JPH0835494A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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Publication number
JPH0835494A
JPH0835494A JP17458594A JP17458594A JPH0835494A JP H0835494 A JPH0835494 A JP H0835494A JP 17458594 A JP17458594 A JP 17458594A JP 17458594 A JP17458594 A JP 17458594A JP H0835494 A JPH0835494 A JP H0835494A
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JP
Japan
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scroll
discharge port
compression chamber
wall
spiral wall
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Application number
JP17458594A
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English (en)
Inventor
Yuji Izumi
雄二 泉
Akira Nakamoto
昭 中本
Kazuhiro Kuroki
和博 黒木
Hiroyuki Ishigure
宏行 石榑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーコンプレッション及びガスの戻りを
阻止して、圧縮効率の低下を防止することができるスク
ロール型圧縮機を提供すること。 【構成】 吐出ポート18は、固定スクロール1の基板
13においてその中心99から若干偏心した位置に穿設
され、圧縮室100側の開口縁21の一部が固定スクロ
ール1における渦巻壁14の内端基部に接している。ま
た、同吐出ポート18は、1つの圧縮室101が容積減
少されその容積が最小になった状態で、その圧縮室10
1側の開口21が可動スクロール10の渦巻壁16の幅
広に構成された内端部の端面によって覆われるように構
成されており、渦巻壁16の外形線に沿ってその内端部
近傍から外端部方向に延びている。この吐出ポート18
において渦巻方向に延びる開口幅401は、渦巻壁16
の幅方向に延びる開口幅402よりも大きくなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定スクロールと可動
スクロールとを有するスクロール型圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール型圧縮機において
は、それぞれに基板及び渦巻壁が設けられた固定スクロ
ールと可動スクロールとをそれらの渦巻壁において互い
に噛み合わせて、両スクロール間に圧縮室を形成する。
そして、可動スクロールを固定スクロールの軸心の周り
で公転させることにより、圧縮室を渦巻壁の外端側から
内端側に容積減少しながら移動させてガスの圧縮が行わ
れる。圧縮されたガスは、固定スクロールに設けられた
吐出ポートから吐出される。
【0003】前記のようなスクロール型圧縮機の吐出ポ
ートとして、特開昭61−167187号公報に開示さ
れたものがある。すなわち、図5に示すように、固定ス
クロール35の基板36中央部に形成された吐出ポート
37を、固定スクロール35の渦巻壁38の巻き始め点
内側に接して同渦巻壁38の幅よりも小さい円形に形成
したものである。そして、1つの圧縮室501の容積最
小の状態において、吐出ポート37は可動スクロール3
9の渦巻壁40の幅内に収まるような真円形をなしてい
る。
【0004】ところが、図5のように吐出ポート37を
その開口縁端が渦巻壁40の外形線に内接する程度に径
を大きくしても(図5に示す状態)、圧縮機が高速運転
された場合には、吐出ポート37の開口面積が不十分と
なり、リード弁の開放タイミングが遅れる。すなわち、
リード弁は固定スクロール35の外側の吐出室内におい
て吐出ポート37の開口部に設けられている。そして、
