JPH0835638A - 焼成乃至焼却炉 - Google Patents
焼成乃至焼却炉Info
- Publication number
- JPH0835638A JPH0835638A JP17240394A JP17240394A JPH0835638A JP H0835638 A JPH0835638 A JP H0835638A JP 17240394 A JP17240394 A JP 17240394A JP 17240394 A JP17240394 A JP 17240394A JP H0835638 A JPH0835638 A JP H0835638A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- firing
- baking
- furnace
- main body
- refractory
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有機物を含む物質を焼成した際発生する酸性
ガスの影響を受けても腐食しにくく長期使用可能な焼成
乃至焼却炉を提供する。 【構成】 一般的な耐火材料のアルミナを20〜40、
シリカを15〜25、ジルコニアを15〜20、牛、馬
等硬骨主体の動物骨粉を約30〜40の重量%でそれぞ
れ混合し、約1200℃〜約1400℃で約3〜8時間
焼成すると耐火煉瓦5を得る。焼成乃至焼却炉1は、全
壁面を耐火煉瓦5で構成した本体2と、焼成パレット3
と、焼成台車4とから構成してある。本体2内部で有機
物を含む物質を焼成し酸性ガスが発生しても、耐火煉瓦
5がその周囲及び煉瓦表面をアルカリ化して酸性ガスを
中和するため、焼成乃至焼却炉1はその壁面が腐食しに
くく、長期間使用することができる。
ガスの影響を受けても腐食しにくく長期使用可能な焼成
乃至焼却炉を提供する。 【構成】 一般的な耐火材料のアルミナを20〜40、
シリカを15〜25、ジルコニアを15〜20、牛、馬
等硬骨主体の動物骨粉を約30〜40の重量%でそれぞ
れ混合し、約1200℃〜約1400℃で約3〜8時間
焼成すると耐火煉瓦5を得る。焼成乃至焼却炉1は、全
壁面を耐火煉瓦5で構成した本体2と、焼成パレット3
と、焼成台車4とから構成してある。本体2内部で有機
物を含む物質を焼成し酸性ガスが発生しても、耐火煉瓦
5がその周囲及び煉瓦表面をアルカリ化して酸性ガスを
中和するため、焼成乃至焼却炉1はその壁面が腐食しに
くく、長期間使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物骨等の有機物を含
む物質を焼成或いは焼却するために使用する焼成乃至焼
却炉に関する。
む物質を焼成或いは焼却するために使用する焼成乃至焼
却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】牛、馬等の硬骨を主体とする動物骨は、
通常、畜産現場ではそのほとんどが廃棄処分されてい
る。こうした動物骨は主にカルシウムから生成されてい
るものであるため、アルカリイオン化することによって
酸性を中和する作用を発揮する。そこで、その主成分た
るカルシウムの効果的な利用方法として、廃水中の腐敗
性有機物を凝集させる凝集剤、或いは、食品類及び食品
加工用材料類の酸化を防止することによってその鮮度を
保持する活性材として利用する方法が、既に本発明者に
より提案されている。
通常、畜産現場ではそのほとんどが廃棄処分されてい
る。こうした動物骨は主にカルシウムから生成されてい
るものであるため、アルカリイオン化することによって
酸性を中和する作用を発揮する。そこで、その主成分た
るカルシウムの効果的な利用方法として、廃水中の腐敗
性有機物を凝集させる凝集剤、或いは、食品類及び食品
加工用材料類の酸化を防止することによってその鮮度を
保持する活性材として利用する方法が、既に本発明者に
より提案されている。
【0003】動物骨を上記凝集剤或いは活性材として利
用するには、先ず、動物骨を一旦焼成して冷却した後に
破砕し、さらにパウダー機に掛けて骨粉とする。次に、
凝集剤として利用する場合は、この骨粉を硫酸等の酸に
溶解することによって凝集剤とし、また、活性材として
利用する場合は、この骨粉を無機質の粘土と練り合わせ
ることによって活性材として利用している。
用するには、先ず、動物骨を一旦焼成して冷却した後に
破砕し、さらにパウダー機に掛けて骨粉とする。次に、
凝集剤として利用する場合は、この骨粉を硫酸等の酸に
溶解することによって凝集剤とし、また、活性材として
利用する場合は、この骨粉を無機質の粘土と練り合わせ
ることによって活性材として利用している。
【0004】一方、こうした動物骨は、周囲に骨成分以
外のゼラチン、脂肪、淡白質、にかわ等の有機物が付着
している。したがって、動物骨をそのまま焼成すると、
これらの有機物が燃焼して多量の煙を発生し、環境汚染
を来すことになりかねないため、動物骨を焼成する場合
は、焼成前に予め動物骨を煮沸し、その周囲に付着して
いる脂肪、淡白質等、煙の発生の原因となる物質をでき
るだけ除去してから焼成するようにしている。
外のゼラチン、脂肪、淡白質、にかわ等の有機物が付着
している。したがって、動物骨をそのまま焼成すると、
これらの有機物が燃焼して多量の煙を発生し、環境汚染
を来すことになりかねないため、動物骨を焼成する場合
は、焼成前に予め動物骨を煮沸し、その周囲に付着して
いる脂肪、淡白質等、煙の発生の原因となる物質をでき
るだけ除去してから焼成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この動
物骨は無数の気孔を有しているため、充分に煮沸したと
してもその細部に付着している脂肪、淡白質等の有機物
を完全に除去することはできない。そのため、動物骨を
焼成した場合には、これらの有機物の焼成により酸性ガ
