JPH0833960A - 溶鋼表面保温剤 - Google Patents
溶鋼表面保温剤Info
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- JPH0833960A JPH0833960A JP6191318A JP19131894A JPH0833960A JP H0833960 A JPH0833960 A JP H0833960A JP 6191318 A JP6191318 A JP 6191318A JP 19131894 A JP19131894 A JP 19131894A JP H0833960 A JPH0833960 A JP H0833960A
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、空気酸化と保温剤の反応に起因す
る溶鋼汚染を確実に防止し、その上で耐火物の損傷や溶
損がなく保温機能も十分に有する保温剤を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 本発明は、CaOとAl2O3の含有率をCa
O/Al2O3で0.5〜1.0とし、且つMgO含有率
を5%以上30%未満、SiO2含有率を10%以下に
した液相保温剤に、CaOとAl2O3の含有率がCaO
/Al2O3で0.5未満又は2.0を超える中空焼結体
を5〜90%含有させたことを特徴とする溶鋼表面保温
剤。
る溶鋼汚染を確実に防止し、その上で耐火物の損傷や溶
損がなく保温機能も十分に有する保温剤を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 本発明は、CaOとAl2O3の含有率をCa
O/Al2O3で0.5〜1.0とし、且つMgO含有率
を5%以上30%未満、SiO2含有率を10%以下に
した液相保温剤に、CaOとAl2O3の含有率がCaO
/Al2O3で0.5未満又は2.0を超える中空焼結体
を5〜90%含有させたことを特徴とする溶鋼表面保温
剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造用タンディッシ
ュや取鍋などにより溶鋼を移送、又は精錬処理を行なう
際に、断熱・保温あるいは空気酸化防止を目的として溶
鋼表面を被覆する溶鋼表面保温剤に関するものである。
ュや取鍋などにより溶鋼を移送、又は精錬処理を行なう
際に、断熱・保温あるいは空気酸化防止を目的として溶
鋼表面を被覆する溶鋼表面保温剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造用タンディッシュや取鍋などに
より溶鋼を移送、又は精錬処理を行なう際、保温剤を用
いて溶鋼表面を被覆し溶鋼からの熱放散と外気の浸入を
防止している。
より溶鋼を移送、又は精錬処理を行なう際、保温剤を用
いて溶鋼表面を被覆し溶鋼からの熱放散と外気の浸入を
防止している。
【0003】従来から保温剤としては、籾殻を蒸し焼き
にした焼籾が主に用いられ、その主成分はSiO2とC
である。SiO2は熱伝導率が低く保温効果に、Cは酸
素をCOガスに変えるため酸素の遮断効果に優れてい
る。このため、焼籾は保温効果及び空気遮断効果を有
し、しかも安価であることを特徴とする保温剤である。
にした焼籾が主に用いられ、その主成分はSiO2とC
である。SiO2は熱伝導率が低く保温効果に、Cは酸
素をCOガスに変えるため酸素の遮断効果に優れてい
る。このため、焼籾は保温効果及び空気遮断効果を有
し、しかも安価であることを特徴とする保温剤である。
【0004】しかしながら、加工性向上の目的から鋼板
中のC濃度を極力低下させた、例えばC濃度が50pp
m以下の極低炭素鋼において、保温剤中のC成分が溶鋼
中にピックアップし鋼材の特性を低下させる欠点が知ら
れている。
中のC濃度を極力低下させた、例えばC濃度が50pp
m以下の極低炭素鋼において、保温剤中のC成分が溶鋼
