JPH083478A - 透明合成樹脂製の道路用側壁板 - Google Patents
透明合成樹脂製の道路用側壁板Info
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- JPH083478A JPH083478A JP13605094A JP13605094A JPH083478A JP H083478 A JPH083478 A JP H083478A JP 13605094 A JP13605094 A JP 13605094A JP 13605094 A JP13605094 A JP 13605094A JP H083478 A JPH083478 A JP H083478A
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Abstract
角が50°以下、表面抵抗率が少なくとも1013Ω以
下、表面硬度がH以上である被覆層が形成されてなるこ
とを特徴とする透明合成樹脂製の道路用側壁板。 【効果】本発明の透明合成樹脂板は、優れた透明性を維
持しており、しかも長期間にわたり優れた防汚性を有
し、耐擦傷性にも優れているため、道路用側壁板として
使用することができる。
Description
用側壁板に関する。
て屋内外の種々の用途に使用されている。しかし、使用
中に汚れが付着したり、表面が傷つくことにより、透明
性が低下するという問題がある。汚れの付着を防止する
方法としては、例えば、フッ素系樹脂、シリコーン系樹
脂、アクリル系樹脂等の公知の樹脂をコーティングする
方法(特開平2-28270 、特開平2-151647、特開平4-1174
72)、前記した樹脂をフィルム状にしたものを合成樹脂
板に貼合する方法、または前記した樹脂を加えて透明合
成樹脂板を製造する方法などが知られている。しかしな
がら、これらの方法により得られる透明合成樹脂板は、
汚れが付着すること自体を防止するものではなく、付着
した汚れを洗浄することにより除去するという前提で製
造されている。そのため、表面には、通常、撥水加工が
施されているため帯電しやすく、雨などによる汚れや空
気中の浮遊物質などが付着しやすいという問題があっ
た。また、表面硬度が不十分であり、そのため屋外で使
用中に表面傷などが発生し、表面傷自体が透明性を損な
うだけでなく、表面傷に汚れが入り込んで汚れが取れに
くくなるなどの問題もあった。従って、上記した方法に
より製造される透明合成樹脂板は、砂、埃などの浮遊粒
子が多く、雨、風の当たるような屋外、例えば、道路や
工場などに隣接した浮遊粒子等が極めて多い環境中にお
いて長期間洗浄することなく使用するには、適したもの
ではなかった。そこで上記したような問題点を解決する
方法として、界面活性剤等の帯電防止物質をコーティン
グする方法、帯電防止フィルムを貼合する方法、帯電防
止物質を樹脂材料に加えて透明合成樹脂板を製造する方
法などが既に知られているが、これらの方法により得ら
れる帯電防止処理を施された透明合成樹脂板は、長期間
にわたって帯電防止効果が持続できない上に、被膜が水
分により膨潤することにより柔らかくなって耐擦傷性が
著しく低下するため屋外での耐久性に乏しいなどの問題
があった。
上記したような問題点がない透明合成樹脂製の道路用側
壁板について鋭意検討を重ねた結果、特定の性質を有す
る被覆層が形成されてなる透明合成樹脂板が、優れた透
明性を維持しており、しかも長期間にわたり優れた防汚
性を有し、耐擦傷性にも優れているため、道路用側壁板
として使用できることを見いだし本発明を完成させるに
至った。
成樹脂成形板の表面に、水に対する接触角が50°以
下、表面抵抗率が少なくとも1013Ω以下、表面硬度が
鉛筆硬度でH以上である被覆層が形成されてなることを
特徴とする透明合成樹脂製の道路用側壁板を提供するも
のである。
発明の透明合成樹脂板は、道路用側壁板として使用され
るものであるが、ここで道路用とは、自動車用の道路、
歩道、鉄道の線路等の用途を指す。透明合成樹脂板の原
料となる樹脂は、透明な合成樹脂であれば特に限定され
るものではなく、例えば、ポリメチルメタクリレート、
ポリカーボネート、ポリスチレン、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリ塩化ビニルなどの樹脂を使用す
ることができる。
水に対する接触角が50°以下、表面抵抗率が少なくと
も1013Ω以下、表面硬度が鉛筆硬度でH以上である水
に対する接触角は50°以下であることが必要であり、