吐出ポート37を介してリード弁に作用する前記圧縮室
500内のガス圧がリード弁の弾性力及び吐出室の内圧
に勝ると、リード弁が開放される。
【0005】従って、吐出ポート37の面積が小さい
と、リード弁に作用する圧力が足りず、前記のように高
速運転時においてリード弁の開放が遅れる原因となる。
従って、圧縮室500内のガスがさらに圧縮されて、い
わゆるオーバーコンプレッションが生じ、圧縮機の圧縮
効率が低下される要因となっていた。
【0006】このオーバーコンプレッションを解消する
ためには、吐出ポート37の径をさらに大きくすれば良
いと考えられる。すなわち、図6に示すように、吐出ポ
ート41の径を可動スクロール39の渦巻壁40の幅よ
り大きくするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吐出ポート
41の径を渦巻壁40の幅より大きくすると、可動スク
ロール39が所定の回転位置に達したときに(図6に示
す状態)、圧縮最終行程に位置する圧縮室501と、同
行程の直前に位置する圧縮室502とがこの吐出ポート
41を介して連通する。このため、圧縮されたガスが、
それより低圧力側である圧縮室502に戻り、同圧縮室
502内において再度膨張する。従って、再度このガス
が圧縮されることになり、これが繰り返されて圧縮機の
圧縮効率低下に繋がっていた。
【0008】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、オーバー
コンプレッション及びガスの戻りを阻止して、圧縮効率
の低下を防止することができるスクロール型圧縮機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、スクロール中心の圧縮室が容
積最小になった状態において、前記吐出ポートの開口縁
が可動スクロールにおける渦巻壁の内終端部の外形線に
近接してその外形線内に収まるとともに、可動スクロー
ルの渦巻壁に沿って延びる形状に形成された。
【0010】請求項2の発明では、圧縮室の容積最小状
態において、吐出ポートの開口縁の一部が、可動スクロ
ールの渦巻壁の外形形状にほぼ沿う形状を有する。請求
項3の発明では、中心側圧縮室の閉じ込み開始状態にお
いて、吐出ポート開口縁が圧縮室の長手方向にほぼ沿っ
て延びる。
【0011】請求項4の発明では、前記吐出ポートの開
口縁の一部は固定スクロールの渦巻壁の基部に接してい
る。請求項5の発明では、可動スクロールの渦巻壁の内
終端部の外形線と吐出ポートの開口縁端との間には、固
定スクロールの渦巻壁の基部と接している部分を除いて
間隙が設けられている。
【0012】請求項6の発明では、前記吐出ポートの断
面形状は、圧縮室側の開口から吐出側の開口まで同一形
状、同一面積である。請求項7の発明では、渦巻壁の内
端側を他の部位に比較して厚く構成した。
【0013】請求項8の発明では、吐出ポートの圧縮室
側の開口縁端部の一部を、ガスの吐出開始から一定区間
において移動される可動スクロールにおける渦巻壁の軌
跡に沿う形状とした。
【0014】
【作用】上記構成の請求項1の発明においては、隣接す
る圧縮室が連通されないため、圧縮効率の低下を防止で
き、しかも、可動スクロールにおける渦巻壁端面の外形
線内に収まる円形状の開口を有する吐出ポートに比較し
て、渦巻方向に延びた分だけ開口面積が大きくなるた
め、オーバーコンプレッションを防止できる。
【0015】請求項2の発明においては、圧縮室の容積
最小状態において、吐出ポートの開口縁の一部が、可動
スクロールの渦巻壁の外形形状にほぼ沿う形状を有す
る。つまり、可動スクロールの渦巻壁の外形線からはみ
出さない範囲で、吐出ポートの開口面積を広く確保でき
る。
【0016】請求項3の発明においては、中心側圧縮室
の閉じ込み開始状態において、吐出ポートが圧縮室の長
手方向にほぼ沿って延びる。このため、可動スクロール
の渦巻壁によって吐出ポートを徐々に覆うようにでき
る。つまり、圧縮室の容積減少に合わせて吐出ポートの
開口面積も徐々に減少するため、スムーズなガス吐出を
許容する。
【0017】請求項4の発明においては、吐出ポートの
開口縁の一部を固定スクロールの渦巻壁の基部に接する
ように構成している。つまり、吐出ポートの内面と渦巻
壁の内端部側壁とが接する部分において面一に構成され
ている。このため、渦巻壁の内端部側壁と吐出ポートと
の境目において段差が形成されず、従って段差によりガ