中にピックアップし鋼材の特性を低下させる欠点が知ら
れている。
【0005】また、保温剤中のSiO2成分は溶鋼中の
Alと反応しAl2O3系の介在物を生成するため、表面
欠陥を増大させるといった問題も生じる。
Alと反応しAl2O3系の介在物を生成するため、表面
欠陥を増大させるといった問題も生じる。
【0006】従来、焼籾のこれら欠点を解決するため、
C及びSiO2成分の少ない保温剤として、例えば特公
平3―48152号公報に記載されているように、Mg
O系の保温剤が使用されている。
C及びSiO2成分の少ない保温剤として、例えば特公
平3―48152号公報に記載されているように、Mg
O系の保温剤が使用されている。
【0007】また、MgO自体は熱伝導率が高いため、
これに断熱性を付与した発泡MgOの製造方法について
も種々検討され、特公昭48―7485号公報等に記載
されている。
これに断熱性を付与した発泡MgOの製造方法について
も種々検討され、特公昭48―7485号公報等に記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MgO
を主成分とする保温剤は融点が高く、使用温度では主に
固相であるため、溶鋼表面の均一な被覆状態が得られ
ず、外気と溶鋼との反応によりAl2O3系介在物を生成
する。
を主成分とする保温剤は融点が高く、使用温度では主に
固相であるため、溶鋼表面の均一な被覆状態が得られ
ず、外気と溶鋼との反応によりAl2O3系介在物を生成
する。
【0009】また、タンディッシュではモールド内への
溶鋼供給を制御するためにストッパーを使用している
が、MgO系保温剤は粒子間で焼結が進み強固なスラグ
層を形成するためストッパー制御が困難となり、激しい
場合にはストッパーの折損に到る。
溶鋼供給を制御するためにストッパーを使用している
が、MgO系保温剤は粒子間で焼結が進み強固なスラグ
層を形成するためストッパー制御が困難となり、激しい
場合にはストッパーの折損に到る。
【0010】これに対し、MgOの一部をSiO2に置
き換え融点を下げる方法が考えられるが、この場合溶鋼
中AlによりSiO2の還元が起こる。
き換え融点を下げる方法が考えられるが、この場合溶鋼
中AlによりSiO2の還元が起こる。
【0011】これらの問題を鑑み、本発明は、空気酸化
と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染を確実に防止し、そ
の上で耐火物の損傷や溶損がなく保温機能も十分に有す
る保温剤を提供することを目的とするものである。
と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染を確実に防止し、そ
の上で耐火物の損傷や溶損がなく保温機能も十分に有す
る保温剤を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、CaOとAl
2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜1.0と
し、且つMgO含有率を5%以上30%未満、SiO2
含有率を10%以下にした液相保温剤に、CaOとAl
2O3の含有率がCaO/Al2O3で0.5未満又は2.
0を超える中空焼結体を5〜90%含有させたことを特
徴とする溶鋼表面保温剤。
2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜1.0と
し、且つMgO含有率を5%以上30%未満、SiO2
含有率を10%以下にした液相保温剤に、CaOとAl
2O3の含有率がCaO/Al2O3で0.5未満又は2.
0を超える中空焼結体を5〜90%含有させたことを特
徴とする溶鋼表面保温剤。
【0013】
【作用】溶鋼表面を被覆する保温剤として満足すべき条
件は、空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染を確
