JPH0838609A - 医療用バルーンカテーテル - Google Patents
医療用バルーンカテーテルInfo
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- JPH0838609A JPH0838609A JP6176463A JP17646394A JPH0838609A JP H0838609 A JPH0838609 A JP H0838609A JP 6176463 A JP6176463 A JP 6176463A JP 17646394 A JP17646394 A JP 17646394A JP H0838609 A JPH0838609 A JP H0838609A
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Abstract
壁との接触面積を多くとることができてその接触摩擦抵
抗力を増大させることができ、しかもバルーンが免脱す
る方向の力に対しても、またバルーンの軸方向回りの力
に対しても有効に対抗でき、バルーンを血管内から滑脱
しにくく強固な固定留置を確保することができて安全性
の高い医療用バルーンカテーテルを提供すること。 【構成】 カテーテルチューブ本体1の先端部に設けた
バルーン2の外面全体にカテーテルチューブ本体の中心
軸線に対して直交することのない網状突条3を設けてい
る。
Description
ルーンカテーテル、例えば血管内に留置されるバルーン
の固定に好適なカテーテルに関するものである。
手術は心臓の血流を止め人工心肺を用いて手術を行う。
心臓は心筋が動かしており、このような手術時には心筋
の保護が必要となる。この心筋の保護を目的として冠静
脈洞入口部にバルーンカテーテルのカテーテルチューブ
本体の先端部に設けたバルーンを留置し、心筋保護液を
注入しながら心臓全体に心筋保護液を循環させる。この
ようにすることにより心臓を数時間止めても、心筋は代
謝を持続することが可能になり安心して手術を行うこと
ができる。このバルーンカテーテルは手術の必要上、血
管の適正位置に留置されることが必要となる。血管内に
留置されたバルーンは血管内壁との接触摩擦により固定
留置されるが、バルーンの外面が平滑であると血管内で
確実に留置するのが難しく、血管の目的部位より逸脱し
たり、あるいはバルーンカテーテル自体が血管より脱落
してしまうことがあり非常に危険である。しかも生理学
的には低圧でバルーンが留置できれば血管壁に対する損
傷が少なく一番よいが、当然血管より逸脱し易くなって
しまう。
との接触摩擦抵抗を大きくするためにバルーンの外面に
小さなリブ等を設けたバルーンカテーテルが提案されて
いる(図5、図6参照)。図5のバルーンカテーテルの
バルーン51の外面には断面が三角状で細長い線状のリブ
52がその中央部の円周上にカテーテルチューブ本体53の
中心軸線に対して直交する向きに複数個断続的に、かつ
複数列設けられている。図6のバルーンカテーテルのバ
ルーン61の外面には円柱状の小さな突起62がこれもリブ
52と同様にその中央部の円周上にカテーテルチューブ本
体63の中心軸線に対して直交する向きに複数個断続的
に、かつ複数列設けられている。54,64はカテーテルチ
ューブ本体53,63のメインルーメン55,65と連通する先
端開口部である。
ーブ本体53,63の中心軸線に対して直交する向きに設け
られているのはつぎのような理由による。すなわち、バ
ルーンカテーテルのバルーン51,61は血管の所定位置に
留置された後にカテーテルチューブ本体53,63のメイン
ルーメン55,65(心筋保護液注入用ルーメン)を経て注
入される心筋保護液による背圧やカテーテル自体の重さ
などにより留置位置から逸脱することがあるが、このよ
うな背圧や抜ける力に対向して抜けを防止するにはリブ
52又は突起62をカテーテルチューブ本体63の中心軸線に
対して直交する向きに設けるのが効果的であるからであ
る。
なバルーンの外面にリブ等を有するバルーンカテーテル
を実際に血管の所定位置に留置してみると、意外に滑脱
し易くてあまり効果的でない。すなわち、バルーン51,
61ともリブ52又は突起62が円周方向に断続的に列をなし
て設けられていることから、リブ52又は突起62と血管内
壁との接触面積を多くとることができず、摩擦抵抗力を
十分に発揮することができなかった。またバルーン51,
61ともリブ52又は突起62の列間の円周方向に空隙部分が
連続的に形成されるが、この空隙部分は血管内壁と接触
して滑脱に対する摩擦抵抗力となることがほとんどな
く、バルーン51,61の軸方向回りの抵抗とはなりえなか
った。このようなことから図5、図6のバルーンカテー
テルではバルーン51,61の外面のリブ52又は突起62と血
管内壁との接触摩擦抵抗力が十分とは言い難く、そのた
め血管内の適正な位置に安全にバルーンを固定留置する
ことができないという問題点があった。
題点を解決し、バルーンの外面のリブ等と血管内壁との
接触面積を多くとることができてその接触摩擦抵抗力を
増大させることができ、しかもバルーンが逸脱する方向
の力に対しても、またバルーンの軸方向回りの力に対し
ても有効に対抗でき、バルーンを血管内から滑脱しにく
く強固な固定留置を確保することができて安全性の高い
