JPH08338535A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JPH08338535A JPH08338535A JP7143346A JP14334695A JPH08338535A JP H08338535 A JPH08338535 A JP H08338535A JP 7143346 A JP7143346 A JP 7143346A JP 14334695 A JP14334695 A JP 14334695A JP H08338535 A JPH08338535 A JP H08338535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pressure water
- housing
- oil seal
- lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で密封効果の優れた圧力水用の密封装置
を提供すること。 【構成】 圧力水を収容するハウジング1とこれを貫通
する回転軸2との間の転がり軸受7の圧力水側で、ハウ
ジング1もしくはこれに固定の外輪7Aの内周に、複数
個のオイルシール9,10を軸方向に並設し、これらオ
イルシール9,10の間に、潤滑剤Gが充填される潤滑
室11を形成し、この潤滑室11と圧力水側の空間との
間には、圧力水の圧力を潤滑室11内に伝達する圧力伝
達手段(スライド可能としたオイルシール10など)を
設けて、圧力水側のオイルシール10の前後で、圧力水
と潤滑剤との圧力バランスがとれるようにした。
を提供すること。 【構成】 圧力水を収容するハウジング1とこれを貫通
する回転軸2との間の転がり軸受7の圧力水側で、ハウ
ジング1もしくはこれに固定の外輪7Aの内周に、複数
個のオイルシール9,10を軸方向に並設し、これらオ
イルシール9,10の間に、潤滑剤Gが充填される潤滑
室11を形成し、この潤滑室11と圧力水側の空間との
間には、圧力水の圧力を潤滑室11内に伝達する圧力伝
達手段(スライド可能としたオイルシール10など)を
設けて、圧力水側のオイルシール10の前後で、圧力水
と潤滑剤との圧力バランスがとれるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの水ポンプの
軸部のように、圧力水を収容するハウジングとこのハウ
ジングを貫通する回転軸との間に設けられる密封装置に
関する。
軸部のように、圧力水を収容するハウジングとこのハウ
ジングを貫通する回転軸との間に設けられる密封装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの水ポンプは、図9に示すよう
に、ハウジング1と、回転軸2と、プーリ3と、インペ
ラ4とを備えたものである。回転軸2は、ハウジング1
を貫通し、軸受5を介してハウジング1に支持されてい
る。プーリ3はこの回転軸2の外端に、またインペラ4
は回転軸2の内端に、それぞれ固着されている。
に、ハウジング1と、回転軸2と、プーリ3と、インペ
ラ4とを備えたものである。回転軸2は、ハウジング1
を貫通し、軸受5を介してハウジング1に支持されてい
る。プーリ3はこの回転軸2の外端に、またインペラ4
は回転軸2の内端に、それぞれ固着されている。
【0003】従来の水ポンプでは、ハウジング1内の圧
力水を密封する装置として、軸受5の圧力水側に周知の
メカニカルシール6が設けられている。
力水を密封する装置として、軸受5の圧力水側に周知の
メカニカルシール6が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メカニカルシールは、
一般に、内部流体の圧力が高い場合に広く使用されてい
るものであるが、価格が高く、しかも、水ポンプにおい
ては、慢性的な水漏れが生じる、という問題がある。
一般に、内部流体の圧力が高い場合に広く使用されてい
るものであるが、価格が高く、しかも、水ポンプにおい
ては、慢性的な水漏れが生じる、という問題がある。
【0005】これに対しては、従来からメカニカルシー
ルをオイルシールのような環状密封部材に代替すること
が考えられており、より安価なオイルシールを用いれ
ば、コストの削減を図れるのであるが、単にオイルシー
ルに置換しただけでは、まず、耐圧性が充分ではないた
