JPH0846427A - 電圧制御型水晶発振器 - Google Patents
電圧制御型水晶発振器Info
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- JPH0846427A JPH0846427A JP17910394A JP17910394A JPH0846427A JP H0846427 A JPH0846427 A JP H0846427A JP 17910394 A JP17910394 A JP 17910394A JP 17910394 A JP17910394 A JP 17910394A JP H0846427 A JPH0846427 A JP H0846427A
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- crystal
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トリマーコンデンサCTの可変によって、電
圧制御特性が大きく影響されず、かつ負荷容量を十分に
大きくでき、水晶振動子のドライブレベルを一定以上に
たもつことができる電圧制御型水晶発振器を提供する。 【構成】本発明によれば、水晶振動子Xと、トリマーコ
ンデンサCTを含む水晶振動子固有発振周波数調整部Z
と、発振用トランジスタTrを含む発振回路部Yと、電
圧可変容量素子CVを含む制御電圧可変部Wとから成る
電圧制御型水晶発振器において、前記水晶振動子Xの一
端側に水晶振動子固有発振周波数調整部Zを接続し、他
端側に発振回路部Yを接続するとともに、前記制御電圧
可変部Wを前記水晶振動子Xと前記発振回路部Yとの間
に、夫々に並列的に接続した。
圧制御特性が大きく影響されず、かつ負荷容量を十分に
大きくでき、水晶振動子のドライブレベルを一定以上に
たもつことができる電圧制御型水晶発振器を提供する。 【構成】本発明によれば、水晶振動子Xと、トリマーコ
ンデンサCTを含む水晶振動子固有発振周波数調整部Z
と、発振用トランジスタTrを含む発振回路部Yと、電
圧可変容量素子CVを含む制御電圧可変部Wとから成る
電圧制御型水晶発振器において、前記水晶振動子Xの一
端側に水晶振動子固有発振周波数調整部Zを接続し、他
端側に発振回路部Yを接続するとともに、前記制御電圧
可変部Wを前記水晶振動子Xと前記発振回路部Yとの間
に、夫々に並列的に接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧可変容量素子(バ
リキャップダイオード等)の容量を制御電圧を制御して
水晶振動子の発振周波数を変化させる電圧制御型水晶発
振器に関するものである。
リキャップダイオード等)の容量を制御電圧を制御して
水晶振動子の発振周波数を変化させる電圧制御型水晶発
振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラー電話、PHP(パーソナルハン
デーホーン)などの移動体無線機器に使用される基準周
波数を発生する水晶発振器は、機器の小型化に伴い、使
用条件の過酷(例えば使用される周囲の温度の変化が激
しいなど)化に伴い、小型化・周波数の発振安定化が要
求されている。
デーホーン)などの移動体無線機器に使用される基準周
波数を発生する水晶発振器は、機器の小型化に伴い、使
用条件の過酷(例えば使用される周囲の温度の変化が激
しいなど)化に伴い、小型化・周波数の発振安定化が要
求されている。
【0003】一般に、水晶発振器に用いられる水晶振動
子は、3次曲線で表わされる固有の周波数−温度特性を
有するため、周波数の安定化においては、周囲の温度を
測定し、この周囲の温度による周波数の変動を補償させ
る必要がある。具体的な回路構成の1つに、コンデン
サ、サーミスタ、抵抗などから成る温度補償回路を水晶
振動子に直接接続する構造があった。また、水晶振動子
を含む電圧制御型水晶発振回路に、周囲の温度に対応す
る制御電圧を供給して、周囲の温度に依存されない安定
な発振周波数を得る構造があった。
子は、3次曲線で表わされる固有の周波数−温度特性を
有するため、周波数の安定化においては、周囲の温度を
測定し、この周囲の温度による周波数の変動を補償させ
る必要がある。具体的な回路構成の1つに、コンデン
