JPH0840606A - ロール紙自動補充機構及び紙葉類発行装置 - Google Patents

ロール紙自動補充機構及び紙葉類発行装置

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JPH0840606A
JPH0840606A JP22628094A JP22628094A JPH0840606A JP H0840606 A JPH0840606 A JP H0840606A JP 22628094 A JP22628094 A JP 22628094A JP 22628094 A JP22628094 A JP 22628094A JP H0840606 A JPH0840606 A JP H0840606A
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務 麻田
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文廣 小山
Kenji Kataoka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はロール紙を自動的に補充するロール紙
自動補充機構、及びロール紙に印字して所定のサイズに
切断する紙葉類発行装置に関し、補充用ロール紙1Aを
転がして補充する際に、ロール紙の幅よりも広がる方向
に揺動するカバー2と、補充用ロール紙1Aをカバー2
へと付勢する付勢手段7を有する。又、印字手段15
は、切断手段16による切断後のロール紙1上の印字開
始位置よりも巻き戻し方向に位置しており、切断後の巻
き戻し動作によって、ロール紙1上の印字開始位置の印
字手段15への搬送と、切断手段16からの巻き込み防
止を同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙に所定の事項
を印字し、所定のサイズに切断して伝票等の紙葉類を発
行する紙葉類発行装置、及び該装置にロール紙を自動的
に補充するロール紙自動補充機構に関し、特には銀行等
の金融機関に設置されて入金、出金等の取引を行う取引
装置の伝票処理部に関する。
【0002】銀行等の金融機関に設置されている取引装
置には、処理した取引内容を伝票に記録して発行する伝
票処理部が設けられており、該伝票用の媒体としてロー
ル紙が使用されている。このロール紙の補充について
は、セットされているロール紙の残量が少なくなると、
行員等の操作者が新しいロール紙を装置にセットするこ
とにより補充を行う方法を取っていたが、自動取引装置
の時間外運用、及び休日運用の要求が高まるとともに、
操作者がいなくても自動的にロール紙が無くなったこと
を検出して補充用のロール紙を補充するロール紙自動補
充機構が普及して来ている。
【0003】伝票用紙としてロール紙が用いられるの
は、コスト面から見て安価なこと、及び少スペースで多
容量の用紙を収容できる等の理由によるものであるが、
ロール紙から伝票を発行する際には、ロール紙から順次
紙を送り出して印字処理を行ってから、所定の長さに切
断する動作が必要となる。
【0004】
【従来の技術】図10は従来の取引装置における伝票処
理部の概要を表す図である。1はロール紙であり、図示
しない伝票処理部にて印字され、一定量の長さで切断さ
れて伝票となる。1Aは補充用ロール紙であり、ロール
紙1を補充するために用意されている。
【0005】2はカバーであり、ロール紙1の上部を押
さえて、ロール紙1を収容する。カバー2によって押さ
え込まれることにより、後述する搬送ローラによるロー
ル紙1先端の送り出しの際のロール紙1の跳ね上がりを
防止することが可能になる。14はホッパであり、補充
用ロール紙1Aを保持している。ホッパ14は一端のみ
固定されており、回動自在となっているが、通常は図示
せぬ係止部により回動を拘束されており、補充用ロール
紙1Aは該ホッパ14によって、落下を阻止されてい
る。25はセンサであり、カバー2内のロール紙1が無
くなったことを検出する。
【0006】52Aは搬送ローラであり、ロール紙1を
先端より送り出して搬送する。55は伝票プリンタであ
り、搬送されて来たロール紙1に所定の事項を印字す
る。56は回動カッタであり、一端を支点にして回動す
る。56Bは押さえ板であり、切断の際にロール紙1を
押さえる役割を持つ。図11は回動カッタ56の切断動
作を表す図である。1−aは切断後のロール紙1上の印
字開始位置である。
【0007】搬送されて来たロール紙1を切断する際に
は、回動カッタ56は一端を支点に回動し、ロール紙1
は押さえ板56Bによって押さえられながら回動カッタ
56の押し上げ力を受けて切断される。切断動作が終了
すると、回動カッタ56は元の位置へと戻る。回動式の
カッタは、簡単な構造で、所定の幅の媒体を瞬時に分断
することから、ロール紙のように一定の幅を持つ媒体の
連続切断に適している。
【0008】図10を用いてロール紙の補充動作につい
て説明する。カバー2内のロール紙1が無くなったこと
をセンサ25が検出したことに基づいて、図示せぬ制御
手段が、カバー2を開き、ホッパ14を拘束していた係
止部の拘束を解くことにより、補充用ロール紙1Aを落
下させて、再びカバー2を閉じることにより、ロール紙
の自動補充が行われる。
【0009】次に図10、図11を用いて伝票発行動作
について説明する。ロール紙1は搬送ローラ52Aによ
り先端から順次送り出されて搬送されて、伝票プリンタ
55により所定の事項を印字される。所定の事項を印字
されたロール紙1は切断されるべき位置が回動カッタ5
6に到達するまで搬送ローラ52Aにより搬送されて、
回動カッタ56により切断される。切断された部分は伝
票となって、図示せぬ排出口から排出される。
【0010】尚、伝票プリンタ55は、ロール紙1の搬
送方向に対しては固定されており、回動カッタ56によ
る切断動作後に、ロール紙1を移動させることなくロー
ル紙1上の印字開始位置1−aに印字動作を開始できる
位置に設置されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝票処理部にお
けるロール紙自動補充機構においては、補充用のロール
