JPH0839993A - 香り付き薄肉貴金属複合板 - Google Patents
香り付き薄肉貴金属複合板Info
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- JPH0839993A JPH0839993A JP6179298A JP17929894A JPH0839993A JP H0839993 A JPH0839993 A JP H0839993A JP 6179298 A JP6179298 A JP 6179298A JP 17929894 A JP17929894 A JP 17929894A JP H0839993 A JPH0839993 A JP H0839993A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記念品や贈答品として手軽に用いることがで
き、装飾的にも雰囲気的にも付加価値が高い、香り付き
の薄肉貴金属複合板を得る。 【構成】 貴金属薄板1と、この貴金属薄板の少なくと
も一方の面に設けた香料含浸薄膜3とを、少なくとも香
料含浸薄膜3と接する面に微細孔4が形成された透明保
護膜5で被覆する。
き、装飾的にも雰囲気的にも付加価値が高い、香り付き
の薄肉貴金属複合板を得る。 【構成】 貴金属薄板1と、この貴金属薄板の少なくと
も一方の面に設けた香料含浸薄膜3とを、少なくとも香
料含浸薄膜3と接する面に微細孔4が形成された透明保
護膜5で被覆する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記念品や贈答品として
手軽に用いることができ、装飾的にも雰囲気的にも付加
価値が高い、香り付きの薄肉貴金属複合板に関する。
手軽に用いることができ、装飾的にも雰囲気的にも付加
価値が高い、香り付きの薄肉貴金属複合板に関する。
【0002】
【従来の技術】金、銀、プラチナなどの貴金属またはそ
の合金類(以下「貴金属」という)は装飾的効果ばかり
でなく所持の満足感が大きいために宝飾品、装身具など
のほか、記念品、贈答品の分野でも盛んに用いられる。
しかし、これらの貴金属は高価であるから、価格的に抑
えようとすれば製品が小型にならざるを得ず、記念品、
贈答品として見栄えがしなくなる。そこで、貴金属塊を
圧延して薄板状またはカード状とし、この表面に刻印な
どを施して価値観を付与し、また他の面には目的に応じ
た模様や文字(以下「絵文字」という)を施すことが考
えられる。この場合は、例えば1.0gの金を厚さ15
μmに延ばすと名刺程度の大きさになり、十分見栄えが
するし絵文字も見やすく、また価格も妥当になるから記
念品、贈答品などとして好適である。
の合金類(以下「貴金属」という)は装飾的効果ばかり
でなく所持の満足感が大きいために宝飾品、装身具など
のほか、記念品、贈答品の分野でも盛んに用いられる。
しかし、これらの貴金属は高価であるから、価格的に抑
えようとすれば製品が小型にならざるを得ず、記念品、
贈答品として見栄えがしなくなる。そこで、貴金属塊を
圧延して薄板状またはカード状とし、この表面に刻印な
どを施して価値観を付与し、また他の面には目的に応じ
た模様や文字(以下「絵文字」という)を施すことが考
えられる。この場合は、例えば1.0gの金を厚さ15
μmに延ばすと名刺程度の大きさになり、十分見栄えが
するし絵文字も見やすく、また価格も妥当になるから記
念品、贈答品などとして好適である。
【0003】しかし、厚みが数十μm程度の貴金属薄板
は強度が弱く、変形または破損し易いので持ち運びや保
管にも細心の注意が必要であり、カードなど携帯用の製
品には不向きである。そこで、例えば特願昭63−92
315号、特願昭63−106710号、特願昭63−
106711号、および特願昭63−106710号に
おいて、貴金属薄板の少なくとも片面に合成樹脂の補強
板を施すかまたは貴金属薄板を透明保護膜で被覆した薄
肉貴金属複合板が提案された。これらの技術のいずれか
を用いれば、例えば片面に品質を証明する刻印、他の面
に例えば結婚記念の絵文字などを施した携帯可能の貴金
属カードが得られる。
は強度が弱く、変形または破損し易いので持ち運びや保
管にも細心の注意が必要であり、カードなど携帯用の製
