JPH084646B2 - ゴルフクラブ用シャフト - Google Patents
ゴルフクラブ用シャフトInfo
- Publication number
- JPH084646B2 JPH084646B2 JP3238702A JP23870291A JPH084646B2 JP H084646 B2 JPH084646 B2 JP H084646B2 JP 3238702 A JP3238702 A JP 3238702A JP 23870291 A JP23870291 A JP 23870291A JP H084646 B2 JPH084646 B2 JP H084646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- layer
- carbon fiber
- weight
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2209/00—Characteristics of used materials
- A63B2209/02—Characteristics of used materials with reinforcing fibres, e.g. carbon, polyamide fibres
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量でかつ剛性の高いゴ
ルフクラブ用シャフト(以下、単にシャフトとも言う)
に関するものである。
ルフクラブ用シャフト(以下、単にシャフトとも言う)
に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、炭素繊維強化プラス
チックからなるシャフト(CFRPシャフト)が軽量で
かつ打球の飛距離も大きいことから広く普及している。
CFRPシャフトにおいて、曲げ剛性及びねじれ剛性に
すぐれたものとして、炭素繊維をシャフトの軸方向に対
し±25°〜±65°に配向させた強化プラスチック層
を内層とし、±15°以内に配向させた強化プラスチッ
ク層を外層とするものは知られている(特公昭60−3
9388号公報参照)。
チックからなるシャフト(CFRPシャフト)が軽量で
かつ打球の飛距離も大きいことから広く普及している。
CFRPシャフトにおいて、曲げ剛性及びねじれ剛性に
すぐれたものとして、炭素繊維をシャフトの軸方向に対
し±25°〜±65°に配向させた強化プラスチック層
を内層とし、±15°以内に配向させた強化プラスチッ
ク層を外層とするものは知られている(特公昭60−3
9388号公報参照)。
【0003】しかし、このようなCFRPシャフトの場
合でも、その曲げ剛性は未だ不十分で、ヘッドスピード
の速いゴルファー、いわゆるハードヒッターにとっては
不満足のものであった。即ち、剛性が不十分であるシャ
フトをハードヒッターが使用すると、トップ及びダウン
スインクにおけるシャフトのぶれ及びインパクト時にお
けるシャフトのしなりにより、ヘッドの追隨が遅れるた
めイメージしたボールコントロールができないという問
題がある。シャフトの剛性を高めるには、シャフトの肉
厚を大きくすればよいが、この場合には、シャフトの重
量が重くなり、ゴルフクラブを振りづらくなり、スウィ
ングにおけるヘッドスピードが遅くなる。以上のよう
に、CFRPシャフトにおいて、ハードヒッターに適し
た軽量でかつ高剛性のものは、未だ提案されていない。
合でも、その曲げ剛性は未だ不十分で、ヘッドスピード
の速いゴルファー、いわゆるハードヒッターにとっては
不満足のものであった。即ち、剛性が不十分であるシャ
フトをハードヒッターが使用すると、トップ及びダウン
スインクにおけるシャフトのぶれ及びインパクト時にお
けるシャフトのしなりにより、ヘッドの追隨が遅れるた
めイメージしたボールコントロールができないという問
題がある。シャフトの剛性を高めるには、シャフトの肉
厚を大きくすればよいが、この場合には、シャフトの重
量が重くなり、ゴルフクラブを振りづらくなり、スウィ
ングにおけるヘッドスピードが遅くなる。以上のよう
に、CFRPシャフトにおいて、ハードヒッターに適し
た軽量でかつ高剛性のものは、未だ提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハードヒッ
ターの使用に好適な軽量でかつ高剛性のCFRPシャフ
トを提供することをその課題とする。
ターの使用に好適な軽量でかつ高剛性のCFRPシャフ
トを提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、炭素繊維をシャフト
の軸方向に対して±30°〜±80°の範囲内の角度に
配向させた炭素繊維強化プラスチック層を内層(A)と
し、炭素繊維をシャフトの軸方向に対して±15°以内
の角度で配向させた炭素繊維強化プラスチック層を外層
(B)とし、かつシャフトのチップ部及びグリップ部に
補強層(C)を有する炭素繊維強化プラスチックゴルフ
シャフトであって、該外層(B)を2層構造に形成し、
その内層(a)に高弾性高強度炭素繊維及びその外層
(b)に高強度炭素繊維を各使用し、該内層(a)の重
量割合が全外層(B)の重量の15〜50重量%であ
り、かつ内層(A)及び外層(B)の炭素繊維含有率が
各73重量%以上であり、さらに、シャフト全体の重量
が45インチ長さ換算で63g以下であるゴルフクラブ
用シャフトが提供される。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、炭素繊維をシャフト
の軸方向に対して±30°〜±80°の範囲内の角度に
配向させた炭素繊維強化プラスチック層を内層(A)と
し、炭素繊維をシャフトの軸方向に対して±15°以内
の角度で配向させた炭素繊維強化プラスチック層を外層
(B)とし、かつシャフトのチップ部及びグリップ部に
補強層(C)を有する炭素繊維強化プラスチックゴルフ
シャフトであって、該外層(B)を2層構造に形成し、
その内層(a)に高弾性高強度炭素繊維及びその外層
(b)に高強度炭素繊維を各使用し、該内層(a)の重
量割合が全外層(B)の重量の15〜50重量%であ
り、かつ内層(A)及び外層(B)の炭素繊維含有率が
各73重量%以上であり、さらに、シャフト全体の重量
が45インチ長さ換算で63g以下であるゴルフクラブ
用シャフトが提供される。
【0006】以下、本発明を更に詳細に説明する。ハー
ドヒッターの使用に適するゴルフクラブ用シャフトは、
