JPH0837893A - 刈取部スライド式コンバイン - Google Patents

刈取部スライド式コンバイン

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Publication number
JPH0837893A
JPH0837893A JP18362094A JP18362094A JPH0837893A JP H0837893 A JPH0837893 A JP H0837893A JP 18362094 A JP18362094 A JP 18362094A JP 18362094 A JP18362094 A JP 18362094A JP H0837893 A JPH0837893 A JP H0837893A
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JP
Japan
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front column
transmission shaft
shaft case
mowing
combine
Prior art date
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Pending
Application number
JP18362094A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nakaya
昭彦 中矢
Yoshikazu Komiyama
善和 込山
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刈取部をスライドして左右に位置を切り換え
可能とし、かつ該刈取部に隣接する操作部のフロントコ
ラムを前方回動可能に構成した刈取部スライド式コンバ
インにおいて、フロントコラムの前方回動時における刈
取部との干渉を回避し、かつ干渉のおそれのない場合に
は充分に前方回動してコンバインを降りた状態で操縦可
能とする。 【構成】 フロントコラム2より突設する規制ピン2b
を切欠部3aに嵌入可能な規制部材3を左側に回動可能
に設け、かつ、該規制部材3と該第一伝動軸ケース13
との間に規制ワイヤWを連結し、刈取部Bを左側位置L
にした時に規制部材3が左側に回動するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取部を左右に位置切
換可能とし、かつ操作部のフロントコラムを前方回動可
能とした刈取部スライド式コンバインにおける刈取部と
フロントコラムとの干渉防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、刈取部を回動して、左右位
置切換可能としたコンバインの構成について出願済みで
ある。即ち、畦際においては刈取部を隣接する操作部に
出来るだけ近づけて畦際の植付穀稈を刈取り、圃場にお
ける畦際から離れた部分で刈取作業を行う場合には、ク
ローラの泥上げ等で隣接する未刈取穀稈を倒伏しないよ
うに刈取部を操作部から外側に離した位置にしておくの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンバイン
の畦越え、トラックに対する積降ろし、狭い道での走行
等は、コンバインに作業者が乗ったまま操作を行うこと
は危険なので、作業者がコンバインから降りてレバー操
作できるようにするとよい。そのためには、レバー位置
を、コンバインから降りた作業者にも操作可能なように
低くしなければならず、よって、フロントコラムを前方
回動してレバー位置を低くし、かつ回動させた状態でレ
バー操作可能であるようにコンバインを構成することが
望ましい。しかし、前記の左右位置切換可能な刈取部構
造のコンバインにこのような構造のフロントコラムを設
けると、該刈取部を操作側に近い位置にしている時に、
フロントコラムの前方回動にて、該フロントコラムのレ
バーと刈取部とが干渉し、破損に繋がる。一方、該刈取
部との干渉を避けるべく前方回動量を規制すると、レバ
ーの下降が充分でなく、コンバインから降りて操作する
のには操作性が悪くなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いるもので
ある。即ち、刈取部をスライドして左右に位置を切り換
