JPH0841702A - ワイシャツ - Google Patents

ワイシャツ

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JPH0841702A
JPH0841702A JP17854794A JP17854794A JPH0841702A JP H0841702 A JPH0841702 A JP H0841702A JP 17854794 A JP17854794 A JP 17854794A JP 17854794 A JP17854794 A JP 17854794A JP H0841702 A JPH0841702 A JP H0841702A
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tape
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Setsuo Taguchi
節男 田口
Kazuyoshi Okamoto
三宜 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、下着や身体がダイレクトに透けて見
えることのなく、効率的に通気を行わしめる快適性の高
いワイシャツを提供するものである。 【構成】本発明のワイシャツは、肩部が、複数のテープ
状物が互いにずれて部分的に重なり合った重畳構造を有
する布帛で構成されていることを特徴とするものであ
り、また、肩部と腕の脇側部及び/または胴の脇側部
が、複数のテープ状物が互いにずれて部分的重なり合っ
た重畳構造部を有する布帛で構成されていることを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高通気性を持ちつつ透
けを防止したワイシャツに関する。更に詳しくは、特に
高通気性を有することにより夏の蒸し暑い日に涼しく快
適に着用でき、かつ、透けないワイシャツに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、人々は快適性をより強く求める時
代になってきた。快適性を求めるため夏期にクーラーを
使用することが一般的となって莫大なエネルギーを費や
し、それに伴う化石燃料によるCO2 ガス、NOx 、S
x の多量の発生や電力消費量が増大し、莫大な設備
費、効率上の無駄をもたらしている。クーラーの発熱
は、都市部では周囲の温度上昇をもたらし、そのため、
さらにクーラーを強くするという悪循環を引き起こして
いる。結果として、大気汚染などの地球環境を害するこ
とに繋がってきている。しかし、夏でも衣服を着る文化
は定着している。それにもかかわらず、夏涼しく着るこ
とのできる衣料は非常に少なく、多くの努力がなされき
ているももの、今だ十分なものはないのが現状である。
夏が非常に蒸し暑い国や場所は多い。建物の中ではエア
コンなどによる空調が行き届くようになってきている
が、一歩屋外へ出れば、自然の酷暑、蒸し暑さはそのま
まである。夏の衣料として現在最も良いとされている麻
の服を着ても、蒸し暑く、短い袖の物であれば日焼けす
る問題がある。
【0003】目の粗いニットにより、通気性を良くする
試みもあるが、肌が透けて見え、また型崩れしやすいの
で、フォーマルなワイシャツに用いるのは難しい。ま
た、スポーツウェアなどにおいても、脇部分だけ開孔率
の高いメッシュやネットを用いたものが考案されている
が、透けが激しく体が見えてしまう問題がある。
【0004】特にワイシャツはネクタイを締める場合が
多いので、ほとんど空気が抜ける部分がなく発汗などに
よる蒸れた空気はワイシャツの中にたまる。仕事を持つ
男性の多くは、ワイシャツ姿で1日の多くの時間を過ご
さなければならない。これまで、首の部分から空気を抜
くなどの色々な試みがあるが、それは外見上見苦しいも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点に鑑み、下着や身体がダイレクトに透けて見え
ることのなく、効率的に通気を行わしめる快適性の高い
ワイシャツを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的に対し、本発
明者は、鋭意検討した結果、遂に本発明に到達した。そ
の骨子は次の通りである。
【0007】本発明のワイシャツは、肩部が、複数のテ
ープ状物が互いにずれて部分的に重なり合った重畳構造
を有する布帛で構成されていることを特徴とするもので
あり、また、肩部と腕の脇側部及び/または胴の脇側部
が、複数のテープ状物が互いにずれて部分的重なり合っ
た重畳構造部を有する布帛で構成されていることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】以下、本発明について図面等に基づいて更に詳