めにリップが水ポンプ内の水圧により変形して、回転軸
2との接触圧が過大となり、摩耗が激しくなる。しか
も、回転軸2との摺接部分が水潤滑となるため、このこ
とも加えて、摩耗が促進される。
ルをオイルシールのような環状密封部材に代替すること
が考えられており、より安価なオイルシールを用いれ
ば、コストの削減を図れるのであるが、単にオイルシー
ルに置換しただけでは、まず、耐圧性が充分ではないた
めにリップが水ポンプ内の水圧により変形して、回転軸
2との接触圧が過大となり、摩耗が激しくなる。しか
も、回転軸2との摺接部分が水潤滑となるため、このこ
とも加えて、摩耗が促進される。
【0006】このように、単にオイルシールに置換して
みても、早期に水漏れが生じることになるなど、機能
上、実用に耐えない。
みても、早期に水漏れが生じることになるなど、機能
上、実用に耐えない。
【0007】したがって、本発明は、オイルシールによ
り、長期にわたって確実に圧力水の封止を行えるように
して、安価で密封効果の優れた密封装置を提供すること
を目的とする。
り、長期にわたって確実に圧力水の封止を行えるように
して、安価で密封効果の優れた密封装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の密封装置
は、圧力水を収容するハウジングとこのハウジング内で
回転自在に軸受支持される回転軸との間で軸受の圧力水
側に設けられるものであって、ハウジングもしくはこれ
に固着された部材の内周に、複数個の環状密封部材が軸
方向に並設され、これら環状密封部材の間には、潤滑剤
が充填される潤滑室が形成され、複数個の環状密封部材
のうち、最も圧力水側に軸方向スライド可能に設けられ
る環状密封部材により、圧力水の圧力が潤滑室内の潤滑
剤に伝達される。
は、圧力水を収容するハウジングとこのハウジング内で
回転自在に軸受支持される回転軸との間で軸受の圧力水
側に設けられるものであって、ハウジングもしくはこれ
に固着された部材の内周に、複数個の環状密封部材が軸
方向に並設され、これら環状密封部材の間には、潤滑剤
が充填される潤滑室が形成され、複数個の環状密封部材
のうち、最も圧力水側に軸方向スライド可能に設けられ
る環状密封部材により、圧力水の圧力が潤滑室内の潤滑
剤に伝達される。
【0009】本発明の第2の密封装置は、圧力水を収容
するハウジングとこのハウジングを貫通する回転軸との
間で軸受の圧力水側に設けられるものであって、ハウジ
ングもしくはこれに固着された部材の内周に、複数個の
環状密封部材が軸方向に並設され、これら環状密封部材
の間には、潤滑剤が充填される潤滑室が形成され、この
潤滑室と圧力水側の空間との間に、圧力水側の空間から
潤滑室に通じる通路と、この通路内に設けられて圧力水
と潤滑剤との圧力差に応じてスライドしうる摺動体とか
らなり、圧力水の圧力を潤滑室内の潤滑剤に伝達する圧
力伝達手段が設けられている。
するハウジングとこのハウジングを貫通する回転軸との
間で軸受の圧力水側に設けられるものであって、ハウジ
ングもしくはこれに固着された部材の内周に、複数個の
環状密封部材が軸方向に並設され、これら環状密封部材
の間には、潤滑剤が充填される潤滑室が形成され、この
潤滑室と圧力水側の空間との間に、圧力水側の空間から
潤滑室に通じる通路と、この通路内に設けられて圧力水
と潤滑剤との圧力差に応じてスライドしうる摺動体とか
らなり、圧力水の圧力を潤滑室内の潤滑剤に伝達する圧
力伝達手段が設けられている。
【0010】
【作用】第1の密封装置では、圧力水の圧力変化を受け
て最も圧力水側の環状密封部材が軸方向に移動すること
により、圧力水の圧力が潤滑室内の潤滑剤に伝わり、潤
滑剤の内圧が圧力水の圧力と拮抗する。そのため、環状
密封部材には、圧力水側または潤滑室側の一方から過大
な圧力が作用することがなく、環状密封部材の回転軸と
の摺接部が変形することがなくなる。また、潤滑室内と
圧力水側との圧力がバランスするので、環状密封部材と
回転軸との摺接部に潤滑剤が侵出し潤滑される。
て最も圧力水側の環状密封部材が軸方向に移動すること
により、圧力水の圧力が潤滑室内の潤滑剤に伝わり、潤
滑剤の内圧が圧力水の圧力と拮抗する。そのため、環状
密封部材には、圧力水側または潤滑室側の一方から過大
な圧力が作用することがなく、環状密封部材の回転軸と
