JPH0841752A - ポリエステル強撚織編物 - Google Patents
ポリエステル強撚織編物Info
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- JPH0841752A JPH0841752A JP6180251A JP18025194A JPH0841752A JP H0841752 A JPH0841752 A JP H0841752A JP 6180251 A JP6180251 A JP 6180251A JP 18025194 A JP18025194 A JP 18025194A JP H0841752 A JPH0841752 A JP H0841752A
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- Japan
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- multifilament
- woven
- polyester
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- Pending
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 しっかりした組織、綺麗な織編物表面、適度
なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライパウダータ
ッチがあり、しかし自然なムラ感を有する強撚ポリエス
テル織編物を提供する。 【構成】 特定の熱収縮特性を有する熱伸長フィラメン
ト糸Aと熱収縮フィラメント糸Bを特定の交絡度、撚係
数で絡合、撚糸して得られた複合糸条を用いて製編織
し、その後染色・仕上加工を施すことにより熱伸長フィ
ラメント糸Aの2本以上のフィラメントが相当糸径の
1.3倍以上浮き出て、突出したものとなるポリエステ
ル強撚織編物。
なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライパウダータ
ッチがあり、しかし自然なムラ感を有する強撚ポリエス
テル織編物を提供する。 【構成】 特定の熱収縮特性を有する熱伸長フィラメン
ト糸Aと熱収縮フィラメント糸Bを特定の交絡度、撚係
数で絡合、撚糸して得られた複合糸条を用いて製編織
し、その後染色・仕上加工を施すことにより熱伸長フィ
ラメント糸Aの2本以上のフィラメントが相当糸径の
1.3倍以上浮き出て、突出したものとなるポリエステ
ル強撚織編物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強撚調のしっかりした組
織、綺麗な表面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフ
トなドライパウダータッチがありしかも自然なムラ感を
有する新規なポリエステル強撚織編物に関する。
織、綺麗な表面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフ
トなドライパウダータッチがありしかも自然なムラ感を
有する新規なポリエステル強撚織編物に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでポリエステルマルチフィラメン
トはその優れた特性を生かして衣料用途を始め各種の用
途に使用されている。衣料用途としてはシルクは一つの
ターゲットととして、各社で検討が進められ、一部の分
野では絹を凌駕する特性、風合いが得られている。例え
ば熱収縮特性を異にする複数本のマルチフィラメントか
らなる複合糸条から得られる織編物は膨らみ、嵩高、ウ
オーム感等優れた特性、風合いを示し広く使用されてい
る。しかし糸条を構成するマルチフィラメントが全て熱
により収縮する場合には、強撚されると撚りの拘束の為
殆ど糸長差が発現せず、通常のフラットヤーンからなる
織編物と殆ど変わらないものしか得られなかった。これ
に対して熱処理により伸長するファイバーと収縮するフ
ァイバーとの複合糸も知られており、例えば特開昭 60-
28515 号公報、特開昭 50-148651号公報、特開昭 56-12
3419号公報、特開昭 55-62240 号公報、特開昭 56-1125
37号公報、特開昭 56-11253 号公報等がある。これらの
もののうちフイラメント同士の複合糸である特開昭 60-
28515,特開昭 50-148651は強撚しても熱により伸長成分
が伸長し、前記の収縮糸同士のものに比べるとはるかに
ソフトで柔軟な風合いの物が得られるが、撚止めセッ
ト、サイジング等で熱処理されると伸長成分が伸長して
糸長差が発現し、ループとなると共にフィラメントがバ
ラケて整経、ビーミング、製織等でループがしごかれ引
掛かって開口が悪くなる、等後工程での取扱性が悪くな
ると共に布帛表面が荒れてきたなくなる等の問題があっ
た。又、収縮成分のフィラメント収縮率が低いために布
帛全体の幅入り、丈入りが小さく、その為巾出しセット
が十分出来ず、仕上布の品位、風合いの劣るものであっ
た。
トはその優れた特性を生かして衣料用途を始め各種の用
途に使用されている。衣料用途としてはシルクは一つの
ターゲットととして、各社で検討が進められ、一部の分
野では絹を凌駕する特性、風合いが得られている。例え
ば熱収縮特性を異にする複数本のマルチフィラメントか
らなる複合糸条から得られる織編物は膨らみ、嵩高、ウ
オーム感等優れた特性、風合いを示し広く使用されてい
る。しかし糸条を構成するマルチフィラメントが全て熱
により収縮する場合には、強撚されると撚りの拘束の為
殆ど糸長差が発現せず、通常のフラットヤーンからなる
織編物と殆ど変わらないものしか得られなかった。これ
に対して熱処理により伸長するファイバーと収縮するフ
ァイバーとの複合糸も知られており、例えば特開昭 60-
28515 号公報、特開昭 50-148651号公報、特開昭 56-12
3419号公報、特開昭 55-62240 号公報、特開昭 56-1125
37号公報、特開昭 56-11253 号公報等がある。これらの
もののうちフイラメント同士の複合糸である特開昭 60-
28515,特開昭 50-148651は強撚しても熱により伸長成分
が伸長し、前記の収縮糸同士のものに比べるとはるかに
ソフトで柔軟な風合いの物が得られるが、撚止めセッ
ト、サイジング等で熱処理されると伸長成分が伸長して
糸長差が発現し、ループとなると共にフィラメントがバ
ラケて整経、ビーミング、製織等でループがしごかれ引
掛かって開口が悪くなる、等後工程での取扱性が悪くな
ると共に布帛表面が荒れてきたなくなる等の問題があっ
た。又、収縮成分のフィラメント収縮率が低いために布
帛全体の幅入り、丈入りが小さく、その為巾出しセット
が十分出来ず、仕上布の品位、風合いの劣るものであっ
た。
【0003】これらの問題に対し、本発明者達は、特開
平 1-250425 、特開平 2-191734 、等で収縮成分の収縮
率を大きくする、複合糸の分離を防止する為にインター
レースして絡合性を良くする、後加工での取扱性を良く
するために、熱により伸長するフィラメントAをボイル
(SHW)では収縮、染色仕上げセット に相当する温度
(SHD)では伸長させる、等の対策をとることにより
前記の問題を解決した。
