JPH083657A - 含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法 - Google Patents
含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法Info
- Publication number
- JPH083657A JPH083657A JP14135794A JP14135794A JPH083657A JP H083657 A JPH083657 A JP H083657A JP 14135794 A JP14135794 A JP 14135794A JP 14135794 A JP14135794 A JP 14135794A JP H083657 A JPH083657 A JP H083657A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- metal
- raw material
- smelting
- slag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 未利用のまま廃棄或いは、埋め立てられ
ていた含ニッケル物からのニッケル製錬原料の製造方法
の提供を目的とする。 【構成】 含ニッケル物を840℃以上で加熱分解
し、得た焼鉱をフラックスと共に還元溶融し、焼鉱中の
ニッケル等の有価物をメタルとし、マンガン、クロムな
どの爾後のニッケル回収に障害となる金属をスラグとし
て分離し、得たメタルをニッケル製錬原料とする。 【効果】 ニッケルメッキやニッケル製錬など主に
ニッケルを湿式処理する工程から発生する複雑ニッケル
原料から、ニッケル及びその他の有価金属を回収すると
共に、不純物としてのマンガン、クロム、燐を精度良く
選択分離することができる。
ていた含ニッケル物からのニッケル製錬原料の製造方法
の提供を目的とする。 【構成】 含ニッケル物を840℃以上で加熱分解
し、得た焼鉱をフラックスと共に還元溶融し、焼鉱中の
ニッケル等の有価物をメタルとし、マンガン、クロムな
どの爾後のニッケル回収に障害となる金属をスラグとし
て分離し、得たメタルをニッケル製錬原料とする。 【効果】 ニッケルメッキやニッケル製錬など主に
ニッケルを湿式処理する工程から発生する複雑ニッケル
原料から、ニッケル及びその他の有価金属を回収すると
共に、不純物としてのマンガン、クロム、燐を精度良く
選択分離することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニッケルメッキやニッ
ケル製錬など主にニッケルを湿式処理する工程から発生
する含ニッケル物から、ニッケル製錬原料を得る技術に
関するものである。
ケル製錬など主にニッケルを湿式処理する工程から発生
する含ニッケル物から、ニッケル製錬原料を得る技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニッケルメッキやニッケル製錬など主
に、ニッケルを湿式で取り扱う工程から廃棄物として発
生する含ニッケル物は、形態、形状、性状、品位、組成
など多岐に至り、かつ個々の発生量は総じて少ない。こ
のため、これらの含ニッケル物は分別されることなく一
緒にして取り扱われるのが常である。
に、ニッケルを湿式で取り扱う工程から廃棄物として発
生する含ニッケル物は、形態、形状、性状、品位、組成
など多岐に至り、かつ個々の発生量は総じて少ない。こ
のため、これらの含ニッケル物は分別されることなく一
緒にして取り扱われるのが常である。
【0003】また、これらの含ニッケル物にはマンガン
やクロムが含まれるため、酸溶解し、得た溶液よりニッ
ケルを回収しようとするとマンガンやクロムが障害とな
る。
やクロムが含まれるため、酸溶解し、得た溶液よりニッ
ケルを回収しようとするとマンガンやクロムが障害とな
る。
【0004】これらのことから、これら含ニッケル物か
らのニッケルなどの有価物の回収は困難とされ、最終処
分地での埋立等が行われている。
らのニッケルなどの有価物の回収は困難とされ、最終処
分地での埋立等が行われている。
【0005】また、含ニッケル物は一般に水酸化物、塩
基性の炭酸塩、あるいは硫酸塩など、種々の形態をとる
