JPH084514A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
- Publication number
- JPH084514A JPH084514A JP14007894A JP14007894A JPH084514A JP H084514 A JPH084514 A JP H084514A JP 14007894 A JP14007894 A JP 14007894A JP 14007894 A JP14007894 A JP 14007894A JP H084514 A JPH084514 A JP H084514A
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- Japan
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- rocker arm
- lost motion
- motion mechanism
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストにて二つのカムによる開閉時期をそ
れぞれ正確かつ確実に吸排気弁に伝達し得る内燃機関の
動弁装置を提供する。 【構成】 ロッカ軸13に揺動自在に支承されて吸排気
弁11に連係し、かつ第一カム15により駆動される第
一ロッカアーム12と、第一ロッカアーム12か、ある
いはロッカ軸13に揺動自在に支承されて第二カム23
により駆動される第二ロッカアーム21と、第二ロッカ
アーム21に対するロストモーション機構と、第一ロッ
カアーム12に支承され、かつロストモーション機構が
その機能を発揮する第一位置とその機能を停止する第二
位置とに揺動可能な連係部材36と、連係部材36の第
一位置および第二位置への切り替えを行う連係切り換え
手段と、ロストモーション機構がその機能を停止した状
態における第一ロッカアームと第二ロッカアームとの相
対位置を調整し得る位置調整手段とを具える。
れぞれ正確かつ確実に吸排気弁に伝達し得る内燃機関の
動弁装置を提供する。 【構成】 ロッカ軸13に揺動自在に支承されて吸排気
弁11に連係し、かつ第一カム15により駆動される第
一ロッカアーム12と、第一ロッカアーム12か、ある
いはロッカ軸13に揺動自在に支承されて第二カム23
により駆動される第二ロッカアーム21と、第二ロッカ
アーム21に対するロストモーション機構と、第一ロッ
カアーム12に支承され、かつロストモーション機構が
その機能を発揮する第一位置とその機能を停止する第二
位置とに揺動可能な連係部材36と、連係部材36の第
一位置および第二位置への切り替えを行う連係切り換え
手段と、ロストモーション機構がその機能を停止した状
態における第一ロッカアームと第二ロッカアームとの相
対位置を調整し得る位置調整手段とを具える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸排気弁の開閉時期を
車両の運転状態に応じて切り換えることが可能な内燃機
関の動弁装置に関する。
車両の運転状態に応じて切り換えることが可能な内燃機
関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される内燃機関は、非常に
大きな回転変化や負荷の変動に対して柔軟に対応するこ
とが要求される。このような観点から、吸排気弁の開閉
時期を車両の運転状態に応じて変えられるようにした内
燃機関の動弁装置が、例えば特開平5−171909号
公報等で提案され、内燃機関に対する負荷や機関の回転
速度の如何にかかわらず、常に安定した効率の良い出力
特性が得られるように配慮している。
大きな回転変化や負荷の変動に対して柔軟に対応するこ
とが要求される。このような観点から、吸排気弁の開閉
時期を車両の運転状態に応じて変えられるようにした内
燃機関の動弁装置が、例えば特開平5−171909号
公報等で提案され、内燃機関に対する負荷や機関の回転
速度の如何にかかわらず、常に安定した効率の良い出力
特性が得られるように配慮している。
【0003】この特開平5−171909号公報に開示
された内燃機関の動弁装置は、吸気弁または排気弁に当
接する第一ロッカアームをロッカ軸に揺動自在に取り付
け、第一のカムで駆動されるこの第一ロッカアームに対
して第二のカムで駆動される第二ロッカアームを揺動自
在に自由に取り付け、この第二ロッカアームと第一ロッ
カアームとの間にロストモーション機構を組み込み、こ
のロストモーション機構がその機能を発揮する第一位置
と当該ロストモーション機構がその機能を停止する第二
位置とに揺動可能な連係部材を第一ロッカアームに取り
付け、さらにこの連係部材の第一位置および第二位置へ
の切り換えを行う連係切り換え手段を設けたものであ
る。
された内燃機関の動弁装置は、吸気弁または排気弁に当
接する第一ロッカアームをロッカ軸に揺動自在に取り付
け、第一のカムで駆動されるこの第一ロッカアームに対
して第二のカムで駆動される第二ロッカアームを揺動自
在に自由に取り付け、この第二ロッカアームと第一ロッ
カアームとの間にロストモーション機構を組み込み、こ
のロストモーション機構がその機能を発揮する第一位置
と当該ロストモーション機構がその機能を停止する第二
位置とに揺動可能な連係部材を第一ロッカアームに取り
付け、さらにこの連係部材の第一位置および第二位置へ
の切り換えを行う連係切り換え手段を設けたものであ
る。
【0004】つまり、第一ロッカアームに取り付けられ
た連係部材を連係切り換え手段によりロストモーション
機構がその機能を発揮する第一位置に移動させると、第
一ロッカアームと第二ロッカアームとの連結が解除さ
れ、第一のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に
与えられる。また、連係部材をロストモーション機構が
その機能を停止する第二位置に移動させると、第一ロッ
カアームと第二ロッカアームとが連結状態となり、第二
のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に与えられ
る。
た連係部材を連係切り換え手段によりロストモーション
機構がその機能を発揮する第一位置に移動させると、第
一ロッカアームと第二ロッカアームとの連結が解除さ
れ、第一のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に
与えられる。また、連係部材をロストモーション機構が
その機能を停止する第二位置に移動させると、第一ロッ
カアームと第二ロッカアームとが連結状態となり、第二
のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に与えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−17190
9号公報に開示された従来の内燃機関の動弁装置では、
第一ロッカアームに取り付けられた連係部材を連係切り
換え手段によってロストモーション機構がその機能を停
止する第二位置に移動させる場合、第一ロッカアームと
第二ロッカアームとの相対位置を適切に設定していない
と、連係部材を第二ロッカアームの段部に係合させるこ
とが困難となる。この結果、第一ロッカアームと第二ロ
ッカアームとを一体的に連結できず、第二のカムによる
開閉時期を選択できなくなる可能性がある。逆に、連係
部材を第二位置に移動して連係部材を第二ロッカアーム
の段部に係合できたとしても、第一ロッカアームに対し
て第二ロッカアームに遊びが発生し、第二ロッカアーム
と連結部材との間で打撃音が発生する他、第二のカムに
よる開閉時期を正確に吸気弁や排気弁に伝達できなくな
る虞がある。
9号公報に開示された従来の内燃機関の動弁装置では、
第一ロッカアームに取り付けられた連係部材を連係切り
換え手段によってロストモーション機構がその機能を停
止する第二位置に移動させる場合、第一ロッカアームと
第二ロッカアームとの相対位置を適切に設定していない
と、連係部材を第二ロッカアームの段部に係合させるこ
とが困難となる。この結果、第一ロッカアームと第二ロ
ッカアームとを一体的に連結できず、第二のカムによる
開閉時期を選択できなくなる可能性がある。逆に、連係
部材を第二位置に移動して連係部材を第二ロッカアーム
の段部に係合できたとしても、第一ロッカアームに対し
て第二ロッカアームに遊びが発生し、第二ロッカアーム
と連結部材との間で打撃音が発生する他、第二のカムに
よる開閉時期を正確に吸気弁や排気弁に伝達できなくな
る虞がある。
【0006】このため、上述した特開平5−17190
9号公報に開示された従来の内燃機関の動弁装置では、
部品の寸法精度を相当高く維持することが要求される
上、これらの組み立て精度を高いものにする必要があ
り、その結果として製造コストが非常に嵩んでしまうと
いう問題があった。
9号公報に開示された従来の内燃機関の動弁装置では、
部品の寸法精度を相当高く維持することが要求される
上、これらの組み立て精度を高いものにする必要があ
り、その結果として製造コストが非常に嵩んでしまうと
いう問題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、部品の寸法精度や組み
立て精度を上げることなく、低コストにて二つのカムに
よる開閉時期をそれぞれ正確かつ確実に吸気弁や排気弁
に伝達し得る内燃機関の動弁装置を提供することにあ
る。
立て精度を上げることなく、低コストにて二つのカムに
よる開閉時期をそれぞれ正確かつ確実に吸気弁や排気弁
に伝達し得る内燃機関の動弁装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による内燃機関の
動弁装置は、ロッカ軸に揺動自在に支承されて吸気弁ま
たは排気弁に連係し、かつ第一カムにより駆動される第
一ロッカアームと、この第一ロッカアームか、あるいは
前記ロッカ軸に揺動自在に支承されて第二カムにより駆
動される第二ロッカアームと、この第二ロッカアームに
対するロストモーション機構と、前記第一ロッカアーム
に支承され、かつ前記ロストモーション機構がその機能
を発揮する第一位置と前記ロストモーション機構がその
機能を停止する第二位置とに揺動可能な連係部材と、こ
の連係部材の前記第一位置および第二位置への切り替え
を行う連係切り換え手段と、前記ロストモーション機構
がその機能を停止した状態における前記第一ロッカアー
ムと前記第二ロッカアームとの相対位置を調整し得る位
置調整手段とを具えたことを特徴とするものである。
動弁装置は、ロッカ軸に揺動自在に支承されて吸気弁ま
たは排気弁に連係し、かつ第一カムにより駆動される第
一ロッカアームと、この第一ロッカアームか、あるいは
前記ロッカ軸に揺動自在に支承されて第二カムにより駆
動される第二ロッカアームと、この第二ロッカアームに
対するロストモーション機構と、前記第一ロッカアーム
に支承され、かつ前記ロストモーション機構がその機能
を発揮する第一位置と前記ロストモーション機構がその
機能を停止する第二位置とに揺動可能な連係部材と、こ
の連係部材の前記第一位置および第二位置への切り替え
を行う連係切り換え手段と、前記ロストモーション機構
がその機能を停止した状態における前記第一ロッカアー
ムと前記第二ロッカアームとの相対位置を調整し得る位
置調整手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、第二ロッカアームに凹部を形成
し、この凹部にロストモーション機構を収納することが
できる。この場合、ロストモーション機構を凹部内に収
納される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先
端が第一ロッカアームに当接するロストモーションプラ
ンジャとで構成することが有効である。
し、この凹部にロストモーション機構を収納することが
できる。この場合、ロストモーション機構を凹部内に収
納される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先
端が第一ロッカアームに当接するロストモーションプラ
ンジャとで構成することが有効である。
【0010】同様に、第一ロッカアームに凹部を形成
し、この凹部にロストモーション機構を収納することが
できる。この場合、ロストモーション機構を凹部内に収
納される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先
端が第二ロッカアームに当接するロストモーションプラ
ンジャとで構成することが有効である。
し、この凹部にロストモーション機構を収納することが
できる。この場合、ロストモーション機構を凹部内に収
納される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先
端が第二ロッカアームに当接するロストモーションプラ
ンジャとで構成することが有効である。
【0011】また、位置調整手段をロストモーション機
構に組み込むようにしても良く、この場合、位置調整手
段は、ロストモーション機構がその機能を停止した状態
において、凹部に対するロストモーションプランジャの
突出長を変更し得るものである。
構に組み込むようにしても良く、この場合、位置調整手