紙1Aはロール紙1の上方に設置されており、補充する
際には、該補充用ロール紙1Aを落下させることにより
補充を行っていたので、落下の際の衝撃により、補充用
ロール紙1Aを変形させてしまい、その後の伝票処理が
正確に行えないという問題点があった。
【0012】又、取引装置は、顧客からの要望があった
場合には、該要望に応じた機能を満たすオプションユニ
ットを搭載することがあるため、オプションユニットを
搭載できるだけのスペースを設けておく必要がある。し
かし、取引装置の伝票用ロール紙1の補充に従来の技術
を用いると、取引装置上部に位置したロール紙1の更に
上方に補充用ロール紙1Aを保持しておくためのスペー
スを確保しなくてはならないため、装置の全高が高くな
り、顧客の要望に応じたオプションを搭載することがで
きなかった。
【0013】このような問題点を鑑みて、補充用ロール
紙1Aを落下させるのでなく転がして補充を行う方法が
考えられている。この方法は、補充用ロール紙1Aの落
下時の衝撃を無くし、ロール紙1の上方に補充用ロール
紙1Aを保持するスペースを省けるという点において有
効である。
【0014】しかし、ロール紙1を収容するカバー2が
従来のように上下開閉式であると、カバー2を開くため
のスペースをロール紙1の上部に設ける必要があり、装
置の小型化という観点からは満足な結果を得ることはで
きなかった。しかも、補充用にセットしている補充用ロ
ール紙が湿気等の環境的要因により変形すると、補充用
ロール紙が転がりにくくなり、ロール紙の補充を正確に
行うことが困難であった。
【0015】又、従来の技術における伝票の発行方法に
おいては、図11から分かるように回動カッタ56によ
る切断動作が終了すると、元の位置に戻る回動カッタ5
6によって、ロール紙1の先端の巻き込みが発生してい
た。このため、伝票プリンタ55は、回動カッタ56に
よる切断動作後にロール紙1を移動させることなく次の
印字開始位置1−aへの印字動作を開始できるはずの位
置に設置されているにもかかわらず、印字開始位置1−
aが回動カッタ56に巻き込まれて次の印字動作が行え
ず、又、搬送動作にも支障を来すという問題点があっ
た。
【0016】この問題点を解決する為に、巻き込みの恐
れのないカッタを使用する方法が考えられるが、他の種
類のカッタでは、簡単な構造で高速な切断動作を実現す
ることは困難であった。一方、回動カッタ56を使用し
たままで、該カッタ56の巻き込みを防止する方法とし
ては、切断動作終了後にロール紙1を、回動カッタ56
に巻き込まれない位置まで巻き戻し、再び伝票プリンタ
で印字が行える位置まで送り出して印字処理を行う方法
が考えられる。
【0017】しかし、この方法では切断動作を終了して
から再び切断されるまでの間に、切断→巻き戻し→(ロ
ール紙が巻き込まれない位置に)停止→送り出し→(印
字開始位置1─aが伝票プリンタと対向する位置に)停
止→印字→送り出し→(伝票一枚分の長さだけ送られた
位置に)停止→切断という複雑な動作過程を経なくては
ならないため、時間がかかるとともに制御も複雑になっ
てしまう。
【0018】本発明の目的は、上述した問題点を解決し
て、小型化を図りつつも正確なロール紙の自動補充動
作、及び正確且つ高速な伝票等の紙葉類の発行動作を実
現し、全体として、小型で高速且つ正確に処理の行える
紙葉類発行装置を実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を表す図である。上図は上面図を表し、下図は側面図を
表す。図10と対応する部分には同一符号を付して、説
明を省略する。3は搬送路であり、補充用ロール紙1A
がセットされており、カバー2へと通じているととも
に、カバー2内部のロール紙1は該搬送路3上を先端よ
り繰り出されて搬送される。
【0020】4は係止手段であり、搬送路3上の補充用
ロール紙1Aが転がるのを防止する。5は検出手段であ
り、カバー2に収容されたロール紙1の残量を検出す
る。7は付勢手段であり、搬送路3上にセットされてい
る補充用ロール紙1Aをカバー2の方向へと付勢する。
6Aは作動手段であり、係止手段4及び付勢手段7を連
動して動作させる。
【0021】カバー2はロール紙の幅より広がる方向に
揺動するよう構成されている。12は搬送手段であり、
ロール紙1を先端より繰り出して、送り方向、巻き戻し
方向に搬送する。15は印字手段であり、搬送されてき
たロール紙1に印字をする。16は切断手段であり、印
字手段15により印字されたロール紙1を所定量に切断
する。16Aは切断検出手段であり、切断手段16の切
断動作を検出する。
【0022】6は制御手段であり、検出手段5の検出に
基づいて、作動手段6Aにてカバー2を開き係止手段4
の係止を解除して、係止解除時、若しくは解除後に付勢
手段7を作動させる。又、制御手段6は切断検出手段1
6Aの検出に基づいて、搬送手段12にてロール紙1を
巻き戻す方向に搬送させて、ロール紙1上の印字開始位
置を印字手段15と対向する位置に位置決めするよう制
御する。
【0023】
【作用】請求項1の作用としては、カバー2に収容され
ているロール紙1が無くなったことを検出手段5が検出
したことに基づき、制御手段6はカバー2を開き、補充
用ロール紙1Aを拘束していた係止手段4を解除する。
拘束を解除された補充用ロール紙1Aは、搬送路3上を
転がり、開かれたカバー2へと収容されて、ロール紙の
補充が行われる。
【0024】即ち、補充用ロール紙1Aを落下させるの
ではなく、転がして補充することから、補充用ロール紙
の落下による変形を防止して、安定したロール紙の自動
補充が可能となる。又、補充用ロール紙1Aを保持する
部分をロール紙収容部2の上方に設ける必要がないこと
から、装置の小型化を図ることが可能となる。
【0025】更には、カバー2がロール紙の幅よりも広
がる方向に揺動することから、カバー2を開くために必
要なスペースを装置上方に設ける必要がない。請求項2
の作用としては、ロール紙から伝票等の紙葉類を発行す
る紙葉類発行装置に、請求項1のロール紙自動補充機構
を搭載することにより、補充動作が正確に行え、且つ装
置全体の小型化を図ることができる。
