JPH0841995A - 三階建建物 - Google Patents
三階建建物Info
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- JPH0841995A JPH0841995A JP18134594A JP18134594A JPH0841995A JP H0841995 A JPH0841995 A JP H0841995A JP 18134594 A JP18134594 A JP 18134594A JP 18134594 A JP18134594 A JP 18134594A JP H0841995 A JPH0841995 A JP H0841995A
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- Japan
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- floor
- building
- concrete
- frame
- steel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築費がかさまず、強固で、しかもプラン自
由度も高い、それ故、戸建住宅に好適な三階建建物を可
能とする。 【構成】 予め工場にてコンクリート耐力壁11a,1
1bや床スラブ12を製作した後、これらを建築現場に
運び、基礎の上で組み合わせて住宅等の建物の1階部分
をコンクリート躯体10とする。次に、このコンクリー
ト躯体10の上に、予め工場にて生産された複数の建物
ユニット20,20を水平方向及び上下に組み付けして
上記住宅等の2階部分及び3階部分を完成させる。
由度も高い、それ故、戸建住宅に好適な三階建建物を可
能とする。 【構成】 予め工場にてコンクリート耐力壁11a,1
1bや床スラブ12を製作した後、これらを建築現場に
運び、基礎の上で組み合わせて住宅等の建物の1階部分
をコンクリート躯体10とする。次に、このコンクリー
ト躯体10の上に、予め工場にて生産された複数の建物
ユニット20,20を水平方向及び上下に組み付けして
上記住宅等の2階部分及び3階部分を完成させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、戸建住宅に適用して
好適な、建物ユニットを含む混構造の三階建建物に関す
る。
好適な、建物ユニットを含む混構造の三階建建物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の工業生産化率を高める一方式とし
て、ユニット建物の方式が知られている。ユニット建物
は、一棟の建物を、予めいくつかの建物ユニットや屋根
ユニットに分けて工場生産し、これらを建築現場におい
て施工・組立する方式の建物である。このように、ユニ
ット建物は、これを構成する各ユニットが工場生産され
るので、品質の均一化、コストダウンが図られ、また施
工に要する手間も従来に較べて大幅に軽減できる等の利
点を有している。この種のユニットには、軸組工法によ
って生産される鉄骨系のものと、壁式工法によって生産
される木質系のものとが存在する。鉄骨系の建物ユニッ
トは、特開昭54−93807号公報等に記載されてい
るように、四隅の鋼管柱の上下端間をそれぞれ形鋼梁で
剛に結んで箱形の鉄骨骨組とし、この鉄骨骨組に構造耐
力を持たせたものであり、一方、木質系の建物ユニット
は、特開昭55−152236号公報等に記載されてい
るように、木製の床枠組及び壁枠組に構造用の面材を打
ちつけて床パネル及び壁パネルとし、これらのパネルを
立体的に組み上げて壁全体及び床全体に耐力性を持たせ
たものである。
て、ユニット建物の方式が知られている。ユニット建物
は、一棟の建物を、予めいくつかの建物ユニットや屋根
ユニットに分けて工場生産し、これらを建築現場におい
て施工・組立する方式の建物である。このように、ユニ
ット建物は、これを構成する各ユニットが工場生産され
るので、品質の均一化、コストダウンが図られ、また施
工に要する手間も従来に較べて大幅に軽減できる等の利
点を有している。この種のユニットには、軸組工法によ
って生産される鉄骨系のものと、壁式工法によって生産
される木質系のものとが存在する。鉄骨系の建物ユニッ
トは、特開昭54−93807号公報等に記載されてい
るように、四隅の鋼管柱の上下端間をそれぞれ形鋼梁で
剛に結んで箱形の鉄骨骨組とし、この鉄骨骨組に構造耐
力を持たせたものであり、一方、木質系の建物ユニット
は、特開昭55−152236号公報等に記載されてい
るように、木製の床枠組及び壁枠組に構造用の面材を打
ちつけて床パネル及び壁パネルとし、これらのパネルを
立体的に組み上げて壁全体及び床全体に耐力性を持たせ
たものである。
【0003】ところで、従来における代表的な三階建の
戸建建物としては、 防火・防震対策上の観点から、
1階部分については現地にて鉄骨を組み、この鉄骨の架
構の上に建物ユニットを積み上げて2階部分及び3階部
分を構成する、いわゆる混構造タイプのもの(特開昭6
1−179965号公報参照)、 1階部分から3階
部分の全てが鉄骨系の建物ユニットの組み合わせによっ
て構成されるもの(特開昭63−165627号公報参
照)、 現地での鉄筋コンクリート工事によって、1
階部分から3階部分までの全てが鉄筋コンクリート構造
(以下、略してRC造ともいう)で構成されるもの等が
存在する。
戸建建物としては、 防火・防震対策上の観点から、
1階部分については現地にて鉄骨を組み、この鉄骨の架
構の上に建物ユニットを積み上げて2階部分及び3階部
分を構成する、いわゆる混構造タイプのもの(特開昭6
1−179965号公報参照)、 1階部分から3階
部分の全てが鉄骨系の建物ユニットの組み合わせによっ
て構成されるもの(特開昭63−165627号公報参
照)、 現地での鉄筋コンクリート工事によって、1
階部分から3階部分までの全てが鉄筋コンクリート構造
(以下、略してRC造ともいう)で構成されるもの等が
存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来における代表的な三階建の戸建建物に対しては、以下
の不都合が指摘されている。すなわち、上記, の
構成のように、1階部分の躯体が鉄骨骨組では、プラン
自由度が制約される。また、上記 の構成のように、
1階部分から3階部分までの全てを鉄骨系で構成するの
では、コストが高くつく。さらに、上記の構成のよう
に、1階部分から3階部分までの全てをRC造で構成す
るのでは、コストがかかる上、工期も長くなる。