え可能とし、かつ該刈取部に隣接する操作部のフロント
コラムを前方回動可能に構成した刈取部スライド式コン
バインにおいて、該フロントコラムの前方回動量を規制
する規制部材を設け、刈取部が操作部より離れた位置に
ある時に規制部材を解除する如く、刈取部と規制部材と
の間に連動機構を設けた。
【0005】
【作用】コンバインから降りた状態でレバー操作するに
は、刈取部を操作部から離れた側に位置した状態でフロ
ントコラムを前方回動させると、全ストローク回動する
ので、レバーが充分に下降し、操作性が非常によい。一
方、刈取部が操作部側に寄った位置である時にも、フロ
ントコラムは一定量前方回動できて、刈取部との干渉を
避け、コンバインから降りた状態でもある程度レバー操
作できるものである。また反操作部側に寄せた状態は、
主も頻度の多い刈取作業状態であるので、刈取作業時に
このようにある程度前方回動させることで、背の高い作
業者にとっては、レバー位置が前方に寄り、操作がしや
すくなる。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は刈取部スライド式コンバインの全体側面
図、図2は同じく正面図、図3は刈取部の左右スライド
に連動するフロントコラムの前方回動機構を示す正面略
図、図4は同じくフロントコラム部分における側面略
図、図5は左右スライド式の刈取部Bの構成を示す平面
略図、図6は刈取部Bの側面一部断面図、図7は平行リ
ンク回動による前処理装置のスライド構造を示す正面
図、図8は穀稈搬送装置の構成を示す正面断面図、図9
は刈取部Bにおける前処理装置の位置決め構造を示す正
面図、図10は図9中のガイド31の正面図、左面図及
び右面図、図11は同じく前処理装置の位置決め構造を
示す側面図、図12は刈取部の左右スライドアクチュエ
ーターを示す平面略図、図13は同じく側面略図、図1
4は図12・13中における昇降シリンダーを嵌挿する
シリンダーガイドの正面図、図15は同じく他の実施例
の正面図である。
【0007】本発明の刈取部スライド式コンバインの全
体構成について図1及び図2より説明する。左右クロー
ラ44L・44Rを支承してなるクローラ走行装置上に
シャーシ1を配設し、このシャーシ1上の前部右側(座
席台9内)にエンジンを搭載し、更にシャーシ1の前方
に図6の如くミッションケースMを配設して、ミッショ
ンケースMにクローラ走行装置44の駆動輪の車軸を懸
架している。シャーシ1の上部において、走行方向の左
側には選別部Dを、その上部には扱胴及びフィードチェ
ーン40等を具備する脱穀部Cを形成しており、右側に
は上方にグレンタンク43が配設されていて、選別部D
より揚穀コンベア42にて籾が収納され、その下方に籾
袋の載置部が具備されており、載置した籾袋にグレンタ
ンク43の籾を収納することができる。
【0008】シャーシ1の前部は、右側部分に図12、
図13にも示す如く、前方延設部1aを形成していて、
その上部にフロントコラム2やステップ8、また座席1
0を上部に配設したエンジンルームを兼ねる座席台9等
を搭載してなる操作部Aが形成されており、該フロント
コラム2には、旋回操作や刈取部昇降を行う操向・刈取
部昇降レバー6や走行駆動用の主変速レバー7等の操縦
用部材が配設されていて、該フロントコラム2が前方回
動可能となっており、また、該前方回動時にも、これら
フロントコラム2に配設したレバー6・7等の各操縦用
部材が操縦可能となっている。なお、作業者は図1のよ
うにステップ8上に立って操縦を行う場合があり、一
方、主変速レバー7は前方傾倒で前進、後方傾倒で後進
設定としているが、後方傾倒にて作業者に干渉するのを
回避するべく、後方傾動時には図2中7’にて示すよう
に、フロントコラム2の左側面(刈取部B側)よりも更
に左側に傾倒するようレバーガイドが形成されている。
【0009】操作部Aの左側、即ち、シャーシ1の左側
部分の前方には、刈取部Bが支持されている。刈取部B
全体は、図6、図12、または図13の如く、シャーシ
1より前方に突設される昇降シリンダー36にて昇降可
能に支持されているもので、該刈取部Bは、最前部の引
起し搬送装置19より穀稈を引起しつつ搬入して根部を
刈刃23で刈取り、更に穀稈搬送装置である穂先搬送装
置26・縦搬送装置27にて穀稈を水平状に是正して、
脱穀部Cのフィードチェーン40に搬送するのである。
【0010】次に、刈取部B内の各装置の構成及び刈取