シャフトの剛性が高く、例えば後記する測定法による振
動数値で表わした場合、220〜240CPMのものが
好ましく、しかもスウィングにおけるヘッドスピードを
速くするためにはその重量も軽量であることが好まし
い。本発明のゴルフクラブ用シャフトは、前記従来例
(特公昭60−39388号公報参照)のゴルフクラブ
用シャフトの有する欠点を解消したものであり、特にハ
ードヒッターの使用に適するように、軽量でかつ高剛性
であることを特徴とする。即ち、本発明のシャフトは、
45インチ長さの換算のシャフト重量が63g以下であ
り、かつ剛性に優れた、例えば剛性を示す振動数値が2
20〜240CPMを示すものである。本明細書におい
て、45インチ長さ換算のシャフト重量は、そのシャフ
トのチップ側先端からグリップ側先端への距離をX(イ
ンチ)とし、その距離に対応する長さのシャフトの重量
をY(g)としてXとYとの関係をグラフ化した時に、
その距離Xが45インチの時のシャフト重量Yを意味す
るものである。従って、シャフト長さが45インチでな
い場合には、そのグラフに示されたXとYの関係によ
り、Xが45インチにおけるYの値を算出し、その値を
シャフト重量とする。また、剛性を示す振動数値は、後
記する測定法に従って得られた値を示す。
ドヒッターの使用に適するゴルフクラブ用シャフトは、
シャフトの剛性が高く、例えば後記する測定法による振
動数値で表わした場合、220〜240CPMのものが
好ましく、しかもスウィングにおけるヘッドスピードを
速くするためにはその重量も軽量であることが好まし
い。本発明のゴルフクラブ用シャフトは、前記従来例
(特公昭60−39388号公報参照)のゴルフクラブ
用シャフトの有する欠点を解消したものであり、特にハ
ードヒッターの使用に適するように、軽量でかつ高剛性
であることを特徴とする。即ち、本発明のシャフトは、
45インチ長さの換算のシャフト重量が63g以下であ
り、かつ剛性に優れた、例えば剛性を示す振動数値が2
20〜240CPMを示すものである。本明細書におい
て、45インチ長さ換算のシャフト重量は、そのシャフ
トのチップ側先端からグリップ側先端への距離をX(イ
ンチ)とし、その距離に対応する長さのシャフトの重量
をY(g)としてXとYとの関係をグラフ化した時に、
その距離Xが45インチの時のシャフト重量Yを意味す
るものである。従って、シャフト長さが45インチでな
い場合には、そのグラフに示されたXとYの関係によ
り、Xが45インチにおけるYの値を算出し、その値を
シャフト重量とする。また、剛性を示す振動数値は、後
記する測定法に従って得られた値を示す。
【0007】本発明による軽量でかつ剛性にすぐれたシ
ャフトにおける具体的構成例について以下に示す。本発
明のCFRPシャフトにおいて、その内層(A)を構成
する炭素繊維強化プラスチック層に含まれる繊維配向
は、ねじれ剛性を大きくするため、シャフトの軸方向に
対し±30°〜±80°、好ましくは、±40゜〜±7
0°の角度である。該繊維配向の角度が前記範囲を外れ
ると、ねじれ剛性は低下する。内層(A)に用いる炭素
繊維は、高強度炭素繊維及び/又は高弾性炭素繊維が用
いられる。一般的には、弾性率が23,000kg/m
m2〜65,000kg/mm2の炭素繊維が用いられ
る。内層(A)における炭素繊維含有率は73重量%以
上、好ましくは75〜77重量%である。炭素繊維含有
率がこれより少ないと、炭素繊維による強化効果が発揮
されない。また、その炭素繊維の容積含有率は、65容
積%以上、好ましくは67〜70容積%である。
ャフトにおける具体的構成例について以下に示す。本発
明のCFRPシャフトにおいて、その内層(A)を構成
する炭素繊維強化プラスチック層に含まれる繊維配向
は、ねじれ剛性を大きくするため、シャフトの軸方向に
対し±30°〜±80°、好ましくは、±40゜〜±7
0°の角度である。該繊維配向の角度が前記範囲を外れ
ると、ねじれ剛性は低下する。内層(A)に用いる炭素
繊維は、高強度炭素繊維及び/又は高弾性炭素繊維が用
いられる。一般的には、弾性率が23,000kg/m
m2〜65,000kg/mm2の炭素繊維が用いられ
る。内層(A)における炭素繊維含有率は73重量%以
上、好ましくは75〜77重量%である。炭素繊維含有
率がこれより少ないと、炭素繊維による強化効果が発揮
されない。また、その炭素繊維の容積含有率は、65容
積%以上、好ましくは67〜70容積%である。
【0008】本発明のシャフトの外層(B)を構成する
炭素繊維強化プラスチックに含まれる繊維配向は、曲げ
剛性を大きくするため、シャフトの軸方向に対し、±1
5°以内の角度である。該繊維配向の角度が該範囲を越
えると曲げ剛性が急速に低下する。本発明においては、
この外層(B)は、2種類の異った炭素繊維を用いて構
成される。即ち、その1つのものは、高弾性高強度炭素
繊維(弾性率:35000kg/mm2以上、引張強
度:400kg/mm2以上)であり、他のものは、高
強度炭素繊維(弾性率:23,000〜30,000k
g/mm2、引張強度:400kg/mm2以上)であ
る。前記高弾性高強度炭素繊維としては、例えば、東レ
(株)製品:M35J,M40J,M46J,M50
J,M55Jや、東邦レーヨン(株)製品:HMS−4
0、HMS−46、HMS−55、HMS−63等の市
販品を用いることができる。一方、高強度炭素繊維とし
ては、例えば、東レ(株)製品:T700S,T40
0,T800,M30,M30S等や、東邦レーヨン
(株)製品:ST−3,IM−400,IM−500等
の市販品を用いることができる。本発明のシャフトにお
ける外層(B)は、これらの2種類の炭素繊維を用いる
とともに、その外層構造を2層構造とし、その内層
(a)を高弾性高強度炭素繊維で構成し、外層(b)を
高強度炭素繊維で構成する。全外層(B)における炭素
繊維含有率は73重量%以上、好ましくは75〜77重
量%である。炭素繊維含有率がこれより少ないと、炭素
繊維による強化効果が発揮されない。また、その炭素繊
維の含有率は65容積%以上、好ましくは67〜70容
積%である。外層(B)における内層(a)に含まれる
炭素繊維重量は、外層(B)全体に含まれる炭素繊維重
量の15〜50重量%、好ましくは20〜40重量%に
規定するのがよい。内層(a)に含まれる炭素繊維が前
記範囲より大きくなると、シャフトの強度が低下し、一
方、前記範囲より小さくなると、シャフトの重量が増加
する。
炭素繊維強化プラスチックに含まれる繊維配向は、曲げ
剛性を大きくするため、シャフトの軸方向に対し、±1
