JPH08338991A - 液晶パネル、プロジェクタ及び液晶表示装置 - Google Patents
液晶パネル、プロジェクタ及び液晶表示装置Info
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- JPH08338991A JPH08338991A JP8051719A JP5171996A JPH08338991A JP H08338991 A JPH08338991 A JP H08338991A JP 8051719 A JP8051719 A JP 8051719A JP 5171996 A JP5171996 A JP 5171996A JP H08338991 A JPH08338991 A JP H08338991A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮光領域における反射率が高く、液晶パネル
の製造工程を複雑にせずに薄膜化が可能なブラックマト
リクスを有する液晶パネル、及びその液晶パネルを用い
たプロジェクタ、液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 対向して配置されたガラス基板10、3
0と、ガラス基板10、30間に封入された液晶39
と、ガラス基板30に設けられ、電圧を印加することに
より液晶39を配向する画素電極38と、ガラス基板1
0に設けられ、画素電極38の形成されていない領域に
入射する光を遮光する遮光膜42とを有する液晶パネル
において、遮光膜42は、ガラス基板10上に設けら
れ、比抵抗が109Ω・cm以下の材料からなる層を少
なくとも有する第1の膜12と、第1の膜12上に設け
られ、光を吸収する第2の膜14とにより構成する。
の製造工程を複雑にせずに薄膜化が可能なブラックマト
リクスを有する液晶パネル、及びその液晶パネルを用い
たプロジェクタ、液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 対向して配置されたガラス基板10、3
0と、ガラス基板10、30間に封入された液晶39
と、ガラス基板30に設けられ、電圧を印加することに
より液晶39を配向する画素電極38と、ガラス基板1
0に設けられ、画素電極38の形成されていない領域に
入射する光を遮光する遮光膜42とを有する液晶パネル
において、遮光膜42は、ガラス基板10上に設けら
れ、比抵抗が109Ω・cm以下の材料からなる層を少
なくとも有する第1の膜12と、第1の膜12上に設け
られ、光を吸収する第2の膜14とにより構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン上に画
像を拡大投影するプロジェクタに係り、特に、プロジェ
クタに用いられる液晶パネル、液晶表示装置、及びプロ
ジェクタに関する。
像を拡大投影するプロジェクタに係り、特に、プロジェ
クタに用いられる液晶パネル、液晶表示装置、及びプロ
ジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタは、光源から放射され
る光を空間変調素子によって変調し、投影レンズにより
スクリーン上に投影する装置である。空間変調素子は、
多数の画素から構成されており、各画素を各々独立に電
気的に動作することにより透過光を制御するものであ
る。
る光を空間変調素子によって変調し、投影レンズにより
スクリーン上に投影する装置である。空間変調素子は、
多数の画素から構成されており、各画素を各々独立に電
気的に動作することにより透過光を制御するものであ
る。
【0003】このような空間変調素子のうち、電界を印
加した状態で黒を表示する空間変調素子では各画素間を
黒表示することができないため、画素間において光漏れ
が発生して表示品質が劣化してしまう。そのため、画素
間には遮光性の部材、いわゆるブラックマトリクスが配
設されている。空間変調素子の一種である液晶パネルに
おいては、ブラックマトリクスの材料としてはクロム膜
が一般に用いられている。クロム膜は、遮光性に優れて
いるとともに、薄膜の成膜性、加工性、耐薬品性、耐ガ
ス性に優れているため、液晶パネルの製造プロセスに適
合し得る廉価な材料だからである。通常クロム膜の膜厚
は、十分な遮光能力を得るために120nm以上に設定
されている。
加した状態で黒を表示する空間変調素子では各画素間を
黒表示することができないため、画素間において光漏れ
が発生して表示品質が劣化してしまう。そのため、画素
間には遮光性の部材、いわゆるブラックマトリクスが配
設されている。空間変調素子の一種である液晶パネルに
おいては、ブラックマトリクスの材料としてはクロム膜
が一般に用いられている。クロム膜は、遮光性に優れて
いるとともに、薄膜の成膜性、加工性、耐薬品性、耐ガ
ス性に優れているため、液晶パネルの製造プロセスに適
合し得る廉価な材料だからである。通常クロム膜の膜厚
は、十分な遮光能力を得るために120nm以上に設定
されている。
【0004】このようなクロム膜をブラックマトリクス
として使用した場合、入射した光のうち約40%を反射
することができる。残りの60%の入射光については、
ブラックマトリクスにおける遮光能力を高めるために、
可能な限りクロム膜自身により吸収する必要がある。し
かしながら、液晶パネルの構造上、ブラックマトリクス
はガラス基板により両側を封じられているため、光吸収
により生じた熱は容易には外部に放出されない。特に、
液晶プロジェクタでは液晶パネルに強力な光が入射する
ため、ブラックマトリクスに隣接する液晶、配向膜、T
FT(薄膜トランジスタ)までもが高温となり、液晶パ
ネルの信頼性の低下をもたらすことになる。
として使用した場合、入射した光のうち約40%を反射
することができる。残りの60%の入射光については、
ブラックマトリクスにおける遮光能力を高めるために、
可能な限りクロム膜自身により吸収する必要がある。し
かしながら、液晶パネルの構造上、ブラックマトリクス
はガラス基板により両側を封じられているため、光吸収
により生じた熱は容易には外部に放出されない。特に、
液晶プロジェクタでは液晶パネルに強力な光が入射する
ため、ブラックマトリクスに隣接する液晶、配向膜、T
FT(薄膜トランジスタ)までもが高温となり、液晶パ
ネルの信頼性の低下をもたらすことになる。
【0005】このような問題を解決するため、特開平6
−301023号公報記載の液晶パネルでは、ZrO膜
などの誘電体膜からなる干渉膜と、クロム膜等からなる
遮光性膜とによりブラックマトリクスを構成し、増反射
となる構造を形成している。このようにしてブラックマ
トリクスに干渉膜を形成することにより、反射率を約6
0%程度にまで高めることができるので、ブラックマト
リクスの昇温を抑制することが可能となる。
−301023号公報記載の液晶パネルでは、ZrO膜
などの誘電体膜からなる干渉膜と、クロム膜等からなる
遮光性膜とによりブラックマトリクスを構成し、増反射
となる構造を形成している。このようにしてブラックマ
トリクスに干渉膜を形成することにより、反射率を約6
0%程度にまで高めることができるので、ブラックマト
リクスの昇温を抑制することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の液晶パネルでは、干渉膜として誘電体膜を用いてい
るが、誘電体膜は、遮光性膜に用いるクロム膜と同一の
条件で加工することができないので、遮光性膜と干渉膜
とを別々に加工する必要があり、製造工程が複雑になる
といった問題があった。
来の液晶パネルでは、干渉膜として誘電体膜を用いてい
るが、誘電体膜は、遮光性膜に用いるクロム膜と同一の
条件で加工することができないので、遮光性膜と干渉膜
とを別々に加工する必要があり、製造工程が複雑になる
といった問題があった。
【0007】また、誘電体膜は一般に光の吸収が小さい
ので、誘電体膜自身には遮光能力がない。従って、誘電
体膜により干渉膜を設ける場合には、干渉膜の膜厚分ブ
ラックマトリクスの厚さが増加するといった問題があっ
た。本発明の目的は、反射率が高く、液晶パネルの製造
工程を複雑にせずに薄膜化が可能なブラックマトリクス
を有する液晶パネル、及びその液晶パネルを用いたプロ
ジェクタ、液晶表示装置を提供することにある。
ので、誘電体膜自身には遮光能力がない。従って、誘電
体膜により干渉膜を設ける場合には、干渉膜の膜厚分ブ
ラックマトリクスの厚さが増加するといった問題があっ
た。本発明の目的は、反射率が高く、液晶パネルの製造
工程を複雑にせずに薄膜化が可能なブラックマトリクス
を有する液晶パネル、及びその液晶パネルを用いたプロ
ジェクタ、液晶表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対向して配
置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入された
液晶と、前記一対の基板の一方又は両方に設けられた遮
光膜とを有する液晶パネルにおいて、前記遮光膜は、前
記基板上に設けられ、比抵抗が109Ω・cm以下の材
料からなる層を少なくとも有する第1の膜と、前記第1
の膜上に設けられ、光を吸収する第2の膜とを有するこ
とを特徴とする液晶パネルによって達成される。このよ
うに液晶パネルを構成することにより、遮光膜の膜厚を
厚くすることなく遮光膜の反射率を高めることができ
る。
置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入された
液晶と、前記一対の基板の一方又は両方に設けられた遮
光膜とを有する液晶パネルにおいて、前記遮光膜は、前
記基板上に設けられ、比抵抗が109Ω・cm以下の材
料からなる層を少なくとも有する第1の膜と、前記第1
の膜上に設けられ、光を吸収する第2の膜とを有するこ
とを特徴とする液晶パネルによって達成される。このよ
うに液晶パネルを構成することにより、遮光膜の膜厚を
厚くすることなく遮光膜の反射率を高めることができ
る。
【0009】また、上記の液晶パネルにおいて、前記第
1の膜及び前記第2の膜は金属膜であることが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば遮光膜を薄くす
ることができるので、液晶パネルを小型化するのに好適
である。また、上記の液晶パネルにおいて、前記第1の
膜は、前記第2の膜の反射率を増加させることが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば入射光により遮
光膜が加熱することを抑えることができるので、液晶パ
ネルの信頼性を高めることができる。
1の膜及び前記第2の膜は金属膜であることが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば遮光膜を薄くす
ることができるので、液晶パネルを小型化するのに好適
である。また、上記の液晶パネルにおいて、前記第1の
膜は、前記第2の膜の反射率を増加させることが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば入射光により遮
光膜が加熱することを抑えることができるので、液晶パ
ネルの信頼性を高めることができる。
【0010】また、上記の液晶パネルにおいて、前記遮
光膜は、前記第1の膜と前記基板との間に弗化金属膜を
更に有することが望ましい。こうすることにより、遮光
膜の反射率を更に高めることができる。また、対向して
配置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入され
た液晶と、前記一対の基板の一方又は両方に設けられた
遮光膜とを有する液晶パネルにおいて、前記基板と前記
遮光膜との間の前記基板の少なくとも表示領域全面に設
けられ、前記遮光膜の反射率を増加する第1の透明膜を
更に有することを特徴とする液晶パネルによっても達成
される。このように液晶パネルを構成することにより、
液晶パネルの製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜
の反射率を高めることができる。
光膜は、前記第1の膜と前記基板との間に弗化金属膜を
更に有することが望ましい。こうすることにより、遮光
膜の反射率を更に高めることができる。また、対向して
配置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入され
た液晶と、前記一対の基板の一方又は両方に設けられた
遮光膜とを有する液晶パネルにおいて、前記基板と前記
遮光膜との間の前記基板の少なくとも表示領域全面に設
けられ、前記遮光膜の反射率を増加する第1の透明膜を
更に有することを特徴とする液晶パネルによっても達成
される。このように液晶パネルを構成することにより、
液晶パネルの製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜
の反射率を高めることができる。
【0011】また、上記の液晶パネルにおいて、前記遮
光膜は、前記第1の透明膜上に設けられた第1の膜と、
前記第1の膜上に設けられ、光を吸収する第2の膜とを
有し、前記第1の膜と前記第1の透明膜とからなる積層
膜は、前記第2の膜の反射率を増加することが望まし
い。このように液晶パネルを構成することにより、液晶
パネルの製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜の反
