JPH0847698A - 水浄化方法および装置 - Google Patents
水浄化方法および装置Info
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- JPH0847698A JPH0847698A JP6186099A JP18609994A JPH0847698A JP H0847698 A JPH0847698 A JP H0847698A JP 6186099 A JP6186099 A JP 6186099A JP 18609994 A JP18609994 A JP 18609994A JP H0847698 A JPH0847698 A JP H0847698A
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- Filtration Of Liquid (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水域から遠隔地への原水の運搬等をすること
なく、水域現場で直接水浄化処理を行えるようにする効
率的な水浄化方法と装置の提供。 【構成】 水域から前記汚染物質を含む原水を取水する
手段1と、手段1で取水した原水を濾過する手段3と、
手段3で濾過した濾過水を酸化・殺菌する手段5と、手
段3で残留した濾過物を脱水ケーク化する手段7と、手
段3又は5で浄化した水の一部又は全部を水域に還流さ
せる手段をそれぞれ陸上または水上を移動可能な装置に
搭載し、この移動装置を任意の水辺または水域内に移動
させて上記各手段による浄化処理を行う方法と装置。
なく、水域現場で直接水浄化処理を行えるようにする効
率的な水浄化方法と装置の提供。 【構成】 水域から前記汚染物質を含む原水を取水する
手段1と、手段1で取水した原水を濾過する手段3と、
手段3で濾過した濾過水を酸化・殺菌する手段5と、手
段3で残留した濾過物を脱水ケーク化する手段7と、手
段3又は5で浄化した水の一部又は全部を水域に還流さ
せる手段をそれぞれ陸上または水上を移動可能な装置に
搭載し、この移動装置を任意の水辺または水域内に移動
させて上記各手段による浄化処理を行う方法と装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水浄化方法および装置
に関し、さらに詳しくは池、堀、湖沼、河川、ダム湖な
どの水域に含まれる汚染物質を効率的に除去する水浄化
方法と装置に関する。
に関し、さらに詳しくは池、堀、湖沼、河川、ダム湖な
どの水域に含まれる汚染物質を効率的に除去する水浄化
方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から行われている水域の浄化方法
は、その水域の汚染された水を運搬車または運搬船に取
り付けられた移送用貯槽にポンプ等で汲み上げ、それを
離隔地にある浄化処理場まで運搬して汚染物質の除去処
理をするようにしている。また、キャンプ場等で用いる
非常用飲料水等は、水域より汲み上げた水を固定式の緩
速砂濾過装置で簡易濾過するようにしている。
は、その水域の汚染された水を運搬車または運搬船に取
り付けられた移送用貯槽にポンプ等で汲み上げ、それを
離隔地にある浄化処理場まで運搬して汚染物質の除去処
理をするようにしている。また、キャンプ場等で用いる
非常用飲料水等は、水域より汲み上げた水を固定式の緩
速砂濾過装置で簡易濾過するようにしている。
【0003】しかしながら、このような従来方法では、
水域で原水を取水する工程と、その原水を遠隔の浄化処
理場まで陸上または水上輸送する工程と、浄化処理場で
汚染物質を除去処理する工程とがそれぞれ必要であるた
め、多数の手間や時間や人員等が必要になり、処理効率
が著しく悪いという問題があった。また、湖沼やダム湖
などで広域に渡って水が汚染されている場合の水浄化で
は、運搬車または運搬船で原水を輸送する容量には限界
があるので、極めて多数台の運搬車または運搬船を使用
することが必要になり、或いは少数台の運搬車または運
搬船を水域と浄化処理場との間で多数回にわたり往復さ
せなければならないため、処理効率が極めて悪いという
問題があった。
水域で原水を取水する工程と、その原水を遠隔の浄化処
理場まで陸上または水上輸送する工程と、浄化処理場で
汚染物質を除去処理する工程とがそれぞれ必要であるた
め、多数の手間や時間や人員等が必要になり、処理効率
が著しく悪いという問題があった。また、湖沼やダム湖
などで広域に渡って水が汚染されている場合の水浄化で
は、運搬車または運搬船で原水を輸送する容量には限界
があるので、極めて多数台の運搬車または運搬船を使用
することが必要になり、或いは少数台の運搬車または運
搬船を水域と浄化処理場との間で多数回にわたり往復さ
せなければならないため、処理効率が極めて悪いという
問題があった。
【0004】また、従来方式では、原水を浄化処理場へ
運び去ってしまうので、その運び去った分だけ水域の水
量が減少し、環境に悪影響を及ぼすことも懸念される。
その対策として、浄化処理場で汚染物質を除去した後の
浄化水を元の水域に還流することも考えられるが、この
ように浄化水を元の水域に運搬したり、さらに元の水域
に還流したりする工程自体が、処理効率を一層悪化する
原因になる。
運び去ってしまうので、その運び去った分だけ水域の水
量が減少し、環境に悪影響を及ぼすことも懸念される。
その対策として、浄化処理場で汚染物質を除去した後の
浄化水を元の水域に還流することも考えられるが、この
ように浄化水を元の水域に運搬したり、さらに元の水域
に還流したりする工程自体が、処理効率を一層悪化する
原因になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、水域から遠隔地への原水の運
搬等をすることなく、その水域現場で直接水浄化処理を
行えるようにする効率的な水浄化方法と装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、水域から遠隔地への
原水の運搬等をすることなく、水域現場において直接水
浄化処理を効率的に行えると共に、浄化後の浄水を水域
に簡単に還流したり、或いはキャンプ等の非常用水や雑
用水への利用を可能にする水浄化方法と装置を提供する
ことにある。
した従来の問題を解消し、水域から遠隔地への原水の運
搬等をすることなく、その水域現場で直接水浄化処理を
行えるようにする効率的な水浄化方法と装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、水域から遠隔地への
原水の運搬等をすることなく、水域現場において直接水
浄化処理を効率的に行えると共に、浄化後の浄水を水域
に簡単に還流したり、或いはキャンプ等の非常用水や雑
用水への利用を可能にする水浄化方法と装置を提供する
ことにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、水域から遠隔
地への原水の運搬等をすることなく、水域現場において
直接水浄化処理を効率的に行えると共に、除去した汚染
物質をケーク化して取り出すことを可能にする水浄化方
法と装置を提供することにある。
地への原水の運搬等をすることなく、水域現場において
直接水浄化処理を効率的に行えると共に、除去した汚染
物質をケーク化して取り出すことを可能にする水浄化方
法と装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の発明は、水域内の汚染物質を除去して該水域
を浄化する水浄化方法であって、(a)前記水域から前
記汚染物質を含む原水を取水する工程、(b)前記
(a)の工程で取水した原水を濾過する工程、(c)前
記(b)の工程で濾過した濾過水を酸化または殺菌する
工程、(d)前記(b)の工程で残留した濾過物を脱水
ケーク化して取り出す工程、(e)前記(b)又は
(c)の工程で浄化した水の一部又は全部を前記水域に
還流させる工程の各工程を実施する手段を陸上または水
上を移動可能な装置に搭載し、該装置を前記水域の任意
の水辺または水域内の任意の場所に移動させて、前記
(a)〜(e)の工程を実施することを特徴とするもの
である。
明の第1の発明は、水域内の汚染物質を除去して該水域
を浄化する水浄化方法であって、(a)前記水域から前
記汚染物質を含む原水を取水する工程、(b)前記
(a)の工程で取水した原水を濾過する工程、(c)前
記(b)の工程で濾過した濾過水を酸化または殺菌する
工程、(d)前記(b)の工程で残留した濾過物を脱水
ケーク化して取り出す工程、(e)前記(b)又は