【0026】請求項3の作用としては、係止手段4によ
る拘束を解除された補充用ロール紙1Aが付勢手段7に
よりカバー2方向へと付勢されて、搬送路3上を転がっ
て、開かれたカバー2内部へと収容される。付勢手段3
が補充用ロール紙1Aを転がりやすくすることから、変
形した補充用ロール紙1Aでも転がすことが可能とな
り、補充用ロール紙1Aを確実にカバー2内部へと収容
することが可能となる。
【0027】請求項4の作用としては、カバー2に収容
されているロール紙1が無くなったことを検出手段5が
検出したことに基づき、制御手段6はカバー2を開き、
補充用ロール紙1Aを拘束していた係止手段4を解除し
て、解除と同時に、或いは解除後に付勢手段7を作動さ
せる。拘束を解除された補充用ロール紙1Aは、作動し
た付勢手段7によって付勢されて搬送路3上を転がり、
開かれたカバー2内部へと収容されて、ロール紙の補充
が行われる。
【0028】検出手段5の検出に基づいて付勢手段7を
作動させることから、ロール紙を補充しない通常時は付
勢手段7の付勢力は補充用ロール紙1Aには作用しな
い。従って、補充用ロール紙1A、及びそれを係止する
係止手段4に余分な負荷を与えることがない。請求項5
の作用としては、作動手段6Aが、係止手段4の解除
と、付勢手段7の付勢を連動して作動させることによ
り、短時間なロール紙の補充が可能となる。
【0029】又、2つの作動手段ですべき動作を1つの
機構で行うことから、低コスト、小スペースを実現する
ことができる。請求項6の作用としては、作動手段6A
が、プランジャマグネットとシャフトとレバーとから構
成されており、プランジャマグネットの作動によって、
第1のシャフトが回動すると、第1のシャフトに軸支さ
れた第1のレバー、及び第2のレバーも回動する。第1
のレバーが回動すると、第1のレバーと連結されている
付勢手段7が動作する。
【0030】又、第2のレバーが回動すると、第2のレ
バーに連結されている第2のシャフトが回動し、第2の
シャフトに軸支されている係止手段4が解除される。つ
まり、プランジャマグネットの作動による、シャフト、
レバーの回動によって、係止手段4の解除、及び付勢手
段7の付勢を連動して作動させることができる。
【0031】請求項7の作用としては、ロール紙から伝
票等の紙葉類を発行する紙葉類発行装置に、請求項3の
ロール紙自動補充機構を搭載することにより、ロール紙
の補充を確実に行え、且つ装置全体の小型化を実現でき
る。請求項8の作用としては、印字手段15が、切断手
段16により切断されたロール紙1上の新たな印字開始
位置よりも、巻き戻し方向に位置している。
【0032】即ち、切断動作があったことを切断検出手
段16Aが検出すると、制御手段6は搬送手段12を巻
き戻し方向に作動させて、ロール紙1上の新たな印字開
始位置が印字手段15に到達するまで搬送する。この巻
き戻し動作によりロール紙1は、前回切断時に回動し、
元の位置に戻って来る切断手段16には巻き込まれない
位置にまで搬送されており、切断手段16による巻き込
みは防止される。
【0033】つまり、切断動作終了後に再び切断するま
での動作過程は、切断→巻き戻し→(ロール紙1上の印
字開始位置が印字手段15と対向する位置、即ち、戻っ
て来る切断手段16に巻き込まれない位置に)停止→印
字→送り出し→(所定の長さだけ送られた位置に)停止
→切断となる。従来の装置において巻き込みの脱出を行
った場合の動作過程は、切断→巻き戻し→(戻って来る
切断手段16に巻き込まれない位置に)停止→送り出し
→(ロール紙1上の印字開始位置が印字手段15と対向
する位置に)停止→印字→送り出し→(所定の長さだけ
送られた位置に)停止→切断であるから、請求項6の紙
葉類発行装置では切断動作終了後の印字手段15までの
搬送動作と、切断手段16による巻き込みの防止動作を
同時に行うことにより、制御動作を簡潔にし、正確、且
つ短時間に紙葉類を発行することが可能となる。
【0034】従って、簡単な構造で高速切断動作を実現
できる回動式の切断手段16を使用しながら、正確で迅
速な紙葉類発行装置を実現することができる。
【0035】
【実施例】図2は、本発明の実施例であるロール紙自動
補充機構、及び紙葉類発行装置を搭載した取引装置の外
観図である。18はカード挿入伝票・カード排出口であ
り、口座情報を記録したカードが挿入、排出され、又、
行った取引情報を記録した伝票が排出される。20は通
帳挿入口であり、通帳が挿入、排出される。21は紙幣
投入排出口であり、入金の為の紙幣の投入口であり、又
出金の為の紙幣の排出口である。22は顧客操作部であ
り、表示される案内に基づいて顧客が取引の選択、暗証
番号、金額等を入力する部分である。
【0036】図3は、本実施例における取引装置の構成
図である。31は制御部であり、取引装置全体を制御す
る。32は伝票・カード処理部であり、顧客の挿入した
カードに記憶されている口座番号等の取引情報を読み取
り、取引装置が行った取引の内容を伝票に印字して発行
する。伝票はロール紙より作成されており、本実施例の
紙葉類発行装置はこの伝票・カード処理部32に対応
し、ロール紙自動補充機構も該レシート・カード処理部
32に搭載されている。
【0037】33は通帳処理部であり、顧客の挿入した
通帳に取引内容を印字する。34は紙幣供給・格納部で
あり、制御部31の命令に応じて、出金のための紙幣の
供給、及び入金された紙幣の格納を行う。35は障害管
理部であり、各部の障害情報を管理して表示する。カー
ド挿入伝票・カード排出口18よりカードが挿入され、
顧客操作部22より暗証番号及び取引種目が入力される
と、制御部31はセンタと交信して顧客の正当性、指定
された取引が可能かどうかを判断して、取引処理を実行
する。
【0038】指定された取引種目が出金である場合に
は、制御部31は所定の金額分の紙幣を紙幣供給・格納
部34より紙幣投入・排出口21へと供給する。又、指
定された取引種目が入金である場合には、制御部31は
紙幣投入・排出口21から投入された紙幣を紙幣供給・
格納部34へと格納する。制御部31は取引処理を終え
ると、伝票・カード処理部32にて、取引内容を印字し
た伝票を発行し、カードとともにカード挿入伝票・カー