特に40°以下であることが好ましい。水に対する接触
角が50°を超えると、表面に水滴跡の汚れが付着しや
すく汚れが残りやすい。表面抵抗率は、帯電防止性の観
点から1013Ω以下であることが必要であり、特に10
11Ω以下であることが好ましい。表面抵抗率が1013Ω
を超えると帯電しやすくなり、砂、埃などの汚れ粒子の
付着が増加する傾向がある。表面硬度は、耐擦傷性の観
点から鉛筆硬度がH以上であることが必要であり、特に
2H以上であることが好ましい。鉛筆硬度がH未満で
は、屋外使用中に表面傷が多く発生し、表面傷自体が合
成樹脂板の透明性を損なうだけでなく、表面傷に汚れが
入り込むため汚れが取れにくくなるなどの問題が生じる
場合がある。
無機コロイドゾルを分散液で希釈して得られる被覆用溶
液を用いることにより形成せしめることができる。該無
機コロイドゾルとしては、珪素、アルミニウム、亜鉛、
チタン、ジルコニウム、クロム等の無機酸化物、例え
ば、二酸化珪素、二酸化珪素の誘導体、酸化アルミニウ
ムなどを含んでなるコロイダルシリカ、コロイダルアル
ミナなどの水に不溶で無色の無機酸化物ゾルなどが挙げ
られる。該コロイダルシリカの具体例としては、ルドッ
クスAM(デュポン)、キセゾールA200(バイエル
AG)、スノーテックス−C(日産化学工業)などが挙
げられる。該無機コロイドゾルは、単独で使用してもよ
いし、2種以上の混合物として使用してもよい。
はアルコール系分散液で希釈して得られる被覆用溶液の
形で使用される。アルコール系分散液としては、例え
ば、セルソルブ(エチレングリコールのモノアルキルエ
ーテル化合物)などが挙げられる。また、被覆される基
材とよく馴染むように、分散液には周知の界面活性剤が
添加されていてもよい。
いて被覆層を形成せしめる方法としては、特に限定され
るものではなく、例えば、スプレー、ディッピング、ロ
ールコーティング等の公知の方法により実施することが
可能である。また、被覆後の乾燥及び硬化も、通常用い
られる方法により実施することができ、例えば、風乾、
加熱乾燥等の方法があげられる。
なく、無機コロイドゾルの貯蔵安定性および分散安定性
に優れ、しかもスプレー、塗布等の被覆層の形成が容易
で均一な被覆層を形成せしめることができるためには、
無機コロイドゾルの平均粒子系は、0.05μm 以下である
ものを使用することが好ましい。これによりスプレー、
塗布等の処理操作が容易となり、かつ光線透過性や防汚
性が低下したり、被覆層の防汚性効果の持続性が低下す
ることがなく、均一な表面仕上げをすることが可能とな
る。
ないが、その厚みが厚いほど剥離しやすい傾向があるた
め、厚みは薄い方が好ましく、通常、0.01〜5 μm 、特
に0.01〜1μm であることが好ましい。
は、両者の密着性を向上せしめるために、極性基を含有
する有機高分子材料からなる中間層が設けられていても
よい。該有機高分子材料は、特に限定されるものではな
く、例えば、ヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホニル
基、カルボン酸アミド基、ニトリル基、シラノール基な
どの極性基を含有する有機高分子材料などを使用するこ
とができる。
性を維持しており、しかも長期間にわたり優れた防汚性
を有し、耐擦傷性にも優れているため、道路用側壁板と
して使用することができる。
明するが、本発明が実施例により限定されるものでない
ことは言うまでもない。
および表面抵抗率等の物性値、道路曝露試験における防
汚性および耐擦傷性評価は、以下に示す方法により実施
した。
す。 (1) 水との接触角 協和科学株式会社製の接触角測定器CA−Aを用い、測
定温度25℃で1分後の値を測定値とした。 (2) 鉛筆硬度 JIS K 5400に準拠し、三菱ユニ鉛筆を用いて測定した。 (3) 表面抵抗率 JIS K 6111に準拠し、極超絶縁計(東亜電波製)を用い
て測定した。ただし、測定電圧500Vとし、1分後の値を
測定値とした。 [道路暴露試験]サンプルとして10cm×10cmの平板を極
めて交通量の多い道路沿いの道路側に面した約1mの高
さ置に垂直に設置し、1年後の防汚性を評価をした。評
価法は、試験前後での全光線透過率および拡散透過率を
測定し、これらの値からHaze値(曇価)を求め、試験前
後の差を△Hazeとし、この値をそれぞれのサンプルで比
較した。
リルオキシプロピル−トリメトキシシラン12.4重量
部をトルエン 400重量部に溶解させ、開始剤としてt−
ブチル−パーオキシ−2−エチルヘキサノエートを1.
