JPH083907Y2 - 可搬式保冷庫 - Google Patents
可搬式保冷庫Info
- Publication number
- JPH083907Y2 JPH083907Y2 JP3588091U JP3588091U JPH083907Y2 JP H083907 Y2 JPH083907 Y2 JP H083907Y2 JP 3588091 U JP3588091 U JP 3588091U JP 3588091 U JP3588091 U JP 3588091U JP H083907 Y2 JPH083907 Y2 JP H083907Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- box
- moisture
- water vapor
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、食品などの保冷に用い
られる可搬式保冷庫に関する。
られる可搬式保冷庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保冷庫として、いわゆる
クーラボックスが知られている。このクーラボックス
は、断熱性の箱体内に冷やすべき食品等と共に氷やドラ
イアイスを入れて、食品等を保冷するものである。そし
て、手軽に持ち運びできることから、魚釣り,行楽,冷凍
宅配便などに盛んに用いられている(例えば、実開平2
−148978号公報)。
クーラボックスが知られている。このクーラボックス
は、断熱性の箱体内に冷やすべき食品等と共に氷やドラ
イアイスを入れて、食品等を保冷するものである。そし
て、手軽に持ち運びできることから、魚釣り,行楽,冷凍
宅配便などに盛んに用いられている(例えば、実開平2
−148978号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
クーラボックスは、氷を用いた場合、氷の準備が煩雑な
うえ、食品等が濡れ、また保冷持続時間が比較的短いと
いう欠点があり、ドライアイスを用いた場合、保冷時間
は伸びるが、その入手が容易でないという欠点がある。
クーラボックスは、氷を用いた場合、氷の準備が煩雑な
うえ、食品等が濡れ、また保冷持続時間が比較的短いと
いう欠点があり、ドライアイスを用いた場合、保冷時間
は伸びるが、その入手が容易でないという欠点がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、氷やドライアイ
スを用いず、箱体内での水の蒸発を促進してその蒸発熱
で冷却を行なうという新規な手法を用いて、安価な構成
でもって容易かつ長時間に亘って保冷を行なうことがで
きる可搬式保冷庫を提供することにある。
スを用いず、箱体内での水の蒸発を促進してその蒸発熱
で冷却を行なうという新規な手法を用いて、安価な構成
でもって容易かつ長時間に亘って保冷を行なうことがで
きる可搬式保冷庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の可搬式保冷庫は、図1に例示するように、
保冷すべき物を収容する箱体1に、補給水を蓄える水タ
ンク2と、この水タンク2に蓄えられた水を箱体1内の
空気中に蒸発させる蒸発器6と、箱体1内の空気中に含
まれる水分を、水蒸気透過膜4製のチューブ内に流れる
吸湿液体5に吸収する吸湿モジュール3を設ける一方、
上記箱体1に上記吸湿液体5を蓄える液タンク7を設
け、この液タンク7と上記吸湿モジュール3をポンプ8
を有する管路9a,9bにより循環路をなすように接続し
たことを特徴とする。また、上記蒸発器6を、水タンク
2内に連通する貯水空間を形成するように水蒸気透過膜
4を箱体1内の底面1cに沿って設けて構成してもよ
い。さらに、上記ポンプ8'と吸湿モジュール3の間の
管路9aに、図2に例示するように、吸湿液体5に含ま
れる水分を水蒸気透過膜12を通して外気中に放出する
排気ポンプ13を備えた放湿モジュール10を設けるこ
ともできる。
め、本考案の可搬式保冷庫は、図1に例示するように、
保冷すべき物を収容する箱体1に、補給水を蓄える水タ
ンク2と、この水タンク2に蓄えられた水を箱体1内の
空気中に蒸発させる蒸発器6と、箱体1内の空気中に含
まれる水分を、水蒸気透過膜4製のチューブ内に流れる
吸湿液体5に吸収する吸湿モジュール3を設ける一方、
上記箱体1に上記吸湿液体5を蓄える液タンク7を設
け、この液タンク7と上記吸湿モジュール3をポンプ8
を有する管路9a,9bにより循環路をなすように接続し
たことを特徴とする。また、上記蒸発器6を、水タンク
2内に連通する貯水空間を形成するように水蒸気透過膜
