JPH084670A - スクロール型圧縮機のシール機構 - Google Patents

スクロール型圧縮機のシール機構

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JPH084670A
JPH084670A JP13335894A JP13335894A JPH084670A JP H084670 A JPH084670 A JP H084670A JP 13335894 A JP13335894 A JP 13335894A JP 13335894 A JP13335894 A JP 13335894A JP H084670 A JPH084670 A JP H084670A
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seal
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Application number
JP13335894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Iguchi
雅夫 井口
Shinya Yamamoto
真也 山本
Yasushi Watanabe
靖 渡辺
Tetsuhiko Fukanuma
哲彦 深沼
Yasushi Suzuki
康 鈴木
Naoyuki Miyagawa
尚之 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C19/00Sealing arrangements in rotary-piston machines or engines
    • F01C19/08Axially-movable sealings for working fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材が熱膨張されたとしてもシール部
材のシール機能を損なうことがないスクロール型圧縮機
のシール機構を提供すること。 【構成】 溝15、16は固定スクロール1及び可動ス
クロール9の渦巻壁12、14の端面に形成されてい
る。渦巻状のチップシール17、18はナイロン系の樹
脂よりなり、内端部28が幅広に構成されている。この
チップシール17、18が各溝15、16内に収容さ
れ、圧縮室100の密閉性を確保している。チップシー
ル17、18の溝15、16に対するクリアランス20
0が、その幅方向のクリアランス201に比較して渦巻
方向のクリアランス202、203に多く設けられてい
る。また、渦巻方向のクリアランス202、203は渦
巻壁12、14の内端部24側のクリアランス202に
比較して外端部側のクリアランス203に大きく設けら
れている。そして、幅方向のクリアランス201は渦巻
外周の略全周に渡って一定幅に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクロール型圧縮機に
おいて、圧縮室の密閉性を確保するためのシール機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール型圧縮機において
は、それぞれ基板及び渦巻壁を有する固定スクロール及
び可動スクロールが、渦巻壁において互いに噛み合わさ
れてそれらの間に圧縮室が形成されている。そして、可
動スクロールが固定スクロールの軸線の周りで公転され
ることにより、圧縮室が中心側に移動されてガスの圧縮
が行われる。
【0003】そして、前記圧縮室の密閉性を確保するた
めに、固定スクロール及び可動スクロールの渦巻壁の端
面には渦巻の延長方向に沿って溝が形成され、この溝内
には対向するスクロールの基板に接触する渦巻形状のシ
ール部材が収容されている。
【0004】ところが、前述したように圧縮室は外側部
から中心部に向かって容量減少しながら移動される。従
って、圧縮室内の圧力は中心部が最も高くなり、同中心
部が高温となってシール部材が熱膨張し、溝との間のク
リアランスが無くなってしまう。このため、熱膨張によ
りシール部材が溝からはみ出すこともあり、その場合に
は、はみ出した部分が基板との摩擦により欠損して、シ
ール機能が低下したりする。また、シール部材の欠損分
離されたものが異物となって圧縮機能が低下されて、最
悪の場合には圧縮機の故障に繋がっていた。さらに、シ
ール部材が溝からはみ出すと、シール部材と、それと接
触するスクロール基板との間の摩擦力が大きくなり、可
動スクロールの回転に大きなトルクを要して、エネルギ
ーロスを招いた。
【0005】前記のような問題点を解決するために、実
開昭62−95101号公報に開示されているものがあ
る。すなわち、図5に示すように、シール部材としての
チップシール35の幅を渦巻壁内端部36付近では狭
く、外端部37付近では広く形成したものである。つま
り、前述したように高温になる内端部36付近において
チップシール35と溝38との幅方向のクリアランス4
