JPH0834608A - 球状シリカ粉末及びエポキシ樹脂組成物 - Google Patents
球状シリカ粉末及びエポキシ樹脂組成物Info
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- JPH0834608A JPH0834608A JP6172886A JP17288694A JPH0834608A JP H0834608 A JPH0834608 A JP H0834608A JP 6172886 A JP6172886 A JP 6172886A JP 17288694 A JP17288694 A JP 17288694A JP H0834608 A JPH0834608 A JP H0834608A
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Abstract
耐クラック性に優れたパッケージの作製が可能となるエ
ポキシ樹脂組成物を提供すること。 【構成】 aは水篩法による値、b〜dはレーザー回折
法による値であって、粒子径45μm以上の粒子含有率
をa重量%、粒子径24μm以下の粒子含有率をb重量
%、粒子径8μm以下の粒子含有率をc重量%、粒子径
3μm以下の粒子含有率をd重量%としたとき、a≦
0.5、40≦b≦90、30≦c≦75、20≦d≦
60の範囲であって、しかもb/d=1〜3であること
を特徴とする球状シリカ粉末、及び該球状シリカ粉末を
含有してなるエポキシ樹脂組成物。
Description
ポキシ樹脂組成物、詳しくは半導体チップを樹脂組成物
で封止する際、そのパッケージが超薄型であってもその
半田付け時の耐クラック性を著しく改善されたパッケー
ジを作製することのできる、流動性、充填性、成形性に
優れたエポキシ樹脂組成物とその球状シリカ粉末に関す
るものである。
などの電子機器の小型化・薄型化・軽量化及びメモリの
増大が要求される中で、デバイスの複合化並びにパッケ
ージの薄型化が検討されている。例えば、デバイスの複
合化については、メモリーチップを背中合わせに重ねる
構造を採用した積層パッケージであり、1mm厚のTS
OP(Thin Small Outline Pac
kage)タイプのものや2.5mm厚のSOJ(Sm
all Outline J−Bend Packag
e)タイプのものが発表されている。また、パッケージ
の薄型化については、両面実装や多段実装を可能にする
ため従来のTSOPよりも更に薄い超薄型パッケージ
(例えば0.5mm厚のpaper Thin Pac
kage)の開発が検討されている。
パッケージの樹脂厚は、最も薄い箇所で50μm程度で
あって、通常のTSOPの230μm程度に比べるとか
なり薄く、従来の封止樹脂を用いたのでは浸透成形(充
填)をすることができないという問題がある。また、パ
ッケージを回路基板に取り付ける際にはパッケージ全体
を200℃以上の高温に加熱して半田付けされるが、そ
の際、保管時に吸湿した水分の爆発的な気化によってパ
ッケージ内部にクラックが発生し、ひどいものは外部に
まで到達することもあった。
ク性を改善するためにフィラーの充填率を高めることも
知られている。この技術を薄型パッケージに適用するに
はフィラー粒径を最大45μm以下に調整する必要があ
るが、この場合、最大粒径を70〜150μmとした従
来のフィラーに比べて粒度分布が狭くなるので流動性と
成形性が低下し、逆にフィラーの充填率を下げることを
余儀なくされる。
パッケージを作製することは困難であり、その技術の出
現が要望されていた。今後ますますチップの大型化とパ
ッケージの超薄型化が進む中、半田付け時の耐クラック
性の観点からフィラーの充填率を85重量%以上更には
90重量%以上に実現することが望まれるが、最大粒子
を45μm程度以下にしなければならないという制約の
あるなかで、高充填を行っても封止時の充填性と成形性
を損なわせないフィラーはまだ報告されていない。
ケージが超薄型であってもその半田付け時の耐クラック
性を著しく改善されたパッケージを作製することのでき
るエポキシ樹脂組成物及びその球状シリカ粉末を提供す
ることにある。
篩法による値、b〜dはレーザー回折法による値であっ
て、粒子径45μm以上の粒子含有率をa重量%、粒子
径24μm以下の粒子含有率をb重量%、粒子径8μm
以下の粒子含有率をc重量%、粒子径3μm以下の粒子
含有率をd重量%としたとき、a≦0.5、40≦b≦
90、30≦c≦75、20≦d≦60の範囲であっ
