JPH0845602A - コネクタ用防水シール - Google Patents

コネクタ用防水シール

Info

Publication number
JPH0845602A
JPH0845602A JP19585894A JP19585894A JPH0845602A JP H0845602 A JPH0845602 A JP H0845602A JP 19585894 A JP19585894 A JP 19585894A JP 19585894 A JP19585894 A JP 19585894A JP H0845602 A JPH0845602 A JP H0845602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
waterproof
main body
waterproof seal
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19585894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Tabata
正明 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP19585894A priority Critical patent/JPH0845602A/ja
Priority to US08/500,244 priority patent/US5667406A/en
Priority to EP97116659A priority patent/EP0817330B1/en
Priority to DE69522829T priority patent/DE69522829T2/de
Priority to DE69522766T priority patent/DE69522766T2/de
Priority to EP95110855A priority patent/EP0694993B1/en
Publication of JPH0845602A publication Critical patent/JPH0845602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線被包部が防水主体部の防水性を高める機
能を保有したままで、なおかつ電線の挿通作業を簡単に
行えるようにした防水シールを提供する。 【構成】 防水主体部14の後方側には電線の外周を被
包する電線被包部15が設けられている。その電線被包
部15は、薄肉の可撓筒部24と、その後方の厚肉に形
成された厚肉筒部25とからなっている。電線11を電
線被包部15の先端側から挿通する場合に、厚肉筒部2
5により座屈強度が高められているから、電線被包部1
5が座屈して挿通口を塞ぐことなくスムーズに電線11
が挿通される。電線11に曲げ力が作用した場合は、可
撓筒部24が内周リップ部22aを支点として、電線1
1に追従して容易に屈曲し、防水主体部14に曲げ力が
作用してそれを変形させるのを阻止して、防水主体部1
4とキャビティ46との間の防水性を高める機能を果た
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線とコネクタハウジ
ングのキャビティとの間を水密にシールするためのコネ
クタ用防水シールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタ用防水シールと
しては、例えば、図5に示すものが知られている。この
防水シール1は、電線2が挿通可能な中心孔3を有する
筒形をなしており、前端側から順次に、端子金具のイン
シュレーションバレルをかしめ付けることにより電線2
の被覆の端末の外周に固着される取付部4と、外周面に
リップ部6を設けてコネクタハウジングのキャビティの
内周面に水密に嵌着される防水主体部5と、薄肉で細長
に形成されて電線2の外周を被包する電線被包部7とを
備えた構造となっている。この電線被包部7は、防水シ
ール1が電線2の端末に固着されてコネクタハウジング
のキャビティに装着された状態において、電線2が首を
振るように屈曲された場合に、その電線被包部7が電線
2に追従して変形することにより、電線2との間の密着
性を保持しつつ、防水主体部5に曲げ力が作用して変形
するのを阻止して防水性を高めるように機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防水シール
1を電線2の端末に固着するに当たって防水シール1内
に電線2を通す場合は、防水シール1を治具内に装着
し、あるいは、防水シール1を手に持った状態で、電線
2を電線被包部7の先端側から挿入する。しかしなが
ら、従来の防水シール1は電線被包部7が全長にわたっ
て薄肉に形成されていたため、電線2を挿入する際にそ
の先端が電線被包部7の先端に引っ掛かると、電線被包
部7が簡単に座屈変形して挿入口を塞いでしまう。すな
わち、電線2の挿通作業がやり難いという欠点があっ
た。
【0004】また、電線被包部7が全長にわたって薄肉
であるということは、長さ方向のいずれの位置からも屈
曲される可能性があり、例えば電線被包部7が先端に近
