JPH084651Y2 - 束状電線 - Google Patents
束状電線Info
- Publication number
- JPH084651Y2 JPH084651Y2 JP1990063718U JP6371890U JPH084651Y2 JP H084651 Y2 JPH084651 Y2 JP H084651Y2 JP 1990063718 U JP1990063718 U JP 1990063718U JP 6371890 U JP6371890 U JP 6371890U JP H084651 Y2 JPH084651 Y2 JP H084651Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- electric wire
- bending
- wire
- bundled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は束状電線に関し、機器内配線、例えば、自動
車用ワイヤーハーネスとして有用なものである。
車用ワイヤーハーネスとして有用なものである。
(従来の技術) 近来、機器の電子化,多機能化によって機器内配電線
の本数が増大している。
の本数が増大している。
機器内配電においては、多本数の電線を押さえ巻きテ
ープにより束ねて配線の整然化、コンパクト化並びに浸
水乃至は走水(電線間隙を伝っての走水)防止を図って
いる。
ープにより束ねて配線の整然化、コンパクト化並びに浸
水乃至は走水(電線間隙を伝っての走水)防止を図って
いる。
(解決しようとする課題) 而るに、ワイヤーハーネスにおいては、電線を撚り合
わせて集合したものではなく、撚らずに集合して押え巻
きテープの巻き付けで束状にしたものであり、撚りがか
かっていないために曲げ剛性が高く、特に、最近では電
線本数の増大により束外径が径大化しており、電線束の
曲げ加工に大きな力を必要とし、無理に曲げると電線が
損傷することもあり、配線作業を困難にしている。
わせて集合したものではなく、撚らずに集合して押え巻
きテープの巻き付けで束状にしたものであり、撚りがか
かっていないために曲げ剛性が高く、特に、最近では電
線本数の増大により束外径が径大化しており、電線束の
曲げ加工に大きな力を必要とし、無理に曲げると電線が
損傷することもあり、配線作業を困難にしている。
かかる不利を解消するために、一定間隔ごとに電線束
をビニルバンド等で緊締したり、或いは、押さえ巻きテ
ープの巻き付けを緩くしたりすることがおこなわれてい
るが、かかるもとでは、集束状態の不安定化、浸水防止
の不完全を免れ得ない。
をビニルバンド等で緊締したり、或いは、押さえ巻きテ
ープの巻き付けを緩くしたりすることがおこなわれてい
るが、かかるもとでは、集束状態の不安定化、浸水防止
の不完全を免れ得ない。
本考案の目的は、多数本の電線を押さえ巻きテープ巻
き付けによって安定に集束でき、充分な耐浸水性を保証
し得、しかも容易に曲げ加工できる束状電線を提供する
ことにある。
き付けによって安定に集束でき、充分な耐浸水性を保証
し得、しかも容易に曲げ加工できる束状電線を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本考案に係わる束状電線は多数本の電線を押さえ巻き
テープの巻き付けによって束状としたワイヤーハーネス
において、50%圧縮荷重が30〜1000g/cm2の弾性体(プ
ラスチック弾性体のようなやや塑性的性質を呈するもの
も含む)を電線束内に介在させたことを特徴とする構成
である。
テープの巻き付けによって束状としたワイヤーハーネス
において、50%圧縮荷重が30〜1000g/cm2の弾性体(プ
ラスチック弾性体のようなやや塑性的性質を呈するもの
も含む)を電線束内に介在させたことを特徴とする構成
である。
(実施例の説明) 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図である。
第1図において、1,…は多数本の電線、2はこの電線
群Aの中央に介在させた弾性体であり、電線の全長にわ
たる連続体であって、50%圧縮率を30〜1000g/cm2にし
てある。3は電線群の外周にラツプ巻きで巻き付けた押
さ巻きテープであり、粘着ビニルテープを用いることが
できる。
群Aの中央に介在させた弾性体であり、電線の全長にわ
たる連続体であって、50%圧縮率を30〜1000g/cm2にし
てある。3は電線群の外周にラツプ巻きで巻き付けた押
さ巻きテープであり、粘着ビニルテープを用いることが
できる。
上記の弾性体2には、圧縮復元性を有する発泡プラス
チックを用いることができ、そのプラスチックが低撥水
性であれば、独立気泡系の発泡体を使用することが好ま
しい。
チックを用いることができ、そのプラスチックが低撥水
性であれば、独立気泡系の発泡体を使用することが好ま
しい。