しく説明する。
【0009】本発明は高度の通気性を持ちつつ透けを防
止したワイシャツに関するものである。その構成は、複
数のテープ状物が互いにずれて部分的に重なり合うこと
により形成される重畳構造部を肩部に配し、体から発す
る熱気を重畳構造部が有する開口部から排出して着用時
の清涼感をもたらせることを基本構成をするものであ
る。
【0010】本発明において、肩部とは、図1−a(斜
線部分)に示したごとく、ワイシャツを着用した時にお
いて、肩部に来る部分のことをいい、この部分に重畳構
造部を配することによって、体から発する熱気は上昇し
て胸部から肩部にこもり着用時蒸し暑く極めて不快感を
与える。これは、赤外線による熱分布の測定(サーマル
イメージ)により容易に明らかすることができる。従っ
て、熱気のこもりやすい肩部に開口部を設けることによ
り、効率よく熱気を放出でき清涼性を付与することがで
きる。また、重畳構造部を肩部に配することにより、あ
たかも肩章ごときデザインとすることもでき感性的な面
での利点を有することもできる。 本発明において、テ
ープ状物とは、長さに比例して幅が細いテープ状のもの
であればよく、テープの幅としては特に限定されるもの
ではない。好ましくは、1〜200mmの幅である織物、
編物、不織布、フィルムなどの複数のテープ状物を使用
することができる。特に、本発明の効果をより有効なら
しめるためには、他の部分である非重畳構造部分と同じ
素材である織編物からなるテープ状物を用いるのが好ま
しい。
【0011】該テープ状物は、衣服としての肌触りの点
から、ポリエステル繊維、ナイロンに代表されるポリア
ミド繊維類、アクリル繊維などの合成繊維類、レーヨ
ン、キュプラなどのセルロース系再生繊維類、アセテー
ト、トリアセテートなどの半合成繊維類、木綿、麻、
絹、羊毛などの天然繊維類が好適であり、これらの繊維
を単独で、もしくは複合、混繊、混紡、交撚など適宜目
的に応じて組み合わせて用いればよい。また、嵩高加工
糸などの種々の加工糸を用いて、バルキーアップを図っ
たり、シャリ感を得る事も好ましいことである。特に木
綿、レーヨン、木綿または麻の単独またはこれらのいず
れかとポリエステルの混紡または混繊が好ましい。
【0012】かかるテープ状物は例えば、所望の織り幅
でリボン織機やテープ織機などで製織する方法、広幅織
機で製織し、機上でもしくは製織終了後に溶断カッター
などで所望の幅に溶融裁断する方法などがある。従っ
て、適宜に作業性、所望のテープ状物の仕様などを考慮
して具体的な方法を選択すればよい。
【0013】本発明において重畳構造とは、図2に示す
ようにテープ状物の一部分が重なり合いあたかも瓦屋根
のごとく、全体としてシート状物を形成している構造の
ことをいう。テープ状物の重なり方向は特に限定しな
い。外部から見て下着や体の中が見えにくくするには、
テープ状物の重なり合を首の方向に向って開口部が存在
するようにするのが好ましい。即ち、ワイシャツの左右
の重畳構造部とも首の方向から順次上に重ね合わせ、開
口部が首の方向を向くようにすることである。
【0014】本発明は、かかるように重畳構造部を熱気
が最もこもりやすい肩部に配することが特徴であるが、
これに加えて、図1−b、cに示すように、重畳構造部
を腕の脇側部または/及び胴の脇側部に併設することに
より、煙突効果により、外気がこの部分が流入し、肩部
から排出される通気の流れをつくり、かかる吸排気効果
によりさらに清涼効果を高めることができ好ましい。腕
の脇側部または/及び胴の脇側部重畳構造部は外部から
見て下着や体の中が見えにくくするために、重ね合せ方
向は開口部が上向きすなわち脇部から下に向ってテープ
を重ね合わすのが好ましい。
【0015】本発明において非重畳構造部とは、ワイシ
ャツにおいて重畳構造を形成しない部分のことで、すな
わちワイシャツの基布のことをいう。また、同一素材か
ら構成されるとは、該重畳構造を形成するテープ状物を
構成する素材とワイシャツの基布である非重畳構造部を
形成する素材が同一であるという意味で、その素材の混
紡率、混繊率、混織率の全てが同じ物でなくてもよい。
【0016】また、色についても、ワイシャツの基布と
重畳構造部生地が同一あるいは近い色とし、重畳構造部
の使用を目立たなくすることが好ましい。これはフォー
マルワイシャツとして用いるのに重要なことである。逆
に、両者を異なる色とし、重畳構造部を一つの模様やデ
ザインとして用いることもでき好ましいことである。ま
た、本発明におけるワイシャツは、デザイン的に見ても
公式な場においても礼儀に反することなく、着用するこ
とができる。以上の説明により長袖のワイシャツにおい
て効果が著しいが、短袖のワイシャツにおいても有効で
あることができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって、本発明の
