JPH084110Y2 - 籾殻回収機の塵埃除去装置 - Google Patents

籾殻回収機の塵埃除去装置

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JPH084110Y2
JPH084110Y2 JP1600490U JP1600490U JPH084110Y2 JP H084110 Y2 JPH084110 Y2 JP H084110Y2 JP 1600490 U JP1600490 U JP 1600490U JP 1600490 U JP1600490 U JP 1600490U JP H084110 Y2 JPH084110 Y2 JP H084110Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、籾摺機から排出された籾殻を含む排風か
ら籾殻だけを回収する籾殻回収機において、籾殻を回収
し終えて細かな塵埃を含んだままで籾殻回収機の排風管
から外部に放出されてしまう排風の中から、更にそれら
細かな塵埃を除去してしまうようにする新規な構造の塵
埃除去装置を提供しようとするものである。
(従来技術) 本願出願人は、既に、籾殻機から排出された籾殻を含
む排風から籾殻だけを回収する籾殻回収機の幾つかのタ
イプを開発、提供済みであって、稲作農業に従事する農
家は固より、籾殻を必要とする人々によっても大いに歓
迎されている。
この既に広く採用されている籾殻回収機は、大別する
と、一つのタイプは、籾摺機の籾殻放出口に直接か、あ
るいはビニールシート製の延長管を介するかして、適当
に長い鉄板製の中空筒体を横設、接続し、該中空筒体内
に誘導した籾殻を含む排風から、この中空筒体の下面側
外方に夫々中空部が連通状となるようにして予め一体的
に形成された1あるいは複数の分岐管を通じ、籾殻を失
速状として自然落下、回収するようにした装置と、他の
タイプは、中空筒体内適所に排風から籾殻を強制的に分
離させる網状体を配置させ、分離させた籾殻を分岐管か
ら回収するようにした装置とがある。
前者のタイプに属する籾殻回収機では、籾殻の失速、
落下に依存するため、勢い中空筒体全長は長めのものと
ならざるを得ないこととなるが、設置場所等の制限もあ
ることから、当然その長さには限度があり、その限られ
た長さの中空筒体末端から吹き出る排風(その意味で中
空筒体は、その末端が籾殻回収機の排風管を兼用してい
る)には、失速、落下しきれない一部の籾殻と大部分の
塵埃とが含まれたままとなって作業場周辺をホコリまみ
れにしてしまうことになる。そこで、このタイプの中空
筒体末端には通気性ある袋をぶら下げて、失速、落下し
きれない一部の籾殻の回収を図るようにした使用の仕方
となるが、この袋を細かい塵埃まで回収し得るような目
の細かいものとしてしまう籾摺機の選別機能に支障を来
してしまうため、どうしても籾殻だけが抜け出さない程
度の袋にならざるを得ず、塵埃だけは辺りに飛散状態の
ままで使用されることになっていた。
後者のタイプの籾殻回収機では、中空筒体内の適所に
配した網状体が強制的に籾殻を分離、回収してしまうた
め、中空筒体末端から排出される排風(このタイプのも
のも、前者のものと同様、この末端が籾殻回収機におけ
る排風管部分となる)には、塵埃だけを含んだものとな
り、適宜長さの誘導管をこの中空筒体末端に接続し、そ
の誘導管末端を何処か作業場より離れたところに導くこ
とによって、取り敢えず作業場周辺がホコリまみれにな
ってしまうことを防止できることから、最近では、前者
よりもこの後者のタイプのものが好んで採用されるよう
になっている。
しかし、最近主流となっている後者のタイプの籾殻回
収機でも、かなり地方で、辺りに住宅その他の施設が密
集しない地域に存在する農家でない限り、塵埃を多量に
排出することとなる誘導管末端を、作業場に支障がない
ようにと適当な場所に安易に向けることが出来ず、した
がって、都市部周辺の稲作農家では、この籾殻回収機以
降に排出される排風処理の問題に大いに頭を悩まされて
いるというのが籾摺作業に係わる実情となっている。
この考案は、以上のような農作業、特に籾摺り作業の
課題に対処すべくして開発、完成したものであり、以下
においてその構成の詳細を説示するものである。
(考案の構成) 図面に示すこの考案を代表する実施例から明確に把握
されるように、この考案の塵埃除去装置は、基本的に次
のような構成からなるものである。
即ち、籾摺機Mの籾殻放出口M1に直接あるいは延長管
Fを介して接続される籾殻回収機Dにおける排風管D1末
端の開口面積、あるいはこの排風管D1に誘導管Gを接続
する場合はその誘導管G末端の開口面積の何れよりも大
