JPH0845148A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH0845148A
JPH0845148A JP6176674A JP17667494A JPH0845148A JP H0845148 A JPH0845148 A JP H0845148A JP 6176674 A JP6176674 A JP 6176674A JP 17667494 A JP17667494 A JP 17667494A JP H0845148 A JPH0845148 A JP H0845148A
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JP
Japan
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cylinder
magnetic tape
magnetic
lower cylinder
reproducing apparatus
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Application number
JP6176674A
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English (en)
Inventor
Nobuo Masuoka
信夫 益岡
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Noriaki Masuda
憲明 益田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリンダ装置が有する下シリンダの段差状のリ
ードの所定位置に凸部を設け、磁気テープ上に記録され
たトラックパターンの直線状態を保持した上で、出射点
近傍の磁気テープと回転磁気ヘッドとの接触状態を良好
にし、情報信号の正確な記録あるいは再生を行なえる磁
気記録再生装置を提供する。 【構成】磁気ヘッドを備え回転可能な上シリンダと、磁
気テープの走行を案内するために所定角度でら旋状に設
けた段差状のリードを備える下シリンダと、前記上シリ
ンダを回転駆動するモータとを有するシリンダ装置を具
備し、該シリンダ装置の下シリンダは、所定角度でら旋
状に設けた段差状のリードの出射点近傍の所定位置に凸
部を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像やデータ等の情報
信号を記録し再生するヘリカルスキャン方式の磁気記録
再生装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ヘリカルスキャン方式の
磁気記録再生装置は、上シリンダと下シリンダとからな
るシリンダ装置を具備しており、回転磁気ヘッドを備え
た上シリンダあるいは上シリンダと下シリンダ間に回転
可能に支持された回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラム
を回転させるとともに、シリンダ装置に巻き付けた磁気
テープを走行させ、情報信号を磁気テープに記録し、記
録した磁気テープから情報信号を再生している。前記従
来技術によるヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置
に使用されるシリンダ装置を図14に示し、シリンダ装
置に磁気テープを巻き付けた状態を図15に示す。図1
4、図15において、磁気テープ12は、高さ規制ガイ
ド9a、11aと前記高さ規制ガイドにそれぞれ設けた
上フランジ9a’、11a’および傾斜ピン8a、10
aとによりシリンダ装置7aへの巻き付きを規制され、
シリンダ装置7aの固定された下シリンダ2aと回転す
る上シリンダ1aの外周面に、所定角度を持ち、ら旋状
に巻き付いた状態で走行する。
【0003】図14に示すように、シリンダ装置7aの
回転する上シリンダ1aの所定位置には、その先端が外
周面より所定量突出した記録あるいは再生用の回転磁気
ヘッド4aが少なくとも1個備えられている。この回転
磁気ヘッド4aは、シリンダ装置7aの下部に設けたモ
ータ6aにより回転される主軸3aを回転中心とする上
シリンダ1aとともに高速回転をする。そして、シリン
