JPH084866A - 変速制御装置 - Google Patents

変速制御装置

Info

Publication number
JPH084866A
JPH084866A JP15641094A JP15641094A JPH084866A JP H084866 A JPH084866 A JP H084866A JP 15641094 A JP15641094 A JP 15641094A JP 15641094 A JP15641094 A JP 15641094A JP H084866 A JPH084866 A JP H084866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
shift position
pulley
range
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15641094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kori
康夫 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP15641094A priority Critical patent/JPH084866A/ja
Publication of JPH084866A publication Critical patent/JPH084866A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シフト位置に応じて変速制御を行なう無段変速
機の変速制御装置において、シフト位置検出器の異常が
発生した場合にも、安全性を確保するように制御するフ
ェイルセイフ機構を備えた変速制御装置の提供。 【構成】シフト位置検出器からの出力信号を退避保持す
るための記憶手段を備え、シフト位置検出器からの出力
信号に異常が発生した場合、該出力信号が全ビットがオ
フの時に、エンジン作動中には、記憶手段に異常発生直
前に退避されたシフト位置に設定し、エンジン始動時に
は、シフト位置を後進位置に設定する。また、シフト位
置検出器の出力信号のうち、2ビット以上が同時にオン
状態の時には、変速幅が小さいシフト位置の順に優先的
に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無段変速機の変速制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速機は、例えばエンジン
出力軸とクラッチを介して直結されるドライブ(駆動)
プーリと、ドリブン(被駆動)プーリを備え、両プーリ
間はVベルトによって互いに連結され、ドリブンプーリ
の出力トルクはディファレンシャルギアを介して駆動輪
の車軸に伝達される。そして、無段変速は、プーリの溝
幅を可変することによって、Vベルトがプーリと当接す
る径方向位置を可変させ、これによりVベルトの径を変
えて変速比の制御が実現されている。
【0003】プーリの溝幅(「プーリ幅」という)の制
御は、プーリにシリンダ及びピストンを設け、シリンダ
に圧油を供給し、プーリと当接するピストンを移動させ
てプーリの押圧力を可変することにより行なわれる。よ
り詳細には、プーリを大きな圧力で押圧するとプーリ幅
は狭くなり、Vベルトとプーリとの径方向の当接位置は
外径方向に移動し、Vベルトのプーリ径は大きくなる。
逆に、プーリの押圧力が小さいとプーリ幅は広がり、V
ベルトとプーリとの径方向の当接位置は内径方向に移動
し、Vベルトのプーリ径は小さくなる。なお、シリンダ
へ供給する油圧の制御は、制御用ソレノイドバルブによ
って行なわれる。
【0004】この種のベルト式無段変速機において、従
来、変速比はシフト位置毎に、車両の速度、即ち車速に
応じて可変に制御される。即ち、変速比はシフト位置に
応じて、所望の燃費性能、あるいは加速性を達成するよ
うに電子制御される。
【0005】より詳細には、エンジンの出力軸にクラッ
チを介して直結されるドライブプーリのプーリの溝幅
は、車速とスロットル開度の関数又はマップにより決定
されるプーリ押圧力を制御することにより可変され、プ
ーリ径を連続的に可変させて変速比を定めている。ま
た、ドリブンプーリのプーリ幅を制御する圧力は、所与
のトルクと変速比の関数又はマップとして決定され、ベ
ルトスリップが生じないようにプーリを押圧するように
制御される。
【0006】図5は、ベルト式無段変速機における変速
制御の一例を示す変速線図である(カルタス コンバー
チブル サービスマニュアル追補版、スズキ株式会社、
1992年1月発行、SCVT 2F−25参照)。