品には不向きである。そこで、例えば特願昭63−92
315号、特願昭63−106710号、特願昭63−
106711号、および特願昭63−106710号に
おいて、貴金属薄板の少なくとも片面に合成樹脂の補強
板を施すかまたは貴金属薄板を透明保護膜で被覆した薄
肉貴金属複合板が提案された。これらの技術のいずれか
を用いれば、例えば片面に品質を証明する刻印、他の面
に例えば結婚記念の絵文字などを施した携帯可能の貴金
属カードが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近は市民生活の中で
香りに対する関心が高まり、記念品、贈答品などの分野
でも目的にふさわしい賦香が求められるようになってき
た。上記の貴金属カードなどにおいても、携帯可能な製
品であるだけに一層、賦香の要求が強い。本発明は上記
の課題を解決するためになされたものであり、従ってそ
の目的は、香り付きの薄肉貴金属複合板を提供すること
にある。
香りに対する関心が高まり、記念品、贈答品などの分野
でも目的にふさわしい賦香が求められるようになってき
た。上記の貴金属カードなどにおいても、携帯可能な製
品であるだけに一層、賦香の要求が強い。本発明は上記
の課題を解決するためになされたものであり、従ってそ
の目的は、香り付きの薄肉貴金属複合板を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、貴金属またはその合金からなる貴金属薄
板と、この貴金属薄板の少なくとも一方の面に設けた香
料含浸薄膜とを、少なくとも香料含浸薄膜と接する面に
微細孔が形成された透明保護膜で被覆した香り付き薄肉
貴金属複合板を提供する。この香料含浸薄膜は、不透明
であってもよいが、透明または半透明であることが好ま
しい。ここで半透明とは、この香料含浸薄膜を透かして
少なくとも上記の貴金属薄板の色が認められる程度の透
光性を意味する。この香料含浸薄膜は、香料を含む合成
樹脂、天然樹脂、ゴム、タンパク質、ろう、紙、および
不織布からなる群のいずれか1種またはそれ以上から形
成されたものであることが好ましい。またその厚みは、
0.1μmないし100μmの範囲内であることが好ま
しい。貴金属薄板の少なくとも一方の面に透明補強板を
設けることができる。また透明保護膜の内側、香料含浸
薄膜、および透明補強板からなる群のいずれか1以上に
絵文字を施すことができる。この貴金属薄板の板厚は、
0.005mmないし0.3mmの範囲内であることが
好ましい。また貴金属薄板の少なくとも1面に、刻印が
施されていてもよい。
めに本発明は、貴金属またはその合金からなる貴金属薄
板と、この貴金属薄板の少なくとも一方の面に設けた香
料含浸薄膜とを、少なくとも香料含浸薄膜と接する面に
微細孔が形成された透明保護膜で被覆した香り付き薄肉
貴金属複合板を提供する。この香料含浸薄膜は、不透明
であってもよいが、透明または半透明であることが好ま
しい。ここで半透明とは、この香料含浸薄膜を透かして
少なくとも上記の貴金属薄板の色が認められる程度の透
光性を意味する。この香料含浸薄膜は、香料を含む合成
樹脂、天然樹脂、ゴム、タンパク質、ろう、紙、および
不織布からなる群のいずれか1種またはそれ以上から形
成されたものであることが好ましい。またその厚みは、
0.1μmないし100μmの範囲内であることが好ま
しい。貴金属薄板の少なくとも一方の面に透明補強板を
設けることができる。また透明保護膜の内側、香料含浸
薄膜、および透明補強板からなる群のいずれか1以上に
絵文字を施すことができる。この貴金属薄板の板厚は、
0.005mmないし0.3mmの範囲内であることが
好ましい。また貴金属薄板の少なくとも1面に、刻印が
施されていてもよい。
【0006】
【作用】貴金属薄板と香料含浸薄膜とが共に、少なくと
も香料含浸薄膜と接する面に微細孔が形成された透明保
護膜で被覆されているので、貴金属薄板は損傷から保護
され、かつこの微細孔から適度の香料ガスが放散され長
期間にわたって香りを発する。
も香料含浸薄膜と接する面に微細孔が形成された透明保
護膜で被覆されているので、貴金属薄板は損傷から保護
され、かつこの微細孔から適度の香料ガスが放散され長
期間にわたって香りを発する。