射率を高めることができる。
光膜は、前記第1の透明膜上に設けられた第1の膜と、
前記第1の膜上に設けられ、光を吸収する第2の膜とを
有し、前記第1の膜と前記第1の透明膜とからなる積層
膜は、前記第2の膜の反射率を増加することが望まし
い。このように液晶パネルを構成することにより、液晶
パネルの製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜の反
射率を高めることができる。
【0012】また、上記の液晶パネルにおいて、前記遮
光膜が形成されていない領域の前記第1の透明膜上に設
けられ、前記遮光膜が形成されていない領域の反射率を
低減する第2の透明膜を更に有することが望ましい。こ
のように液晶パネルを構成すれば、遮光領域での反射率
を増加しつつ、透過領域における反射率を低減すること
ができる。
光膜が形成されていない領域の前記第1の透明膜上に設
けられ、前記遮光膜が形成されていない領域の反射率を
低減する第2の透明膜を更に有することが望ましい。こ
のように液晶パネルを構成すれば、遮光領域での反射率
を増加しつつ、透過領域における反射率を低減すること
ができる。
【0013】また、上記の液晶パネルにおいて、前記第
2の透明膜は、前記液晶を配向するための電極であるこ
とが望ましい。このように液晶パネルを構成すれば、遮
光膜の膜厚を厚くする必要がなく、液晶パネルの薄膜化
を図ることができる。また、上記の液晶パネルにおい
て、前記第2の膜は金属膜であり、前記第1の膜は前記
金属膜の金属の酸化物からなる膜を有することが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば、遮光膜を加工
する際のエッチング工程において、第1の膜と第2の膜
とを同時に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡
略化できる。
2の透明膜は、前記液晶を配向するための電極であるこ
とが望ましい。このように液晶パネルを構成すれば、遮
光膜の膜厚を厚くする必要がなく、液晶パネルの薄膜化
を図ることができる。また、上記の液晶パネルにおい
て、前記第2の膜は金属膜であり、前記第1の膜は前記
金属膜の金属の酸化物からなる膜を有することが望まし
い。このように液晶パネルを構成すれば、遮光膜を加工
する際のエッチング工程において、第1の膜と第2の膜
とを同時に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡
略化できる。
【0014】また、上記の液晶パネルにおいて、前記第
2の膜は金属膜であり、前記第1の膜は前記金属膜の金
属を含む材料からなる膜を有することが望ましい。この
ように液晶パネルを構成すれば、遮光膜を加工する際の
エッチング工程において、第1の膜と第2の膜とを同時
に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡略化でき
る。
2の膜は金属膜であり、前記第1の膜は前記金属膜の金
属を含む材料からなる膜を有することが望ましい。この
ように液晶パネルを構成すれば、遮光膜を加工する際の
エッチング工程において、第1の膜と第2の膜とを同時
に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡略化でき
る。
【0015】また、上記の液晶パネルにおいて、前記第
1の膜は、屈折率が、前記基板側で大きく、前記第2の
膜側で小さくなるような光学特性を有することが望まし
い。こうすることにより、遮光膜の反射率を更に高める
ことができる。また、上記の液晶パネルにおいて、前記
遮光膜における反射率が最大となる光の波長が、400
〜600nmの範囲であることが望ましい。このように
液晶パネルを構成すれば、入射光に可視光を用いる場合
に反射率を高めることができる。
1の膜は、屈折率が、前記基板側で大きく、前記第2の
膜側で小さくなるような光学特性を有することが望まし
い。こうすることにより、遮光膜の反射率を更に高める
ことができる。また、上記の液晶パネルにおいて、前記
遮光膜における反射率が最大となる光の波長が、400
〜600nmの範囲であることが望ましい。このように
液晶パネルを構成すれば、入射光に可視光を用いる場合
に反射率を高めることができる。
【0016】また、液晶パネルの画像情報をスクリーン
に投影するプロジェクタであって、上記の液晶パネルを
有することを特徴とするプロジェクタによっても達成さ
れる。このようにプロジェクタを構成すれば、光強度の
大きい入射光に対しても液晶パネルの放熱特性を高める
ことができるので、プロジェクタの信頼性を向上するこ
とが可能となる。
に投影するプロジェクタであって、上記の液晶パネルを
有することを特徴とするプロジェクタによっても達成さ
れる。このようにプロジェクタを構成すれば、光強度の
大きい入射光に対しても液晶パネルの放熱特性を高める
ことができるので、プロジェクタの信頼性を向上するこ
とが可能となる。
【0017】また、液晶パネルの画像情報をスクリーン
に投影するプロジェクタであって、互いに異なる波長域
の光が入射する、上記の液晶パネルを複数有し、前記液
晶パネルのうち少なくとも一つが、前記遮光膜が形成さ
れた領域において、入射する波長域の光を最も反射する
特性を有することを特徴とするプロジェクタによっても
達成される。このようにプロジェクタを構成すれば、そ
れぞれの液晶パネルについて入射光に対して優れた放熱
効率が得られるので、プロジェクタの信頼性を高めるこ
とが可能となる。
に投影するプロジェクタであって、互いに異なる波長域
の光が入射する、上記の液晶パネルを複数有し、前記液
晶パネルのうち少なくとも一つが、前記遮光膜が形成さ
れた領域において、入射する波長域の光を最も反射する
特性を有することを特徴とするプロジェクタによっても
達成される。このようにプロジェクタを構成すれば、そ
れぞれの液晶パネルについて入射光に対して優れた放熱
効率が得られるので、プロジェクタの信頼性を高めるこ
とが可能となる。
【0018】また、上記の液晶パネルを有することを特
徴とする液晶表示装置によっても達成される。
徴とする液晶表示装置によっても達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、ブラックマトリクスを
構成する遮光性膜上に、光の干渉により増反射する構造
の干渉膜を形成することにより、ブラックマトリクスの
昇温を防止する液晶パネルを提供するものである。始め
に、本発明の原理を説明する。図1に示すように、ガラ
ス基板10と、干渉膜12と、遮光性膜14とが積層さ
れた試料のガラス基板10側から光16を入射すると、
ガラス基板10を透過した光は、一部は干渉膜12中に
入射し、一部はガラス基板10と干渉膜12との界面で
反射される。干渉膜12に入射した光18は、一部は遮
光性膜14中に入射し、一部は干渉膜12と遮光性膜1
4との界面で反射される。遮光性膜14に入射した光2
0は、遮光性膜14中で吸収される。
構成する遮光性膜上に、光の干渉により増反射する構造
の干渉膜を形成することにより、ブラックマトリクスの
昇温を防止する液晶パネルを提供するものである。始め
に、本発明の原理を説明する。図1に示すように、ガラ
ス基板10と、干渉膜12と、遮光性膜14とが積層さ
れた試料のガラス基板10側から光16を入射すると、
ガラス基板10を透過した光は、一部は干渉膜12中に
入射し、一部はガラス基板10と干渉膜12との界面で
反射される。干渉膜12に入射した光18は、一部は遮
光性膜14中に入射し、一部は干渉膜12と遮光性膜1
4との界面で反射される。遮光性膜14に入射した光2
0は、遮光性膜14中で吸収される。
【0020】このとき、ガラス基板10と干渉膜12と
の界面で反射される光22と、干渉膜12と遮光性膜1
4との界面で反射されてガラス基板10に入射する光2
4との位相がほぼ等しければ、それらは互いに強め合
い、増反射を起こすことができる。一般に、物質0を透
過して物質1に入射する透過光と、物質0と物質1の界
面によって反射される反射光との間に生じる位相差Δは Δ=tan-1{(n1κ0−n0κ1)/(n0 2−n1 2+κ0 2−κ1 2)} (但し、-π<Δ<π) …(1) として表される。ここで、n0は物質0の屈折率、κ0は
物質0の消衰係数、n1は物質1の屈折率、κ1は物質1
の消衰係数である。なお、本願明細書にいう屈折率nと
消衰係数κは、それぞれ、屈折率を複素屈折率で表した
際の実数部と虚数部に相当する。
の界面で反射される光22と、干渉膜12と遮光性膜1
4との界面で反射されてガラス基板10に入射する光2
4との位相がほぼ等しければ、それらは互いに強め合
い、増反射を起こすことができる。一般に、物質0を透
過して物質1に入射する透過光と、物質0と物質1の界
面によって反射される反射光との間に生じる位相差Δは Δ=tan-1{(n1κ0−n0κ1)/(n0 2−n1 2+κ0 2−κ1 2)} (但し、-π<Δ<π) …(1) として表される。ここで、n0は物質0の屈折率、κ0は
物質0の消衰係数、n1は物質1の屈折率、κ1は物質1
の消衰係数である。なお、本願明細書にいう屈折率nと
消衰係数κは、それぞれ、屈折率を複素屈折率で表した
際の実数部と虚数部に相当する。
【0021】ガラス基板10を透過して干渉膜12に入
射する光と、ガラス基板10と干渉膜12の界面によっ
て反射される光との間の位相差をΔ01と、干渉膜12を
透過して遮光性膜14に入射する光と、干渉膜12と遮
光性膜14の界面によって反射される光との間の位相差
をΔ12とすると、ガラス基板10と干渉膜12との界面
で増反射を起こすためには、干渉膜12に入射した光が
干渉膜12と遮光性膜14との界面に達するまでに変化
する位相差と、位相差Δ12と、干渉膜12と遮光性膜1
4の界面で反射された光がガラス基板10と干渉膜12
との界面に達するまでに変化する位相差との和を、位相
差Δ01にほぼ等しくする必要がある。
射する光と、ガラス基板10と干渉膜12の界面によっ
て反射される光との間の位相差をΔ01と、干渉膜12を
透過して遮光性膜14に入射する光と、干渉膜12と遮
光性膜14の界面によって反射される光との間の位相差
をΔ12とすると、ガラス基板10と干渉膜12との界面
で増反射を起こすためには、干渉膜12に入射した光が
干渉膜12と遮光性膜14との界面に達するまでに変化
する位相差と、位相差Δ12と、干渉膜12と遮光性膜1
4の界面で反射された光がガラス基板10と干渉膜12
との界面に達するまでに変化する位相差との和を、位相
差Δ01にほぼ等しくする必要がある。
【0022】即ち、入射する光の波長をλ、干渉膜12
の膜厚をd1とすると、 2d1=λδ/2πn1 δ=2πm+Δ01−Δ02 (m=0,1,2,3,…) …(2) の条件のもとに増反射が生ずることになる。このよう
に、材料の屈折率が既知であれば、干渉膜の膜厚を制御
することにより増反射を起こすことが可能となる。
の膜厚をd1とすると、 2d1=λδ/2πn1 δ=2πm+Δ01−Δ02 (m=0,1,2,3,…) …(2) の条件のもとに増反射が生ずることになる。このよう
に、材料の屈折率が既知であれば、干渉膜の膜厚を制御
することにより増反射を起こすことが可能となる。
【0023】次に、本発明の第1実施形態による液晶パ
ネルを図2を用いて説明する。図2は、本実施形態によ
る液晶パネルの構造を示す平面図及び断面図である。ガ
ラス基板30上には、絶縁膜32を介して信号線34が
形成されている。信号線34上には、絶縁膜36を介し
て画素電極38が形成されている。また、画素電極38
上には、液晶を配向する配向膜40が形成されている。
ネルを図2を用いて説明する。図2は、本実施形態によ
る液晶パネルの構造を示す平面図及び断面図である。ガ
ラス基板30上には、絶縁膜32を介して信号線34が
形成されている。信号線34上には、絶縁膜36を介し
て画素電極38が形成されている。また、画素電極38
上には、液晶を配向する配向膜40が形成されている。
【0024】ガラス基板30と対向するガラス基板10
には、屈折率n、消衰係数κがともに大きいクロム膜か
らなる干渉膜12と、消衰係数κが小さいAg(銀)膜
からなる遮光性膜14とを有するブラックマトリクス4
2が形成されている。ブラックマトリクス42が形成さ
れたガラス基板10上には、対向電極26と、液晶を配
向する配向膜28とが積層して形成されている。
には、屈折率n、消衰係数κがともに大きいクロム膜か
らなる干渉膜12と、消衰係数κが小さいAg(銀)膜
からなる遮光性膜14とを有するブラックマトリクス4
2が形成されている。ブラックマトリクス42が形成さ
れたガラス基板10上には、対向電極26と、液晶を配
向する配向膜28とが積層して形成されている。
【0025】対向して配置されたガラス基板10とガラ
ス基板30との間には、液晶材料39が封入されてい
る。本実施形態による液晶パネルでは、(2)式をもと
にしてクロム膜からなる干渉膜12の膜厚を22nmと
した。また、Ag膜からなる遮光性膜14の膜厚は、入
射光を十分に遮光できるように65nmとした。このよ
うにしてブラックマトリクス42を構成した。
ス基板30との間には、液晶材料39が封入されてい
る。本実施形態による液晶パネルでは、(2)式をもと
にしてクロム膜からなる干渉膜12の膜厚を22nmと