ダ装置7aに巻き付けられた磁気テープ12が上シリン
ダ1aと下シリンダ2aの外周面を走行する間に、回転
磁気ヘッド4aにより、磁気テープ12の磁性面(シリ
ンダ装置7aと接触している面)に所定のトラックを形
成しながら情報信号を記録し、あるいは記録された情報
信号の再生が行なわれる。なお、磁気テープ12は、シ
リンダ装置7aの下シリンダ2aに段差状に形成された
リード5aによりその走行位置が規制されている。
【0004】ところで、周知のように、前記のような回
転磁気ヘッド4aによる磁気テープ12への情報信号の
記録は、磁気テープ12の磁性面を記録用の回転磁気ヘ
ッド4aの先端に形成された磁気ギャップ(図示せず)
に生ずる磁界で磁化することによって行なわれる。ま
た、情報信号の再生は、磁気テープ12の記録面の洩れ
磁束を再生用の回転磁気ヘッド4aにより検出すること
によって行なわれる(磁気記録再生装置によっては、再
生専用の回転磁気ヘッドを持たず、記録用の回転磁気ヘ
ッドを兼用して再生を行なうものもある)。したがっ
て、磁気テープ12と回転磁気ヘッド4aとの良好な接
触を保持することが、情報信号の記録あるいは再生とい
う点から非常に重要である。
【0005】この磁気テープ12と回転磁気ヘッド4a
との接触状態の良し悪しを判定する一手段として、情報
信号が記録されている磁気テープ12から情報信号を再
生し、その再生した情報信号のエンベロープ波形を見る
ことがあげられる。図7に、再生した情報信号のエンベ
ロープ波形を示す。このエンベロープ波形は、磁気テー
プ12が、高さ規制ガイド9a、傾斜ピン8aを通り、
シリンダ装置7aに入射して巻き付きを開始する点(以
下、入射点という)から、巻き付きを終了してシリンダ
装置7aから出射する点(以下、出射点という)の間に
おいて、磁気テープ12と回転磁気ヘッド4aが良好に
接触していれば、図7(b)に示すエンベロープ波形の
ように再生出力レベルはほぼ一定となり、長方形に近い
形状となる。なお、図7に示すエンベロープ波形におい
て、左端が入射点、右端が出射点である。
【0006】しかしながら、従来の磁気記録再生装置に
おいては、磁気テープ12と回転磁気ヘッド4aとの接
触状態がシリンダ装置7aへの磁気テープ12の巻き付
け位置によって変化し、図7(a)に示すエンベロープ
波形のように、入射点近傍と出射点近傍で接触状態が劣
化し再生出力が小さくなるという問題があった。一般
に、磁気記録再生装置においては、回転磁気ヘッド4a
は、その先端が上シリンダ1aの外周面より所定量突出
した構造となっており、回転磁気ヘッド4aが磁気テー
プ12を走査する際に、回転磁気ヘッド4aが磁気テー
プ12をシリンダ外周面より離れる方向に押し上げて接
触し走査している。
【0007】従来の磁気記録再生装置のシリンダ装置7
aにおいて、出射点近傍は、図14や図15から理解で
きるように、磁気テープ12と回転磁気ヘッド4aとの
接触する位置が磁気テープ12の上端に近く、回転磁気
ヘッド4aが出射点近傍を走査するする場合、図5
(a)に示すように磁気テープ12の上端が上シリンダ
1a側に戻りきれず、回転磁気ヘッド4aに対して上下
非対称な変形したものとなっていた。そのため、回転磁
気ヘッド4a先端の磁気ギャップと磁気テープ12との
間に隙間(スペーシング)が発生し、情報信号がうまく
磁気テープ12上に記録できなかったり、磁気テープ1
2上に記録されている記録信号が再生できなかったりし
ていた。
【0008】前記問題を解決するためには、図5(b)
に示すように、磁気テープ12の上端を上シリンダ1a
側に変形させ、磁気テープ12が回転磁気ヘッド4aに
対して上下対称な形状で、回転磁気ヘッド4aを包み込
むようにすれば良く、そのためには、出射点近傍におけ
る磁気テープ12に、幅方向の圧縮力(F)を加えれば
良い。その結果、幅方向に圧縮力が付加された磁気テー
プ12を回転磁気ヘッド4aがシリンダ外周面より離れ
る方向へ押し上げた場合、磁気テープ12が回転磁気ヘ
ッド4aを包み込むように変形し、磁気テープ12と回
転磁気ヘッド4aとの接触状態が良好となる。
【0009】出射点近傍における磁気テープ12に、幅
方向の圧縮力を加えるためには、経験的に出射点側の高
さ規制ガイド11aを下げ、高さ規制ガイド11aの上