01を、チップシール35の熱膨張の少ない外端部37
に比較して大きく確保し、熱膨張時に最適なシール形態
を得ようというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、チップシー
ル35は幅に比較して全長が長い渦巻形状であるため、
熱膨張時において幅方向よりも渦巻方向の膨張量が多
い。しかし、前記公報に開示されたものでは、渦巻壁内
端部36付近において、チップシール35の幅方向のク
リアランス401と渦巻方向のクリアランス402とが
略一定に形成されている。このため、熱膨張によりチッ
プシール35の幅方向のクリアランス401が最適状態
となったとしても、膨張量の多い渦巻方向のクリアラン
ス402がなくなってしまったり、さらにはチップシー
ル35の先端部が溝38内よりはみ出したりすることも
あり、従来の問題点を解決するには至らなかった。
【0007】また、幅方向のクリアランス401が大き
いために、スクロール中心側の圧縮室内の高いガス圧が
クリアランス401を通ってガスが漏れ、圧縮効率が低
下するおそれがあった。
【0008】さらに、中心側の圧縮室は可動スクロール
の公転により断続的に形成されるため、そのスクロール
中心部の圧力も断続的に変化する。このため、チップシ
ール35の内端部分が溝38内において首振り状に振れ
ることもあり、チップシール35の耐久性低下に繋がっ
ていた。
【0009】加えて、チップシール35はスクロール中
心部における高圧等を考慮すると、前記公報のように、
チップシール35の内端部の幅を狭くすると、前記と同
様に耐久性に問題が生じる。
【0010】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、シール部
材が熱膨張されたとしてもシール部材のシール機能を損
なうことがなく、効率的な圧縮を行うことができるスク
ロール型圧縮機のシール機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、両スクロールの渦巻壁端面に
は渦巻壁の延長方向に沿って溝を形成し、各溝内には対
向するスクロールの基板に接触する渦巻形状のシール部
材を収容してなり、溝とシール部材との間のクリアラン
スを同シール部材の幅方向よりも渦巻方向において大き
くした。
【0012】請求項2の発明では、シール部材の内端部
は、他の部分よりも幅広く形成されているものである。
請求項3の発明では、渦巻方向のクリアランスを渦巻内
端側に比較して外端側を大きくしたものである。
【0013】請求項4の発明では、シール部材と溝との
幅方向のクリアランスは渦巻形状に沿ってほぼ一定の幅
に形成されている。請求項5の発明では、幅方向及び渦
巻方向のクリアランスは、シール部材の膨張時に、同シ
ール部材と溝との間の間隙をほとんどなくすとともに、
シール部材の膨張動作を許容する程度の大きさである。
【0014】請求項6の発明では、幅方向のクリアラン
スに対して渦巻方向内端側のクリアランスは1.5〜1
0倍である。請求項7の発明では、幅方向のクリアラン
スに対して渦巻方向内端側のクリアランスは3倍程度で
ある。
【0015】請求項8の発明では、幅方向のクリアラン
スに対して渦巻方向外端側のクリアランスは2〜30倍
である。請求項9の発明では、幅方向のクリアランスに
対して渦巻方向外端側のクリアランスは10倍程度であ
る。
【0016】請求項10の発明では、シール部材は樹脂
製である。
【0017】
【作用】上記構成の請求項1の発明においては、溝とシ
ール部材との間のクリアランスを同シール部材の幅方向
に比較して渦巻方向に大きく設けてある。このため、圧
縮機の運転時にシール部材が膨張しても、それを許容し
且つ適度なクリアランスを確保でき、シール機能の低下
を防止することができる。また、シール部材が溝からは
み出すことによる圧縮機の圧縮性能の低下も防止でき
る。
【0018】請求項2の発明においては、シール部材の
内端部付近が幅広に形成されているため、高圧となるス
クロールの中心部においても対向する基板との間のシー
ル機能を確保できるとともに、耐久性にも優れる。
【0019】請求項3の発明においては、例えば、渦巻
外端側に渦巻方向のクリアランスを大きく設けているた
め、シール部材において大部分を占める部位の渦巻方向
の膨張が外端側に集中しても、その膨張を許容できる。
【0020】請求項4の発明においては、シール部材と
溝との間の幅方向のクリアランスは渦巻形状に沿ってほ
ぼ一定の幅に形成されている。このため、シール部材の
膨張動作が円滑に行われる。
【0021】請求項5〜9の発明においては、シール部
材の膨張時にシールと溝との関係が最適な状態となり、
所望のシール機能が発揮される。請求項10の発明にお
いては、シール部材は磨耗係数が小さい樹脂製であるた
め、基板との間の摺動抵抗を低く押さえられ、可動スク
ロールの効率の良い回転を確保できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のスクロール型圧縮機のシール
