JPH0848675A - 抽出蒸留によるプロピレンオキシドの精製方法 - Google Patents

抽出蒸留によるプロピレンオキシドの精製方法

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JPH0848675A
JPH0848675A JP7133633A JP13363395A JPH0848675A JP H0848675 A JPH0848675 A JP H0848675A JP 7133633 A JP7133633 A JP 7133633A JP 13363395 A JP13363395 A JP 13363395A JP H0848675 A JPH0848675 A JP H0848675A
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extractive distillation
propylene oxide
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Michael Warren Peters
マイケル・ウォレン・ピーターズ
Mark A Mueller
マーク・アラン・ミューラー
Iii William K Culbreth
ウィリアム・ケンプ・カルブレス・ザ・サード
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Texaco Development Corp
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    • C07D301/32Separation; Purification
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
    • B01D3/40Extractive distillation
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 低純度プロピレンオキシド原料から、水、ア
セトン、メタノールなどの酸素化された汚染物質を除去
する抽出蒸留方法であって、プロピレンオキシド原料を
蒸留塔の下半部に導入し、プロピレングリコール類また
はポリオキシプロピレングリコール類を含む抽出蒸留剤
を原料供給部の上方に導入して、形成され、または導入
されたポリオキシプロピレングリコール類を抽出蒸留剤
として用いることを特徴とする方法。 【効果】 著しく低減された量の水、アセトンおよびメ
タノールを含む精製プロピレンオキシドが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロピレンオキシドの
精製方法に関する。より詳しくは、本発明は、低純度プ
ロピレンオキシド原料から、メタノール、アセトンおよ
び水のような酸素含有不純物をはじめとする汚染量の不
純物を除去する方法に関する。さらにとりわけ、本発明
は、50〜4,000ppm のメタノール、0.01〜2
重量%の水、および0.01〜2重量%のアセトンで汚
染された供給原料のような低純度プロピレンオキシド供
給原料を、ポリオキシプロピレン類の混合物を抽出蒸留
剤に用いる抽出蒸留塔において精製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレンは、液相で、tert−ブチルア
ルコールのような溶媒の溶液中で、モリブデンエポキシ
化触媒のような可溶性エポキシ化触媒の存在下に、tert
−ブチルヒドロペルオキシドのような有機ヒドロペルオ
キシドと反応するときに、プロピレンオキシド、供給原
料のヒドロペルオキシドに対応するアルコール、ならび
に水、およびギ酸メチル、アセトアルデヒド、アセト
ン、メタノールのような他の酸素化された不純物をはじ
めとする不純物を含む反応生成物を形成する。
【0003】プロピレンオキシドは吸水性物質なので、
水を除去するには困難を伴う。しかし、プロピレンオキ
シド中に存在する水は、プロピレンオキシドと反応して
プロピレングリコールを形成する傾向があるので、可能
なかぎりの水を除くことが重要である。
【0004】メタノールやアセトンのような他の酸素化
された不純物の量を、妥当に達成しうる最も低い量に減
少させることも、また重要である。
【0005】従来の方法によると、tert−ブチルアルコ
ール溶液中でプロピレンのtert−ブチルペルオキシドと
の、モリブデン触媒による反応で形成されるエポキシ化
反応生成物は、プロピレン留分、プロピレンオキシド留
分、tert−ブチルアルコール留分、ならびにモリブデン
触媒およびエポキシ化反応の他の生成物や副生成物を含
有する高沸点留分を形成するように、蒸留によって主要