が、いずれも嵩高く保管、埋め立てなどの処分、或いは
処分地への輸送などのいずれにおいても効率の悪いもの
となっている。
基性の炭酸塩、あるいは硫酸塩など、種々の形態をとる
が、いずれも嵩高く保管、埋め立てなどの処分、或いは
処分地への輸送などのいずれにおいても効率の悪いもの
となっている。
【0006】近年、埋め立て場の確保は困難になってい
るばかりか、環境基準の見直しなども加わり、含ニッケ
ル物の安定化と減容化が必要となってきた。
るばかりか、環境基準の見直しなども加わり、含ニッケ
ル物の安定化と減容化が必要となってきた。
【0007】さらに、環境保全と資源の有効利用の観点
からも再資源化が求められている。
からも再資源化が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は未利用のまま
廃棄或いは、埋め立てられていた含ニッケル物からのニ
ッケル製錬原料の製造方法の提供を課題とする。
廃棄或いは、埋め立てられていた含ニッケル物からのニ
ッケル製錬原料の製造方法の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の方法は、含ニッケル物よりニッケル製錬原料として
使用可能な程度のマンガンとクロムしか含まないメタル
を得る方法において、含ニッケル物を840℃以上、好
ましくは1000℃以上で加熱分解し、得た焼鉱をフラ
ックスと共に還元溶融し、焼鉱中のニッケル等の有価物
をメタルとし、マンガン、クロムなどの爾後のニッケル
回収に障害となる金属をスラグとして分離し、得たメタ
ルをニッケル製錬原料とするものであり、スラグとして
CaO−SiO2−FeO系スラグを用いるものであ
る。
明の方法は、含ニッケル物よりニッケル製錬原料として
使用可能な程度のマンガンとクロムしか含まないメタル
を得る方法において、含ニッケル物を840℃以上、好
ましくは1000℃以上で加熱分解し、得た焼鉱をフラ
ックスと共に還元溶融し、焼鉱中のニッケル等の有価物
をメタルとし、マンガン、クロムなどの爾後のニッケル
回収に障害となる金属をスラグとして分離し、得たメタ
ルをニッケル製錬原料とするものであり、スラグとして
CaO−SiO2−FeO系スラグを用いるものであ
る。
【0010】
【作用】本発明では、まず含ニッケル物を加熱分解して
焼鉱を得る。これにより含ニッケル物中に含まれる水酸
化物、炭酸塩、硫酸塩などを酸化物に転換する。次いで
得た焼鉱をフラックスと共に還元溶融し、焼鉱中のニッ
ケル等の有価物をメタルとし、マンガン、クロムなどの
爾後のニッケル回収に障害となる金属をスラグとして分
離する。このようにしてニッケル原料として使用可能な
ニッケル、銅、鉄を主成分とするメタルを得る。
焼鉱を得る。これにより含ニッケル物中に含まれる水酸
化物、炭酸塩、硫酸塩などを酸化物に転換する。次いで
得た焼鉱をフラックスと共に還元溶融し、焼鉱中のニッ
ケル等の有価物をメタルとし、マンガン、クロムなどの
爾後のニッケル回収に障害となる金属をスラグとして分
離する。このようにしてニッケル原料として使用可能な
ニッケル、銅、鉄を主成分とするメタルを得る。
【0011】含ニッケル物を加熱分解する温度は、本発
明の目的より水酸化ニッケル、炭酸ニッケル、硫酸ニッ
ケルなどが酸化物に分解する温度以上であれば良く、含
ニッケル物中のニッケル化合物の形態、用いる炉、エネ
ルギーコストなどにより最適温度はそれぞれ異なる。よ
って、このような条件を勘案して加熱温度を選定する。
明の目的より水酸化ニッケル、炭酸ニッケル、硫酸ニッ
ケルなどが酸化物に分解する温度以上であれば良く、含
ニッケル物中のニッケル化合物の形態、用いる炉、エネ
ルギーコストなどにより最適温度はそれぞれ異なる。よ
って、このような条件を勘案して加熱温度を選定する。
【0012】ところで、上記ニッケル化合物の中で最も
分解温度の高いものは硫酸ニッケルであり、その分解温
度は840℃である。よって、少なくとも840℃以
上、好ましくは1000℃以上の加熱温度の採用が望ま
しい。
分解温度の高いものは硫酸ニッケルであり、その分解温
度は840℃である。よって、少なくとも840℃以
上、好ましくは1000℃以上の加熱温度の採用が望ま
しい。
【0013】ニッケル化合物の酸化物への転換に用いる