4を箱体1内の底面1cに沿って設けて構成してもよ
い。さらに、上記ポンプ8'と吸湿モジュール3の間の
管路9aに、図2に例示するように、吸湿液体5に含ま
れる水分を水蒸気透過膜12を通して外気中に放出する
排気ポンプ13を備えた放湿モジュール10を設けるこ
ともできる。
【0006】
【作用】水タンク2に蓄えられた水は、蒸発器6により
箱体1内の空気中に蒸発せしめられ、蒸発に伴って空気
から蒸発熱を奪ってこれを冷却するとともに、水蒸気で
空気を加湿する。一方、液タンク7内の例えば塩化リチ
ウム(LiCl)などの吸湿液体5は、これに接触する空気
の湿度を当該液体の濃度が高いほど、また温度が低いほ
ど低い値に保つ性質を有し、ポンプ8により管路9aを
経て箱体1内の吸湿モジュール3に送られる。吸湿モジ
ュール3の水蒸気透過膜4製のチューブ内に送られた吸
湿液体5は、高濃度なためその水蒸気圧が箱体1内の加
湿空気のそれよりも低いので、箱体1内の空気に含まれ
る水分は、水蒸気透過膜4を通ってチューブ内の吸湿液
体5に吸収される。そして、水分を吸収した吸湿液体5
は、管路9bを経て液タンク7に戻る。かくて、吸湿液
体5の吸水能力が吸収した水分による希釈で飽和するま
で、箱体1内の空気の除湿が行なわれるので、蒸発器6
から水が蒸発し続け、箱体1内は長時間に亘って冷却さ
れる。
箱体1内の空気中に蒸発せしめられ、蒸発に伴って空気
から蒸発熱を奪ってこれを冷却するとともに、水蒸気で
空気を加湿する。一方、液タンク7内の例えば塩化リチ
ウム(LiCl)などの吸湿液体5は、これに接触する空気
の湿度を当該液体の濃度が高いほど、また温度が低いほ
ど低い値に保つ性質を有し、ポンプ8により管路9aを
経て箱体1内の吸湿モジュール3に送られる。吸湿モジ
ュール3の水蒸気透過膜4製のチューブ内に送られた吸
湿液体5は、高濃度なためその水蒸気圧が箱体1内の加
湿空気のそれよりも低いので、箱体1内の空気に含まれ
る水分は、水蒸気透過膜4を通ってチューブ内の吸湿液
体5に吸収される。そして、水分を吸収した吸湿液体5
は、管路9bを経て液タンク7に戻る。かくて、吸湿液
体5の吸水能力が吸収した水分による希釈で飽和するま
で、箱体1内の空気の除湿が行なわれるので、蒸発器6
から水が蒸発し続け、箱体1内は長時間に亘って冷却さ
れる。
【0007】なお、上記蒸発器6を、箱体1内の底面1
cに沿って水蒸気透過膜4を設けて構成すれば、水と空
気の接触面積が増して水の蒸発量が増え、箱体1内がよ
り冷却されるとともに、箱体1が運搬中に振動しても、
水が飛散しない。また、上記管路9aに、排気ポンプ1
3を備えた放湿モジュール10を設ければ、ポンプ8'
の加圧で放湿モジュール10の水蒸気透過膜12の一側
に送られた吸湿液体5は、水蒸気圧が高く、水蒸気透過
膜12の他側は排気ポンプ13により低圧になっている
ので、吸湿液体5中の水分は、水蒸気透過膜12を通っ
て容易かつ多量に外気に放出される。従って、水の蒸発
と箱体内空気の除湿で箱体1内を冷却をしながら、放湿
モジュール10にて吸水で希釈される吸湿液体5を濃縮
でき、吸湿液体5の吸水能力が飽和することがない。
cに沿って水蒸気透過膜4を設けて構成すれば、水と空
気の接触面積が増して水の蒸発量が増え、箱体1内がよ
り冷却されるとともに、箱体1が運搬中に振動しても、
水が飛散しない。また、上記管路9aに、排気ポンプ1
3を備えた放湿モジュール10を設ければ、ポンプ8'
の加圧で放湿モジュール10の水蒸気透過膜12の一側
に送られた吸湿液体5は、水蒸気圧が高く、水蒸気透過
膜12の他側は排気ポンプ13により低圧になっている
ので、吸湿液体5中の水分は、水蒸気透過膜12を通っ
て容易かつ多量に外気に放出される。従って、水の蒸発
と箱体内空気の除湿で箱体1内を冷却をしながら、放湿
モジュール10にて吸水で希釈される吸湿液体5を濃縮
でき、吸湿液体5の吸水能力が飽和することがない。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、本考案の可搬式保冷庫の一例を示す断
面図である。この可搬式保冷庫は、保冷すべき物を収容
する箱体1内に、一側の壁1aに接して補給水を蓄える
水タンク2を設け、他側の壁1bに接して、箱体1内の
空気中に含まれる水分を、水蒸気透過膜4製のチューブ
内に流れる吸湿液体としてのLiCl水溶液5に吸収する
吸湿モジュール3を設ける。また、箱体1内の底面1c
に沿って水タンク2内に連通する貯水空間を形成するよ
うに水蒸気透過膜4を張り渡たしてなる蒸発器6を設け
ている。一方、箱体1の壁1bの外面には、上記LiCl
水溶液5を蓄える液タンク7を取り付けるとともに、こ
の液タンク7と上記吸湿モジュール3をポンプ8を有す