機構を具体化した一実施例を図1〜図4に従って説明す
る。
【0023】図1に示すように、アルミニウム材よりな
る固定スクロール1はセンタハウジングを兼用し、その
前後両端面にはフロントハウジング2及びリヤハウジン
グ3が固定されている。回転軸4はベアリング5により
フロントハウジング2内に回転可能に支持され、その内
端には偏心軸6が突設されている。ブッシュ7は偏心軸
6に回転可能に支持され、その外周にはベアリング8が
嵌合されている。
【0024】アルミニウム材よりなる可動スクロール9
は前記ベアリング8を介してブッシュ7に相対回転可能
に支持され、周知の規制機構10により、自らの軸心の
周りでの回転を阻止される。そして、この可動スクロー
ル9は、回転軸4が回転されたとき、偏心軸6によりブ
ッシュ7及びベアリング8を介して、回転軸4の軸線の
周りで公転される。
【0025】図1に示すように、前記固定スクロール1
は、基板11とその内周面に一体に立設された渦巻壁1
2とを備えている。同様に、図1及び図2に示すよう
に、可動スクロール9も、基板13とその内周面に一体
に立設された渦巻壁14とを備えている。そして、両ス
クロール1、9は渦巻壁12、14において互いに噛み
合わされ、各渦巻壁12、14の軸線方向の端面が対向
するスクロール9、1の基板13、11に対向されてい
る。
【0026】両渦巻壁12、14の内端部24は強度確
保等のために他の部分よりも厚くなっている。内端縁2
5はほぼ円弧状に形成されている。溝15、16は前記
両スクロール1、9の渦巻壁12、14の端面に、渦巻
形状の延長方向へ延びるように形成され、その内端部2
6は幅広く、内端縁27は円弧状に形成されている。シ
ール部材としての渦巻状のチップシール17、18はナ
イロン系の樹脂よりなり、溝15、16と相似形であ
る。従って、チップシール17、18の内端部28は幅
広く、内端縁29は円弧状に形成されている。このチッ
プシール17、18がそれに対応した形状を有する各溝
15、16内に収容され、その外面が対向する相手側ス
クロール9、1の基板13、11に圧接されている。こ
れにより渦巻壁12、14の端面と基板13、11との
間がシールされている。そして、このシールによって、
両スクロール1、9の基板11、13及び渦巻壁12、
14に囲まれた圧縮室100が形成される。
【0027】受圧リング30は可動スクロール9とフロ
ントハウジング2との間に配置され、可動スクロール9
に対してその軸線方向に作用する圧縮反力を受けるよう
になっている。受圧リング30に作用する圧縮反力はフ
ロントハウジング2により受け止められる。
【0028】図1に示すように、吸入室19は前記両ス
クロール1、9の渦巻壁12、14の外周部間に形成さ
れ、その内部には冷媒ガスが吸入される。吐出孔20は
固定スクロール1の基板11に形成され、前記圧縮室1
00をリヤハウジング3内の吐出室21に連通させる。
吐出弁22は吐出孔20の外端部に配設され、リテーナ
23によりその開放位置が規制される。
【0029】本実施例においては、特に図3及び図4に
示すように、前記チップシール17、18と溝15、1
6との間のクリアランス200おいて、その幅方向のク
リアランス201に比較して渦巻方向のクリアランス2
02、203が大きく確保されている。また、渦巻方向
のクリアランス202、203は内端部側に比較して外
端部側に大きく確保されている。そして、幅方向のクリ
アランス201は渦巻外周の全周にわたってほぼ一定幅
に設けられているため、チップシール17、18の溝1
5、16に対する嵌合性が良い。幅方向のクリアランス
201に対して渦巻方向の内端側のクリアランス202
は1.5〜10倍程度、望ましくは3倍程度の大きさで
ある。渦巻方向の外端部側のクリアランス203は幅方
向のクリアランス201に対して2〜30倍、望ましく
は10倍程度である。
【0030】次に、前記構成のスクロール型圧縮機のシ
ール機構についてその作用を説明する。圧縮機の回転軸
4が回転されると、偏心軸6の偏心回転により、可動ス
クロール9が回転軸4の軸心の周りで公転される。これ
により、冷媒ガスが吸入室19から、両スクロール1、
9間の圧縮室100内に取り込まれる。そして、可動ス
クロール9の公転に伴い、この圧縮室100が渦巻壁1
2、14の外周側から中心側に移動され、容積を徐々に
減少して圧縮作用を行う。従って、冷媒ガスは圧縮室1
00内において次第に圧縮され、吐出孔20から吐出弁
22を押し開いて吐出室21内に吐出される。
【0031】前記圧縮機の運転時、両スクロール1、9
間の圧縮室100内の圧力は渦巻壁12、14の外周側
から中心側へ移動されるに従って次第に高くなってい
く。このため、中心側の温度が高くなり、チップシール
17、18及び渦巻壁12、14が熱膨張される。
【0032】ナイロン系樹脂よりなるチップシール1
7、18とアルミニウム材よりなる渦巻壁12、14と