成分に分離される。しかし、このようにして得られた各
留分は、不純物を含み、商業的に受け入れられる生成物
を得るためには、さらに処理が必要なことが特徴的であ
った。このことは、水およびメタノールやアセトンを含
む酸素化された不純物で汚染されたプロピレンオキシド
にとって、特に真実である。
【0006】tert−ブチルヒドロペルオキシドのような
ヒドロペルオキシド供給原料を、エポキシ化触媒の存在
下でプロピレンと反応させて、プロピレンオキシド、該
ヒドロペルオキシド供給原料に対応するアルコール、溶
媒および不純物を含む反応生成物を得ることは公知であ
る(たとえばKollarの米国特許第3,350,422 号明細書、
同第3,351,635 号明細書、およびSorgentiの米国特許第
3,666,777 号明細書を参照されたい)。
【0007】反応生成物を、たとえばプロピレン再循環
留分、プロピレンオキシド生成物留分およびアルコール
留分などの複数の留分を得るために、蒸留によって分離
することも知られている。
【0008】また、メタノール、アセトンおよび水は、
プロピレンオキシドに対する一般的な汚染物質であり、
困難を伴わずには除去されないことも知られている。
【0009】たとえば、Mitchellらの米国特許第2,550,
847 号明細書は、アセトアルデヒド、ギ酸メチル、メタ
ノールなどで汚染された粗プロピレンオキシドから精製
プロピレンオキシドを分離する方法であって、粗プロピ
レンオキシドを水性塩基性物質で処理し、ついでデカン
テーションのようななんらかの適当な手段を用いて、精
製プロピレンオキシドを回収する方法に関する。Mitche
llらは、78〜82重量%のプロピレンオキシドを含有
する生成物の回収を報告し、分別蒸留によって、約95
〜99%まで純度を高めることが可能であると述べてい
る。
【0010】Schmidt の米国特許第4,140,588 号明細書
は、水を抽出蒸留剤として用い、これを粗プロピレンオ
キシド原料の導入部位の上側で蒸留塔に導入する、メタ
ノールおよびアセトンで汚染されたプロピレンオキシド
の精製方法を開示している。
【0011】Schmidt は、第2欄第50〜55行で、次
のように述べている:「ところが、プロピレンオキシド
は水にかなり可溶性であり、多量の水の存在下では(す
なわち蒸留塔のリボイラー区画では)容易に加水分解さ
れてプロピレングリコール(PG)となる」。
【0012】Marquis らへの米国特許第5,116,466 号明
細書は、水、アセトンおよびメタノールである不純物で
汚染されたプロピレンオキシドからこれらを除く抽出蒸
留剤として、1−メチル−2−ピロリジノンを用いるこ
とを開示している。
【0013】Marquis らへの米国特許第5,116,467 号明
細書は、プロピレンオキシドから水を除く抽出蒸留剤と
して、スルホランの使用を開示している。
【0014】Marquis らへの米国特許第5,145,561 号明
細書は、プロピレンオキシドから水を除く抽出蒸留剤と
して、炭酸エチレンおよび/または炭酸プロピレンの使
用を開示している。
【0015】Culbrethらは、米国特許第5,145,563 号明
細書に、低純度プロピレンオキシドから水を除くための
抽出蒸留剤として、グリセリン−1,3−ジ−tert−ブ
チルエーテルの使用を開示している。
【0016】Washall の米国特許第3,578,568 号明細書
は、低純度プロピレンオキシドからアセトン、アセトア
ルデヒドおよびメタノールのような酸素含有不純物を除
去するための抽出蒸留剤として、エチレングリコールま
たはプロピレングリコールのようなグリコールを用いる
方法を開示している。それは、抽出蒸留塔の抽出蒸留帯
域内の蒸気空間における溶媒の濃度が、好ましくは全蒸
気の15〜50モル%の間であるべきだと述べている。
【0017】Shihらの米国特許第5,000,825 号明細書
は、水、低分子量のアルコール、低分子量のケトン、低
分子量のアルデヒドなどのような酸素化された不純物で
汚染されたプロピレンオキシドのようなモノエポキシド
を、2〜4個の炭素原子を有する低級グリコールを用い
る汚染されたモノエポキシドの抽出蒸留によって、精製
することを開示している。この特許明細書に記載された
低級グリコールの例としては、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオールおよび2,3−ブタンジオ
ールが包含される。より高級なジオールまたはより高級
なグリコールエーテルは、そのような不純物を除去する
のに十分な選択性を与えず、この発明に用いるのに適し
た抽出蒸留溶媒には包含されないことが述べられてい
る。
【0018】Marquis らの米国特許第5,139,622 号明細