上記の束状電線は、弾性体2の周りに多数本の電線1,
…を集合し、その外周に押さえ巻きテープ3を巻き付け
ることによって製作できる。この場合、押さえ巻きテー
プ3の締め付け力によって弾性体2が圧縮され、締め付
け下での弾性体2の圧縮応力δ、弾性体2のヤング率を
eとすれば、その弾性体2の外径が、(1−δ/e)の比
で小さくなる。而るに、弾性体2の50%圧縮荷重を30g/
cm2以上として、弾性体2に相当に高ヤング率のものを
使用しているから、圧縮状態の弾性体2の外径、従っ
て、容積を充分に確保できる。
…を集合し、その外周に押さえ巻きテープ3を巻き付け
ることによって製作できる。この場合、押さえ巻きテー
プ3の締め付け力によって弾性体2が圧縮され、締め付
け下での弾性体2の圧縮応力δ、弾性体2のヤング率を
eとすれば、その弾性体2の外径が、(1−δ/e)の比
で小さくなる。而るに、弾性体2の50%圧縮荷重を30g/
cm2以上として、弾性体2に相当に高ヤング率のものを
使用しているから、圧縮状態の弾性体2の外径、従っ
て、容積を充分に確保できる。
ワイヤーハーネスの各電線においては、撚りがかかっ
ていないために引張り歪、圧縮歪に対して大なる応力
(引張り応力、圧縮応力)を発生し、ヤング率が大であ
る。
ていないために引張り歪、圧縮歪に対して大なる応力
(引張り応力、圧縮応力)を発生し、ヤング率が大であ
る。
而るに、上記弾性体2を介在させない通常のワイヤー
ハーネスを曲げると、曲げ引張り側に大なる引張り応力
が作用し、曲げ圧縮側に大なる圧縮応力が発生する(曲
げ半径をR、ヤング率をEとすると、曲げ中立面(中心
面)から距離xでの応力はEx/Rで与えられ、ワイヤーハ
ーネスの半径をrとすれば、曲げ引張り側の最大引張り
応力は+Er/R、曲げ圧縮側の最大圧縮応力は−Er/Rとな
る)。この場合、弾性体を介在させると、上記曲げ引張
り側の引張り応力及び曲げ圧縮側の圧縮応力のために弾
性体を圧縮しようとする力(以下、扁平化力と称する)
が作用し、この扁平化力が大きいほど、また、弾性体の
ヤング率が低いほど、弾性体が扁平化し易くなり、ワイ
ヤーハーネスも容易に扁平化されることになる。
ハーネスを曲げると、曲げ引張り側に大なる引張り応力
が作用し、曲げ圧縮側に大なる圧縮応力が発生する(曲
げ半径をR、ヤング率をEとすると、曲げ中立面(中心
面)から距離xでの応力はEx/Rで与えられ、ワイヤーハ
ーネスの半径をrとすれば、曲げ引張り側の最大引張り
応力は+Er/R、曲げ圧縮側の最大圧縮応力は−Er/Rとな
る)。この場合、弾性体を介在させると、上記曲げ引張
り側の引張り応力及び曲げ圧縮側の圧縮応力のために弾
性体を圧縮しようとする力(以下、扁平化力と称する)
が作用し、この扁平化力が大きいほど、また、弾性体の
ヤング率が低いほど、弾性体が扁平化し易くなり、ワイ
ヤーハーネスも容易に扁平化されることになる。
而して、本考案に係る束状電線においては、弾性体2
の50%圧縮荷重を1000g/cm2以下にして、弾性体2のヤ
ング率eを電線のヤング率Eに較べて充分に小さくして
あるから、弾性体2が低ヤング率であり、かつ扁平化力
が大になり(扁平化力は電線のヤング率が大になるほ
ど、すなわち曲げ引張り応力、曲げ圧縮応力が大となる
ほど大きくなる)、ワイヤーハーネスが容易に扁平化さ
れる。かかる扁平化のもとでは、曲げ剛性(断面2次曲
げモーメント)が小になるから(断面2次曲げモーメン
トIは曲げ中立面の上下の厚みが小となるほど小とな
る。曲げ剛性は、ヤング率をEとすると、EIである)、
曲げが容易になる。
の50%圧縮荷重を1000g/cm2以下にして、弾性体2のヤ
ング率eを電線のヤング率Eに較べて充分に小さくして
あるから、弾性体2が低ヤング率であり、かつ扁平化力
が大になり(扁平化力は電線のヤング率が大になるほ
ど、すなわち曲げ引張り応力、曲げ圧縮応力が大となる
ほど大きくなる)、ワイヤーハーネスが容易に扁平化さ
れる。かかる扁平化のもとでは、曲げ剛性(断面2次曲
げモーメント)が小になるから(断面2次曲げモーメン
トIは曲げ中立面の上下の厚みが小となるほど小とな
る。曲げ剛性は、ヤング率をEとすると、EIである)、
曲げが容易になる。
尤も、弾性体2の介在によりワイヤーハーネスの外径
が増大し、この増大のために曲げ剛性(断面2次曲げモ
ーメント)が増大するが、この増大分よりも、前記扁平
化による曲げ剛性の減少分のほうが勝り、ワイヤーハー
ネス全体として曲げ剛性を低減して容易に曲げ得る。
が増大し、この増大のために曲げ剛性(断面2次曲げモ
ーメント)が増大するが、この増大分よりも、前記扁平
化による曲げ剛性の減少分のほうが勝り、ワイヤーハー
ネス全体として曲げ剛性を低減して容易に曲げ得る。
現に、弾性体を介在させていない通常の束状電線(外
径25mmφ)を半径10cmのマンドレルに沿って90°曲げる
のに必要な力1にたいし、弾性体を介在させた場合、そ