実に防止し、その上で耐火物の損傷や溶損がないことで
ある。
件は、空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染を確
実に防止し、その上で耐火物の損傷や溶損がないことで
ある。
【0014】発明者等はこれら基本条件を満足すべく保
温剤の検討を進めてきた結果、空気酸化を抑制するため
には保温剤の液相化が、保温剤と溶鋼の反応を防止する
ためには低SiO2化が有効であることを見いだした。
すなわち、保温剤の融点を下げ液相を生成することは溶
鋼表面の被覆状態を均一化し、保温剤自体の空気酸化防
止能を高める。
温剤の検討を進めてきた結果、空気酸化を抑制するため
には保温剤の液相化が、保温剤と溶鋼の反応を防止する
ためには低SiO2化が有効であることを見いだした。
すなわち、保温剤の融点を下げ液相を生成することは溶
鋼表面の被覆状態を均一化し、保温剤自体の空気酸化防
止能を高める。
【0015】また、保温剤中のSiO2は(1)式によ
り溶鋼中のAlと反応するため、保温剤の低SiO2化
はAl2O3系介在物の生成防止に効果を有する。
り溶鋼中のAlと反応するため、保温剤の低SiO2化
はAl2O3系介在物の生成防止に効果を有する。
【0016】
【化1】 3SiO2+4Al=2Al2O3+3Si (1)
【0017】これらの点を考慮して、液相化と低SiO
2化を満足する保温剤について検討を重ねた結果、Ca
OとAl2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜
1.0の範囲とし、SiO2含有率を10%以下にする
ことが最適であることを見いだした。
2化を満足する保温剤について検討を重ねた結果、Ca
OとAl2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜
1.0の範囲とし、SiO2含有率を10%以下にする
ことが最適であることを見いだした。
【0018】なお、CaO/Al2O3を0.5〜1.0
の範囲にしたのは、図1に示すように保温剤の軟化点が
タンディッシュにおける溶鋼温度(1550℃)以下と
なり、液相化するためである。
の範囲にしたのは、図1に示すように保温剤の軟化点が
タンディッシュにおける溶鋼温度(1550℃)以下と
なり、液相化するためである。
【0019】また、SiO2含有率を10%以下にした
のは、図2に示すように保温剤中SiO2と溶鋼中Al
の反応速度が急激に遅くなり工業的に問題となるレベル
以下に反応を抑えることができるためである。
のは、図2に示すように保温剤中SiO2と溶鋼中Al
の反応速度が急激に遅くなり工業的に問題となるレベル
以下に反応を抑えることができるためである。
【0020】しかし、本成分の保温剤をタンディッシュ
に適用した場合、成分によってはストッパー耐火物の溶
損が急激に進行し、長時間の使用に耐えないことが分か
った。
に適用した場合、成分によってはストッパー耐火物の溶
損が急激に進行し、長時間の使用に耐えないことが分か
った。
【0021】そこで、本発明者らは、前述した成分の保
温剤でCaO/Al2O3を変更すると共に、MgOを添
加し、保温剤が固相化しない範囲で融点を上げ、ストッ
パー耐火物の溶損防止を検討した。その結果を図3に示
す。
温剤でCaO/Al2O3を変更すると共に、MgOを添
加し、保温剤が固相化しない範囲で融点を上げ、ストッ
パー耐火物の溶損防止を検討した。その結果を図3に示
す。
【0022】保温剤の成分がCaO/Al2O3で1.0
より大きい範囲では溶損速度が速く、さらにMgOの添
加はかえって溶損速度を速める。
より大きい範囲では溶損速度が速く、さらにMgOの添
加はかえって溶損速度を速める。
【0023】これに対し、保温剤の成分がCaO/Al
2O3で1.0以下の範囲では、MgOを5%以上添加す
ることにより溶損速度が急激に低下し、工業的に使用可
能(溶損速度で0.1mm/min以下)なまでに溶損
