JPH0842649A - テンショナ - Google Patents
テンショナInfo
- Publication number
- JPH0842649A JPH0842649A JP17681094A JP17681094A JPH0842649A JP H0842649 A JPH0842649 A JP H0842649A JP 17681094 A JP17681094 A JP 17681094A JP 17681094 A JP17681094 A JP 17681094A JP H0842649 A JPH0842649 A JP H0842649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- movable member
- damping
- boss portion
- tensioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/081—Torsion springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes or chains
- F16H7/0829—Means for varying tension of belts, ropes or chains with vibration damping means
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テンショナにおけるスプリングサポート1
5、インサートベアリング16等のダンピング部材に対
し、その摺動時の寸法変化を小さくし、耐摩耗性を長期
に亘って安定させられるようにする。 【構成】 結晶性樹脂である従来のポリアミド6−6に
代えて非晶性のポリエーテルサルホン樹脂を主成分と
し、これに2〜8wt%のポリテトラフルオロエチレン
樹脂と、2〜20wt%のアラミド繊維とをそれぞれ添
加した樹脂材料でダンピング部材を構成する。
5、インサートベアリング16等のダンピング部材に対
し、その摺動時の寸法変化を小さくし、耐摩耗性を長期
に亘って安定させられるようにする。 【構成】 結晶性樹脂である従来のポリアミド6−6に
代えて非晶性のポリエーテルサルホン樹脂を主成分と
し、これに2〜8wt%のポリテトラフルオロエチレン
樹脂と、2〜20wt%のアラミド繊維とをそれぞれ添
加した樹脂材料でダンピング部材を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車エンジ
ンによる補機類駆動のためのVベルト等に所定の張力を
付与しかつその張力変動に応じて張力調整動作に対する
ダンピング力を変化させるようにしたテンショナに関
し、特にダンピング部材の組成の改良に関する。
ンによる補機類駆動のためのVベルト等に所定の張力を
付与しかつその張力変動に応じて張力調整動作に対する
ダンピング力を変化させるようにしたテンショナに関
し、特にダンピング部材の組成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテンショナとしては、例えば特
公昭62−2182号公報で示されるものが一般的に知
られており、駆動プーリと複数の従動プーリとの間に巻
き掛けられたベルトのプーリ間スパンを押圧して、駆動
プーリの回転力を全ての従動プーリに安定して伝達させ
るために用いられる。
公昭62−2182号公報で示されるものが一般的に知
られており、駆動プーリと複数の従動プーリとの間に巻
き掛けられたベルトのプーリ間スパンを押圧して、駆動
プーリの回転力を全ての従動プーリに安定して伝達させ
るために用いられる。
【0003】具体的には、図1に例示するように、軸部
4を有して自動車エンジン等の固定体に固定される固定
部材1と、この固定部材1の軸部4に回動可能に外嵌合
されたボス部7を有するとともに、先端においてボス部
7の回動軸心Pと平行な軸心Q回りにプーリ8を回転自
在に支持するアーム部9が突設され、上記ボス部7にお
いて固定部材1に回動可能に支持された回動部材2とを
備えている。また、この回動部材2のボス部7外周側に
は、該回動部材2を固定部材1に対し所定方向に回動付
勢する捩りコイルばね3が配設されている。
4を有して自動車エンジン等の固定体に固定される固定
部材1と、この固定部材1の軸部4に回動可能に外嵌合
されたボス部7を有するとともに、先端においてボス部
7の回動軸心Pと平行な軸心Q回りにプーリ8を回転自
在に支持するアーム部9が突設され、上記ボス部7にお
いて固定部材1に回動可能に支持された回動部材2とを
備えている。また、この回動部材2のボス部7外周側に
は、該回動部材2を固定部材1に対し所定方向に回動付
勢する捩りコイルばね3が配設されている。
【0004】さらに、上記捩りコイルばね3内周と回動
部材2のボス部7外周との間には鍔付き円筒状のスプリ
ングサポート15が、また回動部材2のボス部7内周と
固定部材1の軸部4外周との間には円筒状のインサート
ベアリング16が、それぞれ回動部材2の回動をダンピ
ングするための合成樹脂製ダンピング部材として配設さ
れている。そして、上記ベルトの張力変動に伴い、回動
部材2が回動付勢方向とは逆の方向に回動されるとき
に、回動部材2が回動付勢方向に回動するときよりも大
きな力でその回動をダンピングし、このことで、ベルト
の振動を効果的に抑制できるようになされている。
部材2のボス部7外周との間には鍔付き円筒状のスプリ
ングサポート15が、また回動部材2のボス部7内周と
固定部材1の軸部4外周との間には円筒状のインサート
ベアリング16が、それぞれ回動部材2の回動をダンピ
ングするための合成樹脂製ダンピング部材として配設さ
れている。そして、上記ベルトの張力変動に伴い、回動
部材2が回動付勢方向とは逆の方向に回動されるとき
に、回動部材2が回動付勢方向に回動するときよりも大
きな力でその回動をダンピングし、このことで、ベルト
の振動を効果的に抑制できるようになされている。
【0005】また、上記公報に示されるものでは、大き
なダンピング力は必要ではないが、振幅の大きいベルト
振動をダンピングする場合のダンピング部材の樹脂材料
として、ザイテル(Zytel〔登録商標〕)を用いる
ことが提案されている。このザイテルは、ポリアミド6
−6樹脂を主たる成分とするものであって、比較的耐摩
耗性が高くかつ低摩擦性を有するものとされている。
なダンピング力は必要ではないが、振幅の大きいベルト
振動をダンピングする場合のダンピング部材の樹脂材料
として、ザイテル(Zytel〔登録商標〕)を用いる
ことが提案されている。このザイテルは、ポリアミド6
−6樹脂を主たる成分とするものであって、比較的耐摩
耗性が高くかつ低摩擦性を有するものとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ポ
リアミド6−6樹脂等のポリアミド樹脂は、ガラス転位
点の低い結晶性樹脂であるために、摺動時の発熱に伴う
寸法変化が大きいという難点がある。
リアミド6−6樹脂等のポリアミド樹脂は、ガラス転位
点の低い結晶性樹脂であるために、摺動時の発熱に伴う
寸法変化が大きいという難点がある。
【0007】つまり、テンショナのダンピング部材とし
て用いた場合に、実際には寸法変化に起因して摺動部分
でのクリアランスが必要以上に小さくなることがあり、
そのときにはトルク変動が大きくなる。逆に、摺動部分
でのクリアランスが必要以上に大きくなると、今度はベ
ルトの振動を効果的に抑制することができず、摺動面の
摩耗が著しく多くなって内部発熱により寿命が短くなる
とともに、騒音が大きくなる。尚、耐摩耗性を改善する
ために、摺動面にグリースを塗布しておくことも考えら
れるが、この場合には、使用期間が長くなるのに応じて
グリースが飛散してしまうので、根本的な対策とはなら
ない。
て用いた場合に、実際には寸法変化に起因して摺動部分