の摺接部が変形することがなくなる。また、潤滑室内と
圧力水側との圧力がバランスするので、環状密封部材と
回転軸との摺接部に潤滑剤が侵出し潤滑される。
【0011】このように環状密封部材の姿勢を適正にで
きて、潤滑性が改善されるから、環状密封部材と回転軸
との摺接部の摩耗が極めて少なくなる。
きて、潤滑性が改善されるから、環状密封部材と回転軸
との摺接部の摩耗が極めて少なくなる。
【0012】また、第2の密封装置では、圧力水の圧力
変化を受けて通路内の摺動体が移動することにより、圧
力水の圧力が潤滑室内の潤滑剤に伝わり、潤滑剤の内圧
が圧力水の圧力と拮抗する。これにより、第1の密封装
置と同様に、環状密封部材の姿勢を適正にできて、潤滑
性が改善される。
変化を受けて通路内の摺動体が移動することにより、圧
力水の圧力が潤滑室内の潤滑剤に伝わり、潤滑剤の内圧
が圧力水の圧力と拮抗する。これにより、第1の密封装
置と同様に、環状密封部材の姿勢を適正にできて、潤滑
性が改善される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1ないし図8に示す
実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施
例に係る密封装置を備えた水ポンプの要部断面図であ
る。
実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施
例に係る密封装置を備えた水ポンプの要部断面図であ
る。
【0014】図1において、符号1は、水ポンプのハウ
ジング、2は、このハウジング1を貫通する回転軸、3
は、回転軸2の外端に取り付けられたプーリ、4は、回
転軸2の内端部に取り付けられたインペラであり、これ
らの部分は従来例のものと異ならないので、図9と同一
の符号で示している。
ジング、2は、このハウジング1を貫通する回転軸、3
は、回転軸2の外端に取り付けられたプーリ、4は、回
転軸2の内端部に取り付けられたインペラであり、これ
らの部分は従来例のものと異ならないので、図9と同一
の符号で示している。
【0015】また、符号7は、ハウジング1と回転軸2
との間に設けられた転がり軸受である。この図1の転が
り軸受7は、一般的に水ポンプ用に用いられるもので、
回転軸2を内輪としているとともに、外輪7Aは複列分
が一体に形成されている。なお、図2の変形例に示すよ
うに、内外輪を有する基本的な転がり軸受5を用い、こ
れを複列に設けて、図9の従来例と同様に構成すること
もできる。そして、符号8が本実施例に係る密封装置で
ある。
との間に設けられた転がり軸受である。この図1の転が
り軸受7は、一般的に水ポンプ用に用いられるもので、
回転軸2を内輪としているとともに、外輪7Aは複列分
が一体に形成されている。なお、図2の変形例に示すよ
うに、内外輪を有する基本的な転がり軸受5を用い、こ
れを複列に設けて、図9の従来例と同様に構成すること
もできる。そして、符号8が本実施例に係る密封装置で
ある。
【0016】この密封装置8は、転がり軸受7(5)の
圧力水側において、ハウジング1側の部材(図2の例で
は転がり軸受7の外輪7A、図3の例ではハウジング
1)の内周に軸方向2段にわたって設けられた2個のオ
イルシール(環状密封部材)9,10を備えている。そ
して、これら2個のオイルシール9,10の間には、潤
滑室11が形成され、この潤滑室11には潤滑剤として
グリースGが充填されるようになっている。なお、図1
において、符号12は転がり軸受7の大気側のシールで
ある。
圧力水側において、ハウジング1側の部材(図2の例で
は転がり軸受7の外輪7A、図3の例ではハウジング
1)の内周に軸方向2段にわたって設けられた2個のオ
イルシール(環状密封部材)9,10を備えている。そ
して、これら2個のオイルシール9,10の間には、潤
滑室11が形成され、この潤滑室11には潤滑剤として
グリースGが充填されるようになっている。なお、図1
において、符号12は転がり軸受7の大気側のシールで
ある。
【0017】密封装置8を構成する各オイルシール9,
10は、図3に拡大して示すように、いずれも断面L字
形の芯金9a,10aにゴムの焼き付けにより単一の三
角リップ9b,10bを形成した、ばね付きのタイプ
で、圧力水の圧力を受けるよう、圧力水側に開いた向き
でハウジング1側の部材(以下、軸受外輪7Aに限定し
て説明する)に取り付けられている。これらのオイルシ
ール9,10のうち、転がり軸受7の内部側のオイルシ
ール9は、その内側にある受け止め環13とともに、転
がり軸受7の外輪7Aに軸方向不動状に設けられている
が、圧力水側のオイルシール10は、軸方向摺動可能に
設けられている。したがって、この圧力水側のオイルシ
ール10は、潤滑室11内のグリースGと圧力水との圧
力差に応じて軸方向に摺動するものであり、圧力水の圧
力を潤滑室11内のグリースGに伝達する圧力伝達手段
となっている。
10は、図3に拡大して示すように、いずれも断面L字
形の芯金9a,10aにゴムの焼き付けにより単一の三
角リップ9b,10bを形成した、ばね付きのタイプ
で、圧力水の圧力を受けるよう、圧力水側に開いた向き
でハウジング1側の部材(以下、軸受外輪7Aに限定し
て説明する)に取り付けられている。これらのオイルシ
ール9,10のうち、転がり軸受7の内部側のオイルシ
ール9は、その内側にある受け止め環13とともに、転
がり軸受7の外輪7Aに軸方向不動状に設けられている
が、圧力水側のオイルシール10は、軸方向摺動可能に
設けられている。したがって、この圧力水側のオイルシ
ール10は、潤滑室11内のグリースGと圧力水との圧
力差に応じて軸方向に摺動するものであり、圧力水の圧
力を潤滑室11内のグリースGに伝達する圧力伝達手段
となっている。
【0018】なお、図3の例では、圧力水側のオイルシ
ール10の外周には、圧力水とグリースGとを分離遮断
するものとして、Oリング状の突部14がゴムの焼き付
けにより一体に形成されている。また、ハウジング1側
部材である転がり軸受の外輪7Aには、圧力水側のオイ
ルシール10の抜け止めのために、段部15が形成され
ている。さらに、両オイルシール9,10の三角リップ
9b,10bの内側斜面には、耐摩耗性および剛性を高
めるために、テフロンなどのふっ素系樹脂材からなるシ
ート16が接合されている。
ール10の外周には、圧力水とグリースGとを分離遮断
するものとして、Oリング状の突部14がゴムの焼き付
けにより一体に形成されている。また、ハウジング1側
部材である転がり軸受の外輪7Aには、圧力水側のオイ
ルシール10の抜け止めのために、段部15が形成され
ている。さらに、両オイルシール9,10の三角リップ
9b,10bの内側斜面には、耐摩耗性および剛性を高
めるために、テフロンなどのふっ素系樹脂材からなるシ
ート16が接合されている。
【0019】図4ないし図7は、いずれも第1実施例の
変形例を示すもので、密封装置8のうち、圧力水側オイ
ルシール10の部分の断面を示す。圧力水側のオイルシ
ール部分以外の構成は、図3の場合と同じでよい。
変形例を示すもので、密封装置8のうち、圧力水側オイ
ルシール10の部分の断面を示す。圧力水側のオイルシ
ール部分以外の構成は、図3の場合と同じでよい。
【0020】図4の例では、圧力水側のオイルシール1
0の抜け止めのために、ハウジング1側部材である転が
り軸受の外輪7Aにストップリング17が取り付けられ
ている。
0の抜け止めのために、ハウジング1側部材である転が
り軸受の外輪7Aにストップリング17が取り付けられ
ている。
【0021】図5の例では、圧力水側のオイルシール1
0の外周で圧力水とグリースGとを分離遮断するため
に、外輪7Aの内周に溝が形成されて、その溝にOリン
グ18が嵌置されている。このように、圧力水側のオイ
ルシール10の外周で圧力水とグリースGとを分離遮断
する部材は、オイルシール10側に設けてもよいし、ハ
ウジング1側に設けてもよい。また、この図5の例で
は、圧力水側のオイルシール10に、その軸方向摺動を
円滑にするため、外周に金属環19が嵌着されている。
この金属環19は、その一部を延長、折曲することで、
前記オイルシール10の圧力水側を覆うスリンガとなっ
ている。
0の外周で圧力水とグリースGとを分離遮断するため
に、外輪7Aの内周に溝が形成されて、その溝にOリン
グ18が嵌置されている。このように、圧力水側のオイ
ルシール10の外周で圧力水とグリースGとを分離遮断
する部材は、オイルシール10側に設けてもよいし、ハ
ウジング1側に設けてもよい。また、この図5の例で
は、圧力水側のオイルシール10に、その軸方向摺動を
円滑にするため、外周に金属環19が嵌着されている。