サ、サーミスタ、抵抗などから成る温度補償回路を水晶
振動子に直接接続する構造があった。また、水晶振動子
を含む電圧制御型水晶発振回路に、周囲の温度に対応す
る制御電圧を供給して、周囲の温度に依存されない安定
な発振周波数を得る構造があった。
【0004】後者の場合、電圧制御型水晶発振器では、
水晶振動子の含む負荷容量成分CLの決定の等価的ルー
プ回路内に、バリキャップダイオードなどの電圧可変容
量素子を含む制御電圧可変部を接続して、周囲の温度に
基づく所定制御電圧の印加でバリキャップダイオードの
容量を変化させることによって、実質的に負荷容量成分
CLを所定値にして安定した発振周波数を出力してい
た。
水晶振動子の含む負荷容量成分CLの決定の等価的ルー
プ回路内に、バリキャップダイオードなどの電圧可変容
量素子を含む制御電圧可変部を接続して、周囲の温度に
基づく所定制御電圧の印加でバリキャップダイオードの
容量を変化させることによって、実質的に負荷容量成分
CLを所定値にして安定した発振周波数を出力してい
た。
【0005】従来、図4に示すような電圧制御型水晶発
振器が用いられていた。図において、Xは水晶振動子で
あり、Yは発振回路部であり、Zは水晶振動子固有発振
周波数調整部、Wは制御電圧可変部である。
振器が用いられていた。図において、Xは水晶振動子で
あり、Yは発振回路部であり、Zは水晶振動子固有発振
周波数調整部、Wは制御電圧可変部である。
【0006】水晶振動子Xの一端には、コンデンサ
C2 、トリマーコンデンサCTから成る水晶振動子固有
発振周波数調整部Zが接続され、同時に、可変容量ダイ
オードCv、コンデンサC1 等から成る制御電圧可変部
Wが接続されている。また、水晶振動子Xの他端には、
コンデンサC3 〜C7 、発振用トランジスタTrなどか
ら成る発振回路部Yが接続されていた。
C2 、トリマーコンデンサCTから成る水晶振動子固有
発振周波数調整部Zが接続され、同時に、可変容量ダイ
オードCv、コンデンサC1 等から成る制御電圧可変部
Wが接続されている。また、水晶振動子Xの他端には、
コンデンサC3 〜C7 、発振用トランジスタTrなどか
ら成る発振回路部Yが接続されていた。
【0007】具体的には、バリキャップダイオードCv
には、分圧抵抗R1 、R2 とによって決定された直流電
圧が印加されており、この直流電圧に端子VTから供給
される制御電圧を合成してバリキャップダイオードCv
に制御された電圧を印加し、その容量を所定量変化させ
て、水晶振動子Xに対する負荷容量成分CLを変化させ
ていた。
には、分圧抵抗R1 、R2 とによって決定された直流電
圧が印加されており、この直流電圧に端子VTから供給
される制御電圧を合成してバリキャップダイオードCv
に制御された電圧を印加し、その容量を所定量変化させ
て、水晶振動子Xに対する負荷容量成分CLを変化させ
ていた。
【0008】尚、水晶振動子固有発振周波数調整部Z
は、異なる水晶振動子Xによって、異なる固有発振周波
数を調整するためのものであり、使用される水晶振動子
Xによって夫々調整量が異なる。
は、異なる水晶振動子Xによって、異なる固有発振周波
数を調整するためのものであり、使用される水晶振動子
Xによって夫々調整量が異なる。
【0009】一般に、バリキャップダイオードCvの電
圧−容量特性は非直線性を示すため、電圧制御型水晶発
振器において、制御電圧に対して周波数偏位(Δf/
f)も非直線の変化となってしまう。例えば制御電圧が
高い方では、周波数偏位は小さく、制御電圧が低い方で
は、周波数偏位は大きくなってしまう。
圧−容量特性は非直線性を示すため、電圧制御型水晶発
振器において、制御電圧に対して周波数偏位(Δf/
f)も非直線の変化となってしまう。例えば制御電圧が
高い方では、周波数偏位は小さく、制御電圧が低い方で
は、周波数偏位は大きくなってしまう。
【0010】このような欠点を補うために、本出願人は
先に、図5に示すように、周波数偏位の変動に影響され
ない電圧制御型水晶発振器として、水晶振動子Xの一端
に、トリマーコンデンサCTなどから成る水晶振動子固
有発振周波数調整部YとバリキャップダイオードCvな
どを含む制御電圧可変部Wとを直列に接続した構造の電
圧制御型水晶発振器を提供した。