医療用バルーンカテーテルを提供することを目的とす
る。
め、請求項1の発明は、前記のような医療用バルーンカ
テーテルにおいて、バルーンの外面全体にカテーテルチ
ューブ本体の中心軸線に対して直交することのない網状
突条を設けている。請求項2の発明は、請求項1におい
て、網状突条が、カテーテルチューブ本体の中心軸線に
対して先端側に鋭角状に傾斜して所定間隔をおいて複数
配置される第1部分と、これら第1部分とそれぞれ交叉
するようにカテーテルチューブ本体の中心軸線に対して
先端側に鈍角状に傾斜して所定間隔をおいて複数配置さ
れる第2部分からなっている。請求項3の発明は、請求
項1又は2において、医療用バルーンカテーテルが、消
化管用バルーンカテーテルとなっている。
る突条が網状であり、しかもこの網状突条がカテーテル
チューブ本体の中心軸線に対して直交することがないよ
うになっているため、血管内壁に対する接触摩擦抵抗力
が増大して滑脱しにくいものとなる。
バルーンカテーテルの一部省略の正面図、図2は図1の
A−A線に沿う拡大側断面図である。両図において、1
はシリコーンゴム等から形成されたカテーテルチューブ
本体で、その先端部にはバルーン2が設けられている。
バルーン2の外面には全体にカテーテルチューブ本体1
の中心軸線に対して直交することのない網状突条3が設
けられている。網状突条3は、図3にも膨張前のバルー
ン2の一部が拡大して示されているようにカテーテルチ
ューブ本体1の中心軸線Cに対して先端側に鋭角状に傾
斜して所定間隔をおいて複数配置される第1部分3a
と、これら第1部分3aとそれぞれ交叉するようにカテ
ーテルチューブ本体1の中心軸線Cに対して先端側に鈍
角状に傾斜して所定間隔をおいて複数配置される第2部
分3bからなっている。すなわち、両部分3a,3bの
カテーテルチューブ本体1の中心軸線Cに対する傾斜角
度はその交叉部を中心とすると左右対称の同角度となっ
ており、この交叉部によりバルーン2の軸方向回りの力
に対して抵抗となるとともに、前記傾斜角度に基づく両
部分3a,3bの、バルーン2の円周方向の長さをより
長くして血管内壁との接触摩擦抵抗を増大せしめること
が可能になっている。そしてこれら部分3a,3bの断
面は図4に示すように方形となっている。両部分3a,
3bの大きさはその一方を図4に示すようにバルーン2
が膨らんでいない状態で幅Wが0.1mm〜3.0mm、好ましく
は0.2mm〜0.7mm、高さHが0.1mm〜2.0mm、好ましくは0.
2mm〜0.5mmとするのが望ましい。またバルーン2の外面
が凸凹した粗面を有している場合の凸と凹の差は0.1mm
〜2.0mm、好ましくは0.2mm〜0.5mmとするのが望まし
い。そしてまた、両部分3a,3bの断面形状は図示の
ようにエッジがある角ばった方形の断面形状である方が
血管内壁との接触摩擦抵抗を増すことができるので都合
がよいが、必ずしもこのような断面形状に限るものでは
ない。
本体1のメインルーメン、6はメインルーメン5と連通
する先端開口部、7は側孔、8は先端圧測定用ルーメン
で、カテーテルチューブ本体1の先端面に開口してい
る。10はバルーン膨張用ルーメン、11はファンネル部
(手元部)、12は先端圧測定用コネクタ、13は心筋保護
液注入用コネクタ、14はバルーン膨張用一方弁である。
に説明する。実験台の上にこの実施例の14Frのバルーン
カテーテルのバルーン2を、死後1〜2時間の死体から
取り出した一方が固定してある内径約8mmの頸動脈部の
血管に約3cm挿入した後、バルーン膨張用一方弁14から
滅菌水を約2mlシリンジにて注入し、バルーン内圧を40
0mmHgにしてバルーン2を膨らませてカテーテルを血管
内に固定留置した。そしてこのバルーンカテーテルのフ
ァンネル部11に(株)大場計器製作所製の丸型テンション
ゲージ(200g用)の一方を取り付けた後、該テンショ
ンゲージの他方を指で持ち静かに引っ張り、バルーン2
が血管より滑脱する寸前の最大荷重を3回同じ条件で繰
返し測定して平均値を出した。一方、この実施例のバル
ーンカテーテルと同サイズの前記した図5,6に示した
従来のバルーンカテーテルを用い同様の試験を行い、そ
れぞれの最大荷重を測定して平均値を出した。その結果
は表1に示す通りであった。
1)は血管内壁より滑脱する危険性が少なく、安全に血
管内に留置することが可能であることがわかる。これの
理由は定かではないが、想像するところによると、本発
明のバルーンカテーテルの場合は両部分3a,3bによ
り形成されるバルーン2の円周方向の長さが、従来のバ
ルーンカテーテル(図5,6)の該当部の長さのように
直交するものでなく、傾斜してより全体が長くなってお
り、かつ両部分3a,3bの交叉部がバルーン2の軸方
向回りの力に対しても抵抗となっている。このようなこ
とが総体的に接触摩擦抵抗力を増大させるためであると
思われる。
ルーン2は、例えばバルーン2をプレス成形するときに
図示省略の金型の中子ピンとしてその表面に網状凹部を
形成した中子ピンを用い、シリコーンゴムにてプレス成
形した後、プレス金型よりバルーンを取り出しバルーン
の内面と外面を反転させることにより得られる。そして
またこのような成形方法とは別に、バルーンのプレス金
型のバルーン成形部の表面に同様の細い網状の凹部を形