5°以内の角度である。該繊維配向の角度が該範囲を越
えると曲げ剛性が急速に低下する。本発明においては、
この外層(B)は、2種類の異った炭素繊維を用いて構
成される。即ち、その1つのものは、高弾性高強度炭素
繊維(弾性率:35000kg/mm2以上、引張強
度:400kg/mm2以上)であり、他のものは、高
強度炭素繊維(弾性率:23,000〜30,000k
g/mm2、引張強度:400kg/mm2以上)であ
る。前記高弾性高強度炭素繊維としては、例えば、東レ
(株)製品:M35J,M40J,M46J,M50
J,M55Jや、東邦レーヨン(株)製品:HMS−4
0、HMS−46、HMS−55、HMS−63等の市
販品を用いることができる。一方、高強度炭素繊維とし
ては、例えば、東レ(株)製品:T700S,T40
0,T800,M30,M30S等や、東邦レーヨン
(株)製品:ST−3,IM−400,IM−500等
の市販品を用いることができる。本発明のシャフトにお
ける外層(B)は、これらの2種類の炭素繊維を用いる
とともに、その外層構造を2層構造とし、その内層
(a)を高弾性高強度炭素繊維で構成し、外層(b)を
高強度炭素繊維で構成する。全外層(B)における炭素
繊維含有率は73重量%以上、好ましくは75〜77重
量%である。炭素繊維含有率がこれより少ないと、炭素
繊維による強化効果が発揮されない。また、その炭素繊
維の含有率は65容積%以上、好ましくは67〜70容
積%である。外層(B)における内層(a)に含まれる
炭素繊維重量は、外層(B)全体に含まれる炭素繊維重
量の15〜50重量%、好ましくは20〜40重量%に
規定するのがよい。内層(a)に含まれる炭素繊維が前
記範囲より大きくなると、シャフトの強度が低下し、一
方、前記範囲より小さくなると、シャフトの重量が増加
する。
【0009】本発明のシャフトにおいて、内層(A)
と、外層(B)との重量比は、内層(A)の重量比が3
0〜60重量%、好ましくは40〜50重量%の範囲に
なる割合である。内層(A)の重量比がこの範囲より大
きくなると、シャフトの重量が増加し、一方、この範囲
より小さくなると剛性及び座屈強度が低下するようにな
る。本発明のシャフトは、前記した内層(A)と外層
(B)からなるが、本発明のシャフトは、軽量になるよ
うに構成されていることから、そのシャフトのチップ側
(先端側)とグリップ側(バット側)には、補強層
(C)を設けるのが好ましい。チップ側の補強層(C
(t))においては、炭素繊維としては、各種のものが
使用され、その種類は特に限定されないが、好ましくは
高強度炭素繊維が用いられる。また、その補強層(C
(t))は、シャフト先端から50〜500mm、好ま
しくは100〜300mmの距離までのシャフト部分に
対して配設するのがよい。この補強層(C(t))にお
ける炭素繊維の配向角度は、シャフトの軸方向に対し
て、0〜15度、好ましくは0〜5度である。また、そ
の炭素繊維含有率は63〜76重量%、好ましくは66
〜72重量%である。また、その炭素繊維の容積含有率
は52〜70容積%、好ましくは57〜63容積%であ
る。このチップ側の補強層(C(t))は、シャフトの
曲げ強度及び衝撃強度を向上させる。グリップ側の補強
層(C(g))においては、炭素繊維としては各種のも
のが用いられ、その種類は特に限定されないが、好まし
くは高強度炭素繊維が用いられる。また、その補強層
(C(g))は、シャフトのグリップ側先端から100
〜800mm、好ましくは250〜700mmの距離ま
でのシャフト部分に対して配設するのがよい。この補強
層(C(g))における炭素繊維の配向角度は、シャフ
トの軸方向に対して、80〜100度、好ましくは85
〜95である。また、その炭素繊維含有率は63〜76
重量%、好ましくは66〜72重量%である。また、そ
の炭素繊維の容積含有率は53〜70容積%、好ましく
は57〜63容積%である。このグリップ側の補強層
(C(g))は、シャフトのグリップ側の座屈強度を向
上させる。前記したチップ側及びグリップ側の補強層
(C)の形成は、本発明による内層(A)及び外層
(B)の形成に先立って行われ、内層(A)の下層に配
設される。また、本発明の補強層(c)は、内層(A)
の下層に配設し得る他、内層(A)と外層(B)との間
に配設することもできる。
と、外層(B)との重量比は、内層(A)の重量比が3
0〜60重量%、好ましくは40〜50重量%の範囲に
なる割合である。内層(A)の重量比がこの範囲より大
きくなると、シャフトの重量が増加し、一方、この範囲
より小さくなると剛性及び座屈強度が低下するようにな
る。本発明のシャフトは、前記した内層(A)と外層
(B)からなるが、本発明のシャフトは、軽量になるよ
うに構成されていることから、そのシャフトのチップ側
(先端側)とグリップ側(バット側)には、補強層
(C)を設けるのが好ましい。チップ側の補強層(C
(t))においては、炭素繊維としては、各種のものが
使用され、その種類は特に限定されないが、好ましくは
高強度炭素繊維が用いられる。また、その補強層(C
(t))は、シャフト先端から50〜500mm、好ま
しくは100〜300mmの距離までのシャフト部分に
対して配設するのがよい。この補強層(C(t))にお
ける炭素繊維の配向角度は、シャフトの軸方向に対し
て、0〜15度、好ましくは0〜5度である。また、そ
の炭素繊維含有率は63〜76重量%、好ましくは66
〜72重量%である。また、その炭素繊維の容積含有率
は52〜70容積%、好ましくは57〜63容積%であ
る。このチップ側の補強層(C(t))は、シャフトの
曲げ強度及び衝撃強度を向上させる。グリップ側の補強
層(C(g))においては、炭素繊維としては各種のも
のが用いられ、その種類は特に限定されないが、好まし
くは高強度炭素繊維が用いられる。また、その補強層
(C(g))は、シャフトのグリップ側先端から100
〜800mm、好ましくは250〜700mmの距離ま
でのシャフト部分に対して配設するのがよい。この補強
層(C(g))における炭素繊維の配向角度は、シャフ
トの軸方向に対して、80〜100度、好ましくは85
〜95である。また、その炭素繊維含有率は63〜76
重量%、好ましくは66〜72重量%である。また、そ
の炭素繊維の容積含有率は53〜70容積%、好ましく
は57〜63容積%である。このグリップ側の補強層
(C(g))は、シャフトのグリップ側の座屈強度を向
上させる。前記したチップ側及びグリップ側の補強層