ド排出口18に排出する。尚、カードだけでなく通帳が
通帳挿入・排出口20より挿入された場合には、制御部
31は通帳処理部33にて通帳に取引内容を印字して、
通帳挿入・排出口20に返却する。
【0039】尚、取引装置では顧客用の伝票の他に、行
員が装置の行った取引内容を確認する為のジャーナルを
発行して装置内で保管しているが、図示及び詳細な説明
は省略する。図4は本実施例のロール紙自動補充機構を
搭載した伝票・カード処理部32の内部構成図である。
【0040】本実施例では、補充用ロール紙は2つセッ
トできるように構成されており、カード挿入伝票・カー
ド排出口18側から見て手前の補充用ロール紙を1Aと
し、最後部の補充用ロール紙を1Bとする。43Aは伝
票用搬送路であり、伝票が搬送される搬送路である。伝
票用搬送路43Aは図1における搬送路3と対応してお
り、該伝票用搬送路43A上にロール紙1、1A、1B
が設置されている。
【0041】43Bはカード用搬送路であり、カード挿
入伝票・カード排出口18より挿入されたカードが搬送
される搬送路である。44A、44Bはストッパであ
り、図1における係止手段4と対応しており、ストッパ
44Aは補充用ロール紙1Aが転がるのを係止し、スト
ッパ44Bは補充用ロール紙1Bが転がるのを係止す
る。
【0042】45はセンサであり、図1における検出手
段5と対応しており、カバー2に収容されているロール
紙1が無くなったことを検出する。カバー2内にロール
紙1が収容されている時は、センサ45はロール紙1に
よって遮蔽され(OFF状態)、カバー2内にロール紙
1が無いときは、センサ45は遮蔽を解除される(ON
状態)。
【0043】45A、45Bはセットセンサであり、セ
ットセンサ45Aは補充用ロール紙1Aがセットされて
いるかどうかを検出し、セットセンサ45Bは補充用ロ
ール紙1Bがセットされているかどうかを検出する。補
充用ロール紙1Aがセットされていると、セットセンサ
45Aは補充用ロール紙1Aによって遮蔽され(OFF
状態)、補充用ロール紙1Aがセットされていない時
は、セットセンサ45Aは遮蔽を解除される(ON状
態)。同様にして、補充用ロール紙1Bがセットされて
いると、セットセンサ45Bは補充用ロール紙1Bによ
って遮蔽され(OFF状態)、補充用ロール紙1Bがセ
ットされていない時は、セットセンサ45Bは遮蔽を解
除される(ON状態)。
【0044】46はユニット制御部であり、図1におけ
る制御手段6に対応し、伝票・カード処理部32を制御
する。47A、47Bはボードであり、図1における付
勢手段7に対応し、後述する回動動作にて補充用ロール
紙1A、1Bをカバー2方向へと付勢する。48、48
A、48Bはプランジャマグネットであり、プランジャ
ランマグネット48はカバー2を作動させ、プランジャ
マグネット48Aはストッパ44A及びボード47Aを
作動させ、プランジャマグネット48Bはストッパ44
B及びボード47Bを作動させる。
【0045】52A、52Bは搬送ローラであり、伝票
用搬送路43A、及びカード用搬送路43B上に複数設
けられ、搬送ローラ52Aは伝票用搬送路43A上のロ
ール紙1を繰り出して搬送し、搬送ローラ52Bはカー
ド用搬送路43B上のカードを搬送する。搬送ローラ5
2Aは、図1の搬送手段12に対応する。53はMSヘ
ッドであり、カードの磁気ストライプに記録されている
データの読取、書込みを行う。54はイメージリーダで
あり、カードの表面に書かれている情報の読み取りを行
う。
【0046】55は伝票プリンタであり、図1の印字手
段15に対応し、ロール紙1にイメージリーダ54が読
み取った情報、及び取引装置が行った取引情報を印字す
る。56はカッタであり、図1の切断手段16に対応
し、伝票プリンタ55にて印字されたロール紙を所定量
に切断して、伝票とする。カッタ56は押さえ板56B
と可動刃56Cとから構成されており、可動刃56Cの
回動と押さえ板56Bの押さえによってロール紙1は切
断される。
【0047】回動式のカッタ56はある幅の媒体を可動
刃の回動により瞬時に分断するので、ロール紙のような
一定幅の媒体の連続切断に適している。56Aは切断検
出センサであり、図1の切断検出手段16Aに対応し、
カッタ56の切断動作を検出する。切断検出センサ56
Aは、カッタ56の両側面に発光素子と受光素子とを設
けることにより構成されており、通常は可動刃56Cに
遮蔽されていないが、切断時に可動刃56Cが回動する
と該可動刃56Cにより遮蔽されて、カッタ56の切断
動作を検出する。
【0048】57はリジェクトボックスであり、利用者
が取り忘れたカードを収容する。58は振込カード収容
部であり、後述する振込カードを収容する。59は振込
カードプリンタであり、振込カードに振込先情報を印字
する。カード挿入伝票・カード排出口18より挿入され
たカードはカード用搬送路43B上を搬送されてMSヘ
ッド53にて磁気ストライプに記録されている情報を読
み取られ、イメージリーダ54にてカード表面に書かれ
た情報が読み取られる。
【0049】取引装置の制御部31はMSヘッド53が
読み取った情報に基づいて、利用者が顧客操作部22よ
り指定した取引を実行する。取引が実行されると、伝票
プリンタ55は取引装置が行った取引内容、及びイメー
ジリーダ54が読み取ったカード表面上の利用者情報を
ロール紙1に印字する。
【0050】伝票プリンタ55によって印字された部分
は、カッタ56により切断されて、伝票となり、伝票搬
送路43A上を搬送されてカード挿入伝票・カード排出
口18に、カードとともに排出される。カード挿入伝票
・カード排出口18に排出されたカードを利用客が取り
忘れ、一定時間放置されていた場合は、カードは再度カ
ード搬送路43B上を搬送されて、装置後部に設置され
ているリジェクトボックス57に収容される。
【0051】又、利用者が指定した取引種目が振込であ
って、且つ振込カードの発行を指定した際には、振込カ
ード収容部58より振込カードが繰り出され、振込カー
ドプリンタ59にて振込カード表面に振込先の金融機関
名、口座番号、口座名等の情報が印字され、MSヘッド
53にて振込カードの磁気ストライプ部分に振込先の金
融機関、支店、口座番号等の振込先情報が書き込まれ