した。また、Ag膜からなる遮光性膜14の膜厚は、入
射光を十分に遮光できるように65nmとした。このよ
うにしてブラックマトリクス42を構成した。
【0026】本実施形態では、干渉膜12として屈折率
n及び消衰係数κがともに大きいクロム膜を用いたの
で、誘電体膜を用いた従来の干渉膜よりも膜厚を大幅に
薄くすることができる。また、干渉膜12自身の光吸収
もあるため、遮光性膜14の膜厚を薄くすることができ
る。上記のブラックマトリクス42において、膜全体の
反射率を測定した結果、約46%であった。従って、干
渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラックマトリ
クスと比較すると、反射率を約6%向上することができ
る。
n及び消衰係数κがともに大きいクロム膜を用いたの
で、誘電体膜を用いた従来の干渉膜よりも膜厚を大幅に
薄くすることができる。また、干渉膜12自身の光吸収
もあるため、遮光性膜14の膜厚を薄くすることができ
る。上記のブラックマトリクス42において、膜全体の
反射率を測定した結果、約46%であった。従って、干
渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラックマトリ
クスと比較すると、反射率を約6%向上することができ
る。
【0027】このように、本実施形態によれば、遮光性
膜と干渉膜をともに金属膜により形成したので、ブラッ
クマトリクスの厚さを薄くすることができる。従って、
液晶パネルを小型化する上で好適である。また、干渉膜
に金属膜を用いることにより干渉膜による光吸収が生ず
るが、増反射が生ずることにより、従来のブラックマト
リクスよりも反射率を向上することができる。
膜と干渉膜をともに金属膜により形成したので、ブラッ
クマトリクスの厚さを薄くすることができる。従って、
液晶パネルを小型化する上で好適である。また、干渉膜
に金属膜を用いることにより干渉膜による光吸収が生ず
るが、増反射が生ずることにより、従来のブラックマト
リクスよりも反射率を向上することができる。
【0028】なお、本実施形態では、干渉膜としてAg
膜を用いたが、干渉膜として用いる膜は、その比抵抗が
109Ω・cm以下であることが望ましい。例えば、ア
ルミニウム膜を用いても同様の効果を得られる。次に、
本発明の第2実施形態による液晶パネルを図3を用いて
説明する。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと
同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は
簡略にする。
膜を用いたが、干渉膜として用いる膜は、その比抵抗が
109Ω・cm以下であることが望ましい。例えば、ア
ルミニウム膜を用いても同様の効果を得られる。次に、
本発明の第2実施形態による液晶パネルを図3を用いて
説明する。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと
同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は
簡略にする。
【0029】図3は本実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図3に示すように、干渉膜として酸化物半導体であ
る酸化クロム膜12aを用い、遮光性膜としてクロム膜
14aを用いた。なお、酸化クロム膜12aの膜厚は、
(2)式をもとにして、95nmに設定した。また、ク
ロム膜14aの膜厚は、入射光を十分に遮光できるよう
に90nmとした。このようにしてブラックマトリクス
42を構成した。
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図3に示すように、干渉膜として酸化物半導体であ
る酸化クロム膜12aを用い、遮光性膜としてクロム膜
14aを用いた。なお、酸化クロム膜12aの膜厚は、
(2)式をもとにして、95nmに設定した。また、ク
ロム膜14aの膜厚は、入射光を十分に遮光できるよう
に90nmとした。このようにしてブラックマトリクス
42を構成した。
【0030】本実施形態では、遮光性膜14としてクロ
ム膜14aを用い、干渉膜12として酸化クロム膜12
aを用いてブラックマトリクス42を構成した。このよ
うに、遮光性膜と干渉膜を同一金属を含む物質により構
成することは、ブラックマトリクス42の加工性を改善
する上で重要である。即ち、これらの材料は化学的性質
が類似しているため、ブラックマトリクス42を加工す
るエッチングの際に、同一条件で行なえるからである。
従って、液晶パネルの製造プロセスを簡素化することが
可能となる。
ム膜14aを用い、干渉膜12として酸化クロム膜12
aを用いてブラックマトリクス42を構成した。このよ
うに、遮光性膜と干渉膜を同一金属を含む物質により構
成することは、ブラックマトリクス42の加工性を改善
する上で重要である。即ち、これらの材料は化学的性質
が類似しているため、ブラックマトリクス42を加工す
るエッチングの際に、同一条件で行なえるからである。
従って、液晶パネルの製造プロセスを簡素化することが
可能となる。
【0031】なお、クロム膜14aと酸化クロム膜12
aとの二層構造を加工する際には、例えば、硫酸第二セ
リウムアンモンと過塩素酸の混合液を用いてエッチング
すれば良い。上記のブラックマトリクス42において、
膜全体の反射率を測定した結果、約45%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約5%向上するこ
とができる。
aとの二層構造を加工する際には、例えば、硫酸第二セ
リウムアンモンと過塩素酸の混合液を用いてエッチング
すれば良い。上記のブラックマトリクス42において、
膜全体の反射率を測定した結果、約45%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約5%向上するこ
とができる。
【0032】このように、本実施形態によれば、遮光性
膜と干渉膜を構成する材料を、同一金属を含む材料とし
たので、ブラックマトリクスの加工性を改善することが
できる。これにより、液晶パネルの製造プロセスを簡素
化することができる。次に、本発明の第3実施形態によ
る液晶パネルを図4を用いて説明する。図3に示す第2
実施形態による液晶パネルと同一の構成要素には同一の
符号を付して説明を省略又は簡略にする。
膜と干渉膜を構成する材料を、同一金属を含む材料とし
たので、ブラックマトリクスの加工性を改善することが
できる。これにより、液晶パネルの製造プロセスを簡素
化することができる。次に、本発明の第3実施形態によ
る液晶パネルを図4を用いて説明する。図3に示す第2
実施形態による液晶パネルと同一の構成要素には同一の
符号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0033】図4は本実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図4に示すように、干渉膜12としてクロム膜12
bと酸化クロム膜12cとの積層膜を用い、遮光性膜1
4としてクロム膜14aを用いた。なお、クロム膜12
b及び酸化クロム膜12cの膜厚は、(2)式をもとに
して、それぞれ21nm、56nmに設定した。また、
クロム膜14aの膜厚は、入射光を十分に遮光できるよ
うに62nmとした。このようにしてブラックマトリク
ス42を構成した。
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図4に示すように、干渉膜12としてクロム膜12
bと酸化クロム膜12cとの積層膜を用い、遮光性膜1
4としてクロム膜14aを用いた。なお、クロム膜12
b及び酸化クロム膜12cの膜厚は、(2)式をもとに
して、それぞれ21nm、56nmに設定した。また、
クロム膜14aの膜厚は、入射光を十分に遮光できるよ
うに62nmとした。このようにしてブラックマトリク
ス42を構成した。
【0034】(2)式により膜厚を算出する際には、各
界面における反射光により増反射が起こるように、ガラ
ス基板10とクロム膜12bとの界面で反射される光の
位相が、クロム膜12bと酸化クロム膜12cとの界面
で反射されてガラス基板10に入射する光の位相と、酸
化クロム膜12cとクロム膜14aとの界面で反射され
てガラス基板10に入射する光の位相とが等しくなるよ
うにした。
界面における反射光により増反射が起こるように、ガラ
ス基板10とクロム膜12bとの界面で反射される光の
位相が、クロム膜12bと酸化クロム膜12cとの界面
で反射されてガラス基板10に入射する光の位相と、酸
化クロム膜12cとクロム膜14aとの界面で反射され
てガラス基板10に入射する光の位相とが等しくなるよ
うにした。
【0035】本実施形態では、遮光性膜14としてクロ
ム膜14aを用い、干渉膜12としてクロム膜12bと
酸化クロム膜12cとの積層膜を用いてブラックマトリ
クスを構成した。前述のように、遮光性膜14と干渉膜
12とを同一金属を含む材料により構成することは、ブ
ラックマトリクス42の加工性を改善する上で重要であ
る。即ち、これらの材料は化学的性質が類似しているた
め、ブラックマトリクス42を加工するエッチングの際
に、同一条件で行なえるからである。
ム膜14aを用い、干渉膜12としてクロム膜12bと
酸化クロム膜12cとの積層膜を用いてブラックマトリ
クスを構成した。前述のように、遮光性膜14と干渉膜
12とを同一金属を含む材料により構成することは、ブ
ラックマトリクス42の加工性を改善する上で重要であ
る。即ち、これらの材料は化学的性質が類似しているた
め、ブラックマトリクス42を加工するエッチングの際
に、同一条件で行なえるからである。
【0036】上記のブラックマトリクス42において、
膜全体の反射率を測定した結果、約57%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約17%向上する
ことができる。このように、本実施形態によれば、遮光
性膜と干渉膜を構成する材料を、同一金属を含む材料に
より構成したので、ブラックマトリクスの加工性を改善
することができる。これにより、液晶パネルの製造プロ
セスを簡素化することができる。
膜全体の反射率を測定した結果、約57%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約17%向上する
ことができる。このように、本実施形態によれば、遮光
性膜と干渉膜を構成する材料を、同一金属を含む材料に
より構成したので、ブラックマトリクスの加工性を改善
することができる。これにより、液晶パネルの製造プロ
セスを簡素化することができる。
【0037】次に、本発明の第4実施形態による液晶パ
ネルを図5を用いて説明する。図3に示す第3実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。図5は本実施形態によ
る液晶パネルにおけるブラックマトリクスの断面図であ
る。
ネルを図5を用いて説明する。図3に示す第3実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。図5は本実施形態によ
る液晶パネルにおけるブラックマトリクスの断面図であ
る。
【0038】本実施形態では、図5に示すように、干渉
膜12として、クロム膜12bと、酸化クロム膜12c
と、クロム膜12dと、酸化クロム膜12eとを積層し
た積層膜を用い、遮光性膜としてクロム膜14aを用い
た。また、遮光性膜14としてはクロム膜14aを用い
た。本実施形態では、クロム膜と酸化クロム膜との積層
膜を複数積層して干渉膜12を構成したが、これは次の
理由による。
膜12として、クロム膜12bと、酸化クロム膜12c
と、クロム膜12dと、酸化クロム膜12eとを積層し
た積層膜を用い、遮光性膜としてクロム膜14aを用い
た。また、遮光性膜14としてはクロム膜14aを用い
た。本実施形態では、クロム膜と酸化クロム膜との積層
膜を複数積層して干渉膜12を構成したが、これは次の
理由による。
【0039】即ち、上記第1乃至3実施形態による液晶
パネルでは、所定の波長λにおける反射率を高めるよう
に干渉膜12の材料や膜厚等を設定するが、広帯域の波
長を有する光が入射した際には、所定の波長帯において
のみ反射率が向上することになるからである。本実施形
態による液晶パネルでは、例えば、クロム膜12bと酸
化クロム膜12cとの組み合わせにより、波長λ1にお
ける反射率を向上し、クロム膜12dと酸化クロム膜1
2eとの組み合わせにより、波長λ2における反射率を
向上することが可能となる。
パネルでは、所定の波長λにおける反射率を高めるよう
に干渉膜12の材料や膜厚等を設定するが、広帯域の波
長を有する光が入射した際には、所定の波長帯において
のみ反射率が向上することになるからである。本実施形
態による液晶パネルでは、例えば、クロム膜12bと酸
化クロム膜12cとの組み合わせにより、波長λ1にお
ける反射率を向上し、クロム膜12dと酸化クロム膜1
2eとの組み合わせにより、波長λ2における反射率を
向上することが可能となる。
【0040】例えば、約450nmの波長を有する入射
光に対して反射強度を高めるために、クロム膜12bと
酸化クロム膜12cの膜厚をそれぞれ、34nmと45