平 1-250425 、特開平 2-191734 、等で収縮成分の収縮
率を大きくする、複合糸の分離を防止する為にインター
レースして絡合性を良くする、後加工での取扱性を良く
するために、熱により伸長するフィラメントAをボイル
(SHW)では収縮、染色仕上げセット に相当する温度
(SHD)では伸長させる、等の対策をとることにより
前記の問題を解決した。
【0004】しかしこれらの方法でも織編物から突出す
るフィラメントの高さがほぼ一様になり、織編物表面が
単調になり、ナチュラル感に欠けたものとなった。しか
も表面がプレーンなために微小な欠点も目立つものとな
り、本発明の目的とする強撚調のしっかりした組織、綺
麗な表面、適度なハリ、コシドレーフ性とソフトなドラ
イパウダータッチがありしかも自然なムラ感を有するポリ
エステル強撚織編物は得られなかった。
るフィラメントの高さがほぼ一様になり、織編物表面が
単調になり、ナチュラル感に欠けたものとなった。しか
も表面がプレーンなために微小な欠点も目立つものとな
り、本発明の目的とする強撚調のしっかりした組織、綺
麗な表面、適度なハリ、コシドレーフ性とソフトなドラ
イパウダータッチがありしかも自然なムラ感を有するポリ
エステル強撚織編物は得られなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はポリエステル
強撚織編物に於ける、前記従来の欠点を解消した物であ
ってしっかりした組織、綺麗な表面、適度なハリ、コ
シ、トレープ性とソフトなドライパウダータッチがあり
しかも自然なムラ感を有する新規な強撚ポリエステル織
編物を提供する事を目的とする。
強撚織編物に於ける、前記従来の欠点を解消した物であ
ってしっかりした組織、綺麗な表面、適度なハリ、コ
シ、トレープ性とソフトなドライパウダータッチがあり
しかも自然なムラ感を有する新規な強撚ポリエステル織
編物を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために次のような構成を有する。少なくとも糸物
性が下記範囲を満足するマルチフィラメント A 及びマルチフィラメント B
を含んで構成され、且つ交絡度20〜100 ケ/m、撚係数
(T ×D1/2)5000 〜25000 で絡合、撚糸された複合糸条
を経糸及び/又は緯糸に使用した織編物であり、該織編
物を160℃で30秒間乾熱処理することにより上記マル
チフィラメント A の2本以上のフィラメントが長手方向に不均一に相
当糸径の 1.3倍以上浮き出し突出したものとなることを
特徴するポリエステル強撚織編物。マルチフィラメント A:単繊維繊度3デニール以下、5本以上のフィラ
メントからなるポリエステルマルチフィラメント (複合糸
条中の含有率20〜80%[デニール比率])マルチフィラメント B:破断強度が3g/d以上のポリエステルマルチ
フィラメント (複合糸条中の含有率80〜20%[デニール比率]) SHW(A) ≧-4% SHD(A) ≦0% SHW(B)≧0% SHD(B)-SHD(A)≧ 5% DE(A) ≧ 50% SHW :熱水収縮率 (%) SHD :乾熱(160℃) 収縮率 (%) DT :破断強度 (g/d) DE :破断伸度 (%)フィラメント の突出した部分の長さ及び当該突出部分の周期の
変動率が20% 以上で且つフィラメントの突出部が織編物表面の
20〜80% を占めていることを特徴とする請求項1記載の
ポリエステル強撚織編物。マルチフィラメント A , マルチフィラメント B
及び他の糸条の全部又は一部がカチオン可染性ポリエステル
からなることを特徴とする請求項1及び2記載のポリエ
ステル強撚織編物。マルチフィラメント B 又は他の糸条の単繊維
繊度が5d/f以上であることを特徴とする請求項1〜3記
載の強撚ポリエステル織編物。
決するために次のような構成を有する。少なくとも糸物
性が下記範囲を満足するマルチフィラメント A 及びマルチフィラメント B
を含んで構成され、且つ交絡度20〜100 ケ/m、撚係数
(T ×D1/2)5000 〜25000 で絡合、撚糸された複合糸条
を経糸及び/又は緯糸に使用した織編物であり、該織編
物を160℃で30秒間乾熱処理することにより上記マル
チフィラメント A の2本以上のフィラメントが長手方向に不均一に相
当糸径の 1.3倍以上浮き出し突出したものとなることを
特徴するポリエステル強撚織編物。マルチフィラメント A:単繊維繊度3デニール以下、5本以上のフィラ
メントからなるポリエステルマルチフィラメント (複合糸
条中の含有率20〜80%[デニール比率])マルチフィラメント B:破断強度が3g/d以上のポリエステルマルチ
フィラメント (複合糸条中の含有率80〜20%[デニール比率]) SHW(A) ≧-4% SHD(A) ≦0% SHW(B)≧0% SHD(B)-SHD(A)≧ 5% DE(A) ≧ 50% SHW :熱水収縮率 (%) SHD :乾熱(160℃) 収縮率 (%) DT :破断強度 (g/d) DE :破断伸度 (%)フィラメント の突出した部分の長さ及び当該突出部分の周期の
変動率が20% 以上で且つフィラメントの突出部が織編物表面の
20〜80% を占めていることを特徴とする請求項1記載の
ポリエステル強撚織編物。マルチフィラメント A , マルチフィラメント B
及び他の糸条の全部又は一部がカチオン可染性ポリエステル
からなることを特徴とする請求項1及び2記載のポリエ
ステル強撚織編物。マルチフィラメント B 又は他の糸条の単繊維
繊度が5d/f以上であることを特徴とする請求項1〜3記
載の強撚ポリエステル織編物。
【0007】以下本発明を更に詳細に説明する。第一図
は本発明のポリエステル強撚織編物の表面の拡大図であ
る。第一図に於いてマルチフィラメントAは主として表
面に突出するフィラメントであって、高温熱処理により実質的
に伸長している(熱伸長性フィラメント) 。マルチフィラメント Bは主
として芯部を構成し、熱処理により収縮したフィラメントであ
る。( 熱収縮後のマルチフィラメント で複合糸のほぼ中央部にあ
り図では見えない) まず本発明で重要な要件である構成マルチフィラメント の熱収縮
特性について述べる。本発明のポリエステル複合糸条を
構成するマルチフィラメント A の熱水収縮率は-4% 以上(マイナスは
熱により伸長する) 。一方、マルチフィラメント B は収縮する。
そしてマルチフィラメント Aとの熱水 (100 ℃) 収縮率差は小さ
い方が好ましい。これは本発明の複合糸の如くインター
レース、強撚した糸は糊付無しが基本だが、撚糸後のセ
ットは必要でありこの時糸長差が発現するとループとな
りこれが、整経、ビーミング、製織の際こすれ合ってガ
イド、コーム等に引っ掛かって糸切れしたり、開口が悪
くなるなど、工程通過性が著しく低下し、且つ布帛表面
も荒れたものとなるので SHW(A) は -4%以上が必須で有
り、好ましくは -2%以上で実質的にマルチフィラメント B と差の
無いものが更に好ましい。
は本発明のポリエステル強撚織編物の表面の拡大図であ
る。第一図に於いてマルチフィラメントAは主として表
面に突出するフィラメントであって、高温熱処理により実質的
に伸長している(熱伸長性フィラメント) 。マルチフィラメント Bは主
として芯部を構成し、熱処理により収縮したフィラメントであ
る。( 熱収縮後のマルチフィラメント で複合糸のほぼ中央部にあ