うる炉は、例えば、回転ばい焼炉、多段ばい焼炉などで
あり、特にこれらにこだわらない。
うる炉は、例えば、回転ばい焼炉、多段ばい焼炉などで
あり、特にこれらにこだわらない。
【0014】加熱分解操作によりニッケルなどの有価金
属の多くは酸化物となっている。本発明では、これらの
有価金属酸化物を還元してメタルとして回収する。この
ため、還元熔解に際しては、フラックスを用いて熔体ス
ラグの流動性を良好にし、還元度を調節して目的とする
有価金属のみをメタルとする。そして、マンガン、クロ
ムなどのメタルへの分配を最小限にする。
属の多くは酸化物となっている。本発明では、これらの
有価金属酸化物を還元してメタルとして回収する。この
ため、還元熔解に際しては、フラックスを用いて熔体ス
ラグの流動性を良好にし、還元度を調節して目的とする
有価金属のみをメタルとする。そして、マンガン、クロ
ムなどのメタルへの分配を最小限にする。
【0015】図1に含ニッケル物のばい焼により得られ
る焼鉱に含まれる主要元素であるニッケル、鉄、銅、そ
して微量元素であるマンガン、クロム、リンなどの各酸
化物の標準生成自由エネルギーの温度−酸素圧線を示
す。この図より有価金属のニッケルと銅、そして不純物
であるクロム、マンガン、リンが還元される温度と酸素
圧、さらには、活量との関係が読み取れる。図に従え
ば、銅、ニッケル、鉄、リン、亜鉛、クロム、マンガ
ン、珪素の順にメタルに還元されることが解る。
る焼鉱に含まれる主要元素であるニッケル、鉄、銅、そ
して微量元素であるマンガン、クロム、リンなどの各酸
化物の標準生成自由エネルギーの温度−酸素圧線を示
す。この図より有価金属のニッケルと銅、そして不純物
であるクロム、マンガン、リンが還元される温度と酸素
圧、さらには、活量との関係が読み取れる。図に従え
ば、銅、ニッケル、鉄、リン、亜鉛、クロム、マンガ
ン、珪素の順にメタルに還元されることが解る。
【0016】また、図より還元開始時の温度と酸素圧と
を推定できる。例えば、鉄は1400℃で酸素圧が10
-10気圧以下、クロムは1500℃で酸素圧が10-13気
圧以下、マンガンは1600℃で酸素圧が10-14気圧
以下で還元が始まることが解る。この結果、温度と酸素
圧との調節によりニッケル+銅とマンガン+クロムとを
選択的に分離できることが解る。
を推定できる。例えば、鉄は1400℃で酸素圧が10
-10気圧以下、クロムは1500℃で酸素圧が10-13気
圧以下、マンガンは1600℃で酸素圧が10-14気圧
以下で還元が始まることが解る。この結果、温度と酸素
圧との調節によりニッケル+銅とマンガン+クロムとを
選択的に分離できることが解る。
【0017】具体的にはマンガンやクロムなど、以後の
ニッケル回収時に妨害元素となるものをスラグとして分
離することが必要となる。このためにはスラグ組成が極
めて重要となる。通常、前記焼鉱中には多くの鉄を含む
ため、スラグとしてはCaO−SiO2−FeO系とす
ることが好ましく、耐火煉瓦等の条件よりスラグの融点
を1300℃〜1500℃とすることが好ましい。よっ
て、スラグ組成はその融点がこの範囲になるように調整
する。この調整は、常法にCaO/SiO2比とFeO
/SiO2比とを決定する。なお、得られるメタルの融
点は金属組成により、特に銅の含有量により大きく変動
する。銅品位が高い方がメタルの融点が低くなるので望
ましい。
ニッケル回収時に妨害元素となるものをスラグとして分
離することが必要となる。このためにはスラグ組成が極
めて重要となる。通常、前記焼鉱中には多くの鉄を含む
ため、スラグとしてはCaO−SiO2−FeO系とす
ることが好ましく、耐火煉瓦等の条件よりスラグの融点
を1300℃〜1500℃とすることが好ましい。よっ
て、スラグ組成はその融点がこの範囲になるように調整
する。この調整は、常法にCaO/SiO2比とFeO
/SiO2比とを決定する。なお、得られるメタルの融
点は金属組成により、特に銅の含有量により大きく変動
する。銅品位が高い方がメタルの融点が低くなるので望
ましい。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。
【0019】本実施例では還元剤の添加率、酸素圧など
がメタル中のニッケル、銅、鉄、マンガン、クロム品位