きい断面積を有する下向き箱体あるいは袋体1が、その
下端開口縁2を地上より僅かに離反されて吊り下げ状に
設置され、この吊り下げ状に設置された下向き箱体ある
いは袋体1の上方適所に、籾殻回収機Dにおける排風管
D1末端か、あるいは該排風管D1末端に誘導管Gを接続し
ている場合には、その誘導管G末端の何れかを接続する
ようにするための接続口3を形成してなる籾殻回収機D
用の塵埃除去装置とするものである。
下向き箱体あるいは袋体1は、後述する実施例に示さ
れる箱体で所定の形状を保持し得る比較的堅固な構造の
ものの外、同じ箱体状のものでもフレームにシートその
他の囲体を組み合わせて実現するようにしたものや、図
示にはしていないが、袋体であって、上方や側面適所を
支えることにより内部に所定形状の中空部分が形成され
るような、それ自体所定の形状を保持し得ない素材、性
状のものもこの考案に包含される。
接続口3は、籾殻回収機Dにおける排風管D1末端を接
続するためのものとするか、あるいは排風管D1末端に接
続された誘導管G末端を対象とするのか、あるいはまた
排風管D1末端、誘導管G末端の何れでも接続できるよう
にするか等によって、その形状や構造をそれに応じたも
のに形成するようにしなければならない。
これら下向き箱体あるいは袋体1を、その下端開口縁
2が地上より僅かに離反するようにして吊り下げ状に設
置する構造は、以下の実施例に示すような脚部4,4,……
を取り付けて実現するようなものとする外、これら下向
き箱体あるいは袋体1を跨ぐようにして自立させたスタ
ンド等によって正に吊り下げ構造とすることによっても
実施できる。そして、その下端開口縁2の地上からの離
反間隔は、極力小さくなるように配慮して吊り下げられ
るのが望ましいが、この間隔をあまりに小さくし過ぎる
と、排風自体の逃げ場所を無くしてこの下向き箱体ある
いは袋体1の内部に排風を溜め込んでしまい、そのこと
が誘導管G、籾殻回収機D、延長管F内での排風の流れ
を疎外して、最終的に籾摺機Mの選別機能に支障を来し
てしまうこととなるため、籾摺機Mの種類による性能、
馬力等の違いや、籾殻回収機Dの構造、延長管Fや誘導
管Gの管径、長さ等各種要因を勘案した最小値にできる
だけ近い値の間隙が実現されるように設定されなければ
ならない。
なお、下向き箱体あるいは袋体1の下端開口縁2全周
に簾状の紐や細幅テープ等を設けるような構造を採用す
るようにすれば、塵埃の飛散現象をより少ないものとす
ることができる。
以下、図面に示すこの考案を代表する1実施例に基づ
き、その構成を具体的に説明することにする。
(実施例) 第1図の使用状態斜視図、および第2図の中央縦断面
図に示されているように、この例のものは、上方に、誘
導管G末端を接続するための短筒状の接続口3が横向き
に付けられた下向き箱主体部11と、該下向き箱主体11の
下端部をスライド自在に嵌合させることができると共
に、下端外周にバランス良く配されて高さ調整自在とす
る脚部4,4,……の組み合わされたスカート部12とにより
下向き箱体1を構成するようにした構造からなり、下向
き箱主体11とスカート部12との嵌合調整により接続口3
の高さを誘導管G末端の高さ位置に合うようにすると共
に、脚部4,4,……個々の高さを調整して、下向き箱体1
全体の姿勢を略垂直状に保つようにする一方、スカート
部12下端開口縁から下方の離反間隔を決定するようにし
たものである。
図中、5は、下向き箱主体11とスカート部12との嵌合
状態を固定するための固定ネジ、6は、脚部4,4,……を
固定するための固定ネジ、Tは、籾殻放出口M1と延長管
F,延長管Fと排風管D1、排風管D1と誘導管G、誘導管G
と接続口3を接続、固定するリングあるいはテープを夫
々示し、また、D2は、籾殻回収機Dにおけるスタンドで
あって、排風管D1および籾殻回収袋Pを支持するもので
ある。
なお、この例では下向き箱主体部11とスカート部12と
をスライド自在に嵌合してその全高を調整し得る構造を
実現しているが、下向き袋体1によるものの場合には、
可能であれば上下に分割された上記のような構造による
ものとしても勿論差し支えはないが、この場合は、その
中途を折り畳む構造を採用するようにする等他の手段に
よるものとした方が構造上より簡便なものとすることが
できて有利である。
(作用効果) 以上のような構成からなるこの考案の塵埃除去装置
は、第2図の使用状態斜視図に示されているように、籾
摺機Mの籾殻放出口M1に延長管Fを介して籾殻回収機D
を設置した上、その排風管体D1末端に接続口3を接続し
て使用されるものである。
この配置具合においては、接続口3の開口部の方向