来における代表的な三階建の戸建建物に対しては、以下
の不都合が指摘されている。すなわち、上記, の
構成のように、1階部分の躯体が鉄骨骨組では、プラン
自由度が制約される。また、上記 の構成のように、
1階部分から3階部分までの全てを鉄骨系で構成するの
では、コストが高くつく。さらに、上記の構成のよう
に、1階部分から3階部分までの全てをRC造で構成す
るのでは、コストがかかる上、工期も長くなる。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、プラン自由度が高く、工期を短縮化することも
でき、コストをさげることもできる、戸建住宅に好適な
三階建建物を提供することを目的としている。
もので、プラン自由度が高く、工期を短縮化することも
でき、コストをさげることもできる、戸建住宅に好適な
三階建建物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の三階建建物は、建物の1階部分の躯
体を鉄筋コンクリートで構築し、得られたコンクリート
躯体の上に、複数の建物ユニットを水平方向及び上下に
組み付けして上記建物の2階部分及び3階部分を完成さ
せてなることを特徴としている。
に、請求項1記載の三階建建物は、建物の1階部分の躯
体を鉄筋コンクリートで構築し、得られたコンクリート
躯体の上に、複数の建物ユニットを水平方向及び上下に
組み付けして上記建物の2階部分及び3階部分を完成さ
せてなることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の三階建建物は、鉄筋
コンクリートのコンクリート耐力壁や床スラブの面材を
組み合わせて建物の1階部分の躯体を構築し、得られた
コンクリート躯体の上に、複数の建物ユニットを水平方
向及び上下に組み付けして上記建物の2階部分及び3階
部分を完成させてなることを特徴としている。
コンクリートのコンクリート耐力壁や床スラブの面材を
組み合わせて建物の1階部分の躯体を構築し、得られた
コンクリート躯体の上に、複数の建物ユニットを水平方
向及び上下に組み付けして上記建物の2階部分及び3階
部分を完成させてなることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の三階建建物に係り、上記建物ユニットは、木
製の根太で組まれた床枠組の上面に構造用の面材が貼着
されてなる床パネルに、木製の縦枠、下枠及び上枠で組
まれた壁枠組の内外両面に構造用の面材が貼着されて耐
力壁とされる壁パネルが立設されてなることを特徴とし
ている。
は2記載の三階建建物に係り、上記建物ユニットは、木
製の根太で組まれた床枠組の上面に構造用の面材が貼着
されてなる床パネルに、木製の縦枠、下枠及び上枠で組
まれた壁枠組の内外両面に構造用の面材が貼着されて耐
力壁とされる壁パネルが立設されてなることを特徴とし
ている。
【0009】また、請求項4記載の三階建建物は、上記
コンクリート躯体の上面にはアンカーボルトが埋設さ
れ、かつ、2階部分を構成する請求項3記載の各建物ユ
ニットにおいて上記コンクリート躯体の直上に配置され
る床パネル側縁の下面にはアンカーボルト挿通孔を有す
る継なぎ下枠が設けられていて、該継なぎ下枠がコンク
リート躯体の上面に当接状態でボルト接合されているこ
とを特徴としている。
コンクリート躯体の上面にはアンカーボルトが埋設さ
れ、かつ、2階部分を構成する請求項3記載の各建物ユ
ニットにおいて上記コンクリート躯体の直上に配置され
る床パネル側縁の下面にはアンカーボルト挿通孔を有す
る継なぎ下枠が設けられていて、該継なぎ下枠がコンク
リート躯体の上面に当接状態でボルト接合されているこ
とを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1又
は2記載の三階建建物に係り、上記建物ユニットは、四
隅の鋼柱の上下端間が天井鋼梁、床鋼梁で結ばれた鉄骨
骨組からなることを特徴としている。
は2記載の三階建建物に係り、上記建物ユニットは、四
隅の鋼柱の上下端間が天井鋼梁、床鋼梁で結ばれた鉄骨
骨組からなることを特徴としている。
【0011】さらにまた、請求項6記載の三階建建物
は、上記コンクリート躯体の上面にはアンカーボルトが
埋設され、かつ、2階部分を構成する請求項5記載の各
建物ユニットにおいて上記コンクリート躯体の直上に配
置される上記鋼柱の下端面及び床鋼梁の下面には、アン
カーボルト挿通孔が設けられていて、上記鋼柱及び床鋼
梁が上記コンクリート躯体の上面に当接状態でボルト接
合されていることを特徴としている。
は、上記コンクリート躯体の上面にはアンカーボルトが
埋設され、かつ、2階部分を構成する請求項5記載の各
建物ユニットにおいて上記コンクリート躯体の直上に配
置される上記鋼柱の下端面及び床鋼梁の下面には、アン
カーボルト挿通孔が設けられていて、上記鋼柱及び床鋼
梁が上記コンクリート躯体の上面に当接状態でボルト接
合されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、一階部分の躯体は、
引張力にも圧縮力にも強いRC造なので、2階部分及び
3階部分の重みを充分に支えることができ、また、過度
の積雪荷重、積載荷重や風圧力、地震力にも充分に耐
え、火災にも強いので、長年月にわたり安全である。一
方、2階部分や3階部分には、現地施工の負担が軽い建
物ユニットが用いられるので、上記従来の の構成に
較べて、工期の短縮化とコストダウンを図ることができ
る。加えて、1階部分は、任意の形状の設計が容易な鉄
筋コンクリート構造なので、上記従来の, の構成
に較べて、プラン自由度が高いという利点もある。
引張力にも圧縮力にも強いRC造なので、2階部分及び
3階部分の重みを充分に支えることができ、また、過度
の積雪荷重、積載荷重や風圧力、地震力にも充分に耐
え、火災にも強いので、長年月にわたり安全である。一
方、2階部分や3階部分には、現地施工の負担が軽い建
物ユニットが用いられるので、上記従来の の構成に
較べて、工期の短縮化とコストダウンを図ることができ
る。加えて、1階部分は、任意の形状の設計が容易な鉄
筋コンクリート構造なので、上記従来の, の構成
に較べて、プラン自由度が高いという利点もある。
【0013】なお、請求項1記載の構成に適用されるR
C造には、コンクリート柱及びコンクリート梁を主体と
して作る、いわゆる軸組RC造と、コンクリート耐力壁
や床スラブを主体として作る、いわゆる壁式RC造の両
方が含まれる。後者の構造、すなわち、壁式RC造の工
法には、さらには、請求項2記載の構成のように、予め
工場にて鉄筋コンクリートで耐力壁や床スラブの面材を