て、しかもb/d=1〜3であることを特徴とする球状
シリカ粉末、及び(A)エポキシ樹脂(B)硬化材及び
(C)上記の球状シリカ粉末を含有してなることを特徴
とするエポキシ樹脂組成物である。
る。
理由は、封止樹脂に要求される低線膨張係数、耐湿性等
に応えるためであり、球状シリカ粉末以外の充填材例え
ばアルミナ粉末では線膨張係数が大きく、また炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、窒化珪素等では加水分解を起こ
しやすくなり、半導体部品の耐湿性が悪くなる。また、
破砕状のシリカ粉末ではその粒度構成を考えられる範囲
内でどのように調整しても球状シリカ粉末を用いた場合
の流動性を上回ることができない。
水晶等を振動ミル等の適当な方法で粉砕し、LPG/酸
素等の火炎中や高温プラズマ中に投入して球状化したも
の、四塩化珪素の気相加水分解により生成した合成シリ
カ超微粉を出発原料としスプレードライヤー等により球
状造粒し、焼成や火炎溶射処理を施して球状化したも
の、更には金属珪素やアルコキシシランを出発原料とし
て気相又は液層で合成し球状化したもの等、いかなる方
法で製造されたものであっても使用することができる。
に近い方がより良好な特性を発揮させることができるの
で好ましいが、必ずしも真球である必要はなく球形度が
極端に悪くなければ良い。粒子の長径/短径の比で球形
度を表示すれば1.0〜1.3のものが好適である。
粒度構成を上記のようにしたことであり、a値が0.5
重量%をこえると成形時の充填性不良(ヒケ、ウェルド
等)が起こりやすくなり、またb値、c値、d値及びb
/d比がいずれも上記以外であるとスパイラルフロー値
つまり流動性が低下しバリ特性も悪くなる。
0、40≦c≦65、30≦d≦50の範囲であって、
しかもb/d=1〜2.5である粒度分布を有するもの
が好ましく、さらに好ましくは55≦b≦75、45≦
c≦60、30≦d≦45の範囲であって、しかもb/
d=1〜2を満たす粒度分布を有するものである。この
ような粒度構成の場合に、充填性と流動性が一層向上
し、成形性を損なうことなく高充填を達成することがで
きる。
値及びd値をレーザー回折法とした理由は測定精度の点
からである。これらの測定の詳細については後述する。
樹脂としては、1分子中にエポキシ基を2個以上有する
ものであれば特に制限はなく、具体例を挙げれば、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾ−ルノ
ボラック型エポキシ樹脂、フェノール類とアルデヒド類
のノボラック樹脂をエポキシ化したもの、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールF及びビスフェノールSなどのグ
リシジルエーテル、フタル酸やダイマー酸などの多塩基
酸とエピクロルヒドリンの反応により得られるグリシジ
ルエステル酸エポキシ樹脂、その他、線状脂肪族エポキ
シ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、
アルキル変性多官能エポキシ樹脂、β−ナフトールノボ
ラック型エポキシ樹脂、1,6−ジヒドロキシナフタレ
ン型エポキシ樹脂、2,7−ジヒドロキシナフタレン型
エポキシ樹脂、ビスヒドロキシビフェニル型エポキシ樹
脂、更には難燃性を付与するために臭素等のハロゲンを
導入したエポキシ樹脂等があり、これらを1種又は2種
以上を用いる。特に半田耐熱性と耐湿信頼性の観点から
は、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビス
ヒドロキシビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格
のエポキシ樹脂等が好適である。
しては、エポキシ樹脂(A)と反応して硬化させるもの
であれば特に限定されず、例えば、フェノール、クレゾ
ール、キシレノール、レゾルシノール、クロロフェノー
ル、t−ブチルフェノール、ノニルフェノール、イソプ
ロピルフェノール、オクチルフェノール等からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種又は2種以上の混合物をホル
ムアルデヒド、パラホルムアルデヒド又はパラキシレン
とともに酸化触媒下で反応させて得られるノボラック型
樹脂、ポリパラヒドロキシスチレン樹脂、ビスフェノー
ルAやビスフェノールS等のビスフェノール化合物、ピ
ロガロールやフロログルシノール等の3官能フェノール