先に、図5に示すように、周波数偏位の変動に影響され
ない電圧制御型水晶発振器として、水晶振動子Xの一端
に、トリマーコンデンサCTなどから成る水晶振動子固
有発振周波数調整部YとバリキャップダイオードCvな
どを含む制御電圧可変部Wとを直列に接続した構造の電
圧制御型水晶発振器を提供した。
【0011】これにより、水晶振動子X毎の周波数バラ
ツキを補正するトリマーコンデンサCTがバリキャップ
ダイオードCvに直列的に接続されているため、制御電
圧を変化させて周波数を制御する際には、負荷容量CL
に対して大きな影響を与えることがないため、安定した
周波数の制御が可能となる。特に、負荷容量CLに対し
て大きな影響を与えることがないため、制御電圧の可変
範囲が比較的低い電圧で変化する場合において、可変容
量ダイオードの非直線性部分の特性が助長されることが
ない。
ツキを補正するトリマーコンデンサCTがバリキャップ
ダイオードCvに直列的に接続されているため、制御電
圧を変化させて周波数を制御する際には、負荷容量CL
に対して大きな影響を与えることがないため、安定した
周波数の制御が可能となる。特に、負荷容量CLに対し
て大きな影響を与えることがないため、制御電圧の可変
範囲が比較的低い電圧で変化する場合において、可変容
量ダイオードの非直線性部分の特性が助長されることが
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す電圧制御型水晶発振器では、水晶振動子Xに対し
て、バリキャップダイオードCvとコンデンサC1 との
水晶振動子固有発振周波数調整部Zが、トリマーCTに
対して直列的に接続されているため、全体の負荷容量成
分CLを、図4に比較して小さくするように作用するた
め、水晶振動子Xのドライブレベルを下げてしまい、発
振しにくい状況が発生してしまうという問題点があっ
た。
示す電圧制御型水晶発振器では、水晶振動子Xに対し
て、バリキャップダイオードCvとコンデンサC1 との
水晶振動子固有発振周波数調整部Zが、トリマーCTに
対して直列的に接続されているため、全体の負荷容量成
分CLを、図4に比較して小さくするように作用するた
め、水晶振動子Xのドライブレベルを下げてしまい、発
振しにくい状況が発生してしまうという問題点があっ
た。
【0013】本発明は、上述の問題点を解決するために
案出されたものであり、その目的は、水晶振動子の固有
発振周波数を調整するトリマーコンデンサCTによる影
響を少なくすることができ、さらに、負荷容量成分を充
分に確保して安定した発振ができる電圧制御型水晶発振
器を提供するものである。
案出されたものであり、その目的は、水晶振動子の固有
発振周波数を調整するトリマーコンデンサCTによる影
響を少なくすることができ、さらに、負荷容量成分を充
分に確保して安定した発振ができる電圧制御型水晶発振
器を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための具体的な手段】本発明によれ
ば、水晶振動子と、トリマーコンデンサを含む水晶振動
子固有発振周波数調整部と、発振用トランジスタを含む
発振回路部と、電圧可変容量素子を含む制御電圧可変部
とから成る電圧制御型水晶発振器において、前記水晶振
動子の一端側に前記水晶振動子固有発振周波数調整部を
接続し、他端側に発振回路部を接続するとともに、前記
制御電圧可変部を前記水晶振動子と前記発振回路部との
間に、夫々に並列的に接続した電圧制御型水晶発振器で
ある。
ば、水晶振動子と、トリマーコンデンサを含む水晶振動
子固有発振周波数調整部と、発振用トランジスタを含む
発振回路部と、電圧可変容量素子を含む制御電圧可変部
とから成る電圧制御型水晶発振器において、前記水晶振
動子の一端側に前記水晶振動子固有発振周波数調整部を
接続し、他端側に発振回路部を接続するとともに、前記
制御電圧可変部を前記水晶振動子と前記発振回路部との
間に、夫々に並列的に接続した電圧制御型水晶発振器で
ある。
【0015】
【作用】本発明によれば、電圧可変容量素子を含む制御
電圧可変部とトリマーコンデンサCTを含む水晶振動子
固有発振周波数調整部とが、夫々水晶振動子を挟んで両
端に接続されているため、電圧可変容量素子とトリマー
コンデンサの容量の変化が互いに影響を与えることがな