段は、ロストモーション機構がその機能を停止した状態
において、凹部に対するロストモーションプランジャの
突出長を変更し得るものである。
【0012】一方、位置調整手段がロストモーション機
構と対向するように第一ロッカアームか、あるいは第二
ロッカアームに設けるようにしても良く、この場合、位
置調整手段は、その先端がロストモーションプランジャ
に当接して当該ロストモーションプランジャとの対向方
向に沿った突出長を変更し得るものである。
構と対向するように第一ロッカアームか、あるいは第二
ロッカアームに設けるようにしても良く、この場合、位
置調整手段は、その先端がロストモーションプランジャ
に当接して当該ロストモーションプランジャとの対向方
向に沿った突出長を変更し得るものである。
【0013】
【作用】本発明によると、第一ロッカアームに取り付け
られた連係部材を連係切り換え手段によりロストモーシ
ョン機構がその機能を発揮する第一位置に移動させる
と、第一ロッカアームと第二ロッカアームとの連結が解
除され、第一のカムによる開閉時期が吸気弁または排気
弁に与えられる。
られた連係部材を連係切り換え手段によりロストモーシ
ョン機構がその機能を発揮する第一位置に移動させる
と、第一ロッカアームと第二ロッカアームとの連結が解
除され、第一のカムによる開閉時期が吸気弁または排気
弁に与えられる。
【0014】また、連係部材をロストモーション機構が
その機能を停止する第二位置に移動させると、第一ロッ
カアームと第二ロッカアームとが連結状態となり、第二
のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に与えられ
る。
その機能を停止する第二位置に移動させると、第一ロッ
カアームと第二ロッカアームとが連結状態となり、第二
のカムによる開閉時期が吸気弁または排気弁に与えられ
る。
【0015】なお、ロストモーション機構がその機能を
停止した状態における第一ロッカアームと第二ロッカア
ームとの相対位置は、連係部材を確実に第二位置に移動
し得ると共に、連係部材が第二位置に移動した状態での
第一ロッカアームに対する第二ロッカアームの遊びが少
なくなるように、位置調整手段によって適切に調整され
る。
停止した状態における第一ロッカアームと第二ロッカア
ームとの相対位置は、連係部材を確実に第二位置に移動
し得ると共に、連係部材が第二位置に移動した状態での
第一ロッカアームに対する第二ロッカアームの遊びが少
なくなるように、位置調整手段によって適切に調整され
る。
【0016】
【実施例】本発明による内燃機関の動弁装置を一つの気
筒に対して2つの吸気弁が組み込まれた内燃機関(以
下、これを単に機関と略称する)に応用した一実施例に
ついて、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。
筒に対して2つの吸気弁が組み込まれた内燃機関(以
下、これを単に機関と略称する)に応用した一実施例に
ついて、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。
【0017】すなわち、機関の各気筒には二本の吸気弁
11に対応する第一ロッカアーム12が設けられてお
り、この第一ロッカアーム12の基端部は、図示しない
シリンダヘッドに取り付けられた各気筒に共通する中空
の主ロッカ軸13に対して揺動自在に支承されている。
ほぼU字形の二股に形成された当該第一ロッカアーム1
2の左右両側には、主ロッカ軸13の上方にこれと平行
に配置されたカム軸14に隙間を隔てて形成された本発
明の第一カムとしての二つの低速用カム15にそれぞれ
当接する二つのカムスリッパ16が接合されており、さ
らにこの第一ロッカアーム12の先端部には、二本の吸
気弁11の弁棒17の頂部が弁ばね18のばね力によっ
てそれぞれ当接した状態となっている。
11に対応する第一ロッカアーム12が設けられてお
り、この第一ロッカアーム12の基端部は、図示しない
シリンダヘッドに取り付けられた各気筒に共通する中空
の主ロッカ軸13に対して揺動自在に支承されている。
ほぼU字形の二股に形成された当該第一ロッカアーム1
2の左右両側には、主ロッカ軸13の上方にこれと平行
に配置されたカム軸14に隙間を隔てて形成された本発
明の第一カムとしての二つの低速用カム15にそれぞれ
当接する二つのカムスリッパ16が接合されており、さ
らにこの第一ロッカアーム12の先端部には、二本の吸
気弁11の弁棒17の頂部が弁ばね18のばね力によっ
てそれぞれ当接した状態となっている。
【0018】第一ロッカアーム12の基端上部に形成し
たシャフトブラケット19に両端部がスナップリング止
めされた副ロッカ軸20には、第二ロッカアーム21の
基端部が第一ロッカアーム12に対して揺動自在に支承
されている。そして、この第二ロッカアーム21の先端
部に形成したスリッパ面22には、カム軸14に形成し
た本発明の第二カムとしての高速用カム23が当接して
いる。
たシャフトブラケット19に両端部がスナップリング止
めされた副ロッカ軸20には、第二ロッカアーム21の
基端部が第一ロッカアーム12に対して揺動自在に支承
されている。そして、この第二ロッカアーム21の先端
部に形成したスリッパ面22には、カム軸14に形成し
た本発明の第二カムとしての高速用カム23が当接して
いる。
【0019】第二ロッカアーム21の下側には、本発明
の凹部としての下向きに開口する円形断面の段付き止り
穴24が形成されており、この段付き止り穴24の大径
部には、カップ形断面のロストモーションプランジャ2
5が摺動自在に嵌合されている。このロストモーション
プランジャ25に球頭部26が係止するねじ軸27に
は、段付き止り穴24の段部28に当接する座金29が
装着され、さらに段付き止り穴24の小径部に位置する
調整ナット30とその緩み止め用の固定ナット31とが
ねじ込まれている。また、座金29とロストモーション
プランジャ25との間には、このロストモーションプラ
ンジャ25を球頭部26に押し付ける圧縮ばね32が介
装されている。
の凹部としての下向きに開口する円形断面の段付き止り
穴24が形成されており、この段付き止り穴24の大径
部には、カップ形断面のロストモーションプランジャ2
5が摺動自在に嵌合されている。このロストモーション
プランジャ25に球頭部26が係止するねじ軸27に
は、段付き止り穴24の段部28に当接する座金29が
装着され、さらに段付き止り穴24の小径部に位置する
調整ナット30とその緩み止め用の固定ナット31とが
ねじ込まれている。また、座金29とロストモーション
プランジャ25との間には、このロストモーションプラ