る管路9aと管路9bにより循環路をなすように接続して
いる。なお、液タンク7の上端は、外気から水分を吸収
しないように図示しない蓋で覆われている。また、ポン
プ8の吐出圧力は、LiCl水溶液5を箱体内の除湿に必
要な流量で循環させうる低い値に設定されている。
明する。図1は、本考案の可搬式保冷庫の一例を示す断
面図である。この可搬式保冷庫は、保冷すべき物を収容
する箱体1内に、一側の壁1aに接して補給水を蓄える
水タンク2を設け、他側の壁1bに接して、箱体1内の
空気中に含まれる水分を、水蒸気透過膜4製のチューブ
内に流れる吸湿液体としてのLiCl水溶液5に吸収する
吸湿モジュール3を設ける。また、箱体1内の底面1c
に沿って水タンク2内に連通する貯水空間を形成するよ
うに水蒸気透過膜4を張り渡たしてなる蒸発器6を設け
ている。一方、箱体1の壁1bの外面には、上記LiCl
水溶液5を蓄える液タンク7を取り付けるとともに、こ
の液タンク7と上記吸湿モジュール3をポンプ8を有す
る管路9aと管路9bにより循環路をなすように接続して
いる。なお、液タンク7の上端は、外気から水分を吸収
しないように図示しない蓋で覆われている。また、ポン
プ8の吐出圧力は、LiCl水溶液5を箱体内の除湿に必
要な流量で循環させうる低い値に設定されている。
【0009】上記構成の可搬式保冷庫は、次のように動
作する。箱体1内の水タンク2に蓄えられた水は、下端
の給水栓2aに設けた細孔から流出して、水蒸気透過膜
4で閉ざされた底面1cの貯水空間を満たす。そして、
水蒸気透過膜4の無数の細孔から箱体内の空気中へ水蒸
気となって蒸発し、空気から蒸発熱を奪ってこれを冷却
するとともに、水蒸気で空気を加湿する。一方、液タン
ク7内のLiCl水溶液5は、その濃度が高いほど、また
温度が低いほど、これに接触する空気の湿度を低い値に
保つ性質を有し、ポンプ8により管路9aを経て箱体1
内の吸湿モジュール3に送られる。吸湿モジュール3に
送られたLiCl水溶液は、高濃度なためその水蒸気圧が
箱体内の加湿空気のそれよりも低いので、箱体1内の空
気に含まれる水分は、水蒸気透過膜4を通って内部のL
iCl水溶液に吸収される。そして、水分を吸収したLi
Cl水溶液は、管路9bを経て液タンク7に戻る。水分の
吸収に伴って、液タンク7内のLiCl水溶液5の水位
は、図1に示す初期位置から略満杯まで上昇する。
作する。箱体1内の水タンク2に蓄えられた水は、下端
の給水栓2aに設けた細孔から流出して、水蒸気透過膜
4で閉ざされた底面1cの貯水空間を満たす。そして、
水蒸気透過膜4の無数の細孔から箱体内の空気中へ水蒸
気となって蒸発し、空気から蒸発熱を奪ってこれを冷却
するとともに、水蒸気で空気を加湿する。一方、液タン
ク7内のLiCl水溶液5は、その濃度が高いほど、また
温度が低いほど、これに接触する空気の湿度を低い値に
保つ性質を有し、ポンプ8により管路9aを経て箱体1
内の吸湿モジュール3に送られる。吸湿モジュール3に
送られたLiCl水溶液は、高濃度なためその水蒸気圧が
箱体内の加湿空気のそれよりも低いので、箱体1内の空
気に含まれる水分は、水蒸気透過膜4を通って内部のL
iCl水溶液に吸収される。そして、水分を吸収したLi
Cl水溶液は、管路9bを経て液タンク7に戻る。水分の
吸収に伴って、液タンク7内のLiCl水溶液5の水位
は、図1に示す初期位置から略満杯まで上昇する。
【0010】かくて、LiCl水溶液の吸水能力が吸収し
た水分による希釈で飽和するまで、箱体1内の空気の除
湿が継続的に行なわれるので、水タンク2の水が水蒸気
透過膜4を介して蒸発し続け、箱体1内は蒸発熱を奪わ
れることで長時間に亘って冷却される。なお、LiCl水
溶液5の吸水能力が飽和した場合は、これを液タンク7
から抜き出して加熱などで濃縮すれば、再使用すること
ができる。よって、従来と異なり氷やドライアイスを準
備する手間が省け、氷と異なり食品等を濡らすことな
く、簡素かつ安価な構成でもってこれを長時間保冷する
ことができる。また、上記実施例では、箱体に底面1c
に沿って全面に水蒸気透過膜4を張り渡して蒸発器6を
構成しているので、水と空気の接触面積が増して水の蒸
発量が増え、箱体1内がより冷却されるとともに、箱体
1が運搬中に振動しても、水が飛散しないという利点が
ある。
た水分による希釈で飽和するまで、箱体1内の空気の除
湿が継続的に行なわれるので、水タンク2の水が水蒸気
透過膜4を介して蒸発し続け、箱体1内は蒸発熱を奪わ
れることで長時間に亘って冷却される。なお、LiCl水
溶液5の吸水能力が飽和した場合は、これを液タンク7
から抜き出して加熱などで濃縮すれば、再使用すること
ができる。よって、従来と異なり氷やドライアイスを準