いため、特にトリマーコンデンサの可変容量による変調
感動のばらつきが緩和され、制御電圧と発振周波数のと
の関係で充分なリニアリティを得ることができる。
電圧可変部とトリマーコンデンサCTを含む水晶振動子
固有発振周波数調整部とが、夫々水晶振動子を挟んで両
端に接続されているため、電圧可変容量素子とトリマー
コンデンサの容量の変化が互いに影響を与えることがな
いため、特にトリマーコンデンサの可変容量による変調
感動のばらつきが緩和され、制御電圧と発振周波数のと
の関係で充分なリニアリティを得ることができる。
【0016】また、水晶振動子に対する負荷容量を発生
する要素、即ち発振回路部、制御電圧可変部、水晶振動
子固有発振周波数調整部が、夫々水晶振動子に対して並
列的に接続されているため、十分な負荷容量を確保する
ことができ、水晶振動子のドライブレベルが充分に維持
でき、安定した発振が可能となる。
する要素、即ち発振回路部、制御電圧可変部、水晶振動
子固有発振周波数調整部が、夫々水晶振動子に対して並
列的に接続されているため、十分な負荷容量を確保する
ことができ、水晶振動子のドライブレベルが充分に維持
でき、安定した発振が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の電圧制御型水晶発振器を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の電圧制御型水晶発振器に
用いられる電圧制御発振回路を示す回路図である。電圧
制御発振回路は、水晶振動子Xと発振回路部Yと水晶振
動子固有発振周波数調整部Zと制御電圧可変部Wとから
主に構成されている。
用いられる電圧制御発振回路を示す回路図である。電圧
制御発振回路は、水晶振動子Xと発振回路部Yと水晶振
動子固有発振周波数調整部Zと制御電圧可変部Wとから
主に構成されている。
【0019】水晶振動子Xの一端には、コンデンサ
C2 、トリマーコンデンサCTから成る水晶振動子固有
発振周波数調整部Zが接続されている。この水晶振動子
固有発振周波数調整部Zは、水晶振動子X毎に異なる水
晶片の厚みのばらつきなどによる周波数のばらつきを調
整するためのものであり、一定条件のもとで、水晶振動
子Xの発振周波数を測定して、トリマーコンデンサCT
の容量を可変して所望の発振周波数を得るためのもので
ある。
C2 、トリマーコンデンサCTから成る水晶振動子固有
発振周波数調整部Zが接続されている。この水晶振動子
固有発振周波数調整部Zは、水晶振動子X毎に異なる水
晶片の厚みのばらつきなどによる周波数のばらつきを調
整するためのものであり、一定条件のもとで、水晶振動
子Xの発振周波数を測定して、トリマーコンデンサCT
の容量を可変して所望の発振周波数を得るためのもので
ある。
【0020】また、水晶振動子Xの他端には、コンデン
サC3 〜C7 、トランジスタTr、抵抗R3 〜R6 など
から成る発振回路部Yが接続されている。この発振回路
部Yは、水晶振動子Xの発振信号を発振用トランジスタ
Trによって所定周波数の発振信号に作成し、出力端子
OUTから例えば増幅段などに供給する。尚、この発振
回路部YにコンデンサC3 を含めて表記しているが、コ
ンデンサC3 は水晶振動子Xと発振用トランジスタTr
を接続するための結合用コンデンサである。
サC3 〜C7 、トランジスタTr、抵抗R3 〜R6 など
から成る発振回路部Yが接続されている。この発振回路
部Yは、水晶振動子Xの発振信号を発振用トランジスタ
Trによって所定周波数の発振信号に作成し、出力端子
OUTから例えば増幅段などに供給する。尚、この発振
回路部YにコンデンサC3 を含めて表記しているが、コ
ンデンサC3 は水晶振動子Xと発振用トランジスタTr
を接続するための結合用コンデンサである。
【0021】さらに、水晶振動子Xの他端と発振回路部
Yの入力側(コンデンサC3 の水晶振動子X側)との接
続点Vと、アースとの間に、制御電圧可変部Wが水晶振
動子Xに対して並列的に接続されている。制御電圧可変
部Wは、例えばバリキャップダイオードなどの電圧可変
容量素子(以下、バリキャップダイオードを例に説明す
る。)Cv、コンデンサC1 、抵抗R1 、R2 等からな
る。具体的には、制御電圧端子VTから周囲の温度情報