ンジャ25を球頭部26に押し付ける圧縮ばね32が介
装されている。
【0020】本実施例におけるロストモーション機構
は、上述したロストモーションプランジャ25と圧縮ば
ね32とを有し、位置調整手段はねじ軸27と座金29
と調整ナット30と固定ナット31とを有するものであ
り、これらは一つにユニット化された状態となって段付
き止り穴24内に装着されている。そして、ねじ軸27
に対する調整ナット30のねじ込み量を調整することに
より、ロストモーション機構がその機能を停止した状態
において、段付き止り穴24の段部28からロストモー
ションプランジャ25と一体のねじ軸27の球頭部26
の下端までの突出量を任意に変えることができるように
なっている。
は、上述したロストモーションプランジャ25と圧縮ば
ね32とを有し、位置調整手段はねじ軸27と座金29
と調整ナット30と固定ナット31とを有するものであ
り、これらは一つにユニット化された状態となって段付
き止り穴24内に装着されている。そして、ねじ軸27
に対する調整ナット30のねじ込み量を調整することに
より、ロストモーション機構がその機能を停止した状態
において、段付き止り穴24の段部28からロストモー
ションプランジャ25と一体のねじ軸27の球頭部26
の下端までの突出量を任意に変えることができるように
なっている。
【0021】なお、ねじ軸27と調整ナット30との相
対回転を容易にするため、本実施例ではねじ軸27の上
端に図示しない工具を係止させるための切り欠き溝33
を刻設してあり、調整ナット30をスパナ等で押さえる
一方、切り欠き溝33にドライバ等の工具を係止させ、
これらを相対回転させることにより、ねじ軸27に対す
る調整ナット30のねじ込み量を調整できるようにして
ある。
対回転を容易にするため、本実施例ではねじ軸27の上
端に図示しない工具を係止させるための切り欠き溝33
を刻設してあり、調整ナット30をスパナ等で押さえる
一方、切り欠き溝33にドライバ等の工具を係止させ、
これらを相対回転させることにより、ねじ軸27に対す
る調整ナット30のねじ込み量を調整できるようにして
ある。
【0022】本実施例では、ロストモーションプランジ
ャ25とねじ軸27とを別体にて組み付けるようにした
が、これらを一体的に接合するようにしても良く、何れ
にしろこれらは一体的に動き、圧縮ばね32のばね力に
よって球頭部26が第一ロッカアーム12の中央部に座
ぐり状態で形成したプランジャ当接部34に押し当た
り、その反力によって第二ロッカアーム21のスリッパ
面22が高速用カム23と常に当接するようになってい
る。
ャ25とねじ軸27とを別体にて組み付けるようにした
が、これらを一体的に接合するようにしても良く、何れ
にしろこれらは一体的に動き、圧縮ばね32のばね力に
よって球頭部26が第一ロッカアーム12の中央部に座
ぐり状態で形成したプランジャ当接部34に押し当た
り、その反力によって第二ロッカアーム21のスリッパ
面22が高速用カム23と常に当接するようになってい
る。
【0023】一方、前記第一ロッカアーム12の下部に
二股状に形成されたレバーブラケット35には、本発明
の連結部材として機能する切り換えレバー36を揺動自
在に支承するレバー保持軸37の両端部が主ロッカ軸1
3と平行に取り付けられており、第二ロッカアーム21
の先端下部には、この切り換えレバー36の上端部に係
合し得る係合段部38が形成されている。
二股状に形成されたレバーブラケット35には、本発明
の連結部材として機能する切り換えレバー36を揺動自
在に支承するレバー保持軸37の両端部が主ロッカ軸1
3と平行に取り付けられており、第二ロッカアーム21
の先端下部には、この切り換えレバー36の上端部に係
合し得る係合段部38が形成されている。
【0024】前記切り換えレバー36の上端部側方に
は、レバー保持軸37と平行にこの切り換えレバー36
の側方から突出する解除用プランジャ受け39が形成さ
れている。開口がこの解除用プランジャ受け39を臨む
ように第一ロッカアーム12に形成された止り穴40に
は、解除用プランジャ41が摺動自在に嵌合され、この
解除用プランジャ41によって塞がれた止り穴40内に
は、当該解除用プランジャ41を解除用プランジャ受け
39に押圧する圧縮ばね42が収納されている。つま
り、この圧縮ばね42のばね力により、切り換えレバー
36は解除用プランジャ41および解除用プランジャ受
け39を介して第二ロッカアーム21の係合段部38と
の係合が解除される方向に付勢されている。
は、レバー保持軸37と平行にこの切り換えレバー36
の側方から突出する解除用プランジャ受け39が形成さ
れている。開口がこの解除用プランジャ受け39を臨む
ように第一ロッカアーム12に形成された止り穴40に
は、解除用プランジャ41が摺動自在に嵌合され、この
解除用プランジャ41によって塞がれた止り穴40内に
は、当該解除用プランジャ41を解除用プランジャ受け
39に押圧する圧縮ばね42が収納されている。つま
り、この圧縮ばね42のばね力により、切り換えレバー
36は解除用プランジャ41および解除用プランジャ受
け39を介して第二ロッカアーム21の係合段部38と
の係合が解除される方向に付勢されている。
【0025】また、切り換えレバー36の下端部には、
係合用プランジャ受け部43が形成されており、開口が
この係合用プランジャ受け部43を臨むように第一ロッ
カアーム12に形成された油室44には、係合用プラン
ジャ受け部43に当接する係合用プランジャ45が摺動
自在に装着されている。第一ロッカアーム12に形成さ
れて一端が油室44に接続する油路46の他端は、主ロ
ッカ軸13の外周面に臨んでおり、この油路46と主ロ
ッカ軸13に形成された油通路47とは、主ロッカ軸1
3の径方向に穿設した連通路48を介して連通状態とな
っている。
係合用プランジャ受け部43が形成されており、開口が
この係合用プランジャ受け部43を臨むように第一ロッ
カアーム12に形成された油室44には、係合用プラン
ジャ受け部43に当接する係合用プランジャ45が摺動
自在に装着されている。第一ロッカアーム12に形成さ
れて一端が油室44に接続する油路46の他端は、主ロ
ッカ軸13の外周面に臨んでおり、この油路46と主ロ
ッカ軸13に形成された油通路47とは、主ロッカ軸1
3の径方向に穿設した連通路48を介して連通状態とな
っている。
【0026】主ロッカ軸13の油通路47には、図示し
ない切換弁を介して図示しない油ポンプからの圧油が導
入される。本実施例では、機関回転速度や冷却水温、な
らびに潤滑油温や過給圧, スロットル弁開度等に基づ
き、基本的には機関の回転速度が所定速度以上の場合に