に及ぼす影響と、ニッケルと銅の収率とを調べた。
がメタル中のニッケル、銅、鉄、マンガン、クロム品位
に及ぼす影響と、ニッケルと銅の収率とを調べた。
【0020】(実施例1)含ニッケル物をロータリーキ
ルンを用いて1000℃でばい焼し、得た表1に示した
焼鉱 4.4トンに610Kgのコークスを還元剤とし
て添加し、さらにフラックスとしてCaO 100K
g、SiO2 78Kgを添加し充分に混合した後、10
0 KVAの電気炉中にて還元熔解した。その後、得ら
れた熔体をレードルに流し込み、熔体表面のスラグを掻
き取り、鉄鋼用酸素センサーを用い常法に従いメタル中
の酸素圧を測定した。同時に、メタルとスラグをサンプ
リングし、メタル及びスラグの化学分析を行った。
ルンを用いて1000℃でばい焼し、得た表1に示した
焼鉱 4.4トンに610Kgのコークスを還元剤とし
て添加し、さらにフラックスとしてCaO 100K
g、SiO2 78Kgを添加し充分に混合した後、10
0 KVAの電気炉中にて還元熔解した。その後、得ら
れた熔体をレードルに流し込み、熔体表面のスラグを掻
き取り、鉄鋼用酸素センサーを用い常法に従いメタル中
の酸素圧を測定した。同時に、メタルとスラグをサンプ
リングし、メタル及びスラグの化学分析を行った。
【0021】メタル中の酸素圧は1480℃で2.20
×10-13気圧であった。そして、このときのスラグ品
位は、Fe%=0.05%、Ni%=0.05%であ
り、メタル品位はNi=76.0%、Fe=8.05
%、Cu=4.86%、Mn%=0.14、Cr%=
0.36であり、ニッケル製錬用原料として使用可能な
ものであった。なお、物量と品位とより求めたNiのメ
タルへの分配率は98%であり、Cuのそれは95%で
あった。
×10-13気圧であった。そして、このときのスラグ品
位は、Fe%=0.05%、Ni%=0.05%であ
り、メタル品位はNi=76.0%、Fe=8.05
%、Cu=4.86%、Mn%=0.14、Cr%=
0.36であり、ニッケル製錬用原料として使用可能な
ものであった。なお、物量と品位とより求めたNiのメ
タルへの分配率は98%であり、Cuのそれは95%で
あった。
【0022】 含有物の主要形態としては、X線回折の結果、NiO、
Fe2O3、Cu2Oが検出された。
Fe2O3、Cu2Oが検出された。
【0023】(実施例2)コークス量を550Kgとし
た以外実施例1と同様にしてメタルを作成した。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で4.25×10-10
気圧であった。
た以外実施例1と同様にしてメタルを作成した。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で4.25×10-10
気圧であった。
【0024】このときのスラグ品位は、Fe%=1.5
%,Ni%=0.15%であった。メタル品位はNi=
77.5%、Fe=6.05%、Cu=5.15%、M
n%=0.02、Cr%=0.04でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。なお、物
量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は95%
であり、Cuのそれは90%であった。
%,Ni%=0.15%であった。メタル品位はNi=
77.5%、Fe=6.05%、Cu=5.15%、M
n%=0.02、Cr%=0.04でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。なお、物
量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は95%
であり、Cuのそれは90%であった。
【0025】(実施例3、4)フラックスとしてのSi
O2量を70Kgとした以外は実施例2と同様にしてメ
タルを得た。そして、実施例1と同様にしてメタル中の
酸素圧を測定した。得られた酸素圧は1480℃で3.
25×10-10気圧であった。
O2量を70Kgとした以外は実施例2と同様にしてメ
タルを得た。そして、実施例1と同様にしてメタル中の
酸素圧を測定した。得られた酸素圧は1480℃で3.