い位置から屈曲された場合は、曲げのスパンが短くなっ
て屈曲角度が大きくなるため、電線被包部7の先端と電
線2との間が開いて隙間ができるおそれがあった。
【0005】そこで本発明は、電線被包部が防水主体部
の防水性を高めるという本来の機能を果たした上でなお
かつ電線の挿通作業が簡単に行えるようにし、また、電
線被包部と電線との間に隙間ができるのを有効に防止し
得るようにしたコネクタ用防水シールを提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グのキャビティ内に挿入される端子金具に接続された電
線に装着され、その電線の外周とキャビティの内周との
間を水密にシールするためのコネクタ用防水シールにお
いて、外周がキャビティの内周面に接する防水主体部
と、この防水主体部からキャビティの挿入口側に向けて
その防水主体部よりも小さい外径で一体に形成されて電
線の外周を被包する電線被包部とを備え、その電線被包
部は防水主体部に連なる薄肉の可撓筒部と、この可撓筒
部の先端側に連なり所定の長さ領域にわたって外周側に
膨出する厚肉筒部とからなる構成としたところに特徴を
有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、厚肉筒部の外周面には電線被包部の先端側に行くほ
ど細くなるテーパ面が形成されている構成としたところ
に特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1または請
求項2の発明において、防水主体部と電線被包部との境
界線近傍には、内周面に電線に密着するリップ部が形成
され、電線被包部の可撓筒部の内周には電線との間に空
隙が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。電
線被包部の先端側には、所定の長さ領域にわたって外周
側に膨出する厚肉筒部が設けられ、それにより座屈強度
が高くされているから、電線を挿通する場合に、電線の
先端が電線被包部の先端に引っ掛かったとしても電線被
包部が座屈して挿通口を塞ぐおそれがなく、引き続き電
線を押し込むことにより簡単に電線が挿通される。防水
シールが電線に装着されてコネクタハウジングのキャビ
ティ内に嵌着されてからは、電線に曲げ力が作用した場
合に、電線被包部が奥側である可撓筒部において電線に
追従して容易に屈曲し、防水主体部に曲げ力が作用して
変形するのを阻止して、防水性を高めるように機能す
る。また、電線被包部がその略全長にわたる長いスパン
で屈曲することとなって屈曲角度が小さく抑えられ、そ
れにより電線被包部の先端が開く事態が阻止される。
【0009】請求項2の発明においては、高圧洗浄時に
おいて電線被包部の先端側から高圧の水が吹き付けられ
た場合に、その水が厚肉筒部のテーパ面に沿って外周側
に逃がされる。
【0010】また、請求項3の発明においては、電線に
曲げ力が作用した場合に、リップ部が電線と密着したま
ま、電線被包部の可撓筒部がそのリップ部を支点として
電線に追従して屈曲する。その場合、可撓筒部の内周に
空隙が設けられていることにより可撓筒部がより屈曲し
やすくなり、また、リップ部が防水主体部と電線被包部
の境界線近傍に設けられていることから、可撓筒部はそ
の付根部分から屈曲可能となり、屈曲のスパンは確実に
長く取られる。また、可撓筒部の内周に設けられた空隙
は、電線を挿通する際の摩擦抵抗を減ずるように機能す
る。
【0011】
【発明の効果】すなわち、請求項1の発明によれば、電
線被包部に防水主体部の防水性を高めるという本来の機
能を果たさせた上で、なおかつ防水シールに電線を挿通
する作業を簡単に行うことができ、また、電線被包部を
長いスパンで屈曲させることができて屈曲角度が小さく
抑えられるから、電線被包部の先端が開いて電線との間
に隙間ができるのを有効に防止し得る効果がある。
【0012】請求項2の発明によれば、上記の効果に加
え、高圧洗浄時において電線被包部の先端側から高圧の
水が吹き付けられた場合にも、その水がテーパ面に沿っ
て外周側に逃がされて電線被包部の内周と電線の外周の
間に回り込むのが阻止され、その間からの浸水を防止す
ることができる。
【0013】また、請求項3の発明によれば、電線に曲
げ力が作用した場合に、電線被包部がより屈曲しやすく
なっていることから、防水主体部に電線の曲げ力が作用
して変形することがより確実に防止できて、キャビティ
との間の防水性をさらに高めることができ、また、電線
被包部の屈曲のスパンが確実に長く取られて屈曲角度が
抑えられることにより、電線被包部と電線との間に隙間
ができるのをより確実に防止することができる。さら
に、空隙を設けたことにより電線を挿通する際の摩擦抵
抗が減少して、電線の挿通作業をより簡単に行うことが
できる効果がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。本実施例の防水シールAは、弾性を有
する合成ゴムによって形成され、全体として、図1に示
すように、電線11が挿通可能な中心孔12を形成した
筒形をなしている。そして、前端側から順次に、取付部
13と、防水主体部14と、電線被包部15とを備えて
いる。