nmに設定し、約650nmの波長を有する入射光に対
して反射強度を高めるために、クロム膜12dと酸化ク
ロム膜12eの膜厚をそれぞれ、30nmと66nmに
設定すれば、広帯域の波長を有する光おいても反射率を
を向上することができる。
光に対して反射強度を高めるために、クロム膜12bと
酸化クロム膜12cの膜厚をそれぞれ、34nmと45
nmに設定し、約650nmの波長を有する入射光に対
して反射強度を高めるために、クロム膜12dと酸化ク
ロム膜12eの膜厚をそれぞれ、30nmと66nmに
設定すれば、広帯域の波長を有する光おいても反射率を
を向上することができる。
【0041】このようにして干渉膜12を構成すること
により、450nmの波長を有する入射光に対しては約
50%の反射率を、650nmの波長を有する入射光に
対しては約50%の反射率を得ることができる。このよ
うに、本実施形態によれば、干渉膜を多層膜により構成
することにより、複数の波長における反射率を向上する
ことができるので、広域にわたる波長帯で反射率を高く
することができる。
により、450nmの波長を有する入射光に対しては約
50%の反射率を、650nmの波長を有する入射光に
対しては約50%の反射率を得ることができる。このよ
うに、本実施形態によれば、干渉膜を多層膜により構成
することにより、複数の波長における反射率を向上する
ことができるので、広域にわたる波長帯で反射率を高く
することができる。
【0042】なお、上記実施形態では、クロム膜と酸化
クロム膜との積層膜を二層重ねて干渉膜を構成したが、
三層以上積層して形成してもよい。また、干渉膜を構成
する材料についても上記実施形態に限定されるものでは
ない。次に、本発明の第5実施形態による液晶パネルを
図6を用いて説明する。図4に示す第3実施形態による
液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付して説
明を省略又は簡略にする。
クロム膜との積層膜を二層重ねて干渉膜を構成したが、
三層以上積層して形成してもよい。また、干渉膜を構成
する材料についても上記実施形態に限定されるものでは
ない。次に、本発明の第5実施形態による液晶パネルを
図6を用いて説明する。図4に示す第3実施形態による
液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付して説
明を省略又は簡略にする。
【0043】図6は本実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図4に示すように、干渉膜12として弗化マグネシ
ウム膜12fと、クロム膜12bと、酸化クロム膜12
cとの積層膜を用い、遮光性膜14としてクロム膜14
aを用いた。なお、弗化マグネシウム膜12f、クロム
膜12b、酸化クロム膜12cの膜厚は、(2)式をも
とにして、それぞれ66nm、21nm、56nmに設
定した。また、クロム膜14aの膜厚は、入射光を十分
に遮光できるように75nmとした。このようにしてブ
ラックマトリクス42を構成した。
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図4に示すように、干渉膜12として弗化マグネシ
ウム膜12fと、クロム膜12bと、酸化クロム膜12
cとの積層膜を用い、遮光性膜14としてクロム膜14
aを用いた。なお、弗化マグネシウム膜12f、クロム
膜12b、酸化クロム膜12cの膜厚は、(2)式をも
とにして、それぞれ66nm、21nm、56nmに設
定した。また、クロム膜14aの膜厚は、入射光を十分
に遮光できるように75nmとした。このようにしてブ
ラックマトリクス42を構成した。
【0044】本実施形態では、第3実施形態に示したブ
ラックマトリクスにおいて、ガラス基板10と、クロム
膜12bとの間に弗化マグネシウム膜12fを設けた
が、これは次の理由による。即ち、ガラス基板10とク
ロム膜12bとの間に、ガラス基板10より屈折率の小
さい弗化マグネシウム膜12fを設ければ、弗化マグネ
シウム膜12fとクロム膜12bとの界面における屈折
率差を大きくすることができる。従って、弗化マグネシ
ウム膜12fとクロム膜12bとの界面における反射率
を、ガラス基板10とクロム膜12bとの界面における
反射率よりも高めることが可能だからである。
ラックマトリクスにおいて、ガラス基板10と、クロム
膜12bとの間に弗化マグネシウム膜12fを設けた
が、これは次の理由による。即ち、ガラス基板10とク
ロム膜12bとの間に、ガラス基板10より屈折率の小
さい弗化マグネシウム膜12fを設ければ、弗化マグネ
シウム膜12fとクロム膜12bとの界面における屈折
率差を大きくすることができる。従って、弗化マグネシ
ウム膜12fとクロム膜12bとの界面における反射率
を、ガラス基板10とクロム膜12bとの界面における
反射率よりも高めることが可能だからである。
【0045】上記のブラックマトリクス42において、
膜全体の反射率を測定した結果、約60%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約20%向上する
ことができる。このように、本実施形態によれば、ガラ
ス基板に接する面に、屈折率の小さい弗化金属膜を有す
る干渉膜を形成したので、干渉膜中における反射率を高
くすることができる。これにより、ブラックマトリクス
が昇温することを抑制することができる。
膜全体の反射率を測定した結果、約60%であった。従
って、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラッ
クマトリクスと比較すると、反射率を約20%向上する
ことができる。このように、本実施形態によれば、ガラ
ス基板に接する面に、屈折率の小さい弗化金属膜を有す
る干渉膜を形成したので、干渉膜中における反射率を高
くすることができる。これにより、ブラックマトリクス
が昇温することを抑制することができる。
【0046】次に、本発明の第6実施形態による液晶パ
ネルを図7を用いて説明する。図2に示す第1実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。図7は本実施形態によ
る液晶パネルにおけるブラックマトリクスの断面図であ
る。
ネルを図7を用いて説明する。図2に示す第1実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。図7は本実施形態によ
る液晶パネルにおけるブラックマトリクスの断面図であ
る。
【0047】本実施形態では、図7に示すように、ガラ
ス基板10側では純クロムであり、ガラス基板10から
の距離が増加するに従ってニッケル含有量が連続的に高
くなるようなニッケル−クロム合金膜12gにより干渉
膜を形成し、クロム膜14aにより遮光性膜を形成し
た。このように、ニッケル含有量が連続的に変化するニ
ッケル−クロム合金膜12gにより干渉膜を形成すれ
ば、各界面における反射率を高くすることができる。
ス基板10側では純クロムであり、ガラス基板10から
の距離が増加するに従ってニッケル含有量が連続的に高
くなるようなニッケル−クロム合金膜12gにより干渉
膜を形成し、クロム膜14aにより遮光性膜を形成し
た。このように、ニッケル含有量が連続的に変化するニ
ッケル−クロム合金膜12gにより干渉膜を形成すれ
ば、各界面における反射率を高くすることができる。
【0048】また、(2)式に基づいて干渉層の膜厚等
を設計すれば、発熱量が小さく、薄型で、且つ遮光性の
高いブラックマトリクス42を形成することができる。
上記のブラックマトリクス42において、ニッケル−ク
ロム合金膜12gの膜厚を14nmとした際に膜全体の
反射率を測定した結果、約57%であった。従って、干
渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラックマトリ
クスと比較すると、反射率を約17%向上することがで
きる。
を設計すれば、発熱量が小さく、薄型で、且つ遮光性の
高いブラックマトリクス42を形成することができる。
上記のブラックマトリクス42において、ニッケル−ク
ロム合金膜12gの膜厚を14nmとした際に膜全体の
反射率を測定した結果、約57%であった。従って、干
渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラックマトリ
クスと比較すると、反射率を約17%向上することがで
きる。
【0049】このように、本実施形態によれば、干渉膜
中の金属含有量を連続的に変化することにより、干渉膜
の光学特性に空間的な分布を形成したので、反射率を大
幅に高くすることができる。これにより、ブラックマト
リクスが昇温することを抑制することができる。次に、
本発明の第7実施形態による液晶パネルを図8を用いて
説明する。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと
同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は
簡略にする。
中の金属含有量を連続的に変化することにより、干渉膜
の光学特性に空間的な分布を形成したので、反射率を大
幅に高くすることができる。これにより、ブラックマト
リクスが昇温することを抑制することができる。次に、
本発明の第7実施形態による液晶パネルを図8を用いて
説明する。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと
同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は
簡略にする。
【0050】図8は本実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図8に示すように、ガラス基板10側では膜の密度
が高く、ガラス基板10からの距離が増加するに従って
膜の密度が低くなる酸化クロム膜12hにより干渉膜を
形成し、クロム膜14aにより遮光性膜を形成した。
るブラックマトリクスの断面図である。本実施形態で
は、図8に示すように、ガラス基板10側では膜の密度
が高く、ガラス基板10からの距離が増加するに従って
膜の密度が低くなる酸化クロム膜12hにより干渉膜を
形成し、クロム膜14aにより遮光性膜を形成した。
【0051】このように、干渉膜の密度が連続的に変化
する酸化クロム膜12hにより干渉膜を形成すれば、酸
化クロム膜12hとクロム膜12aとの界面における反
射率を高くすることができる。上記のブラックマトリク
ス42において、酸化クロム膜12hの膜厚を48nm
とした際に膜全体の反射率を測定した結果、約49%で
あった。従って、干渉膜12を形成しない従来のクロム
膜のブラックマトリクスと比較すると、反射率を約9%
向上することができる。
する酸化クロム膜12hにより干渉膜を形成すれば、酸
化クロム膜12hとクロム膜12aとの界面における反
射率を高くすることができる。上記のブラックマトリク
ス42において、酸化クロム膜12hの膜厚を48nm
とした際に膜全体の反射率を測定した結果、約49%で
あった。従って、干渉膜12を形成しない従来のクロム
膜のブラックマトリクスと比較すると、反射率を約9%
向上することができる。
【0052】このように、本実施形態によれば、干渉膜
の密度を連続的に変化することにより、干渉膜の光学特
性に空間的な分布を形成したので、反射率を大幅に高く
することができる。これにより、ブラックマトリクスが
昇温することを抑制することができる。次に、本発明の
第8実施形態による液晶パネルを図9を用いて説明す
る。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと同一の
構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略に
する。
の密度を連続的に変化することにより、干渉膜の光学特
性に空間的な分布を形成したので、反射率を大幅に高く
することができる。これにより、ブラックマトリクスが
昇温することを抑制することができる。次に、本発明の
第8実施形態による液晶パネルを図9を用いて説明す
る。図2に示す第1実施形態による液晶パネルと同一の
構成要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略に
する。
【0053】図9は本実施形態による液晶パネルの構造
を示す断面図である。本実施形態による液晶パネルで
は、干渉膜として透明物質膜を用いるとともに、遮光膜
のみを加工してブラックマトリクスを構成している。す
なわち、ガラス基板30と対向するガラス基板10に
は、二酸化硅素膜12iよりなる干渉膜がガラス基板1
0の全面に形成されている。二酸化硅素膜12i上の所
定の領域には、クロム膜14aよりなる遮光性膜が形成
されている。こうして、二酸化硅素膜12iとクロム膜
14aとによりブラックマトリクス42が構成されてい
る。
を示す断面図である。本実施形態による液晶パネルで
は、干渉膜として透明物質膜を用いるとともに、遮光膜
のみを加工してブラックマトリクスを構成している。す
なわち、ガラス基板30と対向するガラス基板10に
は、二酸化硅素膜12iよりなる干渉膜がガラス基板1
0の全面に形成されている。二酸化硅素膜12i上の所
定の領域には、クロム膜14aよりなる遮光性膜が形成
されている。こうして、二酸化硅素膜12iとクロム膜