て、カード用搬送路43B上を搬送されてカード挿入伝
票・カード排出口18より排出される。
【0052】振込カードの磁気ストライプには利用者が
顧客操作部22より入力した振込先の情報が格納される
ことにより、振込を行う場合に振込カードを挿入する
と、振込カードの磁気ストライプに格納された振込先情
報に基づいて振込取引を実行する。尚、振込カードの表
面上に、振込先の口座名等を印字するのは、どのカード
にどの振込先が格納されているかを、利用客に対して可
視表示するためである。
【0053】振込カードを発行する部分は、伝票・カー
ド処理部32の後下方部に設けられており、伝票・カー
ド処理部32の後上方部は空きスペースとなる。そこ
で、本実施例では、該空きスペースに補充用ロール紙を
ストックして、転がして補充する方式を取ることによ
り、伝票・カード処理部32の小型化を実現している。
図5はカバー2の上面図である。上図はカバー2がクロ
ーズしている状態を表し、下図はカバー2がオープンし
ている状態を表す。2Aは上面より見た右側カバーであ
り、2Bは上面より見た左側カバーである。65A、6
5Bは回動中心であり、回動中心65Aは右側カバー2
Aの回動中心となり、回動中心65Bは左側カバー2B
の回動中心となる。66A、66Bはリンクであり、リ
ンク66Aはプランジャマグネット48と右側カバー2
Aとを連結させており、リンク66Bは右側カバー2A
と左側カバー2Bとを連結させている。
【0054】プランジャマグネット48がOFF状態の
時は、カバー2はクローズしたままである。プランジャ
マグネット48がON状態になると、リンク66AがW
方向へと引っ張られ、右側カバー2Aは回動中心65A
を中心としてX方向へと回動する。右側カバー2AがX
方向へと回動すると、リンク66BはY方向へと引っ張
られて、左側カバー2Bは回動中心65Bを中心として
Z方向へと回動する。
【0055】即ち、プランジャマグネット48がONと
なることにより、カバー2はオープンする。カバー2は
ロール紙の幅よりも広がる方向にオープンすることによ
り、ロール紙を収容することが可能となる。右側カバー
2Aと左側カバー2Bとの間隔がロール紙の幅よりも僅
かに大きくなればロール紙の収容が可能となるので、カ
バー2をオープンさせる角度は微少で良い。
【0056】従って、カバー2をオープンさせるための
プランジャマグネット48の動力も微少に抑えることが
でき、カバー2をオープンさせるためのスペースを改め
て取る必要もない。図6はストッパ44A、及びボード
47Aの動作を表す斜視図である。71はリンクであ
る。72、73、74、75はレバーである。76、7
7はシャフトである。リンク71には回動中心71Aが
あり、該回動中心71Aを中心に回動する。レバー72
は一端をシャフト76に固定されており、レバー72の
先端に設けられた突起部はリンク71上の長孔に嵌合さ
れている。
【0057】レバー73は一端をシャフト76に固定さ
れており、レバー73の先端に設けられた突起部はボー
ド47A上の長孔に嵌合されている。レバー74は、一
端をシャフト76に固定されており先端にてレバー75
と噛み合っている。レバー75は、一端をシャフト77
に固定されており先端にてレバー74と噛み合ってい
る。又、レバー75にはばね75Aが取り付けられてお
り、レバー75がレバー74と噛み合う方向、つまりス
トッパ44Aが起き上がる方向へと引っ張っている。
【0058】シャフト76にはレバー72、レバー7
3、レバー74が取り付けられている。即ち、レバー7
2、レバー73、レバー74は同時に回転する。シャフ
ト77にはレバー75、ストッパ44Aが取り付けられ
ている。即ち、レバー75及びストッパ44Aは同時に
回動する。通常、プランジャマグネット48AはOFF
状態であり、ストッパ44Aは搬送路43Aより上部に
せりだしており、ボード47Aは搬送路43Aよりも下
に沈んでいる。
【0059】プランジャマグネット48AがON状態に
なりM方向に引っ張られると、リンク71は回動中心7
1Aを中心にN方向に回動する。リンク71がN方向に
回動すると、リンク71の長孔に嵌合された突起部を有
するレバー72は、シャフト76を回動中心としてP方
向に回動する。レバー72がP方向に回動すると、レバ
ー73、レバー74はレバー72と同一のシャフト76
に固定されているため、レバー72とともにP方向に回
動する。
【0060】レバー73がP方向に回動すると、レバー
72先端の突起部はボード47A上の長孔に嵌合されて
いるため、レバー73のP方向の回動とともにボード4
7AはR方向に回動して、搬送路43A上を突き出る。
搬送路43A上を突き出たボード47Aは補充用ロール
紙1Aを押し上げることにより補充用ロール紙1Aが転
がるのを付勢する。
【0061】レバー74がP方向に回動すると、レバー
74と噛み合うことにより回動を拘束されていたレバー
75は、拘束を解除される。レバー75が拘束を解除さ
れると、レバー75とともにシャフト77に固定されれ
ているストッパ44Aは、ボード47Aにより付勢され
ている補充用ロール紙1Aの自重による力を受けて、ば
ね75Aの引っ張りに抗してS方向に押し倒される。
【0062】ストッパ44AがS方向に押し倒される
と、それまで該ストッパ44Aにより転がるのを拘束さ
れていた補充用ローラ1Aは拘束を解除されてカバー2
へと転がり込む。補充用ロール紙が転がり終わると、ス
トッパ44Aはばね75Aの引っ張りによって元の位置
へともどされて、搬送路43A上からせり出す。
【0063】又、プランジャマグネット48AをOFF
にすると、リンク71、レバー72、レバー73、レバ
ー74は、それぞれマグネットON時と逆回転をし、ボ
ード47Aも元の位置に戻って搬送路43A下に沈む。
即ち、本実施例ではレバー、シャフトの配置により、一
度のプランジャマグネット48Aの動作にて係止手段で
あるストッパ44Aの解除、付勢手段であるボード47
Aの作動を実行することができる。
【0064】尚、ロール紙1Bを係止しているストッパ
44B、及びロール紙1Bの転がるのを付勢するボード
47Bの動作については、上述したロール紙1Aのスト
