JPH083714A - 積層体の製造方法 - Google Patents
積層体の製造方法Info
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- JPH083714A JPH083714A JP6158160A JP15816094A JPH083714A JP H083714 A JPH083714 A JP H083714A JP 6158160 A JP6158160 A JP 6158160A JP 15816094 A JP15816094 A JP 15816094A JP H083714 A JPH083714 A JP H083714A
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- JP
- Japan
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- film
- dense sintered
- porous film
- porous
- sintered body
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Fuel Cell (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】インターコネクター等の緻密質焼結体上に溶射
膜を形成するのに際して、緻密質焼結体と溶射膜との密
着性を向上させることによって、両者の剥離を防止し、
更には両者の間の気密性を向上させることである。 【構成】相対密度94%以上の緻密質焼結体1上に、開
口部分が小さくかつ内部が広がった形状の開気孔を表面
側に有する多孔質膜5を形成し、次いで多孔質膜5上
に、溶射法によって溶射膜8を形成する。好ましくは、
多孔質膜の原料粉末と分散媒体と造孔剤とを含有するペ
ーストを緻密質焼結体1上に塗布して塗布層を形成し、
この塗布層を焼き付けることにより、多孔質膜5を形成
する。また、溶射膜8を形成した後、溶射膜8を熱処理
することにより、溶射膜8を気密性にする。
膜を形成するのに際して、緻密質焼結体と溶射膜との密
着性を向上させることによって、両者の剥離を防止し、
更には両者の間の気密性を向上させることである。 【構成】相対密度94%以上の緻密質焼結体1上に、開
口部分が小さくかつ内部が広がった形状の開気孔を表面
側に有する多孔質膜5を形成し、次いで多孔質膜5上
に、溶射法によって溶射膜8を形成する。好ましくは、
多孔質膜の原料粉末と分散媒体と造孔剤とを含有するペ
ーストを緻密質焼結体1上に塗布して塗布層を形成し、
この塗布層を焼き付けることにより、多孔質膜5を形成
する。また、溶射膜8を形成した後、溶射膜8を熱処理
することにより、溶射膜8を気密性にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質型燃料電池
等を製造する際において、緻密質焼結体上に溶射膜を形
成するための方法に関するものである。
等を製造する際において、緻密質焼結体上に溶射膜を形
成するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体電解質型燃料電池は、1000°C
等の高温で作動するため電極反応が極めて活発で、高価
な白金などの貴金属触媒を全く必要とせず、分極が小さ
く、出力電圧も比較的高いため、エネルギー変換効率が
他の燃料電池に比べて著しく高い。更に、構造材は全て
固体から構成されるため、安定かつ長寿命である。固体
電解質型燃料電池は、いわゆる平板型と円筒型とに大別
される。平板型の固体電解質型燃料電池においては、い
わゆるセパレータと発電層とを交互に積層することによ
り、発電用のスタックを構成する。
等の高温で作動するため電極反応が極めて活発で、高価
な白金などの貴金属触媒を全く必要とせず、分極が小さ
く、出力電圧も比較的高いため、エネルギー変換効率が
他の燃料電池に比べて著しく高い。更に、構造材は全て
固体から構成されるため、安定かつ長寿命である。固体
電解質型燃料電池は、いわゆる平板型と円筒型とに大別
される。平板型の固体電解質型燃料電池においては、い
わゆるセパレータと発電層とを交互に積層することによ
り、発電用のスタックを構成する。
【0003】平板型の固体電解質型燃料電池にも、幾つ
かの形態がある。しかし、本発明者は、自立型の空気極
とセパレータないしインターコネクターとを接合し、次
いでこの接合体の表面に、固体電解質膜及び燃料極膜を
順次形成することを試みていた。固体電解質膜の形成法
としては、化学蒸着法(CVD法)や電気化学的蒸着法
(EVD法)が一般的であるが、こうした気相法による
と、装置が大型化し、処理面積、処理速度が小さすぎ、
ランニングコストが嵩む。プラズマ溶射法によって固体
電解質膜を形成すれば、成膜速度を大きくでき、装置等
の取り扱いも簡単であり、かつ薄膜を比較的緻密に成膜
できる(サンシャイン 1981,Vo1. 2, No.1: エネルギ
ー総合工学 13 −2, 1990年) 。しかし、プラズマ溶射
法によっては、気密質の固体電解質膜を得ることが難し
い。一方、特に固体電解質型燃料電池の固体電解質膜に
おいては、燃料漏れによる出力の低下を防止するため、
気密性が要求される。こうした問題を解決するための方
法として、特開平4−115469号公報、特開平3−62459
号公報において、前記固体電解質質膜をプラズマ溶射に
よって形成し、このプラズマ溶射膜を熱処理する方法が
開示されている。
かの形態がある。しかし、本発明者は、自立型の空気極
とセパレータないしインターコネクターとを接合し、次
いでこの接合体の表面に、固体電解質膜及び燃料極膜を
順次形成することを試みていた。固体電解質膜の形成法
としては、化学蒸着法(CVD法)や電気化学的蒸着法
(EVD法)が一般的であるが、こうした気相法による
と、装置が大型化し、処理面積、処理速度が小さすぎ、
ランニングコストが嵩む。プラズマ溶射法によって固体
電解質膜を形成すれば、成膜速度を大きくでき、装置等
の取り扱いも簡単であり、かつ薄膜を比較的緻密に成膜
できる(サンシャイン 1981,Vo1. 2, No.1: エネルギ
ー総合工学 13 −2, 1990年) 。しかし、プラズマ溶射
法によっては、気密質の固体電解質膜を得ることが難し
い。一方、特に固体電解質型燃料電池の固体電解質膜に
おいては、燃料漏れによる出力の低下を防止するため、
気密性が要求される。こうした問題を解決するための方
法として、特開平4−115469号公報、特開平3−62459
号公報において、前記固体電解質質膜をプラズマ溶射に
よって形成し、このプラズマ溶射膜を熱処理する方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自立型の空気
極とインターコネクターとを接合し、この接合体の表面
に、溶射法によって固体電解質膜を形成した場合には、
インターコネクターと溶射膜との密着性が低く、両者の
剥離が生じた。このため、本発明者は、インターコネク
ターの表面にサンドブラストによって粗し、この上に溶
射膜を形成したが、やはり溶射膜の剥離が生じた。ま
た、インターコネクターと溶射膜との密着性が低いため
に、溶射膜を熱処理して気密質の固体電解質膜とした後
でも、固体電解質膜とインターコネクターとの間で高度
の気密性を保持することが困難であった。