の膨張率の差により、チップシール17、18が溝1
5、16に対して相対的に膨張される。この時、溝1
5、16とチップシール17、18との間に幅方向のク
リアランス201がほぼ一定幅で形成されているために
チップシール17、18は円滑に膨張動作を行う。つま
り、幅方向のクリアランス201は、チップシール1
7、18と溝15、16との間の間隙をほとんどなくす
ように、チップシール17、18の熱膨張を吸収し、か
つ、チップシール17、18の熱膨張を妨げない最低値
程度が好ましい。従って、チップシール17,18の幅
方向の外側面と溝15,16の幅方向の内側面との間を
通って中心側のガス圧が外周側に逃げるのが防止され、
良好な圧縮効率を維持できる。
【0033】チップシール17、18の熱膨張量はその
渦巻形状により幅方向に比べて渦巻方向の方が多い。本
実施例においては、前述したように幅方向のクリアラン
ス201に比べて渦巻方向のクリアランス202を大き
く確保しているため、チップシール17、18の渦巻方
向の膨張が充分に許容される。そして、この渦巻方向の
膨張により、チップシール17、18の内端縁29は溝
15、16の内端縁27に圧接されることなく、内端縁
27に対して近接又は接触される。
【0034】従って、チップシール17、18が溝1
5、16からはみ出して欠損したり、チップシール1
7、18と溝15、16との間に間隙がほとんど生じた
りすることなく、チップシール17、18は良好なシー
ル機能を維持できる。また、チップシール17、18と
溝15、16との間に間隙がほとんど生じないため、チ
ップシール17、18に対して内外から交互に圧縮荷重
が加えられても、チップシール17、18が溝15、1
6内において首振りに似た妄動を行うことがなく、チッ
プシール17、18の耐久性が向上できる。
【0035】なお、図2及び図3に示すようにチップシ
ール17、18は、その内端部28付近が他の部位に比
較して幅広になっている。このため、チップシール1
7、18は図中矢印300で示す首部近辺を境にして渦
巻方向の両方向への膨張される。よって、同矢印300
付近から外端部側に位置する部位、つまりチップシール
17、18において多くを占める部位の渦巻方向への膨
張が大きく、この大きな伸びは外端部側に伝播され、外
端部側の渦巻方向のクリアランス203が吸収すること
になる。本実施例においては、内端部の渦巻方向のクリ
アランス202に比較して外端部の渦巻方向のクリアラ
ンス203を大きくしている。このため、チップシール
17、18の膨張を有効に吸収して適度なシール機能を
確保できる。
【0036】さらに、この実施例においては、チップシ
ール17、18の内端部28側が厚く形成されているた
め、中心側に移動した圧縮室200内の高圧力に耐える
ことができ、良好なシール機能を維持できる。
【0037】しかも、チップシール17、18は磨耗係
数が小さいナイロン系樹脂製であるため、対向する基板
13、11との間の摺動抵抗を低く押さえられ、可動ス
クロール9の効率の良い回転を確保できる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、以下
のような態様で実施できる。 (1)チップシール17、18の幅方向のクリアランス
201をチップシール外端部側に比較して内端部側を大
きくすること。つまり、上記実施例のように、幅方向の
クリアランス201を一定に設けず、熱膨張の大きな部
位(内端部近辺)の幅方向のクリアランス201を大き
くすること。 (2)上記実施例において、チップシール17、18は
ナイロン系の樹脂により構成されていたが、これに限定
されるものではなく、他の合成樹脂材料としてポリエー
テルエーテルケトンやポリフェニレンサルファイド等に
よりチップシール17、18を構成しても良い。 (3)本発明を、内端部から外端部にかけて一定の幅に
構成されたチップシールにおいて具体化すること。
【0039】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、圧
縮機の運転時にシール部材が膨張しても、それを許容し
且つ適度なクリアランスを確保でき、シール機能の低下
を防止することができる。また、シール部材が溝からは
み出すことによる圧縮機の圧縮性能の低下も防止でき
る。 請求項2の発明においては、高圧となるスクロー
ルの中心部においても対向する基板との接触を良好に維
持できるとともに、シールの耐久性も向上する。
【0040】請求項3の発明においては、渦巻方向の膨
張が外端側に集中しても、その膨張を許容できる。請求
項4の発明においては、シール部材の膨張動作を円滑に
行うことができて、シール性の向上の一助となる。
【0041】請求項5〜9の発明においては、シール部
材の膨張時に最適なシール形状となり、所望のシール機
能が発揮される。請求項10の発明においては、基板と
の間の摺動抵抗を低く押さえられ、可動スクロールの効
