JPH0838779A - ミシン針及びその製造方法 - Google Patents

ミシン針及びその製造方法

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JPH0838779A
JPH0838779A JP17792794A JP17792794A JPH0838779A JP H0838779 A JPH0838779 A JP H0838779A JP 17792794 A JP17792794 A JP 17792794A JP 17792794 A JP17792794 A JP 17792794A JP H0838779 A JPH0838779 A JP H0838779A
Authority
JP
Japan
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needle
teflon
sewing
plating
sewing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP17792794A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Isono
純 磯野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縫製時において、針孔等への繊維の溶着を防
止し、また、針が布を貫通する動作を円滑にして、縫上
がりをきれいに仕上げることができるようにし、さら
に、低摩擦性能を長期間に渡って発揮するミシン針を低
コストにて提供することである。 【構成】 ミシン針において、少なくとも糸と接触する
針孔や針溝、そして、布と接触する滑り面に、5〜30
体積%のテフロン粒子を複合分散させた金属メッキを施
す。前記テフロン微粒子をメッキ液中で均一に攪拌、分
散させながら、前記ミシン針にメッキ処理が施され、そ
の結果、ミシン針の表面にテフロン複合分散メッキ層が
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面平滑性及び耐久性
に優れ、かつ繊維等の溶着の無いミシン針及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシン針としては、第1
の例として、図3に示すように、鉄鋼材料からなる基材
11に耐腐食性や耐摩耗性を付与するために、前記基材
11の表面上に、硬質クロムメッキやニッケルクロムメ
ッキ等のメッキ層12を施す等の処理がなされているも
のが大半であった。また、第2の従来例として、図4に
示すように、表面平滑性を向上させるために、針孔11
aや針溝11bにテフロン樹脂層13をコーティングし
たり、あるいは、基材11全面にテフロン樹脂層13を
形成していた。さらに、第3の従来例として、図5に示
すように、前記基材11上に多孔質なクロムメッキ層1
4を形成して、微小な凹部14aにテフロン樹脂15を
加熱圧入等の方法で埋め込んでいるものも見られた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例では、針孔11aや針溝11bに繊維が溶着
して、糸の抜けが悪化したり、また、布を貫通するとき
の滑り抵抗力が大きく、針折れ、針曲がり等が起こる問
題、さらに、貫通時に、摩擦抵抗が大きいために布が針
の進行方向に引張られ、しわとなって外観を損なう、い
わゆるパッカリングが起こる問題点を有していた。
【0004】前記第2の従来例では、第1の従来例にお
いて問題となっていた繊維の溶着を解決すべく、離型性
に優れたテフロン樹脂層13を針孔11aや針溝11b
に、あるいは基材11全面にコーティングしている。し
かしながら、こうしたテフロン樹脂層13は、耐摩耗性
に乏しく、容易にすり減るために、寿命が短い欠点があ
った。
【0005】さらに、前記第3の従来例では、クロムメ
ッキ層14の耐摩耗性とテフロン樹脂15の低摩擦性を
同時に発揮できるよう形成されている。しかしながら、
耐摩耗性を有するクロムメッキ層14といえども摩耗は
避けられず、いずれ、テフロン樹脂15を保有する層
は、摩耗により消失してしまう。また、このようなテフ
ロン樹脂15の複合方法は、クロムメッキ層14を形成
した後、そのクロムメッキ層14の表面に凹部14aを
形成する加工処理を行い、次に、凹部14aにテフロン
樹脂15を圧入し、最後に、表面を研磨または削取りし
てクロムメッキ層14とテフロン樹脂15の露出部を同
一面にするという、多くの工程を必要とするため、コス
ト的に高くなる問題点を有していた。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、縫製時において、針孔11aや
針溝11bへの繊維の溶着を防止し、また、布を貫通す
る動作を円滑にして、縫上がりをきれいに仕上げること
ができるようにし、なおかつ耐久性に優れたミシン針を
低コストで提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のミシン針は、少なくとも糸や布と接触する
針孔や滑り面に、5〜30体積%のテフロン粒子を複合
分散させた金属メッキを施している。
【0008】そして、前記ミシン針を製造する場合、テ
フロン微粒子を混入して均一に分散させたメッキ液中
に、ミシン針を浸漬して、無電解メッキを行うことによ
り、前記針孔や滑り面にテフロン複合分散メッキ層を形
成させる。
【0009】前記製造に使用するメッキ液として、無電
解ニッケル−リンメッキ液を用いるとよい。
【0010】また、前記テフロン複合分散メッキ層を形
成したミシン針を約300℃で加熱処理することが望ま
しい。
【0011】
【作用】前記の構成を有する本発明のミシン針において
は、摩擦係数が低く、離型性に優れたテフロン樹脂の微
粒子を、適当な量、均一に分散させたメッキ液中にて、
繊維が溜りやすい針孔や布と接触する滑り面にメッキ処
理を施している。このため、メッキ層中に複合分散され
たテフロン微粒子のうち、表面に露出した無数のテフロ