を抑えることができる。
2O3で1.0以下の範囲では、MgOを5%以上添加す
ることにより溶損速度が急激に低下し、工業的に使用可
能(溶損速度で0.1mm/min以下)なまでに溶損
を抑えることができる。
【0024】しかし、溶鋼温度(1550℃)でMgO
含有率が30%以上になると、保温剤中の液相は極めて
少なくなる。
含有率が30%以上になると、保温剤中の液相は極めて
少なくなる。
【0025】その結果、保温剤は溶鋼表面を均一に覆わ
ず、外気の侵入によりAl2O3系の介在物を生成する。
したがって、保温剤中への最適MgO含有率は5%以上
30%未満である。
ず、外気の侵入によりAl2O3系の介在物を生成する。
したがって、保温剤中への最適MgO含有率は5%以上
30%未満である。
【0026】以上に示した成分の保温剤を使用すること
により空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染及び
耐火物の溶損を確実に抑制できるが、保温剤の液相化に
伴い保温機能が低下する。
により空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼汚染及び
耐火物の溶損を確実に抑制できるが、保温剤の液相化に
伴い保温機能が低下する。
【0027】このため、上記成分の液相保温剤を使用す
る場合、転炉やRHの処理温度を高めタンディッシュ内
の温度低下を補償する必要がある。
る場合、転炉やRHの処理温度を高めタンディッシュ内
の温度低下を補償する必要がある。
【0028】しかし、処理温度を高めると転炉、RH及
び鍋の耐火物寿命が短くなることが予想される。
び鍋の耐火物寿命が短くなることが予想される。
【0029】そこで、本発明者らは溶鋼温度低下の問題
をも同時に解消できる保温剤の研究を重ねた結果、前述
した成分の液相保温剤に中空の焼結体を含有させること
が有効であることを見いだした。
をも同時に解消できる保温剤の研究を重ねた結果、前述
した成分の液相保温剤に中空の焼結体を含有させること
が有効であることを見いだした。
【0030】前述の液相保温剤に中空の焼結体を含有さ
せた場合、図4に示したように液相保温剤は液相化し下
部へ、見掛け比重が小さい中空の焼結体1は液相2の上
部に集まる。
せた場合、図4に示したように液相保温剤は液相化し下
部へ、見掛け比重が小さい中空の焼結体1は液相2の上
部に集まる。
【0031】その結果、タンディッシュ5内の保温剤4
は2層構造となり、溶鋼3と接する下部の液相2は溶鋼
3表面を均一に被覆し空気酸化防止機能を高め、さらに
上部の中空焼結体1は保温効果を高める。
は2層構造となり、溶鋼3と接する下部の液相2は溶鋼
3表面を均一に被覆し空気酸化防止機能を高め、さらに
上部の中空焼結体1は保温効果を高める。
【0032】ここで、中空の焼結体が液相化すれば保温
機能を高める効果を失うため、鋳造温度では固相状態を
維持でき、且つ液相保温剤と反応して溶融しないことが
重要である。
機能を高める効果を失うため、鋳造温度では固相状態を
維持でき、且つ液相保温剤と反応して溶融しないことが
重要である。
【0033】そのためには、中空焼結体の軟化点を鋳造
温度より高くし、さらに液相保温剤と主成分を同じにす
ることが有効である。
温度より高くし、さらに液相保温剤と主成分を同じにす
ることが有効である。
【0034】よって、中空焼結体の主成分をCaO、A
l2O3とし、液相保温剤とは逆に、図1よりCaO/A
l2O3を0.5未満又は2.0超にすれば良い。また、
中空焼結体の含有率が5%未満では中空焼結体が保温剤
の上部全体を覆わないため保温機能は向上せず、90%
を超えると反対に液相保温剤の量が少なくなり液相が湯
面全体を被覆しないため空気遮断能が低下する。したが
って、最適な中空焼結体の含有率は5〜90%である。
l2O3とし、液相保温剤とは逆に、図1よりCaO/A
l2O3を0.5未満又は2.0超にすれば良い。また、