書には、メタノール、アセトンおよび水である不純物で
汚染されたプロピレンオキシドからのこれらの除去のた
めに、トリエチレングリコールの使用が開示されてい
る。
【0019】Marquis らの米国特許第5,154,803 号明細
書は、メタノール、アセトンおよび水である不純物で汚
染されたプロピレンオキシドからのこれらの除去に、抽
出蒸留剤として2−メチル−2,4−ペンタンジオール
の使用を開示している。
【0020】Marquis らの米国特許第5,154,804 号明細
書は、メタノール、アセトンおよび水である不純物で汚
染されたプロピレンオキシドからのこれらの除去に、抽
出蒸留剤として、5〜8個の炭素原子を含有するモノヒ
ドロキシアルコキシアルカノールの使用を開示してい
る。
【0021】メタノール、アセトン及び水である不純物
で汚染されたプロピレンオキシドからのこれらの不純物
の除去に、抽出蒸留剤としてジプロピレングリコールの
使用が、Marquis らの米国特許第5,160,587 号明細書に
開示されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】この技術において、水
および酸素含有不純物をプロピレンオキシドから除去す
る経済的な方法が必要である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によって、予期し
なかったことに、プロピレンオキシド供給原料を、ポリ
オキシプロピレングリコール類の混合物を含む抽出蒸留
剤の存在下で抽出蒸留するとき、汚染されたプロピレン
オキシド原料中に最初に存在する実質的にすべての水
を、それから除去できることが見出された。さらに予期
しなかったことは、抽出蒸留剤としてポリオキシプロピ
レングリコール類の混合物を用いるときに、プロピレン
オキシドから、実質的にすべてのアセトンと、ほとんど
のメタノールをも除去できるという、発明者らの発見で
ある。
【0024】本発明によって、プロピレンオキシドは、
ここに特定される温度、圧力および酸性度の条件のもと
に、プロピレンオキシド抽出蒸留塔に存在する、プロピ
レングリコール類および低分子量のポリオキシプロピレ
ングリコール類と、限られた量だけ反応することが見出
された。プロピレンオキシドが、ここに記載される方法
の蒸留によって精製されるときに、蒸留塔の中の溶媒と
低純度プロピレンオキシドとの混合物の液状部分が弱い
酸性となることが見出された。その結果、モノプロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコールもしくはトリプ
ロピレングリコール類またはそれらの混合物のようなプ
ロピレングリコール類を抽出蒸留の溶媒として用いると
き、蒸留塔中の少量のプロピレンオキシドが、抽出蒸留
溶媒であるプロピレングリコール類と反応して、プロピ
レンオキシド付加物であるポリオキシプロピレングリコ
ール類を形成し、それはさらにプロピレンオキシドと反
応できる。結果として得られるポリオキシプロピレング
リコール類の混合物の平均分子量と組成は、低純度プロ
ピレンオキシドの連続抽出蒸留の間に引続いて変化する
であろう。
【0025】本発明によって、さらに予期しなかったこ
とに、連続抽出蒸留の操作の間に溶媒の循環流の一部を
パージすることと、溶媒の循環流のパージされた部分を
等しい体積の新鮮な溶媒で置き換えることによって、実
質的に一様な成分濃度を有する溶媒の循環流が達成され
ることが見出された。たとえば、時間あたり、循環する
溶媒の全体積の0.1〜15体積%を除去し、そして等
しい体積の新鮮な溶媒で置き換えることによって、溶媒
の循環流は、該循環流の5〜35重量%のみが約250
を越える分子量を有するであろう。
【0026】本発明によって、さらにまた予期しなかっ
たことに、引続いて多量のより高い分子量のポリオキシ
プロピレングリコール類が蓄積されても、抽出蒸留工程
の効率は悪くならない。たとえば、ジ−、トリ−、テト
ラ−およびペンタオキシプロピレングリコールは異なる
物理特性(たとえば沸点、分子量、凝固点など)を有す
るけれども、本発明による混合物中に用いられるとき
に、それらは実質的に同じ抽出蒸留特性を示す。
【0027】プロピレンオキシドは、プロピレングリコ
ールと反応してジプロピレングリコールを与え、反応生
成物は、実際には、次のように異性体の混合物を含む。
【0028】
【化1】
【0029】ジプロピレングリコールは、無色で吸湿性
の、231.8℃の沸点、0.01mm(20℃)未満の
蒸気圧および1.0252(20/20℃)の比重を有する実
際的に無臭の液体である。工業用グレードのジプロピレ
ングリコールは、かなりの量の水分(たとえば0.01
〜0.1重量%)を含有するであろう。それゆえ、新鮮