0重量部加え、80℃で10h重合させた。この共重合
体原液をメチルセロソルブで共重合体成分が5%になるよ
うに希釈した被覆液を、アクリル板(商品名;スミペッ
クス 住友化学製)にディピングにより被覆し、80℃
で5分間乾燥させて中間層を形成せしめた。乾燥後の中
間層の厚さは約1μmであった。冷却した後、表面を酸
化アルミニウムで変性したコロイダルシリカ(ルドック
スAM、デュポン社製、平均粒子系0.01μm)をイ
オン交換水で固形成分が5wt%になるように希釈し、
エマルゲン920(花王製)をこの固形成分に対して4
wt%加えた被覆液を、中間層上にディピングにより被
覆し、80℃で5分間乾燥し、被覆層を形成した。被覆
層の厚みは、0.2μmであった。この被覆層を有する
アクリル板において、下記の方法に従い、水との接触
角、表面硬度(鉛筆硬度)および表面抵抗率等の物性
値、道路曝露試験における防汚性および耐擦傷性評価を
行った。結果は表1に示す。
住友化学製)に形成せしめた後、コロイダルシリカ(ス
ノーテックス−C、日産化学工業製、平均粒子系0.0
15μm)をイオン交換水で固形成分が5wt%になる
ように希釈してエマルゲン920(花王製)をこの固形
成分に対して4wt%加えた被覆液を、中間層上にディ
ピングにより被覆し、80℃で5分間乾燥し、被覆層を
形成せしめた。被覆層の厚みは、0.2μmであった。
この被覆層を有するアクリル板において、実施例1と同
様の評価を行った。結果は表1に示す。
しに実施例1と同様の評価を行った。結果は表1に示
す。
ン(XC98−A5382、東芝シリコーン製)をメチ
ルイソブチルケトンで0.5%に希釈したものをディピ
ングにより被覆し、80℃で30分乾燥させることによ
り表面層を形成せしめた。このサンプルについて実施例
1と同様の評価を行った。結果は表1に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】透明合成樹脂成形板の表面に、水に対する
接触角が50°以下、表面抵抗率が少なくとも1013Ω
以下、表面硬度が鉛筆硬度でH以上である被覆層が形成
されてなることを特徴とする透明合成樹脂製の道路用側
壁板。 - 【請求項2】被覆層が、無機コロイドゾルからなる被覆
層であることを特徴とする請求項1記載の透明合成樹脂
製の道路用側壁板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13605094A JP3749737B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 透明合成樹脂製の道路用側壁板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13605094A JP3749737B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 透明合成樹脂製の道路用側壁板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083478A true JPH083478A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3749737B2 JP3749737B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=15166013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13605094A Expired - Fee Related JP3749737B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 透明合成樹脂製の道路用側壁板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3749737B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003096720A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 道路用側壁板 |
| US7465763B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-12-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Curable composition and resin molded article with hydrophilic film of the composition |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13605094A patent/JP3749737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003096720A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 道路用側壁板 |
| US7465763B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-12-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Curable composition and resin molded article with hydrophilic film of the composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3749737B2 (ja) | 2006-03-01 |
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