部スライド構成について説明する。本実施例のコンバイ
ンは、2条刈り仕様となっていて、図5の如く、後記第
二伝動軸ケース16より3本の分草杆20L・20M・
20Rが前方に突設され、各分草杆20L・20M・2
0Rの最前部に、図2の如く分草板21L・21M・2
1Rを配設しており、左右分草板21L・21Rの直後
より左右一対の引起し搬送装置19L・19Rを立状に
配設している。該引起し搬送装置19L・19Rは、タ
インを具備したチェーンを搬送駆動して、倒伏した穀稈
を立状に起こしつつ刈取部B内に搬入する装置である。
その後方下部における左右分草杆20L・20R間に
は、図5、図6の如く、穀稈の根部を切断すべく、刈刃
23が横設されていて、その直上部に左右一対の星型の
掻込ホイル22L・22Rが配設されていて、穀稈の根
部を掻き込むようにしている。このように、引起し搬送
装置18・掻込ホイル22・刈刃23等のいわゆる前処
理装置は、第二伝動軸ケース16に対して一体に支持さ
れている。
【0011】該掻込ホイル22L・22R直後より穀稈
の根部を挟持し、穂先に対して根部を水平状にすべく、
縦搬送装置27が図6の如く側面視後方傾斜状に配設さ
れている。そして、その上部においては、図5の如く該
引起し搬送装置19Rの直後より穂先搬送装置26が脱
穀部Cの左端のフィードチェーン40に向かって平面視
左側に傾斜して配設されており、これらの穀稈搬送装置
である穂先搬送装置26及び縦搬送装置27にて、穀稈
が水平状となって脱穀部Cのフィードチェーン40に搬
送されるのである。
【0012】刈取部Bの駆動系について図6乃至図8よ
り説明すると、まず、エンジンよりベルト伝動されるた
め、右端に入力プーリー11aを設けた刈取入力軸11
を左右水平状に軸支する刈取入力軸ケース12が刈取部
Bの最後部に配設されていて、図12の如く、シャーシ
1の前部において支持部材39L・39Rにて回動可能
に支持されている。そして、該刈取入力軸ケース12の
途中部より図7の如く第一伝動軸ケース13が左右回動
可能に前方に突設されている。該第一伝動軸ケース13
内には、図6の如く、該刈取入力軸ケース12内の刈取
入力軸11にベベルギア軸14を介してベベルギア噛合
にて伝動される第一伝動軸15が軸支されていて、その
前下端が引起し搬送装置19、掻込ホイル22、刈刃2
3の支持部材ともなっている左右方向の第二伝動軸ケー
ス16内に入軸されて、該第二伝動軸ケース16内に軸
支された第二伝動軸17にベベルギア噛合している。な
お、該第一伝動軸ケース13下端部の該第二伝動軸ケー
ス16に対する入軸部分は、該第二伝動軸ケース16に
対して回動可能となっている。そして、第二伝動軸ケー
ス16の左右端より上方には、図5乃至図7の如く、引
起し搬送駆動軸ケース18L・18Rが立設されてい
て、内部に伝動軸を軸支して左右各引起し搬送装置19
L・19Rに伝動しており、該第二伝動軸17の途中部
より伝動軸を前方に突設し、掻込ホイル22L・22R
及び刈刃23を駆動する。
【0013】一方、穂先搬送装置26及び縦搬送装置2
7の駆動は、図8の如く、刈取入力軸ケース12の左端
に搬送駆動ケース24が配設されていて、該刈取入力軸
11右端のベベルギア11bに、該搬送駆動ケース24
内にて軸支されている搬送駆動軸25付設のベベルギア
25cを噛合している。該搬送駆動ケース24の上下に
は各々穂先搬送装置26、縦搬送装置27を回動自在に
枢支していて、両穀稈搬送装置26・27が連結板28
にて連結されて、一体に左右回動可能となっている。穂
先搬送装置26には穂先挟持用のタイン26bを具備し
た穂先搬送チェーン26aを、縦搬送装置27には根部
挟持用チェーン27aを巻回するものであって、該搬送
駆動ケース24内にて軸支される上下方向の搬送駆動軸
25の上端または下端にスプロケット25a或いはプー
リー25bを付設して、該チェーン22a・23aを巻
回し、駆動する構成としている。
【0014】以上のような構成の刈取部Bにおいて、そ
のスライド構成について説明する。前記の如く、第一伝
動軸ケース13は、刈取入力軸ケース12及び第二伝動
軸ケース16に対して連結角度を変更可能となってお
り、該角度変更によっても、ベベルギア噛合により、刈
取入力軸11から第一伝動軸15を介しての第二伝動軸
17への伝動系は維持される。そこで、第二伝動軸ケー
ス16を左右水平状のまま左右にスライドできるよう、
図6及び図7のように、該刈取入力軸ケース12より該