備する手間が省け、氷と異なり食品等を濡らすことな
く、簡素かつ安価な構成でもってこれを長時間保冷する
ことができる。また、上記実施例では、箱体に底面1c
に沿って全面に水蒸気透過膜4を張り渡して蒸発器6を
構成しているので、水と空気の接触面積が増して水の蒸
発量が増え、箱体1内がより冷却されるとともに、箱体
1が運搬中に振動しても、水が飛散しないという利点が
ある。
【0011】図2は、本考案の他の実施例の断面図を示
している。この実施例は、ポンプ8'と吸湿モジュール3
の間の管路9aに、放湿モジュール10を設けた点が異
なるだけで、図1と同じ部材には同一番号を付してい
る。 上記放湿モジュール10は、管路9aに介設した
大径の管11内に水蒸気透過膜製の盲状のチューブ12
を封入するとともに、管11の外周に開口するチューブ
12の端部に、チューブ12内の気体を外気に排出する
排気ポンプ13を設けてなる。一例として、上記ポンプ
8'の加圧力は、図1のポンプ8のそれより大きく1.5
kg/cm2、排気ポンプ13の吸引圧力は、350mmHgで
ある。また、チューブ12は、排気ポンプ13で吸引さ
れても萎まないように、図示しない補強材で補強されて
いる。
している。この実施例は、ポンプ8'と吸湿モジュール3
の間の管路9aに、放湿モジュール10を設けた点が異
なるだけで、図1と同じ部材には同一番号を付してい
る。 上記放湿モジュール10は、管路9aに介設した
大径の管11内に水蒸気透過膜製の盲状のチューブ12
を封入するとともに、管11の外周に開口するチューブ
12の端部に、チューブ12内の気体を外気に排出する
排気ポンプ13を設けてなる。一例として、上記ポンプ
8'の加圧力は、図1のポンプ8のそれより大きく1.5
kg/cm2、排気ポンプ13の吸引圧力は、350mmHgで
ある。また、チューブ12は、排気ポンプ13で吸引さ
れても萎まないように、図示しない補強材で補強されて
いる。
【0012】この実施例は、管路9aに放湿モジュール
10を設けた点のみが図1のものと異なるので、放湿モ
ジュール10におけるLiCl水溶液5の濃縮過程が加わ
る点を除き、既述の図1のものと同様の作用,効果を奏
する。即ち、放湿モジュール10において、管11内の
LiCl水溶液の水蒸気圧は、大気圧下での値10mmHg
とポンプ8'のゲージ圧0.5kg/cm2(380mmHg)との
和の略等しい。一方、チューブ12内の圧力は、排気ポ
ンプ13による吸引で350mmHgになる。従って、チ
ューブ内外の水蒸気圧差は30mmHg程度になり、LiC
l水溶液中の水分のみが、チューブ12の水蒸気透過膜
の無数の細孔を通って容易かつ多量にチューブ12内に
放出され、排気ポンプ13により外気に排出される。こ
れにより、吸湿モジュール3での水分の吸収で希釈され
たLiCl水溶液5は、濃縮される。
10を設けた点のみが図1のものと異なるので、放湿モ
ジュール10におけるLiCl水溶液5の濃縮過程が加わ
る点を除き、既述の図1のものと同様の作用,効果を奏
する。即ち、放湿モジュール10において、管11内の
LiCl水溶液の水蒸気圧は、大気圧下での値10mmHg
とポンプ8'のゲージ圧0.5kg/cm2(380mmHg)との
和の略等しい。一方、チューブ12内の圧力は、排気ポ
ンプ13による吸引で350mmHgになる。従って、チ
ューブ内外の水蒸気圧差は30mmHg程度になり、LiC
l水溶液中の水分のみが、チューブ12の水蒸気透過膜
の無数の細孔を通って容易かつ多量にチューブ12内に
放出され、排気ポンプ13により外気に排出される。こ
れにより、吸湿モジュール3での水分の吸収で希釈され
たLiCl水溶液5は、濃縮される。
【0013】従って、水蒸気透過膜4を介する水タンク
2内の補給水の蒸発と吸湿モジュール3による空気の除
湿で箱体1内を冷却しながら、放湿モジュール10にて
吸水で希釈されるLiCl水溶液5を濃縮できて、LiCl
水溶液5の吸水能力が飽和することがない。よって、図
1で述べた効果に加えて、一層長時間の保冷が可能にな
るという効果が奏される。なお、上記実施例では、放湿
モジュール10を、LiCl水溶液が流れる管11内に排
気ポンプ13で排気される水蒸気透過膜製のチューブ1
2を配設して、水蒸気を膜内に吸引するように構成した
が、この放湿モジュールを、内部にLiCl水溶液が流れ
る水蒸気透過膜製のチューブを、排気ポンプで排気され
る容器内に配設して、膜外に水蒸気を吸引するように構
成してもよい。また、水タンクは箱体の外に設けてもよ
い。このときは、水の補給がしやすくなる。
2内の補給水の蒸発と吸湿モジュール3による空気の除
湿で箱体1内を冷却しながら、放湿モジュール10にて