14aとによりブラックマトリクス42が構成されてい
る。
【0054】本実施形態のように干渉膜を全体に残すこ
とは、製造工程上極めて有利となる。すなわち、上記第
2実施形態等においては干渉膜12を構成する材料を選
択することにより干渉膜12と遮光性膜14とのエッチ
ング条件を統一したが、本実施形態によれば、干渉膜1
2として透明物質膜である二酸化硅素膜12iを用いる
ことにより干渉膜の加工工程を省略することができる。
とは、製造工程上極めて有利となる。すなわち、上記第
2実施形態等においては干渉膜12を構成する材料を選
択することにより干渉膜12と遮光性膜14とのエッチ
ング条件を統一したが、本実施形態によれば、干渉膜1
2として透明物質膜である二酸化硅素膜12iを用いる
ことにより干渉膜の加工工程を省略することができる。
【0055】従って、干渉膜として、遮光性膜とエッチ
ング条件の異なる誘電体膜などを用いた場合であって
も、ブラックマトリクス42の加工性を低下することな
く液晶パネルを形成することができる。波長λが500
nmの入射光に対して増反射するように(2)式を用い
て計算し、二酸化硅素膜12iの膜厚を75nmに設定
した結果、ブラックマトリクス42における入射光の反
射率は約59%であった。従って、干渉膜を形成しない
従来のクロム膜のブラックマトリクスと比較すると、反
射率を約19%向上することができた。
ング条件の異なる誘電体膜などを用いた場合であって
も、ブラックマトリクス42の加工性を低下することな
く液晶パネルを形成することができる。波長λが500
nmの入射光に対して増反射するように(2)式を用い
て計算し、二酸化硅素膜12iの膜厚を75nmに設定
した結果、ブラックマトリクス42における入射光の反
射率は約59%であった。従って、干渉膜を形成しない
従来のクロム膜のブラックマトリクスと比較すると、反
射率を約19%向上することができた。
【0056】このように、本実施形態によれば、干渉膜
として透明物質膜を用い、遮光性膜のみを加工すること
によりブラックマトリクスを構成するので、干渉膜に遮
光性膜とエッチング特性の異なる物質を用いた場合であ
ってもブラックマトリクスの加工性を低下せずに液晶パ
ネルを構成することができる。これにより、液晶パネル
の製造プロセスを簡素化することができる。
として透明物質膜を用い、遮光性膜のみを加工すること
によりブラックマトリクスを構成するので、干渉膜に遮
光性膜とエッチング特性の異なる物質を用いた場合であ
ってもブラックマトリクスの加工性を低下せずに液晶パ
ネルを構成することができる。これにより、液晶パネル
の製造プロセスを簡素化することができる。
【0057】なお、上記実施形態では、基板10の全面
に干渉膜12を設けたが、必ずしも全面である必要はな
い。例えば、表示領域にのみ干渉膜12を残存させても
よい。表示領域とは、基板10の領域のうち、画素電極
などが形成されている領域である。次に、本発明の第9
実施形態による液晶パネルを図10を用いて説明する。
図9に示す第8実施形態による液晶パネルと同一の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。
に干渉膜12を設けたが、必ずしも全面である必要はな
い。例えば、表示領域にのみ干渉膜12を残存させても
よい。表示領域とは、基板10の領域のうち、画素電極
などが形成されている領域である。次に、本発明の第9
実施形態による液晶パネルを図10を用いて説明する。
図9に示す第8実施形態による液晶パネルと同一の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。
【0058】図10は本実施形態による液晶パネルの構
造を示す断面図である。本実施形態による液晶パネルで
は、第8実施形態による液晶パネルにおいて、干渉膜を
構成する透明物質膜として弗化金属膜を用いている。す
なわち、ガラス基板30と対向するガラス基板10に
は、弗化金属である弗化マグネシウム膜12fよりなる
干渉膜がガラス基板10の全面に形成されている。弗化
マグネシウム膜12f上の所定の領域には、クロム膜1
4aよりなる遮光性膜が形成されている。こうして、弗
化マグネシウム膜12fとクロム膜14aとによりブラ
ックマトリクス42が構成されている。
造を示す断面図である。本実施形態による液晶パネルで
は、第8実施形態による液晶パネルにおいて、干渉膜を
構成する透明物質膜として弗化金属膜を用いている。す
なわち、ガラス基板30と対向するガラス基板10に
は、弗化金属である弗化マグネシウム膜12fよりなる
干渉膜がガラス基板10の全面に形成されている。弗化
マグネシウム膜12f上の所定の領域には、クロム膜1
4aよりなる遮光性膜が形成されている。こうして、弗
化マグネシウム膜12fとクロム膜14aとによりブラ
ックマトリクス42が構成されている。
【0059】第5実施形態において示したように、弗化
マグネシウムを代表とする弗化金属を干渉膜として用い
ると、干渉膜と遮光性膜との界面における反射率を高め
ることができる。従って、ブラックマトリクス42の加
工性を低下することなく、遮光部の反射率が高い液晶パ
ネルを形成することができる。
マグネシウムを代表とする弗化金属を干渉膜として用い
ると、干渉膜と遮光性膜との界面における反射率を高め
ることができる。従って、ブラックマトリクス42の加
工性を低下することなく、遮光部の反射率が高い液晶パ
ネルを形成することができる。
【0060】波長λが500nmの入射光に対して増反
射するように(2)式を用いて計算し、弗化マグネシウ
ム膜12fの膜厚を120nmに設定した結果、ブラッ
クマトリクス42における入射光の反射率は約62%で
あった。従って、干渉膜を形成しない従来のクロム膜の
ブラックマトリクスと比較すると、反射率を約22%向
上することができた。
射するように(2)式を用いて計算し、弗化マグネシウ
ム膜12fの膜厚を120nmに設定した結果、ブラッ
クマトリクス42における入射光の反射率は約62%で
あった。従って、干渉膜を形成しない従来のクロム膜の
ブラックマトリクスと比較すると、反射率を約22%向
上することができた。
【0061】このように、本実施形態によれば、干渉膜
として弗化金属よりなる透明物質膜を用い、遮光性膜の
みを加工することによりブラックマトリクスを構成する
ので、干渉膜に遮光性膜とエッチング特性の異なる物質
を用いた場合であってもブラックマトリクスの加工性を
低下せずに液晶パネルを構成することができる。これに
より、液晶パネルの製造プロセスを簡素化することがで
きる。
として弗化金属よりなる透明物質膜を用い、遮光性膜の
みを加工することによりブラックマトリクスを構成する
ので、干渉膜に遮光性膜とエッチング特性の異なる物質
を用いた場合であってもブラックマトリクスの加工性を
低下せずに液晶パネルを構成することができる。これに
より、液晶パネルの製造プロセスを簡素化することがで
きる。
【0062】また、干渉膜に弗化金属膜を、遮光性膜に
クロム膜を用いることにより干渉膜と遮光性膜との間の
屈折率差を大きくすることができるので、界面における
反射率を向上することができる。次に、本発明の第10
実施形態による液晶パネルを図11を用いて説明する。
図9及び図10に示す第8及び第9実施形態による液晶
パネルと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を
省略又は簡略にする。
クロム膜を用いることにより干渉膜と遮光性膜との間の
屈折率差を大きくすることができるので、界面における
反射率を向上することができる。次に、本発明の第10
実施形態による液晶パネルを図11を用いて説明する。
図9及び図10に示す第8及び第9実施形態による液晶
パネルと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を
省略又は簡略にする。
【0063】図11は本実施形態による液晶パネルの構
造を示す部分断面図である。ガラス基板10には、弗化
マグネシウム膜12fと、クロム膜12bと、酸化クロ
ム膜12cとが順次積層されてなる干渉膜12が形成さ
れている。干渉膜12上には、クロム膜14aよりなる
遮光性膜が形成されている。こうして、干渉膜12と遮
光性膜14aとによりブラックマトリクス42が構成さ
れている。
造を示す部分断面図である。ガラス基板10には、弗化
マグネシウム膜12fと、クロム膜12bと、酸化クロ
ム膜12cとが順次積層されてなる干渉膜12が形成さ
れている。干渉膜12上には、クロム膜14aよりなる
遮光性膜が形成されている。こうして、干渉膜12と遮
光性膜14aとによりブラックマトリクス42が構成さ
れている。
【0064】ここで、本実施形態による液晶パネルは、
干渉膜12中の弗化マグネシウム膜12fがガラス基板
10上の全面に形成されており、クロム膜12bと酸化
クロム膜12cとがクロム膜14aと同一のパターンに
加工されていることを特徴としている。このようにブラ
ックマトリクス42を構成することにより、液晶パネル
の製造プロセスを簡素化することができる。
干渉膜12中の弗化マグネシウム膜12fがガラス基板
10上の全面に形成されており、クロム膜12bと酸化
クロム膜12cとがクロム膜14aと同一のパターンに
加工されていることを特徴としている。このようにブラ
ックマトリクス42を構成することにより、液晶パネル
の製造プロセスを簡素化することができる。
【0065】すなわち、図6に示す第5実施形態による
液晶パネルでは、クロム膜14a、酸化クロム膜12
c、クロム膜12bをエッチングする工程と、弗化マグ
ネシウム膜12fをエッチングする工程とが必要であっ
たが、本実施形態による液晶パネルでは、クロム膜14
a、酸化クロム膜12c、クロム膜12bをエッチング
する一回のエッチング工程によりブラックマトリクス4
2を形成することができる。
液晶パネルでは、クロム膜14a、酸化クロム膜12
c、クロム膜12bをエッチングする工程と、弗化マグ
ネシウム膜12fをエッチングする工程とが必要であっ
たが、本実施形態による液晶パネルでは、クロム膜14
a、酸化クロム膜12c、クロム膜12bをエッチング
する一回のエッチング工程によりブラックマトリクス4
2を形成することができる。
【0066】波長λが500nmの入射光に対して増反
射するように(2)式を用いて計算し、弗化マグネシウ
ム膜12fの膜厚を80nm、クロム膜12bの膜厚を
25nm、酸化クロム膜12cの膜厚を80nm、クロ
ム膜14aの膜厚を50nmに設定し、図11に示すよ
うな液晶パネルを構成した結果、ブラックマトリクス4
2における入射光の反射率は約64%であった。従っ
て、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラック
マトリクスと比較すると、反射率を約24%向上するこ
とができた。
射するように(2)式を用いて計算し、弗化マグネシウ
ム膜12fの膜厚を80nm、クロム膜12bの膜厚を
25nm、酸化クロム膜12cの膜厚を80nm、クロ
ム膜14aの膜厚を50nmに設定し、図11に示すよ
うな液晶パネルを構成した結果、ブラックマトリクス4
2における入射光の反射率は約64%であった。従っ
て、干渉膜12を形成しない従来のクロム膜のブラック
マトリクスと比較すると、反射率を約24%向上するこ
とができた。
【0067】このように、本実施形態によれば、干渉膜
が透明物質膜を含む積層膜により構成されている場合
に、透明物質膜を基板全面に残し、これより上層の膜を
遮光性膜と同一形状にパターニングするので、ブラック
マトリクスの加工性を低下せずに液晶パネルを構成する
ことができる。これにより、液晶パネルの製造プロセス
を簡素化することができる。
が透明物質膜を含む積層膜により構成されている場合
に、透明物質膜を基板全面に残し、これより上層の膜を
遮光性膜と同一形状にパターニングするので、ブラック
マトリクスの加工性を低下せずに液晶パネルを構成する
ことができる。これにより、液晶パネルの製造プロセス
を簡素化することができる。
【0068】なお、上記実施形態では、弗化マグネシウ
ム膜12f、クロム膜12b、酸化クロム膜12cによ
り干渉膜を構成したが、第4実施形態と同様にして、弗
化マグネシウム膜12f上に、クロム膜と酸化クロム膜
との積層膜を複数回積層してもよい。こうすることによ
り、波長帯域の広い入射光に対しても反射率を高めるこ
とができる。
ム膜12f、クロム膜12b、酸化クロム膜12cによ
り干渉膜を構成したが、第4実施形態と同様にして、弗
化マグネシウム膜12f上に、クロム膜と酸化クロム膜
との積層膜を複数回積層してもよい。こうすることによ
り、波長帯域の広い入射光に対しても反射率を高めるこ
とができる。
【0069】次に、本発明の第11実施形態による液晶
パネルを図12を用いて説明する。図9及び図10に示
す第8及び第9実施形態による液晶パネルと同一の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。図12は本実施形態による液晶パネルの構造を示す
断面図である。第1乃至第7実施形態による液晶パネル
におけるブラックマトリクス42の開口部では、ガラス
基板10上にはITO膜よりなる対向電極26が形成さ
れ、対向電極26上には配向膜28が形成されている。
このため、開口部に入射する光は、ガラス基板10と対
向電極26との界面において約1.1%が反射され、対