な工業用グレードのジプロピレングリコールが蒸留塔
(100)に導入されるときに、望ましくない汚染水の
実質的な量もまた導入されるであろう。
【0030】同様にプロピレンオキシドがジプロピレン
グリコールと反応してトリプロピレングリコールを形成
するとき、トリプロピレングリコール異性体の混合物が
形成されるであろう。
【0031】それゆえ、本発明による抽出蒸留剤として
用いられるポリオキシプロピレングリコール類の混合物
は、一般式:
【化2】 (式中、nは1〜4の値を有する整数であり、混合物は
250未満、通常は180〜220の平均分子量を有す
る)で示される。
【0032】本発明の抽出蒸留工程が連続法に基づいて
実施されるとき、ポリオキシプロピレングリコール類の
混合物は、最初に抽出蒸留塔に供給されるプロピレング
リコール、またはジプロピレングリコールやトリプロピ
レングリコールのような低分子量のプロピレングリコー
ル類によって、その場所で形成できる。その後、最初に
供給されたグリコール類のプロポキシ化は、上記のよう
に起こり、時間の経過(たとえば100時間の連続操
作)を通して、ポリオキシプロピレングリコール類の混
合物が形成され、上記の組成のような組成を有するであ
ろう。
【0033】それに代わって、上記の組成を有するポリ
オキシプロピレングリコール類の混合物を別に形成して
(たとえば貯蔵タンク中で)、ついで初期および循環す
る抽出蒸留剤として用いてもよい。
【0034】1,000時間またはそれ以上の連続操作
の間に、あるいは抽出蒸留塔の中の異常のために、30
0を越える分子量を有する高沸点のポリオキシプロピレ
ングリコール類の量が、連続抽出蒸留の操作の効率を低
下させるような量にまで増加する傾向がある。精製した
プロピレンオキシド生成物中に、望ましくない大量の汚
染物が現われるとき、抽出蒸留剤の循環流の全部または
一部を系からパージし、等しい体積の新鮮なオキシエチ
レングリコール抽出蒸留溶媒で置き換えることによっ
て、問題を解決することができる。
【0035】たとえば、本発明の好ましい実施態様によ
る連続蒸留操作を実施するときに、循環する溶媒の全体
積の時間あたり0.1〜15体積%を除去し、等しい体
積の新鮮な溶媒で置き換えて、平均分子量180〜22
0のような、250を越えない平均分子量を有する溶媒
の循環流を与えるように、その量が調整される。
【0036】本発明によれば、0.01〜2重量%の
水、50〜4,000ppm のメタノールおよび0.01
〜2重量%のアセトンで汚染されたプロピレンオキシド
のような低純度プロピレンオキシド供給原料を、少なく
とも約10段の理論段を有する抽出蒸留塔の下半部に供
給し、ポリオキシプロピレングリコール類の1種もしく
はそれ以上の混合物、またはプロピレングリコール類の
1種もしくはそれ以上を含む抽出蒸留剤を、低純度プロ
ピレンオキシドの供給部位より少なくとも4段上の部位
で、蒸留塔に供給する。好ましくは、抽出蒸留塔は少な
くとも10段の理論段、より好ましくは少なくとも25
段の理論段、そしてさらに好ましくは30〜120段の
理論段を含有し;抽出蒸留剤は、低純度プロピレンオキ
シドを供給した部位より7〜50理論段上の部位で蒸留
塔に供給する。抽出蒸留剤は、前記の供給原料の該抽出
蒸留剤との比が1:1〜20:1、そしてより好ましく
は2:1〜10:1で、抽出蒸留塔に導入され、それに
よって、水5〜600ppm 、メタノール15〜2,00
0ppm およびアセトン0.1〜100ppm のような、著
しく減少した量の水、メタノールおよびアセトンで汚染
された、本質的にプロピレンオキシドからなる低沸点留
分が得られる。
【0037】図1は、本発明に従ってプロピレンオキシ
ドを精製する際に用いられる一般的な回収連続操作を示
す、慣用的部分を省略した模式的流れ図である。
【0038】図1では、便宜上、本発明を、tert−ブチ
ルアルコールに溶かした溶液中でプロピレンをtert−ブ
チルヒドロペルオキシドでエポキシ化して、プロピレン
オキシドおよび追加的なtert−ブチルアルコールを含有
する反応生成物を得ることによってプロピレンオキシド
を製造する方法と関連させて示す。
【0039】本発明の好適な実施態様によれば、プロピ
レンオキシドを予備蒸留帯域(図示せず)でエポキシ化
反応混合物の他の成分から分離して、アセトン、メタノ
ールおよび水のような酸素含有不純物で汚染された低純
度プロピレンオキシド留分を得る。
【0040】このようにして予備蒸留帯域で得られた低
純度プロピレンオキシド原料を、ついでプロピレンオキ
シド精製蒸留帯域で精製する。本発明の好適な実施態様
によれば、この帯域には、それぞれ適切な還流凝縮手段
および適切なリボイラー加熱手段を備えた2基の蒸留塔
が含まれる。