に対応する制御電圧が供給され、その制御電圧が分圧抵
抗R1 、R2 によって分割され、バリキャップダイオー
ドCvには、分圧された電圧が印加電圧として印加され
ることになる。これにより、バリキャップダイオードC
vは周囲の温度に対応した容量成分を発生することにな
る。
Yの入力側(コンデンサC3 の水晶振動子X側)との接
続点Vと、アースとの間に、制御電圧可変部Wが水晶振
動子Xに対して並列的に接続されている。制御電圧可変
部Wは、例えばバリキャップダイオードなどの電圧可変
容量素子(以下、バリキャップダイオードを例に説明す
る。)Cv、コンデンサC1 、抵抗R1 、R2 等からな
る。具体的には、制御電圧端子VTから周囲の温度情報
に対応する制御電圧が供給され、その制御電圧が分圧抵
抗R1 、R2 によって分割され、バリキャップダイオー
ドCvには、分圧された電圧が印加電圧として印加され
ることになる。これにより、バリキャップダイオードC
vは周囲の温度に対応した容量成分を発生することにな
る。
【0022】従って、水晶振動子Xから見た全回路の負
荷容量成分CLが変化して、周囲の温度による水晶振動
子の周波数の変動特性を補償することができる。
荷容量成分CLが変化して、周囲の温度による水晶振動
子の周波数の変動特性を補償することができる。
【0023】また、制御電圧には、上述のように周囲の
温度情報以外に、例えば通信機の通信チャンネルの切り
換えを行うために、即ち、周波数を換えるために、その
情報を制御電圧で供給することにより、所定制御電圧に
よって、所望の発振周波数を得ることができることにな
る。
温度情報以外に、例えば通信機の通信チャンネルの切り
換えを行うために、即ち、周波数を換えるために、その
情報を制御電圧で供給することにより、所定制御電圧に
よって、所望の発振周波数を得ることができることにな
る。
【0024】上述の回路図の構成によれば、水晶振動子
Xに対する負荷容量CLを考えると、水晶振動子Xの一
端側の水晶振動子固有発振周波数調整部Zの負荷容量成
分CL1 と、水晶振動子Xの他端側の制御電圧可変部W
の負荷容量成分CL2 と、発振回路部Yの結合コンデン
サC3 とその他の容量成分CW の合成負荷容量成分CL
3 の各負荷容量成分の和となる。負荷容量成分につい
て、等価回路図で表すと、図2(a)のようになる。
Xに対する負荷容量CLを考えると、水晶振動子Xの一
端側の水晶振動子固有発振周波数調整部Zの負荷容量成
分CL1 と、水晶振動子Xの他端側の制御電圧可変部W
の負荷容量成分CL2 と、発振回路部Yの結合コンデン
サC3 とその他の容量成分CW の合成負荷容量成分CL
3 の各負荷容量成分の和となる。負荷容量成分につい
て、等価回路図で表すと、図2(a)のようになる。
【0025】即ち、水晶振動子固有発振周波数調整部Z
における負荷容量成分CL1 は、トリマーコンデンサC
TとコンデンサC2 とが並列的に接続されているため、
CL1 =CT+C2 で表される。
における負荷容量成分CL1 は、トリマーコンデンサC
TとコンデンサC2 とが並列的に接続されているため、
CL1 =CT+C2 で表される。
【0026】制御電圧可変部Wにおける負荷容量成分C
L2 は、バリキャップダイオードCvとコンデンサC1
とが直列的に接続されているため、CL2 =C1 ・Cv
/(C1 +Cv)で表される。
L2 は、バリキャップダイオードCvとコンデンサC1
とが直列的に接続されているため、CL2 =C1 ・Cv
/(C1 +Cv)で表される。
【0027】また、発振回路部Yにおける合成負荷容量
成分CL3 は、結合コンデンサC3と合成容量CW とが
直列的に接続されているため、CL3 =C3 ・CW /
(C3+CW )で表される。
成分CL3 は、結合コンデンサC3と合成容量CW とが
直列的に接続されているため、CL3 =C3 ・CW /
(C3+CW )で表される。
【0028】さらに、制御電圧可変部Wの負荷容量成分
CL2 と発振回路部Yの合成負荷容量成分CL3 とをま
とめると、図2(b)のようになる。図2(b)におい
て、CO は、上述の水晶振動子固有発振周波数調整部Y
の負荷容量CL1 であり、CO ’は、負荷容量成分CL
2 と合成負荷容量成分CL3 との和である。