向電極26と配向膜28との界面において約1.4%が
反射される。
パネルを図12を用いて説明する。図9及び図10に示
す第8及び第9実施形態による液晶パネルと同一の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。図12は本実施形態による液晶パネルの構造を示す
断面図である。第1乃至第7実施形態による液晶パネル
におけるブラックマトリクス42の開口部では、ガラス
基板10上にはITO膜よりなる対向電極26が形成さ
れ、対向電極26上には配向膜28が形成されている。
このため、開口部に入射する光は、ガラス基板10と対
向電極26との界面において約1.1%が反射され、対
向電極26と配向膜28との界面において約1.4%が
反射される。
【0070】一方、第10実施形態による液晶パネルに
おけるブラックマトリクスの開口部では、ガラス基板1
0上に透明物質膜よりなる干渉膜12が形成され、干渉
膜12上にはITO膜よりなる対向電極26が形成さ
れ、対向電極26上には配向膜28が形成されている。
この場合には、開口部に入射する光は、ガラス基板10
と干渉膜12との界面、干渉膜12と対向電極26との
界面、対向電極26と配向膜28との界面において反射
され、トータルの反射率は約4.9%となる。
おけるブラックマトリクスの開口部では、ガラス基板1
0上に透明物質膜よりなる干渉膜12が形成され、干渉
膜12上にはITO膜よりなる対向電極26が形成さ
れ、対向電極26上には配向膜28が形成されている。
この場合には、開口部に入射する光は、ガラス基板10
と干渉膜12との界面、干渉膜12と対向電極26との
界面、対向電極26と配向膜28との界面において反射
され、トータルの反射率は約4.9%となる。
【0071】このように、透明物質よりなる干渉膜12
をガラス基板10全面に残留させておくと、製造プロセ
スの簡素化は図れるが開口部における入射光の透過率が
減少してしまう。そこで、本実施形態による液晶パネル
では、ブラックマトリクス42の開口部において、干渉
膜12と対向電極26との間に反射防止膜15をさらに
設け、開口部における反射率低減を図っている。
をガラス基板10全面に残留させておくと、製造プロセ
スの簡素化は図れるが開口部における入射光の透過率が
減少してしまう。そこで、本実施形態による液晶パネル
では、ブラックマトリクス42の開口部において、干渉
膜12と対向電極26との間に反射防止膜15をさらに
設け、開口部における反射率低減を図っている。
【0072】すなわち、本実施形態は、干渉膜12と対
向電極26との間に反射防止膜15を設けることによ
り、干渉膜12と反射防止膜15との界面における反射
光と、反射防止膜15と対向電極26の界面における反
射光と、対向電極26と配向膜28との界面における反
射光とを互いに干渉させ、開口部における全体の反射率
を減少するものである。反射防止膜15の材料及び膜厚
は、(1)式をもとにして各界面における光の位相差を
考慮して決定すればよい。例えば、第10実施形態によ
る液晶パネルの構造に反射防止膜15を設ける場合に
は、膜厚約50nmの酸化マグネシウム膜を反射防止膜
15として適用することができる。このように反射防止
膜15を設けることにより、開口部の反射率を0.5%
以下にすることができた。
向電極26との間に反射防止膜15を設けることによ
り、干渉膜12と反射防止膜15との界面における反射
光と、反射防止膜15と対向電極26の界面における反
射光と、対向電極26と配向膜28との界面における反
射光とを互いに干渉させ、開口部における全体の反射率
を減少するものである。反射防止膜15の材料及び膜厚
は、(1)式をもとにして各界面における光の位相差を
考慮して決定すればよい。例えば、第10実施形態によ
る液晶パネルの構造に反射防止膜15を設ける場合に
は、膜厚約50nmの酸化マグネシウム膜を反射防止膜
15として適用することができる。このように反射防止
膜15を設けることにより、開口部の反射率を0.5%
以下にすることができた。
【0073】このように、本実施形態によれば、ブラッ
クマトリクスの開口部に干渉膜を残した場合に、開口部
における反射率の増加を低減するように反射防止膜を更
に設けるので、開口部における反射率を大幅に低減する
ことができる。また、反射防止膜は、遮光膜をパターニ
ングした後にガラス基板の全面に堆積するだけでよい。
従って、液晶パネルの製造プロセスを複雑にすることな
く反射防止膜を設けることができる。
クマトリクスの開口部に干渉膜を残した場合に、開口部
における反射率の増加を低減するように反射防止膜を更
に設けるので、開口部における反射率を大幅に低減する
ことができる。また、反射防止膜は、遮光膜をパターニ
ングした後にガラス基板の全面に堆積するだけでよい。
従って、液晶パネルの製造プロセスを複雑にすることな
く反射防止膜を設けることができる。
【0074】また、反射防止膜を新たに設けて反射率を
低減するので、遮光部における干渉膜とは個別に設計す
ることができる。すなわち、遮光部における反射率と透
過部における反射率を独立して最適化することができ
る。次に、本発明の第12実施形態による液晶パネルを
図13を用いて説明する。図12に示す第11実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。
低減するので、遮光部における干渉膜とは個別に設計す
ることができる。すなわち、遮光部における反射率と透
過部における反射率を独立して最適化することができ
る。次に、本発明の第12実施形態による液晶パネルを
図13を用いて説明する。図12に示す第11実施形態
による液晶パネルと同一の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略又は簡略にする。
【0075】図13は本実施形態による液晶パネルの構
造を示す断面図である。上記第12実施形態による液晶
パネルでは、ブラックマトリクスの開口部に干渉膜12
を残した場合に、開口部における反射率の増加を低減す
るように反射防止膜15を設けたが、ITO膜よりなる
対向電極26の膜厚を最適化することによっても開口部
の反射率を低減することができる。
造を示す断面図である。上記第12実施形態による液晶
パネルでは、ブラックマトリクスの開口部に干渉膜12
を残した場合に、開口部における反射率の増加を低減す
るように反射防止膜15を設けたが、ITO膜よりなる
対向電極26の膜厚を最適化することによっても開口部
の反射率を低減することができる。
【0076】すなわち、本実施形態による液晶パネルで
は、干渉膜12と対向電極26との界面における反射
と、対向電極26と配向膜28との界面における反射と
が、逆位相で干渉するように対向電極26の膜厚を調整
している。対向電極26の膜厚は、(1)式をもとにし
て各界面における光の位相差を考慮して決定すればよ
い。例えば、第10実施形態による液晶パネルの構造に
反射防止膜15を設ける場合には、対向電極26とし
て、膜厚を約130nmのITO膜を適用することがで
きる。このような対向電極26を設けることにより、開
口部における反射率を約1%にまで低減することができ
た。
は、干渉膜12と対向電極26との界面における反射
と、対向電極26と配向膜28との界面における反射と
が、逆位相で干渉するように対向電極26の膜厚を調整
している。対向電極26の膜厚は、(1)式をもとにし
て各界面における光の位相差を考慮して決定すればよ
い。例えば、第10実施形態による液晶パネルの構造に
反射防止膜15を設ける場合には、対向電極26とし
て、膜厚を約130nmのITO膜を適用することがで
きる。このような対向電極26を設けることにより、開
口部における反射率を約1%にまで低減することができ
た。
【0077】このように、本実施形態によれば、ブラッ
クマトリクスの開口部に干渉膜を残した場合に、開口部
における反射率の増加を低減するように対向電極の膜厚
を調整するので、開口部における反射率を大幅に低減す
ることができる。また、第11実施形態の場合のように
新たな層を加える必要がないので、液晶パネルの製造プ
ロセスを簡略化できるとともに、液晶パネルの薄膜化を
図ることができる。
クマトリクスの開口部に干渉膜を残した場合に、開口部
における反射率の増加を低減するように対向電極の膜厚
を調整するので、開口部における反射率を大幅に低減す
ることができる。また、第11実施形態の場合のように
新たな層を加える必要がないので、液晶パネルの製造プ
ロセスを簡略化できるとともに、液晶パネルの薄膜化を
図ることができる。
【0078】なお、上記実施形態では、第10実施形態
による液晶パネルを例にして、光透過部の反射率を低減
する構成を示したが、上記第1乃至第9実施形態のいず
れかに記載の液晶パネルに適用しても反射率を低減する
効果を得ることができる。次に、本発明の第13実施形
態によるプロジェクタを図14を用いて説明する。
による液晶パネルを例にして、光透過部の反射率を低減
する構成を示したが、上記第1乃至第9実施形態のいず
れかに記載の液晶パネルに適用しても反射率を低減する
効果を得ることができる。次に、本発明の第13実施形
態によるプロジェクタを図14を用いて説明する。
【0079】図14は、本実施形態によるプロジェクタ
の構造を示す図である。白色光源50の光軸上には、赤
外光及び紫外光を除去するUV/IRカットフィルタ5
2、集光レンズ54、偏光板56、液晶パネル58、偏
光板60、投影レンズ62、スクリーン64が順次設け
られている。白色光源50から発した光は、UV/IR
カットフィルタ52を通過し、ほぼ可視光域の光とな
る。次いで、UV/IRカットフィルタ52を通過した
光は集光レンズ54により集光され、偏光板56に入射
する。偏光板56に入射した光は直線偏光された後に液
晶パネル58に入射する。
の構造を示す図である。白色光源50の光軸上には、赤
外光及び紫外光を除去するUV/IRカットフィルタ5
2、集光レンズ54、偏光板56、液晶パネル58、偏
光板60、投影レンズ62、スクリーン64が順次設け
られている。白色光源50から発した光は、UV/IR
カットフィルタ52を通過し、ほぼ可視光域の光とな
る。次いで、UV/IRカットフィルタ52を通過した
光は集光レンズ54により集光され、偏光板56に入射
する。偏光板56に入射した光は直線偏光された後に液
晶パネル58に入射する。
【0080】液晶パネル58に入射した光は、液晶パネ
ル58の映像信号に従って部分的に偏光方向を変化さ
れ、偏光板60により検出される。偏光板60から出射
した光は投影レンズ62に入射し、スクリーン64に投
影される。ここで、液晶パネル58に入射した光の一部
は、図2に示すブラックマトリクス42により反射され
て白色光源50の方向に戻っていく。また、一部はブラ
ックマトリクス42により吸収されて熱となる。
ル58の映像信号に従って部分的に偏光方向を変化さ
れ、偏光板60により検出される。偏光板60から出射
した光は投影レンズ62に入射し、スクリーン64に投
影される。ここで、液晶パネル58に入射した光の一部
は、図2に示すブラックマトリクス42により反射され
て白色光源50の方向に戻っていく。また、一部はブラ
ックマトリクス42により吸収されて熱となる。
【0081】UV/IRカットフィルタ52を通過した
白色光源20からの光の放射エネルギーは、おおむね4
00〜600nmの波長域で最大になる。液晶パネル5
8には、白色光源50からの光がほぼそのままのスペク
トル分布で到達するため、上記の波長域で反射率が最大
になるように干渉膜及び遮光性膜を設計することで、実
効的にブラックマトリクス42への入射エネルギーを低
くすることができる。
白色光源20からの光の放射エネルギーは、おおむね4
00〜600nmの波長域で最大になる。液晶パネル5
8には、白色光源50からの光がほぼそのままのスペク
トル分布で到達するため、上記の波長域で反射率が最大
になるように干渉膜及び遮光性膜を設計することで、実
効的にブラックマトリクス42への入射エネルギーを低
くすることができる。
【0082】例えば、第4実施形態による液晶パネル5
8を用いれば、広い波長範囲で反射率を高くすることが
できるので、液晶パネル58の冷却効果を高めることが
可能となる。このように、本実施形態によれば、入射光
の吸収による加熱が少ない液晶パネルを用いてプロジェ
クタを構成するので、プロジェクタの信頼性を向上する
ことができる。
8を用いれば、広い波長範囲で反射率を高くすることが
できるので、液晶パネル58の冷却効果を高めることが
可能となる。このように、本実施形態によれば、入射光
の吸収による加熱が少ない液晶パネルを用いてプロジェ
クタを構成するので、プロジェクタの信頼性を向上する
ことができる。
【0083】次に、本発明の第14実施形態によるプロ
ジェクタを図15を用いて説明する。図15は、本実施
形態によるプロジェクタの構造を示す図である。第13
実施形態では、3層以上からなる干渉膜を形成し、広帯
域で高い反射率を得ることができる液晶パネルを構成し
たが、干渉膜を構成するそれぞれの層の膜厚は、入射波
長と物質の屈折率で決まる一定の厚さ以上でなければな
らないので、ブラックマトリクス42全体の膜厚が大き
くなる欠点がある。
ジェクタを図15を用いて説明する。図15は、本実施
形態によるプロジェクタの構造を示す図である。第13
実施形態では、3層以上からなる干渉膜を形成し、広帯
