JPH0840535A - 部品の整送装置 - Google Patents

部品の整送装置

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JPH0840535A
JPH0840535A JP19594994A JP19594994A JPH0840535A JP H0840535 A JPH0840535 A JP H0840535A JP 19594994 A JP19594994 A JP 19594994A JP 19594994 A JP19594994 A JP 19594994A JP H0840535 A JPH0840535 A JP H0840535A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 側面が工字形状の部品について、整送能力が
大きく、所定の整送姿勢の達成率が大きい整送装置を提
供すること。 [構成] 捩り振動パーツフィーダ100のトラック8
5の最上部、及びボウル81の周縁部上に単層化部9
0、第1姿勢選別部110、第2姿勢選別部120、表
裏矯正部140、合流部160、姿勢検査部170、姿
勢保持部190を設けて、部品Fを所定の姿勢と移送方
向に整えて整送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に側面が工字形状の部
品の整送装置に関するものである。更に詳しくは、側面
が工字形状の部品について整送能力が大きく、かつ所定
の整送姿勢の達成率が大きい整送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、側面が工字形状の
部品の整送装置については、本出願人の出願による特公
平1−21045号に開示されているものがあり、既に
実用化されている。図25はその整送対象としての側面
が工字形状の部品1の斜視図であって、部品1は上板部
2、底板部3、支柱部4からなり、底板部3の長辺3a
は上板部2の長辺2aより長く、底板部3の短辺3bは
上板部2の短辺2bとほぼ等しい長さを有している。そ
して、この姿勢が所定の整送姿勢であり矢印pで示す方
向が所定の整送方向である。
【0003】この部品1は図26に平面図を示す捩り振
動パーツフィーダ20によってトラック38を移送され
姿勢を整えられるが、第2整送部41以降において部品
1は底板部3を上にし長辺3aをボウル21の径方向に
一致させて、すなわち短辺3bを周壁に接して移送され
る。図26における[27]−[27]線方向の断面を
示す図27に見られるように、第2整送部41の第3移
送路50と第4移送路51とによって間隔52を設け、
部品1の底板部3の長辺3aは間隔52を跨いで懸吊さ
れるが、短辺3bは跨ぐことができず下方へ落下するよ
うにして、部品1の移送の向きを選別している。また、
図26における[28]−[28]線方向の断面を示す
図28に見られるように、部品1は姿勢保持路42にお
いて、側壁部53、54によって形成される溝55に上
板部2を接し、底板部3の短辺3bを移送方向として移
送される。そして、図26における反転シュート22を
経て上下を反転され、次いで直線振動パーツフィーダ2
3のトラフ31へ移行されて図25に示す姿勢と移送方
向で整送される。以上要するに、この従来例では、部品
1は捩り振動パーツフィーダ20内で底板部3の長辺3
aを径方向に一致させて移送される方式であることか
ら、移送速度に限界がある。すなわち、捩り振動による
移送では、移送速度を上げるように作動させると、移送
される部品はその長辺を移送路の周壁に接するようにオ
リエンテーションされるが、この従来例では底板部3の
短辺3bを移送路の周壁に接して移送させる方式である
ために、その整送能力は最大で1分間当り約150個程
度に留るものであった。また、上板部2と底板部3の大
きさに僅かの違いしかない場合には、所定の整送姿勢の
達成率が低く、その向上が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、立姿勢をとり得る、例えば側面が工字
形状の部品について、整送能力が大きく、かつ所定の整
送姿勢の達成率が大きい整送装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、断面が
V字形状の第1振動トラックと、該トラックに近接して
配設された姿勢判別手段と、姿勢傾倒手段と、前記第1
振動トラックに整列して接続され、ほぼ水平な平面また
は円弧状の第2振動トラックとから成り、前記第1振動
トラックの一方の傾斜面に立姿勢で部品を導入し、前記
姿勢判別手段で正立姿勢と判別された部品はそのまま振
動により、該傾斜面を移送させ、倒立姿勢と判別された
部品は、前記姿勢傾倒手段により、他方の傾斜面へと傾
倒させて、該他方の傾斜面では正立姿勢として、振動に
よりそのまま該傾斜面を移送させ、前記第2振動トラッ
クで正立姿勢で合流させるようにしたことを特徴とする
部品の整送装置、によって達成される。
【0006】また以上の目的は、側面が工字形状で、ほ
ぼ正方形の天板部と長方形の底板部とを有し、該底板部
は前記天板部の各辺と同等の大きさの短辺とそれより大
きい長辺を有して、高さは前記短辺より小さい部品を移
送する捩り振動パーツフィーダにおいて、そのボウルに
設けたトラック上に、前記高さより僅かに大きい隙間に
よって前記天板部または前記底板部を上向きとしている
姿勢の単層の前記部品は通過させるが、それ以外の姿勢
の前記部品は排除する第1姿勢選別部と、移送方向に直
角な断面がV字形状の第1V溝トラックの径内方を向く
面に前記部品の前記天板部または前記底板部を沿わせし
めた時に高さの大となる前記部品を排除する第1噴出空
気によって、前記長辺を移送方向とする前記部品は通過
させるが、前記短辺を移送方向とする前記部品は排除す
る第2姿勢選別部と、前記第1V溝トラックに続く第2
V溝トラックの径内方を向く面に沿いつつ前記長辺を移
送方向とする前記部品の姿勢を判別する第1光センサと
前記部品の姿勢を反転させる第2噴出空気とによって、
前記第2V溝の径内方を向く面に前記底板部を沿わせて
いる前記部品はそのままとし、前記天板部を沿わせてい
る前記部品は反転させてその底板部を前記第2V溝トラ
ックの径外方へ向く面に沿わせしめる表裏矯正部と、前
記第2V溝トラックの何れかの面に前記底板部を沿わせ
ている前記部品を一列に合流させるための移送方向に直
角な断面がU字形状のU溝トラックを有する合流部と、
前記U溝トラックに続く狭巾トラック上で前記長辺を移
送方向として移送される前記部品の姿勢を判別する第2
光センサと前記部品を排除する第3噴出空気とによっ
て、前記天板部を上向きとしている前記部品は通過させ
るが、前記底板部を上向きとしている前記部品は排除す
る姿勢検査部とが設けられていることを特徴とする部品
の整送装置、によって達成される。
【0007】
【作用】請求項1の発明では第1振動トラックでは、立
姿勢で部品が一方の傾斜面に沿って導入され、ここを移
送される途中、姿勢判別手段により正立姿勢であるか倒
立姿勢であるか判別され、倒立姿勢であれば姿勢傾倒手
段により他方の斜面へと傾倒され、以後、それぞれの傾