【0007】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳しく
説明する。図1ないし図3は、結婚記念カードとして作
製した本発明の香り付き薄肉貴金属複合板の一実施例お
よびその部分を示している。図1において、このカード
10は、金の圧延薄板1の面1aに透明補強板2を介し
て透明な香料含浸薄膜3が重ね合わされ、この香料含浸
薄膜3側の面は微細孔4が形成された透明な有孔保護膜
5で、また金薄板1側の面は微細孔を有しない透明な無
孔保護膜6でそれぞれ被覆され、この双方の保護膜5お
よび6がカード10の周縁部でシールされて形成されて
いる。
説明する。図1ないし図3は、結婚記念カードとして作
製した本発明の香り付き薄肉貴金属複合板の一実施例お
よびその部分を示している。図1において、このカード
10は、金の圧延薄板1の面1aに透明補強板2を介し
て透明な香料含浸薄膜3が重ね合わされ、この香料含浸
薄膜3側の面は微細孔4が形成された透明な有孔保護膜
5で、また金薄板1側の面は微細孔を有しない透明な無
孔保護膜6でそれぞれ被覆され、この双方の保護膜5お
よび6がカード10の周縁部でシールされて形成されて
いる。
【0008】この金薄板1は、純度99.99%以上の
金塊を圧延して厚み15μmに仕上げ、名刺大に切断し
たものであって、重量は1gであり、香料含浸薄膜3が
重ね合わされていない面1bには、図2に示す家紋や表
示文字7が刻印されている。また、金薄板1と香料含浸
薄膜3との間に設けられた透明補強板2は厚み0.5m
mのポリメチルメタクリレート板であって、その金薄板
1と対向する面2aには、図2に示すような祝賀の絵文
字8が鏡像印刷され、透明接着剤9によって金薄板の面
1aに貼着されている。
金塊を圧延して厚み15μmに仕上げ、名刺大に切断し
たものであって、重量は1gであり、香料含浸薄膜3が
重ね合わされていない面1bには、図2に示す家紋や表
示文字7が刻印されている。また、金薄板1と香料含浸
薄膜3との間に設けられた透明補強板2は厚み0.5m
mのポリメチルメタクリレート板であって、その金薄板
1と対向する面2aには、図2に示すような祝賀の絵文
字8が鏡像印刷され、透明接着剤9によって金薄板の面
1aに貼着されている。
【0009】香料含浸薄膜3は、アルキッド樹脂系ワニ
スにバラ系の香料を混合したものを上記の透明補強板2
の非印刷面2bに塗布し、乾燥して形成したものであ
る。この香料含浸薄膜3の厚みは約10μmであった。
スにバラ系の香料を混合したものを上記の透明補強板2
の非印刷面2bに塗布し、乾燥して形成したものであ
る。この香料含浸薄膜3の厚みは約10μmであった。
【0010】有孔保護膜5としては、厚み100μmの
ヒートシール性透明ラミネートフィルムに、直径0.5
mmの微細孔を20個/cm2の分布密度で均一に形成
したものを用いた。無孔保護膜6としては微細孔のない
同質のヒートシール性透明ラミネートフィルムを用い
た。全体の被覆は、この双方の保護膜をカードの周縁に
沿ってヒートシーラーを用いてヒートシールすることに
よって行われた。
ヒートシール性透明ラミネートフィルムに、直径0.5
mmの微細孔を20個/cm2の分布密度で均一に形成
したものを用いた。無孔保護膜6としては微細孔のない
同質のヒートシール性透明ラミネートフィルムを用い
た。全体の被覆は、この双方の保護膜をカードの周縁に
沿ってヒートシーラーを用いてヒートシールすることに
よって行われた。
【0011】この結婚記念カード10は、両面から金地
金が透けて見え、かつ刻印や絵文字が認められるので外
観が豪華であるばかりでなく、周囲に馥郁とした香りを
漂わせるので優雅な雰囲気を形成する。この金地金は薄
いものであるけれども、これに接着された透明補強板2
および表面の有孔保護膜5、無孔保護膜6により保護さ
れているので、折り曲げや摩擦に対して十分な強度を有
するものとなっている。ここで「絵文字」とは文字、絵
画、写真画像、図形、模様、マーク、ホログラムなどの
着色された、または着色されない平面画像および凹凸面
画像を含むものである。
金が透けて見え、かつ刻印や絵文字が認められるので外
観が豪華であるばかりでなく、周囲に馥郁とした香りを
漂わせるので優雅な雰囲気を形成する。この金地金は薄