スが発生して焼成炉の内部に充満するため、その影響で
炉を構成する煉瓦が腐食し、炉が経時劣化して壊れ易く
なってしまうといった問題点があった。
物骨は無数の気孔を有しているため、充分に煮沸したと
してもその細部に付着している脂肪、淡白質等の有機物
を完全に除去することはできない。そのため、動物骨を
焼成した場合には、これらの有機物の焼成により酸性ガ
スが発生して焼成炉の内部に充満するため、その影響で
炉を構成する煉瓦が腐食し、炉が経時劣化して壊れ易く
なってしまうといった問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点に着眼し
てなしたものであり、その目的とする所は、動物骨、そ
の他有機物を含む種々の物を焼成或いは焼却する場合
に、発生する酸性ガスの影響を受けても腐食しにくく、
長期に渡って使用することができる動物骨等の焼成乃至
焼却炉を提供せんとするものである。
てなしたものであり、その目的とする所は、動物骨、そ
の他有機物を含む種々の物を焼成或いは焼却する場合
に、発生する酸性ガスの影響を受けても腐食しにくく、
長期に渡って使用することができる動物骨等の焼成乃至
焼却炉を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、動物骨粉を耐火煉瓦材料に混合して焼成
してなる耐火煉瓦で、炉の少なくとも内壁面を構成して
焼成乃至焼却炉としたものである。また、上記耐火煉瓦
の動物骨粉の配合割合を約30〜40重量%とするのが
好ましい。
に、本発明は、動物骨粉を耐火煉瓦材料に混合して焼成
してなる耐火煉瓦で、炉の少なくとも内壁面を構成して
焼成乃至焼却炉としたものである。また、上記耐火煉瓦
の動物骨粉の配合割合を約30〜40重量%とするのが
好ましい。
【0008】
【作用】動物骨粉を含有する耐火煉瓦は、動物骨粉の主
成分たるカルシウム等のイオン化により、その周囲及び
煉瓦表面をアルカリ化し、動物骨その他の有機物を含む
種々の物の焼却乃至焼成により発生する酸性ガスを中和
する。そのため、この耐火煉瓦で内壁面を構成した炉
は、その内部に酸性ガスが充満しても耐火煉瓦のアルカ
リ化作用により酸性ガスが中和されるので、腐食しにく
い。また、動物骨粉を混合させたことにより、煉瓦の蓄
熱性と放熱性が共に高まる。
成分たるカルシウム等のイオン化により、その周囲及び
煉瓦表面をアルカリ化し、動物骨その他の有機物を含む
種々の物の焼却乃至焼成により発生する酸性ガスを中和
する。そのため、この耐火煉瓦で内壁面を構成した炉
は、その内部に酸性ガスが充満しても耐火煉瓦のアルカ
リ化作用により酸性ガスが中和されるので、腐食しにく
い。また、動物骨粉を混合させたことにより、煉瓦の蓄
熱性と放熱性が共に高まる。
【0009】
【実施例】本発明の焼成乃至焼却炉は、動物骨粉を含有
する耐火煉瓦で構成したものである。そこで先ず、この
耐火煉瓦について説明する。この耐火煉瓦は、牛、馬、
羊等、硬骨を主体とする動物骨を原料として製造した動
物骨粉を、適宜割合で耐火材料に混合して焼成したもの
である。動物骨の中でも、豚、猪等は軟骨が多く、製造
途中の煮沸乃至焼成工程で大部分が溶けてしまうので、
原料として使用するには適さない。
する耐火煉瓦で構成したものである。そこで先ず、この
耐火煉瓦について説明する。この耐火煉瓦は、牛、馬、
羊等、硬骨を主体とする動物骨を原料として製造した動
物骨粉を、適宜割合で耐火材料に混合して焼成したもの
である。動物骨の中でも、豚、猪等は軟骨が多く、製造
途中の煮沸乃至焼成工程で大部分が溶けてしまうので、
原料として使用するには適さない。
【0010】この動物骨粉を製造するには、先ずこれら
の生骨を適度な大きさに切断しつつ、焼成しやすい大き
さにカッティングし、その上で圧力釜(圧縮釜)に投入
し、約200〜400℃で、約90分間煮沸する。次い
で、この骨を焼成炉に入れ、約900〜1200℃で、
約60〜180分間焼成してから、そのまま炉内で或い
は湿気の少ない別空間に移動させて約60分間自然冷却
させ、室温程度の温度に戻す。
の生骨を適度な大きさに切断しつつ、焼成しやすい大き
さにカッティングし、その上で圧力釜(圧縮釜)に投入
し、約200〜400℃で、約90分間煮沸する。次い
で、この骨を焼成炉に入れ、約900〜1200℃で、
約60〜180分間焼成してから、そのまま炉内で或い
は湿気の少ない別空間に移動させて約60分間自然冷却
させ、室温程度の温度に戻す。
【0011】骨に骨成分以外のゼラチン、脂肪、淡白
質、にかわ等の有機物が残存すると、多量の煙を発生す
るので、これを確実に除去しておくことが重要である。
上記煮沸工程によって、外側のみならず、気孔内に付着
している有機物を骨から大方分離除去することができ
る。この際、上記より明らかに低温又は短時間の煮沸で
あると、有機物が充分に除去できず、後の焼成工程に支
障を生じさせる。上記以上に高温或いは長時間の煮沸条
件とする利点は見い出せない。
質、にかわ等の有機物が残存すると、多量の煙を発生す
るので、これを確実に除去しておくことが重要である。
上記煮沸工程によって、外側のみならず、気孔内に付着
している有機物を骨から大方分離除去することができ
る。この際、上記より明らかに低温又は短時間の煮沸で
あると、有機物が充分に除去できず、後の焼成工程に支
障を生じさせる。上記以上に高温或いは長時間の煮沸条
件とする利点は見い出せない。
【0012】こうして上記煮沸工程で大方の有機物を除
去し、その上で上記焼成工程を通すことによって、残存
する有機物を完全に除去することができ、同時に骨中の
湿度(水分)を数%以下、例えば、6%以下でほとんど
0%近くにまで低下させることができる。
去し、その上で上記焼成工程を通すことによって、残存
する有機物を完全に除去することができ、同時に骨中の
湿度(水分)を数%以下、例えば、6%以下でほとんど