この圧油が油室44内に供給され、機関の回転速度が所
定速度未満の場合には油通路47内の圧油が図示しない
油溜め側に排油され、機関トルクの急激な変動が発生し
ないように円滑に行われるようになっている。
ない切換弁を介して図示しない油ポンプからの圧油が導
入される。本実施例では、機関回転速度や冷却水温、な
らびに潤滑油温や過給圧, スロットル弁開度等に基づ
き、基本的には機関の回転速度が所定速度以上の場合に
この圧油が油室44内に供給され、機関の回転速度が所
定速度未満の場合には油通路47内の圧油が図示しない
油溜め側に排油され、機関トルクの急激な変動が発生し
ないように円滑に行われるようになっている。
【0027】ここで、油ポンプからの圧油が油室44内
に供給されると、圧縮ばね42のばね力に抗して係合用
プランジャ45が第一ロッカアーム12側に押し出さ
れ、切り換えレバー36の上端部が第二ロッカアーム2
1の係合段部38に係合し、ロストモーション機構がそ
の機能が停止する第二位置に第二ロッカアーム21を保
持する。逆に、切換弁によって油通路47内の圧油が油
溜め側に排油されると、圧縮ばね42のばね力により切
り換えレバー36の係合用プランジャ受け部43を介し
て係合用プランジャ45が油室44側に押し戻されると
共に、切り換えレバー36の上端部と第二ロッカアーム
21の係合段部38との係合が解除され、ロストモーシ
ョン機構がその機能を発揮する第一位置に第二ロッカア
ーム21は保持される。
に供給されると、圧縮ばね42のばね力に抗して係合用
プランジャ45が第一ロッカアーム12側に押し出さ
れ、切り換えレバー36の上端部が第二ロッカアーム2
1の係合段部38に係合し、ロストモーション機構がそ
の機能が停止する第二位置に第二ロッカアーム21を保
持する。逆に、切換弁によって油通路47内の圧油が油
溜め側に排油されると、圧縮ばね42のばね力により切
り換えレバー36の係合用プランジャ受け部43を介し
て係合用プランジャ45が油室44側に押し戻されると
共に、切り換えレバー36の上端部と第二ロッカアーム
21の係合段部38との係合が解除され、ロストモーシ
ョン機構がその機能を発揮する第一位置に第二ロッカア
ーム21は保持される。
【0028】前記低速用カム15とこれらの間に形成さ
れる高速用カム23とは、機関の低回転時と高回転時と
において要求される弁リフト特性を満足するように、相
互に異なる輪郭形状に形成され、一般的に高速用カム2
3は低速用カム15よりも弁リフト量および開弁期間の
少なくとも一方が大きくなるようなカムプロフィルを有
している。
れる高速用カム23とは、機関の低回転時と高回転時と
において要求される弁リフト特性を満足するように、相
互に異なる輪郭形状に形成され、一般的に高速用カム2
3は低速用カム15よりも弁リフト量および開弁期間の
少なくとも一方が大きくなるようなカムプロフィルを有
している。
【0029】従って、機関が低回転領域にある場合、第
一ロッカアーム12は低速用カム15のカムプロフィル
に従って揺動し、各吸気弁11の開閉駆動を行う。この
時、第二ロッカアーム21は高速用カム23によって揺
動されるものの、圧縮ばね42のばね力により、切り換
えレバー36は図4に示す位置にあり、ロストモーショ
ン機構がその機能が発揮する第一位置での連係状態にあ
る。このため、第二ロッカアーム21は第一ロッカアー
ム12に対して副ロッカ軸20を中心に揺動し、これに
伴ってロストモーションプランジャ25がねじ軸27お
よび調整ナット30, 固定ナット31と共に圧縮ばね3
2の撓みを伴って段付き止り穴24内を摺動するだけで
あり、第一ロッカアーム12の動きが妨げられることは
ない。
一ロッカアーム12は低速用カム15のカムプロフィル
に従って揺動し、各吸気弁11の開閉駆動を行う。この
時、第二ロッカアーム21は高速用カム23によって揺
動されるものの、圧縮ばね42のばね力により、切り換
えレバー36は図4に示す位置にあり、ロストモーショ
ン機構がその機能が発揮する第一位置での連係状態にあ
る。このため、第二ロッカアーム21は第一ロッカアー
ム12に対して副ロッカ軸20を中心に揺動し、これに
伴ってロストモーションプランジャ25がねじ軸27お
よび調整ナット30, 固定ナット31と共に圧縮ばね3
2の撓みを伴って段付き止り穴24内を摺動するだけで
あり、第一ロッカアーム12の動きが妨げられることは
ない。
【0030】これに対し、機関が高回転領域にある場
合、切換弁を介して油ポンプからの圧油が油通路47か
ら連通路48および油路46を介して油室44内に供給
されるため、圧縮ばね42のばね力に抗して係合用プラ
ンジャ45が係合用プランジャ受け部43押し当たり、
切り換えレバー36がレバー保持軸37を中心として図
4中、左回りに回動し、その上端部が第二ロッカアーム
21の係合段部38に係合し、この切り換えレバー36
は図6の実線で示す位置に切り換わって、ロストモーシ
ョン機構がその機能を停止する第二位置での連係状態に
なる。これによって、第一ロッカアーム12と第二ロッ
カアーム21とが一体的に連結された状態となり、第一
ロッカアーム12から低速用カム15が引き離され、第
二ロッカアーム21が第一ロッカアーム12と共に高速
用カム23のカムプロフィルに従い、主ロッカ軸13を
中心として揺動する。
合、切換弁を介して油ポンプからの圧油が油通路47か
ら連通路48および油路46を介して油室44内に供給
されるため、圧縮ばね42のばね力に抗して係合用プラ
ンジャ45が係合用プランジャ受け部43押し当たり、
切り換えレバー36がレバー保持軸37を中心として図
4中、左回りに回動し、その上端部が第二ロッカアーム
21の係合段部38に係合し、この切り換えレバー36
は図6の実線で示す位置に切り換わって、ロストモーシ
ョン機構がその機能を停止する第二位置での連係状態に
なる。これによって、第一ロッカアーム12と第二ロッ
カアーム21とが一体的に連結された状態となり、第一
ロッカアーム12から低速用カム15が引き離され、第
二ロッカアーム21が第一ロッカアーム12と共に高速
用カム23のカムプロフィルに従い、主ロッカ軸13を
中心として揺動する。
【0031】この場合、高速用カム23は、低速用カム
15と比較して弁開度および弁リフト量が共に大となる
ように形成されているため、第二ロッカアーム21が第
一ロッカアーム12と一体化した状態では、各吸気弁1
1の弁開度および弁リフト量が共に大きくなる。
15と比較して弁開度および弁リフト量が共に大となる
ように形成されているため、第二ロッカアーム21が第
一ロッカアーム12と一体化した状態では、各吸気弁1
1の弁開度および弁リフト量が共に大きくなる。