ン微粒子によって、縫製時に、針孔への繊維の溶着が妨
げられる。また、針が布を貫通するときの摩擦抵抗力が
軽減され、円滑に針が布を出入りするので、パッカリン
グ等の欠陥の無いきれいな縫い上がりが得られる。
【0012】前記テフロン微粒子を複合分散させたメッ
キ層は、表面層が摩耗しても、常にテフロン微粒子の含
有率が等しい表面が次々に露出してくるため、予め所望
のメッキ膜厚を形成しておけば、極めて長期間、低摩擦
性能を保つことができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図面
を参照して説明する。
【0014】図1に本実施例のミシン針の断面図を示
す。鉄鋼材料で構成されたミシン針1の糸と接触する針
孔1aや針溝1b、そして、布と接触する滑り面1cの
表面には、それぞれテフロン複合分散メッキ層2が形成
されている。
【0015】図2は、前記テフロン複合分散メッキ層2
の拡大断面図を示している。メッキ基地である無電解ニ
ッケル−リンメッキ層3には、テフロン微粒子4が均一
に体積割合で5〜30%分、複合分散されている。
【0016】前記テフロン複合分散メッキ層2をミシン
針1に形成するには、先ず、無電解ニッケル−リンメッ
キ液中に、粒子径0.1〜数μm程度のテフロン微粒子
4を混入し、均一に分散するよう攪拌させながら、ミシ
ン針1をメッキ液中に浸漬して、無電解メッキを行なう
ことによって、前記ミシン針1にテフロン複合分散メッ
キ層2を形成することができる。この場合、前記ミシン
針1全体をメッキ液中に浸漬してもよいし、ミシン針1
の少なくとも針孔1a、針溝1b、そして、布と接触す
る滑り面1cの部分のみを浸漬して、浸漬部分のみに前
記テフロン複合分散メッキ層2を形成するようにしても
よい。
【0017】前記テフロン複合分散メッキ層2を構成す
るテフロン樹脂は、メッキ基地の離型性を良好にし、ま
た表面平滑性を高める。その結果、ミシン針1において
は、ミシンを運転する際の針が布を出入りするときに、
繊維が針孔1aや針溝1bに溶着することを防止する。
また、ミシン針1が布を貫通する際の、布及び布と接触
する滑り面1cとの間の摩擦力を低下させ、ミシン針1
をスムーズに出入りさせる。
【0018】無電解ニッケル−リンメッキは、テフロン
樹脂単体よりは、はるかに耐摩耗性に優れており、さら
に、メッキ処理後に約300℃で熱処理を行うと、無電
解ニッケル−リンメッキ層3の基地が強化され、低摩擦
性能を損なわずに、さらに、耐摩耗性が向上する。
【0019】複合分散メッキにおいて、テフロン樹脂の
低摩擦性能の効果を十分引き出すには、テフロン微粒子
4をメッキ基地の5体積%以上混入させることが望まし
く、また、メッキ基地の密着性や耐摩耗性を低下させな
いために、テフロン微粒子4を30体積%以下の混入と
することが望ましい。前記低摩擦性能の効果及び前記密
着性や耐摩耗性の効果をバランスよく満足するには、前
記テフロン微粒子4をほぼ20体積%とすることが最も
望ましい。
【0020】本実施例では、メッキ基地として無電解ニ
ッケル−リンメッキを用いているが、この他にも硬質ク
ロムメッキやニッケル−クロムメッキ等、いかなる金属
メッキにテフロン微粒子4を複合分散しても、同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシン針によれば、少なくとも糸や布と接触する
針孔や滑り面に、5〜30体積%のテフロン粒子を複合
分散させた金属メッキを施しているので、縫製時におい
て、針孔への繊維の溶着を防止し、さらに、針が布を貫
通する動作を円滑に行い、縫上がりをきれいに仕上げる
ことができる。また、低摩擦性能を長期間に渡って発揮
するミシン針を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシン針の断面図である。
【図2】ミシン針に形成したテフロン複合分散メッキ層
の拡大断面図である。
【図3】従来のミシン針の断面図である。
【図4】従来のミシン針の断面図である。
【図5】従来のミシン針の断面図である。
【符号の説明】
1 ミシン針 1a 針孔 1b 針溝 1c 滑り面 2 テフロン複合分散メッキ層 3 無電解ニッケル−リンメッキ層 4 テフロン微粒子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン針において、少なくとも糸や布と
    接触する針孔や滑り面に、5〜30体積%のテフロン粒
    子を複合分散させた金属メッキを施したことを特徴とす
    るミシン針。
  2. 【請求項2】 テフロン微粒子を混入して均一に分散さ
    せたメッキ液中に、ミシン針を浸漬して、無電解メッキ
    を行うことにより、少なくとも糸や布と接触する針孔や
    滑り面にテフロン複合分散メッキ層を形成するようにし
    たことを特徴とするミシン針の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記メッキ液として、無電解ニッケル−
    リンメッキ液を用いたことを特徴とする請求項2に記載
    のミシン針の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記テフロン複合分散メッキ層を形成し
    たミシン針を約300℃で加熱処理することを特徴とす
    る請求項2に記載のミシン針の製造方法。
JP17792794A 1994-07-29 1994-07-29 ミシン針及びその製造方法 Pending JPH0838779A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200500283Y1 (ko) * 2025-08-11 2026-04-23 윤금재 재봉틀용 바늘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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