JPH0833860A - 塗料供給装置 - Google Patents

塗料供給装置

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JPH0833860A
JPH0833860A JP19214294A JP19214294A JPH0833860A JP H0833860 A JPH0833860 A JP H0833860A JP 19214294 A JP19214294 A JP 19214294A JP 19214294 A JP19214294 A JP 19214294A JP H0833860 A JPH0833860 A JP H0833860A
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Kenichi Koyama
憲一 小山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡素化され、かつ装置の消費エネルギ
ーを節減できる塗料供給装置を実現すること。 【構成】 塗料タンク1と、エアープランジャーポンプ
2と、塗料吐出装置3とを塗料流通パイプ4で連結して
塗料圧送装置Aを構成し、ヒーター6を備えた温調用水
タンク5と、上記塗料タンク1および塗料流通パイプ4
bに設けた温調用水路11,41とを連結してなる第1
の温調用水循環装置B1を設ける。そして上記エアープ
ランジャーポンプ2のポンプヘッド21に温調用水路9
を設け、該温調用水路9と上記温調用水タンク5とを連
結した第2の温調用水循環装置B2を設け、圧縮エアー
の断熱膨張により低温となるポンプヘッド21と温調用
水との熱交換でポンプヘッド21の凍結を防止し、低温
となった温調用水を温調用水タンク5へ還流させて、タ
ンク5用の冷却装置を不要ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のスプレー塗装ま
たはシーリングに用いる塗料供給装置、特に塗料供給路
にエアープランジャーポンプを設けた塗料圧送装置と、
該装置に付設され、塗料の温度調整を行なう温調用水循
環装置とよりなる塗料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は上記塗料供給装置による塗料供給
システムを示すもので、塗料圧送装置Aは、塗料タンク
1と、エアープランジャーポンプ2と、塗料吐出装置3
と、これ等をループ状に連結する塗料流通パイプ4とよ
り構成され、塗料タンク1の塗料をエアープランジャー
ポンプ2で圧送して、塗料吐出装置3より吐出させるよ
うになっている。
【0003】さらに、塗料圧送装置Aには、塗料の吐出
量を安定させるために、塗料の温度調整を行なう温調用
水循環装置Bが付設してある。即ち、ヒーター6と冷却
装置7を備えた温調用水タンク5から上記塗料タンク1
および上記塗料流通パイプ4に設けた温調用水路11,
41にウォーターポンプPを用いて温調用水を循環させ
て、塗料を所定温度に保っている。
【0004】また、上記エアープランジャーポンプ2に
は、ヒーター8が付設してある。該エアープランジャー
ポンプ2は、シリンダー内でピストンを高圧エアーにて
上下動させ送給された塗料を吸引し、吐出させるサイク
ルを繰り返す作用をするものである。このポンプ2では
ピストンが圧縮エアーにより下降して下死点に達し、再
び上昇するときに圧縮エアーを排出させるが、この時に
圧縮エアーの断熱膨張でエアー温度が著しく低下して、
ポンプヘッドが凍結するおそれがある。そこでポンプヘ
ッドにヒーター8を付設して上記の凍結を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の塗
料供給装置では、エアープランジャーポンプにポンプヘ
ッド凍結防止用のヒーターを設けている。また、冬期の
塗料保温のための温調用水加熱用のヒーター6、夏期の
塗料冷却のための温調用水冷却用の冷却装置7を設けて
いる。
【0006】そこで本発明は、ヒーターを用いることな
くポンプヘッドの凍結を防止することができ、かつ冷却
装置を用いずに温調用水を冷却できる、構造を簡素化し