率の良い回転を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例を示す図であっ
て、圧縮機の縦断面図である。
【図2】可動スクロールの正面図である。
【図3】固定スクロール及び可動スクロールの渦巻内端
部を示す部分拡大図である。
【図4】固定スクロール及び可動スクロールの渦巻外端
部を示す部分拡大図である。
【図5】従来のシール機構を示す図であって、スクロー
ルの渦巻壁の内端部及び外端部を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1…固定スクロール、9…可動スクロール、11…固定
スクロールの基板、12…固定スクロールの渦巻壁、1
3…可動スクロールの基板、14…可動スクロールの渦
巻壁、15…シール部材が収容される溝、16…シール
部材が収容される溝、17…シール部材としてのチップ
シール、18…シール部材としてのチップシール、20
0…シール部材と溝との間のクリアランス、201…幅
方向のクリアランス、202…内端部側の渦巻方向のク
リアランス、203…外端部側の渦巻方向のクリアラン
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 靖 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 深沼 哲彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 鈴木 康 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内 (72)発明者 宮川 尚之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板及び渦巻壁を有する固定スクロール
    と、基板及び渦巻壁を有する可動スクロールとをそれら
    の渦巻壁において互いに噛み合わせて、両スクロール間
    に圧縮室を形成し、可動スクロールを固定スクロールの
    軸心の周りで公転させることにより、圧縮室を渦巻壁の
    外周側から中心側に移動させてガスの圧縮作用を行うよ
    うにしたスクロール型圧縮機において、 前記両スクロールの渦巻壁端面には渦巻壁の延長方向に
    沿って溝を形成し、各溝内には対向するスクロールの基
    板に接触する渦巻形状のシール部材を収容してなり、溝
    とシール部材との間のクリアランスを同シール部材の幅
    方向よりも渦巻方向において大きくしたスクロール型圧
    縮機のシール機構。
  2. 【請求項2】 シール部材の内端部は、他の部分よりも
    幅広く形成されている請求項1に記載のシール機構。
  3. 【請求項3】 渦巻方向のクリアランスを渦巻内端側に
    比較して外端側を大きくした請求項1又は2に記載のシ
    ール機構。
  4. 【請求項4】 シール部材と溝との間の幅方向のクリア
    ランスは渦巻形状に沿ってほぼ一定の幅に形成されてい
    る請求項1〜3のいずれかに記載のシール機構。
  5. 【請求項5】 幅方向及び渦巻方向のクリアランスは、
    シール部材の膨張時に、同シール部材と溝との間の間隙
    をほとんどなくすとともに、シール部材の膨張動作を許
    容する程度の大きさである請求項1〜4のいずれかに記
    載のシール機構。
  6. 【請求項6】 幅方向のクリアランスに対して渦巻方向
    内端側のクリアランスは1.5〜10倍である請求項5
    に記載のシール機構。
  7. 【請求項7】 幅方向のクリアランスに対して渦巻方向
    内端側のクリアランスは3倍程度である請求項5に記載
    のシール機構。
  8. 【請求項8】 幅方向のクリアランスに対して渦巻方向
    外端側のクリアランスは2〜30倍である請求項5に記
    載のシール機構。
  9. 【請求項9】 幅方向のクリアランスに対して渦巻方向
    外端側のクリアランスは10倍程度である請求項5に記
    載のシール機構。
  10. 【請求項10】 シール部材は樹脂製である請求項1〜
    9のいずれかに記載のシール機構。
JP13335894A 1994-06-15 1994-06-15 スクロール型圧縮機のシール機構 Pending JPH084670A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781925A3 (en) * 1995-12-28 1998-05-20 Anest Iwata Corporation Scroll fluid discharging apparatus
JP2007064053A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Sanden Corp 電動圧縮機
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