製作し、これらを建築現場で組み合わせて作る、いわゆ
る壁式プレキャストコンクリート工法と、建築現場にお
いて、型わく工事、鉄筋工事、コンクリート工事等を行
って、床スラブやコンクリート耐力壁を作って行く工法
の両方を含む。請求項2記載の壁式プレキャストRC造
によれば、工場生産により品質管理、コストダウンを図
ることができ、また施工期間を大幅に短縮できる。一
方、鉄筋コンクリート工事を建築現場で行う工法によれ
ば、基礎と一体構造にすることができるので、従来(鉄
骨骨組)の躯体と較べれば、コストダウンを図ることが
でき、プラン自由度も著しく高くなる。
C造には、コンクリート柱及びコンクリート梁を主体と
して作る、いわゆる軸組RC造と、コンクリート耐力壁
や床スラブを主体として作る、いわゆる壁式RC造の両
方が含まれる。後者の構造、すなわち、壁式RC造の工
法には、さらには、請求項2記載の構成のように、予め
工場にて鉄筋コンクリートで耐力壁や床スラブの面材を
製作し、これらを建築現場で組み合わせて作る、いわゆ
る壁式プレキャストコンクリート工法と、建築現場にお
いて、型わく工事、鉄筋工事、コンクリート工事等を行
って、床スラブやコンクリート耐力壁を作って行く工法
の両方を含む。請求項2記載の壁式プレキャストRC造
によれば、工場生産により品質管理、コストダウンを図
ることができ、また施工期間を大幅に短縮できる。一
方、鉄筋コンクリート工事を建築現場で行う工法によれ
ば、基礎と一体構造にすることができるので、従来(鉄
骨骨組)の躯体と較べれば、コストダウンを図ることが
でき、プラン自由度も著しく高くなる。
【0014】また、請求項3記載の構成のように、荷重
負担が比較的軽い2階部分及び3階部分に木質系の建物
ユニットを用いるようにすれば、一段とコストダウンを
図ることができる。木質系の建物ユニットを用いる場合
には、請求項4記載の構成のように、建物ユニットの
(床パネル側縁の)下面に継なぎ下枠(水平材)を設
け、継なぎ下枠とコンクリート躯体の上面とを互いに当
接状態でボルト接合するようにすれば、上階からの荷重
が、1階のコンクリート耐力壁に分散して伝達されるの
で、構造耐力上好ましい結果となり、コンクリート耐力
壁のひび割れを防止できる。なお、請求項4記載の構成
によれば、コンクリート耐力壁の上面にはアンカーボル
トが埋設され、対する継なぎ下枠にはアンカーボルト挿
通孔が設けられるので、1階のコンクリート躯体と2階
を構成する建物ユニットとの接合作業が容易となる。
負担が比較的軽い2階部分及び3階部分に木質系の建物
ユニットを用いるようにすれば、一段とコストダウンを
図ることができる。木質系の建物ユニットを用いる場合
には、請求項4記載の構成のように、建物ユニットの
(床パネル側縁の)下面に継なぎ下枠(水平材)を設
け、継なぎ下枠とコンクリート躯体の上面とを互いに当
接状態でボルト接合するようにすれば、上階からの荷重
が、1階のコンクリート耐力壁に分散して伝達されるの
で、構造耐力上好ましい結果となり、コンクリート耐力
壁のひび割れを防止できる。なお、請求項4記載の構成
によれば、コンクリート耐力壁の上面にはアンカーボル
トが埋設され、対する継なぎ下枠にはアンカーボルト挿
通孔が設けられるので、1階のコンクリート躯体と2階
を構成する建物ユニットとの接合作業が容易となる。
【0015】また、請求項5記載の構成のように、2階
部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットを用いるよう
にすれば、一段と耐火性能及び耐震性能の向上を図るこ
とができる。鉄骨系の建物ユニットを用いる場合には、
請求項6記載の構成のように、2階を構成する各建物ユ
ニットの鋼柱の下端面及び床鋼梁とコンクリート躯体の
上面とを互いに当接状態でボルト接合するようにすれ
ば、上階からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分
散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結果とな
り、コンクリート耐力壁のひび割れを防止できる。な
お、請求項6記載の構成によれば、コンクリート耐力壁
上面のアンカーボルトを建物ユニットの下面のボルト挿
通孔に挿通させるだけで、位置合わせが正確に行われる
ので、接合作業が容易である。
部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットを用いるよう
にすれば、一段と耐火性能及び耐震性能の向上を図るこ
とができる。鉄骨系の建物ユニットを用いる場合には、
請求項6記載の構成のように、2階を構成する各建物ユ
ニットの鋼柱の下端面及び床鋼梁とコンクリート躯体の
上面とを互いに当接状態でボルト接合するようにすれ
ば、上階からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分
散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結果とな
り、コンクリート耐力壁のひび割れを防止できる。な
お、請求項6記載の構成によれば、コンクリート耐力壁
上面のアンカーボルトを建物ユニットの下面のボルト挿
通孔に挿通させるだけで、位置合わせが正確に行われる
ので、接合作業が容易である。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 まず、この例の全体構成について説明する。図1は、こ
の発明の第1実施例である三階建建物の外観構成を示す
正面図であり、この例の三階建建物は、1階部分にはガ
レージや倉庫等を画成するRC造の躯体(以下、コンク
リート躯体という)10が適用され、2階部分及び3階
部分には、食堂、居間、寝室、子供部屋等の各部屋部分
を構成する建物ユニット20,20,…が適用されてな
る混構造の戸建住宅である。
いて説明する。 ◇第1実施例 まず、この例の全体構成について説明する。図1は、こ
の発明の第1実施例である三階建建物の外観構成を示す
正面図であり、この例の三階建建物は、1階部分にはガ
レージや倉庫等を画成するRC造の躯体(以下、コンク
リート躯体という)10が適用され、2階部分及び3階
部分には、食堂、居間、寝室、子供部屋等の各部屋部分
を構成する建物ユニット20,20,…が適用されてな
る混構造の戸建住宅である。
【0017】次に、各階毎に構成各部について説明す
る。図2は、同三階建建物の1階部分を構成するコンク
リート躯体10の1区画分を示す斜視図、また、図3
は、同コンクリート躯体10の要部を示す部分断面図で