(C)の形成は、本発明による内層(A)及び外層
(B)の形成に先立って行われ、内層(A)の下層に配
設される。また、本発明の補強層(c)は、内層(A)
の下層に配設し得る他、内層(A)と外層(B)との間
に配設することもできる。
【0010】本発明のシャフトにおいて、内層(A)及
び外層(B)の合計重量は、全シャフト重量の75重量
%以上、好ましくは75〜90重量%であり、全補強層
(C)の重量は、全シャフト重量の25重量%以下、好
ましくは10〜25重量%である。本発明のシャフト全
体に対する全炭素繊維の容積含有率は65容積%以上、
好ましくは65〜70容積%である。
び外層(B)の合計重量は、全シャフト重量の75重量
%以上、好ましくは75〜90重量%であり、全補強層
(C)の重量は、全シャフト重量の25重量%以下、好
ましくは10〜25重量%である。本発明のシャフト全
体に対する全炭素繊維の容積含有率は65容積%以上、
好ましくは65〜70容積%である。
【0011】本発明のシャフトの内層(A)、外層
(B)及び補強層(C)を構成する樹脂としては、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が
用いられるが、一般には、エポキシ樹脂が好ましく用い
られる。また、それらの各層を形成する方法としては、
従来公知の方法、例えば、フィラメントワインディング
法や、シートワインディング法が単独又は組合せて用い
られる。本発明のシャフトにおいては、内層(A)及び
外層(B)はシャフト全長にわたって形成され、補強層
(C)は、シャフト先端部及びグリップ部のみに形成さ
れる。本発明のシャフトの横断面の内外形は、実質的に
真円である。本発明のシャフトのねじれ角度は任意に設
定することができる。この場合、ねじれ角度は、内層
(A)に使用する炭素繊維の弾性率や、内層(A)の炭
素繊維の巻付け角度、内層(A)における炭素繊維の体
積含有率等で調節することができる。
(B)及び補強層(C)を構成する樹脂としては、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が
用いられるが、一般には、エポキシ樹脂が好ましく用い
られる。また、それらの各層を形成する方法としては、
従来公知の方法、例えば、フィラメントワインディング
法や、シートワインディング法が単独又は組合せて用い
られる。本発明のシャフトにおいては、内層(A)及び
外層(B)はシャフト全長にわたって形成され、補強層
(C)は、シャフト先端部及びグリップ部のみに形成さ
れる。本発明のシャフトの横断面の内外形は、実質的に
真円である。本発明のシャフトのねじれ角度は任意に設
定することができる。この場合、ねじれ角度は、内層
(A)に使用する炭素繊維の弾性率や、内層(A)の炭
素繊維の巻付け角度、内層(A)における炭素繊維の体
積含有率等で調節することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明のシャフトは、軽量でかつ剛性に
すぐれたもので、その長さは41〜46インチであり、
その重量は、45インチ換算重量で、63g以下、好ま
しくは53〜63gである。また、チップ側先端部の内
径は2〜6mm、好ましくは3〜5mmであり、そのチ
ップ側先端部の肉厚は1.2〜3.2mm、好ましくは
1.7〜2.7mmである。一方、グリップ側先端部の
内径は11.5〜14.5mm、好ましくは12.5〜
13.5mmであり、そのグリップ側先端部の肉厚は
0.5〜2.0mm、好ましくは0.7〜1.5mmで
ある。シャフトの剛性は、振動数値で表わして220〜
240CPMの値を有するものである。このような軽量
性と剛性を同時に有するシャフトは、未だ開発されてい
ない。
すぐれたもので、その長さは41〜46インチであり、
その重量は、45インチ換算重量で、63g以下、好ま
しくは53〜63gである。また、チップ側先端部の内
径は2〜6mm、好ましくは3〜5mmであり、そのチ
ップ側先端部の肉厚は1.2〜3.2mm、好ましくは
1.7〜2.7mmである。一方、グリップ側先端部の
内径は11.5〜14.5mm、好ましくは12.5〜
13.5mmであり、そのグリップ側先端部の肉厚は
0.5〜2.0mm、好ましくは0.7〜1.5mmで
ある。シャフトの剛性は、振動数値で表わして220〜
240CPMの値を有するものである。このような軽量
性と剛性を同時に有するシャフトは、未だ開発されてい
ない。
【0013】本発明のシャフトは、軽量性と剛性を兼備
したものであることから、ヘッドスピードの速いハード
ヒッター用ゴルフクラブ用シャフトとして好適のもので
ある。この場合、シャフトに付設するヘッドの重量は、
シャフトが軽量性でかつ剛性にもすぐれていることか
ら、従来のヘッドより重くすることができ、例えば、ク
ラブシャフト長さ43インチの一番ウッドで、195〜
240gのヘッドを本発明シャフトに対して付設するこ
とができ、これによって打球の飛距離も向上する。
したものであることから、ヘッドスピードの速いハード
ヒッター用ゴルフクラブ用シャフトとして好適のもので
ある。この場合、シャフトに付設するヘッドの重量は、
シャフトが軽量性でかつ剛性にもすぐれていることか
ら、従来のヘッドより重くすることができ、例えば、ク
ラブシャフト長さ43インチの一番ウッドで、195〜
240gのヘッドを本発明シャフトに対して付設するこ
とができ、これによって打球の飛距離も向上する。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお、本発明のシャフトの内層、外層及び補強層
を形成させるために、以下に示すプリプレグシートを用
いた。
する。なお、本発明のシャフトの内層、外層及び補強層
を形成させるために、以下に示すプリプレグシートを用
いた。
【0015】(1) 内層形成用シートA 多数の高弾性炭素繊維(東レ(株)製、M40J、弾性
率40,000kg/mm2、張引強度400kg/m
m2、伸度1.0%)を一方向に引き揃えたものに、半
固型状のフェノールノボラック型エポキシ樹脂と液状及
び固体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物
に硬化剤を配合したエポキシ樹脂組成物を溶剤を用いて
含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含有率76%、炭
素繊維容積含有率68.4%、厚さ0.06mmのプリ