(c)の工程で浄化した水の一部又は全部を前記水域に
還流させる工程の各工程を実施する手段を陸上または水
上を移動可能な装置に搭載し、該装置を前記水域の任意
の水辺または水域内の任意の場所に移動させて、前記
(a)〜(e)の工程を実施することを特徴とするもの
である。
【0008】また第2の発明は、汚染度の低い原水また
は任意の濾過手段で濾過した濾過水の中の汚染物質を除
去して水を浄化する方法であって、(b') 精密濾過す
る工程、(c') 酸化または殺菌する工程の各工程を実
施する手段を移動可能な装置に搭載し、該装置を陸上ま
たは水上の任意の場所に移動させて前記(b')と(c')
の工程を任意の順序で実施することを特徴とするもので
ある。
は任意の濾過手段で濾過した濾過水の中の汚染物質を除
去して水を浄化する方法であって、(b') 精密濾過す
る工程、(c') 酸化または殺菌する工程の各工程を実
施する手段を移動可能な装置に搭載し、該装置を陸上ま
たは水上の任意の場所に移動させて前記(b')と(c')
の工程を任意の順序で実施することを特徴とするもので
ある。
【0009】また第3の発明は、水域内の汚染物質を除
去して該水域を浄化する水域浄化装置であって、(A)
前記水域から前記汚染物質を含む原水を取水する手段、
(B)前記(A)の手段で取水した原水を濾過する手
段、(C)前記(B)の手段で濾過した濾過水を酸化ま
たは殺菌する手段、(D)前記(B)の手段で残留した
濾過物を脱水ケーク化して取り出す手段、(E)前記
(B)又は(C)の手段で浄化した水の一部又は全部を
前記水域に還流させる手段の各手段を有し、これら手段
を陸上または水上を移動可能な装置に搭載したことを特
徴とするものである。
去して該水域を浄化する水域浄化装置であって、(A)
前記水域から前記汚染物質を含む原水を取水する手段、
(B)前記(A)の手段で取水した原水を濾過する手
段、(C)前記(B)の手段で濾過した濾過水を酸化ま
たは殺菌する手段、(D)前記(B)の手段で残留した
濾過物を脱水ケーク化して取り出す手段、(E)前記
(B)又は(C)の手段で浄化した水の一部又は全部を
前記水域に還流させる手段の各手段を有し、これら手段
を陸上または水上を移動可能な装置に搭載したことを特
徴とするものである。
【0010】また第4の発明は、汚染度の低い原水また
は任意の濾過手段で濾過した濾過水の中の汚染物質を除
去して水を浄化する装置であって、(B') 精密濾過す
る精密濾過手段、(C') 酸化または殺菌する酸化・殺
菌手段の各手段を有し、これら手段を陸上または水上を
移動可能な装置に搭載したことを特徴とするものであ
る。
は任意の濾過手段で濾過した濾過水の中の汚染物質を除
去して水を浄化する装置であって、(B') 精密濾過す
る精密濾過手段、(C') 酸化または殺菌する酸化・殺
菌手段の各手段を有し、これら手段を陸上または水上を
移動可能な装置に搭載したことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】第1の発明の水浄化方法によれば、汚染されて
いる水域の水辺または水域内の任意の場所において、そ
の水域の原水を取水して濾過し、その濾過水を酸化また
は/および殺菌して水域に還流するとともに、濾過物
(原水から除去した汚染物質)をケーク化して減容した
状態にして取り出すことができる。
いる水域の水辺または水域内の任意の場所において、そ
の水域の原水を取水して濾過し、その濾過水を酸化また
は/および殺菌して水域に還流するとともに、濾過物
(原水から除去した汚染物質)をケーク化して減容した
状態にして取り出すことができる。
【0012】この処理を、水浄化用のユニット装置を移
動装置に搭載して、陸上または水上を移動して、その水
域にいたままで直接原水の浄化を行うことができるた
め、従来法のように原水を遠隔の浄化施設へ運搬する必
要はない。また、第3の発明の水浄化装置によれば、第
1の発明の水浄化方法を効率よく実施することができ
る。すなわち、水域の水辺または水域内において、取水
手段で原水を取水し、その原水を水域に居たままで濾過
手段により濾過し、濾過後の濾過水を酸化・殺菌して水
域に還流し、また濾過物を脱水手段でケーク化し、減容
して取り出すようにする。
動装置に搭載して、陸上または水上を移動して、その水
域にいたままで直接原水の浄化を行うことができるた
め、従来法のように原水を遠隔の浄化施設へ運搬する必
要はない。また、第3の発明の水浄化装置によれば、第
1の発明の水浄化方法を効率よく実施することができ
る。すなわち、水域の水辺または水域内において、取水
手段で原水を取水し、その原水を水域に居たままで濾過
手段により濾過し、濾過後の濾過水を酸化・殺菌して水
域に還流し、また濾過物を脱水手段でケーク化し、減容
して取り出すようにする。
【0013】これら取水手段、濾過手段、酸化・殺菌手
段、脱水手段の水浄化用ユニットを、陸上または水上を
移動可能な装置に積載しているので、この移動装置を任
意の水辺または水域内を次々と移動することにより直接
水域の浄化を行うことができる。また、第2の発明の水
浄化方法および第4の発明の水浄化装置によれば、比較
的汚染度の低い原水または予め任意の濾過手段で一次濾
過された濾過水を原水とする場合に有効であり、精密濾
過工程と酸化・殺菌工程との組み合わせによって、飲料
用水並みの極めて良質な水を水域の現場で直接得ること
ができる。
段、脱水手段の水浄化用ユニットを、陸上または水上を
移動可能な装置に積載しているので、この移動装置を任
意の水辺または水域内を次々と移動することにより直接
水域の浄化を行うことができる。また、第2の発明の水
浄化方法および第4の発明の水浄化装置によれば、比較
的汚染度の低い原水または予め任意の濾過手段で一次濾
過された濾過水を原水とする場合に有効であり、精密濾
過工程と酸化・殺菌工程との組み合わせによって、飲料
用水並みの極めて良質な水を水域の現場で直接得ること
ができる。
【0014】以下、本発明を図面に示す実施態様を参照
して説明する。図1は、第1の発明を実施する第3の発
明の水浄化装置の概略を、工程のフローシートと共に示
すものである。この水浄化装置は、原水の取水手段とし
ての取水装置1、原水中の汚染物質を凝集させる凝集手
段としての凝集反応装置2、原水中の汚染物質を濾過す
る濾過手段としての濾過装置3、その一次濾過された濾
過水を更に精密に濾過する精密濾過手段としての中空糸
膜濾過装置4、濾過水を酸化および/または殺菌する酸
化・殺菌手段としての紫外線反応装置5、濾過物の濃縮
手段としての加圧浮上濃縮装置6、濾過物を脱水してケ
ーク化する脱水手段としての脱水装置7などを有してい
る。
して説明する。図1は、第1の発明を実施する第3の発
明の水浄化装置の概略を、工程のフローシートと共に示
すものである。この水浄化装置は、原水の取水手段とし
ての取水装置1、原水中の汚染物質を凝集させる凝集手
段としての凝集反応装置2、原水中の汚染物質を濾過す
る濾過手段としての濾過装置3、その一次濾過された濾
過水を更に精密に濾過する精密濾過手段としての中空糸
膜濾過装置4、濾過水を酸化および/または殺菌する酸
化・殺菌手段としての紫外線反応装置5、濾過物の濃縮
手段としての加圧浮上濃縮装置6、濾過物を脱水してケ
ーク化する脱水手段としての脱水装置7などを有してい
る。
【0015】これら水浄化用ユニット装置のうち、凝集
手段としての凝集反応装置2、精密濾過手段としての中
空糸膜濾過装置4、濃縮手段としての加圧浮上濃縮装置
6は本発明において必ずしも必要とするものではない。
上記各ユニット装置は、陸上移動手段であるトラック8
の荷台に搭載されることにより水浄化装置を構成してい
る。ただし、図1では水浄化処理作業中を図示している
ので、取水装置1はトラック8から下ろされて水域内に
投入された状態になっている。図示していないが、トラ
ック8の荷台には、上記各ユニット装置のほかに、これ
らユニット装置を駆動する電力供給用の発電機や、各ユ
ニット装置を操作する操作装置等も積載されている。
手段としての凝集反応装置2、精密濾過手段としての中
空糸膜濾過装置4、濃縮手段としての加圧浮上濃縮装置
6は本発明において必ずしも必要とするものではない。
上記各ユニット装置は、陸上移動手段であるトラック8
の荷台に搭載されることにより水浄化装置を構成してい
る。ただし、図1では水浄化処理作業中を図示している
ので、取水装置1はトラック8から下ろされて水域内に
投入された状態になっている。図示していないが、トラ
ック8の荷台には、上記各ユニット装置のほかに、これ
らユニット装置を駆動する電力供給用の発電機や、各ユ