第二伝動軸ケース16にスライド用リンク29を連結
し、該第一伝動軸ケース13と該スライド用リンク29
にて平行リンクを形成させる。この平行リンクの回動に
て第二伝動軸ケース16を左右スライドさせることで、
引起し搬送装置19・掻込ホイル22・刈刃23等の前
処理装置が、図5の如く左側位置L・右側位置R間をス
ライドでき、それに対応させて、穂先搬送装置26と縦
搬送装置27を、第二伝動軸ケース16のスライドとは
別個に、前記搬送駆動軸25を回動支点軸として左側位
置L、右側位置Rの間を回動可能となっている。
【0015】刈取部Bは、このようにスライドにて、図
2図示の左側位置Lあるいは右側位置Rの2か所に切り
換えて位置決めされる。この位置決め構成について、図
6、図7、図9乃至図11より説明する。まず、第一伝
動軸ケース13とスライド用リンク29の平行リンクに
よる第二伝動ケース16のスライドにおいては、図7の
如く刈取部入力軸ケース12より位置決め用の左右二箇
所のピン孔12b・12cを有するロック板12aを下
方に突設し、一方、第一伝動軸ケース13においては該
ロック板12aに当接する如くロックブラケット13a
を右方に突設して、該ロックブラケット13aにピン孔
を設けてL字状のロックピン30の後端を該ピン孔に出
退自在に嵌挿して、該ロック板12aのピン孔12bま
たは12cに嵌入可能とし、更に、該ロックピン30の
前部は、前面が段状あるいは傾斜状に構成された筒状の
ガイド31の中心に嵌挿されて、該ガイド31の後面と
該ロックブラケット13aとの間にて、該ロックピン3
0に圧縮バネ32を巻装して、ピン孔嵌入方向に該ロッ
クピン30を付勢している。
【0016】ロックピン30は、図11の如く、ガイド
前方にてL字に屈曲して、該ガイドピン屈曲部30aが
ガイド31の前面に沿っていて、該ガイドピン屈曲部3
0aを把手としてロックピン30を回動できるようにな
っている。この回動中において、ガイド31の前面は、
図10の如く、〜までは、傾斜状になっていて、該
ガイドピン屈曲部30aが〜に回動すると、ガイド
31前面の傾斜に沿ってガイドピン30が前方に押し出
され、〜では、ガイド31前面がのガイド高さの
ままで、ガイドピン30がロック板12aのピン孔より
完全に抜けた状態となる。即ち、ロック解除で、第一伝
動軸ケース13の回動が自在となり、第二伝動軸ケース
16の左右スライド可能な状態となる。そして、では
段状に、の低いガイド高さになり、つまり、で、ガ
イドピン屈曲部30aを向きに回動させると、一気に
ガイドピン30をロック板12aのピン孔12bまたは
12cに嵌入させてロック状態にでき、〜の間でガ
イドピン屈曲部30aを位置させて、刈取部Bを左側位
置L(ガイドピン30がピン孔12cに嵌入)、または
右側位置R(ガイドピン30がピン孔12bに嵌入)に
固定できる。
【0017】第一伝動軸ケース13の位置決め構成は、
従来、刈取入力軸ケース12より延設されたロック板1
2aに対して、第一伝動軸ケース13に付設したロック
ピンを押し引き操作にて抜き差ししていたが、本実施例
のロックピン30は、L字形状にして回動操作で行うの
で、低荷重で操作しやすくなっている。また、ロックピ
ン30の解除時は、圧縮バネ32に抗するので、一気に
ピン孔から抜いてしまうと、該圧縮バネ32の破損等の
弊害を生じるので、〜のガイド31の傾斜面に沿わ
せて円滑にロックピン30をピン孔より抜くように構成
されている。
【0018】また、穂先搬送装置26及び縦搬送装置2
7は、図8の如く搬送駆動ケース24より突設されるロ
ック板24aに、二箇所のピン孔が穿設されていて、該
ピン孔に嵌入可能に連結板28よりロックピン33が突
設さているのであって、該ロックピン33の回動構成は
前記のロックピン30と同様である。即ち、該ロック板
24aのどちらかのピン孔にロックピン33を嵌入して
穀稈搬送装置を前処理装置の位置に対応させて位置決め
し、位置変更する時にはロックピン33をピン孔より外
すのである。
【0019】次に、第二伝動軸ケース16のスライド操
作(第一伝動軸ケース13の回動操作)について説明す
る。以上のようにスライド可能、及び位置決め可能とな
っている第二伝動ケース16をスライドさせる手段とし
て、まず、図6図示の如く、前記引起し駆動軸ケース1
9L・19Rのどちらか(実施例では引起し駆動軸ケー
ス19L)、或いは両方に、スライド操作用の把手34