【0007】図5に示すように、変速比(=ドリブンプ
ーリ径/ドライブプーリ径)は、エンジン回転数と車速
に応じて制御され、Dレンジでは、例えば、Dレンジ最
高回転数のラインとDレンジ最低回転数のラインで囲繞
される全領域に亘って無段階に変速比が制御される。D
レンジは、エンジン回転数に対する車速の可変な領域
(あるいは幅)、即ち変速幅が、走行可能レンジの中
で、最も大きい。
【0008】また、R(リバース)レンジでは、変速比
はエンジン回転数と車速の制御として、変速比最大(=
2.26)に固定され、ドライブプーリ径は最小、ドリ
ブンプーリ径は最大に保持される。Rレンジでは、エン
ジン回転数が上昇した場合にも、変速比はLOW側端
(=変速比最大)に固定され、変速が行なわれないため
車速の増大は抑えられている。
【0009】また、登坂時あるいはエンジンブレーキ作
動時に用いられるLレンジは、図示のように、Lレンジ
最高回転数のラインとLレンジ最低回転数のラインで囲
繞される領域に亘って変速可能とされるが、変速幅はD
レンジよりも小さく設定され、Lレンジ最低回転数はD
レンジと比べて大幅に高く、同一のエンジン回転数に対
して可能な車速はDレンジよりも小さく設定される。
【0010】シフト位置検出器は、図6に示すように、
シフトレバーの位置に対応して選択されたシフト位置
(P、R、N、D、L)に対応する信号線を例えば高レ
ベル電位とするセレクタから構成され、シフト位置検出
器の出力信号は、コントローラの入力端子(B16、B
8、B6、B9、B15)にパラレルに入力され(詳細は
上記サービスマニュアル SCVT 2F−22参
照)、コントローラはシフト位置検出器から読み込んだ
検出信号に基づき、各シフト位置に応じて、例えば図5
の変速線図に従い、変速制御を行なう。
【0011】なお、エンジン出力軸とドライブプーリと
の間には前進後進切り換え用のクラッチが設けられ、シ
フト位置に対応して、シフト制御弁により油路を切り換
え、前進又は後進用のクラッチ板の係合・解放が制御さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】かかるベルト式無段変
速機の変速制御装置において、万が一にもシフト位置検
出器の信号系統の断線又は短絡等の異常により、シフト
位置検出器からの検出信号の入力なき時には、コントロ
ーラはシフト位置が特定できず、これは、例えば、実際
には車両が後進走行中であるにもかかわらず、コントロ
ーラはシフト位置が後進位置(即ちRレンジ)である事
を識別できない事と等価であり、このため、変速比をL
OW側(=変速比最大)に固定する制御を為し得ず、リ
バース位置で変速走行、即ち、加速モードに設定される
という事態さえ生じ、安全性向上の点で改良を必要とす
る。
【0013】また、シフト位置の検出信号中において、
信号系統の異常により、2ビット以上がオンとなった場
合、コントローラはいずれのシフト位置が選択されたの
か特定できないという問題が生じ、この場合も上記と同
様な不具合が生じる場合がある。
【0014】したがって、本発明は前記問題点を解消
し、シフト位置に応じて変速制御を行なう無段変速機の
変速制御装置において、シフト位置検出器の異常が発生
した場合にも、安全性を確保するように制御するフェイ
ルセイフ機構を備えた変速制御装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、シフト位置検出器の出力信号が各シフト
位置にそれぞれ対応する複数のビットで構成され、該出
力信号に基づきシフト位置に応じて変速制御を行なう無
段変速機の変速制御装置において、前記シフト位置検出
器からの出力信号を退避保持するための記憶手段を備
え、前記シフト位置検出器からの出力信号の全ビットが
オフの時において、エンジン始動時にはシフト位置を後
進位置に設定し、エンジン作動中にはシフト位置を前記
記憶手段に退避されたシフト位置に設定することを特徴
とする変速制御装置を提供する。
【0016】また、本発明の変速制御装置は、前記シフ
ト位置検出器の出力信号のうち2ビット以上が同時にオ
ン状態の時には、オン状態のビットに対応するシフト位
置のうち、変速幅が小さいシフト位置を優先的に選択す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】上記構成のもと本発明の変速制御装置において
は、シフト位置を検出する検出器からの出力信号に異常
が発生した場合、検出器の出力信号が全ビット・オフの
時には、次のような制御を行なって安全を確保する。即
ち、走行時の際は、異常発生直前のシフト位置に設定
し、例えば、異常発生直前にシフト位置がDレンジであ
れば、シフト位置検出器の信号系統の異常発生時には、