ニット装置を操作する操作装置等も積載されている。
【0016】この水浄化装置を水浄化処理に使用すると
きは、トラック8を水域の任意の水辺に陸上移動し、取
水装置1を下ろして水域内に投入して汚染物質を含む原
水を取水するとともに、その場所で水浄化処理を実施す
る。すなわち、取水装置1により原水を凝集反応装置2
に汲み上げて凝集フロック化させ、濾過装置3で濾過水
と濾過物とに固液分離する。分離された濾過水(浄化
水)の一部は更に中空糸膜濾過装置4に送って精密濾過
する。精密濾過後の濾過水は、更に薬注ポンプ55で次
亜塩素酸ソーダーを添加したのち、紫外線反応装置5で
酸化・殺菌したのち清澄水として処理水排出管56から
排出する。この排出水は大変良好な水質レベルになって
おり、キャンプ等の非常用の飲料水又は雑用水としても
使用が可能である。勿論、水域浄化のため元の水域に還
流もされる。
きは、トラック8を水域の任意の水辺に陸上移動し、取
水装置1を下ろして水域内に投入して汚染物質を含む原
水を取水するとともに、その場所で水浄化処理を実施す
る。すなわち、取水装置1により原水を凝集反応装置2
に汲み上げて凝集フロック化させ、濾過装置3で濾過水
と濾過物とに固液分離する。分離された濾過水(浄化
水)の一部は更に中空糸膜濾過装置4に送って精密濾過
する。精密濾過後の濾過水は、更に薬注ポンプ55で次
亜塩素酸ソーダーを添加したのち、紫外線反応装置5で
酸化・殺菌したのち清澄水として処理水排出管56から
排出する。この排出水は大変良好な水質レベルになって
おり、キャンプ等の非常用の飲料水又は雑用水としても
使用が可能である。勿論、水域浄化のため元の水域に還
流もされる。
【0017】濾過装置3で分離された濾過水の他の部分
は、放流管39から元の水域に還流される。一方、濾過
装置3で分離された濾過物の方は、更に凝集剤を添加し
たのち、加圧浮上濃縮装置6で浮上スカムとして濃縮し
たのち、脱水装置7で脱水ケーク化して取り出される。
このようにして、その水辺(場所)における水域浄化処
理が完了すると、トラック8を別の水辺に陸上移動さ
せ、次の水辺で再び上記と同様の水域浄化処理を実施
し、以後、同様の作業を繰り返す。
は、放流管39から元の水域に還流される。一方、濾過
装置3で分離された濾過物の方は、更に凝集剤を添加し
たのち、加圧浮上濃縮装置6で浮上スカムとして濃縮し
たのち、脱水装置7で脱水ケーク化して取り出される。
このようにして、その水辺(場所)における水域浄化処
理が完了すると、トラック8を別の水辺に陸上移動さ
せ、次の水辺で再び上記と同様の水域浄化処理を実施
し、以後、同様の作業を繰り返す。
【0018】図1に示す実施例は、移動装置が陸上移動
するトラック(自動車)であるが、本発明ではこの移動
装置を水上移動する船舶に置き換えるようにしてもよ
い。自動車の場合は、陸上の水辺でしか取水できないた
め湖等の広域の水域の浄化処理には限界があるが、船舶
の場合は水域内を任意の場所へ移動できるので、このよ
うな広域の水域であっても水浄化処理することができ
る。
するトラック(自動車)であるが、本発明ではこの移動
装置を水上移動する船舶に置き換えるようにしてもよ
い。自動車の場合は、陸上の水辺でしか取水できないた
め湖等の広域の水域の浄化処理には限界があるが、船舶
の場合は水域内を任意の場所へ移動できるので、このよ
うな広域の水域であっても水浄化処理することができ
る。
【0019】次に、上述した自動車または船舶に搭載さ
れている各ユニット装置の具体的な構成とその動作につ
いて説明する。取水装置1は、水域の水面に浮上させた
原水吸引口11と原水を汲み上げるポンプ12から構成
されている。ポンプ12としては、原水内に混入したプ
ラスチックなどのゴミが詰まり難い軸流ポンプを使用す
ることが好ましい。原水吸引口11は水面に浮上するよ
うに配置しているので、水面近くに浮遊するアオコ等の
汚染物質を除去する場合に都合がよい。
れている各ユニット装置の具体的な構成とその動作につ
いて説明する。取水装置1は、水域の水面に浮上させた
原水吸引口11と原水を汲み上げるポンプ12から構成
されている。ポンプ12としては、原水内に混入したプ
ラスチックなどのゴミが詰まり難い軸流ポンプを使用す
ることが好ましい。原水吸引口11は水面に浮上するよ
うに配置しているので、水面近くに浮遊するアオコ等の
汚染物質を除去する場合に都合がよい。
【0020】この原水吸引口11としては、上記のよう
な水面浮上型のものに代えて、水域内に沈める形式のも
のを使用してもよい。このような形式を使用することに
よって水域内深く沈澱する汚染物質の除去を可能にす
る。さらに水面浮上型の原水吸引口11とポンプ12、
および水域内沈降型の原水吸引口とポンプとの双方を備
えた取水装置1を使用するようにしてもよい。
な水面浮上型のものに代えて、水域内に沈める形式のも
のを使用してもよい。このような形式を使用することに
よって水域内深く沈澱する汚染物質の除去を可能にす
る。さらに水面浮上型の原水吸引口11とポンプ12、
および水域内沈降型の原水吸引口とポンプとの双方を備
えた取水装置1を使用するようにしてもよい。
【0021】この取水装置1で取水された原水は、凝集
反応装置2の反応槽21に供給される。反応槽21に
は、凝集剤貯槽22に貯留された凝集剤がポンプ23に
よって供給されるようになっている。反応槽21に供給
された原水と凝集剤とは、攪拌機24によって攪拌され
ることにより、原水中の微小な汚染物質が凝集フロック
化され、次いでこの凝集フロック化された汚染物質を含
んだ原水が濾過装置3に供給される。
反応装置2の反応槽21に供給される。反応槽21に
は、凝集剤貯槽22に貯留された凝集剤がポンプ23に
よって供給されるようになっている。反応槽21に供給
された原水と凝集剤とは、攪拌機24によって攪拌され
ることにより、原水中の微小な汚染物質が凝集フロック
化され、次いでこの凝集フロック化された汚染物質を含
んだ原水が濾過装置3に供給される。
【0022】原水が濾過装置3に供給される前に、上記
のように予め汚染物質を凝集フロック化することにより
汚染物質の粒子径を大きくするので、濾過装置3による
固液分離を効率的に行うことができる。ただし、本発明
では、この凝集反応装置2は必ずしも必要ではなく、取
水装置1で取水した原水を直接濾過装置3へ供給するよ
うにしてもよい。
のように予め汚染物質を凝集フロック化することにより
汚染物質の粒子径を大きくするので、濾過装置3による
固液分離を効率的に行うことができる。ただし、本発明
では、この凝集反応装置2は必ずしも必要ではなく、取
水装置1で取水した原水を直接濾過装置3へ供給するよ
うにしてもよい。
【0023】この実施例では、濾過装置3に回転ドラム
式連続濾過装置が使用されている。この回転ドラム式連
続濾過装置3は、濾過材が周面に装着された円筒状の濾
過ドラム31と、この濾過ドラム31の下方に配置され
た濾過水受槽32と、この濾過水受槽32の濾過水を引
き出すポンプ33と、このポンプ33が引き出した濾過
水受槽32の濾過水の一部を濾過材に吹きつけて、その
濾過材に付着した濾過物(汚染物質)を除去するための
逆洗ノズル34と表洗ノズル35、さらに濾過ドラム3
1内に逆洗ノズル34と対向するように設けられた排水
受槽36等から構成されている。
式連続濾過装置が使用されている。この回転ドラム式連
続濾過装置3は、濾過材が周面に装着された円筒状の濾
過ドラム31と、この濾過ドラム31の下方に配置され
た濾過水受槽32と、この濾過水受槽32の濾過水を引
き出すポンプ33と、このポンプ33が引き出した濾過
水受槽32の濾過水の一部を濾過材に吹きつけて、その
濾過材に付着した濾過物(汚染物質)を除去するための
逆洗ノズル34と表洗ノズル35、さらに濾過ドラム3
1内に逆洗ノズル34と対向するように設けられた排水
受槽36等から構成されている。
【0024】凝集反応装置2から供給される原水は、濾
過装置3の濾過ドラム31の内側に供給される。この濾
過ドラム31は軸心CPを中心として矢印の方向に連続
回転しており、濾過ドラム31内に供給された原水は、
濾過ドラム31内の液面とこれよりも低い濾過水受槽3
2の液面との差圧Δpによって、濾過ドラム31の内面
に装着された濾過材で濾過される。濾過水は濾過水受槽
32に貯留され、その一部は後述する精密濾過装置4と
紫外線反応装置5で処理されて良好な上質水になる。濾
過水の残りは、濾過水放流管39を経て元の水域に還流
される。
過装置3の濾過ドラム31の内側に供給される。この濾
過ドラム31は軸心CPを中心として矢印の方向に連続
回転しており、濾過ドラム31内に供給された原水は、