が、誘導管G、排風管D1、延長管F、そして籾摺機Mの
籾殻放出管M1と略一直線状となる図示したような配置と
すべきであり、そのために、下向き箱体あるいは袋体1
全体の高さをそれに合うように調整する必要があるが、
その調整の際に下向き箱体あるいは袋体1の下端開口縁
2以下の地上からの離反間隔を、排風の逃げ口として支
障を来さない最小間隙に設定できるよう配慮して調整す
るようにしなければならない。
図示した実施例のものでは、この調整を、先ず、脚部
4,4,……の長さを予め設定してしまうことにより、地面
からの離反間隔が決定され、その後、下向き箱主体11と
スカート部12との嵌合具合を調整することによって、上
記したような配置具合を簡単に実現される。
こうして籾殻回収機Dに接続された後、籾摺機Mを作
動させると、その籾殻放出口M1から排風によって運ばれ
る籾殻が、実施例のように延長管Fを介してか、あるい
は直接に籾殻回収機Dに到達して順次籾殻が回収され
(図示の例では、四つに枝別れした分岐管D2から夫々の
先にある籾殻回収袋P,P,……に分散、回収され)た後、
第2図中の太い矢印のように、塵埃だけを含む排風とな
り、接続口3を通じてこの考案の塵埃回収装置へ流れ込
んでいく。
接続口3から流入する塵埃を含む排風は、ここに到達
する段階でかなり流速を落としている上に、第2図中央
縦断面図に示されているように、誘導管G(あるいは誘
導管Gを採用していない場合には籾殻回収機Dの排風管
D1)の筒断面よりも大きい水平断面形に形成された下向
き箱体あるいは袋体1に流れ込むことによって、更に一
層その流速が緩慢となってしまうと同時に、その流れが
細い矢印のように下向きに変えられてしまい、下方にい
くにつれて一段と弱まってしまうこととなり、下向き箱
体あるいは袋体1の下端開口縁2以下の間隙から抜け出
す排風の流れの強さでは、最早それまで含んでいた塵埃
を連れて流れ出すことが出来ず、塵埃は、この過程で下
向き箱体あるいは袋体1内で波型矢印によって表示する
如く、排風からうまく塵埃だけが自重で落下して、下向
き箱体あるいは袋体1直下辺りに堆積、分離され、排風
は大部分の塵埃が取り除かれた状態で周辺に分散、消滅
してしまうこととなる。
したがって、籾摺作業場において籾殻回収作業を実施
していても、その周辺が夥しい塵埃で汚されてしまう虞
が一切ない上、辺りの人々や施設に対しても何等迷惑を
掛けなくても済むものとすることができ、極めて衛生的
な作業の実施を保証し得るものとなる。
叙上の如く、この考案の籾殻回収機の塵埃除去装置
は、従前までの籾殻回収機に組み合わせ、使用すること
により、簡単に排風から塵埃を取り除いてしまうことが
できるものであり、極めて簡潔な構造からなるものであ
って、取扱い性が良く、安価に提供できる装置でありな
がら、その効果は非常に顕著なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の代表的な1実施例に基づくものであ
って、第1図は、その使用状態を示すものの斜視図、第
2図は、排風の流れも略図的に加えた中央縦断面図を示
している。 1……下向き箱体あるいは袋体、11……同下向き箱主体
部、12……同スカート部、2……同下端開口縁、3……
接続口、4,5……固定ネジ、D……籾殻回収機、D1……
同排風管、F……延長管、G……誘導管、M……籾摺
機、M1……同籾殻放出管、P……籾殻回収袋。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】籾摺機の籾殻放出口に直接あるいは延長管
    を介して接続される籾殻回収機における排風管末端の開
    口面積、あるいはこの排風管に誘導管を接続する場合は
    その誘導管末端の開口面積の何れよりも大きい断面積を
    有する下向き箱体あるいは袋体が、その下端開口縁を地
    上より僅かに離反されて吊り下げ状に設置され、この吊
    り下げ状に設置された下向き箱体あるいは袋体の上方適
    所に、籾殻回収機における排風管末端か、あるいは該排
    風管末端に誘導管を接続している場合には、その誘導管
    末端の何れかを接続するようにするための接続口を形成
    してなる籾殻回収機の塵埃除去装置。
  2. 【請求項2】下向き箱体あるいは袋体が、上下に分割さ
    れるか折り畳まれて、全高の調整自在な構造に形成され
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の籾殻回収機
    の塵埃除去装置。
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