スの吐出が阻害されることはなく、圧縮室内のガスを最
後まで完全に吐出させることができる。
【0018】請求項5の発明においては、可動スクロー
ルの渦巻壁の内終端部の外形線と、吐出ポートの開口縁
端との間には固定スクロールの渦巻壁の基部と接してい
る部分を除いて間隙が設けられている。つまり、この間
隙分だけ可動スクロールの渦巻先端面と固定スクロール
の基板との接触面積を確保できる。従って、可動スクロ
ールの渦巻壁を挟んで隣接する吐出ポートと圧縮室との
間に一定のシール性を確保することができる。
【0019】請求項6の発明においては、吐出ポートの
断面形状は、圧縮室側の開口から吐出側の開口までの横
断面が同一形状、同一面積である。このため、同吐出ポ
ートの加工が容易であるし、圧縮されたガスをスムーズ
に吐出させることができる。
【0020】請求項7の発明においては、渦巻壁の内端
側を他の部位より厚く構成したことにより、同内端部に
より覆われる吐出ポートの開口面積の拡大許容範囲を大
きくできる。
【0021】請求項8の発明においては、開口面積を広
く取れ、なおかつ、ガスの吐出開始から一定区間は、吐
出ポートに可動スクロールの渦巻壁がかかることがない
ため、ガス吐出の立ち上がりが妨げられることはなく、
従って圧縮済のガスをスムーズに吐出させることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図1に示すように、固定スクロール1
はセンタハウジングを兼用し、その前後両端面にはそれ
ぞれフロントハウジング2及びリヤハウジング3が接合
されている。回転軸4はベアリング5によりフロントハ
ウジング2内に回転可能に支持され、その内端面におけ
る偏心位置には偏心軸6が固定されている。ブッシュ7
及びバランスウエイト8は偏心軸6に回転可能に支持さ
れ、ブッシュ7の外周にはベアリング9が嵌合されてい
る。
【0023】可動スクロール10はその外面の円筒状の
ボス部11を前記ベアリング9に嵌合することにより、
ブッシュ7に相対回転可能に支持され、周知の自転阻止
機構12により、自らの軸心の周りでの回転が規制され
る。そして、この可動スクロール10は、回転軸4が回
転されたとき、偏心軸6によりブッシュ7及びベアリン
グ9を介して回転軸4の軸線の周りで公転される。
【0024】図1及び図2に示すように、前記固定スク
ロール1は、基板13とその内面に一体に立設された渦
巻壁14とを有している。同じく可動スクロール10
も、基板15とその内面に一体に立設された渦巻壁16
とを有している。そして、両スクロール1、10は渦巻
壁14、16において互いに噛み合わされ、渦巻壁1
4、16の先端面が対向するスクロール10、1の基板
15、13と接触することにより、両スクロール1、1
0の基板13、15及び渦巻壁14、16によって圧縮
室100が形成されている。両スクロール1、10の渦
巻壁14、16は、その渦巻方向の内端部が他の部位に
比較して厚く構成されている。
【0025】図1に示すように、吸入室200は前記両
スクロール1、10の渦巻壁14、16の外周域に形成
され、その内部には冷媒ガスが吸入される。吐出室30
0は固定スクロール1とリヤハウジング3との間に形成
されている。吐出ポート18は固定スクロール1の基板
13に設けられ、前記圧縮室100をリヤハウジング3
内に形成された吐出室300内に連通させる。弾性材料
よりなるリード弁19は吐出室300内において固定ス
クロール1に設けられ、吐出ポート18を開放可能に閉
塞している。リテーナ20はリード弁19の外側に配設
され、同リード弁19の開放位置を規制する。
【0026】図1〜図4に示すように、吐出ポート18
は、固定スクロール1の基板13にその中心99から若
干偏心した位置に穿設され、固定スクロール1の渦巻壁
14の内終端部に近接配置されている。吐出ポート18
の圧縮室100側の開口縁21の一部が固定スクロール
1の渦巻壁14の内端基部に接している。また、図2に
示すように同吐出ポート18は、1つの圧縮室101が
容積減少されその容積が最小(実際には容積ゼロ)にな
った状態で、その圧縮室101側の開口縁21が可動ス
クロール10の渦巻壁16の厚く形成された内端部の端
面によって覆われるように構成されている。この状態で
吐出ポート18は渦巻壁16の外形線に沿ってその内端
部近傍から外端部方向に延びている。
【0027】この吐出ポート18において渦巻方向に延