Dレンジに設定する。また、エンジン始動時には、前の
シフト位置に設定せず、最も変速比の大きな後進位置に
設定する。これは、一旦エンジンを停止した後のエンジ
ン始動時において、前のシフト位置に設定する根拠がな
いためでもあり、また、強制的に後進位置に設定するこ
とにより、車速が低く抑えられ、安全性を確保してい
る。
【0018】さらに、シフト位置検出信号の2ビット以
上が同時にオン状態の時には、所与のエンジン回転数に
対して可能な車速が小さいシフト位置の順に優先的に選
択され、安全性を確保している。
【0019】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を説明す
る。
【0020】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック線図である。同図において、図示左側の符号1は
エンジンの動力を不図示の駆動輪まで伝達する無段変速
機の伝動装置のスケルトン図を表わし、図示右側の制御
ブロックは無段変速機の油圧制御回路を表わしている。
【0021】伝動装置1は、エンジンの出力軸にフライ
ホイールダンパ等を介して連結される入力軸2、多板ク
ラッチ3a及び多板ブレーキ3bより構成される発進用
クラッチ3、クラッチ3を介して入力軸2のトルクが伝
達されるドライブプーリ(駆動プーリ)4、ドリブンプ
ーリ(被駆動プーリ)5、及びドリブンプーリ5のトル
クを減速して車軸に伝達するディファレンシャルギア6
から構成されている。
【0022】また、入力軸2にはエンジンの回転数を検
出する回転センサ11が備えられ、ドライブプーリ4及
びドリブンプーリ5にはそれぞれの回転数を検出する回
転センサ12、13が備えられ、更に、アクセルのオン
/オフ状態を検出する検出器14、スロットル開度を検
出するセンサ15、シフトポジションを識別するシフト
ポジション検出器16が備えられ、これらセンサ等の出
力は制御回路20に入力される。なお、クラッチ3の出
力軸の回転数は、ドライブプーリ4の回転センサ12に
よって検出され、車両の速度は回転センサ13によって
検出されたドリブンプーリ5の回転数と既知のディファ
レレンシャル比及び車輪径より算出される。なお、一般
の車輪の回転数を検出する車速センサより車速を算出す
ることもできる。
【0023】次に、図1を参照して、油圧制御回路につ
いて説明すると、オイルポンプ21から吐出される圧油
は、リダクションバルブ23を介してクラッチ制御弁2
5の入力ポートに入力され、クラッチ制御弁25は、ソ
レノイドバルブSOL3からの制御圧によってスプール
位置が移動され、油路L3からシフトバルブ26を介し
て発進用クラッチ3へ出力されるクラッチ油圧の調節を
行なう。ソレノイドバルブSOL3はノーマリオープン
のリニアソレノイドバルブであり、制御回路20からの
信号により制御される。
【0024】シフトバルブ26は、シフト位置(L、
2、D、N、R、P)に応じて、スプール位置が可変さ
れてシフト位置に対応する油路を連絡し、クラッチ制御
弁25からの油路L3からの圧油を多板クラッチ3a又
は多板ブレーキ3bの油圧サーボに作用させる。
【0025】また、リダクションバルブ23から圧油は
ソレノイドバルブSOL1に供給され、スプール弁から
構成される変速制御弁24はソレノイドバルブSOL1
からの制御圧によって、ドライブプーリ4に出力する油
圧の調節を行なう。ソレノイドバルブSOL1はノーマ
リオープンのリニアソレノイドバルブであり、制御回路
20からの信号により制御される。より詳細には、制御
回路20は、例えば車速とスロットル開度をパラメータ
として、ソレノイドバルブSOL1に制御信号を供給
し、ドライブプーリ4に出力する油圧を調節してプーリ
幅を可変させて変速比を制御し、所望の燃費、加速性能
を達成する。
【0026】リダクションバルブ23から圧油はソレノ
イドバルブSOL2に供給され、ライン圧を入力するレ
ギュレータバルブ22はソレノイドバルブSOL2から
の制御圧によって、ドリブンプーリ5に出力する油圧の
調節を行なう。ソレノイドバルブSOL2はノーマリク
ローズのリニアソレノイドバルブであり、制御回路20
からの信号により制御される。より詳細には、制御回路
20は、ベルトスリップが生じないために必要なプーリ
の押圧力を、トルクと変速比に対応してマップから求
め、ソレノイドバルブSOL2に制御信号を供給し、ド
リブンプーリ5に出力する油圧を制御する。
【0027】発進用クラッチ3は、クラッチ制御弁25
からのクラッチ圧により多板クラッチ3aが係合する
と、入力軸2と一体回転するサンギアSaとキャリアC
aとが直結され、これにより、入力軸2のトルクがキャ