でのクリアランスが必要以上に小さくなることがあり、
そのときにはトルク変動が大きくなる。逆に、摺動部分
でのクリアランスが必要以上に大きくなると、今度はベ
ルトの振動を効果的に抑制することができず、摺動面の
摩耗が著しく多くなって内部発熱により寿命が短くなる
とともに、騒音が大きくなる。尚、耐摩耗性を改善する
ために、摺動面にグリースを塗布しておくことも考えら
れるが、この場合には、使用期間が長くなるのに応じて
グリースが飛散してしまうので、根本的な対策とはなら
ない。
【0008】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その主な目的は、上記のようにベルトに所定
の張力を付与しかつダンピング部材の作動でベルト振動
を抑えるようにしたテンショナにおいて、ダンピング部
材の組成を改良することで、該ダンピング部材の寸法安
定性及び耐摩耗性を向上させることにある。
のであり、その主な目的は、上記のようにベルトに所定
の張力を付与しかつダンピング部材の作動でベルト振動
を抑えるようにしたテンショナにおいて、ダンピング部
材の組成を改良することで、該ダンピング部材の寸法安
定性及び耐摩耗性を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、ダンピング部材の主な成分と
して、結晶性樹脂であるポリアミド樹脂よりもガラス転
位点の高い非晶性のポリエーテルサルホン樹脂(以下、
PESと称す)を用いるようにした。
め、請求項1の発明では、ダンピング部材の主な成分と
して、結晶性樹脂であるポリアミド樹脂よりもガラス転
位点の高い非晶性のポリエーテルサルホン樹脂(以下、
PESと称す)を用いるようにした。
【0010】具体的には、この発明では、固定体に固定
可能な固定部材と、ベルトを押圧するためのプーリを有
し、該プーリがベルトを押圧する方向に移動可能に上記
固定部材により支持された可動部材と、これら固定部材
及び可動部材間に介装され、可動部材を固定部材に対し
所定方向に付勢する付勢手段と、これら固定部材及び可
動部材間に介装され、可動部材の移動をダンピングする
ダンピング部材とを備え、上記付勢手段の付勢力により
上記プーリにベルトを押圧させて所定の張力を付与する
一方、ベルト張力の変動時に可動部材が上記付勢方向と
は逆の方向に移動されるときにその移動をダンピング部
材によりダンピングするようになされたテンショナに対
し、上記ダンピング部材はPESを主成分とする樹脂組
成物で構成されたものとする。
可能な固定部材と、ベルトを押圧するためのプーリを有
し、該プーリがベルトを押圧する方向に移動可能に上記
固定部材により支持された可動部材と、これら固定部材
及び可動部材間に介装され、可動部材を固定部材に対し
所定方向に付勢する付勢手段と、これら固定部材及び可
動部材間に介装され、可動部材の移動をダンピングする
ダンピング部材とを備え、上記付勢手段の付勢力により
上記プーリにベルトを押圧させて所定の張力を付与する
一方、ベルト張力の変動時に可動部材が上記付勢方向と
は逆の方向に移動されるときにその移動をダンピング部
材によりダンピングするようになされたテンショナに対
し、上記ダンピング部材はPESを主成分とする樹脂組
成物で構成されたものとする。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、ダンピング部材は、2〜8wt%のポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFEと称す)と、
2〜20wt%のアラミド繊維と、残部のPESとから
なる樹脂組成物で構成されたものとする。
において、ダンピング部材は、2〜8wt%のポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFEと称す)と、
2〜20wt%のアラミド繊維と、残部のPESとから
なる樹脂組成物で構成されたものとする。
【0012】請求項3の発明では、上記請求項2の発明
において、固定部材は軸部を有するものとし、可動部材
は、上記固定部材の軸部にその先端側から回動可能に外
嵌合されるボス部を有するものとする。また、付勢手段
は、上記可動部材のボス部外周側に配置されかつ該可動
部材を固定部材に対し所定方向に回動付勢する捩りコイ
ルばねとする。そして、上記ダンピング部材は、上記捩
りコイルばねと可動部材のボス部との間に介装されかつ
固定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部外周面
に摺接可能なスプリングサポートとする。
において、固定部材は軸部を有するものとし、可動部材
は、上記固定部材の軸部にその先端側から回動可能に外
嵌合されるボス部を有するものとする。また、付勢手段
は、上記可動部材のボス部外周側に配置されかつ該可動
部材を固定部材に対し所定方向に回動付勢する捩りコイ
ルばねとする。そして、上記ダンピング部材は、上記捩
りコイルばねと可動部材のボス部との間に介装されかつ
固定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部外周面
に摺接可能なスプリングサポートとする。
【0013】請求項4の発明では、上記請求項2の発明
において、テンショナの固定部材、可動部材及び付勢手
段が請求項5の発明と同じものである場合に、ダンピン
グ部材は、可動部材のボス部と固定部材の軸部との間に
介装されかつ固定部材側に回止めされた状態で外周面が
ボス部内周面に摺接可能なインサートベアリングとす
る。
において、テンショナの固定部材、可動部材及び付勢手
段が請求項5の発明と同じものである場合に、ダンピン
グ部材は、可動部材のボス部と固定部材の軸部との間に
介装されかつ固定部材側に回止めされた状態で外周面が
ボス部内周面に摺接可能なインサートベアリングとす
る。
【0014】請求項5の発明では、上記請求項3又は4
の発明において、少なくとも可動部材のボス部はアルミ
ニウム合金からなるものとする。
の発明において、少なくとも可動部材のボス部はアルミ
ニウム合金からなるものとする。
【0015】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、ダン
ピング部材の樹脂組成物の主な成分として用いられるP
ESは非晶性樹脂の1つであって、ポリアミド樹脂と比
べてガラス転位点が高いので、高温時の寸法安定性に優
れ、高温時の耐摩耗性にも優れている。したがって、ダ
ンピング部材の高温時における寸法安定性及び耐摩耗性
が向上し、このことで高温時の寸法変化に起因するトル
ク変動や、摺動部分での摩耗増大で内部発熱して寿命が
低下したり騒音を発生する等の事態が生じ難くなる。
ピング部材の樹脂組成物の主な成分として用いられるP
ESは非晶性樹脂の1つであって、ポリアミド樹脂と比
べてガラス転位点が高いので、高温時の寸法安定性に優
れ、高温時の耐摩耗性にも優れている。したがって、ダ
ンピング部材の高温時における寸法安定性及び耐摩耗性
が向上し、このことで高温時の寸法変化に起因するトル
ク変動や、摺動部分での摩耗増大で内部発熱して寿命が
低下したり騒音を発生する等の事態が生じ難くなる。
【0016】請求項2の発明では、ダンピング部材は上
記PESにPTFEが添加された樹脂組成物により構成
されているので、このPTFEの添加により、ダンピン
グ部材の摩擦係数を調整できるようになる。このとき、
PTFEの添加量が2wt%未満であると摩擦係数が大
きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化する一方、添加量が8w
t%を超えると摩擦係数が小さくなり過ぎるので、PT
FEが2〜8wt%の範囲で添加されることにより、適
正な範囲の摩擦係数が得られる。尚、PTFEの添加
は、摩擦係数の経時変化を小さくする作用も有する。
記PESにPTFEが添加された樹脂組成物により構成