この金属環19は、その一部を延長、折曲することで、
前記オイルシール10の圧力水側を覆うスリンガとなっ
ている。
【0022】図5の例のように、ハウジング1側部材に
Oリング18を設ける場合は、そのOリング用溝の形成
加工が難しいので、図6の例のように、オイルシール1
0側にOリング18を取り付けるようにしてもよい。す
なわち、同図の例では、圧力水側のオイルシール10の
外周に金属環20が嵌着され、この金属環20に予め形
成してある溝にOリング18が取り付けられている。
Oリング18を設ける場合は、そのOリング用溝の形成
加工が難しいので、図6の例のように、オイルシール1
0側にOリング18を取り付けるようにしてもよい。す
なわち、同図の例では、圧力水側のオイルシール10の
外周に金属環20が嵌着され、この金属環20に予め形
成してある溝にOリング18が取り付けられている。
【0023】図7の例では、図6に示したのと同様の金
属環20の溝に、Y字形のパッキン21が嵌置されてお
り、このように、圧力水側オイルシール10の外周で圧
力水とグリースGとを分離遮断する部材には、Oリング
18のほか、種々のものを使用することができる。
属環20の溝に、Y字形のパッキン21が嵌置されてお
り、このように、圧力水側オイルシール10の外周で圧
力水とグリースGとを分離遮断する部材には、Oリング
18のほか、種々のものを使用することができる。
【0024】上記の構成において、水ポンプは、その密
封装置8の2個のオイルシール9,10の間にグリース
Gを充填した状態で使用するが、そのグリースGの内圧
に対してハウジング1内の水圧が高まると、その水圧で
圧力水側のオイルシール10が転がり軸受7(5)の内
部側に押し込まれて微量的に摺動することになり、これ
で、ハウジング1内の水圧が潤滑室11内のグリースG
に伝わって、グリースGの内圧が高まるので、圧力水側
のオイルシール10の内外で、グリースGの圧力と水圧
とが拮抗する。
封装置8の2個のオイルシール9,10の間にグリース
Gを充填した状態で使用するが、そのグリースGの内圧
に対してハウジング1内の水圧が高まると、その水圧で
圧力水側のオイルシール10が転がり軸受7(5)の内
部側に押し込まれて微量的に摺動することになり、これ
で、ハウジング1内の水圧が潤滑室11内のグリースG
に伝わって、グリースGの内圧が高まるので、圧力水側
のオイルシール10の内外で、グリースGの圧力と水圧
とが拮抗する。
【0025】その結果、圧力水側のオイルシール10
は、一方から過大な圧力が作用することがなくなり、リ
ップ10bの変形を生じなくなる。また、内外の圧力の
バランスがとれることで、三角リップ10bと回転軸2
との摺接部にはグリースが浸出し、該摺接部はグリース
潤滑となる。このように、圧力水側のオイルシール10
の三角リップ10bは、ほとんど変形せず、グリース潤
滑となるので、摩耗しにくく、長期間にわたって確実に
圧力水を密封する。
は、一方から過大な圧力が作用することがなくなり、リ
ップ10bの変形を生じなくなる。また、内外の圧力の
バランスがとれることで、三角リップ10bと回転軸2
との摺接部にはグリースが浸出し、該摺接部はグリース
潤滑となる。このように、圧力水側のオイルシール10
の三角リップ10bは、ほとんど変形せず、グリース潤
滑となるので、摩耗しにくく、長期間にわたって確実に
圧力水を密封する。
【0026】なお、軸受内部側のオイルシール9には、
圧力水側のオイルシール10と潤滑室11内のグリース
Gを介して水圧が作用することになるが、その水圧は、
圧力水側のオイルシール10とグリースGとで緩衝さ
れ、また、その一部が圧力水側のオイルシール10と分
担負荷されて減圧されるのであって、実際に軸受内部側
のオイルシール9にかかる圧力は、過大なものではな
い。また、この軸受内部側のオイルシール9の三角リッ
プ9bには、充分な量のグリースが常時供給され、良好
なグリース潤滑の状態が保たれる。そのため、軸受内部
側のオイルシール9でも、特に不具合は生じない。
圧力水側のオイルシール10と潤滑室11内のグリース
Gを介して水圧が作用することになるが、その水圧は、
圧力水側のオイルシール10とグリースGとで緩衝さ
れ、また、その一部が圧力水側のオイルシール10と分
担負荷されて減圧されるのであって、実際に軸受内部側
のオイルシール9にかかる圧力は、過大なものではな