CL2 と発振回路部Yの合成負荷容量成分CL3 とをま
とめると、図2(b)のようになる。図2(b)におい
て、CO は、上述の水晶振動子固有発振周波数調整部Y
の負荷容量CL1 であり、CO ’は、負荷容量成分CL
2 と合成負荷容量成分CL3 との和である。
【0029】即ち、水晶振動子Xに対する回路全体の負
荷容量は、1/CL=1/CO +1/CO ’となる。
荷容量は、1/CL=1/CO +1/CO ’となる。
【0030】従って、バリキャップダイオードCvは、
1/CO ’の項にあり、Cvによって電圧可変感度は、
C1 ・Cv/(C1 +Cv)とC3 ・C6 /(C3 +C
6 )との比で決定されることになり、トリマーコンデン
サCTは、1/CO の項であり、互いに影響しあうこと
がないことになる。
1/CO ’の項にあり、Cvによって電圧可変感度は、
C1 ・Cv/(C1 +Cv)とC3 ・C6 /(C3 +C
6 )との比で決定されることになり、トリマーコンデン
サCTは、1/CO の項であり、互いに影響しあうこと
がないことになる。
【0031】また、水晶振動子Xに対する負荷容量CL
の構成要素(水晶振動子固有発振周波数調整部Z、発振
回路部Y、制御電圧可変部W)は並列的な関係であるた
め、十分な負荷容量CLを得ることができ、水晶振動子
Xのドライブレベルを低下させることがなく、安定した
発振動作を行うことができる。
の構成要素(水晶振動子固有発振周波数調整部Z、発振
回路部Y、制御電圧可変部W)は並列的な関係であるた
め、十分な負荷容量CLを得ることができ、水晶振動子
Xのドライブレベルを低下させることがなく、安定した
発振動作を行うことができる。
【0032】ここで、バリキャップダイオードCvの制
御電圧(印加電圧)と容量の関係におけるリニアリティ
ー特性について説明すると、従来の図4の電圧制御型発
振回路においては、特に印加電圧の比較的な高い値にお
いては、非直線性となってしまう。しかし、本発明にお
いては、バリキャップダイオードCvと直列的に接続さ
れたコンデンサC1 の選定によって、リニアリティー特
性も実用的な範囲においては問題にならないようにな
る。
御電圧(印加電圧)と容量の関係におけるリニアリティ
ー特性について説明すると、従来の図4の電圧制御型発
振回路においては、特に印加電圧の比較的な高い値にお
いては、非直線性となってしまう。しかし、本発明にお
いては、バリキャップダイオードCvと直列的に接続さ
れたコンデンサC1 の選定によって、リニアリティー特
性も実用的な範囲においては問題にならないようにな
る。
【0033】例えば、回路定数として、CT=100p
F、C2 =15pF、C3 =47pF、CW =75pF
(C4 =150pF、C5 =150pF)、バリキャッ
プダイオードCv(東芝製1SV217)、水晶振動子
Xの定数としてCO =2.6pF、Cx=16mpF、
周波数19.2MHzの短冊状水晶振動子として、バリ
キャップダイオードCvの直列に接続されたコンデンサ
C1 を10pF、15pF、20pFと変化させた時の
回路全体からの発振周波数の変動率(Δf/f)を調べ
た。その結果を図3に示す。尚、バリキャップダイオー
ドCvに印加する電圧は、2.5Vを中心とした。
F、C2 =15pF、C3 =47pF、CW =75pF
(C4 =150pF、C5 =150pF)、バリキャッ
プダイオードCv(東芝製1SV217)、水晶振動子
Xの定数としてCO =2.6pF、Cx=16mpF、
周波数19.2MHzの短冊状水晶振動子として、バリ
キャップダイオードCvの直列に接続されたコンデンサ
C1 を10pF、15pF、20pFと変化させた時の
回路全体からの発振周波数の変動率(Δf/f)を調べ
た。その結果を図3に示す。尚、バリキャップダイオー
ドCvに印加する電圧は、2.5Vを中心とした。
【0034】図3では、コンデンサC1 を10pFとし
た時の特性を線Aで、15pFとした時の特性を線B
で、20pFとした時の特性を線Cで示した。図から理
解できるように、コンデンサC1 を10〜20pFと設
定すれば、通常用いられるバリキャップダイオードCv
に印加する電圧の範囲において、発振周波数の変動率
(Δf/f)が非常に安定した直線性を得ることができ
る。