濾過ドラム31内の液面とこれよりも低い濾過水受槽3
2の液面との差圧Δpによって、濾過ドラム31の内面
に装着された濾過材で濾過される。濾過水は濾過水受槽
32に貯留され、その一部は後述する精密濾過装置4と
紫外線反応装置5で処理されて良好な上質水になる。濾
過水の残りは、濾過水放流管39を経て元の水域に還流
される。
【0025】濾過装置3の濾過操作により濾過水が分離
されて残留する濾過物(汚染物質)は、濾過ドラム31
の内面の濾過材に付着するとともに、濾過ドラム31の
回転に伴って逆洗ノズル34と排水受槽36との間に移
動する。濾過水受槽32に貯留された濾過水の一部が、
ポンプ33によって逆洗ノズル34から噴射し、濾過材
の裏面(濾過ドラム31の外周面側)から放水されて逆
洗を行うため、この逆洗ノズル34に対面する部分の濾
過物が剥離して排水受槽36内に採取される。排水受槽
36に採取された濾過物を多量に含んだ水(原水よりも
高濃度に濃縮された水)は、次いで排水貯槽37に貯留
される。
されて残留する濾過物(汚染物質)は、濾過ドラム31
の内面の濾過材に付着するとともに、濾過ドラム31の
回転に伴って逆洗ノズル34と排水受槽36との間に移
動する。濾過水受槽32に貯留された濾過水の一部が、
ポンプ33によって逆洗ノズル34から噴射し、濾過材
の裏面(濾過ドラム31の外周面側)から放水されて逆
洗を行うため、この逆洗ノズル34に対面する部分の濾
過物が剥離して排水受槽36内に採取される。排水受槽
36に採取された濾過物を多量に含んだ水(原水よりも
高濃度に濃縮された水)は、次いで排水貯槽37に貯留
される。
【0026】回転ドラム式連続濾過装置3の濾過ドラム
31に使用される濾過材は、アオコ等のプランクトン類
のような微小物質を除去する上で重要である。その濾過
材としては、特に限定されないが、織物または編物から
なる基材の表面に、太さ0.1〜20μm程度の繊維の
立毛を略一定方向(濾過ドラム31の回転方向と逆方
向)に横たわらせ、この立毛によって濾過層が形成され
るようにしたものが好適である。
31に使用される濾過材は、アオコ等のプランクトン類
のような微小物質を除去する上で重要である。その濾過
材としては、特に限定されないが、織物または編物から
なる基材の表面に、太さ0.1〜20μm程度の繊維の
立毛を略一定方向(濾過ドラム31の回転方向と逆方
向)に横たわらせ、この立毛によって濾過層が形成され
るようにしたものが好適である。
【0027】また、立毛が形成されているもの以外で
も、上述のような太さ0.1〜20μm程度の繊維の繊
維が緻密に編織された編物若しくは織物、同様の繊維か
らなる不織布、繊維塊などの構造のものも使用すること
ができる。この濾過材を構成する織物または編物として
は、通常、太さが0.1〜20μm程度のポリアミド、
ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコー
ル、ポリフルオロエチレン、ポリアクリロニトリルなど
の合成繊維から構成されたものが好ましい。太さが0.
1μmよりも小さい極細繊維では強度が不足し、20μ
mよりも大きい繊維は立毛後に直立し易いため、良好な
濾過層を形成することが難しい。織物や編物の種類は特
に限定されないが、好ましくは立毛し易い組織がよく、
織物では朱子織物が、編物ではハーフ編のトリコット生
地がよい。
も、上述のような太さ0.1〜20μm程度の繊維の繊
維が緻密に編織された編物若しくは織物、同様の繊維か
らなる不織布、繊維塊などの構造のものも使用すること
ができる。この濾過材を構成する織物または編物として
は、通常、太さが0.1〜20μm程度のポリアミド、
ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコー
ル、ポリフルオロエチレン、ポリアクリロニトリルなど
の合成繊維から構成されたものが好ましい。太さが0.
1μmよりも小さい極細繊維では強度が不足し、20μ
mよりも大きい繊維は立毛後に直立し易いため、良好な
濾過層を形成することが難しい。織物や編物の種類は特
に限定されないが、好ましくは立毛し易い組織がよく、
織物では朱子織物が、編物ではハーフ編のトリコット生
地がよい。
【0028】立毛方法は、従来から公知の手段を用いる
ことができる。例えば、特公平4−1647号公報や特
公平4−9081号公報に記載されている濾布(濾過
材)および装置がこれに相当する。また、この濾過材
は、プランクトン類のような微小物質を好適に濾別でき
る上に、濾過物を表面(濾過ドラム31の内周面側)か
ら剥離し易く、逆洗による濾過物の採取が長期に渡って
可能であるので目詰まりし難いという特徴がある。
ことができる。例えば、特公平4−1647号公報や特
公平4−9081号公報に記載されている濾布(濾過
材)および装置がこれに相当する。また、この濾過材
は、プランクトン類のような微小物質を好適に濾別でき
る上に、濾過物を表面(濾過ドラム31の内周面側)か
ら剥離し易く、逆洗による濾過物の採取が長期に渡って
可能であるので目詰まりし難いという特徴がある。
【0029】また、実施例では、濾過装置3として回転
ドラム式連続濾過装置を使用したが、本発明は原水から
所定のサイズの微小な汚染物質を濾別できる濾過装置で
あれば特に限定されるものではなく、連続的に濾過材を
洗浄できる移動床式の砂濾過装置等を使用するようにし
てもよい。回転ドラム式でない濾過装置を使用する場合
でも、繊維状物質を濾材として使用する場合には、その
繊維の太さは0.1〜20μm程度のものを使用するこ
とが濾過性能の上から好ましい。
ドラム式連続濾過装置を使用したが、本発明は原水から
所定のサイズの微小な汚染物質を濾別できる濾過装置で
あれば特に限定されるものではなく、連続的に濾過材を
洗浄できる移動床式の砂濾過装置等を使用するようにし
てもよい。回転ドラム式でない濾過装置を使用する場合
でも、繊維状物質を濾材として使用する場合には、その
繊維の太さは0.1〜20μm程度のものを使用するこ
とが濾過性能の上から好ましい。
【0030】この実施例では、濾過水槽32の貯留水の
一部は、ポンプ38によって精密濾過装置4に送られる
ようになっている。この精密濾過装置4には中空糸膜濾
過装置が使用されている。この中空糸膜濾過装置4は、
中空繊維(中空糸膜)が多数本束ねられて円筒型のカー
トリッジ41に装着され、そのカートリッジ41が複数
本のブロックに組み込まれた構造になっている。一般
に、中空繊維の細孔径は0.1〜0.3μm程度のもの
にすることができ、粒子径0.3μm以上の粒子はほぼ
100%除去できるため、主に濁りの原因となる微粒子
や細菌,大腸菌等を完全に除去できるという特徴を有し
ている。
一部は、ポンプ38によって精密濾過装置4に送られる
ようになっている。この精密濾過装置4には中空糸膜濾
過装置が使用されている。この中空糸膜濾過装置4は、
中空繊維(中空糸膜)が多数本束ねられて円筒型のカー
トリッジ41に装着され、そのカートリッジ41が複数
本のブロックに組み込まれた構造になっている。一般
に、中空繊維の細孔径は0.1〜0.3μm程度のもの
にすることができ、粒子径0.3μm以上の粒子はほぼ
100%除去できるため、主に濁りの原因となる微粒子
や細菌,大腸菌等を完全に除去できるという特徴を有し
ている。
【0031】ポンプ38によって中空糸膜濾過装置4に
供給された原水は、中空糸膜カートリッジ41で濾過さ
れたのち濾過水貯槽42に貯留される。膜面が濾過物で
目詰まりした時は、濾過水貯槽42の貯水を逆洗ポンプ
43により逆洗(中空繊維の内面から外向きに濾過時の
2〜5倍の圧力で洗浄)することにより濾過性能を回復
させることができる。その洗浄排水は排水管44を経て
凝集反応槽2の前に返送される。
供給された原水は、中空糸膜カートリッジ41で濾過さ
れたのち濾過水貯槽42に貯留される。膜面が濾過物で
目詰まりした時は、濾過水貯槽42の貯水を逆洗ポンプ
43により逆洗(中空繊維の内面から外向きに濾過時の
2〜5倍の圧力で洗浄)することにより濾過性能を回復
させることができる。その洗浄排水は排水管44を経て
凝集反応槽2の前に返送される。
【0032】濾過水貯留槽42に留った精密濾過水は、
ポンプ53により酸化・殺菌装置の紫外線反応装置5へ
送られる。この紫外線反応装置5は反応槽52内に18
49オングストローム(Å)並びに2537オングスト
ローム(Å)の波長の紫外線を多く出す低圧水銀ランプ
51が組み込まれた構造になっている。また、この紫外
線反応装置5の反応槽52には、貯槽54内の次亜塩素
酸ソーダが薬注ポンプ55により適量供給されるように