0%近くにまで低下させることができる。
【0013】焼成温度が上記よりも明らかに低い場合
は、骨が炭化してしまい、また高すぎる場合は骨が灰に
なってしまい、いずれの場合も本発明の目的とする機能
を発揮しない物となってしまう。上記条件によれば、骨
は白色化して無数の気孔を有した原形組織状態を維持す
る。
は、骨が炭化してしまい、また高すぎる場合は骨が灰に
なってしまい、いずれの場合も本発明の目的とする機能
を発揮しない物となってしまう。上記条件によれば、骨
は白色化して無数の気孔を有した原形組織状態を維持す
る。
【0014】上記焼成冷却後、この骨を破砕し、パウダ
−機に掛けることによって約20〜200メッシュ、特
に好ましくは約50〜100メッシュの粉状の骨粉を得
ることができる。上記骨粉は、牛骨の場合、原料の生骨
に比して重量比約40%の収量が得られた。粒子は、カ
ルシウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約1
6.7%)、バリウム(約1.03%),ナトリウム
(約0.76%),イオウ(約0.64%)、他にマグ
ネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等からなってお
り、粒子の内外に渡って無数の微小気孔が連通存在して
いる。イオン化した場合は、カルシウム、ナトリウム等
によりアルカリ性を呈する。
−機に掛けることによって約20〜200メッシュ、特
に好ましくは約50〜100メッシュの粉状の骨粉を得
ることができる。上記骨粉は、牛骨の場合、原料の生骨
に比して重量比約40%の収量が得られた。粒子は、カ
ルシウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約1
6.7%)、バリウム(約1.03%),ナトリウム
(約0.76%),イオウ(約0.64%)、他にマグ
ネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等からなってお
り、粒子の内外に渡って無数の微小気孔が連通存在して
いる。イオン化した場合は、カルシウム、ナトリウム等
によりアルカリ性を呈する。
【0015】一方、上記耐火煉瓦の製造に使用する耐火
材料は、一般的な耐火材料、すなわち、約1100℃以
上の温度で軟化することなく使用できる材料を用いる。
これらの耐火材料のうち、アルミナ(酸化アルミニウ
ム)、シリカ(二酸化珪素)、ジルコニア(酸化ジルコ
ニウム)を、それぞれ適宜割合で混合したものを用いる
のが好適である。
材料は、一般的な耐火材料、すなわち、約1100℃以
上の温度で軟化することなく使用できる材料を用いる。
これらの耐火材料のうち、アルミナ(酸化アルミニウ
ム)、シリカ(二酸化珪素)、ジルコニア(酸化ジルコ
ニウム)を、それぞれ適宜割合で混合したものを用いる
のが好適である。
【0016】また、それぞれの混合割合は、上記動物骨
粉を含めた割合を100として重量%で示した場合、 アルミナ :20〜40 シリカ :15〜25 ジルコニア:15〜20 動物骨粉 :約30〜40 で混合するのが好ましい。
粉を含めた割合を100として重量%で示した場合、 アルミナ :20〜40 シリカ :15〜25 ジルコニア:15〜20 動物骨粉 :約30〜40 で混合するのが好ましい。
【0017】この動物骨粉は、30重量%より著しく少
ないと、アルカリ化の効果が少なくなり、逆に40重量
%より著しく多いと、出来上がった耐火煉瓦の強度が動
物骨粉の混入のために低下するので、上記の範囲が最適
である。
ないと、アルカリ化の効果が少なくなり、逆に40重量
%より著しく多いと、出来上がった耐火煉瓦の強度が動
物骨粉の混入のために低下するので、上記の範囲が最適
である。
【0018】なお、動物骨粉の混合割合を多めにする場
合は、アルミナ及びジルコニアを多めに混合して結合性
を高め、動物骨粉の混合による耐火煉瓦の強度低下を防
止するのが好ましく、その一例としては、 アルミナ :25 シリカ :15 ジルコニア:20 動物骨粉 :40 の重量%で混合すれば好適である。この他の耐火材料と
しては、アルミナの代わりには、マグネシア(酸化マグ
ネシウム)、酸化チタン等、また、ジルコニアの代わり
にはジルコン等、さらに、シリカに代えてドロマイト等
の無機質材料を用いることができる。
合は、アルミナ及びジルコニアを多めに混合して結合性
を高め、動物骨粉の混合による耐火煉瓦の強度低下を防
止するのが好ましく、その一例としては、 アルミナ :25 シリカ :15 ジルコニア:20 動物骨粉 :40 の重量%で混合すれば好適である。この他の耐火材料と
しては、アルミナの代わりには、マグネシア(酸化マグ
ネシウム)、酸化チタン等、また、ジルコニアの代わり
にはジルコン等、さらに、シリカに代えてドロマイト等
の無機質材料を用いることができる。
【0019】動物骨粉及び耐火材料を上記のようにして
混合した上で、下記の製造方法に従うことにより、上記
の耐火煉瓦を製造することができる。動物骨粉及び耐火
材料は、全体の重量が、例えば1kgとなるようにそれ
ぞれ混合する。これに水を200〜300cc混合し、
全体が均一になるように良く練り合わせた後に型に流し
込み、加熱或いは熱風を吹きつけることにより、水分が
数%程度になるまで強制的に乾燥させる。これを焼成炉
に入れ、常温から後述の設定温度まで所定の時間をかけ
て焼成を行えば、上記の耐火煉瓦を製造することができ
る。
混合した上で、下記の製造方法に従うことにより、上記
の耐火煉瓦を製造することができる。動物骨粉及び耐火
材料は、全体の重量が、例えば1kgとなるようにそれ
ぞれ混合する。これに水を200〜300cc混合し、
全体が均一になるように良く練り合わせた後に型に流し
込み、加熱或いは熱風を吹きつけることにより、水分が
数%程度になるまで強制的に乾燥させる。これを焼成炉