斜面上では正立姿勢で振動により移送され、下流側の第
2振動トラックで両傾斜面からの部品が正立姿勢として
合流される。請求項2の発明は側面が工字形状で、ほぼ
正方形の天板部と長方形の底板部を有し、底板部は天板
部の各辺と同等の大きさの短辺とそれより大きい長辺を
有して、高さは短辺より小さい部品について、第1姿勢
選別部に設けた隙間によって天板部または底板部を上向
きとする単層の部品は通過するが、それ以外のものは排
除され、第2姿勢選別部に設けた第1V溝トラックの径
内方を向く面より高さの大きい部品を吹き飛ばす第1噴
出空気によって、底板部の長辺を移送方向とする部品は
通過するが、底板部の短辺を移送方向とする部品は排除
され、表裏矯正部に設けた部品の姿勢を判別する第1光
センサと部品の姿勢を反転させる第2噴出空気とによっ
て、第2V溝トラックの径内方を向く面に底板部を沿わ
せている部品はそのままとされ、天板部を沿わせている
部品は反転されて第2V溝トラックの径外方へ向う面に
その底板部を沿わせられた後、合流部のU溝トラックに
おいて一列に合流される。次いで、姿勢検査部に設けた
部品の姿勢を判別する第2光センサと部品を吹き飛ばす
第3噴出空気とによって、天板部を上向きとしている部
品は通過するが、底板部を上向きとしている部品は排除
されて、所定の姿勢と移送方向の部品が整送される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例による部品の整送装置
について、図面を参照して説明する。
【0009】図1、図2は整送対象としての側面が工字
形状の部品Fの斜視図である。図1のAは部品Fが整送
時にとるべき姿勢、すなわち正立姿勢を示し、矢印aの
方向が所定の移送方向である。部品Fは平行な天板部5
と底板部6、及びこれらを繋ぐ支柱部7とからなり、底
板部6には移送方向に直交する2本の丸溝6cが設けら
れている。底板部6の長辺6aの長さL1 は3.2m
m、短辺6bの長さL2は2.5mmであり、これらに
対応する天板部5の各辺5a、5bの長さL3 、L4
それぞれ2.5mmである。また、天板部5の厚さは
0.55mm、底板部6の厚さは0.65mm、全体の
高さL5 は2.0mmであって、整送されるべき部品F
は極めて小さい。
【0010】図1のBは部品Fが天板部5を下にした姿
勢、すなわち倒立姿勢であり、図2のAは部品Fが底板
部6の長辺6a側の端面を横にして立った姿勢、すなわ
ち横立姿勢、図2のBは部品Fが底板部6の短辺6b側
の端面を横にして立った姿勢、すなわち横立姿勢を示す
が、これら図1のA、Bと図2のA、Bは部品Fが移送
時に取り得る姿勢を示している。
【0011】図3は実施例による部品の整送装置の部分
破断側面図であり、図4は同装置の平面図である。図
3、図4を参照して、本装置は概しては部品Fの移送姿
勢を整える捩り振動パーツフィーダ100と、姿勢の整
えられた部品Fを次工程へ供給する直線振動パーツフィ
ーダ200とからなり、その他に付帯的なものとして、
部品Fのホッパ61、ホッパ61からのシュート62、
捩り振動パーツフィーダ100で使用する各種光センサ
のセンサアンプユニット(A)63、同じく使用する圧
縮空気の電磁弁ユニット64、直線振動パーツフィーダ
200で使用する光センサのセンサアンプユニット
(B)65が設けられている。
【0012】捩り振動パーツフィーダ100は、図3を
参照して、平椀状のボウル81と、これに捩り振動を与
える駆動部71とからなっている。駆動部71において
は、ボウル81の底板と一体的に固定されて可動コアを
兼ねる可動ブロック72が等角度間隔に配置された傾斜
板ばね73によって下方の固定ブロック74と連結され
ている。そして、固定ブロック74上には、コイル75
を巻装した電磁弁76が可動ブロック72と僅かな間隙
をあけ対向して配置されて、駆動部71を構成してい
る。この駆動部71の全体は防音カバー77によって覆
われており、ボウル81と駆動部71とは架台78上に
設置され、防振ゴム79を介して共通ベース板69上に
固定されている。
【0013】ボウル81は、図4を参照し、部品Fを収
容する底面82には、両端を底面82と同一レベルとし
中央部を凹とする細巾円弧状の溝83が切られており、
その溝83の直上には、溝83内での部品Fの移送流れ
の有無を検知するための空検知センサ84が設けられて
いる。この空検知センサ84は発光素子と受光素子とを
本体内に内蔵するタイプのものであり、部品Fを底面8
2との色の違いによって検知する。
【0014】また、ボウル81内には底面82に起点を
有し周壁に沿ってスパイラル状に上昇するトラック85
が設けられている。トラック85は径外方へ向って若干
下向き傾斜の平面とされ、部品Fは捩り振動を与えられ
ると、その大部分は、振動力の径外方へ向う成分とトラ
ック85の径外方への下向き傾斜とによって、トラック
85の周壁に底板部6の長辺6a側の端面を接して矢印
bで示す方向へ移送されるようになる。
【0015】トラック85の上昇途中には切欠き87が
設けられてトラック85の巾を狭めており、多数の部品
Fがトラック85上を移送されてくる場合には、その幾
分かを切欠き87からボウル81の底面82へ戻して移
送量を調節するようになっている。
【0016】更には、トラック85の最上部を含むボウ
ル81の周縁部には部品Fの姿勢と移送方向とを整える
ための各種の機構が設けられており、切欠き87の下流
から順に単層化部90、第1姿勢選別部110、第2姿
勢選別部120、表裏矯正部140、合流部160、姿
勢検査部170、姿勢保持部190が設けられている。
【0017】図5は単層化部90の拡大平面図であり、
重なって移送される部品Fを分離するための分離板91
が周壁部89に設けた切欠き98内に抑えブロック92
によって取り付けられている。分離板91は厚さ0.5
mmとされ、下流へ向ってボウル81の内側の方へせり
出しているので、重なった下側の部品Fは分離板91に
沿って移送され、上側の部品Fは抑えブロック92に接
して移送されることにより重なりが分離される。
【0018】分離板91の下流の単層化機構として、周
壁部89上の取付板94に取り付けたワイパー93がト
ラック85の直上方にせり出して設けられており、ワイ
パー93とトラック85との間は部品Fが図1のAまた
はBの姿勢で単層であるものを通過させる隙間が設けら
れている。ワイパー93は移送方向に対してボウル81
の外側から内側へ斜交して取り付けられているので、ワ
イパー93の下方を通過し得ない部品Fはワイパー93
に導かれて1周内側のトラック85へ転落するようにな
っている。
【0019】なお、分離板91とワイパー93との間に
は図5における[7]−[7]線方向の断面を示す図7
も参照し、早出しゲート板104が設けられている。す
なわち、早出しゲート板104は周壁部89に設けた切
欠き103を跨いで固定されている取付部材107に対
して、早出しゲート板104の長孔105を挿通するね
じ106によって高さ調整可能に取り付けられている。
定常時には、早出しゲート板104とトラック85との
間に部品Fの高さ2mm以下の隙間108を設けて、移
送する部品FにそのかけらF’等が含まれている場合に