なっており、これにより汚染水中の有機物の酸化および
微生物の殺菌を短時間で効率良く行うようにする。
ポンプ53により酸化・殺菌装置の紫外線反応装置5へ
送られる。この紫外線反応装置5は反応槽52内に18
49オングストローム(Å)並びに2537オングスト
ローム(Å)の波長の紫外線を多く出す低圧水銀ランプ
51が組み込まれた構造になっている。また、この紫外
線反応装置5の反応槽52には、貯槽54内の次亜塩素
酸ソーダが薬注ポンプ55により適量供給されるように
なっており、これにより汚染水中の有機物の酸化および
微生物の殺菌を短時間で効率良く行うようにする。
【0033】実施例には示してないが、ここで酸化・殺
菌された汚染物質または溶解塩類などの除去手段とし
て、活性炭吸着装置、逆浸透膜装置、イオン交換装置な
どを後段に組み込むようにすれば、これにより更に上質
な水を得ることができるようになる。実施例では酸化・
殺菌装置として、コンパクトで補機の少ない紫外線反応
装置5を使用したが、本発明は所定の酸化および/また
は殺菌効果のある手段であれば、これに限定されるもの
ではない。例えば、次亜塩素酸ソーダとオゾンとの組合
せ等を用いるようにしてもよい。
菌された汚染物質または溶解塩類などの除去手段とし
て、活性炭吸着装置、逆浸透膜装置、イオン交換装置な
どを後段に組み込むようにすれば、これにより更に上質
な水を得ることができるようになる。実施例では酸化・
殺菌装置として、コンパクトで補機の少ない紫外線反応
装置5を使用したが、本発明は所定の酸化および/また
は殺菌効果のある手段であれば、これに限定されるもの
ではない。例えば、次亜塩素酸ソーダとオゾンとの組合
せ等を用いるようにしてもよい。
【0034】また、図示の実施例では、中空糸膜濾過装
置4の精密濾過装置を設けることにより、酸化・殺菌装
置5の性能向上を図るようにしている。しかし、本発明
において精密濾過装置4は必ずしも必要ではなく、この
精密濾過装置を備えない場合には、濾過装置3からの濾
過水を直接酸化・殺菌装置5に供給するようにすればよ
い。
置4の精密濾過装置を設けることにより、酸化・殺菌装
置5の性能向上を図るようにしている。しかし、本発明
において精密濾過装置4は必ずしも必要ではなく、この
精密濾過装置を備えない場合には、濾過装置3からの濾
過水を直接酸化・殺菌装置5に供給するようにすればよ
い。
【0035】一方、排水貯槽37に貯留された濾過物を
多量に含む水は、加圧浮上濃縮装置6で浮上分離濃縮が
行われる。この濾過物を多量に含む水は、加圧ポンプ6
1によって、ポンプ60から供給される凝集剤とともに
加圧タンク62に送られる。加圧タンクで一定圧に加圧
された濾過物を多量に含む水は加圧分離槽63の底部に
導かれ、吐出ノズル64から水中に放出される。
多量に含む水は、加圧浮上濃縮装置6で浮上分離濃縮が
行われる。この濾過物を多量に含む水は、加圧ポンプ6
1によって、ポンプ60から供給される凝集剤とともに
加圧タンク62に送られる。加圧タンクで一定圧に加圧
された濾過物を多量に含む水は加圧分離槽63の底部に
導かれ、吐出ノズル64から水中に放出される。
【0036】吐出ノズル64から放出した加圧水が常圧
に急変したときに生ずる微細気泡が凝集フロックの表面
に付着することによってフロックが浮上し、濃縮分離が
効率良く行われる。浮上スカムは、スカム掻き寄せ機で
分離槽上部のスカム受槽66に掻き寄せられ、次いでス
カム貯槽67に留められる。スカム貯槽67に留められ
た濃縮液はポンプ70により脱水装置7に供給される。
このように濾過機により分離された濾過物を濃縮するこ
とにより、脱水装置7における濾過物の脱水ケーク化の
効率(濾過物の回収率)を向上することができる。他
方、浮上分離槽63で分離された液成分68は、スカム
受槽66とは反対側のもぐり堰を経て取水原水ラインに
戻され、再度濾過装置3にリサイクルされる。
に急変したときに生ずる微細気泡が凝集フロックの表面
に付着することによってフロックが浮上し、濃縮分離が
効率良く行われる。浮上スカムは、スカム掻き寄せ機で
分離槽上部のスカム受槽66に掻き寄せられ、次いでス
カム貯槽67に留められる。スカム貯槽67に留められ
た濃縮液はポンプ70により脱水装置7に供給される。
このように濾過機により分離された濾過物を濃縮するこ
とにより、脱水装置7における濾過物の脱水ケーク化の
効率(濾過物の回収率)を向上することができる。他
方、浮上分離槽63で分離された液成分68は、スカム
受槽66とは反対側のもぐり堰を経て取水原水ラインに
戻され、再度濾過装置3にリサイクルされる。
【0037】実施例では、脱水装置7のケーク回収率の
向上を図るための濃縮分離装置として加圧浮上濃縮装置
6を使用しているが、これに代えて沈降分離装置を使用
するようにしてもよい。ただし、本発明において、この
濃縮分離装置は必ずしも必要ではなく、これを設けない
場合には、濾過装置3で分離された濾過物を貯留してい
る排水貯槽37から、脱水装置7へ直接供給するように
すればよい。
向上を図るための濃縮分離装置として加圧浮上濃縮装置
6を使用しているが、これに代えて沈降分離装置を使用
するようにしてもよい。ただし、本発明において、この
濃縮分離装置は必ずしも必要ではなく、これを設けない
場合には、濾過装置3で分離された濾過物を貯留してい
る排水貯槽37から、脱水装置7へ直接供給するように
すればよい。
【0038】実施例では、脱水装置7として濾布走行式
脱水装置を用いている。この濾布走行式脱水装置は、一
定軌道上を一方向に周回するエンドレスな濾布71と、
濾布71上のケークCを移し取る転写ドラム72と、転
写ドラム72上に移し取られたケークCを掻き落とすス
クレーパ73等から構成されている。濾布71は、駆動
ロール、ガイドロールや圧搾ロールを含む一群のロール
74で規制される一定の軌道上に張設され、図1の矢印
方向に周回している。
脱水装置を用いている。この濾布走行式脱水装置は、一
定軌道上を一方向に周回するエンドレスな濾布71と、
濾布71上のケークCを移し取る転写ドラム72と、転
写ドラム72上に移し取られたケークCを掻き落とすス
クレーパ73等から構成されている。濾布71は、駆動
ロール、ガイドロールや圧搾ロールを含む一群のロール
74で規制される一定の軌道上に張設され、図1の矢印
方向に周回している。
【0039】濃縮分離装置6によって濃縮された濾過物
を多量に含む水(濃縮分離装置6を備えない場合には、
排水貯槽37に貯留された濾過物を多量に含む水)は、
濾布71上に供給される。濾布71上に供給された固液
の混合物は、濾布71の反対面側に設けられた図示しな
い減圧吸引装置により加えられる減圧吸引作用と、重力
とによって脱水され、さらに周回する濾布71に伴われ
て転写ドラム72とロールとの間に運ばれ、そこで圧搾
されることにより水が搾り取られ、いわゆるケークCに
なる。
を多量に含む水(濃縮分離装置6を備えない場合には、
排水貯槽37に貯留された濾過物を多量に含む水)は、
濾布71上に供給される。濾布71上に供給された固液
の混合物は、濾布71の反対面側に設けられた図示しな
い減圧吸引装置により加えられる減圧吸引作用と、重力
とによって脱水され、さらに周回する濾布71に伴われ
て転写ドラム72とロールとの間に運ばれ、そこで圧搾
されることにより水が搾り取られ、いわゆるケークCに
なる。
【0040】このケークCは、濾布71から転写ドラム
72の表面に移し取られ、さらにスクレーパ73によっ
て掻き落とされ、ケークトレイに集められる。また、濾
布71は、ポンプ33を用いて送られる濾過水の一部を
用いて、表洗ノズル77および逆洗ノズル78から噴射
し連続的に洗浄することができる。この洗浄により濾布
71は再生され、長時間に渡って安定した処理が実現で
きる。
72の表面に移し取られ、さらにスクレーパ73によっ
て掻き落とされ、ケークトレイに集められる。また、濾
布71は、ポンプ33を用いて送られる濾過水の一部を
用いて、表洗ノズル77および逆洗ノズル78から噴射
し連続的に洗浄することができる。この洗浄により濾布
71は再生され、長時間に渡って安定した処理が実現で
きる。
【0041】脱水して得られた水や洗浄し終えた水は、
シール槽を介して凝集反応装置2の供給側に戻される。
この種の脱水装置としては、例えば、特公平1−440
85号公報に開示された装置などがある。上記濾布71
としては、回転ドラム式連続濾過装置3の濾過材と同様
の織物または編物からなる基材の表面に、太さ0.1〜
20μm程度の繊維の立毛を略一定方向に横たわらせた
濾布を用いることが好ましい。この濾布71の立毛の横