いものであるけれども、これに接着された透明補強板2
および表面の有孔保護膜5、無孔保護膜6により保護さ
れているので、折り曲げや摩擦に対して十分な強度を有
するものとなっている。ここで「絵文字」とは文字、絵
画、写真画像、図形、模様、マーク、ホログラムなどの
着色された、または着色されない平面画像および凹凸面
画像を含むものである。
【0012】上記実施例では貴金属薄板として純金薄板
を用いたが、これに限定されるものではなく、目的や価
格に応じて金合金、プラチナ、プラチナ合金、銀、銀合
金なども用いられることはいうまでもない。またこの貴
金属薄板は、予め透明保護膜で被覆されたものであって
もよい。本発明の香り付き薄肉貴金属複合板に用いられ
る貴金属薄板1の板厚は、一般に0.005mmないし
0.3mmの範囲内とすることが好ましい。板厚が0.
005mm未満では圧延技術上薄板の製造が困難になる
と共に、取り扱い中に破損しやすく、また刻印が裏面に
透けるなど不都合が生じる。0.3mmを越えると面積
当りの重量が増して高価になり、その割に見栄えは変わ
らない。
を用いたが、これに限定されるものではなく、目的や価
格に応じて金合金、プラチナ、プラチナ合金、銀、銀合
金なども用いられることはいうまでもない。またこの貴
金属薄板は、予め透明保護膜で被覆されたものであって
もよい。本発明の香り付き薄肉貴金属複合板に用いられ
る貴金属薄板1の板厚は、一般に0.005mmないし
0.3mmの範囲内とすることが好ましい。板厚が0.
005mm未満では圧延技術上薄板の製造が困難になる
と共に、取り扱い中に破損しやすく、また刻印が裏面に
透けるなど不都合が生じる。0.3mmを越えると面積
当りの重量が増して高価になり、その割に見栄えは変わ
らない。
【0013】貴金属薄板の板厚が0.005mmないし
0.3mmの範囲内で、薄板の片面または両面に刻印が
施せることがわかった。刻印を施す場合は、手でポンチ
したり切削機、プレス、研磨機などで切削、押圧、研磨
して行うこともできるが、レーザマーカーを用いれば、
精密な図形を高速、大量に形成することができる。刻印
の深さは板厚の1/10程度以内とすれば、裏面に影響
することはない。
0.3mmの範囲内で、薄板の片面または両面に刻印が
施せることがわかった。刻印を施す場合は、手でポンチ
したり切削機、プレス、研磨機などで切削、押圧、研磨
して行うこともできるが、レーザマーカーを用いれば、
精密な図形を高速、大量に形成することができる。刻印
の深さは板厚の1/10程度以内とすれば、裏面に影響
することはない。
【0014】香料含浸薄膜3は、香料を含む合成樹脂、
天然樹脂、ゴム、タンパク質、ろう、紙、および不織布
からなる群のいずれか1種またはそれ以上から形成され
たものであることが好ましい。好適に用いることのでき
る合成樹脂の例としてはアクリル系樹脂、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、セルローズ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フ
ェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキッド樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂などを挙げるこ
とができる。天然樹脂としてはウルシ、ロジン、セラッ
ク、グアヤク樹脂などが使用できる。ゴムとしては、各
種天然および合成ゴムが使用できる。タンパク質として
はゼラチン、グルー、カゼインなどが使用できる。ろう
としては各種パラフィンろう、植物ろう、動物ろう、合
成ろうが使用できる。これらは、いずれも透明、または
貴金属薄板が透けて見える程度に半透明である。この観
点から、紙または不織布などであっても、例えば和紙薄
紙など半透明なものが好適に使用できる。ただし不透明
であっても、切り紙など、図形の隙間から貴金属薄板が
透けて見えるものであれば、本発明の目的を損なわずに
使用可能である。これらが複合されたものも使用できる
ことはいうまでもない。
天然樹脂、ゴム、タンパク質、ろう、紙、および不織布
からなる群のいずれか1種またはそれ以上から形成され