り図では見えない) まず本発明で重要な要件である構成マルチフィラメント の熱収縮
特性について述べる。本発明のポリエステル複合糸条を
構成するマルチフィラメント A の熱水収縮率は-4% 以上(マイナスは
熱により伸長する) 。一方、マルチフィラメント B は収縮する。
そしてマルチフィラメント Aとの熱水 (100 ℃) 収縮率差は小さ
い方が好ましい。これは本発明の複合糸の如くインター
レース、強撚した糸は糊付無しが基本だが、撚糸後のセ
ットは必要でありこの時糸長差が発現するとループとな
りこれが、整経、ビーミング、製織の際こすれ合ってガ
イド、コーム等に引っ掛かって糸切れしたり、開口が悪
くなるなど、工程通過性が著しく低下し、且つ布帛表面
も荒れたものとなるので SHW(A) は -4%以上が必須で有
り、好ましくは -2%以上で実質的にマルチフィラメント B と差の
無いものが更に好ましい。
【0008】次にフィラメント長差による風合いを発現させる
為にはマルチフィラメント A の収縮率は染色加工等で処理される
温度(ここではSHD で評価)では少なくともサイジン
グ、撚糸セット等で処理される温度(ここではSHW で評
価)より小さく(実質的に伸長する)、しかもマルチフィラメン
ト B との差はSHD で5%以上あることが重要である。又、
当然のことながらマルチフィラメント B のSHW はマルチフィラメント A の
それよりより大きく、且つ0%より大きいことも重要とな
る。これはマルチフィラメント B のSHW が0%より小さくなると、
撚糸、セット、サイシングの際糸全体が伸長しパッケー
ジがルーズになって崩れる、サイジングの際ドラフトを
掛けないとシートの張力が確保出来なくなる等の問題が
発生するからである。
為にはマルチフィラメント A の収縮率は染色加工等で処理される
温度(ここではSHD で評価)では少なくともサイジン
グ、撚糸セット等で処理される温度(ここではSHW で評
価)より小さく(実質的に伸長する)、しかもマルチフィラメン
ト B との差はSHD で5%以上あることが重要である。又、
当然のことながらマルチフィラメント B のSHW はマルチフィラメント A の
それよりより大きく、且つ0%より大きいことも重要とな
る。これはマルチフィラメント B のSHW が0%より小さくなると、
撚糸、セット、サイシングの際糸全体が伸長しパッケー
ジがルーズになって崩れる、サイジングの際ドラフトを
掛けないとシートの張力が確保出来なくなる等の問題が
発生するからである。
【0009】更に、マルチフィラメント B の収縮率はマルチフィラメント
A と異なり、高温での処理(SHDで評価) の方が、撚糸セ
ット、サイジング時の処理温度(SHW で評価)より大き
くなる。これは、マルチフィラメント A とマルチフィラメント B とのSHW
の差(ΔSHW)よりもSHD の差(ΔSHD)の方が大きい事を
示す。これは高温処理することにより、糸長差が大きく
なりりふくらみ、パウダー感が増すことを表す。さもな
ければ、サイジング、撚糸セットで熱セットが糸長差が
固定されてしまい、染色加工(高温処理)でもそれ以上
糸長差が発現せず、本発明の目的とするソフトで柔軟な
タッチの織物が得られなくなるからである。従って、上
記目的を達成するには SHD(B)-SHD(A)≧5 、SHD(B)>0
が必須である。ただ余りSHD(B)-SHD(A) が大きいと表面
からの突出ループが大きくなりすぎて、ピリング、スナ
ッギングやアイロン等の際 "てかり”" へたり”等の問
題が発生し易いので、50% 以下が好ましい。又同様の理
由で SHD(A) は-15%以上が好ましい。次にマルチフィラメント A
の破断伸度が50% 以上であるのはソフト で柔軟な風合いを
得るためである。一般にポリエステルではソフト な風合い
を得るためにはフィラメントのSHWは小さく、破断伸度は大き
い方が得られやすい。これはこれまでに詳述した如く布
帛の表面をループを形成して覆うのは熱により伸長する
マルチフィラメント A であり、このマルチフィラメント のタッチが布帛の
タッチを決めるからである。しかし余り破断伸度が大き
すぎると取扱性が悪くなるので100%以下、更に好ましく
は 80%以下が良い。
A と異なり、高温での処理(SHDで評価) の方が、撚糸セ
ット、サイジング時の処理温度(SHW で評価)より大き
くなる。これは、マルチフィラメント A とマルチフィラメント B とのSHW
の差(ΔSHW)よりもSHD の差(ΔSHD)の方が大きい事を
示す。これは高温処理することにより、糸長差が大きく
なりりふくらみ、パウダー感が増すことを表す。さもな
ければ、サイジング、撚糸セットで熱セットが糸長差が
固定されてしまい、染色加工(高温処理)でもそれ以上
糸長差が発現せず、本発明の目的とするソフトで柔軟な
タッチの織物が得られなくなるからである。従って、上
記目的を達成するには SHD(B)-SHD(A)≧5 、SHD(B)>0
が必須である。ただ余りSHD(B)-SHD(A) が大きいと表面
からの突出ループが大きくなりすぎて、ピリング、スナ
ッギングやアイロン等の際 "てかり”" へたり”等の問
題が発生し易いので、50% 以下が好ましい。又同様の理
由で SHD(A) は-15%以上が好ましい。次にマルチフィラメント A
の破断伸度が50% 以上であるのはソフト で柔軟な風合いを
得るためである。一般にポリエステルではソフト な風合い
を得るためにはフィラメントのSHWは小さく、破断伸度は大き
い方が得られやすい。これはこれまでに詳述した如く布
帛の表面をループを形成して覆うのは熱により伸長する
マルチフィラメント A であり、このマルチフィラメント のタッチが布帛の
タッチを決めるからである。しかし余り破断伸度が大き
すぎると取扱性が悪くなるので100%以下、更に好ましく
は 80%以下が良い。
【0010】次にマルチフィラメント B の破断伸度は40% 以下が
好ましく、これは捲返し、製編織などの後工程で複合糸
条に張力がかかって、伸長されることによる糸斑が発生
しない為である。更に布帛にしたあと製品での膝抜け等
の問題を防止するためである。
好ましく、これは捲返し、製編織などの後工程で複合糸
条に張力がかかって、伸長されることによる糸斑が発生
しない為である。更に布帛にしたあと製品での膝抜け等
の問題を防止するためである。
【0011】又複合糸条の破断強力も熱収縮マルチフィラメント
B にほぼ依存するので熱収縮マルチフィラメント の破断強度は、
少なくとも3g/dで且つ複合糸条のデニール比率で20% 以
上でなければならない。勿論破断強度が高ければマルチフィラ
メント B の比率は若干低くてもよいが、20% 未満ではマルチフ
ィラメント B の熱収縮力が小さくなり織編物中で糸長差によ
る膨らみが発現されないので本発明からは除外される。
尚、マルチフィラメント B の熱水収縮率及び160 ℃乾熱収縮率
は、それぞれ5〜60% 、7〜80% が好ましい範囲であ
る。
B にほぼ依存するので熱収縮マルチフィラメント の破断強度は、
少なくとも3g/dで且つ複合糸条のデニール比率で20% 以
上でなければならない。勿論破断強度が高ければマルチフィラ
メント B の比率は若干低くてもよいが、20% 未満ではマルチフ
ィラメント B の熱収縮力が小さくなり織編物中で糸長差によ
る膨らみが発現されないので本発明からは除外される。