に入れ、常温から後述の設定温度まで所定の時間をかけ
て焼成を行えば、上記の耐火煉瓦を製造することができ
る。
【0020】この時、上記の設定温度を約1200℃以
下とすると、煉瓦の焼成が不十分となって煉瓦が脆くな
ってしまい、また、約1400℃以上の温度にすると、
焼成後の煉瓦にひび割れが発生してしまうため、設定温
度は、約1200〜1400℃とする。また、焼成時間
は、設定温度を約1200℃とした場合は、約7〜8時
間、設定温度を約1400℃とした場合には、約3〜4
時間で良い。
下とすると、煉瓦の焼成が不十分となって煉瓦が脆くな
ってしまい、また、約1400℃以上の温度にすると、
焼成後の煉瓦にひび割れが発生してしまうため、設定温
度は、約1200〜1400℃とする。また、焼成時間
は、設定温度を約1200℃とした場合は、約7〜8時
間、設定温度を約1400℃とした場合には、約3〜4
時間で良い。
【0021】次に、本発明に係る焼成乃至焼却炉の実施
例について説明する。本発明に係る焼成乃至焼却炉は、
炉の少なくとも内壁面を上記の耐火煉瓦で構成したもの
であれば、その他の構成はどの様な構成でも良い。ここ
ではその内の一例について図面を用いて説明する。
例について説明する。本発明に係る焼成乃至焼却炉は、
炉の少なくとも内壁面を上記の耐火煉瓦で構成したもの
であれば、その他の構成はどの様な構成でも良い。ここ
ではその内の一例について図面を用いて説明する。
【0022】焼成乃至焼却炉1は、図1から図4に示す
如く、焼成炉本体2と、動物骨等の被焼成物を収納する
焼成パレット3と、このパレット3を積み上げて本体2
の内部に出入れを行う焼成台車4とから構成してある。
如く、焼成炉本体2と、動物骨等の被焼成物を収納する
焼成パレット3と、このパレット3を積み上げて本体2
の内部に出入れを行う焼成台車4とから構成してある。
【0023】本体2は、図2から図4に示した如く、H
形或いはC形の鋼材6によって骨格を構成し、外部及び
内部の全壁面を上記の耐火煉瓦5を装着して構成したも
のである。この本体2の正面部には扉機構7を設けてあ
って、ここからパレット3を積み上げた台車4の出入れ
を行い、また、背面部には排気口8を二箇所設置し、焼
成により発生するガスをこの排気口8から本体2の外部
へ排出できるようにしてある。さらに、側面部外側には
ガスバーナー9を左右にそれぞれ二基づつ設置すると共
に、このガスバーナー9の火炎を本体2の内部に導入す
る導入路10を形成し、安全扉11及びこの安全扉11
から本体2の内部に連通する補助排気路12を形成して
ある。
形或いはC形の鋼材6によって骨格を構成し、外部及び
内部の全壁面を上記の耐火煉瓦5を装着して構成したも
のである。この本体2の正面部には扉機構7を設けてあ
って、ここからパレット3を積み上げた台車4の出入れ
を行い、また、背面部には排気口8を二箇所設置し、焼
成により発生するガスをこの排気口8から本体2の外部
へ排出できるようにしてある。さらに、側面部外側には
ガスバーナー9を左右にそれぞれ二基づつ設置すると共
に、このガスバーナー9の火炎を本体2の内部に導入す
る導入路10を形成し、安全扉11及びこの安全扉11
から本体2の内部に連通する補助排気路12を形成して
ある。
【0024】一方、本体2の内部には、パレット2を、
3ケースを一列に並べて二段重ねにし、これを二列用意
して合計十二個積み上げた状態で焼成台車4の出入れを
行うのに十分な空間が確保され、また、底部は焼成台車
4の出入れを行うため開放状態としてある。また、導入
路10の本体2の内部側の端部には、本体2の前後方向
に渡って立上板13を形成してある。
3ケースを一列に並べて二段重ねにし、これを二列用意
して合計十二個積み上げた状態で焼成台車4の出入れを
行うのに十分な空間が確保され、また、底部は焼成台車
4の出入れを行うため開放状態としてある。また、導入
路10の本体2の内部側の端部には、本体2の前後方向
に渡って立上板13を形成してある。
【0025】排気口8に対しては、それぞれ排気管1
4、15を連結してある。この排気管14、15は、本
体2の内部に向けて突出形成された金属製のガス管であ
り、両排気管14、15は、六本の補助排気管16によ
って互いに連結してある。この補助排気管16の中央部
上方には開口部16aが形成してあり、ガスがこの開口
部16aから補助排気管16の内部に流入し、排気管1
4、15を経由し、排気口8から本体2の外部に流出す
るようになっている。
4、15を連結してある。この排気管14、15は、本
体2の内部に向けて突出形成された金属製のガス管であ
り、両排気管14、15は、六本の補助排気管16によ
って互いに連結してある。この補助排気管16の中央部
上方には開口部16aが形成してあり、ガスがこの開口
部16aから補助排気管16の内部に流入し、排気管1
4、15を経由し、排気口8から本体2の外部に流出す
るようになっている。
【0026】上記の扉機構7は、図4から図6に示した
如く、左右前壁部17、18と、左右扉部19、20と
に対し、左右開閉アーム21、22、及び閉鎖ア−ム2
3を係着したものである。左前壁部17と左扉部19と
は密閉ハンドル24により、また、右前壁部18と右扉
部20とは密閉ハンドル25によって各々密着し、さら
に、左扉部19と右扉部20とを密閉ハンドル26によ
って密着することにより、扉機構7は密閉状態を保持す
ることができる。
如く、左右前壁部17、18と、左右扉部19、20と
に対し、左右開閉アーム21、22、及び閉鎖ア−ム2
3を係着したものである。左前壁部17と左扉部19と
は密閉ハンドル24により、また、右前壁部18と右扉
部20とは密閉ハンドル25によって各々密着し、さら
に、左扉部19と右扉部20とを密閉ハンドル26によ
って密着することにより、扉機構7は密閉状態を保持す
ることができる。
【0027】左右開閉アーム21、22は棒材を適宜組