リアCaに直結したドライブプーリ4に減速比1で伝達
され、前進発進用クラッチとして作用する。
【0028】又、クラッチ制御弁25からのクラッチ圧
により多板ブレーキ3bが係合すると、リングギアLi
がブレーキハウジングに固定され、これにより、入力軸
2のトルクがサンギアSaからプラネタリピニオンに伝
達されてキャリアCaが所定の減速比で逆転されること
となって、後進発進用クラッチとして作用する。
【0029】N(ニュートラル)レンジ、P(パーキン
グ)レンジでは、クラッチ3aとブレーキ3bはともに
解放状態とされ、エンジンのトルクはドライブプーリ4
に伝達されない。
【0030】図2は、図1の伝達装置1の機構を示す断
面図である。前進用クラッチ3aの油圧は、貫通孔10
a、10bを油路としてシリンダ8a、8bに導入さ
れ、係合時には油圧が増加されピストン9a、9bが摺
動して、交互に配設された複数の摩擦材とプレートを係
合させることで、エンジンからのトルクを発進用クラッ
チ3(多板クラッチ3a又は多板ブレーキ3b)を介し
てドライブプーリ4に伝達する。尚、この発進用クラッ
チ3の伝達トルクは、ピストン9a、9bの押圧力によ
って決定される。
【0031】また、図2において、ピストン4b、5b
はシリンダ4a、5aにおいて軸方向に摺動してドライ
ブプーリ4、ドリブンプーリ5の可動部を押圧し、それ
ぞれのベルトの径を決定するプーリ幅4c、5cを可変
に制御する。ドライブプーリ4の油圧P1は、油路L3
を通じて2室のシリンダ4aに導入され、ピストン4b
が摺動して所定値に設定される。ドリブンプーリ5の油
圧P2は、油路L4を通じてシリンダ5aに導入され、
ピストン5bが摺動して所定値に設定される。Vベルト
(4d、5d)は、ドライブプーリ4及びドリブンプー
リ5に係合して、両者間で駆動力を伝達しており、各プ
ーリ溝幅の可変に応じて、V字型のベルト側部のプーリ
溝に対する係止位置が変わり、ドライブプーリ径及びド
リブンプーリ径に応じた変速比で駆動伝達している。
【0032】ドライブプーリ径を最小にするには(プー
リ溝幅4Cは最大)、ノーマリオープンのリニアソレノ
イドバルブであるソレノイドバルブSOL1に供給され
る制御電流を最小(即ちオフ)として、シリンダ4aに
出力されるドライブプーリ圧力P1を最小とし、ドライ
ブプーリ4の可動部及びピストン4bを図示右方向に移
動させてプーリ径を最小とする。
【0033】また、ドライブプーリ径を最大にするには
(プーリ溝幅4Cは最小)、ノーマリオープンのリニア
ソレノイドバルブであるソレノイドバルブSOL1の制
御電流を最大(即ちオン)として、シリンダ4aに出力
されるドライブプーリ圧力P1を最大とし、ドライブプ
ーリ4の可動部及びピストン4bを図示左方向に移動さ
せてプーリ径を最大とする。
【0034】一方、ドリブンプーリ径を最小にするには
(プーリ溝幅4Cは最大)、ノーマリクローズのリニア
ソレノイドバルブであるソレノイドバルブSOL2の制
御電流を最大(即ちオン)として、シリンダ5aに出力
されるドライブプーリ圧力P2を最小とし、ドリブンプ
ーリ5の可動部及びピストン5bを図示左方向に移動さ
せてプーリ径を最小とする。
【0035】また、ドリブンプーリ径を最大にするには
(プーリ溝幅4Cは最小)、ノーマリクローズのリニア
ソレノイドバルブであるソレノイドバルブSOL2の制
御電流を最小(即ちオフ)として、シリンダ5aに出力
されるドリブンプーリ圧力P2を最大とし、ドリブンプ
ーリ5の可動部及びピストン5bを図示右方向に移動さ
せてプーリ径を最大とする。
【0036】従って変速比を最もロー側にする場合に
は、ドライブプーリ圧力P1は最小圧となり、ドリブン
プーリ圧力P2は最大圧となる。変速比を最もハイ側に
する場合は、ドライブプーリ圧力P1は最大圧となり、
ドリブンプーリ圧力P2は最小圧となる。尚、ソレノイ
ドバルブSOL1、SOL2はオフとなっている。
【0037】なお、ドライブプーリ圧力P1又はドリブ
ンプーリ圧力P2の最小・最大圧は、当然のことなが
ら、無段変速機の設計によって具体的な数値は異なり、
また車速v、スロットル開度Θ、トルクT等の走行状態
によっても制御される。
【0038】次に図3、及び図4の流れ図を参照して、
本発明に係るクラッチ制御装置の動作を説明する。な
お、図3、図4は図面作成の都合で2つ図に分割された
ものであり、これらの処理は、ECUによる無段変速機
の制御のうち、本発明の主題に係る変速制御に対応し、
制御全体を司る不図示の主ルーチンのサブルーチンとし
て表わされている。
【0039】変速制御処理において、まず、エンジン始
動時の場合(ステップ101)、シフト位置検出器16