尚、マルチフィラメント B の熱水収縮率及び160 ℃乾熱収縮率
は、それぞれ5〜60% 、7〜80% が好ましい範囲であ
る。
【0012】次にマルチフィラメント A の単糸デニールは3デニ
ール以下のものから構成される必要がある。3デニール
を越えると破断伸度が大きく、ヤング率が低くても風合
いが粗硬になるので本発明からは除外される。しかし余
り細くなると、異形断面のフィラメントにしても弾発性がなく
なるので 0.2デニール以上が好ましい。但し3デニール
以上、0.2 デニール以下の物が混じってもよく(デニー
ルミックス)、平均で0.2 〜3デニールならば良い。
ール以下のものから構成される必要がある。3デニール
を越えると破断伸度が大きく、ヤング率が低くても風合
いが粗硬になるので本発明からは除外される。しかし余
り細くなると、異形断面のフィラメントにしても弾発性がなく
なるので 0.2デニール以上が好ましい。但し3デニール
以上、0.2 デニール以下の物が混じってもよく(デニー
ルミックス)、平均で0.2 〜3デニールならば良い。
【0013】更にマルチフィラメント A は断面の外周面に少なく
とも1以上の凹部を有する異形断面である事が好まし
い。これは特に本発明の複合糸条の如く破断伸度の大き
いフィラメントはソフトだがヌメり感が出やすいので断面形状
を異形にすることにより、フィラメント間での点接触部が増加
し、乾いたドライタッチとなるのである。ここで言う異
形断面とは断面の外周面に少なくとも1つの凹部を有す
る三角、六角、偏平、それらの中空等の断面形状をい
う。又このような風合い、効果をもたせる為にはこれら
の単糸5本以上のフィラメントからなる事が必須であり更には
10本以上からなることが好ましい。これは5本未満のよ
うにフィラメント本数の少ないものでは突出フィラメントが少なくな
り本発明の効果が得られないからである。
とも1以上の凹部を有する異形断面である事が好まし
い。これは特に本発明の複合糸条の如く破断伸度の大き
いフィラメントはソフトだがヌメり感が出やすいので断面形状
を異形にすることにより、フィラメント間での点接触部が増加
し、乾いたドライタッチとなるのである。ここで言う異
形断面とは断面の外周面に少なくとも1つの凹部を有す
る三角、六角、偏平、それらの中空等の断面形状をい
う。又このような風合い、効果をもたせる為にはこれら
の単糸5本以上のフィラメントからなる事が必須であり更には
10本以上からなることが好ましい。これは5本未満のよ
うにフィラメント本数の少ないものでは突出フィラメントが少なくな
り本発明の効果が得られないからである。
【0014】次に本発明の複合糸は交絡度20〜100 で絡
合されていることも必須である。交絡度が20未満ではマル
チフィラメント 同士、しごかれると糸が分離し易く、フィラメ
ントバラケにより工程通過性を著しく阻害するからであ
る。しかし交絡度が100を越えるとマルチフィラメント A のモノフィラ
メントが切断し、毛羽になることもあり、好ましくないの
である 。
合されていることも必須である。交絡度が20未満ではマル
チフィラメント 同士、しごかれると糸が分離し易く、フィラメ
ントバラケにより工程通過性を著しく阻害するからであ
る。しかし交絡度が100を越えるとマルチフィラメント A のモノフィラ
メントが切断し、毛羽になることもあり、好ましくないの
である 。
【0015】次にマルチフィラメント B 、及び他の糸の断面は特
に限定はないが、嵩高性を持たせる為には中空糸を、ド
ライハンドを更に強調するためにはマルチフィラメント A と同様
に断面の外周面に少なくとも一つの凹部を有する異形断
面糸等も好ましい。更に本発明のポリエステル複合糸条
にはマルチフィラメント A 成分とマルチフィラメント B 成分及び他の糸の
全部、又はいずれかに5ナトリウム スルホン 酸金し塩等のカチオン可
染性の成分を共重合することにより、鮮明性、霜降り、
杢調等の特徴も得られ好ましい。又必要により同様に、
イソフタル 酸等の易染成分や微粉不活性物質を含んだポリエ
ステル繊維であってもよい。
に限定はないが、嵩高性を持たせる為には中空糸を、ド
ライハンドを更に強調するためにはマルチフィラメント A と同様
に断面の外周面に少なくとも一つの凹部を有する異形断
面糸等も好ましい。更に本発明のポリエステル複合糸条
にはマルチフィラメント A 成分とマルチフィラメント B 成分及び他の糸の
全部、又はいずれかに5ナトリウム スルホン 酸金し塩等のカチオン可
染性の成分を共重合することにより、鮮明性、霜降り、
杢調等の特徴も得られ好ましい。又必要により同様に、
イソフタル 酸等の易染成分や微粉不活性物質を含んだポリエ
ステル繊維であってもよい。
【0016】次に本複合糸条は撚係数(T×D1/2) 5000〜
25000 で加撚されていなければならない。5000未満では
強撚調のしっかりした組織、綺麗な表面、適度なハリ、
コシが得られないので本発明からは除外される。しかし
25000 こえる強撚の場合にはソフトなドライパウダータ
ッチが得られないのでいずれも本発明から除外される。
次に本発明の織物はこれまでに詳記した糸条が経糸、緯
糸の両方に使用されている方が好ましいが、経糸のみ、
緯糸のみ又はそれらの一部に使用されているものであっ
ても本発明の効果が発揮されるものであればかまわな
い。
25000 で加撚されていなければならない。5000未満では
強撚調のしっかりした組織、綺麗な表面、適度なハリ、
コシが得られないので本発明からは除外される。しかし
25000 こえる強撚の場合にはソフトなドライパウダータ
ッチが得られないのでいずれも本発明から除外される。
次に本発明の織物はこれまでに詳記した糸条が経糸、緯
糸の両方に使用されている方が好ましいが、経糸のみ、
緯糸のみ又はそれらの一部に使用されているものであっ
ても本発明の効果が発揮されるものであればかまわな
い。
【0017】次に本発明の織編物は、染色仕上げ加工に
より、図1に見る如くこれまでに詳記した糸条のマルチフィラ
メント A の2本以上のフィラメントが糸条の長手方向に不均一に
相当糸径の1.3 倍以上浮きだし突出している事が必須で
ある。ここで相当糸径(D)とは本複合糸条をモノフィラメント
として算定した時の直径を言う。尚、本発明において
は、染色仕上げ加工の熱履歴をモデルに布帛をピンテン
ダーで固定した状態で160℃、30秒間の乾熱処理を
施すこととする。突出高さが1.3 倍未満では布帛表面か
らの突出高さが小さく、ソフト、マイクロパウダータッ
チな感覚が発揮出来ないので本発明からは除外される。
しかし余り突出高さが大きくなるとスナッグ、ピルが発
生し易く、又アイロン当たり等も、発生しトラブルにな
りやすいので2.5 倍以下が好ましい。更に本発明では糸
の長手方向に不均一にループが突出していることが特に
重要でこれにより自然なムラ感が発揮出来るのである。
即ち一般にこれまでの自発伸長糸を含む強撚混繊糸から
なる織編物は、長手方向に撚糸での、糸斑が無く均一で
ある為に均一なループが発現しソフトドライパウダー調
のものとなるがループが均一な為、単調な表面、風合い
の織編物にしかならなかった。本発明の目的とするナチ
ュラルな感覚を持たせる為には、フィラメントの突出部分の長
さ(L)の変動率及び当該突出部分の周期の変動率は20
% 以上がよい。変動率が20% 未満ではやや単調な外観、