部にある上フランジ11a’によって磁気テープ12を
下に押し下げ、磁気テープ12を出射点近傍においてリ
ード5aに強く押し当てることによって接触状態を良好
にすることが知られている。しかしこの場合、回転磁気
ヘッド4aが走査する位置に近い磁気テープ12の上端
を押し下げて圧縮力を付加するために、回転磁気ヘッド
4aは磁気テープ12上の正規の位置より上を走査し、
磁気テープ12上に記録されるトラックパターンは、図
6(a)のトラックパターン13の実線に示すように出
射点近傍で曲がったものとなってしまう。
【0010】このような出射点近傍で曲がったトラック
パターン13が記録された磁気テープ12を、他の磁気
記録再生装置で再生する場合、回転磁気ヘッド4aは記
録されたトラックパターンを正確にトレースしないた
め、再生出力が得られず、互換性の点で問題である。前
記した入射点近傍と出射点近傍で接触状態が劣化する問
題のうち、入射点近傍の接触状態を良好にする解決策と
しては、特開昭60−127559号公報などに記載さ
れている技術などがある。これは、下シリンダのリード
の入射点近傍の位置に切り欠き凹部を設けたことを特徴
とし、入射点近傍での磁気テープと磁気ヘッドとの接触
状態を良好にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置においては、シリンダ装置に巻き付いた磁気テープが
出射する出射点近傍で磁気テープと回転磁気ヘッドとの
接触状態が良好でないために、情報信号の記録あるいは
再生が正しく行なわれないという問題があった。本発明
は、前記問題点を解決するため、シリンダ装置が有する
下シリンダの段差状のリードの所定位置に凸部を設け、
磁気テープ上に記録されたトラックパターンの直線状態
を保持した上で、出射点近傍の磁気テープと回転磁気ヘ
ッドとの接触状態を良好にし、情報信号の正確な記録あ
るいは再生を行なえる磁気記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の磁気記録再生装置は、具備するシリンダ装
置の下シリンダに設けられた磁気テープの走行を案内す
るリードの出射点近傍において、磁気テープの下端を上
シリンダ側に変位させるため、磁気テープが巻き付いて
いる範囲のリードの出射点近傍を、リード基準線に対し
上シリンダ方向に偏高させた構成としている。本発明の
磁気記録再生装置は、磁気テープの走行を案内するため
に所定角度でら旋状に設けた段差状のリードを備える固
定された下シリンダと、該下シリンダと同軸に支持され
磁気ヘッドを備えた回転可能な上シリンダと、該上シリ
ンダを回転駆動するモータとを有するシリンダ装置を具
備する磁気記録再生装置において、前記下シリンダは、
前記所定角度でら旋状に設けた段差状のリードの出射点
近傍の所定位置に磁気テープの走行を変位させる凸部を
形成したものである。また、本発明の磁気記録再生装置
は、前記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた
段差状のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの
走行を変位させる変位部材を装着したものである。
【0013】また、本発明の磁気記録再生装置は、磁気
テープの走行を案内するために所定角度でら旋状に設け
た段差状のリードを備える固定された下シリンダと、該
下シリンダと同軸に固定支持された上シリンダと、該上
シリンダと前記下シリンダ間に同軸に回転可能に支持さ
れた磁気ヘッドを備えるヘッドドラムと、該磁気ヘッド
を備えるヘッドドラムを回転駆動するモータとを有する
シリンダ装置を具備する磁気記録再生装置において、前
記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた段差状
のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの走行を
変位させる凸部を形成したものである。また、本発明の
磁気記録再生装置は、前記下シリンダは、前記所定角度
でら旋状に設けた段差状のリードの出射点近傍の所定位
置に磁気テープの走行を変位させる変位部材を装着した
ものである。
【0014】
【作用】前記手段によりにより、本発明の磁気記録再生
装置においては、磁気テープが出射点近傍において、下