中空焼結体の含有率が5%未満では中空焼結体が保温剤
の上部全体を覆わないため保温機能は向上せず、90%
を超えると反対に液相保温剤の量が少なくなり液相が湯
面全体を被覆しないため空気遮断能が低下する。したが
って、最適な中空焼結体の含有率は5〜90%である。
【0035】保温剤の基本的成分は以上に述べた通りで
あるが、本発明品の機能を低下させない範囲で、液相保
温剤にはCaCl2,CaF2等、中空焼結体にはMgO
等の他成分の添加も可能である。
あるが、本発明品の機能を低下させない範囲で、液相保
温剤にはCaCl2,CaF2等、中空焼結体にはMgO
等の他成分の添加も可能である。
【0036】以上に示したように、本発明の保温剤を用
いることにより空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼
汚染を確実に防止でき、その上で耐火物の損傷や溶損が
なく、十分な保温機能を有する溶鋼保温剤を提供でき
る。
いることにより空気酸化と保温剤の反応に起因する溶鋼
汚染を確実に防止でき、その上で耐火物の損傷や溶損が
なく、十分な保温機能を有する溶鋼保温剤を提供でき
る。
【0037】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
について説明する。
について説明する。
【0038】第1表に示す成分の保温剤400kgを容
量60tonのタンディッシュに添加し、低炭アルミキ
ルド鋼を400分間鋳造した。
量60tonのタンディッシュに添加し、低炭アルミキ
ルド鋼を400分間鋳造した。
【0039】本発明の実施例及び比較例とも、鋳造寸法
は厚み245mm×幅1500mmで、8500mm長
さに切断して1コイル単位とした。
は厚み245mm×幅1500mmで、8500mm長
さに切断して1コイル単位とした。
【0040】このスラブを常法により熱間圧延、冷間圧
延し、最終的に厚み0.7mm×幅1500mmコイル
の冷延鋼板とした。
延し、最終的に厚み0.7mm×幅1500mmコイル
の冷延鋼板とした。
【0041】保温剤の空気遮断効果及び反応防止効果は
タンディッシュ入側と出側の全酸素量の上昇量及び冷延
鋼板に発生した表面欠陥の発生個数により評価した。
タンディッシュ入側と出側の全酸素量の上昇量及び冷延
鋼板に発生した表面欠陥の発生個数により評価した。
【0042】また、耐火物の溶損については使用後スト
ッパーの溶損量を測定し、鋳造時間から溶損速度を算出
した。なお、鋳造において使用したストッパー耐火物の
材質はロウセキであった。
ッパーの溶損量を測定し、鋳造時間から溶損速度を算出
した。なお、鋳造において使用したストッパー耐火物の
材質はロウセキであった。
【0043】保温機能については、タンディッシュ入側
と出側の温度低下により評価した。
と出側の温度低下により評価した。
【0044】ここで、中空保温剤を添加しない液相保温
剤では、タンディッシュ入側・出側間で通常25℃程度
の温度低下が生じていた。
剤では、タンディッシュ入側・出側間で通常25℃程度
の温度低下が生じていた。
【0045】
【表1】
【0046】第2表に示す如く、実施例ではCaOとA
l2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜1.0と
し、且つMgO含有率を5%以上30%未満、SiO2
含有率を10%以下にした液相保温剤に、CaOとAl
2O3の含有率がCaO/Al2O3で0.5未満又は2.
0を超える中空焼結体を5〜90%含有させた保温剤を
使用したことで、空気酸化と保温剤の反応に起因する溶
鋼汚染を防止でき、タンディッシュ入側・出側間の溶鋼
全酸素量の上昇及び表面欠陥の発生は全くなかった。
l2O3の含有率をCaO/Al2O3で0.5〜1.0と
し、且つMgO含有率を5%以上30%未満、SiO2
含有率を10%以下にした液相保温剤に、CaOとAl
2O3の含有率がCaO/Al2O3で0.5未満又は2.
