頭ピストン22から大きな圧縮反
力を受けるが、その圧縮反力はリング14を介して斜板
15とリング14との間の摺動面全体に均一にかかり、
斜板15の摺動面の磨耗を防止することができる。
【0041】更に、リング14は鋼製であるため、それ
自体は磨耗しにくく、且つ、斜板15は異なる材質であ
るため、斜板15の摺動面が高温になってもその焼付き
は生じない。加えて、斜板15はリング14の厚さ分し
か薄くならないため、前述したローラを有する従来技術
と比較して、斜板15の強度を向上できる。特に、斜板
15はリング14の厚さ分しか薄くならないため、板厚
に制約を受ける傾動可能に支持される斜板に適用するの
が望ましい。
【0042】次に第2実施例について説明する。図6
は、斜板15のリング14との摺動面に複数の溝60を
放射方向へ延びるように形成したものである。この溝6
0により、潤滑油がリング14と斜板15との間に確実
に保存される。そのため、リング14と斜板15との間
の潤滑性が向上し、摩耗、焼付きをいっそう確実に防止
することができる。
【0043】なお、この溝60はリング14の斜板15
との摺動面に設けてもよく、このようにしても、前記と
同様に潤滑性を向上できる。次に図7の第3実施例を説
明する。
【0044】この実施例では、斜板15の前後両面とシ
ュー23,24との間にリング13,14がそれぞれ配
設されている。この第3実施例においては、第1実施例
と同様な作用を斜板15の前後両面で達成できる。
【0045】次に図8の第4実施例を説明する。この実
施例では、斜板15とシュー23との摺動面に2枚のリ
ング13,14が配設されている。従って、この第4実
施例においては、一方のリング14が他方のリング13
に対してすべりながら回転する。そのため、リング14
とシュー23との相対回転速度は、第1実施例の場合と
比較して、さらに小さくなり、斜板15とリング13と
の摺動面及びリング14とシュー23との摺動面におけ
る摩耗、焼付きに対する防止効果がより大きくなる。
【0046】この発明は以下のような実施例で具体化し
てもよい。 (1)ニッケル・リンメッキ、ニッケル・ボロンメッキ
等によって斜板15のリング14との摺動面に耐磨耗性
被膜として硬質メッキを施すこと。斜板15の摺動面は
リング14との摺動摩擦に対して強くなり、斜板15の
耐磨耗性が向上することになる。
【0047】(2)耐磨耗性被膜として、自己潤滑性の
高い二硫化モリブデン等を使用すること。このように構
成すれば、摺動抵抗が小さくなり、耐磨耗性が向上す
る。 (3)リング14として鋼とは異なる材料、例えば銅等
で形成すること。従って、このように構成すれば、リン
グ14の材質がシュー23の材質と異なり、シュー23
とリング14との間の焼付きを確実に防止できる。
【0048】(4)両頭ピストン型の斜板式圧縮機に適
用すること。従って、第3実施例と同様に斜板15の前
後両面とシュー23,24との間にリング13,14を
配設することにより、圧縮反力受け面である斜板15の
前後両面及びシュー23,24とリング13,14との
摺動面における焼付きを防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明で
は、斜板と摺動板との摺動面及び摺動板とシューとの摺
動面の焼付き、摩耗を防止することができる。
【0050】請求項2の発明では、斜板と摺動板との摺
動面及び摺動板とシューとの摺動面の焼付き、摩耗をさ
らに確実に防止することができる。請求項3の発明で
は、斜板と摺動板との摺動面における潤滑油の流れを良
好とし、前記摺動面における焼付き、摩耗を防止するこ
とができる。
【0051】請求項4の発明では、斜板と摺動板との摺
動面における斜板の磨耗を減少させることができる。請
求項5の発明では、片頭ピストン型圧縮機における斜板
と摺動板との摺動面及び摺動板とシューとの摺動面の焼
付き、摩耗を防止することができる。
【0052】請求項6の発明では、圧縮反力に起因する
斜板と摺動板との摺動面及び摺動板とシューとの摺動面
の焼付き、摩耗を防止することができる。請求項7の発
明では、可変容量型圧縮機における斜板と摺動板との摺
動面及び摺動板とシューとの摺動面の焼付き、摩耗を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の圧縮機全体の
側断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】斜板傾角が最小状態にある第1実施例の圧縮機
全体の側断面図。
【図5】図4のC−C線断面図。
【図6】別例を示す図4のC−C線断面図。
【図7】別例を示す要部拡大断面図。
【図8】別例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
6・・・駆動シャフト、13,14・・・リング、15
・・・斜板、23,24・・・シュー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 昌彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動シャフトとともに回転する斜板に、シ
    ューを介してピストンを係留し、斜板の回転によってピ
    ストンを往復直線運動させるように構成した斜板式圧縮
    機において、 前記斜板とシューとの間に摺動板を斜板及びシューに対
    して摺動可能に配設した斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】複数枚の摺動板を重合した請求項1に記載
    の斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】前記斜板と摺動板との間の摺動面の一方
    に、放射方向へ延びる溝を形成した請求項1又は2に記
    載の斜板式圧縮機。
  4. 【請求項4】斜板の表面に耐磨耗性被膜を施した請求項
    1〜3のいずれかに記載の斜板式圧縮機。
  5. 【請求項5】ピストンはその一端部にシューを配置した
    片頭型である請求項1〜4のいずれかに記載の斜板式圧
    縮機。
  6. 【請求項6】前記摺動板は斜板の圧縮反力受け面側のみ
    に配設した請求項5に記載の斜板式圧縮機。
  7. 【請求項7】斜板は駆動シャフトに対して傾動可能に支
    持される請求項1〜6のいずれかに記載の斜板式圧縮
    機。
JP7142099A 1995-06-08 1995-06-08 斜板式圧縮機 Pending JPH08338363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024234A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki 斜板式圧縮機
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