ッパ44A、及びボード47Aの動作と同一であるか
ら、図示、説明を省略する。図7はユニット制御部46
のロール紙補充動作を表すフローチャートである。図4
乃至図7を用いて本実施例におけるロール紙補充動作を
説明する。
【0065】先ず、カバー2に収容されているロール紙
1が無くなると、それまでロール紙1によって遮蔽され
ていたセンサ45が遮蔽を解除されてON状態になる。
ユニット制御部46は、センサ45がONになったこと
に基づき(ステップ81)、プランジャマグネット82
をONにする(ステップ82)。プランジャマグネット
82がONになると、図5に示すようにカバー2が左右
にオープンする。
【0066】続いてユニット制御部46は、セットセン
サ45Aが遮蔽されているかどうかを確認する(ステッ
プ83)。セットセンサ45Aが遮蔽されてOFFにな
っていることは、補充用ロール紙1Aがセットされてい
ることを意味する。従って、ユニット制御部46は、セ
ットセンサ45AがOFFになっていれば、プランジャ
マグネット48AをONにする(ステップ84)。プラ
ンジャマグネット48AがONになると、図6に示すよ
うにボード47Aによって補充用ロール紙1Aが押し上
げられ、ストッパ44Aが解除されて、補充用ロール紙
1Aがカバー2内部へと転がり込む。
【0067】転がり込んだ補充用ロール紙1Aによりカ
バー2内部のセンサ45が遮蔽されてOFFになったこ
とに基づき(ステップ85)、ユニット制御部46はプ
ランジャマグネット48をOFFにして(ステップ8
6)、カバー2をクローズするとともに、プランジャマ
グネット48AをOFFにして(ステップ87)、ボー
ド47A及びストッパ44Aを元の位置に戻す。
【0068】カバー2内に収容された補充用ロール紙1
Aは新たに伝票用紙として搬送ローラ52Aによって送
り出され伝票プリンタ55にて印字され、カッタ56に
よって切断されて、カード挿入伝票・カード排出口18
より排出される。続いて、ユニット制御部46は、補充
用ロール紙1Bがセットされているかどうか、つまりセ
ットセンサ45BがOFFになっているかどうかを確認
する(ステップ88)。
【0069】補充用ロール紙1Bがセットされていれ
ば、セットセンサ45BはOFF状態であり、この時ユ
ニット制御部46はプランジャマグネット48BをON
にする(ステップ89)。プランジャマグネット48B
がONになると、補充用ロール紙1Bは ボード47B
にて押し上げられ、ストッパ44Bが解除されて補充用
ロール紙1Bが搬送路43A上を転がり始める。
【0070】転がった補充用ロール紙1Bはストッパ4
4Aによって係止される。補充用ロール紙1Bがストッ
パ44Aによって係止されて、セットセンサ45Aが補
充用ロール紙1Bに遮蔽されたことに基づき(ステップ
90)、ユニット制御部46はプランジャマグネット4
8BをOFFにして(ステップ91)、ボード47B及
びストッパ44Bを元の位置に戻す。
【0071】ストッパ44Aまで転がった補充用ロール
紙1Bは新たな補充用ロール紙1Aとなり、次回のロー
ル紙1の補充に備える。補充用ロール紙1Bのストッパ
44Aへの移動が終わると、ストッパ44Bにて係止さ
れるべきロール紙が無くなる。つまり、補充用のロール
紙をセットするスペースが1つ空くので、ユニット制御
部46は取引装置の制御部31に補充用ロール紙をセッ
トするスペースが1つ空いているという情報を通知して
(ステップ92)、補充動作を終了する。
【0072】通知を受けた取引装置の制御部31は、障
害管理部35にて受けた情報を表示可能とするととも
に、該情報を図示せぬ監視装置へと送信することにより
遠隔監視装置からも該情報を確認することを可能にす
る。ここで遠隔監視装置とは、取引装置から離れた位置
に設けられ、複数の取引装置の状態監視が可能な装置を
いう。
【0073】又、ステップ88にてセットセンサ45B
がOFFになっていない場合、つまり、補充用ロール紙
1Bがセットされていない場合は、ストッパ44A、及
びストッパ44Bにて係止されるべきロール紙が無い状
態、即ち補充用のロール紙をセットするスペースが2つ
空いた状態なので、ユニット制御部46は取引装置の制
御部31に補充用ロール紙をセットするスペースが2つ
空いているという情報を通知する(ステップ100)。
【0074】又、ステップ83にて、ストッパ44Aに
補充用ロール紙1Aがセットされていない場合、つまり
セットセンサ44AがOFFになっていない場合は、ユ
ニット制御部46はセットセンサ45BがOFFになっ
ているかどうかを確認する(ステップ93)。センサ4
5BがOFFになっている時、つまり補充用ロール紙1
Bがセットされている時は、該補充用ロール紙1Bをカ
バー2へ補充する。即ち、プランジャマグネット48B
をONにして(ステップ94)、ボード47Bを押し上
げ、ストッパ44Bを解除して補充用ロール紙1Bを転
がす。
【0075】転がり始めた補充用ロール紙1Bはストッ
パ44Aにさしかかる。この時ユニット制御部46はプ
ランジャマグネット48AをONにして(ステップ9
5)、ボード47Aを押し上げて、ストッパ44Aを解
除して、補充用ロール紙1Bをカバー2内部へと転が
す。ユニット制御部46は、充用ロール紙1Bがカバー
2内部へと転がり込み、カバー2内部のセンサ45がO
FFとなったことに基づき(ステップ96)、プランジ
ャマグネット48をOFFにしてカバー2をクローズし
(ステップ97)、プランジャマグネット48AをOF
Fにして(ステップ98)、ストッパ44A、ボード4
7Aを元の位置に戻し、更にプランジャマグネット48
BをOFFにして(ステップ99)、ストッパ44B、
ボード47Bを元の位置に戻す。
【0076】補充用ロール紙1Bのカバー2への移動が
終わると、ストッパ44A、及びストッパ44Bにて係
止されるべきロール紙が無くなる。つまり、補充用のロ
ール紙をセットするスペースが2つ空くので、ユニット
制御部46は取引装置の制御部31に補充用ロール紙を
セットするスペースが2つ空いているという情報を通知
して(ステップ100)、補充動作を終了する。
【0077】又、ステップ93にて、補充用ロール紙1
Bがセットされていない場合、つまりセットセンサ45