ある。これらの図に示すように、上記コンクリート躯体
10は、予め工場において鉄筋コンクリートの耐力壁
(以下、コンクリート耐力壁という)11a,11bや
床スラブ12等のプレキャストコンクリートを製作した
後、これらを建築現場に運搬し、予め準備されたべた基
礎の上で、図示せぬジョイント金物を用いて、組み付け
して構築される(このような構築物は、壁式プレキャス
トRC造と呼ばれる)。
る。図2は、同三階建建物の1階部分を構成するコンク
リート躯体10の1区画分を示す斜視図、また、図3
は、同コンクリート躯体10の要部を示す部分断面図で
ある。これらの図に示すように、上記コンクリート躯体
10は、予め工場において鉄筋コンクリートの耐力壁
(以下、コンクリート耐力壁という)11a,11bや
床スラブ12等のプレキャストコンクリートを製作した
後、これらを建築現場に運搬し、予め準備されたべた基
礎の上で、図示せぬジョイント金物を用いて、組み付け
して構築される(このような構築物は、壁式プレキャス
トRC造と呼ばれる)。
【0018】上記コンクリート耐力壁11a,11b
は、ALC版等の断熱性、軽量性、耐火性に優れる気泡
コンクリート版の内部に、多数の縦鉄筋、横鉄筋が水平
方向及び垂直方向の2方向に相互に交差する状態に埋め
込まれた長方形状のもので、圧縮性外力及び引張性外力
を面板全体で均等に支持できるようになされている。各
コンクリート耐力壁11a(11b)の下端部近傍に
は、図3に示すように、床スラブ12を架ける掛止棚1
3が設けられていて、必要に応じて開口部Kも設けられ
ている。一方、上端面には、互いに適当な間隔を置い
て、かつ上方に突出する状態で複数個のアンカーボルト
51,51,…が埋設されている。
は、ALC版等の断熱性、軽量性、耐火性に優れる気泡
コンクリート版の内部に、多数の縦鉄筋、横鉄筋が水平
方向及び垂直方向の2方向に相互に交差する状態に埋め
込まれた長方形状のもので、圧縮性外力及び引張性外力
を面板全体で均等に支持できるようになされている。各
コンクリート耐力壁11a(11b)の下端部近傍に
は、図3に示すように、床スラブ12を架ける掛止棚1
3が設けられていて、必要に応じて開口部Kも設けられ
ている。一方、上端面には、互いに適当な間隔を置い
て、かつ上方に突出する状態で複数個のアンカーボルト
51,51,…が埋設されている。
【0019】次に、上記床スラブ12は、ALC版等の
気泡コンクリート版の内部に、多数の主筋(引張鉄
筋)、配力筋が縦横の2方向に互いに交差する状態に埋
め込まれたもので、圧縮性外力及び引張性外力を均等に
支持できる床構面とされている。なお、床スラブ12の
上面には、順次、根太受け、床根太、床下地材、床仕上
材が建築現場にて最終的に設けられる。
気泡コンクリート版の内部に、多数の主筋(引張鉄
筋)、配力筋が縦横の2方向に互いに交差する状態に埋
め込まれたもので、圧縮性外力及び引張性外力を均等に
支持できる床構面とされている。なお、床スラブ12の
上面には、順次、根太受け、床根太、床下地材、床仕上
材が建築現場にて最終的に設けられる。
【0020】図4は、この例の三階建建物の2階部分及
び3階部屋部分に適用される建物ユニット20の構成を
示す斜視図である。この建物ユニット20は、建物の工
業生産化率を高めるために、予め工場において輸送可能
な大きさの立体的なものとして、壁式工法を適用して生
産される木質系のユニットであり、同図に示すように、
床パネル30の3つの側縁に沿って壁パネル40a,4
0b,…が立設されてなっている。
び3階部屋部分に適用される建物ユニット20の構成を
示す斜視図である。この建物ユニット20は、建物の工
業生産化率を高めるために、予め工場において輸送可能
な大きさの立体的なものとして、壁式工法を適用して生
産される木質系のユニットであり、同図に示すように、
床パネル30の3つの側縁に沿って壁パネル40a,4
0b,…が立設されてなっている。
【0021】上記床パネル30は、床根太31,31,
…と側根太32,32と端根太33,33とで組まれた
木製の床枠組の上面にパーティクルボードや構造用合板
等の床面材34が貼着されてなり、床枠組の側縁部下面
であって、下階の壁部の直上に配置されることとなる側
根太32や端根太33の下面には、これらの側根太32
や端根太33に平行にかつ当接状態に頭つなぎ(水平
材)35,35,…も取着されている。
…と側根太32,32と端根太33,33とで組まれた
木製の床枠組の上面にパーティクルボードや構造用合板
等の床面材34が貼着されてなり、床枠組の側縁部下面
であって、下階の壁部の直上に配置されることとなる側
根太32や端根太33の下面には、これらの側根太32
や端根太33に平行にかつ当接状態に頭つなぎ(水平
材)35,35,…も取着されている。
【0022】上記各壁パネル40a(40b)は、縦枠
41,41,…と上枠42と下枠43とで組まれた木製
の壁枠組の内外両面に石膏ボードや木片セメント板等の
壁面材44,44が取着されてなり、内部には断熱材が
装填され、必要に応じ出入口や窓等の開口部Kが形成さ
れている。なお、図4においては、壁パネル40a,4
0b,…が床パネル30の三方の側縁に立設されてコの
字壁をなす建物ユニット20が示されているが、建物ユ
ニットが建物のどの箇所を構成するかに応じて、例えば
L字壁をなす建物ユニット、二の字壁をなす建物ユニッ
トも形成される。
41,41,…と上枠42と下枠43とで組まれた木製
の壁枠組の内外両面に石膏ボードや木片セメント板等の
壁面材44,44が取着されてなり、内部には断熱材が
装填され、必要に応じ出入口や窓等の開口部Kが形成さ
れている。なお、図4においては、壁パネル40a,4
0b,…が床パネル30の三方の側縁に立設されてコの
字壁をなす建物ユニット20が示されているが、建物ユ
ニットが建物のどの箇所を構成するかに応じて、例えば
L字壁をなす建物ユニット、二の字壁をなす建物ユニッ
トも形成される。
【0023】各壁パネル40a(40b)は、図5に示
すように、床パネル30に対し、下枠43において釘打
ちされることにより立設されている。上枠42には、複
数個の接合ボルト52が、互いに所定の距離を置いて、
かつ、雄ねじ部を上方に向けて突出させた状態で植設さ
れている。一方、床パネル30において、各頭つなぎ3
5の下面には、長手方向に沿って、複数個のボルト挿通
孔60,61が互いに所定の間隔を置いて穿設されてい
る。ここで、2階用の建物ユニット20最下部(床パネ
ル30の頭つなぎ35)に穿設されている各ボルト挿通
孔60には、1階のコンクリート耐力壁11a,11b
上面に埋設された、対応するアンカーボルト51が挿通
