JPH0838939A - イオン化線 - Google Patents
イオン化線Info
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- JPH0838939A JPH0838939A JP17879394A JP17879394A JPH0838939A JP H0838939 A JPH0838939 A JP H0838939A JP 17879394 A JP17879394 A JP 17879394A JP 17879394 A JP17879394 A JP 17879394A JP H0838939 A JPH0838939 A JP H0838939A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】電気集塵機等のイオン化線において、電極とな
る線材1の両端に、圧着端子2をかしめて固定した。銅
製の圧着端子2の圧着部2cは、間に線材1を挟持した
一対の平板部2gと、平板部2gの両端を接続した折曲
部2hからなる。圧着部2cの表面には、凹条からなる
局部かしめ部2eが、2本互いに平行に形成されてい
る。上記凹条の長手方向は線材1の軸線方向と直交し、
折曲部2hに達している。また、凹条は、線材1にくび
れを生じる深さまで形成されている。 【効果】線材1の断線が生じない。線材1は所定値以下
の張力では抜けない。電圧印加時の放電が減少する。製
造コストが低い。
る線材1の両端に、圧着端子2をかしめて固定した。銅
製の圧着端子2の圧着部2cは、間に線材1を挟持した
一対の平板部2gと、平板部2gの両端を接続した折曲
部2hからなる。圧着部2cの表面には、凹条からなる
局部かしめ部2eが、2本互いに平行に形成されてい
る。上記凹条の長手方向は線材1の軸線方向と直交し、
折曲部2hに達している。また、凹条は、線材1にくび
れを生じる深さまで形成されている。 【効果】線材1の断線が生じない。線材1は所定値以下
の張力では抜けない。電圧印加時の放電が減少する。製
造コストが低い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気集塵機等のイオン
化部の電極に用いられるイオン化線の改良に関するもの
である。
化部の電極に用いられるイオン化線の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、イオン化線として、特開平6─9
1200公報に示すものがある。同公報に示されたイオ
ン化線は、長尺の線材と、この線材の両端部にそれぞれ
配置されたコイルばねとを有しており、このコイルばね
の一端に線材を結びつけるようにしている。
1200公報に示すものがある。同公報に示されたイオ
ン化線は、長尺の線材と、この線材の両端部にそれぞれ
配置されたコイルばねとを有しており、このコイルばね
の一端に線材を結びつけるようにしている。
【0003】しかし、同公報に示すイオン化線において
は、線材をコイルばねの一端に結びつける作業が非常に
困難であり、作業性が悪かった。そこで、図4に示すよ
うに、線材11の端部に、圧着端子12を固着したもの
が提供されている。図4を参照して、上記圧着端子12
は、圧着端子12自身を、図示しないフック等に引っ
掛けるための環状部12aと、この環状部12aに隣
接して設けられた圧着部12bとを有している。
は、線材をコイルばねの一端に結びつける作業が非常に
困難であり、作業性が悪かった。そこで、図4に示すよ
うに、線材11の端部に、圧着端子12を固着したもの
が提供されている。図4を参照して、上記圧着端子12
は、圧着端子12自身を、図示しないフック等に引っ
掛けるための環状部12aと、この環状部12aに隣
接して設けられた圧着部12bとを有している。
【0004】上記圧着部12bは、2つ折れ状の平板に
形成されており、圧着前は、折曲部12cを基線とする
V字状に開いている。この圧着部12bは、V字状の一
対の片同士の間に、線材11の端部を挟み込んでかしめ
られ、偏平な板状に形成されることにより、線材11の
端部を圧着する。通常、このイオン化線において、線材
11としては、直径0.2mmの円断面のタングステン
が用いられ、端子12としては、板厚0.2mmのステ
ンレス板が用いられていた。
形成されており、圧着前は、折曲部12cを基線とする
V字状に開いている。この圧着部12bは、V字状の一
対の片同士の間に、線材11の端部を挟み込んでかしめ
られ、偏平な板状に形成されることにより、線材11の
端部を圧着する。通常、このイオン化線において、線材
11としては、直径0.2mmの円断面のタングステン
が用いられ、端子12としては、板厚0.2mmのステ
ンレス板が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
オン化線においては、下記の〜の問題があった。 圧着端子12を構成するステンレスが硬いために、
線材11が抜けないようにかしめようとすると、線材1
1が断線してしまうという問題があった。 圧着端子12がステンレスからなるので、折曲部1
2cを基線として折り曲げられた圧着部12bが、V字
状に開く方向に戻ろうとする、いわゆるスプリングバッ
クを起こしやすかった。このスプリングバックの影響
で、圧着後の線材11が、圧着部12bから非常に低い
抜け荷重で抜けてしまったり、また、抜け荷重がばらつ
いたりするという問題があった。 圧着端子12を構成するステンレス板の板厚が0.
2mmと薄いため、プレス成形によりこの圧着端子12
を成形した際に、打ち抜かれた圧着端子12の縁部に、
鋭利なバリが形成されやすい。このバリがあると、イオ
ン化線に高電圧が印加されたときに、異常放電を誘発し
やすく、このように異常放電が発生すると、これに伴う
異音やオゾンの発生等の問題も懸念される。
オン化線においては、下記の〜の問題があった。 圧着端子12を構成するステンレスが硬いために、
線材11が抜けないようにかしめようとすると、線材1
1が断線してしまうという問題があった。 圧着端子12がステンレスからなるので、折曲部1
2cを基線として折り曲げられた圧着部12bが、V字
状に開く方向に戻ろうとする、いわゆるスプリングバッ
クを起こしやすかった。このスプリングバックの影響
で、圧着後の線材11が、圧着部12bから非常に低い
抜け荷重で抜けてしまったり、また、抜け荷重がばらつ
いたりするという問題があった。 圧着端子12を構成するステンレス板の板厚が0.