BがOFFになっていない場合は、カバー2内部のロー
ル紙が無く、且つ補充すべきロール紙も無い緊急事態で
あるから、ユニット制御部46は取引装置の制御部31
にロール紙の補充要請を示す情報を通知する。情報を受
け取った取引装置の制御部31は、管理操作部にてロー
ル紙補充命令を表示するとともに、遠隔監視装置にも該
情報を送信する。
【0078】本実施例におけるロール紙自動補充動作後
に、搬送路43A上に新たに補充用ロール紙1A、1B
をセットする際は、行員等の係員が取引装置後部より搬
送路43A上に補充用ロール紙をセットする。この時、
行員がロール紙のセットする方向を間違えないように、
ロール紙側面、及び搬送路43Aの図示せぬ側壁に対応
する印を付ける。これにより補充用ロール紙をセットす
る際には、補充用ロール紙側面の印と搬送路側壁の印と
を対応付けて、ロール紙のセットする方向を確認する。
【0079】又、本実施例は伝票用のロール紙の補充機
構についてのものであるが、行員が取引内容を確認する
ためのジャーナル用のロール紙の補充にも、本実施例の
補充機構を搭載することも可能である。この場合、一般
には伝票とジャーナルはほぼ同サイズである為、伝票用
のロール紙とジャーナル用ロール紙の見分けがつきにく
い。そこで、伝票用のロール紙の側面とジャーナル用の
ロール紙にそれぞれ異なる印をつけて差別化を図る。
【0080】尚、本実施例では、付勢手段としてボード
を用いているが、ばね等の弾性力を用いての付勢、或い
は搬送路にローラを設置することによって摩擦力軽減を
図ることによる付勢等の方法も考えることができる。図
8は本実施例における切断後のロール紙の巻き戻し動作
を表す図である。1─aは切断後のロール紙1上の新た
な印字開始位置である。
【0081】図9はユニット制御部46のロール紙巻き
戻しフローチャートである。図4、図8、図9を用いて
本実施例の伝票発行動作を説明する。先ず、ロール紙1
は搬送ローラ52Aにより送り出され、伝票プリンタ5
5によって印字された後、搬送ローラ52によってロー
ル紙上の切断位置がカッタ56に到達するまで搬送され
る。この状態が図8の(a)の状態である。
【0082】ロール紙1上の切断位置がカッタ56まで
搬送され、カッタ56による切断動作が行われると、図
8の(b)に示すように、可動刃56Cの回動により切
断検出センサ56Aが遮蔽される。ユニット制御部46
は切断検出センサ56Aが遮蔽されたことに基づき(ス
テップ111)、搬送ローラ52Aをロール紙巻き戻し
方向に作動させる(ステップ112)。
【0083】尚、本実施例では搬送ローラ52Aの駆動
源には図示せぬパルスモータを使用しており、ユニット
制御部46は搬送ローラ52Aをロール紙巻き戻し方向
に作動させた時にパルス数のカウントを開始する(ステ
ップ113)。ユニット制御部46はパルスモータが所
定のパルス数をカウントするまで搬送ローラ52Aをロ
ール紙巻き戻し方向に作動させる。ここでいう所定数と
は、巻き戻し動作開始時から、ロール紙1上の印字開始
位置1─aが伝票プリンタ55に搬送されるまでのパル
ス数のことである。
【0084】ユニット制御部46はパルスモータが所定
のパルス数をカウントしたことに基づき(ステップ11
4)、即ちロール紙1上の印字開始位置1─aが伝票プ
リンタ55まで搬送されたことに基づき、搬送ローラ5
2を停止させる(ステップ115)。この時、ロール紙
1の先端は、既に図8の(c)に示すように可動刃56
cに巻き込まれない位置にまで巻き戻されている。
【0085】従って、伝票プリンタ55への移動動作が
そのまま可動刃56Cらの脱出動作になり、一度の巻き
戻し動作にて2つの動作を同時に実行できる。ロール紙
1上の印字開始位置1─a開始位置が伝票プリンタ55
まで搬送されると、ロール紙1は伝票プリンタ55によ
って取引内容を印字され、ロール紙1上の切断位置がカ
ッタ56まで搬送されて、カッタ56により切断され
る。
【0086】切断された部分は、1枚の伝票としてカー
ド挿入伝票・カード排出口18より排出される。本実施
例ではロール紙の切断を高速に行える回動式カッタを用
いることにより、伝票の発行を高速化を目指している。
しかも、回動式カッタを用いた際に生じる巻き込みとい
う問題点も、時間を取ることなく防止できるので、正
確、かつ高速な伝票発行処理が行える。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、補充用ロール紙を落下
させるのではなく、転がして補充することから、補充用
ロール紙の落下による変形を防止して、安定したロール
紙の自動補充が可能となる。又、補充用ロール紙を保持
する部分をロール紙収容部の上方に設ける必要がないこ
とから、装置の小型化を図ることが可能となる。
【0088】更には、ロール紙を収容するカバーが、ロ
ール紙の幅よりも広がる方向に揺動することから、カバ
ーを開くために必要なスペースを装置上方に設ける必要
がない。又、付勢手段が補充用ロール紙を転がりやすく
することから、変形した補充用ロール紙1Aでも転がす
ことが可能となり、補充用ロール紙を確実にカバー内部
へと収容することが可能となる。
【0089】又、検出手段の検出に基づいて係止手段解
除時、若しくは解除後に付勢手段を作動させることか
ら、ロール紙を補充しない通常時は付勢手段を作用させ
ない為、補充用ロール紙1A、及びそれを係止する係止
手段4に余分な負荷を与えることがない。又、係止手段
の係止を解除するための作動手段と、付勢手段の付勢力
を作動させるための作動手段が、同一の作動手段である
ことから、2つの動作を連動して行うことができ、短時
間なロール紙の補充が可能となるとともに、省コスト、
省スペースを実現できる。
【0090】又、印字手段が、切断手段により切断され
たロール紙1上の新たな印字開始位置よりも、巻き戻し
方向に位置しており、切断動作終了後の印字手段15ま
での搬送動作と、切断手段16に巻き込まれない位置ま
での巻き戻し動作を同時に行うことにより、高速な切断
動作を実現できる回動式の切断手段16を使用しなが
ら、正確な紙葉類発行装置を実現することができる。
【0091】以上から、小型で、正確、高速なロール紙