域で高い反射率を得ることができる液晶パネルを構成し
たが、干渉膜を構成するそれぞれの層の膜厚は、入射波
長と物質の屈折率で決まる一定の厚さ以上でなければな
らないので、ブラックマトリクス42全体の膜厚が大き
くなる欠点がある。
【0084】また、干渉膜に2層程度の積層膜を用いた
場合、例えば、第3実施形態による液晶パネルを用いた
場合には、干渉膜の厚さを薄くすることができる。しか
し、屈折率n、消衰係数κの光波長依存性から生じる反
射率の変化を打ち消すことができないので、可視波長域
全体において従来の液晶パネルよりも反射率を高くする
ことが困難である。
場合、例えば、第3実施形態による液晶パネルを用いた
場合には、干渉膜の厚さを薄くすることができる。しか
し、屈折率n、消衰係数κの光波長依存性から生じる反
射率の変化を打ち消すことができないので、可視波長域
全体において従来の液晶パネルよりも反射率を高くする
ことが困難である。
【0085】本実施形態では、上記の欠点を補うことが
できるプロジェクタを提供する。白色光源50の光軸上
には、赤外光及び紫外光を除去するUV/IRカットフ
ィルタ52が設けられている。UV/IRカットフィル
タ52を透過した光の行路上には、青色光を分離するダ
イクロイックミラー66が設けられている。ダイクロイ
ックミラー66を透過した光の行路上には、全反射鏡6
8が設けられており、行路を変化するようになってい
る。全反射鏡68により反射した光の行路上には、集光
レンズ54B、偏光板56B、液晶パネル58B、偏光
板60Bが順次設けられている。
できるプロジェクタを提供する。白色光源50の光軸上
には、赤外光及び紫外光を除去するUV/IRカットフ
ィルタ52が設けられている。UV/IRカットフィル
タ52を透過した光の行路上には、青色光を分離するダ
イクロイックミラー66が設けられている。ダイクロイ
ックミラー66を透過した光の行路上には、全反射鏡6
8が設けられており、行路を変化するようになってい
る。全反射鏡68により反射した光の行路上には、集光
レンズ54B、偏光板56B、液晶パネル58B、偏光
板60Bが順次設けられている。
【0086】ダイクロイックミラー66により反射した
光の行路上には、緑色光と赤色光とを分離するダイクロ
イックミラー70が設けられている。ダイクロイックミ
ラー70を透過した光の行路上には、集光レンズ54
G、偏光板56G、液晶パネル58G、偏光板60Gが
順次設けられている。ダイクロイックミラー70により
反射した光の行路上には、集光レンズ54R、偏光板5
6R、液晶パネル58R、偏光板60Rが順次設けられ
ている。
光の行路上には、緑色光と赤色光とを分離するダイクロ
イックミラー70が設けられている。ダイクロイックミ
ラー70を透過した光の行路上には、集光レンズ54
G、偏光板56G、液晶パネル58G、偏光板60Gが
順次設けられている。ダイクロイックミラー70により
反射した光の行路上には、集光レンズ54R、偏光板5
6R、液晶パネル58R、偏光板60Rが順次設けられ
ている。
【0087】偏光板60R、60G、60Bを出射した
光の行路上には、これらの光を一つの行路上に合流する
ように、全反射鏡72、ダイクロイックミラー74、7
6が設けられている。合成された光の行路上には、スク
リーン64に光を投影する投影レンズ62が設けられて
いる。白色光源50から発した光は、UV/IRカット
フィルタ52を通過し、ほぼ可視光域の光となる。次い
で、UV/IRカットフィルタ52を通過した光はダイ
クロイックミラー66により青色光(約400〜510
nm)が分離される。
光の行路上には、これらの光を一つの行路上に合流する
ように、全反射鏡72、ダイクロイックミラー74、7
6が設けられている。合成された光の行路上には、スク
リーン64に光を投影する投影レンズ62が設けられて
いる。白色光源50から発した光は、UV/IRカット
フィルタ52を通過し、ほぼ可視光域の光となる。次い
で、UV/IRカットフィルタ52を通過した光はダイ
クロイックミラー66により青色光(約400〜510
nm)が分離される。
【0088】分離された青色光はダイクロイックミラー
66を透過して全反射鏡68により反射され、集光レン
ズ54Bに入射する。青色光は集光レンズ54Bにより
集光され、偏光板56Bに入射する。偏光板56Bに入
射した青色光は直線偏光された後に液晶パネル58Bに
入射する。液晶パネル58Bに入射した青色光は、液晶
パネル58Bの映像信号に従って部分的に偏光方向を回
転され、偏光板60Bにより検出される。
66を透過して全反射鏡68により反射され、集光レン
ズ54Bに入射する。青色光は集光レンズ54Bにより
集光され、偏光板56Bに入射する。偏光板56Bに入
射した青色光は直線偏光された後に液晶パネル58Bに
入射する。液晶パネル58Bに入射した青色光は、液晶
パネル58Bの映像信号に従って部分的に偏光方向を回
転され、偏光板60Bにより検出される。
【0089】ダイクロイックミラー66により反射され
た光は、ダイクロイックミラー70により赤色光(約5
80〜680nm)と緑色光(510〜580nm)と
に分離される。分離された緑色光はダイクロイックミラ
ー70を透過して集光レンズ54Gに入射する。緑色光
は集光レンズ54Gにより集光され、偏光板56Gに入
射する。偏光板56Gに入射した緑色光は直線偏光され
た後に液晶パネル58Gに入射する。液晶パネル58G
に入射した緑色光は、液晶パネル58Gの映像信号に従
って部分的に偏光方向を回転され、偏光板60Gにより
検出される。
た光は、ダイクロイックミラー70により赤色光(約5
80〜680nm)と緑色光(510〜580nm)と
に分離される。分離された緑色光はダイクロイックミラ
ー70を透過して集光レンズ54Gに入射する。緑色光
は集光レンズ54Gにより集光され、偏光板56Gに入
射する。偏光板56Gに入射した緑色光は直線偏光され
た後に液晶パネル58Gに入射する。液晶パネル58G
に入射した緑色光は、液晶パネル58Gの映像信号に従
って部分的に偏光方向を回転され、偏光板60Gにより
検出される。
【0090】分離された赤色光はダイクロイックミラー
70により反射して集光レンズ54Rに入射する。赤色
光は集光レンズ54Rにより集光され、偏光板56Rに
入射する。偏光板56Rに入射した赤色光は直線偏光さ
れた後に液晶パネル58Rに入射する。液晶パネル58
Rに入射した赤色光は、液晶パネル58Rの映像信号に
従って部分的に偏光方向を回転され、偏光板60Rによ
り検出される。
70により反射して集光レンズ54Rに入射する。赤色
光は集光レンズ54Rにより集光され、偏光板56Rに
入射する。偏光板56Rに入射した赤色光は直線偏光さ
れた後に液晶パネル58Rに入射する。液晶パネル58
Rに入射した赤色光は、液晶パネル58Rの映像信号に
従って部分的に偏光方向を回転され、偏光板60Rによ
り検出される。
【0091】偏光板60B、60R、60Gを出射した
各光は、全反射鏡72、ダイクロイックミラー74、7
6により合成されて投影レンズ62に入射し、スクリー
ン64に投影される。このように、本実施形態によるプ
ロジェクタでは、赤、緑、青の色別に液晶パネル58を
設けている。従って、それぞれの液晶パネルに入射する
波長帯域に応じて遮光性膜と干渉膜の構成を変えること
ができる。
各光は、全反射鏡72、ダイクロイックミラー74、7
6により合成されて投影レンズ62に入射し、スクリー
ン64に投影される。このように、本実施形態によるプ
ロジェクタでは、赤、緑、青の色別に液晶パネル58を
設けている。従って、それぞれの液晶パネルに入射する
波長帯域に応じて遮光性膜と干渉膜の構成を変えること
ができる。
【0092】例えば、液晶パネル58Rは630nmの
光に対して、液晶パネル58Gは550nmの光に対し
て、液晶パネル58Bは450nmの光に対して高い反
射率が得られるようにブラックマトリクス42を設計す
れば、液晶パネルの光吸収による温度上昇を従来の70
%程度に抑えることができる。このように、本実施形態
によれば、入射光を色別に分離し、各色ごとに反射率の
少ない液晶パネルに入射するようにプロジェクタを構成
したので、液晶パネルの発熱が少なくなり、プロジェク
タの信頼性を向上することができる。
光に対して、液晶パネル58Gは550nmの光に対し
て、液晶パネル58Bは450nmの光に対して高い反
射率が得られるようにブラックマトリクス42を設計す
れば、液晶パネルの光吸収による温度上昇を従来の70
%程度に抑えることができる。このように、本実施形態
によれば、入射光を色別に分離し、各色ごとに反射率の
少ない液晶パネルに入射するようにプロジェクタを構成
したので、液晶パネルの発熱が少なくなり、プロジェク
タの信頼性を向上することができる。
【0093】上記実施形態では、液晶パネルをプロジェ
クタに応用する場合について示したが、直視型の液晶表
示装置に上記の液晶パネルを応用してもよい。
クタに応用する場合について示したが、直視型の液晶表
示装置に上記の液晶パネルを応用してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、対向して
配置された一対の基板と、一対の基板間に封入された液
晶と、一対の基板の一方又は両方に設けられた遮光膜と
を有する液晶パネルにおいて、基板上に設けられ、比抵
抗が109Ω・cm以下の材料からなる層を少なくとも
有する第1の膜と、第1の膜上に設けられ、光を吸収す
る第2の膜とにより遮光膜を構成するので、遮光膜の膜
厚を厚くすることなく遮光膜の反射率を高めることがで
きる。
配置された一対の基板と、一対の基板間に封入された液
晶と、一対の基板の一方又は両方に設けられた遮光膜と
を有する液晶パネルにおいて、基板上に設けられ、比抵
抗が109Ω・cm以下の材料からなる層を少なくとも
有する第1の膜と、第1の膜上に設けられ、光を吸収す
る第2の膜とにより遮光膜を構成するので、遮光膜の膜
厚を厚くすることなく遮光膜の反射率を高めることがで
きる。
【0095】また、上記の液晶パネルにおいて、第1の
膜及び第2の膜に金属膜を用いれば、遮光膜を薄くする
ことができるので、液晶パネルを小型化するのに好適で
ある。また、上記の液晶パネルにおいて、第1の膜を、
第2の膜の反射率を増加させるように設計すれば、入射
光により遮光膜が加熱することを抑えることができるの
で、液晶パネルの信頼性を高めることができる。
膜及び第2の膜に金属膜を用いれば、遮光膜を薄くする
ことができるので、液晶パネルを小型化するのに好適で
ある。また、上記の液晶パネルにおいて、第1の膜を、
第2の膜の反射率を増加させるように設計すれば、入射
光により遮光膜が加熱することを抑えることができるの
で、液晶パネルの信頼性を高めることができる。
【0096】また、上記の液晶パネルにおいて、第1の
膜と基板との間に弗化金属膜を設けて遮光膜を構成すれ
ば、遮光膜の反射率を更に高めることができる。また、
対向して配置された一対の基板と、一対の基板間に封入
された液晶と、一対の基板の一方又は両方に設けられた
遮光膜とを有する液晶パネルにおいて、基板と遮光膜と
の間の基板の表示領域全面に設けられ、遮光膜の反射率
を増加する第1の透明膜を更に設ければ、液晶パネルの
製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜の反射率を高
めることができる。
膜と基板との間に弗化金属膜を設けて遮光膜を構成すれ
ば、遮光膜の反射率を更に高めることができる。また、
対向して配置された一対の基板と、一対の基板間に封入
された液晶と、一対の基板の一方又は両方に設けられた
遮光膜とを有する液晶パネルにおいて、基板と遮光膜と
の間の基板の表示領域全面に設けられ、遮光膜の反射率
を増加する第1の透明膜を更に設ければ、液晶パネルの
製造プロセスを複雑にすることなく遮光膜の反射率を高
めることができる。
【0097】また、上記の液晶パネルにおいて、第1の
透明膜上に設けられた第1の膜と、第1の膜上に設けら
れ、光を吸収する第2の膜とにより遮光膜を構成し、第
1の膜と第1の透明膜とからなる積層膜が、第2の膜の
反射率を増加するようにすれば、液晶パネルの製造プロ
セスを複雑にすることなく遮光膜の反射率を高めること
ができる。
透明膜上に設けられた第1の膜と、第1の膜上に設けら
れ、光を吸収する第2の膜とにより遮光膜を構成し、第
1の膜と第1の透明膜とからなる積層膜が、第2の膜の
反射率を増加するようにすれば、液晶パネルの製造プロ
セスを複雑にすることなく遮光膜の反射率を高めること
ができる。
【0098】また、上記の液晶パネルにおいて、遮光膜
が形成されていない領域の第1の透明膜上に設けられ、
遮光膜が形成されていない領域の反射率を低減する第2
の透明膜を更に設ければ、遮光領域での反射率を増加し
つつ、透過領域における反射率を低減することができ
る。また、上記の液晶パネルにおいて、第2の透明膜
を、液晶を配向するための電極により構成すれば、遮光
膜の膜厚を厚くする必要がなく、液晶パネルの薄膜化を
図ることができる。
が形成されていない領域の第1の透明膜上に設けられ、
遮光膜が形成されていない領域の反射率を低減する第2
の透明膜を更に設ければ、遮光領域での反射率を増加し
つつ、透過領域における反射率を低減することができ
る。また、上記の液晶パネルにおいて、第2の透明膜
を、液晶を配向するための電極により構成すれば、遮光
膜の膜厚を厚くする必要がなく、液晶パネルの薄膜化を
図ることができる。
【0099】また、上記の液晶パネルにおいて、第2の
膜に金属膜を用い、第1の膜にその金属の酸化物からな
る酸化物半導体膜を有する膜を用いれば、遮光膜を加工
する際のエッチング工程において、第1の膜と第2の膜
とを同時に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡
略化できる。また、上記の液晶パネルにおいて、第2の
膜に金属膜を用い、第1の膜にその金属を含む材料から
なる膜を有する膜を用いれば、遮光膜を加工する際のエ
ッチング工程において、第1の膜と第2の膜とを同時に
加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡略化でき
る。
膜に金属膜を用い、第1の膜にその金属の酸化物からな
る酸化物半導体膜を有する膜を用いれば、遮光膜を加工
する際のエッチング工程において、第1の膜と第2の膜
とを同時に加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡
略化できる。また、上記の液晶パネルにおいて、第2の
膜に金属膜を用い、第1の膜にその金属を含む材料から
なる膜を有する膜を用いれば、遮光膜を加工する際のエ
ッチング工程において、第1の膜と第2の膜とを同時に
加工できるので、液晶パネルの製造工程を簡略化でき
る。
【0100】また、上記の液晶パネルにおいて、屈折率
が基板側で大きく、第2の膜側で小さくなるような光学
特性を有する膜により第1の膜を構成すれば、反射率を
更に高めることができる。また、上記の液晶パネルにお
いて、遮光膜における反射率が最大となる光の波長を、
400〜600nmの範囲とすれば、入射光に可視光を
用いる液晶パネルにおいて反射率を高めることができ
る。
が基板側で大きく、第2の膜側で小さくなるような光学
特性を有する膜により第1の膜を構成すれば、反射率を
更に高めることができる。また、上記の液晶パネルにお
いて、遮光膜における反射率が最大となる光の波長を、
400〜600nmの範囲とすれば、入射光に可視光を
用いる液晶パネルにおいて反射率を高めることができ
る。
【0101】また、液晶パネルの画像情報をスクリーン
に投影するプロジェクタに上記の液晶パネルを用いれ
ば、光強度の大きい入射光に対しても液晶パネルの放熱
特性を高めることができ、プロジェクタの信頼性を向上
することが可能となる。また、上記の液晶パネルを複数
設け、互いに異なる波長域の光が入射するようにし、そ
れら液晶パネルのうち少なくとも一つが、遮光膜の形成
された領域において入射する波長域の光を最も反射する
ように構成すれば、それぞれの液晶パネルについて入射
光に対して優れた放熱効率が得られるので、プロジェク
タの信頼性を高めることが可能となる。
に投影するプロジェクタに上記の液晶パネルを用いれ
ば、光強度の大きい入射光に対しても液晶パネルの放熱
特性を高めることができ、プロジェクタの信頼性を向上
することが可能となる。また、上記の液晶パネルを複数
設け、互いに異なる波長域の光が入射するようにし、そ
れら液晶パネルのうち少なくとも一つが、遮光膜の形成
された領域において入射する波長域の光を最も反射する
ように構成すれば、それぞれの液晶パネルについて入射
光に対して優れた放熱効率が得られるので、プロジェク
タの信頼性を高めることが可能となる。
【0102】また、上記の液晶パネルは、液晶表示装置
に適用することができる。
に適用することができる。
【図1】本発明による液晶パネルの原理を説明する図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第1実施形態による液晶パネルの構造
を示す平面図及び断面図である。
を示す平面図及び断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図6】本発明の第5実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図7】本発明の第6実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図8】本発明の第7実施形態による液晶パネルにおけ
るブラックマトリクスの断面図である。
るブラックマトリクスの断面図である。
【図9】本発明の第8実施形態による液晶パネルの構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図10】本発明の第9実施形態による液晶パネルの構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図11】本発明の第10実施形態による液晶パネルの
構造を示す部分断面図である。
構造を示す部分断面図である。
【図12】本発明の第11実施形態による液晶パネルの
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図13】本発明の第12実施形態による液晶パネルの
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図14】本発明の第13実施形態によるプロジェクタ
の構造を示す概略図である。
の構造を示す概略図である。
【図15】本発明の第14実施形態によるプロジェクタ
の構造を示す概略図である。
の構造を示す概略図である。
10…ガラス基板 12…干渉膜 12a…酸化クロム膜 12b…クロム膜 12c…酸化クロム膜 12d…クロム膜 12e…酸化クロム膜 12f…弗化マグネシウム膜 12g…ニッケル−クロム合金膜 12h…酸化クロム膜 12i…二酸化硅素膜 14…遮光性膜 14a…クロム膜 15…反射防止膜 16…入射光 18…入射光 20…入射光 22…反射光 24…反射光 26…対向電極 28…配向膜 30…ガラス基板 32…絶縁膜 34…信号線 36…絶縁膜 38…画素電極 39…液晶 40…配向膜 42…ブラックマトリクス 50…白色光源 52…UV/IRカットフィルタ 54…集光レンズ 56…偏光板 58…液晶パネル 60…偏光板 62…投影レンズ 64…スクリーン 66…ダイクロイックミラー 68…全反射鏡 70…ダイクロイックミラー 72…全反射鏡 74…ダイクロイックミラー 76…ダイクロイックミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 菅原 真理 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 後藤 猛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (15)
- 【請求項1】 対向して配置された一対の基板と、 前記一対の基板間に封入された液晶と、 前記一対の基板の一方又は両方に設けられた遮光膜とを
有する液晶パネルにおいて、 前記遮光膜は、前記基板上に設けられ、比抵抗が109
Ω・cm以下の材料からなる層を少なくとも有する第1
の膜と、前記第1の膜上に設けられ、光を吸収する第2
の膜とを有することを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載の液晶パネルにおいて、 前記第1の膜及び前記第2の膜は金属膜であることを特
徴とする液晶パネル。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶パネルにおい
て、 前記第1の膜は、前記第2の膜の反射率を増加させるこ
とを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項4】 請求項3記載の液晶パネルにおいて、 前記遮光膜は、前記第1の膜と前記基板との間に弗化金
属膜を更に有することを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項5】 対向して配置された一対の基板と、 前記一対の基板間に封入された液晶と、 前記一対の基板の一方又は両方に設けられた遮光膜とを
有する液晶パネルにおいて、 前記基板と前記遮光膜との間の前記基板の少なくとも表
示領域全面に設けられ、前記遮光膜の反射率を増加する
第1の透明膜を更に有することを特徴とする液晶パネ
ル。 - 【請求項6】 請求項5記載の液晶パネルにおいて、 前記遮光膜は、前記第1の透明膜上に設けられた第1の
膜と、前記第1の膜上に設けられ、光を吸収する第2の
膜とを有し、 前記第1の膜と前記第1の透明膜とからなる積層膜は、
前記第2の膜の反射率を増加することを特徴とする液晶
パネル。 - 【請求項7】 請求項5又は6記載の液晶パネルにおい
て、 前記遮光膜が形成されていない領域の前記第1の透明膜
上に設けられ、前記遮光膜が形成されていない領域の反
射率を低減する第2の透明膜を更に有することを特徴と
する液晶パネル。 - 【請求項8】 請求項7記載の液晶パネルにおいて、 前記第2の透明膜は、前記液晶を配向するための電極で
あることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項9】 請求項3乃至8のいずれかに記載の液晶
パネルにおいて、 前記第2の膜は金属膜であり、 前記第1の膜は前記金属膜の金属の酸化物からなる膜を
有することを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項10】 請求項3乃至8のいずれかに記載の液
晶パネルにおいて、 前記第2の膜は金属膜であり、 前記第1の膜は前記金属膜の金属を含む材料からなる膜
を有することを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項11】 請求項3乃至10のいずれかに記載の
液晶パネルにおいて、 前記第1の膜は、屈折率が、前記基板側で大きく、前記
第2の膜側で小さくなるような光学特性を有することを
特徴とする液晶パネル。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載の
液晶パネルにおいて、 前記遮光膜における反射率が最大となる光の波長が、4
00〜600nmの範囲であることを特徴とする液晶パ
ネル。 - 【請求項13】 液晶パネルの画像情報をスクリーンに
投影するプロジェクタであって、 請求項1乃至12のいずれかに記載の液晶パネルを有す
ることを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項14】 液晶パネルの画像情報をスクリーンに
投影するプロジェクタであって、 互いに異なる波長域の光が入射する、請求項1乃至12
のいずれかに記載の液晶パネルを複数有し、 前記液晶パネルのうち少なくとも一つが、前記遮光膜が
形成された領域において、入射する波長域の光を最も反
射する特性を有することを特徴とするプロジェクタ。 - 【請求項15】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
液晶パネルを有することを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8051719A JPH08338991A (ja) | 1995-04-14 | 1996-03-08 | 液晶パネル、プロジェクタ及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8977995 | 1995-04-14 | ||
| JP7-89779 | 1995-04-14 | ||
| JP8051719A JPH08338991A (ja) | 1995-04-14 | 1996-03-08 | 液晶パネル、プロジェクタ及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338991A true JPH08338991A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=26392280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8051719A Withdrawn JPH08338991A (ja) | 1995-04-14 | 1996-03-08 | 液晶パネル、プロジェクタ及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338991A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100443977C (zh) * | 2005-12-27 | 2008-12-17 | 乐金显示有限公司 | 液晶显示装置及其制造方法 |
| US7538482B2 (en) * | 2005-10-25 | 2009-05-26 | Au Optronics Corp. | Flat display panel and black matrix thereof |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8051719A patent/JPH08338991A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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