されているので、このPTFEの添加により、ダンピン
グ部材の摩擦係数を調整できるようになる。このとき、
PTFEの添加量が2wt%未満であると摩擦係数が大
きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化する一方、添加量が8w
t%を超えると摩擦係数が小さくなり過ぎるので、PT
FEが2〜8wt%の範囲で添加されることにより、適
正な範囲の摩擦係数が得られる。尚、PTFEの添加
は、摩擦係数の経時変化を小さくする作用も有する。
【0017】また、上記PESにアラミド繊維が添加さ
れることにより、PES単体の場合に比べて耐衝撃性及
び耐摩耗性が向上する。このとき、アラミド繊維の添加
量が2wt%未満であると耐摩耗性が不十分になる一
方、添加量が20wt%を超えると摩擦係数が小さくな
り過ぎるので、アラミド繊維が2〜20wt%の範囲で
添加されることにより、摩擦係数を低下させることなく
適正な耐衝撃性及び耐摩耗性が得られる。さらに、アラ
ミド繊維では、ガラス繊維やカーボン繊維を添加した場
合と異なり、アルミニウム合金等の金属を傷付けたり摩
耗させたりする事態が生じ難い。
れることにより、PES単体の場合に比べて耐衝撃性及
び耐摩耗性が向上する。このとき、アラミド繊維の添加
量が2wt%未満であると耐摩耗性が不十分になる一
方、添加量が20wt%を超えると摩擦係数が小さくな
り過ぎるので、アラミド繊維が2〜20wt%の範囲で
添加されることにより、摩擦係数を低下させることなく
適正な耐衝撃性及び耐摩耗性が得られる。さらに、アラ
ミド繊維では、ガラス繊維やカーボン繊維を添加した場
合と異なり、アルミニウム合金等の金属を傷付けたり摩
耗させたりする事態が生じ難い。
【0018】請求項3の発明では、上記ダンピング部材
が、捩りコイルばねと可動部材のボス部との間に介装さ
れかつ固定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部
外周面に摺接可能なスプリングサポートであり、請求項
4の発明では、ダンピング部材が、可動部材のボス部と
固定部材の軸部との間に介装されてその外周面がボス部
内周面に摺接可能なインサートベアリングであるので、
これら発明では上記請求項2の発明での作用が具体的に
営まれる。
が、捩りコイルばねと可動部材のボス部との間に介装さ
れかつ固定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部
外周面に摺接可能なスプリングサポートであり、請求項
4の発明では、ダンピング部材が、可動部材のボス部と
固定部材の軸部との間に介装されてその外周面がボス部
内周面に摺接可能なインサートベアリングであるので、
これら発明では上記請求項2の発明での作用が具体的に
営まれる。
【0019】請求項5の発明では、少なくとも可動部材
のボス部がアルミニウム合金からなるものであるので、
上記請求項2の発明での作用が十分に発揮される。
のボス部がアルミニウム合金からなるものであるので、
上記請求項2の発明での作用が十分に発揮される。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例に係るテンショナTの全体構成を
示し、このテンショナTは、基本構成として、自動車エ
ンジン等の固定体に固定可能なアルミニウム合金からな
る固定部材1と、この固定部材1に組み付けられて回動
軸心P回りに回動可能に支持されたアルミニウム合金製
の可動部材としての回動部材2と、これら固定部材1及
び回動部材2間に縮装され、回動部材2を固定部材1に
対し図2の反時計回り方向に回動付勢する付勢手段とし
ての捩りコイルばね3とを備えている。
明する。図1は実施例に係るテンショナTの全体構成を
示し、このテンショナTは、基本構成として、自動車エ
ンジン等の固定体に固定可能なアルミニウム合金からな
る固定部材1と、この固定部材1に組み付けられて回動
軸心P回りに回動可能に支持されたアルミニウム合金製
の可動部材としての回動部材2と、これら固定部材1及
び回動部材2間に縮装され、回動部材2を固定部材1に
対し図2の反時計回り方向に回動付勢する付勢手段とし
ての捩りコイルばね3とを備えている。
【0021】上記固定部材1は、先端側(図1の左下方
側)が開口された有底円筒状のリヤカップ部1aと、該
リヤカップ部1aの底壁中央から回動軸心P方向先端側
に向けて延びる軸部4と、リヤカップ部1aの外周に半
径方向外方に向けて延設された2つの取付部5とを有
し、これら取付部5に設けられた3箇所のボルト挿通孔
6において図外の取付ボルトにより固定体に固定するよ
うになされている。また、図示はしないが、上記リヤカ
ップ部1aの周壁には、この周壁を半径方向に貫通する
基端側係止孔が形成されている。
側)が開口された有底円筒状のリヤカップ部1aと、該
リヤカップ部1aの底壁中央から回動軸心P方向先端側
に向けて延びる軸部4と、リヤカップ部1aの外周に半
径方向外方に向けて延設された2つの取付部5とを有
し、これら取付部5に設けられた3箇所のボルト挿通孔
6において図外の取付ボルトにより固定体に固定するよ
うになされている。また、図示はしないが、上記リヤカ
ップ部1aの周壁には、この周壁を半径方向に貫通する
基端側係止孔が形成されている。
【0022】上記回動部材2は、基端側(図1の右上方
側)が開口されかつその開口部が上記リヤカップ部1a
の開口部と対向するフロントカップ部2aと、該フロン
トカップ部2aの底壁中央から回動軸心P方向基端側に
向けて延び、かつ固定部材1の軸部4にその先端側から
外嵌合されるボス部7と、上記フロントカップ部2aの
外周に半径方向外方に向けて突設され、その突端にボス
部7の回動軸心Pと平行な軸心Q回りにプーリ8が回転
自在に支持されたアーム部9とを有する。この回動部材
2は、ボス部7において固定部材1に回動可能に支持さ
れ、かつ固定部材1の軸部4先端に取り付けた略円形状
の金属板からなるフロントプレート10により合成樹脂
製のスラストワッシャ11を介して抜止めがなされてい
る。また、このフロントプレート10には規制片10a
が半径方向外方に向けて突設されており、フロントカッ
プ部2aの底壁外面側周壁の一部を切り欠いて設けられ
た切欠部12に該規制片10aが係合することで回動部
材2の回動範囲を規制するようになされている。一方、
上記アーム部9の突端には上記軸心Q方向に延びてプー
リ8を軸支する軸部9aが突設されており、プーリ8は
ダストシールド13を介してプーリボルト14により抜
止めがなされている。また、上記フロントカップ部2a
の周壁には、この周壁を半径方向に貫通する図外の先端
係止孔が形成されている。
側)が開口されかつその開口部が上記リヤカップ部1a
の開口部と対向するフロントカップ部2aと、該フロン
トカップ部2aの底壁中央から回動軸心P方向基端側に
向けて延び、かつ固定部材1の軸部4にその先端側から
外嵌合されるボス部7と、上記フロントカップ部2aの
外周に半径方向外方に向けて突設され、その突端にボス
部7の回動軸心Pと平行な軸心Q回りにプーリ8が回転
自在に支持されたアーム部9とを有する。この回動部材
2は、ボス部7において固定部材1に回動可能に支持さ
れ、かつ固定部材1の軸部4先端に取り付けた略円形状
の金属板からなるフロントプレート10により合成樹脂
製のスラストワッシャ11を介して抜止めがなされてい
る。また、このフロントプレート10には規制片10a
が半径方向外方に向けて突設されており、フロントカッ
プ部2aの底壁外面側周壁の一部を切り欠いて設けられ
た切欠部12に該規制片10aが係合することで回動部
材2の回動範囲を規制するようになされている。一方、
上記アーム部9の突端には上記軸心Q方向に延びてプー
リ8を軸支する軸部9aが突設されており、プーリ8は
ダストシールド13を介してプーリボルト14により抜
止めがなされている。また、上記フロントカップ部2a