シリンダのリードにより上方に持ち上げられることにな
る。さらに、出側に位置する高さ規制ガイドの上フラン
ジにより磁気テープの上端は正規の位置になるように規
制するようにする。したがって、出射点近傍における磁
気テープには、幅方向の圧縮力がかかるにもかかわら
ず、回転磁気ヘッドは正規の高さを走査することにな
る。また、圧縮力を付加したことにより、磁気テープが
回転磁気ヘッドを上下対称に包み込むような変形をし、
磁気テープと回転磁気ヘッドのギャップ部との接触状態
が良好となり、出射点近傍においても、正確に情報信号
を磁気テープに記録し再生を行なうことができる。
【0015】本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープ
の走行を案内するために所定角度でら旋状に設けた段差
状のリードを備える固定された下シリンダと、該下シリ
ンダと同軸に支持され磁気ヘッドを備えた回転可能な上
シリンダと、該上シリンダを回転駆動するモータとを有
するシリンダ装置を具備する磁気記録再生装置であっ
て、前記下シリンダの、前記所定角度でら旋状に設けた
段差状のリードの出射点近傍の所定位置に形成した凸部
で、走行する磁気テープ下端を上シリンダ側へ変位させ
る。また、本発明の磁気記録再生装置は、前記下シリン
ダの、前記所定角度でら旋状に設けた段差状のリードの
出射点近傍の所定位置に装着した変位部材で、走行する
磁気テープ下端を上シリンダ側へ変位させる。
【0016】本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープ
の走行を案内するために所定角度でら旋状に設けた段差
状のリードを備える固定された下シリンダと、該下シリ
ンダと同軸に固定支持された上シリンダと、該上シリン
ダと前記下シリンダ間に同軸に回転可能に支持された磁
気ヘッドを備えるヘッドドラムと、該磁気ヘッドを備え
るヘッドドラムを回転駆動するモータとを有するシリン
ダ装置を具備する磁気記録再生装置であって、前記下シ
リンダの、前記所定角度でら旋状に設けた段差状のリー
ドの出射点近傍の所定位置に形成した凸部で、走行する
磁気テープ下端を上シリンダ側へ変位させる。また、本
発明の磁気記録再生装置は、前記下シリンダの、前記所
定角度でら旋状に設けた段差状のリードの出射点近傍の
所定位置に装着した変位部材で、走行する磁気テープ下
端を上シリンダ側へ変位させる。
【0017】
【実施例】
〔実施例 1〕本発明による第1の実施例を図1〜図7
を使用して説明する。図1に、本発明による磁気記録再
生装置が搭載するシリンダ装置の斜視図を示す。図1に
おいて、1は回転する上シリンダ、2は固定された下シ
リンダ、3は、上シリンダ1と締結し回転する主軸、4
は、上シリンダ1の所定位置に配設され先端部が上シリ
ンダ1の外周面より所定量突出している回転磁気ヘッ
ド、5は、下シリンダ2に形成された磁気テープの走行
を案内するために所定角度でら旋状に設けた段差状のリ
ード、5’は、リード5の所定位置に設けた凸部、6
は、上シリンダ1と締結した主軸3を回転させるモー
タ、7はシリンダ装置を示す。下シリンダ2は固定され
ており、上シリンダ1は下シリンダ2と同軸に支持され
磁気ヘッド4を備えており、モータ6により回転駆動さ
れる。下シリンダ2の外周面よりラジアル方向に一段低
くなっている部分が、シリンダ装置7に巻き付けられた
磁気テープが走行する部分である。このとき磁気テープ
は、段差部のリード5に案内され所定位置を走行してい
る。図2は、本発明による磁気記録再生装置が搭載した
シリンダ装置に磁気テープを巻き付け走行している状態
を示す斜視図である。図2において、シリンダ装置7に
対して上流側(図中左側)を入り側、下流側(右側)を
出側と呼び、磁気テープ12は、矢印方向へ走行する。
【0018】磁気記録再生装置においては、図2に示す
ように、テープカセット(図示せず)から引き出された
磁気テープ12は、入り側の高さ規制ガイド9、傾斜ピ
ン8を経て、シリンダ装置7の入り側に入射し、シリン
ダ装置7にら旋状に所定角度巻き付いた後、出側の傾斜
ピン10、高さ規制ガイド11、ピンチローラとキャプ
スタン(図示せず)等を経て再びテープカセットに戻っ
ている。磁気記録再生装置間で互換性を得るためには、