【0015】取付部13は、その内周に電線11が略緊
密に嵌合されるとともに、先端縁の外周に係止鍔17が
形成された形状となっている。この取付部13は、内周
に電線11の被覆11aの端末が挿通されたのち、その
外周に、端子金具41(図3、4に鎖線で図示)のイン
シュレーションバレル42をかしめ付けることにより、
端子金具41ならびに電線11の被覆11aの端末に固
着され、インシュレーションバレル42が係止鍔17に
係止されることにより、端子金具41からの抜け止めが
なされるようになっている。
【0016】防水主体部14は、コネクタハウジング4
5のキャビティ46(図3、4に図示)内に緊密に嵌合
される部位であって、その外周面には、3個の外周リッ
プ部19が前後方向に間隔を空けて形成されている。そ
の外周リップ部19は環形の突条形状に形成され、自然
状態においてキャビティ46の内径寸法よりも少し大き
い外径寸法を有している。また、防水主体部14の外周
の後縁には、上記の各外周リップ部19よりもさらに外
方に突出し、また、幅も広く取られた環形突状の係止部
20が設けられている。この係止部20は、キャビティ
46の挿入口47の口縁に係止する機能を有している。
【0017】一方の電線11が挿通される内周面には、
同じく環形の突条形状をなす4個の内周リップ部22
が、上記の各外周リップ部19ならびに係止部20の内
方に対応するようにして形成されている。各内周リップ
部22の自然状態における内径寸法は、電線11の外径
寸法よりも少し小さく設定されている。4個の内周リッ
プ部のうち一番後縁側の内周リップ部22aは、詳しく
は後記するように電線被包部15の屈曲支点となるもの
であって、他の3個の内周リップ部22に比べて幅広に
形成されている。
【0018】電線被包部15は、防水主体部14に連な
る可撓筒部24と、その可撓筒部24の後端側に連なる
厚肉筒部25とから構成されている。可撓筒部24は、
その電線被包部15の全長の略1/5程度の短寸部分に
おいて外周面が縮径され、また、内周面が電線11の外
径寸法よりも大きい内径寸法に拡径されることによっ
て、薄肉状に形成されている。なお、上記した防水主体
部14の可撓筒部24が連なる後面には、その可撓筒部
24の付根部分の回りにおいて円形の切込溝27が形成
されている。
【0019】厚肉筒部25は、その外周面が、可撓筒部
24に連なる側の略半分の長さの領域では、上記の防水
主体部14の外径寸法と可撓筒部24の外径寸法の略中
間の外径寸法を持つ真直な円周面28であり、そこから
後端縁に向かって電線11の外径寸法よりも少し小さい
外径寸法にまで次第に縮径されたテーパ面29となって
いる。一方の内周面は、可撓筒部24の内周面から連続
して次第に拡径されて長さ方向の中央部分で最大に拡径
され、そこから後端縁に向かって次第に縮径された湾曲
面となっており、全体として厚肉状に形成されている。
また、上記の可撓筒部24と厚肉筒部25とにわたる内
周側には、その中に電線11を挿通した場合に、電線1
1との間に空隙が構成されるようになっている(図3参
照)。
【0020】図2には、本実施例の防水シールAに電線
11を挿通するための治具31が記載されている。この
治具31は、分割可能に組み付けられるものであって、
一体化された場合には、その内部に、防水シールAの外
形形状に略倣った形状でその中に防水シールAを移動不
能に収容することのできる収容孔32が構成されるよう
になっている。その収容孔32における防水シールAの
厚肉筒部25を収容する側の端部には、電線11の挿通
孔33が収容孔32の軸線上において治具31の外面に
開口して形成され、その挿通孔33の入口側は、治具3
1の外面に向かって次第に拡径したテーパ状の案内孔3
4となっている。また、上記の収容孔32における反対
側の端部には、奥端が行き止まりとなった導出孔35が
同じく収容孔32の軸線上において形成されている。
【0021】続いて、本実施例の作用を説明する。防水
シールAに電線11を挿通する場合には、まず、防水シ
ールAを図2に示すように、治具31の収容孔32内に
収容する。続いて、電線11の先端を案内孔34から挿
通孔33に通して押し込むと、防水シールAの厚肉筒部
25の先端からその内周に入り込む。厚肉筒部25の先
端は、電線11の外径寸法よりも縮径されているから、
挿入された電線11の先端は厚肉筒部25の先端に突き
当たるが、厚肉筒部25の可撓筒部24との間に設けら
れた段付部30が治具31の収容孔32内に出っ張った
出張部36に当たって厚肉筒部25は押し込み不能とな
っており、しかも厚肉筒部25は文字どおり厚肉であっ
て座屈強度が高くなっているから、厚肉筒部25の先端
が少し内側に巻き込まれる程度で、電線11はそのまま
電線被包部15の内周側に挿通される。
【0022】その場合、電線被包部15の内周と電線1
1の外周との間には空隙38が構成されるようになって
いるから、摩擦抵抗を受けることなく電線11が電線被
包部15内にスムーズに挿通される。さらに電線11を
押し込むと、防水主体部14内を内部リップ部22a、
22を押し潰しつつ挿通され、続いて取付部13内を通
って導出孔35内に入り込み、その奥面に電線11の先
端が突き当たったところで、電線11の挿通作業が完了