たものであることが好ましい。好適に用いることのでき
る合成樹脂の例としてはアクリル系樹脂、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、セルローズ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フ
ェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキッド樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂などを挙げるこ
とができる。天然樹脂としてはウルシ、ロジン、セラッ
ク、グアヤク樹脂などが使用できる。ゴムとしては、各
種天然および合成ゴムが使用できる。タンパク質として
はゼラチン、グルー、カゼインなどが使用できる。ろう
としては各種パラフィンろう、植物ろう、動物ろう、合
成ろうが使用できる。これらは、いずれも透明、または
貴金属薄板が透けて見える程度に半透明である。この観
点から、紙または不織布などであっても、例えば和紙薄
紙など半透明なものが好適に使用できる。ただし不透明
であっても、切り紙など、図形の隙間から貴金属薄板が
透けて見えるものであれば、本発明の目的を損なわずに
使用可能である。これらが複合されたものも使用できる
ことはいうまでもない。
【0015】この香料含浸薄膜は自己支持性のシート状
であってもよく、また透明補強板2や貴金属薄板1に支
持された塗膜、または貼着膜であってもよい。特に合成
樹脂または天然樹脂のワニスを透明補強板2や貴金属薄
板1に塗布・乾燥して得られた塗膜はこの目的に好適に
使用できる。また、この薄膜の形状は特に限定されない
ので、例えば香料を、ろうなどの媒体に溶解したものを
着色した和紙薄紙などに含浸し、例えばバラ花形などに
切り抜いたものなども香料含浸薄膜として好適である。
また香料含浸薄膜3には絵文字などが印刷または切り抜
き形成されていてもよい。
であってもよく、また透明補強板2や貴金属薄板1に支
持された塗膜、または貼着膜であってもよい。特に合成
樹脂または天然樹脂のワニスを透明補強板2や貴金属薄
板1に塗布・乾燥して得られた塗膜はこの目的に好適に
使用できる。また、この薄膜の形状は特に限定されない
ので、例えば香料を、ろうなどの媒体に溶解したものを
着色した和紙薄紙などに含浸し、例えばバラ花形などに
切り抜いたものなども香料含浸薄膜として好適である。
また香料含浸薄膜3には絵文字などが印刷または切り抜
き形成されていてもよい。
【0016】香料含浸薄膜3の厚みは、0.1μmない
し100μmの範囲内であることが好ましい。0.1μ
m未満では含浸し得る香料が少ないため香りが弱く、ま
た持続しない。100μmを越えると透明感が減少し、
また香料の変色などが目立つようになる。特にこの香料
含浸薄膜3をワニスなどの塗料で形成する場合は2μm
ないし20μmの範囲内が好適である。
し100μmの範囲内であることが好ましい。0.1μ
m未満では含浸し得る香料が少ないため香りが弱く、ま
た持続しない。100μmを越えると透明感が減少し、
また香料の変色などが目立つようになる。特にこの香料
含浸薄膜3をワニスなどの塗料で形成する場合は2μm
ないし20μmの範囲内が好適である。
【0017】香料は、天然香料、合成香料、またはそれ
らの混合物がいずれも使用可能である。その使用量は香
料の種類、香料含浸薄膜の厚み、予定される香気残留期
間などによって変化する。香料の含浸方法は、薄膜形成
の時に予め混合しておいてもよく、薄膜形成後に含浸さ
せてもよく、またさらに、薄肉貴金属複合板を形成した
後に表面の微細孔4を通じて香料を浸透含浸させてもよ
い。
らの混合物がいずれも使用可能である。その使用量は香
料の種類、香料含浸薄膜の厚み、予定される香気残留期
間などによって変化する。香料の含浸方法は、薄膜形成
の時に予め混合しておいてもよく、薄膜形成後に含浸さ
せてもよく、またさらに、薄肉貴金属複合板を形成した
後に表面の微細孔4を通じて香料を浸透含浸させてもよ
い。
【0018】香料含浸薄膜3の面を被う有孔保護膜5
は、香料ガスを適度に放散させる微細孔4が面全体に均
一に分布して形成されていることが好ましい。その形状