プレグシート。 (2) 外層形成用シートB(1) 多数の高弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M46
J、弾性率(46,000kg/mm2、引張強度43
0kg/mm2、伸度0.9%)を一方向に引き揃えた
ものに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成
物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量
含有率76%、炭素繊維容積含有率67.5%、厚さ
0.12mmのプリプレグシート。 (3) 外層形成用シートB(2) 多数の中弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M30
S、弾性率30,000kg/mm2、引張強度530
kg/mm2、伸度1.8%)を一方向に引き揃えたも
のに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成物
を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含
有率76%、炭素繊維容積含有率68.9%、厚さ0.
17mmのプリプレグシート。 (4) 前記と同様にして、外層形成用シートB(3)
〜B(14)を得た。 前記外層シートB(1)〜B(14)の性状を後記表1
に示す。 (5) 外層形成用シートB(15) 高弾性高強度炭素繊維P(東レ(株)製、M64J、弾
性率46,000kg/mm2、引張強度430kg/
mm2、伸度0.9%)と、中弾性高強度炭素繊維Q
(東レ(株)製、M30S、弾性率30,000kg/
mm2、引張強度530kg/mm2、伸度1.8%)
とを、横方向にP、Q、Q、P、Q、Qという繰返し配
列にしてならべ、それらを一方向に引き揃えたもの(そ
のならべたものにおけるPとQとの重合割合はほぼ1:
2)に、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成
物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた炭素繊維重量含
有率76%、炭素繊維容積含有率68.2%、厚さ0.
15mmのプリプレグシート。 (6) チップ側補強シートC(t−1) 多数の高強度高耐衝撃性炭素繊維(東レ(株)製、T7
00S、弾性率235,000kg/mm2、引張強度
500kg/mm2、伸度2.1%)を一方向に引き揃
えたものに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂
組成物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維
重量含有率67.0%、炭素繊維容積含有率57.8
%、厚さ0.14mmのプリプレグシート。 (7) チップ側補強シートC(t−2) 前記チップ側補強シートC(t−1)と同じものを用い
た。 (8) グリップ側補強シートC(g) 多数の高強度炭素繊維(東レ(株)製、T700S、弾
性率23,500kg/mm2、引張強度500kg/
mm2、伸度2.1%)を一方向に引き揃えたものに、
シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成物を溶剤
を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含有率6
7%、炭素繊維容積含有率57.8%、厚0.1mmの
プリプレグシート。
率40,000kg/mm2、張引強度400kg/m
m2、伸度1.0%)を一方向に引き揃えたものに、半
固型状のフェノールノボラック型エポキシ樹脂と液状及
び固体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物
に硬化剤を配合したエポキシ樹脂組成物を溶剤を用いて
含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含有率76%、炭
素繊維容積含有率68.4%、厚さ0.06mmのプリ
プレグシート。 (2) 外層形成用シートB(1) 多数の高弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M46
J、弾性率(46,000kg/mm2、引張強度43
0kg/mm2、伸度0.9%)を一方向に引き揃えた
ものに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成
物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量
含有率76%、炭素繊維容積含有率67.5%、厚さ
0.12mmのプリプレグシート。 (3) 外層形成用シートB(2) 多数の中弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M30
S、弾性率30,000kg/mm2、引張強度530
kg/mm2、伸度1.8%)を一方向に引き揃えたも
のに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成物
を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含
有率76%、炭素繊維容積含有率68.9%、厚さ0.
17mmのプリプレグシート。 (4) 前記と同様にして、外層形成用シートB(3)
〜B(14)を得た。 前記外層シートB(1)〜B(14)の性状を後記表1
に示す。 (5) 外層形成用シートB(15) 高弾性高強度炭素繊維P(東レ(株)製、M64J、弾
性率46,000kg/mm2、引張強度430kg/
mm2、伸度0.9%)と、中弾性高強度炭素繊維Q
(東レ(株)製、M30S、弾性率30,000kg/
mm2、引張強度530kg/mm2、伸度1.8%)
とを、横方向にP、Q、Q、P、Q、Qという繰返し配
列にしてならべ、それらを一方向に引き揃えたもの(そ
のならべたものにおけるPとQとの重合割合はほぼ1:
2)に、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成
物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた炭素繊維重量含
有率76%、炭素繊維容積含有率68.2%、厚さ0.