からの出力信号を格納するシフト位置変数SHIFTの
退避用の記憶領域であるSHIFT0に、Rレンジを設
定する(ステップ102)。
【0040】シフト位置検出器16の出力信号におけ
る、各レンジに対するビット割り当てとして、例えば
L、2、D、N、R、Pのレンジの順に第0ビットから
第5ビットが割り当てられ、全6ビット構成とされ、
L、2、D、N、R、Pレンジジは、それぞれ、整数値
として、01、02、04、08、10、20(但し1
6進表示)で表わされる。
【0041】なお、シフト位置変数SHIFT及び退避
用の記憶領域SHIFT0は、それぞれ、データの書き
込み及び読み出しが可能な記憶手段であるレジスタ、又
はメモリ等で構成される。
【0042】次に、シフト位置検出器16から出力信号
をシフト位置変数SHIFTに読み込む(ステップ10
3)。
【0043】そして、シフト位置変数SHIFTの下位
6ビットを取り出す。すなわち、SHIFTと“3F”
(16進表示;第0〜第5ビットが全てオン)との論理
積(AND)をとって、これを再びシフト位置変数SH
IFTに書き込む(ステップ104)。この操作により
シフト位置変数SHIFTの第6ビット以上は全て0
(オフ)にクリアされる。
【0044】シフト位置変数SHIFTが、シフト位置
に対応する6ビットとも全てオフ状態であるか否か、即
ちSHIFTの値が0に等しいか否かが判定され(ステ
ップ105)、全ビット・オフの時は、シフト位置検出
器16からの出力信号の入力なき場合に対応し、シフト
位置変数SHIFTに退避領域SHIFT0に保持され
ているシフト位置を設定する(ステップ106)。
【0045】即ち、全ビット・オフが検出された場合、
エンジン始動時においては、退避領域SHIFT0に
は、既にRレンジが格納されるため(ステップ102参
照)、シフト位置変数SHIFTには、ステップ106
でRレンジが設定され、このため図示ステップ107以
下の処理に制御が移行した際、ステップ115で、Rレ
ンジと判定され、Rレンジ制御(ステップ116)が実
行されることになる。
【0046】また、全ビット・オフが検出された場合、
エンジン始動時以外、即ちエンジン作動中においては、
例えば直前のシフト位置がDレンジであれば、退避領域
SHIFT0にDレンジの値が格納されているため、ス
テップ106において、シフト位置変数SHIFTに
は、Dレンジが設定され、このため図示ステップ107
以下の処理に制御が移行した際、ステップ111で、D
レンジと判定され、Dレンジ制御(ステップ112)が
実行されることになる。
【0047】シフト位置変数SHIFTの値が0でない
場合(即ち、シフト位置検出器16からの出力信号が全
ビット・オフでない場合)、ステップ105の判定から
直ちにステップ107以下の処理に制御が移行する。そ
して、シフト位置変数SHIFTの値に基づき、シフト
位置が、L、2、D,N、R、Pレンジのいずれに等し
いかが判定され(ステップ107、109、111、1
13、115、117)、それぞれに対応するシフト制
御が行なわれる(ステップ108、110、112、1
16)。なお、Pレンジでは変速制御は行われないず、
ステップ118に制御が移る。
【0048】シフト位置変数SHIFTに格納されてい
る現在のシフト位置の値が退避領域SHIFT0に退避
される(ステップ118)。即ち、シフト位置変数SH
IFTの値で指定されるシフト制御を実行した後に、退
避領域SHIFT0を、実行済みのシフト位置の値で更
新し、主ルーチンに復帰する。
【0049】シフト位置変数SHIFTの値が、L、
2、D,N、R、Pレンジのいずれの値にも一致しない
場合、図4のエントリAに制御が移る。図4のエントリ
A以下のステップは、シフト位置検出器16の出力信号
に異常が生じ、2ビット以上がオンの状態の場合に実行
される。
【0050】まず、シフト位置変数SHIFTにおい
て、Rレンジに対応するRビットがオンか否かを判定し
(ステップ119)、Rビットがオンの場合、Rレンジ
の制御を行ない(ステップ120)、主ルーチンに復帰
する。これは、シフト位置検出器16の信号系統の異常
により、Rレンジ以外にも、他のビットが同時にオンの
場合、変速比がLOW側固定(変速比を最大に固定)の
Rレンジを優先して選択するためである。
【0051】次に、Rビットがオフの場合、シフト位置
変数SHIFTにおいて、Lレンジに対応するLビット
がオンか否かを判定し(ステップ121)、Lビットが
オンの場合、Lレンジの制御を行ない(ステップ12
2)、主ルーチンに復帰する。これは、シフト位置検出
器16の信号系統の異常により、Lレンジ以外に、Rレ
ンジを除く他のビットがオン状態の場合において、オン