【0041】蒸留塔(100)は、10〜40psiaの圧
力、2:1〜10:1の還流比、100〜250℃(た
とえば210℃)の範囲内のリボイラー温度、および2
0〜80℃(たとえば20℃)の塔頂温度をはじめとす
る蒸留条件下で操作するのが適切である。
【0042】好ましくは、低純度プロピレンオキシド
を、蒸留塔(100)の下半部に供給する。ポリオキシ
プロピレングリコール類の混合物から本質的になる抽出
蒸留剤は、抽出蒸留剤供給管路(106)によって蒸留
塔(100)の上半部に供給する。
【0043】約100ppm またはそれ以下の水を含有す
る留分のような、本質的に無水の精製されたプロピレン
オキシド留分は、低沸点留分(112)として蒸留塔
(100)から取り出されるが、管路(112)内の該
精製プロピレンオキシドは、著しく低減された量のメタ
ノールおよびアセトン、たとえば約15〜900ppm の
メタノールおよび約0.1〜100ppm のアセトンを含
有する。高沸点留分(110)は、蒸留塔(100)か
ら回収され、管路(106)を用いて供給された抽出蒸
留剤の実質的にすべて、ならびに低純度プロピレンオキ
シド(120)とともに蒸留塔(100)に導入された
水、アセトンおよびその他の酸素含有不純物のやはり実
質的にすべてを含有する。
【0044】蒸留塔(100)からの、水、メタノー
ル、アセトン、tert−ブチルアルコール、その他の不純
物および抽出蒸留剤を含有する高沸点留分(110)
は、第二の蒸留塔(200)に供給され、ここで、メタ
ノール、アセトン、水などのような低沸点不純物は、蒸
留留分(204)として塔頂で分離され、ボイラ用原料
としての用途のような適切な用途、または回収にも向け
て装置系から排出される。
【0045】高沸点留分(106)は、ポリオキシプロ
ピレン類の混合物を含有していて蒸留塔(200)から
排出され、管路(106)によって蒸留塔(100)へ
と再循環される。
【0046】本発明によって、新鮮な抽出蒸留剤は、当
初の供給物、または形成される溶媒のいずれかとして、
該抽出蒸留剤とともに系に導入される水がそこから第2
の蒸留塔(200)で分離されるように、蒸留塔(20
0)への供給管路(110)へと導かれる支管(23
0)によって系に導入され、水は蒸留塔(200)より
管路(204)を通って抜き出される。
【0047】以上のように、たとえば、連続運転の開始
において、プロピレングリコールまたはジプロピレング
リコールの最初の供給物は、管路(230)によって系
に供給される。最初の供給物であるプロピレングリコー
ルまたはジプロピレングリコールが抽出蒸留塔(10
0)を通って循環するにつれて、プロピレンオキシドと
最初の供給物との反応が起こり、そしてその結果、約1
00時間の操作の間に、ポリオキシプロピレングリコー
ル類の望ましい混合物がその系中で形成されるであろ
う。それに代えて、前記の特性を有するポリオキシプロ
ピレングリコール類の混合物を蒸留塔(100)の外で
(たとえば図示しない貯蔵タンク中で)製造し、ついで
管路(230)によって系中に供給してもよい。
【0048】約300を越える分子量を有するポリオキ
シプロピレングリコール類の望ましくない量が管路(1
06)中に蓄積されるとき、抽出蒸留剤の循環流の全部
または一部を、弁で制御されるパージ管路を通して系よ
りパージして、管路(230)を経由して供給される新
鮮な抽出蒸留剤で置き換えてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によって、水ならびにメタノール
やアセトンのような酸素含有不純物の含有量を著しく減
少させた精製プロピレンオキシドを製造することができ
る。本発明によるプロピレンオキシドの精製は、長期間
にわたって連続的に実施できる。
【0050】
【実施例】本発明を、説明の手段として示され、本発明
の範囲を限定するものとして示されてはいない下記の特
定の実施例によって、説明する。部が記されていると
き、それらは重量部である。
【0051】120段の棚段を有する5cmのオルダーシ
ョー型蒸留塔を、粗プロピレンオキシド供給流から酸素
化された不純物を除去する抽出蒸留に用いた。精製され
たプロピレンオキシドを、この第1塔から塔頂生成物と
して回収し、溶媒と不純物は塔底流出物を形成した。
3.3m(11フィート)のステンレス鋼製の金網を充
填した2.5cmのステンレス鋼製の第2の蒸留塔を、汚
染された溶媒を精製するのに用い、ついで溶媒を第2塔
の塔底より第1塔の供給点より上の部位に再循環した。
溶媒から除去された不純物を、第2塔の塔頂より回収し
た。用いた溶媒は、ジプロピレングリコール(DPG)
であった。溶媒の最初の量を蒸留塔と貯槽に仕込んで、
14日間の運転を行った。運転の間に、溶媒を系よりパ