極とインターコネクターとを接合し、この接合体の表面
に、溶射法によって固体電解質膜を形成した場合には、
インターコネクターと溶射膜との密着性が低く、両者の
剥離が生じた。このため、本発明者は、インターコネク
ターの表面にサンドブラストによって粗し、この上に溶
射膜を形成したが、やはり溶射膜の剥離が生じた。ま
た、インターコネクターと溶射膜との密着性が低いため
に、溶射膜を熱処理して気密質の固体電解質膜とした後
でも、固体電解質膜とインターコネクターとの間で高度
の気密性を保持することが困難であった。
【0005】本発明の課題は、インターコネクター等の
緻密質焼結体上に溶射膜を形成するのに際して、緻密質
焼結体と溶射膜との密着性を向上させることによって、
両者の剥離を防止し、かつ両者の間の気密性を向上させ
ることである。
緻密質焼結体上に溶射膜を形成するのに際して、緻密質
焼結体と溶射膜との密着性を向上させることによって、
両者の剥離を防止し、かつ両者の間の気密性を向上させ
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対密度94
%以上の緻密質焼結体上に、開口部分が小さくかつ内部
が広がった形状の開気孔を表面側に有する多孔質膜を形
成し、次いでこの多孔質膜上に溶射法によって溶射膜を
形成することを特徴とする、積層体の製造方法に係るも
のである。
%以上の緻密質焼結体上に、開口部分が小さくかつ内部
が広がった形状の開気孔を表面側に有する多孔質膜を形
成し、次いでこの多孔質膜上に溶射法によって溶射膜を
形成することを特徴とする、積層体の製造方法に係るも
のである。
【0007】
【作用】固体電解質型燃料電池のインターコネクター
は、導電性と気密性とが要求される。即ち、インターコ
ネクターは、空気と燃料ガスとを分け隔てることが必要
であり、高い緻密性を有している必要がある。セラミッ
クスの場合、気体を通さない焼結体の相対密度の指標は
94%以上であり、この程度までインターコネクターを
緻密に焼結させることが必要である。
は、導電性と気密性とが要求される。即ち、インターコ
ネクターは、空気と燃料ガスとを分け隔てることが必要
であり、高い緻密性を有している必要がある。セラミッ
クスの場合、気体を通さない焼結体の相対密度の指標は
94%以上であり、この程度までインターコネクターを
緻密に焼結させることが必要である。
【0008】溶射法によって、非常に高温で溶融された
溶射原料を緻密質焼結体上に吹きつけ、成膜すると、緻
密質焼結体と溶射膜との間に、非常に大きな熱応力が発
生する。従って、緻密質焼結体の表面が滑らかである
と、熱応力によって両者の界面に剥離が生ずる。サンド
ブラストによって表面を粗面にした場合であっても、こ
の熱応力による剥離等を防止するためには、不十分であ
ることが判った。
溶射原料を緻密質焼結体上に吹きつけ、成膜すると、緻
密質焼結体と溶射膜との間に、非常に大きな熱応力が発
生する。従って、緻密質焼結体の表面が滑らかである
と、熱応力によって両者の界面に剥離が生ずる。サンド
ブラストによって表面を粗面にした場合であっても、こ
の熱応力による剥離等を防止するためには、不十分であ
ることが判った。
【0009】特開平4─115462号公報によれば、
円筒形の基体管の上に、固体電解質膜を低圧プラズマ溶
射法によって形成し、この固体電解質膜の上に、アルミ
ナを主成分とするセラミックスを溶射し、セラミックス
膜を形成し、このセラミックス膜の上にインターコネク
ター膜を形成しており、これによって固体電解質膜とイ
ンターコネクター膜との密着性を向上させようとしてい
る。また、固体電解質膜の上に溶射膜を形成しても、前
記した理由から、やはりこの溶射膜と固体電解質膜との
密着性は低い。
円筒形の基体管の上に、固体電解質膜を低圧プラズマ溶
射法によって形成し、この固体電解質膜の上に、アルミ
ナを主成分とするセラミックスを溶射し、セラミックス
膜を形成し、このセラミックス膜の上にインターコネク
ター膜を形成しており、これによって固体電解質膜とイ
ンターコネクター膜との密着性を向上させようとしてい
る。また、固体電解質膜の上に溶射膜を形成しても、前
記した理由から、やはりこの溶射膜と固体電解質膜との
密着性は低い。
【0010】本発明者は、開口部分が小さくかつ内部が
広がった形状の開気孔を表面側に有する多孔質膜を形成
し、次いでこの多孔質膜上に溶射法によって溶射膜を形
成することによって、緻密質焼結体と溶射膜との剥離を
防止できることを見いだし、本発明に到達した。具体的
には、表面が滑らかなインターコネクターにペーストを
塗布し、これを焼き付けることで、多孔質膜を形成し
た。この際、開口部分が小さくかつ内部が広がった形状
の開気孔を形成すれば、溶融した粒子がこの開気孔中に
入り込み、開気孔中で固化し、溶射膜を表面に固定する
作用があることが判明した。
広がった形状の開気孔を表面側に有する多孔質膜を形成
し、次いでこの多孔質膜上に溶射法によって溶射膜を形
成することによって、緻密質焼結体と溶射膜との剥離を
防止できることを見いだし、本発明に到達した。具体的
には、表面が滑らかなインターコネクターにペーストを
塗布し、これを焼き付けることで、多孔質膜を形成し
た。この際、開口部分が小さくかつ内部が広がった形状
の開気孔を形成すれば、溶融した粒子がこの開気孔中に
入り込み、開気孔中で固化し、溶射膜を表面に固定する
作用があることが判明した。
【0011】
【実施例】前記多孔質膜を形成するには、少なくとも多
孔質膜の原料粉末と分散媒体と造孔剤とを含有するペー
ストを緻密質焼結体上に塗布して塗布層を形成し、次い
でこの塗布層を焼き付けることが好ましい。この際、造
孔剤の作用によって、開気孔を多孔質膜に多数形成する
ことができ、造孔剤の量を調節することによって、開気
孔の多くを、開口部分が相対的に小さい形状にすること
ができる。また、多孔質膜を形成した後、この表面を研
磨加工すると、閉気孔が開気孔となり、かつこの開気孔
の多くは、開口部分が相対的に小さい形状となる。
孔質膜の原料粉末と分散媒体と造孔剤とを含有するペー
ストを緻密質焼結体上に塗布して塗布層を形成し、次い
でこの塗布層を焼き付けることが好ましい。この際、造
孔剤の作用によって、開気孔を多孔質膜に多数形成する
ことができ、造孔剤の量を調節することによって、開気
孔の多くを、開口部分が相対的に小さい形状にすること
ができる。また、多孔質膜を形成した後、この表面を研
磨加工すると、閉気孔が開気孔となり、かつこの開気孔
の多くは、開口部分が相対的に小さい形状となる。
【0012】多孔質膜の原料粉末は、緻密質焼結体の原
料粉末と同種であることが好ましい。これによって、緻
密質焼結体への多孔質膜の密着性を一層向上させること
ができ、結果的に、緻密質焼結体への溶射膜の密着性、
特に気密性を一層向上させることができる。
料粉末と同種であることが好ましい。これによって、緻
密質焼結体への多孔質膜の密着性を一層向上させること
ができ、結果的に、緻密質焼結体への溶射膜の密着性、
特に気密性を一層向上させることができる。
【0013】本発明においては、緻密質焼結体、多孔質
膜及び溶射膜からなる積層体を形成した後、溶射膜を熱
処理することにより、この溶射膜を気密性にすることが
好ましい。この熱処理工程においては、多孔質膜の方
も、緻密化が促進される。これによって、溶射膜と緻密
質焼結体との間の気密性を保持することができるので、
本発明の積層体を、こうした気密性の必要な用途、特に