た塗料供給装置を実現することを課題としてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、塗料
タンク1と、塗料吐出装置3と、これ等の間に設けたエ
アープランジャーポンプ2とを塗料流通パイプ4で連結
して塗料圧送装置Aを構成する。そして塗料圧送装置A
に、ヒーター6を備えた温調用水タンク5と、上記塗料
タンク1に設けた温調用水路11と、塗料流通パイプ4
bに設けた温調用水路41とを連結してなる第1の温調
用水循環装置B1を付設して塗料供給装置を構成する。
上記エアープランジャーポンプ2のポンプヘッド21に
温調用水路9を設け、該温調用水路9と上記温調用水タ
ンク5とを連結した第2の温調用水循環装置B2を設け
る。ポンプヘッド21の温調用水路9は、熱伝導率の高
い材質よりなるパイプを用い、例えば図2に示すように
ポンプヘッド21の表面に螺旋状に巻き付ける構造とす
る。また、ポンプヘッド21には断熱材のカバー20で
被覆することが望ましい。
【0008】
【作用】塗料タンク1の塗料は、エアープランジャーポ
ンプ2を経て塗料吐出装置3に送られて吐出され、残り
の塗料は塗料タンク1に還流する。一方、温調用水は、
第1の温調用水循環装置B1により温調用水タンク5か
ら温調用水路11,41を経て温調用水タンク5に還流
する。また、温調用水は第2の温調用水循環装置B2に
より温調用水タンク5からエアープランジャーポンプ2
のポンプヘッド21を経て温調用タンク5に還流する。
【0009】上記ポンプヘッド21では、温調用水との
間で熱交換され、ポンプヘッド21の凍結が防止され
る。ポンプヘッド21で奪熱された温調用水は温調用水
タンク5に還流する。従って、温調用水タンク5用の冷
却装置を省略できる。また冷却装置を用いたとしても小
型ですむ。
【0010】
【実施例】図1に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、塗料タンク1と、エアープランジャ
ーポンプ2と、スプレーガンなどの塗料吐出装置3とを
塗料流通パイプ4a,4bによりループ状に連結して塗
料圧送装置Aを構成する。
【0011】上記の塗料圧送装置Aには、塗料吐出装置
3からの塗料の吐出量を安定させるために温調用水によ
り塗料の温度を一定に保たせる第1の温調用水循環装置
B1が付設してある。該循環装置B1は、温調用水タン
ク5と、塗料タンク1を二重構造として、その内壁と外
壁との間に形成した温調用水路11と、塗料流通パイプ
4bを二重構造として、その内壁と外壁との間に形成し
た温調用水路41とをループ状に連結した構成としてあ
り、経路中に設けたウォーターポンプP1により温調用
水が循環する。温調用水タンク5には、ヒーター6が設
けてある。
【0012】一方、エアープランジャーポンプ2に温調
用水路9が設けてあり、これと温調用水タンク5とを連
結して第2の温調用水循環装置B2を構成し、経路中に
設けたウォーターポンプP2により温調用水が循環す
る。
【0013】上記エアープランジャーポンプ2の構造
は、図2に示すように、ポンプヘッドを形成する第1シ
リンダー21と、第1シリンダー21から下方へ伸びる
第2シリンダー28を備えている。第1シリンダー21
には上室21aと下室21bとが形成してあり、上室2
1aは下室21bよりも内径を大きくしてある。第1シ
リンダー21の周壁には上室21aと連通する第1吸気
孔211が設けてあり、該第1吸気孔211は図略のエ
アーコンプレッサー等と連結してあり圧縮エアーが供給
される。
【0014】第1シリンダー21内部には、その中心に
頂壁よりトリップロッド23が設けてある。さらにトリ
ップロッド23に案内され、第1シリンダー21内を上
下方向に摺動自在にピストン24が設けてある。該ピス
トン24は円筒形で、筒部外周が上室21aと下室21
bの仕切り部と摺接し、ピストンヘッド24aの周縁が
上室21aの内面に摺接する。ピストンヘッド24aに
は、外周に第2吸気孔241が複数個貫設してある。一
方、ピストンヘッド24a中心寄りには第1排気孔24
2が設けてあり、ピストン24の筒内へ通じている。第
1シリンダー21の下室21bの下端部には第2排気孔