表面になりナチュラル感に欠けたものとなり更に好まし
くは25% 以上が良い。次に糸条から突出するフィラメントは2
本以上でないとソフト、マイクロパウダータッチと言っ
た本発明の効果が発揮出来ないので本発明から除外され
る。尚ここで2本以上というのは糸長方向の同じ部分に
複数のフィラメントがあることを表す。
より、図1に見る如くこれまでに詳記した糸条のマルチフィラ
メント A の2本以上のフィラメントが糸条の長手方向に不均一に
相当糸径の1.3 倍以上浮きだし突出している事が必須で
ある。ここで相当糸径(D)とは本複合糸条をモノフィラメント
として算定した時の直径を言う。尚、本発明において
は、染色仕上げ加工の熱履歴をモデルに布帛をピンテン
ダーで固定した状態で160℃、30秒間の乾熱処理を
施すこととする。突出高さが1.3 倍未満では布帛表面か
らの突出高さが小さく、ソフト、マイクロパウダータッ
チな感覚が発揮出来ないので本発明からは除外される。
しかし余り突出高さが大きくなるとスナッグ、ピルが発
生し易く、又アイロン当たり等も、発生しトラブルにな
りやすいので2.5 倍以下が好ましい。更に本発明では糸
の長手方向に不均一にループが突出していることが特に
重要でこれにより自然なムラ感が発揮出来るのである。
即ち一般にこれまでの自発伸長糸を含む強撚混繊糸から
なる織編物は、長手方向に撚糸での、糸斑が無く均一で
ある為に均一なループが発現しソフトドライパウダー調
のものとなるがループが均一な為、単調な表面、風合い
の織編物にしかならなかった。本発明の目的とするナチ
ュラルな感覚を持たせる為には、フィラメントの突出部分の長
さ(L)の変動率及び当該突出部分の周期の変動率は20
% 以上がよい。変動率が20% 未満ではやや単調な外観、
表面になりナチュラル感に欠けたものとなり更に好まし
くは25% 以上が良い。次に糸条から突出するフィラメントは2
本以上でないとソフト、マイクロパウダータッチと言っ
た本発明の効果が発揮出来ないので本発明から除外され
る。尚ここで2本以上というのは糸長方向の同じ部分に
複数のフィラメントがあることを表す。
【0018】更にフィラメントの突出部が織編物表面の20-80%
を占めるとは糸からの突出部(ループ)の長さで表し単
位面積当たりの経及び緯糸の全糸長に対する糸長比で表
す。突出部比率20% 未満ではマイクロパウダー効果が少
なくなり80% を越えると本発明の如く糸の長手方向に突
出部長さ、周期、高さ等を変化させても、全面に突出部
がありフカツイタ単調なものとなった。ここで突出部分
の高さ(H) ( 図1で突出部のD1、D2……を求め相当糸径
D との比をH と言う) 、フィラメントの突出部分の長さ
(L) 及び当該突出部分の周期(C) は、染色仕上加工され
た織編物から取り出した複合糸条の拡大写真を取り、H,
L,C を N=50 で測定しこれから突出高さ、長さ、周期の
平均、及びそれらの変動率を求める(織編物から取出し
た複合糸条のD,L,C を測定した例を図2に示す。)。又
突出高さの変動率も10% 以上が好ましい。これは多層ル
ープによりフカツキの無い膨らみ、自然なタッチ、外観とな
り好ましいのである。
を占めるとは糸からの突出部(ループ)の長さで表し単
位面積当たりの経及び緯糸の全糸長に対する糸長比で表
す。突出部比率20% 未満ではマイクロパウダー効果が少
なくなり80% を越えると本発明の如く糸の長手方向に突
出部長さ、周期、高さ等を変化させても、全面に突出部
がありフカツイタ単調なものとなった。ここで突出部分
の高さ(H) ( 図1で突出部のD1、D2……を求め相当糸径
D との比をH と言う) 、フィラメントの突出部分の長さ
(L) 及び当該突出部分の周期(C) は、染色仕上加工され
た織編物から取り出した複合糸条の拡大写真を取り、H,
L,C を N=50 で測定しこれから突出高さ、長さ、周期の
平均、及びそれらの変動率を求める(織編物から取出し
た複合糸条のD,L,C を測定した例を図2に示す。)。又
突出高さの変動率も10% 以上が好ましい。これは多層ル
ープによりフカツキの無い膨らみ、自然なタッチ、外観とな
り好ましいのである。
【0019】次にマルチフィラメント B 、及び他の糸の一部又は
全部に単繊維繊度が5d/f以上のフィラメントが含まれているこ
とが、ハリ、コシ、弾発性の為に好ましい。ただ余り太
くなると強撚に伴うトルク、織編物のカール が発生し易く
25d/f 更に好ましくは 20d/f以下である。次にマルチフィラメン
ト A, マルチフィラメントB 及び他の糸条の全部又は一部がカチオン可
染性ポリエステルからなることが好ましい。これは全部
がカチオン可染ポリエステルの場合には鮮明色、ドライ
タッチが得られマルチフィラメント A,B 又は他の糸の一部にカチ
オン可染性ポリエステルを使用すれば、杢、霜降り等の
カラーミックスが、他の異染性の糸と交編、交織するこ
とによりストライプ、シャンブレーも得られる。又マルチフ
ィラメント A,マルチフィラメント B 及び他の糸条に T&T糸を使用すれ
ば前述の如くループの突出高さ、長さ、周期も変化する
が、更に濃淡効果等も発揮出来好ましい。次に本発明の
ポリエステル強撚織編物用の複合糸条の好ましい製造方
法の一実施例について説明する。
全部に単繊維繊度が5d/f以上のフィラメントが含まれているこ
とが、ハリ、コシ、弾発性の為に好ましい。ただ余り太
くなると強撚に伴うトルク、織編物のカール が発生し易く
25d/f 更に好ましくは 20d/f以下である。次にマルチフィラメン
ト A, マルチフィラメントB 及び他の糸条の全部又は一部がカチオン可
染性ポリエステルからなることが好ましい。これは全部
がカチオン可染ポリエステルの場合には鮮明色、ドライ
タッチが得られマルチフィラメント A,B 又は他の糸の一部にカチ
オン可染性ポリエステルを使用すれば、杢、霜降り等の
カラーミックスが、他の異染性の糸と交編、交織するこ
とによりストライプ、シャンブレーも得られる。又マルチフ
ィラメント A,マルチフィラメント B 及び他の糸条に T&T糸を使用すれ
ば前述の如くループの突出高さ、長さ、周期も変化する
が、更に濃淡効果等も発揮出来好ましい。次に本発明の
ポリエステル強撚織編物用の複合糸条の好ましい製造方
法の一実施例について説明する。
【0020】本発明の好ましい複合糸条の製造装置の略
断面図を第3図に図示する。自発伸長性に優れたポリエ
ステルマルチフィラメント A を製造するには、まず紡
速1500〜4000m/min程度で紡糸した未延伸糸を延伸温度T
g〜Tg+20℃且つ延伸後の破断伸度30〜45% 、Δn 0.10
〜0.14の範囲で延伸する。ここでTgはガラス転移点温
度、Δn は複屈折率である。紡糸速度 1500M/min未満で
は延伸後の物性が不安定で有り、且つ太さ斑が大きくな
るので好ましくない。また 4000M/minを越えると延伸後
の熱収縮率が低く自発伸長率も低くなり、織編物として
の風合いが所定のものにならない。好ましくは2000〜40
00M/min である。延伸温度は延伸安定性の為Tg以上の温
度が必要であるが、Tg+20℃以上の温度では結晶化が進
み、自発伸長性は低下する。また延伸倍率も自発伸長性
発現にとって重要であるが、延伸時の糸切れ等操業性の
面では破断伸度30% 以上が好ましいが、破断伸度 45%以
上では糸斑の発生が見られ好ましくない。次にΔn は0.