固体電解質型燃料電池に対して、有利に適用することが
できる。
膜及び溶射膜からなる積層体を形成した後、溶射膜を熱
処理することにより、この溶射膜を気密性にすることが
好ましい。この熱処理工程においては、多孔質膜の方
も、緻密化が促進される。これによって、溶射膜と緻密
質焼結体との間の気密性を保持することができるので、
本発明の積層体を、こうした気密性の必要な用途、特に
固体電解質型燃料電池に対して、有利に適用することが
できる。
【0014】このように気密性を要求される用途におい
て、多孔質膜が緻密質焼結体上で平面的に連続した形状
である場合には、前記の熱処理の後であっても、この多
孔質膜を通して気体が漏れる傾向が生ずる。しかし、多
孔質膜の厚さを30μm以下とすれば、多孔質膜が十分
に薄いので、気体の漏れ量も小さく、この観点から好ま
しい。ただし、多孔質膜の厚さは、溶射膜の多孔質膜へ
の固定作用を有効に発揮させるという観点からは、5μ
m以上とすることが好ましい。
て、多孔質膜が緻密質焼結体上で平面的に連続した形状
である場合には、前記の熱処理の後であっても、この多
孔質膜を通して気体が漏れる傾向が生ずる。しかし、多
孔質膜の厚さを30μm以下とすれば、多孔質膜が十分
に薄いので、気体の漏れ量も小さく、この観点から好ま
しい。ただし、多孔質膜の厚さは、溶射膜の多孔質膜へ
の固定作用を有効に発揮させるという観点からは、5μ
m以上とすることが好ましい。
【0015】前記したように溶射膜を熱処理する場合に
おいて、多孔質膜を緻密質焼結体上で平面的に不連続な
形状とすることが、気密性を向上させるという観点か
ら、より一層好ましい。なぜなら、不連続な多孔質膜の
間の領域に溶射膜が形成され、この溶射膜が熱処理の際
に緻密質焼結体へと焼きつき、気密化するので、多孔質
膜を通る気体漏れの経路がなくなるからである。従っ
て、この場合には、多孔質膜の厚さが30μmを越えて
いても、非常に高度の気密性を保持することができる。
おいて、多孔質膜を緻密質焼結体上で平面的に不連続な
形状とすることが、気密性を向上させるという観点か
ら、より一層好ましい。なぜなら、不連続な多孔質膜の
間の領域に溶射膜が形成され、この溶射膜が熱処理の際
に緻密質焼結体へと焼きつき、気密化するので、多孔質
膜を通る気体漏れの経路がなくなるからである。従っ
て、この場合には、多孔質膜の厚さが30μmを越えて
いても、非常に高度の気密性を保持することができる。
【0016】この場合において、緻密質焼結体上に多数
の多孔質膜を分散させることが、特に好ましい。これに
よって、分散された各多孔質膜の間にそれぞれ気密質の
膜が形成されるからである。
の多孔質膜を分散させることが、特に好ましい。これに
よって、分散された各多孔質膜の間にそれぞれ気密質の
膜が形成されるからである。
【0017】こうした分散状態の多孔質膜を形成するた
めには、所定の平面的パターンを有するマスキング材を
緻密質焼結体上に設置し、次いで前記ペーストを緻密質
焼結体上に塗布することが好ましい。この方法によれ
ば、各多孔質膜の分散状態を、容易に、かつ正確に再現
することができる。より具体的には、マスキング材とし
てのメッシュを緻密質焼結体上に設置し、この上からペ
ーストを刷毛を用いて塗布したり、マスクを施したスク
リーンを緻密質焼結体上に設置し、ペーストをスクリー
ン印刷したりする。
めには、所定の平面的パターンを有するマスキング材を
緻密質焼結体上に設置し、次いで前記ペーストを緻密質
焼結体上に塗布することが好ましい。この方法によれ
ば、各多孔質膜の分散状態を、容易に、かつ正確に再現
することができる。より具体的には、マスキング材とし
てのメッシュを緻密質焼結体上に設置し、この上からペ
ーストを刷毛を用いて塗布したり、マスクを施したスク
リーンを緻密質焼結体上に設置し、ペーストをスクリー
ン印刷したりする。
【0018】しかし、緻密質焼結体に対して前記ペース
トが濡れにくい場合には、前記ペーストの塗布量を少な
くすれば、緻密質焼結体上でペーストが表面張力によっ
て集合して滴状になり、各滴の間に間隙が生ずるので、
多孔質膜が自然に分散状態になる。この方法を採用する
と、マスキング材を使用する必要がないので、量産に極
めて適している。
トが濡れにくい場合には、前記ペーストの塗布量を少な
くすれば、緻密質焼結体上でペーストが表面張力によっ
て集合して滴状になり、各滴の間に間隙が生ずるので、
多孔質膜が自然に分散状態になる。この方法を採用する
と、マスキング材を使用する必要がないので、量産に極
めて適している。
【0019】好ましくは、緻密質焼結体が平板型固体電
解質型燃料電池のインターコネクターであり、溶射膜が
固体電解質からなる溶射膜であり、多孔質膜は、インタ
ーコネクター材料によって形成されている。なぜなら、
いわゆる円筒型の固体電解質型燃料電池においては、円
筒形状の基体管の上に固体電解質膜を溶射法によって形
成することが知られているが、この場合には、固体電解
質膜が基体管の周方向に連続しており、インターコネク
ターの存在する部分を除けば、全体として輪状になって
いる。従って、固体電解質膜を熱処理すると、固体電解
質膜が焼成収縮するため、上記のように輪状の固体電解
質膜が基体管を締めつけるように、収縮力が働く。この
ため、固体電解質膜の基体管への密着性は、平板型の場
合に比べると大きく、剥離の可能性が低い。従って、本
発明は、平板型の固体電解質型燃料電池に対して特に有
用である。
解質型燃料電池のインターコネクターであり、溶射膜が
固体電解質からなる溶射膜であり、多孔質膜は、インタ
ーコネクター材料によって形成されている。なぜなら、
いわゆる円筒型の固体電解質型燃料電池においては、円
筒形状の基体管の上に固体電解質膜を溶射法によって形
成することが知られているが、この場合には、固体電解
質膜が基体管の周方向に連続しており、インターコネク
ターの存在する部分を除けば、全体として輪状になって
いる。従って、固体電解質膜を熱処理すると、固体電解
質膜が焼成収縮するため、上記のように輪状の固体電解
質膜が基体管を締めつけるように、収縮力が働く。この
ため、固体電解質膜の基体管への密着性は、平板型の場
合に比べると大きく、剥離の可能性が低い。従って、本
発明は、平板型の固体電解質型燃料電池に対して特に有
用である。
【0020】この場合において特に好ましくは、インタ
ーコネクターと空気極とからなる自己支持能力を持つ接
合体を作成し、この際接合体の中にインターコネクター
及び空気極に面する酸化ガス流路を形成し、次いでこの
接合体の表面に少なくともインターコネクターと空気極
との接合面を覆うように多孔質膜を形成し、次いで溶射
膜を多孔質膜及び空気極の上に形成し、次いで熱処理に
よって溶射膜を気密性固体電解質膜にすることによって
接合面からの酸化ガスの漏れを防止する。
ーコネクターと空気極とからなる自己支持能力を持つ接
合体を作成し、この際接合体の中にインターコネクター
及び空気極に面する酸化ガス流路を形成し、次いでこの
接合体の表面に少なくともインターコネクターと空気極
との接合面を覆うように多孔質膜を形成し、次いで溶射
膜を多孔質膜及び空気極の上に形成し、次いで熱処理に
よって溶射膜を気密性固体電解質膜にすることによって
接合面からの酸化ガスの漏れを防止する。
【0021】インターコネクターの材料はランタンを含
有するペロブスカイト型複合酸化物であることが好まし
く、ランタンクロマイトであることが更に好ましい。耐