た時の特性を線Aで、15pFとした時の特性を線B
で、20pFとした時の特性を線Cで示した。図から理
解できるように、コンデンサC1 を10〜20pFと設
定すれば、通常用いられるバリキャップダイオードCv
に印加する電圧の範囲において、発振周波数の変動率
(Δf/f)が非常に安定した直線性を得ることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明では、バリキャップ
ダイオードCvなどからなる制御電圧可変部が水晶振動
子と発振回路部との間に接続されていおり、しかも、水
晶振動子を挟んで、水晶振動子固有発振周波数調整部と
対向する側の一端に接続されているため、水晶振動子固
有発振周波数調整部のトリマーコンデンサCTの容量可
変量の変動に対して、バリキャップダイオードCvの容
量が影響されることがなく、安定した動作が可能であ
る。
ダイオードCvなどからなる制御電圧可変部が水晶振動
子と発振回路部との間に接続されていおり、しかも、水
晶振動子を挟んで、水晶振動子固有発振周波数調整部と
対向する側の一端に接続されているため、水晶振動子固
有発振周波数調整部のトリマーコンデンサCTの容量可
変量の変動に対して、バリキャップダイオードCvの容
量が影響されることがなく、安定した動作が可能であ
る。
【0036】また、バリキャップダイオードCvを含む
制御電圧可変部の負荷容量成分、発振回路部の容量成
分、水晶振動子固有発振周波数調整部の負荷容量成分か
らなる水晶振動子の対する負荷容量が、並列的な関係に
なっているので、全負荷容量成分が非常に大きくなり、
安定した水晶振動子のドライブレベルでもって発振させ
ることができる。
制御電圧可変部の負荷容量成分、発振回路部の容量成
分、水晶振動子固有発振周波数調整部の負荷容量成分か
らなる水晶振動子の対する負荷容量が、並列的な関係に
なっているので、全負荷容量成分が非常に大きくなり、
安定した水晶振動子のドライブレベルでもって発振させ
ることができる。
【0037】即ち、非常に安定した発振が可能となる電
圧制御型水晶発振器が達成されることになる。
圧制御型水晶発振器が達成されることになる。
【図1】本発明の電圧制御型水晶発振器の発振回路図で
ある。
ある。
【図2】(a)、(b)は、図1に示した発振回路図の
負荷容量成分を示した等価回路図である。
負荷容量成分を示した等価回路図である。
【図3】バリキャップダイオードCvに接続したコンデ
ンサC1 の変化による制御電圧と周波数変動率との関係
の変動特性を示した特性図である。
ンサC1 の変化による制御電圧と周波数変動率との関係
の変動特性を示した特性図である。
【図4】従来の電圧制御型水晶発振器の発振回路図であ
る。
る。
【図5】従来の電圧制御型水晶発振器の発振回路図であ
る。
る。
X・・・水晶振動子 Y・・・発振回路部 Z・・・水晶振動子固有発振周波数調整部 W・・・制御電圧可変部 C1 〜C7 ・・・コンデンサ Cv・・・・・・電圧可変容量素子(バリキャップダイ
オード) CT・・・・・・トリマーコンデンサ Vt・・・・制御端子 O・・・・・出力端子 Vcc・・・電源端子
オード) CT・・・・・・トリマーコンデンサ Vt・・・・制御端子 O・・・・・出力端子 Vcc・・・電源端子
Claims (1)
- 【請求項1】 水晶振動子と、トリマーコンデンサを含
む水晶振動子固有発振周波数調整部と、発振用トランジ
スタを含む発振回路部と、電圧可変容量素子を含む制御
電圧可変部とから成る電圧制御型水晶発振器において、 前記水晶振動子の一端側に前記水晶振動子固有発振周波
数調整部を接続し、他端側に発振回路部を接続するとと
もに、前記制御電圧可変部を前記水晶振動子と前記発振
回路部との間に、夫々に並列的に接続したことを特徴と