に対応するレンジにおいて変速幅が最も小さいLレンジ
を優先して選択するためである。
【0052】以下、同様にして、シフト位置変数SHI
FTにおいて、2レンジに対応する2ビットがオンか否
かを判定し(ステップ123)、2レンジに対応する2
ビットがオフの場合、Dレンジに対応するDビットがオ
ンか否か(ステップ125)を判定し、Dビットがオフ
の場合、Nビットがオンか否かの判定(ステップ12
7)を行ない、該当ビットがオンの時、対応するレンジ
の変速制御を行ない(ステップ124、126、12
8)、主ルーチンに復帰する。
【0053】そして、ステップ121〜127の判定で
検出されないビットはPレンジであるため、ステップ1
29でPレンジの制御が行なわれ、主ルーチンに復帰す
る。図4において、R、L、2、D、N、Pレンジの順
に、対応するビットのオン・オフの判定を行なうのは、
シフト位置検出信号のうち2ビット以上がオンの場合、
変速幅の小さいレンジの順に優先的にシフト位置を選択
することに対応している。
【0054】なお、図6では、シフト位置検出器の出力
信号は、パラレルにコントローラに入力されているが、
本実施例においては、シフト位置検出器の出力信号は、
シフト位置に対応するビットの割り当てが可能であれば
よく、パラレル入力に限定されず、シリアル入力にも適
用可能なことは勿論である。また、本発明は、本実施例
のビットのオン・オフを反転して処理する態様も含むこ
とは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の変速制御
装置によれば、シフト位置を検出する検出器からの出力
信号に異常が発生した場合、シフト位置検出器の出力信
号が全ビット・オフの時には、エンジン始動時以外は、
異常発生直前のシフト位置に設定し、またエンジン始動
時には、最も変速比の大きな後進位置に設定することに
より、シフト位置検出器の信号系統に異常が発生した場
合において、Rレンジでの変速を適確に防止し、安全性
を向上するものである。
【0056】さらに、本発明によれば、読み込んだシフ
ト位置検出信号の2ビット以上が同時にオン状態の時に
は、所与のエンジン回転数に対して可能な車速が小さい
シフト位置の順に優先的に選択され、不要な変速を回避
すると共に安全性を確保している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムの全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の無段変速機の伝動装置を示
す断面図である。
【図3】本発明の変速制御装置の制御処理を示す流れ図
である。
【図4】本発明の変速制御装置の制御処理を示す流れ図
である。
【図5】従来の無段変速機の変速線図の一例を示す図で
ある。
【図6】従来の無段変速機におけるシフト位置検出器と
制御信号の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 伝動装置 2 入力軸 3 クラッチ 3a 前進用クラッチ(多板クラッチ) 3b 後進用クラッチ(多板ブレーキ) 4 ドライブプーリ 4a シリンダ 4b ピストン 4c プーリ幅 5 ドリブンプーリ 5a シリンダ 5b ピストン 5c プーリ幅 6 ディファレンシャルギア 7 フライホイルダンパー 8a、8b シリンダ 9a、9b ピストン 10 貫通孔 11 エンジン回転センサ 12 ドライブプーリ回転センサ 13 ドリブンプーリ回転センサ 14 アクセル・オン/オフ検出器 15 スロットル開度センサ 16 シフト位置検出器 17 スロットル 18 エンジン 20 制御回路 21 オイルポンプ 22 レギュレータバルブ 23 リダクションバルブ 24 変速制御弁 25 クラッチ制御弁 26 シフトバルブ SOL1,SOL2,SOL3 ソレノイドバルブ L1,L2,L3,L4 油路 Sa サンギア Ca キャリア Li リングギア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフト位置検出器の出力信号が各シフト位
    置にそれぞれ対応する複数ビットで構成され、該出力信
    号に基づきシフト位置に応じて変速制御を行なう無段変
    速機の変速制御装置において、 前記シフト位置検出器からの出力信号を退避保持するた
    めの記憶手段を備え、 前記シフト位置検出器からの出力信号の全ビットがオフ
    の時において、エンジン始動時にはシフト位置を後進位
    置に設定し、エンジン作動中にはシフト位置を前記記憶
    手段に退避されたシフト位置に設定することを特徴とす
    る変速制御装置。