類、無水マレイン酸、無水フタル酸や無水ピロメリット
酸等の酸無水物、メタフェニレンジアミン、ジアミノジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン等の芳香
族アミンなどが挙げられる。
(B)硬化剤及び(C)球状シリカ粉末を含有してなる
エポキシ樹脂組成物中、(C)成分の割合は、(A)、
(B)及び(C)の合計量に対し80〜95重量%であ
ることが好ましい。(C)成分の割合が80重量%より
も少なくなると、樹脂組成物の強度が小さくなったり吸
水率が上昇したりして半田付け時の耐クラック性が低下
する。一方、95重量%よりも多くなると、最適粒度分
布や最適比表面積を選択してもスパイラルフロー値が小
さくなり、成形時に未充填を生じたりチップを搭載した
ダイパットが変動したりし、更には半導体素子とリード
とを結ぶボンディングワイヤを変形させたり切断させた
りする危険性が生じる。特にダイパットが変動した場
合、半田付け時にパッケージクラックが容易に発生する
ようになる。
(A)〜(C)成分の他にも必要に応じて以下の成分を
配合することができる。すなわち、低応力化剤として、
シリコーンゴム、ポリサルファイドゴム、アクリル系ゴ
ム、ブタジエン系ゴム、スチレン系ブロックコポリマー
や飽和型エラストマー等のゴム状物質、各種熱可塑性樹
脂、シリコーン樹脂等の樹脂状物質、更にはエポキシ樹
脂、フェノール樹脂の一部又は全部をアミノシリコー
ン、エポキシシリコーン、アルコキシシリコーン等で変
性した樹脂等、シランカップリング剤として、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等
のエポキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−フェニ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシ
シラン、オクタデシルトリメトキシシラン等の疎水性シ
ラン化合物やメルカプトシラン等、表面処理剤として、
Zrキレート、チタネートカップリング剤、アルミニウ
ム系カップリング剤等、難燃助剤として、Sb2 O3 、
Sb2 O4 、Sb2 O5 等、難燃剤として、ハロゲン化
エポキシ樹脂やリン化合物等、着色剤として、カーボン
ブラック、酸化鉄、染料、顔料等である。
求される場合には、各種イオントラップ剤の添加が有効
である。イオントラップ剤の具体例としては、協和化学
社製商品名「DHF−4A」、「KW−2000」、
「KW−2100」や東亜合成社製商品名「IXE−6
00」等が挙げられる。
シ樹脂と硬化剤との反応を促進させるために硬化促進剤
を配合することができる。その硬化促進剤としては、上
記したようなものが挙げられるが、耐熱性及び耐湿性の
面から有機ホスフィン化合物とシクロアミジン誘導体が
特に好ましい。また、耐熱性をさらに高めるためにビス
マレイミド類等のイミド化合物を配合することもでき
る。
要に応じて、ワックス等の離型剤を添加することができ
る。その具体例を挙げれば、天然ワックス類、合成ワッ
クス類、直鎖脂肪酸の金属塩、酸アミド類、エステル
類、パラフィン等である。
材料をブレンダー又はミキサーで混合した後、加熱ロー
ル、ニーダー、押出機、バンバリーミキサ−等の装置に
よって溶融混練し、冷却粉砕することによって製造する
ことができる。
体チップを樹脂封止するには、トランスファーモール
ド、マルチプランジャー等の公知の成形法により硬化成
形すれば良く、これによって耐熱性、強度、耐湿性、熱
伝導率等の一般的特性を充足させることができるのみな
らず、フィラー充填率が高いにもかかわらず優れた成形
性を保持することができる。
に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって
限定されるものではない。尚、以下の例における部及び
%はいずれも重量基準で示した。
した粒度構成を有する球状シリカ粉末を使用し、表3に
示す割合で各材料と共に配合しミキサーによりドライブ
レンドした。これをロール表面温度100℃のミキシン
グロールを用いて5分間加熱混練した後、冷却・粉砕し
て異なる17種類のエポキシ樹脂組成物を得た。ここで
使用した球状シリカ粉末は、珪石粉末をLPG/酸素の
火炎中に投入して製造されたものであり、その球形度
(長径/短径の比)の平均は1.2のものである。
値は以下のようにして測定した。 (a値) 水篩法:試料200gを45μm篩に入れシャワー水を