する電圧制御型水晶発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17910394A JPH0846427A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧制御型水晶発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17910394A JPH0846427A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧制御型水晶発振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0846427A true JPH0846427A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16060086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17910394A Pending JPH0846427A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧制御型水晶発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0846427A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008085856A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsumi Electric Co Ltd | 電圧制御型発振回路 |
| CN101971485A (zh) * | 2008-03-13 | 2011-02-09 | 旭化成微电子株式会社 | 振荡器 |
| JP2013031215A (ja) * | 2007-10-17 | 2013-02-07 | Autoliv Asp Inc | カスケード接続されたエミッタフォロワバッファ段を有する電圧制御発振器 |
| US8854147B2 (en) | 2012-10-12 | 2014-10-07 | Google Inc. | Crystal oscillator with electrostatic discharge (ESD) compliant drive level limiter |
| JP2020155921A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置、発振器、電子機器及び移動体 |
| CN112711042A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-04-27 | 福建江夏学院 | 一种北斗卫星信号稳定捕获的调钟电路及方法 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17910394A patent/JPH0846427A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008085856A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsumi Electric Co Ltd | 電圧制御型発振回路 |
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| CN101971485A (zh) * | 2008-03-13 | 2011-02-09 | 旭化成微电子株式会社 | 振荡器 |
| US8854147B2 (en) | 2012-10-12 | 2014-10-07 | Google Inc. | Crystal oscillator with electrostatic discharge (ESD) compliant drive level limiter |
| JP2020155921A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置、発振器、電子機器及び移動体 |
| CN112711042A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-04-27 | 福建江夏学院 | 一种北斗卫星信号稳定捕获的调钟电路及方法 |
| CN112711042B (zh) * | 2021-01-14 | 2023-05-05 | 福建江夏学院 | 一种北斗卫星信号稳定捕获的调钟电路及方法 |
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