自動補充機構、及び紙葉類発行装置の実現が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を表す図である。上図は上面
図を表し、下図は側面図を表す。
【図2】本発明の実施例であるロール紙自動補充機構、
及び紙葉類発行装置を搭載した取引装置の外観図であ
る。
【図3】取引装置の構成図である。
【図4】取引装置に搭載されている伝票・カード処理部
32の内部構成図である。
【図5】カバー2の上面図である。上図はカバーオープ
ン状態を表し、下図はカバークローズ状態を表す。
【図6】ストッパ44A、及びボード47Aの動作状態
を表す斜視図である。上図はプランジャマグネット48
AをONにした状態を表し、下図はプランジャマグネッ
ト48AをOFFにした状態を表す。
【図7】ユニット制御部46のロール紙補充動作を表す
フローチャートである。
【図8】切断後のロール紙の巻き戻し動作を表す図であ
る。
【図9】ユニット制御部46のロール紙巻き戻し動作の
フローチャートである。
【図10】従来の伝票処理部の概要を表す図である。
【図11】回動カッタの切断動作を表す図である。
【符号の説明】
1・・・ロール紙 1A・・・補充用ロール紙 2・・・カバー 3・・・搬送路 4・・・係止手段 5・・・検出手段 6・・・制御手段 6A・・・作動手段 7・・・付勢手段 12・・・搬送手段 15・・・印字手段 16・・・切断手段 16A・・・切断検出手段
フロントページの続き (72)発明者 片岡 健児 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙(1)を収容するカバー(2)
    と、 前記カバー(2)に収容されたロール紙(1)の残量を
    検出する検出手段(5)と、 前記カバー(2)へと通じる搬送路(3)と、 前記搬送路(3)上の補充用ロール紙(1A)が前記カ
    バー(2)へと転がるのを防止する係止手段(4)と、 前記検出手段(5)の検出に基づいて、前記カバー
    (2)を開いて、前記係止手段(4)の係止を解除する
    制御手段(6)とを有するロール紙自動補充機構であっ
    て、 前記カバー(2)は、ロール紙の幅より広がる方向に揺
    動することを特徴とするロール紙自動補充機構。
  2. 【請求項2】 ロール紙(1)を先端より繰り出して搬
    送する搬送手段(12)と、 ロール紙(1)に印字する印字手段(15)と、 前記印字手段(15)によって印字されたロール紙
    (1)を所定量に切断する切断手段(16)と、 請求項1に記載のロール紙自動補充機構とを有すること
    を特徴とした紙葉類発行装置。
  3. 【請求項3】 ロール紙(1)を収容するカバー(2)
    と、 前記カバー(2)に収容されたロール紙(1)の残量を
    検出する検出手段(5)と、 前記収容部(2)へと通じる搬送路(3)と、 前記搬送路(3)上の補充用ロール紙(1A)が転がる
    のを防止する係止手段(4)と、 前記検出手段(5)の検出に基づいて、前記カバー
    (2)を開いて、前記係止手段(4)の係止を解除する
    制御手段(6)とを有するロール紙自動補充機構であっ
    て、 補充用ロール紙(1A)を前記カバー(2)の方向へと
    付勢する付勢手段(7)を有することを特徴とするロー
    ル紙自動補充機構。
  4. 【請求項4】 前記検出手段(5)の検出に基づいて、
    前記カバー(2)を開いて、前記係止手段(4)の係止
    を解除し、解除時、若しくは解除後に前記付勢手段
    (7)を作動させる制御手段(6)を有することを特徴
    する請求項2に記載のロール紙自動補充機構。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段(7)、前記係止手段
    (4)を連動して作動させる作動手段(6A)を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のロール紙自動補充機
    構。
  6. 【請求項6】 前記作動手段(6A)は、プランジャマ
    グネットと、 プランジャマグネットにより回転する第1のシャフト
    と、 前記第1のシャフトに軸支され、前記付勢手段(7)に
    連結された第1のレバーと、 前記係止手段(4)を軸支する第2のシャフトと、 前記第1のシャフトに軸支され、前記第2のシャフトに
    連結された第2のレバーとから構成されることを特徴と
    する請求項5に記載のロール紙自動補充機構。
  7. 【請求項7】 ロール紙(1)を先端より繰り出して搬
    送する搬送手段(12)と、 ロール紙(1)に印字する印字手段(15)と、前記印
    字手段(15)により印字されたロール紙(1)を所定
    量に切断する切断手段(16)と、 請求項3に記載のロール紙自動補充機構とを有すること
    を特徴とした紙葉類発行装置。
  8. 【請求項8】 ロール紙(1)を先端より送り出して、
    送り方向、巻き戻し方向に搬送可能な搬送手段(12)
    と、 ロール紙(1)に印字する印字手段(15)と、 前記印字手段(15)により印字されたロール紙(1)
    を所定量に切断する回動式の切断手段(16)と、 前記切断手段(16)の切断動作を検出する切断検出手
    段(16A)と、 前記切断検出手段(16A)の検出に基づいて、前記搬
    送手段(12)の搬送動作を制御する制御手段(6)と
    を有する紙葉類発行装置であって、 前記印字手段(15)は、前記切断手段(16)による
    切断後のロール紙(1)上の印字開始位置よりも、ロー
    ル紙巻き戻し方向に位置し、 前記制御手段(6)は前記切断検出手段(16A)の検
    出に基づいて、前記搬送手段にてロール紙(1)を巻き
    戻す方向に搬送させて、ロール紙(1)の印字開始位置
    を前記印字手段(15)と対向する位置に位置決めする
    よう制御することを特徴とした紙葉類発行装置。
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