25×10-10気圧であった。
【0026】このときのスラグ品位は、Fe%=1.6
%,Ni%=0.07%であった。メタル品位はNi=
78.0%、Fe=5.95%、Cu=5.00%、M
n%=0.03、Cr%=0.02でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。
%,Ni%=0.07%であった。メタル品位はNi=
78.0%、Fe=5.95%、Cu=5.00%、M
n%=0.03、Cr%=0.02でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。
【0027】この試験を再度繰り返した(実施例4)と
ころ、メタル中の酸素圧は1450℃で4.25×10
-10気圧であった。
ころ、メタル中の酸素圧は1450℃で4.25×10
-10気圧であった。
【0028】このときのスラグ品位は、Fe%=1.5
%、Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi=
76.0%、Fe=6.05%、Cu=5.86%、M
n%=0.01、Cr%=0.04でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。なお、物
量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は94%
であり、Cuのそれは90%であった。
%、Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi=
76.0%、Fe=6.05%、Cu=5.86%、M
n%=0.01、Cr%=0.04でありニッケル製錬
用原料として良好なものであることが解った。なお、物
量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は94%
であり、Cuのそれは90%であった。
【0029】(実施例5)コークス添加量を300K
g、CaO添加量を30Kg、SiO2添加量を15K
gとした以外は実施例1と同様にしてメタルを得た。そ
して、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で9.25×10-10
気圧であった。
g、CaO添加量を30Kg、SiO2添加量を15K
gとした以外は実施例1と同様にしてメタルを得た。そ
して、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で9.25×10-10
気圧であった。
【0030】このときのスラグ品位は、Fe%=1.0
%,Ni%=0.15%であった。メタル品位はNi=
85.8%、Fe=5.00%、Cu=2.69%、M
n%=0.04、Cr%=0.50でありニッケル製錬
用原料として使用可能なものであることが解った。な
お、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は
98%であり、Cuのそれは85%であった。
%,Ni%=0.15%であった。メタル品位はNi=
85.8%、Fe=5.00%、Cu=2.69%、M
n%=0.04、Cr%=0.50でありニッケル製錬
用原料として使用可能なものであることが解った。な
お、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は
98%であり、Cuのそれは85%であった。
【0031】(実施例6)コークス添加量を250Kg
とした以外は実施例5と同様にしてメタルを得た。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で1.25×10-10
気圧であった。
とした以外は実施例5と同様にしてメタルを得た。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1450℃で1.25×10-10
気圧であった。
【0032】このときのスラグ品位は、Fe%=0.5
%,Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi=
85.0%、Fe=3.05%、Cu=4.86%、M
n%=0.01、Cr%=0.40でありニッケル製錬
用原料として使用可能なものであることが解った。な
お、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は
95%であり、Cuのそれは80%であった。
%,Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi=
85.0%、Fe=3.05%、Cu=4.86%、M
n%=0.01、Cr%=0.40でありニッケル製錬
用原料として使用可能なものであることが解った。な
お、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率は
95%であり、Cuのそれは80%であった。
【0033】(比較例)コークス添加量を710Kg、
CaO添加量を100Kg、SiO2添加量を78Kg
とした以外は実施例1と同様にしてメタルを得た。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1480℃で1.20×10-10
気圧であった。
CaO添加量を100Kg、SiO2添加量を78Kg
とした以外は実施例1と同様にしてメタルを得た。そし
て、実施例1と同様にしてメタル中の酸素圧を測定し
た。得られた酸素圧は1480℃で1.20×10-10
気圧であった。
【0034】このときのスラグ品位は、Fe%=0.0
5%,Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi
=77.0%、Fe=8.85%、Cu=4.66%、
Mn%=0.14、Cr%=0.36でありニッケル製
錬用原料として使用不可能なものであることが解った。
なお、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率
は98%であり、Cuのそれは95%であった。
5%,Ni%=0.05%であった。メタル品位はNi
=77.0%、Fe=8.85%、Cu=4.66%、
Mn%=0.14、Cr%=0.36でありニッケル製
錬用原料として使用不可能なものであることが解った。
なお、物量と品位とより求めたNiのメタルへの分配率
は98%であり、Cuのそれは95%であった。
【0035】これは、還元剤の添加量が多くなりすぎ不
純物のメタルへの移行量が増加したためである。
純物のメタルへの移行量が増加したためである。
【0036】以上の結果より、気圧で測定したメタル中
の酸素圧の対数をYとし、メタル温度をXとしたとき、
0.008X−20.6≧Y≧0.008X−21.5
の範囲であれば本発明の目的とすると製錬原料として用
い得るニッケル原料としてのメタルを収率良く得ること
ができると言える。
の酸素圧の対数をYとし、メタル温度をXとしたとき、
0.008X−20.6≧Y≧0.008X−21.5
の範囲であれば本発明の目的とすると製錬原料として用
い得るニッケル原料としてのメタルを収率良く得ること
ができると言える。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法に従えば、ニッケルメッキ
やニッケル製錬など主にニッケルを湿式処理する工程か
ら発生する複雑ニッケル原料から、ニッケル及びその他
の有価金属を回収すると共に、不純物としてのマンガ
ン、クロム、燐を精度良く選択分離することができる。