【0032】なお、機関が高回転領域から再び低回転領
域に移行すると、切換弁の作動によって油室44内の圧
力が低下するため、圧縮ばね42のばね力が油室44内
の圧油の圧力に打ち勝って切り換えレバー36および作
動プランジャ31が図4に示す位置に移動する結果、第
二ロッカアーム21の拘束が解除されて再びロストモー
ション機構がその機能を発揮する状態となる。
域に移行すると、切換弁の作動によって油室44内の圧
力が低下するため、圧縮ばね42のばね力が油室44内
の圧油の圧力に打ち勝って切り換えレバー36および作
動プランジャ31が図4に示す位置に移動する結果、第
二ロッカアーム21の拘束が解除されて再びロストモー
ション機構がその機能を発揮する状態となる。
【0033】このようにして、低速用カム15のカムプ
ロフィルに基づくトルク特性と高速用カム23のカムプ
ロフィルに基づくトルク特性とが合成され、機関の低回
転領域から高回転領域に亙って駆動トルクを高めること
ができる。
ロフィルに基づくトルク特性と高速用カム23のカムプ
ロフィルに基づくトルク特性とが合成され、機関の低回
転領域から高回転領域に亙って駆動トルクを高めること
ができる。
【0034】ところで、この動弁装置の組み立て時等の
ように、第二ロッカアーム21のスリッパ面22に高速
用カム23を当接させない状態で係合段部38に切換レ
バー36を係合させた時、第一ロッカアーム12に対す
る第二ロッカアーム21の遊びが大きい、つまり副ロッ
カ軸20を中心とする第二ロッカアーム21の揺動量が
大きい場合には、上述した調整ナット30を球頭部26
側にねじ込むことにより、段付き止り穴24からのロス
トモーションプランジャ25の突出量が少なくなるた
め、第一ロッカアーム12に対する第二ロッカアーム2
1の遊びを小さくすることができる。これにより、第二
ロッカアーム21と切り換えレバー36との間で発生す
る打撃音を軽減すると同時に、この打撃に伴う損傷を未
然に防止することができる。
ように、第二ロッカアーム21のスリッパ面22に高速
用カム23を当接させない状態で係合段部38に切換レ
バー36を係合させた時、第一ロッカアーム12に対す
る第二ロッカアーム21の遊びが大きい、つまり副ロッ
カ軸20を中心とする第二ロッカアーム21の揺動量が
大きい場合には、上述した調整ナット30を球頭部26
側にねじ込むことにより、段付き止り穴24からのロス
トモーションプランジャ25の突出量が少なくなるた
め、第一ロッカアーム12に対する第二ロッカアーム2
1の遊びを小さくすることができる。これにより、第二
ロッカアーム21と切り換えレバー36との間で発生す
る打撃音を軽減すると同時に、この打撃に伴う損傷を未
然に防止することができる。
【0035】ただし、球頭部26側への調整ナット30
のねじ込み量が多すぎると、第一位置にある切り換えレ
バー36を第二位置へ移動させる際に、この切換レバー
36の上端が第二ロッカアーム21の前端面に衝突して
しまい、切換レバー36を係合段部38に係合させるこ
とができなくなるので、調整ナット30のねじ込み量が
多すぎないように、適切なねじ込み量に調整する必要が
ある。
のねじ込み量が多すぎると、第一位置にある切り換えレ
バー36を第二位置へ移動させる際に、この切換レバー
36の上端が第二ロッカアーム21の前端面に衝突して
しまい、切換レバー36を係合段部38に係合させるこ
とができなくなるので、調整ナット30のねじ込み量が
多すぎないように、適切なねじ込み量に調整する必要が
ある。
【0036】上述した実施例では、ねじ軸27や調整ナ
ット30等で構成される位置調整手段をロストモーショ
ン機構に組み込んで一つのユニット状に形成したが、こ
れらが対向状態となるように別々に配置することも可能
である。
ット30等で構成される位置調整手段をロストモーショ
ン機構に組み込んで一つのユニット状に形成したが、こ
れらが対向状態となるように別々に配置することも可能
である。
【0037】このような本発明の他の一実施例の断面構
造を表す図8に示すように、第二ロッカアーム21の下
側には、本発明の凹部としての下向きに開口する円形断
面の止り穴49が形成されている。この止り穴49に
は、下端側の径が小径となる段付きのカップ形断面を有
するロストモーションプランジャ50が摺動自在に嵌合
され、このロストモーションプランジャ50によって塞
がれた止り穴49内には、当該ロストモーションプラン
ジャ50を第一ロッカアーム12の中央部にねじ止めさ
れた調整ねじ51の上端の球頭部52に押圧する圧縮ば
ね53が収納されている。また、止り穴49の開口近傍
の内周壁には、ロストモーションプランジャ50の外周
に形成された段部に係止するスナップリング54が装着
されており、このスナップリング54によって止り穴4
9からのロストモーションプランジャ50の最大突出量
が規制されている。そして、ロストモーションプランジ
ャ50が最大突出量となった状態において、切り換えレ
バー36が第一位置から第二位置に回動し、その上端が
係合段部38に係止するようになっている。
造を表す図8に示すように、第二ロッカアーム21の下
側には、本発明の凹部としての下向きに開口する円形断
面の止り穴49が形成されている。この止り穴49に
は、下端側の径が小径となる段付きのカップ形断面を有
するロストモーションプランジャ50が摺動自在に嵌合
され、このロストモーションプランジャ50によって塞
がれた止り穴49内には、当該ロストモーションプラン
ジャ50を第一ロッカアーム12の中央部にねじ止めさ
れた調整ねじ51の上端の球頭部52に押圧する圧縮ば
ね53が収納されている。また、止り穴49の開口近傍
の内周壁には、ロストモーションプランジャ50の外周
に形成された段部に係止するスナップリング54が装着
されており、このスナップリング54によって止り穴4
9からのロストモーションプランジャ50の最大突出量
が規制されている。そして、ロストモーションプランジ
ャ50が最大突出量となった状態において、切り換えレ
バー36が第一位置から第二位置に回動し、その上端が
係合段部38に係止するようになっている。
【0038】本発明のロストモーション機構は、これら
ロストモーションプランジャ50および圧縮ばね53お
よびスナップリングを有するものであり、ロストモーシ
ョンプランジャ50を第一ロッカアーム12のプランジ
ャ当接部26に付勢する圧縮ばね53の反力により、第
二ロッカアーム21のスリッパ面22が高速用カム23
と常に当接するようになっている。
ロストモーションプランジャ50および圧縮ばね53お
よびスナップリングを有するものであり、ロストモーシ
ョンプランジャ50を第一ロッカアーム12のプランジ