2mmと薄いため、プレス成形によりこの圧着端子12
を成形した際に、打ち抜かれた圧着端子12の縁部に、
鋭利なバリが形成されやすい。このバリがあると、イオ
ン化線に高電圧が印加されたときに、異常放電を誘発し
やすく、このように異常放電が発生すると、これに伴う
異音やオゾンの発生等の問題も懸念される。
【0006】一方、上記のの問題対策として、圧着部
12bの圧着後に、圧着部12bの、線材11を挟持し
た部位を(例えば図4の破線で示す位置に)、スポット
溶接にて、溶接してしまうことも考えられる。しかしな
がら、この場合、溶接自体のコストが高いうえに、圧着
と溶接という2工程を経ることになって、製造の時間的
効率も悪くなる結果、イオン化線の製造コストが高くな
るという問題があった。
12bの圧着後に、圧着部12bの、線材11を挟持し
た部位を(例えば図4の破線で示す位置に)、スポット
溶接にて、溶接してしまうことも考えられる。しかしな
がら、この場合、溶接自体のコストが高いうえに、圧着
と溶接という2工程を経ることになって、製造の時間的
効率も悪くなる結果、イオン化線の製造コストが高くな
るという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、線材の断線を防止できると共に、線材の抜
け強度を確保でき、且つ、異常放電を誘発するバリの発
生を抑制でき、さらに、製造コストの安いイオン化線を
提供することである。
題を解決し、線材の断線を防止できると共に、線材の抜
け強度を確保でき、且つ、異常放電を誘発するバリの発
生を抑制でき、さらに、製造コストの安いイオン化線を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するため、 (1) 請求項1に係るイオン化線は、電極となる線材
と、この線材の端部を内包してこれを圧着した圧着部を
有する圧着端子とを備え、前記圧着端子は、ステンレス
よりも塑性変形し易く且つ剪断し易い板材からなり、前
記圧着部は、前記線材の長手方向に距離を隔てた複数箇
所でそれぞれ前記線材にかしめられた局部かしめ部を形
成していることを特徴とするものである。
成するため、 (1) 請求項1に係るイオン化線は、電極となる線材
と、この線材の端部を内包してこれを圧着した圧着部を
有する圧着端子とを備え、前記圧着端子は、ステンレス
よりも塑性変形し易く且つ剪断し易い板材からなり、前
記圧着部は、前記線材の長手方向に距離を隔てた複数箇
所でそれぞれ前記線材にかしめられた局部かしめ部を形
成していることを特徴とするものである。
【0009】上記の構成によれば、下記の〜の作用
を奏する。すなわち、 圧着端子が、従来用いていたステンレスよりも塑性
変形しやすい板材からなるので、圧着部が形成されると
きに、上記板材は、自身が比較的大きく変形することに
よって線材の変形を抑制することができ、したがって、
従来発生していた、線材の断線を防止することができ
る。
を奏する。すなわち、 圧着端子が、従来用いていたステンレスよりも塑性
変形しやすい板材からなるので、圧着部が形成されると
きに、上記板材は、自身が比較的大きく変形することに
よって線材の変形を抑制することができ、したがって、
従来発生していた、線材の断線を防止することができ
る。
【0010】 また、圧着端子が、従来用いていたス
テンレスよりも塑性変形しやすい板材からなるので、圧
着後のスプリングバックも少ない。しかも、局部かしめ
時には、圧着端子を構成する圧縮変形し易い板材が、比
較的大きく変形して線材を包み込むようにすると共に、
線材は、線材の抜け方向に沿う複数箇所において局部か
しめ部により適度にくびれさせられる。したがって、上
記のスプリングバックが小さいことと相まって、端子か
らの線材の抜け荷重としてばらつきのないものを得るこ
とができ、且つ必要な抜け強度を確保することができ
る。
テンレスよりも塑性変形しやすい板材からなるので、圧
着後のスプリングバックも少ない。しかも、局部かしめ
時には、圧着端子を構成する圧縮変形し易い板材が、比
較的大きく変形して線材を包み込むようにすると共に、
線材は、線材の抜け方向に沿う複数箇所において局部か
しめ部により適度にくびれさせられる。したがって、上
記のスプリングバックが小さいことと相まって、端子か
らの線材の抜け荷重としてばらつきのないものを得るこ
とができ、且つ必要な抜け強度を確保することができ
る。
【0011】 さらに、圧着端子が、従来用いていた
ステンレスよりも剪断し易い板材からなるので、圧着端
子をプレス成形により打ち抜き形成した場合にも、バリ
ができにくい。 溶接が不要であり、しかも、局部かしめ部の形成
は、圧着部全体のかしめと同時に行なうこともできるの
で、製造効率が高い。 (2) また、請求項2に係るイオン化線は、請求項1記
載のイオン化線において、前記圧着端子の前記圧着部の
板厚を、前記線材の直径の2倍から3倍としたことを特
徴とするものである。
ステンレスよりも剪断し易い板材からなるので、圧着端
子をプレス成形により打ち抜き形成した場合にも、バリ
ができにくい。 溶接が不要であり、しかも、局部かしめ部の形成
は、圧着部全体のかしめと同時に行なうこともできるの
で、製造効率が高い。 (2) また、請求項2に係るイオン化線は、請求項1記
載のイオン化線において、前記圧着端子の前記圧着部の
板厚を、前記線材の直径の2倍から3倍としたことを特
徴とするものである。
【0012】上記の構成によれば、圧着端子の圧着部の
板厚を、線材の直径の2倍から3倍としたので、局部か
しめ時に、圧着部を構成する板材をより大きく変形させ
ると共に、線材の変形量をより少なくすることができ
る。したがって、線材への応力集中を抑制できる結果、
線材の断線をより効果的に防止することができる。 (3) また、請求項3に係るイオン化線は、請求項1又
は2記載のイオン化線において、前記圧着端子の前記圧
着部の板厚を、0.5ミリ以上としたことを特徴とする
ものである。
板厚を、線材の直径の2倍から3倍としたので、局部か
しめ時に、圧着部を構成する板材をより大きく変形させ
ると共に、線材の変形量をより少なくすることができ
る。したがって、線材への応力集中を抑制できる結果、
線材の断線をより効果的に防止することができる。 (3) また、請求項3に係るイオン化線は、請求項1又
は2記載のイオン化線において、前記圧着端子の前記圧
着部の板厚を、0.5ミリ以上としたことを特徴とする
ものである。
【0013】上記の構成によれば、圧着端子としてステ
ンレスよりも剪断し易い板材を用いていることに加え
て、圧着部の板厚を0.5mm以上としたので、圧着端