の弾性体の50%圧縮荷重が50g/cm2のもとでは0.46、400
g/cm2のもとでは0.31、800g/cm2のもとでは0.46であっ
た。これらに対し、各電線をほぼ角度60°で撚りあわせ
た以外、他は同じにしたところ、弾性体有り・無しの場
合の曲げに必要な力は、殆ど異なることがなかった。
径25mmφ)を半径10cmのマンドレルに沿って90°曲げる
のに必要な力1にたいし、弾性体を介在させた場合、そ
の弾性体の50%圧縮荷重が50g/cm2のもとでは0.46、400
g/cm2のもとでは0.31、800g/cm2のもとでは0.46であっ
た。これらに対し、各電線をほぼ角度60°で撚りあわせ
た以外、他は同じにしたところ、弾性体有り・無しの場
合の曲げに必要な力は、殆ど異なることがなかった。
なお、本考案において、弾性体は電線束内に分散状態
で介在させることもできる。
で介在させることもできる。
(考案の効果) 本考案に係わる束状電線は上述した通りの構成であ
り、電線束上に押さえ巻きテープをラップ巻きで強く巻
き付けるにもかかわらず、電線束を小さな力で曲げるこ
とができる。従って、安定な集束状態で、耐浸水性に優
れ、しかも、配線作業時での曲げ加工が容易な束状電線
を提供できる。また、従来の束状電線に対して、電線束
内に弾性体を介在させるだけですむから、製造も容易で
ある。
り、電線束上に押さえ巻きテープをラップ巻きで強く巻
き付けるにもかかわらず、電線束を小さな力で曲げるこ
とができる。従って、安定な集束状態で、耐浸水性に優
れ、しかも、配線作業時での曲げ加工が容易な束状電線
を提供できる。また、従来の束状電線に対して、電線束
内に弾性体を介在させるだけですむから、製造も容易で
ある。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図である。 1……電線、2……弾性体、3……押さえ巻きテープ。
Claims (1)
- 【請求項1】多数本の電線を押え巻きテープの巻き付け
によって束状としたワイヤーハーネスにおいて、50%圧
縮荷重が30〜1000g/cm2の弾性体を電線束内に介在させ
たことを特徴とする束状電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990063718U JPH084651Y2 (ja) | 1990-06-16 | 1990-06-16 | 束状電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990063718U JPH084651Y2 (ja) | 1990-06-16 | 1990-06-16 | 束状電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0423017U JPH0423017U (ja) | 1992-02-25 |
| JPH084651Y2 true JPH084651Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=31594017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990063718U Expired - Lifetime JPH084651Y2 (ja) | 1990-06-16 | 1990-06-16 | 束状電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084651Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19724685C1 (de) * | 1997-06-03 | 1998-12-24 | Volkswagen Ag | Verfahren zur Herstellung eines flexiblen Leitungsstranges |
| JP4622592B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-02-02 | 住友電装株式会社 | 自動車用ワイヤハーネスの配索構造 |
| JP5153111B2 (ja) * | 2006-10-04 | 2013-02-27 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5626084B2 (ja) * | 1975-02-27 | 1981-06-16 |
-
1990
- 1990-06-16 JP JP1990063718U patent/JPH084651Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0423017U (ja) | 1992-02-25 |
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