熱性、耐酸化性、耐還元性を有しているからである。ま
た、空気極の材料はランタンを含有するペロブスカイト
型複合酸化物であることが好ましく、ランタンマンガナ
イト又はランタンコバルタイトであることが更に好まし
く、ランタンマンガナイトが一層好ましい。このランタ
ンクロマイト及びランタンマンガナイトは、ストロンチ
ウム、カルシウム、クロム、コバルト、鉄、アルミニウ
ム等をドープしたものであってよい。固体電解質膜の材
料としては、イットリア安定化ジルコニア又はイットリ
ア部分安定化ジルコニアが好ましいが、他の材料を使用
することもできる。
有するペロブスカイト型複合酸化物であることが好まし
く、ランタンクロマイトであることが更に好ましい。耐
熱性、耐酸化性、耐還元性を有しているからである。ま
た、空気極の材料はランタンを含有するペロブスカイト
型複合酸化物であることが好ましく、ランタンマンガナ
イト又はランタンコバルタイトであることが更に好まし
く、ランタンマンガナイトが一層好ましい。このランタ
ンクロマイト及びランタンマンガナイトは、ストロンチ
ウム、カルシウム、クロム、コバルト、鉄、アルミニウ
ム等をドープしたものであってよい。固体電解質膜の材
料としては、イットリア安定化ジルコニア又はイットリ
ア部分安定化ジルコニアが好ましいが、他の材料を使用
することもできる。
【0022】前記した塗布用のペーストにおいて、造孔
剤としては、アクリルパウダー、カーボンパウダー、セ
ルロース等が好ましく、分散媒体としては、水、テレピ
ンアルコール、ブチルカルビトール等が好ましい。更
に、ペースト中にバインダーを添加することが好まし
く、こうしたバインダーとしては、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、アクリル系バインダー等が好ま
しい。
剤としては、アクリルパウダー、カーボンパウダー、セ
ルロース等が好ましく、分散媒体としては、水、テレピ
ンアルコール、ブチルカルビトール等が好ましい。更
に、ペースト中にバインダーを添加することが好まし
く、こうしたバインダーとしては、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、アクリル系バインダー等が好ま
しい。
【0023】図1(a)は、本発明の実施例に係るイン
ターコネクター1を示す平面図であり、図1(b)は、
インターコネクター1と空気極3との接合体4を示す正
面図である。インターコネクター1は、例えば平面的に
見て長方形であり、四角柱状の隔壁1a及び1bが設け
られており、隔壁1aと1bとの間、隔壁1bと1bと
の間に、それぞれ溝状の酸化ガス流路2が設けられてい
る。空気極3の下側面3cと隔壁1a、1bの上側面1
e、1fとが接合されており、空気極3の側面3bとイ
ンターコネクター1の側面1cとが段差なく連続してお
り、四角柱形状の酸化ガス流路2の端部2a、2bが、
セパレータ1の端面1d側に開放されている。
ターコネクター1を示す平面図であり、図1(b)は、
インターコネクター1と空気極3との接合体4を示す正
面図である。インターコネクター1は、例えば平面的に
見て長方形であり、四角柱状の隔壁1a及び1bが設け
られており、隔壁1aと1bとの間、隔壁1bと1bと
の間に、それぞれ溝状の酸化ガス流路2が設けられてい
る。空気極3の下側面3cと隔壁1a、1bの上側面1
e、1fとが接合されており、空気極3の側面3bとイ
ンターコネクター1の側面1cとが段差なく連続してお
り、四角柱形状の酸化ガス流路2の端部2a、2bが、
セパレータ1の端面1d側に開放されている。
【0024】次いで、図2(a)及び図2(b)に示す
ように、インターコネクター1の側面1c及び空気極3
の側面3b上に、多孔質膜5を形成する。この多孔質膜
5は、全体として長方形状の連続した形状であり、多孔
質膜5の上端部は上側面3aにまで達している。むろ
ん、多孔質膜5が、インターコネクター1と空気極3と
の接合面を覆っている。
ように、インターコネクター1の側面1c及び空気極3
の側面3b上に、多孔質膜5を形成する。この多孔質膜
5は、全体として長方形状の連続した形状であり、多孔
質膜5の上端部は上側面3aにまで達している。むろ
ん、多孔質膜5が、インターコネクター1と空気極3と
の接合面を覆っている。
【0025】次いで、図3(a)に示すように、多孔質
膜5及び上側面3a上に、溶射膜8を形成する。この結
果、溶射膜8の水平部分8aが上側面3aを被覆し、垂
直部分8bが多孔質膜5を被覆する。次いで、この積層
体を熱処理することにより、溶射膜8が気密質の固体電
解質膜12となり、多孔質膜7の焼結がある程度促進さ
れ、固体電解質膜12の水平部分12aが上側面3aを
被覆し、垂直部分12bが多孔質膜7を被覆する。ま
た、固体電解質膜12の上に燃料極膜を形成するが、燃
料極の材料としては、ニッケル、ニッケル─ジルコニア
サーメットが好ましい。
膜5及び上側面3a上に、溶射膜8を形成する。この結
果、溶射膜8の水平部分8aが上側面3aを被覆し、垂
直部分8bが多孔質膜5を被覆する。次いで、この積層
体を熱処理することにより、溶射膜8が気密質の固体電
解質膜12となり、多孔質膜7の焼結がある程度促進さ
れ、固体電解質膜12の水平部分12aが上側面3aを
被覆し、垂直部分12bが多孔質膜7を被覆する。ま
た、固体電解質膜12の上に燃料極膜を形成するが、燃
料極の材料としては、ニッケル、ニッケル─ジルコニア
サーメットが好ましい。
【0026】ここで、多孔質膜5と溶射膜8との接合界
面の状態について、図4(a)、図4(b)及び図5の
模式図を使用して、説明する。まず、多孔質膜5を形成
した状態では、図4(a)に示すように、多孔質膜5の
表面に開気孔9が多数形成されており、各開気孔9の開
口部分11は、開気孔9の内部よりも狭くなっている。
ただし、一部の開気孔10は、開口部分が内部よりも広
い形状である。この多孔質膜5に対して固体電解質材料
を溶射すると、溶融した材料が多孔質膜の表面に衝突
し、開気孔9内に入り込み、図4(b)に示すように、
固体電解質膜8の基礎部分が開気孔9内に係止される。
面の状態について、図4(a)、図4(b)及び図5の
模式図を使用して、説明する。まず、多孔質膜5を形成
した状態では、図4(a)に示すように、多孔質膜5の
表面に開気孔9が多数形成されており、各開気孔9の開
口部分11は、開気孔9の内部よりも狭くなっている。
ただし、一部の開気孔10は、開口部分が内部よりも広
い形状である。この多孔質膜5に対して固体電解質材料
を溶射すると、溶融した材料が多孔質膜の表面に衝突
し、開気孔9内に入り込み、図4(b)に示すように、
固体電解質膜8の基礎部分が開気孔9内に係止される。
【0027】一方、インターコネクター1の表面1cを
サンドブラスト等によって粗くしても、溶射膜の上に溶
融した材料が衝突すると、熱応力によって溶射膜が剥離
することが判明した。これは、図5に模式的に示すよう
に、サンドブラスト等によって形成した粗面において
は、開口部分が狭い形状の開気孔ないし凹部を形成でき
ないために、前記したような係止効果がないからであろ
う。
サンドブラスト等によって粗くしても、溶射膜の上に溶
融した材料が衝突すると、熱応力によって溶射膜が剥離
することが判明した。これは、図5に模式的に示すよう
に、サンドブラスト等によって形成した粗面において
は、開口部分が狭い形状の開気孔ないし凹部を形成でき