は、それらはこの隙間108から排除されるようにして
いる。また、何らかの緊急時に全量の部品Fをボウル8
1から取り出す場合には、早出しゲート板104は上方
へ移動されて固定される。
【0020】単層化部90の下流には第1姿勢選別部1
10が設けられているが、第1姿勢選別部110の拡大
平面図である図6、及び図6における[8]−[8]線
方向の断面を示す図8を参照し、第1姿勢選別部110
は周壁部89を抉ってトラック85の巾を広げた部分に
おいて、周壁部89に近接させて姿勢選別板111が取
り付けられている。すなわち、姿勢選別板111は周壁
部89上の2個所において、周壁部89上にボルト11
4で固定された取付ブロック113に対してボルト11
2によって取り付けられており、姿勢選別板111の下
端とトラック85との間には、部品Fが図1のAまたは
Bの姿勢で単層であるものを通過させる隙間115を設
けている。
【0021】すなわち、図6を参照し、図1のAまたは
Bに示す姿勢の部品Fは姿勢選別板111の下方を周壁
部89に接して移送され、更には姿勢選別板111の下
方を外方へ通過し周壁部89に接して移送される。一
方、図2のAまたはBの姿勢の部品Fは姿勢選別板11
1の下方へ入り得ず、姿勢選別板111に接して移送さ
れ、その大部分はトラック85に設けた窪み116へ転
落する。窪み116は移送方向に向って上向き傾斜の底
面を有し、窪み116の下流端116aにおいて底面を
トラック85の移送面と一致させている。従って、窪み
116へ転落して図1のAまたはBの姿勢となった部品
Fは窪み116から脱してトラック85へ戻ると、トラ
ック85の傾斜に沿い矢印dのように姿勢選別板111
の下方を通過して、周壁部89に接して移送されるよう
になる。窪み116へ転落しても図2のAまたはBの姿
勢にある部品Fは、窪み116へ転落せずに姿勢選別板
111に接して移送されて来る図2のAまたはBの姿勢
の部品Fと共に、姿勢選別板111の下流端まで移送さ
れ、下流端の直下方のトラック85に設けられているポ
ケット117へ転落するようになっている。そして、ポ
ケット117は移送方向に対してボウル81の外側から
内側へ斜交する向きに設けられているので、ポケット1
17へ転落した部品Fはポケット117の下流側の側壁
に沿って1周内側のトラック85へ矢印fのように転落
して戻されるようになっている。
【0022】第1姿勢選別部110の下流には、図1の
AまたはBの姿勢で、周壁に長辺6a側の端面を接して
いるものと、短辺6b側の端面を接しているものとの選
別を行なうための第2姿勢選別部120が設けられてお
り、その詳細は拡大平面図である図9と、その部分斜視
図である図10、及び図9における[11]−[11]
線方向の断面を示す図11と[12]−[12]線方向
の断面を示す図12に示されている。
【0023】すなわち、第2姿勢選別部120において
は、特に図11を参照し、上流の第1姿勢選別部110
のトラック85と移送面を共通させている上面121の
巾を狭く残して、トラックブロック129を逆L字形状
に切り欠き、ボウル81の径内方を向く斜面123、こ
れとほぼ直角な径外方を向く斜面124を形成させ、更
にこれに続いて形成させた水平面125には切欠き面1
26aを有する第1ガイド板126を2本のボルト12
7で固定している。すなわち、斜面123、斜面124
と切欠き面126aとによって、部品Fの天板部5また
は底板部6を斜面123に接する姿勢の部品Fのみが嵌
入されて移送される第1V溝トラック128を形成させ
ている。
【0024】その直ぐ下流側では、図9、図10を参照
し、上面121と斜面123との稜を落として斜面12
2を形成させているので、上流のトラック85から移送
されてくる部品Fは上面121から斜面122を滑落し
て第1V溝トラック128へ滑らかに嵌入される。
【0025】更には、特に図10、図12を参照し、第
1ガイド板126を欠く個所において、第1V溝トラッ
ク128の斜面123の長さは部品Fの底板部6の長辺
6aよりは小、短辺6bよりは大とされている。従っ
て、天板部5または底板部6を斜面123に接して移送
される部品Fが、その底板部6の長辺6aを立てて移送
される場合、すなわち、その短辺6bを移送方向として
移送される場合には、図12に示すように、底板部6の
上端が斜面123を越えて斜面122を覗くようにな
る。これに対し、底板部6の長辺6aを寝かせている部
品F、すなわち長辺6aを移送方向としている部品F
は、底板部6の上端が斜面122を覗くことはない。
【0026】一方、トラックブロック129の外面には
圧縮空気配管133が挿入螺着され、その先端から斜面
122に開口する第1空気噴出孔132が設けられて常
に空気が噴出されている。従って、底板部6の上端が斜
面123を越えて斜面122を覗く部品F、すなわち底
板部6の短辺6bを移送方向とする部品Fは噴出空気に
よって矢印hのように吹き飛ばされて排除され、ボウル
81の周縁部の上面88へ落下するようになっている。
【0027】また、第1空気噴出孔132の直ぐ下流か
ら第2ガイド板136が2本のボルト137によってト
ラックブロック129に固定され、第1V溝トラック1
28を移送される部品Fの姿勢が変わらないようにして
おり、更には第2ガイド板136の下流端の直ぐ下流に
は第1空気噴出孔132と同様な第2空気噴出孔134
が設けられ、圧縮空気配管135からの空気が常時噴出
されて、底板部6の短辺6bを移送方向とする部品Fの
排除を一層確実なものとしている。
【0028】第2選別部120の下流には表裏矯正部1
40が設けられており、その詳細は図13、及び図13
における[14]−[14]線方向の断面を示す図14
に示されている。すなわち、上流の斜面123と斜面1
24とにそれぞれ連接する斜面143と斜面144とに
よって移送方向と直角な断面がV字形状の第2V溝トラ
ック142をトラックブロック149に形成させると共
に、斜面144に続いて若干上方へシフトした位置に斜
面144と平行な斜面145を形成させている。
【0029】また、図14における第2V溝トラック1
42の近傍の拡大側面図である図15のA、図16の
A、及びそれらの平面図である図15のB、図16のB
も参照して、ボウル81の周縁部からトラックブロック
149の中程に至る穿孔146から、部品Fが底板部6
を斜面143に接している時に天板部5が斜面144に
接する位置(図15のA、B)、この位置は部品Fが天
板部5を斜面143に接している時に底板部6が斜面1
44に接する位置(図16のA、B)でもあるが、その
位置へ向う4本の光小孔1481 、1482 、148
3 、1484 を移送方向に1列に設けて斜面144に開
口させ、第1光センサ154の発光素子154aから受
光素子154b至る光の通路とされている(図14、図
15のA、図16のAには光小孔148として示してい
る)。そして、図15のA、B、図16のA、Bに示す
ように、4本の光小孔1481 、1482 、1483
1484 の開口の列は部品Fの天板部5では一時には遮
蔽し得ず(図15のB)、底板部6では一時に遮蔽し得
る(図16のB)長さとされ、天板部5を斜面143に
接する姿勢の部品Fは光センサ154の光を遮断するよ