され、また、3階用の建物ユニット20最下部(床パネ
ル30の頭つなぎ35)に穿設されている各ボルト挿通
孔61には、2階用の建物ユニット20最上部(壁パネ
ル40a,40b,…の上枠42)に植設された、対応
する接合ボルト52が挿通された状態で、上下階がボル
ト接合される。
すように、床パネル30に対し、下枠43において釘打
ちされることにより立設されている。上枠42には、複
数個の接合ボルト52が、互いに所定の距離を置いて、
かつ、雄ねじ部を上方に向けて突出させた状態で植設さ
れている。一方、床パネル30において、各頭つなぎ3
5の下面には、長手方向に沿って、複数個のボルト挿通
孔60,61が互いに所定の間隔を置いて穿設されてい
る。ここで、2階用の建物ユニット20最下部(床パネ
ル30の頭つなぎ35)に穿設されている各ボルト挿通
孔60には、1階のコンクリート耐力壁11a,11b
上面に埋設された、対応するアンカーボルト51が挿通
され、また、3階用の建物ユニット20最下部(床パネ
ル30の頭つなぎ35)に穿設されている各ボルト挿通
孔61には、2階用の建物ユニット20最上部(壁パネ
ル40a,40b,…の上枠42)に植設された、対応
する接合ボルト52が挿通された状態で、上下階がボル
ト接合される。
【0024】次に、図6及び図7を参照して、上記構成
の三階建建物の施工組立手順ついて説明する。図6は、
この例の三階建建物の部分を各階に分解して示す分解斜
視図であり、図7は、同三階建ユニット建物の接合部の
構造を示す断面図である。この例の三階建建物を構築す
るには、予め工場において、プレキャストコンクリート
(コンクリート耐力壁11a,11b、床スラブ12)
や建物ユニット20,20,…を生産した後、トラック
で建築現場に輸送する。建築現場においては、予め準備
された基礎の上に、まず、コンクリート耐力壁11a,
11bを立設して基礎に埋設されたアンカーボルト等で
固定し、次に、コンクリート壁11a,11bの掛止棚
13に床スラブ12を架けて、さらにジョイント金物で
固定してコンクリート躯体10を構築する。次に、クレ
ーンで2階用の建物ユニット20,20,…を順次吊り
上げて、コンクリート躯体10の上部に、コンクリート
耐力壁11a,11b上面のアンカーボルト51,5
1,…が頭つなぎ35のボルト挿通孔60,60,…に
挿通された状態に載置した後、コンクリート躯体10と
2階用の各建物ユニット20とを接合する。さらに、互
いに隣接する建物ユニット20,20同士もジョイント
プレートを介して緊結する。次に、3階用の建物ユニッ
ト20,20,…を順次吊り上げて、下階の建物ユニッ
ト20,20,…の上部に、下階の壁パネル40a,4
0b,…上面の接合ボルト52,52,…が上階の頭つ
なぎ35のボルト挿通孔60,60,…に挿通された状
態に載置した後、上下階の建物ユニット20,20同士
を接合する。さらに、互いに隣接する建物ユニット2
0,20同士もジョイントプレートを介して緊結する。
最後に、屋根パネル70(図1)を被せて、この例の三
階建建物を完成させる。
の三階建建物の施工組立手順ついて説明する。図6は、
この例の三階建建物の部分を各階に分解して示す分解斜
視図であり、図7は、同三階建ユニット建物の接合部の
構造を示す断面図である。この例の三階建建物を構築す
るには、予め工場において、プレキャストコンクリート
(コンクリート耐力壁11a,11b、床スラブ12)
や建物ユニット20,20,…を生産した後、トラック
で建築現場に輸送する。建築現場においては、予め準備
された基礎の上に、まず、コンクリート耐力壁11a,
11bを立設して基礎に埋設されたアンカーボルト等で
固定し、次に、コンクリート壁11a,11bの掛止棚
13に床スラブ12を架けて、さらにジョイント金物で
固定してコンクリート躯体10を構築する。次に、クレ
ーンで2階用の建物ユニット20,20,…を順次吊り
上げて、コンクリート躯体10の上部に、コンクリート
耐力壁11a,11b上面のアンカーボルト51,5
1,…が頭つなぎ35のボルト挿通孔60,60,…に
挿通された状態に載置した後、コンクリート躯体10と
2階用の各建物ユニット20とを接合する。さらに、互
いに隣接する建物ユニット20,20同士もジョイント
プレートを介して緊結する。次に、3階用の建物ユニッ
ト20,20,…を順次吊り上げて、下階の建物ユニッ
ト20,20,…の上部に、下階の壁パネル40a,4
0b,…上面の接合ボルト52,52,…が上階の頭つ
なぎ35のボルト挿通孔60,60,…に挿通された状
態に載置した後、上下階の建物ユニット20,20同士
を接合する。さらに、互いに隣接する建物ユニット2
0,20同士もジョイントプレートを介して緊結する。
最後に、屋根パネル70(図1)を被せて、この例の三
階建建物を完成させる。
【0025】このように、この例の構成によれば、一階
部分は、引張力にも圧縮力にも強い鉄筋コンクリートで
躯体が構成されているので、2階部分及び3階部分の重
みを充分に支えることができ、また、過度の積雪荷重、
積載荷重や風圧力、地震力にも充分に耐え、火災にも強
いので、長年月にわたり安全である。また、RC造は鉄
骨骨組よりも安価である上、壁式プレキャストRC造を
採用するので、2階部分及び3階部分を構成する木質系
の建物ユニットと併せて、工場生産により品質管理、コ
ストダウンを図ることができ、現地での施工期間を大幅
に短縮できる。加えて、1階部分は、任意の形状の設計
が容易なRC造なので、プラン自由度を高めることがき
るという利点もある。
部分は、引張力にも圧縮力にも強い鉄筋コンクリートで
躯体が構成されているので、2階部分及び3階部分の重
みを充分に支えることができ、また、過度の積雪荷重、
積載荷重や風圧力、地震力にも充分に耐え、火災にも強
いので、長年月にわたり安全である。また、RC造は鉄
骨骨組よりも安価である上、壁式プレキャストRC造を
採用するので、2階部分及び3階部分を構成する木質系
の建物ユニットと併せて、工場生産により品質管理、コ
ストダウンを図ることができ、現地での施工期間を大幅
に短縮できる。加えて、1階部分は、任意の形状の設計
が容易なRC造なので、プラン自由度を高めることがき
るという利点もある。
【0026】また、2階部分を構成する各建物ユニット
の(床パネル側縁の)下面をなす頭つなぎを介して、上
階からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分散して
伝達されるので、構造耐力上好ましい結果となり、コン
クリート耐力壁のひび割れを防止できる。加えて、コン