15mmのプリプレグシート。 (6) チップ側補強シートC(t−1) 多数の高強度高耐衝撃性炭素繊維(東レ(株)製、T7
00S、弾性率235,000kg/mm2、引張強度
500kg/mm2、伸度2.1%)を一方向に引き揃
えたものに、シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂
組成物を溶剤を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維
重量含有率67.0%、炭素繊維容積含有率57.8
%、厚さ0.14mmのプリプレグシート。 (7) チップ側補強シートC(t−2) 前記チップ側補強シートC(t−1)と同じものを用い
た。 (8) グリップ側補強シートC(g) 多数の高強度炭素繊維(東レ(株)製、T700S、弾
性率23,500kg/mm2、引張強度500kg/
mm2、伸度2.1%)を一方向に引き揃えたものに、
シートAで用いたものと同じエポキシ樹脂組成物を溶剤
を用いて含浸後、半硬化させた、炭素繊維重量含有率6
7%、炭素繊維容積含有率57.8%、厚0.1mmの
プリプレグシート。
【0016】
【表1】
【0017】また、以下において示すシャフトの性能評
価項目の測定法は、以下の通りである。 (1) ねじれ角度(ウッドシャフトの場合) シャフトのチップ側先端より、1インチと40インチの
2点をつかみ、シャフトのチップ側つかみ位置に13.
83kg・cm(1ft.1b)のトルクを与えたとき
のその点のねじれる角度を測定。 (2) シャフトの剛性(振動数)測定 シャフト長さ1143mmでグリップ側83mmを固定
し、285gの重量を有するモデルヘッドをチップ側先
端細径部に取り付けて、自由振動の振動数として測定す
る。測定装置としては、Brunswick社製振動測
定機(Precision FM)を用いて行った。
(単位:サイクル/分=略記号 CPM) (3) 3点曲げ試験 シャフトのチップ側先端から200mmの位置をカット
し、その試験片をスパン120mmで支持し、その試験
片の中間点の位置を破壊させたときの最大破壊荷重を測
定。 (4) 片持ち曲げ破壊テスト シャフトのチップ側先端より、1.5インチをヘッドホ
ーゼルに差し込み、差し込み口より、4インチの位置に
荷重をかけて破壊するまでの荷重を測定する。 (5) 衝撃破壊試験 アイゾット衝撃試験機にて、シャフトのチップ側先端か
ら60mmの位置をカットし、試験片の中間点30mm
で、最大破壊エネルギー240kg・cmのハンマーに
て衝撃破壊させ、その時の衝撃吸収エネルギーを測定。
価項目の測定法は、以下の通りである。 (1) ねじれ角度(ウッドシャフトの場合) シャフトのチップ側先端より、1インチと40インチの
2点をつかみ、シャフトのチップ側つかみ位置に13.
83kg・cm(1ft.1b)のトルクを与えたとき
のその点のねじれる角度を測定。 (2) シャフトの剛性(振動数)測定 シャフト長さ1143mmでグリップ側83mmを固定
し、285gの重量を有するモデルヘッドをチップ側先
端細径部に取り付けて、自由振動の振動数として測定す
る。測定装置としては、Brunswick社製振動測
定機(Precision FM)を用いて行った。
(単位:サイクル/分=略記号 CPM) (3) 3点曲げ試験 シャフトのチップ側先端から200mmの位置をカット
し、その試験片をスパン120mmで支持し、その試験
片の中間点の位置を破壊させたときの最大破壊荷重を測
定。 (4) 片持ち曲げ破壊テスト シャフトのチップ側先端より、1.5インチをヘッドホ
ーゼルに差し込み、差し込み口より、4インチの位置に
荷重をかけて破壊するまでの荷重を測定する。 (5) 衝撃破壊試験 アイゾット衝撃試験機にて、シャフトのチップ側先端か
ら60mmの位置をカットし、試験片の中間点30mm
で、最大破壊エネルギー240kg・cmのハンマーに
て衝撃破壊させ、その時の衝撃吸収エネルギーを測定。
【0018】実施例1 一端の直径4.3mm、他端の直径13.3mm、長さ
120cmのスチール製マンドレルの表面にシリコーン
離型剤を塗布した。このマンドレルに対し、先ず、チッ
プ側補強シートC(t−1)を、マンドレルに対する繊
維配向角度(以下、単に巻角度という)が0°になるよ
うに、かつシャフトのチップ側先端から300mmまで
の部分がこの補強シートで補強されるように、4回巻成
固定化して補強層(C(t−1))を形成した。この補
強層の厚さは0.56mmであり、その重量は3.0g
であった。次に、前記チップ側補強層を形成したマンド
レルに対して、グリップ側補強シートC(g)を、巻角
度が90゜になるように、かつシャフトのグリップ側先
端から500mmまでの部分がこの補強シートで補強さ
れるように、1回巻成固定化して補強層C(g)を形成
した。この補強層の厚さは0.1mmであり、その重量
は4.8gであった。次に、前記2種類の補強層を形成
したマンドレルに対し、内層形成用シートAを、その各
補強層を含む全長にわたって、巻角度±45°で3回巻
成固定化して内層Aを形成した。この内層の厚さは0.
