JPH0838631A - 取替え式防じんマスク - Google Patents

取替え式防じんマスク

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JPH0838631A
JPH0838631A JP6178324A JP17832494A JPH0838631A JP H0838631 A JPH0838631 A JP H0838631A JP 6178324 A JP6178324 A JP 6178324A JP 17832494 A JP17832494 A JP 17832494A JP H0838631 A JPH0838631 A JP H0838631A
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仁 友岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電フィルターを取替え可能な防じんマスク
において、フィルターの取替え時期を適確に判断できる
ようにする。 【構成】 静電フィルターからなるシート状ろ過材12
を取替え可能なろ過部6を有する防じんマスク1におい
て、ろ過部6の内蓋10と外蓋11とでろ過材12の周
囲を挟圧するとともに、その周囲の内方において内蓋1
0をろ過材12の内面12Bから所要距離だけ離間さ
せ、かつ、その離間させた部分の少なくとも一部13を
透明および着色透明のいずれかの素材で構成して、その
部分にろ過材の交換時期の判断の目安となる限度見本1
5を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電フィルターから
なるろ過材を交換可能な防じんマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事業場その他の場所において発生
する粒子状物質を吸入すると、人体に有害なおそれがあ
る場合に使用する防じんマスクは、JIS T−815
1に規定されている。かかるマスクは、取替え式防じん
マスクと使い捨て式防じんマスクとに大別することがで
き、前者のマスクの一つにろ過材を交換可能にしたもの
がある。また、そのろ過材としてメカニカルフィルター
と静電フィルターとが周知である。メカニカルフィルタ
ーは、ろ紙でできており、その外面に粉じんを堆積させ
て捕集することができ、静電フィルターは、フィルター
構成繊維の周面を帯電させておき、フィルターの外面の
みならずその深層部においても粉じんを捕集することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのろ過材は、粉
じん捕集量が多くなるにつれて空気抵抗が高くなり、マ
スク着用者は、息ぐるしさを感じるようになるから、そ
の息ぐるしさの程度を一つの基準にしてろ過材の交換時
期を判断することがある。しかし、息ぐるしさは、その
日の着用者の体調や気温などの環境条件などによって変
化するから、必ずしも適確な判断の基準にはならず、そ
の基準に頼ると、まだ使用できるろ過材を無駄にするこ
とがある。もっともメカニカルフィルターは、捕集した
粉じんの殆ど全てが外面に堆積するから、その堆積量を
観察して交換時期を判断する一助にすることができる。
ところが、静電フィルターは、その深層部で多くの粉じ
んを捕集するもので、外面に粉じんが堆積してもまだ十
分に使用できるということがあるから、外面の様子を観
察するだけでは交換時期を判断できないという問題があ
る。
【0004】そこで、この発明においては、静電フィル
ターの粉じん捕集量が増加すると、フィルターの内面に
粉じんの色が徐々にしみ出てくることに着目し、静電フ
ィルターを内蓋と外蓋とで挟圧するとともに、内蓋の一
部をフィルターから離間させ、その離間させた部位にフ
ィルターの交換時期を判断する目安となる色の限度見本
を挿入し、内蓋を透視してフィルターと見本とを見比べ
ることができるようにすることで、フィルターの交換時
期の適確な判断を可能にすることを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0006】この発明においては、少なくとも面体と、