は円形に限らず、長円形、多角形、星型などいずれでも
よい。微細孔4の口径および分布密度は特に限定される
ものではないが、通常は口径が0.1mmないし1mm
の範囲内、また分布密度は1個/cm2ないし2500
個/cm2程度とすることが好ましい。口径が0.1m
m未満の微細孔は形成が困難であり、1mmを越える
と、外部から汚れが侵入し易くなる。分布密度が1個/
cm2未満では香料の放散が不十分となり、2500個
/cm2を越えると透明感が損なわれる。この観点から
口径は0.5mm程度、分布密度は20個/cm2程度
とすることが好適である。
は、香料ガスを適度に放散させる微細孔4が面全体に均
一に分布して形成されていることが好ましい。その形状
は円形に限らず、長円形、多角形、星型などいずれでも
よい。微細孔4の口径および分布密度は特に限定される
ものではないが、通常は口径が0.1mmないし1mm
の範囲内、また分布密度は1個/cm2ないし2500
個/cm2程度とすることが好ましい。口径が0.1m
m未満の微細孔は形成が困難であり、1mmを越える
と、外部から汚れが侵入し易くなる。分布密度が1個/
cm2未満では香料の放散が不十分となり、2500個
/cm2を越えると透明感が損なわれる。この観点から
口径は0.5mm程度、分布密度は20個/cm2程度
とすることが好適である。
【0019】有孔保護膜5および無孔保護膜6は、透明
な同種のフィルムであることが好ましい。特にカードな
どの場合はその周縁部で双方をヒートシールすることに
なるので、少なくとも片面がヒートシーラブルな透明ラ
ミネートフィルムであることが好ましい。このような無
孔のラミネートフィルムは一般に容易に入手できる。こ
の透明保護膜には絵文字などが印刷されていてもよい。
この場合は透明保護膜の内側に絵文字を鏡像印刷して施
すことが好ましい。
な同種のフィルムであることが好ましい。特にカードな
どの場合はその周縁部で双方をヒートシールすることに
なるので、少なくとも片面がヒートシーラブルな透明ラ
ミネートフィルムであることが好ましい。このような無
孔のラミネートフィルムは一般に容易に入手できる。こ
の透明保護膜には絵文字などが印刷されていてもよい。
この場合は透明保護膜の内側に絵文字を鏡像印刷して施
すことが好ましい。
【0020】透明補強板2は、本発明の香り付き薄肉貴
金属複合板10を、特に折り曲げや衝撃に対して強化す
るために用いられる。この透明補強板2と貴金属薄板1
とは、緩衝のために柔軟性のある透明接着剤9で接着す
ることが好ましい。透明補強板は図1では貴金属薄板1
の片面に接して設けられているが、2枚の透明補強板が
貴金属薄板1を挟んで設けられていれば貴金属薄板1は
さらに強力に保護されることになる。この透明補強板2
は、透明度が高く自己支持性であって、ある程度の可撓
性があるものが好ましい。その例としてはポリメチルメ
タクリレート板、熱可塑性ポリエステル板、硬質ポリ塩
化ビニル板、セルローズ系樹脂板、ガラス板などを挙げ
ることができる。その厚みは目的によるので特に限定さ
れないが、カードなどとする場合は0.05mmないし
2.5mmの範囲内とすることが好ましい。
金属複合板10を、特に折り曲げや衝撃に対して強化す
るために用いられる。この透明補強板2と貴金属薄板1
とは、緩衝のために柔軟性のある透明接着剤9で接着す
ることが好ましい。透明補強板は図1では貴金属薄板1
の片面に接して設けられているが、2枚の透明補強板が
貴金属薄板1を挟んで設けられていれば貴金属薄板1は
さらに強力に保護されることになる。この透明補強板2
は、透明度が高く自己支持性であって、ある程度の可撓
性があるものが好ましい。その例としてはポリメチルメ
タクリレート板、熱可塑性ポリエステル板、硬質ポリ塩
化ビニル板、セルローズ系樹脂板、ガラス板などを挙げ
ることができる。その厚みは目的によるので特に限定さ
れないが、カードなどとする場合は0.05mmないし
2.5mmの範囲内とすることが好ましい。
【0021】この透明補強板2には、例えば図3に示す
ような絵文字8を形成することができる。この絵文字8
は従来公知の印刷、型押し、写真・ホログラムなどの貼
着、色差しなどの方法で形成できる。印刷の場合、これ
を香料含浸薄膜3と接する面に施すと香料の油脂などに