よって、本発明の方法は複雑ニッケル原料より製錬原料
として用いることの出来るニッケル原料得るのに適して
いる。
やニッケル製錬など主にニッケルを湿式処理する工程か
ら発生する複雑ニッケル原料から、ニッケル及びその他
の有価金属を回収すると共に、不純物としてのマンガ
ン、クロム、燐を精度良く選択分離することができる。
よって、本発明の方法は複雑ニッケル原料より製錬原料
として用いることの出来るニッケル原料得るのに適して
いる。
【図1】各主要金属酸化物の標準生成自由エネルギーの
温度−酸素圧線を示した図である。
温度−酸素圧線を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 含ニッケル物よりニッケル製錬原料と
して使用可能な程度のマンガンとクロムしか含まないメ
タルを得る方法において、含ニッケル物を840℃以上
で加熱分解し、得た焼鉱をフラックスと共に還元溶融
し、焼鉱中のニッケル等の有価物をメタルとし、マンガ
ン、クロムなどの爾後のニッケル回収に障害となる金属
をスラグとして分離し、得たメタルをニッケル製錬原料
とすることを特徴とする含ニッケル物からのニッケル製
錬用原料の製造方法。 - 【請求項2】 スラグとしてCaO−SiO2−Fe
O系スラグを用いることを特徴とする請求項1記載のニ
ッケル製錬用原料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14135794A JPH083657A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14135794A JPH083657A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083657A true JPH083657A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15290104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14135794A Pending JPH083657A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083657A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008513597A (ja) * | 2004-09-17 | 2008-05-01 | ビーエイチピー・ビリトン・エスエスエム・テクノロジー・ピーティーワイ・リミテッド | 組み合わされた湿式精錬および乾式精錬の処理によるフェロニッケルまたはニッケルマットの生産 |
| JP2017052995A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 住友金属鉱山株式会社 | ニッケル酸化鉱の製錬方法 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14135794A patent/JPH083657A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008513597A (ja) * | 2004-09-17 | 2008-05-01 | ビーエイチピー・ビリトン・エスエスエム・テクノロジー・ピーティーワイ・リミテッド | 組み合わされた湿式精錬および乾式精錬の処理によるフェロニッケルまたはニッケルマットの生産 |
| JP2017052995A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 住友金属鉱山株式会社 | ニッケル酸化鉱の製錬方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Li et al. | Novel recycling process for lead-acid battery paste without SO2 generation-Reaction mechanism and industrial pilot campaign | |
| DE3047194C2 (ja) | ||
| Donald et al. | Reduction of electric arc furnace dust with solid iron powder | |
| US5279644A (en) | Fire refining precious metals asay method | |
| US5865872A (en) | Method of recovering metals and producing a secondary slag from base metal smelter slag | |
| RS62000B1 (sr) | Poboljšana troska iz proizvodnje obojenih metala | |
| CN111979423B (zh) | 一种利用石膏渣强化回收铜熔炼渣中有价金属的方法 | |
| WO2020178480A1 (en) | Combined smelting of molten slags and residuals from stainless steel and ferrochromium works | |
| Barakat | The pyrometallurgical processing of galvanizing zinc ash and flue dust | |
| CA1086073A (en) | Electric smelting of lead sulphate residues | |
| JPS60155633A (ja) | マグネシウムの製造方法 | |
| WO2004053173A1 (ja) | V、Mo、及びNi含有廃棄物からの有価金属の回収方法 | |
| JP3317658B2 (ja) | 鉄鋼産廃からの金属の回収方法 | |
| JPH083657A (ja) | 含ニッケル物からのニッケル製錬用原料の製造方法 | |
| JP2004285473A (ja) | V、Mo、及びNi含有廃棄物からの有価金属の回収方法 | |
| GB2067599A (en) | Recovery of Pt group metals | |
| JP2835467B2 (ja) | 電気炉スラグを原料とするアルミナセメントの製造方法 | |
| CN114051539A (zh) | Pgm的回收方法 | |
| Lindblom et al. | Fine-particle characterization—an important recycling tool | |
| CA1143166A (en) | Recovery of nickel and other metallic values from waste | |
| US4662936A (en) | Method of treating nickel-containing and vanadium-containing residues | |
| KR950006268B1 (ko) | 저밀도이면서 입자가 해면형상인 분철의 제조방법 | |
| CN106498186B (zh) | 一种硫化铋物料还原固硫焙烧直接生产金属铋的方法 | |
| JP4525453B2 (ja) | スラグフューミング方法 | |
| RU2119546C1 (ru) | Способ получения ферросплава |