212が設けてある。
【0015】これ等第2吸気孔241と第1排気孔24
2には、それぞれ吸気弁25、排気弁26が設けてあ
る。吸気弁25は下方より第2吸気孔241を開閉し、
上方より第1吸気孔211を開閉する作用をなし、排気
弁26は上方より第1排気孔242を開閉せしめる。こ
れ等吸気弁25、排気弁26は、上下動するバルブバー
27に連結してあり、吸気弁25が第2吸気孔241を
閉鎖しているとき、排気弁26は第1排気孔242を開
放し、逆に、吸気弁25が第2吸気孔241を開放した
場合、排気弁26は第1排気孔242を閉鎖せしめる。
【0016】第2シリンダー28下端には、ボール弁2
81を備えた吸液孔282が設けてあり塗料タンク1
(図1)と連通している。第2シリンダー28内部に
は、上記ピストン24に連結されたプランジャー29が
上下方向摺動自在に設けてある。その下部には、その周
縁が第2シリンダー28の内壁と摺接するフランジが形
成してあり、第2シリンダー28を上室28aと下室2
8bとに仕切っている。さらにプランジャー29の下端
には、ボール弁291を備えた第1排液孔292が設け
てある。一方、第2シリンダー28の上部には第2排液
孔283が設けてあり、塗料吐出装置3(図1)と連結
してある。
【0017】上記のエアープランジャーポンプ2の第1
シリンダー21は、表面に断熱材202を貼りつけたカ
バー20で覆ってあり、カバー20と第1シリンダー2
1の外側壁との間に冷却室201を形成している。カバ
ー20の下部には、第1シリンダー21との間に通気孔
を形成してある。
【0018】ポンプヘッドをなす第1シリンダー21の
上室21aの外壁には、熱伝導率の高い材質(例えば、
銅材等)よりなる細いパイプを螺旋状に巻き付けた温調
用水路9が設けてある。該温調用水路9をなすパイプ
は、カバー20およびその表面の断熱材202を貫通せ
しめてあり、ウォーターポンプP2を介して温調用水タ
ンク5(図1)に連結してある。
【0019】塗料供給装置の作動をエアープランジャー
ポンプ2の作動を中心に図1ないし図5に基づいて説明
する。図2に示すように、吸気弁25が第2吸気孔24
1を閉鎖し、排気弁26が第1排気孔242を開放した
状態で、第1吸気孔211から高圧の圧縮エアーが供給
されると、ピストン24を上昇せしめる。これにより、
第2シリンダー28内のプランジャー29も上昇し、第
2シリンダー28内部の圧力が下がり、ボール弁281
が第1吸液孔282を開放し、塗料タンク1から供給さ
れた塗料が第2シリンダー28内下室28bに吸引され
る。
【0020】図3に示すように、バルブバー27が第1
シリンダー21の頂壁に当接し、ピストン24が上死点
に達すると、排気弁26が第1排気孔242を閉鎖し、
吸気弁25が第2吸気孔241を開放する。第1吸気孔
211から供給される圧縮エアーが、第2吸気孔241
からピストン24上方のシリンダー室に入り、図4に示
すようにプランジャー29も下降する。プランジャー2
9が下降することにより第2シリンダー28内下室28
bの塗料の圧力が高くなり、ボール弁282を閉じると
ともにボール弁291を開放し、第1排液孔292を介
して上室28aに至り、第2排液孔283より塗料が放
出され塗料吐出装置3へ供給される。
【0021】バルブバー27とピストン24が一体に押
し下げられ、第1シリンダー21内と大気との圧力差で
ピストン24のみが更に押し下げられると、図5に示す
ように、第1および第2吸気孔211,241が吸気弁
25により閉じられ、第1排気孔242が開放され、第
1シリンダー上部の高圧の圧縮エアーが第1、第2排気
孔242,212から放出され、第1シリンダー21上
部の圧力が瞬時に下がる。この時点でピストン運動1サ
イクルを終了し、第1吸気孔211より供給される圧縮
エアーにより図2に示すようにピストン24を上昇せし
める。このようにエアープランジャーポンプ2はサイク
ル運動を繰り返し、塗料を圧送せしめる。
【0022】上述のエアープランジャーポンプ2のサイ
クル運動中で、図5に示す第1シリンダー上室21aの
圧力が下がるときに圧縮エアーの断熱膨張により上室2
1a内の温度が下がりポンプヘッドが凍結するおそれが