よって絵文字の画像が崩れる場合もあるので、この場合
には図1の例のように貴金属薄板1の側に鏡像印刷する
ことが好ましい。絵文字の印刷は透明保護膜の内側、香
料含浸薄膜、透明補強板のいずれか1以上に施すことが
できる。記念品、贈答品の分野では一般に製造ロットが
小さいので、この場合はロット毎に差替え可能な透明補
強板に絵文字を施すことが有利である。印刷には、不透
明インクを用いてもよいが、着色透明インクを用いるこ
ともできて、この場合は絵文字の部分からも地金が透け
て見えるので、さらに優雅な趣になる場合もある。
ような絵文字8を形成することができる。この絵文字8
は従来公知の印刷、型押し、写真・ホログラムなどの貼
着、色差しなどの方法で形成できる。印刷の場合、これ
を香料含浸薄膜3と接する面に施すと香料の油脂などに
よって絵文字の画像が崩れる場合もあるので、この場合
には図1の例のように貴金属薄板1の側に鏡像印刷する
ことが好ましい。絵文字の印刷は透明保護膜の内側、香
料含浸薄膜、透明補強板のいずれか1以上に施すことが
できる。記念品、贈答品の分野では一般に製造ロットが
小さいので、この場合はロット毎に差替え可能な透明補
強板に絵文字を施すことが有利である。印刷には、不透
明インクを用いてもよいが、着色透明インクを用いるこ
ともできて、この場合は絵文字の部分からも地金が透け
て見えるので、さらに優雅な趣になる場合もある。
【0022】本発明の香り付き薄肉貴金属複合板は、従
来の絵文字付き貴金属複合カードと同様に貴金属の色調
と絵文字とが調和して装飾性が優れているばかりでな
く、さらに賦香がなされているので付加価値が高く、結
婚式、競技、各種集会などの記念品、賞品、顕彰板、名
刺、ネームプレート、クリスマスカードその他のグリー
ティングカード、プレミアム商品、室内装飾品、キーホ
ルダーなどの装飾小物などとして有利に使用できる。
来の絵文字付き貴金属複合カードと同様に貴金属の色調
と絵文字とが調和して装飾性が優れているばかりでな
く、さらに賦香がなされているので付加価値が高く、結
婚式、競技、各種集会などの記念品、賞品、顕彰板、名
刺、ネームプレート、クリスマスカードその他のグリー
ティングカード、プレミアム商品、室内装飾品、キーホ
ルダーなどの装飾小物などとして有利に使用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の香り付き薄肉貴金属複合板は、
貴金属薄板と香料含浸薄膜とを、少なくとも香料含浸薄
膜と接する面に微細孔が形成された透明保護膜で被覆し
たものであるので、香りを放散する付加価値の高い薄肉
貴金属複合板が得られる。この香料含浸薄膜が透明また
は半透明であれば、両面から貴金属薄板の色調や質感が
鑑賞でき、また刻印や内層に形成された絵文字などが隠
ぺいされることなく、しかも香りを放散する、贈答品や
記念品などとして価値観の高い薄肉貴金属複合板が得ら
れる。
貴金属薄板と香料含浸薄膜とを、少なくとも香料含浸薄
膜と接する面に微細孔が形成された透明保護膜で被覆し
たものであるので、香りを放散する付加価値の高い薄肉
貴金属複合板が得られる。この香料含浸薄膜が透明また
は半透明であれば、両面から貴金属薄板の色調や質感が
鑑賞でき、また刻印や内層に形成された絵文字などが隠
ぺいされることなく、しかも香りを放散する、贈答品や
記念品などとして価値観の高い薄肉貴金属複合板が得ら
れる。
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図
【図2】 本発明の一実施例に用いる貴金属薄板の平面
図
図
【図3】 本発明の一実施例に用いる透明補強板の平面
図
図
1…貴金属薄板 2…透明補強板 3…香料含浸薄膜 4…微細孔 5…有孔透明保護膜
Claims (9)
- 【請求項1】 貴金属またはその合金からなる貴金属薄
板と、この貴金属薄板の少なくとも一方の面に設けた香
料含浸薄膜とを、少なくとも香料含浸薄膜と接する面に
微細孔が形成された透明保護膜で被覆した香り付き薄肉
貴金属複合板。 - 【請求項2】 香料含浸薄膜が透明である請求項1に記
載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項3】 香料含浸薄膜が半透明である請求項1に