を設け、該把手34を手で握って、手動にてスライドさ
せる方法がある。左側の引起し駆動軸ケース19Lに把
手34を設ければ、コンバインを降りた状態の人が、コ
ンバインの左側からスライド操作でき、また、右側の引
起し駆動軸ケース19Rに把手34を設ければ、操作部
Aに乗っている作業者がそのままスライド操作できる。
このように、手動でスライドするもので、把手以外に特
にスライド操作用の部材を必要としないので、重量やコ
スト面でも、小型機には有効であり、また、さほど操作
荷重も重くはないので、スライド操作がそれほどの困難
な作業にもならない。なお、把手の取付位置は、刈取部
の一部で、前記の引起し搬送装置19L・19R以外の
位置に取り付けてもよい。
【0020】次に、図12乃至図15にて、刈取部スラ
イド用のアクチュエーターを配設した構成について説明
する。まず、刈取部Bの右側における操作部Aを形成す
るシャーシ1の前方延設部1aより該第一伝動軸ケース
13に対してスライド用シリンダー35を連結する。該
スライド用シリンダー35は、油圧、電動等にて駆動す
るもので、その伸縮駆動により、ロック解除して回動自
在となった該第一伝動軸ケース13を左右に回動して、
刈取部Bの第二伝動軸ケース16を左右スライドさせる
ものである。なお、該スライド用シリンダー35は、刈
取部Bの昇降にも対応できるように、連結部が上下回動
を許容できるようになっている。更に、該刈取部Bの昇
降操作のため(前記操向・刈取部昇降レバー6の操作に
よる。)、油圧、電動等の昇降シリンダー36が、シャ
ーシ1の前部より第一伝動軸ケース13後部のシリンダ
ー連結部13b(図6にて図示)に連結されていて、該
昇降シリンダー36の伸縮駆動にて、第一伝動軸ケース
13を昇降させ、刈取入力軸ケース12を回動させて刈
取部B全体を昇降させるものである。ここで、シャーシ
1において、昇降シリンダー36の基端寄りに昇降シリ
ンダー36を嵌挿するガイド溝38を穿設したシリンダ
ーガイド37を配設し、該スライド用シリンダー35伸
縮駆動による第一伝動軸ケース13の回動操作時におけ
るガイド部材としている。
【0021】シリンダーガイド37のガイド溝38の形
状について、まず図14の実施例より説明する。該ガイ
ド溝38の形状は、正面視略逆M字状となっており、ま
ず、ガイド溝35の左端及び右端において垂直状部38
a・38aが形成されていて、刈取部Bが左位置L、右
位置Rに固定されている状態において、それぞれ該垂直
状部38a内を該昇降シリンダー36が高さHにわたっ
て垂直状に通過することで、刈取部Bの昇降を許容して
いる。そして、刈取部Bをスライドさせる場合には、該
第一伝動軸ケース13のロック解除を行った後、該スラ
イド用シリンダー35を伸縮駆動すると、該昇降シリン
ダー36が、ガイド溝38における両垂直状部38a・
38aの下端部同士を結ぶ左右方向のスライド用部38
b内を通過して、もう片側の垂直状部38aの下端まで
移動するものである。なお、もしスライド時に、昇降シ
リンダー36の高さを一定のまま第一伝動軸ケース13
を回動させれば、その回動中において、該昇降シリンダ
ー36の基端部と第一伝動軸ケース13におけるシリン
ダー取付部との間の前後距離が変位する。そのため、該
スライド用シリンダー35の連結部において、前後揺動
による拗れが発生する虞があるので、該スライド用シリ
ンダー35の前後揺動を上下揺動に変換すべく、スライ
ド中の昇降シリンダー36の上下動可能に、該ガイド溝
38のスライド用部38bを上方に湾曲させているので
ある。即ち、この場合には、刈取部Bのスライドはスラ
イド用シリンダー35の駆動によるのみで、昇降シリン
ダー36の伸縮駆動は行われない。
【0022】次に、図15図示のシリンダーガイド3
7’を用いた場合について説明する。該シリンダーガイ
ド37’のガイド溝38’の形状は、正面視略逆N字状
となっていて、刈取部Bを左側位置38’Lまたは右側
位置38’Rに固定している状態においては、昇降シリ
ンダー36の高さHにわたる垂直上下回動を許容すべ
く、垂直状部38’a・38’aが前記のガイド溝38
同様、垂直方向に穿設されている。そして、スライド時
に昇降シリンダー36を通過させるスライド用部38’
bにおいては、直線状に一方の垂直部38’aの下端よ
りもう一方の垂直部38’aの上端にかけて穿設して、
正面視傾斜状とする。即ち、これは最初のうちにスライ