ないために、前記したような係止効果がないからであろ
う。
【0028】図6及び図7は、本発明の他の実施例を示
すものである。図1〜図5に示した各構成部分と同じ構
成部分には、同じ符号を付け、その説明は省略すること
がある。まず、図1(a)及び(b)に示した接合体4
を準備する。次いで、図6(a)及び図6(b)に示す
ように、インターコネクター1の側面1c及び空気極3
の側面3b上に、多孔質膜15を形成する。これらの多
孔質膜15は、それぞれ略長方形の小さな領域として形
成されており、それぞれ所定間隔を置いて縦横に多数配
列されている。
すものである。図1〜図5に示した各構成部分と同じ構
成部分には、同じ符号を付け、その説明は省略すること
がある。まず、図1(a)及び(b)に示した接合体4
を準備する。次いで、図6(a)及び図6(b)に示す
ように、インターコネクター1の側面1c及び空気極3
の側面3b上に、多孔質膜15を形成する。これらの多
孔質膜15は、それぞれ略長方形の小さな領域として形
成されており、それぞれ所定間隔を置いて縦横に多数配
列されている。
【0029】次いで、図7(a)に示すように、側面1
c及び上側面3a上に、多数の多孔質膜15を覆うよう
に、溶射膜8を形成する。この結果、溶射膜8の水平部
分8aが上側面3aを被覆し、垂直部分8bが多孔質膜
15を被覆する。次いで、この積層体を熱処理すること
により、図7(b)に示すように、溶射膜8が気密質の
固体電解質膜12となり、固体電解質膜12の水平部分
12aが上側面3aを被覆し、垂直部分12bが多孔質
膜16を被覆する。
c及び上側面3a上に、多数の多孔質膜15を覆うよう
に、溶射膜8を形成する。この結果、溶射膜8の水平部
分8aが上側面3aを被覆し、垂直部分8bが多孔質膜
15を被覆する。次いで、この積層体を熱処理すること
により、図7(b)に示すように、溶射膜8が気密質の
固体電解質膜12となり、固体電解質膜12の水平部分
12aが上側面3aを被覆し、垂直部分12bが多孔質
膜16を被覆する。
【0030】多孔質膜15を熱処理した後の多孔質膜1
6の形状は、熱処理する前の多孔質膜の形状とほぼ同じ
であるが、若干焼結が促進されている。この結果、固体
電解質膜12が、隣り合う多孔質膜16の間をも充填
し、隣り合う多孔質膜16を明確に分離する。従って、
酸化ガス流路2から空気極3及び多孔質膜16を通って
くる酸化ガスは、インターコネクター1の側面1c上に
おいて、隣り合う各多孔質膜16の間で遮断されるの
で、高い気密性が保持される。
6の形状は、熱処理する前の多孔質膜の形状とほぼ同じ
であるが、若干焼結が促進されている。この結果、固体
電解質膜12が、隣り合う多孔質膜16の間をも充填
し、隣り合う多孔質膜16を明確に分離する。従って、
酸化ガス流路2から空気極3及び多孔質膜16を通って
くる酸化ガスは、インターコネクター1の側面1c上に
おいて、隣り合う各多孔質膜16の間で遮断されるの
で、高い気密性が保持される。
【0031】以下、更に具体的な実験結果について述べ
る。 (実験1) 図1〜図3を参照しつつ説明した前記方法
に従って、積層体を製造した。即ち、ランタンクロマイ
ト粉末100重量部と、造孔剤であるアクリルパウダー
3重量部と、バインダーであるメチルセルロースを3重
量部と、水300重量部とを、乳鉢の中で混合し、ペー
ストを製造した。インターコネクター1をランタンクロ
マイトによって製造し、空気極3をランタンマンガナイ
トによって製造した。これらの接合体4の表面に前記ペ
ーストを刷毛によって塗布し、この塗布層を1400℃
で1時間熱処理し、多孔質膜5を形成した。
る。 (実験1) 図1〜図3を参照しつつ説明した前記方法
に従って、積層体を製造した。即ち、ランタンクロマイ
ト粉末100重量部と、造孔剤であるアクリルパウダー
3重量部と、バインダーであるメチルセルロースを3重
量部と、水300重量部とを、乳鉢の中で混合し、ペー
ストを製造した。インターコネクター1をランタンクロ
マイトによって製造し、空気極3をランタンマンガナイ
トによって製造した。これらの接合体4の表面に前記ペ
ーストを刷毛によって塗布し、この塗布層を1400℃
で1時間熱処理し、多孔質膜5を形成した。
【0032】固体電解質材料を多孔質膜5及び空気極3
上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶射膜8を形成
した。溶射膜8を、空気中、1400℃で3時間熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成し、試料を得た。
この試料を樹脂中に埋設し、インターコネクター1と固
体電解質膜12との接合界面が露出するように接合体を
切断し、この切断面を研磨加工し、この研磨面を走査型
電子顕微鏡写真によって撮影した。
上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶射膜8を形成
した。溶射膜8を、空気中、1400℃で3時間熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成し、試料を得た。
この試料を樹脂中に埋設し、インターコネクター1と固
体電解質膜12との接合界面が露出するように接合体を
切断し、この切断面を研磨加工し、この研磨面を走査型
電子顕微鏡写真によって撮影した。
【0033】この場合、接合界面付近に、インターコネ
クター1と固体電解質膜12との境界線が見える部分
と、こうした境界線が見えない部分とに、明瞭に区分す
ることができる。この接合界面の全長を走査型顕微鏡写
真から測定し、かつ境界面が見えない部分の長さを測定
し、この割合を算出した。境界線が見えない部分の長さ
の比率を、「接合割合」として表示する。この結果、接
合割合は98%であった。このように、本発明を溶射固
体電解質膜に対して適用することにより、固体電解質膜
とインターコネクターとの接合性の向上及び剥離の防止
の点で、顕著な効果があった。
クター1と固体電解質膜12との境界線が見える部分
と、こうした境界線が見えない部分とに、明瞭に区分す
ることができる。この接合界面の全長を走査型顕微鏡写
真から測定し、かつ境界面が見えない部分の長さを測定
し、この割合を算出した。境界線が見えない部分の長さ
の比率を、「接合割合」として表示する。この結果、接
合割合は98%であった。このように、本発明を溶射固
体電解質膜に対して適用することにより、固体電解質膜
とインターコネクターとの接合性の向上及び剥離の防止
の点で、顕著な効果があった。
【0034】(実験2)実験1において、多孔質膜5を
形成せず、インターコネクター1の側面1cに、固体電
解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と同様
にして、固体電解質膜12を形成し、断面の走査型電子
顕微鏡写真を撮影し、接合割合を算出した。この結果、
接合割合は45%であり、剥離部分が多かった。
形成せず、インターコネクター1の側面1cに、固体電
解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と同様
にして、固体電解質膜12を形成し、断面の走査型電子
顕微鏡写真を撮影し、接合割合を算出した。この結果、
接合割合は45%であり、剥離部分が多かった。
【0035】(実験3)実験1において、多孔質膜5を