吸気弁と、排気弁とを備え、シート状の静電フィルター
を交換可能に取付けて使用する取替え式防じんマスクを
前提にしている。
【0007】かかる前提において、前記フィルターの外
面周縁への当接部を有する外気取入れ可能な外蓋と、フ
ィルターの内面周縁への当接部を有し、外蓋が着脱可能
に係合するとともに面体に通気可能に連結する内蓋とを
設け、内外蓋の係合によってフィルターをその周縁で挟
圧可能につくり、内蓋をその当接部より内方の少なくと
も一部において前記フィルターの内面からそのフィルタ
ーの厚みの0.5〜1.5倍の距離だけ離間させ、か
つ、その一部を含む所要の範囲を無色透明および着色透
明のいずれかの素材により構成してあることがこの発明
の特徴である。
【0008】
【作用】このように構成した防じんマスクでは、交換時
期を判断する目安となる程度に粉じんの色がしみ出てい
るフィルターの小片を、色見本として内蓋のフィルター
から離間する部位に挿入し、その見本を透明素材ででき
た内蓋から透視する。新しいフィルターは、使用してい
ると捕集した粉じんの色が徐々に内面にしみ出てくるか
ら、見本と対比して同程度の色になったときに交換す
る。
【0009】
【実施例】この発明に係る取替え式防じんマスクの詳細
を添付の図面を参照して説明すると、以下のとおりであ
る。
【0010】図1は、マスク1の外面側の部分破断斜視
図、図2は、マスク1の内面側の斜視図、図3は、図1
の3−3線矢視図、図4は、図1の4−4線矢視図であ
る。
【0011】図1、2、3において、マスク1は、面体
5と、ろ過部6と、しめひも7とからなり、面体5とろ
過部6とは吸気弁8を介して通気可能に連結し、面体5
の下部には排気弁9がある。ろ過部6は、平面形状がほ
ぼ八角形であって、面体5側に位置する内蓋10と、そ
の反対側に位置する外蓋11と、内外蓋10,11に周
囲を挟圧された静電フィルターである着脱可能な取替え
式シート状ろ過材12とからなる。外蓋11は、不透明
な熱可塑性プラスチックでできており、着用者から見た
ときの内蓋10の右側部にヒンジ機構14を介して旋回
可能に取付けられ、内蓋10に対し開閉可能であるとと
もに、閉じたときにはロックすることができる(ただし
そのためのロック機構は、図示していない)。内蓋10
は、無色透明または着色透明の熱可塑性プラスチックで
できているが、透明な透視部13を除くその他の部分に
はしぼ加工が施してある。これにより透視部13におい
て、ろ過材12と後記限度見本15それぞれの裏面12
B,15Bを同時に透視可能であるが、その他の部分で
は殆ど透視することができない。
【0012】図3は、内外蓋10,11を閉じてロック
したときのろ過部6の断面構造を示している。
【0013】内蓋10は、図の上下それぞれに位置する
周壁部20と、それらの内方にあってろ過材12の全周
縁に内面側から当接可能な先端21Aがシャープエッジ
からなる第1当接部21と、第1当接部21の内方にあ
って、ろ過材12の内面12Bから所要距離Dだけ離れ
ている内側壁22とからなり、内側壁22のほぼ中央か
らは筒部23が横方向に延出してその外周に面体5が気
密状態で嵌着し、さらにその筒部23の先端には軟質ゴ
ムシートからなり、面体5側へのみ開くことが可能な吸
気弁8が取付けてある。内側壁22の内面には、ろ過材
12を支える複数の第1小突起24が起立している。
【0014】外蓋11は、その外周を形成し、かつ、内
蓋10の第1当接部21とともにろ過材12を全周にわ
たって挟圧可能な平坦なフランジからなる第2当接部2
5と、第2当接部25の内方にあって、ろ過材12の外
面12Aから離間する外側壁26と、第2当接部25と
外側壁26とをつなぐ周壁部27とからなり、周壁部2
7の所要部位には、外蓋11の内外を貫通する外気取入
れ孔30がある。また、外側壁26の内面にはろ過材1
2を支える複数の第2小突起31が起立している。図3
のように内外蓋10,11が閉じた状態のろ過材12で
は、その全周が第1、2当接部21,25で挟圧された
状態にあり、かつ、内外面が第1、2小突起24,31
に支えられて揺れ動くことがない。なお、図3における
矢印は、空気の流路を示しており、外気は取入れ孔30
から入って、ろ過材12を通過し、吸気弁8を経て面体