子を、プレス成形した場合のバリの発生を確実に防止す
ることができる。 (4) また、請求項4に係るイオン化線は、請求項1乃
至3の何れかに記載のイオン化線において、前記線材の
材質は、タングステン又はタングステンを主体とする合
金のグループから選択され、前記圧着端子の材質は、
銅、ニッケル、錫、又はこれらの少なくとも1つを含む
合金のグループから選択されることを特徴とするもので
ある。
ンレスよりも剪断し易い板材を用いていることに加え
て、圧着部の板厚を0.5mm以上としたので、圧着端
子を、プレス成形した場合のバリの発生を確実に防止す
ることができる。 (4) また、請求項4に係るイオン化線は、請求項1乃
至3の何れかに記載のイオン化線において、前記線材の
材質は、タングステン又はタングステンを主体とする合
金のグループから選択され、前記圧着端子の材質は、
銅、ニッケル、錫、又はこれらの少なくとも1つを含む
合金のグループから選択されることを特徴とするもので
ある。
【0014】上記の構成によれば、タングステン等から
なる線材に対して、ステンレスより圧縮変形し易い素材
からなる圧着端子を組み合わせる組合せを例示した。こ
れらの組合せにより、断線防止、抜け強度確保、バリ発
生防止および製造コスト低減化という、請求項1〜3に
係る発明の作用効果をより実効あらしめることができ
る。 (5) また、請求項5に係るイオン化線は、請求項1乃
至4の何れかに記載のイオン化線において、前記圧着部
は、前記線材の端部を挟持した状態で重合された一対の
平板部と、これら平板部の少なくとも一方の対向端部同
士を一体に連結した折曲部を有しており、前記局部かし
め部は、前記線材と交差する方向に延び且つ前記圧着部
の折曲部に達する凹条からなることを特徴とするもので
ある。
なる線材に対して、ステンレスより圧縮変形し易い素材
からなる圧着端子を組み合わせる組合せを例示した。こ
れらの組合せにより、断線防止、抜け強度確保、バリ発
生防止および製造コスト低減化という、請求項1〜3に
係る発明の作用効果をより実効あらしめることができ
る。 (5) また、請求項5に係るイオン化線は、請求項1乃
至4の何れかに記載のイオン化線において、前記圧着部
は、前記線材の端部を挟持した状態で重合された一対の
平板部と、これら平板部の少なくとも一方の対向端部同
士を一体に連結した折曲部を有しており、前記局部かし
め部は、前記線材と交差する方向に延び且つ前記圧着部
の折曲部に達する凹条からなることを特徴とするもので
ある。
【0015】上記の構成によれば、折曲部を基線とし
て、一対の平板部をかしめにより重合させた場合、上記
折曲部がスプリングバックに主に寄与することになる。
このようにスプリングバックに主に寄与する折曲部にま
で、局部かしめ部を構成する凹条が達するので、かしめ
後の折曲部のスプリングバックを抑制することができ
る。したがって、より安定して線材を固定できる。 (6) また、請求項6に係るイオン化線は、請求項1乃
至4の何れかに記載のイオン化線において、前記局部か
しめ部は、前記線材と交差する方向に延びる断面略V字
形形状の凹条からなることを特徴とするものである。
て、一対の平板部をかしめにより重合させた場合、上記
折曲部がスプリングバックに主に寄与することになる。
このようにスプリングバックに主に寄与する折曲部にま
で、局部かしめ部を構成する凹条が達するので、かしめ
後の折曲部のスプリングバックを抑制することができ
る。したがって、より安定して線材を固定できる。 (6) また、請求項6に係るイオン化線は、請求項1乃
至4の何れかに記載のイオン化線において、前記局部か
しめ部は、前記線材と交差する方向に延びる断面略V字
形形状の凹条からなることを特徴とするものである。
【0016】上記の構成によれば、断面略V字形形状の
凹条であれば、これを形成する際に、圧着端子の板材
を、線材に大きく食い込ませて、線材のくびれを大きく
することができる。その結果、線材の抜けに抗する、線
材と圧着端子との摩擦が大きくなる。よって、線材はよ
り大きな荷重にまで、抜けずに耐えることができる。
凹条であれば、これを形成する際に、圧着端子の板材
を、線材に大きく食い込ませて、線材のくびれを大きく
することができる。その結果、線材の抜けに抗する、線
材と圧着端子との摩擦が大きくなる。よって、線材はよ
り大きな荷重にまで、抜けずに耐えることができる。
【0017】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係るイオン化線の概
略構成を示す側面図である。図1において、線材1はタ
ングステンからなり、電極に用いられる(例えば直径
0.2ミリ)。線材1の両端には、圧着端子2がかしめ
られて固定されている。圧着端子2は、いわゆる丸型端
子であり、その材質は、銅に錫めっきしたものである。
この圧着端子2は、係止用の環状部2bと、線材1を挿
入された状態でかしめられる輪状(例えば肉厚0.5ミ
リ)の圧着部2cとを有している。
明する。図1は本発明の一実施例に係るイオン化線の概
略構成を示す側面図である。図1において、線材1はタ
ングステンからなり、電極に用いられる(例えば直径
0.2ミリ)。線材1の両端には、圧着端子2がかしめ
られて固定されている。圧着端子2は、いわゆる丸型端
子であり、その材質は、銅に錫めっきしたものである。
この圧着端子2は、係止用の環状部2bと、線材1を挿
入された状態でかしめられる輪状(例えば肉厚0.5ミ
リ)の圧着部2cとを有している。
【0018】イオン化線の少なくとも一方の圧着端子2
の環状部2bには、弾性部材であるばね(図示せず)が
引っ掛けられる等で、電気集塵機等の機械側に張設して
固定される。電極となる線材1には、圧着端子2を介し
て、通常プラスに電圧が印加される。図2は、圧着端子
2の詳細図であり、かしめられる前の状態を示してい
る。同図を参照して説明する。線材1は、その先端部1
aが屈曲され、J字状に形成される。また、圧着端子2
の圧着部2cには、中空部2dが形成されている。線材
1を矢印Aの方向から、中空部2dに挿入する。そし
て、線材1の先端部1aが、環状部2b側より中空部2
dの途中まで挿入された状態で、中空部2dの空間が無
くなるように、圧着部2cはかしめられる。
の環状部2bには、弾性部材であるばね(図示せず)が
引っ掛けられる等で、電気集塵機等の機械側に張設して
固定される。電極となる線材1には、圧着端子2を介し
て、通常プラスに電圧が印加される。図2は、圧着端子
2の詳細図であり、かしめられる前の状態を示してい
る。同図を参照して説明する。線材1は、その先端部1