36mmであり、その重量は20.3gであった。次
に、前記内層を形成したマンドレルに対して、チップ側
補強シートC(t−2)を、巻角度0゜で、シャフトの
チップ側先端から200mmまでの部分が補強されるよ
うに7回巻成固定化して補強層C(t−2)を形成し
た。この補強層の厚さは0.98mmであり、その重量
は4.2gであった。次に、前記補強層C(t−2)形
成したマンドレルに対して、その補強層C(t−2)及
び内層Aを含む全長にわたって、外層形成用シートB
(1)を、巻角度0°で1回巻成固定化して外層B
(a)を形成した。この外層B(a)の厚さは0.12
mmであり、その重量は8.0gであった。次に、前記
外層B(a)を形成したマンドレルに、外層形成用シー
トB(2)を、巻角度0°で2回巻成固定化して外層B
(b)を形成した。この外層B(b)の厚さは0.34
mmであり、その重量は21.9gであった。次いで全
体を合成樹脂テープで巻いて変形を防止したのち、熱風
炉に挿入し、完全に加熱硬化させる。この硬化物からマ
ンドレルを引き抜き、細径端を1cm、太径端を1cm
切り落し、長さ約114cm(45インチ)とし、さら
にシャフトの周面を削って断面が円形のウッド用シャフ
トを製造した。このシャフトはチップ先端の外径8.5
mm、内径4.35mm、グリップ側先端の外径15.
1mm、内径13.3mmを有し、全重量59.5g、
内層Aと外層Bとの重量比43:57、外層Bにおける
内層B(a)と外層B(b)の重量比は30:70であ
った。また、外層Bの層構成を表2に示すように種々変
化させた以外は同様にしてゴルフシャフトを得た。前記
のようにして得た各ゴルフシャフトの外層Bの層構成と
シャフト重量を表2にまとめて示す。
120cmのスチール製マンドレルの表面にシリコーン
離型剤を塗布した。このマンドレルに対し、先ず、チッ
プ側補強シートC(t−1)を、マンドレルに対する繊
維配向角度(以下、単に巻角度という)が0°になるよ
うに、かつシャフトのチップ側先端から300mmまで
の部分がこの補強シートで補強されるように、4回巻成
固定化して補強層(C(t−1))を形成した。この補
強層の厚さは0.56mmであり、その重量は3.0g
であった。次に、前記チップ側補強層を形成したマンド
レルに対して、グリップ側補強シートC(g)を、巻角
度が90゜になるように、かつシャフトのグリップ側先
端から500mmまでの部分がこの補強シートで補強さ
れるように、1回巻成固定化して補強層C(g)を形成
した。この補強層の厚さは0.1mmであり、その重量
は4.8gであった。次に、前記2種類の補強層を形成
したマンドレルに対し、内層形成用シートAを、その各
補強層を含む全長にわたって、巻角度±45°で3回巻
成固定化して内層Aを形成した。この内層の厚さは0.
36mmであり、その重量は20.3gであった。次
に、前記内層を形成したマンドレルに対して、チップ側
補強シートC(t−2)を、巻角度0゜で、シャフトの
チップ側先端から200mmまでの部分が補強されるよ
うに7回巻成固定化して補強層C(t−2)を形成し
た。この補強層の厚さは0.98mmであり、その重量
は4.2gであった。次に、前記補強層C(t−2)形
成したマンドレルに対して、その補強層C(t−2)及
び内層Aを含む全長にわたって、外層形成用シートB
(1)を、巻角度0°で1回巻成固定化して外層B
(a)を形成した。この外層B(a)の厚さは0.12
mmであり、その重量は8.0gであった。次に、前記
外層B(a)を形成したマンドレルに、外層形成用シー
トB(2)を、巻角度0°で2回巻成固定化して外層B
(b)を形成した。この外層B(b)の厚さは0.34
mmであり、その重量は21.9gであった。次いで全
体を合成樹脂テープで巻いて変形を防止したのち、熱風
炉に挿入し、完全に加熱硬化させる。この硬化物からマ
ンドレルを引き抜き、細径端を1cm、太径端を1cm
切り落し、長さ約114cm(45インチ)とし、さら
にシャフトの周面を削って断面が円形のウッド用シャフ
トを製造した。このシャフトはチップ先端の外径8.5
mm、内径4.35mm、グリップ側先端の外径15.
1mm、内径13.3mmを有し、全重量59.5g、
内層Aと外層Bとの重量比43:57、外層Bにおける
内層B(a)と外層B(b)の重量比は30:70であ
った。また、外層Bの層構成を表2に示すように種々変
化させた以外は同様にしてゴルフシャフトを得た。前記
のようにして得た各ゴルフシャフトの外層Bの層構成と
シャフト重量を表2にまとめて示す。
【0019】
【表2】
【0020】比較例1 実施例1において、外層Bを表3に示す構成にして比較
用のシャフトを得た。なお、表3に示したシャフトにお
いて、No.8のシャフトは、表2に示したNo.3の
シャフトにおいて、外層Bの内層B(1)と外層B
(2)を入れ換えたもので、外層B(b)に高弾性繊維
プリプレグシートB(1)を用いたものである。
用のシャフトを得た。なお、表3に示したシャフトにお
いて、No.8のシャフトは、表2に示したNo.3の
シャフトにおいて、外層Bの内層B(1)と外層B
(2)を入れ換えたもので、外層B(b)に高弾性繊維
プリプレグシートB(1)を用いたものである。
【0021】
【表3】
【0022】次に、前記実施例1及び比較例1で得たシ
ャフトの性能評価結果を表4にまとめて示す。なお、シ
ャフト性能において、その3点曲げ最大荷重は、100
kg以上あれば合格で、片持ち曲げ最大荷重は35kg
以上であれば合格で、衝撃破壊衝撃値は100kg・c
m以上であれば合格である。
ャフトの性能評価結果を表4にまとめて示す。なお、シ
ャフト性能において、その3点曲げ最大荷重は、100
kg以上あれば合格で、片持ち曲げ最大荷重は35kg
以上であれば合格で、衝撃破壊衝撃値は100kg・c
m以上であれば合格である。
【0023】
【表4】
【0024】表4に示したねじれ角度5.6度、、剛性
振動数232CPMの各シャフトにおいて、本発明のN
o.2〜No.5のシャフトは、軽量性、剛性及び強度
においてもすぐれたものである。これに対して、比較品
であるNo.6〜No.9、No.11のシャフトは、
強度の点で問題があり、No.1及びNo.10のシャ
フトは重量が大きすぎて問題がある。
振動数232CPMの各シャフトにおいて、本発明のN
o.2〜No.5のシャフトは、軽量性、剛性及び強度
においてもすぐれたものである。これに対して、比較品
であるNo.6〜No.9、No.11のシャフトは、
強度の点で問題があり、No.1及びNo.10のシャ
フトは重量が大きすぎて問題がある。
【0025】実施例2 実施例1において、外層BをシャフトNo.3と同一と
し、内層の構成を表5のように種々変化させた以外は同
様にしてゴルフシャフトを得るとともに、そのシャフト
の性能評価を行った。その結果を表5に示す。
し、内層の構成を表5のように種々変化させた以外は同
様にしてゴルフシャフトを得るとともに、そのシャフト
の性能評価を行った。その結果を表5に示す。
【0026】
【表5】
【0027】表5に示した内層形成用シートの内容は以
下の通りである。 (1)内層形成用シートA(1) 多数の高弾性炭素繊維(東レ(株)製、M40J、弾性
率40,000kg/mm2、引張強度400kgmm
2、伸度1.0%)を−方向に引き揃えたものに、半固
形状フェノールノベラック型エポキシ樹脂と液状及び固
体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物に硬
化剤を配合したエポキシ樹脂組成物を溶剤にて溶解した
溶液を用いて含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭素繊
維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68.4%、