形成せず、インターコネクター1の側面1cをサンドブ
ラストによって粗して粗面を形成し、この粗面上に、固
体電解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と
同様にして、接合割合を算出した。この結果、接合割合
は、70%にまで上昇したが、依然として剥離部分が多
かった。このインターコネクター1と固体電解質膜12
との接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写真を、図8に
示す。
形成せず、インターコネクター1の側面1cをサンドブ
ラストによって粗して粗面を形成し、この粗面上に、固
体電解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と
同様にして、接合割合を算出した。この結果、接合割合
は、70%にまで上昇したが、依然として剥離部分が多
かった。このインターコネクター1と固体電解質膜12
との接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写真を、図8に
示す。
【0036】(実験4)実験1において、多孔質膜5を
形成せず、インターコネクター1の側面1cをサンドペ
ーパーによって粗して粗面を形成し、この粗面上に、固
体電解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と
同様にして、接合割合を算出した。この結果、接合割合
は、58%であった。
形成せず、インターコネクター1の側面1cをサンドペ
ーパーによって粗して粗面を形成し、この粗面上に、固
体電解質材料を直接プラズマ溶射した。他は、実験1と
同様にして、接合割合を算出した。この結果、接合割合
は、58%であった。
【0037】(実験5)本実験においては、更に固体電
解質膜とインターコネクターとの間の気密性について、
実験を行った。図1〜図3を参照しつつ説明した前記方
法に従って、積層体を製造した。ランタンクロマイト粉
末100重量部と、造孔剤であるアクリルパウダー3重
量部と、バインダーであるメチルセルロースを3重量部
と、水300重量部とを、乳鉢の中で混合し、ペースト
を製造した。インターコネクター1をランタンクロマイ
トによって製造し、空気極3をランタンマンガナイトに
よって製造した。これらの接合体の表面に前記ペースト
を刷毛によって塗布し、この塗布層を1400℃で1時
間熱処理し、多孔質膜5を形成した。
解質膜とインターコネクターとの間の気密性について、
実験を行った。図1〜図3を参照しつつ説明した前記方
法に従って、積層体を製造した。ランタンクロマイト粉
末100重量部と、造孔剤であるアクリルパウダー3重
量部と、バインダーであるメチルセルロースを3重量部
と、水300重量部とを、乳鉢の中で混合し、ペースト
を製造した。インターコネクター1をランタンクロマイ
トによって製造し、空気極3をランタンマンガナイトに
よって製造した。これらの接合体の表面に前記ペースト
を刷毛によって塗布し、この塗布層を1400℃で1時
間熱処理し、多孔質膜5を形成した。
【0038】固体電解質材料を多孔質膜5及び空気極3
上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶射膜8を形成
した。溶射膜8を、空気中、1400℃で3時間熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成し、試料を得た。
焼成後の多孔質膜7の厚さは、10μmであった。試料
の中空部(酸化ガス流路)2に窒素ガスを大気圧に対し
て0.1atm/cm2 の加圧状態で封入し、試料の窒
素ガス透過係数を測定したところ、2.1×10-8cm
4 /g・秒であった。このインターコネクター1と固体
電解質膜12との接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写
真を、図9に示す。
上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶射膜8を形成
した。溶射膜8を、空気中、1400℃で3時間熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成し、試料を得た。
焼成後の多孔質膜7の厚さは、10μmであった。試料
の中空部(酸化ガス流路)2に窒素ガスを大気圧に対し
て0.1atm/cm2 の加圧状態で封入し、試料の窒
素ガス透過係数を測定したところ、2.1×10-8cm
4 /g・秒であった。このインターコネクター1と固体
電解質膜12との接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写
真を、図9に示す。
【0039】(実験6)実験5と同様にして試料を製造
した。ただし、前記接合体の表面に前記ペーストを刷毛
によって塗布する際に、塗布を3回繰り返して実施し
た。焼成後の多孔質膜7の厚さは、30μmであった。
試料の中空部(酸化ガス流路)2に窒素ガスを0.1a
tm/cm2 の圧力で封入し、試料の窒素ガス透過係数
を測定したところ、7.8×10-8cm4 /g・秒であ
った。このインターコネクター1と固体電解質膜12と
の接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写真を、図10に
示す。
した。ただし、前記接合体の表面に前記ペーストを刷毛
によって塗布する際に、塗布を3回繰り返して実施し
た。焼成後の多孔質膜7の厚さは、30μmであった。
試料の中空部(酸化ガス流路)2に窒素ガスを0.1a
tm/cm2 の圧力で封入し、試料の窒素ガス透過係数
を測定したところ、7.8×10-8cm4 /g・秒であ
った。このインターコネクター1と固体電解質膜12と
の接合界面の付近の走査型電子顕微鏡写真を、図10に
示す。
【0040】この結果から判るように、多孔質膜5及び
7(特に多孔質膜7)の膜厚が大きくなると、中空部2
に封入された気体が、多孔質膜7を通って外部に漏れる
ので、結果的に窒素ガス透過係数が大きくなる。
7(特に多孔質膜7)の膜厚が大きくなると、中空部2
に封入された気体が、多孔質膜7を通って外部に漏れる
ので、結果的に窒素ガス透過係数が大きくなる。
【0041】特に本実施例の対象である固体電解質型燃
料電池の観点から見ると、窒素ガス透過係数が1.0×
10-7cm4 /g・秒以下(10-8cm4 /g・秒台)
のものは、固体電解質型燃料電池として使用したとき
に、ほぼ理論起電力を得ることができる。しかし、窒素
ガス透過係数が1.0×10-7cm4 /g・秒を越える
(10-7cm4 /g・秒台)のものは、固体電解質型燃
料電池として使用したときに、燃料ガスと酸化ガスとの
クロスリークによって、起電力の低下を招き、即ち、セ
ルの特性が劣化する。この観点から、多孔質膜の厚さ
は、30μm以下とすることが好ましいことが判明し
た。
料電池の観点から見ると、窒素ガス透過係数が1.0×
10-7cm4 /g・秒以下(10-8cm4 /g・秒台)
のものは、固体電解質型燃料電池として使用したとき
に、ほぼ理論起電力を得ることができる。しかし、窒素
ガス透過係数が1.0×10-7cm4 /g・秒を越える
(10-7cm4 /g・秒台)のものは、固体電解質型燃
料電池として使用したときに、燃料ガスと酸化ガスとの
クロスリークによって、起電力の低下を招き、即ち、セ
ルの特性が劣化する。この観点から、多孔質膜の厚さ
は、30μm以下とすることが好ましいことが判明し
た。
【0042】(実験7)図6及び図7を参照しつつ説明
した前記方法に従って、積層体を製造した。即ち、ラン
タンクロマイト粉末100重量部と、造孔剤であるアク
リルパウダー3重量部と、バインダーであるメチルセル
ロースを3重量部と、水300重量部とを、乳鉢の中で
混合し、ペーストを製造した。インターコネクター1を
ランタンクロマイトによって製造し、空気極3をランタ
ンマンガナイトによって製造した。側面1c及び側面3
b上に、所定の平面的パターンを有する金属製のメッシ
ュを設置し、このメッシュの上から、前記ペーストを刷
毛によって塗布し、この塗布層を1400℃で1時間熱
処理し、多孔質膜15を形成した。
した前記方法に従って、積層体を製造した。即ち、ラン
タンクロマイト粉末100重量部と、造孔剤であるアク
リルパウダー3重量部と、バインダーであるメチルセル
ロースを3重量部と、水300重量部とを、乳鉢の中で
混合し、ペーストを製造した。インターコネクター1を
ランタンクロマイトによって製造し、空気極3をランタ
ンマンガナイトによって製造した。側面1c及び側面3
b上に、所定の平面的パターンを有する金属製のメッシ
ュを設置し、このメッシュの上から、前記ペーストを刷
毛によって塗布し、この塗布層を1400℃で1時間熱
処理し、多孔質膜15を形成した。
【0043】固体電解質材料を、側面1c、側面3b及
び上側面3a上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶
射膜8を形成した。溶射膜8を、空気中、1400℃で
3時間熱処理して気密質の固体電解質膜12を形成し、
試料を得た。焼成後の多孔質膜16の厚さは、それぞれ
20μmであった。この試料を樹脂中に埋設し、多孔質
膜16が存在する領域において、インターコネクター1
と固体電解質膜12との接合界面が露出するように接合
体を切断し、この切断面を研磨加工し、この研磨面を走
査型電子顕微鏡写真によって撮影した。この結果、前記
接合割合は、ほぼ98%であり、剥離部分はほとんど見
られなかった。
び上側面3a上にプラズマ溶射し、厚さ100μmの溶
射膜8を形成した。溶射膜8を、空気中、1400℃で
3時間熱処理して気密質の固体電解質膜12を形成し、
試料を得た。焼成後の多孔質膜16の厚さは、それぞれ
20μmであった。この試料を樹脂中に埋設し、多孔質
膜16が存在する領域において、インターコネクター1
と固体電解質膜12との接合界面が露出するように接合
体を切断し、この切断面を研磨加工し、この研磨面を走
査型電子顕微鏡写真によって撮影した。この結果、前記
接合割合は、ほぼ98%であり、剥離部分はほとんど見
られなかった。
【0044】試料の中空部(酸化ガス流路)2に窒素ガ
スを大気圧に対して0.1atm/cm2 の加圧状態で
封入し、試料の窒素ガス透過係数を測定したところ、
0.8×10-8cm4 /g・秒であった。このように、
本実施例においては、多孔質膜16の膜厚自体は20μ
mであり、実験5における値よりも大きいのにも係わら
ず、試料の気密性は、より一層向上しており、10-8c
m4 /g・秒以下(10-9cm4 /g・秒台)という、
極めて高い気密性を実現することができた。これは、前
記したように、多孔質膜16を通る気体の漏れ経路が固
体電解質膜12によって遮断されたためと考えられる。
スを大気圧に対して0.1atm/cm2 の加圧状態で
封入し、試料の窒素ガス透過係数を測定したところ、
0.8×10-8cm4 /g・秒であった。このように、
本実施例においては、多孔質膜16の膜厚自体は20μ
mであり、実験5における値よりも大きいのにも係わら
ず、試料の気密性は、より一層向上しており、10-8c
m4 /g・秒以下(10-9cm4 /g・秒台)という、
極めて高い気密性を実現することができた。これは、前
記したように、多孔質膜16を通る気体の漏れ経路が固
体電解質膜12によって遮断されたためと考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンターコネクター等の緻密質焼結体上に溶射膜を形成す
るのに際して、緻密質焼結体と溶射膜との密着性を向上
させることによって、両者の剥離を防止することがで
き、更には、両者の間の気密性を向上させることができ
る。
ンターコネクター等の緻密質焼結体上に溶射膜を形成す
るのに際して、緻密質焼結体と溶射膜との密着性を向上
させることによって、両者の剥離を防止することがで
き、更には、両者の間の気密性を向上させることができ
る。
【図1】(a)は、本発明の実施例で使用する自立型の
インターコネクター1を示す平面図であり、(b)は、
このインターコネクター1と空気極3との接合体4を示
す正面図である。
インターコネクター1を示す平面図であり、(b)は、
このインターコネクター1と空気極3との接合体4を示
す正面図である。
【図2】(a)は、接合体4上の所定位置に多孔質膜5
を形成した状態を示す正面図であり、(b)は、図2
(a)の接合体を、インターコネクター1の側面1c側
から見た側面図である。
を形成した状態を示す正面図であり、(b)は、図2
(a)の接合体を、インターコネクター1の側面1c側
から見た側面図である。
【図3】(a)は、多孔質膜5及び空気極3上に、固体
電解質材料からなる溶射膜8を形成した状態を示す正面
図であり、(b)は、溶射膜8及び多孔質膜5を熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成した状態を示す正
面図である。
電解質材料からなる溶射膜8を形成した状態を示す正面
図であり、(b)は、溶射膜8及び多孔質膜5を熱処理
して気密質の固体電解質膜12を形成した状態を示す正
面図である。
【図4】(a)は、多孔質膜5の表面状態を模式的に示
す模式的断面図であり、(b)は、この多孔質膜5の表
面に溶射膜8を形成した状態を模式的に示す模式的断面
図である。
す模式的断面図であり、(b)は、この多孔質膜5の表
面に溶射膜8を形成した状態を模式的に示す模式的断面
図である。
【図5】緻密質焼結体であるインターコネクター1の表
面に溶射膜8を形成した状態を模式的に示す模式的断面
図である。
面に溶射膜8を形成した状態を模式的に示す模式的断面
図である。
【図6】(a)は、接合体4の所定位置に多数の多孔質
膜15を形成した状態を示す正面図であり、(b)は、
(a)の接合体上の多孔質膜15を側面1c及び側面3
b側からみた状態を示す側面図である。
膜15を形成した状態を示す正面図であり、(b)は、
(a)の接合体上の多孔質膜15を側面1c及び側面3
b側からみた状態を示す側面図である。
【図7】(a)は、側面1c、側面3b及び上側面3a
上に、固体電解質材料からなる溶射膜8を形成した状態
を示す正面図であり、(b)は、溶射膜8及び多孔質膜
15を熱処理して気密質の固体電解質膜12を形成した
状態を示す正面図である。
上に、固体電解質材料からなる溶射膜8を形成した状態
を示す正面図であり、(b)は、溶射膜8及び多孔質膜
15を熱処理して気密質の固体電解質膜12を形成した
状態を示す正面図である。
【図8】インターコネクター1の側面1cをサンドブラ
ストによって粗して粗面を形成した試料について、イン