み合わせて矩形体とし、その四隅を各々左前壁部17及
び左扉部19、右前壁部18及び右扉部20に枢止する
ようにしたものである。閉鎖アーム23は、一端部はボ
ルト・ナットにより右扉部20に固定するのに対し、他
端部を止めピンにより左扉部19にピン止めして着脱自
在にすることにより、左右扉部19、20の接合部分に
固定したものである。また、その接合部分は密閉ハンド
ル26により密着することができる。
み合わせて矩形体とし、その四隅を各々左前壁部17及
び左扉部19、右前壁部18及び右扉部20に枢止する
ようにしたものである。閉鎖アーム23は、一端部はボ
ルト・ナットにより右扉部20に固定するのに対し、他
端部を止めピンにより左扉部19にピン止めして着脱自
在にすることにより、左右扉部19、20の接合部分に
固定したものである。また、その接合部分は密閉ハンド
ル26により密着することができる。
【0028】この扉機構7を開閉する場合は、先ず、密
閉ハンドル24、25、26を回して左右前壁部17、
18と、左右扉部19、20との密着状態を開放する。
次に、閉鎖アーム23の止めピンを外して閉鎖アーム2
3の一端部を左扉部19から開放した自由端とする。す
ると、左右開閉アーム21、22が左右前壁部17、1
8に対して枢止され、かつ、左右扉部19、20に対し
て枢止されているために、左右開閉アーム21、22を
それぞれ手前に引出してから左方向、右方向に移動させ
ることにより、左扉部19と右扉部20とを開放するこ
とができる。
閉ハンドル24、25、26を回して左右前壁部17、
18と、左右扉部19、20との密着状態を開放する。
次に、閉鎖アーム23の止めピンを外して閉鎖アーム2
3の一端部を左扉部19から開放した自由端とする。す
ると、左右開閉アーム21、22が左右前壁部17、1
8に対して枢止され、かつ、左右扉部19、20に対し
て枢止されているために、左右開閉アーム21、22を
それぞれ手前に引出してから左方向、右方向に移動させ
ることにより、左扉部19と右扉部20とを開放するこ
とができる。
【0029】パレット3は、図7及び図8に示した如
く、耐火煉瓦5及び鋼材6とを組合わせて形成した底面
部及び四側面部を有する箱型のケ−スであって、その上
端部の四隅部分には凸部27を設け、底面部の四隅には
脚部28を設けてある。この脚部28は、接地部29及
び柱状部30から構成されており、両部材の内部には、
凸部27が嵌合し得るように空洞部31を形成してあ
る。
く、耐火煉瓦5及び鋼材6とを組合わせて形成した底面
部及び四側面部を有する箱型のケ−スであって、その上
端部の四隅部分には凸部27を設け、底面部の四隅には
脚部28を設けてある。この脚部28は、接地部29及
び柱状部30から構成されており、両部材の内部には、
凸部27が嵌合し得るように空洞部31を形成してあ
る。
【0030】一方、焼成台車4は、図9から図11に示
した如く、鋼材32を適宜組合わせて底面部に車輪33
を設置した台車である。この焼成台車4は、車輪33の
上方に底板34を敷設し、かつ、その上方にパレット台
35を設けてある。このパレット台35は、その上面部
にパレット3を載置できるように設けられた台であっ
て、焼成台車4を本体2の内部に収納する際に、本体2
に設けられた排気管14、15が、その上面部と底板3
4との間に収納されるように背面部を開放してあり、ま
た、パレット3を載置できるようにその上面部には天板
37を敷設してある。
した如く、鋼材32を適宜組合わせて底面部に車輪33
を設置した台車である。この焼成台車4は、車輪33の
上方に底板34を敷設し、かつ、その上方にパレット台
35を設けてある。このパレット台35は、その上面部
にパレット3を載置できるように設けられた台であっ
て、焼成台車4を本体2の内部に収納する際に、本体2
に設けられた排気管14、15が、その上面部と底板3
4との間に収納されるように背面部を開放してあり、ま
た、パレット3を載置できるようにその上面部には天板
37を敷設してある。
【0031】また、焼成台車4は、本体2内部の底面に
敷設されたレール36の上を移動させ、本体2内部に出
入れすることができる。
敷設されたレール36の上を移動させ、本体2内部に出
入れすることができる。
【0032】次に、上記の焼成乃至焼却炉1の使用方法
について説明する。焼成乃至焼却の対象としては、牛、
馬等の動物骨、或いは、本発明の焼成炉を構成する耐火
煉瓦、さらには、生ゴミ等、有機物を含む物質等とする
ことができる。こうした動物骨等の有機物を含む被焼成
物をパレット3の中に適量づつ収納し、このパレット3
の凸部27に他のパレット3の脚部28の空洞部31を
嵌合させてパレット3を2段重ねにする。この2段重ね
のパレット3を焼成台車4の天板37の上に、一列に三
セットづつとして左右二列に載置する。この場合、一台
の焼成台車4に対してパレット3を最大で十二個載置す
ることができるので、一度に大量の焼成を行うことがで
きる。
について説明する。焼成乃至焼却の対象としては、牛、
馬等の動物骨、或いは、本発明の焼成炉を構成する耐火
煉瓦、さらには、生ゴミ等、有機物を含む物質等とする
ことができる。こうした動物骨等の有機物を含む被焼成
物をパレット3の中に適量づつ収納し、このパレット3
の凸部27に他のパレット3の脚部28の空洞部31を
嵌合させてパレット3を2段重ねにする。この2段重ね
のパレット3を焼成台車4の天板37の上に、一列に三
セットづつとして左右二列に載置する。この場合、一台
の焼成台車4に対してパレット3を最大で十二個載置す
ることができるので、一度に大量の焼成を行うことがで
きる。
【0033】次に、扉機構7の左右開閉アーム21、2
2を手前に引いて、左右扉部19、20を開放させた
後、焼成台車4をレール36の上を移動させながら、本
体2の内部に搬入する。そして、左右扉部19、20を
閉鎖して、閉鎖アーム23をピン止めして固定し、密閉
ハンドル24、25、26を回して左右前壁部17、1
8、左右扉部19、20を密着して、本体2を密閉状態
にする。この時、安全扉11は閉鎖しておく。
2を手前に引いて、左右扉部19、20を開放させた
後、焼成台車4をレール36の上を移動させながら、本
体2の内部に搬入する。そして、左右扉部19、20を
閉鎖して、閉鎖アーム23をピン止めして固定し、密閉
ハンドル24、25、26を回して左右前壁部17、1
8、左右扉部19、20を密着して、本体2を密閉状態
にする。この時、安全扉11は閉鎖しておく。
【0034】その上で、ガスバーナー9から火炎の供給
を行い、動物骨等の有機物を含む被焼成物の焼成を行
う。ガスバーナー9から供給された熱は、導入路10を
経由して本体2の内部に伝わり、立上板13を伝って上
方へ移動しつつ本体2内部を均一に加熱する。したがっ
て、焼成台車4上にパレット3を2段に積み上げても、
上下両段に載置されたパレット3を効率的に加熱し焼成
を行うことができる。
を行い、動物骨等の有機物を含む被焼成物の焼成を行
う。ガスバーナー9から供給された熱は、導入路10を
経由して本体2の内部に伝わり、立上板13を伝って上
方へ移動しつつ本体2内部を均一に加熱する。したがっ
て、焼成台車4上にパレット3を2段に積み上げても、
上下両段に載置されたパレット3を効率的に加熱し焼成
を行うことができる。
【0035】この焼成過程において発生する酸性ガス
は、補助排気管16に形成された開口部16aから補助
排気管16内に吸引され、そして、排気管14、15を
経由して排気口8から外部に排出される。一方、本体2
内部の壁面はすべて、上記の耐火煉瓦5で構成されてお
り、この耐火煉瓦5は、その表面付近の大気をアルカリ
化する作用があるため、酸性ガスが本体2の内部に充満
しても、耐火煉瓦5は腐食することがない。したがっ
て、動物骨など有機物を含む物質を焼成しても、この焼
成炉1は長期に渡って使用することができる。
は、補助排気管16に形成された開口部16aから補助
排気管16内に吸引され、そして、排気管14、15を
経由して排気口8から外部に排出される。一方、本体2
内部の壁面はすべて、上記の耐火煉瓦5で構成されてお
り、この耐火煉瓦5は、その表面付近の大気をアルカリ
化する作用があるため、酸性ガスが本体2の内部に充満
しても、耐火煉瓦5は腐食することがない。したがっ
て、動物骨など有機物を含む物質を焼成しても、この焼
成炉1は長期に渡って使用することができる。
【0036】所定時間の焼成を終えた後に、そのままの
状態で所定時間放置することによって冷却して室温に近
い状態に戻した後で左右扉部19、20を開放して焼成
台車4を本体2から搬出するか、または、搬出した後で
冷却することにより焼成済の焼却物を得ることができ、
或いは、被焼却物を焼却することができる。
状態で所定時間放置することによって冷却して室温に近
い状態に戻した後で左右扉部19、20を開放して焼成
台車4を本体2から搬出するか、または、搬出した後で
冷却することにより焼成済の焼却物を得ることができ、
或いは、被焼却物を焼却することができる。
【0037】また、図12と図13とは、上記とは異な
る構成の焼成乃至焼却炉38を表している。この焼成乃
至焼却炉38は、動物骨等の焼成を行う焼成炉39と、
焼成後に冷却を行うための冷却炉40、動物骨等の被焼
成物を収納する焼成パレット3と同一の焼成パレット4
1と、このパレット41を積み上げて焼成炉39及び冷
却炉40の内部に出入れを行う焼成台車42とから構成
してある。
る構成の焼成乃至焼却炉38を表している。この焼成乃
至焼却炉38は、動物骨等の焼成を行う焼成炉39と、
焼成後に冷却を行うための冷却炉40、動物骨等の被焼
成物を収納する焼成パレット3と同一の焼成パレット4
1と、このパレット41を積み上げて焼成炉39及び冷
却炉40の内部に出入れを行う焼成台車42とから構成
してある。
【0038】焼成炉39は、外部及び内部の全壁面を上
記の耐火煉瓦5と鋼材6とから構成したトンネル型の炉
である。この焼成炉39は、焼成炉本体43の正面部
に、上記の扉機構7と同一の構成を有する扉機構44を
設けてあって、これを開放して本体43の内部にパレッ
ト41を積み上げた焼成台車42の出入れを行うことが
できる。また、背面部には油圧で開閉する扉機構45を
設けてあり、本体43から搬出した焼成台車42を、扉
機構45を開放し冷却炉40の内部に移動させることが
できる。
記の耐火煉瓦5と鋼材6とから構成したトンネル型の炉
である。この焼成炉39は、焼成炉本体43の正面部
に、上記の扉機構7と同一の構成を有する扉機構44を
設けてあって、これを開放して本体43の内部にパレッ
ト41を積み上げた焼成台車42の出入れを行うことが
できる。また、背面部には油圧で開閉する扉機構45を
設けてあり、本体43から搬出した焼成台車42を、扉
機構45を開放し冷却炉40の内部に移動させることが
できる。
【0039】一方、側面部分にガスバーナー46を左右
にそれぞれ二基づつ設置すると共に、このガスバーナー
46の熱を本体43の内部に導入する導入路47を設
け、さらに、安全扉48及びこの安全扉48から本体4
3の内部に連通する補助排気路49を設けてある。ま
た、上面部には排気口50を設け、焼成により発生する
ガスの排出を行うことができる。
にそれぞれ二基づつ設置すると共に、このガスバーナー
46の熱を本体43の内部に導入する導入路47を設
け、さらに、安全扉48及びこの安全扉48から本体4
3の内部に連通する補助排気路49を設けてある。ま
た、上面部には排気口50を設け、焼成により発生する
ガスの排出を行うことができる。
【0040】本体43の内部には、パレット41を、3
ケースを一列に並べて二段重ねにし、これを二列用意し
て合計十二個積み上げた状態で焼成台車42の出入れを
行うのに十分な空間を確保してある。また、底部は焼成