うになっている。
【0030】更には、トラックブロック149の外面に
圧縮空気配管151を挿入螺着して、その先端から斜面
143に至る空気噴出孔152を設け、底板部6の長辺
6aを移送方向とする部品Fが天板部5(または底板部
6)を斜面143に接している時の天板部5(または底
板部6)の上端の高さ位置で、斜面144における光小
孔1481 、1482 、1483 、1484 の開口の中
央に対応する位置に空気噴出孔152を開口させてい
る。そして第1光センサ154の光が遮断されると、そ
の信号を受けて圧縮空気の電磁弁が瞬間的に開とされ、
空気噴出孔152から瞬間的に空気が噴出されるように
なっている。
【0031】従って、図15のA、Bに示すように、底
板部6を斜面143に接して移送される部品Fは第1光
センサ154の光を遮断しないのでそのまま通過する
が、図16のA、Bに示すように、天板部5を斜面14
3に接して移送される部品Fは第1光センサ154の光
を遮断するので、空気噴出孔152から空気が天板部5
の上端部へ瞬間的に噴出されて、一点鎖線及び矢印jで
示すように反転され、斜面144に底板部6を接し天板
部5を上向きとする姿勢とされて、表裏の矯正が行なわ
れる。図14における斜面145は部品Fが強く吹き飛
ばされた時に、これを第2V溝トラック142へ滑落さ
せるべく設けられている。
【0032】表裏矯正部140の下流には合流部160
が設けられている。図13における[17]−[17]
線方向の断面を示す図17、及び合流部160の近傍の
斜視図である図18を参照し、表裏矯正部140の第2
V溝トラック142に連接して、合流部160の第3V
溝トラック162が形成されているが、第2V溝トラッ
ク142が図14においてやや右に傾いているのに対
し、すなわちこれを図15について説明すると、第2V
溝トラック142の点Pを通る垂直線V1 と、この斜面
144と145とでなるV溝を点Pを通り対象に分ける
対称線V2 とを比較すると、垂直線V1 に対しV溝の対
称線V2 は左側に傾いている。あるいは、垂直線V1
対称線V2 に対して右側に傾いていることを示してい
る。第3V溝トラック162は直立されて、V溝を形成
する斜面163と斜面164は水平面に対して同じ角度
をなして設けられ、これに続く移送方向に直角な断面が
U字形状のU溝トラック165への部品Fの移行が滑ら
かとなるようにされている。すなわち、上流の表裏矯正
部140において、部品Fは底板部6の長辺6aを移送
方向として、その底板部6を第2V溝トラック142の
斜面143または144の何れかに接する姿勢とされ、
その姿勢を保持したまま、合流部160の第3V溝トラ
ック162へ移送されてくるが、これら二列の部品Fは
U溝トラック165において図1のAに示す姿勢と移送
方向を持つ部品Fの一列に合流される。
【0033】更には、合流部160の下流には姿勢検査
部170が設けられている。姿勢検査部170の詳細は
その拡大平面図である図19、図19における[20]
−[20]線方向の断面を示す図20と[21]−[2
1]線方向の断面を示す図21に示されており、その上
流部分の斜視図が図18に示されている。
【0034】図19、図20を参照し、上流のU溝トラ
ック165に接続されているトラック172はトラック
ブロック179を切り欠いて形成され、径外方へ向いて
若干下向き傾斜の平板状とされているが、その巾は直ぐ
に部品Fの底板部6の短辺6bと同等の巾に狭められて
いる。また、上流端部において、抑え板178の側面を
ボウル81の内側へ向いてせり出させて分離部171を
形成させ、部品Fに重なりがある場合には、上側の部品
Fは分離部171の端面に導かれ、下方の第2ポケット
191へ矢印kのように転落させるようにしている。
【0035】巾を狭くしたトラック172部分には、第
2光センサ155と第3光センサ156とがシリーズに
設けられて部品Fの姿勢を二重検査するようになってい
る。すなわち、図19において、第2光センサ155は
一点鎖線でその発光素子155aが光路としての切欠き
穴174、及び4本の光小孔1751 、1752 、17
3 、1754 と共に示されており、第3光センサ15
6は一点鎖線でその発光素子156aと受光素子156
bとが光路としての切欠き穴176、及び4本の光小孔
1771 、1772 、1773 、1774 と共に示され
ている。
【0036】第3光センサ156の断面を示す図21を
参照して、トラックブロック179を切り欠いて抑え板
178の下方に切欠き穴176を設け、その先端からト
ラック172の周壁に開口する4本の光小孔1771
1772 、1773 、1774 が同じ高さで移送方向に
1列に並べて設けられている(図21には光小孔177
として示されている)。これらの光小孔1771 、17
2 、1773 、1774 は第3光センサ156の発光
素子156aから受光素子156bへ至る光の通路であ
り、かつ、それらのトラック172の周壁における開口
は、部品Fがトラック172上において図1のAに示す
姿勢と移送方向にある時に、その天板部5に対応する高
さとされている。
【0037】すなわち、光小孔1771 、1772 、1
773 、1774 は、上述した表裏矯正部140におけ
る光小孔1481 、1482 、1483 、1484 と全
く同様に形成されており、部品Fの天板部5では一時に
は遮蔽されないが、部品Fがトラック172上におい
て、移送方向は適切であっても、天板部5を下にした図
1のBに示す姿勢である場合に、その底板部6が光小孔
1771 、1772 、1773 、1774 を一時に遮蔽
して第3光センサ156の光を遮断するようになってい
る。
【0038】更には、ボウル81の周縁部に設けた貫通
孔186に下方から圧縮空気配管185を挿入螺着し、
この貫通孔186に続くトラックブロック179に設け
た下面からの抉り穴187の先端から、トラック172
の周壁立上り部へ開口する空気噴出孔188を設けてい
る。そして、第3光センサ156の光が遮断されると、
その信号を受けて圧縮空気の電磁弁が瞬間的に開とさ
れ、空気噴出孔188から瞬間的に空気が噴出されて、
そこに存在する部品Fを矢印mで示すように吹き飛ばし
て排除するようになっている。
【0039】なお、第2光センサ155による姿勢チェ
ックは第3光センサ156と同様であるので、その説明
は省略する。
【0040】第2光センサ155、第3光センサ156
による姿勢検査によって、吹き飛ばされ排除された部品
Fは第2ポケット191へ落下するが、図19、図21
を参照して、第2ポケット191にはその底面に開口1
92を有するトンネル193と、開口194を有するト
ンネル195が設けられており、ポケット191へ落下
した部品Fをボウル81の底面82へ戻すようになって
いる。
【0041】姿勢検査部170の下流は姿勢保持部19
0とされ、図19と、図19における[22]−[2
2]線方向の断面を示す図22を参照して、ボウル81
の周縁部に固定したトラックブロック199にガイド板
197と抑え板198とを取り付けて、図1のAに示す
姿勢と移送方向の部品Fが移送される巾と高さを有し、
移送面が水平なトラック196として、下流に接続され
る直線振動パーツフィーダ200へ部品Fを移行させる
に備えたものとされている。
【0042】直線振動パーツフィーダ200は僅かな間
隙をあけて捩り振動パーツフィーダ100の下流端に接
続されるが、その全体は図3、図4に示されている。図
3を参照し、直線振動パーツフィーダ200は部品Fを
移送する振動トラフ211とその駆動部201とからな
っている。
【0043】駆動部201は振動トラフ211の底板と
一体的な可動ブロック202から可動コア202Cが垂
下され、可動ブロック202の移送方向の両端は一対の
傾斜板ばね203によって架台208上の固定ブロック
204と連結されている。固定ブロック204上にはコ
イル205を巻装した電磁石206が可動コア202C
と僅かな間隙をあけ対向して設けられて駆動部201が
構成され、駆動部201の全体は防音カバー207によ
って覆われている。振動トラフ211と駆動部201を
支える架台208は防振ゴム209を介して共通ベース
板69上に固定されている。そして、駆動部201のコ
イル205に交流が通電されると振動トラフ211に矢
印nで示す方向の直線振動が付与され、部品Fは図3、
図4において右方から左方へ移送される。
【0044】振動トラフ211は、図4における[2
3]−[23]線方向の部分断面を示す図23を参照
し、振動トラフ211とその立上り壁211a、及び上
蓋212とによって角トンネル状で図1のAに示す姿勢
と移送方向の部品Fが移送される巾と高さの移送路21
とされている。この移送路213は、図1のAに示す
移送方向はそのままで上下を逆にした姿勢の部品Fも移
送し得る。従って図23に示すように、振動トラフ21
1の両側に第4光センサ216の発光素子216aと受
光素子216bを配置して、最終的な姿勢チェックを行
なうようになっている。すなわち、振動トラフ211の
移送面に部品Fが図1のAに示す姿勢と移送方向にある
時の天板部5の高さ位置において立上り壁211aに設
けた水平な4本の光小孔214(4本としては図示され
ていない)と、振動トラフ211及び上蓋212を切り
欠いて設けた貫通穴215とによって、発光素子216
aから受光素子216bに至る光の通路としている。
【0045】すなわち、第4光センサ216によって上
述の表裏矯正部140の第1光センサ154と同様な方
式による姿勢チェックが行なわれ、図1のAで示す姿勢
と移送方向の部品Fは天板部5が第4光センサ216の
光を遮断しないのでそのまま通過させるが、移送方向は
そのままで天板部5と底板部6との上下を逆にした部品
Fが混在していると、これはその底板部6が第4光セン
サ216の光を遮断するので、その信号があった場合に
は捩り振動パーツフィーダ100と直線振動パーツフィ
ーダ200の全系が停止されるようになっている。
【0046】また、振動トラフ211の先端部には、図
3における[24]−[24]線方向の断面を示す図2
4を参照して、上蓋212の上面の取付部材218に圧
縮空気配管217が挿入螺着されており、その先端から
移送方向を向いて下向き傾斜に上蓋212を貫通させた
空気噴出孔219が設けられている。この空気噴出孔2
19からは常時空気が噴出されており、移送路213
移送される部品Fを噴出空気によって上方から押圧して
部品Fの有する振動を解消させつつ次工程へ送り出すよ
うになっている。
【0047】なお、振動トラフ211の上流部には移送
213を上下に貫通した光路を有する第5光センサ2
21の発光素子221aと受光素子221bとが部品F
のオーバーフローを検知するべく設けられている。すな
わち、移送される部品Fによって第5光センサ221の
光が断続されている場合には移送は正常と判定されてそ
の状態が継続されるが、第5光センサ221の光が所定
時間以上連続して遮断される場合には、詰りその他によ
るオーバーフローが発生していると判定され、直線振動
パーツフィーダ200と共に捩り振動パーツフィーダ1
00も停止されるようになっている。
【0048】本発明の実施例による部品の整送装置は以
上のように構成されるが、次にその作用について説明す
る。
【0049】図3、図4に示されている本実施例の装
置、すなわち、捩り振動パーツフィーダ100、直線振
動パーツフィーダ200、及びそれらの付帯設備は通電
されて全て作動状態にあるものとする。捩り振動パーツ
フィーダ100のボウル81内における部品Fの欠乏は
溝83を移送される部品Fの有無を空検知センサ84が
判別することによって行なわれ、欠乏が検知された場合
にはホッパ61から所定量の部品Fが切り出され、シュ
ート62を経由してボウル81の底面82上へ供給され
る。従って、ボウル81の底面82上には多数の部品F
が収容されているものとする(図4では散在的に示され
ている)。なおこの時、凡その値であるが、部品Fのう
ち、図1のAで示す姿勢のものが30%、図1のBが5
0%、図2のA、Bが両方で20%の割合で存在してい
る。
【0050】図4において、部品Fは捩り振動を受けて
底面82上を周辺部へ移動してトラック85へ乗り、周
壁部89に接して矢印bの方向へ移送されつつ上昇す
る。この時、トラック85上において部品Fが過剰に移
送される場合には切欠き87からその幾分かをボウル8
1の底面82へ戻すことによって移送量が調節される。
【0051】部品Fは単層化部90へ移送され、先ず分
離板91へ至るが、図1のAまたはBの姿勢の部品Fの
上へ重なって移送されてくる部品Fがある場合、図5を
参照して下側の部品Fは分離板91の端面に沿って移送
され、上側の部品Fは周壁部89に接して移送されるこ
とにより、重なりの分離が行なわれる。図2のAまたは
Bの姿勢の部品Fに他の部品Fが重なることはない。
【0052】分離板91の下流の早出しゲート板104
においては、図7を参照し、早出しゲート板104の下
端とトラック85の移送面との間に設けた隙間108か
ら部品Fに伴われてくるかけらF’などが排出される。
なお、この早出しゲート板104は緊急的にボウル81
から部品Fを取り出したい場合に上方へ持ち上げて大き
く開口させ取り出し口とされる。
【0053】早出しゲート板104の下流に設けられて
いるワイパー93において、再度、部品Fの単層化が行
なわれる。すなわち、図5を参照して、図1のAまたは
Bの姿勢の部品Fの上へ重なって移送されてくる部品F
がある場合、下側の部品Fはワイパー93の下方を通過
して移送されるが、上側の部品F、及び図2のAまたは
Bに示す横に立った部品Fはワイパー93によって移送
を妨げられ、更にはワイパー93に導かれて1周内側の
トラック85上へ戻される。
【0054】ワイパー93を通過した部品Fは、殆どは
図1のAまたはBで示す姿勢であり、移送される向きは
一定しないまま第1選別部110へ至るが、図6、図8
を参照して、これらの部品Fは姿勢選別板111の下方
へ、更には下方を通過してトラック85上を周壁部89
に接して移送される。
【0055】ワイパー93により単層化され、図2のA
またはBで示す横に立った姿勢の部品Fは、姿勢選別板
111の下方へ入り得ず姿勢選別板111に接して移送
されるので、ここにおいて図1のAまたはBの姿勢の部
品Fと図2のAまたはBの姿勢の部品Fとの選別が行な
われる。
【0056】図2のAまたはBの姿勢の部品Fは、姿勢
選別板111に接して移送される途中において、大部分
はトラック85に設けられている窪み116へ転落して
窪み116内を移送されるようになる。転落して図1の
AまたはBの姿勢となった部品Fは窪み116からトラ
ック85へ上った後、傾斜に沿って矢印dの方向へ移動
し姿勢選別板111の下方を通過して周壁部89へ到達
する。一方、転落しても図2のAまたはBの姿勢の部品
Fも同様にトラック85へ上るが、再度、姿勢選別板1
11に接して移送されて、トラック85に設けられてい
る第1ポケット117へ矢印eに示すように転落し、更
には、第1ポケット117内を移送されて矢印fで示す
ように1周内側のトラック85へ戻される。
【0057】第1姿勢選別部110を通過した部品Fは
上述したように、図1のAまたはBの姿勢で移送の向き
は不定のまま、第2姿勢選別部120へ至る。図9、図
10、図11を参照し、部品Fは第1選別部110のト
ラック85と移送面を共通させている第2姿勢選別部1
20の上面121へ移送されるが、そこから直ちに斜面
123を滑落して直接に、または斜面122を経由して
第1V溝トラック128内へ滑り込み嵌入される。この
時、部品Fは、天板部5または底板部6を斜面123に
接する姿勢で、底板部6の長辺6aは移送方向に寝かせ
ているか、または立てているかの何れかである。
【0058】図10、図12に見られるように、第1ガ
イド板126を欠く個所において、斜面123は斜面1
22によって高さを低くされており、長辺6aを立てて
いる部品Fは、底板部6の上端部に第1空気噴出孔13
2から常時噴出されている空気が当たることから、一点
鎖線及び矢印hで示すようにボウル81の周縁部の上面
88へ吹き飛ばされて排除される。従って、この選別を
通過して第1V溝トラック128を更に移送されてゆく
部品Fは天板部5または底板部6を斜面123に接して
長辺6aを移送方向に向けたものとなる。
【0059】第1空気噴出孔132の下流において、部
品Fは第2ガイド板136によって姿勢の変化を抑制さ
れつつ移送されるが、更には図9を参照し、第2ガイド
板136の欠落した個所に設けられている第2空気噴出
孔134によって、第1空気噴出孔132と同様に、長
辺6aを立てている部品F、すなわち短辺6bを移送方
向とする部品Fの吹き飛ばしが行なわれ、選別を確かな
ものとされる。ここにおいても、吹き飛ばされた部品F
は斜面138を経てボウル81の周縁部の上面88へ落
下するが、ここを移送された後にトラック85へ戻され
る。
【0060】第2姿勢選別部120を通過した部品Fは
表裏矯正部140へ移送され図13、図14に示す第1
光センサ154の直下へ到達するが、長辺6aを移送方
向としてくる部品Fのうち、図15に示すように、底板
部6を斜面143に接しているものは、天板部5が4本
の光小孔1481 、1482 、1483 、1484 を一
時には遮蔽することができず第1光センサ154の発光
素子154aから受光素子154bに至る光を遮断しな
いのでそのまま移送される。他方、図16に示すよう
に、天板部5を斜面143に接しているものは底板部6
が光小孔1481、1482 、1483 、1484 を一
時に遮蔽するので、第1光センサ154の光が遮断さ
れ、その信号を受けて第3空気噴出孔152から瞬間的
に空気が噴出され、部品Fは一点鎖線で示すように、す
なわち矢印jで示すように反転され、底板部6を斜面1
44に接する姿勢とされる。従って、第1光センサ15
4と空気噴出孔152による表裏矯正機構を通過した部
品Fは長辺6aを移送方向として、底板部6を第2V溝
トラック142の斜面143または斜面144の何れか
に接した状態で、すなわち、図1のAに示す姿勢と移送
方向で斜面143または斜面144に接して二列で移送
されるようになる。なお、噴出空気により斜面もしくは
傾斜面144に反転もしくは傾倒されるのであるが、こ
の時、噴出空気を受ける部位又は噴出空気の強さによっ
ては部品Fが90度以上に回動せんとするが、これが傾
斜面144と145との間の図示するような段部又は傾
斜面145により防止され、確実に一点鎖線jで示すよ
うに回動して、他の傾斜面144に正立姿勢としてここ
を下流側に移送される。傾斜面145は傾斜面144に
向かって傾斜しているので、勢いよく傾動させられてこ
の面上に至ったとしても、その正立姿勢を維持して他方
の傾斜面144上にそのまま導かれる。
【0061】表裏矯正部140を通過した後、合流部1
60における第3V溝トラック162の斜面163また
は斜面164上にあって二列で移送される部品FはU溝
トラック165において合流されて、図1のAに示す姿
勢と移送方向を持つ部品Fの一列となる。なお、図17
で示すように第3V溝トラック162の対象線V2 は点
Pを横切る垂直線V1 と同軸であり、上流側の第2V溝
トラック140では図15で示すように対象線V2 は垂
直線V1 に対し左側に傾き、これにより噴出空気により
正立姿勢への傾倒作用を確実なものとしていたが、この
第3V溝トラック162で対象線V2 を点Pを通る垂直
線V1 と一致させることにより、かつまた、これに接続
するU溝トラック165の中心線を図17で示したよう
に整列させることにより、この第3V溝トラック162
の斜面163と164で正立姿勢をとっている部品Fは
そのまま確実に正立姿勢でU溝トラック165に合流す
ることができる。
【0062】合流部160で一列とされた後、部品Fは
姿勢検査部170へ移送される。すなわち、ここにおい
て、図1のAに示す姿勢と移送方向の部品Fの中に、移
送方向はそのままで天板部5を下、底板部6を上にした
ものの混在を検査し、混在しておれば、その排除が行な
われる。図19を参照して、分離部171で最終的な単
層化の確認の後、姿勢検査のための第2光センサ155
と第3光センサ156とがシリーズに配置され二重検査
が行なわれる。第2光センサ155と第3光センサ15
6とは同様に構成されており、第3光センサ156の断
面を示す図21を参照し、狭巾トラック172を通過す
る部品Fが図1のAに示す姿勢である場合には天板部5
が4本の光小孔1771 、1772 、1773 、177
4 を一時には遮蔽せず光センサ156の発光素子156
aから受光素子156bに至る光を遮断しないのでその
まま移送されるが、上下を逆にしたものが混在しておれ
ば、その底板部6が4本の光小孔1771 、1772
1773 、1774 を一時に遮蔽し、光センサ156の
光を遮断するので、空気噴出孔188から瞬間的に空気
が噴出されて、その部品Fは矢印mのように第2ポケッ
ト191へ吹き飛ばされ排除される。すなわち、この時
の姿勢検査は上述の表裏矯正部140における姿勢チェ
ックと同様の方式である。また、第3光センサ156と
空気噴出孔188による作用は上流の第2光センサ15
5と空気噴出孔184においても同様である。
【0063】なお、ポケット191へ落下した部品Fは
ポケット191に開口192を有するトンネル193、
または同じく開口194を有するトンネル195を経由
してボウル81の底面82へ戻される。
【0064】姿勢検査部170を通過した部品Fは姿勢