ャ当接部26に付勢する圧縮ばね53の反力により、第
二ロッカアーム21のスリッパ面22が高速用カム23
と常に当接するようになっている。
【0039】調整ねじ51には、第一ロッカアーム12
に対する調整ねじ51の緩み止め用の固定ナット55が
共締めされ、第一ロッカアーム12に対する調整ねじ5
1のねじ込み量を調整することにより、ロストモーショ
ンプランジャ50の下端と対向する調整ねじ51の上端
の球頭部52の突出量を変えることができ、この状態を
固定ナット55により保持するようにしている。そし
て、これら調整ねじ51および固定ナット55が本発明
における位置調整手段に該当する。
に対する調整ねじ51の緩み止め用の固定ナット55が
共締めされ、第一ロッカアーム12に対する調整ねじ5
1のねじ込み量を調整することにより、ロストモーショ
ンプランジャ50の下端と対向する調整ねじ51の上端
の球頭部52の突出量を変えることができ、この状態を
固定ナット55により保持するようにしている。そし
て、これら調整ねじ51および固定ナット55が本発明
における位置調整手段に該当する。
【0040】従って、動弁装置の組み立て時等におい
て、ロストモーションプランジャ50を最大突出量の状
態にし、その下端を調整ねじ51の球頭部52に当接さ
せ、そして係合段部38に切り換えレバー36を係合さ
せた時、この切り換えレバー36の上端と係合段部38
との隙間が少なくなるように、第一ロッカアーム12に
対して調整ねじ51をねじ込むことにより、高速用カム
23を組み付けた場合に第一ロッカアーム12に対する
第二ロッカアーム21の遊びを小さくすることができ
る。これにより、第二ロッカアーム21と切り換えレバ
ー36との間で発生する打撃音を軽減すると同時に、こ
の打撃に伴う損傷を未然に防止することができる。
て、ロストモーションプランジャ50を最大突出量の状
態にし、その下端を調整ねじ51の球頭部52に当接さ
せ、そして係合段部38に切り換えレバー36を係合さ
せた時、この切り換えレバー36の上端と係合段部38
との隙間が少なくなるように、第一ロッカアーム12に
対して調整ねじ51をねじ込むことにより、高速用カム
23を組み付けた場合に第一ロッカアーム12に対する
第二ロッカアーム21の遊びを小さくすることができ
る。これにより、第二ロッカアーム21と切り換えレバ
ー36との間で発生する打撃音を軽減すると同時に、こ
の打撃に伴う損傷を未然に防止することができる。
【0041】ただし、第一ロッカアーム12側への調整
ねじ51のねじ込み量が多すぎると、第一位置にある切
り換えレバー36を第二位置へ移動させる際に、この切
換レバー36の上端が第二ロッカアーム21の前端面に
衝突してしまい、切換レバー36を係合段部38に係合
させることができなくなるので、調整ねじ51のねじ込
み量が多すぎないように、適切なねじ込み量に調整する
必要があることは、先の実施例と同様である。
ねじ51のねじ込み量が多すぎると、第一位置にある切
り換えレバー36を第二位置へ移動させる際に、この切
換レバー36の上端が第二ロッカアーム21の前端面に
衝突してしまい、切換レバー36を係合段部38に係合
させることができなくなるので、調整ねじ51のねじ込
み量が多すぎないように、適切なねじ込み量に調整する
必要があることは、先の実施例と同様である。
【0042】なお、他の構成は先の実施例と全く同じで
良く、図8中で図1〜図7に示した先の実施例と同一機
能の部材には、これと同一の符号を記してある。また、
上述した実施例ではロストモーション機構を第二ロッカ
アーム21側に取り付けるようにしたが、第一ロッカア
ーム12側に取り付けることも当然可能である。この場
合、上述した二つの実施例と同様に、位置調整手段をロ
ストモーション機構に組み込んだり、あるいはこのロス
トモーション機構と対向状態となるように第二ロッカア
ーム21に取り付けることができる。
良く、図8中で図1〜図7に示した先の実施例と同一機
能の部材には、これと同一の符号を記してある。また、
上述した実施例ではロストモーション機構を第二ロッカ
アーム21側に取り付けるようにしたが、第一ロッカア
ーム12側に取り付けることも当然可能である。この場
合、上述した二つの実施例と同様に、位置調整手段をロ
ストモーション機構に組み込んだり、あるいはこのロス
トモーション機構と対向状態となるように第二ロッカア
ーム21に取り付けることができる。
【0043】また、上述した各実施例は何れも第二ロッ
カアーム21を第一ロッカアーム12に副ロッカ軸20
を介して揺動自在に支承させたが、主ロッカ軸13に対
して第二ロッカアーム21の基端部を揺動自在に支承さ
せるようにしても良く、この場合には、副ロッカ軸20
を省略することができる。
カアーム21を第一ロッカアーム12に副ロッカ軸20
を介して揺動自在に支承させたが、主ロッカ軸13に対
して第二ロッカアーム21の基端部を揺動自在に支承さ
せるようにしても良く、この場合には、副ロッカ軸20
を省略することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の内燃機関の動弁装置によると、
ロストモーション機構がその機能を停止した状態におけ
る第一ロッカアームと第二ロッカアームとの相対位置を
調整し得る位置調整手段を設けたので、第一ロッカアー
ムに対する第二ロッカアームの遊びを最小限に抑え、第
二ロッカアームと連結部材との間での打撃音を抑制でき
ると共に第二のカムによる開閉時期を正確に吸気弁や排
気弁に伝達することが可能である。
ロストモーション機構がその機能を停止した状態におけ
る第一ロッカアームと第二ロッカアームとの相対位置を
調整し得る位置調整手段を設けたので、第一ロッカアー
ムに対する第二ロッカアームの遊びを最小限に抑え、第
二ロッカアームと連結部材との間での打撃音を抑制でき
ると共に第二のカムによる開閉時期を正確に吸気弁や排
気弁に伝達することが可能である。
【0045】このため、部品の寸法精度や組み立て精度
を従来のものよりも下げることができ、製造コストを削
減することができる。
を従来のものよりも下げることができ、製造コストを削
減することができる。
【図1】本発明による内燃機関の動弁装置を一つの気筒
に対して2つの吸気弁が組み込まれたものに応用した一
実施例の平面図である。
に対して2つの吸気弁が組み込まれたものに応用した一
実施例の平面図である。
【図2】図1に示した実施例の側面図である。
【図3】図1に示した実施例の正面図である。
【図4】ロストモーション機構がその機能を発揮する状
態における図1中のIV−IV矢視断面図である。
態における図1中のIV−IV矢視断面図である。
【図5】図3中のV−V矢視断面図である。