厚さ0.06mmのプリプレグシート。 (2)内層形成用シートA(2) 多数の中弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M30
S、弾性率30,000kg/mm2、引張強度53k
g/mm2、伸度1.8%)を一方向に引き揃えたもの
に、シートA(1)で用いたものと同じエポキシ樹脂組
成物を同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭
素繊維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68%、
厚さ0.13mmのプリプレグシート。 (3)内層形成用シートA(3) 多数の高強度炭素繊維(東レ(株)製、T700S、弾
性率23,500kg/mm2、引張強度500kg/
mm2伸度2.1%)を一方向に引き揃えたものに、シ
ートA(1)で用いたものと同じエポキシ樹脂組成物を
同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭素繊維
重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68.0、厚さ
0.13mmのプリプレグシート。 (4)内層形成用シートA(4) 多数の高弾性炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、HMS
−63、弾性率61,300kg/mm2、引張り強度
410kg/mm2、伸度0.7%)を一方向に引揃え
たものに、シートA(1)で用いたものと同じエポキシ
樹脂組成物を同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させ
た。炭素繊維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率6
6.4%、厚さ0.06mmのプリプレグシート。
下の通りである。 (1)内層形成用シートA(1) 多数の高弾性炭素繊維(東レ(株)製、M40J、弾性
率40,000kg/mm2、引張強度400kgmm
2、伸度1.0%)を−方向に引き揃えたものに、半固
形状フェノールノベラック型エポキシ樹脂と液状及び固
体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂との混合物に硬
化剤を配合したエポキシ樹脂組成物を溶剤にて溶解した
溶液を用いて含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭素繊
維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68.4%、
厚さ0.06mmのプリプレグシート。 (2)内層形成用シートA(2) 多数の中弾性高強度炭素繊維(東レ(株)製、M30
S、弾性率30,000kg/mm2、引張強度53k
g/mm2、伸度1.8%)を一方向に引き揃えたもの
に、シートA(1)で用いたものと同じエポキシ樹脂組
成物を同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭
素繊維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68%、
厚さ0.13mmのプリプレグシート。 (3)内層形成用シートA(3) 多数の高強度炭素繊維(東レ(株)製、T700S、弾
性率23,500kg/mm2、引張強度500kg/
mm2伸度2.1%)を一方向に引き揃えたものに、シ
ートA(1)で用いたものと同じエポキシ樹脂組成物を
同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させた、炭素繊維
重量含有率76%、炭素繊維容積含有率68.0、厚さ
0.13mmのプリプレグシート。 (4)内層形成用シートA(4) 多数の高弾性炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、HMS
−63、弾性率61,300kg/mm2、引張り強度
410kg/mm2、伸度0.7%)を一方向に引揃え
たものに、シートA(1)で用いたものと同じエポキシ
樹脂組成物を同様にして含浸後加熱乾燥して半硬化させ
た。炭素繊維重量含有率76%、炭素繊維容積含有率6
6.4%、厚さ0.06mmのプリプレグシート。
Claims (1)
- 【請求項1】 炭素繊維をシャフトの軸方向に対して±
30°〜±80°の範囲内の角度に配向させた炭素繊維
強化プラスチック層を内層(A)とし、炭素繊維をシャ
フトの軸方向に対して±15°以内の角度で配向させた
炭素繊維強化プラスチック層を外層(B)とし、かつシ
ャフトのチップ部及びグリップ部に補強層(C)を有す
る炭素繊維強化プラスチックゴルフシャフトであって、
該外層(B)を2層構造に形成し、その内層(a)に高
弾性高強度炭素繊維及びその外層(b)に高強度炭素繊
維を各使用し、該内層(a)の重量割合が全外層(B)
の重量の15〜50重量%であり、かつ内層(A)及び
外層(B)の炭素繊維含有率が各73重量%以上であ
り、さらに、シャフト全体の重量が45インチ長さ換算
で63g以下であるゴルフクラブ用シャフト。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238702A JPH084646B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ゴルフクラブ用シャフト |
| US07/774,823 US5156396A (en) | 1991-08-26 | 1991-10-11 | Golf club shaft |
| EP91309460A EP0529164A1 (en) | 1991-08-26 | 1991-10-15 | Golf club shaft |
| AU85935/91A AU641051B2 (en) | 1991-08-26 | 1991-10-17 | Golf club shaft |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238702A JPH084646B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ゴルフクラブ用シャフト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549717A JPH0549717A (ja) | 1993-03-02 |
| JPH084646B2 true JPH084646B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17034021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3238702A Expired - Lifetime JPH084646B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ゴルフクラブ用シャフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084646B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-08-26 JP JP3238702A patent/JPH084646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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