保持部190において、図22を参照し図1のAに示す
姿勢と移送方向の部品Fが移送される巾と高さを有し、
かつ底面が水平なトラック196上を、抑え板198に
よって姿勢が変わることのないようにして捩り振動パー
ツフィーダ100の下流端まで移送される。
【0065】捩り振動パーツフィーダ100に続く直線
振動パーツフィーダ200においては、図23を参照
し、振動トラフ211とその立上り部211a、及び上
蓋212によって図1のAに示す姿勢と移送方向の部品
Fが移送される移送路213とされ、次工程へ移送し供
給される。この間、図23に示す第4光センサ216に
よって、図1のAの姿勢と移送方向の部品Fとは上下を
逆にした部品Fの混在の有無の最終チェックが行なわ
れ、もし混在が発見された場合には直線振動パーツフィ
ーダ200及び捩り振動パーツフィーダ100の両者を
停止させる。第4光センサ216による姿勢チェックは
4本の光小孔2141 、2142 、2143、2144
を光路とする発光素子216aから受光素子216bへ
の光が部品Fの底板部6で遮断されるかどうかで決定さ
れ、上述の表裏矯正部140におけるチェックと同様で
ある。
【0066】更には、振動トラフ211の先端部におけ
る上蓋212に設けられている移送方向を向いて下向き
傾斜の空気噴出孔219から常時噴出されている空気に
よって部品Fは押圧され、有している直線振動を消去さ
れつつ次工程へ供給される。
【0067】また、直線振動パーツフィーダ200の上
流部において、振動トラフ211の移送路213を上下
に貫通する光路を有し、オーバーフローを監視する第5
光センサ221によって、詰りその他による部品Fのオ
ーバーフローが検知された場合にも直線振動パーツフィ
ーダ200と捩り振動パーツフィーダ100の両者が停
止される。
【0068】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0069】例えば本実施例においては、捩り振動パー
ツフィーダ100で部品Fの姿勢と移送方向を整え、直
線振動パーツフィーダ200でそれらを保持して次工程
へ供給するようにしたが、捩り振動パーツフィーダ10
0の下流に直線状のシュートを連接して捩り振動の駆動
部71による振動で次工程へ供給するようにし、直線振
動パーツフィーダ200を省略してもよい。
【0070】また本実施例においては、姿勢選別板11
1によって図2のAまたはBに示す姿勢の部品Fを選別
し、更には図1のAまたはBに示す姿勢の部品Fの上へ
重なった部品Fを排除し得るので、分離板91及びワイ
パー93の何れか一方、または両方を省略し得る。
【0071】また本実施例においては、部品Fの姿勢を
チェックする第1から第4までの各光センサ154、1
55、156、216に共通するが、それらの代表例と
しての第1光センサ154について、その光路である4
本の光小孔1481 、1482 、1483 、1484
同一径としたが、移送する部品の形状によっては径を異
ならせてもよく、また4本以外の複数としてもよい。更
には4本の光小孔1481 、1482 、1483 、14
4 に代えて、光小孔の列の長さと同じ長さのスリット
とすることも可能である。
【0072】また本実施例においては形状が極めて小さ
い部品Fを整送対象としたが、これより大きい部品を同
様な装置で整送することも可能である。
【0073】また以上の実施例では、側面が工字形状の
部品について説明したが、形状はこれに限定されること
なく、上記部品Fと同様に重心、形状の関係で安定な立
ち居姿勢をとり、この内、正立姿勢と倒立姿勢を安定に
とる部品であれば、如何なる部品に対しても本発明は適
用可能である。
【0074】なおまた、以上の実施例では、合流トラッ
クとしてのU溝トラック165には正立姿勢にすべく第
2V溝トラック142で姿勢を判別して第3V溝トラッ
ク162を介してこれに導くようにしたが、場合によっ
ては第3V溝トラック162を省略して第2V溝トラッ
ク142から直接、U溝トラック165に導入させるよ
うにしてもよい。勿論、第2V溝トラック142の谷底
線はU溝トラック165の中心線に整列させるものとす
る。
【0075】また、U溝トラック165に変えて移送面
が水平であるトラックを用いてもよい。この場合、トラ
ックの断面形状台形状、あるいはコの字形状であってよ
く、また、若干ボウルの径内方または径外方に数度傾斜
していてもよい。何れにしても、上流側の第2V溝トラ
ック142の谷底に整列してその移送方向を定める中心
線が定められており、全て正立姿勢で部品Fがこの移送
面が水平または径内方または径外方に数度傾斜したトラ
ックに導入されるようにしてもよい。また、場合によっ
てはU溝トラック165に変えてV溝であるがそのVが
なす角度が殆ど180度に近いような合流用のトラック
を用いてもよい。
【0076】また以上の実施例では、第2V溝トラック
142第3V溝トラック162及びU溝トラック165
はボウルの一部をなすように円弧状に形成されたが、勿
論これらは直線的に形成されてもよく、また、らせん状
のトラックを形成させている振動パーツフィーダに変え
て直線的なトラフを備えたリニア振動フィーダにも本発
明は適用可能である。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の部品の整送
装置によれば、立体的形状の部品の正立姿勢のみを効率
良く次工程に供給することができる。更に、具体的には
捩り振動パーツフィーダのボウルにおいて部品の底板部
の長辺を周壁に接して移送させるようにしているので、
整送対象は極めて小さい部品であるにもかかわらず、従
来例の長辺を径方向にして移送する場合に比較して移送
能力が約4倍となり、1分間当り約500個を整送する
ことができる。更には、第1姿勢選別部、第2姿勢選別
部における確実な選別作用に加え、姿勢検査部におい
て、第2光センサ、第3光センサをシリーズに設け二重
検査して所定以外のものを排除するようにしているの
で、所定の整送姿勢の達成率は99.98%と極めて高
い値が得られる。また更には直線振動パーツフィーダを
接続して第4光センサによって所定の整送姿勢以外のも
のが検知される場合には全系を停止させるようにしてい
るので、次工程へは所定の整送姿勢以外のものは供給さ
れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による側面が工字形状の部品の
整送装置の整送対象としての部品の斜視図であり、Aは
所定の姿勢と移送方向を示し、BはAに示す姿勢とは上
下が逆の姿勢を示す。
【図2】図1における部品の異なる姿勢を示す図であ
り、Aは底板部の長辺を横にして立つ姿勢、Bは底板部
の短辺を横にして立つ姿勢を示す。
【図3】本発明の実施例による側面が工字形状の部品の
整送装置全体の部分破断側面図である。
【図4】同装置全体の平面図である。
【図5】図4における単層化部の拡大平面図である。
【図6】同装置における第1姿勢選別部の拡大平面図で
ある。
【図7】図5における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図6における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図4における第2姿勢選別部の拡大平面図であ