い。また、この軸受内部側のオイルシール9の三角リッ
プ9bには、充分な量のグリースが常時供給され、良好
なグリース潤滑の状態が保たれる。そのため、軸受内部
側のオイルシール9でも、特に不具合は生じない。
【0027】図8は、本発明の第2実施例に係る密封装
置の断面図である。この実施例の密封装置82は、第1
実施例のものと同様に、軸受の圧力水側において、ハウ
ジング1側の部材(軸受外輪7Aもしくはハウジング
1)の内周に軸方向2段にわたって設けられた2個のオ
イルシール9,10を備え、これら2個のオイルシール
9,10の間には、グリースGのような潤滑剤が充填さ
れる潤滑室11が形成されているものであるが、軸受内
部側のオイルシール9も、圧力水側のオイルシール10
も、ともにハウジング1側の部材に軸方向不動状に取り
付けられている点で、第1実施例とは異なる。
置の断面図である。この実施例の密封装置82は、第1
実施例のものと同様に、軸受の圧力水側において、ハウ
ジング1側の部材(軸受外輪7Aもしくはハウジング
1)の内周に軸方向2段にわたって設けられた2個のオ
イルシール9,10を備え、これら2個のオイルシール
9,10の間には、グリースGのような潤滑剤が充填さ
れる潤滑室11が形成されているものであるが、軸受内
部側のオイルシール9も、圧力水側のオイルシール10
も、ともにハウジング1側の部材に軸方向不動状に取り
付けられている点で、第1実施例とは異なる。
【0028】そして、この第2実施例では、圧力水の圧
力を潤滑室11内のグリースGに伝達する圧力伝達手段
として、ハウジング1側の部材に、圧力水側の空間から
潤滑室11に通じる通路22が形成され、この通路22
内には、摺動体23が液密でかつスライド自在に嵌合さ
れており、この摺動体23は、通路22内で、圧力水と
グリースGとを分離遮断するとともに、両者の圧力差に
応じてスライドするようになっている。このほか、第1
実施例の各部と共通する部分は、図3と同一の符号で示
している。
力を潤滑室11内のグリースGに伝達する圧力伝達手段
として、ハウジング1側の部材に、圧力水側の空間から
潤滑室11に通じる通路22が形成され、この通路22
内には、摺動体23が液密でかつスライド自在に嵌合さ
れており、この摺動体23は、通路22内で、圧力水と
グリースGとを分離遮断するとともに、両者の圧力差に
応じてスライドするようになっている。このほか、第1
実施例の各部と共通する部分は、図3と同一の符号で示
している。
【0029】この第2実施例の構成においては、通路2
2内で、摺動体23がハウジング1内の水圧とグリース
Gとの圧力差に応じてスライドすることで、水圧が潤滑
室11内に伝わって、グリースGの内圧が高まり、圧力
水側のオイルシール10の内外で、圧力のバランスがと
れる。これで、第1実施例の場合と同様に、圧力水側の
オイルシール10で三角リップ10bの変形が生せず、
回転軸2との摺接部がグリース潤滑になり、長期間使用
しても、摩耗が少なく、水漏れが生じない。
2内で、摺動体23がハウジング1内の水圧とグリース
Gとの圧力差に応じてスライドすることで、水圧が潤滑
室11内に伝わって、グリースGの内圧が高まり、圧力
水側のオイルシール10の内外で、圧力のバランスがと
れる。これで、第1実施例の場合と同様に、圧力水側の
オイルシール10で三角リップ10bの変形が生せず、
回転軸2との摺接部がグリース潤滑になり、長期間使用
しても、摩耗が少なく、水漏れが生じない。
【0030】なお、第1および第2実施例では、オイル
シールを2段にわたって並設したが、3個もしくはそれ
以上のオイルシールを並設してもよく、その場合は、最
も圧力水側にあるオイルシールを軸方向摺動可能にし
て、該オイルシール自体を圧力伝達手段とするか、また
はこのオイルシールの設置個所の前後にわたって他の圧
力伝達手段を設ければよい。また、オイルシール9,1
0についても、図面に示すような形態のもののみに限定
されず、他の一般的に公知のオイルシールを流用するこ
とができる。また、オイルシールの他に、Uパッキンや
Vパッキンなどの公知の環状密封部材を流用することも
できる。
シールを2段にわたって並設したが、3個もしくはそれ
以上のオイルシールを並設してもよく、その場合は、最
も圧力水側にあるオイルシールを軸方向摺動可能にし
て、該オイルシール自体を圧力伝達手段とするか、また
はこのオイルシールの設置個所の前後にわたって他の圧
力伝達手段を設ければよい。また、オイルシール9,1
0についても、図面に示すような形態のもののみに限定
されず、他の一般的に公知のオイルシールを流用するこ
とができる。また、オイルシールの他に、Uパッキンや
Vパッキンなどの公知の環状密封部材を流用することも
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明では、メカニカルシールに比べ安
価なオイルシールなどの環状密封部材により圧力水を密
封できるので、コストの削減を図ることができる。
価なオイルシールなどの環状密封部材により圧力水を密
封できるので、コストの削減を図ることができる。
【0032】しかも、最も圧力水の圧力が作用する圧力
水側の環状密封部材の前後の水圧と潤滑剤の圧力とを拮
抗させてリップの変形を阻止できるとともに、当該環状
密封部材と回転軸との摺接部分を潤滑剤により潤滑させ
るようにしているので、該リップの摩耗が少なくなり、
長期間にわたって圧力水を確実に封止できるようにな
る。
水側の環状密封部材の前後の水圧と潤滑剤の圧力とを拮
抗させてリップの変形を阻止できるとともに、当該環状
密封部材と回転軸との摺接部分を潤滑剤により潤滑させ
るようにしているので、該リップの摩耗が少なくなり、
長期間にわたって圧力水を確実に封止できるようにな
る。
【図1】本発明の第1実施例に係る密封装置を備えた水
ポンプの部分断面図
ポンプの部分断面図
【図2】図1の変形例を示す水ポンプ軸部の断面図
【図3】第1実施例に係る密封装置の拡大断面図
【図4】図3の第1の変形例を示す密封装置の部分断面
図
図
【図5】図3の第2の変形例を示す密封装置の部分断面
図
図
【図6】図3の第3の変形例を示す密封装置の部分断面
図
図
【図7】図3の第4の変形例を示す密封装置の部分断面
図
図
【図8】本発明の第2実施例に係る密封装置の断面図
【図9】従来の密封装置を備えた水ポンプの部分断面図
1 ハウジング 2 回転軸 7 転がり軸受 7A 転がり軸受の外輪 8 密封装置 9 オイルシール(環状密封部材) 10 オイルシール(環状密封部材) 11 潤滑室 G グリース(潤滑剤)
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力水を収容するハウジングとこのハウ
ジング内で回転自在に軸受支持される回転軸との間で軸
受の圧力水側に設けられる密封装置において、 ハウジングもしくはこれに固着された部材の内周に、複
数個の環状密封部材が軸方向に並設され、これら環状密
封部材の間には、潤滑剤が充填される潤滑室が形成さ
れ、複数個の環状密封部材のうち、最も圧力水側に軸方
向スライド可能に設けられる環状密封部材により、圧力
水の圧力が潤滑室内の潤滑剤に伝達される、ことを特徴
とする密封装置。 - 【請求項2】 圧力水を収容するハウジングとこのハウ
ジングを貫通する回転軸との間で軸受の圧力水側に設け
られる密封装置において、 ハウジングもしくはこれに固着された部材の内周に、複
数個の環状密封部材が軸方向に並設され、これら環状密
封部材の間には、潤滑剤が充填される潤滑室が形成さ
れ、 この潤滑室と圧力水側の空間との間に、圧力水側の空間
から潤滑室に通じる通路と、この通路内に設けられて圧
力水と潤滑剤との圧力差に応じてスライドしうる摺動体
とからなり、圧力水の圧力を潤滑室内の潤滑剤に伝達す
る圧力伝達手段が設けられている、ことを特徴とする密
封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7143346A JPH08338535A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7143346A JPH08338535A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 密封装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338535A true JPH08338535A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15336660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7143346A