  2. 【請求項2】前記シフト位置検出器の出力信号のうち2
    ビット以上が同時にオン状態の時には、オン状態のビッ
    トに対応するシフト位置のうち、変速幅が小さいシフト
    位置を優先的に選択することを特徴とする請求項1記載
    の変速制御装置。
JP15641094A 1994-06-16 1994-06-16 変速制御装置 Withdrawn JPH084866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15641094A JPH084866A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 変速制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15641094A JPH084866A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 変速制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH084866A true JPH084866A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15627142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15641094A Withdrawn JPH084866A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 変速制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084866A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0733830B1 (en) Continuously variable transmission
US6095942A (en) Speed change control device for vehicular continuously variable transmission
US7121970B2 (en) Control system for a hydro-mechanical transmission
EP2221512B1 (en) Hydraulic control device of automatic transmission
JP2587774B2 (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
EP0982512A2 (en) Clutch hydraulic controller
EP0780749B1 (en) Method of controlling a third-to-first speed skip shift
EP1318334A2 (en) Shift control apparatus for transmission
EP1582778A2 (en) Input torque control system of belt-type continuously variable transmission for vehicle
JPH084864A (ja) 無段変速機の制御装置
JPS61241561A (ja) 車両用変速機の制御方法
JPH084866A (ja) 変速制御装置
JPH04307165A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
JPH084865A (ja) 無段変速機の制御装置
JP3314482B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH0415359A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP3613641B2 (ja) 無段変速機
JPH0754679Y2 (ja) 無段変速部を備えた車両用動力伝達装置
JP2005163906A (ja) 無段変速機の制御装置
JPH084863A (ja) 無段変速機の制御装置
JPH084796A (ja) クラッチ制御装置
JP7765426B2 (ja) 変速機の制御装置
JP3703038B2 (ja) 自動変速機用油圧制御装置
JP3498423B2 (ja) 無段変速機
JPS62132059A (ja) 車輌用自動変速機の油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904