記載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項4】 香料含浸薄膜が、香料を含む合成樹脂、
天然樹脂、ゴム、タンパク質、ろう、紙、および不織布
からなる群のいずれか1種またはそれ以上から形成され
たものである請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
記載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項5】 香料含浸薄膜の厚みが0.1μmないし
100μmの範囲内である請求項1ないし請求項4のい
ずれか1項に記載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項6】 貴金属薄板の少なくとも一方の面に透明
補強板が設けられた請求項1ないし請求項5のいずれか
1項に記載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項7】 透明保護膜の内側、香料含浸薄膜、およ
び透明補強板からなる群のいずれか1以上に絵文字が施
された請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の
香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項8】 貴金属薄板の板厚が0.005mmない
し0.3mmの範囲内である請求項1ないし請求項7の
いずれか1項に記載の香り付き薄肉貴金属複合板。 - 【請求項9】 貴金属薄板の少なくとも1面に刻印が施
された請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の
香り付き薄肉貴金属複合板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6179298A JPH0839993A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 香り付き薄肉貴金属複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6179298A JPH0839993A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 香り付き薄肉貴金属複合板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839993A true JPH0839993A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16063386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6179298A Withdrawn JPH0839993A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 香り付き薄肉貴金属複合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839993A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018042497A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | Re・Leaf株式会社 | 香り発生装置およびカートリッジ |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP6179298A patent/JPH0839993A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018042497A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | Re・Leaf株式会社 | 香り発生装置およびカートリッジ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |