JPH0833920A - 曲がり矯正用転造ダイス - Google Patents

曲がり矯正用転造ダイス

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JPH0833920A
JPH0833920A JP17140194A JP17140194A JPH0833920A JP H0833920 A JPH0833920 A JP H0833920A JP 17140194 A JP17140194 A JP 17140194A JP 17140194 A JP17140194 A JP 17140194A JP H0833920 A JPH0833920 A JP H0833920A
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JP
Japan
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die
bending
ridges
base block
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP17140194A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Iwase
悟 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲がり矯正用転造ダイスにより丸棒状の工作
物の曲がりを矯正する際に、局部的圧痕が生じるのを防
いで曲がり矯正後の仕上げ行程における取り代を少なく
する。 【構成】 互いに対向して相対的に移動する1対のベー
スブロック10,20の互いに対向する表面S1,S2
に1対のダイプレート15,25を当接して各表面を覆
い、ベースブロックとダイプレートの互いに当接する面
の少なくとも一方に、相対的移動の方向に延びる複数の
突条11,21を形成する。各複数の突条は各ベースブ
ロックの表面に形成し、各ダイプレートは肉厚が一定な
板状とするのが好ましい。また各複数の突条は傾斜して
配置してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関用ポペ
ット弁のステム部のような、丸棒状の工作物の曲がりを
矯正するための曲がり矯正用転造ダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の曲がり矯正用転造ダイスは、例
えば図7〜図9に示すように、転造盤の固定側ダイ支持
台1及び移動側ダイ支持台2の各取付ポケット1a,2
aにそれぞれ固定される固定ダイ3及び移動ダイ4を備
え、各ダイ3,4の互いに対向する表面には相対的移動
方向に延びる複数の突条6,7がそれぞれ交互に形成さ
れている。相対的に移動する両ダイ3,4の各突条6,
7の頂面の間に挟まれたポペット弁Wのステム部Waは
移動ダイ4の半分の移動速度で転動され、各突条6,7
により周期的に変動する曲げ応力が与えられる。この曲
げ応力は転動の初期は降伏点以上となり、最後には実質
的に0となるように、両ダイ3,4の表面の少なくとも
一方は移動ダイ4の移動方向に対し多少傾斜させてあ
り、これによりポペット弁Wのステム部Waの曲がりは
矯正される。なおポペット弁Wは、固定側ダイ支持台1
に固定したシュート8a,8b,8cおよび移動ダイ4
上に固定したサポータ8dにより長手方向位置決めされ
て支持され、移動側ダイ支持台2の半分の速度で移動す
るフィーダ(図示省略)により両ダイ3,4の間に送り
込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、各突
条6,7だけがステム部Waの表面に当接しているの
で、ステム部Waの表面に生じる圧縮応力は突条6,7
が当接される部分aと当接されない部分bの境界におい
て急激に変化する。このため、部分aと部分bの境界部
となるステム部Waの表面には応力の集中を生じ、ステ
ム部Waに加わる圧縮応力が降伏点以上であることと相
まって、この境界部には突条6,7側に生じるへこみ
と、反対側に生じる盛り上がりよりなる局部的圧痕が生
じる。これにより曲がり矯正後の研磨仕上げ行程におけ
る取り代が大となり、仕上げ加工費が増大するという問
題がある。また、ステム部Waは突条6,7と当接して
いるのみであるので、ダイ3,4との接触面積が小さ
く、このため突条6,7との間に滑りを生じて傷を生じ
るおそれが大きい。
【0004】これに対し、各突条6,7の両側縁に頂面
となだらかに連続するアール面取りを設けてこの局部的
圧痕を少なくすることも考えられるが、この圧痕をなく
すことは困難であり、また圧痕を大きく減少させるため
にこのようなアール面取りの半径を大きくすることは移
動ダイ4の加工が困難になる。またこれによっては、上
述した滑りによりステム部Waに傷を生じる問題を解決
することはできない。本発明はこのような各問題を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による曲がり矯正
用転造ダイスは、互いに対向して相対的に移動する1対
のベースブロックの互いに対向する表面に1対のダイプ
レートを当接してこれを覆い、前記各ベースブロックと
ダイプレートの互いに当接する面の少なくとも一方に、
前記相対的移動の方向に延びる複数の突条を形成したも
のである。
【0006】前記複数の突条は前記各ベースブロックの
各ダイプレートと当接する表面に形成し、前記各ダイプ
レートは肉厚が一定な板状とすることが望ましい。
【0007】
【作用】丸棒状の工作物は、曲がりを矯正する部分の全
長において相対移動する両ダイプレートの間に挟まれて
転動され、各突条に対応する部分が強く押されて曲げ応
力が与えられる。この曲げ応力は転動に伴い周期的に変
動し、転動の初期には降伏点よりも大きいが、転動の進
行につれて次第に減少し、これにより工作物の曲がりは
矯正される。丸棒状の工作物の各突条から外れた部分は
弾性変形するダイプレートにより当接支持されるので、
丸棒状の工作物に加わる圧縮応力は各突条に対応する部
分とそれ以外の部分の境界においてなだらかに減少し、
応力の集中が生じることはない。
【0008】各突条を各ベースブロックの表面に形成し
てダイプレートを肉厚が一定な板状としたものにおいて
も、上記と同一の作用が得られる。
【0009】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、各突条
に対応する部分とそれ以外の部分の境界において応力の
集中を生じることはないので、この部分に局部的圧痕を
生じることはなく、また丸棒状の工作物は全長において
両ダイプレートの間に挟まれて転動されダイプレートと
の間の接触面積が増大して滑りを生じることがなくなる
ので、傷を生じることもなくなる。従って曲がり矯正後
の仕上げ行程における取り代を少なくして、仕上げ加工
費を減少させることができる。
【0010】各突条を各ベースブロックの表面に形成し
てダイプレートを肉厚が一定な板状としたものによれ
ば、剛性の大きいベースブロックに突条を形成すればよ
いので、曲がり矯正用転造ダイスの加工が容易となる。
【0011】
【実施例】以下に、図1〜図4に示す実施例により本発
明の説明をする。例えば合金工具鋼(SKD11)より
なる1対の固定ベースブロック10及び移動ベースブロ
ック20は、互いに対向する表面S1,S2とほゞ平行
に相対移動可能となるように、転造盤の固定側ダイ支持
台1及び移動側ダイ支持台2の取付ポケット1a,2a
(図7参照)にそれぞれ固定され、各表面S1,S2に
は相対移動方向と平行に等間隔でそれぞれ複数の突条1
1,21が形成されている。図3及び図4に示すよう
に、固定ベースブロック10の表面S1の突条11と移
動ベースブロック20の表面S2の突条21は、相対移
動方向と直交する方向において、丁度半ピッチずれてい
る。
【0012】各ベースブロック10,20には、各突条
11,21の頂面に当接して表面S1,S2の全体を覆
うダイプレート15,25が取り付けられている。各ダ
イプレート15,25は例えば高速度工具鋼(SKH5
1)よりなり、主として図3に示すように、肉厚が一定
な平坦な板状で、その下縁から直交して形成されたフラ
ンジ部17,27は各ベースブロック10,20下面に
沿って延び、各先端の突起部18,28がベースブロッ
ク10,20下面の凹部12に係合され、このようにし
て一体的に係合された固定ベースブロック10と固定ダ
イプレート15及び移動ベースブロック20と移動ダイ
プレート25が、それぞれ固定側ダイ支持台1及び移動
側ダイ支持台2の各取付ポケット1a,2a内にねじ止
め固定される。
【0013】主として図1に示すように、固定ダイプレ
ート15の表面の、工作物すなわちポペット弁Wのステ
ム部Waの挿入側となる一側にはテーパ面16が形成さ