aが屈曲され、J字状に形成される。また、圧着端子2
の圧着部2cには、中空部2dが形成されている。線材
1を矢印Aの方向から、中空部2dに挿入する。そし
て、線材1の先端部1aが、環状部2b側より中空部2
dの途中まで挿入された状態で、中空部2dの空間が無
くなるように、圧着部2cはかしめられる。
【0019】図3は、圧着端子2の詳細図であり、かし
められた後の状態を示している。同図を参照して説明す
る。上記の様にして、圧着端子2と線材1は、結合され
る。その結果、圧着部2cの環状部2b側では、線材1
を2か所で挟み込み、端部2f側では、線材1を1か所
で挟み込むことになる。また、圧着部2cは、線材1を
挟み込む2つの平板部2gを両端でそれぞれ接続する一
対の折曲部2hを有した、偏平な重ね板状となる。圧着
前にあった中空部2dは、無くなってしまう。線材1
は、圧着部2cで挟持された部分は、圧着により圧着方
向に径が小さくなり、断面が円形から略楕円形となって
いる。
められた後の状態を示している。同図を参照して説明す
る。上記の様にして、圧着端子2と線材1は、結合され
る。その結果、圧着部2cの環状部2b側では、線材1
を2か所で挟み込み、端部2f側では、線材1を1か所
で挟み込むことになる。また、圧着部2cは、線材1を
挟み込む2つの平板部2gを両端でそれぞれ接続する一
対の折曲部2hを有した、偏平な重ね板状となる。圧着
前にあった中空部2dは、無くなってしまう。線材1
は、圧着部2cで挟持された部分は、圧着により圧着方
向に径が小さくなり、断面が円形から略楕円形となって
いる。
【0020】また、圧着端子2の圧着部2cの表面に
は、線材1の長手方向に距離を隔てた2位置に、それぞ
れ局部かしめ部2eが形成されている。これら局部かし
め部2eは、互いに平行なV字型断面の凹条からなり、
線材1の軸線方向と直交する方向に、圧着部2cの全幅
にわたって延びている。上記凹条は、両端の折曲部2h
にまで達している。上記凹条の深さは、線材1に適度の
くびれ変形を与えられる深さに設定されている。圧着部
2cの端部2f側にある局部かしめ部2eは、圧着部2
cの端部2fから所定の間隔を空けて形成されている。
は、線材1の長手方向に距離を隔てた2位置に、それぞ
れ局部かしめ部2eが形成されている。これら局部かし
め部2eは、互いに平行なV字型断面の凹条からなり、
線材1の軸線方向と直交する方向に、圧着部2cの全幅
にわたって延びている。上記凹条は、両端の折曲部2h
にまで達している。上記凹条の深さは、線材1に適度の
くびれ変形を与えられる深さに設定されている。圧着部
2cの端部2f側にある局部かしめ部2eは、圧着部2
cの端部2fから所定の間隔を空けて形成されている。
【0021】本実施例によれば、圧着端子2が、従来用
いていたステンレスよりも塑性変形しやすい板材からな
るので、圧着部2cが形成されるときに、上記板材は、
自身が比較的大きく変形することによって線材1の変形
を抑制することができ、したがって、従来発生してい
た、線材1の断線を防止することができる。また、圧着
部2cが形成されるときには、材料の弾性変形により、
圧着された形状が、元の形状に戻ろうとするスプリング
バックが生じる。このため圧着された線材1と圧着部2
cの圧着状態が低下する。しかし、圧着端子2が、従来
用いていたステンレスよりも塑性変形しやすい板材から
なるので、圧着後のスプリングバックも少ない。しか
も、局部かしめ部2eの形成時には、圧着端子2を構成
する塑性変形し易い板材が、比較的大きく変形して線材
1を包み込むようにすると共に、線材1は、線材1の抜
け方向に沿う2箇所において局部かしめ部2eにより適
度にくびれさせられる。したがって、上記のスプリング
バックが小さいことと相まって、圧着端子2からの線材
1の抜け荷重としてばらつきのないものを得ることがで
き、且つ必要な抜け強度を確保することができる。
いていたステンレスよりも塑性変形しやすい板材からな
るので、圧着部2cが形成されるときに、上記板材は、
自身が比較的大きく変形することによって線材1の変形
を抑制することができ、したがって、従来発生してい
た、線材1の断線を防止することができる。また、圧着
部2cが形成されるときには、材料の弾性変形により、
圧着された形状が、元の形状に戻ろうとするスプリング
バックが生じる。このため圧着された線材1と圧着部2
cの圧着状態が低下する。しかし、圧着端子2が、従来
用いていたステンレスよりも塑性変形しやすい板材から
なるので、圧着後のスプリングバックも少ない。しか
も、局部かしめ部2eの形成時には、圧着端子2を構成
する塑性変形し易い板材が、比較的大きく変形して線材
1を包み込むようにすると共に、線材1は、線材1の抜
け方向に沿う2箇所において局部かしめ部2eにより適
度にくびれさせられる。したがって、上記のスプリング
バックが小さいことと相まって、圧着端子2からの線材
1の抜け荷重としてばらつきのないものを得ることがで
き、且つ必要な抜け強度を確保することができる。
【0022】さらに、圧着端子2が、従来用いていたス
テンレスよりも剪断しやすい板材からなるので、圧着端
子2をプレス成形により打ち抜き形成した場合にも、バ
リができにくい。これは、プレス成形によるバリの発生
と、材料の剪断しやすさは関係があり、剪断しやすい材
料ほど、バリができにくいからである。また、かしめだ
けで圧着端子2と線材1を確実に結合でき、従来行われ
ていた溶接が不要である。しかも、局部かしめ部2eの
形成は、圧着部2c全体のかしめと同時に行なうことも
できるので、製造効率が高くなり、製造コストを安くで
きる。
テンレスよりも剪断しやすい板材からなるので、圧着端
子2をプレス成形により打ち抜き形成した場合にも、バ
リができにくい。これは、プレス成形によるバリの発生
と、材料の剪断しやすさは関係があり、剪断しやすい材
料ほど、バリができにくいからである。また、かしめだ
けで圧着端子2と線材1を確実に結合でき、従来行われ
ていた溶接が不要である。しかも、局部かしめ部2eの
形成は、圧着部2c全体のかしめと同時に行なうことも
できるので、製造効率が高くなり、製造コストを安くで
きる。
【0023】また、圧着端子2の圧着部2cの板厚を、
線材1の直径の2倍から3倍としたことで、かしめ時
に、圧着部2cを構成する板材をより大きく変形させる
と共に、線材1の変形量をより少なくすることができ
る。したがって、線材1への応力集中を抑制できる結
果、線材1の断線をより効果的に防止することができ
る。また、圧着端子2としてステンレスよりも剪断し易
い板材を用いていることに加えて、圧着部の板厚を0.
5mm以上としたので、圧着端子2を、プレス成形した
場合のバリの発生を確実に防止することができる。ひい
ては、異常放電や異常放電に起因した異音やオゾン臭の
発生を防止することができる。
線材1の直径の2倍から3倍としたことで、かしめ時
に、圧着部2cを構成する板材をより大きく変形させる
と共に、線材1の変形量をより少なくすることができ
る。したがって、線材1への応力集中を抑制できる結
果、線材1の断線をより効果的に防止することができ
る。また、圧着端子2としてステンレスよりも剪断し易
い板材を用いていることに加えて、圧着部の板厚を0.
5mm以上としたので、圧着端子2を、プレス成形した
場合のバリの発生を確実に防止することができる。ひい
ては、異常放電や異常放電に起因した異音やオゾン臭の
発生を防止することができる。
【0024】また、局部かしめ部2eを構成する凹条
が、線材1と交差した状態で、圧着部2cの折曲部2h
に達するので、かしめ後の折曲部2hのスプリングバッ
クを効果的に抑制することができる。従って、一対の平
板部2gによる線材1に対する挟持が、かしめ後に緩む
ことを防止でき、その結果、より安定して線材1を固定
できる。特に、本実施例の様に、筒状のものをかしめて
ある場合には、全体が元の筒状に復元しようとするスプ
リングバック力が働く。しかし、局部かしめ部2eを構
成する凹条が、圧着部2cの全幅にわたって形成されて
いるので、かしめ後の上記の筒状へのスプリングバック
を効果的に抑制することができ、さらに安定して線材1
を固定できる。
が、線材1と交差した状態で、圧着部2cの折曲部2h
に達するので、かしめ後の折曲部2hのスプリングバッ
クを効果的に抑制することができる。従って、一対の平
板部2gによる線材1に対する挟持が、かしめ後に緩む
ことを防止でき、その結果、より安定して線材1を固定
できる。特に、本実施例の様に、筒状のものをかしめて
ある場合には、全体が元の筒状に復元しようとするスプ
リングバック力が働く。しかし、局部かしめ部2eを構
成する凹条が、圧着部2cの全幅にわたって形成されて
いるので、かしめ後の上記の筒状へのスプリングバック
を効果的に抑制することができ、さらに安定して線材1
を固定できる。
【0025】また、局部かしめ部2eが、断面略V字形
形状の凹条であれば、これを形成する際に、圧着端子2
の板材を、線材1に大きく食い込ませて、線材1のくび
れを大きくすることができる。その結果、線材1の抜け
に抗する、線材1と圧着端子2との摩擦が大きくなる。
よって、線材1はより大きな荷重にまで、抜けずに耐え
ることができる。
形状の凹条であれば、これを形成する際に、圧着端子2
の板材を、線材1に大きく食い込ませて、線材1のくび
れを大きくすることができる。その結果、線材1の抜け
に抗する、線材1と圧着端子2との摩擦が大きくなる。
よって、線材1はより大きな荷重にまで、抜けずに耐え
ることができる。
【0026】また、圧着部2cの端部2f側に形成され
た局部かしめ部2eは、圧着部2cの端部2fから所定
の間隔を空けて、形成されることにより、線材1のその
局部かしめ部2eによるくびれ変形が、力のかかる端部
2fから離れる。よって、応力集中の生じやすいくびれ
変形部に、力のかかる事を防止でき、断線の可能性を減
少できる。
た局部かしめ部2eは、圧着部2cの端部2fから所定
の間隔を空けて、形成されることにより、線材1のその
局部かしめ部2eによるくびれ変形が、力のかかる端部
2fから離れる。よって、応力集中の生じやすいくびれ
変形部に、力のかかる事を防止でき、断線の可能性を減
少できる。
【0027】また、線材1の先端部から所定長さの部分
は、圧着部2cを貫通し、U字状を呈して、環状部2b
側へ突出して露出されているとともに、線材1の先端部
は、圧着部2cによってかしめられている。上記露出さ
れたU字の部分によって線材1の抜け荷重を増大させる
ことができ、しかも、線材1の先端部を露出させないこ
とにより、不要な放電の発生を防止することができる。
は、圧着部2cを貫通し、U字状を呈して、環状部2b
側へ突出して露出されているとともに、線材1の先端部
は、圧着部2cによってかしめられている。上記露出さ
れたU字の部分によって線材1の抜け荷重を増大させる
ことができ、しかも、線材1の先端部を露出させないこ
とにより、不要な放電の発生を防止することができる。
【0028】また、圧着端子2の材質は銅に錫めっきし
たものであり、表面が平滑化し、先鋭部が無くなる。よ
って、電圧印加時の放電がより一層減少する。この様に
して、放電による弊害を一層減少することができる。ま
た、上記の局部かしめ部2eが、圧着部2cの幅全体に
形成されることにより、線材1の位置によらず安定して
線材1にくびれを形成することができる。
たものであり、表面が平滑化し、先鋭部が無くなる。よ
って、電圧印加時の放電がより一層減少する。この様に
して、放電による弊害を一層減少することができる。ま
た、上記の局部かしめ部2eが、圧着部2cの幅全体に
形成されることにより、線材1の位置によらず安定して
線材1にくびれを形成することができる。
【0029】また、上記の様に圧着前の圧着端子2の材
質、形状及び寸法を構成することで、圧着端子2は通常
の市販品を用いることもでき、安価に製作できる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されるものではない。
例えば、本発明の実施例では、圧着端子2の局部かしめ
部2eは、圧着部2cの表面に2か所で、互いに平行に
施されている。しかし、局部かしめ部2eは、2か所で
なくともよい。より多数箇所のかしめとすれば、線材1
の引張時の抜け力がより大きくなり、また、抜け力がよ
り安定する。また、互いにある角度を持って施されても
よいが、平行であれば、工具の製作が容易となる。
質、形状及び寸法を構成することで、圧着端子2は通常
の市販品を用いることもでき、安価に製作できる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されるものではない。
例えば、本発明の実施例では、圧着端子2の局部かしめ
部2eは、圧着部2cの表面に2か所で、互いに平行に
施されている。しかし、局部かしめ部2eは、2か所で
なくともよい。より多数箇所のかしめとすれば、線材1
の引張時の抜け力がより大きくなり、また、抜け力がよ
り安定する。また、互いにある角度を持って施されても
よいが、平行であれば、工具の製作が容易となる。
【0030】また本発明の実施例では、圧着端子2の局
部かしめ部2eは、凹条の長手方向が線材1の軸線方向
と直交するように形成されているが、ある角度を持って
交差するように形成されてもよい。直交するように形成
するほうが、かしめ時に安定して保持でき、作業し易
い。また本発明の実施例では、圧着端子2の局部かしめ
部2eは、互いに所定の間隔を空けて、また圧着部2c
の端部2fから所定の間隔を空けて、形成されている。
上記の2つの間隔は、等しくなくとも構わない。
部かしめ部2eは、凹条の長手方向が線材1の軸線方向
と直交するように形成されているが、ある角度を持って
交差するように形成されてもよい。直交するように形成
するほうが、かしめ時に安定して保持でき、作業し易
い。また本発明の実施例では、圧着端子2の局部かしめ
部2eは、互いに所定の間隔を空けて、また圧着部2c
の端部2fから所定の間隔を空けて、形成されている。
上記の2つの間隔は、等しくなくとも構わない。
【0031】また本発明の実施例では、各局部かしめ部
2eは、圧着部2cの全幅にわたって形成されている
が、必ずしもその必要はない。両端の折曲部2h及び線
材1にに交差する部分に形成されればよい。また本発明
の実施例では、圧着端子2の局部かしめ部2eは、圧着
部2cの一方の平板部2gのみに形成したが、他方の平
板部2gのみに形成しても良いし、双方の平板部2gに
形成しても良い。双方の平板部2gに形成する場合に
は、一方の平板部2gに形成される局部かしめ部2e
と、他方の平板部2gに形成される局部かしめ部2e
は、双方の平板部2gに挟持される線材1に対して同じ
位置に形成しないことが好ましい。これは、線材1に対
して与えるくびれを同じ位置に集中させないからであ
る。
2eは、圧着部2cの全幅にわたって形成されている
が、必ずしもその必要はない。両端の折曲部2h及び線
材1にに交差する部分に形成されればよい。また本発明
の実施例では、圧着端子2の局部かしめ部2eは、圧着
部2cの一方の平板部2gのみに形成したが、他方の平
板部2gのみに形成しても良いし、双方の平板部2gに
形成しても良い。双方の平板部2gに形成する場合に
は、一方の平板部2gに形成される局部かしめ部2e
と、他方の平板部2gに形成される局部かしめ部2e
は、双方の平板部2gに挟持される線材1に対して同じ
位置に形成しないことが好ましい。これは、線材1に対
して与えるくびれを同じ位置に集中させないからであ
る。
【0032】また本発明の実施例では、局部かしめ部2
eは、V字型断面の凹条からなるが、U字型断面でもよ
く、形状は問わない。また、圧着部2cのかしめの後
に、局部かしめ部2eのかしめを行っても、また同時に
行ってもよい。また本発明の実施例では、圧着端子2の
圧着部2cは、かしめ前には、筒状の形状としたが、筒
状でなく、平板を例えばV字状に折り曲げた形状でもよ
い。この場合には、表面に板の端部がでないように、圧
着部2cに端部を巻き込む様にかしめることが、放電防
止の点から好ましい。
eは、V字型断面の凹条からなるが、U字型断面でもよ
く、形状は問わない。また、圧着部2cのかしめの後
に、局部かしめ部2eのかしめを行っても、また同時に
行ってもよい。また本発明の実施例では、圧着端子2の
圧着部2cは、かしめ前には、筒状の形状としたが、筒
状でなく、平板を例えばV字状に折り曲げた形状でもよ
い。この場合には、表面に板の端部がでないように、圧
着部2cに端部を巻き込む様にかしめることが、放電防
止の点から好ましい。
【0033】また本発明の実施例では、圧着端子2の材
質は銅に錫めっきしたものであるが、他の材質及び表面
処理でも構わない。要は線材1に対して変形し易く、か
しめ時に線材1を傷めないこと、及び圧着端子2の表面
にエッジやバリが生じないことが重要である。例えば、
線材1の材質は、タングステン又はタングステンを主体
とする合金のグループから選択される。この線材1の材
質に対して、ステンレスより圧縮変形し易い素材から、
圧着端子2の材質は選択される。すなわち、圧着端子2
の材質は銅、ニッケル、錫、又はこれらの少なくとも1
つを含む合金のグループから選択されると好ましい。こ
れらの組合せにより、断線防止、抜け強度確保、バリ発
生防止および製造コスト低減化という、上記の作用効果
をより実効あらしめることができるものである。しか
も、高電圧が印加されるイオン化線としての機能を果た
すことができる。
質は銅に錫めっきしたものであるが、他の材質及び表面
処理でも構わない。要は線材1に対して変形し易く、か
しめ時に線材1を傷めないこと、及び圧着端子2の表面
にエッジやバリが生じないことが重要である。例えば、
線材1の材質は、タングステン又はタングステンを主体
とする合金のグループから選択される。この線材1の材
質に対して、ステンレスより圧縮変形し易い素材から、
圧着端子2の材質は選択される。すなわち、圧着端子2
の材質は銅、ニッケル、錫、又はこれらの少なくとも1
つを含む合金のグループから選択されると好ましい。こ
れらの組合せにより、断線防止、抜け強度確保、バリ発
生防止および製造コスト低減化という、上記の作用効果
をより実効あらしめることができるものである。しか
も、高電圧が印加されるイオン化線としての機能を果た
すことができる。
【0034】また本発明の実施例では、圧着端子2の圧
着部2cは、例えば肉厚0.5 ミリの円筒状であったが、
他の寸法でもよい。直径0.2 ミリの線材1に対して、肉
厚0.5 ミリの円筒状の圧着部2cが好ましく、線材1の
寸法に応じて適宜変更することが望ましい。また、直径
0.2 ミリの線材1に対して、肉厚が0.5 ミリより厚い
と、かしめ力が大きくなる。また、肉厚が0.5 ミリより
薄いと、エッジが生じ易くなる。また、それぞれの材質
に応じても、適宜変更することが望ましい。要は、圧着
部2cが、かしめにより線材1に対して十分に変形し、
線材1を圧着端子2に固定できることが重要である。
着部2cは、例えば肉厚0.5 ミリの円筒状であったが、
他の寸法でもよい。直径0.2 ミリの線材1に対して、肉
厚0.5 ミリの円筒状の圧着部2cが好ましく、線材1の
寸法に応じて適宜変更することが望ましい。また、直径
0.2 ミリの線材1に対して、肉厚が0.5 ミリより厚い
と、かしめ力が大きくなる。また、肉厚が0.5 ミリより
薄いと、エッジが生じ易くなる。また、それぞれの材質
に応じても、適宜変更することが望ましい。要は、圧着
部2cが、かしめにより線材1に対して十分に変形し、
線材1を圧着端子2に固定できることが重要である。
【0035】また本発明の実施例では、線材1の先端部
から所定長さの部分は、圧着部2cを貫通し、U字状を
呈して、環状部2b側へ突出して露出されているととも
に、線材1の先端部は、圧着部2cによってかしめられ
ていた。しかし、これに限定されるものではなく、例え
ば、線材1をU字状にせず、線材1の先端部が圧着部2
cの環状部2b側へ突出しないようにしてもよい。この
場合でも、線材1の長手方向に複数箇所の局部かしめ部
2eを形成することにより、線材1の引き抜き荷重を、
実用上抜けない十分な大きさにできる。また、線材1を
U字状に加工する必要が無いので、製造のための工数を
削減できる。なお、局部かしめ部2eを形成するための
複数の突起を、かしめ工具に一体に設けてあれば、複数
の局部かしめ部2eを同時に形成でき、工数は増えな
い。線材1の先端部が、圧着部2cの内部にあって突出
しないので、放電の問題もない。
から所定長さの部分は、圧着部2cを貫通し、U字状を
呈して、環状部2b側へ突出して露出されているととも
に、線材1の先端部は、圧着部2cによってかしめられ
ていた。しかし、これに限定されるものではなく、例え
ば、線材1をU字状にせず、線材1の先端部が圧着部2
cの環状部2b側へ突出しないようにしてもよい。この
場合でも、線材1の長手方向に複数箇所の局部かしめ部
2eを形成することにより、線材1の引き抜き荷重を、
実用上抜けない十分な大きさにできる。また、線材1を
U字状に加工する必要が無いので、製造のための工数を
削減できる。なお、局部かしめ部2eを形成するための
複数の突起を、かしめ工具に一体に設けてあれば、複数
の局部かしめ部2eを同時に形成でき、工数は増えな
い。線材1の先端部が、圧着部2cの内部にあって突出
しないので、放電の問題もない。
【0036】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、圧着端子
が、従来用いていたステンレスよりも塑性変形しやすい
板材からなるので、線材の変形を抑制することができる
結果、線材の断線を防止することができる。また、線材
が、線材の抜け方向に沿う複数箇所において局部かしめ
部により適度にくびれさせられると共に、圧着端子を構
成する塑性変形し易い板材が、比較的大きく変形して線
材を包み込むようにしており、且つ圧着部のスプリング
バックが小さいことから、端子からの線材の抜けに関し
て、ばらつきのない必要な抜け強度を確保することがで
きる。さらに、圧着端子が剪断しやすい板材からなるの
で、圧着端子のプレス成形時のバリができにくく、した
がって、バリに起因した異常放電の発生を防止できる。
加えて、溶接が不要であり、しかも、局部かしめ部の形
成は、圧着部全体のかしめと同時に行なうことができる
ので、製造効率が高い結果、製造コストを安くできる。
が、従来用いていたステンレスよりも塑性変形しやすい
板材からなるので、線材の変形を抑制することができる
結果、線材の断線を防止することができる。また、線材
が、線材の抜け方向に沿う複数箇所において局部かしめ
部により適度にくびれさせられると共に、圧着端子を構
成する塑性変形し易い板材が、比較的大きく変形して線
材を包み込むようにしており、且つ圧着部のスプリング
バックが小さいことから、端子からの線材の抜けに関し
て、ばらつきのない必要な抜け強度を確保することがで
きる。さらに、圧着端子が剪断しやすい板材からなるの
で、圧着端子のプレス成形時のバリができにくく、した
がって、バリに起因した異常放電の発生を防止できる。
加えて、溶接が不要であり、しかも、局部かしめ部の形
成は、圧着部全体のかしめと同時に行なうことができる
ので、製造効率が高い結果、製造コストを安くできる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果を奏することに加えて、次の効果
を奏する。すなわち、局部かしめ時に、圧着部を構成す
る板材をより大きく変形させると共に、線材の変形量を
より少なくすることができる。したがって、線材への応
力集中を抑制できる結果、線材の断線をより効果的に防
止することができる。
係る発明と同様の効果を奏することに加えて、次の効果
を奏する。すなわち、局部かしめ時に、圧着部を構成す
る板材をより大きく変形させると共に、線材の変形量を
より少なくすることができる。したがって、線材への応
力集中を抑制できる結果、線材の断線をより効果的に防
止することができる。
【0039】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は2に係る発明と同様の効果を奏することに加えて、圧
着部の板厚を厚くしたので、プレス成形した場合のバリ
の発生を、確実に防止することができる。ひいては、異
常放電や異常放電に起因した異音やオゾン臭の発生を防
止することができる。請求項4に係る発明によれば、請
求項1〜3に係る発明と同様の効果を奏するに加えて、
タングステン等からなる線材に対して、ステンレスより
塑性変形し易く且つ剪断し易い素材からなる圧着端子を
組み合わせることにより、断線防止、抜け強度確保、バ
リ発生防止および製造コスト低減化という、請求項1〜
3に係る発明の作用効果を、より実効あらしめることが
でき、しかも、高電圧が印加されるイオン化線としての
機能を果たすことができる。
は2に係る発明と同様の効果を奏することに加えて、圧
着部の板厚を厚くしたので、プレス成形した場合のバリ
の発生を、確実に防止することができる。ひいては、異
常放電や異常放電に起因した異音やオゾン臭の発生を防
止することができる。請求項4に係る発明によれば、請
求項1〜3に係る発明と同様の効果を奏するに加えて、
タングステン等からなる線材に対して、ステンレスより
塑性変形し易く且つ剪断し易い素材からなる圧着端子を
組み合わせることにより、断線防止、抜け強度確保、バ
リ発生防止および製造コスト低減化という、請求項1〜
3に係る発明の作用効果を、より実効あらしめることが
でき、しかも、高電圧が印加されるイオン化線としての
機能を果たすことができる。
【0040】請求項5に係る発明によれば、請求項1〜
4に係る発明と同様の効果を奏することに加えて、局部
かしめ部を構成する凹条が、スプリングバックに主に寄
与する折曲部にまで達するので、かしめ後の折曲部のス
プリングバックを抑制することができる結果、より安定
して線材を固定でき、線材の抜け防止が図れる。請求項
6に係る発明によれば、請求項1〜4に係る発明と同様
の効果を奏することに加えて、断面略V字形形状の凹条
を形成する際に、線材のくびれを大きくすることができ
る。その結果、線材の抜けに抗する、線材と圧着端子と
の摩擦が大きくなる。よって、線材はより大きな荷重に
まで、抜けずに耐えることができる。
4に係る発明と同様の効果を奏することに加えて、局部
かしめ部を構成する凹条が、スプリングバックに主に寄
与する折曲部にまで達するので、かしめ後の折曲部のス
プリングバックを抑制することができる結果、より安定
して線材を固定でき、線材の抜け防止が図れる。請求項
6に係る発明によれば、請求項1〜4に係る発明と同様
の効果を奏することに加えて、断面略V字形形状の凹条
を形成する際に、線材のくびれを大きくすることができ
る。その結果、線材の抜けに抗する、線材と圧着端子と
の摩擦が大きくなる。よって、線材はより大きな荷重に
まで、抜けずに耐えることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るイオン化線の構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るイオン化線の組立前の
詳細斜視図である。
詳細斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るイオン化線の組立後の
詳細斜視図である。
詳細斜視図である。
【図4】従来のイオン化線の詳細を示す詳細斜視図であ
る。
る。
1 線材 2 圧着端子 2c 圧着部 2e 局部かしめ部
Claims (6)
- 【請求項1】電極となる線材(1) と、 この線材(1) の端部を内包して、これを圧着した圧着部
(2c)を有する圧着端子(2) とを備え、 前記圧着端子(2) は、ステンレスよりも塑性変形し易く
且つ剪断し易い板材からなり、 前記圧着部(2c)は、前記線材(1) の長手方向に距離を隔
てた複数箇所でそれぞれ前記線材(1) にかしめられた局
部かしめ部(2e)を形成していることを特徴とするイオン
化線。 - 【請求項2】請求項1記載のイオン化線において、 前記圧着端子(2) の前記圧着部(2c)の板厚を、前記線材
(1) の直径の2倍から3倍としたことを特徴とするイオ
ン化線。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のイオン化線におい
て、 前記圧着端子(2) の前記圧着部(2c)の板厚を、0.5ミ
リ以上としたことを特徴とするイオン化線。 - 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載のイオン化
線において、 前記線材(1) の材質は、タングステン又はタングステン
を主体とする合金のグループから選択され、 前記圧着端子(2) の材質は、銅、ニッケル、錫、又はこ
れらの少なくとも1つを含む合金のグループから選択さ
れることを特徴とするイオン化線。 - 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載のイオン化
線において、 前記圧着部(2c)は、前記線材(1) の端部を挟持した状態
で重合された一対の平板部(2g)と、これら平板部(2g)の
少なくとも一方の対向端部同士を一体に連結した折曲部
(2h)を有しており、 前記局部かしめ部(2e)は、前記線材(1) と交差する方向
に延び、且つ前記圧着部(2c)の折曲部(2h)に達する凹条
からなることを特徴とするイオン化線。 - 【請求項6】請求項1乃至4の何れかに記載のイオン化
線において、 前記局部かしめ部(2e)は、前記線材(1) と交差する方向
に延びる断面略V字形形状の凹条からなることを特徴と
するイオン化線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17879394A JPH0838939A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | イオン化線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17879394A JPH0838939A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | イオン化線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838939A true JPH0838939A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16054749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17879394A Pending JPH0838939A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | イオン化線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0838939A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006189036A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-07-20 | Konica Minolta Holdings Inc | 駆動装置 |
| JP2011089227A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Nidec Copal Electronics Corp | 張設線 |
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-
1994
- 1994-07-29 JP JP17879394A patent/JPH0838939A/ja active Pending
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