たわる方向は、濾布71の周回方向と逆向きにする。こ
れにより、ケークCが濾布71から剥離し易くなり、ケ
ークCが転写ドラム72へ転写され易くなってケークC
の回収率が向上する。ただし、太さ20μmを超える繊
維が立毛された濾布であっても、凝集濃縮分離装置6に
より濾過物を凝集フロック化と高濃度化することによっ
て、ある程度はケークCの回収率の低下は防止できる。
シール槽を介して凝集反応装置2の供給側に戻される。
この種の脱水装置としては、例えば、特公平1−440
85号公報に開示された装置などがある。上記濾布71
としては、回転ドラム式連続濾過装置3の濾過材と同様
の織物または編物からなる基材の表面に、太さ0.1〜
20μm程度の繊維の立毛を略一定方向に横たわらせた
濾布を用いることが好ましい。この濾布71の立毛の横
たわる方向は、濾布71の周回方向と逆向きにする。こ
れにより、ケークCが濾布71から剥離し易くなり、ケ
ークCが転写ドラム72へ転写され易くなってケークC
の回収率が向上する。ただし、太さ20μmを超える繊
維が立毛された濾布であっても、凝集濃縮分離装置6に
より濾過物を凝集フロック化と高濃度化することによっ
て、ある程度はケークCの回収率の低下は防止できる。
【0042】また、上記濾布走行式脱水装置7では、濾
布71からケークCを回収するのに、転写ドラム72と
転写ドラム72に当接したスクレーパ73を用いている
が、これを濾布71に直接スクレーパ73を当接させて
ケークCを掻き取るような構成にしてもよい。また、濾
布71に機械的な振動を与えることによって、ケークC
を濾布71から脱落させるような構成にしてもよい。
布71からケークCを回収するのに、転写ドラム72と
転写ドラム72に当接したスクレーパ73を用いている
が、これを濾布71に直接スクレーパ73を当接させて
ケークCを掻き取るような構成にしてもよい。また、濾
布71に機械的な振動を与えることによって、ケークC
を濾布71から脱落させるような構成にしてもよい。
【0043】実施例では脱水装置7として、コンパクト
で大きな動力を要せず、連続的で操作が簡単な濾布走行
式脱水装置を使用したが、本発明は対象となる固形物を
脱水できる脱水装置であればこれに限定されるものでは
なく、連続式、回分式、遠心式などの分離方式の脱水装
置を用いることも可能である。図2は、第2の発明を実
施する第4の発明の水浄化装置を、工程のフローシート
と共に示したものである。
で大きな動力を要せず、連続的で操作が簡単な濾布走行
式脱水装置を使用したが、本発明は対象となる固形物を
脱水できる脱水装置であればこれに限定されるものでは
なく、連続式、回分式、遠心式などの分離方式の脱水装
置を用いることも可能である。図2は、第2の発明を実
施する第4の発明の水浄化装置を、工程のフローシート
と共に示したものである。
【0044】この実施例の水浄化装置は、汚染度が比較
的低い水域の原水や、或いは予め任意の濾過装置によっ
て一次濾過された濾過水を対象とする場合に、飲料用水
並みの上質水を得る水浄化装置として好適である。この
水浄化装置は、トラック8を移動装置とし、その荷台に
精密濾過装置の中空糸膜濾過装置4と酸化・殺菌装置の
紫外線反応装置5とを搭載しており、まず汚染度が比較
的低い原水または一次濾過された濾過水を中空糸膜濾過
装置4で精密濾過し、次いでその精密濾過水を紫外線反
応装置5によって有機物の酸化および細菌の殺菌を行
い、反応槽52の排出管56から高品質水として排出す
るようになっている。
的低い水域の原水や、或いは予め任意の濾過装置によっ
て一次濾過された濾過水を対象とする場合に、飲料用水
並みの上質水を得る水浄化装置として好適である。この
水浄化装置は、トラック8を移動装置とし、その荷台に
精密濾過装置の中空糸膜濾過装置4と酸化・殺菌装置の
紫外線反応装置5とを搭載しており、まず汚染度が比較
的低い原水または一次濾過された濾過水を中空糸膜濾過
装置4で精密濾過し、次いでその精密濾過水を紫外線反
応装置5によって有機物の酸化および細菌の殺菌を行
い、反応槽52の排出管56から高品質水として排出す
るようになっている。
【0045】中空糸膜濾過装置4は、前述したように中
空繊維(中空糸膜)を多数本束ねて装着した円筒型のカ
ートリッジ41を多数本組み込んで構成されており、例
えばその中空繊維の細孔径は0.1〜0.3μmであ
り、粒子径0.3μm以上の粒子はほぼ100%除去で
きる特徴を有する。したがって、この中空糸膜濾過装置
4で精密濾過した濾過水を、さらに紫外線反応装置5で
酸化および殺菌した浄化水は飲料用水並みの上質処理水
にすることができる。
空繊維(中空糸膜)を多数本束ねて装着した円筒型のカ
ートリッジ41を多数本組み込んで構成されており、例
えばその中空繊維の細孔径は0.1〜0.3μmであ
り、粒子径0.3μm以上の粒子はほぼ100%除去で
きる特徴を有する。したがって、この中空糸膜濾過装置
4で精密濾過した濾過水を、さらに紫外線反応装置5で
酸化および殺菌した浄化水は飲料用水並みの上質処理水
にすることができる。
【0046】この水浄化装置の紫外線反応装置5には排
出管56にセンサ57が取り付けられ、このセンサ57
は処理水中の残留塩素量を検知し、その信号により供給
ポンプ55の次亜塩素酸ソーダの供給量を制御するよう
にしている。このような次亜塩素酸ソーダの供給量制御
により、例えば有効塩素濃度を0.2mg/リットル程度
に抑えた高品質の飲料水並みの水を安定して得られるよ
うになる。
出管56にセンサ57が取り付けられ、このセンサ57
は処理水中の残留塩素量を検知し、その信号により供給
ポンプ55の次亜塩素酸ソーダの供給量を制御するよう
にしている。このような次亜塩素酸ソーダの供給量制御
により、例えば有効塩素濃度を0.2mg/リットル程度
に抑えた高品質の飲料水並みの水を安定して得られるよ
うになる。
【0047】この実施例では、酸化剤として次亜塩素酸
ソーダを用いているが、過酸化水素等の他の酸化剤なら
びにその酸化剤の検知器との組み合わせでもよい。ま
た、必ずしも酸化剤は必要とするものではない。また、
この実施例では、精密濾過装置4の後に酸化・殺菌装置
5を組み込んでいるが、この逆に酸化・殺菌装置の後に
精密濾過装置を組み込んでもよい。
ソーダを用いているが、過酸化水素等の他の酸化剤なら
びにその酸化剤の検知器との組み合わせでもよい。ま
た、必ずしも酸化剤は必要とするものではない。また、
この実施例では、精密濾過装置4の後に酸化・殺菌装置
5を組み込んでいるが、この逆に酸化・殺菌装置の後に
精密濾過装置を組み込んでもよい。
【0048】また、図2の実施例には示していないが、
前述の図1の実施例で追加項目として示したのと同様
に、酸化・殺菌された汚染物質または溶解塩類等の除去
手段として、活性炭吸着装置、逆浸透膜装置、イオン交
換装置などを後段に組み込むようにしてもよく、これに
よって更に上質の水を得るようにすることができる。ま
た、前述の各要素手段が全て単一の移動装置の上に搭載
されるように構成してもよい。
前述の図1の実施例で追加項目として示したのと同様
に、酸化・殺菌された汚染物質または溶解塩類等の除去
手段として、活性炭吸着装置、逆浸透膜装置、イオン交
換装置などを後段に組み込むようにしてもよく、これに
よって更に上質の水を得るようにすることができる。ま
た、前述の各要素手段が全て単一の移動装置の上に搭載
されるように構成してもよい。
【0049】この実施例では、移動装置として自動車
(トラック)を使用しているが、前述した図1の実施例
の場合と同様に、これを船舶に置き換えるようにするこ
ともできる。
(トラック)を使用しているが、前述した図1の実施例
の場合と同様に、これを船舶に置き換えるようにするこ
ともできる。
【0050】
実施例1 図1に示す装置における凝集反応装置2、精密濾過装置
4、加圧浮上濃縮装置6を除外し、かつ取水装置1、濾
過装置3、排水貯槽37、紫外線反応装置5、脱水装置
7、発電機、トラック8を、それぞれ下記諸元のように
した水浄化装置を使用し、容量約1000m3 の親水公
園の池について毎時20m3 の原水を取水しながら浄水
処理をした。
4、加圧浮上濃縮装置6を除外し、かつ取水装置1、濾
過装置3、排水貯槽37、紫外線反応装置5、脱水装置
7、発電機、トラック8を、それぞれ下記諸元のように
した水浄化装置を使用し、容量約1000m3 の親水公
園の池について毎時20m3 の原水を取水しながら浄水
処理をした。
【0051】なお、紫外線反応装置5の流入側の酸化剤
として、次亜塩素酸を有効塩素濃度として20mg/リッ
トルになるように添加し、出口側の残留塩素濃度を0.