吸水で希釈されるLiCl水溶液5を濃縮できて、LiCl
水溶液5の吸水能力が飽和することがない。よって、図
1で述べた効果に加えて、一層長時間の保冷が可能にな
るという効果が奏される。なお、上記実施例では、放湿
モジュール10を、LiCl水溶液が流れる管11内に排
気ポンプ13で排気される水蒸気透過膜製のチューブ1
2を配設して、水蒸気を膜内に吸引するように構成した
が、この放湿モジュールを、内部にLiCl水溶液が流れ
る水蒸気透過膜製のチューブを、排気ポンプで排気され
る容器内に配設して、膜外に水蒸気を吸引するように構
成してもよい。また、水タンクは箱体の外に設けてもよ
い。このときは、水の補給がしやすくなる。
【0014】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案の
可搬式保冷庫は、保冷すべき物を収容する箱体に、水タ
ンクと、この水タンクに蓄えられた補給水を箱体内の空
気中に蒸発させる蒸発器と、箱体内の空気中に含まれる
水分を、水蒸気透過膜製のチューブ内に流れる吸湿液体
に吸収する吸湿モジュールを設ける一方、上記箱体に上
記吸湿液体を蓄える液タンクを設け、この液タンクと上
記吸湿モジュールをポンプを有する管路により循環路を
なすように接続しているので、保冷対象物を濡らしたり
準備に手間がかかる氷やドライアイスを用いることな
く、水の連続的蒸発に伴う蒸発熱により、安価な構成で
もって、容易かつ長時間に亘って保冷を行なうことがで
きる。
可搬式保冷庫は、保冷すべき物を収容する箱体に、水タ
ンクと、この水タンクに蓄えられた補給水を箱体内の空
気中に蒸発させる蒸発器と、箱体内の空気中に含まれる
水分を、水蒸気透過膜製のチューブ内に流れる吸湿液体
に吸収する吸湿モジュールを設ける一方、上記箱体に上
記吸湿液体を蓄える液タンクを設け、この液タンクと上
記吸湿モジュールをポンプを有する管路により循環路を
なすように接続しているので、保冷対象物を濡らしたり
準備に手間がかかる氷やドライアイスを用いることな
く、水の連続的蒸発に伴う蒸発熱により、安価な構成で
もって、容易かつ長時間に亘って保冷を行なうことがで
きる。
【図1】 本考案の可搬式保冷庫の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】 本考案の可搬式保冷庫の他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
1…箱体、2…水タンク、3…吸湿モジュール、4…水
蒸気透過膜、5…LiCl水溶液、6…蒸発器、7…液タ
ンク、8,8'…ポンプ、9a,9b…管路、10…放湿モ
ジュール、12…チューブ、13…排気ポンプ。
蒸気透過膜、5…LiCl水溶液、6…蒸発器、7…液タ
ンク、8,8'…ポンプ、9a,9b…管路、10…放湿モ
ジュール、12…チューブ、13…排気ポンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】 保冷すべき物を収容する箱体(1)に、補
給水を蓄える水タンク(2)と、この水タンク(2)に蓄え
られた水を箱体(1)内の空気中に蒸発させる蒸発器(6)
と、箱体(1)内の空気中に含まれる水分を、水蒸気透過
膜(4)製のチューブ内に流れる吸湿液体(5)に吸収する
吸湿モジュール(3)を設ける一方、上記箱体(1)に上記
吸湿液体(5)を蓄える液タンク(7)を設け、この液タン
ク(7)と上記吸湿モジュール(3)をポンプ(8)を有する
管路(9a,9b)により循環路をなすように接続したこと
を特徴とする可搬式保冷庫。 - 【請求項2】 上記蒸発器(6)は、上記水タンク(2)内
に連通する貯水空間を形成するように上記箱体(1)内の
底面(1c)に沿って設けられた水蒸気透過膜(4)からな
る請求項1の可搬式保冷庫。 - 【請求項3】 上記ポンプ(8')と吸湿モジュール(3)
の間の管路(9a)に、上記吸湿液体(5)に含まれる水分
を水蒸気透過膜(12)を通して外気中に放出する排気ポ
ンプ(13)を備えた放湿モジュール(10)が設けられた
請求項1の可搬式保冷庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3588091U JPH083907Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可搬式保冷庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3588091U JPH083907Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可搬式保冷庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132380U JPH04132380U (ja) | 1992-12-08 |