ド用シリンダー35にて第一伝動軸ケース13を回動さ
せた後は、昇降シリンダー36を伸縮駆動すると、スラ
イド用部38’b内を昇降シリンダー36が摺動して、
それにつれて第一伝動軸ケース12も回動し、刈取部B
がスライドされる構成となっていて、スライド用シリン
ダー35の伸縮駆動にて刈取部Bのスライドを全ストロ
ークにわたって行わなくてよく、左右方向に配設したの
で拗れを生じやすく、耐久性に問題のあるスライド用シ
リンダー35の駆動時における荷重を低減できるのであ
る。
【0023】第二伝動軸ケース16は、以上のように、
手動、あるいはシリンダー駆動等でスライド操作するも
のである。なお、穂先搬送装置26及び縦搬送装置27
は、連結板28等に把手を取り付けて、手動にて回動操
作できるようにするとよい。
【0024】刈取部Bについての構成は以上の如くであ
り、次に、操作部Aにおけるフロントコラム2の回動構
造について、図3及び図4より説明する。フロントコラ
ム2は、該フロントコラム2を形成するフロントコラム
フレーム2aの下端が回動自在に左右方向に軸支されて
いて前方回動可能となっており、該前方回動時において
も、操向・刈取部昇降レバー6、あるいは主変速レバー
7等のフロントコラム2に配設したレバー等の操縦用部
材を操縦可能となっている。ここで図4において、フロ
ントコラム2の通常時のフロントコラムフレーム2a位
置は、X位置であり、フロントコラム2を全ストローク
前方回動するとZ位置となる。
【0025】このフロントコラムフレーム2aの左側近
傍において、図3及び図4の如く、シャーシ1の左側に
規制部材回動軸4を前後方向に配設し、該規制部材回動
軸4を支点として、規制部材3を、フロントコラムフレ
ーム2の左側面に平行状に、そして、左側に回動できる
ように配設する。更に、該規制部材3が該フロントコラ
ムフレーム2の左側面に平行となった状態において、フ
ロントコラム2を前方回動して該フロントコラムフレー
ム2aを図4中に示すY位置まで回動すると、該フロン
トコラムフレーム2aより左側に突設した規制ピン2b
が該規制部材3の後部上端に形成した切欠部3a内に嵌
入するよう構成しており、該規制部材3を左側に回動す
ると、該規制ピン2bが該切欠部3a内に嵌入すること
なく、該フロントコラム2aをZ位置まで回動できるよ
うになっている。また、該規制部材3は、該フロントコ
ラム2の左側面に平行状になる状態に復帰するべく、フ
ロントコラム2側に引っ張りバネ5にて引っ張られてい
る。
【0026】一方、図3の如く、前記刈取入力軸ケース
12にアウター受け12aを突設し、規制ワイヤWのア
ウターワイヤを固定して、インナーワイヤ端を第一伝動
軸ケース13に枢結し、該規制ワイヤWを第一伝動軸ケ
ース13の右側に延設して、該フロントコラム2下方右
側からまわし込んだ後、インナーワイヤ他端を、該規制
部材3の下端に枢支している。これにより、該規制部材
3は、刈取部Bが左側位置Lにあって、第一伝動軸ケー
ス13が左側に位置する場合には、規制ワイヤWが該第
一伝動軸ケース13側に引かれるので、該規制部材3の
下端が右側に引かれて該規制部材3は左側に回動し、前
記規制ピン2bが切欠部3a内に嵌合することがないの
で、フロントコラムフレーム2aをZ位置まで回動可
能、即ち、フロントコラム2を全ストローク前方回動で
きる。そして、刈取部Bが右側位置Rにあり、第一伝動
軸ケース13が右側に位置する場合には、規制ワイヤW
が該規制部材3の下端を左側に押し出し、これによって
該規制部材3がフロントコラム2の左側面に平行状とな
るので、フロントコラム2を前方回動した時に、該規制
ピン2bの該切欠部3aへの嵌合により、該フロントコ
ラム2は、該フロントコラムフレーム2aがY位置にな
る位置までしか回動しないのである。
【0027】このように、刈取部Bが左側位置Lにある
場合には、フロントコラム2を全ストローク前方回動さ
せて、レバー等のフロントコラムにおける操作用部材を
充分に下降させて、畦越えやトラックへの積卸し等の作
業を、コンバインから降りた状態でコンバインを操縦し
て行える。一方、刈取部Bが右側位置Rにある時は、フ
ロントコラム2の前方回動が一定量までであり、刈取部
Bとフロントコラム2より突設するレバー(特に、図2
の如く、主変速レバー7は、後進位置にした時に左側に
傾倒するようになっている)とが干渉する事態は回避で
き、また、ある程度の前方回動ができることから、レバ