する。
【0023】このように電線11の挿通作業が完了した
ら、防水シールAならびにそこに挿通された電線11が
治具31から取り外される。そして、既述したように、
端子金具41のインシュレーションバレル42が、電線
11の被覆11aの端末を内周に嵌めた防水シールAの
取付部13の外周にかしめ付けられ、また、同じく端子
金具41のワイヤバレル43が電線11の被覆11aの
端末から突出した芯線11bの端末にかしめ付けられ
て、電線11の端末に、端子金具41ならびに防水シー
ルAが固着される。
【0024】そして、電線11の端末に装着された防水
シールAを端子金具41とともにコネクタハウジング4
5のキャビティ46内に挿入口47から挿入すると、図
3に示すように、防水主体部14の外周リップ部19が
縮径されつつキャビティ46内に押し込まれ、防水主体
部14の後端側の係止部20の周縁がキャビティ46の
挿入口47の口縁に突き当たったところで押し込みが停
止される。そのとき、キャビティ46内に設けられた図
示しないランスが端子金具41に係止して端子金具41
がキャビティ46からの抜け不能な状態となる。
【0025】このように防水シールAがキャビティ46
に装着された場合、電線被包部15はキャビティ46の
後方に突出した状態を取る。そして、防水主体部14の
3個の外周リップ部19が復元弾力でキャビティ46の
内周面に密着されることによって、電線11の外周とキ
ャビティ46の内周との間が水密にシールされる。ま
た、防水主体部14の4個の内周リップ部22、22a
が同じく復元弾力により電線11の外周に密着されると
ともに、電線被包部15の先端が電線11の外周に密着
されることにより、防水シールAの内周と電線11の外
周との間がシールされる。
【0026】ここで、図4に示すように、防水シールA
から突出した電線11が首を振るように曲げられると、
防水主体部14の内周の一番後の内周リップ部22aが
電線11の外周と密着したまま、電線被包部15の可撓
筒部24が、その内周リップ部22aを支点として切込
溝27の一側を塞ぎつつ電線11に追従して屈曲する。
その内周リップ部22aは、他の内周リップ部22に比
べて幅広に形成されているから、電線11の曲げの外側
に対応する位置でも電線11との密着状態が維持され、
シール性が保たれる。
【0027】そして、可撓筒部24が薄肉状に形成され
ているのに加えて、その可撓筒部24の内周には電線1
1との間に空隙38が設けられ、さらに、可撓筒部24
の付根部分の回りには切込溝27が設けられていること
から、可撓筒部24は極めて屈曲しやすくなっている。
そのため、可撓筒部24の曲げ変形による影響が防水主
体部14に伝達されにくく、防水主体部14の可撓筒部
24に連なる端部側において、曲げの内側に位置する部
分には曲げ力がほとんど作用しないで、この部分での圧
縮変形は生じにくくなる。それにより、防水主体部14
の可撓筒部24と連なる端部側における曲げの外側の部
分に中心側への引張力が作用することがなく、キャビテ
ィ46の挿入口47の口縁に係止された係止部20が口
縁から離れて開いたり、外周リップ部19がキャビティ
46の内周から離れるのが阻止される。その結果、防水
主体部14とキャビティ46との間の防水性が確保され
る。
【0028】また、電線被包部15の屈曲支点となる内
周リップ部22aが、可撓筒部24の付根部分よりも少
し防水主体部14側に入った位置に設けられているか
ら、可撓筒部24はその付根部分から屈曲する。そのた
め、電線被包部15の屈曲のスパンはその全長にわたっ
て長く取られて、電線被包部15は大きな曲率半径で屈
曲されることになり、それによっても、上記した防水主
体部14へ曲げ力が伝達されるのが抑制される。また、
電線被包部15がその長さ方向の途中で屈曲されると、
屈曲のスパンが短くなって小さな曲率半径で屈曲される
ことになり、それに起因して電線被包部15の先端が電
線11から離れて隙間ができるおそれがあるが、本実施
例では、電線被包部15が大きな曲率半径でなだらかに
屈曲されるので、電線被包部15の厚肉筒部25の先端
は電線11の外周に密着状態に維持される。
【0029】さらに、電線被包部15の厚肉筒部25の
先端側は先細りのテーパ面29となっているから、高圧
洗浄を行うに際して電線被包部15の先端側から高圧の
水が吹き付けられた場合に、その水がテーパ面29に沿
って電線被包部15の外周側に逃がされる。したがっ
て、吹き付けられた水が厚肉筒部25の先端の内周と電
線11の外周の間に回り込むのが阻止され、その間から
浸水することが防止される。
【0030】以上説明したように、本実施例の防水シー
ルAでは、以下のような数々の利点が得られる。まず、
電線被包部15の先端側の所定長さにわたって座屈強度
の高い厚肉筒部25が設けられているから、治具31内
において防水シールAに電線11を挿通する場合に、座
屈を生じさせることなく電線11を挿通することがで
き、しかも、厚肉筒部25から可撓筒部24にわたる領
域には、電線11との間に空隙38を有していて、摩擦
抵抗が減じられているから、電線11の挿通作業をきわ
めて簡単に行うことができる。なお、防水シールAを手
に持って電線11を挿通する場合も、厚肉筒部の25の