成することにより、同様にプレスにより網状突条3を外
面に有するバルーン2を得ることができる。この場合は
勿論バルーンを反転させる必要はない。
血管内に留置されるバルーンの固定に好適な心臓の心筋
保護用の血管カテーテルとして用いるのに最適である
が、勿論このような用途に限定されるものでなく他の分
野の用途にも使用することができる。その一例として
は、消化管用のバルーンカテーテルである腸閉塞等の治
療に用いられるイレウスチューブがある。このイレウス
チューブのバルーンをこの実施例と同様な網状突条を外
面に有するバルーンとすると、バルーンの外面の網状突
条が腸管との接触摩擦抵抗を増すため、腸管のぜん動運
動や分節運動により、腸管の目的部位へ速やかに押しや
る効果を生じるメリットがある。このようにバルーンの
外面に網状突条を設けることにより、従来にない治療、
検査上のメリットを得ることができる。
ンの外面全体にカテーテルチューブ本体の中心軸線に対
して直交することのない網状突条を設けたので、バルー
ンと血管内壁との接触摩擦抵抗力を増すことができる。
したがって、バルーンを血管内から滑脱しにくく強固な
固定を確保することができ、安心して手術を行うことが
できる。請求項2の発明も同様な効果を期待することが
できる。さらに請求項3の発明は消化管用のバルーンカ
テーテルにも応用がきくという優れた効果がある。
カテーテルの一部省略の正面図である。
である。
の先端部分の正面図、(B)はバルーン部の拡大部分断面
図である。
はその先端部分の正面図、(B)はバルーン部の拡大部分
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 カテーテルチューブ本体の先端部にバル
ーンを有する医療用バルーンカテーテルにおいて、バル
ーンの外面全体にカテーテルチューブ本体の中心軸線に
対して直交することのない網状突条を設けたことを特徴
とする医療用バルーンカテーテル。 - 【請求項2】 網状突条が、カテーテルチューブ本体の
中心軸線に対して先端側に鋭角状に傾斜して所定間隔を
おいて複数配置される第1部分と、これら第1部分とそ
れぞれ交叉するようにカテーテルチューブ本体の中心軸
線に対して先端側に鈍角状に傾斜して所定間隔をおいて
複数配置される第2部分からなる請求項1記載の医療用
バルーンカテーテル。 - 【請求項3】 医療用バルーンカテーテルが、消化管用
バルーンカテーテルである請求項1又は2記載の医療用
バルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17646394A JP3549254B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 医療用バルーンカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17646394A JP3549254B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 医療用バルーンカテーテル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838609A true JPH0838609A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3549254B2 JP3549254B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=16014136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17646394A Expired - Fee Related JP3549254B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 医療用バルーンカテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3549254B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11262527A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Buaayu:Kk | 血管内擦過バルーンカテーテル |
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-
1994
- 1994-07-28 JP JP17646394A patent/JP3549254B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2014069069A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Taewoong Medical Co Ltd | プラスチックステント挿入装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3549254B2 (ja) | 2004-08-04 |
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