磁気テープ12に記録したトラック上を回転磁気ヘッド
4が正確にトレースする必要があり、そのためには、磁
気ヘッド4が磁気テープ12上を移動する軌跡(トラッ
ク)を直線にする必要がある。もちろん、実際には、部
品精度、調整精度などの点からトラックを完全な直線と
することは困難であり、ある程度のズレを持っている。
この直線からのズレ量の許容値はシステムによって異な
り、例えば、8ミリビデオシステムにおいては約7μ
m、民生用デジタルVTRシステムにおいては約3μm
となっている。このトラックの直線性を確保するために
は、シリンダ装置7上において、磁気テープ12をリー
ド5に沿わせて走行させれば良い。そのため、このシリ
ンダ装置7上において磁気テープ12をリード5に沿わ
せて走行させる方法として、入り側の高さ規制ガイド9
の上フランジ9’と出側の高さ規制ガイド11の上フラ
ンジ11’において磁気テープ12を下方向に押さえ、
磁気テープ12の下端をリード5に押しつけて走行させ
ることが一般に行なわれている。
【0019】図3は、図1に示す下シリンダ2のリード
5の部分を中心に円周方向に展開した図であり、図4
は、磁気テープ12がリード5に沿って走行する状態を
示す断面図である。前記したように、磁気テープ12の
下端部が下シリンダ2のリード5に沿って走行すること
によって、磁気テープ12の走行位置を規制している。
また、図3に示すa点は、磁気テープ12がシリンダ装
置7に巻き付きを開始する点(入射点)であり、b点
は、磁気テープ12が巻き付きを終了する点(出射点)
であり、a点からb点にかけて磁気テープ12がシリン
ダ装置7に巻き付いている。また、図3に示すように、
リード5は、入射点から出射点にかけて所定角度をもっ
て直線状に下シリンダ2の下端面に近づくように変位し
ており、出射点近傍の所定位置に凸部5’(リード5
が、入射点から出射点まで全て直線とした場合のリード
基準線14に対し上シリンダ1側に位置している部分)
を持っている。従来のシリンダ装置のリードは、入射点
から出射点にわたって全て直線状であり、出射点付近は
リード基準線14と一致するように構成されている。
【0020】図6(b)に示すように、磁気テープ12
に記録されたトラックパターン13の直線性を保ちなが
ら、出射点近傍の磁気テープ12と回転磁気ヘッド4と
の接触状態を良好にするためには、回転磁気ヘッド4が
磁気テープ12上を走査する位置を変えずに、磁気テー
プ12に幅方向圧縮力を与えればよい。本発明による磁
気記録再生装置が具備するシリンダ装置の備えるリード
5は、リード5の出射点近傍の所定位置に凸部5’を持
ち、この凸部5’は、リード基準線14に対し上シリン
ダ1側に位置しているため、リード5に沿って走行する
出射点近傍の磁気テープ12の下端は上シリンダ1方向
に押し上げられる。この磁気テープ12の下端の押し上
げは、同時に、磁気テープ12の上端においても上に変
位しようとすることになるが、出側に設けられた高さ規
制ガイド11の上フランジ11’により磁気テープ12
は下に押し下げられており、磁気テープ12の上端が正
規の位置になるように規制される。この結果、磁気テー
プ12の出射点近傍には、幅方向圧縮力が付加されるこ
とになり、また、回転磁気ヘッド4が磁気テープ12を
走査する位置は、磁気テープ12の上端に近く、この磁
気テープ12の上端は正規の位置を走行するため、回転
磁気ヘッド4は磁気テープ12の正規の位置を走査する
ことになる。
【0021】前記したように、幅方向圧縮力が付加され
シリンダ装置7に巻き付いた磁気テープ12を、上シリ
ンダ1の外周面より所定量突出した回転磁気ヘッド4が
通過するとき、図5(b)を使用し説明したように、磁
気テープ12の上端には下方向の圧縮力Fの分力のf1
が上シリンダの外周面方向に働くため、磁気テープ12
の上端は上シリンダ側に変形する。したがって、回転磁
気ヘッドの上下に対し磁気テープ12は対称な形状とな
るため、磁気ギャップでの面圧が上がり、回転磁気ヘッ
ドと磁気テープ12とが良好な接触状態となり、再生信
号のエンベロープ波形は図7(b)に示すように長方形
に近い形となる。また、前記したように回転磁気ヘッド
4は磁気テープ12上の正規の位置を走査するため、磁
気テープ12に記録されたトラックパターン13は図6
(b)に示すトラックパターン13のように直線状とな
り互換性能も確保できる。前記のように、磁気テープ1
2を変位させるリード5の出射点近傍所定位置の凸部
5’は、リード5を加工する際に凸部5’部分を残すだ
けでよいため、部品点数の増加を招くことなく、またコ
ストの上昇も招くこともない。
【0022】〔実施例 2〕つぎに、本発明の第2の実
施例を、図8〜図13を使用して説明する。上記した第
1の実施例においては、磁気テープ12の下端を上シリ
ンダ1方向に変位させるために、磁気テープ12を変位
させるリード5の凸部5’を下シリンダ2に一体で設け
た構成としたが、図8に示すように、磁気テープ12を
変位させるための変位部材15をリード5の出射点近傍
に下シリンダ2と別体で設けることにより、第1の実施
例のシリンダ装置と同等の効果が得られる。第2の実施
例の構成を図9、図10を使用して具体的に説明する。
図9、図10において、2は下シリンダ、15a、15
bは変位部材、16は、下シリンダ2に設けた変位部材
15aを挿入する挿入穴、17は、変位部材15bを下
シリンダ2に取付ける締結部材例えばねじである。
【0023】図9に示すように、変位部材15aは、下
シリンダ2のリード5(図示せず)の出射点近傍に挿入
穴16を開け、挿入穴16に変位部材15aを挿入した
構成となっている。なお、挿入穴16は、下シリンダ2
の外面を貫通した貫通穴でも、貫通しない凹穴でもよ
い。変位部材15aの上面15a’が、リード5の出射
点近傍で磁気テープ12を案内するリードとなり、磁気
テープ12を上シリンダ1方向に変位させることができ
る。この変位部材15aは、磁気テープ12に、第1の
実施例で説明したリード5の出射点近傍に設けた凸部
5’と同等の変位を与える。
【0024】また、図10に示すように、変位部材15
bは、下シリンダ2のリード5を覆うように、リード5
の出射点近傍に締結部材例えばねじ17により取付ける
構成となっている。なお、変位部材15bの取付けは、
ねじ17に代る手段例えば接着剤による貼付けでもよい
ことは言うまでもない。変位部材15bの上面15b’
が、リード5の出射点近傍で磁気テープ12を案内する
リードとなり、磁気テープ12を上シリンダ1方向に変
位させることができる。この変位部材15bは、磁気テ
ープ12に、第1の実施例で説明したリード5の出射点
近傍に設けた凸部5’と同等の変位を与える。前記した
第2の実施例においては、変位部材15a、15bどち
らも従来のシリンダ装置の下シリンダを追加工するだけ
でよく、従来の加工装置や下シリンダがそのまま使用で
きるため、コストの上昇や、加工済みの下シリンダを有
効利用できる。
【0025】つぎに、磁気テープ12を変位させるリー
ド5の出射点近傍の凸部5’や変位部材15の形状につ
いて説明する。図11は、本発明による磁気記録再生装
置が具備するシリンダ装置の備えるリード5の出射点近
傍を展開した部分拡大図である。図11は、説明のため
にリード5やリード基準線14が水平になるようにして
いるが、実際は所定角度を持ち傾斜している。図11に
おいて、磁気テープ12は左方向入射点(図示せず)か
ら出射点bまでの区間でシリンダに巻き付いており、凸
部5’あるいは変位部材15によって磁気テープ12を
開始点18から終了点19の領域において押し上げてい
る。図11に示すように、凸部5’あるいは変位部材1
5と磁気テープ12の下端とが接する部分5”、15’
の形状は、開始点18がリード基準線14上にあり、開
始点18を起点にリード基準線14から高さH離れた終
了点19まで一定の傾き角の直線状となっている。
【0026】また、凸部5’あるいは変位部材15の第
2の形状を図12に示す。図12は図11と同様に本発
明による磁気記録再生装置が具備するシリンダ装置の備
えるリード5の出射点近傍を展開した部分拡大図であ
る。図12に示すように、凸部5’あるいは変位部材1
5と磁気テープ12の下端とが接する部分5”、15’
の形状は、開始点18が第1の形状と同様にリード基準
線14上にあり、開始点18を起点にリード基準線14
から高さH離れた終了点19に行くにしたがってリード
基準線14からの傾き角が増加していくようになってい
る。このとき、開始点18における傾き角は0に近い値
である。
【0027】つぎに、凸部5’あるいは変位部材15の
第3の形状を図13に示す。図13は図11、図10と
同様に本発明による磁気記録再生装置が具備するシリン
ダ装置の備えるリード5の出射点近傍を展開した部分拡
大図である。図13に示すように、凸部5’あるいは変
位部材15と磁気テープ12の下端とが接する部分
5”、15’の形状は、開始点18が第1、第2の形状
と同様にリード基準線14上にあり、開始点18を起点
にリード基準線14から高さH離れた終了点19に行く
にしたがって、途中の所定位置まではリード基準線14
からの傾き角が増加していき、所定位置からは傾き角が
減少していくようになっている。このとき、開始点18
における傾き角は、第2の形状と同様に0に近い値であ
る。前記第1から第3の凸部5’あるいは変位部材15
の形状において、リード基準線14から終了点19まで
の高さHは、検討の結果から3μm以上設けることが望
ましい。また、開始点18から終了点19までの範囲L
は、磁気テープのシリンダへの巻き付き角に換算して2
0°〜50°が好ましく、40°程度が最適である。
【0028】上記本発明の実施例として説明した磁気記
録再生装置が具備するシリンダ装置は、下シリンダは固
定されており、上シリンダが回転磁気ヘッドとともに回
転する上シリンダ回転方式のシリンダ装置であるが、図
示していない磁気記録再生装置が具備するシリンダ装置
で、固定された下シリンダと、下シリンダと同軸に固定
支持された上シリンダと、上シリンダと下シリンダ間に
同軸に回転可能に支持された回転磁気ヘッドを備えるヘ
ッドドラムと、回転磁気ヘッドを備えるヘッドドラムを
回転駆動するモータを有し、上シリンダは回転せず、回
転磁気ヘッド部分のみ回転する上シリンダ固定方式のシ
リンダ装置であっても、同等な効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダ装置が有する
下シリンダの段差状のリードの所定位置に凸部を設け、
磁気テープ上に記録されたトラックパターンの直線状態
を保持した上で、出射点近傍の磁気テープと回転磁気ヘ
ッドとの接触状態を良好にし、情報信号の正確な記録あ
るいは再生を行なえる磁気記録再生装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による磁気記録再生装置
が搭載するシリンダ装置の斜視図。
【図2】本発明による磁気記録再生装置が搭載するシリ
ンダ装置に磁気テープを巻き付け走行している状態を示
す斜視図。
【図3】図1に示す下シリンダのリードの部分を中心に
展開した図。
【図4】磁気テープがリードに沿って走行する状態を示
す断面図。
【図5】出射点近傍における回転磁気ヘッドと磁気テー
プとの接触状態を説明する断面図。
【図6】磁気テープ上に記録されたトラックパターンを
示す図。
【図7】再生信号のエンベロープ波形を示す図。
【図8】本発明の第2の実施例による磁気記録再生装置
が搭載するシリンダ装置の斜視図。
【図9】本発明の第2の実施例のシリンダ装置に使用す
る変位部材の形状を説明する断面図。
【図10】本発明の第2の実施例のシリンダ装置に使用
する変位部材の第2の形状を説明する断面図。
【図11】本発明の凸部あるいは変位部材の第1の形状
を示すリード部展開部分図。
【図12】本発明の凸部あるいは変位部材の第2の形状
を示すリード部展開部分図。
【図13】本発明の凸部あるいは変位部材の第3の形状
を示すリード部展開部分図。
【図14】従来技術による磁気記録再生装置が搭載する
シリンダ装置の斜視図。
【図15】従来技術による磁気記録再生装置が搭載する
シリンダ装置に磁気テープを巻き付け走行している状態
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…上シリンダ、2…下シリンダ、3…主軸、4…回転
磁気ヘッド、5…リード、5’…リード凸部、6…モー
タ、7…シリンダ装置、8、10…傾斜ピン、9、11
…高さ規制ガイド、9’、11’…上フランジ、12…
磁気テープ、15、15a、15b…変位部材、16…
挿入穴、17…ねじ。13…磁気テープに記録されたト
ラックパターン、14…リード基準線、18…開始点、
19…終了点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの走行を案内するために所定
    角度でら旋状に設けた段差状のリードを備える固定され
    た下シリンダと、 該下シリンダと同軸に支持され磁気ヘッドを備えた回転
    可能な上シリンダと、 該上シリンダを回転駆動するモータとを有するシリンダ
    装置を具備する磁気記録再生装置において、 前記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた段差
    状のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの走行
    を変位させる凸部を形成したことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープの走行を案内するために所定
    角度でら旋状に設けた段差状のリードを備える固定され
    た下シリンダと、 該下シリンダと同軸に支持され磁気ヘッドを備えた回転
    可能な上シリンダと、 該上シリンダを回転駆動するモータとを有するシリンダ
    装置を具備する磁気記録再生装置において、 前記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた段差
    状のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの走行
    を変位させる変位部材を装着したことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、変位部材
    は、下シリンダに設けた挿入穴に変位部材を挿入したも
    のであることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のものにおいて、変位部材
    は、下シリンダに変位部材を締結部材で装着したもので
    あることを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 磁気テープの走行を案内するために所定
    角度でら旋状に設けた段差状のリードを備える固定され
    た下シリンダと、 該下シリンダと同軸に固定支持された上シリンダと、 該上シリンダと前記下シリンダ間に同軸に回転可能に支
    持された磁気ヘッドを備えるヘッドドラムと、 該磁気ヘッドを備えるヘッドドラムを回転駆動するモー
    タとを有するシリンダ装置を具備する磁気記録再生装置
    において、 前記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた段差
    状のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの走行
    を変位させる凸部を形成したことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】 磁気テープの走行を案内するために所定
    角度でら旋状に設けた段差状のリードを備える固定され
    た下シリンダと、 該下シリンダと同軸に固定支持された上シリンダと、 該上シリンダと前記下シリンダ間に同軸に回転可能に支
    持された磁気ヘッドを備えるヘッドドラムと、 該磁気ヘッドを備えるヘッドドラムを回転駆動するモー
    タとを有するシリンダ装置を具備する磁気記録再生装置
    において、 前記下シリンダは、前記所定角度でら旋状に設けた段差
    状のリードの出射点近傍の所定位置に磁気テープの走行
    を変位させる変位部材を装着したことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のものにおいて、変位部材
    は、下シリンダに設けた挿入穴に変位部材を挿入したも
    のであることを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のものにおいて、変位部材
    は、下シリンダに変位部材を締結部材で装着したもので
    あることを特徴とする磁気記録再生装置。
JP6176674A 1994-07-28 1994-07-28 磁気記録再生装置 Pending JPH0845148A (ja)

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