ターコネクターと固体電解質膜との接合界面の付近のセ
ラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真である。
ストによって粗して粗面を形成した試料について、イン
ターコネクターと固体電解質膜との接合界面の付近のセ
ラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図9】多孔質膜7の厚さが10μmである試料につい
て、インターコネクターと固体電解質膜との接合界面の
付近のセラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真で
ある。
て、インターコネクターと固体電解質膜との接合界面の
付近のセラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真で
ある。
【図10】多孔質膜7の厚さが30μmである試料につ
いて、インターコネクターと固体電解質膜との接合界面
の付近のセラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真
である。
いて、インターコネクターと固体電解質膜との接合界面
の付近のセラミックス組織を示す走査型電子顕微鏡写真
である。
1 緻密質焼結体であるインターコネクター 1c
側面 2 酸化ガス流路(接合体4の中空部) 3 空気極
3b 空気極の側面 4 インターコネクター1と空気極3との接合体 5
連続的に形成された多孔質膜 7 熱処理後の多孔
質膜5 8 固体電解質材料からなる溶射膜 12
気密質の固体電解質膜 15 分散状態の多孔質膜
16 熱処理後の多孔質膜
側面 2 酸化ガス流路(接合体4の中空部) 3 空気極
3b 空気極の側面 4 インターコネクター1と空気極3との接合体 5
連続的に形成された多孔質膜 7 熱処理後の多孔
質膜5 8 固体電解質材料からなる溶射膜 12
気密質の固体電解質膜 15 分散状態の多孔質膜
16 熱処理後の多孔質膜
フロントページの続き (72)発明者 相原 靖文 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】相対密度94%以上の緻密質焼結体上に、
開口部分が小さくかつ内部が広がった形状の開気孔を表
面側に有する多孔質膜を形成し、次いでこの多孔質膜上
に溶射法によって溶射膜を形成することを特徴とする、
積層体の製造方法。 - 【請求項2】少なくとも前記多孔質膜の原料粉末と分散
媒体と造孔剤とを含有するペーストを前記緻密質焼結体
上に塗布して塗布層を形成し、次いでこの塗布層を焼き
付けることにより前記多孔質膜を形成することを特徴と
する、請求項1記載の積層体の製造方法。 - 【請求項3】前記多孔質膜の原料粉末が、前記緻密質焼
結体の原料粉末と同種であることを特徴とする、請求項
2記載の積層体の製造方法。 - 【請求項4】前記溶射膜を形成した後、この溶射膜を熱
処理することにより、この溶射膜を気密性にすることを
特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの項に記載の
積層体の製造方法。 - 【請求項5】前記多孔質膜が前記緻密質焼結体上で平面
的に連続した形状であり、前記多孔質膜の厚さが5μm
以上、30μm以下であることを特徴とする、請求項4
記載の積層体の製造方法。 - 【請求項6】前記多孔質膜が前記緻密質焼結体上で平面
的に不連続な形状であることを特徴とする、請求項4記
載の積層体の製造方法。 - 【請求項7】前記緻密質焼結体上に多数の前記多孔質膜
が分散されて設けられていることを特徴とする、請求項
6記載の積層体の製造方法。 - 【請求項8】所定の平面的パターンを有するマスキング
材を前記緻密質焼結体上に設置し、次いで前記ペースト
をこの緻密質焼結体上に塗布することにより、この緻密
質焼結体上に多数の前記多孔質膜を分散状態で設けるこ
とを特徴とする、請求項7記載の積層体の製造方法。 - 【請求項9】前記緻密質焼結体が平板型固体電解質型燃
料電池のインターコネクターであり、前記溶射膜が固体
電解質からなる溶射膜であることを特徴とする、請求項
1〜8のいずれか一つの項に記載の積層体の製造方法。 - 【請求項10】前記インターコネクターと空気極とから
なる自己支持能力を持つ接合体を作成し、この際前記接
合体の中に前記インターコネクター及び前記空気極に面
する酸化ガス流路を形成し、次いでこの接合体の表面に
少なくとも前記インターコネクターと前記空気極との接
合面を覆うように前記多孔質膜を形成し、次いで前記溶
射膜を前記多孔質膜及び前記空気極の上に形成し、次い
で前記熱処理によって前記溶射膜を気密性固体電解質膜
にすることによって前記接合面からの前記酸化ガスの漏
れを防止することを特徴とする、請求項9記載の積層体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6158160A JPH083714A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6158160A JPH083714A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 積層体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083714A true JPH083714A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15665586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6158160A Withdrawn JPH083714A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083714A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000008701A3 (de) * | 1998-08-04 | 2000-06-08 | Siemens Ag | Verfahren zur herstellung einer hochtemperatur-brennstoffzelle |
| JP2002373675A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 固体電解質型燃料電池用電極構造体およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6158160A patent/JPH083714A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000008701A3 (de) * | 1998-08-04 | 2000-06-08 | Siemens Ag | Verfahren zur herstellung einer hochtemperatur-brennstoffzelle |
| JP2002373675A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 固体電解質型燃料電池用電極構造体およびその製造方法 |
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