10〜0.14の範囲にする事が必要であり、この範囲外では
リラックス 熱処理による自発伸長性の安定性に欠ける。次に
自発伸長性を与える非接触式ヒーターによるリラックス熱処
理はデニール、速度及び必要とする伸長率によって異な
るが、ヒーター温度は 170〜(Tm-10) ℃が好ましい。ヒーター温
度を(Tm-10) ℃以上にすると、ドッフィング停台中にヒー
ターの熱により糸が溶断し、再起動性が低下し、工業的に
は使用出来ない。ここでTmは融点を表す。尚リラックス 引取
ローラー速度Vyは操作性、操業性等の面から100 〜1500M/mi
n 、リラックス非接触ヒーター長HLは0.1 〜2mが好ましい。
オーバーフィード率は自発伸長性の発現及びリラックス
熱処理の操業安定化のため20〜60% が良い。なおヒーターは
接触式ヒーターではマルチフィラメント の走行抵抗によりヒーター入口の
糸張力が不足してローラー捲付き、糸切れが発生するので非
接触ヒーターとする必要がある。このポリエステルフィラメ
ントA と、別に公知の方法で得られたポリエステルマル
チフィラメントB 必要におおじて、他の糸をデニール比
率で20:80 〜80:20 で合わせて交絡数10〜100コ/mとなる
ように公知の流体交絡処理ノズルで交絡処理をする。
断面図を第3図に図示する。自発伸長性に優れたポリエ
ステルマルチフィラメント A を製造するには、まず紡
速1500〜4000m/min程度で紡糸した未延伸糸を延伸温度T
g〜Tg+20℃且つ延伸後の破断伸度30〜45% 、Δn 0.10
〜0.14の範囲で延伸する。ここでTgはガラス転移点温
度、Δn は複屈折率である。紡糸速度 1500M/min未満で
は延伸後の物性が不安定で有り、且つ太さ斑が大きくな
るので好ましくない。また 4000M/minを越えると延伸後
の熱収縮率が低く自発伸長率も低くなり、織編物として
の風合いが所定のものにならない。好ましくは2000〜40
00M/min である。延伸温度は延伸安定性の為Tg以上の温
度が必要であるが、Tg+20℃以上の温度では結晶化が進
み、自発伸長性は低下する。また延伸倍率も自発伸長性
発現にとって重要であるが、延伸時の糸切れ等操業性の
面では破断伸度30% 以上が好ましいが、破断伸度 45%以
上では糸斑の発生が見られ好ましくない。次にΔn は0.
10〜0.14の範囲にする事が必要であり、この範囲外では
リラックス 熱処理による自発伸長性の安定性に欠ける。次に
自発伸長性を与える非接触式ヒーターによるリラックス熱処
理はデニール、速度及び必要とする伸長率によって異な
るが、ヒーター温度は 170〜(Tm-10) ℃が好ましい。ヒーター温
度を(Tm-10) ℃以上にすると、ドッフィング停台中にヒー
ターの熱により糸が溶断し、再起動性が低下し、工業的に
は使用出来ない。ここでTmは融点を表す。尚リラックス 引取
ローラー速度Vyは操作性、操業性等の面から100 〜1500M/mi
n 、リラックス非接触ヒーター長HLは0.1 〜2mが好ましい。
オーバーフィード率は自発伸長性の発現及びリラックス
熱処理の操業安定化のため20〜60% が良い。なおヒーターは
接触式ヒーターではマルチフィラメント の走行抵抗によりヒーター入口の
糸張力が不足してローラー捲付き、糸切れが発生するので非
接触ヒーターとする必要がある。このポリエステルフィラメ
ントA と、別に公知の方法で得られたポリエステルマル
チフィラメントB 必要におおじて、他の糸をデニール比
率で20:80 〜80:20 で合わせて交絡数10〜100コ/mとなる
ように公知の流体交絡処理ノズルで交絡処理をする。
【0021】次いで、本複合糸を撚糸機で供給張力など
をランダムに変化させつつ撚係数 (TD1/2)5000〜25000
で撚糸した後通常のウォータージェットルーム等で二重
梨地、バラシャ、ピッケ等を製織し、精錬、予備Rx、R
x、乾燥、プレセット、減量した後染色、乾燥、仕上げ
セットを実施する事により、本発明の強撚織編物が得ら
れる。
をランダムに変化させつつ撚係数 (TD1/2)5000〜25000
で撚糸した後通常のウォータージェットルーム等で二重
梨地、バラシャ、ピッケ等を製織し、精錬、予備Rx、R
x、乾燥、プレセット、減量した後染色、乾燥、仕上げ
セットを実施する事により、本発明の強撚織編物が得ら
れる。
【0022】ここで本発明の糸の長手方向にマルチフィラメント
A の一部のフィラメントをランダムに突出させるためには、 (1) 撚糸機で張力、供給率や、スピンドル等の回転子の
回転数等を変化させて撚角度を長手方向で変える。 (2) マルチフィラメント A のフィラメント間のヤング率、伸度、自発伸
長性等の物性差を与える。 (3) マルチフィラメント B 又は他の糸に糸の太さ斑のある糸を使
用することにより、強撚による捲付き角度を変化させ
る。 等の方法が好適に適用される。又撚糸中、又は撚糸後に
摩擦体に間欠的に接触させて撚形態を不均一にする、高
温、短時間熱処理、水などの冷却物を不均一に付着させ
たあと熱処理する等によりマルチフィラメント A 及び又はマルチフィラ
メント B に熱履歴差を与える等によっても得られる。これ
らの条件は2本以上のフィラメントの突出部の長さ、周期の変
動率が20% 以上になるように調整することにより本発明
のポリエステル強撚織編物を得ることが出来る。以下の
実施例により本発明の構成及び作用効果を説明するが、
本発明はもとより下記実施例により制約を受けるもので
はない。
A の一部のフィラメントをランダムに突出させるためには、 (1) 撚糸機で張力、供給率や、スピンドル等の回転子の
回転数等を変化させて撚角度を長手方向で変える。 (2) マルチフィラメント A のフィラメント間のヤング率、伸度、自発伸
長性等の物性差を与える。 (3) マルチフィラメント B 又は他の糸に糸の太さ斑のある糸を使
用することにより、強撚による捲付き角度を変化させ
る。 等の方法が好適に適用される。又撚糸中、又は撚糸後に
摩擦体に間欠的に接触させて撚形態を不均一にする、高
温、短時間熱処理、水などの冷却物を不均一に付着させ
たあと熱処理する等によりマルチフィラメント A 及び又はマルチフィラ
メント B に熱履歴差を与える等によっても得られる。これ
らの条件は2本以上のフィラメントの突出部の長さ、周期の変
動率が20% 以上になるように調整することにより本発明
のポリエステル強撚織編物を得ることが出来る。以下の
実施例により本発明の構成及び作用効果を説明するが、
本発明はもとより下記実施例により制約を受けるもので
はない。
【0023】
【実施例】なお、本発明で実施した測定方法は以下の通
りである。 (1)破断強度、伸度 JIS-L-1013(1992)に準じ、東洋ボールドウィン社製テン
シロンをもちいて試料長(ゲージ長)200mm 、引張速度
200mm/ 分でS-S 曲線を測定し、破断強度、伸度を算定
した。(2)熱水収縮率(SHW)、乾熱収縮率(SHD) JIS-L-1013(1992) に準じ、次によった。すなわち適当
な枠周のラップリールで初荷重1/10g/デニールで8回捲
のカセをとり、カセに1/30g/デニールの荷重をかけその長さ
l0(mm)を測定する。ついでその荷重を取り除き、1/1000
g/デニールの荷重を掛けた状態でカセを沸騰水中に30分間
浸漬する。その後カセを沸騰水から取り出し、冷却後再び
1/30g/デニールの荷重をかけてその時の長さL1(mm) を
測定する。SHD はSHW と同様の方法でL0 を測定後1/10
00g/デニールの荷重をかけた状態で乾熱160 ℃のオーブ
ン中で熱処理する。次いで冷却後再び1/30g/デニールの
荷重をかけてその時の長さL2(mm) を測定する。熱水収
縮率(SHW) 、乾熱収縮率(SHD) は次式により算定され
る。 SHW〔%〕=(L0 −L1 )×100/L0 SHD〔%〕=(L0 −L2 )×100/L0 (3) 交絡度 適当な長さの糸を取り出し、下端に1/10g/デニールの荷
重を掛けて垂直につり下げる。次いで適当な針を糸中に
突き刺し、ゆっくり持ち上げ荷重が持ち上がるまでに移