Pending JPH08338535A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338535A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0941970A (ja) * | 1995-07-27 | 1997-02-10 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ウオーターポンプのシール構造 |
| JP2002310095A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ウォ−タポンプ用シ−ル装置 |
| JP2009008271A (ja) * | 2008-09-08 | 2009-01-15 | Nabtesco Corp | 偏心揺動型減速機 |
| JP2012215299A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Haldex Brake Corp | スプリングブレーキアクチュエータのための滑らかなボア動的中央シール |
| JP2015017688A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | Nok株式会社 | 密封装置 |
| CN104358858A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-02-18 | 太原理工大学 | 一种多唇口骨架式油封装置 |
| CN105650283A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-06-08 | 张衎 | 一种船用轴承应急防水装置及含有该装置的轴承 |
| CN109764135A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-05-17 | 陕西润泽橡胶制品有限公司 | 一种自动充气轮胎密封的油气封 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP7143346A patent/JPH08338535A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0941970A (ja) * | 1995-07-27 | 1997-02-10 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ウオーターポンプのシール構造 |
| JP2002310095A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ウォ−タポンプ用シ−ル装置 |
| JP2009008271A (ja) * | 2008-09-08 | 2009-01-15 | Nabtesco Corp | 偏心揺動型減速機 |
| JP2012215299A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Haldex Brake Corp | スプリングブレーキアクチュエータのための滑らかなボア動的中央シール |
| JP2015017688A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | Nok株式会社 | 密封装置 |
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| CN105650283A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-06-08 | 张衎 | 一种船用轴承应急防水装置及含有该装置的轴承 |
| CN109764135A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-05-17 | 陕西润泽橡胶制品有限公司 | 一种自动充气轮胎密封的油气封 |
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