びる開口幅401は、渦巻壁16の幅方向に延びる開口
幅402よりも大きくなっている。つまり、この吐出ポ
ート18は開口幅402と同一長さの直径を有する真円
と比較して、開口幅401と開口幅402との差に対応
した分だけ開口面積が大きくなっている。
【0028】このような開口形状を有する吐出ポート1
8は、圧縮室100側の開口縁21から吐出室300側
の開口縁22にかけての横断面が、同一形状、同一面積
となっている。なお、渦巻壁16の内終端の外形線と、
吐出ポート18の開口縁21との間403には若干の間
隙が設けられているが、これは、吐出ポート18と圧縮
室100との間に一定のシール性を確保するために設け
られたものである。吐出ポート18と渦巻壁14とが接
している部分は、渦巻壁14、16の側壁同士が密着さ
れることにより、シール性が確保される。
【0029】そして、図面において23で示す部分は、
吐出ポート18の開口縁21が膨らむことなく直線形状
をなしている。本実施例のスクロール型圧縮機において
は、可動スクロール10が図4に示す位置に移動された
時、圧縮室102内のガスの吐出が始まるようにリード
弁19の弾性力が設定されてる。このため、可動スクロ
ール10がこの吐出開始時期から一定区間を公転する
間、その渦巻壁16が吐出ポート18の開口縁21の内
側に位置しないように、可動スクロール10の渦巻壁1
6の内端部の軌跡に沿って前記部分23が形成されてい
る。このため、吐出開始から一定期間は、吐出ポート1
8の開口縁が可動スクロール10の渦巻壁16の壁面と
ほぼ一致し、吐出ポート18の開口縁21全体が圧縮室
102内に露出して圧縮室102内のガス圧がリード弁
19に対して有効に作用するようになっている。
【0030】また、図4に示す状態において、吐出ポー
ト18は圧縮室102の長手方向に沿って延びるように
構成されている。つまり、可動スクロール10がさらに
公転し同圧縮室102がこの状態からさらに容積減少さ
れた場合でも、その容積減少に合わせて同吐出ポート1
8の開口面積が徐々に減少され、スムーズなガス吐出を
許容するようになっている。
【0031】次に、前記構成のスクロール型圧縮機の作
用について説明する。回転軸4の回転に従って、偏心軸
6が同回転軸4の軸心の周りで偏心回転される。可動ス
クロール10は偏心軸6の回転により回転軸4の軸心の
周りを公転される。これにより冷媒ガスが吸入室200
から、圧縮室100内に取り込まれる。そして、可動ス
クロール10の公転に伴って、圧縮室100が渦巻壁1
4、16の外端部側から内端部側へと容積減少しながら
移動され、冷媒ガスが圧縮される。圧縮最終行程におい
て、圧縮室100内のガス圧によりリード弁19を押し
広げられ、ガスが吐出ポート18を介して吐出室300
内へ吐出される。
【0032】本実施例においては、吐出ポート18の開
口21が渦巻方向に長くなった分、その開口面積が図5
に示す従来技術に比較して大きくなっているため、リー
ド弁19に対して同リード弁19を押し広げるために加
えられるガス圧が高くなる。従って、リード弁19の開
放タイミングが遅れることがなく、圧縮機の高速運転さ
れても、高速で断続的なガス吐出に追従させることがで
きる。このため、オーバーコンプレッションを防止する
ことができ、圧縮効率の低下を防止できる。
【0033】また、本実施例においては、図2から明か
なように、1つの圧縮室101の容積が最小になった状
態、つまり、圧縮最終行程に位置する圧縮室101内の
冷媒ガスが抜けきるまで、吐出ポート18の開口21は
渦巻壁16によりシールされている。このため、圧縮室
101及び圧縮室103が互いに連通されず、圧縮室1
01内の高圧な冷媒ガスが、それより低圧側の圧縮室1
03へ流れ込むことがない。従って、一旦圧縮されたガ
スが再圧縮されることがなく、再圧縮による圧縮効率の
低下を防止できる。
【0034】さらに、所定圧に圧縮されたガスの吐出開
始時期に、可動スクロール10が吐出ポート18を覆わ
ないように、可動スクロール10における渦巻壁16の
内端部に対応して吐出ポート18の開口縁に直線部23
を設けている。従って、開口面積を従来に比較して広く
確保できてなおかつ、冷媒ガス吐出の立ち上がり動作が
阻害されず、スムーズなガスの吐出を許容できる。
【0035】しかも、吐出ポート18は、圧縮室100
側の開口21から吐出室300側の開口にかけての横断
面が、同一形状、同一面積となっている。このため、同
吐出ポート18の加工が容易になるし、吐出ポート18
内を冷媒ガスがスムーズに流れてリード弁19の開放が
円滑になる。
【0036】また、例えば、吐出ポート18の吐出側開
口22を真円状に形成し、圧縮室100側の開口21だ
けを、本実施例のように渦巻方向に延びる形状に構成し
たものにおいては、圧縮室100側の開口21から吐出
側の開口22にかけて吐出ポート18内に段差が形成さ
れ、吐出されるガス圧による応力がこの段差部分に集中
して、この部分の耐久性が低下されるが、本実施例にお
いては、吐出ポート18内面に応力が均一に掛かり耐久
性に問題が生じることがない。
【0037】そして、吐出ポート18における圧縮室1
00側の開口縁21の一部が固定スクロール1における
渦巻壁14の内端基部に接している。つまり、吐出ポー
ト18の一部の内面と渦巻壁14の側壁面とが同一面に
構成され、その境目に段差は形成されていない。このた
め、この境目に形成された段差によるガス吐出の阻害は
なく、圧縮室100内のガスをスムーズに吐出させるこ
とができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下の
ような態様で実施できる。 (1)吐出ポートの形状を渦巻壁の幅方向に短径を、渦
巻方向に長径を配した楕円形としても良い。 (2)上記実施例において、吐出ポート18における開
口縁21の一部は固定スクロール1の渦巻壁14の基部
に接していた。しかし、これを変更して、渦巻壁14の
基部と吐出ポート18の開口縁21との間に間隙を設け
るように構成しても良い。 (3)上記実施例において、可動スクロール10の渦巻
壁16の内終端部の外形線と、吐出ポート18の開口縁
との間には間隙が設けられていたが、吐出ポート18の
開口縁の一部をそれに対応する渦巻壁16の内終端部の
外形線に内接するように構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、隣接する圧縮室が連通されないため、圧縮効率の
低下を防止でき、しかも、渦巻壁端面の外形線内に収ま
る真円形状の開口を有する吐出ポートに比較して、渦巻
方向に長くなった分だけ開口面積が大きくなるため、オ
ーバーコンプレッションを防止できる。
【0040】請求項2の発明によれば、吐出ポートの開
口面積を広く確保できる。請求項3の発明によれば、ガ
ス吐出をスムーズに行うことができる。請求項4の発明
によれば、ガスの吐出が阻害されることはなく、圧縮室
内のガスを完全に吐出させることができる。
【0041】請求項5の発明によれば、シール機能が向
上される。請求項6の発明によれば、吐出ポートの加工
が容易になるし、圧縮済のガスをスムーズに吐出させる
ことができる。
【0042】請求項7の発明によれば、渦巻壁の内端部
により覆われる吐出ポートの開口面積を大きくできる。
請求項8の発明によれば、ガス吐出の立ち上がりがスム
ーズになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例を示す図であっ
て、スクロール型圧縮機の縦断面図である。
【図2】固定スクロールと可動スクロールとの噛み合い
を示す正面図である。
【図3】両スクロールの渦巻内端部を拡大して示す図で
あって、可動スクロールの内端部を破断して示す図であ
る。
【図4】本圧縮機のガスの吐出開始時期における可動ス
クロールの位置を示す部分拡大図である。
【図5】従来のスクロール型圧縮機の吐出ポート形状を
示す図であって、固定スクロールと可動スクロールとの
噛み合いを示す正面図である。
【図6】別の従来のスクロール型圧縮機の吐出ポート形
状を示す図であって、両スクロールの内端部を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1…固定スクロール、10…可動スクロール、13…固
定スクロールの基板、14…固定スクロールの渦巻壁、
15…可動スクロールの基板、16…可動スクロールの
渦巻壁、18…吐出ポート、21…吐出ポートの圧縮室
側の開口、22…吐出ポートの吐出室側の開口、23…
可動スクロールの公転軌跡に沿った直線部、100…圧
縮室。
フロントページの続き (72)発明者 石榑 宏行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々基板及び渦巻壁を有する固定スクロ
    ールと可動スクロールとをそれらの渦巻壁において互い
    に噛み合わせて、両スクロール間に圧縮室を形成し、可
    動スクロールを固定スクロールの軸心の周りで公転させ
    ることにより圧縮室を渦巻壁の外端側から内端側に容積
    減少しながら移動させてガスを圧縮し、固定スクロール
    の基板に設けられた吐出ポートから圧縮されたガスを吐
    出するスクロール型圧縮機において、 スクロール中心の圧縮室が容積最小になった状態におい
    て、前記吐出ポートの開口縁が可動スクロールにおける
    渦巻壁の内終端部の外形線に近接してその外形線内に収
    まるとともに、可動スクロールの渦巻壁に沿って延びる
    形状に形成されたスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮室の容積最小状態において、吐出ポ
    ートの開口縁の一部が、可動スクロールの渦巻壁の外形
    形状にほぼ沿う形状を有する請求項1に記載のスクロー
    ル型圧縮機。
  3. 【請求項3】 中心側圧縮室の閉じ込み開始状態におい
    て、吐出ポート開口縁が圧縮室の長手方向にほぼ沿って
    延びる請求項1又は2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記吐出ポートの開口縁の一部は固定ス
    クロールの渦巻壁の基部に接している請求項1〜3のい
    ずれかに記載のスクロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 可動スクロールの渦巻壁の内終端部の外
    形線と吐出ポートの開口縁端との間には、固定スクロー
    ルの渦巻壁の基部と接している部分を除いて間隙が設け
    られている請求項1〜4のいずれかに記載のスクロール
    型圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記吐出ポートの断面形状は、圧縮室側
    の開口から吐出側の開口まで同一形状、同一面積である
    請求項1〜5のいずれかに記載のスクロール型圧縮機。
  7. 【請求項7】 渦巻壁の内端側を他の部位に比較して厚
    く構成した請求項1〜6のいずれかに記載のスクロール
    型圧縮機。
  8. 【請求項8】 吐出ポートの圧縮室側の開口縁端部の一
    部を、ガスの吐出開始から一定区間において移動される
    可動スクロールにおける渦巻壁の軌跡に沿う形状とした
    請求項1〜7のいずれかに記載のスクロール型圧縮機。
JP17458594A 1994-07-26 1994-07-26 スクロール型圧縮機 Pending JPH0835494A (ja)

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JP17458594A JPH0835494A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 スクロール型圧縮機

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JPH0835494A true JPH0835494A (ja) 1996-02-06

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JP17458594A Pending JPH0835494A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 スクロール型圧縮機

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JP (1) JPH0835494A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007517A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Sanden Corp 圧縮機
JP2014095326A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Hitachi Appliances Inc スクロール圧縮機

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