かけながら篩分けした後、篩上残分をアルミニウム製容
器に洗い流し上澄み液を捨ててから乾燥する。得られた
乾燥物を45μm篩で篩い、その篩上残分の割合を算出
した。 (b値、c値及びd値) レーザー回折法:試料0.1〜0.5gを水に分散さ
せ、それをレーザー回折式粒度分布測定装置(シーラス
グラニュロメーター「モデル715」)で測定した。
キシ樹脂組成物について、以下に従うゲルタイム、スパ
イラルフロー(SF)、バリ、充填性及び半田付け時の
耐クラック性を評価した。それらの結果について、表4
には実施例1〜10の結果を、表5には比較例1〜7の
結果を示す。
・硬化するまでの時間を測定した。 (2)スパイラルフロー(SF) スパイラルフロー金型を用いて、EMMI1−66(E
poxy Molding Material Ins
titute ; Society of Plast
ic Industry)に準処して測定した。成形温
度は175℃である。 (3)バリ 2μm、5μm、10μm及び30μmのスリットを有
するバリ金型を用いて成形しバリの長さを測定した。成
形温度は175℃である。 (4)充填性及び半田付け時の耐クラック性 チップ上下の樹指厚が55μmになるように試作した金
型を使用し、低圧トランスファー成型法により175℃
×2分の条件で模擬素子を封止した48pinTSOP
成形体(パッケージ)を18個作製した後、175℃×
5時間のポストキュアを行った。こらのパッケージの目
視検査を行い、充填不良(外観不良)が認められたパッ
ケージの個数を計測し、充填性の評価とした。また、こ
れらのパッケージの全てを温度40℃、湿度80%RH
の条件で36時間放置後、260℃の半田に10秒間浸
漬し、超音波探査映像装置により内部クラックが認めら
れたパッケージの個数を計測し、耐クラック性の評価と
した。
キシ樹脂組成物の流動性を損なうことなく大幅な高充填
が可能となる。
面実装の超薄型電子部品用途特に半導体等の封止材とし
て好適であり、パッケージが超薄型であっても半田付け
時の耐クラック性に優れたパッケージの作製が可能とな
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 aは水篩法による値、b〜dはレーザー
回折法による値であって、粒子径45μm以上の粒子含
有率をa重量%、粒子径24μm以下の粒子含有率をb
重量%、粒子径8μm以下の粒子含有率をc重量%、粒
子径3μm以下の粒子含有率をd重量%としたとき、a
≦0.5、40≦b≦90、30≦c≦75、20≦d
≦60の範囲であって、しかもb/d=1〜3であるこ
とを特徴とする球状シリカ粉末。 - 【請求項2】 (A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤及び
(C)請求項1記載の球状シリカ粉末を含有してなるこ
とを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
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|---|---|---|---|
| JP17288694A JP3434029B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17288694A JP3434029B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
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|---|---|---|---|
| JP17288694A Expired - Fee Related JP3434029B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | エポキシ樹脂組成物 |
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| Country | Link |
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-
1994
- 1994-07-25 JP JP17288694A patent/JP3434029B2/ja not_active Expired - Fee Related
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