2mg/リットル以下にした。 (1)取水装置1:スキームサクションYD−40LS
−F(株式会社ワールドケミカル製) (2)濾過装置2:処理能力20m3 /Hr の回転ドラ
ム式連続濾過装置(トレロームRD−750−A3、濾
過材はHタイプを装着:東レ株式会社製) (3)排水貯槽37:200リットル貯留可能な貯槽
(材質:ポリ塩化ビニル) (4)紫外線反応装置5:800リットル,110W水
銀ランプ4本(ステンレスクランク)(セン特殊光源社
製) (5)脱水装置7:処理能力0.9m3 /Hr の濾布走
行式脱水装置(トレロームTM−400、濾布はFタイ
プを装着:東レ株式会社製) (6)発電機:出力20KVA発動発電機(ヤンマー株
式会社製) (7)トラック5:市販8トントラック。
として、次亜塩素酸を有効塩素濃度として20mg/リッ
トルになるように添加し、出口側の残留塩素濃度を0.
2mg/リットル以下にした。 (1)取水装置1:スキームサクションYD−40LS
−F(株式会社ワールドケミカル製) (2)濾過装置2:処理能力20m3 /Hr の回転ドラ
ム式連続濾過装置(トレロームRD−750−A3、濾
過材はHタイプを装着:東レ株式会社製) (3)排水貯槽37:200リットル貯留可能な貯槽
(材質:ポリ塩化ビニル) (4)紫外線反応装置5:800リットル,110W水
銀ランプ4本(ステンレスクランク)(セン特殊光源社
製) (5)脱水装置7:処理能力0.9m3 /Hr の濾布走
行式脱水装置(トレロームTM−400、濾布はFタイ
プを装着:東レ株式会社製) (6)発電機:出力20KVA発動発電機(ヤンマー株
式会社製) (7)トラック5:市販8トントラック。
【0052】上記水浄化処理の結果、脱水装置7から排
出されるケークの排出量は毎時0.002m3 であっ
た。すなわち、汚染物質を含む原水を毎時20m3 供給
し、ケーク排出量として毎時0.002m3 であったの
で、1/10,000に減容できたことになる。このこ
とは、従来の原水を直接運搬する方式に比べて、1/1
0,000の輸送量ですむことになり、極めて効率的な
処理ができることがわかる。
出されるケークの排出量は毎時0.002m3 であっ
た。すなわち、汚染物質を含む原水を毎時20m3 供給
し、ケーク排出量として毎時0.002m3 であったの
で、1/10,000に減容できたことになる。このこ
とは、従来の原水を直接運搬する方式に比べて、1/1
0,000の輸送量ですむことになり、極めて効率的な
処理ができることがわかる。
【0053】また、紫外線反応装置5の出入口の水質分
析をした結果によると、溶解性物質の指標であるCOD
は67%除去でき、かつ一般細菌数は100%除去で
き、水道水並みの良好な水質が得られた。また、この水
浄化処理におけるケークの回収率は92.7%であっ
た。 実施例2 実施例1では除外した凝集反応装置2、精密濾過装置
4、加圧浮上濃縮装置6を、それぞれ下記の諸元にして
図1のように組み入れた水浄化装置を使用し、同じく容
量約1000m3 の親水公園の池について毎時20m3
の原水を取水しながら水浄化処理をした。
析をした結果によると、溶解性物質の指標であるCOD
は67%除去でき、かつ一般細菌数は100%除去で
き、水道水並みの良好な水質が得られた。また、この水
浄化処理におけるケークの回収率は92.7%であっ
た。 実施例2 実施例1では除外した凝集反応装置2、精密濾過装置
4、加圧浮上濃縮装置6を、それぞれ下記の諸元にして
図1のように組み入れた水浄化装置を使用し、同じく容
量約1000m3 の親水公園の池について毎時20m3
の原水を取水しながら水浄化処理をした。
【0054】なお、凝集反応装置2および加圧浮上濃縮
装置6の凝集剤として、ポリ塩化アルミニウムを使用し
た。 (8)凝集反応装置2:容積1.5m3 (材質SUS−
304) 攪拌機0.4KW付 (9)精密濾過装置4:中空糸膜濾過装置,トレキュー
ブTC−10(東レ株式会社製) (10)加圧浮上濃縮装置6:容積0.4m3 (材質SU
S−304) 上記水浄化処理の結果、実施例1に比較して、濾過装置
3によるSS除去率が凝集反応装置2を設置したことに
より75%から90%に上昇した。また、溶解成分であ
るCOD除去率も33%から69%に約2倍に向上し
た。
装置6の凝集剤として、ポリ塩化アルミニウムを使用し
た。 (8)凝集反応装置2:容積1.5m3 (材質SUS−
304) 攪拌機0.4KW付 (9)精密濾過装置4:中空糸膜濾過装置,トレキュー
ブTC−10(東レ株式会社製) (10)加圧浮上濃縮装置6:容積0.4m3 (材質SU
S−304) 上記水浄化処理の結果、実施例1に比較して、濾過装置
3によるSS除去率が凝集反応装置2を設置したことに
より75%から90%に上昇した。また、溶解成分であ
るCOD除去率も33%から69%に約2倍に向上し
た。
【0055】また、中空糸膜濾過装置4を紫外線反応装
置5の前処理として組み込んだことにより濁質成分が除
去され、紫外線の溶解成分除去効果がよくなったため、
COD除去率が67%から87%に向上した。また、加
圧浮上濃縮装置6を脱水装置7の前処理として組み込ん
だことにより、濾過装置3の洗浄排水を1353mg/リ
ットルから8500mg/リットルまで高濃度化でき、脱
水装置7でのSS回収率が93%から98%に向上し
た。かつ得られた脱水ケーキ濃度も150,000mg/
リットル(15%)から180,000mg/リットル
(18%)まで向上した。
置5の前処理として組み込んだことにより濁質成分が除
去され、紫外線の溶解成分除去効果がよくなったため、
COD除去率が67%から87%に向上した。また、加
圧浮上濃縮装置6を脱水装置7の前処理として組み込ん
だことにより、濾過装置3の洗浄排水を1353mg/リ
ットルから8500mg/リットルまで高濃度化でき、脱
水装置7でのSS回収率が93%から98%に向上し
た。かつ得られた脱水ケーキ濃度も150,000mg/
リットル(15%)から180,000mg/リットル
(18%)まで向上した。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1なら
びに第3の発明によれば、水浄化用の各ユニット装置を
搭載した移動装置を、水域の任意の水辺或いは水域内の
任意の場所に移動させ、その場所に居たまま原水の取水
と濾過、その濾過水の水域への還流と濾過物のケーク化
を直接実施するので、水浄化処理効率を格段に向上する
ことができる。
びに第3の発明によれば、水浄化用の各ユニット装置を
搭載した移動装置を、水域の任意の水辺或いは水域内の
任意の場所に移動させ、その場所に居たまま原水の取水
と濾過、その濾過水の水域への還流と濾過物のケーク化
を直接実施するので、水浄化処理効率を格段に向上する
ことができる。
【0057】また、水域の広域に渡る汚染を浄化する場
合であっても、水域の水辺間を陸上移動または水域内を
水上移動して直接水域浄化するので、従来方式のよう
に、水域と遠隔の水処理施設との間を原水を運搬するた
め多数台の運搬車を使用したり、或いは両者の間を複数
回にわたり往復移動する必要がなくなり、極めて効率よ
く水域浄化処理を行うことができる。
合であっても、水域の水辺間を陸上移動または水域内を
水上移動して直接水域浄化するので、従来方式のよう
に、水域と遠隔の水処理施設との間を原水を運搬するた
め多数台の運搬車を使用したり、或いは両者の間を複数
回にわたり往復移動する必要がなくなり、極めて効率よ
く水域浄化処理を行うことができる。
【0058】また、本発明によれば、水浄化により除去
する汚染物質がケーク化されて回収されるので、汚染物
質の容量を減容し、回収した汚染物質の運搬等の取扱い
を容易にすることができる。また、本発明の第2の発明
および第4の発明によれば、比較的汚染の低い原水或い
は予め一次濾過した濾過水を浄化するのに適しており、
精密濾過する工程と酸化または殺菌する工程からなるの
で、屋外キャンプ等で非常用の飲料用水を容易に得るこ
とができる。また、酸化または殺菌処理した水を水域に
還流することにより、藻類の二次増殖を抑制することが
でき。
する汚染物質がケーク化されて回収されるので、汚染物
質の容量を減容し、回収した汚染物質の運搬等の取扱い
を容易にすることができる。また、本発明の第2の発明
および第4の発明によれば、比較的汚染の低い原水或い
は予め一次濾過した濾過水を浄化するのに適しており、
精密濾過する工程と酸化または殺菌する工程からなるの
で、屋外キャンプ等で非常用の飲料用水を容易に得るこ
とができる。また、酸化または殺菌処理した水を水域に
還流することにより、藻類の二次増殖を抑制することが
でき。
【図1】本発明の実施例に係る車載型の水浄化装置を、
その動作工程のフローシートとともに示す概略図であ
る。
その動作工程のフローシートとともに示す概略図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例に係る車載型の水浄化装置
を、その動作工程のフローシートとともに示す概略図で
ある。
を、その動作工程のフローシートとともに示す概略図で
ある。