ある。ポンプヘッドまわりの温調用水路9を含む第2の
温調用水循環装置B2にはウォーターポンプP2により
温調用水が循環されており、温調用水とポンプヘッドの
間で熱交換が行われる。即ち、ポンプヘッドは温調用水
から奪熱し、ポンプヘッドの凍結が防止されるのであ
る。奪熱された温調用水は、温調用水タンク5に還流す
る。
【0023】本発明の塗料供給装置は、上述のエアープ
ランジャーポンプ2の作用により、塗料タンク1の塗料
を塗料吐出装置3に圧送する。そして第1の温調用水循
環装置B1により、塗料タンク1、更に塗料流通パイプ
4のそれぞれに温調用水を循環せしめ、塗料を所定の温
度に保って吐出量の安定化をはかる。同時に、第2の温
調用水循環装置B2でポンプヘッドの凍結を防止する。
そして、ポップヘッドで奪熱冷却された温調用水が還流
することで、温調用水タンク5の冷却装置を省略でき
る。なお、夏場における異常高温時用として温調用水タ
ンク5の冷却装置を設けた場合にも、装置は従来よりも
小型でよい。
【0024】一方、ポンプヘッドに設けたカバー20に
より冷却室201を形成したので、温調用水の冷却効果
を高めることができるとともに、エアープランジャーポ
ンプ2の作動音を減少せしめることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の塗料供給装置は、第2の温調用
水循環装置によりエアープランジャーポンプのポンプヘ
ッドまわりに温調用水を流通せしめることで、エアープ
ランジャーポンプ用のヒーターが不要となる。かつ、温
調用水タンクの冷却装置を省略ないしは小型とすること
ができ、従って、塗料供給装置の構造の簡素化、ならび
に装置の消費エネルギーの節減が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の塗料供給装置のシステムブロッ
ク図である。
【図2】図2は本発明のエアープランジャポンプの断面
図、およびピストンが上昇している時点の作動図であ
る。
【図3】エアープランジャーポンプの作動図で、ピスト
ンが上死点に達した時点を示す図である。
【図4】エアープランジャーポンプの作動図で、ピスト
ンが下降している時点を示す図である。
【図5】エアープランジャーポンプの作動図で、ピスト
ンが下死点に達した時点を示す図である。
【図6】従来の塗料供給装置のシステムブロック図であ
る。
【符号の説明】
A 塗料圧送装置 B1 第1の温調用水循環装置 B2 第2の温調用水循環装置 P,P1,P2 ウォーターポンプ 1 塗料タンク 2 エアープランジャーポンプ 20 カバー 21 ポンプヘッド(第1シリンダー) 201 冷却室 3 塗料吐出装置 4 塗料流通パイプ 5 温調用水タンク 9 ポンプヘッドの温調用水路 11,41 温調用水路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料タンクと、塗料吐出装置と、これ等
    の間に設けたエアープランジャーポンプとを塗料流通パ
    イプとで連結してなる塗料圧送装置に、温調用水タンク
    と、上記塗料タンクおよび上記塗料流通パイプに設けた
    温調用水路とを連結してなる温調用水循環装置を付設し
    た塗料供給装置において、上記エアープランジャーポン
    プのポンプヘッドに温調用水路を設け、該温調用水路と
    上記温調用水タンクとを連結してなる第2の温調用水循
    環装置を設けたことを特徴とする塗料供給装置。
  2. 【請求項2】 上記ポンプヘッドの温調用水路は、熱伝
    導率の高い材質よりなるパイプをポンプヘッドの外周に
    巻回す構造とした請求項1記載の塗料供給装置。
  3. 【請求項3】 上記温調用水路を設けたポンプヘッド
    に、断熱材のカバーを被せて、これとポンプヘッドとの
    隙間に温調用水の冷却室を形成した請求項2記載の塗料
    供給装置。
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Cited By (3)

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