動する距離L(cm)を100 回測定し、これより平均値L(c
m)を求め次式により算定する。 交絡度=100/(2×L)
りである。 (1)破断強度、伸度 JIS-L-1013(1992)に準じ、東洋ボールドウィン社製テン
シロンをもちいて試料長(ゲージ長)200mm 、引張速度
200mm/ 分でS-S 曲線を測定し、破断強度、伸度を算定
した。(2)熱水収縮率(SHW)、乾熱収縮率(SHD) JIS-L-1013(1992) に準じ、次によった。すなわち適当
な枠周のラップリールで初荷重1/10g/デニールで8回捲
のカセをとり、カセに1/30g/デニールの荷重をかけその長さ
l0(mm)を測定する。ついでその荷重を取り除き、1/1000
g/デニールの荷重を掛けた状態でカセを沸騰水中に30分間
浸漬する。その後カセを沸騰水から取り出し、冷却後再び
1/30g/デニールの荷重をかけてその時の長さL1(mm) を
測定する。SHD はSHW と同様の方法でL0 を測定後1/10
00g/デニールの荷重をかけた状態で乾熱160 ℃のオーブ
ン中で熱処理する。次いで冷却後再び1/30g/デニールの
荷重をかけてその時の長さL2(mm) を測定する。熱水収
縮率(SHW) 、乾熱収縮率(SHD) は次式により算定され
る。 SHW〔%〕=(L0 −L1 )×100/L0 SHD〔%〕=(L0 −L2 )×100/L0 (3) 交絡度 適当な長さの糸を取り出し、下端に1/10g/デニールの荷
重を掛けて垂直につり下げる。次いで適当な針を糸中に
突き刺し、ゆっくり持ち上げ荷重が持ち上がるまでに移
動する距離L(cm)を100 回測定し、これより平均値L(c
m)を求め次式により算定する。 交絡度=100/(2×L)
【0024】実施例 1〜5 比較例 1〜11 熱伸長マルチフィラメントとして通常のポリエステル又はジメチ
ルテレフタレート(DMT)1000部、5-ナトリウムスルホイソフタル 酸(DS
N)2.3%(対酸に対する)、エチレングリコール(EG)530部
からなるカチオン可染性ポリエステルを常法で紡糸捲取
速度 3000M/minで延伸−リラックス後のデニール、DE、
SHW 、SHD が表1の物性になる如く、紡糸吐出量、延伸
倍率、リラックス率、リラックス温度、セット時間を変
更して得た。又熱収縮マルチフィラメント は市販の東洋紡績
(株)製、東洋紡エステルを使用し、第2図の延伸−リラッ
クス機で加工した。ここでエアーノズル7はファイバー
ガイド社製エアージェットFG-1を使用し目標の交絡度が
得られる如くエァー 圧、フィードローラー6とデリベリー
ローラー8間のフィード比を調整した。使用した原糸物
性と得られた複合糸条の糸質及び該糸条を用いて張力を
間欠的に変更して熱処理後の突出フィラメントの高さ、本数、
長さ及び周期の CV(%)が目標となる如く調整した。次い
で通常の方法でサイジング工程に供し、経2重織物を製
織し染色仕上げした織物の風合いを判定した。又工程通
過性として、特に撚糸、捲返し、製織製について判定
し、工程通過性、風合いの面から見た総合判定を各各表
1及び表2に記載した。実施例1〜4の物は、ダブルツ
イスターで仮撚時の張力をテンサーで間欠的に変動させ
ることにより撚角度を変動させたものでいずれの物性
も、本発明の範囲で強撚調のしっかりした組織、綺麗な
表面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライ
パウタータッチが有りしかも、自然なムラ感を持った物で
あった。実施例5はダブルツイスターの加撚張力を従来
通りほぼ均一に保って撚糸したので撚角度が一定となり
そのため突出部の長さ、周期ともほぼ均一になり単調な
外観のものとなった。
ルテレフタレート(DMT)1000部、5-ナトリウムスルホイソフタル 酸(DS
N)2.3%(対酸に対する)、エチレングリコール(EG)530部
からなるカチオン可染性ポリエステルを常法で紡糸捲取
速度 3000M/minで延伸−リラックス後のデニール、DE、
SHW 、SHD が表1の物性になる如く、紡糸吐出量、延伸
倍率、リラックス率、リラックス温度、セット時間を変
更して得た。又熱収縮マルチフィラメント は市販の東洋紡績
(株)製、東洋紡エステルを使用し、第2図の延伸−リラッ
クス機で加工した。ここでエアーノズル7はファイバー
ガイド社製エアージェットFG-1を使用し目標の交絡度が
得られる如くエァー 圧、フィードローラー6とデリベリー
ローラー8間のフィード比を調整した。使用した原糸物
性と得られた複合糸条の糸質及び該糸条を用いて張力を
間欠的に変更して熱処理後の突出フィラメントの高さ、本数、
長さ及び周期の CV(%)が目標となる如く調整した。次い
で通常の方法でサイジング工程に供し、経2重織物を製
織し染色仕上げした織物の風合いを判定した。又工程通
過性として、特に撚糸、捲返し、製織製について判定
し、工程通過性、風合いの面から見た総合判定を各各表
1及び表2に記載した。実施例1〜4の物は、ダブルツ
イスターで仮撚時の張力をテンサーで間欠的に変動させ
ることにより撚角度を変動させたものでいずれの物性
も、本発明の範囲で強撚調のしっかりした組織、綺麗な
表面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライ
パウタータッチが有りしかも、自然なムラ感を持った物で
あった。実施例5はダブルツイスターの加撚張力を従来
通りほぼ均一に保って撚糸したので撚角度が一定となり
そのため突出部の長さ、周期ともほぼ均一になり単調な
外観のものとなった。
【0025】比較例1はマルチフィラメント A のSHW が-5.5% と
熱伸長率が大きいため撚糸後のセットでループが発生し
工程通過性に問題があり又突出高さも大きくピリングに
も問題があった。比較例2はマルチフィラメント A のDEが低くSH
D も収縮しているのでΔSHD も低くその為織物表面から
の突出フィラメント長も低く、その為ソフトさとドライパウダ
ータッチがなく、プアーな表面となった。比較例3はマル
チフィラメント B のSHW が負でその為撚糸セットで糸全体が伸
長しパッケージがルーズになって解舒性ガ悪く、更にサ
イジングでも張力がかからず糸がタルミ 捲付きが発生し
た。しかも比較例2と同じくΔSHD も小さく、そのため
突出フィラメント高さ、本数、突出長さのCV、突出部比率も少
なくソフトさ、ドライパウダータッチがなくプアーな表
面になった。比較例4はマルチフィラメントAのフィラメント本数が少な
く、複合糸全体に対する比率も小さいので、突出フィラメント
本数も少ないのでパウダータッチも乏しくプアーな表面
になった。比較例5はマルチフィラメント B のDTが低いために複
合糸の強力も低く、撚糸、サイジングだけでなく製織で
も糸切れ多発し、工程通過性に問題あった。比較例6は
交絡度が低い為に撚糸の際糸の分離で糸切れが発生し
た。比較例7は交絡度が120 と大きいので交絡の際毛羽
が発生し、撚糸、サイジング等でも問題となった。比較
例8は撚数が少ないのでハリ、コシが不足しフカツキが
あった。比較例9は撚数が多すぎ堅くなつた。又撚糸で
マルチフィラメント A が伸長したためか、突出フィラメント高さも小さ
く風合いもプァーなものとなった。比較例10はマルチフィラメン
ト A のフィラメントデニールが大きいのでマイクロパウ
ダータッチが得られず、本発明の目的とする風合いとは
ならなかった。比較例11はマルチフィラメント A のフィラメント
デニールが小さいのでソフトなマイクロパウダータッチ
は得られるが本発明の目的とするドライパウダータッチ
は得られず、しかも見掛け染着性は低いので、マルチフィラメン
トBとの染着差も大きくイラツキの大きいものとなった。
熱伸長率が大きいため撚糸後のセットでループが発生し
工程通過性に問題があり又突出高さも大きくピリングに
も問題があった。比較例2はマルチフィラメント A のDEが低くSH
D も収縮しているのでΔSHD も低くその為織物表面から
の突出フィラメント長も低く、その為ソフトさとドライパウダ
ータッチがなく、プアーな表面となった。比較例3はマル