0を超える中空焼結体を5〜90%含有させた保温剤を
使用したことで、空気酸化と保温剤の反応に起因する溶
鋼汚染を防止でき、タンディッシュ入側・出側間の溶鋼
全酸素量の上昇及び表面欠陥の発生は全くなかった。
【0047】また、ストッパー耐火物の溶損速度も低下
するため、連々鋳回数が増加する場合にも十分使用に耐
えうることが確認された。さらに、タンディッシュ入側
・出側間の温度低下も抑制された。
するため、連々鋳回数が増加する場合にも十分使用に耐
えうることが確認された。さらに、タンディッシュ入側
・出側間の温度低下も抑制された。
【0048】
【表2】
【0049】これに対し、比較例1は液相保温剤中のC
aO/Al2O3が1.0を超え、さらに中空焼結体のC
aO/Al2O3が0.5〜2.0の範囲にあったため、
比較例2は液相保温剤中のMgO含有率が5%未満で、
中空焼結体のCaO/Al2O3が0.5〜2.0の範囲
にあったため、共にストッパー耐火物の溶損及びタンデ
ィッシュ温度の低下を抑制することができなかった。
aO/Al2O3が1.0を超え、さらに中空焼結体のC
aO/Al2O3が0.5〜2.0の範囲にあったため、
比較例2は液相保温剤中のMgO含有率が5%未満で、
中空焼結体のCaO/Al2O3が0.5〜2.0の範囲
にあったため、共にストッパー耐火物の溶損及びタンデ
ィッシュ温度の低下を抑制することができなかった。
【0050】比較例3は液相保温剤中のCaO/Al2
O3が0.5未満であったため、比較例4は液相保温剤
中のMgO含有率が30%を超えたため、保温剤が固相
となり十分な断気効果が得られず、タンディッシュ入側
・出側間の溶鋼全酸素量が上昇し表面欠陥が発生した。
O3が0.5未満であったため、比較例4は液相保温剤
中のMgO含有率が30%を超えたため、保温剤が固相
となり十分な断気効果が得られず、タンディッシュ入側
・出側間の溶鋼全酸素量が上昇し表面欠陥が発生した。
【0051】また、比較例5は液相保温剤中のSiO2
含有率が10%を超えたため、溶鋼中Alとの反応によ
りAl2O3系介在物が生成した。
含有率が10%を超えたため、溶鋼中Alとの反応によ
りAl2O3系介在物が生成した。
【0052】その結果、タンディッシュ入側・出側間の
溶鋼全酸素量が増大し、表面欠陥が発生した。
溶鋼全酸素量が増大し、表面欠陥が発生した。
【0053】比較例6は中空焼結体の含有率が90%を
超えたため、反対に液相保温剤が湯面全体を被覆できな
くなり十分な断気効果が得られず、タンディッシュ入側
・出側間の溶鋼全酸素量が上昇し表面欠陥が発生した。
超えたため、反対に液相保温剤が湯面全体を被覆できな
くなり十分な断気効果が得られず、タンディッシュ入側
・出側間の溶鋼全酸素量が上昇し表面欠陥が発生した。
【0054】さらに、比較例7は中空焼結体の含有率が
5%未満であったため、保温剤の上部全体を覆わず保温
機能は向上しなかった。
5%未満であったため、保温剤の上部全体を覆わず保温
機能は向上しなかった。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の溶鋼保
温剤によれば溶鋼の汚染は全くなく、鋳片品質は極めて
向上する。また、耐火物の損傷や溶損もなく、且つ保温
機能も極めて高いため、操業面でも有効な保温剤を提供
できる。
温剤によれば溶鋼の汚染は全くなく、鋳片品質は極めて
向上する。また、耐火物の損傷や溶損もなく、且つ保温
機能も極めて高いため、操業面でも有効な保温剤を提供
できる。
【図1】保温剤のCaO/Al2O3と融点の関係を示す
図。
図。
【図2】保温剤中のSiO2含有率と反応速度の関係を
示す図。
示す図。
【図3】保温剤中のMgO添加量と溶損速度の関係を示
す図。
す図。
【図4】本発明保温剤の使用時の状態を説明する図。
1 中空焼結体 2 液相 3 溶鋼 4 保温剤 5 タンディッシュ
Claims (1)
- 【請求項1】 CaOとAl2O3の含有率をCaO/A
l2O3で0.5〜1.0とし、且つMgO含有率を5%
以上30%未満、SiO2含有率を10%以下にした液
相保温剤に、CaOとAl2O3の含有率がCaO/Al
2O3で0.5未満又は2.0を超える中空焼結体を5〜
90%含有させたことを特徴とする溶鋼表面保温剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191318A JPH0833960A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 溶鋼表面保温剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191318A JPH0833960A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 溶鋼表面保温剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833960A true JPH0833960A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16272566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6191318A Withdrawn JPH0833960A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 溶鋼表面保温剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833960A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007260741A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 溶鋼の連続鋳造開始方法 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6191318A patent/JPH0833960A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007260741A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 溶鋼の連続鋳造開始方法 |
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