クリート耐力壁の上面にアンカーボルトを埋設すると共
に、頭つなぎにボルト挿通孔を設けたので、1階部分の
コンクリート躯体と2階を構成する建物ユニットとの接
合作業が容易となる。
の(床パネル側縁の)下面をなす頭つなぎを介して、上
階からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分散して
伝達されるので、構造耐力上好ましい結果となり、コン
クリート耐力壁のひび割れを防止できる。加えて、コン
クリート耐力壁の上面にアンカーボルトを埋設すると共
に、頭つなぎにボルト挿通孔を設けたので、1階部分の
コンクリート躯体と2階を構成する建物ユニットとの接
合作業が容易となる。
【0027】◇第2実施例 次に、第2実施例について説明する。図8は、この例の
三階建建物の2階部分及び3階部屋部分に適用される鉄
骨系の建物ユニットを示す斜視図、図9は、2階部分を
構成する同建物ユニットの躯体の要部を部分的に拡大し
て示す斜視図、また、図10は、同三階建建物の部分を
各階に分解して示す分解斜視図である。この例の三階建
建物が、上述した第1実施例のそれと異なるところは、
2階部分及び3階部分を構成する建物ユニットを木質系
のものに代えて、鉄骨系のものを用いるようにした点の
みである。この例において、1階部分のコンクリート躯
体10は、第1実施例(図2)のそれと同一の構成であ
るので、図11において、図2の構成各部と同一構成部
分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
三階建建物の2階部分及び3階部屋部分に適用される鉄
骨系の建物ユニットを示す斜視図、図9は、2階部分を
構成する同建物ユニットの躯体の要部を部分的に拡大し
て示す斜視図、また、図10は、同三階建建物の部分を
各階に分解して示す分解斜視図である。この例の三階建
建物が、上述した第1実施例のそれと異なるところは、
2階部分及び3階部分を構成する建物ユニットを木質系
のものに代えて、鉄骨系のものを用いるようにした点の
みである。この例において、1階部分のコンクリート躯
体10は、第1実施例(図2)のそれと同一の構成であ
るので、図11において、図2の構成各部と同一構成部
分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0028】この例の建物ユニット80は、建物の工業
生産化率を高めるために、予め工場において、軸組工法
を適用して輸送可能な大きさに生産されるもので、図8
に示すように、角型鋼管からなる4本の柱81,81,
…と、溝形鋼からなる各4本の床大梁82,82,…、
天井大梁83,83,…と、小型溝形鋼からなる複数の
天井小梁84,84,…とから躯体が構成され、この躯
体に、床材85,85と、図示せぬ天井材と壁材(外壁
材、内壁材、界壁材)とが取り付けられて箱形のものと
されている。
生産化率を高めるために、予め工場において、軸組工法
を適用して輸送可能な大きさに生産されるもので、図8
に示すように、角型鋼管からなる4本の柱81,81,
…と、溝形鋼からなる各4本の床大梁82,82,…、
天井大梁83,83,…と、小型溝形鋼からなる複数の
天井小梁84,84,…とから躯体が構成され、この躯
体に、床材85,85と、図示せぬ天井材と壁材(外壁
材、内壁材、界壁材)とが取り付けられて箱形のものと
されている。
【0029】この例の三階建建物を構築するには、建築
現場において予め準備された基礎の上に、上記第1実施
例と組み立て手順でコンクリート躯体10を構築した
後、コンクリート耐力壁11a,11b,…の上に建物
ユニット80,80,…を据え付けて2階部分を組み立
てる。ここで、2階部分を構成する各建物ユニット80
には、図9に示すように、柱81,81,…の下端面及
び床大梁82,82,…の下面にボルト挿通孔811,
821,…が穿設されていて、これらのボルト挿通孔8
11,821,…に、下階のコンクリート耐力壁11
a,11b,…の上面から突出するアンカーボルト5
1,51,…を挿通させて、2階の建物ユニット80を
下階のコンクリート躯体10に対し(当接状態で)アン
カーボルト51,51,…で緊結するようになってい
る。2階の各建物ユニット80の上には、対応する3階
の建物ユニット80が載置されボルト接合されて、三階
建建物が完成する。なお、最上階を構成する各建物ユニ
ット80の上面には屋根材が据え付けられている。
現場において予め準備された基礎の上に、上記第1実施
例と組み立て手順でコンクリート躯体10を構築した
後、コンクリート耐力壁11a,11b,…の上に建物
ユニット80,80,…を据え付けて2階部分を組み立
てる。ここで、2階部分を構成する各建物ユニット80
には、図9に示すように、柱81,81,…の下端面及
び床大梁82,82,…の下面にボルト挿通孔811,
821,…が穿設されていて、これらのボルト挿通孔8
11,821,…に、下階のコンクリート耐力壁11
a,11b,…の上面から突出するアンカーボルト5
1,51,…を挿通させて、2階の建物ユニット80を
下階のコンクリート躯体10に対し(当接状態で)アン
カーボルト51,51,…で緊結するようになってい
る。2階の各建物ユニット80の上には、対応する3階
の建物ユニット80が載置されボルト接合されて、三階
建建物が完成する。なお、最上階を構成する各建物ユニ
ット80の上面には屋根材が据え付けられている。
【0030】このように、この第2実施例の構成によれ
ば、2階部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットを用
いるようにしたので、一段と耐火性能及び耐震性能の向
上を図ることができる。また、2階を構成する建物ユニ
ットの柱下端面及び床大梁下面と下階のコンクリート躯
体10の上面とが互いに当接状態でボルト接合されてい
るため、上階からの荷重が、下階のコンクリート耐力壁
に分散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結果と
なり、コンクリート耐力壁のひび割れを防止できる。ま
た、コンクリート耐力壁上面のアンカーボルトを建物ユ
ニットの下面のボルト挿通孔に挿通させるだけで、位置
合わせが正確に行われるので、接合作業が容易である。
ば、2階部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットを用
いるようにしたので、一段と耐火性能及び耐震性能の向
上を図ることができる。また、2階を構成する建物ユニ
ットの柱下端面及び床大梁下面と下階のコンクリート躯
体10の上面とが互いに当接状態でボルト接合されてい
るため、上階からの荷重が、下階のコンクリート耐力壁
に分散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結果と
なり、コンクリート耐力壁のひび割れを防止できる。ま
た、コンクリート耐力壁上面のアンカーボルトを建物ユ
ニットの下面のボルト挿通孔に挿通させるだけで、位置
合わせが正確に行われるので、接合作業が容易である。
【0031】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、コンクリ
ートは気泡コンクリートに限らず、軽量骨材コンクリー
トや普通コンクリートでも良い。基礎は、ケーソン工法
を採用して、予め、工場であるいは建築現場で築造した
後、地盤を掘り下げて沈設するようにしても良い。RC
造は、壁式構造に限らず、軸組構造でも良く、プレキャ
ストに限らず、建築現場にて、基礎工事と一体化させた
(型わく工事、鉄筋工事、コンクリート工事を含む)鉄
筋コンクリート工事を行っても良い。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、コンクリ
ートは気泡コンクリートに限らず、軽量骨材コンクリー
トや普通コンクリートでも良い。基礎は、ケーソン工法
を採用して、予め、工場であるいは建築現場で築造した
後、地盤を掘り下げて沈設するようにしても良い。RC
造は、壁式構造に限らず、軸組構造でも良く、プレキャ
ストに限らず、建築現場にて、基礎工事と一体化させた
(型わく工事、鉄筋工事、コンクリート工事を含む)鉄
筋コンクリート工事を行っても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、一階部分の躯体は、引張力にも圧縮力にも
強いRC造なので、2階部分及び3階部分の重みを充分
に支えることができ、また、過度の積雪荷重、積載荷重
や風圧力、地震力にも充分に耐え、火災にも強いので、
長年月にわたり安全である。一方、2階部分や3階部分
には、現地施工の負担が軽い建物ユニットが用いられる
ので、工期の短縮化とコストダウンを図ることができ
る。加えて、1階部分は、任意の形状の設計が容易な鉄
筋コンクリート構造なので、プラン自由度が高いという
利点もある。
成によれば、一階部分の躯体は、引張力にも圧縮力にも
強いRC造なので、2階部分及び3階部分の重みを充分
に支えることができ、また、過度の積雪荷重、積載荷重
や風圧力、地震力にも充分に耐え、火災にも強いので、
長年月にわたり安全である。一方、2階部分や3階部分
には、現地施工の負担が軽い建物ユニットが用いられる
ので、工期の短縮化とコストダウンを図ることができ
る。加えて、1階部分は、任意の形状の設計が容易な鉄
筋コンクリート構造なので、プラン自由度が高いという
利点もある。
【0033】また、請求項2記載の構成によれば、予め
工場にて鉄筋コンクリートの耐力壁や床スラブの面材が
製作されるので、工場生産により、一段と、品質の均質
化とコストダウンとを図ることができ、また施工期間を
大幅に短縮できる。
工場にて鉄筋コンクリートの耐力壁や床スラブの面材が
製作されるので、工場生産により、一段と、品質の均質
化とコストダウンとを図ることができ、また施工期間を
大幅に短縮できる。
【0034】また、請求項3記載の構成のよれば、荷重
負担が比較的軽い2階部分及び3階部分には木質系の建
物ユニットを用いられるので、一段とコストダウンを図
ることができる。
負担が比較的軽い2階部分及び3階部分には木質系の建
物ユニットを用いられるので、一段とコストダウンを図
ることができる。
【0035】また、請求項4記載の構成によれば、木質
系の建物ユニットの(床パネル側縁の)下面に継なぎ下
枠(水平材)を設け、継なぎ下枠とコンクリート躯体の
上面とが互いに当接状態でボルト接合されるので、上階
からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分散して伝
達され、構造耐力上好ましい結果となり、コンクリート
耐力壁のひび割れを防止できる。また、コンクリート耐
力壁上面のアンカーボルトを建物ユニットの下面のボル
ト挿通孔に挿通させるだけで、位置合わせが正確に行わ
れるので、接合作業が容易である。
系の建物ユニットの(床パネル側縁の)下面に継なぎ下
枠(水平材)を設け、継なぎ下枠とコンクリート躯体の
上面とが互いに当接状態でボルト接合されるので、上階
からの荷重が、1階のコンクリート耐力壁に分散して伝
達され、構造耐力上好ましい結果となり、コンクリート
耐力壁のひび割れを防止できる。また、コンクリート耐
力壁上面のアンカーボルトを建物ユニットの下面のボル
ト挿通孔に挿通させるだけで、位置合わせが正確に行わ
れるので、接合作業が容易である。
【0036】また、請求項5記載の構成のよれば、2階
部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットが用いられる
ので、一段と耐火性能及び耐震性能の向上を図ることが
できる。
部分及び3階部分に鉄骨系の建物ユニットが用いられる
ので、一段と耐火性能及び耐震性能の向上を図ることが
できる。
【0037】また、請求項6記載の構成によれば、2階
を構成する建物ユニットの鋼柱の下端面及び床鋼梁とコ
ンクリート躯体の上面とが互いに当接状態でボルト接合
されるので、上階からの荷重が、1階のコンクリート耐
力壁に分散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結
果となり、コンクリート耐力壁のひび割れを防止でき
る。また、コンクリート耐力壁上面のアンカーボルトを
建物ユニットの下面のボルト挿通孔に挿通させるだけ
で、位置合わせが正確に行われるので、接合作業が容易
である。
を構成する建物ユニットの鋼柱の下端面及び床鋼梁とコ
ンクリート躯体の上面とが互いに当接状態でボルト接合
されるので、上階からの荷重が、1階のコンクリート耐
力壁に分散して伝達されるので、構造耐力上好ましい結
果となり、コンクリート耐力壁のひび割れを防止でき
る。また、コンクリート耐力壁上面のアンカーボルトを
建物ユニットの下面のボルト挿通孔に挿通させるだけ
で、位置合わせが正確に行われるので、接合作業が容易
である。
【図1】この発明の第1実施例である三階建建物の外観
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図2】同三階建建物の1階部分を構成するコンクリー
ト躯体の1区画分を示す斜視図である。
ト躯体の1区画分を示す斜視図である。
【図3】同コンクリート躯体の要部を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図4】同三階建建物の2階部分及び3階部屋部分に適
用される木質系の建物ユニットを示す斜視図である。
用される木質系の建物ユニットを示す斜視図である。
【図5】同建物ユニットの接合部の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】同三階建建物の部分を各階に分解して示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】同三階建ユニット建物の接合部の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図8】この発明の第2実施例である三階建建物の2階
部分及び3階部屋部分に適用される鉄骨系の建物ユニッ
トを示す斜視図である。
部分及び3階部屋部分に適用される鉄骨系の建物ユニッ
トを示す斜視図である。
【図9】2階部分を構成する同建物ユニットの躯体の要
部を部分的に拡大して示す斜視図である。
部を部分的に拡大して示す斜視図である。
【図10】同三階建建物の部分を各階に分解して示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
10 コンクリート躯体 11a,11b コンクリート耐力壁 12 床スラブ 51 アンカーボルト 20 木質系の建物ユニット(住宅の2階部分及び
3階部分) 30 床パネル 35 頭つなぎ(継なぎ下枠) 40a,40b 壁パネル 60 ボルト挿通孔(アンカーボルト挿通孔) 80 鉄骨系の建物ユニット 81 柱 82 床大梁 83 天井大梁 811,821 ボルト挿通孔
3階部分) 30 床パネル 35 頭つなぎ(継なぎ下枠) 40a,40b 壁パネル 60 ボルト挿通孔(アンカーボルト挿通孔) 80 鉄骨系の建物ユニット 81 柱 82 床大梁 83 天井大梁 811,821 ボルト挿通孔
Claims (6)
- 【請求項1】 建物の1階部分の躯体を鉄筋コンクリー
トで構築し、得られたコンクリート躯体の上に、複数の
建物ユニットを水平方向及び上下に組み付けして前記建
物の2階部分及び3階部分を完成させてなることを特徴
とする三階建建物。 - 【請求項2】 鉄筋コンクリートのコンクリート耐力壁
や床スラブの面材を組み合わせて建物の1階部分の躯体
を構築し、得られたコンクリート躯体の上に、複数の建
物ユニットを水平方向及び上下に組み付けして前記建物
の2階部分及び3階部分を完成させてなることを特徴と
する三階建建物。 - 【請求項3】 前記建物ユニットは、木製の根太で組ま
れた床枠組の上面に構造用の面材が貼着されてなる床パ
ネルに、木製の縦枠、下枠及び上枠で組まれた壁枠組の
内外両面に構造用の面材が貼着されて耐力壁とされる壁
パネルが立設されてなることを特徴とする請求項1又は
2記載の三階建建物。 - 【請求項4】 前記コンクリート躯体の上面にはアンカ
ーボルトが埋設され、かつ、2階部分を構成する前記各
建物ユニットにおいて前記コンクリート躯体の直上に配
置される床パネル側縁の下面にはアンカーボルト挿通孔
を有する継なぎ下枠が設けられていて、該継なぎ下枠が
前記コンクリート躯体の上面に当接状態でボルト接合さ
れてなることを特徴とする請求項3記載の三階建建物。 - 【請求項5】 前記建物ユニットは、四隅の鋼柱の上下
端間が天井鋼梁、床鋼梁で結ばれた鉄骨骨組からなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の三階建建物。 - 【請求項6】 前記コンクリート躯体の上面にはアンカ
ーボルトが埋設され、かつ、2階部分を構成する前記各
建物ユニットにおいて前記コンクリート躯体の直上に配
置される前記鋼柱の下端面及び/又は前記床鋼梁の下面
には、アンカーボルト挿通孔が設けられていて、前記鋼
柱及び/又は前記床鋼梁が前記コンクリート躯体の上面
に当接状態でボルト接合されてなることを特徴とする請
求項5記載の三階建建物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18134594A JPH0841995A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 三階建建物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18134594A JPH0841995A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 三階建建物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0841995A true JPH0841995A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16099084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18134594A Pending JPH0841995A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 三階建建物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0841995A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015741A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
| KR102416081B1 (ko) * | 2021-09-10 | 2022-07-01 | 방재웅 | 하이브리드 건축물 및 이의 시공방법 |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP18134594A patent/JPH0841995A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015741A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
| KR102416081B1 (ko) * | 2021-09-10 | 2022-07-01 | 방재웅 | 하이브리드 건축물 및 이의 시공방법 |
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