る。
【図10】図4における第2姿勢選別部の部分拡大斜視
図である。
【図11】図9における[11]−[11]線方向の断
面図である。
【図12】図9における[12]−[12]線方向の断
面図である。
【図13】図4における表裏矯正部の拡大平面図であ
る。
【図14】図13における[14]−[14]線方向の
断面図である。
【図15】図14におけるトラック部分の拡大図であ
り、Aは断面図、Bはその部分の平面図であり、部品が
光小孔を遮蔽していない状況を示す。
【図16】図15に対応する図面であり、部品が光小孔
を遮蔽している状況を示す。
【図17】図13における[17]−[17]線方向の
断面図である。
【図18】図4における合流部近傍の拡大斜視図であ
る。
【図19】図4における姿勢検査部と姿勢保持部の拡大
平面図である。
【図20】図19における[20]−[20]線方向の
断面図である。
【図21】図19における[21]−[21]線方向の
断面図である。
【図22】図19における[22]−[22]線方向の
断面図である。
【図23】図4における[23]−[23]線方向の断
面図である。
【図24】図4における[24]−[24]線方向の断
面図である。
【図25】従来例による側面が工字形状の部品の整送装
置の整送対象としての部品の斜視図である。
【図26】従来例の整送装置の平面図である。
【図27】図26における[27]−[27]線方向の
断面図である。
【図28】図26における[28]−[28]線方向の
断面図である。
【符号の説明】
5 天板部 6 底板部 81 ボウル 84 空検知センサ 85 トラック 90 単層化部 91 分離板 93 ワイパー 100 捩り振動パーツフィーダ 104 早出しゲート板 110 第1姿勢選別部 111 姿勢選別板 115 隙間 116 窪み 117 第1ポケット 120 第2姿勢選別部 128 第1V溝トラック 132 第1空気噴出孔 134 第2空気噴出孔 140 表裏矯正部 142 第2V溝トラック 1481 光小孔 1482 光小孔 1483 光小孔 1484 光小孔 152 空気噴出孔 154 第1光センサ 154a 発光素子 154b 受光素子 155 第2光センサ 156 第3光センサ 160 合流部 162 第3V溝トラック 165 U溝トラック 170 姿勢検査部 172 トラック 1751 光小孔 1752 光小孔 1753 光小孔 1754 光小孔 1771 光小孔 1772 光小孔 1773 光小孔 1774 光小孔 184 空気噴出孔 188 空気噴出孔 191 第2ポケット 192 トンネル開口 194 トンネル開口 200 直線振動パーツフィーダ 211 振動トラフ 212 上蓋 214 光小孔 216 第4光センサ 217 圧縮空気配管 219 空気噴出孔 F 部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がV字形状の第1振動トラックと、
    該トラックに近接して配設された姿勢判別手段と、姿勢
    傾倒手段と、前記第1振動トラックに整列して接続さ
    れ、ほぼ水平な平面または円弧状の第2振動トラックと
    から成り、前記第1振動トラックの一方の傾斜面に立姿
    勢で部品を導入し、前記姿勢判別手段で正立姿勢と判別
    された部品はそのまま振動により、該傾斜面を移送さ
    せ、倒立姿勢と判別された部品は、前記姿勢傾倒手段に
    より、他方の傾斜面へと傾倒させて、該他方の傾斜面で
    は正立姿勢として、振動によりそのまま該傾斜面を移送
    させ、前記第2振動トラックで正立姿勢で合流させるよ
    うにしたことを特徴とする部品の整送装置。
  2. 【請求項2】 側面が工字形状で、ほぼ正方形の天板部
    と長方形の底板部とを有し、該底板部は前記天板部の各
    辺と同等の大きさの短辺とそれより大きい長辺を有し
    て、高さは前記短辺より小さい部品を移送する捩り振動
    パーツフィーダにおいて、そのボウルに設けたトラック
    上に、前記高さより僅かに大きい隙間によって前記天板
    部または前記底板部を上向きとしている姿勢の単層の前
    記部品は通過させるが、それ以外の姿勢の前記部品は排
    除する第1姿勢選別部と、移送方向に直角な断面がV字
    形状の第1V溝トラックの径内方を向く面に前記部品の
    前記天板部または前記底板部を沿わせしめた時に高さの
    大となる前記部品を排除する第1噴出空気によって、前
    記長辺を移送方向とする前記部品は通過させるが、前記
    短辺を移送方向とする前記部品は排除する第2姿勢選別
    部と、前記第1V溝トラックに続く第2V溝トラックの
    径内方を向く面に沿いつつ前記長辺を移送方向とする前
    記部品の姿勢を判別する第1光センサと前記部品の姿勢
    を反転させる第2噴出空気とによって、前記第2V溝の
    径内方を向く面に前記底板部を沿わせている前記部品は
    そのままとし、前記天板部を沿わせている前記部品は反
    転させてその底板部を前記第2V溝トラックの径外方へ
    向く面に沿わせしめる表裏矯正部と、前記第2V溝トラ
    ックの何れかの面に前記底板部を沿わせている前記部品
    を一列に合流させるための移送方向に直角な断面がU字
    形状のU溝トラックを有する合流部と、前記U溝トラッ
    クに続く狭巾トラック上で前記長辺を移送方向として移
    送される前記部品の姿勢を判別する第2光センサと前記
    部品を排除する第3噴出空気とによって、前記天板部を
    上向きとしている前記部品は通過させるが、前記底板部
    を上向きとしている前記部品は排除する姿勢検査部とが
    設けられていることを特徴とする部品の整送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1光センサと前記第2光センサに
    よる姿勢の判別が、前記底板部の長辺側の端面によって
    一時に遮蔽され、前記天板部の端面によっては一時には
    遮蔽されない複数の小孔の列、またはスリットを光路と
    する発光素子から受光素子に至る光の遮断の有無によっ
    て行なわれる請求項2に記載の部品の整送装置。
  4. 【請求項4】 前記捩り振動パーツフィーダの下流端
    に、移送する前記部品の姿勢を保持するための上蓋が設
    けられた振動トラフを有する直線振動パーツフィーダが
    接続されている請求項2または請求項3に記載の部品の
    整送装置。
  5. 【請求項5】 前記振動トラフの下流端部において、移
    送される前記部品を上方から押圧して前記部品の有する
    振動を解消しつつ次工程へ送り出す空気を噴出させるた
    めの、前記上蓋に移送方向を向いて下向き傾斜に貫通す
    る空気噴出孔とこれに接続された圧縮空気配管とが設け
    られている請求項4に記載の部品の整送装置。
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