【図6】ロストモーション機構がその機能を停止した状
態における図1中のIV−IV矢視断面図である。
態における図1中のIV−IV矢視断面図である。
【図7】本実施例におけるロストモーション機構および
位置調整手段の部分を抽出拡大した破断図である。
位置調整手段の部分を抽出拡大した破断図である。
【図8】本発明の他の一実施例における第二ロッカアー
ムの部分の断面図である。
ムの部分の断面図である。
11 吸気弁 12 第一ロッカアーム 13 主ロッカ軸 14 カム軸 15 低速用カム 16 カムスリッパ 17 弁棒 18 弁ばね 19 シャフトブラケット 20 副ロッカ軸 21 第二ロッカアーム 22 スリッパ面 23 高速用カム 24 段付き止り穴 25 ロストモーションプランジャ 26 球頭部 27 ねじ軸 28 段部 29 座金 30 調整ナット 31 固定ナット 32 圧縮ばね 33 切り欠き溝 34 プランジャ当接部 35 レバーブラケット 36 切り換えレバー 37 レバー保持軸 38 係合段部 39 解除用プランジャ受け 40 止り穴 41 解除用プランジャ 42 圧縮ばね 43 係合用プランジャ受け部 44 油室 45 係合用プランジャ 46 油路 47 油通路 48 連通路 49 止り穴 50 ロストモーションプランジャ 51 調整ねじ 52 球頭部 53 圧縮ばね 54 スナップリング 55 固定ナット
Claims (10)
- 【請求項1】 ロッカ軸に揺動自在に支承されて吸気弁
または排気弁に連係し、かつ第一カムにより駆動される
第一ロッカアームと、 この第一ロッカアームか、あるいは前記ロッカ軸に揺動
自在に支承されて第二カムにより駆動される第二ロッカ
アームと、 この第二ロッカアームに対するロストモーション機構
と、 前記第一ロッカアームに支承され、かつ前記ロストモー
ション機構がその機能を発揮する第一位置と前記ロスト
モーション機構がその機能を停止する第二位置とに揺動
可能な連係部材と、 この連係部材の前記第一位置および第二位置への切り替
えを行う連係切り換え手段と、 前記ロストモーション機構がその機能を停止した状態に
おける前記第一ロッカアームと前記第二ロッカアームと
の相対位置を調整し得る位置調整手段とを具えたことを
特徴とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項2】 ロストモーション機構が第二ロッカアー
ムに形成された凹部に収納されていることを特徴とする
請求項1に記載した内燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】 ロストモーション機構は、凹部内に収納
される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先端
が第一ロッカアームに当接するロストモーションプラン
ジャとを有することを特徴とする請求項2に記載した内
燃機関の動弁装置。 - 【請求項4】 ロストモーション機構が第一ロッカアー
ムに形成された凹部に収納されていることを特徴とする
請求項1に記載した内燃機関の動弁装置。 - 【請求項5】 ロストモーション機構は、凹部内に収納
される圧縮ばねと、この圧縮ばねのばね力によって先端
が第二ロッカアームに当接するロストモーションプラン
ジャとを有することを特徴とする請求項4に記載した内
燃機関の動弁装置。 - 【請求項6】 位置調整手段がロストモーション機構に
組み込まれていることを特徴とする請求項1または請求
項2または請求項3または請求項4または請求項5に記
載した内燃機関の動弁装置。 - 【請求項7】 位置調整手段は、ロストモーション機構
がその機能を停止した状態において、凹部に対するロス
トモーションプランジャの突出長を変更し得るものであ
ることを特徴とする請求項3または請求項5または請求
項6に記載した内燃機関の動弁装置。 - 【請求項8】 位置調整手段がロストモーション機構と
対向するように第一ロッカアームに設けられていること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載した内燃機
関の動弁装置。 - 【請求項9】 位置調整手段がロストモーション機構と
対向するように第二ロッカアームに設けられていること
を特徴とする請求項4または請求項5に記載した内燃機
関の動弁装置。 - 【請求項10】 位置調整手段は、その先端がロストモ
ーションプランジャに当接して当該ロストモーションプ
ランジャとの対向方向に沿った突出長を変更し得るもの
であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載
した内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14007894A JPH084514A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14007894A JPH084514A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084514A true JPH084514A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15260457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14007894A Pending JPH084514A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084514A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104131855A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-11-05 | 安徽全柴动力股份有限公司 | 一种两缸柴油机辅助起动减压装置 |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP14007894A patent/JPH084514A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104131855A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-11-05 | 安徽全柴动力股份有限公司 | 一种两缸柴油机辅助起动减压装置 |
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