台車42の出入れを行うため開放状態としてあるが、中
央部分を前後方向に沿って焼成台車42の移動用の歯車
51を適宜埋設してある。各歯車51には一定の動力が
伝達されるようになっており、動力を与えることによっ
て各歯車51は一定方向(図12では、時計回り)に回
転する。また、導入路47の本体43の内部側の端部に
は、本体43の前後方向に渡って立上板52を形成して
ある。
ケースを一列に並べて二段重ねにし、これを二列用意し
て合計十二個積み上げた状態で焼成台車42の出入れを
行うのに十分な空間を確保してある。また、底部は焼成
台車42の出入れを行うため開放状態としてあるが、中
央部分を前後方向に沿って焼成台車42の移動用の歯車
51を適宜埋設してある。各歯車51には一定の動力が
伝達されるようになっており、動力を与えることによっ
て各歯車51は一定方向(図12では、時計回り)に回
転する。また、導入路47の本体43の内部側の端部に
は、本体43の前後方向に渡って立上板52を形成して
ある。
【0041】焼成台車42は、鋼材32を適宜組合わせ
て底面部に車輪53及び歯車54を設置した台車である
が、他の構成は上記の焼成台車4と同一である。また、
この焼成台車42は、本体43の内部底面に敷設された
レール55の上を移動させて本体43内部に搬入し、そ
の上で、各歯車51に動力を付与することにより、これ
らの歯車51と歯車54とを噛合わせ、焼成台車42を
自動的に冷却炉40に移動させることができる。
て底面部に車輪53及び歯車54を設置した台車である
が、他の構成は上記の焼成台車4と同一である。また、
この焼成台車42は、本体43の内部底面に敷設された
レール55の上を移動させて本体43内部に搬入し、そ
の上で、各歯車51に動力を付与することにより、これ
らの歯車51と歯車54とを噛合わせ、焼成台車42を
自動的に冷却炉40に移動させることができる。
【0042】冷却炉40は、焼成炉39と同様に、外部
及び内部の全壁面を上記の耐火煉瓦5と鋼材6とから構
成したトンネル型の炉であり、その前面部は扉機構45
を挟んで焼成炉39と接続され、かつ、背面部は上記の
扉機構7と同一構成の扉機構56を設けてある。また、
底面部には搬送ローラー57及び搬送ベルト58からな
るベルトコンベアー59を設けてあり、焼成炉39から
搬入された焼成台車42を、冷却炉40内を移動させる
と共に、扉機構56を開放することにより、冷却炉40
の外部に搬出することができる。
及び内部の全壁面を上記の耐火煉瓦5と鋼材6とから構
成したトンネル型の炉であり、その前面部は扉機構45
を挟んで焼成炉39と接続され、かつ、背面部は上記の
扉機構7と同一構成の扉機構56を設けてある。また、
底面部には搬送ローラー57及び搬送ベルト58からな
るベルトコンベアー59を設けてあり、焼成炉39から
搬入された焼成台車42を、冷却炉40内を移動させる
と共に、扉機構56を開放することにより、冷却炉40
の外部に搬出することができる。
【0043】次に、上記の焼成乃至焼却炉38の使用方
法について説明する。まず、動物骨等の有機物を含む被
焼成物をパレット41の中に適量づつ収納し、このパレ
ット41を二段重ねにする。この二段重ねのパレット4
1を焼成台車42上に、一列に三セットづつとして左右
二列に載置する。この場合、一台の焼成台車42に対し
てパレット41を最大で十二個載置することができるの
で、一度に大量の焼成を行うことができる。
法について説明する。まず、動物骨等の有機物を含む被
焼成物をパレット41の中に適量づつ収納し、このパレ
ット41を二段重ねにする。この二段重ねのパレット4
1を焼成台車42上に、一列に三セットづつとして左右
二列に載置する。この場合、一台の焼成台車42に対し
てパレット41を最大で十二個載置することができるの
で、一度に大量の焼成を行うことができる。
【0044】次に、扉機構44を開放して焼成台車42
をレール55の上を移動させながら本体43の内部に搬
入し、そして、扉機構44を閉鎖し本体43を密閉状態
にする。この時、安全扉48は閉鎖しておく。
をレール55の上を移動させながら本体43の内部に搬
入し、そして、扉機構44を閉鎖し本体43を密閉状態
にする。この時、安全扉48は閉鎖しておく。
【0045】その上で、ガスバーナー46から火炎の供
給を行い、動物骨等の有機物を含む被焼成物の焼成を行
う。ガスバーナー46から供給された熱は、導入路47
を経由して本体43の内部に伝わり、立上板52を伝っ
て上方へ移動しつつ、本体43内部を均一に加熱する。
したがって、焼成台車42上にパレット41を2段に積
み上げても、上下両段に載置されたパレット41を効率
的に加熱して焼成を行うことができる。
給を行い、動物骨等の有機物を含む被焼成物の焼成を行
う。ガスバーナー46から供給された熱は、導入路47
を経由して本体43の内部に伝わり、立上板52を伝っ
て上方へ移動しつつ、本体43内部を均一に加熱する。
したがって、焼成台車42上にパレット41を2段に積
み上げても、上下両段に載置されたパレット41を効率
的に加熱して焼成を行うことができる。
【0046】この焼成過程において発生する酸性ガス
は、排気口50から外部に排出される。一方、本体43
内部の壁面はすべて、上記の耐火煉瓦5で構成されてお
り、この耐火煉瓦5は、その表面付近の大気をアルカリ
化する作用があるため、酸性ガスが本体43の内部に充
満しても、耐火煉瓦5は腐食することがない。したがっ
て、動物骨など有機物を含む物質を焼成しても、この焼
成炉38は長期に渡って使用することができる。
は、排気口50から外部に排出される。一方、本体43
内部の壁面はすべて、上記の耐火煉瓦5で構成されてお
り、この耐火煉瓦5は、その表面付近の大気をアルカリ
化する作用があるため、酸性ガスが本体43の内部に充
満しても、耐火煉瓦5は腐食することがない。したがっ
て、動物骨など有機物を含む物質を焼成しても、この焼
成炉38は長期に渡って使用することができる。
【0047】所定時間の焼成を終えた後に、扉機構45
を開放すると共に、歯車51に動力を付与して焼成台車
42を冷却炉40の内部に移動させ、そのままの状態で
所定時間放置することによって冷却し、室温に近い状態
に戻す。それから、冷却炉40の扉機構56を開放すれ
ば、ベルトコンベアー59上を移動させながら焼成台車
42を冷却炉40から搬出し、焼成した動物骨など有機
物を含む物質を得ることができる。
を開放すると共に、歯車51に動力を付与して焼成台車
42を冷却炉40の内部に移動させ、そのままの状態で
所定時間放置することによって冷却し、室温に近い状態
に戻す。それから、冷却炉40の扉機構56を開放すれ
ば、ベルトコンベアー59上を移動させながら焼成台車
42を冷却炉40から搬出し、焼成した動物骨など有機
物を含む物質を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の焼成乃至焼却炉は、焼成炉を構
成する耐火煉瓦に動物骨粉を含有させたことにより、動
物骨その他有機物を含む物質を焼成或いは焼却しても腐
食を生じることがなく長期間使用することができる。ま
た、耐火煉瓦の畜熱作用が高まるため、焼成に必要な熱
を節約し、短時間で焼成を行うことができる。
成する耐火煉瓦に動物骨粉を含有させたことにより、動
物骨その他有機物を含む物質を焼成或いは焼却しても腐
食を生じることがなく長期間使用することができる。ま
た、耐火煉瓦の畜熱作用が高まるため、焼成に必要な熱
を節約し、短時間で焼成を行うことができる。
【図1】本発明の焼成乃至焼却炉の一例を表す平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図1のIII ーIII 線断面図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】本発明の焼成乃至焼却炉の扉機構を表す平面図
である。
である。
【図6】図5のVIーVI線で切断した断面図である。
【図7】本発明の焼成パレットを示す斜視図である。
【図8】図7のVIIIーVIII線で切断した断面図である。
【図9】本発明の焼成台車を表す平面図である。
【図10】本発明の焼成台車を表す正面図である。
【図11】本発明の焼成台車を表しており、(A)は右
側面図、(B)は図9のXIーXI線で切断した断面図であ
る。
側面図、(B)は図9のXIーXI線で切断した断面図であ
る。
【図12】本発明の焼成乃至焼却炉の他例を表す側面断
面図である。
面図である。
【図13】図12のXIIIーXIII線断面図である。
1 焼成乃至焼却炉 2 本体 3 パレット 4 焼成台車 5 耐火煉瓦 7 扉機構 8 排気口 9 ガスバーナー 14,15 排気管 38 焼成乃至焼却炉 39 焼成炉 40 冷却炉 41 パレット 42 焼成台車 44,56 扉機構 51,54 歯車
Claims (2)
- 【請求項1】 動物骨粉を耐火煉瓦材料に混合して焼成
してなる耐火煉瓦で、炉の少なくとも内壁面を構成した
ことを特徴とする焼成乃至焼却炉。 - 【請求項2】 前記耐火煉瓦の動物骨粉の配合割合を約
30〜40重量%としてなる請求項1に記載の焼成乃至
焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240394A JPH0835638A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 焼成乃至焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240394A JPH0835638A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 焼成乃至焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0835638A true JPH0835638A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15941309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17240394A Pending JPH0835638A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 焼成乃至焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0835638A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101233546B1 (ko) * | 2011-03-30 | 2013-02-14 | 홍익대학교 산학협력단 | 골회 및 안정화제로 안정화된 지르코니아를 포함하는 도기용 세라믹 분말 및 골회 및 안정화제로 안정화된 지르코니아를 이용하는 도기용 세라믹 소결체의 제조방법 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP17240394A patent/JPH0835638A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101233546B1 (ko) * | 2011-03-30 | 2013-02-14 | 홍익대학교 산학협력단 | 골회 및 안정화제로 안정화된 지르코니아를 포함하는 도기용 세라믹 분말 및 골회 및 안정화제로 안정화된 지르코니아를 이용하는 도기용 세라믹 소결체의 제조방법 |
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