チフィラメント B のSHW が負でその為撚糸セットで糸全体が伸
長しパッケージがルーズになって解舒性ガ悪く、更にサ
イジングでも張力がかからず糸がタルミ 捲付きが発生し
た。しかも比較例2と同じくΔSHD も小さく、そのため
突出フィラメント高さ、本数、突出長さのCV、突出部比率も少
なくソフトさ、ドライパウダータッチがなくプアーな表
面になった。比較例4はマルチフィラメントAのフィラメント本数が少な
く、複合糸全体に対する比率も小さいので、突出フィラメント
本数も少ないのでパウダータッチも乏しくプアーな表面
になった。比較例5はマルチフィラメント B のDTが低いために複
合糸の強力も低く、撚糸、サイジングだけでなく製織で
も糸切れ多発し、工程通過性に問題あった。比較例6は
交絡度が低い為に撚糸の際糸の分離で糸切れが発生し
た。比較例7は交絡度が120 と大きいので交絡の際毛羽
が発生し、撚糸、サイジング等でも問題となった。比較
例8は撚数が少ないのでハリ、コシが不足しフカツキが
あった。比較例9は撚数が多すぎ堅くなつた。又撚糸で
マルチフィラメント A が伸長したためか、突出フィラメント高さも小さ
く風合いもプァーなものとなった。比較例10はマルチフィラメン
ト A のフィラメントデニールが大きいのでマイクロパウ
ダータッチが得られず、本発明の目的とする風合いとは
ならなかった。比較例11はマルチフィラメント A のフィラメント
デニールが小さいのでソフトなマイクロパウダータッチ
は得られるが本発明の目的とするドライパウダータッチ
は得られず、しかも見掛け染着性は低いので、マルチフィラメン
トBとの染着差も大きくイラツキの大きいものとなった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】このように本発明のポリエステル強撚織
編物は従来のものに比べてしっかりした組織、綺麗な表
面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライパ
ウダータッチがありしかも自然なムラ感をゆうし、しかも
工程通過性も優れているという顕著な効果を奏するので
ある。
編物は従来のものに比べてしっかりした組織、綺麗な表
面、適度なハリ、コシ、ドレープ性とソフトなドライパ
ウダータッチがありしかも自然なムラ感をゆうし、しかも
工程通過性も優れているという顕著な効果を奏するので
ある。
【図1】 本発明のポリエステル強撚織編物の表面写
真。
真。
【図2】 図1中の糸条CにおけるD,L,Cを示す
図。
図。
【図3】 製造装置の一例を示す略側面図。
A:マルチフィラメント A(熱伸長マルチフィラメント) B:マルチフィラメント B(熱収縮マルチフィラメント) C:ポリエステル複合糸条 3:ホットローラー 5:非接触ヒーター 7:エァージェットノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/04 A D06C 7/00 Z (72)発明者 十河 完次 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡 績株式会社本社内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも糸物性が下記範囲を満足する
マルチフィラメントA及びマルチフィラメント B を含んで構成され、且つ交
絡度20〜100 ケ/m、撚係数 (T ×D1/2)5000〜25000 で
絡合、撚糸された複合糸条を経糸及び/又は緯糸に使用
した織編物であり、該織編物を160℃で30秒間乾熱
処理することにより上記マルチフィラメント Aの2本以上のフィラメン
トが長手方向に不均一に相当糸径の 1.3倍以上浮き出し
突出したものとなることを特徴するポリエステル強撚織
編物。マルチフィラメント A:単繊維繊度3デニール以下、5本以上のフィラ
メントからなるポリエステルマルチフィラメント (複合糸
条中の含有率20〜80%[デニール比率])マルチフィラメント B:破断強度が3g/d以上のポリエステルマルチ
フィラメント (複合糸条中の含有率80〜20%[デニール比率]) SHW(A) ≧-4% SHD(A) ≦0% SHW(B)≧0% SHD(B)-SHD(A)≧ 5% DE(A) ≧ 50% SHW :熱水収縮率 (%) SHD :乾熱(160℃) 収縮率 (%) DT :破断強度 (g/d) DE :破断伸度 (%) - 【請求項2】 フィラメントの突出した部分の長さ及び当該突
出部分の周期の変動率が20% 以上で且つフィラメントの突出部
が織編物表面の20〜80% を占めていることを特徴とする
請求項1記載のポリエステル強撚織編物。 - 【請求項3】 マルチフィラメント A , マルチフィラメント B 及び他の糸
条の全部又は一部がカチオン可染性ポリエステルからな
ることを特徴とする請求項1及び2記載のポリエステル
強撚織編物。 - 【請求項4】 マルチフィラメント B 又は他の糸条の単繊維繊度
が5d/f以上であることを特徴とする請求項1〜3記載の
強撚ポリエステル織編物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180251A JPH0841752A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | ポリエステル強撚織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180251A JPH0841752A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | ポリエステル強撚織編物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0841752A true JPH0841752A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16080007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6180251A Pending JPH0841752A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | ポリエステル強撚織編物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0841752A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044178A1 (fr) * | 1997-03-31 | 1998-10-08 | Toray Industries, Inc. | Fil frise, tisse et son procede de preparation |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP6180251A patent/JPH0841752A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044178A1 (fr) * | 1997-03-31 | 1998-10-08 | Toray Industries, Inc. | Fil frise, tisse et son procede de preparation |
| US6276121B1 (en) * | 1997-03-31 | 2001-08-21 | Toray Industries, Inc. | Crimped yarn, textile fabric, and process for preparing the same |
| CN1113116C (zh) * | 1997-03-31 | 2003-07-02 | 东丽株式会社 | 卷曲丝及其制造方法,复合丝及编织物 |
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