ージしたり、または系に追加しなかった。粗プロピレン
オキシド供給物、および運転の間の異なる時点における
精製された生成物の組成物を表1に示す。開始時、およ
び運転している間の溶媒の組成を表2に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】水ならびにアセトンやメタノールのような
酸素含有不純物を、標準的な蒸留によって除去すること
はむずかしい。ポリプロピレングリコール類の混合物か
ら本質的になる抽出蒸留剤の使用は、上記のように、抽
出蒸留塔内で、これらの不純物をプロピレンオキシドか
ら分離することを改良する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロピレンオキシドの精製方法の
流れ図である。
【符号の説明】
100 第1蒸留塔 106 抽出蒸留溶媒の再循環管路 110 高沸点留分および抽出蒸留溶媒の管路 112 精製プロピレンオキシドの管路 120 低純度プロピレンオキシドの供給管路 200 第2蒸留塔 204 不純物の管路 230 抽出蒸留溶媒の供給管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・アラン・ミューラー アメリカ合衆国、テキサス 78723、オー スチン、マンスフィールド・サークル 13103 (72)発明者 ウィリアム・ケンプ・カルブレス・ザ・サ ード アメリカ合衆国、テキサス 77706、ボー モント、ウエストメドウ・ドライブ 1345

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低純度プロピレンオキシドから、水、メ
    タノールおよびアセトンをはじめとする酸素化された不
    純物を除去する、下記の段階を含む、低純度プロピレン
    オキシド原料の抽出蒸留方法であって、 該低純度プロピレンオキシド供給原料を抽出蒸留塔の下
    半部に導入し; (a)ポリオキシプロピレングリコール類の1種もしく
    は2種以上の混合物、または (b)プロピレングリコール類の1種もしくは2種以上
    を含む抽出蒸留剤を、該供給原料の該抽出蒸留剤に対す
    る比を1:1〜20:1になるように、該抽出蒸留塔の
    低純度プロピレンオキシドを供給する部位の上方に導入
    し;導入されたプロピレングリコール類は、蒸留の間に
    装置内でポリプロピレングリコール類に転換されて抽出
    蒸留剤として寄与し;低減された量の該メタノールで汚
    染された本質的に無水のプロピレンオキシドから本質的
    になる低沸点留分を該抽出蒸留塔より抜き出し;該抽出
    蒸留塔に導入されたアセトンおよび水の実質的にすべ
    て、導入され、または形成されたポリオキシプロピレン
    グリコール類、ならびにメタノールの一部を含有する高
    沸点留分を該抽出蒸留塔より抜き出し;該ポリオキシプ
    ロピレングリコール類が約250を越えない平均分子量
    を有する、プロピレンオキシドの抽出蒸留方法。
  2. 【請求項2】 低純度プロピレンオキシド供給原料を、
    リボイラーおよび還流冷却器を備えた抽出蒸留塔におい
    て、水、メタノールおよびアセトンなどの酸素化された
    不純物を該低純度プロピレンオキシドから除去するため
    の蒸留において、 該低純度プロピレンオキシド原料を、少なくとも25段
    の理論段を有する蒸留塔の下半部に導入し;抽出蒸留剤
    を、該抽出蒸留塔の低純度プロピレンオキシド供給原料
    の供給部位の少なくとも4理論段上の部位に導入し;低
    純度プロピレンオキシド供給原料を、該抽出蒸留塔にお
    いて、圧力0.07〜0.27MPa(10〜40psia)、
    還流比1:1〜5:1、ならびにリボイラー温度100
    〜250℃、塔頂温度20〜80℃の範囲の温度を包含
    する蒸留条件である請求項1記載の抽出蒸留方法。
  3. 【請求項3】 さらに、 該高沸点留分を蒸留塔に連続的に供給して、そこで水、
    アセトンおよびメタノールを含む低沸点留分を、前記の
    ポリオキシプロピレングリコール類の混合物を含む高沸
    点留分とに分離し;該高沸点留分を前記の抽出蒸留剤と
    して前記の抽出蒸留塔に連続的に再循環することを含む
    連続法に基づいて実施する請求項1または2に記載の抽
    出蒸留方法。
JP7133633A 1994-05-31 1995-05-31 抽出蒸留によるプロピレンオキシドの精製方法 Pending JPH0848675A (ja)

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