ー類をコンバインから降りた状態で操縦することも、あ
る程度可能である。また、コンバインの操作部Aに背の
高い人が(特に、立って)乗っている場合には、このフ
ロントコラムフレーム2aをY位置とする一定量の前方
回動を利用して、レバー類を少し前方に傾斜状にするこ
とができ、手の長い人でも操作しやすくなる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、刈取部が左右位置切換
可能とし、かつ刈取部に隣接するフロントコラムを前方
回動可能としたコンバインにおいて、請求項の如く構成
したことにより、刈取部が操作部から離れた側に位置す
る時は、該フロントコラムが全ストローク前方回動し
て、フロントコラム付設のレバー類を充分に低く倒伏さ
せることができ、畦越えやトラックに対する積卸し、あ
るいは狭い道での走行等のため、コンバインから降りて
のレバー操作が容易にできる。一方、刈取部がフロント
コラム寄りに位置している場合には、フロントコラムの
前方回動が一定量までに制限されて、フロントコラム付
設のレバー類と刈取部との干渉が回避され、また、ある
程度の前方回動がなされるので、コンバインから降りて
のレバー操縦も可能であり、更に、コンバインに乗った
状態においてこの位置までフロントコラムを前方回動さ
せることで、背の高い作業者にとっては、レバー類が若
干前方に寄るので、長い腕でも操作しやすくなり、操縦
が容易になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部スライド式コンバインの全体側面図であ
る。
【図2】同じく正面図である。
【図3】刈取部の左右スライドに連動するフロントコラ
ムの前方回動機構を示す正面略図である。
【図4】同じくフロントコラム部分における側面略図で
ある。
【図5】左右スライド式の刈取部Bの構成を示す平面略
図である。
【図6】刈取部Bの側面一部断面図である。
【図7】平行リンク回動による前処理装置のスライド構
造を示す正面図である。
【図8】穀稈搬送装置の構成を示す正面断面図である。
【図9】刈取部Bにおける前処理装置の位置決め構造を
示す正面図である。
【図10】図9中のガイド31の正面図、左面図及び右
面図である。
【図11】同じく前処理装置の位置決め構造を示す側面
図である。
【図12】刈取部の左右スライドアクチュエーターを示
す平面略図である。
【図13】同じく側面略図である。
【図14】図12・13中における昇降シリンダーを嵌
挿するシリンダーガイドの正面図である。
【図15】同じく他の実施例の正面図である。
【符号の説明】
A 操作部 B 刈取部 W 規制ワイヤ 1 シャーシ 1a 前方延設部 2 フロントコラム 2a フロントコラムフレーム 2b 規制ピン 3 規制部材 3a 切欠部 4 規制部材回動軸 5 引っ張りバネ 12 刈取入力軸ケース 12a アウター受け 13 第一伝動軸ケース 29 スライド用リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部をスライドして左右に位置を切り
    換え可能とし、かつ該刈取部に隣接する操作部のフロン
    トコラムを前方回動可能に構成した刈取部スライド式コ
    ンバインにおいて、該フロントコラムの前方回動量を規
    制する規制部材を設け、刈取部が操作部より離れた位置
    にある時に規制部材を解除する如く、刈取部と規制部材
    との間に連動機構を設けたことを特徴とする刈取部スラ
    イド式コンバイン。
JP18362094A 1994-08-04 1994-08-04 刈取部スライド式コンバイン Pending JPH0837893A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060879A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yanmar Co Ltd コンバインの操作構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009060879A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yanmar Co Ltd コンバインの操作構造

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