5に入る。呼気は、排気弁9から外へ出る。
【0015】図4は、ろ過部6の右下隅部の構造の詳細
を示している。ろ過材12の内面12Bと内側壁22と
の間には限度見本15が挿入してあり、内蓋10の透視
部13の外側からろ過材12の内面12Bと見本15の
内面15Bとを同時に見ることができる。かかる見本1
5は、ろ過材12の交換時期を適確に判断するための目
安になるものであって、実際に使用して交換時期が到来
したろ過材12から切取った小片を、その内面12Bを
透視部13に向けてセットしたものである。セット後に
おいてその内面12Bは、図4の内面15Bとなる。ろ
過材12は静電フィルターであって、粉じんの多くが深
層部で捕集され、捕集量が多くなるに伴いろ過材12の
内面12Bに粉じんの色が徐々にしみ出てくるから、そ
の色の程度を見本15の内面15Bの色と見比べて交換
の要否を適確に判断することができる。なお、内蓋10
の仮想線で示す範囲には、しぼ加工が施してある。
【0016】ところで、ろ過材12として使用する静電
フィルターは、通気性と圧縮性とを備えた厚さ2mm以
上の羊毛フェルトや不織布を基材にすることがあり、そ
れをろ過部6に取付けるときには、第1、2当接部2
1,25でその基材を90〜50%の厚み(d)にまで
圧縮して挟持することがある。一方、内側壁22の距離
Dは、挿入した見本15の厚みが第1当接部21の先端
21Aを大きく越えることがなく、しかも、ろ過材12
と内側壁22との間で自由に動くことがない程度である
ことが好ましい。それには、基材が圧縮性であることを
考慮してDをろ過材6の厚みの0.5〜1.5倍の範囲
におさめておくことが好ましい。かかるろ過材6の厚み
は、20gf/cm2の面圧を加えて測定する。なお、
図4において見本15は、その上下方向が内蓋10の周
壁と第1小突起24とに挟まれて上下方向に動くことが
ない。
【0017】見本15は、ろ過材12の内面側に位置し
ているから、繰返し使用しても内面の色はそれ以上に変
わることがない。また、内蓋10は、透視部13を除い
て半透明または不透明にし、粉じんの色がしみ出たろ過
材12が必要以上に見えることでマスク1の外観を損ね
ることがないようにしてあるが、もし好むなら内蓋10
全体を透明にしてもよい。さらにはまた、内蓋10の距
離Dを見本15をセットする部位とその他の部位とで異
なるようにすることができる。
【0018】ろ過材12を取替えるときは、ロックを解
いて外蓋11を開けばよい。
【0019】
【発明の効果】この発明においては、静電フィルターの
内面側にフィルター交換時期の判断の目安となる限度見
本をセットしたから、その判断が適確になり、ろ過材を
無駄にしたり、ろ過材を交換すべきマスクをそれと知ら
ずに無理に使用したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】取替え式防じんマスクの外面側の部分破断斜視
図。
【図2】マスクの内面側の斜視図。
【図3】図1の3−3線矢視図。
【図4】図1の4−4線矢視図。
【符号の説明】
1 防じんマスク 5 面体 6 ろ過部 8 吸気弁 9 排気弁 10 内蓋 11 外蓋 12 ろ過材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも面体と、吸気弁と、排気弁とを
    備え、シート状の静電フィルターを交換可能に取付けて
    使用する取替え式防じんマスクにおいて、 前記フィルターの外面周縁への当接部を有する外気取入
    れ可能な外蓋と、前記フィルターの内面周縁への当接部
    を有し、前記外蓋が着脱可能に係合するとともに前記面
    体に通気可能に連結する内蓋とを設け、前記内外蓋の係
    合によって前記フィルターをその周縁で挟圧可能につく
    り、 前記内蓋を前記当接部より内方の少なくとも一部におい
    て前記フィルターの内面から該フィルターの厚みの0.
    5〜1.5倍の距離だけ離間させ、かつ、その一部を含
    む所要の範囲を無色透明および着色透明のいずれかの素
    材により構成してあることを特徴とする前記マスク。
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