れている。また、移動ダイプレート25の表面25aは
移動ベースブロック20の移動方向と平行であるが、固
定ダイプレート15の表面15aは、テーパ面16側に
おける移動ダイプレート25の表面25aとの間隔C1
が反対側における間隔C2よりも小となるように移動方
向に対し傾斜され、これによりステム部Waが挟まれる
部分における両表面15a,25a間の間隔は移動ベー
スブロック20の移動の初期には比較的小さく、移動量
の増大にに応じて多少増大するようにされている。
【0014】固定ベースブロック10の上面には、ポペ
ット弁W頭部の弁フェースWbと当接する矯正面13a
及びこれに続く導入面13bを備えた弁フェース矯正ダ
イ13が固定されている。また図3に示すように、固定
ベースブロック10側にはシュート8a,8b,8c
が、移動ベースブロック20上にはサポータ8dが固定
されて設けられている。
【0015】次に上記実施例の作動の説明をする。図1
において移動ベースブロック20を固定ベースブロック
10に対し右方に移動した位置とし、ポペット弁Wの頭
部をシュート8a,8b,8cの間に支持させてポペッ
ト弁Wを固定ダイプレート15のテーパ面16と移動ダ
イプレート25の表面25aの間に挿入し、移動ベース
ブロック20を左方に移動すれば、ステム部Waは曲が
りを矯正する部分の全長において両ダイプレート15,
25の表面15a,25aの間に挟まれて、移動ベース
ブロック20の半分の速度で転動される。図示は省略し
たが、ステム部Waはシュート8a,8b,8cにガイ
ドされ、移動ベースブロック20が図1で右端時に図示
略のフィーダにより両ダイプレート15,25の間に送
り込まれる。
【0016】移動ベースブロック20の移動の初期にお
いては、ステム部Waが挟まれる部分の両ダイプレート
15,25の間の間隔は比較的小さいので、両ダイプレ
ート15,25の間に挟まれて転動されるステム部Wa
は、図4に示すように、各突条11,21に対応する部
分が強く押されて降伏点より大きい曲げ応力が与えられ
る。この曲げ応力はステム部Waの転動に伴い周期的に
変動し、また移動ベースブロック20の移動に伴いステ
ム部Waが挟まれる部分の両ダイプレート15,25の
間の間隔が増大するので次第に減少し、これにより周期
的に変動する曲げ応力も減少して0に近づき、ステム部
Waの曲がりは矯正される。また、ポペット弁Wのステ
ム部Waの転動に伴い、弁フェースWbは先ず弁フェー
ス矯正ダイ13の導入面13bに当接され、次いで矯正
面13aに当接されて、ポペット弁Wの頭部の倒れも矯
正される。
【0017】ステム部Waの各突条11,21から外れ
た部分は弾性変形する各ダイプレート15,25により
支持されるので、ステム部Waに加わる曲げ応力は各突
条11,21に対応する部分とそれ以外の部分の境界に
おいてなだらかに減少し、応力の集中が生じることはな
い。従って、この境界部に局部的圧痕による凹凸を生じ
ることはなく、またステム部Waとダイプレート15,
25との間の接触面積が増大して滑りを生じることがな
くなるので、傷を生じることもなくなる。従って曲がり
矯正後の研磨仕上げ行程における取り代を少なくして、
仕上げ加工費を減少することができる。また本実施例で
は、剛性の大きい各ベースブロック10,20に突条1
1,21を形成したので、曲がり矯正用転造ダイスの加
工が容易となる。
【0018】上記作用において、工作物であるポペット
弁Wのステム部Waには降伏応力を越える最大応力を生
じさせる必要があり、ダイプレート15,25には降伏
応力を越える最大応力を生じさせてはならない。このた
めには、次の各条件式を満たすようにすればよい。
【0019】
【数1】P2>(8Ep・t・δ)/Yp−2δ2 P2≦(8Ew・d・δ)/Yw−2δ2 C2≧d d>C1≧d−δ ただし d:ポペット弁Wのステム部Waの径 Yw:ポペット弁Wのステム部Waの降伏応力 Yp:ダイプレート15,25の降伏応力 Ew:ポペット弁Wのステム部Waの縦弾性係数 Ep:ダイプレート15,25の縦弾性係数 δ:突条11,21の高さ P:突条11,21のピッチ t:ダイプレート15,25の厚さ C1:ダイプレート15,25の間隔(テーパ面16
側) C2:ダイプレート15,25の間隔(テーパ面16と
反対側) また、上記実施例の実際の数値は次の通りである(単位
はmm)。
【0020】ポペット弁Wのステム部Waの径d:6.