段付部30を押さえつつ電線11を挿通すれば、同様に
座屈を起こすことなく、電線11の挿通をスムーズに行
うことができる。
【0031】また、防水シールAが電線11に装着され
てコネクタハウジング45のキャビティ46内に嵌着さ
れてからは、電線11に曲げ力が作用した場合に、電線
被包部15の奥端側にある内周リップ部22aを支点と
して、可撓筒部24が電線11に追従してきわめて容易
に屈曲し、防水主体部14に曲げ力が作用して変形する
ことを阻止して、防水主体部14とキャビティ46との
間の防水性が高められる。また、電線被包部15がその
略全長にわたる長いスパンで屈曲することとなって屈曲
角度が小さく抑えられ、それにより厚肉筒部25の先端
が電線11の外周から離れて隙間ができることが確実に
阻止される。
【0032】さらに、高圧洗浄を行う際に、電線被包部
15の先端側に吹き付けられた水は、厚肉筒部25の先
端側に形成されたテーパ面29に沿って外周側に逃がさ
れ、そのため、水が厚肉筒部25の先端の内周と電線1
1の外周の間に回り込むのが阻止されて、その間から浸
水することが防止される。
【0033】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0034】(1)上記実施例では、厚肉筒部25の先
端側の外周面に設けたテーパ面29を真直に先細りする
テーパ面としたが、これを球面としても良く、そのよう
な場合も本発明のテーパ面に含まれる。
【0035】(2)また、上記実施例では、防水主体部
14の端部に拡径された係止部20を設けてその係止部
20をキャビティ46の挿入口47の口縁に係止する形
式の防水シールを例示したが、防水主体部14の全体が
キャビティ46内に嵌着される形式の防水シールにも、
本発明は同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の断面図である。
【図2】 電線の挿通工程を説明するための断面図であ
る。
【図3】 防水シールをコネクタハウジングのキャビテ
ィに装着した状態の断面図である。
【図4】 電線に曲げ力が作用した状態を示す断面図で
ある。
【図5】 従来の防水シールの断面図である。
【符号の説明】
A…防水シール 11…電線 14…防水主体部 15…電線被包部 22a…内周リップ部(リップ部) 24…可撓筒部 25…厚肉筒部 29…テーパ面 38…空隙 41…端子金具 45…コネクタハウジング 46…キャビティ 47…挿入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングのキャビティ内に挿
    入される端子金具に接続された電線に装着され、その電
    線の外周と前記キャビティの内周との間を水密にシール
    するためのコネクタ用防水シールにおいて、外周が前記
    キャビティの内周面に接する防水主体部と、この防水主
    体部から前記キャビティの挿入口側に向けてその防水主
    体部よりも小さい外径で一体に形成されて前記電線の外
    周を被包する電線被包部とを備え、その電線被包部は前
    記防水主体部に連なる薄肉の可撓筒部と、この可撓筒部
    の先端側に連なり所定の長さ領域にわたって外周側に膨
    出する厚肉筒部とからなることを特徴とするコネクタ用
    防水シール。
  2. 【請求項2】 前記厚肉筒部の外周面には電線被包部の
    先端側に行くほど細くなるテーパ面が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ用防水シール。
  3. 【請求項3】 前記防水主体部と前記電線被包部との境
    界線近傍には、内周面に電線に密着するリップ部が形成
    され、電線被包部の前記可撓筒部の内周には電線との間
    に空隙が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のコネクタ用防水シール。
JP19585894A 1994-07-27 1994-07-27 コネクタ用防水シール Pending JPH0845602A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19585894A JPH0845602A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 コネクタ用防水シール
US08/500,244 US5667406A (en) 1994-07-27 1995-07-10 Waterproof seal for connector and method for forming same
EP97116659A EP0817330B1 (en) 1994-07-27 1995-07-11 Rubber plug and waterproof seal for a connector
DE69522829T DE69522829T2 (de) 1994-07-27 1995-07-11 Gummistecker und wasserfeste Dichtung für Verbinder