1 取水装置 2 凝集反応装置 3 濾過装置(回転ドラム式連続濾過装置) 4 精密濾過装置(中空糸膜濾過装置) 5 酸化・殺菌装置(紫外線反応装置) 6 加圧浮上濃縮装置 7 脱水装置(濾布走行式脱水装置) 8 トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 ZAB 503 A 504 B B01D 33/06 Z C02F 1/32 ZAB 1/44 ZAB A 9538−4D 1/52 ZAB Z 11/12 ZAB D
Claims (17)
- 【請求項1】 水域内の汚染物質を除去して該水域を浄
化する水浄化方法であって、 (a)前記水域から前記汚染物質を含む原水を取水する
工程、 (b)前記(a)の工程で取水した原水を濾過する工
程、 (c)前記(b)の工程で濾過した濾過水を酸化または
殺菌する工程、 (d)前記(b)の工程で残留した濾過物を脱水ケーク
化して取り出す工程、 (e)前記(b)又は(c)の工程で浄化した水の一部
又は全部を前記水域に還流させる工程の各工程を実施す
る手段を陸上または水上を移動可能な装置に搭載し、該
装置を前記水域の任意の水辺または水域内の任意の場所
に移動させて、前記(a)〜(e)の工程を実施する水
浄化方法。 - 【請求項2】 前記(a)と(b)の工程の間に、前記
原水に凝集剤を添加して凝集フロック化する凝集工程を
設けた請求項1に記載の水浄化方法。 - 【請求項3】 前記(b)と(c)の工程の間に、前記
(b)の工程で生成した濾過水を更に精密に濾過する精
密濾過工程を設けた請求項1または2に記載の水浄化方
法。 - 【請求項4】 前記(b)と(d)の工程の間に、前記
(b)の工程で残留した濾過物を凝集し、その凝集した
フロックを濃縮分離する濃縮工程を設けた請求項1〜3
のいずれかに記載の水浄化方法。 - 【請求項5】 汚染度の低い原水または任意の濾過手段
で濾過した濾過水の中の汚染物質を除去して水を浄化す
る方法であって、 (b') 精密濾過する工程、 (c') 酸化または殺菌する工程 の各工程を実施する手段を移動可能な装置に搭載し、該
装置を陸上または水上の任意の場所に移動させて前記
(b')と(c')の工程を任意の順序で実施する水浄化方
法。 - 【請求項6】 水域内の汚染物質を除去して該水域を浄
化する水浄化装置であって、 (A)前記水域から前記汚染物質を含む原水を取水する
手段、 (B)前記(A)の手段で取水した原水を濾過する手
段、 (C)前記(B)の手段で濾過した濾過水を酸化または
殺菌する手段、 (D)前記(B)の手段で残留した濾過物を脱水ケーク
化して取り出す手段、 (E)前記(B)又は(C)の手段で浄化した水の一部
又は全部を前記水域に還流させる手段の各手段を有し、
これら手段を陸上または水上を移動可能な装置に搭載し
た水浄化装置。 - 【請求項7】 前記(A)の取水手段と前記(B)の濾
過手段との間に、前記(A)の取水手段で取水した原水
に凝集剤を添加して凝集フロック化する凝集手段を設け
た請求項6に記載の水浄化装置。 - 【請求項8】 前記(B)の濾過手段と前記(C)の酸
化・殺菌手段との間に、前記(B)の濾過手段で濾過し
た濾過水を更に精密に濾過する精密濾過手段を設けた請
求項6または7に記載の水浄化装置。 - 【請求項9】 前記(B)の濾過手段と前記(D)の脱
水手段との間に、前記(B)の濾過手段で残留した濾過
物を凝集し、その凝集したフロックを濃縮分離する濃縮
手段を設けた請求項6〜8のいずれかに記載の水浄化装
置。 - 【請求項10】 前記(B)の濾過手段が、織物または
編物からなる基材の表面に、太さ0.1〜20μmの繊
維の立毛を略一定方向に横たわらせた濾過材から構成し
た回転ドラム式連続濾過装置である請求項6〜9のいず
れかに記載の水浄化装置。 - 【請求項11】 前記(C)の酸化・殺菌手段が、低圧
水銀ランプを使用した紫外線反応装置である請求項6〜
10のいずれかに記載の水浄化装置。 - 【請求項12】 前記(D)の脱水手段が、織物または
編物からなる基材の表面に、太さ0.1〜20μmの繊
維の立毛を略一定方向に横たわらせた濾布を使用した濾
布走行式脱水装置である請求項6〜11のいずれかに記
載の水浄化装置。 - 【請求項13】 前記精密濾過手段が中空糸膜濾過装置
である請求項8〜12のいずれかに記載の水浄化装置。 - 【請求項14】 汚染度の低い原水または任意の濾過手
段で濾過した濾過水の中の汚染物質を除去して水を浄化
する装置であって、 (B') 精密濾過する精密濾過手段、 (C') 酸化または殺菌する酸化・殺菌手段 の各手段を有し、これら手段を陸上または水上を移動可
能な装置に搭載した水浄化装置。 - 【請求項15】 前記(B')の精密濾過手段が中空糸膜
濾過装置であり、前記(C')の酸化・殺菌手段が低圧水
銀ランプを使用した紫外線反応装置である請求項14に
記載の水浄化装置。 - 【請求項16】 前記移動可能な装置が自動車である請
求項6〜15のいずれかに記載の水浄化装置。 - 【請求項17】 前記移動可能な装置が船舶である請求
項6〜15のいずれかに記載の水浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186099A JPH0847698A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 水浄化方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186099A JPH0847698A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 水浄化方法および装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24773295A Division JP3216495B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 水浄化方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847698A true JPH0847698A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16182353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6186099A Pending JPH0847698A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 水浄化方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0847698A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003320375A (ja) * | 2002-04-26 | 2003-11-11 | Yokogawa Electric Corp | 濁水処理システム及びこれを搭載した濁水処理用自動車 |
| JP2005211822A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Furukawa:Kk | 廃液処理システム |
| CN108675390A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-19 | 清华大学 | 防控水体藻类装置 |
| CN115340928A (zh) * | 2022-08-18 | 2022-11-15 | 中国科学院水生生物研究所 | 一种微藻户外规模化培养装置 |
| US11891322B2 (en) | 2021-10-22 | 2024-02-06 | Cleanstreak Surface Cleaning, Llc | Mobile cleaning and water treatment system |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6186099A patent/JPH0847698A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003320375A (ja) * | 2002-04-26 | 2003-11-11 | Yokogawa Electric Corp | 濁水処理システム及びこれを搭載した濁水処理用自動車 |
| JP2005211822A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Furukawa:Kk | 廃液処理システム |
| CN108675390A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-19 | 清华大学 | 防控水体藻类装置 |
| US11891322B2 (en) | 2021-10-22 | 2024-02-06 | Cleanstreak Surface Cleaning, Llc | Mobile cleaning and water treatment system |
| CN115340928A (zh) * | 2022-08-18 | 2022-11-15 | 中国科学院水生生物研究所 | 一种微藻户外规模化培养装置 |
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