有効性や発明の範囲が限定されたり、制限を受けるもの
ではなく、むしろ更なる応用や展開をもたらすもの物で
ある。
【0018】実施例1 タテ糸、ヨコ糸に綿糸の80番双糸を用い、テープ織機
にて幅36mmのテープ状物を作製し、蛍光増白処理を行
った。
【0019】このテープ状物を1mの長さに裁断し、そ
れらを1/3(12mm)ずつ重ねて並べた。その並べた
テープ状物を粘着テープを張り付けて仮固定し重畳構造
を形成した。
【0020】得られたシートを重畳方向に長さ90mm、
幅30mmにカットし両肩部に配し縫製した。このとき、
開口部は首の方向になるように配した。その後、仮固定
に使用していた粘着テープを剥がし、重畳構造部付きワ
イシャツを作製した。夏季の暑い日にかかるワイシャツ
を着用したところ、従来品に比べて胸部、肩部が涼し
く、快適に着用することができた。
【0021】実施例2 タテ糸、ヨコ糸ともT/C45番単糸を用いてテープ織
機にて幅36mmのテープ状物を作製し、イエログリーン
色に染色した。
【0022】このテープ状物を50cmの長さに裁断し、
それらを1/3(12mm)ずつ重ねて並べた。その並べ
たテープ状物を粘着テープを張り付けることにより仮固
定し重畳構造シートを作製した。
【0023】得られた重畳構造シートを重畳方向に長さ
90mm、幅30mmにカットし両肩部に配し縫製した。開
口部は首の方向になるように配した。また、両方の腕の
脇側上部に重畳方向に長さ150mm、幅36mmとの胴の
脇側上部に長さ150mm、幅36mmにカットした重畳構
造シートを配し、白のワイシャツ基布の重畳構造部の開
口部が下を向く様に用いて縫製した。その後、仮固定に
使用していた粘着テープを剥がして重畳構造付きワイシ
ャツを作製した。
【0024】かかるワイシャツを通勤に着用したとこ
ろ、従来品に比べて涼しく、蒸れが少なく、快適に着用
することができた。
【0025】
【発明の効果】本発明により、次のような複合効果を有
するワイシャツとすることができた。その他は、上述の
通りである。
【0026】1)開口を有する重畳構造を肩部に配する
ことにより、熱気が効率よく排出でき良好な清涼感を得
ることができる。
【0027】2)さらに、重畳構造部を肩部と腕の脇側
上部および/または胴の脇側上部に併設することによ
り、ベンチュレイション効果を高め、体の熱気を効率よ
く排出でき、良好な清涼感を得ることができる。
【0028】3)肩部に重畳構造を配するもう一つの効
果をして、あたかも肩章のごときアクセントのあるデザ
インを造ることが出来、感性的にも利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく重畳構造部を肩部および脇部に
用いたワイシャツの1例の前面部を、モデル的に示した
ものである。
【図2】本発明に基づく重畳構造部の重ね合せ方法と熱
気排出のメカニズムの1例をモデル的に示したものであ
る。
【符号の説明】
a :本発明における重畳構造を有する部分 b、c:本発明における尖鋭形状をなす重畳構造を有す
る部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肩部が、複数のテープ状物が互いにずれて
    部分的に重なり合った重畳構造を有する布帛で構成され
    ていることを特徴とするワイシャツ。
  2. 【請求項2】肩部と腕の脇側部及び/または胴の脇側部
    が、複数のテープ状物が互いにずれて部分的重なり合っ
    た重畳構造部を有する布帛で構成されていることを特徴
    とするワイシャツ。
  3. 【請求項3】肩部重畳構造部の開口方向が首向きになっ
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のワイ
    シャツ。
  4. 【請求項4】腕の脇側部または/及び胴の脇側部構造部
    の開口方向が下向きになっていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のワイシャツ。
  5. 【請求項5】重畳構造部と、非重畳構造部とが同一素材
    から構成されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載のワイシャツ。
  6. 【請求項6】重畳構造部と、非重畳構造部とが同一色あ
    るいは近い色の素材から構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のワイシャツ。
  7. 【請求項7】重畳構造部と、非重畳構造部とが異なる色
    の素材から構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のワイシャツ。
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