DE69522766T DE69522766T2 (de) 1994-07-27 1995-07-11 Gummistecker für wasserdichten Verbinder
EP95110855A EP0694993B1 (en) 1994-07-27 1995-07-11 Rubber Plug For A Waterproof Connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19585894A JPH0845602A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 コネクタ用防水シール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0845602A true JPH0845602A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16348169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19585894A Pending JPH0845602A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 コネクタ用防水シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0845602A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092626A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及び防水コネクタ
JP2016201349A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 住友電装株式会社 ゴム栓及び防水コネクタ
CN113497390A (zh) * 2020-04-06 2021-10-12 住友电装株式会社 橡胶栓
CN114914744A (zh) * 2021-02-08 2022-08-16 泰科电子连接印度私有有限公司 用于冰箱连接器的泡沫保护壳体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092626A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及び防水コネクタ
JP2016201349A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 住友電装株式会社 ゴム栓及び防水コネクタ
CN113497390A (zh) * 2020-04-06 2021-10-12 住友电装株式会社 橡胶栓
CN113497390B (zh) * 2020-04-06 2023-07-14 住友电装株式会社 橡胶栓
CN114914744A (zh) * 2021-02-08 2022-08-16 泰科电子连接印度私有有限公司 用于冰箱连接器的泡沫保护壳体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0694993B1 (en) Rubber Plug For A Waterproof Connector
US6039603A (en) Rubber plug for waterproof connector
JP3825278B2 (ja) グロメット
JP3660563B2 (ja) シールド電線の端末接続構造
JP3800495B2 (ja) コネクタ
JP4649213B2 (ja) シールドワイヤーハーネスの製造方法及びシールドケーブルの端末構造
JP3292275B2 (ja) コネクタ用防水シール
US6727432B2 (en) Grommet
JPH0878088A (ja) シール用ゴム栓の固定構造
JP3278028B2 (ja) 防水コネクタ
US6764329B2 (en) Waterproof resilient plug to provide sealing between a wire and a housing
JP2575409Y2 (ja) 防水コネクタ用ゴム栓
JPH0845602A (ja) コネクタ用防水シール
JP2002135948A (ja) グロメット
JP2000223205A (ja) 防水コネクタ用ゴム栓
JP5131134B2 (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP2886774B2 (ja) コネクタの防水栓
JP3721054B2 (ja) シールドコネクタ
JP2001322498A (ja) 車両用ドアミラー
JP2002151197A (ja) コネクタのパネル取付構造
JP2002164143A (ja) 防水コネクタにおける端子金具の挿抜方法及びこれに使用する治具
JPH11223282A (ja) ワイヤハーネス保護用チューブ
JP3123405B2 (ja) 防水用ゴム栓
JP4265706B2 (ja) 絶縁カバー被覆型圧縮スリーブ
JP3569410B2 (ja) 金車通過型引留クランプ用電線保護材