| JPH083907Y2 true JPH083907Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31917942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3588091U Expired - Lifetime JPH083907Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可搬式保冷庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083907Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115835597A (zh) * | 2022-12-24 | 2023-03-21 | 纾酷科技(深圳)有限公司 | 开放式热管及其制备方法 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3588091U patent/JPH083907Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04132380U (ja) | 1992-12-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4163373A (en) | Device for extracting moisture from a space | |
| US6135273A (en) | Thermal bag | |
| US3986936A (en) | Solar heated evaporating and condensing unit | |
| JPH05264119A (ja) | 容器中の物質を冷却するための装置及び方法 | |
| JPH0842960A (ja) | 冷蔵庫用野菜貯蔵室加湿装置 | |
| US4803846A (en) | Method of and means for controlling the condition of air in an enclosure | |
| JPH083907Y2 (ja) | 可搬式保冷庫 | |
| KR102724710B1 (ko) | 친환경 아이스팩 | |
| US3910062A (en) | Dehumidifier | |
| US4723415A (en) | Direct water evaporating cooling system | |
| JP2002323282A (ja) | 保冷庫 | |
| JPH0548037Y2 (ja) | ||
| MXPA04010896A (es) | Dispositivo de deshumidificacion. | |
| JPH05288358A (ja) | 熱交換器 | |
| US5050390A (en) | Method of and means for controlling the condition of air in an enclosure | |
| RU2284737C2 (ru) | Способ удаления жидкого или замороженного агента из продукта | |
| JPH0744919Y2 (ja) | 水素ガス排出装置 | |
| JPH06294575A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPS597679Y2 (ja) | Lngその他の低沸点物質を冷熱源とする大気の冷却装置 | |
| JPS6239679Y2 (ja) | ||
| JP2606479B2 (ja) | 空気調和装置 | |
| US3253350A (en) | Apparatus for condensing water vapor under low absolute pressure at a temperature less than the freezing point of water | |
| KR0121205Y1 (ko) | 제습기겸용 가습기 | |
| SU1098999A2 (ru) | Устройство дл охлаждени насыпного материала | |
| US710623A (en) | Refrigerating apparatus. |