3 突条11,21の高さδ:0.3 突条11,21のピッチP:30 突条11,21の幅W:5 ダイプレート15,25の厚さt:3 テーパ面16側のダイプレート15,25の間隔C1:
6.1 テーパ面16と反対側のダイプレート15,25の間隔
C2:6.3 次に、図5に示す変形実施例の説明をする。この変形実
施例は、各ベースブロック10,20の表面S1,S2
に形成する突条11A,21Aを移動ベースブロック2
0の移動方向に対し傾斜して配置した点が前記実施例と
異なっているのみである。図に示すように、各突条11
A,21Aの傾斜角は同一であり、同一方向から投影し
た場合の傾斜は逆向きである。各突条11A,21Aが
交差する位置の中間位置(一点鎖線Aで示す)は、移動
ベースブロック20の移動に伴いその半分の速度で移動
し、ステム部Waがこの一点鎖線Aの位置となるように
して曲がりの矯正を行う。この変形実施例では、矯正の
際にステム部Waに加えられる力の位置が転動に伴って
軸方向に移動するので、矯正後にステム部Waに残留す
る歪の分布が均一になるので、曲がり矯正の精度は向上
する。
【0021】上記各実施例では、ステム部Waに対しダ
イプレート15,25を介して両側から当接される各ベ
ースブロック10,20の突条11,21の位置が互い
に重合しないようにしているが、図6に示す変形実施例
では、各突条11B,21Bが範囲eにおいて互いに重
複するようにしている。本発明はこのようにして実施す
ることも可能であり、この場合には矯正後のステム部W
aは、範囲eの位置に多少のくびれが生じる。意図的に
形成したこのくびれは研磨仕上げ行程において取り除く
必要はなく、潤滑油溝として使用可能である。
【0022】上記各実施例では、各ベースブロック1
0,20に形成する各突条の頂面及びその間に形成され
る溝の底面の断面を直線状としたが、この頂面及び底面
の断面は曲線、例えば緩いサインカーブまたはそれに近
似した曲線としてもよい。これによれば、各突条とダイ
プレートの当接面の圧力が急激に変化する箇所がなくな
るので、ダイプレートの耐久性が向上する。
【0023】また上記各実施例では、各突条11,21
は、ベースブロック10,20に形成したが、本発明は
各突条11,21をダイプレート15,25に形成して
実施することも可能である。
【0024】本発明は、上記各実施例のような板ダイス
方式の転造盤に限らず、ロールダイス方式の転造盤に適
用することもできる。この場合には、ロールダイを形成
する1対のベースブロックの各外周面に円筒状のダイプ
レートを嵌合当接して覆い、このベースブロックとダイ
プレートの互いに嵌合当接する面の少なくとも一方に突
条を形成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による曲がり矯正用転造ダイスの一実
施例の平面図である。
【図2】 図1に示す実施例の固定ベースブロック及び
固定ダイプレートの正面図である。
【図3】 図1に示す実施例の左側面図である。
【図4】 図1に示す実施例の加工状態を説明する部分
断面図である。
【図5】 変形実施例の図2に相当する正面図である。
【図6】 異なる変形実施例の図4に相当する部分断面
図である。
【図7】 従来技術による転造盤の一部を含む曲がり矯
正用転造ダイスの平面図である。
【図8】 図7に示す従来技術の移動ダイの正面図であ
る。
【図9】 図7に示す従来技術の加工状態を説明する部
分断面図である。
【符号の説明】
10,20…ベースブロック、11,11A,11B,
21,21A,21B…突条、15,25…ダイプレー
ト、S1,S2…表面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して相対的に移動する1対の
    ベースブロックと、この各ベースブロックの互いに対向
    する表面に当接してこれを覆う1対のダイプレートと、
    前記各ベースブロックとダイプレートの互いに当接する
    面の少なくとも一方に形成されて前記相対的移動の方向
    に延びる複数の突条を備えてなる曲がり矯正用転造ダイ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記複数の突条は前記各ベースブロック
    の表面に形成され、前記各ダイプレートは肉厚が一定な
    板状である請求項1に記載の曲がり矯正用転造ダイス。
JP17140194A 1994-07-22 1994-07-22 曲がり矯正用転造ダイス Pending JPH0833920A (ja)

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JP17140194A JPH0833920A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 曲がり矯正用転造ダイス

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