の周壁には、この周壁を半径方向に貫通する図外の先端
係止孔が形成されている。
【0023】上記捩りコイルばね3は、本体が左巻き
で、基端3a及び先端3bの何れもが本体から半径方向
外方に向けて突出する形状とされている。そして、上記
基端3aは固定部材1のリヤカップ部1a周壁における
基端側係止孔に、また先端3bは回動部材2のフロント
カップ部2a周壁における先端側係止孔にそれぞれ半径
方向に貫通して係止され、このことで、各端部3a,3
bは周方向の移動が規制されている。そして、これら両
端部3a,3bが係止された状態で本体が拡径する方向
に動作することにより、回動部材2を所定方向(図1の
反時計回り方向)に回動付勢するようになされている。
で、基端3a及び先端3bの何れもが本体から半径方向
外方に向けて突出する形状とされている。そして、上記
基端3aは固定部材1のリヤカップ部1a周壁における
基端側係止孔に、また先端3bは回動部材2のフロント
カップ部2a周壁における先端側係止孔にそれぞれ半径
方向に貫通して係止され、このことで、各端部3a,3
bは周方向の移動が規制されている。そして、これら両
端部3a,3bが係止された状態で本体が拡径する方向
に動作することにより、回動部材2を所定方向(図1の
反時計回り方向)に回動付勢するようになされている。
【0024】そして、上記回動部材2のボス部7外周側
には、ダンピング部材としてのスプリングサポート15
が介装されている。このスプリングサポート15は全体
形状が鍔付き円筒状をなしていて、その円筒状の本体部
15aの内周面がボス部7外周面に摺接可能とされてい
る。また、本体部15aの基端側開口縁にはリヤカップ
部1aの底壁内面に接する外向きフランジ状の鍔部15
bが周設されていて、この鍔部15aが捩りコイルばね
3の圧縮付勢力で上記底壁内面に押し付けられること
で、該スプリングサポート15が固定部材1側に固定さ
れるようになっている。
には、ダンピング部材としてのスプリングサポート15
が介装されている。このスプリングサポート15は全体
形状が鍔付き円筒状をなしていて、その円筒状の本体部
15aの内周面がボス部7外周面に摺接可能とされてい
る。また、本体部15aの基端側開口縁にはリヤカップ
部1aの底壁内面に接する外向きフランジ状の鍔部15
bが周設されていて、この鍔部15aが捩りコイルばね
3の圧縮付勢力で上記底壁内面に押し付けられること
で、該スプリングサポート15が固定部材1側に固定さ
れるようになっている。
【0025】また、上記回動部材2のボス部7内周と固
定部材1の軸部4外周との間には、ダンピング部材とし
てのインサートベアリング16が介装されている。この
インサートベアリング16は両端が開口された円筒状を
なしている。そして、インサートベアリング16の外周
面及び回動部材2のボス部7内周面は、それぞれ先端側
が基端側よりも僅かに小径となる断面テーパ状に形成さ
れている。さらに、インサートベアリング16の内周面
及び固定部材1の軸部4外周面も、それぞれ先端側が基
端側よりも僅かに小径となる断面テーパ状に形成されて
いる。そして、図示はしないが、軸部4の外周には回動
軸心P方向に延びるキー溝が、またインサートベアリン
グ16の内周には上記キー溝に係入するキー部がそれぞ
れ設けられており、このことで、インサートベアリング
16の固定部材1側における回止めがなされている。
定部材1の軸部4外周との間には、ダンピング部材とし
てのインサートベアリング16が介装されている。この
インサートベアリング16は両端が開口された円筒状を
なしている。そして、インサートベアリング16の外周
面及び回動部材2のボス部7内周面は、それぞれ先端側
が基端側よりも僅かに小径となる断面テーパ状に形成さ
れている。さらに、インサートベアリング16の内周面
及び固定部材1の軸部4外周面も、それぞれ先端側が基
端側よりも僅かに小径となる断面テーパ状に形成されて
いる。そして、図示はしないが、軸部4の外周には回動
軸心P方向に延びるキー溝が、またインサートベアリン
グ16の内周には上記キー溝に係入するキー部がそれぞ
れ設けられており、このことで、インサートベアリング
16の固定部材1側における回止めがなされている。
【0026】かくして、上記のように構成されたテンシ
ョナTは、例えば図2に示すような自動車エンジンの補
機類駆動機構に用いられる。ここでは、エンジンのクラ
ンクシャフト21に回転一体に連結した駆動プーリ22
と、パワーステアリング装置やオルタネータ、エアコン
ディショナ等の補器類をそれぞれ駆動するための複数の
従動プーリ23との間に巻き掛けられて同図矢印で示す
方向に走行されるVリブドベルトtに所定の張力を付与
すべく使用されている。上記テンショナTでは、回動部
材2のプーリ8に巻き掛けられたベルトtの張力変動に
伴い、スプリングサポート15の本体部15aが捩りコ
イルばね3の半径方向内方への押圧力で回動部材2のボ
ス部7に押し付けられて該本体部15a内周面の一部と
ボス部7外周面の一部との間に、また回動部材2のボス
部7が上記押圧力でインサートベアリング16に押し付
けられてボス部7内周面の一部と該インサートベアリン
グ16外周面の一部との間にそれぞれ摩擦力が生じ、こ
の摩擦力により上記回動部材2の回動がダンピングされ
る。そして、回動部材2が回動付勢方向と逆の方向(図
1の時計回り方向及び図2の反時計回り方向)に回動す
る際に、その回動をダンピングする摩擦力が回動付勢方
向に回動する際の摩擦力よりも大きくなされるので、ベ
ルト張力が急激に増大したときには回動部材2の回動が
抑えられ、このことで、ベルトtのばたつきが防止され
るようになる。
ョナTは、例えば図2に示すような自動車エンジンの補
機類駆動機構に用いられる。ここでは、エンジンのクラ
ンクシャフト21に回転一体に連結した駆動プーリ22
と、パワーステアリング装置やオルタネータ、エアコン
ディショナ等の補器類をそれぞれ駆動するための複数の
従動プーリ23との間に巻き掛けられて同図矢印で示す
方向に走行されるVリブドベルトtに所定の張力を付与
すべく使用されている。上記テンショナTでは、回動部
材2のプーリ8に巻き掛けられたベルトtの張力変動に
伴い、スプリングサポート15の本体部15aが捩りコ
イルばね3の半径方向内方への押圧力で回動部材2のボ
ス部7に押し付けられて該本体部15a内周面の一部と
ボス部7外周面の一部との間に、また回動部材2のボス
部7が上記押圧力でインサートベアリング16に押し付
けられてボス部7内周面の一部と該インサートベアリン
グ16外周面の一部との間にそれぞれ摩擦力が生じ、こ
の摩擦力により上記回動部材2の回動がダンピングされ
る。そして、回動部材2が回動付勢方向と逆の方向(図
1の時計回り方向及び図2の反時計回り方向)に回動す
る際に、その回動をダンピングする摩擦力が回動付勢方
向に回動する際の摩擦力よりも大きくなされるので、ベ
ルト張力が急激に増大したときには回動部材2の回動が
抑えられ、このことで、ベルトtのばたつきが防止され
るようになる。
【0027】この発明の特徴として、上記スプリングサ
ポート15及びインサートベアリング16の樹脂組成物
は、何れも下記の構造式で示されるPES(ポリエーテ
ルサルホン樹脂)を主成分とし、かつ2〜8wt%のP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)と、2〜2
0wt%のアラミド繊維とがそれぞれ添加されたもので
ある。
ポート15及びインサートベアリング16の樹脂組成物
は、何れも下記の構造式で示されるPES(ポリエーテ
ルサルホン樹脂)を主成分とし、かつ2〜8wt%のP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)と、2〜2
0wt%のアラミド繊維とがそれぞれ添加されたもので
ある。
【0028】
【式1】
【0029】したがって、この実施例によれば、スプリ
ングサポート15及びインサートベアリング16の樹脂
組成物の主成分として、ガラス転位点の高い非晶性樹脂
であるPESを用いたので、結晶性樹脂であるポリアミ
ド6−6樹脂を主成分とする従来のスプリングサポート
及びインサートベアリングに比べて、高温時の寸法安定
性を向上させることができる。
ングサポート15及びインサートベアリング16の樹脂
組成物の主成分として、ガラス転位点の高い非晶性樹脂
であるPESを用いたので、結晶性樹脂であるポリアミ
ド6−6樹脂を主成分とする従来のスプリングサポート
及びインサートベアリングに比べて、高温時の寸法安定
性を向上させることができる。
【0030】これにより、高温時の寸法変化に起因する
摺動部分のクリアランスの変化を抑制することができる
ので、上記クリアランスが必要以上に小さくなることに
起因するトルク変動や、該クリアランスが必要以上に大
きくなることに起因する問題、つまり、ベルト振動の抑
制が不十分になって摺動部分での摩耗が著しく大きくな
るために内部発熱により寿命が低下するとともに騒音を
発生する等の問題が生じ難くなる。さらに、高温時の耐
摩耗性を向上させることもできる。
摺動部分のクリアランスの変化を抑制することができる
ので、上記クリアランスが必要以上に小さくなることに
起因するトルク変動や、該クリアランスが必要以上に大
きくなることに起因する問題、つまり、ベルト振動の抑
制が不十分になって摺動部分での摩耗が著しく大きくな
るために内部発熱により寿命が低下するとともに騒音を
発生する等の問題が生じ難くなる。さらに、高温時の耐
摩耗性を向上させることもできる。
【0031】上記PESの一例として、例えば米国IC
I社製「VICTREX(商品名)」の4100G及び
4800Gのグレードのものでは、ポリアミド6−6樹
脂のガラス転位点TgがTg=65℃程度であるのに対
し、Tg=225℃と高いので、ポリアミド6−6樹脂
と比べて高温時の寸法安定性に優れている。また、高温
時の耐摩耗性にも優れている。加えて、エーテル基(−
O−)が存在していることから溶融相における高分子鎖
の易動性、つまり加工性が良好である。また、p−フェ
ニレン単位がスルホン基(−SO2 −)とエーテル基と
で交互に結ばれているために、化学薬品に対して安定で
ある。さらに、コストパフォーマンスに優れているとい
う利点も有する。
I社製「VICTREX(商品名)」の4100G及び
4800Gのグレードのものでは、ポリアミド6−6樹
脂のガラス転位点TgがTg=65℃程度であるのに対
し、Tg=225℃と高いので、ポリアミド6−6樹脂
と比べて高温時の寸法安定性に優れている。また、高温
時の耐摩耗性にも優れている。加えて、エーテル基(−
O−)が存在していることから溶融相における高分子鎖
の易動性、つまり加工性が良好である。また、p−フェ
ニレン単位がスルホン基(−SO2 −)とエーテル基と
で交互に結ばれているために、化学薬品に対して安定で
ある。さらに、コストパフォーマンスに優れているとい
う利点も有する。
【0032】また、上記PESにPTFEを添加するこ
とにより、スプリングサポート15及びインサートベア
リング16の摩擦係数を適正な値に調整することができ
る。このとき、PTFEの添加量が2wt%未満である
と摩擦係数が大きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化する一
方、添加量が8wt%を超えると摩擦係数が小さくなり
過ぎるので、PTFEが2〜8wt%の範囲で添加され
ることにより、適正な範囲の摩擦係数を得ることができ
る。その上、PTFEの添加は、摩擦係数の経時変化を
小さくできるという利点も有する。
とにより、スプリングサポート15及びインサートベア
リング16の摩擦係数を適正な値に調整することができ
る。このとき、PTFEの添加量が2wt%未満である
と摩擦係数が大きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化する一
方、添加量が8wt%を超えると摩擦係数が小さくなり
過ぎるので、PTFEが2〜8wt%の範囲で添加され
ることにより、適正な範囲の摩擦係数を得ることができ
る。その上、PTFEの添加は、摩擦係数の経時変化を
小さくできるという利点も有する。
【0033】さらに、上記PESにアラミド繊維が添加
されることにより、PES単体の場合に比べて耐衝撃性
及び耐摩耗性を向上させることができる。このとき、ア
ラミド繊維の添加量が2wt%未満であると耐摩耗性が
不十分になる一方、添加量が20wt%を超えると摩擦
係数が小さくなり過ぎるので、アラミド繊維が2〜20
wt%の範囲で添加されることにより、摩擦係数を低下
させることなく適正な耐衝撃性及び耐摩耗性を得ること
ができる。また、アラミド繊維では、ガラス繊維やカー
ボン繊維を添加する場合と異なり、アルミニウム合金か
らなる回動部材2のボス部7を傷付けたり摩耗させるこ
とが少ないというメリットもある。
されることにより、PES単体の場合に比べて耐衝撃性
及び耐摩耗性を向上させることができる。このとき、ア
ラミド繊維の添加量が2wt%未満であると耐摩耗性が
不十分になる一方、添加量が20wt%を超えると摩擦
係数が小さくなり過ぎるので、アラミド繊維が2〜20
wt%の範囲で添加されることにより、摩擦係数を低下
させることなく適正な耐衝撃性及び耐摩耗性を得ること
ができる。また、アラミド繊維では、ガラス繊維やカー
ボン繊維を添加する場合と異なり、アルミニウム合金か
らなる回動部材2のボス部7を傷付けたり摩耗させるこ
とが少ないというメリットもある。
【0034】尚、上記実施例では、スプリングサポート
15及びインサートベアリング16のみをPESを主成
分とする樹脂組成物で構成したが、スラストワッシャ1
1を同じ樹脂組成物で構成してもよい。
15及びインサートベアリング16のみをPESを主成
分とする樹脂組成物で構成したが、スラストワッシャ1
1を同じ樹脂組成物で構成してもよい。
【0035】また、上記実施例では、捩りコイルばね3
がスプリングサポート15及びインサートベアリング1
6を回動部材2のボス部7に押し付けてダンピング力を
発生させるようにしているが、具体的なダンピング発生
機構はこれと異なっていてもよい。
がスプリングサポート15及びインサートベアリング1
6を回動部材2のボス部7に押し付けてダンピング力を
発生させるようにしているが、具体的なダンピング発生
機構はこれと異なっていてもよい。
【0036】また、上記実施例では、付勢手段として捩
りコイルばね3を用いているが、例えば板ばね等を用い
てもよい。
りコイルばね3を用いているが、例えば板ばね等を用い
てもよい。
【0037】さらに、上記実施例では、可動部材として
の回動部材2を固定部材1に回動可能に支持させている
が、可動部材の運動形態は回動運動に限定されるもので
はなく、例えば直線的に往復運動するものであってもよ
い。
の回動部材2を固定部材1に回動可能に支持させている
が、可動部材の運動形態は回動運動に限定されるもので
はなく、例えば直線的に往復運動するものであってもよ
い。
【0038】ここで、上記ダンピング部材の具体例につ
いて説明する。次の表1に示す配合でダンピング部材と
しての7種類の発明例1〜7を作製し、これらについて
動摩擦係数及び摩耗速度の試験を行った。尚、材料はP
ESとして三井東圧化学(株)製のものを、またアラミ
ド繊維として東レ(株)製のケブラー(登録商標)をそ
れぞれ使用した。
いて説明する。次の表1に示す配合でダンピング部材と
しての7種類の発明例1〜7を作製し、これらについて
動摩擦係数及び摩耗速度の試験を行った。尚、材料はP
ESとして三井東圧化学(株)製のものを、またアラミ
ド繊維として東レ(株)製のケブラー(登録商標)をそ
れぞれ使用した。
【0039】
【表1】
【0040】上記表1に示すように、発明例1では、P
TFE及びアラミド繊維の各添加量が最も少なく、2.
5wt%のPTFE及び2.0wt%のアラミド繊維
を、残部である95.5wt%のPESにそれぞれ添加
した。そして、発明例2〜7ではPTFE及びアラミド
繊維の各添加量を徐々に増やしていき、各添加量の最も
多い発明例7では、7.5wt%のPTFE及び20.
0wt%のアラミド繊維を、残部である72.5wt%
のPESにそれぞれ添加した。
TFE及びアラミド繊維の各添加量が最も少なく、2.
5wt%のPTFE及び2.0wt%のアラミド繊維
を、残部である95.5wt%のPESにそれぞれ添加
した。そして、発明例2〜7ではPTFE及びアラミド
繊維の各添加量を徐々に増やしていき、各添加量の最も
多い発明例7では、7.5wt%のPTFE及び20.
0wt%のアラミド繊維を、残部である72.5wt%
のPESにそれぞれ添加した。
【0041】また、比較のために比較例1〜5を作製
し、これらについても動摩擦係数及び摩耗速度を試験し
た。すなわち、上記表1に示すように、比較例1はPE
Sが100wt%であって、PTFE及びアラミド繊維
は何れも添加されていない。比較例2では97.0wt
%のPESに3.0wt%のPTFEのみを、また比較
例3では98.0wt%のPESに2.0wt%のアラ
ミド繊維のみをそれぞれ添加した。そして、比較例4で
は70.0wt%のPESに10.0wt%のPTFE
及び20.0wt%のアラミド繊維を添加した。また、
比較例5として、従来の主要成分であるポリアミド6−
6樹脂にPTFE及びアラミド繊維を添加した。すなわ
ち、5.0wt%のPTFEと5.0wt%のアラミド
繊維とを、残部である90.0wt%のポリアミド6−
6樹脂に添加した。
し、これらについても動摩擦係数及び摩耗速度を試験し
た。すなわち、上記表1に示すように、比較例1はPE
Sが100wt%であって、PTFE及びアラミド繊維
は何れも添加されていない。比較例2では97.0wt
%のPESに3.0wt%のPTFEのみを、また比較
例3では98.0wt%のPESに2.0wt%のアラ
ミド繊維のみをそれぞれ添加した。そして、比較例4で
は70.0wt%のPESに10.0wt%のPTFE
及び20.0wt%のアラミド繊維を添加した。また、
比較例5として、従来の主要成分であるポリアミド6−
6樹脂にPTFE及びアラミド繊維を添加した。すなわ
ち、5.0wt%のPTFEと5.0wt%のアラミド
繊維とを、残部である90.0wt%のポリアミド6−
6樹脂に添加した。
【0042】試験の具体的手順は次のとおりである。先
ず、上記各樹脂組成物を射出成形して直径が40mmで
高さが5mmである円板状の成形品を得た後、各成形品
から直径が6mmで高さが5mmである円筒状の試験片
を切削により作製した。そして、図3に示す高サイクル
型の往復摩擦試験機で、各々、試験片31と相手材32
とを所定の荷重で重ね合わせつつ該相手材32を同図上
下方向に所定の振幅で往復移動させ、動摩擦係数及び摩
耗速度を調べた。試験条件としては、相手材32にはテ
ンショナTと同じアルミニウム合金からなるアルミダイ
カスト製の引張試験用ダンベルを用い、試験荷重を57
kgf(圧力:20MPa)、往復振幅を±1.8m
m、試験周波数を13.888Hz(サイン波)とし、
さらに自動車走行中のエンジンルーム内の状態を想定し
て110℃の雰囲気温度下で24時間に亘り行った。
尚、同図において、33は試験片31が相手材32に押
し付けられる荷重を検出する面圧検出用ロードセル、3
4は試験片31と相手材32との間の摩擦力を検出する
摩擦力検出用ロードセルである。
ず、上記各樹脂組成物を射出成形して直径が40mmで
高さが5mmである円板状の成形品を得た後、各成形品
から直径が6mmで高さが5mmである円筒状の試験片
を切削により作製した。そして、図3に示す高サイクル
型の往復摩擦試験機で、各々、試験片31と相手材32
とを所定の荷重で重ね合わせつつ該相手材32を同図上
下方向に所定の振幅で往復移動させ、動摩擦係数及び摩
耗速度を調べた。試験条件としては、相手材32にはテ
ンショナTと同じアルミニウム合金からなるアルミダイ
カスト製の引張試験用ダンベルを用い、試験荷重を57
kgf(圧力:20MPa)、往復振幅を±1.8m
m、試験周波数を13.888Hz(サイン波)とし、
さらに自動車走行中のエンジンルーム内の状態を想定し
て110℃の雰囲気温度下で24時間に亘り行った。
尚、同図において、33は試験片31が相手材32に押
し付けられる荷重を検出する面圧検出用ロードセル、3
4は試験片31と相手材32との間の摩擦力を検出する
摩擦力検出用ロードセルである。
【0043】そして、試験を開始して24時間が経過し
た後の押付荷重と摩擦力とに基づいて動摩擦係数を、ま
た試験前後における試験片31の高さ及び重量に基づい
て摩耗速度をそれぞれ算出した。この場合、評価基準と
して、動摩擦係数については0.1以上で大きなダンピ
ング力が期待できるものとし、また摩耗速度〔単位:m
m3 /h〕では低いほど好適ではあるが、1.0mm3
/h以下であれば十分に使用に耐え得るものとした。
尚、以下の説明では、簡単のために摩耗速度は単位を省
略して示す。
た後の押付荷重と摩擦力とに基づいて動摩擦係数を、ま
た試験前後における試験片31の高さ及び重量に基づい
て摩耗速度をそれぞれ算出した。この場合、評価基準と
して、動摩擦係数については0.1以上で大きなダンピ
ング力が期待できるものとし、また摩耗速度〔単位:m
m3 /h〕では低いほど好適ではあるが、1.0mm3
/h以下であれば十分に使用に耐え得るものとした。
尚、以下の説明では、簡単のために摩耗速度は単位を省
略して示す。
【0044】以上の結果を、上記表1に併せて示す。先
ず、PTFE及びアラミド繊維が共に5.0wt%ずつ
添加された発明例3及び比較例5を対比すると、動摩擦
係数が0.067から0.146へと約2.2倍に増大
するとともに、摩耗速度が1.320から0.415へ
と1/3以下に低減している。つまり、主成分を従来の
ポリアミド6−6樹脂からPESに変更することで、大
きな摺動摩擦が得られてその分だけ高ダンピング化が図
れるとともに、耐摩耗性が大幅に向上するという効果の
得られることが判る。
ず、PTFE及びアラミド繊維が共に5.0wt%ずつ
添加された発明例3及び比較例5を対比すると、動摩擦
係数が0.067から0.146へと約2.2倍に増大
するとともに、摩耗速度が1.320から0.415へ
と1/3以下に低減している。つまり、主成分を従来の
ポリアミド6−6樹脂からPESに変更することで、大
きな摺動摩擦が得られてその分だけ高ダンピング化が図
れるとともに、耐摩耗性が大幅に向上するという効果の
得られることが判る。
【0045】次に、上記の効果が得られるPTFE及び
アラミド繊維の各添加量の範囲について考察する。先
ず、発明例1〜7から、PTFEの添加量が2.5〜
7.5wt%でかつアラミド繊維の添加量が2.0〜2
0.0wt%であれば、動摩擦係数が0.1以上であり
かつ摩耗速度が1.0以下であって、評価基準を満たす
ことが判る。
アラミド繊維の各添加量の範囲について考察する。先
ず、発明例1〜7から、PTFEの添加量が2.5〜
7.5wt%でかつアラミド繊維の添加量が2.0〜2
0.0wt%であれば、動摩擦係数が0.1以上であり
かつ摩耗速度が1.0以下であって、評価基準を満たす
ことが判る。
【0046】ここで、上記PTFEの添加量の好適な範
囲について、さらに考察すると、発明例1及び比較例3
の対比により、PTFEの添加量が2.5wt%から0
wt%に減少する際に、摩耗速度が0.862から2.
876へと変化して1.0を超えることが判る。同時
に、動摩擦係数も0.153から0.265に増大して
いる。つまり、PTFEの添加量が2.0wt%よりも
少ない場合には、摩耗速度が1.0を超える虞れがあ
る。したがって、PTFEの添加量の下限値は2.0w
t%であればよいことが判る。尚、PTFEの添加量が
2.0wt%未満のときには、動摩擦係数についても
0.2以上と大きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化すること
になる。
囲について、さらに考察すると、発明例1及び比較例3
の対比により、PTFEの添加量が2.5wt%から0
wt%に減少する際に、摩耗速度が0.862から2.
876へと変化して1.0を超えることが判る。同時
に、動摩擦係数も0.153から0.265に増大して
いる。つまり、PTFEの添加量が2.0wt%よりも
少ない場合には、摩耗速度が1.0を超える虞れがあ
る。したがって、PTFEの添加量の下限値は2.0w
t%であればよいことが判る。尚、PTFEの添加量が
2.0wt%未満のときには、動摩擦係数についても
0.2以上と大きくなり過ぎて耐摩耗性が悪化すること
になる。
【0047】一方、発明例7及び比較例4の対比によ
り、PTFEの添加量が7.5wt%から10.0wt
%へと増加する際に、動摩擦係数は0.104から0.
070へと変化して0.1よりも小さくなる。すなわ
ち、PTFEの添加量が8.0wt%のときに動摩擦係
数は略1.0となる。したがって、PTFEの添加量の
上限値は8.0wt%であれば好ましいことが判る。
尚、PTFEの添加量が8.0wt%を超えると、動摩
擦係数についても0.1未満と小さくなり過ぎて十分な
ダンピング力が得られ難くなる。これらのことから、P
TFEの添加量が2.0〜8.0wt%で、かつアラミ
ド繊維の添加量が3.0〜20.0wt%であるとき
に、上記テンショナTのダンピング部材としての評価基
準をクリアすることが判る。
り、PTFEの添加量が7.5wt%から10.0wt
%へと増加する際に、動摩擦係数は0.104から0.
070へと変化して0.1よりも小さくなる。すなわ
ち、PTFEの添加量が8.0wt%のときに動摩擦係
数は略1.0となる。したがって、PTFEの添加量の
上限値は8.0wt%であれば好ましいことが判る。
尚、PTFEの添加量が8.0wt%を超えると、動摩
擦係数についても0.1未満と小さくなり過ぎて十分な
ダンピング力が得られ難くなる。これらのことから、P
TFEの添加量が2.0〜8.0wt%で、かつアラミ
ド繊維の添加量が3.0〜20.0wt%であるとき
に、上記テンショナTのダンピング部材としての評価基
準をクリアすることが判る。
【0048】また、上記アラミド繊維の添加量が上記
2.0〜20.0wt%の範囲から外れた場合について
も考察しておく。先ず、下限値である2.0wt%に満
たない場合では、発明例1及び2の対比から、摩耗速度
が1.0を超えることが判る。次に、上限値である2
0.0wt%を超える場合では、発明例6及び7の対比
から、動摩擦係数が0.1よりも小さくなることが判
る。
2.0〜20.0wt%の範囲から外れた場合について
も考察しておく。先ず、下限値である2.0wt%に満
たない場合では、発明例1及び2の対比から、摩耗速度
が1.0を超えることが判る。次に、上限値である2
0.0wt%を超える場合では、発明例6及び7の対比
から、動摩擦係数が0.1よりも小さくなることが判
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、固定体に固定可能な固定部材と、ベルトを押圧
するためのプーリを有し、該プーリがベルトを押圧する
方向に移動可能に上記固定部材により支持された可動部
材と、これら固定部材及び可動部材間に介装され、可動
部材を固定部材に対し所定方向に付勢する付勢手段と、
上記固定部材及び可動部材間に介装され、可動部材の移
動をダンピングするダンピング部材とを備えたテンショ
ナにおいて、上記ダンピング部材をPESが主成分であ
る樹脂組成物により構成したので、ポリアミド6−6樹
脂が主成分である従来のものと比べて、高温時の寸法安
定性及び耐摩耗性を向上させることができ、高温時の寸
法変化に起因するトルク変動或いは摺動部分での摩耗増
大による内部発熱により寿命の低下や騒音の発生する等
の事態を防止することができる。
よれば、固定体に固定可能な固定部材と、ベルトを押圧
するためのプーリを有し、該プーリがベルトを押圧する
方向に移動可能に上記固定部材により支持された可動部
材と、これら固定部材及び可動部材間に介装され、可動
部材を固定部材に対し所定方向に付勢する付勢手段と、
上記固定部材及び可動部材間に介装され、可動部材の移
動をダンピングするダンピング部材とを備えたテンショ
ナにおいて、上記ダンピング部材をPESが主成分であ
る樹脂組成物により構成したので、ポリアミド6−6樹
脂が主成分である従来のものと比べて、高温時の寸法安
定性及び耐摩耗性を向上させることができ、高温時の寸
法変化に起因するトルク変動或いは摺動部分での摩耗増
大による内部発熱により寿命の低下や騒音の発生する等
の事態を防止することができる。
【0050】請求項2の発明によれば、上記ダンピング
部材を、2〜8wt%のPTFEと、2〜20wt%の
アラミド繊維と、残部のPESとからなる樹脂組成物に
より構成したので、ダンピング部材の動摩擦係数及び耐
摩耗性を適正な範囲に調整することができるとともに、
耐衝撃性を向上させることができ、しかも摺動相手部材
がアルミニウム合金等の金属である場合に該相手部材に
傷を付けたり摩耗させるという事態を抑えることができ
る。
部材を、2〜8wt%のPTFEと、2〜20wt%の
アラミド繊維と、残部のPESとからなる樹脂組成物に
より構成したので、ダンピング部材の動摩擦係数及び耐
摩耗性を適正な範囲に調整することができるとともに、
耐衝撃性を向上させることができ、しかも摺動相手部材
がアルミニウム合金等の金属である場合に該相手部材に
傷を付けたり摩耗させるという事態を抑えることができ
る。
【0051】請求項3の発明によれば、上記可動部材が
ボス部において固定部材の軸部に回動可能に外嵌合され
る一方、該可動部材のボス部外周側に配置された捩りコ
イルばねにより固定部材に対し所定方向に回動付勢され
るテンショナに対し、上記ダンピング部材を、上記捩り
コイルばねと可動部材のボス部との間に介装されかつ固
定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部外周面に
摺接可能なスプリングサポートで構成した。また、請求
項4の発明によれば、同様のテンショナに対し、ダンピ
ング部材を、可動部材のボス部と固定部材の軸部との間
に介装されかつ固定部材側に回止めされた状態で外周面
がボス部内周面に摺接可能なインサートベアリングで構
成した。したがって、これら発明によると、上記請求項
2の発明による効果を具体的に得ることができる。
ボス部において固定部材の軸部に回動可能に外嵌合され
る一方、該可動部材のボス部外周側に配置された捩りコ
イルばねにより固定部材に対し所定方向に回動付勢され
るテンショナに対し、上記ダンピング部材を、上記捩り
コイルばねと可動部材のボス部との間に介装されかつ固
定部材側に回止めされた状態で内周面がボス部外周面に
摺接可能なスプリングサポートで構成した。また、請求
項4の発明によれば、同様のテンショナに対し、ダンピ
ング部材を、可動部材のボス部と固定部材の軸部との間
に介装されかつ固定部材側に回止めされた状態で外周面
がボス部内周面に摺接可能なインサートベアリングで構
成した。したがって、これら発明によると、上記請求項
2の発明による効果を具体的に得ることができる。
【0052】請求項5の発明によれば、少なくとも上記
可動部材のボス部をアルミニウム合金からなるものとし
たので、上記請求項2の発明による効果を十分に発揮さ
せることができる。
可動部材のボス部をアルミニウム合金からなるものとし
たので、上記請求項2の発明による効果を十分に発揮さ
せることができる。
【図1】この発明の実施例に係るテンショナを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】テンショナの使用例を示す正面図である。
【図3】往復摩耗試験機の要部を部分的に示す正面図で
ある。
ある。
1 固定部材 2 回動部材(可動部材) 3 捩りコイルばね(付勢手段) 4 軸部 7 ボス部 8 プーリ 15 スプリングサポート(ダンピング部材) 16 インサートベアリング(ダンピング部材) P 回動軸心 Q 軸心 T テンショナ t Vリブドベルト(ベルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77:00 27:18)
Claims (5)
- 【請求項1】 固定体に固定可能な固定部材と、 ベルトを押圧するためのプーリを有し、該プーリがベル
トを押圧する方向に移動可能に上記固定部材により支持
された可動部材と、 上記固定部材及び可動部材間に介装され、可動部材を固
定部材に対し所定方向に付勢する付勢手段と、 上記固定部材及び可動部材間に介装され、可動部材の移
動をダンピングするダンピング部材とを備え、 上記付勢手段の付勢力により上記プーリにベルトを押圧
させて所定の張力を付与する一方、ベルト張力の変動時
に可動部材が上記付勢方向とは逆の方向に移動されると
きにその移動をダンピング部材によりダンピングするよ
うになされたテンショナにおいて、 上記ダンピング部材は、ポリエーテルサルホン樹脂を主
成分とする樹脂組成物で構成されていることを特徴とす
るテンショナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のテンショナにおいて、 ダンピング部材は、2〜8wt%のポリテトラフルオロ
エチレン樹脂と、2〜20wt%のアラミド繊維と、残
部のポリエーテルサルホン樹脂とからなる樹脂組成物で
構成されていることを特徴とするテンショナ。 - 【請求項3】 請求項2記載のテンショナにおいて、 固定部材は軸部を有するものであり、 可動部材は、上記固定部材の軸部にその先端側から回動
可能に外嵌合されるボス部を有するものであり、 付勢手段は、上記可動部材のボス部外周側に配置されか
つ該可動部材を固定部材に対し所定方向に回動付勢する
捩りコイルばねであり、 ダンピング部材は、上記捩りコイルばねと可動部材のボ
ス部との間に介装されかつ固定部材側に回止めされた状
態で内周面がボス部外周面に摺接可能なスプリングサポ
ートであることを特徴とするテンショナ。 - 【請求項4】 請求項2記載のテンショナにおいて、 固定部材は軸部を有するものであり、 可動部材は、上記固定部材の軸部にその先端側から回動
可能に外嵌合されるボス部を有するものであり、 付勢手段は、上記可動部材のボス部外周側に配置されか
つ該可動部材を固定部材に対し所定方向に回動付勢する
捩りコイルばねであり、 ダンピング部材は、上記可動部材のボス部と固定部材の
軸部との間に介装されかつ固定部材側に回止めされた状
態で外周面がボス部内周面に摺接可能なインサートベア
リングであることを特徴とするテンショナ。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載のテンショナにおい
て、 少なくとも可動部材のボス部はアルミニウム合金からな
るものであることを特徴とするテンショナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17681094A JPH0842649A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | テンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17681094A JPH0842649A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | テンショナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842649A true JPH0842649A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16020243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17681094A Withdrawn JPH0842649A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | テンショナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0842649A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010525264A (ja) * | 2007-05-01 | 2010-07-22 | リテンズ オートモーティヴ パートナーシップ | 摩耗補償テンショナ |
| EP2698563A4 (en) * | 2011-04-15 | 2015-04-08 | Bando Chemical Ind | JIG |
| CN111801515A (zh) * | 2018-02-14 | 2020-10-20 | 盖茨公司 | 张紧器 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP17681094A patent/JPH0842649A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010525264A (ja) * | 2007-05-01 | 2010-07-22 | リテンズ オートモーティヴ パートナーシップ | 摩耗補償テンショナ |
| EP2698563A4 (en) * | 2011-04-15 | 2015-04-08 | Bando Chemical Ind | JIG |
| CN111801515A (zh) * | 2018-02-14 | 2020-10-20 | 盖茨公司 | 张紧器 |
| EP3752753A1 (en) * | 2018-02-14 | 2020-12-23 | Gates Corporation | Tensioner |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |